プリンタ及び合成用画像の取得方法
【課題】画像処理装置のメモリ等の容量の制約にかかわらず、画像処理装置の利用場所に係る利用場所情報の変更に応じて、変更された利用場所情報に応じた画像合成用画像の選択肢情報をユーザが選択できるようにすることを目的とする。
【解決手段】複数の合成用画像を保持する記憶手段を備えたプリンタにおいて、画像に合成する合成用画像を選択するための選択手段と、画像と選択手段により選択された合成用画像とを合成してプリントするプリント手段と、プリンタの場所又は言語に係る場所情報が変更された場合、変更された場所情報に基づいて、選択手段により選択可能な合成用画像の選択肢を変更する変更手段と、を有することによって課題を解決する。
【解決手段】複数の合成用画像を保持する記憶手段を備えたプリンタにおいて、画像に合成する合成用画像を選択するための選択手段と、画像と選択手段により選択された合成用画像とを合成してプリントするプリント手段と、プリンタの場所又は言語に係る場所情報が変更された場合、変更された場所情報に基づいて、選択手段により選択可能な合成用画像の選択肢を変更する変更手段と、を有することによって課題を解決する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置及び合成用画像の取得方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、銀塩フィルムを使用するカメラに取って代わりデジタルカメラが普及している。更にデジタルカメラやデジタルカメラのメモリカードに保存された撮影画像ファイルを簡単に印刷し、写真画像として鑑賞するための、フォトプリンタというジャンルのプリンタ装置が開発されている。このプリンタは、以下の3つの利用形態を利用者に提供している。
カメラダイレクト;デジタルカメラと有線通信又は無線通信で直接接続でき、デジタルカメラ内の写真画像ファイルをカメラと接続された状態で受信し、印刷することができる。この際、プリンタはデジタルカメラの操作ボタンやLCD表示装置等の操作部分から遠隔操作される。
カードダイレクト:デジタルカメラのメモリカードを挿入するカードスロットをプリンタが持ち、その写真画像ファイルを印刷することができる。この際、プリンタ自身の操作ボタン及びLCD等の表示画面で直接操作できる。
PC印刷:パーソナルコンピュータと接続し、一般のプリンタ装置と同様にPC上のアプリケーションからプリンタドライバ経由で転送された印刷データを印刷する。
【0003】
このようにフォトプリンタは、従来のコンピュータ用のプリンタ装置と異なり、様々な利用形態で利用でき、個人が所有し手軽に写真印刷を楽しむことができる装置である。また、更に楽しい印刷を提案するために、フォトプリンタには、カードダイレクトの際は、プリンタに内蔵された飾りやイラスト等のフレーム画像と写真画像ファイル(画像)とを合成し、印刷する機能が存在する。
【0004】
またフォトプリンタは、世界各地に出荷するために、言語切り替えのため、各国の言語を操作メニューに表示し、選択させる仕組みを持つものもある。
【0005】
【特許文献1】特開2006−5760号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
各国言語にメニューを切り替える際に、内蔵するフレーム画像も各国用に切り替えるようにする方が、各地域に適切なフレーム画像を提供できるので、その地域の人々の嗜好にあったフレーム画像となることが考えられる。しかしフレーム画像は、例えば300DPIの印刷品位のポストカードサイズ(100mm×148mm)のJPEG圧縮画像であっても、数百KBから数MB程度の大きいファイル容量となる。個人が所有し、好きな時に好きな場所に持ち運んで印刷するという利用形態が想定されるフォトプリンタは、小型で安価で比較的処理能力の低い機器であることが多い。そのため、各国用にフレーム画像やフレーム画像に関するフレーム情報を豊富に自身のメモリ(記憶装置)等に持つことができない問題がある。
【0007】
よって、本発明は、画像処理装置のメモリ等の容量の制約にかかわらず、画像処理装置の利用場所に係る利用場所情報の変更に応じて、変更された利用場所情報に応じた画像合成用画像の選択肢情報をユーザが選択できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで、本発明は、複数の合成用画像を保持する記憶手段を備えたプリンタであって、
画像に合成する合成用画像を選択するための選択手段と、画像と選択手段により選択された合成用画像とを合成してプリントするプリント手段と、プリンタの利用場所又は使用言語に係る場所情報が変更された場合、変更された場所情報に基づいて、選択手段により選択可能な合成用画像の選択肢を変更する変更手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、プリンタのメモリ等の容量の制約にかかわらず、プリンタの利用場所又は使用言語の変更に応じて、ユーザが選択できる合成用画像の選択肢を変更することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
【0011】
図1は、フォトプリント装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図1に示すH9001からH9013までのコンポーネントをデジタル電子回路上で協調動作させ、フォトプリンタ装置の機能を果たしている。フォトプリンタ装置は、一般のパーソナルコンピュータと同様に、プログラムROM(H9008)に内蔵されたプログラムと制御データとをRAM(H09009)にロードし、DSP(H9010)で処理して動作する。
【0012】
フォトプリンタ装置のカメラダイレクト機能を果たす際は、ユーザは、通信部(H9003)にデジタルカメラ(非図示)をUSBケーブルで接続する。デジタルカメラの接続を検出すると、表示I/O制御部(H9005)は、表示部(H9004)にデジタルカメラにより遠隔操作されていることを表示する。また、操作I/O制御部(H9007)は、操作パネル(H9006)の入力を無視する。また、メモリカードI/O操作部(H9002)は、メモリカードスロット(H9001)からの入力を無視する。
【0013】
そしてフォトプリント装置は、デジタルカメラからの操作に従い、通信部(H9003)からの画像データをDSP(H9010)で印刷データに変換する。そしてフォトプリント装置は、その印刷データをプリンタエンジン制御部(H9012)に転送し、プリンタエンジン(H9011)から印画を出力する。この際、フォトプリント装置は、プリンタの用紙やインクや印字進行の状況を、逆に通信部(H9003)からデジタルカメラに転送する。
【0014】
フォトプリンタ装置のカードダイレクト機能を果たす際は、フォトプリンタ装置は、通信部(H9003)に何も接続が無い状態を確認する。そして、メモリカードI/O操作部(H9002)は、メモリカードスロット(H9001)から画像を入手する。そして、表示I/O制御部(H9005)は、表示部(H9004)にカードダイレクトメニューを表示する。そして、操作I/O制御部(H9007)は、操作パネル(H9006)を介した入力を得て、印刷設定を行う。DSP(H9010)は、この印刷設定に基づき画像データを印刷データに変換し、変換した印刷データをプリンタエンジン制御部(H9012)に転送する。そして、プリンタエンジン(H9011)は印画を出力する。この際、プリンタの用紙やインクや印字進行の状況は表示I/O制御部(H9005)によって表示部(H9004)に表示される。
【0015】
フォトプリンタ装置のPC印刷機能を果たす際は、ユーザは、通信部(H9003)にパーソナルコンピュータ(非図示)をUSBケーブルで接続する。パーソナルコンピュータの接続を検出すると、表示I/O制御部(H9005)は、表示部(H9004)にパーソナルコンピュータにより遠隔操作されていることを表示する。また、操作I/O制御部(H9007)は、操作パネル(H9006)の入力を無視する。また、メモリカードI/O操作部(H9002)は、メモリカードスロット(H9001)からの入力を無視する。そしてフォトプリント装置は、デジタルカメラからの操作に従い、通信部(H9003)からの印刷データをプリンタエンジン制御部(H9012)に転送する。そして、プリンタエンジン(H9011)は印画を出力する。この際、フォトプリント装置は、プリンタの用紙やインクや印字進行の状況を、逆に通信部(H9003)からパーソナルコンピュータに転送する。
【0016】
図2は、ROM(H9008)に記憶されたプログラムをDSP(H9010)が実行することにより実現されるフォトプリンタ装置の機能構成等の一例を示す図である。
UI制御部(B10001)は、主には、表示部(H9004)と、表示I/O制御部(H9005)と、操作パネル(H9006)と、操作I/O制御部(H9007)と、を制御し、ユーザへの操作画面の表示とユーザからの操作受付とを行う。また、UI制御部(B10001)は、ユーザの操作に従い他のプログラムブロック(機能ブロック)への処理命令を発し、処理状況を受領し、操作画面等の表示へ反映する。
【0017】
プリンタ制御部(B10002)は、主には、プリンタエンジン(H9011)とプリンタエンジン制御部(H9012)とを制御し、印画を得る。プリンタ制御部(B10002)は、印画を行う画像を画像処理部(B10004)に取得及び編集させる。また、プリンタ制御部(B10002)は、画像合成用のフレーム画像を、データ管理部(B10005)から取得する。そして、プリンタ制御部(B10002)は、画像処理部(B10004)合成処理を行うよう制御する。
PC通信制御(B10003)は、主には通信部(H9003)を制御し、PC印刷の通信プロトコルに従ってPC印刷データを受信する。PC通信制御(B10003)は、PC印刷データを、プリンタ制御部(B1002)に転送し、印刷をさせる。更に、PC通信制御(B10003)は、画像合成用のフレーム画像と画像合成用のフレーム画像の管理情報を受信する。PC通信制御(B10003)は、受信したこれらの情報をデータ管理部(B1005)に転送し、保存、管理させる。
【0018】
画像処理部(B10004)は、主にDSP(H9010)とRAM(H9009)とを制御し、画像データをデコードし、加工編集し、プリンタの印画特性に最適な印刷データに変換する。また、画像処理部(B10004)は、おたのしみ印刷機能の画像合成用のフレーム画像と写真画像との合成も行う。
データ管理部(B10005)は、主にROM(H9008)を制御し、フォトプリンタ装置が保存する必要があるデータを管理する。データ管理部(B10005)は、フレーム画像管理部(B10007)と管理情報管理部(B10008)とその他の設定情報管理部(B10009)とからなる。フレーム画像管理部(B10007)は、画像合成用のフレーム画像(フレームデータ)を管理する。管理情報管理部(B10008)は、フレーム画像の名称等のフレーム画像の管理情報を管理する。その他の設定情報管理部(B10009)は、その他にフォトプリンタ装置の電源断の際にも憶えておくべきユーザの設定情報(ユーザ設定情報)等を管理する。
【0019】
カメラ通信制御(B10003)は、主には通信部(H9003)を制御し、カメラダイレクトの通信プロトコルに従ってデジタルカメラの画像データを受信する。画像処理部(B10004)は、前記画像データを印刷データに変換し、プリンタ制御部(B10002)に転送する。プリンタ制御部(B10002)は、前記印刷データを印刷する。
なお、カメラ通信制御(B10006)もPC通信制御部(B10003)と同様に主には通信部(H9003)を制御する。カメラ通信制御(B10006)とPC通信制御部(B10003)とは、通信部(H9003)のUSBホスト及びUSBデバイスの何れかのポートに機器が接続されているかで処理が切り替わる。USBホストポートに機器等が接続されている場合はカメラ通信制御(B10006)が利用され、USBデバイスポートに機器等が接続されている場合はPC通信制御部(B10003)が利用される。
【0020】
図3は、UI制御部(B10001)でユーザに表示する画面の全構成を示したUI構成の一例を示す図である。メインメニュー(M11001)は、全メニューを表示した最上位のメニュー画面である。
画像選択(M11002)以下の画面は、カードダイレクト機能の際のメモリカード内の画像を選択する画面群である。
印刷(M11003)の画面は、単純に写真画像を印刷する画面や各種の画像合成(お楽しみ印刷と総称する)を行い写真画像に修飾を行って印刷する画面群である。その中にフレーム印刷を開始するフレーム印刷(M11008)画面と画像合成用のフレーム画像を選択するフレーム画像選択(M11009)画面とがある。
