フリーベアリング
【課題】本発明は家庭やオフィスにおいてノートパソコンや電話機等の軽量器物を机上で容易に移動するためのフリーベアリングを提供する。
【解決手段】ハウジング、メインボール、コンタクトプレート、トッププレート、両面テープの５部品から成り、コンタクトプレート中心部に孔または凹ましまたは凸状を配設してメインボールをすべり接触で支持するフリーベアリング。
【解決手段】ハウジング、メインボール、コンタクトプレート、トッププレート、両面テープの５部品から成り、コンタクトプレート中心部に孔または凹ましまたは凸状を配設してメインボールをすべり接触で支持するフリーベアリング。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は家庭やオフィスにおいてノートパソコンや電話機等の軽量器物を机上で容易に移動するためのフリーベアリングに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来のフリーベアリングは力学的基本構成において一個のメインボールと複数の小ボールから成り、全ての力学的接触を転がり接触とすることで荷重分散とメインボールの転がり運動をスムーズに行うものであった。また、螺子による締結手段や、中荷重、重荷重用のものが殆どであり、主に工業用途に適したものであった。
【非特許文献１】図１従来例
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
そのため、家庭およびオフィスの軽量器物移動用としては次のような問題点があった。
（イ）大きさが軽量器物用に適していない。
（ロ） 取付け方法が螺子締結等の機械的なものであり、器物にあとから取り付けるには適していない。
（ハ）ボールを多用するので構成部品が多く価格が高い。
（ニ）一般市場で入手しにくい。
【０００４】
一方、机上で器物を使用中、一時的に移動して手元を空けたい時や向きを変えたい時などは、一般的な器物は４個のゴム足で接地しているので持ち上げるか、大きな力を加えて滑らすことによりこれを行う必要があり大変不便であった。また、移動位置の微調整も煩わしいなどの不便もあった。
本発明はこれらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
ハウジング、メインボール、コンタクトプレート、トッププレート、両面テープの５部品から成り、コンタクトプレート中心部に孔または凹ましまたは凸状を配設してメインボールをすべり接触で支持するフリーベアリングである。
【発明の効果】
【０００６】
本発明は机上の軽量器物移動用に特化することで下記の如き効果がある。
（イ）メインボールの支持をすべり接触とし、部品点数の削減および簡素化。
（ロ）ハウジングやトッププレートの材質に樹脂材料を用いることが可能。
（ハ）メインボールの真球度以外は高い精度を必要としないので製造が容易。
このことから廉価かつ容易に製造することが可能となり、また、両面テープ取付けとして器物に対してあとから取付けることができるので、事務用品、パソコンサプライ用品として一般市場に提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００７】
以下、本発明の実施形態を図２、図３、図４、図５、図６、図７にて説明する。
底部にメインボールより小径の孔を開けたコップ状のハウジング１、メインボール２、メインボール２とすべり接触するコンタクトプレート３、コンタクトプレート３からの反力を受止めるトッププレート４、本フリーベアリングを器物に固定するための両面テープ５にて構成する。（図２参照）
【０００８】
ハウジング１とトッププレート４はメインボール２とコンタクトプレート３を図３の如く内部に配置した後、接着または溶着または係止にて結合する。
【０００９】
本フリーベアリングにクッション性を持たせる必要がある場合は、コンタクトプレート３を図４の如くボール接触部３ａとクッション部３ｂの２部品構成にすることも可能である。
【００１０】
メインボール２を転がり運動させるためにはコンタクトプレート３とメインボール２との静摩擦力Ｒａと、メインボール２と机の天板との静摩擦力Ｒｂと、器物を移動するために加える力Ｆとの関係おいてＲａ＜Ｆ＜Ｒｂとなる必要がある（図５参照）ので、コンタクトプレート３の材質は机の天板の材質よりもメインボール２の材質との組合せにおいて静摩擦係数の小さなものを選定する。
【００１１】
本フリーベアリングの代表的な使用手順は下記の如くである。
（１）ノートパソコンなどの器物の底面奥側に複数個（通常２個）取り付ける。（図６参照）
（２）移動時に手前側を持ち上げ本フリーベアリングだけで机に接地させる。
（３）その状態で前後・左右・斜め・回転等で任意の位置に移動する。（図７参照）
これにより小さな力で楽に移動することができるので、限られた面積の机上を効率的使うことが容易に可能となる。
【図面の簡単な説明】
【００１２】
【図１】従来例
【図２】構成部品俯瞰図
【図３】断面図
【図４】コンタクトプレート別案図
【図５】力学的説明図
【図６】取付け例
【図７】使用例
【符号の説明】
【００１３】
１ハウジング
２メインボール
３コンタクトプレート
３ａボール接触部
３ｂクッション部
４トッププレート
５両面テープ
Ｒａメインボールとコンタクトプレートとの摩擦力
Ｒｂメインボールと机の天板との摩擦力
Ｗ器物の重量
Ｆ器物を押す力
【技術分野】
【０００１】
本発明は家庭やオフィスにおいてノートパソコンや電話機等の軽量器物を机上で容易に移動するためのフリーベアリングに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来のフリーベアリングは力学的基本構成において一個のメインボールと複数の小ボールから成り、全ての力学的接触を転がり接触とすることで荷重分散とメインボールの転がり運動をスムーズに行うものであった。また、螺子による締結手段や、中荷重、重荷重用のものが殆どであり、主に工業用途に適したものであった。
