説明

ユニバーサルバッテリ充電器

バッテリ充電器は、バッテリを受け入れるように構成されるバッテリレセプタクル領域を規定する筐体と、ピストンと、可動式のプラットフォームであって、ピストン及びプラットフォームは、筐体内に配置されると同時に、バッテリレセプタクル領域に向かって略直交な方向に付勢される、プラットフォームと、筐体から延びるように構成され、バッテリがバッテリレセプタクル領域に受け入れられ、かつピストン及び可動式のプラットフォームにより係合された場合に、電源をバッテリと電気的に接続するように構成される突起と、を含む。バッテリを充電する方法は、バッテリ充電器の一対の突起を電源に接続するステップと、バッテリをバッテリ充電器のバッテリレセプタクル領域へ配置するステップであって、バッテリは、垂直充電位置で維持され、同時に、水平充電位置で維持される、ステップと、を含む。バッテリ充電器アセンブリを製造する方法は、筐体を設けるステップと、筐体の内部にピストン及び可動式のプラットフォームを設けるステップとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、一般的に各種バッテリの充電に関し、より具体的にはユニバーサルバッテリ充電器に関する。
【背景技術】
【0002】
電池式電子画像デバイス、携帯電話、コンピュータ、周辺機器及び他の電子デバイスのための進化しつつあるマーケットは、途方も無く成長している。これらの製品の各新世代が発表されると、より容量が多く、よりよい仕様で、軽量かつ小型のデバイスがコードレスになる。例えば、カムコーダーのような音声/ビデオキャプチャシステムは、解像度及び忠実度が増加している一方で、より一層ポータブルになっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、電子デバイスをより小さく製造し、それらを電池式とすることは、必ずしも電子デバイスを完全にポータブルとするわけではない。それはバッテリ容量のためであり、装置のランタイムが通常の所望値よりも低下する。バッテリ充電は、通常、バッテリの使用時間よりも時間を要する。また、各デバイスは、通常、独自の専用バッテリ及び適合した充電器を必要としている。よって、例えば、消費者がカムコーダー及びカメラを同一の製造者から購買したとしても、それらの各デバイスは、適合した充電器と同様に、疑いようもなく、独自のバッテリを要求する。
【0004】
現在、カメラのための数十のユニークなバッテリフォームファクターが存在する。携帯電話は、三又は四つの別の電力規格を有する−別の数十の異なるバッテリ構成からなる。カムコーダーメーカーは、いくつかのバッテリフォームファクターに標準化することを試みているが、これらは複数の電力規格でも生じる。バッテリセルの他の個別の型の数え切れない品種が、写真装置、ゲーム、電化製品及び他の用途で一般に使用されている。
【0005】
充電器の増殖の一つの理由は、各種バッテリケミストリによる大きさ、速度、電力供給及び互換性に制約を加える、従来の充電器が製品固有のものであることである。これらの各バッテリのための専用充電器、又はこれらのバッテリの各型は、経済的にも物理的にも非常に高額となっている。同様に、異なるAC及びDC充電電源への適応性が頻繁に欠如している。
【0006】
多くの充電システムの実装は、バッテリと、バッテリの単一型に設計される充電器との間での電気機械的接続を必要としている。しかし、各新型及びポータブルバッテリの構成のための専用外部充電器が、より多くのデバイスの消費者による要求によって、経済的に魅力がなくなっていることは明らかである。
【0007】
複数のスペアバッテリ及び充電器が充電時間と駆動時間との異なる比と組み合わせられるための需要、及び複数の近くのAC出力のための絶え間ない需要により、大きさ及び重量のペナルティが課せられる場合において、真の携帯性は、携帯性を維持するために必要とされる全ての電源アクセサリが消費者に重荷となる際に、実際上のリアリティーよりも理想的なゴールを目指していることが見られる。
【0008】
したがって、上述した一又はそれ以上の欠陥に対処することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の特定の態様によれば、バッテリ充電器は、バッテリを受け入れるように構成されるバッテリレセプタクル領域を規定する筐体と、ピストンと、可動式のプラットフォームであって、前記ピストン及び前記プラットフォームは、前記筐体内に配置されると同時に、前記バッテリレセプタクル領域に向かって略直交な方向に付勢される、プラットフォームと、前記筐体から延びるように構成され、前記バッテリが前記バッテリレセプタクル領域に受け入れられ、かつ前記ピストン及び可動式のプラットフォームにより係合された場合に、電源を前記バッテリと電気的に接続するように構成される突起と、を含む。