印刷設定(M11004)の画面は、印刷する枚数等の印刷条件や、印刷する画像の画像補正を行う画質調整や印刷する画像のトリミング等を行う画像調整の画面群である。
本体設定(M11005)の画面は、本体の省エネルギー設定や通信初期値等の各種設定を行う画面群であり、特に、言語設定(M11006)画面と地域設定(M11007)画面とを持つ。
【0021】
<実施形態1>
以下、図4を用いてフォトプリンタ装置内部の処理シーケンスの一例を説明する。ここで、処理シーケンスとは、図3に示した機能ブロックが協調処理を行う順番と相互にやり取りするデータとを時系列の示したものである。図4は、ユーザがフォトプリンタ装置のUIを利用してフォトプリンタ装置の言語設定を変更する際の処理シーケンスの一例を示す図である。
シーケンス3−1:
ユーザが、UI制御部(B10001)が表示する操作メニューを操作する所から処理が始まり、言語情報変更(S3011)がユーザによって指示される。
【0022】
シーケンス3−2:
言語情報変更(S3011)の指示をトリガとして、データ管理部(B10005)は、画像合成用のフレーム画像の確認処理を始める。データ管理部(B10005)は、確認処理の一環で、最新の画像合成用のフレーム画像の管理情報を、PC通信制御(B10003)を介してネットワークを介して通信可能なフレーム画像の管理装置等より取得しようとする(S3010)。オフラインであったと仮定すると、PC通信制御(B10003)からデータ管理部(B10005)に対してオフラインが通知される(S3004)。
【0023】
シーケンス3−3:
その結果、データ管理部(B10005)は、自身が持つ最新の画像合成用のフレーム画像の管理情報を最新として扱い(S3005)、UI制御部(B10001)に制御を戻す。
【0024】
シーケンス3−4:
ユーザが、UI制御部(B10001)が表示する画面を操作し、言語情報を確定する(S3009)。するとこの操作をトリガとしてデータ管理部(B10005)は、前記言語情報を含む、最新の画像合成用のフレーム画像の管理情報を検索、取得し、現在のユーザ設定として決定(S3007)する。
【0025】
シーケンス3−5:
データ管理部(B10005)は、PC通信制御部(B10003)を通じて、フレーム画像の管理情報を連絡しようとする(S3006)。ここでオフラインであったと仮定すると、データ管理部(B10005)は、オフラインであるとして次回通信が確立した際に連絡する連絡保留状態で処理を完了する(S3008)。そしてデータ管理部(B10005)は、前記検索し、取得した最新の画像合成用のフレーム画像の管理情報の全て又は一部をお楽しみ印刷でフレーム印刷が選択された場合に表示するよう選択状態にする。
このような処理を行い、プリンタにおける使用言語である言語情報の変更に応じて、フレーム印刷時に利用可能な合成用画像の選択肢を変更することができる。言語情報だけでなく、プリンタの利用場所を示す地域情報に応じて利用可能な合成用画像の選択肢を変更してもよいし、言語と地域情報の両方を用いてもよい。また、本実施形態では、言語選択時に最新の管理情報をPCから取得しているが、前回のPCとの接続時に取得した管理情報を記憶(管理情報記憶)しておきそれを用いてもよい。
【0026】
この処理シーケンスを、より具体的に図5及び図6のフローチャートと、図7の画像合成用のフレーム画像の管理情報と、図8及び図9のUIと、を用いて説明する。
シーケンス3−1:のタイミングで図5の処理フローが開始される。最初にUI制御部(B10001)は、ユーザに図8の言語選択画面(U5001)で言語を選択させる。ユーザが、言語を選択し、SETボタン(U5005)を押すと、S1001のステップの処理が開始される。もしもユーザがBACKボタン(U5006)を押した場合、図5の処理には入らない。本実施形態では、言語選択画面(U5001)でユーザによって「English」が選ばれたとする。言語が選択されたことをもって、S1002のステップの処理が実行される。
【0027】
S1002からS1004までの処理はシーケンス3−2:に相当する。S1002において、データ管理部(B10005)は、選択された言語に基づいて、関連する地域情報と最新の画像合成用のフレーム画像の管理情報(例えばT4004〜T4009の情報)とを読み出す。なお、言語情報と地域情報とフレーム画像の管理情報とを含めてフレーム画像の管理情報としてもよい。これらの情報は論理的には図7で示した二次元の表形式になっている。図7に示されるようにこれらの情報は、言語(Language:T4001)、地域(Region:T4002)、セット名称(SetName:T4004)、フレーム名称(FrameName:T4006)、を検索キーとすることが可能なデータである。プライオリティマーク(PriorityMark:T4003)は、地域(T4002)のデータがNULLの場合に代替で利用されるデータであることを示している。セット説明(SetExplanation:T4005)とフレーム説明(FrameExplanation:T4007)とは、フレーム画像の説明文であり、フレーム画像が未取得の際にユーザがフレーム画像を識別するための手助けとして表示される。有効日付(AvailableDate:T4008)は、フレーム画像が利用可能になる日付である。抹消日付(ExpirationDate:T4009)は、フレーム画像の使用を禁止する日付である。フォトプリンタ装置は、期間限定で利用させるフレーム画像にこれらの情報を付けることができる。
【0028】
S1002において、今回、「English」が選ばれているので、データ管理部(B10005)は、図7のように「English」に関連する地域情報と画像合成用のフレーム画像の管理情報とを読み込む。続いてS1003において、データ管理部(B10005)は、PC通信制御部(B10003)を介して、この情報が最新であるか否かを外部の管理装置等に問い合わせる。図6は、取い合わせに係るデータ受信処理の一例を示すフローチャートである。
【0029】
図6の処理フローに従って説明すると、S2001において、PC通信制御部(B10003)は、物理リンク及び論理リンクの確立を行う。PC通信制御部(B10003)は、S2002において、リンク確立が確認(Yes)されると、S2003において、指定データを送受信する。PC通信制御部(B10003)は、S2004において、所定時間内にレスポンスを確認することができた場合(Yes)、S2007において、結果データを呼び出し元に返し、図6に示す処理を終了する。PC通信制御部(B10003)は、S2002において、リンクが確立しない場合(No)は、S2006において、リンクエラーを呼び出し元に返し、図6に示す処理を終了する。PC通信制御部(B10003)は、S2004において、所定時間内にレスポンスが確認できなかった場合(No)、S2005において、タイムアウトエラーを呼び出し元に返却し、図6に示す処理を終了する。本実施形態の場合、図5のS1003で図6のS2001が呼び出され、S2002でNoと判断され、リンクエラーが返却される例を示している。よって、図5のS1004でデータ管理部(B10005)は、通信エラー(Yes)と判断し、S1009へ飛ぶ。S1009へ飛ぶ所がシーケンス3−3:に相当する。
【0030】
S1005からS1008までの処理は、S1004で通信が確立(No)し、「English」に関連する最新版の地域情報と画像合成用のフレーム画像の管理情報とのタイムスタンプが読み出せた場合の処理フローである。S1005において、データ管理部(B10005)は、管理装置等より取得した最新版のタイプスタンプと、現在保持している地域情報及び画像合成用のフレーム画像のタイムスタンプと比較する。データ管理部(B10005)は、比較の結果、取得した最新版のタイプスタンプが、保持しているデータのタイムスタンプと同じ場合(最新である=Yes)、S1009にジャンプする。一方、データ管理部(B10005)は、タイムスタンプが異なる場合(最新でない=No)、S1006で図6のフローチャートの処理で「English」に関連する地域情報と画像合成用のフレーム画像の管理情報との最新版を管理装置等より受信(取得)する。データ管理部(B10005)は、S1007で受信が成功したと判断した場合(通信エラー=No)、S1008で受信したデータを最新データとして保存する。S1007でエラーの場合、データ管理部(B10005)は、S1009へ飛ぶ。
【0031】
S1009は、シーケンス3−4:に相当する。S1009において、データ管理部(B10005)は、「English」に関連する地域情報と画像合成用のフレーム画像の管理情報とを基に、地域選択画面(U5003)を表示する。戻るボタン(U5002)と次へボタン(U5004)とは1画面に表示する地域名が多すぎて入らない場合に表示され、複数ページで地域情報を表示していることを示す。U5003で地域がユーザによって選択され、U5005で選択決定された場合、その地域に関する画像合成用のフレーム画像の管理情報を選択状態として記憶する。本実施形態の例では、「English」に関連する地域情報と画像合成用のフレーム画像の管理情報とが選択されたことを記憶する。
【0032】
S1010からS1013までの処理は、シーケンス3−5:に相当する。S1010において、データ管理部(B10005)は、フォトプリンタ装置で選択された地域情報と画像合成用のフレーム画像の管理情報との選択状態をPC通信機能で管理装置等に対して送信を試みる。S1011で通信エラーを検出した場合、データ管理部(B10005)は、将来通信が確立した際に送信するためにS1012において送信予約データとして前記選択された地域情報と画像合成用のフレーム画像の管理情報とを保存し、S1013へ処理を進める。S1011で通信エラーが無かった場合とS1012の処理の後は、S1013において、データ管理部(B10005)は、前記選択された画像合成用のフレーム画像の管理情報を、フレーム一覧にセットする。このことにより、前記フレーム画像がおたのしみ印刷機能のフレーム印刷で選択可能なフレームとして使えるようになる。
【0033】
本実施形態の場合、例えばそのうちの1フレームは、実際には図9のU8001のようにフレーム画像の本体は未取得なので、フレーム画像選択画面中のフレーム画像の表示画像U8003には画像は表示されず「?」で表示される。しかしながら、フレーム画像の管理情報として、T4004から「Standard」、T4006から「Autumn」が画面に表示されており、ユーザは選択可能である。このように、画像合成用のフレーム画像の管理情報を更新することにより新たに追加されて選択可能になったフレーム画像は、フレーム画像の本体は未取得でありデータ管理部には記憶されていないものがあり、後にフレーム画像本体を取得する必要がある。そのため、フレーム画像選択画面においては未取得のフレーム画像の選択肢とデータ管理部に既に保持されているフレーム画像の選択肢とで識別可能なように表示するとよい。図9ではその1例として、データ管理部に既に保持されているフレーム画像の場合は対応する情報と画像とが共に表示され、未取得のフレーム画像の場合には対応する情報のみを表示し対応する画像は表示せずに「?」と表示している。また、未取得のフレーム画像の選択肢を表示する場合に、外部装置の一例であるPCから取得することにより利用可能になることを表示することにより未取得のフレームであることを識別可能なように表示してもよい。
【0034】
続いて図10のシーケンス図で、選択可能になったフレームデータがフォトプリンタに読み込まれる処理シーケンスを示す。
シーケンス7−1:
プリンタ制御部(B10002)とUI制御部(B10001)とが待機状態であることを検出する。
シーケンス7−2:
データ管理部(B10005)で未取得のフレームが存在するか否かを判断し、未取得のフレームがあれば、取得を開始する(S7001)。PC通信制御部(B10003)は、外部のフレーム管理システム(S7008)へフレーム画像(フレーム)の受信を指示し(S7003)、フレーム画像を転送させる(S7004)。データ管理部(B10005)は、このフレーム画像を更新する。
【0035】
この処理シーケンスを、より具体的に図11のフローチャートと図9のUIとを用いて説明する。
