説明

フック装置

【課題】 従来フック装置に比べて使い勝手及び高級感をより向上する。
【解決手段】 フック部材2がケース1に対し基端側を回動可能に枢支し、先端側を該ケースより出没すると共に、格納位置と使用位置との少なくとも一方で保持手段を介して保持されるフック装置において、フック部材2に設けられた枢支用軸部22,23と、ケース1に設けられて前記軸部23を受け入れて枢支する軸受部3とを有していると共に、前記保持手段を前記軸部23及び前記軸受部3の対向部に形成していることを特徴としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に、乗物の室内用として好適なフック装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両や航空機等の室内には、衣服やバック等を吊すためのフック装置が座席の背面や室内の側壁等に付設されている。図10はその従来例として特許文献1に開示のフック装置を示している。同図のフック装置は、ケース50と、ケース50に出し入れされるフック部材60と、フック部材60をケース50に回動可能に枢支する軸部材55と、フック部材60を一方向に付勢するばね部材65とからなる。ケース50は、前側を開口51していると共に、背面壁又は側壁に設けられてケース内に張り出している突起52を有している。フック部材60は、基端側に形成された突条61及び円弧部62を有し、ケース50に対し円弧部62が軸部材55により回動可能に枢支される。円弧部62は、外周に突出した突起64と、外周側に沿って貫通したスリット63とを形成している。突起64は、ケース側の突起52と共に保持手段を構成している。そして、フック部材60は、ケース外へ突出された(b)の使用位置から矢印方向へ押圧操作されることで、(a)のケース格納位置に切り換えられる。その際、フック部材60は、突起64が突起52に係合されることによりその格納姿勢に保持される。また、フック部材60は、(a)の矢印方向に押圧操作されると、突起64が突起52を乗り越えて係合解除され、その後はばね部材65の付勢力で使用位置に切り換えられる。
【0003】
【特許文献1】実公平6−42530号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記したフック装置では、フック部材がケースに対し出し入れされる格納式であるため安全性に優ればね部材の利用により使い勝手も良好であるが、次のようなことが問題となる。
(ア)、この構造では、部材数がフック部材、ケース、軸部材(及び該軸部材を抜け止めするナット等)、ばね部材と多いためコストを低減し難く、また、フック部材の使用位置において、フック部材の円弧部及び突起がケース内に露出されるため外観特性を改善し難い。
(イ)、この構造では、フック部材を専用の軸部材によりケースに枢支するため部材数の増大だけではなく組立作業を改善し難い。この対策例としては、フック部材に枢支用軸部を一体に形成しておき、フック部材をケースに対しその軸部とケース側の軸孔との嵌合により枢支することである。しかし、その場合は、軸部が軸孔に対しフック部材とケースとの弾性変位により嵌合されることから、軸部の長さが自ずと制約され、フック部材の枢支強度を充分に満足できない。
本発明は、以上のような問題を一掃して、外観特性及びコスト低減、並びに強度特性などをより向上することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため請求項1の発明は、フック部材がケースに対し基端側を回動可能に枢支し、先端側を該ケースの前開口より出没すると共に、前記ケース内に収容された格納位置とケース外へ突出された使用位置との少なくとも一方で保持手段を介して保持されるフック装置において、前記フック部材に設けられた枢支用軸部と、前記ケースに設けられて前記軸部を受け入れて枢支する軸受部とを有していると共に、前記保持手段を前記軸部及び前記軸受部の対向部に形成していることを特徴としている。
以上の構造において、不使用時には、フック部材が前記軸部及び前記軸受部の対向部に設けられている保持手段によりケース格納位置に保持される。使用するときは、フック部材が回動操作によりケース内から引き出されるが、その際に前記保持手段の保持が弾性的に解放される。
【0006】
これに対し、請求項4の発明は、フック部材がケースに対し基端側を回動可能に枢支し、先端側を該ケースの前開口より出没すると共に、前記ケース内に収容された格納位置とケース外へ突出された使用位置との少なくとも一方で保持手段を介して保持されるフック装置において、前記フック部材は、基端の両側面に突設された枢支用軸部を有し、前記ケースは、両内側面に設けられて前記両軸部のうち一方軸部を軸線方向から嵌合する軸孔及び他方軸部を軸線方向と交差する方向から嵌合する切欠部付きの軸孔と、前記切欠部付きの軸孔と略同心の孔を形成している筒状部と、前記筒状部の内側に装着されることにより前記対応する軸部を抜止可能に枢支する軸支持部材とを有していることを特徴としている。
