説明

ヘアスタイリング機能の優れた脱毛防止組成物及びこれを含むヘアトニック

本発明はヘアスタイリング機能が優れながらも肌に刺激を与えないで、脱毛防止及び養毛効果を極大化することができるヘアスタイリング機能の優れた脱毛防止組成物及びこれを含むヘアトニックに関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はヘアスタイリング機能の優れた脱毛防止組成物及びこれを含むヘアトニックに関し、さらに詳しくは、ヘアスタイリング機能が優れながらも肌に刺激を与えないで、脱毛防止及び養毛効果を極大化することができるヘアスタイリング機能の優れた脱毛防止組成物及びこれを含むヘアトニックに関する。
【背景技術】
【0002】
美容を重視する現代社会で遺伝的または環境的脱毛で深刻な精神的苦痛を経験している男性または女性を治療して発毛を促進するための多様な研究が全世界的に活発に行われている。
【0003】
人の毛髪は約10〜15万本で、それぞれの毛髪は互いに異なる周期を経て成長、退化を繰り返す。毛髪は成長する成長期(Anagen)、成長期が終わって毛髪の形態を維持しながら代謝過程が遅くなる退行期(Catagen)及び毛乳頭が萎縮され、毛嚢が徐々に萎縮されて毛根が上方へ押されて毛嚢が小さくなる休止期(Telogen)の3段階の周期を繰り返す。このような毛髪の周期及び寿命は栄養状態、病歴、遺伝、体質、ホルモンの分泌または老化などの多様な条件によって変化される。脱毛症患者では、普通、成長期毛髪が退行期と休止期に履行してその成長期の割合が低くなって非正常的に脱落する毛髪が多くなり、毛嚢が萎縮して消失される現象を観察することができる。
【0004】
脱毛の最大の原因としては、普通遺伝的原因(男性ホルモン)、環境(公害、ヘアに使うスタイリング剤)を挙げることができる。まず、脱毛は遺伝的素因があり、発現の否かは男性ホルモンによって左右される。脱毛に関わる主な男性ホルモンは、5α−還元酵素によって活性化された活性男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)が最も重点的に扱われており、その他にも、ストレス、疾病、出産、食生活の変化、不規則な生活、血行循環障害、感染性炎症及び過酸化物などが脱毛に関与すると広く知られている。しかし、未だに脱毛に対する決定的な原因は明らかになっていない状態であり、産業情報化時代の到来につれて全体的な脱毛人口が増え、最近増えた脱毛症患者の中では低い年齢層と女性が著しくなっている。
【0005】
現存する脱毛防止治療剤の中で、アメリカFDAで許可した外用ミノキシジルは、その固有のカリウムチャネル開口薬(Potassium channel opener)としての血管拡張機能の外に休止期の毛髪周期から成長期に誘導し、誘導された成長期毛髪周期を継続して維持させる活性が報告された(British Journal of Dermatology.2004;150:186−194)。
【0006】
また、5α−還元酵素の作用を阻害して活性男性ホルモンであるジヒドロテストステロンの生成を抑制するフィナステリド(Finasteride、Propecia; MSD)という経口投与薬物がアメリカFDAの許可を得て発毛剤として市販されている。しかし、高価であるとともに、副作用の発生が報告されて使用に制限されている実情である。従って、以前に開発された二つの主要な薬物に比べて毛髪の成長及び副作用のない薬剤に対する要求をし続けてきた。
【0007】
このように、最近脱毛防止剤及び発毛剤に対する研究が深化されて様々な製品が開発されているが、効能が優れるとともに安全な脱毛防止剤は研究されていない実情である。現在開発された関連製品としては、西欧中心のミノキシジル、プロペシア発毛医薬品及び日本を中心にした漢方薬抽出物が含有された育毛剤などがあるが、その効の面で脱毛防止及び毛髪成長を解決するにはまだ早いというのが実情である。
【0008】
一方、髪をスタイリングするために用いられる整髪用ジェル、ムース、ヘアトニックなどは大部分が化学製品であるため、これを長期間使う場合、肌へ刺激を与え、脱毛などが発生する問題があった。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0009】
【非特許文献1】British Journal of Dermatology.2004;150:186−194