シーケンス7−1:は、フォトプリンタ装置が待機状態になった際に、図11の処理が起動されることによって開始する。本実施形態ではDSP(H9010)が、所定時間以上の間、利用率がゼロになった場合を検出することによって待機状態となる。S6001において、DSP(H9010)は、待機状態の同期メッセージをプリンタ制御部(B10002)が出している(ポストしている)か否かを判定する。同期メッセージを出している(=Yes)場合、S6002において、DSP(H9010)は、UI制御部(B10001)が待機状態の同期メッセージを出している(ポストしている)か否かを判定する。判定がYesの場合、DSP(H9010)は、S6003に行く。S6001及びS6002のどちらかがNoの場合、DSP(H9010)は、図11に示す処理を終了する。
【0036】
S6003からS6009までの処理は、シーケンス7−2:に相当する。S6003において、データ管理部(B10005)は、フレーム管理情報は最新だがフレーム画像を未取得のフレーム一覧を読み込む。S6004において、未取得あり(Yes)と判断した場合、S6005において、データ管理部(B10005)は、PC通信制御(B10003)を利用し、フレーム画像を取得する。実際の通信処理フローは既に図6を用いて説明した。S6006において、正常に受信できたと判断した場合(通信エラー=No)、データ管理部(B10005)は、S6007において、フレーム画像を保存する。
【0037】
S6008において、DSP(H9010)は、プリンタ制御部(B10002)が待機状態をポストしているか否か判断する。ポストしていた場合(ポスト解除=No)、S6009において、DSP(H9010)は、UI制御部(B10001)が待機状態をポストしているか否かを判断する。ポストされていた場合(ポスト解除=No)、DSP(H9010)は、S6004に戻る。S6004で未取得データがない(No)場合とS6006で通信エラーの場合(通信エラー=Yes)とS6008及びS6009で判定がYes(ポスト解除)の場合、フォトプリンタ装置は、図11に示す処理を終了する。以上の処理により、フォトプリンタ装置が待機状態の際に、選択可能だが実データは未取得のフレームデータを、自動的にフォトプリンタ装置に取り込むことができる。例えば、図9のU8002のようにフレーム画像の本体が取得され、フレーム画像の表示画像U8004をフレーム選択時に表示することができるようになる。
【0038】
以上、本実施形態によれば、図5の処理フローにより、フォトプリンタ装置の操作画面上で言語等の地域に関係する情報の設定が切り替えられる。すると、フォトフォトプリンタ装置と他の機器の接続状態に係わらず、フォトプリンタ装置で利用できる画像合成用のフレーム画像の選択情報を切り替えることができる。つまり、利用者は画像合成用のフレーム画像の選択情報の設定をフォトプリンタの動作モードに係わらず、好みのタイミングで変更することができる。
【0039】
更に、本実施形態によれば、図11の処理フローにより、フォトプリンタ装置は、フォトプリンタ装置で利用できる画像合成用のフレーム画像を管理する外部機器と接続し、画像合成用のフレーム画像の更新を実施する。よって、フォトプリンタ装置の画像合成用のフレーム画像をプログラムROM容量の制約を受けずに地域に対応して切り替えることができる。
【0040】
更に、本実施形態によれば、図11の処理フローにより、フォトプリンタ装置は、印刷待機状態の際にフォトプリンタ装置で利用できる画像合成用のフレーム画像を管理する外部機器との接続を検知した場合、画像合成用のフレーム画像の更新を実施する。よって、ユーザの操作やプリント動作を阻害しないタイミングで合成用画像を取得することができる。
【0041】
<実施形態2>
以下、実施形態2として、実施形態1の図5の処理フローを改良し、図12の処理フローとし、図13のUI画面を追加表示する実施形態を説明する。
まず図14を利用して、フォトプリンタ装置内部の処理シーケンスで図4との差異を説明する。図14は、ユーザがフォトプリンタ装置のUI(画面)を利用してフォトプリンタ装置の地域設定を変更する際の処理シーケンスを説明するための図である。
【0042】
シーケンス3−1については、変更はない:
ユーザが、UI制御部(B10001)が表示する操作メニューを操作する所から処理が始まり、地域情報変更(S3011)がユーザによって指示される。ここまでは図4と同様である。
シーケンス3−2を改良したシーケンス13−1:
S3011をトリガとして、データ管理部(B10005)は、画像合成用のフレーム画像の確認処理を始める。データ管理部(B10005)は、確認処理の一環として、最新の画像合成用のフレーム画像の管理情報を、PC通信制御部(B10003)を介して取得しようとする(S3010)。しかしながら、ここではオフラインのケースを説明するので、オフラインであった(S3004)と仮定する。シーケンス13−1:ではこの場合、特にS13001において、データ管理部(B10005)からの指示に基づき、UI制御部(B10001)が、接続確認画面を表示部(H9004)等に表示する(接続要求画面表示)。そして、ユーザが直ぐに、オンラインにして最新の画像合成用のフレーム画像の管理情報を取得し、フレーム画像の更新を行いたいか否かを確認する。このようにすることによって、例えば、ユーザがPC接続を直ぐに実施し、再度通信を指示することが可能となる。
【0043】
シーケンス3−3は内部のパスが替わりシーケンス13−2:
その結果、データ管理部(B10005)は、PC通信制御部(B10003)を利用し、S13003において、データ取得を行う。S13004において、フレーム管理システム(S7008)は、最新の画像合成用のフレーム画像の管理情報を取得し、フォトプリンタ装置に送信する。S13005において、PC通信制御部(B10003)は、データ受信を行い、データ管理部(B10005)を介してUI制御部(B10001)に制御を戻す。
【0044】
シーケンス3−4:
ユーザが、UI制御部(B10001)が表示する画面を操作し、地域情報を確定する(S3009)。するとこの操作をトリガとしてデータ管理部(B10005)は、前記地域情報を含む、最新の画像合成用のフレーム画像の管理情報を検索、取得し、現在のユーザ設定として決定(S3007)する。
【0045】
シーケンス3−5は内部のパスが替わりシーケンス13−3:
データ管理部(B10005)は、PC通信制御部(B10003)を通じて、最新のフレーム画像の管理情報を連絡しようとする(S3006)。しかしながら、ここではオンラインのケースを説明するので、S13006において、データ管理部(B10005)は、フォトプリンタ装置で選択された最新の画像合成用のフレーム画像の管理情報をフレーム管理システム(S7008)に通知する。フレーム管理システム(S7008)側では、フレーム画像の管理情報を更新する。
【0046】
この処理シーケンスを、より具体的に図12のフローチャートと図13のUIとを用いて説明する。
シーケンス3−1:のタイミングで図12の処理フローが開始されることは、図5の処理フローと同様である。S12001からS12002までの処理は、シーケンス13−1:に相当する。S1004において、通信エラーが発生した際に、S12001において、データ管理部(B10005)は、UI制御部(B10001)を通して図13のオフラインチェック画面(U14001)を表示する。ユーザが接続状態を再確認し、もしも切断していた場合、接続し、「Connect to PC and continue settings.」を選択し、U5005で確定を選択したとする。すると、データ管理部(B10005)は、S12002においてYesと判定し、S1003へ処理を戻す。図12では、このようなステップが追加されている。
【0047】
シーケンス13−2:に関しては実施形態1で説明したように、データ管理部(B10005)は、選択された地域情報と受信した画像合成用のフレーム画像の管理情報の最新版とを選択状態で記憶する。
シーケンス13−3:に関しては実施形態1で説明したようにデータ管理部(B10005)は選択された地域情報と画像合成用のフレーム画像の管理情報との選択状態を、PC通信制御部(B10003)を介してフレーム管理システム(S7008)に送信する。
なお、本実施形態で実際のフレーム画像を取得する処理フローは実施形態1の図11のフローを利用した。
【0048】
以上のように、本実施形態によれば、図12の処理フローにより、フォトプリンタ装置の操作画面上で言語等の地域に関係する情報の設定が切り替えられる。すると、フォトプリンタ装置は、印刷待機状態のときに、他の機器(管理装置)との接続状態を検知し、接続がオフラインの際には、ユーザに接続の操作を促す。そして、フォトプリンタ装置は、最新の地域情報と画像合成用のフレーム画像の管理情報と、にフォトプリンタ装置で利用できる合成用画像の選択情報を切り替えることができる。つまり、利用者は合成用画像の選択情報の設定をフォトプリンタ装置の動作モードに係わらず、必ずオンラインに切り替えて、変更することができる。
【0049】
更に、本実施形態によれば、図11の処理フローにより、フォトプリンタ装置はフォトプリンタで利用できる合成用画像を管理する外部機器と接続し、画像合成用のフレーム画像の更新を実施する。よって、フォトプリンタ装置の画像合成用のフレーム画像をプログラムROM容量の制約を受けずに地域対応して切り替えることができる。このことは、実施形態1と変わらない。
【0050】
更に、本実施形態によれば、図11の処理フローにより、フォトプリンタ装置は処理待機状態の際にフォトプリンタ装置で利用できる画像合成用のフレーム画像を管理する外部機器と接続し、画像合成用のフレーム画像の更新を実施する。よって、ユーザの操作やフォトプリント装置の動作を阻害しないタイミングで画像合成用のフレーム画像を取得することができる。このことは実施形態1と変わらない上に、図12の処理フローでユーザが接続状態を確認するので、設定変更から実際のフレーム画像の取得が完了するまでの期間が短くなる効果も得られる。
【0051】
<実施形態3>
実施形態3は実施形態1でフレーム画像が未取得にもかかわらずフレーム印刷を指示できるように、実施形態1を改良したものである。即ち本実施形態では、図9のU8001の画面で印刷を選んだ場合に、「データ未取得エラー」とするのではなく、その場でデータ取得を開始するようにした。この処理は図15の処理フローのようにお楽しみ印刷の処理フローの中に実装した。以下、図15の処理フローと図16のUIと図9のUIとを利用して本実施の形態を説明する。
【0052】
S15001は、図3のメニューでM1008のフレーム印刷が指示された際に処理が開始されるステップであり、フレーム印刷に関する処理を初期化するステップである。S15001において、UI制御部(B10001)は、おたのしみ印刷メニューの表示を開始する。
S15002において、UI制御部(B10001)は、フレーム画像の選択のための画面表示を行い、ユーザ操作に応じて、フレーム画像を選択する。図3のM11009のフレーム画像選択は、例えば、図9のU8001画面に対応し、この画面において、ユーザがU5005を押下し、フレーム画像を決定した場合、UI制御部(B10001)は、S15002の処理を終了する。例えば図9の例ではユーザは、フレーム画像のセット名称とフレーム名称とを読んで、このフレーム画像を利用しようと決定する。するとS15003において、UI制御部(B10001)は、印刷設定画面(M11004)を表示し、印刷枚数や画像のトリミング等の印刷設定を実施する。
【0053】
次にS15004において、データ管理部(B10005)は、前記フレーム画像が未取得であるか否かを確認する。もしも取得済み(未取得=No)の場合、UI制御部(B10001)は、S15010で印刷開始画面を表示する。もしもS15004で未取得(未取得=Yes)の場合、UI制御部(B10001)は、S15005において、図16のU16001の未取得フレームの受信確認の画面を表示する。ここで、「Down load the frame and continue printing.」がユーザによって選択されU5005で確定されたとする。つまりフレーム取得と印刷の継続とがユーザから指示された場合、UI制御部(B10001)は、S15006でYesと判定する。そして、S15007において、データ管理部(B10005)は、フレーム画像の取得を開始する。
【0054】
S15007とS15008とS15009とは、図11のS6005とS6006とS6007と、と同様であり、フレーム画像を取得する。そして、S15010において、UI制御部(B10001)は、印刷開始画面を表示する。そして、S15011において、データ管理部(B10005)は、プリンタ制御部(B10002)へ画像合成用のフレーム画像を転送する。プリンタ制御部(B10002)は、画像処理部(B10004)を利用し、画像合成を行い、印刷を行い、印刷結果を返す。S15012において、データ管理部(B10005)は、印刷結果が正常(Yes)の場合、S15013に処理を進める。S15013において、UI制御部(B10001)は、お楽しみ印刷の初期メニューに戻りユーザの操作を待って処理を終了する。
