説明

ペダル装置

【課題】リベット等の固定部材が不要で、組付性に優れたペダル装置を提供すること。
【解決手段】ペダル装置1は、金属プレート4と弾性部材5とで形成され、ペダル踏面2aを覆うパッド3を備えて構成されている。ペダル踏面2aに対してパッド3を取り付けるパッド取付部3aの少なくとも一部を、弾性部材5のみで形成されている。また、前記弾性部材5のみで形成されたパッド取付部3aは、ペダル踏面2aの対角線上の隅部の2箇所に形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されるペダルのペダル踏面を金属プレートと弾性部材とで形成されたパッドで覆ったペダル装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図3は、従来の一般的な車両に使用されているノーマルなペダル装置を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のC−C断面図である。図4は、従来のアルミニウム製のプレートとゴム材とからなるパッドを備えたペダル装置を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のD−D断面図である。
【0003】
図3(a)、(b)に示すように、従来の一般的な車両に使用されているノーマルなペダル装置100は、ペダル200のペダル踏面210の外周部220に、ゴム製のパッド300の裏面外周部310に形成した土手部320を手作業で被らせて取り付けられている。このようなペダル装置100は、ペダル踏面210に、単にパッド300を被せたものであるため、デザイン性に欠けるという問題点があった。
【0004】
デザイン性を向上させたペダル装置400としては、例えば、図4(a)、(b)に示すようないわゆるスポーツパッドを使用したスポーツペダルと称されるものがある。このペダル装置400は、アルミニウム製のプレート600に穿設した複数の孔610に、裏面側から滑り防止用のゴム材700を係合して、アルミニウム製のプレート600とペダル500のペダル踏面510とで挟持した状態で、リベット800で固定したものである。このペダル装置400の場合は、光沢のあるアルミニウム製のプレート600を使用することによって、デザイン性を向上させている。
【0005】
その他、アルミニウム製のプレートの表面側に配置されたゴム材をプレートの側部まで延在させて靴底が滑るのを防止すると共に、見栄えを向上させたペダル装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】特開2006−236179号公報(図1〜図5)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に開示されたペダル装置のように、ゴム材にプレート(アルミ基板)をインサート成形した場合には、ゴム材の略円柱部および筋状部以外の表面全体にプレートを設けたことにより、パッドが反り曲がり難くなるため、パッドを手組み作業によってペダル踏面に着脱することができない。その結果、ゴム材が磨耗してパッドを交換する場合には、特殊な治具が必要になるという問題点があった。
【0008】
また、図4(a)、(b)に示すようなペダル装置400の場合には、ペダル踏面510の上にゴム材700を載せ、さらに、そのゴム材700の上にプレート600を載せて複数のリベット800等の固定部材で固定しなければならない。このため、作業性が悪く、部品点数および組付工数が多くコストアップになるという問題点があった。
【0009】
そこで、本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、リベット等の固定部材が不要で、組付性に優れたペダル装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するため、請求項1に記載のペダル装置は、金属プレートと弾性部材とで形成され、ペダルのペダル踏面を覆うパッドを備えたペダル装置において、前記ペダル踏面に対して前記パッドを取り付けるパッド取付部の少なくとも一部を、前記弾性部材のみで形成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項1に記載の発明によれば、ペダル装置は、ペダル踏面に対するパッド取付部の少なくとも一部が、弾性部材のみで形成されていることによって、弾性部材でペダル踏面を覆うようにして取り付ける際に、弾性部材のみで形成された箇所を弾性変形させることができる。このため、パッドは、弾性部材のみで形成された部位を反らすように弾性変形させて、容易にペダル踏面に組み付けることができる。その結果、パッドは、磨耗した場合に、パッドを適宜に交換することが可能となるので、補修できるようになる。
また、パッドは、前記パッド取付部の一部以外の部位が金属プレートと弾性部材とで形成されて強度を有するので、その一部以外の部位によってペダル踏面にしっかりと固定することができる。このため、ペダル装置は、リベット等の固定部材が不要となるので、部品点数および組付工数を削減することができる。その結果、組付作業の作業性が向上され、コストダウンを図ることが可能となると共に、デザイン性を向上させることができる。
【0012】
