説明

ブームおよびその溶接方法

【課題】ブームの軽量化や剛性向上が図れるブームを提供し、作業工程が少なくてすむブーム溶接方法を提供する。
【解決手段】複数枚の鋼板を溶接して断面筒形に形成したブームであって、鋼板1,2の端縁同士の突合せ接合部分が、溶加材を使用する溶接法Aとレーザー溶接Rからなるハイブリッド溶接Hで溶接されている。溶加材を使用する溶接法で鋼板の突合せ接合部を溶融して、母材の溶融金属量に溶加材の溶融金属量を加えておき、次いでレーザ溶接で加熱すれば、溶融金属を突合せ接合部の深さ方向に溶け込ませるので、隙間が大きくなっている突合せ接合部であっても確実に溶接により接合することができる。しかも、レーザ溶接法は入熱が少ないので、溶接後のブームに捩れや歪が生じにくい。このため、多段入れ子式ブームにおける各段ブーム間の寸法差を小さくできるので、先端側のブームの断面寸法を大きくし剛性を向上させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブームおよびその溶接方法に関する。さらに詳しくは、クレーン車や高所作業車、橋梁点検車の構成部品であるブームと、その溶接による製作技術に関する。
【背景技術】
【0002】
クレーン車や高所作業車、橋梁点検車の構成部品であるブームは、揚程を高くするため多段のブームに構成され、内蔵している油圧シリンダ等により伸縮可能に構成されるのが一般的である。各段のブームは、長尺鋼板で中空断面に形成された筒形の鋼板構造物であり、その長手方向の長さは数mから10m位のものがある。そして、基端側のブームに中段のブームや先端のブームが順に入れ子状態に挿入されている。
【0003】
上記のような鋼板製のブームは、従来より長尺鋼板を溶接により接合して構成されている。
そして、座屈強度を高めたり、使用材料に高張力鋼板の使用が可能となったことから、断面四角形の従来構造から、断面五角形などの多角形構造を経て、近年では上部が角型で下部が円弧状に湾曲した湾曲構造のブームが採用されるに至っている。
しかしながら、いずれの形状のブームであっても、長尺鋼板を溶接により接合する構造であることに変わりはない。
【0004】
ところで、特許文献1の従来技術は、ブームを構成する2枚の鋼板、すなわち断面コ形の右側部材と左側部材を上下の接合部で溶接するものであるが、溶接するために鋼板の突合せ継手の裏側に裏当て金を当てて溶接している。この裏当て金を当てるのは溶接接合の信頼性を高めるためと説明されている。
【0005】
従来このような裏当て金が必要であった理由を図6に基づき説明する。
図6の(A)は、断面U字形の上鋼板1と断面U字形の下鋼板2を、端縁で溶接して筒形に構成するブームを示している。
上下の鋼板1,2は、平板状の鋼板をプレスで曲げ加工して断面U字形に成形したものであるが、曲げ加工時に生じるスプリングバックや加工歪による変形が端縁形状にも表われる。このため、端縁は一直線にはならず、ブームの幅方向でも微妙なズレが生じ、ブームの上下方向での端縁位置も変位があり、これらのズレや変位がブームの長手方向に連続して発生する。したがって、上鋼板1の端縁と下鋼板2の端縁を図示のように突合せても、その突合せ面には隙間gの寸法が大小に変動しながら続いていく。
【0006】
このような性状のあることから、図6の(B)に示すように、上鋼板1の端面には開先gvをレ型やV形にとり、溶接には溶着金属wの量を大きくできるアーク溶接が用いられている。アーク溶接は溶接棒あるいは溶接ワイヤ等の溶加材を用いることから溶着金属の増量が可能なので、母材の溶融金属量に溶加材の溶融金属量を加えて突合せ部分に溶着金属を肉盛りできるから、隙間gが多少大きくても溶接が可能だからである。
【0007】
とはいっても、上下鋼板の突合せ部分の隙間gが大きすぎたり、溶込み量を多くしようとすると母材が裏面まで溶ける吹き抜けが発生することを意味し、溶接強度は弱くなってしまう。一方、吹き抜けを防止しようとして溶け込みが不足すると、溶融接合部分が少ないことを意味するので、やはり溶接強度は弱くなってしまう。
このような不都合を防止するため、溶接部分の裏側には裏当て金101を当てて、充分な溶け込みを確保しつつ溶接部の吹き抜けを防止していたのである。
【0008】
しかるに、アーク溶接によりブームを製作する従来技術では、つぎのような問題があった。
(1)アーク溶接は入熱が大きいため、ブームに溶接歪が発生し、ブームに捩れや歪変形が発生する。このため、溶接作業の前にブーム材を拘束する作業が必要となったり、それでも歪は発生するので、溶接後に歪取りを行う矯正作業が必要となる。このような理由で製造工数が多くなるという欠点がある。
【0009】
