説明

マルチモード端末機でローミング中に通信サービスを制限する方法及びそのための装置

【課題】本発明は、マルチモード端末機でローミング中に通信サービスを制限する方法を提供することを目的とする。
【解決手段】第1通信網に対応する第1無線通信モジュールと第2通信網に対応する第2無線通信モジュールとを含むデュアルモード端末がローミング(roaming)を行う方法が開示される。この方法は、第1通信網にキャンプオン(camp on)してPLMN(Public Land Mobile Network)識別子を獲得すること、該PLMN識別子に含まれたローミング判定情報と前記端末に保存されたローミング判定情報とを比較して、前記第1通信網への連結がローミングであるか否かを判断すること、前記第1通信網への連結がローミングであると判断される場合、前記第2無線通信モジュールの動作を中断すること、及び前記第1通信網と信号を送受信することを含むことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチモード端末機に係り、特に、マルチモード端末機でローミング中に通信サービスを制限する方法及びそのための装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
本発明が適用されうる移動通信システムの一例として、E−UMTSネットワーク、すなわち、3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Long Term Evolution;以下、“LTE”という。)通信システムについて概略的に説明する。
【0003】
図1は、移動通信システムの一例としてE−UMTSネットワーク構造を概略的に示す図である。E−UMTS(Evolved Universal Mobile Telecommunications System)は、既存のUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)から進化したシステムで、現在3GPPで基礎的な標準化作業が行われている。一般に、E−UMTSは、LTE(Long Term Evolution)システムとも呼ばれる。UMTS及びE−UMTSの技術規格(technical specification)の詳細な内容はそれぞれ、“3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network”のRelease 7及びRelease 8を参照することができる。
【0004】
図1を参照すると、E−UMTSは、端末(User Equipment;UE)、基地局(eNode B;eNB)、及びネットワーク(E−UTRAN)の終端に位置して外部ネットワークと連結される接続ゲートウェイ(Access Gateway;AG)を含む。基地局は、ブロードキャストサービス、マルチキャストサービス及び/またはユニキャストサービスのために多重データストリームを同時に伝送することができる。
【0005】
一つの基地局は一つ以上のセルに対応している。セルは、1.25、2.5、5、10、15、20MHzなどの帯域幅のうちの一つが設定され、複数の端末にダウンリンクまたはアップリンク伝送サービスを提供する。互いに異なるセルにはそれぞれ異なる帯域幅を設定することができる。基地局は、多数の端末に対するデータ送受信を制御する。ダウンリンク(Downlink;DL)データに対して基地局はダウンリンクスケジューリング情報を伝送して、該当の端末にデータが伝送される時間/周波数領域、符号化、データサイズ、ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat and reQuest;HARQ)関連情報などを知らせる。また、アップリンク(Uplink;UL)データに対して基地局はアップリンクスケジューリング情報を該当の端末に伝送して、該当の端末が使用できる時間/周波数領域、符号化、データ大きさ、ハイブリッド自動再送要求関連情報などを知らせる。基地局間にはユーザトラフィックまたは制御トラフィック伝送のためのインターフェースを用いることができる。基幹網(Core Network;CN)は、AGと端末のユーザ登録などのためのネットワークノードなどで構成されることができる。AGは、複数のセルで構成されるTA(Tracking Area)単位で端末の移動性を管理する。
【0006】
無線通信技術は、UMTSネットワークをベースにしてLTEネットワークの開発にまで至ったが、ユーザと事業者の要求及び期待は高まる一方であり、他の無線接続技術の開発も続いているため、今後の競争力強化の面で新しい技術進化が要求される。ビット当たり費用の減少、サービス可用性の増大、融通性ある周波数バンドの使用、単純構造と開放型インターフェース、端末の適切な電力消費などが要求される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、マルチモード端末機でローミング中に通信サービスを制限する方法及びそのための装置を提供することにある。
【0008】
本発明で達成しようとする技術的課題は、以上に言及した技術的課題に制限されず、言及していない他の技術的課題は、以下の記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様である、第1通信網に対応する第1無線通信モジュールと第2通信網に対応する第2無線通信モジュールとを含むデュアルモード端末がローミング(roaming)を行う方法は、第1通信網にキャンプオン(camp on)してPLMN(Public Land Mobile Network)識別子を獲得することと、前記PLMN識別子に含まれるローミング判定情報と前記デュアルモード端末に保存されたローミング判定情報とを比較して、前記第1通信網への接続がローミングであるか否かを判断することと、前記第1通信網への接続がローミングであると判断される場合、前記第2無線通信モジュールの動作を中断することと、前記第1通信網と信号を送受信する段階と、を含むことを特徴とする。
