説明

プログラム、データ処理方法、電子機器およびコンピュータ

【課題】 ユーザがコンテンツデータの属性を基に所望のコンテンツデータを容易に選択できるプログラムを提供する。
【解決手段】 MODEキー25を押圧すると第1階層の選曲画面D1_1,D1_2,D1_3が切り換えて表示される。第1階層の選曲画面上で十字右キー27aを押圧すると、その下層の属性の選曲画面が表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、選択画面を基にコンテンツデータを選択させるプログラム、データ処理方法およびコンピュータに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、記録メディアの大容量化、並びに音楽、動画、静止画などの圧縮技術の発達により、携帯型再生装置などのコンピュータ内の記録メディアに膨大な数のコンテンツデータを記憶できる。
このように記録メディアに記憶できるコンテンツデータの数が増えるに従い、ユーザが希望するコンテンツデータを画面上で効率的に検索して再生できるシステムが必要である。
このようなシステムとしては、コンテンツデータが楽曲データである場合に、各楽曲データの属性であるジャンル、アーティスト、アルバムなどを基に、楽曲データを画面上に階層的にツリー構造で管理し、ツリーの最上層から順に属性を選択して最下層に位置する楽曲データを選択させるものがある。
【0003】
【特許文献1】特開2001−76415号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来のシステムでは、上記ツリー構造の層として用いる属性の数を増やせば、最下層の属性に属するコンテンツデータの数を少なくできるが、画面上で階層を移動するための操作回数が増加し、操作が煩雑になるという問題がある。
【0005】
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するために、ユーザがコンテンツデータの属性を基に所望のコンテンツデータを画面上で容易に選択できるプログラム、データ処理方法およびコンピュータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するため、第1の発明のプログラムは、複数の異なる属性の各々について当該属性を基にコンテンツデータを分類するための複数の項目が規定され、複数のコンテンツデータの各々が前記複数の属性の各々について何れの前記項目に属するかが規定されている場合に、前記属性を基に前記コンテンツデータを選択させる画面を表示する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記複数の異なる属性の各々について規定され、当該属性について規定された前記複数の項目を表示して選択させる第1の画面のうち、第1の選択指示に応じて選択された前記第1の画面を表示する第1の手順と、前記第1の手順で前記第1の画面内に表示した前記複数の項目のうち第2の選択指示で選択された前記項目について、当該選択された項目に属する前記コンテンツデータを当該選択された項目に対応した前記属性以外の前記属性を基に分類するための複数の項目を表示して選択させる第2の画面を表示する第2の手順とを前記コンピュータに実行させる。
【0007】
第1の発明のプログラムの作用は以下のようになる。
先ず、コンピュータが、第1の発明のプログラムを実行する。
そして、前記コンピュータが、当該プログラムの第1の手順に従って、前記複数の異なる属性の各々について規定され、当該属性について規定された前記複数の項目を表示して選択させる第1の画面のうち、第1の選択指示に応じて選択された前記第1の画面を表示する。
次に、前記コンピュータが、第2の手順に従って、前記第1の手順で前記第1の画面内に表示した前記複数の項目のうち第2の選択指示で選択された前記項目について、当該選択された項目に属する前記コンテンツデータを当該選択された項目に対応した前記属性以外の前記属性を基に分類するための複数の項目を表示して選択させる第2の画面を表示する。
【0008】
第2の発明のデータ処理方法は、複数の異なる属性の各々について当該属性を基にコンテンツデータを分類するための複数の項目が規定され、複数のコンテンツデータの各々が前記複数の属性の各々について何れの前記項目に属するかが規定されている場合に、前記属性を基に前記コンテンツデータを選択させる画面をディスプレイに表示するデータ処理方法であって、前記複数の異なる属性の各々について規定され、当該属性について規定された前記複数の項目を表示して選択させる第1の画面のうち、第1の選択指示に応じて選択された前記第1の画面を前記ディスプレイに表示する第1の工程と、前記第1の工程で前記第1の画面内に表示した前記複数の項目のうち第2の選択指示で選択された前記項目について、当該選択された項目に属する前記コンテンツデータを当該選択された項目に対応した前記属性以外の前記属性を基に分類するための複数の項目を表示して選択させる第2の画面を前記ディスプレイに表示する第2の工程とを有する。
【0009】
第3の発明のコンピュータは、複数の異なる属性の各々について当該属性を基にコンテンツデータを分類するための複数の項目が規定され、複数のコンテンツデータの各々が前記複数の属性の各々について何れの前記項目に属するかが規定されている場合に、前記属性を基に前記コンテンツデータを選択させる画面をディスプレイに表示するコンピュータであって、前記複数の異なる属性の各々について規定され、当該属性について規定された前記複数の項目を表示して選択させる第1の画面のうち、第1の選択指示に応じて選択された前記第1の画面を前記ディスプレイに表示する第1の処理と、前記第1の処理で前記第1の画面内に表示した前記複数の項目のうち第2の選択指示で選択された前記項目について、当該選択された項目に属する前記コンテンツデータを当該選択された項目に対応した前記属性以外の前記属性を基に分類するための複数の項目を表示して選択させる第2の画面を前記ディスプレイに表示する第2の処理とを行う処理手段を有する。
【0010】
第3の発明のコンピュータの作用は以下のようになる。
先ず、処理手段が、前記複数の異なる属性の各々について規定され、当該属性について規定された前記複数の項目を表示して選択させる第1の画面のうち、第1の選択指示に応じて選択された前記第1の画面を前記ディスプレイに表示する第1の処理を行う。
次に、前記処理手段が、前記第1の処理で前記第1の画面内に表示した前記複数の項目のうち第2の選択指示で選択された前記項目について、当該選択された項目に属する前記コンテンツデータを当該選択された項目に対応した前記属性以外の前記属性を基に分類するための複数の項目を表示して選択させる第2の画面を前記ディスプレイに表示する第2の処理とを行う。
【0011】
第4の発明のコンピュータは、複数の異なる属性の各々について当該属性を基にコンテンツデータを分類するための複数の項目が規定され、複数のコンテンツデータの各々が前記複数の属性の各々について何れの前記項目に属するかが規定されている場合に、前記複数のコンテンツデータを記憶する記憶手段と、ディスプレイと、前記属性を基に、前記記憶手段に記憶されたコンテンツデータを選択させる画面を前記ディスプレイに表示し、前記画面で選択された前記コンテンツデータを再生する処理を行う処理手段とを有し、前記処理手段は、前記複数の異なる属性の各々について規定され、当該属性について規定された前記複数の項目を表示して選択させる第1の画面のうち、第1の選択指示に応じて選択された前記第1の画面を前記ディスプレイに表示する第1の処理と、前記第1の処理で前記第1の画面内に表示した前記複数の項目のうち第2の選択指示で選択された前記項目について、当該選択された項目に属する前記コンテンツデータを当該選択された項目に対応した前記属性以外の前記属性を基に分類するための複数の項目を表示して選択させる第2の画面を前記ディスプレイに表示する第2の処理とを行う。
【0012】
第4の発明のコンピュータの作用は以下のようになる。
先ず、前記処理手段が、前記複数の異なる属性の各々について規定され、当該属性について規定された前記複数の項目を表示して選択させる第1の画面のうち、第1の選択指示に応じて選択された前記第1の画面を前記ディスプレイに表示する第1の処理を行う。
次に、前記処理手段が、前記第1の処理で前記第1の画面内に表示した前記複数の項目のうち第2の選択指示で選択された前記項目について、当該選択された項目に属する前記コンテンツデータを当該選択された項目に対応した前記属性以外の前記属性を基に分類するための複数の項目を表示して選択させる第2の画面を前記ディスプレイに表示する第2の処理を行う。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ユーザがコンテンツデータの属性を基に所望のコンテンツデータを画面上で容易に選択できるプログラム、データ処理方法およびコンピュータを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態を説明する。
先ず、本実施形態の構成要素と、本発明の構成要素との対応関係を説明する。
図1に示すプログラムPRGが第1の発明のプログラムに対応している。
また、HDD13に記憶されている楽曲データが、本発明のコンテンツデータに対応している。
また、後述するアーティスト、アルバム、ジャンル、グループ、ニュートラックおよびブックマークの各々が本発明の属性に対応している。
図5および図6等に示す選曲画面D1_1〜D1_5が本発明の第1の画面に対応し、選曲画面D1_11,D1_31が本発明の第2の画面に対応している。
また、選曲画面D1_12,D1_21,D1_32,D1_41,D1_51が本発明の第3の画面に対応している。
【0015】
図9に示す処理が第1の発明の第1の手順に対応し、図10に示す処理が第1の発明の第2の手順に対応している。
