説明

ベルトコンベヤ

【課題】運搬物の積荷時において、コンベヤベルトに損傷を与えることがなく、かつ運転の省エネルギー化を図ることができるベルトコンベヤを提供する。
【解決手段】コンベヤベルト4の搬送面5とシュート6の排出口8との間に、一対のプーリ9、9に掛け回された緩衝用ゴムベルト10をコンベヤベルト4の走行方向に向けて下方へ傾くようにして設置すると共に、少なくとも一方のプーリ9の回転軸11に発電機13を連結する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はベルトコンベヤに関し、更に詳しくは、運搬物の積荷時にコンベヤベルトに損傷を与えることがなく、かつ運転の省エネルギー化を図ることができるベルトコンベヤに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、ベルトコンベヤに塊状物や粉体物などの運搬物を積荷する際には、上方に設置したシュートを通じて運搬物をコンベヤベルトの搬送面に向けて落下させるようにしている(例えば、特許文献1を参照)。そのため、運搬物の落下の衝撃によりコンベヤベルトに損傷が発生しないように、シュートと搬送面との間の距離を短くしたり、シュート内部に緩衝板を設置するなどの方策が採られている。
【0003】
しかしながら、例えば極冷寒地における露天掘り鉱山で用いられるベルトコンベヤのように、水分等により互いに付着し合って大塊状となりやすい運搬物を対象とする場合には、運搬物の形状や大きさが一定しないため、上述したような対策では不十分であるという問題があった。
【0004】
また、上記のような厳しい環境下で使用されるベルトコンベヤについては、コンベヤベルトを回転駆動させる電動機への電力供給が困難であるため、運転の省エネルギー化が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平8−292921号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、運搬物の積荷時において、コンベヤベルトに損傷を与えることがなく、かつ運転の省エネルギー化を図ることができるベルトコンベヤを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成する第1発明のベルトコンベヤは、電動機により回転駆動される無端状のコンベヤベルトの搬送面に向けて、排出口を通じて運搬物を落下させるシュートを備えたベルトコンベヤにおいて、前記シュートの排出口と前記コンベヤベルトの搬送面との間に、一対のプーリに掛け回された無端状の第1の緩衝用ゴムベルト又は緩衝用コンベヤベルトを、前記コンベヤベルトの進行方向に向けて下方へ傾くように設置すると共に、少なくとも一方の前記プーリの回転軸に第1の発電機を連結したことを特徴とするものである。
【0008】
また、上記の目的を達成する第2発明のベルトコンベヤは、電動機により回転駆動される無端状のコンベヤベルトの搬送面に向けて、排出口を通じて運搬物を落下させるシュートを備えたベルトコンベヤにおいて、前記シュートの排出口と前記コンベヤベルトの搬送面との間に、径方向へ延びる金属板を周方向に所定の間隔をおいて複数突設した回転可能な緩衝用ドラムを、該緩衝用ドラムの回転軸が該排出口の中心軸とが交差しないように設置すると共に、前記回転軸に発電機を連結したことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
第1発明のベルトコンベヤによれば、シュートの排出口とコンベヤベルトの搬送面との間に、一対のプーリに掛け回された緩衝用ゴムベルト又は緩衝用コンベヤベルトをコンベヤベルトの走行方向に向けて下方へ傾くようにして設置すると共に、少なくとも一方のプーリの回転軸に発電機を連結するようにしたことにより、ベルトコンベヤへの運搬物の積荷時において、シュートの排出口から排出された運搬物は、緩衝用ゴムベルト又は緩衝用コンベヤベルトをクッションとしつつその上面に沿って斜め下方へ移動してから搬送面に落下するので、運搬物の落下による衝撃が緩和されるため、コンベヤベルトの損傷を防ぐことができる。
【0010】
また、緩衝用ゴムベルト又は緩衝用コンベヤベルトの上面を運搬物が斜め下方へ移動するときに、摩擦により緩衝用ゴムベルト又は緩衝用コンベヤベルトを下向きに移動させてプーリを回転させ、発電機が駆動されて電力が発生するので、その電力をベルトコンベヤのエネルギー源とすることにより、ベルトコンベヤの運転の省エネルギー化を図ることができる。
