説明

プレート式熱交換器およびその製造方法

【課題】伝熱性能の低下や流路抵抗の増大、ゴミ等への耐性の低下を生じることなく、第2の流路空間を含めたプレート式熱交換器の耐圧性能を向上させること。
【解決手段】第1の流路空間が、凸条同士を交差衝合させて対向させた伝熱プレートの凹条同士で形成され、第2の流路空間が、伝熱プレートに備えた支持部により対向する伝熱プレートの凸条同士が間隔をもって配置されるように支持される一対の伝熱プレートで形成されたプレート式熱交換器であって、複数枚積層して形成した伝熱プレートの上下の各最外郭を、第1の流路空間となるように構成するとともに、最外郭となる第1の流路空間を構成する伝熱プレートに、伝熱プレートよりも剛性の高い補強プレートを接合する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換媒体が流れる第1の流路空間と被熱交換媒体が流れる第2の流路空間とが伝熱プレートを挟んで交互に設けられたプレート式熱交換器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のプレート式熱交換器は、第2の流路空間に流れる媒体が、例えば風呂に使用される浴槽水の場合、浴槽水中の髪の毛、ゴミ、ぬめり、スケール等が付着し、流路閉塞が生じる問題を解決するため、第2の流路空間を、対向する伝熱プレートの伝熱面間に配設された支持部により、凸条同士が間隔をもって配置された一対の伝熱プレートで構成している。(特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−2122号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のプレート式熱交換器では、第2の流路空間における対向した伝熱プレートの伝熱面間に設けた支持部により耐圧性能を確保しているので、第2の流路空間の実使用上の必要耐圧にあわせて設計した場合、実使用上の必要耐圧よりも数倍から十数倍高い、性能基準担保のための試験規格上の耐圧基準に対する性能確保ができない場合がある。この耐圧基準に適合させるためには、伝熱プレートの板厚を大きくするか、支持部の数を増やす等の対策が必要であり、板厚を大きくすれば伝熱性能の低下、支持部の数を増やせば流路抵抗の増大やゴミ等への耐性の低下を生じるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、伝熱性能の低下や流路抵抗の増大、ゴミ等への耐性の低下を生じることなく、第2の流路空間を含めたプレート式熱交換器の耐圧性能を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
凸条および凹条が交互に形成された伝熱面を有する伝熱プレートを複数枚積層して形成され、積層された伝熱プレートの間に、熱交換媒体が流れる第1の流路空間と被熱交換媒体が流れる第2の流路空間とが交互に複数設けられ、第1の流路空間が、凸条同士を交差衝合させて対向させた伝熱プレートの凹条同士で形成され、第2の流路空間が、伝熱プレートに備えた支持部により対向する伝熱プレートの凸条同士が間隔をもって配置されるように支持される一対の伝熱プレートで形成されたプレート式熱交換器であって、複数枚積層して形成した伝熱プレートの上下の各最外郭を、第1の流路空間となるように構成するとともに、最外郭となる第1の流路空間を構成する伝熱プレートに、伝熱プレートよりも剛性の高い補強プレートを接合する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、伝熱性能の低下や流路抵抗の増大、ゴミ等への耐性の低下を生じることなく、第2の流路空間を含めたプレート式熱交換器の耐圧性能を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施の形態1のプレート式熱交換器の斜視図(a)、およびその部分展開図(b)である。
【図2】図1(a)のAA断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2のプレート式熱交換器の斜視図(a)、およびその部分展開図(b)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るプレート式熱交換器101の斜視図(a)と、その一部展開状態を示す図(b)、図2は、図1(a)に示した斜視図における仮想平面(図中の一点鎖線)AAでの断面図である。図1、図2に示すように、プレート式熱交換器101は、凸条および凹条が交互に形成された伝熱面110を有する伝熱プレート120を複数枚積層し、積層された各伝熱プレート120の間に、熱交換媒体が流れる第1の流路空間と被熱交換媒体が流れる第2の流路空間とが交互に複数設けられている。この第1の流路空間は、凸条同士を交差衝合させて対向させた伝熱プレート120の凹条同士で形成されており、また第2の流路空間は、伝熱プレート120に備えた支持部112(図2の破線で囲まれた部分が相当)により対向する伝熱プレート120の凸条同士が間隔をもって配置されるように支持される一対の伝熱プレート120で形成されている。また、複数枚積層して形成した伝熱プレート120の上下の各最外郭が、上述の第1の流路空間となるように構成されている。また、各々の伝熱プレート120間は、その接点をロー付けで接合して構成しており、水密性および気密性と耐水圧性を保っている。