また、図5および図6に示す再生画面D3を表示する処理が第1の発明の第3の手順に対応し、再生画面D3で選択された楽曲データを再生する処理が第1の発明の第4の手順に対応している。
また、図11および図12に示す処理が、第1の発明の第5の手順に対応している。
【0016】
また、図1に示すCPU17が第3および第4の発明の処理手段に対応している。
また、図1に示すHDD13が、第4の発明の記憶手段に対応している。
また、図1に示すLCDパネル14が第2、第3および第4の発明のディスプレイに対応している。
【0017】
以下、本発明の実施形態に係わるデータ処理装置について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係わるデータ処理装置1の構成図である。
データ処理装置1は、例えば、携帯型のオーディオ再生装置である。
図1に示すように、データ処理装置1は、例えば、USB(Universal Serial Bus)インタフェース11、SDRAM(Synchronous DRAM)12、HDD(Hard Disk Drive) 13、LCD(Liquid Crystal Display)パネル14、入力デバイス15、フラッシュメモリ16、CPU(Central Processing Unit) 17およびオーディオ出力回路18を有する。
USBインタフェース11、SDRAM12、HDD13、フラッシュメモリ16、CPU17およびオーディオ出力回路18は、例えば、データ線10を介して接続されている。
【0018】
USBインタフェース11は、パーソナルコンピュータ3と接続され、パーソナルコンピュータ3との間でデータ入出力を行う。
SDRAM12は、CPU17の処理に係わるデータ等を一時的に記憶する。
【0019】
HDD13は、圧縮された楽曲データ(音楽データ)を記憶する。
当該楽曲データは、USBインタフェース11を介してパーソナルコンピュータ3からHDD13に書き込まれる。
HDD13は、例えば、20GBの記憶容量を有し、ATRAC(Adaptive Transfrom Acoustic Coding)3等で圧縮された約10000万曲(コンパクトディスク700枚分)の楽曲データを記憶可能である。
HDD13に記憶された1曲分の楽曲データ(以下、単に楽曲データとも記す)の各々には、そのア−ティスト、アルバム、ジャンル、グループ、ニュートラック、ブックマークなどに関する属性データが付されている。
ア−ティスト属性データは、楽曲データの楽曲を演奏等するアーティストを示している。
アルバム属性データは、楽曲データが属するアルバムを示している。
ジャンル属性データは、楽曲データの楽曲が属するジャンルを示している。
グループ属性データは、パーソナルコンピュータ3上で規定されたグループのうち何れのグループに当該楽曲データが属するかを示している。
ニュートラック属性データは、データ処理装置1がパーソナルコンピュータ3に前回接続したときに、パーソナルコンピュータ3から入力した楽曲データであるか否かを示している。
ブックマーク属性データは、ユーザによってブックマークが付された楽曲データであるか否かを示している。
【0020】
LCDパネル14は、図2(B)に示すように、データ処理装置1の筐体の正面に設けられている。
LCDパネル14には、CPU17によって種々の画面が表示される。
LCDパネル14に表示される主な画面としては、例えば、図3に示すように、選曲画面D1、設定画面D2および再生画面D3があり、ユーザのキー操作に応じてこれらの画面が切り替わる(遷移する)。
【0021】
選曲画面D1は、例えば、図4(A)に示すように、アーティスト属性データに関して複数の項目(例えば、アーティストA,B,C・・・)を表示し、項目をユーザに選択させる。
選曲画面D1は、後述するように種々の属性データ毎に規定され、項目を選択することでその下層の選曲画面D1に切り替わる。
設定画面D2は、例えば、図4(B)に示すように、「Repeat」、「Play Mode」、「Sound」、「AVLS」および「Beep」などの項目を表示する。「Play Mode」は、後述するように、再生モードを選択する際に指定(選択)される。
なお、設定画面D2を画面下方にスクロールすることで、設定画面D2には、上記の他、「Contrast」、「Backlight」、「Reverse Display」、「Language」および「Fromat」などの項目が表示される。
再生画面D3は、図4(C)に示すように、再生対象として選択された楽曲データのタイトル、アルバム、アーティスト、ジャンルなどの属性データ、再生済の割合などのデータを表示する。
【0022】
入力デバイス15は、データ処理装置1の筐体に設けられ、ユーザによって操作される種々のキーである。
入力デバイス15としては、例えば、図2(A),図2(B),図2(C)に示すように、リモコン端子29、MENUキー24、MODEキー25、VOLUMEキー26、十字キー27およびHOLDキー28がある。
十字キー27には、十字右キー27a,十字左キー27b、十字上キー27c、十字下キー27dおよび十字決定キー27eがある。
十字右キー27aおよび十字左キー27bは、例えば、後述するように、選曲画面D1の階層を切り換える際に用いられる。また、曲の頭出しや早送り/早戻しにも用いられる。
十字上キー27cおよび十字下キー27dは、選曲画面D1および設定画面D2上でカーソルを上下方向に移動させるために用いられる。また、再生画面D3から選曲画面D1_12,D1_21,D1_32,D1_41,D1_51に切り替える際にも用いられる。
十字決定キー27eは、カーソルが位置する項目を決定したり、再生指示を入力するために用いられる。
【0023】
フラッシュメモリ16は、例えば、CPU17の動作を規定したプログラムPRGを記憶する。
CPU17は、フラッシュメモリ16から読み出したプログラムPRGを基に、データ処理装置1の動作を統括的に制御する。
CPU17は、図4に示す選曲画面D1、設定画面D2および再生画面D3をLCDパネル14に表示する処理を行う。
また、CPU17は、選択された楽曲データをHDD13から読み出して復号し、これを再生する処理を行う。
【0024】
オーディオ出力回路18は、CPU17が復号した楽曲データに応じたオーディオ信号をヘッドフォン端子21に出力する。
【0025】
以下、選曲画面D1について説明する。
選曲画面D1として、複数の異なる属性(楽曲データに関しての属性)の各々について規定され、当該属性について規定された複数の項目を表示して選択させる第1階層の複数の選曲画面が規定されている。
また、選曲画面D1として、上記第1階層の選曲画面の各々について、第2階層以下の選曲画面が規定されている。
第2階層以下の選曲画面は、その上層の選曲画面の各項目毎に規定され、当該項目に対応した前記属性以外の前記属性を基に、当該項目に属する楽曲データを分類するための複数の項目を有する。
なお、第1の階層の選曲画面D1を[Depth1]と記し、第2の階層の選曲画面D1を[Depth2]と記し、第3の階層の選曲画面D1を[Depth3]とも記す。
【0026】
先ず、第1階層の選曲画面D1について説明する。
第1の階層の選曲画面D1は、例えば、図5および図6に示す選曲画面D1_1,D1_2,D1_3,D1_4,D1_5である。
ここで、選曲画面D1_1D1_2,D1_3,D1_4,D1_5は、それぞれアーティスト(Artist)、アルバム(Album) 、ジャンル(Genre) 、グループ(Group) 、それ以外(Others)の楽曲データの属性を基に楽曲データを分類して表示するための画面である。
【0027】
例えば、LCDパネル14に設定画面D2などが表示されている状態で、図2(A)に示すMODEキー25をユーザが押圧(押し込むまたは押下)すると、図1に示すCPU17は、MODEキー25からの操作信号を基に、図5に示す選曲画面D1_1をLCDパネル14に表示する。
選曲画面D1_1は、アーティストを属性として楽曲データを分類する複数の項目(アーティストA,B,C等)を表示している。
このとき、CPU17は、選曲画面D1_1以外の第1階層の選曲画面をLCDパネル14に表示してもよい。
【0028】
続いてMODEキー25をユーザが押圧すると、CPU17は、MODEキー25からの操作信号を基に、図5に示す選曲画面D1_2をLCDパネル14に表示する。
選曲画面D1_2は、アルバムを属性として楽曲データを分類する複数の項目(アルバムA,B,C等)を表示している。
続いてMODEキー25をユーザが押圧すると、CPU17は、MODEキー25からの操作信号を基に、図5に示す選曲画面D1_3をLCDパネル14に表示する。
選曲画面D1_3は、ジャンルを属性として楽曲データを分類する複数の項目(CLASSIC,J−POP,ROCK等)を表示している。
【0029】
続いてMODEキー25をユーザが押圧すると、CPU17は、MODEキー25からの操作信号を基に、図6に示す選曲画面D1_4をLCDパネル14に表示する。
選曲画面D1_4は、パーソナルコンピュータ3で規定されたグループを属性として楽曲データを分類する複数の項目(グループA,B,C等)を表示している。
続いてMODEキー25をユーザが押圧すると、CPU17は、MODEキー25からの操作信号を基に、図6に示す選曲画面D1_5をLCDパネル14に表示する。
選曲画面D1_5は、その他の属性、例えば、パーソナルコンピュータ3から新たに入力したトラック(楽曲データ)であることを示す「New Tracks」、ユーザによってブックマークが付されたことを示す「Bookmark」を属性として楽曲データを分類する複数の項目を表示している。
なお、本実施形態において、トラックは、最小単位である楽曲データを示す。
