説明

モーター及びこれを備えるディスク駆動装置

【課題】ディスクの回転駆動時に発生する圧力差及び温度差を減少させることで、消費電力を減少させる。
【解決手段】モーターは、ディスクDを載置するチャッキング機構120が圧入結合されるローターケース140と、ディスクの底面を支持するようにローターケースの上面に設けられ、ローターケースの上面とディスクの底面との間に形成される空間Sの内外側に空気が流動可能になるようにする流路部170が形成されるディスク支持部材160とを含み、ローターケース及びディスク支持部材の少なくとも一つには、ローターケースの回転時に流路部を介して流動する空気を加速させるプッシュ部180が形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モーター及びこれを備えるディスク駆動装置に関する。より詳細には、載置されるディスクの底面を支持するディスク支持部材がローターケースの上面に備えられるモーター及びこれを備えるディスク駆動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に光ディスクドライブ(optical disc drive)内に設けられるスピンドルモーター(spindle motor)は、光ピックアップ機構がディスクに記録されたデータを読むことができるように、ディスクを回転させる機能をする。
【0003】
また、スピンドルモーターは、スリーブに回転可能に支持されるシャフトに取り付けられるローターケースを備え、ローターケースの上面には、ディスクの載置時にディスクの底面に接触されてディスクを支持するディスク支持部材が備えられることができる。
【0004】
なお、スピンドルモーターにディスクが載置されて回転される場合、ディスクの中心側の領域とディスクの縁側の領域との間で圧力差が発生し、さらにローターケースの下部側には多様な発熱源が配置されることができるため、ディスクの中心側の領域とディスクの縁側の領域との間で温度差も発生する。
【0005】
このような圧力差及び温度差によって、ディスクの回転駆動時に振動が発生することがあり、これによりモーターの消費電力が増加する問題がある。
【0006】
さらに、このような振動の発生によって、駆動時におけるモーターの安定化時間及び高速回転までに要する時間が増加し、内部部品の温度が上昇して耐久性が低下する問題がある。
【0007】
さらに、発生する振動によって、騒音が増加する問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、ディスクの回転駆動時に発生する圧力差及び温度差を減少させることで、消費電力を減少させることができるモーター及びこれを備えるディスク駆動装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るモーターは、ディスクを載置するチャッキング機構が圧入結合されるローターケースと、上記ディスクの底面を支持するように上記ローターケースの上面に設けられ、当該ローターケースの上面と当該ディスクの底面との間に形成される空間Sの内外側に空気が流動可能になるようにする流路部が形成されるディスク支持部材とを含み、上記ローターケース及び上記ディスク支持部材の少なくとも一つには上記ローターケースの回転時に流路部を介して流動する空気を加速させるプッシュ部が形成されることができる。
【0010】
上記プッシュ部は、上記ローターケースの上面に周方向に沿って相互離隔されて配置されるように形成される複数の溝からなることができる。
【0011】
上記プッシュ部は、上記ディスク支持部材の半径方向の内側に配置されるが、上記流路部と対応するように周方向に沿って複数が相互離隔されて配置されることができる。
【0012】
上記プッシュ部は、上記ディスク支持部材の半径方向の内側に配置されるが、相互離隔されて配置される複数の上記流路部間に位置されることができる。
【0013】
上記プッシュ部は、上記ローターケースの上面に形成される第1のプッシュ部と、上記ディスク支持部材の内周面及び外周面の少なくとも一つに形成される第2のプッシュ部とを含んで構成されることができる。
【0014】
上記第1のプッシュ部は、上記ローターケースの上面に周方向に沿って相互離隔されて配置されるように形成される複数の溝からなり、上記第2のプッシュ部は、上記ディスク支持部材の外周面に形成される凹溝からなることができる。
【0015】
上記第1のプッシュ部は、上記ローターケースの上面に周方向に沿って相互離隔されて配置されるように形成される複数の溝からなり、上記第2のプッシュ部は、上記ディスク支持部材の外周面に形成される凹溝と、上記ディスク支持部材の内周面に形成される凸部とからなることができる。
【0016】
上記第1のプッシュ部は、上記ローターケースの上面に周方向に沿って相互離隔されて配置されるように形成される複数の溝からなり、上記第2のプッシュ部は、上記ディスク支持部材の外周面に形成される外側凹溝と、上記ディスク支持部材の内周面に形成される内側凹溝とからなることができる。
【0017】
上記外側凹溝と上記内側凹溝は、交互に配置されるように形成されることができる。
【0018】
上記第1のプッシュ部は、上記第2のプッシュ部の内側凹溝に対応されるように、上記ディスク支持部材の半径方向の内側に配置されることができる。
【0019】
上記プッシュ部は、上記ディスク支持部材の内周面に形成される凸部からなることができる。
【0020】
上記プッシュ部は、上記ディスク支持部材の内周面に形成される凹溝からなることができる。
【0021】
上記流路部は、半径方向に対して傾斜するように配置されて形成されることができる。