【0010】
また、プレート式熱交換器101は、図1(a)の長手方向の上端部における、短手方向の右側に第1の流路空間と連通する高温側入口41が、短手方向の左側に第2の流路空間と連通する低温側出口44が、伝熱プレート120の面から略垂直に突出してそれぞれ設けられている。また、その長手方向の下端部における、短手方向の右側に第2の流路空間に連通する低温側入口43が、短手方向の左側に第1の流路空間に連通する高温側出口42が、伝熱プレート120の面から略垂直に突出してそれぞれ設けられている。すなわち、高温側入口41と高温側出口42とが、伝熱プレート120の面における対角位置に設けられており、低温側入口43と低温側出口44とが、伝熱プレート120の面における対角位置に設けられている。
【0011】
伝熱プレート120の主要な伝熱領域は図1(b)の破線で囲んだ領域(伝熱面110)であり、各々の伝熱プレート120の板面に複数の凸条および凹条が交互に形成され、伝熱面積を増大させた伝熱面110を有している。また、伝熱プレート120は、伝熱面110の長手方向に延びる中心線上における中部と、その中部と長手方向とのさらに中部とに、前述の支持部112が設けられている(本例では3箇所となる)。プレート式熱交換器101の上下の各最外郭は、第1の流路空間となるように構成される。
【0012】
次に、本発明における特徴的な部分について説明する。プレート式熱交換器101は、図1、図2に示すように、最外郭となる第1の流路空間を構成する伝熱プレート120に、伝熱プレート120より剛性の高い材料で構成された補強プレート130が、ロー付けにより接合されている。補強プレート130は、伝熱プレート120よりも高い剛性を確保するために、本例では、伝熱プレート120よりも板厚を大きくした金属製の板材で構成されており、さらに剛性を向上させるとともに伝熱プレート120との密着性を向上させる目的で伝熱プレート120との接合面に習った形状となるように側面をリブ立てした略コの字の形状となっている。なお、剛性を高めるための別の手段(例えば別の箇所にリブ立て、補強部材を追加、など)を用いて、この補強プレート130を構成してもよい。このように、補強プレート130は、プレート式熱交換器101の上下の最外郭となる伝熱プレート120の形状に合わせて、略コの字形状に形成され、最外郭となる伝熱プレート120にロー付けにより取付固定されることで、プレート式熱交換器101の外郭の強度を向上させるように構成されている。
【0013】
次に、本実施の形態1の構成による効果について説明する。第1の流路空間と連通する高温側入口41、高温側出口42および、第2の流路空間と連通する低温側出口44、低温側入口43へ、実使用上の必要耐圧よりも数倍から十数倍高い、プレート式熱交換器101の性能基準(水道法や政令、省令等による基準、および給水器具認証等による基準)担保のための試験規格上の耐圧基準による高圧(の流体、例えば1.75MPa)を印加した場合、第1の流路空間および第2の流路空間には高圧の流体による水圧が作用し、各伝熱プレート120は外部に向かって膨らむ方向に応力を受ける。ただし、各伝熱プレート120は互いに積層状態でロー付け固定されているため高強度となっているので、外部に向かって膨らもうとする応力に対して強固であり、プレート式熱交換器101の構造上、最も脆弱となる最外郭の伝熱プレート120が外側に向かって膨らもうとする応力を大きく受けることになる。
【0014】
このとき、本実施の形態1の構成によれば補強プレート130により最外郭の伝熱プレート120を強固に補強しているので、水圧によって生じる外部に向かって膨らもうとする応力に対抗し、プレート式熱交換器101の変形や破損を防止できる。また、この場合、結果としてプレート式熱交換器101の最外郭となる補強プレート130には、水圧を受ける流路空間はないので、それ自身が水圧で膨らむ応力を受けることが無い。従って、最外郭の伝熱プレート120を確実に補強しプレート式熱交換器101の強度を確保することが可能となる。
【0015】
以上のように本実施の形態1によれば、補強プレート130により最外郭の伝熱プレート120を強固に補強しているので、第2の流路空間の実使用上の必要耐圧にあわせて、伝熱プレート120の厚さや強度を設計した場合であっても、実使用上の必要耐圧よりも数倍から十数倍高い、性能基準担保のための試験規格上の耐圧基準に対する性能確保ができ、この耐圧基準に適合させるために、伝熱プレート120の板厚を大きくしたり、支持部の数を増やす等の対策が不要であり、伝熱性能の低下や流路抵抗の増大、ゴミ等への耐性の低下を生じることなく、第2の流路空間を含めたプレート式熱交換器の耐圧性能を向上させることが可能となる。
【0016】
実施の形態2.