続いてMODEキー25をユーザが押圧すると、CPU17は、MODEキー25からの操作信号を基に、図5に示す選曲画面D1_1をLCDパネル14に表示する。
【0030】
以下、図5および図6に示す第1階層の選曲画面D1_1〜D1_5から第2階層および第3階層の選曲画面、並びに再生画面D3に切り換える(移行する)場合を説明する。
CPU17は、選曲画面を表示中に図2(B)に示す十字右キー27aが押圧されたことを検出すると、当該表示中の選曲画面で選択された項目の下層の項目の選曲画面をLCDパネル14に表示する。
また、CPU17は、選曲画面を表示中に図2(B)に示す十字左キー27bが押圧されたことを検出すると、当該表示中の選曲画面の上層の項目の選曲画面をLCDパネル14に表示する。
【0031】
LCDパネル14に図5に示す選曲画面D1_1を表示しているときに、十字上キー27cおよび十字下キー27dを操作(押圧)してカーソルを画面上下方向に移動し、選択する項目(アーティスト名)にカーソルを位置させ、十字右キー27aを押圧することで項目を選択すると、CPU17は、キーの操作信号に基づいて、第2階層の選曲画面D1_11をLCDパネル14に表示する。
第2の階層の選曲画面D1_11には、上記選択した項目に属する項目(選択した項目の下層の項目)が表示される。
すなわち、選曲画面D1_11には、上記選択した項目であるアーティストBに属するアルバムA,B,Cの項目が表示される。
【0032】
また、LCDパネル14に図5に示す第2の階層の選曲画面D1_11を表示しているときに、十字上キー27cおよび十字下キー27dを操作(押圧)してカーソルを画面上下方向に移動し、選択する項目(アルバム名)にカーソルを位置させ、十字右キー27aを押圧することで項目を選択すると、CPU17は、キーの操作信号に基づいて、第3階層の選曲画面D1_12をLCDパネル14に表示する。
第3階層の選曲画面D1_12には、上記選択した項目に属する項目(選択した項目の下層の項目)が表示される。
すなわち、第3階層の選曲画面D1_12には、上記選択した項目であるアルバムBに属するタイトルA,B,Cが表示される。ここで、タイトルは、楽曲名を示している。
【0033】
また、LCDパネル14に図5に示す第3階層の選曲画面D1_12を表示しているときに、十字上キー27cおよび十字下キー27dを操作(押圧)してカーソルを画面上下方向に移動し、選択する項目(タイトル名)にカーソルを位置させ、十字決定キー27eを押圧することで項目を選択すると、CPU17は、キーの操作信号に基づいて、当該タイトルに関する前述した再生画面D3をLCDパネル14に表示すると共に、当該タイトルの楽曲データを再生する。
【0034】
LCDパネル14に図5に示す第1階層の選曲画面D1_2を表示しているときに、十字上キー27cおよび十字下キー27dを操作(押圧)してカーソルを画面上下方向に移動し、選択する項目(アルバム名)にカーソルを位置させ、十字右キー27aを押圧することで項目を選択すると、CPU17は、キーの操作信号に基づいて、前述した選曲画面D1_12をLCDパネル14に表示する。
選曲画面D1_12から再生画面D3への切り換えは、前述したものと同様である。
【0035】
LCDパネル14に図5に示す第1階層の選曲画面D1_3を表示しているときに、十字上キー27cおよび十字下キー27dを操作(押圧)してカーソルを画面上下方向に移動し、選択する項目(ジャンル名)にカーソルを位置させ、十字右キー27aを押圧することで項目を選択すると、CPU17は、キーの操作信号に基づいて、第2階層の選曲画面D1_31をLCDパネル14に表示する。
第2階層の選曲画面D1_31には、上記選択した項目に属する項目(選択した項目の下層の項目)が表示される。
すなわち、第2階層の選曲画面D1_31には、上記選択した項目であるジャンル(J−POP)に属するアーティストA,B,Cの項目が表示される。
【0036】
また、LCDパネル14に図5に示す第2階層の選曲画面D1_31を表示しているときに、十字上キー27cおよび十字下キー27dを操作(押圧)してカーソルを画面上下方向に移動し、選択する項目(アーティスト名)にカーソルを位置させ、十字右キー27aを押圧することで項目を選択すると、CPU17は、キーの操作信号に基づいて、第3階層の選曲画面D1_32をLCDパネル14に表示する。
第3階層の選曲画面D1_32には、上記選択した項目に属する項目(選択した項目の下層の項目)が表示される。
すなわち、第3階層の選曲画面D1_32には、上記選択した項目であるアーティストBに属するタイトルA,B,Cが表示される。
【0037】
また、LCDパネル14に図5に示す第3階層の選曲画面D1_32を表示しているときに、十字上キー27cおよび十字下キー27dを操作(押圧)してカーソルを画面上下方向に移動し、選択する項目(タイトル名)にカーソルを位置させ、十字決定キー27eを押圧することで項目を選択すると、CPU17は、キーの操作信号に基づいて、当該タイトルに関する前述した再生画面D3をLCDパネル14に表示すると共に、当該タイトルの楽曲データを再生する。
【0038】
LCDパネル14に図6に示す第1階層の選曲画面D1_4を表示しているときに、十字上キー27cおよび十字下キー27dを操作(押圧)してカーソルを画面上下方向に移動し、選択する項目(グループ名)にカーソルを位置させ、十字右キー27aを押圧することで項目を選択すると、CPU17は、キーの操作信号に基づいて、第2の階層の選曲画面D1_41をLCDパネル14に表示する。
第2階層の選曲画面D1_41には、上記選択した項目に属する項目(選択した項目の下層の項目)が表示される。
すなわち、第2の階層の選曲画面D1_41には、上記選択した項目であるグループBに属するタイトルA,B,Cが表示される。
【0039】
また、LCDパネル14に図6に示す第2階層の選曲画面D1_41を表示しているときに、十字上キー27cおよび十字下キー27dを操作(押圧)してカーソルを画面上下方向に移動し、選択する項目(タイトル名)にカーソルを位置させ、十字決定キー27eを押圧することで項目を選択すると、CPU17は、キーの操作信号に基づいて、当該タイトルに関する前述した再生画面D3をLCDパネル14に表示すると共に、当該タイトルの楽曲データを再生する。
【0040】
LCDパネル14に図6に示す第1階層の選曲画面D1_5を表示しているときに、十字上キー27cおよび十字下キー27dを操作(押圧)してカーソルを画面上下方向に移動し、選択する項目(「New Track」、「Bookmark」)にカーソルを位置させ、十字右キー27aを押圧することで項目を選択すると、CPU17は、キーの操作信号に基づいて、第2の階層の選曲画面D1_51をLCDパネル14に表示する。
第2階層の選曲画面D1_51には、上記選択した項目に属するタイトル名が表示される。
すなわち、図6に示す例では、第2の階層の選曲画面D1_41には、上記選択した項目である「Bookmark」に属するタイトルA,B,Cが表示される。
【0041】
また、LCDパネル14に図6に示す第2階層の選曲画面D1_51を表示しているときに、十字上キー27cおよび十字下キー27dを操作(押圧)してカーソルを画面上下方向に移動し、選択する項目(タイトル名)にカーソルを位置させ、十字決定キー27eを押圧することで項目を選択すると、CPU17は、キーの操作信号に基づいて、当該タイトルに関する前述した再生画面D3をLCDパネル14に表示すると共に、当該タイトルの楽曲データを再生する。
【0042】
上述した階層の遷移を図7にまとめて示す。
【0043】
次に、再生モードの選択について説明する。
図2(A)に示すMENUキー24をユーザが押圧すると、CPU17が操作信号を基に、図4(B)に示す設定画面D2をLCDパネル14に表示する。
そして、図4に示すように、ユーザが十字上キー27cおよび十字下キー27dを操作(押圧)して設定画面D2内でカーソルを画面上下方向に移動し、「Play Mode」にカーソルを位置させ、十字決定キー27eまたは十字右キー27aを押圧する。
CPU17は、上記十字決定キー27eの押圧を操作信号に基づいて検出し、図8に示すように、再生モード選択画面D10をLCDパネル14に表示する。
再生モード選択画面D10には、図8に示すように、通常再生(Normal)、1トラック再生(1Track)、ユニット再生(Play Unit)、トラックシャッフル再生(Track SHUF)およびユニットシャッフル再生(Unit SHUF)が再生モードの項目として表示される。
【0044】
ユーザが十字上キー27cおよび十字下キー27dを操作(押圧)して再生モード選択画面D10内でカーソルを画面上下方向に移動し、選択する再生モードの項目にカーソルを位置させ、十字決定キー27eを押圧する。
これにより、CPU17は、カーソル位置の再生モードを選択する。
【0045】
CPU17は、選曲画面D1を表示中に、十字決定キー27eが押圧されると、そのときに選曲画面D1に表示している項目、並びに上記選択された再生モードに基づいて、HDD13に記憶された楽曲データを所定の再生順序で選択して再生する。
このとき、CPU17は、上記選択された楽曲データを図1に示すHDD13から読み出して復号(デコード)し、これをオーディオ出力回路18に出力し、オーディオ出力回路18がオーディオデータに応じたオーディオ信号をヘッドフォン端子21に出力する。
【0046】
以下、上述した各再生モードに基づいて再生処理について説明する。
なお、本実施形態において、選曲画面に表示された複数の項目を再生単位(いわゆるプレイユニット)として扱う。当該再生単位は、再生を開始した選曲画面によって決定される。
上記再生単位は、選曲画面上でカーソルが位置する項目に属するものとしてもよい。
また、上述したプレイユニットは、従来のツリー構造に基づいてコンテンツデータを管理する場合に適用してもよい。
〔通常再生(Normal)〕
