説明

ホログラフィック記録媒体の再生及び/又は記録用の小型装置

【課題】本発明は、ホログラフィック記録媒体の再生及び/又は記録用の小型装置と、その様な装置に使用するフィルタ(17)に関する。
【解決手段】本発明によると、光ビームのための偏光フィルタ(17)は、外側領域(17a)及び内側領域(17b)を有し、外側領域(17a)と内側領域(17b)が、第1の偏光方向と第2の偏光方向に対して異なる光学的特性を持つ基板と、光ビームの偏光に影響を与え、基板に取り付けられる波長板(17c)とを備えており、波長板(17c)の、外側領域(17a)又は内側領域(17b)に対応する部分が、切替え可能となっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホログラフィック記録媒体の再生及び/又は記録用の小型装置と、その様な装置に使用するフィルタに関する。
【背景技術】
【0002】
ホログラフィックデータ記録において、デジタルデータは、2つのコヒーレントレーザビームの重ね合わせにより生成される干渉パターンを記録することで保存され、信号光と呼ばれる一方のビームは、空間光変調器により変調され、記録される情報を搬送している。第2のビームは、参照光としての役目を果たしている。干渉パターンは、干渉パターンの局所的な強度に応じた、記録材料の特定の性質の変化を引き起こす。記録されたホログラムの再生は、記録時と同じ条件の参照光でホログラムを照射することにより行われる。これは、記録された信号光の再生をもたらす。
【0003】
ホログラフィックデータ記録の利点は、データ容量の増加である。従来の光記録媒体とは異なり、単一又は幾つかの2次元の層ではなく、ホログラフィック記録媒体の体積が、情報の保存のために利用される。ホログラフィックデータ記録の他の利点は、例えば、2つのビーム間の角度の変更や、シフト多重の使用等により、同じ体積に複数のデータを保存できる可能性があることである。更に、単一ビットの保存ではなく、データはデータページとして保存される。典型的には、データページは、明暗パターンのマトリックス、つまり、複数ビットを符号化した、2次元の2値アレイ又はグレー値のアレイにより構成されている。これは、記録密度の増加に加え、データレートの増加を達成することを可能にする。データページは、空間光変調器(SLM)により信号光に刻み込まれ、検出器アレイにより検出される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、ホログラフィック記録媒体の再生及び/又は記録用の小型装置の実現を可能とする光学素子と、その様な光学素子を使用する、ホログラフィック記録媒体の再生及び/又は記録装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によると、上記目的は、外側領域及び内側領域を有し、外側領域と内側領域が、第1の偏光方向と第2の偏光方向に対して異なる光学的特性を持つ基板と、光ビームの偏光に影響を与え、基板に取り付けられる波長板とを備えており、波長板の、外側領域又は内側領域に対応する部分が、切替え可能である、光ビームのための偏光フィルタにより達成される。
【0006】
波長板は、偏光に影響を与える状態と、偏光に影響を与えない状態との間で切替え可能である。他の実施形態において、波長板は、偏光に対して異なる影響を与える2つ以上の状態間で切替え可能である。偏光フィルタは、偏光に対する感度の高いピンホールであると見なすことができ、フーリエフィルタ及びビーム結合器として同時に機能する。このフィルタは、ホログラフィック記録媒体の再生及び/又は記録装置において有利に使用される。このフィルタは、装置のフーリエ面に配置され、記録時には、信号光と参照光を効果的に結合し、再生時には、参照光と再生された信号光を分離することを可能にする。
【0007】