【0022】
本発明に係るディスク駆動装置は、ディスクが出入りされる開口部を備える本体ハウジングと、当該本体ハウジングに搭載される上述したモーターと、当該モーターによって回転されるディスクに光を照射し、反射された光を受光する光ピックアップ部と、当該光ピックアップ部を上記ディスクの周方向に移動させる駆動部とを含む。
【発明の効果】
【0023】
本発明によると、流路部を介して、ディスクの底面とローターケースの上面との間の空間Sを、当該空間Sの外側と連通させることによって、空気を流動させて空間Sと当該空間Sの外側との圧力差及び温度差を減少させることができる効果がある。
【0024】
さらに、プッシュ部によって流路部を介した空気の流動をより円滑にすることで、空間Sと当該空間Sの外側との圧力差及び温度差をより速やかに減少させることができる効果がある。
【0025】
これにより、ディスクの回転駆動中に発生する振動を減少させ、モーターの消費電力を減少させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るモーターを示す概略断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るモーターを示す平面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るモーターの駆動時に発生する空気の流動を説明するための作動図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るモーターを示す概略図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係るモーターを示す概略図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に係るモーターを示す概略図である。
【図7】本発明の第5の実施形態に係るモーターを示す概略図である。
【図8】本発明の第6の実施形態に係るモーターを示す概略図である。
【図9】本発明の第7の実施形態に係るモーターを示す概略図である。
【図10】本発明の第8の実施形態に係るモーターを示す概略図である。
【図11】本発明の第1の実施形態に係るディスク駆動装置を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下では、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。但し、本発明の思想は、提示される実施形態に制限されることなく、本発明の思想を理解する当業者は、同一思想の範囲内で他の構成要素の追加、変更、削除などを通じて、退歩的な他の発明や本発明の思想の範囲内に含まれる他の実施形態を容易に提案することができるが、これもまた本願発明の思想の範囲内に含まれると言えるはずである。
【0028】
なお、本発明を詳述するにおいて、関連した公知の機能又は構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要にできると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。
【0029】
図1は、本発明の第1の実施形態に係るモーターを示す概略断面図であり、図2は、本発明の第1の実施形態に係るモーターを示す平面図であり、図3は、本発明の第1の実施形態に係るモーターの駆動時に発生する空気の流動を説明するための作動図である。
【0030】
図1から図3を参照すると、本発明の第1の実施形態に係るモーター100は、チャッキング機構120と、ローターケース140と、ディスク支持部材160と、プッシュ部180とを含む。
【0031】
ここで、上記モーター100は、ディスクDを回転させるディスク駆動装置に適用されるスピンドルモーターであって、大別してステーター20とローター40とからなる。
【0032】
上記ステーター20は、回転する部材を除外した全ての固定部材を意味するものであって、印刷回路基板21が設けられるベースプレート22と、スリーブ30を圧入して支持するスリーブホルダー23と、当該スリーブホルダー23に固定されるステーターコア24と、当該ステーターコア24を取り囲む巻線コイル25とを含む。
【0033】
上記ローター40は、上記ステーターコア24と対応する環状のマグネット42を内周部に備えるカップ状のローターケース140を備える。上記マグネット42は、周方向にN極とS極とが交互に着磁されている、一定の強さの磁気力を発生する永久磁石である。
【0034】
上記ローターケース140は、シャフト44に圧入されて締結されるローターハブ142と、上記環状のマグネット42を内周面に配置するマグネット結合部144とからなる。
【0035】
上記ローターハブ142は、上記シャフト44との抜去力維持のために当該シャフト44の軸方向の上側に折曲形成され、当該ローターハブ142の外周面にはディスクDを載置できるチャッキング機構120が取り付けられる。
【0036】
マグネット結合部144の内周面に備えられる上記マグネット42は、巻線コイル25と対向するように配置され、当該マグネット42と当該巻線コイル25との電磁気的な相互作用によって上記ローター40が回転するようになる。換言すれば、上記ローターケース140が回転すると、当該ローターケース140と連動する上記シャフト44が一緒に回転する。
【0037】
なお、方向に対する用語を定義すると、軸方向は、図1から見ると、シャフト44を基準に上下方向を意味し、半径方向は、シャフト44を基準にローターケース140の外側端方向又はローターケース140の外側端を基準にシャフト44の中心方向を意味し、周方向は、シャフト44の外周面に沿って回転される方向を意味する。