(2)既述のごとくブーム側壁の内面には裏当て金があり、かつ製作後のブームの上下面や両側面には矯正しきれなかった歪が残っているので、入れ子式の多段ブームに構成する場合は、各段ブーム間の寸法差を大きくとる必要がある。すなわち、図7に示すように、基端ブームB1と中間ブームB2の間の寸法差D1も、中間ブームB2と先端ブームB3の間の寸法差D2も大きくなる。
この場合、先端側のブームほど断面寸法が小さくなる傾向が強いので充分な強度を確保しにくくなる。逆に先端側のブームに充分な強度を与えようとすると、基端側のブームの断面寸法が大きくなるので、鋼材量を多く使いブーム重量も増え、クレーンの吊上げ性能が低下する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2003-312996号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は上記事情に鑑み、ブームの軽量化や剛性向上が図れるブームを提供することを目的とする。また、溶接前の拘束作業や溶接後の矯正作業等の作業工程が少なくてすむブーム溶接方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
第1発明のブームは、複数枚の鋼板を溶接して断面筒形に形成したブームであって、鋼板の端縁同士の突合せ接合部分が、溶加材を使用する溶接法とレーザー溶接からなるハイブリッド溶接で溶接されていることを特徴とする。
第2発明のブームは、第1発明において、前記ハイブリッド溶接は、前記溶加材を用いる溶接法が先行しレーザー溶接が後行することを特徴とする。
第3発明のブームは、第1発明において、前記溶加材を使用する溶接法が、アーク溶接またはホットワイヤ供給溶接であることを特徴とする。
第4発明のブームの溶接方法は、複数枚の鋼板を溶接して断面筒形のブームを製作する溶接方法であって、鋼板の端縁同士を突合せ接合し、この接合部分を溶加材を使用する溶接法とレーザ溶接からなるハイブリッド溶接を用いて溶接することを特徴とする。
第5発明のブームの溶接方法は、第4発明において、前記ハイブリッド溶接は、前記溶加材を用いる溶接法が先行しレーザ溶接法が後行することを特徴とする。
第6発明のブームの溶接方法は、第4または第5発明において、前記溶加材を使用する溶接法が、アーク溶接またはホットワイヤ供給溶接であることを特徴とする。
【0013】
第1発明によれば、溶加材を使用する溶接法で鋼板の突合せ接合部を溶融して、母材の溶融金属量に溶加材の溶融金属量を加えておき、次いでレーザ溶接で加熱すれば、溶融金属を突合せ接合部の深さ方向に溶け込ませるので、隙間が大きくなっている突合せ接合部であっても確実に溶接により接合することができる。しかも、レーザ溶接法は入熱が少ないので、溶接後のブームに捩れや歪が生じにくい。このため、多段入れ子式ブームにおける各段ブーム間の寸法差を小さくできるので、先端側のブームの断面寸法を大きくし剛性を向上させることができる。
第2発明によれば、溶加材を使用する溶接法を先行させて溶融金属を肉盛りしてから後行するレーザー溶接で溶融金属を深さ方向に溶け込ませることができるので、少ない入熱で鋼板の突合せ接合部を溶接できる。
第3発明によれば、アーク溶接またはホットワイヤ供給溶接は、溶加材を用いるので溶接部分に溶融金属の肉盛りが可能であり、鋼板の突合せ部分の隙間を埋めるのに適している。
第4発明によれば、溶加材を使用する溶接法で鋼板の突合せ接合部を溶融して、母材の溶融金属量に溶加材の溶融金属量を加えておき、次いでレーザ溶接で加熱すれば、溶融金属を突合せ接合部の深さ方向に溶け込ませるので、隙間が大きくなっている突合せ接合部であっても確実に溶接により接合することができる。しかも、レーザ溶接は入熱が少ないので、溶接後のブームに捩れや歪が生じにくい。このため、多段入れ子式ブームにおける各段ブーム間の寸法公差を小さくできるので、先端側のブームの断面寸法を大きくし剛性を向上させることができる。
第5発明によれば、溶加材を使用する溶接法を先行させて溶融金属を肉盛りしてから後行するレーザー溶接で溶融金属を深さ方向に溶け込ませることができるので、少ない入熱で鋼板の突合せ接合部を溶接できる。
第6発明によれば、アーク溶接またはホットワイヤ供給溶接は、溶加材を用いるので溶接部分に溶融金属の肉盛りが可能であり、鋼板の突合せ部分の隙間を埋めるのに適している。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】(A)は本発明が適用されるブームの部分斜視図、(B)は本発明の溶接法の説明図である。
【図2】本発明で用いられるハイブリッド溶接法における二形態の説明図である。
