説明

プロジェクタ

【課題】幼児用の学習教材として利用可能なプロジェクタを提供する。
【解決手段】画像を投影する投影部50と、前記投影部により投影する複数の画像の画像データ及び各画像データに関連付けられた各画像の名称を示す文字データを記憶する第1記憶部40と、前記画像の名称の文字数の閾値、前記投影部により画像の投影を行う第1投影時間及び、該第1投影時間よりも長い第2投影時間を記憶する第2記憶部32と、前記投影部により画像を投影しているときに、その画像の画像データに関連付けられた文字データが示す画像の名称を表示する表示部16と、前記投影部により前記第1記憶部に記憶している各画像データの画像を順次投影するとき、前記表示部に表示する名称の文字数が前記閾値未満の場合にその名称に関連する画像を前記第1投影時間で投影し、前記名称の文字数が前記閾値以上の場合にその名称に関連する画像を前記第2投影時間で投影する投影制御部30とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プロジェクタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
画像をスクリーンに投影し、画像を投影してから一定時間計時すると投影する画像を次の画像に切り替えるスライドショー投影を行うプロジェクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−231236号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、幼児用の学習教材として果物や動物等の絵柄が印刷された絵カードを幼児に見せると共にその絵柄が示す物の名称を発音して聞かせ、1秒程度といった短い間隔で順次絵カードを見せていくものがある。そこで絵カードの代わりにプロジェクタを用いてスライドショー投影によって様々な絵柄を順次投影するようなプロジェクタの使用法が望まれている。
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1のプロジェクタにおいては、スライドショー投影を行う際の画像の投影時間を短く設定した場合には、読み上げる名称が長いときは投影時間内にその名称を発音できないことがあり、ユーザにとっては不便であって幼児用の学習教材として期待する効果を得ることができない場合があった。
【0006】
本発明の目的は、幼児用の学習教材として利用できて利便性の高いプロジェクタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のプロジェクタは、画像を投影する投影部と、前記投影部により投影する複数の画像の画像データ及び各画像データに関連付けられた各画像の名称を示す文字データを記憶する第1記憶部と、前記画像の名称の文字数の閾値、前記投影部により画像の投影を行う第1投影時間及び、該第1投影時間よりも長い第2投影時間を記憶する第2記憶部と、前記投影部により画像を投影しているときに、その画像の画像データに関連付けられた文字データが示す画像の名称を表示する表示部と、前記投影部により前記第1記憶部に記憶している各画像データの画像を順次投影するとき、前記表示部に表示する名称の文字数が前記閾値未満の場合にその名称に関連する画像を前記第1投影時間で投影し、前記名称の文字数が前記閾値以上の場合にその名称に関連する画像を前記第2投影時間で投影する投影制御部とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、幼児用の学習教材として利用できて利便性の高いプロジェクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】実施の形態に係るプロジェクタ付カメラの前面を示す斜視図である。
【図2】実施の形態に係るプロジェクタ付カメラの背面を示す図である。
【図3】実施の形態に係るプロジェクタ付カメラのシステム構成を示すブロック図である。
【図4】実施の形態に係るプロジェクタ付カメラによるスライドショー投影の処理を示すフローチャートである。
【図5】実施の形態に係るスライドショー投影を行っているプロジェクタ付きカメラを背面側から見た様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係るプロジェクタとしてのプロジェクタ付きカメラについて説明する。図1は、実施の形態に係るプロジェクタ付きカメラの前面を示す斜視図である。プロジェクタ付きカメラ2はプロジェクタを備えるデジタルカメラであって、前面の上部に、被写体からの光を入射させる撮影窓4、画像を投影するプロジェクタ投影窓6を有し、上面にはレリーズ指示を行うレリーズボタン12、プロジェクタ投影窓6から投影される画像のピント合わせを行うためのフォーカスレバー14が設けられている。
