説明

マルチバンド・アンテナ・アセンブリ

1以上の周波数で信号の受信および送信のうちの少なくとも一方を行うことができるマルチバンド・アンテナ・アセンブリは、少なくとも2つの放射素子と、少なくとも2つの放射素子の各々に結合された伝送線と、伝送線に結合された同調整合共振器とを含む。同調整合共振器は、アンテナアセンブリによって受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる信号の入力インピーダンスを同調整合共振器内の電場を変更することによって変化させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、アンテナアセンブリに関し、より具体的には、たとえば、無線通信ネットワークの基地局サブシステムに使用されるマルチバンド同軸アンテナアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
本出願は、2009年3月26日に出願された米国特許出願第12/412,231号のPCT国際出願である。上記出願の全体の開示は、その全体参照により本明細書に組み込まれる。
【0003】
本節では、必ずしも先行技術でない本開示に関する背景情報を提供する。
たとえば、同軸アンテナアセンブリなどのマルチバンド・アンテナ・アセンブリは、無線通信ネットワークの基地局サブシステムにおいて使用されることが多い。また、基地局サブシステムは、たとえば、携帯電話、携帯情報端末(PDA)などの無線アプリケーションデバイスとの通信に使用される場合がある。このような利用は増加の傾向にある。したがって、利用の増加に対応するために(低コストでの)新たな周波数帯域が求められ、新たな異なる周波数帯域を処理できるアンテナアセンブリが望まれる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本節では、開示全容の包括的開示や開示の特徴のすべてではなく、開示の一般的な概要を述べる。
本開示の実施形態例は、通常、1以上の周波数の信号の受信および送信のうちの少なくとも一方を行うマルチバンド・アンテナ・アセンブリに向けられる。一実施形態例では、マルチバンド・アンテナ・アセンブリは、通常、少なくとも2つの放射素子と、少なくとも2つの放射素子の各々に接続された伝送線と、伝送線に接続され、アンテナアセンブリによって受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる信号の入力インピーダンスを同調整合共振器内の電場を変えることによって変化させることができる同調整合共振器とを含む。
【0005】
また、本開示の実施形態例は、アンテナアセンブリの同調整合共振器に関する。一実施形態例では、チューナブル整合共振器は、一般的な管状放射素子と、放射素子内に少なくとも部分的に配置された負荷ロッドと、負荷ロッドに接続されたバランと、バランに接続された誘電体装荷軸受筒とを含む。バランおよび誘電体装荷軸受筒は、放射素子内に少なくとも部分的に配置される。さらに、バランおよび誘電体装荷軸受筒は、アンテナアセンブリによって受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる信号の入力インピーダンスを同調整合共振器内の電場を変更することによって変化させるために、負荷ロッドに対して移動可能である。それによって、同調整合共振器は、アンテナアセンブリによって受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる信号の周波数帯域幅を調整することができる。
【0006】
また、本開示の実施形態例は、1以上の周波数で信号の受信および送信のうちの少なくとも一方を行うマルチバンド・アレイ・アンテナ・アセンブリに関する。一実施形態例では、アレイ・アンテナ・アセンブリは、スタック構成に方向付けられた第1、第2、および第3の開口放射管と、第1および第2の放射管の各々を貫通する同軸ケーブルと、同軸ケーブルに接続され、第3の放射管を貫通する負荷ロッドとを含む。バランが、第3の放射管内の負荷ロッドに接続され、第3の放射管内の負荷ロッドに対して長手方向に移動可能である。また、誘電体装荷軸受筒がバランに接続される。バランおよび誘電体装荷軸受筒は、アレイ・アンテナ・アセンブリによって受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる信号の入力インピーダンスを第3の放射管内の電場を変更することによって変化させ、それによって、アレイ・アンテナ・アセンブリによって受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる信号の周波数帯域幅を調整することができる。
【0007】
さらなる適用領域は、本明細書に記載される説明から明らかになるであろう。本概要における説明および具体例は、説明のみを目的とするもので本開示の範囲を限定することを意図するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本開示の1つまたは複数の態様を含むアンテナアセンブリの実施形態例の斜視図である。
【図2】図1の線2−2を含む平面で切断された図1のアンテナアセンブリの断面図である。
【図3】アンテナアセンブリの内部構造を示すためにベーススリーブ、ハウジング、およびキャップを取り外した状態の図1のアンテナアセンブリの斜視図である。