以上の構造において、組立作業では、まず、図1のごとくケースに対しフック部材が一方軸部をケース側の対応する軸孔に軸方向に差し込んで嵌合し、その状態から他方軸部をケース側の対応する軸孔に軸方向と交差する方向つまり切欠部から嵌合することにより仮組み付けされ、その後、軸支持部材がケース側の筒状部に差込方式で装着されることで完成品となる。従って、この構造では、該軸部を軸孔に対し該軸孔を形成している一部分を切り取った切欠部から軸孔内に嵌合するため、軸部を長く設定しても軸孔に簡単に嵌合でき、しかも筒状部に対する軸支持部材の装着も簡単に行うことができる。
【発明の効果】
【0007】
以上説明した通り、本発明のフック装置は次のような効果を有している。
・請求項1の発明では、専用の軸部材を用いないため部材数を減らしてコスト低減を図り易く、また、保持手段がフック部材側の軸部及びケース側の軸受部の対向部に形成されているため従来のごとくケース内に露出されることなく外観特性を良好に維持できる。
・請求項2の発明では、前記軸受部が前記ケースの対応部に差し込み係合により装着される軸支持部材に設けられていることから、例えば、保持手段を形成し易くしたりフック部材の枢支構造を改善できる。
・請求項3の発明では、前記保持手段が前記軸部に設けられた凸部又は凹部と、前記軸支持部材に設けられて前記凸部又は凹部と係合する弾性片とからなるため、何れも成形型などの工夫により簡単に形成できる。なお、弾性片は、実施例のごとく軸部側の凸部又は凹部と係脱する突起等を対応部に付設すること、該突起等が断面半円状のごとく傾斜面に形成して相手側とがたつかないようにすることが好ましい。
・請求項4の発明では、部材数を減らしかつ組立工数も低減できる。これは、例えば、一方軸部を対応する軸孔に嵌合した状態から、他方軸部を対応する軸孔に対し該軸孔を形成している切欠部から軸孔内に嵌合するため、軸部を相対的に長く設定しても軸孔に簡単に嵌合でき、しかも筒状部に対する軸支持部材の装着も簡単に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の最良な形態を図面の実施例を参照しながら説明する。なお、図1は実施例のフック装置を構成している部材を示す概略分解図である。図2は前記フック装置を示し、同(a)は不使用状態(フック部材の格納位置)での概略外観を示し、同(b)は使用状態(フック部材の使用位置)での概略外観を示している。図3は前記フック装置の細部を示し、同(a)は上面図、同(b)は正面図、同(c)は左側面図である。図4はケース単品を示し、同(a)は正面図、同(b)は(a)のA−A線断面図、同(c)は左側面図である。図5はフック部材単品を示し、同(a)は正面図、同(b)は左側面図、同(c)は下面図、同(d)は(b)のB−B線断面図、同(e)は(b)のC部拡大図である。図6は軸支持部材単品を示し、同(a)は上面図、同(b)は(a)のD−D線断面図、同(c)は(a)のE−E線断面図である。図7はフック部材側の軸部と軸支持部材との関係を示す図である。図8(a)はフック部材の格納位置での作動を示す図、図8(b)はフック部材の使用位置での作動を示す図である。以下の説明では、フック装置の構造と組立を詳述した後、作動に言及する。
【0009】
(装置構造)実施例のフック装置は、前側を開口したケース1と、該ケース1に回動可能に枢支されるフック部材2と、フック部材2をケース1に枢支する際に付設される軸支持部材3とから構成されている。なお、このフック装置は、図9に模式的に示したように、自動車の車室内において、センターコンソール35のうち、インストルメントパネル36に連結されている前側の立ち上がり部分35aの側壁に付設される。符号37はスピードメータ等の各種計器類用配置部、符号38はエアバック用配置部を示している。勿論、フック装置の設置箇所は、この例に限られず座席の背面や車室の側壁等でも差し支えない。
【0010】
ケース1及びフック部材2並びに軸支持部材3は全て樹脂成形品であるが、材質は樹脂以外でもよい。ここで、ケース1は、図1〜図4に示されるように、前側の枠部10と、片側に突出された筒状部12と、取付部13や位置決め部14などを一体に形成している。枠部10は、フック部材2に対応した大きさの開口11を区画し、前記したセンターコンソール35の取付箇所側に対応した取付部13等を一体化している。取付部13は、枠部10の後側に連結し取付孔付きの突片13aを立設している部分と共に、筒状部12の後側に連結した取付孔付の部分を有している。開口11は、前後に貫通されていて、開口下幅寸法が上側開口幅より大きく設定され、全体が概略直角三角形の空間に形成されている。両内側面には軸孔15と軸孔16とが下側に対向して設けられている。一方の軸孔15は、図4のごとく凹所として形成されている。他方の軸孔16は、図1及び図4のごとく孔を区画形成している一部が欠如された切欠部16aを有していると共に、筒状部12の筒孔内に連通されている。
【0011】