【0038】
上記チャッキング機構120は、ディスクDを載置する役割を行う。このために、上記チャッキング機構120は、上記ローターケース140に圧入装着されるセンターケース122と、当該センターケース122に設けられるチャッキングユニット124とを備える。
【0039】
上記チャッキングユニット124は、チャックチップ124aと弾性部材124bとからなり、当該チャックチップ124aは当該弾性部材124bによって半径方向に弾性支持される。これにより、チャックチップ124aがスライド移動されることで、ディスクDを固定させることができる。
【0040】
上記ローターケース140には、上述したように、ディスクDを載置するチャッキング機構120が圧入結合される。
【0041】
なお、上記ディスク支持部材160は、ディスクDの底面を支持するように上記ローターケース140の上面に設けられ、上記ディスクDの底面とローターケースの上面との間の空間Sの内外側に空気が流動可能になるように流路部170を形成する。
【0042】
即ち、上記ディスク支持部材160は、上記ローターケース140の上面の縁に周方向に沿って複数が相互離隔されて配置され、空間Sの内外側に空気が流動される流路部170を形成する。
【0043】
上記流路部170は、上記ローターケース140の回転時により円滑に空気が空間Sの外側に流動されることができるように、半径方向に対して傾斜するように配置されて形成されることができる。
【0044】
なお、上記流路部170を介した空気の流動状態を詳細に見ると、図3に示されるように、空気は、上記チャッキング機構120の上部側から、上記ローターケース140の上面とディスク支持部材160とディスクDの底面とによって形成される空間Sに流入される。以後、空気は、上記流路部170を介して空間Sから当該空間Sの外側に流動される。
【0045】
これにより、上記ローターケース140の上面とディスク支持部材160とディスクDの底面とによって形成される空間Sと、当該空間Sの外側との圧力差及び温度差を減少させることができるため、圧力差及び温度差によって発生する振動、騒音等を減少させることができる。
【0046】
さらに、上記ローターケース140の上面とディスク支持部材160とディスクDの底面とによって形成される空間Sと、当該空間Sの外側との圧力差及び温度差を減少させることで、最終的には、上記モーター100の消費電力を減少させることができる。
【0047】
上記プッシュ部180は、上記ローターケース140及び上記ディスク支持部材160の少なくとも一つに形成され、上記ローターケース140の回転時に上記流路部170を介して流動する空気を加速させる。
【0048】
なお、本実施形態に係るプッシュ部180は、上記ローターケース140の上面に周方向に沿って相互離隔されて配置されるように形成される複数の溝からなることができる。
【0049】
上記プッシュ部180は、上記ディスク支持部材160の半径方向の内側に上記流路部170に対応されるように配置されることで、流動する空気が当該流路部170を介して空間Sから当該空間Sの外側により円滑に流動されるようにする。
【0050】
これにより、上記ローターケース140の上面とディスク支持部材160とディスクDの底面とによって形成される空間Sと、当該空間Sの外側との圧力差及び温度差をより速やかに減少させることができる。
【0051】
上述したように、上記流路部170を介して、上記ディスクDの底面とローターケース140の上面との間の空間Sを、当該空間Sの外側と連通させることによって、空気を流動させて空間Sと当該空間Sの外側との圧力差及び温度差を減少させることができる。
【0052】
さらに、上記プッシュ部180によって上記流路部170を介した空気の流動をより円滑にすることで、空間Sと当該空間Sの外側との圧力差及び温度差をより速やかに減少させることができる。
【0053】
これにより、上記ディスクDの回転駆動中に発生する振動を減少させ、最終的には、上記モーター100の消費電力を減少させることができる。
【0054】
以下、図面を参照して本発明の他の実施形態に係るモーターについて説明する。但し、上述した構成と同様の構成に対しては、その詳細な説明を省略する。
【0055】
図4は、本発明の第2の実施形態に係るモーターを示す概略図である。
【0056】
図4を参照すると、本発明の第2の実施形態に係るモーター200は、チャッキング機構220と、ローターケース240と、ディスク支持部材260と、プッシュ部280とを含む。
【0057】
なお、上記チャッキング機構220は、上述した第1の実施形態に係るチャッキング機構120と同様の構成であるため、その詳細な説明は省略する。
【0058】
上記ローターケース240の上部には、ディスクDを載置する上記チャッキング機構220が圧入結合される。
【0059】
上記ディスク支持部材260は、ディスクDの底面を支持するように上記ローターケース240の上面に設けられ、空間Sの内外側に空気が流動可能になるように流路部270を形成する。
【0060】
即ち、上記流路部270を介して、空間Sから当該空間Sの外側に空気が流動される。
【0061】
また、上記流路部270は、上記ローターケース240の回転時により円滑に空気が空間Sの外側に流動されることができるように、半径方向に対して傾斜するように配置されて形成されることができる。
【0062】
これにより、上記ローターケース240の上面とディスク支持部材260とディスクDの底面とによって形成される空間Sと、当該空間Sの外側との圧力差及び温度差を減少させ、圧力差及び温度差によって発生する振動、騒音等を減少させることができる。
