ペプチド構築物のためのアミノ酸代用物
R1、R2、R3、R4、R5、R6a、R6b、R7、およびyが本明細書に定義された通りである、式Iの環-拘束アミノ酸代用物、式Iの環-拘束アミノ酸代用物を合成する方法、複数のアミノ酸残基および1つもしくは複数の式Iの環-拘束アミノ酸代用物を含む線状または環状化合物における使用を含む式Iの環-拘束アミノ酸代用物の使用の方法ならびに複数のアミノ酸残基および1つもしくは複数の式Iの環-拘束アミノ酸代用物を含む線状または環状化合物。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造I:
【化1】
の式を有する化合物、あるいはそのエナンチオマー、立体異性体もしくはジアステレオマー、または合成的に許容されるその塩
(式中、
R1は、H、アルキル、アリール、アルキルアリール、アルキル-N(R8)2、アルキル-OR8、アルキル-C(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N
(R8)2、または式:
【化2】
の基であり;
R2はHまたはアルキルであり(ただし、R1およびR2の両方がHであることはないことを条件とする);
R3はHまたは第1の窒素保護基であり;
R4は、H、アルキル、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11、(CH2)q(OH)、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であり;
R5はHまたはアルキルであり;
R6aは、H、アルキル、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11、(CH2)q(OH)、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であり;
R6bはHまたはアルキルであり;
ただし、R4およびR6aの両方が、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11、(CH2)qOH、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であることはないことを条件とし;
R7は、H、C(=O)アルキル、C(=O)(CH2)m(NR8)2、アルキル、アラルキル、またはアリールであり;
R8は、出現するごとに、独立に、H、アリール、またはアルキルであり;
R11はペプチド固体支持体であり;
R12はHまたは第2の窒素保護基であり;
mは、出現するごとに、0から6の値を有する独立した整数であり;
qは、出現するごとに、1から6の値を有する独立した整数であり;
pは、1から10の値を有する整数であり;
yは0または1である)。
【請求項2】
yが1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
yが0である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
R4が、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11であり、R6aがHまたはアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
R6aが、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11であり、R4がHまたはアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
R3が、式:
【化3】
の基であり、R9が、tert-ブチル、アリルまたは式:
【化4】
の基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
R1が、アルキル-N(R8)2、アルキル-OR8、(CH2)n-C(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N(R8)2、または式:
【化5】
の基であり、R12が、Hまたはトリフェニルメチレン、tert-ブチルオキシカルボニル、トルエンスルホニル、ホルミル、ニトロもしくはベンジルオキシカルボニルであり、nが、2から6の値を有する整数である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
R7がHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
式:
【化6】
を有する請求項1に記載の化合物、あるいはそのエナンチオマー、立体異性体もしくはジアステレオマー、または合成的に許容されるその塩
(式中、
R6aはHまたはアルキルであり;
R9は、tert-ブチル、アリル、または式:
【化7】
の基である)。
【請求項10】
R1が、アルキル-N(R8)2、アルキル-OR8、(CH2)n-C(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N(R8)2、または式:
【化8】
の基であり、R12が、Hまたはトリフェニルメチレン、tert-ブチルオキシカルボニル、トルエンスルホニル、ホルミル、ニトロもしくはベンジルオキシカルボニルであり、nが、2から6の値を有する整数である、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
R7がHである、請求項9に記載の化合物。
【請求項12】
R4が、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)NR11である、請求項9に記載の化合物。
【請求項13】
式:
【化9】
を有する請求項1に記載の化合物、あるいはそのエナンチオマー、立体異性体もしくはジアステレオマー、または合成的に許容されるその塩
(式中、
R1は、アルキル-N(R8)2、アルキル-OR8、(CH2)n-C(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N(R8)2、または式:
【化10】
の基であり;
R4は、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)q(OH)、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であり;
R6aはHまたはアルキルであり;
nは、2から6の値を有する整数である)。
【請求項14】
R1が、アルキル-N(R8)2、アルキル-OR8、(CH2)n-C(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N(R8)2、または式:
【化11】
の基であり;
R12が、Hまたはトリフェニルメチレン、tert-ブチルオキシカルボニル、トルエンスルホニル、ホルミル、ニトロもしくはベンジルオキシカルボニルであり、nが、2から6の値を有する整数である、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
