説明

マイクロ粒子として変性されたシリカゾルを用いた製紙

製紙のための、特に紙歩留まりのための、マイクロ粒子としてのスルホン酸基及び/又はメルカプト基含有のシリカゾルの使用。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製紙用の変性されたシリカゾルの使用、変性されたシリカゾル自体並びにその製造方法に関する。
【0002】
紙を製造する際に、歩留まり、脱水特性及び地合い(これは紙の「均質性」もしくは「すきむら」であると解釈される)の改善のために、マイクロ粒子系が使用される。前記マイクロ粒子系は有機的性質でも無機的性質であってもよい。このマイクロ粒子系は有利にカチオン性ポリマーと組み合わせて使用される。
【0003】
無機マイクロ粒子としては、有利にベントナイト並びにシリカゾルが使用される(EP-A-0635 602参照)。
【0004】
酸性媒体中でもその完全な効果を発揮する有機マイクロ粒子系とは反対に、ベントナイト又はシリカゾルをベースとする無機マイクロ粒子系は、その最適な作用を中性又はアルカリ性の媒体中でのみ達成するという欠点を有する。
【0005】
シリカゾルは、更に長期間の貯蔵の際に黄変する傾向があるという欠点を有する。これはまた他の添加剤、例えば分散剤又はアルミにイウムイオンを用いた表面ドーピングを必要とする(EP-A-0185 068, US-A-5 603 805, K.K. Iler, The Chemistry of Silica, Wiley & Sons, New York, 1979, 407-410頁)。
【0006】
他の欠点として、マイクロ粒子系の目的のための公知のシリカゾルは改善する必要のあるコスト−効果の関係を有する。
【0007】
本発明の課題は、先行技術の前記の欠点を有していない製紙用のマイクロ粒子としてのシリカゾルを提供することであった。
【0008】
意外にも、スルホン酸基及び/又はメルカプト基含有のシリカゾルが前記課題を解決することが見出された。
【0009】
従って、本発明は、製紙のための、特に紙歩留まりのためのマイクロ粒子としてのスルホン酸基及び/又はメルカプト基含有のシリカゾルの使用に関する。
【0010】
本出願の範囲内で、「酸基」とは、その塩、特にアルカリ金属塩、例えばナトリウム塩及びカリウム塩、アルカリ土類金属塩、例えばマグネシウム塩及びカルシウム塩又はアルミニウム塩でもあると解釈される。
【0011】
ケイ素原子に結合した式(I)及び/又は(II)
−B−(SOM)− (I)
−B−(SH)− (II)
[式中、
Bは、(p+1)価の架橋員を表し、
pは、1〜3の数を表し、
Mは、水素、アルカリ金属、殊にNa、Li、K、アルカリ土類金属、殊にMg、Ca又はアルミニウムを表す]の基を有するシリカゾルが有利である。
【0012】
特に有利にBは二価であり、つまりpは1を表す。有利に、Bは場合により1つ又は複数の酸素原子で中断された1〜15個のC原子を有する線状又は分枝状のアルキレン基、5〜8個のC原子を有するシクロアルキレン基又は次の式の単位を表す。
【0013】
【化1】

【0014】
更に特に有利に、Bは−(CH−(式中、n=1〜6、殊に3)を表す。
【0015】
スルホン酸基、殊に式(I)の基、特に有利に式(Ia)
−(CH−SOM (Ia)
[式中、Mは上記の意味を表す]の基を有するシリカゾルを使用するのが有利である。
【0016】
有利にシリカゾルのSiOに対するイオウ含有量は、0.1〜30Mol%、有利に0.1〜8Mol%、殊に1〜5Mol%である。このイオウ含有量は、例えば元素分析により測定することができる。
【0017】
有利に、本発明により使用されるシリカゾルはTEM法(透過型電子顕微鏡)により400nmより小さい、有利に2〜200nm、殊に2〜45nm、特に有利に2〜20nmの平均粒子サイズを有する。
【0018】
有利に、本発明によるシリカゾルは、水酸化ナトリウムを用いたSears滴定により測定して、300〜1200m/g、有利に400〜1200m/g、殊に450〜1200m/gの比表面積を有する。
【0019】
この比表面積は、Sears法によるNaOHを用いたシリカゾルの滴定(G.W. Sears, Analytical Chem. 28, 12, S. 1981 ff, 1956)により測定される。この校正ゾルの比表面積の測定は、BET法(S. Brunauer, P. H. Emmet und E. Teller, J. Amer, Soc. 60,309-319, 1938)によって行う。
【0020】
同様に、2〜80、有利に2.5〜70、殊に20〜70のS値を有する本発明によるシリカゾルが有利である。
【0021】