【0010】
好適には、上記方法が、前記第1通信網への接続がローミングでないと判断される場合、前記第2無線通信モジュールが動作するか否かを判断することと、前記第2無線通信モジュールが動作しない場合、前記第2無線通信モジュールの動作を再開することと、をさらに含むことを特徴とする。
【0011】
一方、本発明の他の態様である、無線通信システムにおけるデュアルモード端末は、第1通信網と信号を送受信するための第1無線通信モジュールと、第2通信網と信号を送受信するための第2無線通信モジュールと、ローミング判定情報を保存するメモリモジュールと、前記第1通信網から受信した信号及び前記第2通信網から受信した信号を処理するためのプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、前記第1通信網にキャンプオンしてPLMN識別子を獲得し、前記PLMN識別子に含まれたローミング判定情報と前記端末に保存されたローミング判定情報とを比較して、前記第1通信網への接続がローミングであるか否かを判断し、前記第1通信網への連結がローミングであると判断される場合、前記第2無線通信モジュールの動作を中断することを特徴とする。
【0012】
好適には、前記第1通信網への接続がローミングでないと判断される場合、前記プロセッサが前記第2無線通信モジュールが動作するか否かを判断し、前記第2無線通信モジュールが動作しない場合、前記第2無線通信モジュールの動作を再開することを特徴とする。
【0013】
ここで、前記ローミング判定情報は、MCC(Mobile Country Code)、またはMCCとMNC(Mobile Network Code)との組み合わせであることを特徴とする。
【0014】
好適には、前記第1通信網はUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)通信網であり、前記第2通信網はLTE(Long Term Evolution)通信網である。
【0015】
一方、前記デュアルモード端末にローミングサービスを提供するシステムは、前記第1通信網のみを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明の実施例によれば、無線通信システムのマルチモード端末は、ローミング中に、検証されていないネットワークから提供されるサービスを効果的に制限でき、端末の電力効率を改善することが可能になる。
【0017】
本発明から得られる効果は、以上に言及した効果に制限されず、言及していない別の効果は、以下の記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明確に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】移動通信システムの一例としてE−UMTSのネットワーク構造を概略的に示す図である。
【図2】E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)の構造を概念的に示す図である。
【図3】3GPP無線接続網規格に基づく端末とE−UTRAN間の無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)の制御プレーン(Control Plane)及びユーザプレーン(User Plane)構造を示す図である。
【図4】3GPPシステムに用いられる物理チャネル及びこれらのチャネルを用いた一般的な信号伝送方法を説明するための図である。
【図5】デュアルモード端末機の構造を示す図である。
【図6】従来技術に係るPLMN(Public Land Mobile Network)選択手順を示す図である。
【図7】一般的なローミングサービスを行う過程を説明するための図である。
【図8】従来のローミング技術における問題点を説明するための図である。
【図9】本発明の実施例によるローミング手順を説明するための概念図である。
【図10】本発明の実施例によるローミング手順を示す図である。
【図11】3GネットワークとLTEネットワークのそれぞれにおいて、IP リ−チャブル(IP reachable)状態に進入するための過程を説明するための図である。
【図12】本発明の一実施例による通信送受信機のブロック構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に添付の図面を参照して説明される本発明の実施例から、本発明の構成、作用及び他の特徴が容易に理解されるであろう。以下に説明される実施例は、本発明の技術的特徴が3GPPシステムに適用された例とする。
【0020】
図2は、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)の構造を概念的に示す図である。
【0021】
図2を参照すると、E−UTRANシステムは、既存UTRANシステムから進化したシステムである。E−UTRANは、セル(eNB)から構成され、これらのセルはX2インターフェースを介して連結される。セルは、無線インターフェースを介して端末と連結され、S1インターフェースを介して発展型パケット・コア(Evolved Packet Core:EPC)に連結される。
【0022】