請求項2に記載のペダル装置は、請求項1に記載のペダル装置であって、前記パッド取付部は、前記ペダル踏面の隅部の2箇所に形成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、弾性部材のみで形成したパッド取付部が、ペダル踏面の隅部の2箇所に形成されていることによって、弾性部材でペダル踏面を覆うようにして取り付ける際に、弾性部材のみで形成された箇所が弾性変形するので、容易に組み付けることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係るペダル装置は、ペダル踏面に対するパッド取付部の少なくとも一部が弾性部材のみで形成されていることによって、弾性部材のみで形成された箇所が弾性変形させて、パッドを容易にペダル踏面に取り付けることができる。その結果、リベット等の固定部材が不要で、組付性に優れたペダル装置を提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明に係るペダル装置は、例えば、自動車における運転者の脚部によって足踏操作されるブレーキペダル、足踏式駐車ブレーキペダル、アクセルペダル、あるいは作業車や二輪車やその他の乗り物や機械等の足踏操作するためのペダル2を備えた装置であれば全てのものに使用することが可能である。以下、自動車のブレーキペダルに使用される場合を例に挙げて説明する。
【0016】
まず、図1(a)、(b)を参照しながら本発明の実施形態に係るペダル装置を説明する。
なお、ペダル装置は、設置する方向によって上下左右の方向が変化するものであり、図面の上側を上方向、下側を下方向として説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るペダル装置を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【0017】
≪ペダル装置の構成≫
図1(a)、(b)に示すペダル装置1は、例えば、車両に乗車した運転者の脚部によって足踏操作されるブレーキペダルからなるペダル2を備えた装置である。このペダル装置1は、ペダル踏面2aを有するペダル2と、ペダル踏面2aを覆うパッド3と、を備えて構成されている。
【0018】
≪ペダルの構成≫
図1(a)、(b)に示すように、ペダル2は、ペダル装置1の本体を形成する金属製部材であり、脚部を載せるためのペダル踏面2aと、運転者が脚部でペダル踏面2aを足踏操作することにより基端部を中心として回動するペダルアーム2bと、を有してなる。このペダルアーム2bは、例えば、側面視して略L字状に形成されて、車室内のフロアパネル(図示せず)の前方に連設されたトーボード(図示せず)に対して略平行に配置される。
【0019】
ペダル踏面2aは、運転者の足踏操作力を受けてペダルアーム2bを支軸を中心として回動させるための部分であり、運転者の足踏方向に対して直交するように配置された板状部材からなる。このペダル踏面2aは、例えば、略矩形に形成された金属製平板部材を側面視して略円弧状に形成されている。ペダル踏面2aは、上下端部の近傍に側面視して断面がU字溝状に湾曲形成した補強部2c,2cを有し、その補強部2c,2cを横方向に延設されていることによって補強されて、左右方向に反り曲がることが抑制されている。ペダル踏面2aの外周縁部には、弾性部材5の裏面側外周部にペダル踏面2aの中心側方向に向けて開口した断面コ字状の係合溝5a内に装着されるフランジ部2dを有する。
【0020】
≪パッドの構成≫
パッド3は、ペダル踏面2aの表側全体に覆い被せるように取り付けられて、運転者の靴底が直接載置される部材である。このパッド3は、骨格部材としての金属プレート4と、運転者の靴底の滑り防止材としての弾性部材5と、で形成されている。パッド3は、ペダル踏面2aに対するパッド取付部3aの少なくとも一部が、弾性部材5のみで形成されている。
【0021】
本実施形態では、図1(a)に示すように、パッド3において、金属プレート4が正面視して、例えば、上側半分の周縁部に配置された上側周縁部4aと、この上側周縁部4aの左右両側から斜め下側に向かってV字状に連続形成された傾斜部4b,4bと、からなる略五角形の枠状に形成されて、それ以外の部位が弾性部材5によって形成されている。
このため、パッド3をペダル踏面2aに取り付けるためのパッド取付部3aは、図1(a)において、V字状に形成された傾斜部4b,4bにより下側全体が弾性部材5のみによって形成されて、傾斜部4b,4bに沿って折り曲げ変形し易く形成されている。特に、ペダル踏面2aの左右下側の隅部2f,2fを覆う角部3d,3dが弾性部材5のみによって略三角形状に形成されている。
【0022】
図1(b)に示すように、パッド3は、例えば、全体が弾性部材5で形成され、その弾性部材5の中の一部に金属プレート4の表面を露出した状態でインサート成形されている。パッド3の上部側および中央部には、金属プレート4が設置され、それ以外の部位には、弾性部材5のみが設置されている。
【0023】
≪金属プレートの構成≫
金属プレート4は、例えば、アルミニウムや、ステンレス鋼や、その他の金属や、硬質の合成樹脂等からなる薄い平板部材からなり、正面視して五角形をした略枠形状に形成されている。また、金属プレート4は、弾性部材5とは異種の材料によって形成されると共に、表面が光沢や模様等を有することによって化粧板としての機能も果たすと共に、パッド3の型崩れ防止用の骨格(芯材)としての機能も果たす。金属プレート4は、弾性部材5の表面側に形成された環状溝5bの底面全体に表面を露出した状態に埋設される。