S値の測定は、Iler, R. K.; Dalton, R.L.著 Journal of Physical Chemistry 1956, 60 955により行われる。
【0022】
本発明により使用されるシリカゾルは、有利に水性分散液として存在し、有利に分散液に対してシリカゾル5〜20質量%、有利に7.5〜15質量%、殊に10〜15質量%の含有量を有する。本発明の主題でもあるこの分散液は、更にアルカリ金属元素又はアルカリ土類金属元素の塩もしくはアルミニウム又はホウ素の化合物を含有していてもよい。更に、アニオン性又は非イオン性分散剤を含有していてもよい。
【0023】
この分散液は、しかしながら有利に0.1質量%より少ないAl含有量を含有する。塩の含有量が高すぎる場合には、この塩は例えば膜技術的方法を用いて低下させることができる。同様に、分散液中のシリカゲル含有量は膜を用いて調節することができ、例えばあまり濃縮されていない分散液の濃縮により調節することができる。
【0024】
有利に、本発明によるシリカゾルは、カチオン性ポリマー、殊にポリエチレンイミン、ポリアミン、ポリアミドアミド、ポリアクリルアミド、ポリビニルアミン、デンプン又はグアー豆粉又は他の多糖類(これらは場合により更に変性されていてもよくかつ単独でも又は相互に任意に混合した形で使用することもできる)のグループから選択されるポリマーと組み合わせて使用される。
【0025】
有利なポリエチレンイミンとして、0.5Mio g/molより大きい、特に500000〜2Mio g/mol、有利に700000〜1.5Mio g/mlの分子量を有する線状又は分枝状の化合物が挙げられる。
【0026】
有利なポリアミドアミンとして、0.5Mio g/molより大きい、特に500000〜2Mio g/mol、有利に700000〜1.5Mio g/mlの分子量を有する線状又は分枝状の化合物が挙げられる。
【0027】
有利なポリアクリルアミドは線状であっても、分枝状であってもよい。その分子量は2Mio〜30Mioダルトン、有利に2.5Mio〜15Mioダルトンであることができる。
【0028】
有利なデンプンとして、ジャガイモ、タピオカ、トウモロコシ、コムギ又はコメをベースとするカチオン性デンプン誘導体が挙げられる。これは、有利に置換度0.005〜0.15、特に有利に置換度0.02〜0.08を有する。このデンプンは場合により部分的に分解されていてもよい。
【0029】
本発明は、更にTEMにより測定して2〜45nm、有利に2〜20nmの平均粒子サイズを有するスルホン酸基及び/又はメルカプト基を有するシリカゾルに関する。その他は前記された有利な範囲が該当する。
【0030】
本発明は、更に、シリカゾルのSiOに対して、0.1〜30Mol%、有利に0.1〜8Mol%、殊に1〜5Mol%のイオウ含有量を有する、スルホン酸基及び/又はメルカプト基を含有するシリカゾルに関する。
【0031】
その他は前記された有利な範囲が該当する。この種のイオウ含有量を有する本発明によるシリカゾルは、特に式−(CH−SOMの基を有する場合が有利であり、その際、Mは前記した意味を有し、殊にH又はNaを表す。
【0032】
メルカプト基を有する、有利に式(II)のメルカプト基を有し、前記メルカプト基はSi原子に結合しかつシリカゾルのSiOに対して1mol%より少ないスルホン酸基含有量を有する本発明によるシリカゾルの実施態様も有利である。
【0033】
本発明は、更に、SH基及びSOM基を有していないシリカゾル(式中Mは上記の意味を表す)を、SH基の最適な導入のために、
a) メルカプト化合物と反応させ、かつ
スルホン酸基の最適な導入のために、
b) SOM基含有化合物と反応させるか又は
b1) 官能基を有する化合物と反応させかつ前記官能基自体をSOM基に移行させる、殊にa)により得られたメルカプト基を酸化させるか、又は
b2) 官能基を有する化合物と反応させかつこうして誘導化されたシリカゾルを更にSOM基を含有する化合物と反応させ、
その際、前記反応は、工程a)、b)、b1)又はb2)の少なくとも1つにおいて、それぞれの反応混合物に対して少なくとも75質量%の含水量を有する水性媒体中で実施することを特徴とする、本発明によるシリカゾルの製造方法に関する。
【0034】
方法a)、b)及びb1)が特に有利である。
【0035】
SOM基を含有する化合物として、有利に、式III
(CHSi(OR)(OH)−(CH−SOM (III)
[式中、
m及びpはそれぞれ、0〜3の数を意味し、
q=0又は1でありかつ
qとmとpとの和は3であり、
n=1〜15、有利に1〜6、殊に3であり、
Mは上記の意味を表し、かつ
RはC〜C−アルキル、特にメチル又はエチルを表す]の化合物が挙げられる。
【0036】
式(IIIa)
(CHSi(OH)−(CH−SOM (IIIa)
[式中、