偏光フィルタは、透過型フィルタ又は反射型フィルタである。透過型フィルタの場合、内側領域は、第1の偏光方向に対する高い透過率と、第2の偏光方向に対する低い透過率を有している一方、外側領域は、第1の偏光方向に対する低い透過率と、第2の偏光方向に対する高い透過率を有している。この場合、切替え可能な波長板は、半波長板である。透過型フィルタは、ホログラフィック記録媒体の再生及び/又は記録装置の光学的経路内に容易に組み込むことができるという利点がある。フィルタが、反射型フィルタであるとき、外側領域は、第1の偏光方向に対する低い反射率と、第2の偏光方向に対する高い反射率を有し、内側領域は、第1の偏光方向に対する高い反射率と、第2の偏光方向に対する低い反射率を有している。この場合、切替え可能な波長板は、1/4波長板である。反射型フィルタは、偏光に応じた反射率を、コーティングにより容易に実現できるという利点がある。
【0008】
好ましくは、波長板の内側領域に対応する部分は、穴又は切替え不可能である。他の実施形態として、波長板の外側領域が切替え不可能又は省略されていて、内側領域に対応する部分のみが切替え可能である。波長板は、液晶素子により有利に実現される。この様に、波長板は安価であり、製造は簡単である。
【0009】
外側領域及び内側領域は、好ましくは、サブ波長格子を含んでいる。その様な格子は、非常に強い偏光依存性を示す。よって、その様な格子は、偏光依存特性を効果的に実現することを可能にする。
【0010】
サブ波長格子は、光学システム内での迷光を避けるため、透過させない又は反射させない光を、十分大きな角度、例えば、10度以上、で屈折する様に、有利に設計される。これは、透過又は反射させない光が、0次以外の他の次数の回折光に屈折されることを意味している。迷光の回避は、記録されたホログラムのコントラストと、再生された物体光のコントラストを改善する。もちろん、選択する角度は、ホログラフィック記録媒体の再生及び/又は記録装置に使用する光学系の構成に依存する。
【0011】
本発明の更なる特徴によれば、ホログラフィック記録媒体の再生及び/又は記録装置は、信号光及び/又は参照光を、ホログラフィック記録媒体に結像させる4fシステムと、再生された信号光と参照光を分離する、本発明による偏光フーリエフィルタとを備えている。装置は、単一の4f結像システムのみを必要とし、よって、たいへん小型に実現できる。4fシステムのフーリエ面に位置している偏光フィルタは、依然、参照光と再生された信号光の確実な分離を可能としている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明のより良い理解のために、本発明について以下では図面を用いて詳細に説明する。本発明は、この典型的な実施形態に限定されるものではなく、特定された特徴については、本発明の範囲から逸脱しない組合せ及び/又は修正が可能である。
【0013】
図1は、本発明による偏光ピンホールフーリエフィルタを示している。偏光ピンホールフーリエフィルタは、提案システムの主要部品の1つである。偏光ピンホールフーリエフィルタ17は、2つの異なる領域17a及び17bを有する透過型基板で構成されている。外側領域17aは、第1の偏光方向、例えばx方向に対する透過率は0であり、第2の偏光方向、例えばy方向に対する透過率は1である。中央の円形領域(開口)17bは、第1の偏光方向に対する透過率は1であり、第2の偏光方向に対する透過率は0である。もちろん、外側領域17aと内側領域17bの偏光方向に対する透過率の依存関係は、同様に逆にすることができる。領域17a、17bは、例えば、非常に強い偏光依存性を示すサブ波長格子を用いて製造することができる。好ましくは、サブ波長格子は、透過させない光を十分大きな角度で屈折し、屈折された光が、光学的経路の下流にあるいずれの部品の開口も通過しない様に設計される。上述した例において、第1の偏光方向は、第2の偏光方向に対して垂直である。他の実施形態として、2つの偏光方向は、右及び左円偏光である。
【0014】
偏光ピンホールフーリエフィルタ17は、基板に取り付けられ、カバー層17dで覆われた、電気的に制御される半波長板(λ/2板)17cを有している。電気的に制御される半波長板17cは、好ましくは、液晶素子により構成される。図1に示す半波長板17cは、内側領域17bに対応する中央部に穴があるように設計される。代替案として、半波長板17cの中央部は、印加される電界に影響されない様に、つまり、切替不可能にする。両方の場合において、内部領域17bを通過する光の偏光状態は、電気的に制御される半波長板17cによって影響を受けない。更なる代替案として、半波長板17cの外側部分を切替え不可能にする一方、内部領域17bに、切替え可能領域を設けることも同様に可能である。
