説明

フレキシブルプリント配線板およびその製造方法

【課題】外形加工の際にバリを生じにくくする。
【解決手段】フレキシブルプリント配線板を製造するために、素板工程と、めっき工程と、外形加工工程とを行う。素板工程では、ベースフィルム10の両面にそれぞれ配線パターン22と給電パターン21とが導電体で形成され、ベースフィルムを貫通する接続ビア23の内部に設けられた接続導電体24で配線パターン22と給電パターン21とが接続され、第1のカバーレイ11と配線パターン22の端部につながる一部を露出させる切欠部が形成された第2のカバーレイ12とで両面が覆われた素板を形成する。めっき工程では、給電パターン21に電流を流して配線パターン22の端子17に電解めっき25を形成する。外形加工工程では、電解めっきを施した素板の配線パターン22が形成された領域の外側を給電パターン21を横切る外形加工線で切断する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フレキシブルプリント配線板およびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
フレキシブルプリント配線板は、ベースフィルムの片方あるいは両方の面に、銅箔などの導電体の配線パターンが形成され、さらにその表面をカバーレイで覆ったものである。フレキシブルプリント配線板は可撓性を有し、液晶ディスプレイ、携帯電話、ノートPCなどに用いられている。
【0003】
フレキシブルプリント配線板の配線パターンの一部には、外部のフレキシブルプリント配線板や実装部品との接続のため、カバーレイで覆われない端子部が設けられる。端子部の表面には、機械的強度の確保などを目的として金などのメッキが施される。このような端子部へのメッキは、電解メッキで行われる。電解メッキの際には、配線パターン自身が被めっき部への給電パターンとなる。
【0004】
一般に、フレキシブルプリント配線板は長方形のベースフィルムの上に配線パターンを形成し、メッキ処理などを施した後に、最終製品の形状に切断される。電解メッキの際に、給電パターンは外形加工線よりも外側で外部電源に接続される。したがって、給電パターンは、すなわち配線パターンは、外形加工線を横切ることになる。
【0005】
フレキシブルプリント配線板は可撓性を有するため、外形加工線を横切る露出した配線パターンは、外形加工の際にベースフィルムなどが撓むことにより引きちぎられて、外縁部にバリが生じるおそれがある。そこで、特許文献1には、配線パターンに横切られる外形加工線をその周囲から内側にへこませておくことにより、バリが生じてもケースなどとの短絡を回避する方法が開示されている。
【特許文献1】特開2007−317981号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載された方法では、フレキシブルプリント配線板のバリそのものをなくすことができない。このため、バリとケースとの間に所定の空隙が必要となり、フレキシブルプリント配線板あるいはそれを用いた機器の小型化の妨げとなる。
【0007】
そこで、本発明は、フレキシブルプリント配線板の外形加工の際にバリを生じにくくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の課題を解決するため、本発明は、フレキシブルプリント配線板の製造方法において、ベースフィルムの両面にそれぞれ配線パターンと給電パターンとが導電体で形成され、前記ベースフィルムを貫通する接続ビアの内部に設けられた接続導電体で前記配線パターンと前記給電パターンとが接続され、第1のカバーレイと前記配線パターンの端部につながる一部を露出させる切欠部が形成された第2のカバーレイとで両面が覆われた素板を形成する素板工程と、前記素板の前記給電パターンに電流を流して前記切欠部で露出した前記配線パターンの被めっき部に電解めっきを施すめっき工程と、前記めっき工程で電解めっきを施した素板の前記配線パターンが形成された領域の外側を前記給電パターンを横切る外形加工線で切断する外形加工工程と、を具備することを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、フレキシブルプリント配線板において、ベースフィルムと、前記ベースフィルムの一方の面の前記ベースフィルムの外形線よりも内側に形成された配線パターンと、前記外形線から延びて前記ベースフィルムの前記配線パターンとは反対側の面に形成された給電パターンと、前記ベースフィルムを貫通する接続ビアの内部に設けられて前記配線パターンと前記給電パターンとを接続する接続導電体と、前記ベースフィルムおよび前記給電パターンを覆う第1のカバーレイと、前記配線パターンの端部につながる一部が露出するように前記ベースフィルムおよび前記配線パターンを覆う第2のカバーレイと、前記開口部で露出した前記配線パターンの表面に電解メッキで形成された層と、を具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、フレキシブルプリント配線板の外形加工の際にバリが生じにくい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明に係るフレキシブルプリント配線板の製造方法の一実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、同一または類似の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0012】