【図4】図1のアンテナアセンブリの同調整合共振器の斜視図である。
【図5】図4の線5−5を含む平面で切断された図1の同調整合共振器の断面図である。
【図6】同調整合共振器の内部構造を示すために整合共振器放射素子を取り外した状態の図4の同調整合共振器の斜視図である。
【図7】約800MHz〜約3000MHzの周波数帯域幅にわたって約70KHzの中間周波数帯域幅(intermediate frequency bandwidth:IFBW)を有する図1に示されるアンテナアセンブリ例の電圧定在波比(voltage standing wave rations :VSWR)を示す線グラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書に記載される図面は、考えられるすべての実施ではなく選択された実施形態の例示のみを目的としており、本開示の範囲を限定することを意図するものではない。
複数の図面を通じて使用される同一部品には同じ参照番号が付されている。
【0010】
ここで添付図面を参照して実施形態例をさらに詳しく説明する。
本開示の様々な態様によると、種々の波長帯域にわたる動作(たとえば、マルチバンド動作など)に適したアンテナアセンブリ(たとえば、同軸アンテナアセンブリなど)が提供される。たとえば、本開示のアンテナアセンブリは、複数の異なる波長帯域にわたって複数の異なる信号周波数の受信および送信のうちの少なくとも一方を行うように、複数の異なる共振周波数に同調されてもよい。
【0011】
たとえば、本開示のアンテナアセンブリは、約804メガヘルツ(MHz)〜約829MHz(先進移動電話システム(Advanced Mobile Phone System:AMPS))、約806MHz〜約941MHz(統合ディジタル拡張ネットワーク(Integrated Digital Enhanced Network:iDEN))、約855MHz〜約980MHz(グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(Global System for Mobile communications:GSM))、約1660MHz〜約1910MHz、約1670MHz〜約1920MHz(無線ディジタル通信網(Digital Communications Service:DCS))、約1790MHz〜2010MHz(パーソナル通信サービス方式(Personal Communications Service:PCS))、約1920MHz〜約2170MHz(ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(Universal Mobile Telecommunications System:UMTS))、約2400MHz〜約2500MHz(産業科学医療(Industrial, Scientific and Medical:ISM))などの範囲の帯域幅にわたる動作に適していてもよい。前述の内容は、アンテナアセンブリ例が動作可能である帯域幅のリストの例を提供しているが、本開示のアンテナアセンブリは本開示の範囲内の種々の周波数を有する帯域幅にわたる動作に適合するよう要望通りに同調されてもよいことを理解されたい。
【0012】
本開示のアンテナアセンブリは、たとえば、セルラー方式、無線インターネット・サービス・プロバイダ(wireless internet service provider:WISP)ネットワーク、広帯域無線アクセス(broadband wireless access:BWA)方式、無線ローカル・エリア・ネットワーク(wireless local area networks:WLAN)、無線アプリケーションデバイスなどに関連するようなシステム、ネットワーク、およびデバイスの少なくとも1つとともに使用されてもよい。例として、アンテナアセンブリは、無線デバイス(たとえば、携帯電話など)とネットワーク・スイッチング・サブシステムとの間でトラフィックおよび信号伝達(たとえば、信号の送信、信号の受信など)を処理するのに役立つように動作する基地局サブシステムの一部として含まれてもよい。
【0013】
ここで、図面を参照すると、図1〜6は、本開示の1つまたは複数の態様を含むアンテナアセンブリ100の実施形態例を示す。図示されたアンテナアセンブリ100は、携帯電話ネットワークの基地局サブシステム(図示せず)の一部として含まれていてもよい。また、以下でさらに詳しく説明するように、アンテナアセンブリ100は、基地局サブシステムの運用を強化するために複数の異なる帯域幅にわたって複数の異なる共振周波数に同調されてもよい。
【0014】
図1に示すように、図示されたアンテナアセンブリ100は、通常、ベーススリーブ(base sleeve)102と、ベーススリーブ102に結合されたハウジング104と、ハウジング104に結合されたキャップ106とを含む。ベーススリーブ102は、通常、管状をしており、たとえば、アルミニウムなどの適切な金属材料で構成されてもよい。また、ハウジング104も、通常、管状をしており、たとえば、ねじ結合(たとえば、それぞれハウジング104およびベーススリーブ102(図2)などの嵌合ねじ110および112を介して)およびエポキシ結合のうちの少なくとも一方などによってベーススリーブ102に結合される。ハウジング104は、たとえば、繊維ガラスなどの適切な絶縁材料で構成されてもよい。また、キャップ106は、適切な手段(たとえば、エポキシ結合、溶接結合、ねじ結合など)によってハウジング104に結合されてもよく、適切な金属材料で構成されてもよい。