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。図3は、本発明の実施の形態2に係るプレート式熱交換器101の斜視図(a)と、その一部展開状態を示す斜視図(b)である。図3において、図1、図2と同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。
【0017】
図3に示すように、補強プレート130aは、最外郭の伝熱プレート120にロー付けした際に支持部112を避けるように、支持部112に対応した位置に開口部131を備えている。プレート式熱交換器101を製造する際、ロー付けにより各伝熱プレート120を固着して形成するが、そのロー付けが正しく行われているか(各伝熱プレート120により、第1の流路空間および第2の流路空間が正しく形成されているか)を、積層状態での全体の伝熱プレート120の高さによって確認する。この支持部112は、凸条および凹条が交互に形成された伝熱面110を有する伝熱プレート120を複数枚積層した伝熱面110の構成において、正しく平面を成し、積層状態での寸法測定に好適な部位となっている。すなわち、プレート式熱交換器101を製造して、そのロー付けが正しく行われているかを確認するために行う寸法検査の際には、開口部131から、積層した上下の支持部112の高さを測定可能となり、補強プレート130aを取り付けた完成状態での寸法検査が容易に、かつ確実に実施可能となる。
【0018】
また、補強プレート130aには、高温側入口41、高温側出口42、低温側入口43、低温側出口44と、伝熱プレート120との接合部の近傍を覆うように切欠部132が形成されている。この接合部の近傍の伝熱プレート120は、図3に示すように平面に構成されているため、伝熱プレート120内部の圧力が上昇した場合に、凸条および凹条が交互に形成された伝熱面110よりも剛性が低い。このため、本実施の形態2においては、補強プレート130aを最外郭の伝熱プレート120にロー付け固定する際に、この接合部近傍をも覆うように補強プレート130を構成してロー付けにより補強することで、この部分の補強をも行うように構成したものである。また、補強プレート130を最外郭の伝熱プレート120にロー付けのために載置するときに、切欠部132により、高温側入口41、高温側出口42、低温側入口43、低温側出口44とで位置決めが可能となり、別途の治具等を用いることなく簡易に製造が可能となる。なお、本実施の形態2では、接合部近傍を覆うような補強プレート130の切欠部132の形状を切欠きと開口穴により形成したが、これに限らない。例えば切欠きのみや開口部のみにより接合部近傍を覆うように構成してもよい。
【0019】
また、補強プレート130aを伝熱プレート120上にロー付けのために仮固定する手段として、スポット溶接等で数点両者を溶接固定しても良い。これにより、ロー付けのための炉中で補強プレート130aと伝熱プレート120との位置ずれを生じることがないので、確実に目的の位置にロー付け固定することが可能となる。
【0020】
以上、本実施の形態2によれば、前述の実施の形態1での効果に加えて、以下のような効果を奏する。すなわち、補強プレート130aに開口部131が形成されて、プレート式熱交換器101の寸法測定位置(支持部112)が露出することによって、プレート式熱交換器101の寸法測定が可能となり、そのロー付けが正しく行われているか(各伝熱プレート120により、第1の流路空間および第2の流路空間が正しく形成されているか)を、補強プレート130aを取り付けた完成状態で寸法検査が容易に、確実に実施可能となる。
【0021】
なお、本実施の形態2では、寸法検査のための測定部位として開口部131で開口する部分を支持部112としたが、例えば伝熱プレート120上に別の測定ポイントを設けて、そこに対応するように開口部131を設けても良い。また、寸法測定の位置とは別に、プレート式熱交換器101を製造する際に、伝熱プレート120をロー付け固定する前の段階で、積層状態でロー付けの為の炉に入れる際に、伝熱プレート120を加圧固定する部位(図示せず)に対応する位置に開口部131を設けても良い。これにより、補強プレート130を取り付けた状態でも、加圧固定する部位を外部に露出させることが可能となるので、その部位を加圧固定しながら補強プレート130を含めて炉中でロー付けを行うことが可能となり、生産性が向上する。さらにこの加圧固定する部位を前述の寸法測定する部位と同一部位となるようにしてもよい。
【0022】
また、補強プレート130aが、高温側入口41、高温側出口42、低温側入口43、低温側出口44と、伝熱プレート120との接合部近傍を覆うように切欠部132を形成し、補強プレート130aを最外郭の伝熱プレート120にロー付け固定する際に、この接合部近傍をも覆うように補強プレート130を構成したので、高温側入口41、高温側出口42、低温側入口43、低温側出口44と、伝熱プレート120との接合部近傍の補強をも行うことが可能となる。なお、本実施の形態2では、切欠部132を各出入口(41〜44)に対応する位置の補強プレート130a上に設けたが、例えば、一部の出入口に対応する部分のみに設けるように構成してもよい。
【0023】
