説明

プレス用オートパレタイザ

【課題】ロボットの必要数が少なく、サイクルタイムを大幅に短縮できるプレス用オートパレタイザを提供する。
【解決手段】プレスライン3に沿ってワーク1を一定ピッチで搬送するワーク搬送装置12と、ワーク搬送装置上で隣接する1対のワーク1をセンタリングするセンタリング装置14A,14Bと、ワーク搬送装置の幅方向に隣接しセンタリング装置14A,14Bのプレスライン方向中間位置に位置する移載ロボット16と、ワーク搬送装置の幅方向に隣接しセンタリング装置のプレスライン方向同一位置に位置するパレットステーション18A,18Bとを備える。移載ロボット16は、上流側及び下流側のセンタリング装置14A,14B上のワーク1をそれぞれのパレットステーション18A,18Bにそれぞれ上流側回り及び下流側回りで移載する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プレス装置の高速化に対応してサイクルタイムの大幅短縮が可能なプレス用オートパレタイザに関する。
【背景技術】
【0002】
オートパレタイザは、プレスラインのワーク搬出側に設置され、プレス装置から搬出コンベア等で搬出され、かつセンタリング装置で位置決めされた加工済みワーク(パネル等)を、自動的に保持して搬送し、パレットステーションのパレットに積み込んで収納する装置である。
【0003】
プレス装置の高速化に伴いオートパレタイザのサイクルタイムの短縮化が不可欠であり、例えば、特許文献1、2が既に提案されている。
【0004】
特許文献1のオートパレタイザは、図5に示すように、プレス51のワーク搬出側に搬出コンベア52が設けられ、搬出コンベア52の下流側端部にワークWを上下に振り分ける上下振り分けコンベア53が設けられている。上下振り分けコンベア53の上下の搬出口には、それぞれコンベア54,55が設けられており、この各コンベア54,55のワーク搬送方向左右にそれぞれ2台ずつ、計4台のパレタイジング用ロボット56a〜56dが配置されている。各ロボット56a〜56dは、コンベア54,55に設けてあるセンタリング装置(図示せず)に位置決めされた加工済みワークWを保持して搬送し、パレット57内に積み込んで収納するものである。
【0005】
特許文献2は、複数台のロボットの設置面積が小さく、ロボット間の干渉を無くし、速いサイクルタイムに対応できることを目的とし、図6に示すように、ワークWを搬送方向上流側及び下流側の2台のセンタリング装置63a,63bでプレスショット1回おきに位置決めし、2台のセンタリング装置をはさんで搬送方向左右に2台ずつ対向する、計4台のロボットの内、対角に位置するロボット2台64a,64d、64b,64cを一組として、各組が、前記2台のセンタリング装置63a,63bがワークWを位置決めする毎に1回ずつ交互に、センタリング装置上のワークを保持し、パレット66に積み込むものである。
【0006】
【特許文献1】特開平6−345254号公報
【特許文献2】特開2003−191034号公報、「オートパレタイザのワーク積込方法」
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述した特許文献1のオートパレタイザでは、複数台のロボット56a〜56dでパレタイジングするために、サイクルタイムを向上できるものの、複数台のロボット間の干渉を避けるために、その間を上下方向及び水平方向に大きく離して設置している。
また、ロボット1台に対して1つのセンタリング装置が配置され、ロボットが対のセンタリング装置のみから位置決めされたワークを搬送しており、現行以上の高速プレスラインに対応するためには、さらにロボット、センタリング装置、及びコンベアの台数を増やさなければならない。
このため、オートパレタイザ装置の広い設置スペースが必要であり、プレスライン全体が長くなり、工場建屋面積に占めるライン専有面積が広いと言う問題点がある。
【0008】
また、上述した特許文献2のワーク積込方法では、速いサイクルタイムに対応できるものの、2台のセンタリング装置に対し4台のロボットを必要とするため、2台のロボットが同一のセンタリング装置からワークを搬送するので、干渉しないようにプログラムを考慮する必要があった。
