説明

ポリペプチド、抗体可変ドメイン、およびアンタゴニスト

本発明は、プロテアーゼによる分解に対して耐性である抗TNFR1ポリペプチドおよび抗体単一可変ドメイン(dAb)、ならびにこれらを含むアンタゴニストに関する。該ポリペプチド、dAb、およびアンタゴニストは、例えば、肺内投与、経口投与、患者の肺への送達、および患者の消化管への送達のため、ならびに関節炎またはCOPDなど炎症性疾患を治療するために患者に投与される場合に、プロテアーゼと遭遇する可能性の高い治療法および/または予防法に有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
DOM1h-131-511のアミノ酸配列(図3に示す)と少なくとも95%同一なアミノ酸配列を含む抗TNFα受容体1型(TNFR1;p55)免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項2】
位置53においてアスパラギン酸を含む(番号付けは、Kabatによる)、請求項1に記載の免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項3】
位置91においてヒスチジンを含む(番号付けは、Kabatによる)、請求項1または2に記載の免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項4】
DOM1h-131-511、DOM1h-131-201、DOM1h-131-202、DOM1h-131-203、DOM1h-131-204、およびDOM1h-131-205からなる群から選択されるアミノ酸配列(図3に示す)と同一なアミノ酸配列を含む抗TNFα受容体1型(TNFR1;p55)免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項5】
DOM1h-131-511のヌクレオチド配列(図19に示す)と少なくとも80%同一なヌクレオチド配列によりコードされる抗TNFα受容体1型(TNFR1;p55)免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項6】
DOM1h-131-511、DOM1h-131-201、DOM1h-131-202、DOM1h-131-203、DOM1h-131-204、またはDOM1h-131-205のヌクレオチド配列(図3に示す)と同一な配列によりコードされる抗TNFα受容体1型(TNFR1;p55)免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の抗TNFα受容体1型(TNFR1;p55)免疫グロブリン単一可変ドメインを含むTNFR1アンタゴニスト。
【請求項8】
第1および第2の免疫グロブリン単一可変ドメインを含み、各可変ドメインが請求項1〜6のいずれか1項に記載されたものである、請求項7に記載のアンタゴニスト。
【請求項9】
前記単一可変ドメインの単量体または前記単一可変ドメインのホモ二量体を含む、請求項7または8に記載のアンタゴニスト。
【請求項10】
前記または各単一可変ドメインのアミノ酸配列が、アミノ酸配列DOM1h-131-511、DOM1h-131-201、DOM1h-131-202、DOM1h-131-203、DOM1h-131-204、またはDOM1h-131-205(図3に示す)と同一である、請求項7、8、または9に記載のアンタゴニスト。
【請求項11】
DOM1h-131-511、DOM1h-131-201、DOM1h-131-202、DOM1h-131-203、DOM1h-131-204、およびDOM1h-131-205から選択されるアミノ酸配列(図3に示す)と同一であるか、または前記選択された配列と25ヵ所以下のアミノ酸位置で異なり、前記選択された配列のCDR1配列と少なくとも50%同一なCDR1配列を有するアミノ酸配列を含む抗TNFα受容体1型(TNFR1;p55)免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項12】
DOM1h-131-511、DOM1h-131-201、DOM1h-131-202、DOM1h-131-203、DOM1h-131-204、およびDOM1h-131-205から選択されるアミノ酸配列(図3に示す)と同一であるか、または前記選択されたアミノ酸配列と25ヵ所以下のアミノ酸位置で異なり、前記選択された配列のCDR2配列と少なくとも50%同一なCDR2配列を有するアミノ酸配列を含む抗TNFα受容体1型(TNFR1;p55)免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項13】
DOM1h-131-511、DOM1h-131-201、DOM1h-131-202、DOM1h-131-203、DOM1h-131-204、およびDOM1h-131-205から選択されるアミノ酸配列(図3に示す)と同一であるか、または前記選択されたアミノ酸配列と25ヵ所以下のアミノ酸位置で異なり、前記選択された配列のCDR3配列と少なくとも50%同一なCDR3配列を有するアミノ酸配列を含む抗TNFα受容体1型(TNFR1;p55)免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項14】