【非特許文献１】図１従来例
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
そのため、家庭およびオフィスの軽量器物移動用としては次のような問題点があった。
（イ）大きさが軽量器物用に適していない。
（ロ） 取付け方法が螺子締結等の機械的なものであり、器物にあとから取り付けるには適していない。
（ハ）ボールを多用するので構成部品が多く価格が高い。
（ニ）一般市場で入手しにくい。
【０００４】
一方、机上で器物を使用中、一時的に移動して手元を空けたい時や向きを変えたい時などは、一般的な器物は４個のゴム足で接地しているので持ち上げるか、大きな力を加えて滑らすことによりこれを行う必要があり大変不便であった。また、移動位置の微調整も煩わしいなどの不便もあった。
本発明はこれらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
ハウジング、メインボール、コンタクトプレート、トッププレート、両面テープの５部品から成り、コンタクトプレート中心部に孔または凹ましまたは凸状を配設してメインボールをすべり接触で支持するフリーベアリングである。
【発明の効果】
【０００６】
本発明は机上の軽量器物移動用に特化することで下記の如き効果がある。
（イ）メインボールの支持をすべり接触とし、部品点数の削減および簡素化。
（ロ）ハウジングやトッププレートの材質に樹脂材料を用いることが可能。
（ハ）メインボールの真球度以外は高い精度を必要としないので製造が容易。
このことから廉価かつ容易に製造することが可能となり、また、両面テープ取付けとして器物に対してあとから取付けることができるので、事務用品、パソコンサプライ用品として一般市場に提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００７】
以下、本発明の実施形態を図２、図３、図４、図５、図６、図７にて説明する。
底部にメインボールより小径の孔を開けたコップ状のハウジング１、メインボール２、メインボール２とすべり接触するコンタクトプレート３、コンタクトプレート３からの反力を受止めるトッププレート４、本フリーベアリングを器物に固定するための両面テープ５にて構成する。（図２参照）
【０００８】
ハウジング１とトッププレート４はメインボール２とコンタクトプレート３を図３の如く内部に配置した後、接着または溶着または係止にて結合する。
【０００９】
本フリーベアリングにクッション性を持たせる必要がある場合は、コンタクトプレート３を図４の如くボール接触部３ａとクッション部３ｂの２部品構成にすることも可能である。
【００１０】
メインボール２を転がり運動させるためにはコンタクトプレート３とメインボール２との静摩擦力Ｒａと、メインボール２と机の天板との静摩擦力Ｒｂと、器物を移動するために加える力Ｆとの関係おいてＲａ＜Ｆ＜Ｒｂとなる必要がある（図５参照）ので、コンタクトプレート３の材質は机の天板の材質よりもメインボール２の材質との組合せにおいて静摩擦係数の小さなものを選定する。
【００１１】
本フリーベアリングの代表的な使用手順は下記の如くである。
（１）ノートパソコンなどの器物の底面奥側に複数個（通常２個）取り付ける。（図６参照）
（２）移動時に手前側を持ち上げ本フリーベアリングだけで机に接地させる。
（３）その状態で前後・左右・斜め・回転等で任意の位置に移動する。（図７参照）
これにより小さな力で楽に移動することができるので、限られた面積の机上を効率的使うことが容易に可能となる。
【図面の簡単な説明】
【００１２】
【図１】従来例
【図２】構成部品俯瞰図
【図３】断面図
【図４】コンタクトプレート別案図
【図５】力学的説明図
【図６】取付け例
【図７】使用例
【符号の説明】
【００１３】
１ハウジング
２メインボール
３コンタクトプレート
３ａボール接触部
３ｂクッション部
４トッププレート
５両面テープ
Ｒａメインボールとコンタクトプレートとの摩擦力
Ｒｂメインボールと机の天板との摩擦力
Ｗ器物の重量
Ｆ器物を押す力
【特許請求の範囲】
【請求項１】
ハウジング、メインボール、コンタクトプレート、トッププレート、両面テープの５部品から成り、コンタクトプレート中心部に孔または凹ましまたは凸状を配設してメインボールをすべり接触で支持するフリーベアリング。
【請求項１】
ハウジング、メインボール、コンタクトプレート、トッププレート、両面テープの５部品から成り、コンタクトプレート中心部に孔または凹ましまたは凸状を配設してメインボールをすべり接触で支持するフリーベアリング。
【図１】
【図２】
【図６】
【図７】
【図３】
【図４】
【図５】
【図２】
【図６】
【図７】
【図３】
【図４】
【図５】
【公開番号】特開２００７−３２０７４３（Ｐ２００７−３２０７４３Ａ）
【公開日】平成１９年１２月１３日（２００７．１２．１３）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−１５５２１１（Ｐ２００６−１５５２１１）
【出願日】平成１８年６月２日（２００６．６．２）
【出願人】（７０６００１０６４）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年１２月１３日（２００７．１２．１３）
【国際特許分類】
【出願日】平成１８年６月２日（２００６．６．２）
【出願人】（７０６００１０６４）
【Ｆターム（参考）】
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