また、現行よりも高速なプレスラインに対応するためには、センタリング装置を増やすとその倍のロボットが必要となる問題点があった。
さらに、特許文献2のロボットは、センタリング装置からパレットステーションまでの旋回角度が大きく(180度以上)、その分、サイクルタイムが長くなりプレスラインの高速化に対応できなかった。
【0009】
また、特許文献1、2のオートパレタイザでは、パレットステーションのパレットが満杯になると、次の空パレットと交換する際に待ち時間が生じ、その分、サイクルタイムが長くなる問題点があった。
【0010】
本発明は、上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、ロボットの必要数が少なく、センタリング装置からパレットステーションまでのサイクルタイムを短縮化でき、パレットが満杯になっても、次の空パレットと交換する際に待ち時間が発生せず、これによりプレス装置の高速化に対応してオートパレタイザのサイクルタイムを大幅に短縮できるプレス用オートパレタイザを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明によれば、プレス装置の下流側にプレスラインに沿ってワークを一定ピッチで搬送するワーク搬送装置と、
該ワーク搬送装置上で隣接する1対のワークをセンタリングする上流側及び下流側のセンタリング装置と、
前記ワーク搬送装置の幅方向に隣接し、上流側及び下流側のセンタリング装置のプレスライン方向中間位置に位置する移載ロボットと、
前記ワーク搬送装置の幅方向に隣接し、上流側及び下流側のセンタリング装置のプレスライン方向同一位置に位置する上流側及び下流側のパレットステーションと、を備え、
前記移載ロボットは、上流側及び下流側のセンタリング装置上のワークをそれぞれ上流側及び下流側のパレットステーションにそれぞれ上流側回り及び下流側回りで移載する、ことを特徴とするプレス用オートパレタイザが提供される。
【0012】
本発明の好ましい実施形態によれば、前記移載ロボットは、上流側と下流側のいずれか一方のセンタリング装置上のワークを対応するパレットステーションに移載し、該パレットステーションのパレットを空パレットに交換する際に、他方のセンタリング装置上のワークを対応するパレットステーションに移載する。
【0013】
また、前記移載ロボットは、前記ワーク搬送装置の幅方向両側にそれぞれ設けられ、
一方の移載ロボットは、下流側のセンタリング装置上のワークを下流側のパレットステーションに下流側回りで移載し、
他方の移載ロボットは、上流側のセンタリング装置上のワークを上流側のパレットステーションに上流側回りで移載する。
【0014】
また、単一のワーク搬送装置に対して、2組以上の上流側及び下流側のセンタリング装置を備える。
【0015】
また、1つのセンタリング装置は1枚のワークのみを位置決めする場合と、幅方向に並列する2枚のワークを同時に位置決めする場合の両方に対応する。
【発明の効果】
【0016】
上記本発明の構成によれば、移載ロボットが、センタリング装置のプレスライン方向中間位置に位置し、上流側及び下流側のセンタリング装置上のワークをそれぞれ上流側及び下流側のパレットステーションにそれぞれ上流側回り及び下流側回りで移載するので、移載ロボットの旋回角度を従来の約115度から約85度に狭角化でき、旋回時間を大幅に短縮し、センタリング装置からパレットステーションまでのロボットのサイクルタイムを短縮化できる。
【0017】
また、移載ロボットにより、上流側と下流側のいずれか一方のセンタリング装置上のワークを対応するパレットステーションに移載し、該パレットステーションのパレットを空パレットに交換する際に、他方のセンタリング装置上のワークを対応するパレットステーションに移載することにより、パレットが満杯になっても、次の空パレットと交換する際に待ち時間が発生しないため、プレスラインの生産性を向上でき、ロボットの実質的なサイクルタイムを短縮化できる。
【0018】
また、移載ロボットを、ワーク搬送装置の幅方向両側にそれぞれ設け、一方の移載ロボットが、下流側のワークを下流側のパレットステーションに下流側回りで移載し、他方の移載ロボットが、上流側のワークを上流側のパレットステーションに上流側回りで移載することにより、上流側及び下流側のパレットステーションを同時に移載でき、オートパレタイザのサイクルタイムを大幅に短縮(半減)できる。
