説明

ペルオキシソーム増殖因子活性化レセプター(PPAR)活性化剤およびステロール吸収阻害剤の組合せおよび血管症状の処置

【課題】高脂血症、アテローム性動脈硬化症および他の血管状態のための改良した組成物を提供すること。
【解決手段】本発明は、以下を含有する組成物、治療併用および方法を提供し、これは、血管状態、糖尿病、肥満を治療し血漿ステロールレベルを低くするのに有用であり得る:(a)少なくとも1種のペルオキシソーム増殖因子活性化レセプター活性化剤;および(b)少なくとも1種の置換アゼチジノンまたは置換β−ラクタムステロール吸収阻害剤。処置され得る血管状態の例として、高脂血症(例えば、アテローム性動脈硬化症、高コレステロール血症またはシトステロール血症(sitosterolemia))が挙げられる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下を含有する、組成物:
(a)以下:
(1)式(I):
【化5】

で表わされるステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物であって、ここで、上記式(I)中:
ArおよびArは、別個に、アリールおよびR−置換アリールからなる群から選択され;
Arは、アリールまたはR−置換アリールであり;
X、YおよびZは、別個に、−CH−、−CH(低級アルキル)−および−C(ジ低級アルキル)−からなる群から選択され;
RおよびRは、別個に、−OR、−O(CO)R、−O(CO)ORおよび−O(CO)NRからなる群から選択され;
およびRは、別個に、水素、低級アルキルおよびアリールからなる群から選択され;
qは、0または1であり;
rは、0または1であり;
m、nおよびpは、別個に、0、1、2、3または4から選択されるが、但し、qおよびrのうちの少なくとも1つは、1であり、m、n、p、qおよびrの合計は、1、2、3、4、5または6であり;かつ、pが0でありrが1のとき、m、qおよびnの合計は、1、2、3、4または5であり;
は、低級アルキル、−OR、−O(CO)R、−O(CO)OR、−O(CH1〜5OR、−O(CO)NR、−NR、−NR(CO)R、−NR(CO)OR、−NR(CO)NR、−NRSO、−COOR、−CONR、−COR、−SONR、S(O)0〜2、−O(CH1〜10−COOR、−O(CH1〜10CONR、−(低級アルキレン)COOR、−CH=CH−COOR、−CF、−CN、−NOおよびハロゲンからなる群から別個に選択される1〜5個の置換基であり;
は、−OR、−O(CO)R、−O(CO)OR、−O(CH1〜5OR、−O(CO)NR、−NR、−NR(CO)R、−NR(CO)OR、−NR(CO)NR、−NRSO、−COOR、−CONR、−COR、−SONR、S(O)0〜2、−O(CH1〜10−COOR、−O(CH1〜10CONR、−(低級アルキレン)COORおよび−CH=CH−COORからなる群から別個に選択される1〜5個の置換基であり;
、RおよびRは、別個に、水素、低級アルキル、アリールおよびアリール置換低級アルキルからなる群から選択され;そして
は、低級アルキル、アリールまたはアリール置換低級アルキルである、
ステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物;
(2)式(III):
【化6】

で表わされるステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物であって、ここで、上記式(III)中:
Arは、R−置換アリールであり;
Arは、R−置換アリールであり;
Arは、R−置換アリールであり;
YおよびZは、別個に、−CH−、−CH(低級アルキル)−および−C(ジ低級アルキル)−からなる群から選択され;
Aは、−O−、−S−、−S(O)−または−S(O)−から選択され;
は、−OR、−O(CO)R、−O(CO)ORおよび−O(CO)NRからなる群から選択され;
は、水素、低級アルキルおよびアリールからなる群から選択されるか;またはRおよびRは、一緒になって、=Oであり;
qは、1、2または3であり;
pは、0、1、2、3または4であり;
は、−OR、−O(CO)R、−O(CO)OR、−O(CH1〜5OR、−O(CO)NR、−NR、−NR(CO)R、−NR(CO)OR、−NR(CO)NR、−NRSO−低級アルキル、−NRSO−アリール、−CONR、−COR、−SONR、S(O)0〜2−アルキル、S(O)0〜2−アリール、−O(CH1〜10−COOR、−O(CH1〜10CONR、o−ハロゲノ、m−ハロゲノ、o−低級アルキル、m−低級アルキル、−(低級アルキレン)−COORおよび−CH=CH−COORからなる群から別個に選択される1〜3個の置換基であり;
およびRは、別個に、R、水素、p−低級アルキル、アリール、−NO、−CFおよびp−ハロゲノからなる群から別個に選択される1〜3個の置換基であり;
、RおよびRは、別個に、水素、低級アルキル、アリールおよびアリール置換低級アルキルからなる群から選択され;そして
は、低級アルキル、アリールまたはアリール置換低級アルキルである、ステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物;
(3)式(IV):
【化7】

で表わされるステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物であって、ここで、上記式(IV)中:
Aは、R−置換ヘテロシクロアルキル、R−置換ヘテロアリール、R−置換ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキルおよびR−置換ベンゾ縮合ヘテロアリールからなる群から選択され;
Arは、アリールまたはR−置換アリールであり;
Arは、アリールまたはR−置換アリールであり;
Qは、結合、または該アゼチジノンの3位の環炭素と共にスピロ基
【化8】

を形成し;
は、以下:
−(CH−、ここで、qは、2〜6であるが、但し、Qがスピロ環を形成するとき、qはまた、0または1であり得る;
−(CH−G−(CH−、ここで、Gは、−O−、−C(O)−、フェニレン、−NR−または−S(O)0〜2−であり、eは、0〜5であり、そしてrは、0〜5であるが、但し、eおよびrの合計は、1〜6である;
−(C〜Cアルケニレン)−;および
−(CH−V−(CH−、ここで、Vは、C〜Cシクロアルキレンであり、fは、1〜5であり、そしてgは、0〜5であるが、但し、fおよびgの合計は、1〜6である、
からなる群から選択され;
は、以下:
【化9】

から選択され;
およびRは、別個に、−CH−、−CH(C〜Cアルキル)−、−C(ジ−(C〜C)アルキル)、−CH=CH−および−C(C〜Cアルキル)=CH−からなる群から選択されるか;またはRは、隣接するRと一緒になってか、もしくはRは、隣接するRと一緒になって、−CH=CH−基または−CH=C(C〜Cアルキル)−基を形成し;
aおよびbは、別個に、0、1、2または3であるが、但し、両方とも0にはならず;Rが−CH=CH−または−C(C〜Cアルキル)=CH−の場合、aは、1であり;Rが−CH=CH−または−C(C〜Cアルキル)=CH−の場合、bは、1であり;aが2または3の場合、複数のRは、同一または異なり得;かつ、bが2または3の場合、Rは、同一または異なり得;そして
Qが結合であるとき、Rはまた、以下:
【化10】

から選択され得、
ここで、Mは、−O−、−S−、−S(O)−または−S(O)−であり;
X、YおよびZは、別個に、−CH−、−CH(C〜Cアルキル)−および−C(ジ−(C〜C)アルキル)からなる群から選択され;
10およびR12は、別個に、−OR14、−O(CO)R14、−O(CO)OR16および−O(CO)NR1415からなる群から選択され;
11およびR13は、別個に、水素、(C〜C)アルキルおよびアリールからなる群から選択される;またはR10およびR11は、一緒になって、=Oであるか、またはR12およびR13は、一緒になって、=Oであり;
dは、1、2または3であり;
hは、0、1、2、3または4であり;
sは、0または1であり;tは、0または1であり;m、nおよびpは、別個に、0〜4であるが;但し、sおよびtの少なくとも1個は、1であり、そしてm、n、p、sおよびtの合計は、1〜6であり;pが0であり、そしてtが1の場合、m、sおよびnの合計は、1〜5であり;かつ、pが0であり、そしてsが1の場合、m、tおよびnの合計は、1〜5であり;
vは、0または1であり;
jおよびkは、別個に、1〜5であるが、但し、j、kおよびvの合計は、1〜5であり;
は、水素、(C〜C10)アルキル、(C〜C10)アルケニル、(C〜C10)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルケニル、R17−置換アリール、R17−置換ベンジル、R17−置換ベンジルオキシ、R17−置換アリールオキシ、ハロゲノ、−NR1415、NR1415(C〜Cアルキレン)−、NR1415C(O)(C〜Cアルキレン)−、−NHC(O)R16、OH、C〜Cアルコキシ、−OC(O)R16、−COR14、ヒドロキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル、NO、−S(O)0〜216、−SONR1415および−(C〜Cアルキレン)COOR14からなる群から選択される1〜3個の置換基であり、該置換基は、環炭素原子上にあり;Rがヘテロシクロアルキル環上の置換基である場合、Rは、定義したとおりであるか、または=Oもしくは
【化11】