EPCは、移動管理エンティティ(Mobility Management Entity:MME)、S−GW(Serving−Gateway)及びPDN−GW(Packet Data Network−Gateway)で構成される。MMEは、端末の接続情報や端末の能力に関する情報を有しており、このような情報は端末の移動性管理に主に用いられる。S−GWは、E−UTRANの終端点となるゲートウェイであり、PDN−GWは、PDN(Packet Data Network)の終端点となるゲートウェイである。
【0023】
図3は、3GPP無線接続網規格に基づく端末とE−UTRAN間の無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)の制御プレーン(Control Plane)及びユーザプレーン(User Plane)の構造を示す図である。制御プレーンは、端末(UE)とネットワークが呼を管理するために用いる制御メッセージが伝送される通路を意味する。ユーザプレーンは、アプリケーション層で生成されたデータ、例えば、音声データまたはインターネットパケットデータなどが伝送される通路を意味する。
【0024】
第1層である物理層は、物理チャネル(Physical Channel)を用いて上位層に情報伝送サービス(Information Transfer Service)を提供する。物理層は、上位にある媒体接続制御(Medium Access Control)層とは伝送チャネル(Transport Channel)を通じて連結されている。伝送チャネルを通じて媒体接続制御層と物理層間にデータが移動する。送信側の物理層と受信側の物理層との間には物理チャネルを通じてデータが移動する。物理チャネルは、時間及び周波数を無線リソースとして用いる。具体的には、物理チャネルは、ダウンリンクではOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式で変調され、アップリンクではSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)方式で変調される。
【0025】
第2層における媒体接続制御(Medium Access Control;MAC)層は、論理チャネル(Logical Channel)を通じて上位層である無線リンク制御(Radio Link Control;RLC)層にサービスを提供する。第2層におけるRLC層は、信頼できるデータ伝送を支援する。RLC層の機能は、MAC内部の機能ブロックにより具現しても良い。第2層におけるPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層は、帯域幅の狭い無線インターフェースにおいてIPv4やIPv6のようなIPパケットを効率的に伝送するために余分の制御情報を減らすヘッダー圧縮(Header Compression)機能を果たす。
【0026】
第3層の最下部に位置する無線リソース制御(Radio Resource Control;RRC)層は、制御プレーンでのみ定義される。RRC層は、無線ベアラ(Radio Bearer;RB)の設定(Configuration)、再設定(Re−configuration)及び解除(Release)と関連して論理チャネル、伝送チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。RBは、端末とネットワーク間のデータ伝達のために第2層により提供されるサービスを意味する。このために、端末とネットワークのRRC層は互いにRRCメッセージを交換する。
【0027】
基地局(eNB)に接続される一つのセルには、1.25、2.5、5、10、15、20MHzなどの帯域幅のいずれか一つが設定されて、複数の端末にダウンリンクまたはアップリンク伝送サービスを提供する。互いに異なるセルは、それぞれ異なる帯域幅が設定されることができる。
【0028】
ネットワークから端末にデータを伝送するダウンリンク伝送チャネルは、システム情報を伝送するBCH(Broadcast Channel)、ページングメッセージを伝送するPCH(Paging Channel)、ユーザトラフィックや制御メッセージを伝送するダウンリンクSCH(Shared Channel)などがある。ダウンリンクマルチキャストまたは放送サービスのトラフィックまたは制御メッセージは、ダウンリンクSCHを通じて伝送されても良く、別のダウンリンクMCH(Multicast Channel)を通じて伝送されても良い。一方、端末からネットワークにデータを伝送するアップリンク伝送チャネルには、初期制御メッセージを伝送するRACH(Random Access Channel)、ユーザトラフィックや制御メッセージを伝送するアップリンクSCH(Shared Channel)がある。伝送チャネルの上位に位置し、伝送チャネルにマッピングされる論理チャネル(Logical Channel)には、BCCH(Broadcast Control Channel)、PCCH(Paging Control Channel)、CCCH(Common Control Channel)、MCCH(Multicast Control Channel)、MTCH(Multicast Traffic Channel)などがある。
【0029】
図4は、3GPPシステムに用いられる物理チャネル及びこれらの物理チャネルを用いた一般的な信号伝送方法を説明するための図である。
【0030】
