説明

マクロファージ遊走阻止因子(MIF)を心臓由来心筋抑制因子として含む、処置方法およびバイオアッセイ

本発明の1実施形態は、薬学的組成物であって、治療上有効な量の少なくとも1つの抗MIF抗体と;少なくとも1つの薬学的に受容可能なキャリアとを含む、薬学的組成物に関する。本発明の別の実施形態は、薬学的組成物であって、治療上有効な量の少なくとも1つの抗CD74抗体と;少なくとも1つの薬学的に受容可能なキャリアとを含む、薬学的組成物に関する。本発明の別の実施形態は、薬学的組成物であって、治療上有効な量の少なくとも1つの抗TNFR抗体と;治療上有効な量の少なくとも1つの抗MIF抗体と;少なくとも1つの薬学的に受容可能なキャリアとを含む、薬学的組成物に関する。本発明の他の実施形態は、心機能障害、心臓抑制、熱傷に関連する心機能障害を処置または予防し、急性心筋梗塞後の被験体において心機能を改善し、そしてMIFインヒビターを同定する方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
心機能障害をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、心筋活性における不規則性をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、心筋活性における抑制をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、熱傷に関連する心機能障害をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、急性心筋梗塞後の心機能障害をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、心臓抑制をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、ならびにそれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1つのために有効な薬学的組成物であって、
有効な量の少なくとも1つの抗MIF抗体と、
少なくとも1つの薬学的に受容可能なキャリアと、
を含む、薬学的組成物。
【請求項2】
少なくとも1つのCD74インヒビターをさらに含む、請求項1に記載の薬学的組成物。
【請求項3】
前記CD74インヒビターが少なくとも1つの抗CD74抗体を含む、請求項2に記載の薬学的組成物。
【請求項4】
心機能障害をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、心筋活性における不規則性をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、心筋活性における抑制をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、熱傷に関連する心機能障害をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、急性心筋梗塞後の心機能障害をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、心臓抑制をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、ならびにそれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1つのために有効な薬学的組成物であって、
有効な量の少なくとも1つの抗CD74抗体と、
少なくとも1つの薬学的に受容可能なキャリアと、
を含む、薬学的組成物。
【請求項5】
心機能障害をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、心筋活性における不規則性をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、心筋活性における抑制をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、熱傷に関連する心機能障害をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、急性心筋梗塞後の心機能障害をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、心臓抑制をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、ならびにそれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1つのために有効な薬学的組成物であって、
有効な量の少なくとも1つの抗TNFR抗体と、
有効な量の少なくとも1つの抗MIF抗体と、
少なくとも1つの薬学的に受容可能なキャリアと、
を含む、薬学的組成物。
【請求項6】
被験体における心機能障害を処置または予防するための方法であって、
有効量の少なくとも1つの抗MIF抗体を該被験体に投与する工程、
を包含する、方法。
【請求項7】
前記心機能障害が、心筋活性における不規則性、心筋活性における抑制、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
被験体における熱傷関連心機能障害を処置または予防するための方法であって、
有効量の少なくとも1つの抗MIF抗体を該被験体に投与する工程、
を包含する、方法。
【請求項9】
前記熱傷関連の心機能障害が、心筋活性における不規則性、心筋活性における抑制、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
被験体における心機能障害を処置または予防するための方法であって、
有効量の少なくとも1つの抗CD74抗体を該被験体に投与する工程、
を包含する、方法。
【請求項11】
急性心筋梗塞後の被験体における心機能を改善するための方法であって、
有効量の少なくとも1つの抗MIF抗体を該被験体に投与する工程、
を包含する、方法。
【請求項12】
心機能障害をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、心筋活性における不規則性をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、心筋活性における抑制をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、熱傷に関連する心機能障害をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、急性心筋梗塞後の心機能障害をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、心臓抑制をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、ならびにそれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1つのための方法であって、
該必要な被験体に対して、有効な量の少なくとも1つの抗TNFR抗体と、必要に応じて、少なくとも1つの薬学的に受容可能なキャリアとを投与する工程
を包含する、方法。
【請求項13】
MIFインヒビターを同定するための方法であって、
少なくとも1つの筋細胞を少なくとも1つのMIFに対して曝露する工程;
少なくとも1つのMIF関連筋細胞活性を決定する工程;
該筋細胞を該MIFおよび少なくとも1つの候補因子に対して曝露する工程;
該候補因子の存在下で該MIF関連筋細胞活性を決定する工程;
該候補因子が該MIF関連筋細胞活性に影響するか否かを決定する工程、
を包含する、方法。
【請求項14】
急性心筋梗塞後の被験体における心機能障害を処置または予防するための方法であって、
該被験体に対して、有効な量の少なくとも1つの抗TNFR抗体と有効な量の少なくとも1つの抗MIF抗体とを投与する工程、
を包含する、方法。
【請求項15】
被験体における心機能障害を処置または予防するための方法であって、
該被験体に対して、有効な量の少なくとも1つの抗MIF抗体を投与する工程、
を包含する、方法。
【請求項16】
被験体における熱傷関連の心機能障害を処置または予防するための方法であって、
該被験体に対して、少なくとも1つの抗MIF抗体と少なくとも1つの薬学的に受容可能なキャリアとを含む組成物の有効な量を投与する工程、
を包含する、方法。
【請求項17】
被験体における心機能障害を処置または予防するための方法であって、
該被験体に対して、少なくとも1つの抗CD74抗体と少なくとも1つの薬学的に受容可能なキャリアとを含む組成物の有効な量を投与する工程、
を包含する、方法。
【請求項18】
急性心筋梗塞後の被験体における心機能を改善するための方法であって、
該被験体に対して、少なくとも1つの抗MIF抗体と少なくとも1つの薬学的に受容可能なキャリアとを含む組成物の有効な量を投与する工程、
を包含する、方法。
【請求項19】
急性心筋梗塞後の被験体における心機能障害を処置または予防するための方法であって、
該被験体に対して、少なくとも1つの抗TNFR抗体と、少なくとも1つの抗MIF抗体と、少なくとも1つの薬学的に受容可能なキャリアとを含む組成物の有効な量を投与する工程、
を包含する、方法。
【請求項20】
心機能障害をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、心筋活性における不規則性をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、心筋活性における抑制をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、熱傷に関連する心機能障害をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、急性心筋梗塞後の心機能障害をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、心臓抑制をその処置または予防が必要な被験体において処置または予防すること、ならびにそれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1つのための方法であって、低分子MIFインヒビター、該低分子MIFインヒビターの塩、該低分子MIFインヒビターのプロドラッグおよびそれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1つの有効な量を該被験体に投与する工程を包含する、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【公表番号】特表2007−504158(P2007−504158A)
【公表日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−524893(P2006−524893)
【出願日】平成16年8月30日(2004.8.30)
【国際出願番号】PCT/US2004/027945
【国際公開番号】WO2005/020919
【国際公開日】平成17年3月10日(2005.3.10)
【出願人】(503252599)サイトカイン・ファーマサイエンシズ・インコーポレーテッド (4)
【氏名又は名称原語表記】CYTOKINE PHARMASCIENCES,INC.
【出願人】(591217403)ボード オブ リージェンツ, ザ ユニバーシティ オブ テキサス システム (49)
【氏名又は名称原語表記】BOARD OF REGENTS,THE UNIVERSITY OF TEXAS SYSTEM
【Fターム(参考)】