【0015】
ベーススリーブ102と、ハウジング104と、キャップ106とは、機械的損傷などに対してベーススリーブ102と、ハウジング104と、キャップ106とによって形成される内部に含まれるアンテナアセンブリ100の構成要素を保護するのに役立つ。また、ベーススリーブ102と、ハウジング104と、キャップ106とは、アンテナアセンブリ100に審美性を持たせてもよい。ベーススリーブと、ハウジングと、キャップとは、本開示の範囲内で本明細書の開示とは異なる構成(たとえば、形状、サイズ、構造など)とされてもよい。
【0016】
ここで、図2および3をさらに参照すると、図示されたアンテナアセンブリ100は、通常、同軸アンテナモジュール116と、その同軸アンテナモジュール116に結合された同調整合共振器118(たとえば、アンテナなど)とを含む。同軸アンテナモジュール116および同調整合共振器118は、各々、通常、ベーススリーブ102と、ハウジング104と、キャップ106とによって形成される内部に配置され、整合共振器118は、通常、同軸アンテナモジュール116(たとえば、図2などに見られるように)の上端部に向かって同軸アンテナモジュール116に結合される。また、以下でさらに詳しく説明する同調整合共振器118は、アンテナアセンブリ100によって(たとえば、同軸アンテナモジュール116などによって)受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる信号の周波数帯域幅を調整することができる。
【0017】
図示された同軸アンテナモジュール116は、一般的なスタック構成でアンテナアセンブリ100のハウジング104内で方向が定められる第1および第2の一般的に管状の放射素子122および124(導体などとも称される)を有するダブルアレイ1/4波長同軸アンテナモジュールである。第1および第2の放射素子122および124は、各々、通常、開口放射スリーブ(または、放射管など)を区画する。また、第1の放射素子122はハウジング104の下端部に向かって配置され(図2に見られるように)、第2の放射素子124は、通常、第1の放射素子122の上方で(図2に見られるように)ハウジング104の縦方向の中心に向かって配置される。他の実施形態例では、アンテナアセンブリは、ダブルアレイ1/2波長ダイポール同軸アンテナモジュール以外の同軸アンテナモジュールを含んでいてもよく、2つ未満または2つより多くの放射素子などを有するアンテナモジュールを含んでいてもよい。
【0018】
たとえば、発泡体緩衝部(foam cushions)126は、第1および第2の放射素子122および124(通常、放射素子122および124とハウジング104(図2)の間)の各々の周りに備えられて、ハウジング104内の放射素子122および124を中心で安定化すること(たとえば、放射素子122よび124などの移動を安定化すること)、および振動(たとえば、ハウジング104内などの)を吸収することのうちの少なくとも一方を容易にする。また、絶縁体128(たとえば、適切な誘電材料から形成されるデュアルアレイ分割絶縁体など)は、通常、第1および第2の放射素子122と124の間に備えられて、第1および第2の放射素子122と124を分離する。たとえば、絶縁体128は、動作中に第1の放射素子122を第2の放射素子124から電気的に絶縁するように機能してもよい。
【0019】
引き続き図2および3を参照すると、図示された同軸アンテナモジュール116は、通常、第1および第2の放射素子122および124(および第1の放射素子122と第2の放射素子124の間に備えられる絶縁体128)を通過する伝送線132(フィードラインなどとも称される)を含む。伝送線132は、第1および第2の放射素子122および124の各々に結合され(たとえば、容量結合など)、アンテナアセンブリ100(たとえば、同軸アンテナモジュール116、整合共振器118など)を、場合によってはアンテナアセンブリ100が取り付けられる基地局の1つまたは複数の構成部品(たとえば、基地局などのレシーバ、トランスミッタなどの1つまたは複数のプリント回路基板)に電気的に接続するように構成される。したがって、伝送線132は、アンテナアセンブリ100と基地局との間の伝送媒体として使用されてもよい。
【0020】
図示された伝送線132は、通常、ハードライン同軸ケーブル134(たとえば、放射ロッドなど)および同軸コネクタ136を含む。ハードライン同軸ケーブル134は、通常、アンテナアセンブリ100のベーススリーブ102およびハウジング104の内部に配置され、第1および第2の放射素子122および124を貫通する。同軸コネクタ136は、ハードライン同軸ケーブル134の下端部に備えられ(たとえば、図2などに見られるように)、通常、ベーススリーブ102から外側に延出する(図1も参照)。同軸コネクタ136は、ハードライン同軸ケーブル134(およびアンテナアセンブリ100)を要望通りに基地局に電気的に接続するように構成される。ハードライン同軸ケーブル134は、任意の適切な同軸ケーブルを含んでいてもよい。たとえば、ハードライン同軸ケーブル134は、金属中心導体(たとえば、銅、銅めっきアルミニウムなど)と、中心導体を取り囲む誘電絶縁体(たとえば、ポリエチレン発泡体など)と、誘電絶縁体を取り囲む金属シールド(たとえば、銅、銀、金、アルミニウム、これらの組合せなど)と、金属シールドを取り囲むポリ塩化ビニルジャケットとを有する同軸ケーブルを含んでいてもよい。また、同軸コネクタ136は、本開示の範囲内で任意の適切なコネクタ(たとえば、I−PEXコネクタ、SMAコネクタ、MMCXコネクタなど)を含んでいてもよい。