であり;そしてRが置換可能環窒素上の置換基である場合、それは、水素、(C〜C)アルキル、アリール、(C〜C)アルコキシ、アリールオキシ、(C〜C)アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヒドロキシ、−(CH1〜6CONR1818
【化12】

であり;
ここで、Jは、−O−、−NH−、−NR18−または−CH−であり;
およびRは、別個に、(C〜C)アルキル、−OR14、−O(CO)R14、−O(CO)OR16、−O(CH1〜5OR14、−O(CO)NR1415、−NR1415、−NR14(CO)R15、−NR14(CO)OR16、−NR14(CO)NR1519、−NR14SO16、−COOR14、−CONR1415、−COR14、−SONR1415、S(O)0〜216、−O(CH1〜10−COOR14、−O(CH1〜10CONR1415、−(C〜Cアルキレン)−COOR14、−CH=CH−COOR14、−CF、−CN、−NOおよびハロゲンからなる群から別個に選択される1〜3個の置換基からなる群から選択され;
は、水素、(C〜C)アルキル、アリール(C〜C)アルキル、−C(O)R14または−COOR14である
およびR17は、別個に、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、−COOH、NO、−NR1415、OHおよびハロゲノからなる群から選択される1〜3個の基であり;
14およびR15は、別個に、水素、(C〜C)アルキル、アリールおよびアリール置換(C〜C)アルキルからなる群から選択され;
16は、(C〜C)アルキル、アリールまたはR17−置換アリールであり;
18は、水素または(C〜C)アルキルであり;そして
19は、水素、ヒドロキシまたは(C〜C)アルコキシである、ステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物;
(4)式(V):
【化13】

で表わされるステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物であって、ここで、上記式(V)中:
Arは、アリール、R10−置換アリールまたはヘテロアリールであり;
Arは、アリールまたはR−置換アリールであり;
Arは、アリールまたはR−置換アリールであり;
XおよびYは、別個に、−CH−、−CH(低級アルキル)−および−C(ジ低級アルキル)−からなる群から選択され;
Rは、−OR、−O(CO)R、−O(CO)ORまたは−O(CO)NRである;Rは、水素、低級アルキルまたはアリールである;またはRおよびRは、一緒になって、=Oであり;
qは、0または1であり;
rは、0、1または2であり;
mおよびnは、0、1、2、3、4または5であり;但し、m、nおよびqの合計は、1、2、3、4または5であり;
は、別個に、低級アルキル、−OR、−O(CO)R、−O(CO)OR、−O(CH1〜5OR、−O(CO)NR、−NR、−NR(CO)R、−NR(CO)OR、−NR(CO)NR、−NRSO、−COOR、−CONR、−COR、−SONR、S(O)0〜2、−O(CH1〜10−COOR、−O(CH1〜10CONR、−(低級アルキレン)COORおよび−CH=CH−COORからなる群から別個に選択される1〜5個の置換基であり;
は、−OR、−O(CO)R、−O(CO)OR、−O(CH1〜5OR、−O(CO)NR、−NR、−NR(CO)R、−NR(CO)OR、−NR(CO)NR、−NRSO、−COOR、−CONR、−COR、−SONR、S(O)0〜2、−O(CH1〜10−COOR、−O(CH1〜10CONR、−CF、−CN、−NO、ハロゲン、−(低級アルキレン)COORおよび−CH=CH−COORからなる群から別個に選択される1〜5個の置換基であり;
、RおよびRは、別個に、水素、低級アルキル、アリールおよびアリール置換低級アルキルからなる群から選択され;
は、低級アルキル、アリールまたはアリール置換低級アルキルであり;
10は、低級アルキル、−OR、−O(CO)R、−O(CO)OR、−O(CH1〜5OR、−O(CO)NR、−NR、−NR(CO)R、−NR(CO)OR、−NR(CO)NR、−NRSO、−COOR、−CONR、−COR、−SONR、−S(O)0〜2、−O(CH1〜10−COOR、−O(CH1〜10CONR、−CF、−CN、−NOおよびハロゲンからなる群から選択される1〜5個の置換基である、ステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物;
(5)式(VI):
【化14】

で表わされるステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物であって、ここで、上記式VI中、
は、
【化15】

であり;
およびRは、別個に、−CH−、−CH(低級アルキル)−、−C(ジ−低級アルキル)、−CH=CH−および−C(低級アルキル)=CH−からなる群から選択されるか;またはRは、隣接するRと一緒になってか、もしくはRは、隣接するRと一緒になって、−CH=CH−基もしくは−CH=C(低級アルキル)−基を形成し; uおよびvは、別個に、0、1、2または3であるが、但し、両方とも0にはならず;Rが−CH=CH−または−C(低級アルキル)=CH−の場合、vは、1であり;Rが−CH=CH−または−C(低級アルキル)=CH−の場合、uは、1であり;vが2または3の場合、Rは、同一または異なり得;かつ、uが2または3の場合、Rは、同一または異なり得;
は、以下:B−(CHC(O)−、ここで、mは、0、1、2、3、4または5である;B−(CH−、ここで、qは、0、1、2、3、4、5または6である;B−(CH−Z−(CH−、ここで、Zは、−O−、−C(O)−、フェニレン、−N(R)−または−S(O)0〜2−であり、eは、0、1、2、3、4または5であり、そしてrは、0、1、2、3、4または5であるが、但し、eおよびrの合計は、0、1、2、3、4、5または6である;B−(C〜Cアルケニレン)−;B−(C〜Cアルカジエニレン)−;B−(CH−Z−(C〜Cアルケニレン)−、ここで、Zは、上で定義したとおりであり、そしてtは、0、1、2または3であるが、但し、tと該アルケニレン鎖中の炭素原子数との合計は、2、3、4、5または6である;B−(CH−V−(CH−、ここで、Vは、C〜Cシクロアルキレンであり、fは、1、2、3、4または5であり、そしてgは、0、1、2、3、4または5であるが、但し、fおよびgの合計は、1、2、3、4、5または6である;B−(CH−V−(C〜Cアルケニレン)−またはB−(C〜Cアルケニレン)−V−(CH−、ここで、Vおよびtは、上で定義したとおりであるが、但し、tと該アルケニレン鎖中の炭素原子数との合計は、2、3、4、5または6である;B−(CH−Z−(CH−V−(CH−、ここで、ZおよびVは、上で定義したとおりであり、そしてa、bおよびdは、別個に、0、1、2、3、4、5または6であるが、但し、a、bおよびdの合計は、0、1、2、3、4、5または6である;またはT−(CH−、ここで、Tは、3〜6個の炭素原子のシクロアルキルであり、そしてsは、0、1、2、3、4、5または6である、から選択されるか;または
およびRは、一緒になって、
【化16】

を形成し;
Bは、インダニル、インデニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、ヘテロアリールまたはW−置換ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは、ピロリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、イミダゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、チエニル、オキサゾリルおよびフラニルからなる群から選択され、そして窒素含有ヘテロアリールについては、そのN−オキシド、または
【化17】

であり;
Wは、低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、低級アルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシ、アルコキシカルボニルアルコキシ、(低級アルコキシイミノ)−低級アルキル、低級アルカンジオイル、低級アルキル低級アルカンジオイル、アリールオキシ、−CF、−OCF、ベンジル、R−ベンジル、ベンジルオキシ、R−ベンジルオキシ、フェノキシ、R−フェノキシ、ジオキソラニル、NO、−N(R)(R)、N(R)(R)−低級アルキレン、N(R)(R)−低級アルキレニルオキシ−、OH、ハロゲノ、−CN、−N、−NHC(O)OR10−、−NHC(O)R10、R11SNH−、(R11S)N−、−S(O)NH、S(O)0〜2、tett−ブチルジメチルシリルオキシメチル、−C(O)R12、−COOR19、−CON(R)(R)、−CH=CHC(O)R12、−低級アルキレン−C(O)R12、Rl0C(O)(低級アルキレニルオキシ)−、N(R)(R)C(O)(低級アルキレニルオキシ)−、および環炭素原子上の置換基について、
【化18】