DOM1h-131-511、DOM1h-131-201、DOM1h-131-202、DOM1h-131-203、DOM1h-131-204、およびDOM1h-131-205から選択されるアミノ酸配列(図3に示す)と同一であるか、または前記選択されたアミノ酸配列と25ヵ所以下のアミノ酸位置で異なり、前記選択された配列のCDR1配列と少なくとも50%同一なCDR1配列を有し、前記選択された配列のCDR2配列と少なくとも50%同一なCDR2配列を有するアミノ酸配列を含む抗TNFα受容体1型(TNFR1;p55)免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項15】
DOM1h-131-511、DOM1h-131-201、DOM1h-131-202、DOM1h-131-203、DOM1h-131-204、およびDOM1h-131-205から選択されるアミノ酸配列(図3に示す)と同一であるか、または前記選択されたアミノ酸配列と25ヵ所以下のアミノ酸位置で異なり、前記選択された配列のCDR1配列と少なくとも50%同一なCDR1配列を有し、前記選択された配列のCDR3配列と少なくとも50%同一なCDR3配列を有するアミノ酸配列を含む抗TNFα受容体1型(TNFR1;p55)免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項16】
DOM1h-131-511、DOM1h-131-201、DOM1h-131-202、DOM1h-131-203、DOM1h-131-204、およびDOM1h-131-205から選択されるアミノ酸配列(図3に示す)と同一であるか、または前記選択されたアミノ酸配列と25ヵ所以下のアミノ酸位置で異なり、前記選択された配列のCDR2配列と少なくとも50%同一なCDR2配列を有し、前記選択された配列のCDR3配列と少なくとも50%同一なCDR3配列を有するアミノ酸配列を含む抗TNFα受容体1型(TNFR1;p55)免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項17】
DOM1h-131-511、DOM1h-131-201、DOM1h-131-202、DOM1h-131-203、DOM1h-131-204、およびDOM1h-131-205から選択されるアミノ酸配列(図3に示す)と同一であるか、または前記選択されたアミノ酸配列と25ヵ所以下のアミノ酸位置で異なり、前記選択された配列のCDR1配列と少なくとも50%同一なCDR1配列を有し、前記選択された配列のCDR2配列と少なくとも50%同一なCDR2配列を有し、前記選択された配列のCDR3配列と少なくとも50%同一なCDR3配列を有するアミノ酸配列を含む抗TNFα受容体1型(TNFR1;p55)免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項18】
DOM1h-131-511、DOM1h-131-201、DOM1h-131-202、DOM1h-131-203、DOM1h-131-204、およびDOM1h-131-205から選択されるアミノ酸配列(図3に示す)のCDR1配列と少なくとも50%同一なCDR1配列を有するTNFα受容体1型(TNFR1;p55)アンタゴニスト。
【請求項19】
DOM1h-131-511、DOM1h-131-201、DOM1h-131-202、DOM1h-131-203、DOM1h-131-204、およびDOM1h-131-205から選択されるアミノ酸配列(図3に示す)のCDR1配列と少なくとも50%同一なCDR2配列を有するTNFα受容体1型(TNFR1;p55)アンタゴニスト。
【請求項20】
DOM1h-131-511、DOM1h-131-201、DOM1h-131-202、DOM1h-131-203、DOM1h-131-204、およびDOM1h-131-205から選択されるアミノ酸配列(図3に示す)のCDR3配列と少なくとも50%同一なCDR3配列を有するTNFα受容体1型(TNFR1;p55)アンタゴニスト。
【請求項21】
DOM1h-131-511、DOM1h-131-201、DOM1h-131-202、DOM1h-131-203、DOM1h-131-204、およびDOM1h-131-205から選択されるアミノ酸配列(図3に示す)のCDR1配列と少なくとも50%同一なCDR1配列、ならびに前記選択された配列のCDR2配列と少なくとも50%同一なCDR2配列を有するTNFα受容体1型(TNFR1;p55)アンタゴニスト。
【請求項22】
DOM1h-131-511、DOM1h-131-201、DOM1h-131-202、DOM1h-131-203、DOM1h-131-204、およびDOM1h-131-205から選択されるアミノ酸配列(図3に示す)のCDR1配列と少なくとも50%同一なCDR1配列、ならびに前記選択された配列のCDR3配列と少なくとも50%同一なCDR3配列を有するTNFα受容体1型(TNFR1;p55)アンタゴニスト。
【請求項23】
DOM1h-131-511、DOM1h-131-201、DOM1h-131-202、DOM1h-131-203、DOM1h-131-204、およびDOM1h-131-205から選択されるアミノ酸配列(図3に示す)のCDR2配列と少なくとも50%同一なCDR2配列、ならびに前記選択された配列のCDR3配列と少なくとも50%同一なCDR3配列を有するTNFα受容体1型(TNFR1;p55)アンタゴニスト。