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は前述した問題点を解決するために案出されたもので、本発明が解決しようとする課題は、肌への刺激及び脱毛を防止しながらスタイリング機能を極大化させることができるヘアスタイリング機能の優れた脱毛防止組成物及びこれを含むヘアトニックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前述した課題を達するために、本発明は、a)溶剤、b)サリチル酸、酢酸トコフェロール、ニコチンアマイド、DL−パンテノール及びL−メントールで構成される群から選択される何れか一つ以上の第1成分、及びc)ポリビニルカプロラクタム、ポリビニルピロリドン及び4級化ポリビニルイミダゾールで構成される群から選択される何れか一つ以上の第2成分を含むヘアスタイリング機能の優れた脱毛防止組成物を提供する。
【0012】
本発明の好ましい一実施例によれば、前記溶剤はアルコールであってもよい。
【0013】
本発明の好ましい他の一実施例によれば、前記第1成分はサリチル酸、酢酸トコフェロール、ニコチンアマイドで構成される群から選択される2種以上の成分であり、第2成分はポリビニルピロリドンであってもよい。
【0014】
本発明の好ましいまた他の一実施例によれば、全体脱毛防止組成物に対して、サリチル酸0.1〜3重量%、酢酸トコフェロール0.1〜5重量%、ニコチンアマイド0.1〜3重量%及びポリビニルピロリドン0.1〜1重量%を有効性成分として含むことができる。
【0015】
本発明の好ましいまた他の一実施例によれば、全体脱毛防止組成物に対して、サリチル酸0.1〜3重量%、酢酸トコフェロール0.1〜5重量%、ニコチンアマイド0.1〜3重量%及びポリビニルピロリドン0.5〜5重量%、エタノール8〜20重量%、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油0.3〜0.5重量%、クララ抽出物0.2〜0.4重量%、シャクヤク抽出物0.2〜0.4重量%及び残量の精製水からなることができる。
【0016】
本発明の好ましいまた他の一実施例によれば、全体脱毛防止組成物に対して、サリチル酸0.1〜3重量%、酢酸トコフェロール0.1〜5重量%、ニコチンアマイド0.1〜3重量%及びポリビニルピロリドン0.5〜5重量%、エタノール8〜20重量%、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油0.3〜0.5重量%、クララ抽出物0.2〜0.4重量%、シャクヤク抽出物0.2〜0.4重量%及び残量の精製水からなり、前記クララ及びシャクヤクはエタノール、1,3−ブチレングリコール、精製水またはこれらの混合液で抽出して得られる。
【0017】
本発明の好ましいまた他の一実施例によれば、前記脱毛組成物は、クララ抽出物、シャクヤク抽出物、人参抽出物、黒豆抽出物、緑茶抽出物及びアンゼリカ抽出物で構成される群から選択される何れか一つ以上のコンディショニング剤をさらに含むことができる。
【0018】
本発明の好ましいまた他の一実施例によれば、全体脱毛防止組成物に対して、コンディショニング剤0.1〜20重量%を含むことができる。
【0019】
本発明の好ましいまた他の一実施例によれば、前述した本発明の脱毛防止組成物を有効成分として含むヘアトニックを提供する。
【発明の効果】
【0020】
本発明の脱毛防止組成物は、ヘアスタイリング機能が優れながらも肌に刺激を与えないで、脱毛防止及び養毛効果を極大化することができる。さらに、頭皮のかさぶた及びふけを予防することができ、毛髪に栄養を供給し、つやを与え、毛髪損傷防止及び毛髪の柔らかさを付与することができる。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明をより詳しく説明する。
【0022】
前述したように、従来の髪の毛をスタイリングするために用いられる整髪用ジェル、ムース、スプレー、ヘアトニックなどは大部分化学製品であるため、これを長期間使う場合、肌に刺激を与え、脱毛などが発生する問題があった。
【0023】