からなる群より別個に選択される、1〜3個の置換基であり、該置換ヘテロアリール環窒素原子上の該置換基は、存在するとき、低級アルキル、低級アルコキシ、−C(O)OR10、−C(O)R10、OH、N(R)(R)−低級アルキレン−、N(R)(R)−低級アルキレニルオキシ、−S(O)NHおよび2−(トリメチルシリル)−エトキシメチルからなる群から選択され;
は、低級アルキル、低級アルコキシ、−COOH、NO、−N(R)(R)、OHおよびハロゲノからなる群から別個に選択される1〜3個の基であり;
およびRは、別個に、Hまたは低級アルキルから選択され;
10は、低級アルキル、フェニル、R−フェニル、ベンジルまたはR−ベンジルから選択され;
11は、OH、低級アルキル、フェニル、ベンジル、R−フェニルまたはR−ベンジルから選択され;
12は、H、OH、アルコキシ、フェノキシ、ベンジルオキシ、
【化19】

−N(R)(R)、低級アルキル、フェニルまたはR−フェニルから選択され; R13は、−O−、−CH−、−NH−、−N(低級アルキル)−または−NC(O)R19から選択され;
15、R16およびR17は、別個に、H、およびWについて定義した基からなる群から選択されるか;またはR15は、水素であり、そしてR16およびR17は、それらが結合する隣接炭素原子と一緒になって、ジオキソラニル環を形成し;
19は、H、低級アルキル、フェニルまたはフェニル低級アルキルであり;そして
20およびR21は、別個に、フェニル、W−置換フェニル、ナフチル、W−置換ナフチル、インダニル、インデニル、テトラヒドロナフチル、ベンゾジオキソリル、ヘテロアリール、W−置換ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール、W−置換ベンゾ縮合ヘテロアリールおよびシクロプロピルからなる群から選択され、ここで、ヘテロアリールは、上で定義したとおりである、ステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物;
(6)式(VII):
【化20】

で表わされるステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物であって、ここで、上記式(VII)中:
Aは、−CH=CH−、−C≡C−または−(CH−であり、ここで、pは、0、1または2であり;
Bは、
【化21】

であり;
Eは、C10〜C20アルキルまたは−C(O)−(C〜C19)−アルキルであり、ここで、該アルキルは、直鎖または分枝、飽和または1つ以上の二重結合を含有しており;
Rは、水素、C〜C15アルキル、直鎖または分枝、飽和または1つ以上の二重結合を含有しているか、あるいはB−(CH−であり、ここで、rは、0、1、2または3であり;
、RおよびRは、別個に、水素、低級アルキル、低級アルコキシ、カルボキシ、NO、NH、OH、ハロゲノ、低級アルキルアミノ、ジ低級アルキルアミノ、−NHC(O)OR、RSNH−および−S(O)NHからなる群から選択され;
は、
【化22】

であり、ここで、nは、0、1、2または3であり;
は、低級アルキルであり;そして
は、OH、低級アルキル、フェニル、ベンジルまたは置換フェニルであり、ここで、該置換基は、低級アルキル、低級アルコキシ、カルボキシ、NO、NH、OH、ハロゲノ、低級アルキルアミノおよびジ低級アルキルアミノからなる群から別個に選択される1〜3個の基である、ステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物;
(7)式(VIII):
【化23】

で表わされるステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物であって、ここで、上記式(VIII)中:
26は、HまたはOGであり;
GおよびGは、別個に、以下:
【化24】

からなる群から選択されるが、但し、R26がHまたはOHの場合、Gは、Hではなく; R、RおよびRは、別個に、H、−OH、ハロゲノ、−NH、アジド、(C〜C)アルコキシ(C〜C)−アルコキシまたは−W−R30からなる群から選択され;
Wは、別個に、−NH−C(O)−、−O−C(O)−、−O−C(O)−N(R31)−、−NH−C(O)−N(R31)−および−O−C(S)−N(R31)−からなる群から選択され;
およびRは、別個に、H、(C〜C)アルキル、アリールおよびアリール(C〜C)アルキルからなる群から選択され;
、R、R、R、R3aおよびR4aは、別個に、H、(C〜C)アルキル、アリール(C〜C)アルキル、−C(O)(C〜C)アルキルおよび−C(O)アリールからなる群から選択され;
30は、R32−置換T、R32−置換−T−(C〜C)アルキル、R32−置換−(C〜C)アルケニル、R32−置換−(C〜C)アルキル、R32−置換−(C〜C)シクロアルキルおよびR32−置換−(C〜C)シクロアルキル(C〜C)アルキルからなる群から選択され;
31は、Hおよび(C〜C)アルキルからなる群から選択され;
Tは、フェニル、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ベンゾチアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリルおよびピリジルからなる群から選択され;
32は、別個に、ハロゲノ、(C〜C)アルキル、−OH、フェノキシ、−CF、−NO、(C〜C)アルコキシ、メチレンジオキシ、オキソ、(C〜C)アルキルスルファニル、(C〜C)アルキルスルフィニル、(C〜C)アルキルスルホニル、−N(CH、−C(O)−NH(C〜C)アルキル、−C(O)−N((C〜C)アルキル)、−C(O)−(C〜C)アルキル、−C(O)−(C〜C)アルコキシおよびピロリジニルカルボニルからなる群から別個に選択される1〜3個の置換基から選択されるか;あるいはR32は、共有結合であり、そしてR31、それが結合する窒素、およびR32は、ピロリジニル、ピペリジニル、N−メチル−ピペラジニル、インドリニルまたはモルホリニル基を形成するか、または(C〜C)アルコキシ置換ピロリジニル、ピペリジニル、N−メチルピペラジニル、インドリニルもしくはモルホリニル基を形成し;
Arは、アリールまたはR10−置換アリールであり;
Arは、アリールまたはR11−置換アリールであり;
Qは、結合、または該アゼチジノンの3位の環炭素と共にスピロ基
【化25】

を形成し;
は、以下:
−(CH−、ここで、qは、2〜6であるが、但し、Qがスピロ環を形成する場合、qはまた、0または1であり得る;
−(CH−E−(CH−、ここで、Eは、−O−、−C(O)−、フェニレン、−NR22−または−S(O)0〜2であり、eは、0〜5であり、そしてrは、0〜5であるが、但し、eおよびrの合計は、1〜6である;
−(C〜Cアルケニレン)−;および
−(CH−V−(CH−、ここで、Vは、C〜Cシクロアルキレンであり、fは、1〜5であり、そしてgは、0〜5であるが、但し、fおよびgの合計は、1〜6である、
からなる群から選択され;
12は、
【化26】

であり;
13およびR14は、別個に、−CH−、−CH(C〜Cアルキル)−、−C(ジ−(C〜C)アルキル)、−CH=CH−および−C(C〜Cアルキル)=CH−からなる群より選択されるか;またはR12は、隣接するR13と一緒になってか、もしくはR12は、隣接するR14と一緒になって、−CH=CH−基もしくは−CH=C(C〜Cアルキル)−基を形成し;
aおよびbは、別個に、0、1、2または3であるが、但し、両方とも0にはならず;R13が−CH=CH−または−C(C〜Cアルキル)=CH−の場合、aは、1であり;R14が−CH=CH−または−C(C〜Cアルキル)=CH−の場合、bは、1であり;aが2または3の場合、R13は、同一または異なり得;かつ、bが2または3の場合、R14は、同一または異なり得;そして
Qが結合であるとき、Rはまた、
【化27】