【0021】
軸受筒138は、通常、ベーススリーブ102の下端部に備えられて、ベーススリーブ102(図2)内の円周方向の中心位置で伝送線132(たとえば、同軸コネクタ136など)を支持する。また、第1および第2の支持体142および144(たとえば、第1および第2の支持ベースなど)は、通常、第1および第2の放射素子122および124内の円周方向の中心位置(第1および第2の放射素子122および124などの縦軸に沿った)で伝送線132(たとえば、同軸コネクタ136などから延出するハードライン同軸ケーブル134)を支持するそれぞれ第1および第2の放射素子122および124(図2)内に備えられる。また、第1および第2の支持体142および144は、たとえば、望ましくない変形などに備えて、管状のそれぞれの第1および第2の放射素子122および124を支持するのに役立つ(たとえば、構造的に支持するのに役立つ)可能性がある。
【0022】
ここで図4〜6をさらに参照すると、図示されたアンテナアセンブリ100の同調整合共振器118は、通常、(たとえば、図2などに見られるような)ハウジング104の上端部内に配置された放射素子148(導体とも称される)を含む。整合共振器放射素子148は、通常、ハウジング104内で、同軸アンテナモジュール116の第1および第2の放射素子122および124のスタック配列に方向付けられる。また、図示された整合共振器放射素子148は、通常、開口放射スリーブ(または、放射管など)を区画するように、管状(同軸アンテナモジュール116の第1および第2の放射素子122および124のそれに似た形状)をしている。
【0023】
同軸アンテナモジュール116の第2の放射素子124と、第2の放射素子124を整合共振器放射素子148から分離する整合共振器放射素子148との間には、通常、絶縁体150(たとえば、適切な誘電材料などで形成されるラジエータロッド絶縁体)(図2)が備えられる。絶縁体150は、たとえば、第2の放射素子124を整合共振器放射素子148から電気的に絶縁するように機能してもよい。また、たとえば、発泡体緩衝部152(図2および3)は、整合共振器放射素子148(整合共振器放射素子148とハウジング104との間の)の近くに備えられて、ハウジング104内の整合共振器放射素子148を中心で安定化すること(たとえば、整合共振器放射素子148などの移動を安定化すること)、および振動(たとえば、ハウジング104内などの)を吸収することのうちの少なくとも一方を容易にする。
【0024】
また、同調整合共振器118は、通常、負荷ロッド154と、負荷ロッド154に結合されたバラン(balun)156(広義にはトランス)とを含む。負荷ロッド154は、通常、整合共振器放射素子148の内部に(また、整合共振器放射素子148に貫通して)配置される。また、バラン156は、通常、整合共振器放射素子148内で負荷ロッド154に結合され、負荷ロッド154に対してバラン156の位置を変えるために(すなわち、負荷ロッド154がバラン156の可変位置を受け入れるように)負荷ロッド154に対して(たとえば、整合共振器放射素子148などの内部で)調整可能である。このため、同調整合共振器118は、整合共振器放射素子148内の電場を変えることによって、たとえば、(たとえば、アンテナアセンブリ100などによって受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる)無線周波数信号の入力インピーダンスを変えることができ、それによって、同調整合共振器118はアンテナアセンブリ100によって受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる信号の周波数帯域幅を調整することができる。
【0025】
図示された実施形態では、たとえば、バラン156はねじ結合(たとえば、負荷ロッド154の雄ねじ158およびバラン156の嵌合雌ねじ160(たとえば、バラン156などを通過するチャネル内にある)(図4)など)によって負荷ロッド154に結合される。このため、バラン156は、(ねじ結合が負荷ロッド154に沿ったバランの縦方向の移動を支持するように)たとえば、負荷ロッド154に対してバラン156を回転することによって負荷ロッド154に沿って縦方向に移動されうる。位置決めねじ164は、負荷ロッド154に沿って所望位置でバラン156を(たとえば、解放可能に固定するなど)選択的に保持して、バラン156を調整してアンテナアセンブリ100によって受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる信号の入力インピーダンスを変更するために備えられる。バラン156は、本開示の範囲内でねじ結合(たとえば、摩擦ベース結合、スライディング結合など)以外によって負荷ロッド154に結合されてもよい。
【0026】