ここで、本発明では、a)溶剤、b)サリチル酸、酢酸トコフェロール、ニコチンアマイド、DL−パンテノール及びL−メントールで構成される群から選択される何れか一つ以上の第1成分、及びc)ポリビニルカプロラクタム、ポリビニルピロリドン及び4級化ポリビニルイミダゾールで構成される群から選択される何れか一つ以上の第2成分を含むヘアスタイリング機能の優れた脱毛防止組成物を提供して、スタイリング機能が優れながらも、脱毛を防止することができる脱毛防止組成物を提供する。
【0024】
本発明の好ましい一具現例によれば、前記溶剤は、通常、脱毛防止組成物及び/またはヘアスタイリング剤として用いられる種類であれば特に制限がないが、好ましくはアルコールを用いることができ、より好ましくはエタノールを用いることができるが、これに制限されるのではない。また、前記溶剤の添加量も全体組成物で5〜20重量%が含まれることができるが、これに制限されるのではなく、当業者が適切に調節することができる。
【0025】
本発明の好ましい一具現例によれば、前記第1成分はサリチル酸、酢酸トコフェロール、ニコチンアマイド、DL−パンテノール及びL−メントールで構成される群から選択される何れか一つ以上の脱毛防止成分であることができる。一方、本発明に用いられる第1成分は前述した5つの成分の中の何れか一つを含み、脱毛防止成分であっても他の種類の脱毛防止成分(亜鉛ピチリオン、銅ペプチド、カフェイン、ビオチンなど)を含む場合にはスタイリング機能が顕著に低下される虞がある(表4参照)。
【0026】
さらに、本発明で用いられる第1成分は、好ましくはサリチル酸、酢酸トコフェロール、ニコチンアマイドで構成される群から選択される2種以上の成分を選択するか、より好ましくは、サリチル酸、酢酸トコフェロール、ニコチンアマイドを混合して用いることがスタイリング機能の向上及び脱毛防止に効果的である(表4参照)。
【0027】
一方、好ましくは、全体脱毛防止組成物に対して、サリチル酸0.1〜3重量%、酢酸トコフェロール0.1〜5重量%、ニコチンアマイド0.1〜3重量%を有効成分として含むことができ、より好ましくは、サリチル酸0.4〜0.6重量%、酢酸トコフェロール1〜3重量%、及びニコチンアマイド0.2〜0.5重量%を含むことができる。サリチル酸、酢酸トコフェロール及びニコチンアミド成分の含有量が前記範囲を超えるとスタイリングの機能が低下される虞がある(表4参照)。
【0028】
本発明の好ましい一具現例によれば、前記第2成分として、ポリビニルカプロラクタム、ポリビニルピロリドン及び4級化ポリビニルイミダゾールで構成される群から選択される何れか一つ以上の成分をヘアスタイリング成分として用いることができるが、好ましくは、ポリビニルピロリドンを用いることが毛髪保護及び脱毛防止に最も効果的である(表4参照)。この場合、前記第2成分は全体脱毛防止組成物に対して0.1〜1重量%を有効成分として含まれることができ、より好ましくは0.4〜0.7重量%を含むことができる。
【0029】
本発明の好ましいまた他の一実施例によれば、前記脱毛防止組成物は、クララ抽出物、シャクヤク抽出物、人参抽出物、黒豆抽出物、緑茶抽出物及びアンゼリカ抽出物で構成される群から選択される何れか一つ以上のコンディショニング剤をさらに含むことができる。
【0030】
本発明の好ましいまた他の一実施例によれば、全体組成物に対して、コンディショニング剤0.3〜10重量%がさらに含まれることができ、より好ましくは0.3〜3重量%を含むことができる。
【0031】
また、本発明の脱毛防止組成物は、通常のヘアスタイリング剤に用いられるpH調節制、保湿剤、香、色素、防腐剤、溶解補助制及び紫外線カット剤からなる群から選択された1種以上の成分をさらに含むことができ、前述した溶剤、第1成分、第2成分、コンディショニング剤及び/またはその他の成分を除いた残量は水(精製水)であってもよい。例えば、溶剤20重量%、第1成分3重量%、第2成分1重量%、コンディショニング剤3重量%、添加剤1重量%を含む場合、残り72重量%は精製水である。
【0032】
本発明の好ましいまた他の一実施例によれば、前述した本発明の脱毛防止組成物を有効成分として含むヘアトニックを提供する。また、本発明の組成物をヘアトニックとして用いる場合、ヘアスタイリングを行うことができるように適量を塗布するが、一般的に大人を基準にして1日1〜30mgの量に塗布することが好ましい。
【0033】
以下、好ましい実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明がこれによって制限されるのではない。