なお、本発明の実施の形態1、2では、プレート式熱交換器101は、複数枚積層して形成した伝熱プレート120の上下の各最外郭を、上述の第1の流路空間となるように構成した場合について述べたが、これに限らない。すなわち、最外郭を上述の第2の流路空間となるように構成してもよいし、上下の外郭を第1と第2の流路空間で別々に構成してもよい。この場合でも、上述の実施の形態による効果と同様の効果を奏する。なお、最外郭を上述の第2の流路空間となるように構成すれば、第1の流路空間を流れる熱交換媒体に対して低温となる被熱交換媒体が流れる側が外側となるので、第1の流路空間側を最外郭とする場合に比べて、表面の温度を低減させることが可能となり、流れる熱交換媒体のエネルギー損失が抑えられるという効果、および補強プレートからの放熱を抑えるとともに、表面温度が低下し取扱上も容易となり、熱的絶縁を介してプレート式熱交換器を各種機器に取り付ける際に、その熱的絶縁構成を簡素化可能となるという効果を奏する。
【0024】
また、本発明の実施の形態1、2では、プレート式熱交換器101は、第2の流路空間を、伝熱プレート120に備えた支持部112により対向する伝熱プレート120の凸条同士が間隔をもって配置されるように支持される一対の伝熱プレート120で形成する例について説明したが、これに限らない。すなわち、第2の流路空間を、対向する伝熱プレートの外周に一体に形成した支持部(例えば縁の部分に備えた凸状のリブなどの、プレート式熱交換器の公知一般的な構成)により、凸条同士が間隔をもって配置されるように構成してもよい。この場合でも前述と同様の効果を奏する。
【符号の説明】
【0025】
41 高温側入口
42 高温側出口
43 低温側入口
44 低温側出口
101 プレート式熱交換器
110 伝熱面
112 支持部
120 伝熱プレート
130、130a 補強プレート
131 開口部
132 切欠部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
凸条および凹条が交互に形成された伝熱面を有する伝熱プレートを複数枚積層して形成され、
積層された前記伝熱プレートの間に、熱交換媒体が流れる第1の流路空間と被熱交換媒体が流れる第2の流路空間とが交互に複数設けられ、
前記第1の流路空間が、前記凸条同士を交差衝合させて対向させた前記伝熱プレートの前記凹条同士で形成され、
前記第2の流路空間が、前記伝熱プレートに備えた支持部により対向する前記伝熱プレートの前記凸条同士が間隔をもって配置されるように支持される一対の前記伝熱プレートで形成されたプレート式熱交換器であって、
前記複数枚積層して形成した前記伝熱プレートの上下の各最外郭を、前記第1の流路空間となるように構成するとともに、
前記最外郭となる前記第1の流路空間を構成する前記伝熱プレートに、前記伝熱プレートよりも剛性の高い補強プレートを接合したことを特徴とするプレート式熱交換器。
【請求項2】
前記補強プレートに、開口部、および/または、切欠部を備え、
前記開口部、および/または、前記切欠部は、前記最外郭となる前記伝熱プレートの、前記第1の流路空間へ前記熱交換媒体を流通させる高温側出入口、および/または、
前記最外郭となる前記伝熱プレートの、前記第2の流路空間へ前記被熱交換媒体を流通させる低温側出入口、
に対応する、前記補強プレート上に形成されるとともに、
前記補強プレートは、
前記最外郭となる前記伝熱プレートの、前記高温側出入口との接続部近傍と、
前記最外郭となる前記伝熱プレートの、前記低温側出入口との接続部近傍と、
の、少なくともいずれか一方を覆うように構成し、前記高温側出入口との接続部近傍および/または前記低温側出入口との接続部近傍となる前記伝熱プレートの補強を行うことを特徴とする、請求項1に記載のプレート式熱交換器。
【請求項3】
前記開口部、および/または、前記切欠部は、
前記プレート式熱交換器の寸法検査を行うための寸法測定位置を露出させるように設けられているか、
前記支持部に対応する位置に設けられているか、
前記プレート式熱交換器を製造する際の前記伝熱プレートを加圧固定する位置に対応する位置に設けられていること、
を特徴とする、請求項1または2に記載のプレート式熱交換器。
【請求項4】
前記第2の流路空間を、対向する前記伝熱プレートと一体に形成され、前記伝熱面間に配設された支持部により、前記凸条同士が間隔をもって配置されるように構成したことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1つに記載のプレート式熱交換器。
【請求項5】
前記第2の流路空間を、対向する前記伝熱プレートの外周に一体に形成した支持部により、前記凸条同士が間隔をもって配置されるように構成したことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1つに記載のプレート式熱交換器。
【請求項6】
前記補強プレートを前記伝熱プレートにロー付けにより接合する前に、スポット溶接により仮固定を行うことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1つに記載のプレート式熱交換器の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−50240(P2013−50240A)
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−187185(P2011−187185)
【出願日】平成23年8月30日(2011.8.30)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】