M、p及びqは上記の意味を表し、特にpは3を表し、qは0を表す]に相当する式(III)の化合物が特に有利である。
【0037】
少なくとも1つの官能基を含有する化合物として、有利にメルカプト(SH)−化合物が使用され、この化合物は酸化されSOM化合物へ反応させられる。
【0038】
有利なメルカプト化合物として、式(IV)
(CH)Si(OR)(OH)−(CH−SH (IV)
[式中、
m、p及びqは上記の意味を表し、
nは1〜15、殊に1〜6、有利に3を表し、
Rは上記の意味を表し、有利にメチル又はエチルを表す]の化合物が挙げられる。
【0039】
式IVの有利な化合物は、式(IVa)
(CHSi(OCH(CH−SH (IVa)
[式中、qとmとの和は3である]の化合物
並びに式(IVb)
(CHSi(OH)(CH−SH (IVb)
[式中、qとpとの和は3である]の化合物であり、その際、m、p及びqはそれぞれ上記の意味を表す。
【0040】
シリカゾルと官能基を有する化合物、殊にメルカプト化合物、有利に式IV及びIVaの化合物との反応は、有利に両方の成分を0℃〜150℃、有利に0℃〜100℃の温度で反応させることを特徴とする。この場合、可能な縮合生成物、たとえば水及びアルコールは、反応混合物から有利に連続的に、例えば蒸留により取り出すことができる。場合により、溶剤中で作業することもできる。
【0041】
殊に、こうして得られたシリカゾルのメルカプト基は、引き続き酸化剤、有利にHで、公知のように酸化させてスルホン酸基にすることができる。
【0042】
この酸化は、これとは別に、ペルオキソ二硫酸アンモニウム、ペルオキソ二硫酸ナトリウム、ペルオキソ二硫酸カリウム、硝酸鉄、tert−ブチルヒドロペルオキシド、オゾン(カルボン酸)、ヨウ素酸カリウム、過ヨウ素酸カリウムカリウム、過ヨウ素酸でも実施することができる。
【0043】
更に、アンカーとして機能しかつそれ自体1つ又は複数のSOH基を有する化合物と反応させる官能基を有する化合物を挙げることができる。このような化合物は、例えば一般式(V)
(CHSi(OH)(CH−F (V)
[その際、
Fは更に反応させることができる官能基、例えばSH基、第1又は第2アミノ基を表し、q及びmは上記の意味を有する]を示す。
【0044】
有利な官能基を有する化合物は次のものである:
Si(OCH−(CH−SH (VI)
CHSi(OCH−(CH−SH (VII)
Si(OH)−(CH−SH (VIII)
CHSi(OH)−(CH−SH (IX)
Si(OC−(CH−SH (X)
CHSi(OC−(CH−SH (XI)
Si(OCH−(CH−NH (XII)
CHSi(OCH−(CH−NH (XIII)
Si(OH)−(CH−NH (XIV)
CHSi(OH)(CH−NH (XV)
Si(OC−(CH−NH (XVI)
CHSi(OC−(CH−NH (XVII)
これらは、一般式
ClOS−B−(SOCl)
[式中、n=1又は2を表し、
かつBは6〜10個の炭素原子を有する芳香族架橋員を表す]の二官能性化合物と反応させることができる。
【0045】
この場合、ベンゼンジスルホン酸クロリド、トルエンジスルホン酸クロリド又はナフタレンジスルホン酸クロリドもしくはナフタレントリスルホン酸クロリドが特に有利であり、これらはまた置換されていてもよく、その結果例えば一般式
SiO)−(CH−NH−SO−C10−SOM (XVIII)
のマイクロ粒子系を実現する。
【0046】
同様に、一般式VI〜XVIIの成分は、他の酸性基を有していないが、架橋形成することができる二官能性又は三官能性試薬と反応させるのが有利である。このような化合物は、例えば塩化シアヌル又はジイソシアナート、特にヘキサメチレンジイソシアナート、p−フェニレンジイソシアナート又はトルイレンジイソシアナートである。これらの化合物は、スルホン酸基により置換されている化合物と反応させることができる。このような化合物は次のものであることができる:タウリン又は染料化学から公知のアミノ基により置換された芳香族スルホン酸、例えばH−酸(1−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸)、I−酸(2−アミノ−5−ヒドロキシナフタレン−7−スルホン酸)又はγ−酸(2−アミノ−8−ヒドロキシ−6−スルホン酸)である。
【0047】
化合物III〜XVIIは、シリカゾルのSiに対して0.1〜30Mol%、殊に0.5〜5Mol%の量で使用するのが有利である。
【0048】
同様に、本発明は、シリカゾルと式III又はIVの化合物とを反応させ、かつ場合により引き続き酸化することにより得られた生成物に関する。
【0049】