引き続き図4〜6を参照すると、軸受筒166(たとえば、誘電材料などで形成された誘電体装荷軸受筒)は、整合共振器放射素子148(通常、図4に見られるようなバラン156の上方に)内にある。軸受筒166は、軸受筒166が負荷ロッド154に対してバラン156とともに移動可能であるように、バラン156に(たとえば、圧縮嵌め(pressure compreassion fit)などによって)結合される。したがって、軸受筒166は、整合共振器放射素子148内の負荷ロッド154に対してバラン156の移動を構造的に支持しやすくする。軸受筒166は、アンテナアセンブリ100の微調整機能を得るためにバラン156の感度を高める役割を果たしうる。
【0027】
支持体168(たとえば、支持ベースなど)は、通常、整合共振器放射素子148内に配置され、整合共振器放射素子148内の(たとえば、整合共振器放射素子148などの縦軸に沿った)円周方向の中心位置で負荷ロッド154をさらに支持する。また、支持体168は、たとえば、通常、望ましくない変形などに備えて、管状の整合共振器放射素子148を支持するのに役立つ(たとえば、構造的に支持することなどに役立つ)。
【0028】
再び図2を参照すると、同調整合共振器118の負荷ロッド154は、通常、連動するように(for joint operation)、同調整合共振器118を同軸アンテナモジュール116に結合する。たとえば、同軸アンテナモジュール116のハードライン同軸ケーブル134は、通常、同軸アンテナモジュール116の第2の放射素子124の間に配置された絶縁体150に貫通され、整合共振器の負荷ロッド154の下端部に結合する(たとえば、ハードライン同軸ケーブル134の中心導体は(たとえば、溶接結合などによって)負荷ロッド154などに結合する)。これにより、同調整合共振器118を同軸アンテナモジュール116とともに動作するように位置決めして、アンテナアセンブリ100(および同軸アンテナモジュール116)によって受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる信号の入力インピーダンスを変更する。
【0029】
同軸アンテナモジュール116の第1および第2の放射素子122および124、および整合共振器放射素子148の少なくとも一つは本開示の範囲内で、たとえば、銅、黄銅、青銅、洋銀、ステンレス鋼、リン青銅、ベリリウム銅などの任意の適切な導電性材料で形成されてもよいことを理解されたい。また、放射素子122、124、148の少なくとも一つは、上記のような適切な材料のシートから放射素子122、124、148の少なくとも一つを切断、スタンピングすることなどによって構成されて、所望の形状に加工(たとえば、管状などに圧延など)されてもよい。
【0030】
ここで図7を参照すると、約800MHz〜約3000MHz(約70kHzの中間周波数帯域幅(IFBW)を有する)の周波数帯域幅における既に説明され、且つ図1〜6に示されたアンテナアセンブリの例100の電圧定在波比(VSWR)が、線グラフ182によってグラフ180に示される。
【0031】
図7に示すように、アンテナアセンブリ100は、少なくとも約2.5:1以下のVSWRにおいて複数の異なる帯域幅内の周波数で動作しうる。たとえば、アンテナアセンブリ100は、上記のVSWRにおいて、約804MHz〜約829MHz、約806MHz〜約941MHz、約855MHz〜約980MHz、約1660MHz〜約1910MHz、約1670MHz〜約1920MHz、約1790MHz〜約2010MHz、約1920MHz〜約2170MHz、および約2400MHz〜約2500MHzの範囲の帯域幅内の周波数で動作しうる。参照番号184は、グラフ上でこの位置よりも下方でアンテナアセンブリ100が2.5:1以下のVSWRを有することを示す。また、表1は、図7に示す8つの参照位置における異なる周波数での幾つかのVSWRの例を示す。
【0032】
【表1】


また、本開示のアンテナアセンブリの例(たとえば、100など)は、1〜約3デシベルアイソトロピック(decibels isotropic:dBi)の範囲の利得を示す。また、本開示のアンテナアセンブリ(たとえば、100など)は、同調整合共振器(たとえば、118など)の可変機能を用いた同軸アンテナモジュール(たとえば、116など)の伝送線(たとえば、132など)の整合機能を備えていてもよい。たとえば、同調整合共振器(たとえば、118など)は、アンテナアセンブリ(たとえば、100など)を複数の共振周波数および帯域幅(たとえば、AMPS、GSM、PCS、KPCS、DCS、IDEN、UMTS、およびISMシステムに関連する複数の共振周波数および帯域幅;非常時管理局(office of emergency management)の要件を満たす複数の共振周波数および帯域幅;商業市場で採用される複数の共振周波数および帯域幅など)に容易に同調させることができるかもしれない。また、それゆえ、アンテナアセンブリ(たとえば、100など)はAMPS、GSM、PCS、KPCS、DCS、IDEN、UMTS、およびISMシステムの各々で動作しうる(たとえば、信号などの受信および送信のうちの少なくとも一方を行う)ことを理解されたい。
【0033】
本開示が十分でありかつその範囲が当業者に完全に伝達されるように実施形態例を記述している。本開示の実施形態について十分な理解を与えるために、具体的な構成部品、デバイス、および方法の例など、多くの具体的詳細を記述している。具体的詳細は採用される必要がなく、実施形態例は様々な形態で実施されてもよく、そしてこれらはいずれも本開示の範囲を限定するものと解釈されるべきでないことは当業者にとって明らかであろう。一部の実施形態例では、周知のプロセス、周知のデバイス構造、および周知の技術について詳しく説明していない。さらに、本開示のいずれか1つまたは複数の態様は、個別に実施されてもよく、本開示の他の態様のいずれか1つまたは複数と任意に組み合わせて実施されてもよい。