筒状部12は、軸孔16と同心の筒孔を形成しており、該筒孔が軸孔16側の切欠部16aの延長部により開口されている。また、筒状部12は、上側に立設された対向した横リブ17,17を有し、筒状部12の先端側にあって両横リブ17同士の間が所定幅の切欠部18に設定されている。従って、切欠部18は筒状部12の先端側だけに設けられている。また、両横リブ17の先端側内面には、挟持ないしは挟着用の爪19が対向して設けられている。
【0012】
フック部材2は、取付用の基端20及びフック部21とからなり、全体が枠部10の開口11に入れられた状態で開口11の上側及び上右側を除いてほぼ隙間無く収まる大きさと形状をなしている。すなわち、この構造では、フック部材2が枠部10内に収まった状態で上側及び上右側に指当て用の隙間を形成するよう設定されており、不使用時に塵などが溜まり難くなるよう設計されている。また、基端20は、フック部21より幅広であり、両側に突設されている軸部22,23と、軸部23に連結されている延長軸部24と、延長軸部24の周面に突設された複数の突起25と、一側から他側付近に向かって欠肉した凹部26と、図5のごとく底面側から上に向かって欠肉した凹部27とを有している。このうち、延長軸部24は軸部23と同軸線方向に延びた円柱状に形成されている。各突起25は、断面半円状(傾斜面)をなし、延長軸部24の周囲にあって等分する位置に設けられている。これに対し、フック部21は、基端20の片側(ケース収納位置で後側)に立設されており、基端20から起立した立壁の先端側から折り返し、前記立壁との間に略U形の引っ掛け部を形成している。符号28は、滑り止め用としてフック部21の外面に設けられた複数のリブである。
【0013】
軸支持部材3は、図6及び図7のごとく筒状部12に挿入される本体部30と、筒状部12の端面に当接される径大のフランジ部31とからなり、全体が略円筒状をなしている。本体部30は、軸部23を受け入れて回動自在に枢支する筒孔を形成していると共に、周囲等分する位置に設けられた複数の弾性片32と、フランジ部31に接近した箇所に設けられた係合突起35とを有している。各弾性片32は、本体部30の軸方向に設けられたコ形のスリット33を介して区画形成されており、フランジ部31側に位置する基端を支点として径方向に弾性的に揺動可能となっている。また、各弾性片32は、外面が本体部30の外周より少し低く形成され、内面が先端側に凸部34を形成している。凸部34は、断面半円状をなし、軸部23が本体部30内に差し込まれた状態で、延長軸部24の外周にある突起25と弾性的に係脱する。すなわち、凸部34は、突起25と共に保持手段を構成し、少なくとも、フック部材2がケース内に収容された格納位置とケース外へ突出された使用位置において対応する突起25と係合し、フック部材を格納位置と使用位置でそれぞれ保持可能にする。この構造では、凸部34の断面半円状(傾斜面)と突起25の断面半円状(傾斜面)との当接によりがたつかず安定した保持状態が得られる。
【0014】
(組立)以上のフック部材2は、枠部10内に配置された後、軸支持部材3を筒状部12に挿入することによりワンタッチ操作にて組み立てられる。すなわち、フック部材2は、例えば、図1のごとくケース1の背面側よりケース内に入れられる。そして、フック部材2は、一方軸部22を対応する軸孔15に嵌合つまり軸部22を軸線方向から軸孔15に嵌合し、他方軸部23を対応する軸孔16に切欠部16aの開口から嵌合つまり軸部23を軸線方向と交差する方向から切欠部16aを介して軸孔16に嵌合することで、ケース1に仮組み付けられる。この仮組み付け状態では延長軸部24が筒状部12の筒内に配置されている。そこで、フック部材2は、仮組み付け状態から、軸支持部材3がケース側筒状部12に差し込まれると、延長軸部24及び軸部23の一部が軸支持部材3の本体部30内に差し込まれて抜止不能状態で枢支される。なお、軸支持部材3は、筒状部12に対し係合突起35を切欠部18に係入した状態で押圧操作されることにより、係合突起35が挟着用の爪19同士の間を弾性的にクリック音を伴って通過し、通過と同時に係合し抜け止め不能に連結される。
【0015】
(作動)図2(a)は以上のフック装置が使用されていないときの状態を示している。この不使用状態では、フック部材2がケース側枠部10の開口11内に収まっていて、開口11の奥が上側の隙間及び上右側の隙間を除いてほぼ目視不能になっている。つまり、この構造では、フック部材2が枠部10に収容された格納位置で上側に指当て用の隙間を形成する。この格納位置では、フック部材2が開口11の内周面との間に上側及び上右側の隙間を除いてほぼ隙間なく配置されていること、基端20が開口11の下内面に面接していること、フック部21が開口11内で上向きに緩く傾斜していることから、内部に埃や塵等が溜まり難く、外観特性も優れている。
【0016】