【0055】
ユーザがU8001の画面で、ボタン(U5006)を押下し、印刷をしない選択を行った場合、UI制御部(B10001)は、S15006でNoと判定し、S15013の処理を行う。また、S15008とS15012とで通信エラー及び印刷エラーを検出した場合も、フォトプリンタ装置は、S15013に処理を進める。
以上の処理フローにより、例えば、ユーザがU8001でU5005を選択、決定した場合、フレーム画像の取得が開始され、正常にフレーム画像が取得されれば、U8002のようなフレーム画像が取得される。このフレーム画像は、画像合成印刷に利用され、また、今後もこのプリンタで利用可能となる。
【0056】
以上のように本実施形態によれば、フォトプリンタ装置の操作画面上で言語等の地域に関係する情報の設定を切り替えると、フォトプリンタ装置と他の機器との接続状態がオフラインの場合、ユーザに対して接続に係る操作を促すことができる。そのため、フォトプリンタ装置で利用できる画像合成用のフォーム画像の選択情報を、最新の地域情報と画像合成用のフレーム画像の管理情報とに切り替えることができるようになる点は実施形態1又は実施形態2と同様、同じ効果を得ることができる。
【0057】
また、本実施形態によれば、図15の処理フローにより、フォトプリンタ装置は、フォトプリンタ装置で利用できる画像合成用のフレーム画像を管理する外部機器と接続し、フレーム画像の更新を実施する。そのため、フォトプリンタ装置の画像合成用のフレーム画像をプログラムROM容量の制約を受けずに地域対応させ、切り替えることができることも実施形態1又は実施形態2と同様である。
更に、本実施形態によれば、図15の処理フローにより、フォトプリンタ装置でフレーム画像が必要な際に、必要なフレーム画像だけを取得するので、ユーザの操作やプリント動作を阻害しないタイミングでフレーム画像を取得することができる。このことは実施形態1と同様な上に、直ぐにフレーム画像を取得したいというユーザのニーズにも応えることができている。
【0058】
<その他の実施形態>
上述の実施形態では、管理情報及び合成用画像データをPCから取得する構成であったが、外部記憶媒体の一例であるメモリカード等の記録媒体から取得する構成にしてもよい。その場合は、PCとの接続を促す表示の代わりに、記憶媒体装着部の一例であるプリンタのメモリカードスロットにメモリカードを装着することを促す表示をすることになる。
また、本発明の目的は、以下のようにすることによって達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(又は記録媒体)を、システム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置の中央演算処理手段(CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0059】
また、システム或いは装置の前記中央演算処理手段が読み出したプログラムコードを実行することにより、そのプログラムコードの指示に基づき、システム或いは装置上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)等が実際の処理の一部又は全部を行う。その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0060】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、前記システム或いは装置に挿入された機能拡張カードや、接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれたとする。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0061】
本発明を前記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体(コンピュータ読み取り可能な記憶媒体)には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0062】
上述した各実施形態によればフォトプリンタ装置の操作画面上で言語等の地域に関係する情報の設定が切り替えられるとフォトプリンタ装置と他の機器との接続状態に係わらずフォトプリンタ装置で利用できるフォーム画像の選択情報を切り替えることができる。つまり、利用者は画像合成用のフォーム画像の選択情報を好みのタイミングで変更することができる。
更に上述した各実施形態によればフォトプリンタ装置はフォーム画像を管理する外部機器と接続しフォーム画像の更新を実施するので、フォーム画像をプログラムROM容量の制約を受けずに地域に関係する情報の設定の切り替えに対応して切り替えることができる。
更に上述した各実施形態によればフォトプリンタ装置は利用者の好みのタイミングでフォーム画像を管理する外部機器と接続し、フォーム画像の更新を実施するので、ユーザの操作やプリント動作を阻害しないタイミングでフォーム画像を取得することができる。
【0063】
よって、画像処理装置のメモリ等の容量の制約にかかわらず、画像処理装置の利用場所に係る利用場所情報の変更に応じて、変更された利用場所情報に応じた画像合成用画像の選択肢情報をユーザが選択できるようにすることができる。
【0064】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】フォトプリント装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【図2】ROM(H9008)に記憶されたプログラムをDSP(H9010)が実行することにより実現されるフォトプリンタ装置の機能構成等の一例を示す図である。
【図3】UI制御部(B10001)でユーザに表示する画面の全構成を示したUI構成の一例を示す図である。
【図4】ユーザがフォトプリンタ装置のUIを利用してフォトプリンタ装置の地域設定を変更する際の処理シーケンスの一例を示す図(その1)である。
【図5】地域設定に係る処理の一例を示すフローチャートである。
【図6】PC通信に係る処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】地域情報と最新の画像合成用のフレーム画像の管理情報との一例を示す図である。
【図8】言語選択画面の一例を示す図である。
【図9】フレーム画像選択画面の一例を示す図である。
【図10】フレーム画像更新に係る処理シーケンスの一例を示す図である。
【図11】フレーム画像更新に係る処理の一例を示すフローチャートである。
【図12】地域設定に係る処理の一例を示すフローチャートである。
【図13】オフラインチェック画面の一例を示す図である。
【図14】ユーザがフォトプリンタ装置のUIを利用してフォトプリンタ装置の地域設定を変更する際の処理シーケンスの一例を示す図(その2)である。
【図15】お楽しみ印刷に係る処理の一例を示すフローチャートである。
【図16】未取得フレームの受信確認の画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0066】
B10001 UI制御部
B10002 プリンタ制御部
B10003 PC通信制御部
B10004 画像処理部
B10005 データ管理部
B10006 カメラ通信制御部
B10007 フレーム画像管理部
B10008 管理情報管理部
B10009 その他の設定情報管理部
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置及び合成用画像の取得方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、銀塩フィルムを使用するカメラに取って代わりデジタルカメラが普及している。更にデジタルカメラやデジタルカメラのメモリカードに保存された撮影画像ファイルを簡単に印刷し、写真画像として鑑賞するための、フォトプリンタというジャンルのプリンタ装置が開発されている。このプリンタは、以下の3つの利用形態を利用者に提供している。
カメラダイレクト;デジタルカメラと有線通信又は無線通信で直接接続でき、デジタルカメラ内の写真画像ファイルをカメラと接続された状態で受信し、印刷することができる。この際、プリンタはデジタルカメラの操作ボタンやLCD表示装置等の操作部分から遠隔操作される。
カードダイレクト:デジタルカメラのメモリカードを挿入するカードスロットをプリンタが持ち、その写真画像ファイルを印刷することができる。この際、プリンタ自身の操作ボタン及びLCD等の表示画面で直接操作できる。
PC印刷:パーソナルコンピュータと接続し、一般のプリンタ装置と同様にPC上のアプリケーションからプリンタドライバ経由で転送された印刷データを印刷する。
【0003】
このようにフォトプリンタは、従来のコンピュータ用のプリンタ装置と異なり、様々な利用形態で利用でき、個人が所有し手軽に写真印刷を楽しむことができる装置である。また、更に楽しい印刷を提案するために、フォトプリンタには、カードダイレクトの際は、プリンタに内蔵された飾りやイラスト等のフレーム画像と写真画像ファイル(画像)とを合成し、印刷する機能が存在する。
【0004】
またフォトプリンタは、世界各地に出荷するために、言語切り替えのため、各国の言語を操作メニューに表示し、選択させる仕組みを持つものもある。
【0005】
【特許文献1】特開2006−5760号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
各国言語にメニューを切り替える際に、内蔵するフレーム画像も各国用に切り替えるようにする方が、各地域に適切なフレーム画像を提供できるので、その地域の人々の嗜好にあったフレーム画像となることが考えられる。しかしフレーム画像は、例えば300DPIの印刷品位のポストカードサイズ(100mm×148mm)のJPEG圧縮画像であっても、数百KBから数MB程度の大きいファイル容量となる。個人が所有し、好きな時に好きな場所に持ち運んで印刷するという利用形態が想定されるフォトプリンタは、小型で安価で比較的処理能力の低い機器であることが多い。そのため、各国用にフレーム画像やフレーム画像に関するフレーム情報を豊富に自身のメモリ(記憶装置)等に持つことができない問題がある。
【0007】
よって、本発明は、画像処理装置のメモリ等の容量の制約にかかわらず、画像処理装置の利用場所に係る利用場所情報の変更に応じて、変更された利用場所情報に応じた画像合成用画像の選択肢情報をユーザが選択できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで、本発明は、複数の合成用画像を保持する記憶手段を備えたプリンタであって、
画像に合成する合成用画像を選択するための選択手段と、画像と選択手段により選択された合成用画像とを合成してプリントするプリント手段と、プリンタの利用場所又は使用言語に係る場所情報が変更された場合、変更された場所情報に基づいて、選択手段により選択可能な合成用画像の選択肢を変更する変更手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、プリンタのメモリ等の容量の制約にかかわらず、プリンタの利用場所又は使用言語の変更に応じて、ユーザが選択できる合成用画像の選択肢を変更することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
【0011】
図1は、フォトプリント装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図1に示すH9001からH9013までのコンポーネントをデジタル電子回路上で協調動作させ、フォトプリンタ装置の機能を果たしている。フォトプリンタ装置は、一般のパーソナルコンピュータと同様に、プログラムROM(H9008)に内蔵されたプログラムと制御データとをRAM(H09009)にロードし、DSP(H9010)で処理して動作する。
【0012】
フォトプリンタ装置のカメラダイレクト機能を果たす際は、ユーザは、通信部(H9003)にデジタルカメラ(非図示)をUSBケーブルで接続する。デジタルカメラの接続を検出すると、表示I/O制御部(H9005)は、表示部(H9004)にデジタルカメラにより遠隔操作されていることを表示する。また、操作I/O制御部(H9007)は、操作パネル(H9006)の入力を無視する。また、メモリカードI/O操作部(H9002)は、メモリカードスロット(H9001)からの入力を無視する。