【請求項24】
DOM1h-131-511、DOM1h-131-201、DOM1h-131-202、DOM1h-131-203、DOM1h-131-204、およびDOM1h-131-205から選択されるアミノ酸配列(図3に示す)のCDR1配列と少なくとも50%同一なCDR1配列、前記選択された配列のCDR2配列と少なくとも50%同一なCDR2配列、ならびに前記選択された配列のCDR3配列と少なくとも50%同一なCDR3配列を有するTNFα受容体1型(TNFR1;p55)アンタゴニスト。
【請求項25】
DOM1h-131-511、DOM1h-131-201、DOM1h-131-202、DOM1h-131-203、DOM1h-131-204、およびDOM1h-131-205から選択されるアミノ酸配列(図3に示す)のCDR1配列、CDR2配列、および/またはCDR3配列を含む免疫グロブリン単一可変ドメインを含むTNFα受容体1型(TNFR1;p55)アンタゴニスト。
【請求項26】
TNFR1に対する結合について、DOM1h-131-511、DOM1h-131-201、DOM1h-131-202、DOM1h-131-203、DOM1h-131-204、またはDOM1h-131-205から選択されるアミノ酸配列と競合するTNFα受容体1型(TNFR1;p55)アンタゴニスト。
【請求項27】
TNFα受容体1型(TNFR1;p55)結合部位を含む免疫グロブリン単一可変ドメインであって、
(i)37℃で少なくとも1時間の時間(t)にわたり、少なくとも10マイクログラム/mlの濃度(c)のプロテアーゼ;または
(ii)30℃で少なくとも1時間の時間(t)にわたり、少なくとも40マイクログラム/mlの濃度(c')のプロテアーゼ
とインキュベートした場合に、プロテアーゼに対して耐性であり、
DOM1h-131-511、DOM1h-131-201、DOM1h-131-202、DOM1h-131-203、DOM1h-131-204、およびDOM1h-131-205のアミノ酸配列と少なくとも90%同一なアミノ酸配列を含む、上記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項28】
濃度(cまたはc')が、少なくとも100または1000マイクログラム/mlのプロテアーゼである、請求項27に記載の可変ドメイン。
【請求項29】
時間(t)が、1、3、もしくは24時間、または一晩である、請求項27または28に記載の可変ドメイン。
【請求項30】
可変ドメインが条件(i)の下で耐性であり、濃度(c)が10または100マイクログラム/mlのプロテアーゼであり、時間(t)が1時間である、請求項27に記載の可変ドメイン。
【請求項31】
可変ドメインが条件(ii)の下で耐性であり、濃度(c')が40マイクログラム/mlのプロテアーゼであり、時間(t)が3時間である、請求項27に記載の可変ドメイン。
【請求項32】
プロテアーゼが、トリプシン、エラスターゼ、ロイコザイム、およびパンクレアチンから選択される、請求項27〜31のいずれか1項に記載の可変ドメイン。
【請求項33】
プロテアーゼがトリプシンである、請求項27〜32のいずれか1項に記載の可変ドメイン。
【請求項34】
トリプシンと、エラスターゼ、ロイコザイム、およびパンクレアチンから選択される少なくとも1種の他のプロテアーゼとに対して耐性である、請求項27〜33のいずれか1項に記載の可変ドメイン。
【請求項35】
条件(i)または(ii)の下におけるインキュベーション後、TNFR1に特異的に結合する、請求項27〜34のいずれか1項に記載の可変ドメイン。
【請求項36】
条件(i)または(ii)の下におけるインキュベーション後のELISAにおいて、少なくとも0.404のOD450結果を有する、請求項35に記載の可変ドメイン。
【請求項37】
条件(i)または(ii)の下におけるインキュベーション後において、プロテインAまたはプロテインLに特異的に結合する、請求項27〜36のいずれか1項に記載の可変ドメイン。
【請求項38】
条件(i)または(ii)の下におけるインキュベーション後のゲル電気泳動法において実質的に単一バンドを示す、請求項27〜37のいずれか1項に記載の可変ドメイン。
【請求項39】
請求項27〜38のいずれか1項に記載の可変ドメインを含む、TNFα受容体1型(TNFR1;p55)アンタゴニスト。
【請求項40】
経口送達のための、請求項39に記載のTNFR1アンタゴニスト。
【請求項41】
患者の消化管への送達のための、請求項39または40に記載のTNFR1アンタゴニスト。
【請求項42】
経口送達用医薬の製造における、請求項39に記載のTNFR1アンタゴニストの使用。
【請求項43】
患者の消化管への送達用医薬の製造における、請求項39に記載のTNFR1アンタゴニストの使用。
【請求項44】
可変ドメインが、トリプシン、エラスターゼ、および/またはパンクレアチンに対して耐性である、請求項39、40、もしくは41に記載のアンタゴニスト、または請求項42もしくは43に記載の使用。
【請求項45】
肺内送達のための、請求項39に記載のTNFR1アンタゴニスト。
【請求項46】
患者の肺への送達のための、請求項39または45に記載のTNFR1アンタゴニスト。