また、図8(a)のごとく格納位置において、フック部材2は、延長軸部24の突起25がケース側に固定されている軸支持部材3の弾性片32の弾性変位を伴って凸部34と係合し、該係合力で保持されている。この保持手段は、弾性片32が軸支持部材3に設けられいる関係で長さなどに制約され難いため、係合力を任意に設定し易く、フック部材2が格納位置で振動を受けたときに開口11から不用意に突出することを確実に阻止できる。なお、以上の実施例では、フック部材2を格納位置と使用位置とにそれぞれ保持する上で、弾性片側の凸部34を相対向して2箇所に設け、対応する延長軸部側の突起25,25に係合するようにしたが、凸部34は1箇所だけでもよい(対応する突起25も4箇所ではなく2箇所でもよい)。通常は、係合箇所を多くすれば係合力が高くなるが、それらは任意に設定される。
【0017】
以上のフック装置は、使用する際に上記した隙間から指をフック部21の先端に当てて、フック部材2を枠部10の外側へ回転操作することになる。この操作では、フック部21が開口11の上内周面との間に指掛け用の隙間を設定しているため外観意匠性を維持しながら、指をフック部21を形成している立壁の先端に引っ掛けて手前側に引き出し易くなっている。図2(b)と図8(b)はフック部材2がそのようにして枠部10の外へ回転された状態を示している。この構造では、フック部材21が格納位置から軸部22,23を支点として使用位置の方向へ回動されるとき、延長軸部24の突起25が弾性片32の凸部34を弾性的に乗り越えて係合解除すると共に、最終の使用位置に達する直前で突起25が弾性片32の揺動変位を伴って凸部34と係合して該使用位置に保持される。この構造では、フック部材21が更に格納位置と使用位置との途中において、突起25が弾性片32の凸部34を弾性的に乗り越えるようにし、それにより回動操作にクリック感覚を付与して高級感が得られるよう工夫されている。
【0018】
また、以上の実施例は本発明を何ら制約するものではない。本発明のフック装置は、請求項1で特定される技術要素を備えておればよく、細部は必要に応じて種々変更可能なものである。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明実施例のフック装置を分解して示す模式構成図である。
【図2】上記フック装置を異なる態様で示す概略斜視図である。
【図3】上記フック装置の細部を示す図である。
【図4】上記フック装置を構成しているケースの単品図である。
【図5】上記フック装置を構成しているフック部材の単品図である。
【図6】上記フック装置を構成している軸支持部材の単品図である。
【図7】上記フック装置の軸支持部材とフック部材の関係を示す図である。
【図8】上記フック装置の要部作動を示す模式図である。
【図9】上記フック装置の設置例を示す図である。
【図10】従来のフック装置例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0020】
1…ケース(10は枠部、11は開口、12は筒状部、18は切欠部)
2…フック部材(20は基端、21はフック部、22と23は軸部)
3…軸支持部材(軸受部に相当し、32は弾性片、34は凸部、35は係合突起)
24…延長軸部(25は突起)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
フック部材がケースに対し基端側を回動可能に枢支し、先端側を該ケースの前開口より出没すると共に、前記ケース内に収容された格納位置とケース外へ突出された使用位置との少なくとも一方で保持手段を介して保持されるフック装置において、
前記フック部材に設けられた枢支用軸部と、前記ケースに設けられて前記軸部を受け入れて枢支する軸受部とを有していると共に、前記保持手段を前記軸部及び前記軸受部の対向部に形成していることを特徴とするフック装置。
【請求項2】
前記軸受部が前記ケースの対応部に差し込みにより係合される軸支持部材に設けられている請求項1に記載のフック装置。
【請求項3】
前記保持手段が前記軸部に設けられた凸部又は凹部と、前記軸支持部材に設けられて前記凸部又は凹部と係合する弾性片とで構成されている請求項2に記載のフック装置。
【請求項4】
フック部材がケースに対し基端側を回動可能に枢支し、先端側を該ケースの前開口より出没すると共に、前記ケース内に収容された格納位置とケース外へ突出された使用位置との少なくとも一方で保持手段を介して保持されるフック装置において、
前記フック部材は、基端の両側面に突設された枢支用軸部を有し、
前記ケースは、両内側面に設けられて前記両軸部のうち一方軸部を軸線方向から嵌合する軸孔及び他方軸部を軸線方向と交差する方向から嵌合する切欠部付きの軸孔と、前記切欠部付きの軸孔と略同心の孔を形成している筒状部と、前記筒状部の内側に装着されることにより前記対応する軸部を抜止可能に枢支する軸支持部材とを有していることを特徴とするフック装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−44414(P2006−44414A)
【公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−226691(P2004−226691)
【出願日】平成16年8月3日(2004.8.3)
【出願人】(000002082)スズキ株式会社 (3,196)
【出願人】(000135209)株式会社ニフコ (972)
【Fターム(参考)】