【0013】
そしてフォトプリント装置は、デジタルカメラからの操作に従い、通信部(H9003)からの画像データをDSP(H9010)で印刷データに変換する。そしてフォトプリント装置は、その印刷データをプリンタエンジン制御部(H9012)に転送し、プリンタエンジン(H9011)から印画を出力する。この際、フォトプリント装置は、プリンタの用紙やインクや印字進行の状況を、逆に通信部(H9003)からデジタルカメラに転送する。
【0014】
フォトプリンタ装置のカードダイレクト機能を果たす際は、フォトプリンタ装置は、通信部(H9003)に何も接続が無い状態を確認する。そして、メモリカードI/O操作部(H9002)は、メモリカードスロット(H9001)から画像を入手する。そして、表示I/O制御部(H9005)は、表示部(H9004)にカードダイレクトメニューを表示する。そして、操作I/O制御部(H9007)は、操作パネル(H9006)を介した入力を得て、印刷設定を行う。DSP(H9010)は、この印刷設定に基づき画像データを印刷データに変換し、変換した印刷データをプリンタエンジン制御部(H9012)に転送する。そして、プリンタエンジン(H9011)は印画を出力する。この際、プリンタの用紙やインクや印字進行の状況は表示I/O制御部(H9005)によって表示部(H9004)に表示される。
【0015】
フォトプリンタ装置のPC印刷機能を果たす際は、ユーザは、通信部(H9003)にパーソナルコンピュータ(非図示)をUSBケーブルで接続する。パーソナルコンピュータの接続を検出すると、表示I/O制御部(H9005)は、表示部(H9004)にパーソナルコンピュータにより遠隔操作されていることを表示する。また、操作I/O制御部(H9007)は、操作パネル(H9006)の入力を無視する。また、メモリカードI/O操作部(H9002)は、メモリカードスロット(H9001)からの入力を無視する。そしてフォトプリント装置は、デジタルカメラからの操作に従い、通信部(H9003)からの印刷データをプリンタエンジン制御部(H9012)に転送する。そして、プリンタエンジン(H9011)は印画を出力する。この際、フォトプリント装置は、プリンタの用紙やインクや印字進行の状況を、逆に通信部(H9003)からパーソナルコンピュータに転送する。
【0016】
図2は、ROM(H9008)に記憶されたプログラムをDSP(H9010)が実行することにより実現されるフォトプリンタ装置の機能構成等の一例を示す図である。
UI制御部(B10001)は、主には、表示部(H9004)と、表示I/O制御部(H9005)と、操作パネル(H9006)と、操作I/O制御部(H9007)と、を制御し、ユーザへの操作画面の表示とユーザからの操作受付とを行う。また、UI制御部(B10001)は、ユーザの操作に従い他のプログラムブロック(機能ブロック)への処理命令を発し、処理状況を受領し、操作画面等の表示へ反映する。
【0017】
プリンタ制御部(B10002)は、主には、プリンタエンジン(H9011)とプリンタエンジン制御部(H9012)とを制御し、印画を得る。プリンタ制御部(B10002)は、印画を行う画像を画像処理部(B10004)に取得及び編集させる。また、プリンタ制御部(B10002)は、画像合成用のフレーム画像を、データ管理部(B10005)から取得する。そして、プリンタ制御部(B10002)は、画像処理部(B10004)合成処理を行うよう制御する。
PC通信制御(B10003)は、主には通信部(H9003)を制御し、PC印刷の通信プロトコルに従ってPC印刷データを受信する。PC通信制御(B10003)は、PC印刷データを、プリンタ制御部(B1002)に転送し、印刷をさせる。更に、PC通信制御(B10003)は、画像合成用のフレーム画像と画像合成用のフレーム画像の管理情報を受信する。PC通信制御(B10003)は、受信したこれらの情報をデータ管理部(B1005)に転送し、保存、管理させる。
【0018】
画像処理部(B10004)は、主にDSP(H9010)とRAM(H9009)とを制御し、画像データをデコードし、加工編集し、プリンタの印画特性に最適な印刷データに変換する。また、画像処理部(B10004)は、おたのしみ印刷機能の画像合成用のフレーム画像と写真画像との合成も行う。
データ管理部(B10005)は、主にROM(H9008)を制御し、フォトプリンタ装置が保存する必要があるデータを管理する。データ管理部(B10005)は、フレーム画像管理部(B10007)と管理情報管理部(B10008)とその他の設定情報管理部(B10009)とからなる。フレーム画像管理部(B10007)は、画像合成用のフレーム画像(フレームデータ)を管理する。管理情報管理部(B10008)は、フレーム画像の名称等のフレーム画像の管理情報を管理する。その他の設定情報管理部(B10009)は、その他にフォトプリンタ装置の電源断の際にも憶えておくべきユーザの設定情報(ユーザ設定情報)等を管理する。
【0019】
カメラ通信制御(B10003)は、主には通信部(H9003)を制御し、カメラダイレクトの通信プロトコルに従ってデジタルカメラの画像データを受信する。画像処理部(B10004)は、前記画像データを印刷データに変換し、プリンタ制御部(B10002)に転送する。プリンタ制御部(B10002)は、前記印刷データを印刷する。
なお、カメラ通信制御(B10006)もPC通信制御部(B10003)と同様に主には通信部(H9003)を制御する。カメラ通信制御(B10006)とPC通信制御部(B10003)とは、通信部(H9003)のUSBホスト及びUSBデバイスの何れかのポートに機器が接続されているかで処理が切り替わる。USBホストポートに機器等が接続されている場合はカメラ通信制御(B10006)が利用され、USBデバイスポートに機器等が接続されている場合はPC通信制御部(B10003)が利用される。
【0020】
図3は、UI制御部(B10001)でユーザに表示する画面の全構成を示したUI構成の一例を示す図である。メインメニュー(M11001)は、全メニューを表示した最上位のメニュー画面である。
画像選択(M11002)以下の画面は、カードダイレクト機能の際のメモリカード内の画像を選択する画面群である。
印刷(M11003)の画面は、単純に写真画像を印刷する画面や各種の画像合成(お楽しみ印刷と総称する)を行い写真画像に修飾を行って印刷する画面群である。その中にフレーム印刷を開始するフレーム印刷(M11008)画面と画像合成用のフレーム画像を選択するフレーム画像選択(M11009)画面とがある。
印刷設定(M11004)の画面は、印刷する枚数等の印刷条件や、印刷する画像の画像補正を行う画質調整や印刷する画像のトリミング等を行う画像調整の画面群である。
本体設定(M11005)の画面は、本体の省エネルギー設定や通信初期値等の各種設定を行う画面群であり、特に、言語設定(M11006)画面と地域設定(M11007)画面とを持つ。
【0021】
<実施形態1>
以下、図4を用いてフォトプリンタ装置内部の処理シーケンスの一例を説明する。ここで、処理シーケンスとは、図3に示した機能ブロックが協調処理を行う順番と相互にやり取りするデータとを時系列の示したものである。図4は、ユーザがフォトプリンタ装置のUIを利用してフォトプリンタ装置の言語設定を変更する際の処理シーケンスの一例を示す図である。
シーケンス3−1:
ユーザが、UI制御部(B10001)が表示する操作メニューを操作する所から処理が始まり、言語情報変更(S3011)がユーザによって指示される。
【0022】
シーケンス3−2:
言語情報変更(S3011)の指示をトリガとして、データ管理部(B10005)は、画像合成用のフレーム画像の確認処理を始める。データ管理部(B10005)は、確認処理の一環で、最新の画像合成用のフレーム画像の管理情報を、PC通信制御(B10003)を介してネットワークを介して通信可能なフレーム画像の管理装置等より取得しようとする(S3010)。オフラインであったと仮定すると、PC通信制御(B10003)からデータ管理部(B10005)に対してオフラインが通知される(S3004)。
【0023】
シーケンス3−3:
その結果、データ管理部(B10005)は、自身が持つ最新の画像合成用のフレーム画像の管理情報を最新として扱い(S3005)、UI制御部(B10001)に制御を戻す。
【0024】
シーケンス3−4:
ユーザが、UI制御部(B10001)が表示する画面を操作し、言語情報を確定する(S3009)。するとこの操作をトリガとしてデータ管理部(B10005)は、前記言語情報を含む、最新の画像合成用のフレーム画像の管理情報を検索、取得し、現在のユーザ設定として決定(S3007)する。
【0025】
シーケンス3−5:
データ管理部(B10005)は、PC通信制御部(B10003)を通じて、フレーム画像の管理情報を連絡しようとする(S3006)。ここでオフラインであったと仮定すると、データ管理部(B10005)は、オフラインであるとして次回通信が確立した際に連絡する連絡保留状態で処理を完了する(S3008)。そしてデータ管理部(B10005)は、前記検索し、取得した最新の画像合成用のフレーム画像の管理情報の全て又は一部をお楽しみ印刷でフレーム印刷が選択された場合に表示するよう選択状態にする。
このような処理を行い、プリンタにおける使用言語である言語情報の変更に応じて、フレーム印刷時に利用可能な合成用画像の選択肢を変更することができる。言語情報だけでなく、プリンタの利用場所を示す地域情報に応じて利用可能な合成用画像の選択肢を変更してもよいし、言語と地域情報の両方を用いてもよい。また、本実施形態では、言語選択時に最新の管理情報をPCから取得しているが、前回のPCとの接続時に取得した管理情報を記憶(管理情報記憶)しておきそれを用いてもよい。
【0026】
この処理シーケンスを、より具体的に図5及び図6のフローチャートと、図7の画像合成用のフレーム画像の管理情報と、図8及び図9のUIと、を用いて説明する。
シーケンス3−1:のタイミングで図5の処理フローが開始される。最初にUI制御部(B10001)は、ユーザに図8の言語選択画面(U5001)で言語を選択させる。ユーザが、言語を選択し、SETボタン(U5005)を押すと、S1001のステップの処理が開始される。もしもユーザがBACKボタン(U5006)を押した場合、図5の処理には入らない。本実施形態では、言語選択画面(U5001)でユーザによって「English」が選ばれたとする。言語が選択されたことをもって、S1002のステップの処理が実行される。
【0027】
S1002からS1004までの処理はシーケンス3−2:に相当する。S1002において、データ管理部(B10005)は、選択された言語に基づいて、関連する地域情報と最新の画像合成用のフレーム画像の管理情報(例えばT4004〜T4009の情報)とを読み出す。なお、言語情報と地域情報とフレーム画像の管理情報とを含めてフレーム画像の管理情報としてもよい。これらの情報は論理的には図7で示した二次元の表形式になっている。図7に示されるようにこれらの情報は、言語(Language:T4001)、地域(Region:T4002)、セット名称(SetName:T4004)、フレーム名称(FrameName:T4006)、を検索キーとすることが可能なデータである。プライオリティマーク(PriorityMark:T4003)は、地域(T4002)のデータがNULLの場合に代替で利用されるデータであることを示している。セット説明(SetExplanation:T4005)とフレーム説明(FrameExplanation:T4007)とは、フレーム画像の説明文であり、フレーム画像が未取得の際にユーザがフレーム画像を識別するための手助けとして表示される。有効日付(AvailableDate:T4008)は、フレーム画像が利用可能になる日付である。抹消日付(ExpirationDate:T4009)は、フレーム画像の使用を禁止する日付である。フォトプリンタ装置は、期間限定で利用させるフレーム画像にこれらの情報を付けることができる。
【0028】
S1002において、今回、「English」が選ばれているので、データ管理部(B10005)は、図7のように「English」に関連する地域情報と画像合成用のフレーム画像の管理情報とを読み込む。続いてS1003において、データ管理部(B10005)は、PC通信制御部(B10003)を介して、この情報が最新であるか否かを外部の管理装置等に問い合わせる。図6は、取い合わせに係るデータ受信処理の一例を示すフローチャートである。