CPU17は、再生モードとして通常再生が選択され、且つ選曲画面D1をLCDパネル14に表示中に、十字決定キー27eが押圧されたことを検出すると、再生対象となったトラックを1回ずつトラック番号順に再生する通常再生を行う。
CPU17は、選曲画面D1上で選択した(カーソル位置にある)項目の下層にある項目を次々に再生していき、最下位の項目を再生し終えると、停止する
CPU17は、選択した項目がグループ(アーティスト、アルバム等)の場合は、項目に属するグループ内のトラックを順に再生し、グループ内の全トラック再生終了後は次のグループの最初のトラックから順次再生する
また、CPU17は、通常再生中に他の再生モードに切り替えられた場合は以下の処理を行う。
すなわち、CPU17は、1トラック再生に切り替えられた場合は、再生中のトラックを再生し終わったら停止する。
また、CPU17は、ユニット再生に切り替えられた場合は、再生中のトラックを含む項目内の全トラックをユニットとし、ユニット内の全トラックを最後まで再生する。
また、CPU17は、トラックシャッフル再生に切り替えられた場合は、全トラックをシャッフル再生する。
また、CPU17は、ユニットシャッフル再生に切り替えられた場合は、再生中のトラックを含むユニット内の全曲をシャッフル再生する。
【0047】
また、CPU17は、図5に示す選曲画面D1_1を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置のアーティストの最初のアルバムの最初の曲からトラック順に再生し、最後のアーティストの最後の曲を再生し終えて停止する。
また、CPU17は、図5に示す選曲画面D1_11を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置のアルバムの最初の曲からトラック順に再生し、最後のアルバムの最後の曲を再生し終えて停止する。
また、CPU17は、図5に示す選曲画面D1_12を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置の曲からトラック順に再生し、最後の曲を再生し終えて停止する。
【0048】
また、CPU17は、図5に示す選曲画面D1_2を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置のアルバムの最初の曲からトラック順に再生し、最後のアルバムの最後の曲を再生し終えて停止する。
また、CPU17は、図5に示す選曲画面D1_12を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置の曲からトラック順に再生し、最後の曲を再生し終えて停止する。
【0049】
また、CPU17は、図5に示す選曲画面D1_3を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置のジャンルの最初のアーティストの最初の曲からトラック順に再生し、最後のジャンルの最後の曲を再生し終えて停止する。
また、CPU17は、図5に示す選曲画面D1_31を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置のアーティストの最初の曲からトラック順に再生し、最後のアーティストの最後の曲を再生し終えて停止する。
また、CPU17は、図5に示す選曲画面D1_32を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置の曲からトラック順に再生し、最後の曲を再生し終えて停止する。
【0050】
また、CPU17は、図6に示す選曲画面D1_4を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置のグループの最初の曲からトラック順に再生し、最後のグループの最後の曲を再生し終えて停止する。
また、CPU17は、図6に示す選曲画面D1_41を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置の曲からトラック順に再生し、最後の曲を再生し終えて停止する。
【0051】
また、CPU17は、図6に示す選曲画面D1_5を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置のプレイリストの最初の曲からトラック順に再生し、最後のプレイリストの最後の曲を再生し終えて停止する。
また、CPU17は、図6に示す選曲画面D1_51を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置の曲からトラック順に再生し、最後の曲を再生し終えて停止する。
また、CPU17は、図6に示す選曲画面D1_5を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置のブックマークの最初の曲からトラック順に再生し、最後のブックマークの最後の曲を再生し終えて停止する。
また、CPU17は、図6に示す選曲画面D1_5を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置の曲からトラック順に再生し、最後の曲を再生し終えて停止する。
【0052】
〔1トラック再生(1Track)〕
CPU17は、再生モードとして1トラック再生が選択され、且つ選曲画面D1をLCDパネル14に表示中に、十字決定キー27eが押圧されたことを検出すると、カーソル位置のトラックを一回再生する。
CPU17は、選択した項目を再生し、再生終了後停止する。
また、CPU17は、選択した項目がグループ(アーティスト、アルバム等)の場合は、項目に属するグループ内の最初のトラックを再生する。
【0053】
CPU17は、トラック再生中、他の再生モードに切り替えられた場合は以下の処理を行う。
CPU17は、通常再生に切り替えられた場合は、再生中のトラックから下にある項目を次々に再生していき、最下位の項目を再生し終えると、停止する。
CPU17は、ユニット再生に切り替えられた場合は、再生中のトラックを含むトラック一覧グループをユニットとし、ユニット内の全曲を最後まで再生する。
CPU17は、トラックシャッフルに切り替えられた場合は、全曲をシャッフル再生する。
CPU17は、ユニットシャッフルに切り替えられた場合は、再生中のトラックを含むユニット内の全曲をシャッフル再生する。
【0054】
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_1を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置のアーティストの最初のアルバムの最初のトラックを再生する。
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_11を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置のアルバムの最初のトラックを再生する。
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_12を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置のトラックを再生する。
【0055】
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_2を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置のアルバムの最初のトラックを再生する。
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_12を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置のトラックを再生する。
【0056】
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_3を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置のジャンルの最初のアーティストの最初のトラックを再生する。
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_31を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置のアーティストの最初のトラックを再生する。
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_32を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置のトラックを再生する。
【0057】
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_4を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置のグループの最初のトラックを再生する。
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_41を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置のトラックを再生する。
【0058】
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_5を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置のプレイリストの最初のトラックを再生する。
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_51を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置のトラックを再生する。