【図3】本発明のハイブリッド溶接法による溶接断面の説明図である。
【図4】本発明に係る多段式ブームの一例の断面図である。
【図5】本発明のハイブリッド溶接法が適用されるブームの他の形態の説明図である。
【図6】従来の溶接法の説明図であって、(A)はブームの斜視図、(B)はアーク溶接による溶接断面の説明図である。
【図7】従来の溶接法で作成された多段式ブームの一例の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
本発明の溶接法で製作されるブームは、クレーンや高所作業車、橋梁点検車などに用いられる長尺の鋼板製筒状構造物であり、作業時には大きな曲げ負荷が作用する部材である。
このブームの材料は、一般的には高張力鋼板が主に使用される板材であって、厚さが4〜12mm程度の中厚鋼板が用いられる。自動車用薄板鋼板は厚さが0.6〜6mm位であり、種々の用途に用いられる厚板鋼板は厚さが6〜150mm位であるが、それらの中間位の厚さの鋼板が用いられる点が特徴である。
【0016】
本発明は種々の断面形状のブームに適用できるが、以下では図1に示す湾曲断面のブームに係る実施形態について説明する。
図1の(A)に示すブームは断面U字状に曲げ加工した長尺鋼板である上鋼板1と下鋼板2を、それぞれの端縁で突合せている。裏当て金は全く用いていない。その理由は後述する。
上鋼板1と下鋼板2は曲げ加工されて断面U字状に形成されているが、このように曲げ加工された鋼板はスプリングバックが生じたり、曲げ加工時に生じた歪によって、突合せ端縁は綺麗に揃っていない。このため、端縁同士が接触している部分もあるが隙間gが生じている部分もある。隙間gの大きさは各位で変動するが、大きな部分は4〜5mm位に達する。
【0017】
上記のような突合せ部分を溶接するのに、本発明では図1(B)に示すように、溶加材を用いる溶接法Aとレーザ溶接Rからなるハイブリッド溶接Hを用いる。溶接機の配置順序は、溶接方向において溶加材を用いる溶接機Aが先行し、レーザ溶接機Rが後行する位置関係となるが、その理由は後述する。
【0018】
図2に示すように、溶加材を用いる溶接法Aとしては、アーク溶接a1のほかホットワイヤ供給溶接a2などがある。アーク溶接機a1は、ノズル11の中に、電極ワイヤ12を送給ローラ13で送り込み、ノズル11からはシールドガスを噴出させる公知の溶接機である。アーク溶接a1には、消耗電極式ガスシールドアーク溶接法、ノンガスシールドアーク溶接法、ディグ溶接法などがある。
ホットワイヤ供給溶接機a2は、ノズル11の中に電極ワイヤ12を送給ローラ13で送り込む点は、アーク溶接機a1と同様であるが、アークを出さない点で異なっている。これも公知の溶接機である。
【0019】
アーク溶接機a1やホットワイヤ供給溶接機a2は、溶加材としての電極ワイヤ12を用いるものであり、溶接中に電極ワイヤ12の溶融金属を母材由来の溶融金属に加え、溶着金属を肉盛りできる点に特徴がある。また溶加材の溶融量を母材の溶融とは独立に制御できる特徴がある。本発明では、この肉盛りできる溶融金属を隙間gの埋め込み等に使う点が特徴である。
【0020】
レーザ溶接機Rは、レーザ光の収束ビームを熱源とし、高エネルギー密度を有している。溶融特性は非常に狭くて深い溶融部が得られ、かつビームの指向制御が容易という特徴がある。また、アーク溶接のような大きな電流を流さないので、母材への入熱が少なくてすむという利点がある。
【0021】
本発明の溶接方法は、上記2種類の溶接方法を組み合わせたハイブリッド方式にあり、
図1(B)や図2に示すように、溶加材を用いるアーク溶接a1やホットワイヤ供給溶接a2を先行させて溶接を行い、その直後の溶融金属が固化する前にレーザー溶接Rを行うものである。
【0022】
上記ハイブリット溶接Hの利点は、つぎのとおりである。
(1)溶加材を使用するアーク溶接a1やホットワイヤ供給溶接a2で鋼板の突合せ接合部を溶融して、母材の溶融金属量に溶加材の溶融金属量を加えると、たとえ隙間が大きい接合部であっても両方の母材間を溶着金属でつなぐことができる。次いでレーザ溶接Rで加熱すれば、溶融金属と両方の母材を接合部の深さ方向に溶け込ませることができる。このため、隙間が大きくなっている突合せ接合部であっても確実に溶接により接合することができる。図3に基づき溶接断面を説明すると、m1はアーク溶接a1による肉盛り部分であり、m2はレーザ溶接Rによる深い溶け込み部分である。このように、表面部に肉盛りした溶融金属m1をレーザ光によって狭い範囲で縦深方向に押し込むことが可能なので、表面部をアーク溶接で、深さ方向の溶け込みをレーザー溶接Rで分担させることで、確実な溶接が行えるのである。
【0023】