スルホン基含有のシリカゾルは、既に他の形(例えば他の粒径もしくは他のイオウ含有量)で触媒用途のためにEP-A-1 142 640, EP-A-63 471, DE-A- 2 426 306並びにR-D. Badley, T. Ford. J. Org. Chem. 1989, 54, 5437-5443から公知である。
【0050】
本発明は、更に、水性セルロース懸濁液に本発明によるシリカゾル及びカチオン性ポリマーを任意の順序で添加し、引き続き地合構成し、脱水し、紙を乾燥することを特徴とする、紙の製造方法に関する。このような方法は、例えばUS-A-5 643 414に記載されている。
【0051】
本発明によるシリカゾルは、明らかに改善された貯蔵安定性を特徴とする。同時に、特にわずかな電荷密度のカチオン性ポリマーと組み合わせて、脱水速度及び歩留まりにおいて明らかに改善された効果を示す。
【0052】
実施例
実施例1:
総和式(NaO・3.3SiO)の水ガラス濃水溶液を、水で6%のSiO含有量にまで希釈した。この水溶液を、酸性イオン交換体でpH2.3〜2.5に調節した。こうして得られた溶液は、以後「フレッシュゾル」とする。
【0053】
実施例2:
実施例1で製造されたフレッシュゾル溶液を、0.5時間で希釈した水ガラス溶液に滴加し、アルカリ性媒体中で30分間72℃の温度で熱処理し、引き続き約30分間76℃の温度で熱処理した。このpH値はこの場合に8〜10の間にあった。引き続き、軽度の真空中で、10%の固体含有量まで蒸発させた。
【0054】
実施例3:
実施例2と同様に実施するが、フレッシュゾル溶液をアルカリ性媒体中へ添加する際に、同時にエタノール中のSi(OR)−(CH−SH (式中、R=CH)の10%溶液1Mol%を添加した。この場合、混合物から連続的にメタノール及びエタノールを留去した。実施例2と同様に溶液を熱処理した後、メルカプト基を公知のように35%のH溶液の添加により酸化させてSOHにした。引き続き、10%の固体含有量まで蒸発させた。
【0055】
実施例4:
同様にして、Si(OR)−(CH−SH (式中、R=C)も使用することができた。同様の生成物が生じた。
【0056】
実施例5:
実施例2と同様に実施するが、フレッシュゾル溶液をアルカリ性媒体中へ添加する際に、同時にエタノール中のSi(OR)−(CH−SH (式中、R=CH)の10%溶液2.5Mol%を添加した。この場合、混合物から連続的にメタノール及びエタノールを留去した。実施例2と同様に溶液を熱処理した後、メルカプト基を公知のように35%のH溶液の添加により酸化させてSOHにした。引き続き、10%の固体含有量まで蒸発させた。
【0057】
実施例6:
同様にして、Si(OR)−(CH−SH (式中、R=C)も使用することができた。同様の生成物が生じた。
【0058】
実施例7:
実施例2と同様に実施するが、フレッシュゾル溶液をアルカリ性媒体中へ添加する際に、同時にエタノール中のSi(OR)−(CH−SH (式中、R=CH)の10%溶液5Mol%を添加した。この場合、混合物から連続的にメタノール及びエタノールを留去した。実施例2と同様に溶液を熱処理した後、メルカプト基を公知のように35%のH溶液の添加により酸化させてSOHにした。引き続き、10%の固体含有量まで蒸発させた。
【0059】
実施例8:
同様にして、Si(OR)−(CH−SH (式中、R=C)も使用することができた。同様の生成物が生じた。
【0060】
実施例9:
式Si(OC−(CH−SHのシラン50質量%を含有するエタノール性溶液10gを、室温で強力に撹拌しながら水100ml中に滴加した。この場合、pH値をNaOHを用いた滴定によりpH10を上回るように保持した。室温で1時間撹拌した後に、エタノールを留去した。
【0061】
Si(OH)−(CH−SHの水溶液80gが得られ、これは場合により既に水素架橋によってアグリゲーションされていてもよい。
【0062】
実施例10:
実施例9による溶液100gを、過酸化水素の滴加により酸化させた。総和式Si(OH)−(CH−SONaのシランの溶液が得られ、これは場合により既に水素架橋によってアグリゲーションされていてもよい。
【0063】
実施例11:
実施例3と同様に実施するが、アルコキシ基含有シランの代わりに、実施例9からの加水分解されたシラン1Mol%を滴加した。引き続き、このメルカプト基を公知のように35%のH溶液の添加により酸化してSOHにした。これを10%の固体含有量まで蒸発させた。
【0064】
実施例12:
実施例3と同様に実施するが、アルコキシ基含有シランの代わりに、実施例9からの加水分解されたシラン2.5Mol%を滴加した。引き続き、このメルカプト基を公知のように35%のH溶液の添加により酸化してSOHにした。これを10%の固体含有量まで蒸発させた。
【0065】
実施例13:
実施例3と同様に実施するが、アルコキシ基含有シランの代わりに、実施例9からの加水分解されたシラン5Mol%を滴加した。引き続き、このメルカプト基を公知のように3%のH溶液の添加により酸化してSOHにした。これを10%の固体含有量まで蒸発させた。
【0066】
実施例14:
実施例3と同様に実施するが、アルコキシ基含有シランの代わりに、実施例10からの加水分解されたシラン1Mol%を滴加した。実施例3からの引き続く酸化は行わなかった。これを10%の固体含有量まで蒸発させた。
【0067】
実施例15:
実施例3と同様に実施するが、アルコキシ基含有シランの代わりに、実施例10からの加水分解されたシラン2.5Mol%を滴加した。実施例3からの引き続く酸化は行わなかった。これを10%の固体含有量まで蒸発させた。
【0068】
実施例16:
実施例3と同様に実施するが、アルコキシ基含有シランの代わりに、実施例10からの加水分解されたシラン5Mol%を滴加した。実施例3からの引き続く酸化は行わなかった。これを10%の固体含有量まで蒸発させた。
【0069】
実施例17:
脱塩水872.8gを装入し、NaOH50% 105.4gを添加した。温度を40℃に高めた。この温度で15分間、97%の3−メルカプトプロピル−1−トリメトキシシラン11.1gを滴加した。
【0070】
40℃で45分間撹拌し、引き続き45分間にメタノール5.3gを留去した。メルカプト基の酸化のために、引き続き45分間に35%の過酸化水素16gを添加した。もう1回40℃で1時間後攪拌した。
【0071】
収量:トリヒドロキシシリルプロパンスルホン酸のアルカリ性溶液1000g。
【0072】
実施例18:
脱塩水479.7gを装入し、NaOH50% 135.3gを添加した。温度を40℃に高めた。この温度で60分間、97%の3−メルカプトプロピル−1−トリメトキシシラン133.2gを滴加した。
【0073】
40℃で60分間撹拌し、引き続き90分間にメタノール63.2gを留去した。メルカプト基の酸化のために、引き続き60分間に35%の過酸化水素191.8gを添加した。この反応は著しい発熱性で進行し、この場合に温度は60℃に上昇した。もう1回60℃で1時間後攪拌した。引き続きNaOH50% 1123.2gを添加した。
【0074】
収量:トリヒドロキシシリルプロパンスルホン酸のアルカリ性溶液2000g。
【0075】
実施例19:
実施例17からのトリヒドロキシシリルプロパンスルホン酸のアルカリ溶液91.1gを室温で装入した。この溶液に、できる限りよく混合しながら実施例1からの6%のフレッシュゾル溶液1000gを滴加した。生じたシリカゾルを、60℃を下回る温度で真空中で15%の固体含有量まで蒸発させた。
【0076】
SiOに対して0.5%のシランの変性率を有するシリカゾル溶液が得られた。
【0077】
実施例20:
実施例18からのトリヒドロキシシリルプロパンスルホン酸のアルカリ溶液15.2gを室温で装入した。この溶液に、できる限りよく混合しながら実施例1からの6%のフレッシュゾル溶液1000gを滴加した。生じたシリカゾルを、60℃を下回る温度で真空中で15%の固体含有量まで蒸発させた。
【0078】
SiOに対して0.5%のシランの変性率を有するシリカゾル溶液が得られた。
【0079】
実施例21:
脱塩水901.3gを装入し、NaOH99% 55.0gを添加した。温度を40℃に高めた。この温度で15分間、97%の3−メルカプトプロピル−1−トリメトキシシラン22.2gを滴加した。透明な溶液が生じるまで40℃で約60分間撹拌し、引き続き45分間でメタノール10.5gを留去した。メルカプト基の酸化のために、引き続き45分間に33%の過酸化水素32gを添加した。もう1回40℃で1時間後攪拌した。
【0080】
収量:トリヒドロキシシリルプロパンスルホン酸のアルカリ性溶液1000g。
【0081】
実施例22:
実施例21からのトリヒドロキシシリルプロパンスルホン酸のアルカリ溶液91.1gを室温で装入した。この溶液に、できる限りよく混合しながら実施例1からの6%のフレッシュゾル溶液1000gを滴加した。生じたシリカゾルを、60℃を下回る温度で真空中で15%の固体含有量まで蒸発させた。
【0082】
SiOに対して1%のシランの変性率を有するシリカゾル溶液が得られた。
【0083】
実施例23:
脱塩水811.4gを装入し、NaOH99% 62.0gを添加した。温度を40℃に高めた。この温度で15分間、97%の3−メルカプトプロピル−1−トリメトキシシラン55.5gを滴加した。
【0084】
透明な溶液が生じるまで40℃で約60分間撹拌し、引き続き45分間でメタノール26.3gを留去した。メルカプト基の酸化のために、引き続き45分間に35%の過酸化水素79.9gを添加した。もう1回40℃で1時間後攪拌した。
【0085】
収量:トリヒドロキシシリルプロパンスルホン酸のアルカリ性溶液1000g。