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_5を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置のブックマークの最初のトラックを再生する。
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_51を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、カーソル位置のトラックを再生する。
【0059】
〔ユニット再生(Play Unit)〕
CPU17は、再生モードとしてユニット再生が選択され、且つ選曲画面D1をLCDパネル14に表示中に、十字決定キー27eが押圧されたことを検出すると、ユニット内のトラックを再生する。
CPU17は、選曲画面D1内のカーソルがある階層の全項目を再生範囲(ユニット)とし、カーソル位置の項目から再生を開始し、再生範囲を全て再生終了後停止する。
CPU17は、再生範囲の途中の項目から再生を開始した場合、最終項目の再生終了後は再生範囲の先頭項目を再生する。
CPU17は、選択した項目がグループ(アーティスト、アルバム等)の場合は、項目に属するグループ内の最初のトラックから再生する。
【0060】
CPU17は、ユニット再生中、他の再生モードに切り替えた場合は以下の処理を行う。
すなわち、CPU17は、通常再生に切り替えられた場合は、再生中のトラックから下にある項目を次々に再生していき、最下位の項目を再生し終えると、停止する。
CPU17は、1トラック再生に切り替えられた場合は、再生中のトラックを再生し終わったら停止する。
CPU17は、トラックシャッフル再生に切り替えられた場合は、ユニット内の全曲をシャッフル再生する。
CPU17は、ユニットシャッフル再生に切り替えられた場合は、再生中のトラックを含むユニット内の全項目をシャッフル再生する。
【0061】
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_1を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、全アーティストに属する全トラックをカーソル位置から順に再生する。
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_11を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_1で選択したアーティストの全アルバムに属する全トラックをカーソル位置から順に再生する。
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_12を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_11で選択したアルバムの全トラックをカーソル位置から順に再生する。
【0062】
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_2を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、全アルバムに属する全トラックをカーソル位置から順に再生する。
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_12を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_2で選択したアルバムの全トラックをカーソル位置から順に再生する。
【0063】
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_3を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、全ジャンルに属する全トラックをカーソル位置から順に再生する。
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_31を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_3で選択したジャンルの全アーティストに属する全トラックをカーソル位置から順に再生する。
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_32を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_31で選択したアーティストの全トラックをカーソル位置から順に再生する。
【0064】
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_4を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、全グループに属する全トラックを順に再生する。
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_41を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_4で選択したグループの全トラックをカーソル位置から順に再生する。
【0065】
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_5を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、全プレイリストに属する全トラックを順に再生する。
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_51を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_5で選択したプレイリストの全トラックをカーソル位置から順に再生する。
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_5を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、全ブックマークに属する全トラックを順に再生する。
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_51を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_5で選択したブックマークの全トラックをカーソル位置から順に再生する。
【0066】
〔トラックシャッフル再生(Track SHUF)〕
CPU17は、再生モードとしてトラックシャッフル再生が選択され、且つ選曲画面D1をLCDパネル14に表示中に、十字決定キー27eが押圧されたことを検出すると、再生対象となったトラックを1回ずつランダムに再生する。
CPU17は、シャッフル再生での再生順番を毎回シャッフルし、前回と同じ再生順番にならないようにする。ただし、再生対象のトラックが少ない場合、前回と同じ再生順番にしてもよい。
CPU17は、シャッフル再生で再生終了したあと再生を開始した場合、およびリピートONのシャッフル再生の場合、次回のシャッフル再生での先頭トラックが前回の最終トラックと同じにならないようにする。ただし、再生対象トラックが少ない場合、前回の最終トラックと同じトラックにしてもよい。
CPU17は、再生中にシャッフル再生に切り替えたときは、再生中トラックを再生対象の先頭トラックとし、n番目(n=再生対象トラック数)のトラックを最終トラックとする。
【0067】
CPU17は、トラックシャッフル再生中、他の再生モードに切り替えた場合は以下の処理を行う。
すなわち、CPU17は、通常再生に切り替えられた場合は、再生中のトラックから下にある項目を次々に再生していき、最下位の項目を再生し終えると、停止する。
CPU17は、1トラック再生に切り替えられた場合は、再生中のトラックを再生し終わったら停止する。
CPU17は、ユニット再生に切り替えられた場合は、再生中のトラックを含むトラック一覧グループをユニットとしユニット内の全項目を順に再生する。
CPU17は、ユニットシャッフル再生に切り替えられた場合は、ユニット内の全曲をシャッフル再生する。
【0068】
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_1を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、全アーティストに属する全トラックをシャッフル再生する。
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_11を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_1で選択したアーティストの全アルバムに属する全トラックをシャッフル再生する。
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_12を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_11で選択したアルバムの全トラックをシャッフル再生する。
【0069】
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_2を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、全アルバムに属する全トラックをシャッフル再生する。
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_12を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_2で選択したアルバムの全トラックをシャッフル再生する。