【0063】
さらに、上記ローターケース240の上面とディスク支持部材260とディスクDの底面とによって形成される空間Sと、当該空間Sの外側との圧力差及び温度差を減少させることで、最終的には、上記モーター200の消費電力を減少させることができる。
【0064】
上記プッシュ部280は、上記ローターケース240及び上記ディスク支持部材260の少なくとも一つに形成され、上記ローターケース240の回転時に上記流路部270を介して流動する空気を加速させる。
【0065】
即ち、上記プッシュ部280は、上記ローターケース240の上面に形成される第1のプッシュ部282と、上記ディスク支持部材260の内周面及び外周面の少なくとも一つに形成される第2のプッシュ部284とを含んで構成されることができる。
【0066】
なお、本実施形態に係る第1のプッシュ部282は、上記ローターケース240の上面に周方向に沿って相互離隔されて配置されるように形成される複数の溝からなり、本実施形態に係る第2のプッシュ部284は、上記ディスク支持部材260の外周面に形成される凹溝からなることができる。
【0067】
以下、上記第1及び第2のプッシュ部282、284について詳述する。
【0068】
まず、上記第1のプッシュ部282は、上記ディスク支持部材260の半径方向の内側に上記流路部270に対応されるように配置されることで、流動する空気が当該流路部270を介して空間Sから当該空間Sの外側により円滑に流動されるようにする。
【0069】
これにより、上記ローターケース240の上面とディスク支持部材260とディスクDの底面とによって形成される空間Sと、当該空間Sの外側との圧力差及び温度差をより速やかに減少させることができる。
【0070】
なお、上記第2のプッシュ部284は、それぞれの上記ディスク支持部材260の外周面の中央部に配置され、空間Sの外側で流動する空気を加速させる役割を行う。これにより、空間Sから上記流路部270を介して当該空間Sの外側に、より円滑に空気が流動されることができる。
【0071】
結局、上記第2のプッシュ部284によって、上記ローターケース240の上面とディスク支持部材260とディスクDの底面とによって形成される空間Sと、当該空間Sの外側との圧力差及び温度差をさらにより速やかに減少させることができる。
【0072】
上述したように、上記流路部270を介して、上記ディスクDの底面とローターケース240の上面との間の空間Sを、当該空間Sの外側と連通させることによって、空気を流動させて空間Sと当該空間Sの外側との圧力差及び温度差を減少させることができる。
【0073】
さらに、上記第1及び第2のプッシュ部282、284からなるプッシュ部280によって、上記流路部270を介した空気の流動をより円滑にすることで、空間Sと当該空間Sの外側との圧力差及び温度差をより速やかに減少させることができる。
【0074】
これにより、上記ディスクDの回転駆動中に発生する振動を減少させ、最終的には、上記モーター200の消費電力を減少させることができる。
【0075】
図5は、本発明の第3の実施形態に係るモーターを示す概略図である。
【0076】
図5を参照すると、本発明の第3の実施形態に係るモーター300は、チャッキング機構320と、ローターケース340と、ディスク支持部材360と、プッシュ部380とを含む。
【0077】
なお、上記チャッキング機構320、上記ローターケース340及び上記ディスク支持部材360に関する説明は、上述した本発明の第1の実施形態に係るモーター100におけるチャッキング機構120、ローターケース140及びディスク支持部材160に関する説明と同様であるため、ここでは省略する。
【0078】
上記プッシュ部380は、上記ローターケース340及び上記ディスク支持部材360の少なくとも一つに形成され、上記ローターケース340の回転時に流路部370を介して流動する空気を加速させる。
【0079】
即ち、上記プッシュ部380は、上記ローターケース340の上面に形成される第1のプッシュ部382と、上記ディスク支持部材360の内周面及び外周面の少なくとも一つに形成される第2のプッシュ部384とを含んで構成されることができる。
【0080】
なお、本実施形態に係る第1のプッシュ部382は、上記ローターケース340の上面に周方向に沿って相互離隔されて配置されるように形成される複数の溝からなり、本実施形態に係る第2のプッシュ部384は、上記ディスク支持部材360の外周面に形成される凹溝384aと、上記ディスク支持部材360の内周面に形成される凸部384bとからなることができる。
【0081】
以下、上記第1及び第2のプッシュ部382、384について詳述する。
【0082】
まず、上記第1のプッシュ部382は、上記ディスク支持部材360の半径方向の内側に上記流路部370に対応されるように配置されることで、流動する空気が当該流路部370を介して空間Sから当該空間Sの外側により円滑に流動されるようにする。
【0083】
これにより、上記ローターケース340の上面とディスク支持部材360とディスクDの底面とによって形成される空間Sと、当該空間Sの外側との圧力差及び温度差をより速やかに減少させることができる。
【0084】
なお、上記第2のプッシュ部384は、それぞれの上記ディスク支持部材360の外周面の中央部に配置されて空間Sの外側で流動する空気を加速させる凹溝384aと、それぞれの上記ディスク支持部材360の内周面の中央部に配置されて空間Sで流動する空気を上記第1のプッシュ部382と共に加速させる凸部384bとを備える。
【0085】