R7がHである、請求項13に記載の化合物。
【請求項16】
R4が、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11である、請求項13に記載の化合物。
【請求項17】
式:
【化12】
を有する請求項1に記載の化合物、あるいはそのエナンチオマー、立体異性体もしくはジアステレオマー、または合成的に許容されるその塩
(式中、
R1は、アルキル-N(R8)2、(CH2)nOR8、(CH2)nC(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N(R8)2、または式:
【化13】
の基であり;
R4はHまたはアルキルであり;
R6aはHまたはアルキルであり;
nは、2から6の値を有する整数である)。
【請求項18】
R3が、式:
【化14】
の基であり、R9が、tert-ブチル、アリル、または式:
【化15】
の基である、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
R1が、アルキル-N(R8)2、アルキル-OR8、(CH2)n-C(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N(R8)2、または式:
【化16】
の基であり、R12が、Hまたはトリフェニルメチレン、tert-ブチルオキシカルボニル、トルエンスルホニル、ホルミル、ニトロもしくはベンジルオキシカルボニルであり、nが、2から6の値を有する整数である、請求項17に記載の化合物。
【請求項20】
R7がHである、請求項17に記載の化合物。
【請求項21】
式:
【化17】
を有する請求項1に記載の化合物、あるいはそのエナンチオマー、立体異性体もしくはジアステレオマー、または合成的に許容されるその塩
(式中、
R1は、アルキル-N(R8)2、アルキル-OR8、(CH2)n-C(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N(R8)2、または式:
【化18】
の基であり;
R4はHまたはアルキルであり;
R6aは、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)qOH、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であり;
nは、2から6の値を有する整数である)。
【請求項22】
R3が、式:
【化19】
の基であり、R9が、tert-ブチル、アリル、または式:
【化20】
の基である、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
R1が、アルキル-N(R8)2、アルキル-OR8、(CH2)n-C(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N(R8)2、または式:
【化21】
の基であり、R12が、Hまたはトリフェニルメチレン、tert-ブチルオキシカルボニル、トルエンスルホニル、ホルミル、ニトロもしくはベンジルオキシカルボニルであり、nが、2から6の値を有する整数である、請求項21に記載の化合物。
【請求項24】
R6aが、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11である、請求項21に記載の化合物。
【請求項25】
R7がHである、請求項21に記載の化合物。
【請求項26】
式:
【化22】
を有する請求項1に記載の化合物、あるいはそのエナンチオマー、立体異性体もしくはジアステレオマー、または合成的に許容されるその塩
(式中、
R4はHまたはアルキルであり、
R9は、tert-ブチル、アリル、または式:
【化23】
の基である)。
【請求項27】
R1が、アルキル-N(R8)2、アルキル-OR8、(CH2)n-C(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N(R8)2、または式:
【化24】
の基であり、R12が、Hまたはトリフェニルメチレン、tert-ブチルオキシカルボニル、トルエンスルホニル、ホルミル、ニトロもしくはベンジルオキシカルボニルであり、nが、2から6の値を有する整数である、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
R7がHである、請求項26に記載の化合物。
【請求項29】
R4が、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11である、請求項26に記載の化合物。
【請求項30】
式:
【化25】
を有する請求項1に記載の化合物、あるいはそのエナンチオマー、立体異性体もしくはジアステレオマー、または合成的に許容されるその塩
(式中、
R1およびR2は、独立に、アルキル基である)。
【請求項31】
R3が、式:
【化26】
の基であり、R9が、tert-ブチル、アリル、または式:
【化27】
の基である、請求項26に記載の化合物。
【請求項32】
R4が、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11、(CH2)qOH、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であり、R6aがHまたはアルキルである、請求項26に記載の化合物。
【請求項33】
R6aが、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11、(CH2)qOH、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であり、R4がHまたはアルキルである、請求項26に記載の化合物。
【請求項34】
R7がHである、請求項26に記載の化合物。
【請求項35】
式:
【化28】
の基を含むペプチドを合成する方法であって、構造I:
【化29】
の式を有する化合物、あるいはそのエナンチオマー、立体異性体もしくはジアステレオマー、または合成的に許容されるその塩を、N-保護アミノ酸と反応させる工程を含む方法
(式中、
R1は、H、アルキル、アリール、アルキルアリール、アルキル-N(R8)2、アルキル-OR8、アルキル-C(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N(R8)2、または式:
【化30】
の基であり;
R2はHまたはアルキルであり(ただし、R1およびR2の両方がHであることはないことを条件とする);
R3はHまたは第1の窒素保護基であり;
R4は、H、アルキル、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11、(CH2)qOH、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であり;
R5はHまたはアルキルであり;