端末は、電源が入ったり、新しくセルに進入した場合、基地局と同期を合わせる等の初期セル探索(Initial cell search)作業を行う(S401)。このために、端末は基地局から主同期チャネル(Primary Synchronization Channel;P−SCH)及び副同期チャネル(Secondary Synchronization Channel;S−SCH)を受信して基地局と同期を合わせ、セルIDなどの情報を獲得することができる。その後、端末は、基地局から物理放送チャネル(Physical Broadcast Channel)を受信してセル内放送情報を獲得することができる。一方、端末は、初期セル探索段階でダウンリンク参照信号(Downlink Reference Signal;DLRS)を受信してダウンリンクチャネル状態を確認することができる。
【0031】
初期セル探索を終えた端末は、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel;PDCCH)及び該PDCCHに含まれた情報に応じて物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel;PDSCH)を受信することによってより具体的なシステム情報を獲得することができる(S402)。
【0032】
一方、基地局に最初に接続したり信号伝送のための無線資源がない場合、端末は基地局に対してランダムアクセス手順(Random Access Procedure)を行うことができる(S403乃至S406)。このために、端末は、物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel;PRACH)を通じて特定シーケンスをプリアンブルとして伝送し(S403及びS405)、PDCCH及び対応するPDSCHを通じてプリアンブルに対する応答メッセージを受信することができる(S404及びS406)。競合ベースのRACHの場合、衝突解決手順(Contention Resolution Procedure)をさらに行うことができる。
【0033】
上記のような手順を行った端末は、以降、一般的なアップリンク/ダウンリンク信号伝送手順としてPDCCH/PDSCH受信(S407)及び物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel;PUSCH)/物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel;PUCCH)伝送(S408)を行うことができる。特に、端末は、PDCCHを通じてダウンリンク制御情報(Downlink Control Information;DCI)を受信する。ここで、DCIは、端末に対するリソース割当情報のような制御情報を含み、その使用目的によって異なるフォーマットを有する。
【0034】
一方、端末がアップリンクを通じて基地局に伝送する、または端末が基地局から受信する制御情報は、ダウンリンク/アップリンクACK/NACK信号、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Index)、RI(Rank Indicator)などを含む。3GPP LTEシステムの場合、端末は、これらCQI/PMI/RIなどの制御情報をPUSCH及び/またはPUCCHを通じて伝送することができる。
【0035】
図5は、デュアルモード端末機の構造を示す図である。
【0036】
図5を参照すると、デュアルモード端末機は、アプリケーションプロセッサ、第1通信網から受信した信号を処理するための第1モデムプロセッサ、及び第2通信網から受信した信号を処理するための第2モデムプロセッサを含むことができる。ここで、第1通信網は、UTRANシステムであるUMTSネットワークであり、第2通信網は、E−UTRANシステムであるLTEネットワーク、すなわち、E−UMTSネットワークであると好ましい。
【0037】
アプリケーションプロセッサは、デュアルモード端末の内部にハードウェア的に一体のモジュールとして構成されることもでき、PCに含まれてデュアルモード端末とは独立的に構成されることもできる。また、アプリケーションプロセッサは、ネットワーク環境に応じて第1通信網または第2通信網への接続状態を管理及び制御するためのCM(connection manager)を含むことができる。
【0038】
さらにいうと、CMは、ネットワーク接続状態に応じてアプリケーションと2つのプロセッサのいずれか一方(第1モデムプロセッサあるいは第2モデムプロセッサ)との間にデータが送受信されるようにスイッチングする役割を果たす。すなわち、デュアルモード端末が第1通信網と接続されている場合には、アプリケーションデータを、第1モデムプロセッサとアプリケーションとが接続されるようにAインターフェースで送受信し、デュアルモード端末が第2通信網と接続されている場合には、アプリケーションデータを、第2モデムプロセッサとアプリケーションとが接続されるようにBインターフェースで送受信する。
【0039】
ホストインターフェースは、第1モデムプロセッサと第2モデムプロセッサとの間に位置し、両プロセッサ間の制御信号及びデータ信号の伝送に用いられることができる。
【0040】
図6は、従来技術に係るパブリック・ランド・モービル・ネットワーク(Public Land Mobile Network:PLMN)選択手順を示す図である。
【0041】
まず、端末は、動作が始まると、すなわち、電源が入ると、NAS層でPLMN選択手順を開始する。次いで、端末は、キャンプオン(Camp on)するのに適したセルを探すために段階600のようにセル選択手順を行う。セル選択手順は、周波数スキャンプロシージャ、システム情報ブロックプロシージャ、及び下位層のRRC設定プロシージャで構成される。