【0029】
図6の処理フローに従って説明すると、S2001において、PC通信制御部(B10003)は、物理リンク及び論理リンクの確立を行う。PC通信制御部(B10003)は、S2002において、リンク確立が確認(Yes)されると、S2003において、指定データを送受信する。PC通信制御部(B10003)は、S2004において、所定時間内にレスポンスを確認することができた場合(Yes)、S2007において、結果データを呼び出し元に返し、図6に示す処理を終了する。PC通信制御部(B10003)は、S2002において、リンクが確立しない場合(No)は、S2006において、リンクエラーを呼び出し元に返し、図6に示す処理を終了する。PC通信制御部(B10003)は、S2004において、所定時間内にレスポンスが確認できなかった場合(No)、S2005において、タイムアウトエラーを呼び出し元に返却し、図6に示す処理を終了する。本実施形態の場合、図5のS1003で図6のS2001が呼び出され、S2002でNoと判断され、リンクエラーが返却される例を示している。よって、図5のS1004でデータ管理部(B10005)は、通信エラー(Yes)と判断し、S1009へ飛ぶ。S1009へ飛ぶ所がシーケンス3−3:に相当する。
【0030】
S1005からS1008までの処理は、S1004で通信が確立(No)し、「English」に関連する最新版の地域情報と画像合成用のフレーム画像の管理情報とのタイムスタンプが読み出せた場合の処理フローである。S1005において、データ管理部(B10005)は、管理装置等より取得した最新版のタイプスタンプと、現在保持している地域情報及び画像合成用のフレーム画像のタイムスタンプと比較する。データ管理部(B10005)は、比較の結果、取得した最新版のタイプスタンプが、保持しているデータのタイムスタンプと同じ場合(最新である=Yes)、S1009にジャンプする。一方、データ管理部(B10005)は、タイムスタンプが異なる場合(最新でない=No)、S1006で図6のフローチャートの処理で「English」に関連する地域情報と画像合成用のフレーム画像の管理情報との最新版を管理装置等より受信(取得)する。データ管理部(B10005)は、S1007で受信が成功したと判断した場合(通信エラー=No)、S1008で受信したデータを最新データとして保存する。S1007でエラーの場合、データ管理部(B10005)は、S1009へ飛ぶ。
【0031】
S1009は、シーケンス3−4:に相当する。S1009において、データ管理部(B10005)は、「English」に関連する地域情報と画像合成用のフレーム画像の管理情報とを基に、地域選択画面(U5003)を表示する。戻るボタン(U5002)と次へボタン(U5004)とは1画面に表示する地域名が多すぎて入らない場合に表示され、複数ページで地域情報を表示していることを示す。U5003で地域がユーザによって選択され、U5005で選択決定された場合、その地域に関する画像合成用のフレーム画像の管理情報を選択状態として記憶する。本実施形態の例では、「English」に関連する地域情報と画像合成用のフレーム画像の管理情報とが選択されたことを記憶する。
【0032】
S1010からS1013までの処理は、シーケンス3−5:に相当する。S1010において、データ管理部(B10005)は、フォトプリンタ装置で選択された地域情報と画像合成用のフレーム画像の管理情報との選択状態をPC通信機能で管理装置等に対して送信を試みる。S1011で通信エラーを検出した場合、データ管理部(B10005)は、将来通信が確立した際に送信するためにS1012において送信予約データとして前記選択された地域情報と画像合成用のフレーム画像の管理情報とを保存し、S1013へ処理を進める。S1011で通信エラーが無かった場合とS1012の処理の後は、S1013において、データ管理部(B10005)は、前記選択された画像合成用のフレーム画像の管理情報を、フレーム一覧にセットする。このことにより、前記フレーム画像がおたのしみ印刷機能のフレーム印刷で選択可能なフレームとして使えるようになる。
【0033】
本実施形態の場合、例えばそのうちの1フレームは、実際には図9のU8001のようにフレーム画像の本体は未取得なので、フレーム画像選択画面中のフレーム画像の表示画像U8003には画像は表示されず「?」で表示される。しかしながら、フレーム画像の管理情報として、T4004から「Standard」、T4006から「Autumn」が画面に表示されており、ユーザは選択可能である。このように、画像合成用のフレーム画像の管理情報を更新することにより新たに追加されて選択可能になったフレーム画像は、フレーム画像の本体は未取得でありデータ管理部には記憶されていないものがあり、後にフレーム画像本体を取得する必要がある。そのため、フレーム画像選択画面においては未取得のフレーム画像の選択肢とデータ管理部に既に保持されているフレーム画像の選択肢とで識別可能なように表示するとよい。図9ではその1例として、データ管理部に既に保持されているフレーム画像の場合は対応する情報と画像とが共に表示され、未取得のフレーム画像の場合には対応する情報のみを表示し対応する画像は表示せずに「?」と表示している。また、未取得のフレーム画像の選択肢を表示する場合に、外部装置の一例であるPCから取得することにより利用可能になることを表示することにより未取得のフレームであることを識別可能なように表示してもよい。
【0034】
続いて図10のシーケンス図で、選択可能になったフレームデータがフォトプリンタに読み込まれる処理シーケンスを示す。
シーケンス7−1:
プリンタ制御部(B10002)とUI制御部(B10001)とが待機状態であることを検出する。
シーケンス7−2:
データ管理部(B10005)で未取得のフレームが存在するか否かを判断し、未取得のフレームがあれば、取得を開始する(S7001)。PC通信制御部(B10003)は、外部のフレーム管理システム(S7008)へフレーム画像(フレーム)の受信を指示し(S7003)、フレーム画像を転送させる(S7004)。データ管理部(B10005)は、このフレーム画像を更新する。
【0035】
この処理シーケンスを、より具体的に図11のフローチャートと図9のUIとを用いて説明する。
シーケンス7−1:は、フォトプリンタ装置が待機状態になった際に、図11の処理が起動されることによって開始する。本実施形態ではDSP(H9010)が、所定時間以上の間、利用率がゼロになった場合を検出することによって待機状態となる。S6001において、DSP(H9010)は、待機状態の同期メッセージをプリンタ制御部(B10002)が出している(ポストしている)か否かを判定する。同期メッセージを出している(=Yes)場合、S6002において、DSP(H9010)は、UI制御部(B10001)が待機状態の同期メッセージを出している(ポストしている)か否かを判定する。判定がYesの場合、DSP(H9010)は、S6003に行く。S6001及びS6002のどちらかがNoの場合、DSP(H9010)は、図11に示す処理を終了する。
【0036】
S6003からS6009までの処理は、シーケンス7−2:に相当する。S6003において、データ管理部(B10005)は、フレーム管理情報は最新だがフレーム画像を未取得のフレーム一覧を読み込む。S6004において、未取得あり(Yes)と判断した場合、S6005において、データ管理部(B10005)は、PC通信制御(B10003)を利用し、フレーム画像を取得する。実際の通信処理フローは既に図6を用いて説明した。S6006において、正常に受信できたと判断した場合(通信エラー=No)、データ管理部(B10005)は、S6007において、フレーム画像を保存する。
【0037】
S6008において、DSP(H9010)は、プリンタ制御部(B10002)が待機状態をポストしているか否か判断する。ポストしていた場合(ポスト解除=No)、S6009において、DSP(H9010)は、UI制御部(B10001)が待機状態をポストしているか否かを判断する。ポストされていた場合(ポスト解除=No)、DSP(H9010)は、S6004に戻る。S6004で未取得データがない(No)場合とS6006で通信エラーの場合(通信エラー=Yes)とS6008及びS6009で判定がYes(ポスト解除)の場合、フォトプリンタ装置は、図11に示す処理を終了する。以上の処理により、フォトプリンタ装置が待機状態の際に、選択可能だが実データは未取得のフレームデータを、自動的にフォトプリンタ装置に取り込むことができる。例えば、図9のU8002のようにフレーム画像の本体が取得され、フレーム画像の表示画像U8004をフレーム選択時に表示することができるようになる。
【0038】
以上、本実施形態によれば、図5の処理フローにより、フォトプリンタ装置の操作画面上で言語等の地域に関係する情報の設定が切り替えられる。すると、フォトフォトプリンタ装置と他の機器の接続状態に係わらず、フォトプリンタ装置で利用できる画像合成用のフレーム画像の選択情報を切り替えることができる。つまり、利用者は画像合成用のフレーム画像の選択情報の設定をフォトプリンタの動作モードに係わらず、好みのタイミングで変更することができる。
【0039】
更に、本実施形態によれば、図11の処理フローにより、フォトプリンタ装置は、フォトプリンタ装置で利用できる画像合成用のフレーム画像を管理する外部機器と接続し、画像合成用のフレーム画像の更新を実施する。よって、フォトプリンタ装置の画像合成用のフレーム画像をプログラムROM容量の制約を受けずに地域に対応して切り替えることができる。
【0040】
更に、本実施形態によれば、図11の処理フローにより、フォトプリンタ装置は、印刷待機状態の際にフォトプリンタ装置で利用できる画像合成用のフレーム画像を管理する外部機器との接続を検知した場合、画像合成用のフレーム画像の更新を実施する。よって、ユーザの操作やプリント動作を阻害しないタイミングで合成用画像を取得することができる。
【0041】
<実施形態2>
以下、実施形態2として、実施形態1の図5の処理フローを改良し、図12の処理フローとし、図13のUI画面を追加表示する実施形態を説明する。
まず図14を利用して、フォトプリンタ装置内部の処理シーケンスで図4との差異を説明する。図14は、ユーザがフォトプリンタ装置のUI(画面)を利用してフォトプリンタ装置の地域設定を変更する際の処理シーケンスを説明するための図である。
【0042】
シーケンス3−1については、変更はない:
ユーザが、UI制御部(B10001)が表示する操作メニューを操作する所から処理が始まり、地域情報変更(S3011)がユーザによって指示される。ここまでは図4と同様である。
シーケンス3−2を改良したシーケンス13−1:
S3011をトリガとして、データ管理部(B10005)は、画像合成用のフレーム画像の確認処理を始める。データ管理部(B10005)は、確認処理の一環として、最新の画像合成用のフレーム画像の管理情報を、PC通信制御部(B10003)を介して取得しようとする(S3010)。しかしながら、ここではオフラインのケースを説明するので、オフラインであった(S3004)と仮定する。シーケンス13−1:ではこの場合、特にS13001において、データ管理部(B10005)からの指示に基づき、UI制御部(B10001)が、接続確認画面を表示部(H9004)等に表示する(接続要求画面表示)。そして、ユーザが直ぐに、オンラインにして最新の画像合成用のフレーム画像の管理情報を取得し、フレーム画像の更新を行いたいか否かを確認する。このようにすることによって、例えば、ユーザがPC接続を直ぐに実施し、再度通信を指示することが可能となる。
【0043】
シーケンス3−3は内部のパスが替わりシーケンス13−2:
その結果、データ管理部(B10005)は、PC通信制御部(B10003)を利用し、S13003において、データ取得を行う。S13004において、フレーム管理システム(S7008)は、最新の画像合成用のフレーム画像の管理情報を取得し、フォトプリンタ装置に送信する。S13005において、PC通信制御部(B10003)は、データ受信を行い、データ管理部(B10005)を介してUI制御部(B10001)に制御を戻す。
【0044】
シーケンス3−4:
ユーザが、UI制御部(B10001)が表示する画面を操作し、地域情報を確定する(S3009)。するとこの操作をトリガとしてデータ管理部(B10005)は、前記地域情報を含む、最新の画像合成用のフレーム画像の管理情報を検索、取得し、現在のユーザ設定として決定(S3007)する。
【0045】