【0034】
<実施例1〜比較例4>
【0035】
下記の表1〜表3に記載されたように、全体組成物の合計100重量%を基準に常温で配合して実施例1〜17及び比較例1〜4のヘアトニック製剤を製造した(酢酸トコフェロール(ロシュビタミン社、BP170)、サリチル酸(Duksan chemical、ニコチンアマイド(Amsal Chem.Pvt.Ltd.(A−1/401/402/403、G.I.D.C.、Ankleshwar、Gujarat State、India.)、DL−パンテノール(DSM Nutritional Products LTD.(Darly Ayrshire Scotland UK KA25JJ)、亜鉛ピチリオン(分散液(株式会社エーピーアイ コーポレーション(103−0027、日本 東京都中央区日本橋2−3−4))、ビオチン(Taedong chemical industry company)、ポリビニルピロリドン(第一工業製薬(株)のKrijasK−30)、ポリビニルカプロラクタム(第一工業製薬(株)のKrijasL−20)、4級化ポリビニルイミダゾール(第一工業製薬(株)のKrijasS−30)、銅ペプチド(Marinoel、CT−1))
【0036】
【表1】

【0037】
【表2】

【0038】
【表3】

【0039】
<実験例>
【0040】
前記実施例1〜17及び比較例1〜4で製造されたヘアトニックに対して下記のような実験を実施してその結果を表4に表した。
【0041】
1.経時安定性
【0042】
ヘアトニックをガラス製サンプル瓶に充填し、50℃で1ヶ月間放置した後、肉眼で組成物の状態を観察した。
【0043】
評価基準
【0044】
○:全く変化が見えない。
【0045】
△:若干の水分離が認識される。
【0046】
×:明確に分離が認識される。
【0047】
2.毛髪に塗布の時塗布性試験
50人を被試験者として選定し、各ヘアトニックを常温で3回処理した後、毛髪に塗布の時の塗布性を評価するようにした。毛髪に塗布する時の塗布性の評価は、下記5点尺度評価基準に基づいて被試験者が主観的に点数を付けた後、これらの平均で集計した。
【0048】
(評価基準)
5点:泡相が毛髪に塗布の時塗布性が非常によく感触が非常に良い。
【0049】
4点:泡相が毛髪に塗布の時塗布性が良く感触が良い。
【0050】
3点:泡相が毛髪に塗布の時塗布性と感触が普通である。
【0051】
2点:泡相が毛髪に塗布の時塗布性が悪く感触が悪い。
【0052】
1点:泡相が毛髪に塗布の時塗布性が非常に悪く感触が非常に悪い。
【0053】
3.スタイリング評価
【0054】
50人を被試験者として選定し、各ヘアトニックを3回ずつ使うようにした後、毛髪の整髪力、固定力持続程度、毛髪のつや、毛髪保護効果を10点満点に評価するようにして、これを平均してその結果を表4に表した。
【0055】
4.肌への刺激評価
【0056】
50人を被試験者として選定し、各ヘアトニックを6ヶ月間使うようにした後、肌への刺激程度を評価した。
【0057】
5点:肌への刺激が全くない。
【0058】
4点:肌への刺激がほとんどない。
【0059】
3点:肌への刺激が若干ある。
【0060】
2点:肌への刺激がある。
【0061】
1点:肌への刺激がひどい。
【0062】
5.脱毛防止効果
【0063】
初期脱毛現象のある被検者35人を対象に脱毛防止効果に関する実験を6ヶ月間行った。前記実施例2、8、12のヘアトニックを1日2回ずつ8週間使い、8週間経過した後、次にシャンプする時再び脱落毛を収集してその数を数えて結果を表4に表した。
【0064】
【表4】

【0065】
表4に表すように、本発明の実施例1〜実施例17のヘアトニック組成物が比較例1〜4のヘアトニック組成物に比べて経時安定性、塗布性、整髪力、持続力、毛髪つやなどヘアスタイリング効果が顕著に優れていた。また、サリチル酸、酢酸トコフェロール及びニコチンアマイドを適切に混合した実施例8のヘアトニック組成物の効果が最も優れることと確認された。さらに、ヘアスタイリング成分としてポリビニルピロリドンを単独に使った実施例8が他の種類のヘアスタイリング成分を使った実施例12〜14に比べて毛髪保護、肌への刺激及び脱毛防止効果が顕著に優れていることが確認される。
【0066】
<製剤例>
【0067】
下記の表5のようなヘアトニックを製造した。