【0011】
第2発明のベルトコンベヤによれば、シュートの排出口とコンベヤベルトの搬送面との間に、径方向へ延びる金属板を周方向に所定の間隔をおいて複数突設した回転可能な緩衝用ドラムを、その回転軸と排出口の中心軸とが交差しないようにして設置すると共に、緩衝用ドラムの回転軸に発電機を連結するようにしたことにより、ベルトコンベヤへの運搬物の積荷時において、シュートの排出口から排出された運搬物は、金属板を自由落下エネルギーにより押し下げながら斜め下方へ移動してから搬送面に落下するので、運搬物の落下による衝撃が緩和されるため、コンベヤベルトの損傷を防ぐことができる。
【0012】
また、運搬物が金属板を押し下げることにより緩衝用ドラムを回転させるので、発電機が駆動されて電力が発生し、その電力をベルトコンベヤのエネルギー源とすることにより、ベルトコンベヤの運転の省エネルギー化を図ることができる。
【0013】
発電機としては、モータを用いることが望ましい。そのようにすることで、回生ブレーキによりプーリ又は緩衝用ドラムの回転が制動されるので、運搬物の斜め下方への移動速度を抑制して、運搬物の落下による衝撃を更に緩和することができる。
【0014】
発電機から発生する電力は、駆動プーリを回転駆動する電動機に供給することが望ましい。そのようにすることで、電力エネルギーを効果的に使用することができる。
【0015】
緩衝用ゴムベルト又は緩衝用コンベヤベルトの表面には幅方向に延びる突条を設けることが望ましい。そのようにすることで、運搬物と緩衝用ゴムベルト若しくは緩衝用コンベヤベルトとの間の摩擦が大きくなるため、運搬物の落下エネルギーを電力エネルギーに効率的に変換することができる。
【0016】
緩衝用ゴムベルト又は緩衝用コンベヤベルトは上下方向に及び/又はコンベヤベルトの搬送面に垂直な軸の回りに回動可能であることが望ましい。また、前記緩衝用ドラムは上下方向に及び/又はコンベヤベルトの長手方向に沿って移動可能であると共に、コンベヤベルトの搬送面に垂直な軸の回りに回動可能であることが望ましい。
【0017】
そのようにすることで、様々な性状の運搬物に対応することが可能になると共に、コンベヤベルトとシュートとの相対的な位置ズレに対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施形態からなるベルトコンベヤの全体図である。
【図2】図1におけるシュートの設置部分の一部拡大断面図である。
【図3】緩衝用ゴムベルトの上面を示す平面図である。
【図4】緩衝用ゴムベルトの可動状態を説明する拡大図である。
【図5】図4に示すX−X矢視における緩衝用ゴムベルトの可動状態を説明する平面図である。
【図6】図1の実施形態の別の例を示すベルトコンベヤにおけるシュートの設置部分の一部拡大断面図である。
【図7】本発明の別の実施形態からなるベルトコンベヤにおけるシュートの設置部分の一部拡大断面図である。
【図8】緩衝用ドラムの可動状態を説明する拡大図である。
【図9】図8に示すY−Y矢視における緩衝用ドラムの可動状態を説明する平面図である。
【図10】図7の実施形態の別の例を示すベルトコンベヤにおけるシュートの設置部分の一部拡大断面図である。
【図11】シュートの側方からの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0020】
図1は、本発明の実施形態からなるベルトコンベヤを示す。
【0021】
このベルトコンベヤは、電動機1により回転駆動される駆動プーリ2と従動プーリ3とに掛け回された無端状のコンベヤベルト4を有しており、往路側のコンベヤベルト4の上面である搬送面5の上方にシュート6を備えている。シュート6は、上下が開口した中空構造を有し、上部の大径の開口部7から供給された塊状物や粉体物などの運搬物を、下部の小径の排出口8を通じて搬送面5に向けて落下させることで、ベルトコンベヤへの積荷を行うものである。
【0022】
このようなベルトコンベヤにおいて、コンベヤベルト4の搬送面5とシュート6の排出口8との間には、一対のプーリ9、9に掛け回された無端状の緩衝用ゴムベルト(第1の緩衝用ゴムベルト)10が、コンベヤベルト4の走行方向に向けて下方へ傾くようにして設置されており、かつ少なくとも一方のプーリ9の回転軸11には伝動ベルト12を介して発電機(第1の発電機)13が連結している。なお、緩衝用ゴムベルト10の構造は特に限定するものではないが、帯状のゴム部材が例示される。緩衝用ゴムベルト10の幅は、シュート6の排出口8の内径以上の大きさとするのがよい。また、発電機13はプーリ9の回転軸11に直接に連結するようにしてもよい。