【0070】
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_3を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、全ジャンルに属する全トラックをシャッフル再生する。
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_31を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_3で選択したジャンルの全アーティストに属する全トラックをシャッフル再生する。
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_32を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_31で選択したアーティストの全トラックをシャッフル再生する。
【0071】
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_4を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、全グループに属する全トラックをシャッフル再生する。
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_41を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_4で選択したグループの全トラックをシャッフル再生する。
【0072】
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_5を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、全プレイリストに属する全トラックをシャッフル再生する。
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_51を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_5で選択したプレイリストの全トラックをシャッフル再生する。
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_5を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、全ブックマークに属する全トラックをシャッフル再生する。
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_51を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_5で選択したブックマークの全トラックをシャッフル再生する。
【0073】
〔ユニットシャッフル再生(UnitSHUF)〕
CPU17は、再生モードとしてユニットシャッフル再生が選択され、且つ選曲画面D1をLCDパネル14に表示中に、十字決定キー27eが押圧されたことを検出すると、ユニット内の項目を1回ずつランダムに再生する。
CPU17は、カーソルがある階層の全項目を再生範囲(ユニット)とし、ユニット内の全項目をシャッフル再生する。
CPU17は、ユニット内の項目がグループの場合は、グループ内の再生順は通常再生と同じとする。
CPU17は、シャッフル再生での再生順番を毎回シャッフルし、前回と同じ再生順番にならないようにする。ただし、再生対象の項目が少ない場合、前回と同じ再生順番にしえもよい。
CPU17は、シャッフル再生で再生エンドしたあと再生を開始した場合、およびリピートONのシャッフル再生の場合、次回のシャッフル再生での先頭項目を前回の最終項目と同じにならないようにする。ただし、再生対象項目が少ない場合、前回の最終項目と同じ項目にしてもよい。
CPU17は、再生中にシャッフル再生に切り替えたときは、再生中項目を再生対象の先頭項目とし、n番目(n=再生対象項目数)の項目を最終項目とする。
【0074】
CPU17は、ユニットシャッフル再生中、他の再生モードに切り替えた場合は以下の処理を行う。
すなわち、CPU17は、通常再生に切り替えられた場合は、再生中のトラックから下にある項目を次々に再生していき、最下位の項目を再生し終えると、停止する。
CPU17は、1トラック再生に切り替えられた場合は、再生中のトラックを再生し終わったら停止する。
CPU17は、ユニット再生に切り替えられた場合は、ユニット内の全曲を順に再生する。
CPU17は、トラックシャッフル再生に切り替えられた場合は、再生中のトラックを含むユニット内の全項目をシャッフル再生する。
【0075】
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_1を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、アーティストに属する全てのアルバムとトラックを順に再生し、全アーティストをシャッフル再生する。
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_11を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_1で選択したアーティストのアルバムに属するの全てのトラックを順に再生し、アルバムをシャッフル再生する。
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_12を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_11で選択したアルバム内の全トラックをシャッフル再生する。
【0076】
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_2を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、アルバム内の全てのトラックを順に再生し、アルバムをシャッフル再生する。
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_12を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_2で選択したアルバム内の全トラックをシャッフル再生する。
【0077】
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_3を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、ジャンルに属する全てのアーティストとトラックを順に再生し、ジャンルをシャッフル再生する。
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_31を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_3で選択したジャンルのアーティストに属する全てのトラックを順に再生し、アーティストをシャッフルして再生する。
CPU17は、図5に示す選曲画面D1_32を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_31で選択したアーティストの全トラックをシャッフル再生する。
【0078】
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_4を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、グループ内の全てのトラックを順に再生し、グループをシャッフルして再生する。
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_41を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_4で選択したグループの全トラックをシャッフル再生する。
【0079】
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_5を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、プレイリストに属するの全てのトラックを順に再生し、プレイリストをシャッフル再生する。
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_51を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_5で選択したプレイリストの全トラックをシャッフル再生する。
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_5を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、ブックマークに属する全てのトラックを順に再生し、ブックマークをシャッフル再生する。
CPU17は、図6に示す選曲画面D1_51を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合は、選曲画面D1_5で選択したブックマークの全トラックをシャッフル再生する。
【0080】
以下、図1に示すデータ処理装置1の動作例を説明する。
〔第1の動作例〕
当該動作例では、図2(A)に示すMODEキー25が押圧された場合を説明する。
図9は、当該動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST1:
CPU17は、図1に示す入力デバイス15からの操作信号を基に、図2(A)に示すMODEキー25が押圧されたと判断すると、ステップST2に進み、そうでない場合はステップST1の処理を繰り返す。
ステップST2:
CPU17は、ステップST1でMODEキー25が押圧されたときに、LCDパネル14に選曲画面D1が表示中であったか否かを判断し、表示中であったと判断した場合にステップST4に進み、表示中でなかったと判断した場合にステップST3に進む。
【0081】
ステップST3:
CPU17は、デフォルトとして、例えば、図5に示す選曲画面D1_1をLCDパネル14に表示する。
ステップST4:
CPU17は、LCDパネル14に表示中の選曲画面D1が、第1階層の選曲画面D1_1,D1_2,D1_3,D1_4,D1_5であるか否かを判断し、第1階層の選曲画面であると判断するとステップST5に進み、そうでない場合はステップST6に進む。
【0082】
ステップST5:
CPU17は、第1階層の表示順が次の選曲画面D1をLCDパネル14に表示する。
第1階層の選曲画面D1の表示順は、例えば、図5および図6に示すように、選曲画面D1_1,D1_2,D1_3,D1_4,D1_5の順である。
ステップST6:
CPU17は、LCDパネル14に表示された選曲画面D1が第2あるいは第3階層の選曲画面D1である場合に、その上位の第1階層の選曲画面D1をLCDパネル14に表示する。
【0083】
〔第2の動作例〕
当該動作例では、LCDパネル14に選曲画面D1が表示されているときに、図2(B)に示す十字右キー27aあるいは十字左キー27bが押圧された場合を説明する。
図10は、当該動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST11:
CPU17は、図1に示す入力デバイス15からの操作信号を基に、図2(B)に示す十字右キー27aが押圧されたと判断すると、ステップST12に進み、そうでない場合はステップST14に進む。
ステップST12:
CPU17は、表示中の選曲画面D1内のカーソルが位置する項目に対応した下層の選曲画面D1があるか否かを判断し、あると判断するとステップST13に進み、ないと判断するとステップST14に進む。
ステップST13:
CPU17は、表示中の選曲画面D1内のカーソルが位置する項目に対応した下層の選曲画面D1をLCDパネル14に表示する。
【0084】
ステップST14:
CPU17は、図1に示す入力デバイス15からの操作信号を基に、図2(B)に示す十字左キー27bが押圧されたと判断すると、ステップST15に進み、そうでない場合はステップST11に戻る。
ステップST15:
CPU17は、表示中の選曲画面D1に対応した上層の選曲画面D1があるか否かを判断し、あると判断するとステップST16に進み、ないと判断するとステップST11に戻る。
ステップST16:
CPU17は、表示中の選曲画面D1に対応した上層の選曲画面D1をLCDパネル14に表示する。
【0085】
〔第3の動作例〕
当該動作例では、LCDパネル14に選曲画面D1が表示されているときに、図2(B)に示す十字決定キー27eが押圧された(再生指示が出された)場合を説明する。
図11および図12は、当該動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST21:
CPU17は、図1に示す入力デバイス15からの操作信号を基に、図2(B)に示す十字決定キー27eが押圧されたと判断すると、ステップST22に進み、そうでない場合はステップST21の処理を繰り返す。
ステップST22:
CPU17は、選曲画面D1を表示中に、十字決定キー27eが押圧されると、そのときに選曲画面D1に表示している項目に属するコンテンツデータを再生対象の候補とする。
ステップST23:
CPU17は、前述した図8に示す再生モード選択画面D10を用いて既に決定された再生モードを特定する。
CPU17は、上記特定した再生モードに基づいて、以下のステップにおいて、再生モードで規定された再生順序で、HDD13に記憶された楽曲データを選択して再生する。このとき、CPU17は、上記選択された楽曲データを図1に示すHDD13から読み出して復号(デコード)し、これをオーディオ出力回路18に出力し、オーディオ出力回路18がオーディオデータに応じたオーディオ信号をヘッドフォン端子21に出力する。
【0086】
ステップST24:
CPU17は、ステップST23で特定された再生モードが「通常再生」であるか否かを判断し、「通常再生」であると判断するとステップST25に進み、そうでない場合にステップST26に進む。
ステップST25:
CPU17は、上述した〔通常再生〕の欄で説明した再生処理を行う。
【0087】
ステップST26:
CPU17は、ステップST23で特定された再生モードが「トラック再生」であるか否かを判断し、「トラック再生」であると判断するとステップST27に進み、そうでない場合にステップST28に進む。
ステップST27:
CPU17は、上述した〔トラック再生〕の欄で説明した再生処理を行う。
【0088】
ステップST28:
CPU17は、ステップST23で特定された再生モードが「ユニット再生」であるか否かを判断し、「ユニット再生」であると判断するとステップST29に進み、そうでない場合にステップST30に進む。
ステップST29:
CPU17は、上述した〔ユニット再生〕の欄で説明した再生処理を行う。
【0089】
ステップST30:
CPU17は、ステップST23で特定された再生モードが「トラックシャッフル再生」であるか否かを判断し、「トラックシャッフル再生」であると判断するとステップST31に進み、そうでない場合にステップST32に進む。
ステップST31:
CPU17は、上述した〔トラックシャッフル再生〕の欄で説明した再生処理を行う。
【0090】
ステップST32:
CPU17は、ステップST23で特定された再生モードが「ユニットシャッフル再生」であるか否かを判断し、「ユニットシャッフル再生」であると判断するとステップST33に進み、そうでない場合にステップST21に戻る。
ステップST33:
CPU17は、上述した〔ユニットシャッフル再生〕の欄で説明した再生処理を行う。
【0091】
なお、上述した実施形態において、再生画面D3内に何れの再生モードで再生中であるかを、例えば、図13に示すアイコンを用いて表示してもよい。
図13において、「本体」が図1に示すLCDパネル14に表示する場合を示し、「リモコン」が例えば、ヘッドフォンのコードに設けられたリモートコントローラのディスプレイに表示する場合を示している。
また、図13において、リピート「Repeat」は、繰り返し再生を行うことを示している。
【0092】
以上説明したように、データ処理装置1によれば、図5および図6等を用いて説明したように、図2(A)に示すMODEキー25の押圧により、第1階層の選曲画面D1_1〜D1_5が切り替わり、十字右キー27eの押圧により、第1階層の選曲画面D1から第2階層および第3階層の選曲画面D1に切り替わる。
従って、選曲画面D1の階層数を従来に比べて少なくしても、属性を基に分類した選曲画面を用いて楽曲データをユーザに選択させることができる。
これにより、選曲画面D1を切り替えるためのユーザの操作を簡単にでき、ユーザが簡単な操作で所望の楽曲データを選択して再生できる。
【0093】
また、データ処理装置1によれば、第2および第3階層の選曲画面D1上でMODEキー25を押圧すると、その選曲画面D1に対応した第1階層の選曲画面D1に切り換える。これにより、ユーザが第1階層の選曲画面D1の属性を間違えた場合でも、簡単な操作で他の属性に係わる第1階層の選曲画面D1を再度選択できる。
【0094】
また、データ処理装置1では、選曲画面D1を表示中に、十字決定キー27eが押圧されると、そのときに選曲画面D1に表示している項目、並びに上記選択された再生モードに基づいて、HDD13に記憶された楽曲データを所定の再生順序で選択して再生する。 そのため、データ処理装置1は、ユーザが注目している選曲画面D1に対応した属性を持つ楽曲データを対象として、種々の再生モードで楽曲データを再生できる。
【0095】
また、データ処理装置1によれば、再生モードとして、ユニットシャッフル再生を規定することで、選曲画面D1に表示されている項目自体をシャッフルする再生を実現できる。すなわち、項目はシャッフルされるが、項目に属する楽曲データの順番はシャッフルしない再生を実現できる。
【0096】
本発明は上述した実施形態には限定されない。
上述した実施形態では、本発明を携帯型のオーディオ再生装置に適用した場合を例示したが、本発明はパーソナルコンピュータなどの携帯型以外の装置にも適用可能である。
また、上述した実施形態では、本発明のコンテンツデータとして、楽曲データなどのオーディオデータを例示したが、ビデオや写真などのイメージデータでもよい。
また、本発明において、コンテンツデータを記憶する記録手段として、図1に示すHDD13の代わりに、MD(商標)などの光磁気記録媒体、CD−R(CD-recordable)やDVD−R(DVD-recordable) などの光記録媒体)、メモリースティック(商標)やSDカード(商標)などの半導体メモリなどを用いてもよい。
また、上述した実施形態では、データ処理装置1として携帯型のオーディオ再生装置を例示したが、データ処理装置1は、例えば、パーソナルコンピュータ、コンパクトディスクなどの光ディスク再生装置、光磁気ディスク再生装置などであってもよい。
また、図8に示す再生モード選択画面D10は、例えば、ヘッドフォンのラインに接続されるリモートコントローラのディスプレイに表示する場合に、図14に示すように、各項目を所定のキーの押圧に応じてトグル表示してもよい。
また、上述した実施形態では、CPU17は、図5および図6において、選曲画面D1_12,D1_21,D1_32,D1_41,D1_51を表示中に十字決定キー27eが押圧された場合に再生画面D3に切り換えて再生を行う場合を例示したが、例えば、十字右キー27aが押圧された場合に再生画面D3に切り換えて再生を行ってもよい。