【0034】
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態例のみの説明を目的としており、制限を意図するものではない。「備える」、「含む」、および「有する」という用語は、包含する意味で使用され、したがって、記載された特徴、整数、ステップ、動作、要素、おおび構成部品の少なくとも一つの存在を明記するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成部品、およびこれらのグループの少なくとも一つの存在または追加を除外するものではない。本明細書に記載する方法ステップ、処理、および動作は、実施順序として特に明記されていない限り、記載または図示された特定順序でそれらを必ず実施する必要があると解釈されるべきではない。また、追加的ステップまたは代替的ステップが採用されてもよいことを理解されたい。
【0035】
素子または層が、別の素子または層に「接する」、「係合される」、「接続される」、または「結合される」と称されるとき、他の素子または層に、直接接して、係合され、接続され、または結合されていてもよく、あるいは介在する素子または層が存在してもよい。それとは対照的に、素子が別の素子または層に「直接接する」、「直接係合される」、「直接接続される」、または「直接結合される」と称されるとき、介在する素子または層がない可能性がある。素子間の関係を記述するために使用される他の語も同様に解釈されるべきである(たとえば、「間に」対「直接間に」、「隣接する」対「直接隣接する」など)。
【0036】
第1の、第2の、第3のなどの用語は本明細書では様々な素子、構成部品、領域、層、および区域の少なくとも一つを記述するために使用される場合があるが、これらの素子、構成部品、領域、層、および区域の少なくとも一つはこれらの用語によって制限されるべきではない。これらの用語はある素子、構成部品、領域、層、または区域を別の領域、層、または区域と区別するためにのみ使用されてもよい。「第1の」、「第2の」、などの用語、およびその他の数値用語、「次の」などは、本明細書で使用されるとき、文脈により明確に示されない限り、系列または順序を意味するものではない。それゆえ、後述する第1の要素、構成部品、領域、層、または区域は、実施形態例の教示から逸脱することなく、第2の要素、構成部品、領域、層、または区域と称されうる。
【0037】
図に示されるある素子または機構の、別の素子または機構に対する関係についての説明では、説明を容易にするために、本明細書において「内側の」、「外側の」、「真下に」、「下方に」、「下部の」、「上方に」、「上部の」などの空間的に相対的な用語を使用している場合がある。空間的に相対的な用語は、図に示される方向に加えて使用中または動作中のデバイスの種々の方向を包含するよう意図される場合がある。たとえば、図のデバイスが逆さまにされる場合、他の素子または機構の「下方に」または「真下に」あるものとして説明される素子は、他の素子または機構の「上方に」に向けられることになる。それゆえ、「下方に」の用語例は、上方および下方の両方の方向を包含しうる。このデバイスは他の方向に向いていてもよく(90°回転される、またはその他の方向で)、本明細書で使用される空間的に相対的な記述子は、それに従って解釈される。
【0038】
所与のパラメータに対する特定の値および特定の値の範囲についての本明細書における開示は、本明細書で開示される1つまたは複数の例で有用である可能性のある他の値および値の範囲を排除するものではない。さらに、本明細書に記述される特定のパラメータに対する任意の2つのパラメータ値が、所与のパラメータに適する可能性のある値の範囲の端点を規定してもよいと想定される(すなわち、所与のパラメータに対する第1の値および第2の値の開示は、第1の値と第2の値の間の任意の値が所与のパラメータに代わって採用されうることを開示するものと解釈されうる)。同様に、パラメータに対する2つまたはそれ以上の値の範囲の開示は(このような範囲が入れ子であるか、重複しているか、明確であるかにかかわらず)開示された範囲の端点を用いて主張される可能性のある値の範囲の考えられるすべての組合せを包含するものと想定される。
【0039】
実施形態の前述の説明は、例示と説明を目的として提供されている。これは本発明を網羅するものでも制限するものでもない。特定の実施形態の個々の素子または特徴は、一般にその特定の実施形態に限定されるものではないが、特に図示または記載がなくても適用可能であれば互換性があり、かつ選択された実施形態において使用されうる。また、同じことが多くの点で変更されてよい。このような変形形態は本発明からの逸脱と見なされるべきではなく、このような修正形態はすべて本発明の範囲に含まれるものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1以上の周波数で信号の受信および送信のうちの少なくとも一方を行うように動作可能であるマルチバンド・アンテナ・アセンブリであって、
少なくとも2つの放射素子と、
前記少なくとも2つの放射素子の各々に接続された伝送線と、