【0011】
図2は、実施の形態に係るプロジェクタ付カメラの背面を示す図である。プロジェクタ付きカメラ2の背面には、撮像画像等を表示するLCD表示部16、被写体の撮像を行う撮影モードや画像の投影を行う投影モード等の各種モードの切り換えを行う切換ボタン18、投影する画像の選択等を行うマルチセレクタ20、投影モードにおける画像の投影開始または画像再生モードにおける画像の再生開始を指示する再生ボタン22、投影または画像再生の終了を指示する停止ボタン24、LCD表示部16の表示内容の切り替わりのタイミングを点滅によってユーザに報知するランプ26が設けられている。
【0012】
図3は、実施の形態に係るプロジェクタ付カメラのシステム構成を示すブロック図である。プロジェクタ付きカメラ2はCPU30を備えている。CPU30には、LCD表示部16、メモリ32、音声を取得するマイク34、操作部材36、音声を出力するスピーカ38、投影部50及びカメラ部60が接続され、更にメモリーカード40が着脱可能に実装されている。
【0013】
CPU30は、制御プログラムに従い、各部を制御してカメラ機能による撮像処理とプロジェクタ機能による投影処理等を実行する他、通常のプロジェクタ機能によるスライドショー投影と異なる、投影する画像を1秒以内に順次切り替えていく幼児用の学習教材として利用する幼児学習用スライドショー投影に関する処理を実行する。なお、制御プログラムはCPU30内の図示しない不揮発性メモリに格納されている。
【0014】
幼児学習用スライドショー投影の処理を行うCPU30は、メモリーカード40内に記憶された後述の動物や果物を示す画像データの画像を投影部50によって投影し、投影している画像の名称をLCD表示部16に表示し、後述の投影時間が経過するごとに投影部50によって投影している画像を別の画像に切り替え、LCD表示部16に表示する名称を投影している画像の名称に切り替えるように各部を制御する。
【0015】
メモリ32は、幼児学習用スライドショー投影における画像を投影する第1投影時間(例えば0.8秒)とその第1投影時間よりも長い第2投影時間(例えば1.0秒)を記憶し、さらに第1投影時間と第2投影時間のどちらの時間で画像を投影するかを定めるための文字数閾値を記憶している。
【0016】
文字数閾値は、投影される画像が示す物の名称の仮名文字での文字数の閾値であり、これはLCD表示部16に表示された名称が第1投影時間内に発音可能な名称であるか否かをCPU30が判断するためのものである。例えば、文字数閾値を5文字として幼児学習用スライドショーを行う際に、CPU30は投影した画像が示す物の名称が5文字以上である場合はそれを第1投影時間内で発音できない名称と判断し、そのような画像を第2投影時間投影し、5文字未満の名称の画像を第1投影時間投影する。
【0017】
メモリーカード40は、投影部50により投影する画像の画像データやカメラ部60によって撮像した画像の画像データを記憶する他、マイク34により取得した音声データ等を記憶する。
【0018】
また、メモリーカード40は、幼児学習用スライドショー投影で用いる“りんご”や“みかん”等の果物の種類毎の複数の画像データと各画像データが示す果物の名称を仮名文字で表す文字データとを関連付け、このような果物に関する複数の画像データおよび文字データを一括して果物画像データ群として記憶し、更に“うさぎ”や“ねずみ”等の動物の種類毎の複数の画像データと各画像データが示す動物の名称を仮名文字で表す文字データとを関連付け、このような動物に関する複数の画像データおよび文字データを一括して動物画像データ群として記憶する。
【0019】
さらにメモリーカード40には、乗り物に関する複数の画像データとそれぞれの名称の文字データからなる乗り物画像データ群、花に関する複数の画像データとそれぞれの名称の文字データからなる花画像データ群、野菜に関する複数の画像データとそれぞれの名称の文字データからなる野菜画像データ群等も記憶されている。また各画像データ群の画像データには、学習スライドショー投影を行う際の投影順を示す投影番号とその画像を縮小したサムネイル画像が付加されている。
【0020】
操作部材36は、上述したレリーズボタン12、切換ボタン18、マルチセレクタ20、再生ボタン22、停止ボタン24を含んで構成される。
【0021】