であり得;
Mは、−O−、−S−、−S(O)−または−S(O)−であり;
X、YおよびZは、別個に、−CH−、−CH(C〜Cアルキル)−および−C(ジ−(C〜C)アルキル)からなる群から選択され;
10およびR11は、別個に、(C〜C)アルキル、−OR19、−O(CO)R19、−O(CO)OR21、−O(CH1〜5OR19、−O(CO)NR1920、−NR1920、−NR19(CO)R20、−NR19(CO)OR21、−NR19(CO)NR2025、−NR19SO21、−COOR19、−CONR1920、−COR19、−SONR1920、S(O)0〜221、−O(CH1〜10−COOR19、−O(CH1〜10CONR1920、−(C〜Cアルキレン)−COOR19、−CH=CH−COOR19、−CF、−CN、−NOおよびハロゲンからなる群から別個に選択される1〜3個の置換基からなる群から選択され;
15およびR17は、別個に、−OR19、−O(CO)R19、−O(CO)OR21および−O(CO)NR1920からなる群から選択され;
16およびR18は、別個に、H、(C〜C)アルキルおよびアリールからなる群から選択されるか;あるいはR15およびR16は、一緒になって、=Oであるか、またはR17およびR18は、一緒になって、=Oであり;
dは、1、2または3であり;
hは、0、1、2、3または4であり;
sは、0または1であり;tは、0または1であり;m、nおよびpは、別個に、0〜4であるが、但し、sおよびtのうちの少なくとも1個は、1であり、そしてm、n、p、sおよびtの合計は、1〜6であり;pが0であり、そしてtが1の場合、m、sおよびnの合計は、1〜5であり;かつ、pが0であり、そしてsが1の場合、m、tおよびnの合計は、1〜5であり;
vは、0または1であり;
jおよびkは、別個に、1〜5であるが、但し、j、kおよびvの合計は、1〜5であり;そして
Qが結合であり、そしてRが、
【化28】

である場合、Arはまた、ピリジル、イソキサゾリル、フラニル、ピロリル、チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、ピラジニル、ピリミジニルまたはピリダジニルであり得;
19およびR20は、別個に、H、(C〜C)アルキル、アリールおよびアリール置換(C〜C)アルキルからなる群から選択され;
21は、(C〜C)アルキル、アリールまたはR24−置換アリールであり;
22は、H、(C〜C)アルキル、アリール(C〜C)アルキル、−C(O)R19または−COOR19であり;
23およびR24は、別個に、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、−COOH、NO、−NR1920、−OHおよびハロゲノからなる群から別個に選択される1〜3個の基であり;そして
25は、H、−OHまたは(C〜C)アルコキシである、ステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物;および
(8)式(IX):
【化29】

で表わされるステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物であって、ここで、上記式(IX)中:
26は、以下:
a)OH;
b)OCH
c)フッ素;および
d)塩素、
からなる群から選択され;
は、以下:
【化30】

、−SOH;天然および非天然アミノ酸からなる群から選択され;
R、RおよびRは、別個に、H、−OH、ハロゲノ、−NH、アジド、(C〜C)アルコキシ(C〜C)−アルコキシまたは−W−R30からなる群から選択され;
Wは、別個に、−NH−C(O)−、−O−C(O)−、−O−C(O)−N(R31)−、−NH−C(O)−N(R31)−および−O−C(S)−N(R31)−からなる群から選択され;
およびRは、別個に、H、(C〜C)アルキル、アリールおよびアリール(C〜C)アルキルからなる群から選択され;
、R、R、R、R3aおよびR4aは、別個に、H、(C〜C)アルキル、アリール(C〜C)アルキル、−C(O)(C〜C)アルキルおよび−C(O)アリールからなる群から選択され;
30は、別個に、R32−置換T、R32−置換−T−(C〜C)アルキル、R32−置換−(C〜C)アルケニル、R32−置換−(C〜C)アルキル、R32−置換−(C〜C)シクロアルキルおよびR32−置換−(C〜C)シクロアルキル(C〜C)アルキルからなる群から選択され;
31は、Hおよび(C〜C)アルキルからなる群から選択され;
Tは、別個に、フェニル、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ベンゾチアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリルおよびピリジルからなる群から選択され;
32は、別個に、H、ハロゲノ、(C〜C)アルキル、−OH、フェノキシ、−CF、−NO、(C〜C)アルコキシ、メチレンジオキシ、オキソ、(C〜C)アルキルスルファニル、(C〜C)アルキルスルフィニル、(C〜C)アルキルスルホニル、−N(CH、−C(O)−NH(C〜C)アルキル、−C(O)−N((C〜C)アルキル)、−C(O)−(C〜C)アルキル、−C(O)−(C〜C)アルコキシおよびピロリジニルカルボニルからなる群から別個に選択される1〜3個の置換基から選択されるか;あるいはR32は、共有結合であり、そしてR31、それが結合する窒素、およびR32は、ピロリジニル、ピペリジニル、N−メチル−ピペラジニル、インドリニルまたはモルホリニル基を形成するか、または(C〜C)アルコキシカルボニル置換ピロリジニル、ピペリジニル、N−メチルピペラジニル、インドリニルまたはモルホリニル基を形成し;
Arは、アリールまたはR10−置換アリール;ピリジル、イソキサゾリル、フラニル、ピロリル、チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリダジニルであり;
Arは、アリールまたはR11−置換アリールであり;
Qは、−(CH−であり、ここで、qは、2〜6であり、該アゼチジノンの3位の環炭素と共にスピロ基
【化31】

を形成し;
12は、
【化32】

であり;
13およびR14は、別個に、−CH−、−CH(C〜Cアルキル)−、−C(ジ−(C〜C)アルキル)、−CH=CH−および−C(C〜Cアルキル)=CH−からなる群から選択されるか;あるいはR12は、隣接するR13と一緒になってか、またはR12は、隣接するR14と一緒になって、−CH=CH−基または−CH=C(C〜Cアルキル)−基を形成し;
aおよびbは、別個に、0、1、2または3であるが、但し、両方とも0にはならず;R13が−CH=CH−または−C(C〜Cアルキル)=CH−の場合、aは、1であり;R14が−CH=CH−または−C(C〜Cアルキル)=CH−の場合、bは、1であり;aが2または3の場合、R13は、同一または異なり得;かつ、bが2または3の場合、R14は、同一または異なり得;そして
10およびR11は、別個に、(C〜C)アルキル、−OR19、−O(CO)R19、−O(CO)OR21、−O(CH1〜5OR19、−O(CO)NR1920、−NR1920、−NR19(CO)R20、−NR19(CO)OR21、−NR19(CO)NR2025、−NR19SO21、−COOR19、−CONR1920、−COR19、−SONR1920、S(O)0〜221、−O(CH1〜10−COOR19、−O(CH1〜10CONR1920、−(C〜Cアルキレン)−COOR19、−CH=CH−COOR19、−CF、−CN、−NOおよびハロゲンからなる群から別個に選択される1〜3個の置換基からなる群から選択され;
19およびR20は、別個に、H、(C〜C)アルキル、アリールおよびアリール置換(C〜C)アルキルからなる群から選択され;
21は、(C〜C)アルキル、アリールまたはR24−置換アリールであり;
22は、H、(C〜C)アルキル、アリール(C〜C)アルキル、−C(O)R19または−COOR19であり;
23およびR24は、別個に、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、−COOH、NO、−NR1920、−OHおよびハロゲノからなる群から別個に選択される1〜3個の基であり;そして
25は、H、−OHまたは(C〜C)アルコキシである、ステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物、
からなる群から選択される、少なくとも1種のステロール吸収阻害剤;
(b)ラクトース1水和物;
(c)微結晶セルロース;
(d)ポビドン;
(e)クロスカルメロースナトリウム;
(f)ラウリル硫酸ナトリウム;および
(g)ステアリン酸マグネシウム。
【請求項2】
以下:
(a)少なくとも1種のペルオキシソーム増殖因子活性化レセプター活性化剤であって、該活性化剤が、アリールオキシ酢酸ではない、活性化剤;ならびに
(b)以下の式(I):
【化35】