R6aは、H、アルキル、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11、(CH2)qOH、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であり;
R6bはHまたはアルキルであり;
ただし、R4およびR6aの両方が、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11、(CH2)qOH、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であることはないことを条件とし;
R7は、H、C(=O)アルキル、またはC(=O)(CH2)m(NR8)2であり;
R8は、出現するごとに、独立に、H、アリール、またはアルキルであり;
R11は、ペプチド固体支持体であり;
R12はHまたは第2の窒素保護基であり;
mは、出現するごとに、0から6の値を有する独立した整数であり;
qは、出現するごとに、1から6の値を有する独立した整数であり;
pは、1から10の値を有する整数であり;
yは0または1である)。
【請求項36】
複数のアミノ酸残基および少なくとも1個の式:
【化31】
の基を含む化合物、またはそのエナンチオマー、立体異性体もしくはジアステレオマー
(式中、
R1は、H、アルキル、アリール、アルキルアリール、アルキル-N(R8)2、アルキル-OR8、アルキル-C(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N(R8)2、または式:
【化32】
の基であり;
R2はHまたはアルキルであり(ただし、R1およびR2の両方がHであることはないことを条件とする);
R3はHまたは第1の窒素保護基であり;
R4は、H、アルキル、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11、(CH2)qOH、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であり;
R5はHまたはアルキルであり;
R6aは、H、アルキル、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11、(CH2)qOH、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であり;
R6bはHまたはアルキルであり;
ただし、R4およびR6aの両方が、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11、(CH2)qOH、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であることはないことを条件とし;
R7は、H、C(=O)アルキル、またはC(=O)(CH2)m(NR8)2であり;
R8は、出現するごとに、独立に、H、アリール、またはアルキルであり;
R11は、ペプチド固体支持体であり;
R12はHまたは第2の窒素保護基であり;
mは、出現するごとに、0から6の値を有する独立した整数であり;
qは、出現するごとに、1から6の値を有する独立した整数であり;
pは、1から10の値を有する整数であり;
yは0または1である)。
【請求項1】
構造I:
【化1】
の式を有する化合物、あるいはそのエナンチオマー、立体異性体もしくはジアステレオマー、または合成的に許容されるその塩
(式中、
R1は、H、アルキル、アリール、アルキルアリール、アルキル-N(R8)2、アルキル-OR8、アルキル-C(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N
(R8)2、または式:
【化2】
の基であり;
R2はHまたはアルキルであり(ただし、R1およびR2の両方がHであることはないことを条件とする);
R3はHまたは第1の窒素保護基であり;
R4は、H、アルキル、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11、(CH2)q(OH)、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であり;
R5はHまたはアルキルであり;
R6aは、H、アルキル、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11、(CH2)q(OH)、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であり;
R6bはHまたはアルキルであり;
ただし、R4およびR6aの両方が、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11、(CH2)qOH、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であることはないことを条件とし;
R7は、H、C(=O)アルキル、C(=O)(CH2)m(NR8)2、アルキル、アラルキル、またはアリールであり;
R8は、出現するごとに、独立に、H、アリール、またはアルキルであり;
R11はペプチド固体支持体であり;
R12はHまたは第2の窒素保護基であり;
mは、出現するごとに、0から6の値を有する独立した整数であり;
qは、出現するごとに、1から6の値を有する独立した整数であり;
pは、1から10の値を有する整数であり;
yは0または1である)。
【請求項2】
yが1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
yが0である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
R4が、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11であり、R6aがHまたはアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
R6aが、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11であり、R4がHまたはアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
R3が、式:
【化3】
の基であり、R9が、tert-ブチル、アリルまたは式:
【化4】
の基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
R1が、アルキル-N(R8)2、アルキル-OR8、(CH2)n-C(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N(R8)2、または式:
【化5】
の基であり、R12が、Hまたはトリフェニルメチレン、tert-ブチルオキシカルボニル、トルエンスルホニル、ホルミル、ニトロもしくはベンジルオキシカルボニルであり、nが、2から6の値を有する整数である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