これにより、上記第2のプッシュ部384の凹溝384aによって、空間Sの外側で流動する空気を加速させる一方、上記第2のプッシュ部384の凸部384bによって、空間Sから流路部370を介して流動する空気を加速させることができる。
【0086】
結局、上記第2のプッシュ部384によって、空間Sの内外側に流動する空気を加速させることで、より円滑に空気が流動されるようにする。
【0087】
上述したように、上記流路部370を介して、上記ディスクDの底面とローターケース340の上面との間の空間Sを、当該空間Sの外側と連通させることによって、空気を流動させて空間Sと当該空間Sの外側との圧力差及び温度差を減少させることができる。
【0088】
さらに、上記第1及び第2のプッシュ部382、384からなるプッシュ部380によって、上記流路部370を介した空気の流動をより円滑にすることで、空間Sと当該空間Sの外側との圧力差及び温度差をより速やかに減少させることができる。
【0089】
これにより、上記ディスクDの回転駆動中に発生する振動を減少させ、最終的には、上記モーター300の消費電力を減少させることができる。
【0090】
図6は、本発明の第4の実施形態に係るモーターを示す概略図である。
【0091】
図6を参照すると、本発明の第4の実施形態に係るモーター400は、チャッキング機構420と、ローターケース440と、ディスク支持部材460と、プッシュ部480とを含む。
【0092】
なお、上記チャッキング機構420、上記ローターケース440及び上記ディスク支持部材460に関する説明は、上述した本発明の第1の実施形態に係るモーター100におけるチャッキング機構120、ローターケース140及びディスク支持部材160に関する説明と同様であるため、ここでは省略する。
【0093】
上記プッシュ部480は、上記ローターケース440及び上記ディスク支持部材460の少なくとも一つに形成され、上記ローターケース440の回転時に流路部470を介して流動する空気を加速させる。
【0094】
即ち、上記プッシュ部480は、上記ローターケース440の上面に形成される第1のプッシュ部482と、上記ディスク支持部材460の内周面及び外周面の少なくとも一つに形成される第2のプッシュ部484とを含んで構成されることができる。
【0095】
なお、本実施形態に係る第1のプッシュ部482は、上記ローターケース440の上面に周方向に沿って相互離隔されて配置されるように形成される複数の溝からなり、本実施形態に係る第2のプッシュ部484は、上記ディスク支持部材460の外周面に形成される外側凹溝484aと、上記ディスク支持部材460の内周面に形成される内側凹溝484bとからなることができる。
【0096】
上記外側凹溝484aと上記内側凹溝484bは、交互に配置されるように上記ディスク支持部材460に形成されることができる。
【0097】
以下、上記第1及び第2のプッシュ部482、484について詳述する。
【0098】
まず、上記第1のプッシュ部482は、上記ディスク支持部材460の半径方向の内側に上記流路部470に対応されるように配置されることで、流動する空気が当該流路部470を介して空間Sから当該空間Sの外側により円滑に流動されるようにする。
【0099】
これにより、上記ローターケース440の上面とディスク支持部材460とディスクDの底面とによって形成される空間Sと、当該空間Sの外側との圧力差及び温度差をより速やかに減少させることができる。
【0100】
なお、上記第2のプッシュ部484は、それぞれの上記ディスク支持部材460の外周面に相互離隔されて配置されて空間Sの外側で流動する空気を加速させる外側凹溝484aと、それぞれの上記ディスク支持部材460の内周面の中央部に配置されて空間Sで流動する空気を上記第1のプッシュ部482と共に加速させる内側凹溝484bとを備える。
【0101】
これにより、上記第2のプッシュ部484の外側凹溝484aによって、空間Sの外側で流動する空気を加速させる一方、上記第2のプッシュ部484の内側凹溝484bによって、空間Sから上記流路部470を介して流動する空気を加速させることができる。なお、図6では、2つの外側凹溝484aと1つの内側凹溝424bが含まれる場合を例示したが、外側凹溝484aと内側凹溝424bの数はこれに限らず、3つ以上の外側凹溝484a、2つ以上の内側凹溝424bが含まれていてもよい。
【0102】
結局、上記第2のプッシュ部484によって、空間Sの内外側に流動する空気を加速させることで、より円滑に空気が流動されるようにする。
【0103】
上述したように、上記流路部470を介して、上記ディスクDの底面とローターケース440の上面との間の空間Sを、当該空間Sの外側と連通させることによって、空気を流動させて空間Sと当該空間Sの外側との圧力差及び温度差を減少させることができる。
【0104】
さらに、上記第1及び第2のプッシュ部482、484からなるプッシュ部480によって、上記流路部470を介した空気の流動をより円滑にすることで、空間Sと当該空間Sの外側との圧力差及び温度差をより速やかに減少させることができる。
【0105】
これにより、上記ディスクDの回転駆動中に発生する振動を減少させ、最終的には、上記モーター400の消費電力を減少させることができる。
【0106】
図7は、本発明の第5の実施形態に係るモーターを示す概略図である。
【0107】
図7を参照すると、本発明の第5の実施形態に係るモーター500は、チャッキング機構520と、ローターケース540と、ディスク支持部材560と、プッシュ部580とを含む。
【0108】