【0019】
さらに、単一のワーク搬送装置に対して、2組以上の上流側及び下流側のセンタリング装置を備えることにより、同時に移載できるパレットステーション数を2倍以上にでき、プレス装置の高速化に対応してオートパレタイザのサイクルタイムを大幅に短縮できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0021】
図1は、本発明によるオートパレタイザの全体平面図である。
この図において、本発明のオートパレタイザ10は、ワーク搬送装置12、上流側及び下流側のセンタリング装置14A,14B、移載ロボット16、及び上流側及び下流側のパレットステーション18A,18Bを備える。
【0022】
ワーク搬送装置12は、プレス装置2の下流側にプレスライン3に沿ってワーク1を一定ピッチでほぼ水平に搬送するコンベア装置である。
【0023】
上流側及び下流側のセンタリング装置14A,14Bは、ワーク搬送装置12上に隣接する1対のワーク1をセンタリングする。この図において、上流側及び下流側のセンタリング装置14A,14Bは、単一のワーク搬送装置12に対して、2組設けているが、本発明はこれに限定されず、1組のみでも、3組以上であってもよい。
【0024】
なおこの例において、2組のセンタリング装置14A,14Bの上流側、下流側、及び中間に1ピッチ分の待機ステーション15を設けている。この待機ステーション15は、工場レイアウト、ワーク搬送装置の長さなどにより、隣接する移載ロボット16の干渉を回避するために設けているが、不可欠ではなく、省略してもよい。
【0025】
移載ロボット16は、ワーク搬送装置12の幅方向に隣接し、上流側及び下流側のセンタリング装置14A,14Bのプレスライン方向中間位置に位置する。
この例において、移載ロボット16は、ワーク搬送装置12の幅方向両側にそれぞれ設けられ、2組の上流側及び下流側のセンタリング装置14A,14Bに対して、全体で4台が設置されている。
【0026】
移載ロボット16は、例えば6自由度を有する多関節ロボットであり、それぞれ上述した位置に固定して据え付けられている。各移載ロボット16は、アームの先端にツール(例えば吸着パット)を有し、旋回と多関節の回転によりアームを伸縮させて、先端ツールでセンタリング装置14A,14B上のワーク1をそれぞれのパレットステーション18A,18Bに移載するようになっている。
なお、図中の破線の円は、移載ロボット16の作動範囲を示している。
【0027】
上流側及び下流側のパレットステーション18A,18Bは、ワーク搬送装置12の幅方向に隣接し、上流側及び下流側のセンタリング装置14A,14Bのプレスライン方向同一位置に位置する。パレットステーション18A,18Bには、ワーク1を収容するパレット(図示せず)を設置するようになっている。
なお、パレットは、平積みパレット、縦積みパレット、或いはハンガーパレットでもよい。
以下、パレットは、パレットステーション18A,18Bにあるものとし、その図示は省略する。
【0028】
図2は、片側の移載ロボット16の作動を示す模式図である。
この図に示すように、移載ロボット16は、上流側及び下流側のセンタリング装置14A,14B上のワーク1をそれぞれ上流側及び下流側のパレットステーション18A,18Bにそれぞれ上流側回り及び下流側回りで移載する。
この上流側回り及び下流側回りの旋回角度は、移載ロボット16がセンタリング装置14A,14Bに対してオフセットしているので、移載ロボット16の旋回角度を従来の約115度から約85度に狭角化できる。
すなわち、センタリング装置14A,14B(パネル吸着位置)をロボット正面から上流側及び下流側にオフセットし、ロボット16の旋回角度を約85°程度にしたことにより、サイクルタイムが約1秒弱短縮され、高速化が可能となる。
なお、旋回角度は、工場レイアウト、オートパレタイザー設備レイアウト、ワーク形状、搬送パス、パレット形状等により、若干異なり、この限りではない。
【0029】