R7がHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
式:
【化6】
を有する請求項1に記載の化合物、あるいはそのエナンチオマー、立体異性体もしくはジアステレオマー、または合成的に許容されるその塩
(式中、
R6aはHまたはアルキルであり;
R9は、tert-ブチル、アリル、または式:
【化7】
の基である)。
【請求項10】
R1が、アルキル-N(R8)2、アルキル-OR8、(CH2)n-C(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N(R8)2、または式:
【化8】
の基であり、R12が、Hまたはトリフェニルメチレン、tert-ブチルオキシカルボニル、トルエンスルホニル、ホルミル、ニトロもしくはベンジルオキシカルボニルであり、nが、2から6の値を有する整数である、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
R7がHである、請求項9に記載の化合物。
【請求項12】
R4が、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)NR11である、請求項9に記載の化合物。
【請求項13】
式:
【化9】
を有する請求項1に記載の化合物、あるいはそのエナンチオマー、立体異性体もしくはジアステレオマー、または合成的に許容されるその塩
(式中、
R1は、アルキル-N(R8)2、アルキル-OR8、(CH2)n-C(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N(R8)2、または式:
【化10】
の基であり;
R4は、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)q(OH)、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であり;
R6aはHまたはアルキルであり;
nは、2から6の値を有する整数である)。
【請求項14】
R1が、アルキル-N(R8)2、アルキル-OR8、(CH2)n-C(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N(R8)2、または式:
【化11】
の基であり;
R12が、Hまたはトリフェニルメチレン、tert-ブチルオキシカルボニル、トルエンスルホニル、ホルミル、ニトロもしくはベンジルオキシカルボニルであり、nが、2から6の値を有する整数である、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
R7がHである、請求項13に記載の化合物。
【請求項16】
R4が、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11である、請求項13に記載の化合物。
【請求項17】
式:
【化12】
を有する請求項1に記載の化合物、あるいはそのエナンチオマー、立体異性体もしくはジアステレオマー、または合成的に許容されるその塩
(式中、
R1は、アルキル-N(R8)2、(CH2)nOR8、(CH2)nC(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N(R8)2、または式:
【化13】
の基であり;
R4はHまたはアルキルであり;
R6aはHまたはアルキルであり;
nは、2から6の値を有する整数である)。
【請求項18】
R3が、式:
【化14】
の基であり、R9が、tert-ブチル、アリル、または式:
【化15】
の基である、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
R1が、アルキル-N(R8)2、アルキル-OR8、(CH2)n-C(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N(R8)2、または式:
【化16】
の基であり、R12が、Hまたはトリフェニルメチレン、tert-ブチルオキシカルボニル、トルエンスルホニル、ホルミル、ニトロもしくはベンジルオキシカルボニルであり、nが、2から6の値を有する整数である、請求項17に記載の化合物。
【請求項20】
R7がHである、請求項17に記載の化合物。
【請求項21】
式:
【化17】
を有する請求項1に記載の化合物、あるいはそのエナンチオマー、立体異性体もしくはジアステレオマー、または合成的に許容されるその塩
(式中、
R1は、アルキル-N(R8)2、アルキル-OR8、(CH2)n-C(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N(R8)2、または式:
【化18】
の基であり;
R4はHまたはアルキルであり;
R6aは、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)qOH、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であり;
nは、2から6の値を有する整数である)。
【請求項22】
R3が、式:
【化19】
の基であり、R9が、tert-ブチル、アリル、または式:
【化20】
の基である、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
R1が、アルキル-N(R8)2、アルキル-OR8、(CH2)n-C(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N(R8)2、または式:
【化21】
の基であり、R12が、Hまたはトリフェニルメチレン、tert-ブチルオキシカルボニル、トルエンスルホニル、ホルミル、ニトロもしくはベンジルオキシカルボニルであり、nが、2から6の値を有する整数である、請求項21に記載の化合物。
【請求項24】
R6aが、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11である、請求項21に記載の化合物。
【請求項25】
R7がHである、請求項21に記載の化合物。
【請求項26】
式:
【化22】
を有する請求項1に記載の化合物、あるいはそのエナンチオマー、立体異性体もしくはジアステレオマー、または合成的に許容されるその塩
(式中、
R4はHまたはアルキルであり、
R9は、tert-ブチル、アリル、または式:
【化23】
の基である)。
【請求項27】
R1が、アルキル-N(R8)2、アルキル-OR8、(CH2)n-C(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N(R8)2、または式:
【化24】
の基であり、R12が、Hまたはトリフェニルメチレン、tert-ブチルオキシカルボニル、トルエンスルホニル、ホルミル、ニトロもしくはベンジルオキシカルボニルであり、nが、2から6の値を有する整数である、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
R7がHである、請求項26に記載の化合物。
【請求項29】