【請求項47】
肺内送達用医薬の製造における、請求項39に記載のTNFR1アンタゴニストの使用。
【請求項48】
患者の肺への送達用医薬の製造における、請求項39に記載のTNFR1アンタゴニストの使用。
【請求項49】
可変ドメインがロイコザイムに対して耐性である、請求項45もしくは46に記載のアンタゴニスト、または請求項47もしくは48に記載の使用。
【請求項50】
医薬の経口送達または患者の消化管もしくは患者の肺組織への送達の方法であって、請求項39に記載の薬学的有効量のTNFR1アンタゴニストを患者に投与するステップを含む、上記方法。
【請求項51】
炎症状態の治療および/または予防のための、請求項39に記載のTNFR1アンタゴニスト。
【請求項52】
炎症状態の治療用および/または予防用医薬の製造における、請求項39に記載のTNFR1アンタゴニストの使用。
【請求項53】
前記状態が、関節炎、多発性硬化症、炎症性大腸疾患、および慢性閉塞性肺疾患からなる群から選択される、請求項51に記載のアンタゴニスト、または請求項52に記載の使用。
【請求項54】
前記関節炎が、関節リウマチまたは若年性関節リウマチである、請求項53に記載のアンタゴニストまたは使用。
【請求項55】
前記炎症性大腸疾患が、クローン病および潰瘍性大腸炎からなる群から選択される、請求項53に記載のアンタゴニストまたは使用。
【請求項56】
前記慢性閉塞性肺疾患が、慢性気管支炎、慢性閉塞性気管支炎、および肺気腫からなる群から選択される、請求項53に記載のアンタゴニストまたは使用。
【請求項57】
前記肺炎が細菌性肺炎である、請求項53に記載のアンタゴニストまたは使用。
【請求項58】
前記細菌性肺炎がブドウ球菌性肺炎である、請求項57に記載のアンタゴニストまたは使用。
【請求項59】
呼吸器疾患の治療および/または予防のための、請求項39に記載のTNFR1アンタゴニスト。
【請求項60】
呼吸器疾患の治療用および/または予防用医薬の製造における、請求項39に記載のTNFR1アンタゴニストの使用。
【請求項61】
前記呼吸器疾患が、肺炎症(lung inflammation)、慢性閉塞性肺疾患、喘息、肺炎、過敏性肺炎、好酸球増加を伴う肺浸潤、環境性肺疾患、肺炎、気管支拡張症、嚢胞性線維症、間質性肺疾患、原発性肺高血圧症、肺血栓塞栓症、胸膜障害、縦隔障害、横隔膜障害、低換気症、過換気症、睡眠時無呼吸症、急性呼吸促迫症候群、中皮腫、肉腫、移植片拒絶、移植片対宿主病、肺癌、アレルギー性鼻炎、アレルギー、アスベスト症、アスベルギルス腫、アスペルギルス症、気管支拡張症、慢性気管支炎、肺気腫、好酸球増加性肺炎、特発性肺線維症、侵襲性肺炎球菌疾患、インフルエンザ、非結核性抗酸菌症、胸膜滲出、塵肺、ニューモシスチス症、肺炎、肺放線菌症、肺胞タンパク質症、肺炭疽症、肺浮腫、肺塞栓症、肺炎症(pulmonary inflammation)、肺ヒスチオサイトーシスX、肺高血圧症、肺ノカルジア症、肺結核、肺静脈閉塞性疾患、リウマチ性肺疾患、サルコイドーシス、およびウェーゲナー肉芽腫症からなる群から選択される、請求項59に記載のアンタゴニスト、または請求項60に記載の使用。
【請求項62】
請求項39、45、46、または49に記載のTNFR1アンタゴニストを含有する肺内送達デバイス。
【請求項63】
吸入器または鼻腔内投与デバイスである、請求項62に記載のデバイス。
【請求項64】
請求項39または40に記載のTNFR1アンタゴニストを含む経口製剤。
【請求項65】
錠剤、丸薬、カプセル剤、液剤、またはシロップ剤である、請求項64に記載の製剤。
【請求項66】
前記アンタゴニストが、請求項1〜6、11〜17、および27〜38のいずれか1項に記載の可変ドメインを含む、請求項7〜10および39〜65のいずれか1項に記載のアンタゴニスト、使用、方法、デバイス、または製剤。
【請求項67】
前記アンタゴニストが、少なくとも50℃のTmを有する可変ドメインを含む、請求項7〜10および39〜65のいずれか1項に記載のアンタゴニスト、使用、方法、デバイス、または製剤。
【請求項68】
少なくとも50℃のTmを有する、請求項1〜6、11〜17、および27〜38のいずれか1項に記載の可変ドメイン。
【請求項69】
前記アンタゴニストが、MRC-5細胞アッセイにおいてTNFαにより刺激されたIL-8放出を2nM〜50pMのND50により中和する可変ドメインを含む、請求項7〜10および39〜65のいずれか1項に記載のアンタゴニスト、使用、方法、デバイス、または製剤。
【請求項70】
MRC-5細胞アッセイにおいてTNFαにより刺激されるIL-8放出を2nM〜50pMのND50により中和する、請求項1〜6、11〜17、および27〜38のいずれか1項に記載の可変ドメイン。
【請求項71】
請求項1〜6、11〜17、27〜38、68、および70のいずれか1項に記載の可変ドメインを含む二重特異性リガンド。
【請求項72】
請求項1〜6、11〜17、27〜38、68、および70のいずれか1項に記載の免疫グロブリン単一可変ドメインを含むポリペプチドをコードする単離または組み換え核酸。
【請求項73】
請求項72に記載の核酸を含むベクター。
【請求項74】
請求項72に記載の核酸または請求項73に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項75】