【0015】
図2は、ホログラフィック記録媒体の再生及び/又は記録装置を概略的に示す図である。レーザ1により放射された光ビーム28は、必要に応じてビーム整形器2で整形され、コリメータレンズ3で平行光にされる。第1の偏光ビームスプリッタ(PBS)5は、入力光ビーム28を、参照光25と信号光24に分割する。第1の偏光ビームスプリッタ(PBS)5の前段に位置する回転可能な半波長板4は、参照光25と信号光24の強度比を設定するために用いる。参照光25の偏光方向は、第2の半波長板10により回転される。参照光25は、空間光変調器13に送られる前に、第2の偏光ビームスプリッタ11を通過する。空間光変調器13は、様々な多重テクニックの実現を可能とし、好ましくは、複数画素、例えば、256×256画素以上の画素を持つ位相変調器を少なくとも備えており、反射ビームにπ/2の位相シフトを与える。第1の1/4波長板(λ/4板)12が、第2の偏光ビームスプリッタ11と、空間光変調器13の間に設けられる。第1の1/4波長板12を2度通過した後、参照光25は、第2の偏光ビームスプリッタ11により、第3の半波長板14及び第3の偏光ビームスプリッタ15の方向に反射される。レンズ16、18の組は、いわゆる4−f結像システムを形成する。図1の偏光フーリエフィルタ17は、2つのレンズ16と18の間のフーリエ面内に位置している。空間光変調器13は、例えば、複数の部分参照光を生成することで、偏光フーリエフィルタ17の位置において複数の別々の焦点を結ぶ様に、参照光25を変更する。最も簡単な例において、空間光変調器13は回折素子である。この場合、シフト多重のみが用いられる。フィルタ17は、参照光25の0次成分をブロックし、より高次の成分のみを透過させる。透過成分の偏光方向は、ホログラムの記録であるか、再生であるかに応じて、組み込まれた電気的に制御される半波長板17cにより90°回転される。最後に、参照光25は、第2の1/4波長板19へ送られ、対物レンズ20によりホログラフィック記録媒体22で合焦する。
【0016】
第1の偏光ビームスプリッタ5を透過した光は、信号光24を表している。信号光24は、第4の偏光ビームスプリッタ7を通過して、反射型振幅変調器(又は空間光変調器:SLM)9に突き当たる。更に、この光学系の構成は、透過型SLM9を利用する様な変更が可能である。第3の1/4波長板8は、反射した信号光が、第4の偏光ビームスプリッタ7により、切替え可能な第4の半波長板23の方に、その方向を変えられることを確実にする。信号光24は、第3の偏光ビームスプリッタ15により方向を代えられ、レンズ16、18の組により、対物レンズ20の瞳の中で結像する。信号光24は、第2の1/4波長板19を通過した後、ホログラフィック記録媒体22で合焦する。信号光は、偏光フーリエフィルタ17により低域通過フーリエフィルタリングされている。
【0017】
以下、記録処理について説明する。ホログラムを記録するため、SLM9は、記録するデータを、信号光24に渡す。信号光24は、偏光フーリエフィルタ17により低域通過フィルタリングされ、必要に応じて配置される第2の1/4波長板19を通過し、ホログラフィック媒体22で合焦する。ホログラフィック媒体内で、信号光24は、円偏光である。参照光25の波面は、位相及び振幅についてのSLM13により設定される。また、偏光方向が信号光24とは直交している参照光25は、偏光フーリエフィルタ17により高域通過フィルタリングされる。フィルタ17の電気的に制御される半波長板17cは、オフに切替え、つまり、信号光24の偏光方向を変化させない。必要に応じて配置される第2の1/4波長板19は、参照光25の偏光を、円偏光に変換する。よって、ホログラムの生成に係わる干渉光は、反射した信号光24と入力する信号光24の組と、入力する信号光24と反射した参照光27の組のみとなる。反射は、ホログラフィック記録媒体22の反射層21で生じる。
【0018】