また、上述した実施形態では、第1階層の選曲画面はD1_1〜D1_5の5つであるが、一つ以上であればいくつでもよい。
また、上述した実施形態では、選曲画面D1の階層数は2ないし3階層になっているが、一つ以上れあればいくつでもよい。
【産業上の利用可能性】
【0097】
本発明は、複数のコンテンツデータからその属性を基に所望のコンテンツデータを選択するシステムに適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0098】
【図1】図1は、本発明の実施形態に係わるデータ処理装置の構成図である。
【図2】図2は、図1に示すデータ処理装置の外観を説明するための図である。
【図3】図3は、図1に示すLCDパネルの画面遷移を説明するための図である。
【図4】図4は、図1にLCDパネルに表示される各種の画面を説明するための図である。
【図5】図5は、図1に示すLCDパネルに表示される選曲画面の遷移を説明するための図である。
【図6】図6は、図1に示すLCDパネルに表示される選曲画面の遷移を説明するための図である。
【図7】図7は、図1に示すLCDパネルに表示される選曲画面の遷移を説明するための図である。
【図8】図8は、図1に示すLCDパネルに表示される再生モード選択画面を説明するための図である。
【図9】図9は、図2(A)に示すMODEキーが押圧されたデータ処理装置の動作例を説明するためのフローチャートである。
【図10】図10は、LCDパネルに選曲画面D1が表示されているときに、図2(B)に示す十字右キーあるいは十字左キーが押圧された場合のデータ処理装置の動作例を説明するためのフローチャートである。
【図11】図11は、LCDパネルに選曲画面D1が表示されているときに、図2(B)に示す十字決定キーが押圧された(再生指示が出された)場合を説明するためのフローチャートである。
【図12】図12は、LCDパネルに選曲画面D1が表示されているときに、図2(B)に示す十字決定キーが押圧された(再生指示が出された)場合を説明するための図11の続きのフローチャートである。
【図13】図13は、LCDパネルの再生画面に表示される再生モードを示すアイコンを説明するための図である。
【図14】図14は、ヘッドフォンのラインに接続されるリモートコントローラのディスプレイに再生モード選択画面を表示する例を説明するための図である。
【符号の説明】
【0099】
1…データ処理装置、10…HDA、11…USBインタフェース、12…SDRAM、13…HDD、14…LCDパネル、15…入力デバイス、16…フラッシュメモリ、PRG…プログラム、18…オーディオ出力回路、21…ヘッドフォン端子、24…MENUキー、25…MODEキー、26…VOLUMキー、27…十字キー、27a…十字右キー、27b…十字左キー、27c…十字上キー、27d…十字下キー、27e…十字決定キー、28…HOLDキー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の異なる属性の各々について当該属性を基にコンテンツデータを分類するための複数の項目が規定され、複数のコンテンツデータの各々が前記複数の属性の各々について何れの前記項目に属するかが規定されている場合に、前記属性を基に前記コンテンツデータを選択させる画面を表示する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記複数の異なる属性の各々について規定され、当該属性について規定された前記複数の項目を表示して選択させる第1の画面のうち、第1の選択指示に応じて選択された前記第1の画面を表示する第1の手順と、
前記第1の手順で前記第1の画面内に表示した前記複数の項目のうち第2の選択指示で選択された前記項目について、当該選択された項目に属する前記コンテンツデータを当該選択された項目に対応した前記属性以外の前記属性を基に分類するための複数の項目を表示して選択させる第2の画面を表示する第2の手順と
を前記コンピュータに実行させるプログラム。
【請求項2】
前記第2の手順で前記第2の画面内に表示した前記複数の項目のうち選択された前記項目について、当該選択された項目に属する前記コンテンツデータを選択させる第3の画面を表示する第3の手順と、
前記第3の手順で表示した前記第3の画面を基に選択された前記コンテンツデータを、再生する第4の手順と
をさらに有する請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
再生指示を受けると、当該再生指示を受けたときに前記第1の画面または前記第2の画面内に表示している前記項目に応じて規定された再生順序でコンテンツデータを選択し、当該選択したコンテンツデータを再生する第5の手順
を有する請求項1に記載のプログラム。
【請求項4】
前記第5の手順は、前記再生順序が相互に異なる複数の再生モードのうち選択された再生モードに対応した再生順序を基に、前記コンテンツデータを選択して再生する
請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
前記第5の手順は、カ−ソルが位置する前記項目に属する所定の単数の前記コンテンツデータを選択して再生する
請求項4に記載のプログラム。
【請求項6】
前記第5の手順は、カ−ソルが位置する前記項目から順に、当該項目と同じ前記第1の画面または前記第2の画面に表示された項目を選択し、選択した項目に属する前記コンテンツデータを順に再生する
請求項4に記載のプログラム。
【請求項7】
前記第5の手順は、前記選択された前記項目の下層の前記項目に属する全てのコンテンツデータを対象として、コンテンツデータをシャッフルして選択して再生する
請求項4に記載のプログラム。
【請求項8】
前記第5の手順は、前記選択された前記項目の下層の全ての前記項目をシャッフルして選択し、当該選択した項目に属する前記コンテンツデータを順に選択して再生する
請求項4に記載のプログラム。
【請求項9】
複数の異なる属性の各々について当該属性を基にコンテンツデータを分類するための複数の項目が規定され、複数のコンテンツデータの各々が前記複数の属性の各々について何れの前記項目に属するかが規定されている場合に、前記属性を基に前記コンテンツデータを選択させる画面をディスプレイに表示するデータ処理方法であって、
前記複数の異なる属性の各々について規定され、当該属性について規定された前記複数の項目を表示して選択させる第1の画面のうち、第1の選択指示に応じて選択された前記第1の画面を前記ディスプレイに表示する第1の工程と、
前記第1の工程で前記第1の画面内に表示した前記複数の項目のうち第2の選択指示で選択された前記項目について、当該選択された項目に属する前記コンテンツデータを当該選択された項目に対応した前記属性以外の前記属性を基に分類するための複数の項目を表示して選択させる第2の画面を前記ディスプレイに表示する第2の工程と
を有するデータ処理方法。
【請求項10】
複数の異なる属性の各々について当該属性を基にコンテンツデータを分類するための複数の項目が規定され、複数のコンテンツデータの各々が前記複数の属性の各々について何れの前記項目に属するかが規定されている場合に、前記属性を基に前記コンテンツデータを選択させる画面をディスプレイに表示する電子機器であって、
前記複数の異なる属性の各々について規定され、当該属性について規定された前記複数の項目を表示して選択させる第1の画面のうち、第1の選択指示に応じて選択された前記第1の画面を前記ディスプレイに表示する第1の処理と、前記第1の処理で前記第1の画面内に表示した前記複数の項目のうち第2の選択指示で選択された前記項目について、当該選択された項目に属する前記コンテンツデータを当該選択された項目に対応した前記属性以外の前記属性を基に分類するための複数の項目を表示して選択させる第2の画面を前記ディスプレイに表示する第2の処理とを行う処理手段
を有する電子機器。
【請求項11】
複数の異なる属性の各々について当該属性を基にコンテンツデータを分類するための複数の項目が規定され、複数のコンテンツデータの各々が前記複数の属性の各々について何れの前記項目に属するかが規定されている場合に、前記複数のコンテンツデータを記憶する記憶手段と、
ディスプレイと、
前記属性を基に、前記記憶手段に記憶されたコンテンツデータを選択させる画面を前記ディスプレイに表示し、前記画面で選択された前記コンテンツデータを再生する処理を行う処理手段と
を有し、
前記処理手段は、前記複数の異なる属性の各々について規定され、当該属性について規定された前記複数の項目を表示して選択させる第1の画面のうち、第1の選択指示に応じて選択された前記第1の画面を前記ディスプレイに表示する第1の処理と、前記第1の処理で前記第1の画面内に表示した前記複数の項目のうち第2の選択指示で選択された前記項目について、当該選択された項目に属する前記コンテンツデータを当該選択された項目に対応した前記属性以外の前記属性を基に分類するための複数の項目を表示して選択させる第2の画面を前記ディスプレイに表示する第2の処理とを行う
コンピュータ。
【請求項12】
再生装置である
請求項11に記載のコンピュータ。
【請求項13】
携帯型再生装置である
請求項12に記載のコンピュータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2006−18878(P2006−18878A)
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−193276(P2004−193276)
【出願日】平成16年6月30日(2004.6.30)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】