【0042】
具体的に、段階601で周波数スキャンプロシージャをまず行い、キャンプオンするセルのARFCN(Absolute Radio Frequency Channel Number;UTRANに対応)またはE−ARFCN(E−UTRANに対応)を獲得する。参考として、周波数スキャンプロシージャのタイプには、全帯域をスキャンするバンドスキャンと、端末に保存されている帯域リストに基づくシステムスキャンとがある。
【0043】
次に、周波数スキャンプロシージャが完了した後、段階602でシステム情報ブロックプロシージャを行う。具体的に、システム情報ブロックプロシージャは、マスター情報ブロックとシステム情報ブロックの受信で構成される。
【0044】
セル選択手順の最後の段階である段階603で、端末は、RRC層において下位層、例えば、PHY層、MAC層、RLC層及びPDCP層のパラメータを設定する。
【0045】
セル選択手順が完了すると、段階604で端末は該当のセルにキャンプオンし、この時、端末のNAS層はRRC層から該当のセルのPLMN識別子を獲得する。該PLMN識別子は、国別に固有の値を持つモービル・カントリ・コード(Mobile Country Code:MCC)と事業者別に固有の値を持つモービル・ネットワーク・コード(Mobile Network Code:MNC)との組み合わせでなり、このMCCとMNCとの組み合わせによって、全世界の全通信事業者はそれぞれ唯一のPLMN識別子を有することとなる。
【0046】
図7は、一般的なローミングサービスを行う過程を説明するための図である。
【0047】
図7を参照すると、端末は、PLMN識別子に含まれた、国別に固有の値を持つMCCを用いてローミングされたか否か判断する。
すなわち、端末は、PLMN選択手順を通じてPLMN IDを受信する度に、PLMN識別子に含まれたMCCと端末に保存された固有のMCC値とを比較して、両者が一致する場合はホームネットワークの接続と判断し、異なる場合は、該当の端末はローミングされたと判断する。
【0048】
図8は、従来ローミング技術における問題点を説明するための図である。
【0049】
図8を参照すると、事業者Bのネットワークは、UTRAN、すなわちWCDMAネットワークとeUTRAN、すなわちLTEネットワークの両方が存在し、事業者Aのネットワークは、WCDMAネットワークのみ存在している。また、事業者Bの加入者端末は、WCDMAネットワーク、LTEネットワークの両方と通信可能なデュアルモード端末であるとする。
【0050】
事業者Bの加入者端末が事業者Aのネットワークにローミング(Roaming)によって接続する場合、事業者Bのネットワークはホームネットワークとなり、事業者Aのネットワークは訪問(Visited)ネットワークとなる。事業者AのネットワークにはWCDMAネットワークのみ存在するから、端末はWCDMAネットワークと接続してローミングを試みる。このとき、端末のLTE関連モジュールは継続して動作するから、端末の電力消費は増加してしまう。
【0051】
図9は、本発明の実施例によるローミング手順を説明するための概念図である。
【0052】
図9を参照すると、本発明では、端末が特定セルにキャンプオンする際に獲得するPLMN識別子を用いてLTE関連モジュールの動作を中止したり再開したりする機能を提供することを提案する。さらにいうと、事業者Bの加入者端末がローミングを通じて事業者AのようにLTEネットワークのない国のUTRANシステムにキャンプオンする場合(段階901)、LTE関連モジュールの動作を停止させ(段階902)、UTRANシステムのUMTSネットワークにアタッチ(Attach)する(段階903)。
【0053】
また、事業者Bの加入者端末がホームネットワークに復帰する時には、LTE関連モジュールを再開させることでLTEネットワークからサービスを受けるようにする方法である。これについて、図10を参照して詳細に説明する。
【0054】
図10は、本発明の実施例によるローミング手順を示す図である。
【0055】
特に、図10で、デュアルモード端末は3Gネットワーク(UMTSネットワーク)及びLTEネットワークと通信可能であり、3Gネットワーク、LTEネットワークの両方を備えた事業者Bの加入者端末であるとする。また、事業者Aは、3Gネットワークのみを備えているか、または、3Gネットワーク、及び事業者BのLTEネットワークと互換不可能なLTEネットワークを備えているとする。
【0056】
図10を参照すると、端末の電源がオンとなると、端末は、段階1000で、図6で説明したPLMN選択手順を行う。続いて、段階1001で、端末がキャンプオンするセルの優先順位を決定する。本実施例では、LTEネットワークが3Gネットワークに比べてキャンプオンするセルの優先順位が高いとする。
【0057】
段階1002で端末は、PLMN選択手順で選択されたセルがLTEセルであるか否か判断し、もしLTEセルでないと、段階1000に戻ってPLMN選択手順を再び行い、新しいセルを選択する。もし、選択されたセルがLTEセルであると、端末は、段階1003で、該当のセルへの接続がローミングであるか否か判断する。ローミングであるか否かの判断は、図7に示す手順に従うとともに、PLMN識別子に含まれたMCCまたはMCCとMNCとの組み合わせを利用することができる。すなわち、端末に保存されたMCCまたはMCCとMNCとの組み合わせが、PLMN選択手順で検出されたMCCまたはMCCとMNCとの組み合わせと一致すると、端末はローミング中ではなく、ホームネットワーク、すなわち事業者BのLTEネットワークへの接続であるから、段階1050でLTEネットワークへのアタッチ(Attach)過程を行う。このLTEネットワークへのアタッチ過程は後述される。