投影部50は、投影レンズ51、液晶パネル52、LED光源54、投影レンズ駆動回路56及び投射制御回路58を有する。投射制御回路58は、CPU30から画像投影の開始指示と画像データを受け付けたとき、その画像データを液晶パネル52に表示すると共にLED光源54の点灯を行う。従ってLED光源54から射出された投影光がプロジェクタ投影窓6を介してプロジェクタ付きカメラ2の前方に向かって照射され、これによって壁やスクリーン等に画像が投影される。
【0022】
また投射制御回路58は、CPU30からのフォーカスやズームの調整に関する制御信号を受け付けたとき、その制御信号を投影レンズ駆動回路56に送る。投影レンズ駆動回路56は、制御信号に従って投影レンズ51を駆動させ、フォーカスやズームの調整を行う。
【0023】
カメラ部60は、撮像レンズ61、イメージセンサ62、撮像レンズ駆動回路64及び撮影制御回路66を有する。イメージセンサ62は、CCDまたはCMOS等により構成され、撮影窓4から入射した被写体からの光を撮像レンズ61を介して取得し被写体像を撮像する。撮影制御回路66は、CPU30から撮像指示を受け付けたとき、イメージセンサ62に被写体像を撮像させ、イメージセンサ62から出力された撮像信号に対してホワイトバランス処理等の画像処理を施した画像データを生成する。撮像レンズ駆動回路64は、CPU30による制御に従い、撮像レンズ61を駆動させてフォーカス位置の調整等を行う。
【0024】
上述した構成のプロジェクタ付カメラ2による幼児学習用スライドショー投影について図4に示すフローチャートを用いて説明する。ユーザが切換ボタン18を操作することによって、プロジェクタ付きカメラ2のモードを投影モードに設定すると、CPU30は、単画像の投影、通常のスライドショー投影、幼児学習用スライドショー投影等の投影方法に関する選択画面を表示する。ここでユーザはマルチセレクタ20の操作によって幼児学習用スライドショー投影を選択したものとする。
【0025】
先ずCPU30は、投影画像選択画面の表示を行う(ステップS1)。即ち、CPU30はメモリーカード40に記憶している各画像データ群から画像データを1つずつ抽出する。なお、このとき抽出する画像データは、付加されている投影番号が最も若い番号のものを抽出するものとするが、無作為に抽出する等どのような方法で抽出してもよい。そしてCPU30は抽出した各画像データに付加されているサムネイル画像と、スライドショー投影を行う画像の種別をサムネイル画像から選択するように促す文言等を配した投影画像選択画面をLCD表示部16に表示する。
【0026】
ユーザは、マルチセレクタ20の操作によって、投影画像選択画面に表示されたサムネイル画像から幼児学習用スライドショー投影で投影させる画像の種別の指定を行う。ここでは果物画像データ群を指定したものとする。CPU30は、指定された果物画像データ群をメモリーカード40から読み出してメモリ32に記憶する(ステップS2)。
【0027】
CPU30は、果物画像データ群の各画像データに付加されている投影番号の内、最も若い投影番号を検索することで、果物画像データ群から最初に投影する画像の画像データと、それに関連付けられている文字データを読み出す(ステップS3)。また、ステップS3においてCPU30は、読み出した画像データの投影番号の次に若い投影番号の画像データに関連付けられている文字データ、つまり投影画像データの次に投影する画像データの名称を示す文字データを読み出す。
【0028】
CPU30は、投影する画像データの名称を示す文字データが表わす果物の仮名文字の文字数が例えば5文字等の文字数閾値未満であるか否かを判断する(ステップS4)。CPU30は、文字数が文字数閾値未満であると判断した場合、第1投影時間(0.8秒)の間、読み出した画像データの画像を投影部50によって投影し、LCD表示部16に投影中の画像名と次に投影する画像名とを示す画像名表示画面を表示する(ステップS5)。
【0029】
画像名表示画面は、LCD表示部16による表示画面の中央部に位置し投影中の画像データに関連付けられている文字データに基づく名称、つまり投影中の画像名を表示する投影画像名表示領域と、その投影画像名表示領域の上方に位置し投影画像名表示領域よりも小さな領域であって次に投影される画像データに関連付けられている文字データに基づく名称、つまり次に投影する画像名を表示する次表示名称表示領域から構成される。
【0030】
図5は実施の形態に係るスライドショー投影を行っているプロジェクタ付きカメラを背面側から見た様子を示す図であり、CPU30は図5に示す“りんご”の画像を投影した場合、画像名表示画面の投影画像名表示領域に投影中の画像名を示す“りんご”の文字を大きく表示し、次表示名称表示領域に次に投影する画像名を示す“みかん”の文字を小さく表示し、これによって画像名表示画面を見ているユーザに対して現在発音すべき名称と次に発音する名称とを明示する。