【0068】
【表5】

【0069】
クララ抽出物は乾燥されたクララ500gに重量(Kg)比4倍量の70%エタノールを加えた後、80℃で2時間加熱して有効成分を抽出した。これを一日中常温に放置して不純物を沈澱させた後、濾過紙を利用して2回濾過した濾液を減圧蒸発器を使って完全に蒸発させて濃縮して黒豆抽出物を製造した。黒豆、シャクヤク、人参、緑茶及びアンゼリカ抽出物もクララ抽出物と同じ含有量及び方法を通じて抽出物を製造した。
【産業上の利用可能性】
【0070】
本発明はヘアスタイリング機能及び脱毛防止効果を同時に達成することができるので、ヘアスタイリング産業において非常に有用に使われることができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
全体脱毛防止組成物に対して、サリチル酸0.1〜3重量%、酢酸トコフェロール0.1〜5重量%、ニコチンアマイド0.1 〜3重量%、ポリビニルピロリドン0.1〜1重量%、エタノール8〜12重量%、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油0.3〜0.5重量%、クララ抽出物0.2〜0.4重量%、シャクヤク抽出物0.2〜0.4重量%及び残量の精製水からなり、前記クララ抽出物は乾燥されたクララにエタノールを加え、80℃で2時間加熱して有効成分を抽出した後、一日中常温で不純物を沈澱させ、2回濾過した後、濾液を減圧蒸発器を使って蒸発させてこれを濃縮して製造し、前記シャクヤク抽出物は乾燥されたシャクヤクにエタノールを加え、80℃で2時間加熱して有効成分を抽出した後、一日中常温で不純物を沈澱させ、2回濾過した後、濾液を減圧蒸発器を使って蒸発させ、これを濃縮して製造されたことを特徴とするヘアスタイリング機能の優れた脱毛防止組成物。
【請求項2】
全体脱毛防止組成物に対して、サリチル酸0.1〜3重量%、酢酸トコフェロール0.1〜5重量%、ニコチンアマイド0.1 〜3重量%、ポリビニルピロリドン0.5〜5重量%、エタノール8〜20重量%、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油0.3〜0.5重量%、クララ抽出物0.2〜0.4重量%、シャクヤク抽出物0.2〜0.4重量%及び残量の精製水からなり、前記クララ抽出物は乾燥されたクララにエタノールを加え、80℃で2時間加熱して有効成分を抽出した後、一日中常温で不純物を沈澱させ、2回濾過した後、濾液を減圧蒸発器を使って蒸発させてこれを濃縮して製造し、前記シャクヤク抽出物は乾燥されたシャクヤクにエタノールを加え、80℃で2時間加熱して有効成分を抽出した後、一日中常温で不純物を沈澱させ、2回濾過した後、濾液を減圧蒸発器を使って蒸発させ、これを濃縮して製造されたことを特徴とするヘアスタイリング機能の優れた脱毛防止組成物。
【請求項3】
全体脱毛防止組成物に対して、サリチル酸0.1〜3重量%、酢酸トコフェロール0.1〜5重量%、ニコチンアマイド0.1 〜3重量%、ポリビニルピロリドン0.5〜5重量%、エタノール8〜20重量%、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油0.3〜0.5重量%、クララ抽出物0.2〜0.4重量%、シャクヤク抽出物0.2〜0.4重量%及び残量の精製水からなり、前記クララ及びシャクヤクはエタノール、1.3ブチレングリコール、精製水またはこれらの混合液で抽出して得た抽出物で製造されたことを特徴とするヘアスタイリング機能の優れた脱毛防止組成物。
【請求項4】
請求項1、請求項2または請求項3の脱毛防止組成物を有効成分として含むことを特徴とするヘアトニック。

【公表番号】特表2013−515769(P2013−515769A)
【公表日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−547038(P2012−547038)
【出願日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【国際出願番号】PCT/KR2011/006075
【国際公開番号】WO2012/026708
【国際公開日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【出願人】(512148632)
【Fターム(参考)】