で表わされる少なくとも1種のステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物であって、
ここで、上記式(I)中:
ArおよびArは、別個に、アリールおよびR−置換アリールからなる群から選択され;
Arは、アリールまたはR−置換アリールであり;
X、YおよびZは、別個に、−CH−、−CH(低級アルキル)−および−C(ジ低級アルキル)−からなる群から選択され;
RおよびRは、別個に、−OR、−O(CO)R、−O(CO)ORおよび−O(CO)NRからなる群から選択され;
およびRは、別個に、水素、低級アルキルおよびアリールからなる群から選択され;
qは、0または1であり;
rは、0または1であり;
m、nおよびpは、別個に、0、1、2、3または4から選択されるが、但し、qおよびrのうちの少なくとも1つは、1であり、m、n、p、qおよびrの合計は、1、2、3、4、5または6であり;かつpが0でありrが1のとき、m、qおよびnの合計は、1、2、3、4または5であり;
は、低級アルキル、−OR、−O(CO)R、−O(CO)OR、−O(CH1〜5OR、−O(CO)NR、−NR、−NR(CO)R、−NR(CO)OR、−NR(CO)NR、−NRSO、−COOR、−CONR、−COR、−SONR、S(O)0〜2、−O(CH1〜10−COOR、−O(CH1〜10CONR、−(低級アルキレン)COOR、−CH=CH−COOR、−CF、−CN、−NOおよびハロゲンからなる群から別個に選択される1〜5個の置換基であり;
は、−OR、−O(CO)R、−O(CO)OR、−O(CH1〜5OR、−O(CO)NR、−NR、−NR(CO)R、−NR(CO)OR、−NR(CO)NR、−NRSO、−COOR、−CONR、−COR、−SONR、S(O)0〜2、−O(CH1〜10−COOR、−O(CH1〜10CONR、−(低級アルキレン)COORおよび−CH=CH−COORからなる群から別個に選択される1〜5個の置換基であり;
、RおよびRは、別個に、水素、低級アルキル、アリールおよびアリール置換低級アルキルからなる群から選択され;そして
は、低級アルキル、アリールまたはアリール置換低級アルキルである、少なくとも1種のステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物、
を含有する、組成物。
【請求項3】
以下:
(a)第一量の少なくとも1種のペルオキシソーム増殖因子活性化レセプター活性化剤であって、該活性化剤が、アリールオキシ酢酸ではない、活性化剤;
(b)第二量の以下の式(I):
【化37】

で表わされる、少なくとも1種のステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物であって、
ここで、上記式(I)中:
ArおよびArは、別個に、アリールおよびR−置換アリールからなる群から選択され;
Arは、アリールまたはR−置換アリールであり;
X、YおよびZは、別個に、−CH−、−CH(低級アルキル)−および−C(ジ低級アルキル)−からなる群から選択され;
RおよびRは、別個に、−OR、−O(CO)R、−O(CO)ORおよび−O(CO)NRからなる群から選択され;
およびRは、別個に、水素、低級アルキルおよびアリールからなる群から選択され;
qは、0または1であり;
rは、0または1であり;
m、nおよびpは、別個に、0、1、2、3または4から選択されるが、但し、qおよびrのうちの少なくとも1個は、1であり、m、n、p、qおよびrの合計は、1、2、3、4、5または6であり;かつ、pが0でありrが1のとき、m、qおよびnの合計は、1、2、3、4または5であり;
は、低級アルキル、−OR、−O(CO)R、−O(CO)OR、−O(CH1〜5OR、−O(CO)NR、−NR、−NR(CO)R、−NR(CO)OR、−NR(CO)NR、−NRSO、−COOR、−CONR、−COR、−SONR、S(O)0〜2、−O(CH1〜10−COOR、−O(CH1〜10CONR、−(低級アルキレン)COOR、−CH=CH−COOR、−CF、−CN、−NOおよびハロゲンからなる群から別個に選択される1〜5個の置換基であり;
は、−OR、−O(CO)R、−O(CO)OR、−O(CH1〜5OR、−O(CO)NR、−NR、−NR(CO)R、−NR(CO)OR、−NR(CO)NR、−NRSO、−COOR、−CONR、−COR、−SONR、S(O)0〜2、−O(CH1〜10−COOR、−O(CH1〜10CONR、−(低級アルキレン)COORおよび−CH=CH−COORからなる群から別個に選択される1〜5個の置換基であり;
、RおよびRは、別個に、水素、低級アルキル、アリールおよびアリール置換低級アルキルからなる群から選択され;そして
は、低級アルキル、アリールまたはアリール置換低級アルキルである、少なくとも1種のステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物、
を含む治療併用であって、ここで、該第一量および該第二量は、一緒になって、血管状態、糖尿病、肥満を処置または予防するか哺乳動物の血漿内のステロール濃度を低下させるための治療有効量を含む、治療併用。
【請求項4】
以下を含有する、組成物:
(a)少なくとも1種のペルオキシソーム増殖因子活性化レセプター活性化剤;および (b)以下:
(1)式(III):
【化40】

で表わされるステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物であって、ここで、上記式(III)中:
Arは、R−置換アリールであり;
Arは、R−置換アリールであり;
Arは、R−置換アリールであり;
YおよびZは、別個に、−CH−、−CH(低級アルキル)−および−C(ジ低級アルキル)−からなる群から選択され;
Aは、−O−、−S−、−S(O)−または−S(O)−から選択され;
は、−OR、−O(CO)R、−O(CO)ORおよび−O(CO)NRからなる群から選択され;
は、水素、低級アルキルおよびアリールからなる群から選択されるか;またはRおよびRは、一緒になって、=Oであり;
qは、1、2または3であり;
pは、0、1、2、3または4であり;
は、−OR、−O(CO)R、−O(CO)OR、−O(CH1〜5OR、−O(CO)NR、−NR、−NR(CO)R、−NR(CO)OR、−NR(CO)NR、−NRSO−低級アルキル、−NRSO−アリール、−CONR、−COR、−SONR、S(O)0〜2−アルキル、S(O)0〜2−アリール、−O(CH1〜10−COOR、−O(CH1〜10CONR、o−ハロゲノ、m−ハロゲノ、o−低級アルキル、m−低級アルキル、−(低級アルキレン)−COORおよび−CH=CH−COORからなる群から別個に選択される1〜3個の置換基であり;
およびRは、別個に、R、水素、p−低級アルキル、アリール、−NO、−CFおよびp−ハロゲノからなる群から別個に選択される1〜3個の置換基である;
、RおよびRは、別個に、水素、低級アルキル、アリールおよびアリール置換低級アルキルからなる群から選択され;そして
は、低級アルキル、アリールまたはアリール置換低級アルキルである、
ステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物;
(2)式(IV):
【化41】

で表わされるステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物であって、ここで、上記式(IV)中:
Aは、R−置換ヘテロシクロアルキル、R−置換ヘテロアリール、R−置換ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキルおよびR−置換ベンゾ縮合ヘテロアリールからなる群から選択され;
Arは、アリールまたはR−置換アリールであり;
Arは、アリールまたはR−置換アリールであり;
Qは、結合、または該アゼチジノンの3位の環炭素と共にスピロ基
【化42】

を形成し;
は、以下:
−(CH−、ここで、qは、2〜6であるが、但し、Qがスピロ環を形成する場合、qはまた、0または1であり得る;
−(CH−G−(CH−、ここで、Gは、−O−、−C(O)−、フェニレン、−NR−または−S(O)0〜2−であり、eは、0〜5であり、そしてrは、0〜5であるが、但し、eおよびrの合計は、1〜6である;
−(C〜Cアルケニレン)−;および
−(CH−V−(CH−、ここで、Vは、C〜Cシクロアルキレンであり、fは、1〜5であり、そしてgは、0〜5であるが、但し、fおよびgの合計は、1〜6である、
からなる群から選択され;
は、以下:
【化43】

から選択され;
およびRは、別個に、−CH−、−CH(C〜Cアルキル)−、−C(ジ−(C〜C)アルキル)、−CH=CH−および−C(C〜Cアルキル)=CH−からなる群から選択されるか;またはRは、隣接するRと一緒になってか、もしくはRは、隣接するRと一緒になって、−CH=CH−基または−CH=C(C〜Cアルキル)−基を形成し;
aおよびbは、別個に、0、1、2または3であるが、但し、両方とも0にはならず;Rが−CH=CH−または−C(C〜Cアルキル)=CH−の場合、aは、1であり;Rが−CH=CH−または−C(C〜Cアルキル)=CH−の場合、bは、1であり;aが2または3の場合、Rは、同一または異なり得;かつ、bが2または3の場合、Rは、同一または異なり得;そして
Qが結合である場合、Rはまた、以下:
【化44】