有利には、振幅変調器も、空間光変調器13に組み込まれる。総ての波面は、単一面内における、空間的な振幅及び位相分布により一意に決定されるので、位相及び振幅変調器の組合せは、最大数の多重状態を可能にする。更に、振幅変調器を用い、対物レンズ20の開口の半分にあたる光を消すことで、ハーフコーン参照光を生成することが可能になる。これは、変調器13及び対物レンズ20の瞳面を、レンズ16及び18により形成される共役面に配置することで可能である。
【0019】
再生処理を図3に示す。記録処理で使用したのと同じ参照光25がSLM13により生成される。前と同様に、参照光25は、偏光フーリエフィルタ17により高域通過フィルタリングされる。しかしながら、今回、電気的に制御される半波長板17cはオンに切り替えられ、その結果、偏光は90度回転する。ビームは、第2の1/4波長板19を通過し、ホログラフィック記録媒体22に送られる。これは、円偏光の方向が、記録処理で用いられた円偏光の方向とは反対であることを意味する。結果、再生された信号光26の円偏光の方向も反対になる。第2の1/4波長板19を通過後、再生された信号光26の偏光は、偏光フーリエフィルタ17の通過が可能な方向の直線偏光である。再生された信号光26は、第3の偏光ビームスプリッタ15により方向が代えられ、再生された信号光26を、第4の偏光ビームスプリッタ7の通過が可能な状態にする、切替え可能な第4の半波長板23を通過する。最後に、再生された信号光26は、アレイ検出器6で結像する。反射した参照光27は、偏光フーリエフィルタ17でブロックされる。電気的に制御可能な半波長板17cをオンとして、ホログラフィック記録媒体22に記録することも同様に可能である。その場合、再生時には、電気的に制御可能な半波長板17cをオフとする。
【0020】
この典型的な構成において、アレイ検出器6、SLM13及びSLM9からレンズ16への距離は、レンズ16の焦点距離に対応している。さもなければ、偏光フーリエフィルタ17は、正常に動作しない。
【0021】
第2の1/4波長板19を用いることなくシステムを動作させることも可能である。この場合、偏光フーリエフィルタ17の電気的に制御される半波長板17cは、記録及び再生の間、オン状態とされ、その結果、参照光25及び信号光24の偏光方向は平行である。これは、その様な他の実施形態において、電気的に制御される半波長板17cを、切り替えできない半波長板に置き換えることを意味している。
【0022】
図4は、反射型SLMに代えて、透過型SLM9及び13を使用する、変更した光学系の構成を示している。反射型SLMは素早い切替えが可能であるが、この変更した光学系の構成は、第1の1/4波長板12及び第3の1/4波長板8を必要としないという利点がある。第4のPBS11は、ミラーに置き換えられる。
【0023】
透過型の偏光フーリエフィルタ17ではなく、反射型の偏光フーリエフィルタでも実現可能である。これを図5に示す。この場合、反射した光ビームを、入力する光ビーム25、26から分離することを可能にするため、偏光フーリエフィルタ17は、光軸に対して少し傾けられる。結果として、内側領域17bは、楕円形となる。更に、電気的に制御される半波長板17cは、電気的に制御される1/4波長板17eに置き換えられる。光ビーム25、26を反射するため、偏光フーリエフィルタ17にはミラー層17fが設けられる。図5において、ミラー層17fは、カバー層17dを置き換えている。もちろん、カバー層17dの上にも配置できる。
【0024】
上述した実施形態における光学部品の幾つかは、もちろん、同等の機能を有する他の部品と置換可能であり、幾つかの構成においては省略さえ可能である。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明による透過型偏光ピンホールフーリエフィルタを示す図である。
【図2】記録時のホログラフィック記録装置の概略図である。
【図3】図2と同じ装置の再生時を示す図である。
【図4】透過型SLM使用時の変更された光学的構成を示す図である。
【図5】本発明による反射型偏光ピンホールフーリエフィルタを示す図である。
【符号の説明】
【0026】
1 レーザ
2 ビーム整形器
3 コリメータレンズ
4、10、14、23 半波長板
