説明

ベンゾチアジン誘導体

【課題】
本発明は、優れた11β−hydroxysteroid dehydrogenase type1阻害作用を有するベンゾチアジン誘導体又はその薬理上許容される塩若しくはエステルに関する。
【解決手段】
一般式(I)
【化1】


[式中、
は、置換基群aから独立に選択される1乃至5個の基で置換されていてもよいC−C10アリール基等;Rは、置換基群bから独立に選択される1乃至5個の基で置換されていてもよいC−C10アリール基等;Rは、水素原子又はC−Cアルキル基;Qは、Rは、水素原子、ハロゲン原子等]を有するベンゾチアジン誘導体又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)
【化1】


[式中、
1は、置換基群aから独立に選択される1乃至5個の基で置換されていてもよいC−C10アリール基、又は置換基群aから独立に選択される1若しくは2個の基で置換されていてもよい複素環基を示し、
は、置換基群bから独立に選択される1乃至5個の基で置換されていてもよいC−C10アリール基、又は置換基群bから独立に選択される1若しくは2個の基で置換されていてもよい複素環基を示し、
は、水素原子又はC−Cアルキル基を示し、
は、水素原子、ハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cアルコキシ基又は5,6,7,8−テトラヒドロナフチル基を示し、
置換基群aは、ハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、ヒドロキシ基、C−Cアルコキシ基、C−Cハロゲン化アルコキシ基、(C−Cアルコキシ)−(C−Cアルコキシ)基、C−Cアルキルチオ基、C−Cアルキルスルフィニル基、C−Cアルキルスルホニル基、カルボキシル基、C−Cアルキルカルボニル基、C−Cアルコキシカルボニル基、ニトロ基、アミノ基、モノ−C−Cアルキルカルボニルアミノ基、モノ−C−Cアルキルアミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、シアノ基、カルバモイル基及びフェニル基からなる群を示し、
置換基群bは、ハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、(C−Cアルコキシ)−(C−Cアルキル)基、ヒドロキシ基、C−Cアルコキシ基、C−Cヒドロキシアルコキシ基、(C−Cアルコキシ)−(C−Cアルコキシ)基、カルボキシル基で1置換されているC−Cアルコキシ基、C−Cアルコキシカルボニル基で1置換されているC−Cアルコキシ基、複素環基で1置換されているC−Cアルコキシ基、C−Cアルキルチオ基、C−Cアルキルスルフィニル基、C−Cアルキルスルホニル基、アミノスルホニル基、カルボキシル基、C−Cアルキルカルボニル基、C−Cアルコキシカルボニル基、ニトロ基、アミノ基、モノ−C−Cアルキルカルボニルアミノ基、モノ−C−Cアルキルアミノ基、ジ−(C−Cアルキル)アミノ基、シアノ基、カルバモイル基、フェニル基、フェノキシ基及び複素環基からなる群を示す。
ただし、R1がフェニル基を示し、かつRが水素原子を示し、かつRが水素原子を示し、かつRがフェニル基、4−ブロモフェニル基、4−ニトロフェニル基、4−ビフェニルイル基又は2,4−ジメチルフェニル基を示す場合は除く。]
を有するベンゾチアジン誘導体又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
【請求項2】
請求項1において、R1がフェニル基、3−フルオロフェニル基、2−クロロフェニル基又は3−クロロフェニル基であるベンゾチアジン誘導体又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
【請求項3】
請求項1において、R1がフェニル基であるベンゾチアジン誘導体又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
【請求項4】
請求項1乃至3から選択されるいずれか一項において、RがC−Cヒドロキシアルキル基、ヒドロキシ基、C−Cアルコキシ基、C−Cヒドロキシアルコキシ基、(C−Cアルコキシ)−(C−Cアルコキシ)基及びシアノ基から独立に選択される1又は2個の基で置換されているフェニル基;ピリジル基;又は1,3−ベンゾジオキソラニル基であるベンゾチアジン誘導体又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
【請求項5】
請求項1乃至3から選択されるいずれか一項において、RがC−Cヒドロキシアルキル基、C−Cアルコキシ基及びC−Cヒドロキシアルコキシ基から選択される1個の基で置換されているフェニル基;ヒドロキシ基、C−Cアルコキシ基、C−Cヒドロキシアルコキシ基、(C−Cアルコキシ)−(C−Cアルコキシ)基及びシアノ基から独立に選択される2個の基で置換されているフェニル基;3−ピリジル基;4−ピリジル基;又は1,3−ベンゾジオキソラン−5−イル基であるベンゾチアジン誘導体又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
【請求項6】