シーケンス3−5は内部のパスが替わりシーケンス13−3:
データ管理部(B10005)は、PC通信制御部(B10003)を通じて、最新のフレーム画像の管理情報を連絡しようとする(S3006)。しかしながら、ここではオンラインのケースを説明するので、S13006において、データ管理部(B10005)は、フォトプリンタ装置で選択された最新の画像合成用のフレーム画像の管理情報をフレーム管理システム(S7008)に通知する。フレーム管理システム(S7008)側では、フレーム画像の管理情報を更新する。
【0046】
この処理シーケンスを、より具体的に図12のフローチャートと図13のUIとを用いて説明する。
シーケンス3−1:のタイミングで図12の処理フローが開始されることは、図5の処理フローと同様である。S12001からS12002までの処理は、シーケンス13−1:に相当する。S1004において、通信エラーが発生した際に、S12001において、データ管理部(B10005)は、UI制御部(B10001)を通して図13のオフラインチェック画面(U14001)を表示する。ユーザが接続状態を再確認し、もしも切断していた場合、接続し、「Connect to PC and continue settings.」を選択し、U5005で確定を選択したとする。すると、データ管理部(B10005)は、S12002においてYesと判定し、S1003へ処理を戻す。図12では、このようなステップが追加されている。
【0047】
シーケンス13−2:に関しては実施形態1で説明したように、データ管理部(B10005)は、選択された地域情報と受信した画像合成用のフレーム画像の管理情報の最新版とを選択状態で記憶する。
シーケンス13−3:に関しては実施形態1で説明したようにデータ管理部(B10005)は選択された地域情報と画像合成用のフレーム画像の管理情報との選択状態を、PC通信制御部(B10003)を介してフレーム管理システム(S7008)に送信する。
なお、本実施形態で実際のフレーム画像を取得する処理フローは実施形態1の図11のフローを利用した。
【0048】
以上のように、本実施形態によれば、図12の処理フローにより、フォトプリンタ装置の操作画面上で言語等の地域に関係する情報の設定が切り替えられる。すると、フォトプリンタ装置は、印刷待機状態のときに、他の機器(管理装置)との接続状態を検知し、接続がオフラインの際には、ユーザに接続の操作を促す。そして、フォトプリンタ装置は、最新の地域情報と画像合成用のフレーム画像の管理情報と、にフォトプリンタ装置で利用できる合成用画像の選択情報を切り替えることができる。つまり、利用者は合成用画像の選択情報の設定をフォトプリンタ装置の動作モードに係わらず、必ずオンラインに切り替えて、変更することができる。
【0049】
更に、本実施形態によれば、図11の処理フローにより、フォトプリンタ装置はフォトプリンタで利用できる合成用画像を管理する外部機器と接続し、画像合成用のフレーム画像の更新を実施する。よって、フォトプリンタ装置の画像合成用のフレーム画像をプログラムROM容量の制約を受けずに地域対応して切り替えることができる。このことは、実施形態1と変わらない。
【0050】
更に、本実施形態によれば、図11の処理フローにより、フォトプリンタ装置は処理待機状態の際にフォトプリンタ装置で利用できる画像合成用のフレーム画像を管理する外部機器と接続し、画像合成用のフレーム画像の更新を実施する。よって、ユーザの操作やフォトプリント装置の動作を阻害しないタイミングで画像合成用のフレーム画像を取得することができる。このことは実施形態1と変わらない上に、図12の処理フローでユーザが接続状態を確認するので、設定変更から実際のフレーム画像の取得が完了するまでの期間が短くなる効果も得られる。
【0051】
<実施形態3>
実施形態3は実施形態1でフレーム画像が未取得にもかかわらずフレーム印刷を指示できるように、実施形態1を改良したものである。即ち本実施形態では、図9のU8001の画面で印刷を選んだ場合に、「データ未取得エラー」とするのではなく、その場でデータ取得を開始するようにした。この処理は図15の処理フローのようにお楽しみ印刷の処理フローの中に実装した。以下、図15の処理フローと図16のUIと図9のUIとを利用して本実施の形態を説明する。
【0052】
S15001は、図3のメニューでM1008のフレーム印刷が指示された際に処理が開始されるステップであり、フレーム印刷に関する処理を初期化するステップである。S15001において、UI制御部(B10001)は、おたのしみ印刷メニューの表示を開始する。
S15002において、UI制御部(B10001)は、フレーム画像の選択のための画面表示を行い、ユーザ操作に応じて、フレーム画像を選択する。図3のM11009のフレーム画像選択は、例えば、図9のU8001画面に対応し、この画面において、ユーザがU5005を押下し、フレーム画像を決定した場合、UI制御部(B10001)は、S15002の処理を終了する。例えば図9の例ではユーザは、フレーム画像のセット名称とフレーム名称とを読んで、このフレーム画像を利用しようと決定する。するとS15003において、UI制御部(B10001)は、印刷設定画面(M11004)を表示し、印刷枚数や画像のトリミング等の印刷設定を実施する。
【0053】
次にS15004において、データ管理部(B10005)は、前記フレーム画像が未取得であるか否かを確認する。もしも取得済み(未取得=No)の場合、UI制御部(B10001)は、S15010で印刷開始画面を表示する。もしもS15004で未取得(未取得=Yes)の場合、UI制御部(B10001)は、S15005において、図16のU16001の未取得フレームの受信確認の画面を表示する。ここで、「Down load the frame and continue printing.」がユーザによって選択されU5005で確定されたとする。つまりフレーム取得と印刷の継続とがユーザから指示された場合、UI制御部(B10001)は、S15006でYesと判定する。そして、S15007において、データ管理部(B10005)は、フレーム画像の取得を開始する。
【0054】
S15007とS15008とS15009とは、図11のS6005とS6006とS6007と、と同様であり、フレーム画像を取得する。そして、S15010において、UI制御部(B10001)は、印刷開始画面を表示する。そして、S15011において、データ管理部(B10005)は、プリンタ制御部(B10002)へ画像合成用のフレーム画像を転送する。プリンタ制御部(B10002)は、画像処理部(B10004)を利用し、画像合成を行い、印刷を行い、印刷結果を返す。S15012において、データ管理部(B10005)は、印刷結果が正常(Yes)の場合、S15013に処理を進める。S15013において、UI制御部(B10001)は、お楽しみ印刷の初期メニューに戻りユーザの操作を待って処理を終了する。
【0055】
ユーザがU8001の画面で、ボタン(U5006)を押下し、印刷をしない選択を行った場合、UI制御部(B10001)は、S15006でNoと判定し、S15013の処理を行う。また、S15008とS15012とで通信エラー及び印刷エラーを検出した場合も、フォトプリンタ装置は、S15013に処理を進める。
以上の処理フローにより、例えば、ユーザがU8001でU5005を選択、決定した場合、フレーム画像の取得が開始され、正常にフレーム画像が取得されれば、U8002のようなフレーム画像が取得される。このフレーム画像は、画像合成印刷に利用され、また、今後もこのプリンタで利用可能となる。
【0056】
以上のように本実施形態によれば、フォトプリンタ装置の操作画面上で言語等の地域に関係する情報の設定を切り替えると、フォトプリンタ装置と他の機器との接続状態がオフラインの場合、ユーザに対して接続に係る操作を促すことができる。そのため、フォトプリンタ装置で利用できる画像合成用のフォーム画像の選択情報を、最新の地域情報と画像合成用のフレーム画像の管理情報とに切り替えることができるようになる点は実施形態1又は実施形態2と同様、同じ効果を得ることができる。
【0057】
また、本実施形態によれば、図15の処理フローにより、フォトプリンタ装置は、フォトプリンタ装置で利用できる画像合成用のフレーム画像を管理する外部機器と接続し、フレーム画像の更新を実施する。そのため、フォトプリンタ装置の画像合成用のフレーム画像をプログラムROM容量の制約を受けずに地域対応させ、切り替えることができることも実施形態1又は実施形態2と同様である。
更に、本実施形態によれば、図15の処理フローにより、フォトプリンタ装置でフレーム画像が必要な際に、必要なフレーム画像だけを取得するので、ユーザの操作やプリント動作を阻害しないタイミングでフレーム画像を取得することができる。このことは実施形態1と同様な上に、直ぐにフレーム画像を取得したいというユーザのニーズにも応えることができている。
【0058】
<その他の実施形態>
上述の実施形態では、管理情報及び合成用画像データをPCから取得する構成であったが、外部記憶媒体の一例であるメモリカード等の記録媒体から取得する構成にしてもよい。その場合は、PCとの接続を促す表示の代わりに、記憶媒体装着部の一例であるプリンタのメモリカードスロットにメモリカードを装着することを促す表示をすることになる。
また、本発明の目的は、以下のようにすることによって達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(又は記録媒体)を、システム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置の中央演算処理手段(CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0059】
また、システム或いは装置の前記中央演算処理手段が読み出したプログラムコードを実行することにより、そのプログラムコードの指示に基づき、システム或いは装置上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)等が実際の処理の一部又は全部を行う。その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0060】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、前記システム或いは装置に挿入された機能拡張カードや、接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれたとする。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0061】
本発明を前記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体(コンピュータ読み取り可能な記憶媒体)には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0062】
上述した各実施形態によればフォトプリンタ装置の操作画面上で言語等の地域に関係する情報の設定が切り替えられるとフォトプリンタ装置と他の機器との接続状態に係わらずフォトプリンタ装置で利用できるフォーム画像の選択情報を切り替えることができる。つまり、利用者は画像合成用のフォーム画像の選択情報を好みのタイミングで変更することができる。
更に上述した各実施形態によればフォトプリンタ装置はフォーム画像を管理する外部機器と接続しフォーム画像の更新を実施するので、フォーム画像をプログラムROM容量の制約を受けずに地域に関係する情報の設定の切り替えに対応して切り替えることができる。
更に上述した各実施形態によればフォトプリンタ装置は利用者の好みのタイミングでフォーム画像を管理する外部機器と接続し、フォーム画像の更新を実施するので、ユーザの操作やプリント動作を阻害しないタイミングでフォーム画像を取得することができる。
【0063】
よって、画像処理装置のメモリ等の容量の制約にかかわらず、画像処理装置の利用場所に係る利用場所情報の変更に応じて、変更された利用場所情報に応じた画像合成用画像の選択肢情報をユーザが選択できるようにすることができる。
【0064】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】フォトプリント装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【図2】ROM(H9008)に記憶されたプログラムをDSP(H9010)が実行することにより実現されるフォトプリンタ装置の機能構成等の一例を示す図である。