【0023】
このように発電機13を備えた緩衝用ゴムベルト10を設置することにより、図2に示すように、ベルトコンベヤへの運搬物14の積荷時において、シュート6の排出口8から排出された運搬物14は、緩衝用ゴムベルト10をクッションとしつつその上面15に沿って斜め下方へ移動し、緩衝用ゴムベルト10の端部からコンベヤベルト4の搬送面5に落下するため、運搬物14の落下による衝撃が緩和されるので、コンベヤベルト4の損傷を防ぐことができる。
【0024】
また、緩衝用ゴムベルト10の上面15を運搬物14が斜め下方へ移動するときに、摩擦により緩衝用ゴムベルト10を下向きに移動させることでプーリ9を回転させるので、発電機13が駆動されて電力が発生する。その電力をベルトコンベヤのエネルギー源とすることにより、運転の省エネルギー化を図ることができる。
【0025】
発電機13としては、モータを用いることが望ましい。そのようにすることで、発電時におけるモータの回転抵抗をプーリ9の回転の制動力(回生ブレーキ)として用いることができるので、緩衝用ゴムベルト10の上面15に沿った運搬物14の斜め下方への移動速度を抑制して、運搬物14の落下による衝撃を更に緩和することができる。
【0026】
発電機13から発生する電力は、駆動プーリ2を回転駆動する電動機1に電線16や蓄電池(図示せず)などを通じて供給することが望ましい。そのようにすることで、電力エネルギーを効果的に使用することができる。
【0027】
運搬物14と緩衝用ゴムベルト10との間の摩擦を大きくして、運搬物14の落下エネルギーを電力エネルギーに効率的に変換するために、緩衝用ゴムベルト10の表面17には、図3に示すように、幅方向に延びる突条18を所定の間隔をおいて複数設けることが望ましい。なお、その他の摩擦を大きくする方法として、表面の凹凸が大きくなるように緩衝用ゴムベルト10を成形したり、製造後の緩衝用ゴムベルト10の表面粗さを大きくする加工を施したりしてもよい。
【0028】
また、上記の緩衝用ゴムベルト10は、上下方向に回動可能であって、かつコンベヤベルト4の長手方向に沿って移動可能であること(図4)に加えて、コンベヤベルト4の搬送面5に垂直な軸(特に、上側のプーリ9の中心を通過する軸)の回りに回動可能であること(図5)が望ましい。そのようにすることで、様々な性状(形状、大きさ、特性など)の運搬物14に対応することが可能になると共に、コンベヤベルト4とシュート6との相対的な位置ズレにも対応することができる。なお、緩衝用ゴムベルト10の回動及び移動は、その上面15の少なくとも一部が、排出口8の下方への投影部と重なる範囲内で行う必要がある。
【0029】
図6は、上記の実施形態の別の例からなるベルトコンベヤを示す。
【0030】
このベルトコンベヤは、緩衝用ゴムベルト10とシュート6の排出口8との間に、一対のプーリ19、19に掛け回された緩衝用ゴムベルト(第2の緩衝用ゴムベルト)20を、コンベヤベルト4の走行方向に向けて上方へ傾くようにして設置すると共に、少なくとも一方のプーリ19の回転軸21に発電機(第2の発電機)22を連結したものである。
【0031】
このように、発電機22を備えた緩衝用ゴムベルト20を新たに設置することにより、シュート6の排出口8から排出された運搬物14は、順に2台の緩衝用ゴムベルト20、10をクッションとしつつその上面23、15に沿って斜め下方へ移動した後に、コンベヤベルト4の搬送面5に落下するので、運搬物14の落下による衝撃を更に緩和することができる。
【0032】
また、新たな発電機22も電力を発生するので、更なるベルトコンベヤの省エネルギー化を図ることができる。
【0033】
上記の実施形態の場合と同じく、発電機22にはモータを用いることが望ましく、かつ発電機22から発生する電力は、駆動プーリ2を回転駆動する電動機1に電線24や蓄電池(図示せず)などを通じて供給することが望ましい。また、緩衝用ゴムベルト20は、その表面に幅方向へ延びる突条18を設けると共に、上下方向に及び/又はコンベヤベルト4の搬送面5に垂直な軸の回りに回動可能であって、かつコンベヤベルト4の長手方向に沿って移動可能であることが望ましい。
【0034】