図1は、本発明にかかるフレキシブルプリント配線板の製造方法の一実施の形態によって製造したフレキシブルプリント配線板の図4および図5におけるI−I矢視断面図である。図2は、本実施の形態によって製造したフレキシブルプリント配線板の図4および図5におけるII−II矢視断面図である。図3は、本実施の形態によって製造したフレキシブルプリント配線板の図4および図5におけるIII−III矢視断面図である。図4は、本実施の形態によって製造したフレキシブルプリント配線板の図1ないし図3におけるIV−IV矢視上面図である。図5は、本実施の形態によって製造したフレキシブルプリント配線板の図1ないし図3におけるV−V矢視下面図である。
【0013】
本実施の形態のフレキシブルプリント配線板19は、ベースフィルム10と、このベースフィルムの両面を覆う第1のカバーレイ11および第2のカバーレイ12とを備えている。ベースフィルム10、第1のカバーレイ11および第2のカバーレイ12は、いずれも半透明のポリイミドなどの可撓性を持つ材料で30μm程度の厚さの膜状に形成されている。なお、ここではベースフィルム10は単層としたが、内部に1層以上の配線パターンが形成された複層のベースフィルムを用いてもよい。
【0014】
ベースフィルム10と第2のカバーレイ12との間には、配線パターン22が形成されている。配線パターン22は、いずれもフレキシブルプリント配線板19の外縁に接しないように形成されている。配線パターン22の端部につながる一部は、第2のカバーレイ12に覆われずに露出した端子17となっている。端子17は、たとえば銅などの導電体で形成された配線パターン22の表面に金などの導電体で電解めっき25が形成されたものである。
【0015】
また、ベースフィルム10と第1のカバーレイ11との間にも配線パターン22が形成されていてもよい。ベースフィルム10と第1のカバーレイ11との間に形成された配線パターン22は、ベースフィルム10と第2のカバーレイ12との間に形成された配線パターン22と、ベースフィルム10を貫通する接続ビア23を介して接続されている。
【0016】
電気的に独立した端子17のそれぞれに対して、ベースフィルム10を挟んで反対側には、給電パターン21が形成されている。つまり、配線パターン22によって接続された端子17の少なくとも一方に対応して給電パターン21が形成されている。給電パターン21は、フレキシブルプリント配線板19の外縁まで延びて、側面に露出している。
【0017】
端子17と給電パターン21の間には、接続ビア23が形成されている。接続ビア23の内部には、接続導電体24が形成されていて端子17と給電パターン21は、電気的に接続されている。
【0018】
第1のカバーレイ11は、ベースフィルム10、配線パターン22および給電パターン21に接着剤13で接着されている。第2のカバーレイ12は、ベースフィルム10および配線パターン22に接着剤14で接着されている。端子17の一部の裏側には、補強材16が接着剤15で第1のカバーレイ11の表面に接着されていてもよい。
【0019】
図6は、本実施の形態におけるフローチャートである。
【0020】
本実施の形態では、まず、両面銅張板に穴あけ加工を施す(S1)。両面銅張板は、ベースフィルム10の両側の面に銅箔が張り付けられたものである。銅箔の厚さは、30μm程度である。この両面銅張板に、ベースフィルム10の両側の配線パターン22を接続する位置、および、配線パターン22と給電パターン21とを接続する位置に穴あけ加工を施して接続ビア23を形成する。
【0021】
次に、必要に応じて清浄処理などを施した後に、無電解めっきを施して、接続ビア23の内面に接続導電体24を形成する(S2)。接続導電体24は、無電解めっきの後さらに電解めっきを施して形成してもよい。
【0022】
その後、必要に応じて銅箔に表面処理を施し、銅箔表面にレジスト皮膜を形成する(S3)。配線パターン22および給電パターン21に対応するフォトマスクを被せて露光することにより、レジスト皮膜にパターンを焼き付ける。さらにパターンを現像して、エッチングを行うことにより、所定の銅箔パターンがベースフィルム10の表面に形成される(S4)。
【0023】
図7は、本実施の形態において銅箔パターンが形成された素板の上面図である。図8は、本実施の形態において銅箔パターンが形成された素板の下面図である。
【0024】
図7および図8において、点線はフレキシブルプリント配線板19の外形となる外形加工線34を示す。本実施の形態では、一枚の長方形のベースフィルム10から2つのフレキシブルプリント配線板19を製造する場合を示している。なお、一枚のベースフィルム10から1つのフレキシブルプリント配線板19を製造してもよいし、3つ以上のフレキシブルプリント配線板19を製造してもよい。