【0086】
実施例24:
実施例23からのトリヒドロキシシリルプロパンスルホン酸のアルカリ溶液89.2gを室温で装入した。この溶液に、できる限りよく混合しながら実施例1からの6%のフレッシュゾル溶液1000gを滴加した。生じたシリカゾルを、60℃を下回る温度で真空中で15%の固体含有量まで蒸発させた。
【0087】
SiOに対して2.5%のシランの変性率を有するシリカゾル溶液が得られた。
【0088】
実施例25:
脱塩水424.9gを装入し、NaOH99% 68.5gを添加した。温度を40℃に高めた。この温度で60分間、97%の3−メルカプトプロピル−1−トリメトキシシラン222gを滴加した。
【0089】
透明な溶液が生じるまで40℃で約60分間撹拌し、引き続き90分間で生じたメタノールを留去した。メルカプト基の酸化のために、引き続き60分間に35%の過酸化水素319.6gを添加した。この反応は著しい発熱性で進行し、この場合に温度は60℃に上昇した。もう1回60℃で1時間後攪拌した。引き続きNaOH99% 85.6gを添加した。この場合、最初に生じた沈殿物が再び溶解する。
【0090】
収量:トリヒドロキシシリルプロパンスルホン酸のアルカリ性溶液1000g。
【0091】
実施例26:
実施例25からのトリヒドロキシシリルプロパンスルホン酸のアルカリ溶液49.5gを室温で装入した。この溶液に、できる限りよく混合しながら実施例1からの6%のフレッシュゾル溶液1000gを滴加した。生じたシリカゾルを、60℃を下回る温度で真空中で15%の固体含有量まで蒸発させた。
【0092】
SiOに対して5%のシランの変性率を有するシリカゾル溶液が得られた。
【0093】
実施例27:
実施例26からのトリヒドロキシシリルプロパンスルホン酸のアルカリ溶液99gを室温で装入した。この溶液に、できる限りよく混合しながら実施例1からの6%のフレッシュゾル溶液1000gを滴加した。生じたシリカゾルを、60℃を下回る温度で真空中で15%の固体含有量まで蒸発させた。
【0094】
SiOに対して10%のシランの変性率を有するシリカゾル溶液が得られた。
【0095】
実施例28:
3つの直列に配置されかつ相互に接続されたガラス製のオーバーフロー反応器からなる装置を使用した。このオーバーフロー反応器の内容物は、沸騰温度で測定して、反応容器1について783ml、反応容器2について617ml、反応容器3について644mlであった。
【0096】
それぞれの反応容器の内容物は、プロペラ攪拌機を用いて撹拌した。反応器内容物の加熱は、間接的に蒸気を用いて行った。この目的のために、反応容器の内部に蒸気透過性の加熱らせん管を取り付けた。この蒸気を水冷器に送り、凝縮させ、引き続き凝縮物の体積を測定した。
【0097】
3つのオーバーフロー反応器の第1の反応器中に、添加装置を用いてUS-A-2 244 325により製造された、酸性のフレッシュゾルの水溶液を添加した。この添加装置は、この添加が個々の選択された反応器中でも行うことができるように選択された。同様に供給装置を用いてシラン溶液及び場合による他の塩基の溶液の添加を行うこともできた。
【0098】
フレッシュゾルの貯蔵安定性、つまり貯蔵可能な時間を高めるために、前記の溶液を4〜10℃の温度に冷却した。
【0099】
シラン溶液は冷却されず、これは周囲温度で使用された。
【0100】
3つの反応容器中で、第1の反応容器中で14分、第2の反応容器中で16分、第3の反応容器中で20分の平均滞留時間の定常状態が生じた。このために、実施例1と同様に製造されたフレッシュゾル3200mlに、第1の反応容器中で1時間当たりSiO5.6質量%を、同様に第1の反応容器中で1時間当たりトリメトキシシリルプロピルメルカプタンの2.25質量%のエタノール溶液260mlを添加し、水/メタノール1160mlを蒸発させた。
【0101】
この定常状態の間に、第1の反応容器では91℃、第2の反応容器中では100℃、第3の反応容器中では同様に100℃に調節された。SiO濃度は、定常状態の間に、第1の反応容器中で5.6質量%から、第3の反応容器中で9.5%に変化した。
【0102】
生成物の冷却後に、Hの3%溶液の20%の過剰量を添加した。
【0103】
微細粒の、部分的に構造化されたシリカゾルが得られ、これは1.065g/mlの密度、9.7のpH値、480m/gのBET表面積及び1Mol%のSOH含有量を有していた。
【0104】
実施例29:
実施例28中に記載された装置中で、第1の反応容器中で14分、第2の反応容器中で16分、第3の反応容器中で20分の平均滞留時間での定常状態を、第1の反応容器中に1時間当たりSiO 5.6質量%を有するフレッシュゾル1600mlを添加し、かつ同様に第1の反応容器中に1時間当たりトリメトキシシリルプロピルメルカプタンの2.25質量%のエタノール溶液128mlを添加し、第3の反応容器中で水/エタノール390mlを蒸発させることにより調節した。