(2)上記のように、アーク溶接a1は表面部を溶融させることでよいので使用熱量は少なくてすみ、レーザ溶接Rは元々入熱が少ない溶接法なので、溶接後のブームに捩れや歪が生じにくい。したがって、溶接前のブームの拘束作業や溶接後の矯正作業を削減することができる。
(3)レーザ溶接Rはビームの指向制御が容易なので、溶接部の吹き抜けが生じにくく、熱影響範囲を極めて小さくして溶接ができる。このため、裏当て金を用いる必要もない。この裏当て金を用いないことと、上下鋼板1,2に発生する捩れや歪みが少ないことから、多段入れ子式のブームの寸法差を小さくできるので、先端側のブームの断面寸法を大きくし剛性を向上させることができる。
【0024】
本発明の溶接法で製造されたブームの一例を図4に示す。
図4から明らかなように、基端ブームB1と中間ブームB2との間の寸法差D1も、中間ブームB2と先端ブームB3の間の寸法差D2も小さくなる。この場合、図7の従来構造と比べてみると、基端ブームB1の寸法が同じとすれば、中間ブームB2や先端ブームB3の寸法を大きくできることを意味する。したがって、ブームの剛性を向上させることができる。
換言すれば、先端ブームB3に所望の強度を発揮する寸法を与えた場合、中間ブームB2や基端ブームB1を必要以上に大きくしなくてよいので、ブームの軽量化を図ることができる。
【0025】
本発明の溶接法はブームの構造に制限を受けることなく適用することができる。たとえば、図1に示すような下部を湾曲させた湾曲断面を有するブームの外、以下のようなブームへの適用も可能である。
【0026】
(1)鋼板を平板のままの上板と下板と2枚の側板を用いて、4ヵ所の角継手によって溶接する角断面のブーム。あるいは、5枚以上の鋼板を使って五角形以上の多角形ブーム。
(2)長尺の鋼板の両縁を曲げ加工して断面U字形にし、このような断面形状の上鋼板と下鋼板を2ヵ所の突合せ継手によって溶接した角断面のブーム。
(3)ブームの上鋼板1は断面U字形であるが下鋼板2は鈍角に折り曲げて全体として五角形などの多角形に構成したブーム。
【0027】
また、ブームの構成部材である鋼板そのものの製作にも本発明の溶接法を適用できる。
図5(A)に示すのは、上鋼板1を幅狭の鋼板1a,1bを突合わせて溶接したものであり、溶接によって幅広になった上鋼板を曲げ加工してブーム構成部材とする例を示している。
図5(B)に示すのは、下鋼板2を製作するのに2枚の曲げ鋼板2a,2bの間に補強厚板2cを入れて溶接し、ブーム構成部材とする例を示している。
【産業上の利用可能性】
【0028】
以上に本発明のハイブリッド溶接法を適用できるブーム構成部材を例示したが、本発明のハイブリッド溶接法はこれに限定されることなく、およそ鋼板を溶接してブームを製作するのであれば、どのような形態であっても適用することができる。
【符号の説明】
【0029】
1 上鋼板
2 鋼板
A 溶接機
a1 アーク溶接
a2 ホットワイヤ溶接
H ハイブリッド溶接
R レーザ溶接


【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数枚の鋼板を溶接して断面筒形に形成したブームであって、
鋼板の端縁同士の突合せ接合部分が、溶加材を使用する溶接法とレーザー溶接からなるハイブリッド溶接で溶接されている
ことを特徴とするブーム。
【請求項2】
前記ハイブリッド溶接は、前記溶加材を用いる溶接法が先行しレーザー溶接が後行することを特徴とする請求項1記載のブーム。
【請求項3】
前記溶加材を使用する溶接法が、アーク溶接またはホットワイヤ供給溶接である
ことを特徴とする請求項1または2記載のブーム。
【請求項4】
複数枚の鋼板を溶接して断面筒形のブームを製作する溶接方法であって、
鋼板の端縁同士を突合せ接合し、この接合部分を溶加材を使用する溶接法とレーザ溶接からなるハイブリッド溶接を用いて溶接する
ことを特徴とするブームの溶接方法。
【請求項5】
前記ハイブリッド溶接は、前記溶加材を用いる溶接法が先行しレーザ溶接法が後行する
ことを特徴とする請求項4記載のブームの溶接方法。
【請求項6】
前記溶加材を使用する溶接法が、アーク溶接またはホットワイヤ供給溶接である
ことを特徴とする請求項4または5記載のブームの溶接方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−206848(P2012−206848A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−75606(P2011−75606)
【出願日】平成23年3月30日(2011.3.30)
【出願人】(000148759)株式会社タダノ (419)
【Fターム(参考)】