免疫グロブリン単一可変ドメインを含むポリペプチドを製造する方法であって、前記核酸またはベクターの発現に好適な条件下で請求項74に記載の宿主細胞を維持し、それにより、免疫グロブリン単一可変ドメインを含むポリペプチドを産生させるステップを含む、上記方法。
【請求項76】
ポリペプチドを単離するステップと、任意により、単離されたポリペプチドよりも改善された親和性および/またはND50を有する変異体、例えば、突然変異させた変異体を作製するステップとをさらに含む、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
請求項1〜6、11〜17、27〜38、68、および70のいずれか1項に記載の免疫グロブリン単一可変ドメイン、または請求項7〜10、18〜26、39〜41、44〜46、49、51、53〜59、61、66、67、および69のいずれか1項に記載のアンタゴニストと、製薬上許容される担体、賦形剤、または希釈剤とを含む医薬組成物。
【請求項78】
DOM1h-131-511のアミノ酸配列(図3に示す)と少なくとも95%同一な配列を含むポリペプチド。
【請求項79】
DOM1h-131-511のヌクレオチド配列のヌクレオチド配列(図19に示す)と少なくとも80%同一な配列によりコードされるポリペプチド。
【請求項80】
請求項78または79に記載のポリペプチドを含む融合タンパク質。
【請求項81】
請求項78もしくは79に記載のポリペプチド、または請求項80に記載の融合タンパク質をコードする単離または組み換え核酸。
【請求項82】
抗体定常ドメインを含む、請求項1〜6、11〜17、27〜38、68、および70のいずれか1項に記載の免疫グロブリン単一可変ドメイン、または請求項7〜10、18〜26、39〜41、44〜46、49、51、53〜59、61、66、67、および69のいずれか1項に記載のアンタゴニスト、または請求項78もしくは79に記載のポリペプチド。
【請求項83】
任意により、FcのN末端が可変ドメインのC末端に連結されている(任意により、直接連結されている)抗体Fcを含む、請求項82に記載の可変ドメイン、アンタゴニスト、またはポリペプチド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図7D】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図9】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図11A】
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【図11B】
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【図11C】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19A】
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【図19B】
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【図19C】
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【図19D】
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【図19E】
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【図19F】
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【図19G】
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【図19H】
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【図19I】
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【図19J】
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【図19K】
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【図19L】
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【図20A】
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【図20B】
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【図20C】
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【図20D】
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【図20E】
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【図21】
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【図22】
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【図23−1】
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【図23−2】
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【図24】
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【図25】
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【図26−1】
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【図26−2】
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【図26−3】
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【図27】
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【図28】
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【図29−1】
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【図29−2】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51a−1】
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【図51a−2】
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【図51a−3】
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【図51a−4】
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【図51a−5】
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【図51a−6】
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【図51a−7】
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【図51b−1】
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【図51b−2】
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【図51b−3】
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【図51b−4】
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【図51b−5】
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【図51b−6】
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【図51b−7】
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【図51b−8】
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【図51b−9】
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【図51b−10】
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【図51b−11】
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【図51b−12】
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【図51b−13】
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【図51b−14】
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【図51b−15】
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【公表番号】特表2010−528646(P2010−528646A)
【公表日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−510883(P2010−510883)
【出願日】平成20年6月3日(2008.6.3)
【国際出願番号】PCT/GB2008/050400
【国際公開番号】WO2008/149144
【国際公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【出願人】(502197046)ドマンティス リミテッド (47)
【Fターム(参考)】