【0105】
この定常状態の間に、第1の反応容器では87℃、第2の反応容器中では100℃、第3の反応容器中では同様に100℃に調節された。SiO濃度は第1の反応容器中で5.6質量%から第2の反応容器中で6.1質量%に変化した。
【0106】
定常状態で3時間の運転時間の後に、搬出物の形で、SiO 6.1%を有し、8.71のpH値を有しかつ698m/gのBET表面積を有するシリカゾルが得られた。
【0107】
生成物の冷却後に、Hの3%溶液の20%の過剰量を添加した。
【0108】
実施例30:
実施例2、3、5、7、11、12、13、14、15、16、19、20、22、24、26及び27からの化合物の効果を、公知のように、Muetek DFS 03装置、スクリーン60/0.17で脱水速度を測定することによって決定した。
【0109】
標準として、実施例2からの変性されていないシリカゾルを使用した。この効果を100%に設定した。
【0110】
脱水試験の実施
それぞれの試験ライン間での最適な区別並びに比較を達成するために、自動化された供給プロフィール及び撹拌プロフィールを維持した。試験のためにMuetek社の装置(DFS 03)(Dynamic Filtration System)を使用した。この装置を用いて、特に時間に依存する撹拌プロフィールの設定及び装入された材料の1500rpmまでの剪断が可能である。
【0111】
この試験のモデルシステムとして、20%の充填物添加量を有する長繊維及び単繊維からなる混合物を使用した(漂白された単繊維58.35%及び漂白された長繊維−セルロース25%、沈殿炭酸カルシウムGCC 16.65%)。有利な材料密度は0.5%であった。対照システムとして、20%のカチオン化及び3.91のブルックフィールド粘度(0.1%のモーラーのNaClで60rpmで測定)を有するポリアクリルアミドを、このマイクロ粒子と組み合わせた。DFS−03を用いた脱水(及び歩留まり)の測定のために、材料に対してそれぞれ、ポリアクリルアミドを0.075質量%の濃度でかつマイクロ粒子を0.08質量%の濃度で使用した。
【0112】
DFS−03を用いた脱水の測定のために、材料を撹拌(500rpm)しながら装入し、下記のように製造されたポリカウリルアミド溶液を10s後に添加した。20s後に、更に1200rpmで20s剪断し、引き続きマイクロ粒子を添加した。混合期間(200rpm、10s)及び更なる剪断期間(500rpm、10s)の後に、スクリーン(メッシュの幅:0.25mm)の下の弁を開放し、脱水時間を測定した。ゼロサンプルの脱水時間は約60sであった。
【0113】
秤量:
水(水道水)99.6g中に、ポリアクリルアミド0.4gを撹拌しながら撒き入れ、15分間撹拌し(磁気攪拌機300rpm)、その後で30分間膨潤させた(攪拌機は停止)。
【0114】
引き続き、400gに移し替え(0.1%溶液)、500rpmで約2.5時間撹拌して、全てを完全に溶かした。
【0115】
次の効果の向上が達成された:

【0116】
【表1】

【0117】
* このためにシリカゾルの定義された量(SiOに関する固体5g)に、NaCl溶液(0.286kg/l)350ml及び1M HCl 2mlを添加し、脱塩水を500mlまで補充する。この希釈されたシリカゾルは約2のpH及び4.9M/lのNaCl濃度を有する。この希釈されたシリカゾル150mlを定義された温度で、0.1M NaOH溶液で滴定した。pH=4と最終約9のpH(EP)との間の消費量V(ml)を測定した。m/gで示す比表面積Ospは式:Osp=23・Vー25により生じる。滴定の最終pH EPは校正ゾルで決定し、その際、比表面積、従って理論的NaOH消費量Vは既知である。
【0118】
BET測定のための試料調製の場合に、校正ゾルは脱塩水で約5%に希釈され、イオン交換体でpH<5に調節する。その後でイオン交換体を濾別し、濾液を苛性ソーダ液で正確にpH=5に調節する。この試料を3つの凍結シリンダ中で<−10℃でそれぞれ完全に凍結させ、解凍して、引き続き110℃で乾燥させる。
【0119】
** 相対粘度をオストワルド粘度計を用いて測定し、それから分散された相の相対的な体積フラクションを算定する。Iler et al.に従って、これから固体濃度の知識の下でS−値が得られる。このS−値は分散された相中でのシリカの割合を質量%で示す。試料製造:粘度の測定の直前に、アルカリ性の試料をpH2に調節する。このために試料を新しいイオン交換体に入れ、同時にナトリウムイオンをプロトンと交換する。引き続き濾過し、1N HClでpH2に調節する。このシリカ濃度を重量計量的に測定する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
製紙のための、特に紙歩留まりのための、マイクロ粒子としてのスルホン酸基及び/又はメルカプト基含有のシリカゾルの使用。