金属プレート4の上側および左右側は、図1(b)に示すように、パッド3の外周形状に合わせて湾曲して形成されている。金属プレート4の内周縁は、弾性部材5内に食い込んだ状態に形成される離脱防止部4cを有している。
【0024】
≪弾性部材の構成≫
弾性部材5は、パッド3の主要部を形成する部材であって、例えば、天然ゴム、合成ゴム材料、合成樹脂材料等の手の力によって弾性変形させることが可能な比較的軟質な材料によって形成されている。
運転者の靴底が接触する弾性部材5の表面側には、上半部に前記金属プレート4を埋設した環状溝5bと、この環状溝5bの内側に所定間隔を介して沿って形成された略三角形状の内側環状溝5cと、中央下端部から左右上側方向に向けて拡開するように斜めに設けられた複数の傾斜溝5dと、が形成されている。このように、弾性部材5の表面は、複数の溝が斜め方向に形成されて凹凸状になっているので、靴底の滑り防止材と衝撃吸収材としての機能も果たす。さらに、パッド3をペダル踏面2aに取り付けるときに、弾性部材5を捲り易くする機能もある。
弾性部材5の裏面側には、外周縁から中心側に向かってコ字状に折曲形成された巻込係止部5eと、この巻込係止部5eによって形成された係合溝5aと、が形成されている。
【0025】
≪ペダル装置の作用≫
次に、図1(a)、(b)を参照しながら本発明の実施形態に係るペダル装置1の作用を組み付け手順に沿って説明する。
【0026】
まず、ペダルアーム2bの先端に、ペダル踏面2aを溶接して一体にしてペダル2を形成する。次に、金型中に金属プレート4を挿入し、その金型内に弾性部材5を形成する材料を流し込んで金属入り樹脂製品からなるパッド3を成形する。これにより、金属プレート4が弾性部材5内にインサート成形されて、金属プレート4と弾性部材5とが一体に形成される。
【0027】
弾性部材5の上側部分の係合溝5aに、ペダル踏面2aの上側のフランジ部2dを下側から差し込んで係合させる。
次に、弾性部材5の左右下端部の角部3d,3dを両手で持ち、角部3d,3dが形成された部位を表側方向(矢印X方向)に反らすように曲げながら、さらに、巻込係止部5eを外側方向(矢印Y方向)に曲げて、左右下側部分の角部3d,3dをペダル踏面2aの隅部2f,2fに覆い被せるようにして、係合溝5aをペダル踏面2aのフランジ部2dに嵌め込む。このようにしてパッド3をペダル踏面2aに取り付けることができる。
【0028】
この取り付けの際、パッド3の下側の約半分が弾性部材5のみで形成されていることによって、容易に反り曲げることが可能である。特に、パッド3の角部3d,3d(下側両端部)がそれぞれ2つの三角形を連設したように形成されているため、その角部3d,3dを両手で持って折り曲げるようにして曲げると、容易に曲げることが可能である。このため、ペダル踏面2aの隅部2f,2fにパッド3を覆い被せるようにして取り付ける際に、下側の巻込係止部5eがある部分が容易に変形するので、嵌め込み作業が行い易い。
【0029】
このように、金属プレート4を有するいわゆるスポーツパッドを備えたパッド3であっても、従来のノーマルのパッド300(図3参照)をペダル200に組み付けるときと同様に手組みを可能とし、組付性を良好にすることができる。
【0030】
このようにしてペダル踏面2aに組み付けられたパッド3は、上側半分と中央部下側部分とが金属プレート4によって芯材を設けて補強した状態に形成されていると共に、離脱防止部4cを有している。このため、パッド3は、金属プレート4が弾性部材5から分離したり、弾性部材5が型崩れすることが防止されるので、金属プレート4と弾性部材5とをリベット等の固定部材で固定することが不要となる。その結果、部品点数および組付工数が削減されて、コストダウンを図ることができると共に、デザイン性を向上させることができる。
【0031】
≪変形例≫
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造および変更が可能であり、本発明はこれら改造および変更された発明にも及ぶことは勿論である。
【0032】
次に、図2(a)、(b)を参照して本発明の実施形態に係るペダル装置の変形例を説明する。
図2は、本発明の実施形態に係るペダル装置の変形例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のB−B断面図である。
【0033】
前記実施形態では、図1(a)、(b)に示すように、パッド3の全体を金属プレート4と弾性部材5とを一体形成したものを説明したが、パッド3はこれに限定されるものでない。
【0034】
ペダル装置10のパッド30は、図2(a)、(b)に示すように、上部30bと下部30cとを分離して2部品に形成すると共に、パッド30において、上部30bより磨耗し易い下部30cを弾性部材50(下部弾性部材50B)のみで形成してもよい。
このように形成すれば、パッド30は、前記実施形態のパッド3と表面形状が同じであるが、下部弾性部材50Bが磨耗した場合に、下部30cを上部30bから分離して、パッド3の一部である下部弾性部材50Bのみを交換できるようになる。