前記伝送線に接続された同調整合共振器であって、前記アンテナアセンブリによって受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる信号の入力インピーダンスを、前記同調整合共振器内の電場を変更することによって変化させるように動作可能である、前記同調整合共振器と、を備えるアンテナアセンブリ。
【請求項2】
前記少なくとも2つの放射素子は、スタック構成に方向付けられた、請求項1に記載のアンテナアセンブリ。
【請求項3】
前記少なくとも2つの放射素子の各々は、放射スリーブを区画する2つの放射素子を含み、前記伝送線は前記各放射スリーブを貫通する、請求項1または2に記載のアンテナアセンブリ。
【請求項4】
前記同調整合共振器は、整合共振器放射素子と、前記アンテナアセンブリによって受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる信号の入力インピーダンスを、前記同調整合共振器内の電場を変更することによって変化させるために前記整合共振器放射素子内で移動可能なトランスとを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のアンテナアセンブリ。
【請求項5】
前記トランスはバランおよび誘電体装荷軸受筒を含む、請求項4に記載のアンテナアセンブリ。
【請求項6】
前記整合共振器放射素子は、放射スリーブを区画し、前記同調整合共振器は、前記バランおよび誘電体装荷軸受筒に接続され、前記放射スリーブを貫通する負荷ロッドをさらに含む、請求項5に記載のアンテナアセンブリ。
【請求項7】
前記バランおよび前記誘電体装荷軸受筒は、ねじ結合によって前記負荷ロッドに接続される、請求項6に記載のアンテナアセンブリ。
【請求項8】
前記同調整合共振器は、前記アンテナアセンブリによって受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる信号の周波数帯域幅を調整するように動作可能である、請求項1〜7のいずれか一項に記載のアンテナアセンブリ。
【請求項9】
前記同調整合共振器は、前記アンテナアセンブリによって受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる信号の周波数帯域幅を、約804MHz〜約829MHzの帯域幅、約806MHz〜約941MHzの帯域幅、約855MHz〜約980MHzの帯域幅、約1660MHz〜約1910MHzの帯域幅、約1670MHz〜約1920MHzの帯域幅、約1790MHz〜約2010MHzの帯域幅、約1920MHz〜約2170MHzの帯域幅、および約2400MHz〜約2500MHzの帯域幅の少なくとも1つまたは複数に調整するように動作可能である、請求項1〜8のいずれか一項に記載のアンテナアセンブリ。
【請求項10】
前記伝送線は、同軸ケーブルを含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載のアンテナアセンブリ。
【請求項11】
前記伝送線は、前記少なくとも2つの放射素子の各々に容量結合される、請求項1〜10のいずれか一項に記載のアンテナアセンブリ。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれか一項に記載のアンテナアセンブリを含むネットワーク。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれか一項に記載のアンテナアセンブリを含むシステム。
【請求項14】
アンテナアセンブリの同調整合共振器であって、
管状の放射素子と、
前記放射素子内に少なくとも部分的に配置された負荷ロッドと、
前記負荷ロッドに接続されたバランと、
前記バランに接続された誘電体装荷軸受筒と、
を備え、
前記バランおよび前記誘電体装荷軸受筒は、前記放射素子内に少なくとも部分的に配置され、前記バランおよび前記誘電体装荷ブッシングは、前記アンテナアセンブリによって受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる信号の入力インピーダンスを、前記同調整合共振器内の電場を変更することによって変化させるために前記負荷ロッドに対して移動可能であり、
それによって、前記同調整合共振器は、前記アンテナアセンブリによって受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる信号の周波数帯域幅を調整するように動作可能である、アンテナアセンブリの同調整合共振器。
【請求項15】
前記バランは、ねじ結合によって前記負荷ロッドに結合される、請求項14に記載のチューナブル整合共振器。
【請求項16】
前記誘電体装荷軸受筒は、圧縮嵌めによって前記バランに接続される、請求項14または15に記載の同調整合共振器。
【請求項17】
前記放射素子内に少なくとも部分的に配置された支持体をさらに備え、前記支持体は前記放射素子の縦軸に沿って前記負荷ロッドを支持するように構成される、請求項14〜16のいずれか一項に記載の同調整合共振器。
【請求項18】
前記同調整合共振器は、前記アンテナアセンブリによって受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる信号の周波数帯域幅を、約804MHz〜約829MHzの帯域幅、約806MHz〜約941MHzの帯域幅、約855MHz〜約980MHzの帯域幅、約1660MHz〜約1910MHzの帯域幅、約1670MHz〜約1920MHzの帯域幅、約1790MHz〜約2010MHzの帯域幅、約1920MHz〜約2170MHzの帯域幅、および約2400MHz〜約2500MHzの帯域幅の少なくとも1つに調整するように動作可能である、請求項14〜17のいずれか一項に記載の同調整合共振器。