請求項1乃至3から選択されるいずれか一項において、Rが3−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル基、3−(3−ヒドロキシプロポキシ)フェニル基、3−(3−ヒドロキシプロポキシ)−4−メトキシフェニル基、4−メトキシ−3−(2−メトキシエトキシ)フェニル基、4−メトキシ−3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル基であるベンゾチアジン誘導体又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
【請求項7】
請求項1乃至3から選択されるいずれか一項において、Rが3−(3−ヒドロキシプロポキシ)−4−メトキシフェニル基又は3−ピリジル基であるベンゾチアジン誘導体又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
【請求項8】
請求項1乃至7から選択されるいずれか一項において、Rが水素原子であるベンゾチアジン誘導体又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
【請求項9】
請求項1乃至8から選択されるいずれか一項において、Rが水素原子であるベンゾチアジン誘導体又はその薬理上許容される塩若しくはエステル。
【請求項10】
請求項1において、
2−(3−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキシド−2H−1,2−ベンゾチアジン−2−イル)−1−[3−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]エタノン、
2−(3−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキシド−2H−1,2−ベンゾチアジン−2−イル)−1−[3−(3−ヒドロキシプロポキシ)フェニル]エタノン、
2−(3−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキシド−2H−1,2−ベンゾチアジン−2−イル)−1−[3−(3−ヒドロキシプロポキシ)−4−メトキシフェニル]エタノン、
2−(3−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキシド−2H−1,2−ベンゾチアジン−2−イル)−1−[4−メトキシ−3−(2−メトキシエトキシ)フェニル]エタノン、
2−(3−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキシド−2H−1,2−ベンゾチアジン−2−イル)−1−[4−メトキシ−3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]エタノン、
2−(3−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキシド−2H−1,2−ベンゾチアジン−2−イル)−1−ピリジン−3−イルエタノン、
2−(3−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキシド−2H−1,2−ベンゾチアジン−2−イル)−1−ピリジン−4−イルエタノン、
2−[3−(3−フルオロベンゾイル)−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキシド−2H−1,2−ベンゾチアジン−2−イル]−1−ピリジン−3−イルエタノン、
2−[3−(2−クロロベンゾイル)−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキシド−2H−1,2−ベンゾチアジン−2−イル]−1−ピリジン−3−イルエタノン又は
2−[3−(3−クロロベンゾイル)−4−ヒドロキシ−1,1−ジオキシド−2H−1,2−ベンゾチアジン−2−イル]−1−ピリジン−3−イルエタノン
からなる群から選択されるベンゾチアジン誘導体、その薬理上許容される塩又はそのエステル。
【請求項11】
請求項1乃至10から選択されるいずれか一項に記載されたベンゾチアジン誘導体又はその薬理上許容される塩若しくはエステルを有効成分として含有する11β−hydroxysteroid dehydrogenase type1阻害剤。
【請求項12】
請求項1乃至10から選択されるいずれか一項に記載されたベンゾチアジン誘導体又はその薬理上許容される塩若しくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項13】
医薬が、糖尿病、肥満、高脂血症、高血圧症またはメタボリックシンドロームの治療及び/又は予防のための請求項12に記載の医薬。
【請求項14】
医薬が、糖尿病の治療及び/又は予防のための請求項12に記載の医薬。

【公開番号】特開2007−197369(P2007−197369A)
【公開日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−18132(P2006−18132)
【出願日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【出願人】(000001856)三共株式会社 (98)
【Fターム(参考)】