から選択され、ここで、Mは、−O−、−S−、−S(O)−または−S(O)−であり;
X、YおよびZは、別個に、−CH−、−CH(C〜Cアルキル)−および−C(ジ−(C〜C)アルキル)からなる群から選択され;
10およびR12は、別個に、−OR14、−O(CO)R14、−O(CO)OR16および−O(CO)NR1415からなる群から選択され;
11およびR13は、別個に、水素、(C〜C)アルキルおよびアリールからなる群から選択されるか;またはR10およびR11は、一緒になって、=Oであるか、もしくはR12およびR13は、一緒になって、=Oであり;
dは、1、2または3であり;
hは、0、1、2、3または4であり;
sは、0または1であり;tは、0または1であり;m、nおよびpは、別個に、0〜4であるが;但し、sおよびtのうちの少なくとも1個は、1であり、そしてm、n、p、sおよびtの合計は、1〜6であり;pが0であり、そしてtが1の場合、m、sおよびnの合計は、1〜5であり;かつpが0であり、そしてsが1の場合、m、tおよびnの合計は、1〜5であり;
vは、0または1であり;
jおよびkは、別個に、1〜5であるが、但し、j、kおよびvの合計は、1〜5であり;
は、水素、(C〜C10)アルキル、(C〜C10)アルケニル、(C〜C10)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルケニル、R17−置換アリール、R17−置換ベンジル、R17−置換ベンジルオキシ、R17−置換アリールオキシ、ハロゲノ、−NR1415、NR1415(C〜Cアルキレン)−、NR1415C(O)(C〜Cアルキレン)−、−NHC(O)R16、OH、C〜Cアルコキシ、−OC(O)R16、−COR14、ヒドロキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル、NO、−S(O)0〜216、−SONR1415および−(C〜Cアルキレン)COOR14からなる群から選択される1〜3個の置換基であり、該置換基は、環炭素原子上にあり;Rがヘテロシクロアルキル環上の置換基である場合、Rは、定義したとおりであるか、または=Oもしくは
【化45】

であり;そしてRが置換可能環窒素上の置換基である場合、それは、水素、(C〜C)アルキル、アリール、(C〜C)アルコキシ、アリールオキシ、(C〜C)アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヒドロキシ、−(CH1〜6CONR1818
【化46】

であり、ここで、Jは、−O−、−NH−、−NR18−または−CH−であり;
およびRは、別個に、(C〜C)アルキル、−OR14、−O(CO)R14、−O(CO)OR16、−O(CH1〜5OR14、−O(CO)NR1415、−NR1415、−NR14(CO)R15、−NR14(CO)OR16、−NR14(CO)NR1519、−NR14SO16、−COOR14、−CONR1415、−COR14、−SONR1415、S(O)0〜216、−O(CH1〜10−COOR14、−O(CH1〜10CONR1415、−(C〜Cアルキレン)−COOR14、−CH=CH−COOR14、−CF、−CN、−NOおよびハロゲンからなる群から別個に選択される1〜3個の置換基からなる群から選択されり;
は、水素、(C〜C)アルキル、アリール(C〜C)アルキル、−C(O)R14または−COOR14であり;
およびR17は、別個に、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、−COOH、NO、−NR1415、OHおよびハロゲノからなる群から選択される1〜3個の基であり;
14およびR15は、別個に、水素、(C〜C)アルキル、アリールおよびアリール置換(C〜C)アルキルからなる群から選択され;
16は、(C〜C)アルキル、アリールまたはR17−置換アリールであり;
18は、水素または(C〜C)アルキルであり;そして
19は、水素、ヒドロキシまたは(C〜C)アルコキシである、
ステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物;
(3)式(V):
【化47】

で表わされるステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物であって、ここで、上記式(V)中:
Arは、アリール、R10−置換アリールまたはヘテロアリールであり;
Arは、アリールまたはR−置換アリールであり;
Arは、アリールまたはR−置換アリールであり;
XおよびYは、別個に、−CH−、−CH(低級アルキル)−および−C(ジ低級アルキル)−からなる群から選択され;
Rは、−OR、−O(CO)R、−O(CO)ORまたは−O(CO)NRであり;Rは、水素、低級アルキルまたはアリールであるか;またはRおよびRは、一緒になって、=Oであり;
qは、0または1であり;
rは、0、1または2であり;
mおよびnは、別個に、0、1、2、3、4または5であるが;但し、m、nおよびqの合計は、1、2、3、4または5であり;
は、低級アルキル、−OR、−O(CO)R、−O(CO)OR、−O(CH1〜5OR、−O(CO)NR、−NR、−NR(CO)R、−NR(CO)OR、−NR(CO)NR、−NRSO、−COOR、−CONR、−COR、−SONR、S(O)0〜2、−O(CH1〜10−COOR、−O(CH1〜10CONR、−(低級アルキレン)COORおよび−CH=CH−COORからなる群から別個に選択される1〜5個の置換基であり;
は、−OR、−O(CO)R、−O(CO)OR、−O(CH1〜5OR、−O(CO)NR、−NR、−NR(CO)R、−NR(CO)OR、−NR(CO)NR、−NRSO、−COOR、−CONR、−COR、−SONR、S(O)0〜2、−O(CH1〜10−COOR、−O(CH1〜10CONR、−CF、−CN、−NO、ハロゲン、−(低級アルキレン)COORおよび−CH=CH−COORからなる群から別個に選択される1〜5個の置換基であり;
、RおよびRは、別個に、水素、低級アルキル、アリールおよびアリール置換低級アルキルからなる群から選択され;
は、低級アルキル、アリールまたはアリール置換低級アルキルであり;そして
10は、低級アルキル、−OR、−O(CO)R、−O(CO)OR、−O(CH1〜5OR、−O(CO)NR、−NR、−NR(CO)R、−NR(CO)OR、−NR(CO)NR、−NRSO、−COOR、−CONR、−COR、−SONR、−S(O)0〜2、−O(CH1〜10−COOR、−O(CH1〜10CONR、−CF、−CN、−NOおよびハロゲンからなる群から選択される1〜5個の置換基である、
ステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物;
(4)式(VI):
【化48】

で表わされるステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物であって、ここで、上記式VI中、
は、
【化49】

であり;
およびRは、別個に、−CH−、−CH(低級アルキル)−、−C(ジ−低級アルキル)、−CH=CH−および−C(低級アルキル)=CH−からなる群より選択されるか;またはRは、隣接するRと一緒になってか、もしくはRは、隣接するRと一緒になって、−CH=CH−基または−CH=C(低級アルキル)−基を形成し;
uおよびvは、別個に、0、1、2または3であるが、但し、両方とも0にはならず;Rが−CH=CH−または−C(低級アルキル)=CH−の場合、vは、1であり;Rが−CH=CH−または−C(低級アルキル)=CH−の場合、uは、1であり;vが2または3の場合、Rは、同一または異なり得;かつ、uが2または3の場合、Rは、同一または異なり得;
は、以下:B−(CHC(O)−、ここで、mは、0、1、2、3、4または5である;B−(CH−、ここで、qは、0、1、2、3、4、5または6である;B−(CH−Z−(CH−、ここで、Zは、−O−、−C(O)−、フェニレン、−N(R)−または−S(O)0〜2−であり、eは、0、1、2、3、4または5であり、そしてrは、0、1、2、3、4または5であるが、但し、eおよびrの合計は、0、1、2、3、4、5または6である;B−(C〜Cアルケニレン)−;B−(C〜Cアルカジエニレン)−;B−(CH−Z−(C〜Cアルケニレン)−、ここで、Zは、上で定義したとおりであり、そしてtは、0、1、2または3であるが、但し、tと該アルケニレン鎖中の炭素原子数との合計は、2、3、4、5または6である;B−(CH−V−(CH−、ここで、Vは、C〜Cシクロアルキレンであり、fは、1、2、3、4または5であり、そしてgは、0、1、2、3、4または5であるが、但し、fおよびgの合計は、1、2、3、4、5または6である;B−(CH−V−(C〜Cアルケニレン)−またはB−(C〜Cアルケニレン)−V−(CH−、ここで、Vおよびtは、上で定義したとおりであるが、但し、tと該アルケニレン鎖中の炭素原子数との合計は、2、3、4、5または6である;B−(CH−Z−(CH−V−(CH−、ここで、ZおよびVは、上で定義したとおりであり、そしてa、bおよびdは、別個に、0、1、2、3、4、5または6であるが、但し、a、bおよびdの合計は、0、1、2、3、4、5または6である;またはT−(CH−、ここで、Tは、3〜6個の炭素原子のシクロアルキルであり、そしてsは、0、1、2、3、4、5または6である、
から選択されるか;または
およびRは、一緒になって、
【化50】