【請求項19】
1以上の周波数で信号の受信および送信のうちの少なくとも一方を行うように動作可能であるマルチバンド・アレイ・アンテナ・アセンブリであって、前記アレイ・アンテナ・アセンブリは、
スタック構成に方向付けられる、第1、第2、および第3の開口放射管と、
前記第1および第2の放射管の各々を貫通する同軸ケーブルと、
前記同軸ケーブルに接続され、前記第3の放射管を貫通する負荷ロッドと、
前記第3の放射管内の前記負荷ロッドに接続され、前記第3の放射管内の前記負荷ロッドに対して長手方向に移動可能であるバランと、
前記バランに接続された誘電体装荷軸受筒と、
を備え、
前記バランおよび前記誘電体装荷軸受筒は、前記アレイ・アンテナ・アセンブリによって受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる信号の入力インピーダンスを前記第3の放射管内の電場を変えることによって変化させ、それによって前記アレイ・アンテナ・アセンブリによって受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる信号の周波数帯域幅を調整する、アレイ・アンテナ・アセンブリ。
【請求項20】
前記アレイ・アンテナ・アセンブリは、先進移動電話システム(AMPS)、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM)、パーソナル通信サービス(PCS)方式、無線ディジタル通信網(DCS)、統合ディジタル拡張ネットワーク(iDEN)、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)、および産業科学医療(ISM)システムの少なくとも一つの内の信号の受信および送信のうちの少なくとも一方を行うことができる、請求項19に記載のアレイ・アンテナ・アセンブリ。
【請求項21】
前記アレイ・アンテナ・アセンブリは、先進移動電話システム(AMPS)、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM)、パーソナル通信サービス(PCS)方式、無線ディジタル通信網(DCS)、統合ディジタル拡張ネットワーク(iDEN)、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)、および産業科学医療(ISM)システムの各々の中の信号の受信および送信のうちの少なくとも一方を行うことができ、前記アレイ・アンテナ・アセンブリは、各システム内の周波数に対して約2.5以下のVSWRを示す、請求項19に記載のアレイ・アンテナ・アセンブリ。
【請求項22】
前記アレイ・アンテナ・アセンブリは、各システム内の周波数に対して少なくとも約3デシベルアイソトロピックの利得を示す、請求項21に記載のアレイ・アンテナ・アセンブリ。
【請求項23】
基地局サブシステムでの使用に適したマルチバンド・アンテナ・アセンブリを提供する段階を備える方法であって、
前記マルチバンド・アンテナ・アセンブリは、
少なくとも2つの放射素子と、
前記少なくとも2つの放射素子の各々に接続された伝送線と、
該伝送線に接続され、前記マルチバンド・アンテナ・アセンブリによって受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる少なくとも1つまたは複数の信号の入力インピーダンスを、前記同調整合共振器内の電場を変更することによって変化させることができる同調整合共振器とを含む、方法。
【請求項24】
前記マルチバンド・アンテナ・アセンブリを基地局サブシステムに結合する段階をさらに備える、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記同調整合共振器のバランおよび誘電体装荷軸受筒の少なくとも一つを移動して、前記マルチバンド・アンテナ・アセンブリによって受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる前記少なくとも1つまたは複数の信号の入力インピーダンスを変更する段階をさらに備え、それによって、前記マルチバンド・アンテナ・アセンブリによって受信および送信のうちの少なくとも一方が行われる信号の周波数帯域幅を調整する、請求項23または24に記載の方法。

【図1】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2012−519430(P2012−519430A)
【公表日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−552231(P2011−552231)
【出願日】平成22年3月22日(2010.3.22)
【国際出願番号】PCT/US2010/028172
【国際公開番号】WO2010/111190
【国際公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(507358446)レアード テクノロジーズ インコーポレイテッド (9)
【氏名又は名称原語表記】LAIRD TECHNOLOGIES,INC.
【Fターム(参考)】