R4が、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11である、請求項26に記載の化合物。
【請求項30】
式:
【化25】
を有する請求項1に記載の化合物、あるいはそのエナンチオマー、立体異性体もしくはジアステレオマー、または合成的に許容されるその塩
(式中、
R1およびR2は、独立に、アルキル基である)。
【請求項31】
R3が、式:
【化26】
の基であり、R9が、tert-ブチル、アリル、または式:
【化27】
の基である、請求項26に記載の化合物。
【請求項32】
R4が、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11、(CH2)qOH、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であり、R6aがHまたはアルキルである、請求項26に記載の化合物。
【請求項33】
R6aが、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11、(CH2)qOH、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であり、R4がHまたはアルキルである、請求項26に記載の化合物。
【請求項34】
R7がHである、請求項26に記載の化合物。
【請求項35】
式:
【化28】
の基を含むペプチドを合成する方法であって、構造I:
【化29】
の式を有する化合物、あるいはそのエナンチオマー、立体異性体もしくはジアステレオマー、または合成的に許容されるその塩を、N-保護アミノ酸と反応させる工程を含む方法
(式中、
R1は、H、アルキル、アリール、アルキルアリール、アルキル-N(R8)2、アルキル-OR8、アルキル-C(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N(R8)2、または式:
【化30】
の基であり;
R2はHまたはアルキルであり(ただし、R1およびR2の両方がHであることはないことを条件とする);
R3はHまたは第1の窒素保護基であり;
R4は、H、アルキル、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11、(CH2)qOH、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であり;
R5はHまたはアルキルであり;
R6aは、H、アルキル、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11、(CH2)qOH、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であり;
R6bはHまたはアルキルであり;
ただし、R4およびR6aの両方が、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11、(CH2)qOH、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であることはないことを条件とし;
R7は、H、C(=O)アルキル、またはC(=O)(CH2)m(NR8)2であり;
R8は、出現するごとに、独立に、H、アリール、またはアルキルであり;
R11は、ペプチド固体支持体であり;
R12はHまたは第2の窒素保護基であり;
mは、出現するごとに、0から6の値を有する独立した整数であり;
qは、出現するごとに、1から6の値を有する独立した整数であり;
pは、1から10の値を有する整数であり;
yは0または1である)。
【請求項36】
複数のアミノ酸残基および少なくとも1個の式:
【化31】
の基を含む化合物、またはそのエナンチオマー、立体異性体もしくはジアステレオマー
(式中、
R1は、H、アルキル、アリール、アルキルアリール、アルキル-N(R8)2、アルキル-OR8、アルキル-C(=O)OR8、C(=O)OR8、アルキル-NH2、アルキル-S-R8、アルキル-C(=O)N(R8)2、または式:
【化32】
の基であり;
R2はHまたはアルキルであり(ただし、R1およびR2の両方がHであることはないことを条件とする);
R3はHまたは第1の窒素保護基であり;
R4は、H、アルキル、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11、(CH2)qOH、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であり;
R5はHまたはアルキルであり;
R6aは、H、アルキル、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11、(CH2)qOH、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であり;
R6bはHまたはアルキルであり;
ただし、R4およびR6aの両方が、(CH2)mC(=O)OH、(CH2)mC(=O)NR11、(CH2)mC(=O)OR11、(CH2)qOH、(CH2)qOBn、(CH2)qOアリル、(CH2)mC(=O)N(R8)2、または(CH2)mC(=O)N(R8)(CH2)pN(R8)2であることはないことを条件とし;
R7は、H、C(=O)アルキル、またはC(=O)(CH2)m(NR8)2であり;
R8は、出現するごとに、独立に、H、アリール、またはアルキルであり;
R11は、ペプチド固体支持体であり;
R12はHまたは第2の窒素保護基であり;
mは、出現するごとに、0から6の値を有する独立した整数であり;
qは、出現するごとに、1から6の値を有する独立した整数であり;
pは、1から10の値を有する整数であり;
yは0または1である)。
【公表番号】特表2009−532382(P2009−532382A)
【公表日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−503307(P2009−503307)
【出願日】平成19年3月30日(2007.3.30)
【国際出願番号】PCT/US2007/065632
【国際公開番号】WO2007/115164
【国際公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【出願人】(506392850)パラティン・テクノロジーズ・インコーポレーテッド (6)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年3月30日(2007.3.30)
【国際出願番号】PCT/US2007/065632
【国際公開番号】WO2007/115164
【国際公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【出願人】(506392850)パラティン・テクノロジーズ・インコーポレーテッド (6)
【Fターム(参考)】
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