なお、この例では2台の緩衝用ゴムベルト10、20及び発電機13、22を設置しているが、必要に応じてそれぞれ3台以上を搬送面5と排出口8との間に設置することも可能である。
【0035】
なお、上記のいずれの例においても、第1の緩衝用ゴムベルト10及び/又は第2の緩衝用ゴムベルト20の代わりに、有機繊維の帆布からなる芯体の両面にカバーゴムを被覆した緩衝用コンベヤベルトを用いることができる。
【0036】
図7は、本発明の別の実施形態からなるベルトコンベヤを示す。
【0037】
このベルトコンベヤは、コンベヤベルト4の搬送面5とシュート6の排出口8との間に、表面にゴム25が被覆された径方向に延びる金属板26を、周方向に所定の間隔をおいて複数突設した回転可能な緩衝用ドラム27を、緩衝用ドラム27の回転軸28が排出口8の中心軸29と交差しないようにして設置すると共に、その回転軸28に伝動ベルト12を介して発電機30を連結したものである。なお、発電機30は緩衝用ドラム27の回転軸28に直接に連結するようにしてもよい。
【0038】
このように、発電機30を備えた緩衝用ドラム27を設置することにより、シュート6の排出口8から排出された運搬物14は、金属板26を自由落下エネルギーにより押し下げながら斜め下方へ移動してからコンベヤベルト4の搬送面5に落下するので、運搬物14の落下による衝撃を緩和することができる。
【0039】
また、運搬物14は金属板26を押し下げることにより緩衝用ドラム27を回転させるので、発電機30が駆動されて電力が発生する。その電力をベルトコンベヤのエネルギー源とすることにより、運転の省エネルギー化を図ることができる。
【0040】
また、緩衝用ドラム27の表面にゴム25を被覆して、運搬物14のクッションとなるようにしているため、落下による衝撃を更に緩和することができる。
【0041】
発電機30としては、モータを用いることが望ましい。そのようにすることで、発電時におけるモータの回転抵抗を緩衝用ドラム27の回転の制動力(回生ブレーキ)として用いることができるので、緩衝用ドラム27表面のゴム25に沿った運搬物14の移動速度を抑制して、運搬物14の落下による衝撃を更に緩和することができる。
【0042】
また、上記の実施形態と同じく、発電機30から発生する電力は、駆動プーリ2を回転駆動する電動機1に電線31や蓄電池(図示せず)などを通じて供給することが望ましい。
【0043】
なお、緩衝用ドラム27の表面のゴム25に凹凸を設けたり表面粗さを大きくしたりすることで、運搬物14と緩衝用ドラム27との間に発生する摩擦を緩衝用ドラム27を回転させる一助とすることもできる。
【0044】
また、上記の緩衝用ドラム27は、上下方向に及び/又はコンベヤベルト4の長手方向に沿って移動可能であること(図8)に加えて、コンベヤベルト4の搬送面5に垂直な軸の回りに回動可能であること(図9)が望ましい。そのようにすることで、様々な性状(形状、大きさ、特性など)の運搬物14に対応することが可能になると共に、コンベヤベルト4とシュート6との相対的な位置ズレにも対応することができる。なお、緩衝用ドラム27の移動は、緩衝用ドラム27表面のゴム25の少なくとも一部が、排出口8の下方への投影部と重なる範囲内であって、かつ緩衝用ドラム27の回転軸28が排出口8の中心軸29と交差しないように行う必要がある。
【0045】
本実施形態では、1台の緩衝用ドラム27を設置する場合を例としたが、図10に示すように、複数台の緩衝用ドラムを搬送面5と排出口8との間に設置することも可能である。
【0046】
上述したいずれの実施形態においても、シュート6の内壁面には、図11に示すように、緩衝板32を突設することが望ましい。このように緩衝板32を設けることで、緩衝板32上に運搬物14のデッドストックが発生し、シュート6内を運搬物14が徐々に下方へ移動するようになるので、排出口8からの運搬物14の落下量を抑えることができる。
【0047】
本発明のベルトコンベヤの用途は特に限定するものではないが、極冷寒地における露天掘り鉱山から算出する鉱物のような、互いに付着し合って大塊状となりやすい運搬物を、電力の供給が困難な環境下で搬送する場合に好適に用いることができる。
【符号の説明】
【0048】
1 電動機
2 駆動プーリ
3 従動プーリ
4 コンベヤベルト
5 搬送面
6 シュート
7 開口部
8 排出口
9、19 プーリ
10、20 緩衝用ゴムベルト
11、21、28 回転軸
12 伝道ベルト
13、22、30 発電機
14 運搬物
15、23 上面
16、24、31 電線