【0010】
本発明のさらに他の態様によれば、バッテリを充電する方法は、バッテリ充電器の一対の突起を電源に接続するステップと、バッテリを前記バッテリ充電器のバッテリレセプタクル領域へ配置するステップであって、前記バッテリは、前記バッテリの下面に対して略均一な垂直圧力を掛けるプラットフォームにより垂直充電位置で維持され、同時に、前記バッテリの側面に対して略均一な水平圧力を掛けるピストンにより水平充電位置で維持される、ステップと、を含む。
【0011】
本発明の別の態様によれば、バッテリ充電器アセンブリを製造する方法は、バッテリを受け入れるようにバッテリレセプタクル領域を規定するように構成される筐体を設けるステップと、前記筐体の内部に、バネにより前記バッテリレセプタクル領域へ向かって付勢されるピストンを設けるステップと、前記筐体の内部に、バネにより前記バッテリレセプタクル領域へ向かって付勢される可動式のプラットフォームを設けるステップと、を含み、前記ピストンが付勢される方向は、前記プラットフォームが付勢される方向に略直交する。
【0012】
ユニバーサルバッテリ充電器の例示的な構成のみが示されかつ説明されることが、以下の詳細な説明から当業者にとって明らかとなるであろう。理解されるように、本発明は、アプリケータ及びアセンブリの他の態様及び異なる態様を含み、この開示全体で表される各種の詳細は、本発明の趣旨及び範囲から全て逸脱することなく、各種他の事項に変形可能である。したがって、図面及び詳細な説明は、事実上の実例としてみなされ、限定的としてみなされない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は、本開示の一態様に従って構成されたユニバーサルバッテリ充電器の部品の右分解斜視図である。
【図2】図2は、本開示の一態様に従って構成されたユニバーサルバッテリ充電器の部品の左分解斜視図である。
【図3】図3は、本発明の特定の態様に係る、充電するためにユニバーサルバッテリ充電器へ第1のバッテリが挿入されたことを示す第1の断面図である。
【図4】図4は、本発明の特定の態様に係る、充電するためにユニバーサルバッテリ充電器へ第2のバッテリが挿入されたことを示す第2の断面図である。
【図5】図5は、本発明の特定の態様に係る、充電するためにユニバーサルバッテリ充電器へ第2のバッテリが挿入されたことを示す第3の断面図である。
【図6】図6は、本発明の特定の態様に係る、充電するためにユニバーサルバッテリ充電器へ第1のバッテリが挿入されたことを示す第4の断面図である。
【図7】図7は、本発明の特定の態様に係る、第1のバッテリがユニバーサルバッテリ充電器へ挿入される場合の斜視図である。
【図8】図8は、本発明の特定の態様に係る、第1のバッテリがユニバーサルバッテリ充電器へ挿入される前のユニバーサルバッテリ充電器の正面図である。
【図9】図9は、本発明の特定の態様に係る、第1のバッテリがユニバーサルバッテリ充電器へ挿入された後のユニバーサルバッテリ充電器の正面図である。
【図10】図10は、本発明の特定の態様に係る、第2のバッテリがユニバーサルバッテリ充電器へ挿入された後のユニバーサルバッテリ充電器の正面図である。
【図11】図11は、本発明の特定の態様に係る、ユニバーサルバッテリ充電器の前面斜視図である。
【図12】図12は、本発明の特定の態様に係る、ユニバーサルバッテリ充電器の断面図である。
【図13】図13は、本発明の特定の態様に係る、ユニバーサルバッテリ充電器の断面図である。
【図14】図14は、本開示の一態様に従って構成された第2のユニバーサルバッテリ充電器の部品の右分解斜視図である(図1)。
【図15】図15は、図14の第2のユニバーサルバッテリ充電器が使用されうる場合の例示的なバッテリの斜視図である。
【図16】図16は、本発明の特定の態様に係る、カスタマイズされたバッテリインターフェースが挿入されうる第2のユニバーサルバッテリ充電器の断面斜視図である。
【図17】図17は、本発明の特定の態様に係る、カスタマイズされたバッテリアダプタが挿入された場合の第2のユニバーサルバッテリ充電器の断面斜視図である。
【図18】図18は、本発明の特定の態様に係る、カスタマイズされたバッテリアダプタが挿入された場合の第2のユニバーサルバッテリ充電器の上面断面図である。
【図19】図19は、本発明の特定の態様に係る、第3のバッテリが挿入された場合の第2のユニバーサルバッテリ充電器の断面斜視図である。
【図20】図20は、本発明の特定の態様に係る、第3のバッテリが挿入された場合の第2のユニバーサルバッテリ充電器の上面断面図である。
【図21】図21は、本発明の特定の態様に係る、第4のバッテリが挿入された場合の第2のユニバーサルバッテリ充電器の上面断面図である。