また移載ロボット16は、上流側と下流側のいずれか一方のセンタリング装置(例えば14B)上のワーク1を対応するパレットステーション(例えば18B)に移載し、このパレットステーションのパレットが満杯になり、空パレットに交換する際に、他方のセンタリング装置(例えば14A)上のワーク1を対応するパレットステーション(例えば18A)に移載する。
すなわち、ロボット1台に対してその左右2ヶ所にパレットステーションを配置することにより、片側のパレットステーションにパネルを積載している間に、反対側では満杯パレットを交換し空パレットを準備しておく。
次いで、パレットが満杯になった直後に、ロボットを反転させ反対側の空パレットへ順次パネルを積載するため、パレット交換時の待ち時間が0秒となり、ラインを停止させずにパレットを交換することが出来る。
【0030】
図3は、両側の移載ロボットの作動を示す模式図である。
この図において、移載ロボット16は、ワーク搬送装置12の幅方向両側にそれぞれ設けられている。
2台のうち一方(この図で上側)の移載ロボット16は、下流側のセンタリング装置14B上のワーク1を下流側のパレットステーション18Bに下流側回りで移載する。
他方(この図で下側)の移載ロボット16は、上流側のセンタリング装置14A上のワーク1を上流側のパレットステーション18Aに上流側回りで移載する。
従って、上流側及び下流側のワーク1を同時に移載でき、オートパレタイザのサイクルタイムを大幅に短縮(半減)できる。
なお、パレットが満杯になった時に、反転し、反対側の空パレットに搬入する際、ワーク搬送装置を挟んだロボットと干渉しないように、ロボットを制御する。
【0031】
図4は、本発明によるオートパレタイザの使用形態を示す平面図である。この図において、(A)は1枚送りの場合、(B)は2枚送りの場合である。
本発明によるオートパレタイザの1つのセンタリング装置は、1枚のワーク1のみを位置決めする場合と、幅方向に並列する2枚のワークを同時に位置決めする場合の両方に対応する。
すなわち、1枚送りの場合(図4A)、ワーク1(パネル)が中/小サイズである場合は、ロボット16の両脇にあるパレットへそれぞれ搬送される。大サイズ(ボディサイドアウターパネル等)の場合は、コンベア上空に取り付けられた移動ハンガーへハンギング(吊り下げ)する。
また、2枚送り(コンベア上を2枚並列に流れる)の場合(図4B)は、ワーク1(パネル)が中/小サイズ(フェンダーパネル等)であり、ロボット16の両脇にあるパレットへそれぞれ搬送される。
移動ハンガーは、例えばロボットでアクセス可能なコンベア上部に設けられ、ワークを縦に吊り下げるようになっている。
【0032】
上述したように、本発明の構成によれば、移載ロボット16が、上流側及び下流側のセンタリング装置14A,14Bのプレスライン方向中間位置に位置し、上流側及び下流側のセンタリング装置14A,14B上のワーク1をそれぞれのパレットステーション18A,18Bに移載するので、2台のセンタリング装置14A,14Bに対し、1台の移載ロボット16で移載ができ、センタリング装置14A,14Bに対するロボットの必要数を少なく(従来の半分に)できる。
【0033】
また、移載ロボット16は、センタリング装置14A,14Bのプレスライン方向中間位置に位置し、上流側及び下流側のセンタリング装置14A,14B上のワーク1をそれぞれ上流側及び下流側のパレットステーション18A,18Bにそれぞれ上流側回り及び下流側回りで移載するので、移載ロボット16の旋回角度を従来の約115度から約85度に狭角化でき、旋回時間を大幅に短縮し、センタリング装置からパレットステーションまでのロボットのサイクルタイムを短縮化できる。
【0034】
また、移載ロボット16により、上流側と下流側のいずれか一方のセンタリング装置上のワーク1を対応するパレットステーションに移載し、該パレットステーションのパレットを空パレットに交換する際に、他方のセンタリング装置上のワークを対応するパレットステーションに移載することにより、パレットステーションのパレットが満杯になっても、次の空パレットと交換する際に待ち時間が発生せず、ロボットの実質的なサイクルタイムを短縮化できる。
【0035】