17 表面
18 突条
25 ゴム
26 金属板
27 緩衝用ドラム
29 中心軸
32 緩衝板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電動機により回転駆動される無端状のコンベヤベルトの搬送面に向けて、排出口を通じて運搬物を落下させるシュートを備えたベルトコンベヤにおいて、
前記シュートの排出口と前記コンベヤベルトの搬送面との間に、一対のプーリに掛け回された無端状の第1の緩衝用ゴムベルト又は緩衝用コンベヤベルトを、前記コンベヤベルトの進行方向に向けて下方へ傾くように設置すると共に、前記プーリの少なくとも一方の回転軸に第1の発電機を連結したことを特徴とするベルトコンベヤ。
【請求項2】
前記第1の発電機としてモータを用いるようにした請求項1に記載のベルトコンベヤ。
【請求項3】
前記第1の発電機で発生する電力を前記電動機に供給するようにした請求項1又は2に記載のベルトコンベヤ。
【請求項4】
前記第1の緩衝用ゴムベルト又は緩衝用コンベヤベルトの表面に、幅方向へ延びる突条を所定の間隔をおいて複数形成した請求項1〜3のいずれかに記載のベルトコンベヤ。
【請求項5】
前記第1の緩衝用ゴムベルト又は緩衝用コンベヤベルトが、上下方向に回動可能である請求項1〜4のいずれかに記載のベルトコンベヤ。
【請求項6】
前記第1の緩衝用ゴムベルト又は緩衝用コンベヤベルトが、前記コンベヤベルトの長手方向に沿って移動可能である請求項1〜5のいずれかに記載のベルトコンベヤ。
【請求項7】
前記第1の緩衝用ゴムベルト又は緩衝用コンベヤベルトと前記排出口との間に、一対のプーリに掛け回された無端状の第2の緩衝用ゴムベルト又は緩衝用コンベヤベルトを、前記コンベヤベルトの進行方向に向けて上方へ傾くように設置すると共に、該プーリの少なくとも一方の回転軸に第2の発電機を連結した請求項1〜6のいずれかに記載のベルトコンベヤ。
【請求項8】
前記第2の発電機としてモータを用いるようにした請求項7に記載のベルトコンベヤ。
【請求項9】
前記第2の発電機で発生する電力を前記電動機に供給するようにした請求項7又は8に記載のベルトコンベヤ。
【請求項10】
前記第2の緩衝用ゴムベルト又は緩衝用コンベヤベルトの表面に、幅方向へ延びる突条を所定の間隔をおいて複数形成した請求項7〜9のいずれかに記載のベルトコンベヤ。
【請求項11】
前記第2の緩衝用ゴムベルト又は緩衝用コンベヤベルトが、上下方向に及び/又は前記コンベヤベルトの搬送面に垂直な軸の回りに回動可能である請求項7〜10のいずれかに記載のベルトコンベヤ。
【請求項12】
前記第2の緩衝用ゴムベルト又は緩衝用コンベヤベルトが、前記コンベヤベルトの長手方向に沿って移動可能である請求項7〜11のいずれかに記載のベルトコンベヤ。
【請求項13】
電動機により回転駆動される無端状のコンベヤベルトの搬送面に向けて、排出口を通じて運搬物を落下させるシュートを備えたベルトコンベヤにおいて、
前記シュートの排出口と前記コンベヤベルトの搬送面との間に、径方向へ延びる金属板を周方向に所定の間隔をおいて複数突設した回転可能な緩衝用ドラムを、該緩衝用ドラムの回転軸が該排出口の中心軸とが交差しないように設置すると共に、前記回転軸に発電機を連結したことを特徴とするベルトコンベヤ。
【請求項14】
前記発電機としてモータを用いるようにした請求項13に記載のベルトコンベヤ。
【請求項15】
前記発電機で発生する電力を前記電動機に供給するようにした請求項13又は14に記載のベルトコンベヤ。
【請求項16】
前記緩衝用ドラムが、上下方向に及び/又は前記コンベヤベルトの長手方向に沿って移動可能である請求項13〜15のいずれかに記載のベルトコンベヤ。
【請求項17】
前記緩衝用ドラムが、前記コンベヤベルトの搬送面に垂直な軸の回りに回動可能である請求項13〜15のいずれかに記載のベルトコンベヤ。
【請求項18】
前記シュートの内壁面に緩衝板を突設した請求項1〜17のいずれかに記載のベルトコンベヤ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−20811(P2012−20811A)
【公開日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−158274(P2010−158274)
【出願日】平成22年7月12日(2010.7.12)
【出願人】(000006714)横浜ゴム株式会社 (4,905)
【Fターム(参考)】