【0058】
また、段階1003での判断結果、端末に保存されたMCCまたはMCCとMNCとの組み合わせが、PLMN選択手順で検出されたMCCまたはMCCとMNCとの組み合わせと一致しないと、端末はローミング中であって、事業者BのLTEネットワークと互換不可能な事業者AのLTEネットワークへと接続を試みる場合であるから、段階1004でデュアルモード端末はLTE関連モジュールの動作を中止する。続いて、段階1005でデュアルモード端末は新しくPLMN選択手順を行い、選択されたセルが3Gネットワークであるか否か判断する。3Gネットワークの選択に失敗した場合、段階1000に戻ってPLMN選択手順を再び行う。しかし、選択されたセルが3Gネットワークであると、段階1060及び段階1070で3Gネットワークへのアタッチ過程とPDP(packet data protocol)コンテクスト(Context)活性化過程を行う。この3Gネットワークへのアタッチ過程とPDPコンテクスト活性化過程についても後述する。
【0059】
一方、キャンプオンするセルは3GネットワークがLTEネットワークよりも優先順位が高い場合、または、LTEネットワークセル選択後に再び3Gネットワークのセルを選択すべき場合には、段階1000のPLMN選択手順で選択されたセルが3Gセルであるか否かを段階1007で判断し、3Gセルでないと段階1000に戻ってPLMN選択手順を再び行い、新しいセルを選択する。一方、1007で3Gセルが選択されたと判断されると、端末は、段階1008で該当セルへの接続がローミングであるか否か判断する。同様に、ローミングであるか否かの判断は、図7に示す手順に従うとともに、PLMN識別子に含まれたMCCまたはMCCとMNCとの組み合わせを用いることができる。すなわち、端末に保存されたMCCまたはMCCとMNCとの組み合わせが、PLMN選択手順で検出されたMCCまたはMCCとMNCとの組み合わせと一致すると、端末は、ローミング中ではなく、ホームネットワーク、すなわち、事業者Bの3Gネットワークへの接続である。したがって、段階1009で端末はLTE関連モジュールが動作中である否かを再び判断する。もし、動作中でないと、段階1010でLTE関連モジュールを動作させ、再び段階1000のPLMN選択手順を行う。これは、端末は事業者Bの加入者であり、事業者BはLTEネットワークと3Gネットワークの両方を備えているので、優先順位の高いLTEネットワークへの接続を試みるためである。特に、段階1010は、当該端末が事業者Aのネットワークから事業者Bのネットワークに復帰する場合に適用可能である。
【0060】
段階1008での判断結果、端末に保存されたMCCまたはMCCとMNCとの組み合わせが、PLMN選択手順で検出されたMCCまたはMCCとMNCとの組み合わせと一致しないと、端末はローミング中であって、事業者Aの3Gネットワークへと接続を試みる場合であるから、段階1011でLTE関連モジュールが動作中であるか否か判断する。もし、LTE関連モジュールが動作していると、段階1012でLTE関連モジュールの動作を中止する。以降、端末は、段階1060及び段階1070の3Gネットワークへのアタッチ過程及びPDP(packet data protocol)コンテクスト(Context)活性化過程を行う。
【0061】
一方、段階1050または段階1060〜1070を経て端末は段階1080のようにIP リ−チャブル(IP reachable)状態に進入し、段階1090で3GネットワークまたはLTEネットワークと通信を始める。ここで、IP リ−チャブル状態とは、端末が、該当のネットワークからIPアドレスが割り当てられ、パケットサービスが可能な状態のことをいう。
【0062】
図11は、3GネットワークとLTEネットワークのそれぞれにおいて、IP リ−チャブル状態に進入するための過程を説明するための図である。特に、図11(a)は、3GネットワークにおいてPDP(packet data protocol)コンテクスト(Context)活性化過程を示し、図11(b)は、LTEネットワークへのアタッチ過程を示す。すなわち、3GネットワークのIP リ−チャブル状態に到達するためには、3Gネットワークへのアタッチ過程とPDPコンテクスト活性化過程が要求されるが、LTEネットワークのこれら両過程が統合されたもので、アタッチ過程のみ存在する。
ここで、PDPコンテクストとは、外部PDN(Packet Data Network)への連結のための一つ以上の情報の集合のことをいい、端末とネットワーク間にパケットデータを互いに送受信できるように連結を提供する役割を果たす。
【0063】
図11(a)を参照すると、端末は3Gネットワークへのアタッチ過程を完了した後、3GネットワークにPDPコンテクスト活性化要請メッセージを送信する。特に、PDPコンテクスト活性化要請メッセージは、PDN(Packet Data Network)タイプを定義し、PDNタイプにはIPv4、IPv6及びIPv3v6などが存在する。このPDPコンテクスト活性化要請メッセージを受信したネットワークは、端末にPDPコンテクスト活性化受諾メッセージを伝送する。このPDPコンテクスト活性化受諾メッセージは、端末に割り当てられたIPアドレスを含む。
【0064】
また、図11(b)を参照すると、端末はLTEネットワークへのアタッチ(Attach)要請メッセージを送信する。このアタッチ要請メッセージは、PDN(Packet Data Network)タイプを定義し、PDNタイプにはIPv4、IPv6及びIPv3v6などが存在する。このアタッチ要請メッセージを受信したネットワークは、端末にアタッチ(Attach)受諾メッセージを伝送し、端末はそれに対する応答としてアタッチ(Attach)完了メッセージをネットワークに伝送する。このアタッチ受諾メッセージは、端末に割り当てられたIPアドレスを含む。