なお、上記チャッキング機構520、上記ローターケース540及び上記ディスク支持部材560に関する説明は、上述した本発明の第1の実施形態に係るモーター100におけるチャッキング機構120、ローターケース140及びディスク支持部材160に関する説明と同様であるため、ここでは省略する。
【0109】
上記プッシュ部580は、上記ローターケース540及び上記ディスク支持部材560の少なくとも一つに形成され、上記ローターケース540の回転時に流路部570を介して流動する空気を加速させる。
【0110】
なお、本実施形態に係るプッシュ部580は、上記ディスク支持部材560の内周面に形成される凸部からなることができる。
【0111】
また、上記プッシュ部580は、それぞれの上記ディスク支持部材560の内周面の中央部に配置されることで、流動する空気が上記流路部570を介して空間Sから当該空間Sの外側により円滑に流動されるようにする。
【0112】
これにより、上記ローターケース540の上面とディスク支持部材560とディスクDの底面とによって形成される空間Sと、当該空間Sの外側との圧力差及び温度差をより速やかに減少させることができる。
【0113】
上述したように、上記流路部570を介して、上記ディスクDの底面とローターケース540の上面との間の空間Sを、当該空間Sの外側と連通させることによって、空気を流動させて空間Sと当該空間Sの外側との圧力差及び温度差を減少させることができる。
【0114】
さらに、上記プッシュ部580によって、上記流路部570を介した空気の流動をより円滑にすることで、空間Sと当該空間Sの外側との圧力差及び温度差をより速やかに減少させることができる。
【0115】
これにより、上記ディスクDの回転駆動中に発生する振動を減少させ、最終的には、上記モーター500の消費電力を減少させることができる。
【0116】
図8は、本発明の第6の実施形態に係るモーターを示す概略図である。
【0117】
図8を参照すると、本発明の第6の実施形態に係るモーター600は、チャッキング機構620と、ローターケース640と、ディスク支持部材660と、プッシュ部680とを含む。
【0118】
なお、上記チャッキング機構620、上記ローターケース640及び上記ディスク支持部材660に関する説明は、上述した本発明の第1の実施形態に係るモーター100におけるチャッキング機構120、ローターケース140及びディスク支持部材160に関する説明と同様であるため、ここでは省略する。
【0119】
上記プッシュ部680は、上記ローターケース640及び上記ディスク支持部材660の少なくとも一つに形成され、上記ローターケース640の回転時に流路部670を介して流動する空気を加速させる。
【0120】
なお、本実施形態に係るプッシュ部680は、上記ディスク支持部材660の内周面に形成される凹溝からなることができる。
【0121】
上記プッシュ部680は、それぞれの上記ディスク支持部材660の内周面の中央部に配置されることで、流動する空気が上記流路部670を介して空間Sから当該空間Sの外側により円滑に流動されるようにする。
【0122】
これにより、上記ローターケース640の上面とディスク支持部材660とディスクDの底面とによって形成される空間Sと、当該空間Sの外側との圧力差及び温度差をより速やかに減少させることができる。
【0123】
上述したように、上記流路部670を介して、上記ディスクDの底面とローターケース640の上面との間の空間Sを、当該空間Sの外側と連通させることによって、空気を流動させて空間Sと当該空間Sの外側との圧力差及び温度差を減少させることができる。
【0124】
さらに、上記プッシュ部680によって、上記流路部670を介した空気の流動をより円滑にすることで、空間Sと当該空間Sの外側との圧力差及び温度差をより速やかに減少させることができる。
【0125】
これにより、上記ディスクDの回転駆動中に発生する振動を減少させ、最終的には、上記モーター600の消費電力を減少させることができる。
【0126】
図9は、本発明の第7の実施形態に係るモーターを示す概略図である。
【0127】
図9を参照すると、本発明の第7の実施形態に係るモーター700は、チャッキング機構720と、ローターケース740と、ディスク支持部材760と、プッシュ部780とを含む。
【0128】
なお、上記チャッキング機構720、上記ローターケース740及び上記ディスク支持部材760は、上述した第1の実施形態に係るチャッキング機構120、ローターケース140及びディスク支持部材160と同様の構成であるため、ここでは省略する。
【0129】
上記プッシュ部780は、上記ローターケース740及び上記ディスク支持部材760の少なくとも一つに形成され、上記ローターケース740の回転時に流路部770を介して流動する空気を加速させる。
【0130】
なお、本実施形態に係るプッシュ部780は、上記ローターケース740の上面に周方向に沿って相互離隔されて配置されるように形成される複数の溝からなることができる。
【0131】
上記プッシュ部780は、上記ディスク支持部材760の半径方向の内側に配置されるが、相互離隔されて配置される複数の上記流路部770間に位置される。
【0132】
即ち、上記プッシュ部780は、複数の上記流路部770間に位置されることで、流動する空気を当該流路部770に案内する役割を行う。
【0133】
換言すれば、上記プッシュ部780は、流動する空気が上記流路部770を介して空間Sから当該空間Sの外側により円滑に流動されるようにする。
【0134】
これにより、上記ローターケース740の上面とディスク支持部材760とディスクDの底面とによって形成される空間Sと、当該空間Sの外側との圧力差及び温度差をより速やかに減少させることができる。
【0135】