【0031】
一方、CPU30はステップS4において文字数が例えば5文字等の文字数閾値以上であると判断した場合、第2投影時間(1.0秒)の間、読み出した画像データの画像を投影部50によって投影し、LCD表示部16に画像名表示画面を表示する(ステップS6)。
【0032】
CPU30は、投影した画像データに対して投影済みを示す情報を付加し、図示しない時計機能によって画像を投影してからの時間を計測し、計測時間が第1投影時間あるいは第2投影時間を経過したことを確認すると、果物画像データ群における未投影の画像データの有無を判定する(ステップS7)。具体的には画像データ毎に投影済みの情報が付加されているか否かを確認することによって未投影の画像データの有無を確認する。
【0033】
CPU30は、未投影の画像データが有ると判定したとき、未投影の画像データの内、最も若い投影番号の画像データとそれに関連付けられている文字データを読み出す。更にCPU30は読み出した画像データの投影番号の次に若い投影番号の画像データに関連付けられている文字データ、つまり次に投影する画像データの名称を示す文字データを読み出す(ステップS8)。
【0034】
CPU30は、読み出した画像データとそれに関連付けられている文字データ、次に投影する画像データの名称を示す文字データを用いてステップS4〜ステップS6の処理を再度実行することにより、投影部50によって投影する画像を別の画像に切り替え、LCD表示部16に表示する画像名表示画面の内容を、投影中の画像の名称と次に投影する画像の名称とを表示する内容に切り替える。
【0035】
このとき、CPU30は、投影する画像の切り替わりのタイミングでランプ26を点滅させ、これにより投影する画像が切り替わることをユーザに報知する。一方CPU30は、ステップS7で未投影の画像データが無いと判定したとき、幼児学習用スライドショー投影の処理を終了する。
【0036】
この実施の形態に係るプロジェクタ付きカメラ2によれば、投影する画像を1秒以内といった短時間に順次切り替える幼児学習用スライドショー投影を行うときに、投影する画像が示す物の名称の文字数が文字数閾値以上のときに画像を長めに投影するので、投影されている画像の名称が長いためにユーザがその名称を発音し終える前に次の画像を投影してしまうことを無くすことができるので、スライドショー投影を幼児用の学習教材として有効に利用することができ、ユーザにとって利便性が向上するという効果を得ることができる。
【0037】
また、LCD表示部に表示する画像名表示画面に次に投影される画像の名称も合わせて表示することで、ユーザは次に発音すべき名称を予め確認できるため、ユーザにとって利便性が向上する。さらに、投影する画像の切り替わりのタイミングをランプの点滅によってユーザに報知することにより、ユーザにとっては次に投影される画像の名称を発音するタイミングを計ることができる。
【0038】
なお、上述の実施の形態においては、第1投影時間を0.8秒とし、第2投影時間を1.0秒として説明したが、これに限るものではなく幼児用の学習教材としては幼児に見せる画像を1秒以内に切り替えることで効果が期待できるので、第1投影時間と第2投影時間は1秒以内の時間に設定したものであればよい。
【0039】
また、上述の実施の形態においては、投影する画像の切り替わりをランプの点滅によって報知しているが、これに限らずLCD表示部に表示した光点やカーソル等の点滅や、画像名表示画面中の文字の点滅等によって報知してもよく、また画像が投影されてから切り替わるまでの間隔で針が一回転するダイヤルをLCD表示部に表示し、これによってユーザに画像が切り替わるタイミング報知するようにしてもよい。
【0040】
さらに、上述の実施の形態においては、画像データに文字データを関連付けて記憶しているが、物の名称を発音する音声データを各画像データに関連付けて記憶しておき、投影部によって画像を表示するときにその画像データに関連付けられている音声データを基づいて投影される画像を示す音声をスピーカから出力するようにしてもよい。
【0041】
さらに、上述した実施の形態においては、既にメモリーカードに記憶されている画像データと文字データとを用いているが、ユーザがカメラ部によって撮影した画像の画像データとユーザが操作部によって入力した文字データとを関連付けて、メモリーカードの画像データ群に加えるように記憶し、幼児用の学習教材としてのスライドショー投影を行う際に、ユーザが撮影した画像を投影し、ユーザが入力した名称を画像名表示画面に表示してもよい。