【0065】
すなわち、図11(a)または(b)過程を経た後、端末は、該当のネットワークからIPアドレスが割り当てられ、パケットサービス可能な状態、すなわち、IP リ−チャブル状態に進入する。
【0066】
本発明によれば、ネットワーク事業者は、特定地域におけるLTE関連モジュールの動作するか否かをMCCなどを用いて決定でき、これによって限定的なネットワークサービスを提供することができる。
【0067】
図12は、本発明の一実施例による通信送受信機のブロック構成図であり、送受信機は基地局または端末の一部でありうる。
【0068】
図12を参照すると、送受信機1200は、プロセッサ1210、メモリー1220、RFモジュール1230、ディスプレイモジュール1240及びユーザインターフェースモジュール1250を含む。
【0069】
送受信機1200は説明の便宜のために示されたもので、一部のモジュールは省略可能である。また、送受信機1200は必要なモジュールをさらに含むこともできる。また、送受信機1200において一部のモジュールはより細分化したモジュールにすることもできる。プロセッサ1210は、図面を参照して例示した本発明の実施例による動作を行うように構成される。
【0070】
具体的には、送受信機1200が基地局の一部である場合に、プロセッサ1210は、制御信号を生成して複数の周波数ブロック内に設定された制御チャネルにマッピングする機能を果たすことができる。また、送受信機1200が端末の一部である場合に、プロセッサ1210は、複数の周波数ブロックから受信された信号から自身に指示された制御チャネルを確認し、当該制御チャネルから制御信号を抽出することができる。
【0071】
その後、プロセッサ1210は、制御信号に基づいて必要な動作を行うことができる。プロセッサ1210の詳細な動作は、図1乃至図11に記載された内容を参照すればいい。
【0072】
メモリー1220は、プロセッサ1210に連結され、オペレーティングシステム、アプリケーション、プログラムコード、データなどを保存する。特に、メモリー1220は、端末に割り当てられたMCC及びMNCを保存することができ、これらをローミング判定時に抽出して利用することができる。
【0073】
RFモジュール1230は、プロセッサ1210に連結され、基底帯域信号を無線信号に変換したり、無線信号を基底帯域信号に変換する機能を果たす。このために、RFモジュール1230は、アナログ変換、増幅、フィルタリング及び周波数アップ変換、またはそれらの逆過程を行う。特に、RFモジュール1230は、UMTSネットワーク及びLTEネットワークと通信でき、それぞれに関連するモジュールは個別に具現しても良く、一つのモジュールで動作するように具現しても良い。
【0074】
ディスプレイモジュール1240は、プロセッサ1210に連結され、様々な情報をディスプレイする。ディスプレイモジュール1240は、特に制限されず、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、LED(Light Emitting Diode)、OLED(Organic Light Emitting Diode)のような周知の要素とすることかできる。ユーザインターフェースモジュール1250は、プロセッサ1210と連結され、キーパッド、タッチスクリーンなどのような周知のユーザインターフェースの組み合わせで構成することができる。
【0075】
以上で説明された実施例は、本発明の構成要素及び特徴が所定の形態で結合されたものである。各構成要素または特徴は、別の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮しなければならない。各構成要素または特徴は、他の構成要素や特徴と結合しない形態で実施されることができる。また、一部の構成要素及び/または特徴を結合して本発明の実施例を構成することも可能である。本発明の実施例で説明される動作の順序は変更可能である。ある実施例の一部構成や特徴は他の実施例に含まれることもでき、他の実施例の対応する構成または特徴に取って代わることもできる。特許請求の範囲において明示的な引用関係を有しない請求項を結合して実施例を構成することもでき、出願後の補正により新しい請求項として含めることも可能であることは自明である。
【0076】
本発明の実施例は、主に、基地局と端末とのデータ送受信関係を中心に説明された。本文書で基地局によって行われると説明された特定動作は、場合によっては、基地局の上位ノード(upper node)によって行われることもできる。すなわち、基地局を含む複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局または基地局以外のネットワークノードによって行われることもできることは自明である。基地局は、固定局(fixed station)、Node B、eNode B(eNB)、アクセスポイント(access point)などの用語にすることもできる。また、端末は、UE(User Equipment)、MS(Mobile Station)、MSS(Mobile Subscriber Station)などの用語にすることもできる。
【0077】