5、7、11、15 偏光ビームスプリッタ
6 アレイ検出器
8、12、19 1/4波長板
9、13 空間光変調器
16、18 レンズ
17 偏光ピンホールフーリエフィルタ
17a 外側領域
17b 内側領域
17c 電気的に制御される半波長板
17d カバー層
17e 電気的に制御される1/4半波長板
17f ミラー層
20 対物レンズ
21 反射層
22 ホログラフィック記録媒体
24 信号光
25 参照光
26 再生された信号光
27 反射した参照光
28 光ビーム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外側領域(17a)及び内側領域(17b)を有し、該外側領域と該内側領域が、第1の偏光方向と第2の偏光方向に対して異なる光学的特性を持つ、基板と、
光ビームの偏光に影響を与え、前記基板に取り付けられる波長板(17c)と、
を備えており、
前記波長板(17c)の、前記外側領域(17a)又は前記内側領域(17b)に対応する部分が、切替え可能である、
光ビームのための偏光フィルタ(17)。
【請求項2】
前記外側領域(17a)は、第1の偏光方向に対する低い反射率と、第2の偏光方向に対する高い反射率を有しており、
前記内側領域(17b)は、第1の偏光方向に対する高い反射率と、第2の偏光方向に対する低い反射率を有しており、
前記波長板(17c)は、1/4波長板である、
請求項1に記載の偏光フィルタ。
【請求項3】
前記外側領域(17a)は、第1の偏光方向に対する低い透過率と、第2の偏光方向に対する高い透過率を有しており、
前記内側領域(17b)は、第1の偏光方向に対する高い透過率と、第2の偏光方向に対する低い透過率を有しており、
前記波長板(17c)は、半波長板である、
請求項1に記載の偏光フィルタ。
【請求項4】
前記波長板(17c)の前記内側領域(17b)対応する部分が、穴又は切替え不可能である、あるいは、前記波長板(17c)の前記外側領域(17a)に対応する部分が、切替え不可能又は省略されており、前記内側領域(17b)に対応する部分のみが切替え可能である、
請求項1から3のいずれか1項に記載の偏光フィルタ。
【請求項5】
前記波長板(17c)は、液晶素子である、
請求項1から4のいずれか1項に記載の偏光フィルタ。
【請求項6】
前記外側領域(17a)及び前記内側領域(17b)は、サブ波長格子を含んでいる、
請求項1から5のいずれか1項に記載の偏光フィルタ。
【請求項7】
前記サブ波長格子は、光学システム内での迷光を避けるため、透過させない又は反射させない光を、十分大きな角度で屈折する様に設計されている、
請求項6に記載の偏光フィルタ。
【請求項8】
前記角度は、少なくとも10度である、
請求項7に記載の偏光フィルタ。
【請求項9】
信号光(24)及び/又は参照光(25)を、ホログラフィック記録媒体(22)に結像させる4fシステム(16、18)と、
再生された信号光(26)と前記参照光(25)を分離する、請求項1から8のいずれか1項に記載の偏光フィルタ(17)と、
を備えているホログラフィック記録媒体(22)の再生及び/又は記録装置。
【請求項10】
前記偏光フィルタ(17)は、4fシステム(16、18)のフーリエ面に位置している、
請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記偏光フィルタ(17)は、切替え不可能な波長板(17c)を有している、
請求項9又は10に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−91014(P2008−91014A)
【公開日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2007−259714(P2007−259714)
【出願日】平成19年10月3日(2007.10.3)
【出願人】(501263810)トムソン ライセンシング (2,848)
【氏名又は名称原語表記】Thomson Licensing 
【住所又は居所原語表記】46 Quai A. Le Gallo, F−92100 Boulogne−Billancourt, France
【Fターム(参考)】