を形成し;
Bは、インダニル、インデニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、ヘテロアリールまたはW−置換ヘテロアリールから選択され、ここで、ヘテロアリールは、ピロリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、イミダゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、チエニル、オキサゾリルおよびフラニルからなる群から選択され、そして窒素含有ヘテロアリールについては、そのN−オキシド、または
【化51】

であり;
Wは、低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、低級アルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシ、アルコキシカルボニルアルコキシ、(低級アルコキシイミノ)−低級アルキル、低級アルカンジオイル、低級アルキル低級アルカンジオイル、アリールオキシ、−CF、−OCF、ベンジル、R−ベンジル、ベンジルオキシ、R−ベンジルオキシ、フェノキシ、R−フェノキシ、ジオキソラニル、NO、−N(R)(R)、N(R)(R)−低級アルキレン、N(R)(R)−低級アルキレニルオキシ−、OH、ハロゲノ、−CN、−N、−NHC(O)OR10−、−NHC(O)R10、R11SNH−、(R11S)N−、−S(O)NH、S(O)0〜2、第三級ブチルジメチルシリルオキシメチル、−C(O)R12、−COOR19、−CON(R)(R)、−CH=CHC(O)R12、−低級アルキレン−C(O)R12、Rl0C(O)(低級アルキレニルオキシ)−、N(R)(R)C(O)(低級アルキレニルオキシ)−、および環炭素原子上の置換基について、
【化52】

からなる群より別個に選択される1〜3個の置換基であり、該置換ヘテロアリール環窒素原子上の該置換基は、存在する場合、低級アルキル、低級アルコキシ、−C(O)OR10、−C(O)R10、OH、N(R)(R)−低級アルキレン−、N(R)(R)−低級アルキレニルオキシ、−S(O)NHおよび2−(トリメチルシリル)−エトキシメチルからなる群から選択され;
は、低級アルキル、低級アルコキシ、−COOH、NO、−N(R)(R)、OHおよびハロゲノからなる群から別個に選択される1〜3個の基であり;
およびRは、別個に、Hまたは低級アルキルから選択され;
10は、低級アルキル、フェニル、R−フェニル、ベンジルまたはR−ベンジルから選択され;
11は、OH、低級アルキル、フェニル、ベンジル、R−フェニルまたはR−ベンジルから選択され;
12は、H、OH、アルコキシ、フェノキシ、ベンジルオキシ、
【化53】

−N(R)(R)、低級アルキル、フェニルまたはR−フェニルから選択され; R13は、−O−、−CH−、−NH−、−N(低級アルキル)−または−NC(O)R19から選択され;
15、R16およびR17は、別個に、H、およびWについて定義した基からなる群から選択されるか;またはR15は、水素であり、そしてR16およびR17は、それらが結合する隣接炭素原子と一緒になって、ジオキソラニル環を形成し;
19は、H、低級アルキル、フェニルまたはフェニル低級アルキルであり;そして
20およびR21は、別個に、フェニル、W−置換フェニル、ナフチル、W−置換ナフチル、インダニル、インデニル、テトラヒドロナフチル、ベンゾジオキソリル、ヘテロアリール、W−置換ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール、W−置換ベンゾ縮合ヘテロアリールおよびシクロプロピルからなる群から選択され、ここで、ヘテロアリールは、上で定義したとおりである、
ステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物;
(5)式(VII):
【化54】

で表わされるステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物であって、ここで、上記式(VII)中:
Aは、−CH=CH−、−C≡C−または−(CH−であり、ここで、pは、0、1または2であり;
Bは、
【化55】

であり;
Eは、C10〜C20アルキルまたは−C(O)−(C〜C19)−アルキルであり、ここで、該アルキルは、直鎖または分枝、飽和または1個もしくはそれ以上の二重結合を含有しており;
Rは、水素、C〜C15アルキル、直鎖または分枝、飽和もしくは1個またはそれ以上の二重結合を含有しているか、またはB−(CH−であり、ここで、rは、0、1、2または3であり;
、RおよびRは、別個に、水素、低級アルキル、低級アルコキシ、カルボキシ、NO、NH、OH、ハロゲノ、低級アルキルアミノ、ジ低級アルキルアミノ、−NHC(O)OR、RSNH−および−S(O)NHからなる群から選択され;
は、
【化56】

であり、ここで、nは、0、1、2または3であり;
は、低級アルキルであり;そして
は、OH、低級アルキル、フェニル、ベンジルまたは置換フェニルであり、ここで、該置換基は、低級アルキル、低級アルコキシ、カルボキシ、NO、NH、OH、ハロゲノ、低級アルキルアミノおよびジ低級アルキルアミノからなる群から選択される1〜3個の基である、
ステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物;
(6)式(VIII):
【化57】

で表わされるステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物であって、ここで、上記式(VIII)中:
26は、HまたはOGであり;
GおよびGは、別個に、以下:
【化58】

からなる群から選択されるが、但し、R26がHまたはOHのとき、Gは、Hではなく; R、RおよびRは、別個に、H、−OH、ハロゲノ、−NH、アジド、(C〜C)アルコキシ(C〜C)−アルコキシまたは−W−R30からなる群から選択され;
Wは、別個に、−NH−C(O)−、−O−C(O)−、−O−C(O)−N(R31)−、−NH−C(O)−N(R31)−および−O−C(S)−N(R31)−からなる群から選択され;
およびRは、別個に、H、(C〜C)アルキル、アリールおよびアリール(C〜C)アルキルからなる群から選択され;
、R、R、R、R3aおよびR4aは、別個に、H、(C〜C)アルキル、アリール(C〜C)アルキル、−C(O)(C〜C)アルキルおよび−C(O)アリールからなる群から選択され;
30は、R32−置換T、R32−置換−T−(C〜C)アルキル、R32−置換−(C〜C)アルケニル、R32−置換−(C〜C)アルキル、R32−置換−(C〜C)シクロアルキルおよびR32−置換−(C〜C)シクロアルキル(C〜C)アルキルからなる群から選択され;
31は、Hおよび(C〜C)アルキルからなる群から選択され;
Tは、フェニル、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ベンゾチアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリルおよびピリジルからなる群から選択され;
32は、別個に、ハロゲノ、(C〜C)アルキル、−OH、フェノキシ、−CF、−NO、(C〜C)アルコキシ、メチレンジオキシ、オキソ、(C〜C)アルキルスルファニル、(C〜C)アルキルスルフィニル、(C〜C)アルキルスルホニル、−N(CH、−C(O)−NH(C〜C)アルキル、−C(O)−N((C〜C)アルキル)、−C(O)−(C〜C)アルキル、−C(O)−(C〜C)アルコキシおよびピロリジニルカルボニルからなる群から別個に選択される1〜3個の置換基から選択されるか;またはR32は、共有結合であり、そしてR31、それが結合する窒素、およびR32は、ピロリジニル、ピペリジニル、N−メチル−ピペラジニル、インドリニルまたはモルホリニル基を形成するか、または(C〜C)アルコキシカルボニル置換ピロリジニル、ピペリジニル、N−メチルピペラジニル、インドリニルまたはモルホリニル基を形成し;
Arは、アリールまたはR10−置換アリールであり;
Arは、アリールまたはR11−置換アリールであり;
Qは、結合、または該アゼチジノンの3位の環炭素と共にスピロ基
【化59】

を形成し;
は、以下:
−(CH−、ここで、qは、2〜6であるが、但し、Qがスピロ環を形成する場合、qはまた、0または1であり得る;
−(CH−E−(CH−、ここで、Eは、−O−、−C(O)−、フェニレン、−NR22−または−S(O)0〜2であり、eは、0〜5であり、そしてrは、0〜5であるが、但し、eおよびrの合計は、1〜6である;
−(C〜Cアルケニレン)−;および
−(CH−V−(CH−、ここで、Vは、C〜Cシクロアルキレンであり、fは、1〜5であり、そしてgは、0〜5であるが、但し、fおよびgの合計は、1〜6である、
からなる群から選択され;
12は、以下:
【化60】

であり;
13およびR14は、別個に、−CH−、−CH(C〜Cアルキル)−、−C(ジ−(C〜C)アルキル)、−CH=CH−および−C(C〜Cアルキル)=CH−であるか;またはR12は、隣接するR13と一緒になってか、もしくはR12は、隣接するR14と一緒になって、−CH=CH−基または−CH=C(C〜Cアルキル)−基を形成し;
aおよびbは、別個に、0、1、2または3であるが、但し、両方とも0にはならず; R13が−CH=CH−または−C(C〜Cアルキル)=CH−の場合、aは、1であり;
14が−CH=CH−または−C(C〜Cアルキル)=CH−の場合、bは、1であり;
aが2または3の場合、R13は、同一または異なり得;かつ
bが2または3の場合、R14は、同一または異なり得;そして
Qが結合である場合、Rはまた、以下:
【化61】