上述したように、上記流路部770を介して、上記ディスクDの底面とローターケース740の上面との間の空間Sを、当該空間Sの外側と連通させることによって、空気を流動させて空間Sと当該空間Sの外側との圧力差及び温度差を減少させることができる。
【0136】
さらに、上記プッシュ部780によって、上記流路部770を介した空気の流動をより円滑にすることで、空間Sと当該空間Sの外側との圧力差及び温度差をより速やかに減少させることができる。
【0137】
これにより、上記ディスクDの回転駆動中に発生する振動を減少させ、最終的には、上記モーター700の消費電力を減少させることができる。
【0138】
図10は、本発明の第8の実施形態に係るモーターを示す概略図である。
【0139】
図10を参照すると、本発明の第8の実施形態に係るモーター800は、チャッキング機構820と、ローターケース840と、ディスク支持部材860と、プッシュ部880とを含む。
【0140】
なお、上記チャッキング機構820、上記ローターケース840及び上記ディスク支持部材860に関する説明は、上述した本発明の第1の実施形態に係るモーター100におけるチャッキング機構120、ローターケース140及びディスク支持部材160に関する説明と同様であるため、ここでは省略する。
【0141】
上記プッシュ部880は、上記ローターケース840及び上記ディスク支持部材860の少なくとも一つに形成され、上記ローターケース840の回転時に流路部870を介して流動する空気を加速させる。
【0142】
即ち、上記プッシュ部880は、上記ローターケース840の上面に形成される第1のプッシュ部882と、上記ディスク支持部材860の内周面及び外周面の少なくとも一つに形成される第2のプッシュ部884とを含んで構成されることができる。
【0143】
なお、本実施形態に係る第1のプッシュ部882は、上記ローターケース840の上面に周方向に沿って相互離隔されて配置されるように形成される複数の溝からなり、本実施形態に係る第2のプッシュ部884は、上記ディスク支持部材860の外周面に形成される外側凹溝884aと、上記ディスク支持部材860の内周面に形成される内側凹溝884bとからなることができる。
【0144】
上記外側凹溝884aと上記内側凹溝884bは、交互に配置されるように上記ディスク支持部材860に形成されることができる。
【0145】
上記第1のプッシュ部882は、上記ディスク支持部材860の半径方向の内側に配置されるが、上記内側凹溝884bに対応されて配置されるように上記ローターケース840の上面に形成されることができる。
【0146】
以下、上記第1及び第2のプッシュ部882、884について詳述する。
【0147】
まず、上記第1のプッシュ部882は、上記ディスク支持部材860の半径方向の内側に上記内側凹溝884bに対応されるように配置されることで、流動する空気が上記流路部870を介して空間Sから当該空間Sの外側により円滑に流動されるようにする。
【0148】
これにより、上記ローターケース840の上面とディスク支持部材860とディスクDの底面とによって形成される空間Sと、当該空間Sの外側との圧力差及び温度差をより速やかに減少させることができる。
【0149】
なお、上記第2のプッシュ部884は、それぞれの上記ディスク支持部材860の外周面に相互離隔されて配置されて空間Sの外側で流動する空気を加速させる外側凹溝884aと、それぞれの上記ディスク支持部材860の内周面の中央部に配置されて空間Sで流動する空気を上記第1のプッシュ部882と共に加速させる内側凹溝884bとを備える。
【0150】
これにより、上記第2のプッシュ部884の外側凹溝884aによって、空間Sの外側で流動する空気を加速させる一方、上記第2のプッシュ部884の内側凹溝884bによって、空間Sから上記流路部870を介して流動する空気を加速させることができる。
【0151】
結局、上記第2のプッシュ部884によって、空間Sの内外側に流動する空気を加速させることで、より円滑に空気が流動されるようにする。
【0152】
上述したように、上記流路部870を介して、上記ディスクDの底面とローターケース840との間の空間Sを、当該空間Sの外側と連通させることによって、空気を流動させて空間Sと当該空間Sの外側との圧力差及び温度差を減少させることができる。
【0153】
さらに、上記第1及び第2のプッシュ部882、884からなるプッシュ部880によって、上記流路部870を介した空気の流動をより円滑にすることで、空間Sと当該空間Sの外側との圧力差及び温度差をより速やかに減少させることができる。
【0154】
これにより、上記ディスクDの回転駆動中に発生する振動を減少させ、最終的には、上記モーター800の消費電力を減少させることができる。
【0155】
図11は、本発明の第1の実施形態に係るディスク駆動装置を示す概略断面図である。
【0156】
図11を参照すると、本発明の第1の実施形態に係るディスク駆動装置900は、前述した技術的特徴を全て有するモーター910を搭載するようになる。
【0157】
本発明の一実施形態に係るディスク駆動装置900は、ハウジング902と、光ピックアップ部904と、駆動部906とを含む。
【0158】
上記ハウジング902は、ディスクが出入りされる開口部902aを備え、上記モーター910、上記光ピックアップ部904及び上記駆動部906が設けられることができる内部空間を有するように形成される。
【0159】
なお、上記ハウジング902には、上記モーター910が実装される印刷回路基板21(図1参照)を含むベースプレート22(図1参照)が固定されることができる。
【0160】