【0025】
エッチング済みの素板43の外形加工線34の内側には、端子部37、端子部37に接続された信号線35および端子部37に接続されたアース線36などからなる配線パターン22が形成されている。一部の信号線35の途中には、裏側の信号線35との接続のために接続ビア23が形成される接続ビア形成部38が設けられる。
【0026】
エッチング済みの素板43の外形加工線34の外側にはほぼ全体にわたって銅箔32が残された状態となっている。給電パターン21は、外形加工線34の外側の銅箔32から外形加工線34を跨いで延びている。
【0027】
エッチング処理の終了後、エッチング済みの素板43に第1のカバーレイ11および第2のカバーレイ12を接着する(S7)。素板43に接着するカバーレイには、あらかじめ型抜き加工を施しておく(S6)。
【0028】
図9は、本実施の形態においてカバーレイが接着された素板の上面図である。図10は、本実施の形態においてカバーレイが接着された素板の下面図である。
【0029】
第2のカバーレイ12には、工程S6で端子部37が露出する切欠部51を形成しておく。また、第1のカバーレイ11には、工程S6で外形加工線34の外側の銅箔32を露出させる給電用切欠52を、たとえばコーナー部に形成しておく。第1のカバーレイ11および第2のカバーレイ12は、エッチング済みの素板43の両面に接着剤13,14で接着されて、カバーレイが接着された素板44が形成される。
【0030】
次に、カバーレイが接着された素板44の給電用切欠52に露出した銅箔32に給電することによって電解めっき処理を施す(S8)。これにより、端子部37の配線パターン22の表面に電解めっき25が形成される。
【0031】
その後、必要に応じて端子部37の裏面に補強材16を貼り付け(S9)、外形加工線34に沿って電解めっき済みの素板を切断する(S10)。これにより、フレキシブルプリント配線板19が得られる。
【0032】
フレキシブルプリント配線板19は可撓性を有するため、外形加工の際にベースフィルム10などが撓む。しかし、本実施の形態では、切欠部51に露出した端子部37は、外形加工線34に接していないため、端子17が外形加工の際のベースフィルム10などのたわみによって引きちぎられることがない。よって、フレキシブルプリント配線板19の外縁部にバリが生じるおそれが抑制される。また、端子17は、外形加工の際に切断されるわけではないため、ベースフィルム10に接着した配線パターン22がベースフィルム10からはがれる可能性が抑制される。
【0033】
一方、給電パターン21は、外形加工の際に切断されるが、ベースフィルム10および第1のカバーレイ11で両面を挟み込まれているため、ベースフィルム10に接着した給電パターン21がベースフィルム10からはがれる可能性は小さい。このため、外形加工の際に切断された給電パターン21の一部が、フレキシブルプリント配線板19の外縁部にバリとなって突出するおそれが小さい。
【0034】
このように、本実施の形態によれば、フレキシブルプリント配線板の外形加工の際にバリが生じにくい。
【0035】
一般的に、端子17は、フレキシブルプリント配線板19の外縁に接するように設けられる。また、配線パターン22と給電パターン21とを接続する接続ビア23は、被めっき部である端子17に形成されている。このため、端子17に形成された接続ビア23から外形加工線34の外側まで延びる給電パターン21を短くすることができる。フレキシブルプリント配線板19において、配線パターン22は、ベースフィルム10の片面だけに形成されるだけでなく、両面に形成される場合がある。本実施の形態では、給電パターン21を外形加工線34の近傍にのみ形成されているため、給電パターン21が、同じ側に形成される配線パターン22の配置に与える影響は小さい。
【0036】
また、互いに独立した配線パターン22は、それぞれ外形加工線34の内部では独立した給電パターン21に接続されているため、すべての端子17には電解めっき25を形成することが可能である。また、それぞれ独立した配線パターン22に給電する給電パターン21は外形加工線34の内部では独立しているため、外形加工の後には、それぞれの配線パターン22の電気的独立性を確保することができる。
【0037】
接続ビア23の内部で配線パターン22と給電パターン21とを接続する接続導電体24を無電解めっきによって設けることにより、ベースフィルム10の両面の配線パターン22を接続するための無電解めっき工程と同時に形成することができる。このため、作業工程が増えて製造コストが増加するおそれが小さい。
【0038】
なお、以上の説明は単なる例示であり、本発明は上述の実施の形態に限定されず、様々な形態で実施することができる。たとえば、ベースフィルム10の両面に1層ずつ配線パターン22が形成されたフレキシブルプリント配線板19を例として説明したが、配線パターン22が片面に形成されたものや、両面に2層以上がそれぞれ形成されたものでも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明にかかるフレキシブルプリント配線板の製造方法の一実施の形態によって製造したフレキシブルプリント配線板の図4および図5におけるI−I矢視断面図である。