本発明による実施例は、様々な手段、例えば、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェアまたはそれらの結合などにより具現することができる。ハードウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、一つまたはそれ以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどにより具現することができる。
【0078】
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、以上説明した機能または動作を行うモジュール、手順、関数などの形態とすることができる。ソフトウェアコードは、メモリーユニットに記憶されてプロセッサにより駆動されることができる。メモリーユニットは、プロセッサの内部または外部に設けられて、公知の様々な手段によりプロセッサとデータを交換することができる。
【0079】
本発明は、本発明の特徴を逸脱しない範囲で、別の特定の形態に具体化できるということは当業者には自明である。したがって、上記の詳細な説明はいずれの面においても制約的に解析してはならず、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付した請求項の合理的な解析により決定されなければならず、本発明の等価的範囲内における変更はいずれも本発明の範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0080】
本発明は、無線通信システムに適用されることができる。特に、本発明は、無線通信システムにおいて端末が送信電力残量を報告する方法及びそのための装置に適用されることができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1通信網に対応する第1無線通信モジュールと第2通信網に対応する第2無線通信モジュールとを含むデュアルモード端末でローミングを行う方法であって、
前記第1通信網にキャンプオンしてPLMN識別子を獲得することと、
前記PLMN識別子に含まれるローミング判定情報と前記デュアルモード端末に保存されたローミング判定情報とを比較して、前記第1通信網への接続がローミングであるか否かを判断することと、
前記第1通信網への接続がローミングであると判断される場合、前記第2無線通信モジュールの動作を中断することと、
前記第1通信網と信号を送受信することと、
を含む、ローミング方法。
【請求項2】
前記ローミング判定情報は、MCCである、請求項1に記載のローミング方法。
【請求項3】
前記ローミング判定情報は、MCCとMNCとの組み合わせである、請求項1に記載のローミング方法。
【請求項4】
前記第1通信網は、UMTS通信網であり、前記第2通信網は、LTE通信網である、請求項1に記載のローミング方法。
【請求項5】
前記第1通信網への接続がローミングでないと判断される場合、前記第2無線通信モジュールが動作するか否かを判断することと、
前記第2無線通信モジュールが動作しない場合、前記第2無線通信モジュールの動作を再開することと、
をさらに含む、請求項1に記載のローミング方法。
【請求項6】
前記デュアルモード端末にローミングサービスを提供するシステムは、前記第1通信網のみを備える、請求項1に記載のローミング方法。
【請求項7】
無線通信システムにおけるデュアルモード端末であって、
第1通信網と信号を送受信するための第1無線通信モジュールと、
第2通信網と信号を送受信するための第2無線通信モジュールと、
ローミング判定情報を保存するメモリモジュールと、
前記第1通信網から受信した信号及び前記第2通信網から受信した信号を処理するプロセッサと、を含み、
前記プロセッサは、
前記第1通信網にキャンプオンしてPLMN識別子を獲得し、該PLMN識別子に含まれるローミング判定情報と前記デュアルモード端末に保存されたローミング判定情報とを比較して、前記第1通信網への接続がローミングであるか否かを判断し、前記第1通信網への連結がローミングであると判断される場合、前記第2無線通信モジュールの動作を中断する、デュアルモード端末。
【請求項8】
前記ローミング判定情報は、MCCである、請求項7に記載のデュアルモード端末。
【請求項9】
前記ローミング判定情報は、MCCとMNCとの組み合わせである、請求項7に記載のデュアルモード端末。
【請求項10】
前記第1通信網は、UMTS通信網であり、前記第2通信網は、LTE通信網である、請求項7に記載のデュアルモード端末。
【請求項11】
前記プロセッサは、前記第1通信網への接続がローミングでないと判断される場合、前記第2無線通信モジュールが動作するか否かを判断し、前記第2無線通信モジュールが動作しない場合、前記第2無線通信モジュールの動作を再開する、請求項7に記載のデュアルモード端末。
【請求項12】
前記デュアルモード端末にローミングサービスを提供するシステムは、前記第1通信網のみを備える、請求項7に記載のデュアルモード端末。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate


【公開番号】特開2011−259435(P2011−259435A)
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−128463(P2011−128463)
【出願日】平成23年6月8日(2011.6.8)
【出願人】(502032105)エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド (2,269)
【出願人】(392026693)株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (5,876)
【Fターム(参考)】