上記光ピックアップ部904は、上記モーター910によって回転されるディスクDに光を照射し、反射された光を受光する。即ち、上記光ピックアップ部904は、ディスクDに文字や図面等を印刷するライトスクライブ機能を具現するために、当該ディスクDの下部に配置されるように上記ハウジング902に設けられることができる。
【0161】
上記駆動部906は、上記光ピックアップ部904に連結されて当該光ピックアップ部904をディスクDの周方向に移動させる。
【0162】
また、上記駆動部906は、光ピックアップ部用駆動モーター906aから発生する駆動力を動力伝達部材906bを介して上記光ピックアップ部904に伝達し、これにより、光ピックアップ部904は、ディスクDの周方向に移動しながらディスクDに光を照射し、反射された光を受光する。
【0163】
なお、上記モーター910は、上記モーターに対する実施形態で詳述されたため、ここではその詳細な説明を省略する。
【符号の説明】
【0164】
100、200、300、400、500、600、700、800 モーター
120、220、320、420、520、620、720、820 チャッキング機構
140、240、340、440、540、640、740、840 ローターケース
160、260、360、460、560、660、760、860 ディスク支持部材
170、270、370、470、570、670、770、870 流路部
180、280、380、480、580、680、780、880 プッシュ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスクを載置するチャッキング機構が圧入結合されるローターケースと、
前記ディスクの底面を支持するように前記ローターケースの上面に設けられ、当該ローターケースの上面と当該ディスクの底面との間に形成される空間Sの内外側に空気が流動可能になるようにする流路部が形成されるディスク支持部材と
を含み、
前記ローターケース及び前記ディスク支持部材の少なくとも一つには、前記ローターケースの回転時に上記流路部を介して流動する空気を加速させるプッシュ部が形成される、モーター。
【請求項2】
前記プッシュ部は、
前記ローターケースの上面に周方向に沿って相互離隔されて配置されるように形成される複数の溝からなる、請求項1に記載のモーター。
【請求項3】
前記プッシュ部は、
前記ディスク支持部材の半径方向の内側に配置されるが、前記流路部に対応されるように周方向に沿って複数が相互離隔されて配置される、請求項2に記載のモーター。
【請求項4】
前記プッシュ部は、
前記ディスク支持部材の半径方向の内側に配置されるが、相互離隔されて配置される複数の前記流路部間に位置する、請求項2に記載のモーター。
【請求項5】
前記プッシュ部は、
前記ローターケースの上面に形成される第1のプッシュ部と、前記ディスク支持部材の内周面及び外周面の少なくとも一つに形成される第2のプッシュ部とを含んで構成される、請求項2から4の何れか1項に記載のモーター。
【請求項6】
前記第1のプッシュ部は、前記ローターケースの上面に周方向に沿って相互離隔されて配置されるように形成される複数の溝からなり、
前記第2のプッシュ部は、前記ディスク支持部材の外周面に形成される凹溝からなる、請求項5に記載のモーター。
【請求項7】
前記第1のプッシュ部は、前記ローターケースの上面に周方向に沿って相互離隔されて配置されるように形成される複数の溝からなり、
前記第2のプッシュ部は、前記ディスク支持部材の外周面に形成される凹溝と、前記ディスク支持部材の内周面に形成される凸部とからなる、請求項5に記載のモーター。
【請求項8】
前記第1のプッシュ部は、前記ローターケースの上面に周方向に沿って相互離隔されて配置されるように形成される複数の溝からなり、
前記第2のプッシュ部は、前記ディスク支持部材の外周面に形成される外側凹溝と、前記ディスク支持部材の内周面に形成される内側凹溝とからなる、請求項5に記載のモーター。
【請求項9】
前記外側凹溝と前記内側凹溝は、交互に配置されるように形成される、請求項8に記載のモーター。
【請求項10】
前記第1のプッシュ部は、前記第2のプッシュ部の内側凹溝に対応されるように、前記ディスク支持部材の半径方向の内側に配置される、請求項8または9に記載のモーター。
【請求項11】
前記プッシュ部は、前記ディスク支持部材の内周面に形成される凸部からなる、請求項1に記載のモーター。
【請求項12】
前記プッシュ部は、前記ディスク支持部材の内周面に形成される凹溝からなる、請求項1に記載のモーター。
【請求項13】
前記流路部は、
半径方向に対して傾斜するように配置されて形成される、請求項1から12の何れか1項に記載のモーター。
【請求項14】
ディスクが出入りされる開口部を備える本体ハウジングと、
当該本体ハウジングに搭載される請求項1から13のいずれか一項に記載のモーターと、
当該モーターによって回転されるディスクに光を照射し、反射された光を受光する光ピックアップ部と、
当該光ピックアップ部を上記ディスクの周方向に移動させる駆動部と
を含む、ディスク駆動装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−22762(P2012−22762A)
【公開日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−10556(P2011−10556)
【出願日】平成23年1月21日(2011.1.21)
【出願人】(594023722)サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. (1,585)
【Fターム(参考)】