【0035】
この場合、パッド30の上部30bは、前記実施形態と同様にインサート成形等によって上部弾性部材50Aと、芯材および化粧板としての機能を果たす金属プレート40とが一体に形成されて補強されている。その上部30bは、上部弾性部材50Aの係合溝50Aaにペダル踏面20aのフランジ部20dを差し込んで係合させると共に、ペダル踏面20aの外周部に形成した凹部20eに、係合溝50Aa内に形成した係止凸部50Afを係合させることで固定される。
金属プレート40は、前記実施形態の金属プレート4のように五角形の略枠形状に形成されて、パッド30の下側中央部に向かって山状に形成された傾斜部40b,40bを有している。その金属プレート40の下端部40cは、パッド30の上部30b側の下側外周縁を覆うと共に、ペダル踏面20aおよびパッド30の下部30cの上端部に被着するように折曲形成されている。
【0036】
そして、パッド30の下部30cは、その上部30bの傾斜部40b,40bの下側に差し込んで着脱自在に連設される。弾性部材(下部弾性部材50B)50のみで形成したパッド30のパッド取付部30aは、ペダル踏面20aの対角線上の隅部20f,20fの2箇所に、略三角形の角部30d,30dを連設した状態に形成される。
その下部30cは、下部弾性部材50Bの係合溝50Baにペダル踏面20aのフランジ部20dを差し込んで係合させると共に、ペダル踏面20aの外周部に形成した凹部20eに、係合溝50Ba内に形成した係止凸部50Bfを係止させることで固定される。
【0037】
このように形成されたパッド取付部30aは、このパッド取付部30aの下側左右の隅部30d,30dに形成された係合溝50Baと巻込係止部50Beとが、ペダル踏面20aの対角線上の隅部20f,20fの2箇所に平面視して略直角三角形の形状に形成されているため、略直角三角形の斜辺の方向(矢印X方向)に反らすように曲げ易い構造になっている。また、係止凸部50Bfも下部弾性部材50Bに左右上端部に形成されているので、外側方向(矢印Y方向)に広げるように曲げて、凹部20eに係合させ易くなっている。
【0038】
このため、下部弾性部材50Bは、反り曲げ易くなっているので、ペダル踏面2aの下側のフランジ部2dに、巻込係止部50Beを外側方向に反らしながら係合溝50Baに係合させ易くなっている。このため、パッド30(下部弾性部材50B)をペダル踏面20aに組み付ける組付作業の作業が向上される。
【0039】
なお、パッド取付部30aは、ペダル踏面20aの対角線上の隅部30d,30dの2箇所に別々に分離して設けてもよい。この場合、例えば、金属プレート40の山状部40dをさらに下側まで延ばして、下部弾性部材50Bを左右に直角三角形を形成した状態に分離させればよい。
このようにすれば、パッド30において、一番磨耗し易い部分である下部弾性部材50Bのどちらか片方の隅部30dが磨耗した場合に、その片方の下部弾性部材のみを交換できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の実施形態に係るペダル装置を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るペダル装置の変形例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のB−B断面図である。
【図3】従来の一般的な車両に使用されているノーマルなペダル装置を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のC−C断面図である。
【図4】従来のアルミニウム製プレートとゴム材とからなるパッドを備えたペダル装置を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のD−D断面図である。
【符号の説明】
【0041】
1,10 ペダル装置
2,20 ペダル
2a,20a ペダル踏面
2f,20f 隅部
3,30 パッド
3a,30a パッド取付部
3d,30d 角部
4,40 金属プレート
5,50 弾性部材
50A 上部弾性部材(弾性部材)
50B 下部弾性部材(弾性部材)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属プレートと弾性部材とで形成され、ペダルのペダル踏面を覆うパッドを備えたペダル装置において、
前記ペダル踏面に対して前記パッドを取り付けるパッド取付部の少なくとも一部を、前記弾性部材のみで形成されていることを特徴とするペダル装置。
【請求項2】
前記パッド取付部は、前記ペダル踏面の隅部の2箇所に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のペダル装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−276685(P2008−276685A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−122436(P2007−122436)
【出願日】平成19年5月7日(2007.5.7)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】