から選択され得、ここで、Mは、−O−、−S−、−S(O)−または−S(O)−であり;
X、YおよびZは、別個に、−CH−、−CH(C〜Cアルキル)−および−C(ジ−(C〜C)アルキル)からなる群から選択され;
10およびR11は、別個に、(C〜C)アルキル、−OR19、−O(CO)R19、−O(CO)OR21、−O(CH1〜5OR19、−O(CO)NR1920、−NR1920、−NR19(CO)R20、−NR19(CO)OR21、−NR19(CO)NR2025、−NR19SO21、−COOR19、−CONR1920、−COR19、−SONR1920、S(O)0〜221、−O(CH1〜10−COOR19、−O(CH1〜10CONR1920、−(C〜Cアルキレン)−COOR19、−CH=CH−COOR19、−CF、−CN、−NOおよびハロゲンからなる群から別個に選択される1〜3個の置換基からなる群から選択され;
15およびR17は、別個に、−OR19、−O(CO)R19、−O(CO)OR21および−O(CO)NR1920からなる群から選択され;
16およびR18は、別個に、水素、(C〜C)アルキルおよびアリールからなる群から選択されるか;またはR15およびR16は、一緒になって、=Oであるか、もしくはR17およびR18は、一緒になって、=Oであり;
dは、1、2または3であり;
hは、0、1、2、3または4であり;
sは、0または1であり;tは、0または1であり;m、nおよびpは、別個に、0〜4であるが;但し、sおよびtのうちの少なくとも1個は、1であり、そしてm、n、p、sおよびtの合計は、1〜6であり;pが0であり、そしてtが1の場合、m、sおよびnの合計は、1〜5であり;かつpが0であり、そしてsが1の場合、m、tおよびnの合計は、1〜5であり;
vは、0または1であり;
jおよびkは、別個に、1〜5であるが、但し、j、kおよびvの合計は、1〜5であり;そして
Qが結合であり、そしてRが、
【化62】

である場合、Arはまた、ピリジル、イソキサゾリル、フラニル、ピロリル、チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、ピラジニル、ピリミジニルまたはピリダジニルであり得;
19およびR20は、別個に、H、(C〜C)アルキル、アリールおよびアリール置換(C〜C)アルキルからなる群から選択され;
21は、(C〜C)アルキル、アリールまたはR24−置換アリールであり;
22は、H、(C〜C)アルキル、アリール(C〜C)アルキル、−C(O)R19または−COOR19であり;
23およびR24は、別個に、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、−COOH、NO、−NR1920、−OHおよびハロゲノからなる群から別個に選択される1〜3個の基であり;そして
25は、H、−OHまたは(C〜C)アルコキシである、
ステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物;および
(7)式(IX):
【化63】

で表わされるステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物であって、ここで、上記式(IX)中:
26は、以下:
a)OH;
b)OCH
c)フッ素;および
d)塩素、
からなる群から選択され;
は、以下:
【化64】

−SOH;天然および非天然アミノ酸、
からなる群から選択され;
R、RおよびRは、別個に、H、−OH、ハロゲノ、−NH、アジド、(C〜C)アルコキシ(C〜C)−アルコキシまたは−W−R30からなる群から選択され;
Wは、別個に、−NH−C(O)−、−O−C(O)−、−O−C(O)−N(R31)−、−NH−C(O)−N(R31)−および−O−C(S)−N(R31)−からなる群から選択され;
およびRは、別個に、H、(C〜C)アルキル、アリールおよびアリール(C〜C)アルキルからなる群から選択され;
、R、R、R、R3aおよびR4aは、別個に、H、(C〜C)アルキル、アリール(C〜C)アルキル、−C(O)(C〜C)アルキルおよび−C(O)アリールからなる群から選択され;
30は、別個に、R32−置換T、R32−置換−T−(C〜C)アルキル、R32−置換−(C〜C)アルケニル、R32−置換−(C〜C)アルキル、R32−置換−(C〜C)シクロアルキルおよびR32−置換−(C〜C)シクロアルキル(C〜C)アルキルからなる群から選択され;
31は、別個に、Hおよび(C〜C)アルキルからなる群から選択され;
Tは、別個に、フェニル、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ベンゾチアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリルおよびピリジルからなる群から選択され;
32は、別個に、H、ハロゲノ、(C〜C)アルキル、−OH、フェノキシ、−CF、−NO、(C〜C)アルコキシ、メチレンジオキシ、オキソ、(C〜C)アルキルスルファニル、(C〜C)アルキルスルフィニル、(C〜C)アルキルスルホニル、−N(CH、−C(O)−NH(C〜C)アルキル、−C(O)−N((C〜C)アルキル)、−C(O)−(C〜C)アルキル、−C(O)−(C〜C)アルコキシおよびピロリジニルカルボニルからなる群から別個に選択される1〜3個の置換基から選択されるか;またはR32は、共有結合であり、そしてR31、それが結合する窒素、およびR32は、ピロリジニル、ピペリジニル、N−メチル−ピペラジニル、インドリニルまたはモルホリニル基を形成するか、あるいは(C〜C)アルコキシカルボニル置換ピロリジニル、ピペリジニル、N−メチルピペラジニル、インドリニルまたはモルホリニル基を形成し;
Arは、アリールまたはR10−置換アリール;ピリジル、イソキサゾリル、フラニル、ピロリル、チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリダジニルであり;
Arは、アリールまたはR11−置換アリールであり;
Qは、−(CH−であり、ここで、qは、2〜6であり、該アゼチジノンの3位の環炭素と共にスピロ基
【化65】

を形成し;
12は、以下:
【化66】

であり;
13およびR14は、別個に、−CH−、−CH(C〜Cアルキル)−、−C(ジ−(C〜C)アルキル)、−CH=CH−および−C(C〜Cアルキル)=CH−であるか;またはR12は、隣接するR13と一緒になってか、もしくはR12は、隣接するR14と一緒になって、−CH=CH−基または−CH=C(C〜Cアルキル)−基を形成し;
aおよびbは、別個に、0、1、2または3であるが、但し、両方とも0にはならず;R13が−CH=CH−または−C(C〜Cアルキル)=CH−の場合、aは、1であり;R14が−CH=CH−または−C(C〜Cアルキル)=CH−の場合、bは、1であり;aが2または3の場合、R13は、同一または異なり得;かつ、bが2または3の場合、R14は、同一または異なり得;
10およびR11は、別個に、(C〜C)アルキル、−OR19、−O(CO)R19、−O(CO)OR21、−O(CH1〜5OR19、−O(CO)NR1920、−NR1920、−NR19(CO)R20、−NR19(CO)OR21、−NR19(CO)NR2025、−NR19SO21、−COOR19、−CONR1920、−COR19、−SONR1920、S(O)0〜221、−O(CH1〜10−COOR19、−O(CH1〜10CONR1920、−(C〜Cアルキレン)−COOR19、−CH=CH−COOR19、−CF、−CN、−NOおよびハロゲンからなる群から別個に選択される1〜3個の置換基からなる群から選択され;
19およびR20は、別個に、H、(C〜C)アルキル、アリールおよびアリール置換(C〜C)アルキルからなる群から選択され;
21は、(C〜C)アルキル、アリールまたはR24−置換アリールであり;
22は、H、(C〜C)アルキル、アリール(C〜C)アルキル、−C(O)R19または−COOR19であり;
23およびR24は、別個に、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、−COOH、NO、−NR1920、−OHおよびハロゲノからなる群から別個に選択される1〜3個の基であり;そして
25は、H、−OHまたは(C〜C)アルコキシである、
ステロール吸収阻害剤またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物、
からなる群から選択される少なくとも1種のステロール吸収阻害剤。

【公開番号】特開2007−211031(P2007−211031A)
【公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−141163(P2007−141163)
【出願日】平成19年5月28日(2007.5.28)
【分割の表示】特願2002−559066(P2002−559066)の分割
【原出願日】平成14年1月25日(2002.1.25)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】