【図2】本発明にかかるフレキシブルプリント配線板の製造方法の一実施の形態によって製造したフレキシブルプリント配線板の図4および図5におけるII−II矢視断面図である。
【図3】本発明にかかるフレキシブルプリント配線板の製造方法の一実施の形態によって製造したフレキシブルプリント配線板の図4および図5におけるIII−III矢視断面図である。
【図4】本発明にかかるフレキシブルプリント配線板の製造方法の一実施の形態によって製造したフレキシブルプリント配線板の図1ないし図3におけるIV−IV矢視上面図である。
【図5】本発明にかかるフレキシブルプリント配線板の製造方法の一実施の形態によって製造したフレキシブルプリント配線板の図1ないし図3におけるV−V矢視下面図である。
【図6】本発明にかかるフレキシブルプリント配線板の製造方法の一実施の形態におけるフローチャートである。
【図7】本発明にかかるフレキシブルプリント配線板の製造方法の一実施の形態において銅箔パターンが形成された素板の上面図である。
【図8】本発明にかかるフレキシブルプリント配線板の製造方法の一実施の形態において銅箔パターンが形成された素板の下面図である。
【図9】本発明にかかるフレキシブルプリント配線板の製造方法の一実施の形態においてカバーレイが接着された素板の上面図である。
【図10】本発明にかかるフレキシブルプリント配線板の製造方法の一実施の形態においてカバーレイが接着された素板の下面図である。
【符号の説明】
【0040】
10…ベースフィルム、11…第1のカバーレイ、12…第2のカバーレイ、13…接着剤、14…接着剤、15…接着剤、16…補強材、17…端子、19…フレキシブルプリント配線板、21…給電パターン、22…配線パターン、23…接続ビア、24…接続導電体、25…電解めっき、32…銅箔、34…外形加工線、35…信号線、36…アース線、37…端子部、38…接続ビア形成部、43…素板、44…素板、51…切欠部、52…給電用切欠

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースフィルムの両面にそれぞれ配線パターンと給電パターンとが導電体で形成され、前記ベースフィルムを貫通する接続ビアの内部に設けられた接続導電体で前記配線パターンと前記給電パターンとが接続され、第1のカバーレイと前記配線パターンの端部につながる一部を露出させる切欠部が形成された第2のカバーレイとで両面が覆われた素板を形成する素板工程と、
前記素板の前記給電パターンに電流を流して前記切欠部で露出した前記配線パターンの被めっき部に電解めっきを施すめっき工程と、
前記めっき工程で電解めっきを施した素板の前記配線パターンが形成された領域の外側を前記給電パターンを横切る外形加工線で切断する外形加工工程と、
を具備することを特徴とするフレキシブルプリント配線板の製造方法。
【請求項2】
前記接続ビアは、前記被めっき部に形成されることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブルプリント配線板の製造方法。
【請求項3】
前記素板の前記外形加工線の内側には、互いに独立した複数の前記配線パターンおよび互いに独立した前記配線パターンと同じ数の前記給電パターンが形成され、独立する前記配線パターンはそれぞれ独立した前記給電パターンに接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフレキシブルプリント配線板の製造方法。
【請求項4】
前記素板の前記接続導電体は無電解めっきで設けられることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のフレキシブルプリント配線板の製造方法。
【請求項5】
ベースフィルムと、
前記ベースフィルムの一方の面の前記ベースフィルムの外形線よりも内側に形成された配線パターンと、
前記外形線から延びて前記ベースフィルムの前記配線パターンとは反対側の面に形成された給電パターンと、
前記ベースフィルムを貫通する接続ビアの内部に設けられて前記配線パターンと前記給電パターンとを接続する接続導電体と、
前記ベースフィルムおよび前記給電パターンを覆う第1のカバーレイと、
前記配線パターンの端部につながる一部が露出するように前記ベースフィルムおよび前記配線パターンを覆う第2のカバーレイと、
前記開口部で露出した前記配線パターンの表面に電解メッキで形成された層と、
を具備することを特徴とするフレキシブルプリント配線板。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−80747(P2010−80747A)
【公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−248642(P2008−248642)
【出願日】平成20年9月26日(2008.9.26)
【出願人】(000113322)東芝ホクト電子株式会社 (172)
【Fターム(参考)】