【請求項2】
シリカゾルとして、
式I及び/又はII
−B−(SOM) (I)
−B−(SH) (II)
[式中、
Bは、(p+1)価の架橋員を表し、
pは、1〜3の数を表し、
Mは、水素、アルカリ金属、例えばNa、Li、K、アルカリ土類金属、特にMg、Ca又はアンモニウムを表す]のケイ素原子と結合した基を有するシリカゾルを使用することを特徴とする、請求項1記載の使用。
【請求項3】
Bは2価であり、pは1を表し、Bは特に場合により1つ又は複数の酸素原子により中断された1〜15個のC原子を有する線状又は分枝状のアルキレン基、5〜8個のC原子を有するシクロアルキレン基又は式
【化1】

の単位を表すことを特徴とする、請求項2記載の使用。
【請求項4】
Bは−(CHを表し、n=1〜6、特に3であることを特徴とする、請求項2記載の使用。
【請求項5】
シリカゾルが、式Ia
−(CH−SOM (Ia)
[その際、
Mは水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウムを表す]の基を有することを特徴とする、請求項1記載の使用。
【請求項6】
シリカゾルは、TEM法により測定して400nmより小さい平均粒子サイズを有することを特徴とする、請求項1記載の使用。
【請求項7】
シリカゾルをカチオン性ポリマーと組み合わせて、製紙におけるマイクロ粒子系として使用することを特徴とする、請求項1記載の使用。
【請求項8】
カチオン性ポリマーとして、ポリエチレンイミン、ポリアミドアミン、ポリアクリルアミド、ポリビニルアミン、デンプン又はグアー豆粉を使用することを特徴とする、請求項7記載の使用。
【請求項9】
水性セルロース懸濁液に、スルホン酸基及び/又はメルカプト基含有のシリカゾルと、カチオン性ポリマーとを任意の順序で添加し、引き続き地合い構成し、脱水し、紙を乾燥することを特徴とする、紙の製造方法。
【請求項10】
TEMにより測定して2〜45nm、有利に2〜20nmの平均粒子サイズを有するスルホン酸基及び/又はメルカプト基を有するシリカゾル。
【請求項11】
シリカゾルのSiOに対して、0.1〜30Mol%、有利に0.1〜8Mol%、殊に1〜5Mol%のイオウ含有量を有する、スルホン酸基及び/又はメルカプト基を含有するシリカゾル。
【請求項12】
式−(CH−SOMの基を有し、その際MはH、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウムを表すことを特徴とする、請求項10及び/又は11記載のシリカゾル。
【請求項13】
SH基及びSOM基(式中Mは上記の意味を表す)を有していないシリカゾルを、SH基の最適な導入のために、
a) メルカプト化合物と反応させ、かつ
スルホン酸基の最適な導入のために、
b) SOM基含有化合物と反応させるか又は
b1) 官能基を有する化合物と反応させかつ前記官能基自体をSOM基に移行させ、殊にa)により得られたメルカプト基を酸化させるか、又は
b2) 官能基を有する化合物と反応させかつこうして誘導化されたシリカゾルを更にSOM基を含有する化合物と反応させ、
その際、前記反応は、工程a)、b)、b1)又はb2)の少なくとも1つにおいて、それぞれの反応混合物の質量に対して少なくとも75質量%の含水量を有する水性媒体中で実施することを特徴とする、請求項10及び/又は11記載のシリカゾルの製造方法。
【請求項14】
請求項13記載の方法により得られたシリカゾル。
【請求項15】
請求項10、11、12又は14記載のシリカゾルを含有することを特徴とする、紙。

【公表番号】特表2007−527471(P2007−527471A)
【公表日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−518069(P2006−518069)
【出願日】平成16年6月30日(2004.6.30)
【国際出願番号】PCT/EP2004/007081
【国際公開番号】WO2005/003455
【国際公開日】平成17年1月13日(2005.1.13)
【出願人】(303036245)バイエル・ベタイリグングスフェアヴァルトゥング・ゴスラー・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング (18)
【氏名又は名称原語表記】Bayer Beteiligungsverwaltung Goslar GmbH
【住所又は居所原語表記】Im Schleeke 78−91, D−38642 Goslar, Germany
【Fターム(参考)】