【図3】UI制御部(B10001)でユーザに表示する画面の全構成を示したUI構成の一例を示す図である。
【図4】ユーザがフォトプリンタ装置のUIを利用してフォトプリンタ装置の地域設定を変更する際の処理シーケンスの一例を示す図(その1)である。
【図5】地域設定に係る処理の一例を示すフローチャートである。
【図6】PC通信に係る処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】地域情報と最新の画像合成用のフレーム画像の管理情報との一例を示す図である。
【図8】言語選択画面の一例を示す図である。
【図9】フレーム画像選択画面の一例を示す図である。
【図10】フレーム画像更新に係る処理シーケンスの一例を示す図である。
【図11】フレーム画像更新に係る処理の一例を示すフローチャートである。
【図12】地域設定に係る処理の一例を示すフローチャートである。
【図13】オフラインチェック画面の一例を示す図である。
【図14】ユーザがフォトプリンタ装置のUIを利用してフォトプリンタ装置の地域設定を変更する際の処理シーケンスの一例を示す図(その2)である。
【図15】お楽しみ印刷に係る処理の一例を示すフローチャートである。
【図16】未取得フレームの受信確認の画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0066】
B10001 UI制御部
B10002 プリンタ制御部
B10003 PC通信制御部
B10004 画像処理部
B10005 データ管理部
B10006 カメラ通信制御部
B10007 フレーム画像管理部
B10008 管理情報管理部
B10009 その他の設定情報管理部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の合成用画像を保持する記憶手段を備えたプリンタであって、
画像に合成する合成用画像を選択するための選択手段と、
前記画像と前記選択手段により選択された合成用画像とを合成してプリントするプリント手段と、
前記プリンタの利用場所又は言語に係る場所情報が変更された場合、変更された場所情報に基づいて、前記選択手段により選択可能な合成用画像の選択肢を変更する変更手段と、
を有することを特徴とするプリンタ。
【請求項2】
前記プリンタの利用場所又は前記プリンタで使用する言語を変更するための設定手段を更に有し、
前記変更手段は、前記設定手段により言語が変更された場合に、選択可能な合成用画像の選択肢を変更することを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項3】
前記変更手段による変更で追加された選択肢であって、前記記憶手段に保持されていない合成用画像の選択肢が前記選択手段により選択された場合、選択された前記選択肢に対応する合成用画像を外部記憶媒体又は外部装置から取得するための制御をする制御手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のプリンタ。
【請求項4】
前記制御手段は、前記外部記憶媒体又は前記外部装置から取得することにより前記選択された合成用画像を利用可能であることを通知することを特徴とする請求項3に記載のプリンタ。
【請求項5】
前記外部装置との接続を検知する検知手段を有し、
前記制御手段は、前記外部装置が接続されていない場合に、前記選択された選択肢に対応する合成用画像の取得のために前記外部装置との接続を促すことを特徴とする請求項3に記載のプリンタ。
【請求項6】
前記制御手段は、前記外部装置が接続されている場合に、前記選択肢が選択されたことに応じて、前記外部装置からの合成用画像の取得を開始することを特徴とする請求項5に記載のプリンタ。
【請求項7】
前記制御手段は、前記選択された選択肢に対応する合成用画像の取得のために、前記外部記憶媒体を前記プリンタの記憶媒体装着部に装着させることを促すことを特徴とする請求項3に記載のプリンタ。
【請求項8】
複数の場所情報と場所情報に対応する合成用画像の選択肢が対応づけられた管理情報を記憶する管理情報記憶手段を有し、
前記変更手段は、前記管理情報に基づいて合成用画像の選択肢を変更することを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のプリンタ。
【請求項9】
外部装置と通信するための通信手段を有し、
前記管理情報は、予め外部装置と前記通信手段により通信した際に取得し、前記管理情報記憶手段に記憶された情報であることを特徴とする請求項8に記載のプリンタ。
【請求項10】
合成用画像を選択する際に、前記合成用画像の選択肢を表示する表示手段を有し、
前記表示手段は、前記変更手段による変更で追加された選択肢であって、前記記憶手段に保持されていない合成用画像の選択肢と、前記記憶手段に保持している合成用画像の選択肢とを識別可能に表示することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載のプリンタ。
【請求項11】
前記表示手段は、前記記憶手段に保持している合成用画像については選択肢の情報と共に対応する画像を表示し、前記記憶手段に保持されていない合成用画像については対応する画像を表示せずに選択肢の情報のみを表示することを特徴とする請求項10に記載のプリンタ。
【請求項12】
前記表示手段は、前記記憶手段に保持されていない合成用画像の選択肢を表示する際に、外部から取得することにより利用可能である旨を表示することを特徴とする請求項10に記載のプリンタ。
【請求項13】
前記制御手段は、印刷待機状態のときに、前記外部記憶媒体又は前記外部装置から合成用画像を取得することを特徴とする請求項3に記載のプリンタ。
【請求項14】
プリンタにおける合成用画像の取得方法であって、
複数の合成用画像を外部記憶媒体から取得し記憶手段に記憶する記憶工程と、
画像に合成する合成用画像を選択するための選択画面を表示する表示工程と、
前記選択画面で選択された合成用画像と前記画像とを合成してプリントするための制御を行うプリント制御工程と、
前記プリンタの場所又は言語に係る場所情報が変更された場合、変更された場所情報に基づいて、前記選択画面で選択可能な合成用画像の選択肢を変更する変更工程と、
前記変更工程による選択肢を変更により追加された選択肢であって、前記記憶手段に記憶されていない合成用画像の選択肢が前記選択画面で選択されたことに応じて、選択された前記選択肢に対応する合成用画像を外部記憶媒体から取得するための制御工程と、
を有することを特徴とする合成用画像の取得方法。
【請求項15】
請求項14に記載の合成用画像の取得方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項16】
請求項14に記載の合成用画像の取得方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
【請求項1】
複数の合成用画像を保持する記憶手段を備えたプリンタであって、
画像に合成する合成用画像を選択するための選択手段と、
前記画像と前記選択手段により選択された合成用画像とを合成してプリントするプリント手段と、
前記プリンタの利用場所又は言語に係る場所情報が変更された場合、変更された場所情報に基づいて、前記選択手段により選択可能な合成用画像の選択肢を変更する変更手段と、
を有することを特徴とするプリンタ。
【請求項2】
前記プリンタの利用場所又は前記プリンタで使用する言語を変更するための設定手段を更に有し、
前記変更手段は、前記設定手段により言語が変更された場合に、選択可能な合成用画像の選択肢を変更することを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項3】
前記変更手段による変更で追加された選択肢であって、前記記憶手段に保持されていない合成用画像の選択肢が前記選択手段により選択された場合、選択された前記選択肢に対応する合成用画像を外部記憶媒体又は外部装置から取得するための制御をする制御手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のプリンタ。
【請求項4】
前記制御手段は、前記外部記憶媒体又は前記外部装置から取得することにより前記選択された合成用画像を利用可能であることを通知することを特徴とする請求項3に記載のプリンタ。
【請求項5】
前記外部装置との接続を検知する検知手段を有し、
前記制御手段は、前記外部装置が接続されていない場合に、前記選択された選択肢に対応する合成用画像の取得のために前記外部装置との接続を促すことを特徴とする請求項3に記載のプリンタ。
【請求項6】
前記制御手段は、前記外部装置が接続されている場合に、前記選択肢が選択されたことに応じて、前記外部装置からの合成用画像の取得を開始することを特徴とする請求項5に記載のプリンタ。
【請求項7】
前記制御手段は、前記選択された選択肢に対応する合成用画像の取得のために、前記外部記憶媒体を前記プリンタの記憶媒体装着部に装着させることを促すことを特徴とする請求項3に記載のプリンタ。
【請求項8】
複数の場所情報と場所情報に対応する合成用画像の選択肢が対応づけられた管理情報を記憶する管理情報記憶手段を有し、
前記変更手段は、前記管理情報に基づいて合成用画像の選択肢を変更することを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のプリンタ。
【請求項9】
外部装置と通信するための通信手段を有し、
前記管理情報は、予め外部装置と前記通信手段により通信した際に取得し、前記管理情報記憶手段に記憶された情報であることを特徴とする請求項8に記載のプリンタ。
【請求項10】
合成用画像を選択する際に、前記合成用画像の選択肢を表示する表示手段を有し、
前記表示手段は、前記変更手段による変更で追加された選択肢であって、前記記憶手段に保持されていない合成用画像の選択肢と、前記記憶手段に保持している合成用画像の選択肢とを識別可能に表示することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載のプリンタ。
【請求項11】
前記表示手段は、前記記憶手段に保持している合成用画像については選択肢の情報と共に対応する画像を表示し、前記記憶手段に保持されていない合成用画像については対応する画像を表示せずに選択肢の情報のみを表示することを特徴とする請求項10に記載のプリンタ。
【請求項12】
前記表示手段は、前記記憶手段に保持されていない合成用画像の選択肢を表示する際に、外部から取得することにより利用可能である旨を表示することを特徴とする請求項10に記載のプリンタ。
【請求項13】
前記制御手段は、印刷待機状態のときに、前記外部記憶媒体又は前記外部装置から合成用画像を取得することを特徴とする請求項3に記載のプリンタ。
【請求項14】
プリンタにおける合成用画像の取得方法であって、
複数の合成用画像を外部記憶媒体から取得し記憶手段に記憶する記憶工程と、
画像に合成する合成用画像を選択するための選択画面を表示する表示工程と、
前記選択画面で選択された合成用画像と前記画像とを合成してプリントするための制御を行うプリント制御工程と、
前記プリンタの場所又は言語に係る場所情報が変更された場合、変更された場所情報に基づいて、前記選択画面で選択可能な合成用画像の選択肢を変更する変更工程と、
前記変更工程による選択肢を変更により追加された選択肢であって、前記記憶手段に記憶されていない合成用画像の選択肢が前記選択画面で選択されたことに応じて、選択された前記選択肢に対応する合成用画像を外部記憶媒体から取得するための制御工程と、
を有することを特徴とする合成用画像の取得方法。
【請求項15】
請求項14に記載の合成用画像の取得方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項16】
請求項14に記載の合成用画像の取得方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2010−89320(P2010−89320A)
【公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−259932(P2008−259932)
【出願日】平成20年10月6日(2008.10.6)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年10月6日(2008.10.6)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
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