また、移載ロボットを、ワーク搬送装置の幅方向両側にそれぞれ設け、一方の移載ロボットが、下流側のワークを下流側のパレットステーションに下流側回りで移載し、他方の移載ロボットが、上流側のワークを上流側のパレットステーションに上流側回りで移載することにより、上流側及び下流側のパレットステーションを同時に移載でき、オートパレタイザのサイクルタイムを大幅に短縮(半減)できる。
【0036】
さらに、単一のワーク搬送装置に対して、2組以上の上流側及び下流側のセンタリング装置を備えることにより、同時に移載できるワーク数を2倍以上にでき、プレス装置の高速化に対応してオートパレタイザのサイクルタイムを大幅に短縮できる。
【0037】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更することができることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明によるオートパレタイザの全体平面図である。
【図2】片側の移載ロボットの作動を示す模式図である。
【図3】両側の移載ロボットの作動を示す模式図である。
【図4】本発明によるオートパレタイザの使用形態を示す平面図である。
【図5】特許文献1のオートパレタイザの模式図である。
【図6】特許文献2のオートパレタイザの模式図である。
【符号の説明】
【0039】
1 ワーク、2 プレス装置、3 プレスライン、
10 オートパレタイザ、12 ワーク搬送装置、
14A 上流側センタリング装置、14B 下流側センタリング装置、
15 待機ステーション、16 移載ロボット、
18A 上流側パレットステーション、18B 下流側パレットステーション

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プレス装置の下流側にプレスラインに沿ってワークを一定ピッチで搬送するワーク搬送装置と、
該ワーク搬送装置上で隣接する1対のワークをセンタリングする上流側及び下流側のセンタリング装置と、
前記ワーク搬送装置の幅方向に隣接し、上流側及び下流側のセンタリング装置のプレスライン方向中間位置に位置する移載ロボットと、
前記ワーク搬送装置の幅方向に隣接し、上流側及び下流側のセンタリング装置のプレスライン方向同一位置に位置する上流側及び下流側のパレットステーションと、を備え、
前記移載ロボットは、上流側及び下流側のセンタリング装置上のワークをそれぞれ上流側及び下流側のパレットステーションにそれぞれ上流側回り及び下流側回りで移載する、ことを特徴とするプレス用オートパレタイザ。
【請求項2】
前記移載ロボットは、上流側と下流側のいずれか一方のセンタリング装置上のワークを対応するパレットステーションに移載し、該パレットステーションのパレットを空パレットに交換する際に、他方のセンタリング装置上のワークを対応するパレットステーションに移載する、ことを特徴とする請求項1に記載のプレス用オートパレタイザ。
【請求項3】
前記移載ロボットは、前記ワーク搬送装置の幅方向両側にそれぞれ設けられ、
一方の移載ロボットは、下流側のセンタリング装置上のワークを下流側のパレットステーションに下流側回りで移載し、
他方の移載ロボットは、上流側のセンタリング装置上のワークを上流側のパレットステーションに上流側回りで移載する、ことを特徴とする請求項1に記載のプレス用オートパレタイザ。
【請求項4】
単一のワーク搬送装置に対して、2組以上の上流側及び下流側のセンタリング装置を備える、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のプレス用オートパレタイザ。
【請求項5】
1つのセンタリング装置は、1枚のワークのみを位置決めする場合と、幅方向に並列する2枚のワークを同時に位置決めする場合の両方に対応する、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のプレス用オートパレタイザ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−208887(P2009−208887A)
【公開日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−53135(P2008−53135)
【出願日】平成20年3月4日(2008.3.4)
【出願人】(000000099)株式会社IHI (5,014)
【Fターム(参考)】