【0042】
加えて、画像データに関連付ける音声をマイクによって取得し、その音声データをユーザが指定した画像データに関連付けてメモリーカードに記憶しておき、幼児学習用スライドショー投影において該画像データに基づく画像を投影する際にスピーカによって音声を出力するようにしてもよい。
【0043】
また、画像データに投影番号を付して幼児学習用スライドショー投影で投影する画像の順番を定めたが、これに限らず、投影する画像データを無作為に決定してもよい。
【符号の説明】
【0044】
2…プロジェクタ付きカメラ、4…撮影窓、6…プロジェクタ投影窓、16…LCD表示部、30…CPU、32…メモリ、34…マイク、36…操作部材、38…スピーカ、40…メモリーカード、50…投影部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を投影する投影部と、
前記投影部により投影する複数の画像の画像データ及び各画像データに関連付けられた各画像の名称を示す文字データを記憶する第1記憶部と、
前記画像の名称の文字数の閾値、前記投影部により画像の投影を行う第1投影時間及び、該第1投影時間よりも長い第2投影時間を記憶する第2記憶部と、
前記投影部により画像を投影しているときに、その画像の画像データに関連付けられた文字データが示す画像の名称を表示する表示部と、
前記投影部により前記第1記憶部に記憶している各画像データの画像を順次投影するとき、前記表示部に表示する名称の文字数が前記閾値未満の場合にその名称に関連する画像を前記第1投影時間で投影し、前記名称の文字数が前記閾値以上の場合にその名称に関連する画像を前記第2投影時間で投影する投影制御部と、
を備えることを特徴とするプロジェクタ。
【請求項2】
前記表示部は、前記投影部が投影している画像の名称と共に、前記投影部が次に投影する画像の名称を表示することを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
【請求項3】
前記投影部が投影する画像が切り替わるタイミングを報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプロジェクタ。
【請求項4】
前記報知手段は、前記投影部により投影された画像の切り替わりのタイミングを点滅で示すランプを備えることを特徴とする請求項3に記載のプロジェクタ。
【請求項5】
前記報知手段は、前記表示部に識別指標を表示し、前記投影部に投影された画像の切り替わりのタイミングで前記識別指標を点滅させることを特徴とする請求項3に記載のプロジェクタプロジェクタ。
【請求項6】
前記第1記憶部は、各画像データに関連付けて各画像の名称を示す音声データを記憶し、
音声を出力するスピーカと、
前記投影部により画像を投影する際に、前記画像データに関連付けられた音声データを前記第1記憶部から読み出し、その音声データに基づく音声を前記スピーカから出力する出力制御部と、
を備えることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか一項に記載のプロジェクタ。
【請求項7】
被写体の画像データを生成するカメラ部と、
前記カメラ部により生成された画像データの画像の名称を示す文字データの入力を行う入力部と、を備え、
前記第1記憶部は、前記カメラ部により生成された画像データと、前記入力部によって入力された文字データとを関連付けて記憶することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか一項に記載のプロジェクタ。
【請求項8】
音声を取得するマイクと、
音声を出力するスピーカと、
前記マイクにより取得した音声の音声データを前記カメラ部により生成した画像データに関連付けて前記第1記憶部に記憶させる記憶制御部と、
前記投影部により画像を投影する際、投影する画像の画像データに関連付けられた音声データに基づく音声を前記スピーカにより出力する出力制御部と、
を備えることを特徴とする請求項7に記載のプロジェクタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−128048(P2012−128048A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−277660(P2010−277660)
【出願日】平成22年12月14日(2010.12.14)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】