【図22】図22は、本発明の特定の態様に従って構成された第2のユニバーサルバッテリ充電器のカスタムバッテリインターフェースの後部斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
新規なシステム、装置及び方法の各種態様が添付の図面を参照しながら、以下により詳細に説明される。本明細書に開示された教示は、しかし、多くの異なる形態で実施されてもよく、本開示を通じて示される特定の構造又は機能に限定されるものとして解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、この開示が詳細かつ完全になり、当業者に本開示の範囲を完全に伝えるために提供される。本明細書の教示に基づいて、当業者は、本開示の範囲が、本開示の任意の他の態様とは独立して実装されるか、任意の他の態様と組み合わせるかに関わらず、本明細書に開示された新規なシステム、装置及び方法の任意の態様を網羅することが意図されることを理解すべきである。例えば、任意の数の態様を用いて実装されてもよい装置又は実践されてもよい方法が本明細書に明記される。また、本開示の範囲は、他の構造、機能、又は本明細書に明記される本開示の各種態様を加える又はそれ以外の構造及び機能を用いて実践される、このような装置又は方法を網羅することを意図するものである。
【0015】
ユニバーサルバッテリ充電器の各種態様は、共に接続され、取り付けられ、及び/又は接合された構成要素を説明することにより示されてもよい。本明細書において用いられるように、用語“接続される(coupled)”、“付けられる(attached)”、及び/又は“接合される(joined)”は、二つの構成要素との間の直接的な接続、若しくは、介在又は中間構成要素を通じて互いの間接的な接続のいずれかを示すために用いられる。一方、一の構成要素が、他の構成要素と“直接接続される(directly coupled)”、“直接付けられる(directly attached)”及び/又は“直接接合される(directly joined)”のように示される場合には、介在する要素が存在しない。
【0016】
相対的な用語“下側(lower)”又は“下部(bottom)及び“上側(upper)”又は“上部(top)”は、図面に示される一の要素と他の要素との関係を説明するために本明細書で用いられる。相対的な用語は、図面に図示される方向に加えて、ユニバーサルバッテリ充電器の異なる方向を包含するように意図されることが理解されるであろう。例として、図面中のユニバーサルバッテリ充電器が反転した場合、他の要素の“下部”側として説明される要素は、その後、他の要素の“上部”側に向く。用語“下部”は、したがって、装置の特定の向きに応じて“下部”及び“上部”の向きの両方を包含しうる。
【0017】
ユニバーサルバッテリ充電器の各種態様は、一又はそれ以上の例示的な実施形態を参照すると共に示されてもよい。本明細書において用いられるように、用語“例示的(exemplary)”は、“例、事例又は実例を出す”ことを意味し、本明細書に記載のユニバーサルバッテリ充電器の他の実施形態において好ましい又は有利であるとして必ずしも解釈されるべきではない。
【0018】
図1は、本開示の一態様に従って構成される例示的なユニバーサルバッテリ充電器の右分解斜視図であり、これは、例えばカメラ及び/又はビデオカメラバッテリのような特定の会社からの異なる大きさの各種のバッテリで動作することが可能に構成される。通常、バッテリは、同一の電圧レベルを有する各会社により供給され、大きさのような物理的側面のみが異なることが多い。多くの場合、大きさは、バッテリが可能な電力蓄積量に正比例し、これは、大きさが各バッテリのセルの数に基づくためである。ユニバーサルバッテリ充電器の左分解斜視図は、図2に示される。
【0019】
ユニバーサルバッテリ充電器100は、そこに収容される電気回路の保護と共に、充電時にバッテリを保護する外側筐体101(図3及び4も参照)を含んでもよい。外側筐体101は、ベース部160へ取り付けられるカバー102で構成されてもよく、任意の適切な非導電性の、例えば、硬化プラスチック材料のような耐衝撃材料で形成されてもよい。ベース部160は、開口162を備えて構成されてもよく、カバー162がベース部160に取り付けられた場合に、開口162が、筐体101へバッテリを受け入れ、かつ取り付ける内部バッテリレセプタクル領域166へのアクセスを提供する。
【0020】
カバー102は、窓104を備えて構成されてもよく、その窓104を通じて、バッテリ190の充電/放電状態を表示するために使用される表示回路基板110が以下に説明するように見られうる。表示回路基板110は、充電/放電完了時間(例えば、推定充電完了時間)、バッテリ充電/放電サイクル時間、現在の充電電圧、バッテリ寿命の推定、充電器が細流充電率で充電されるか、及び他のバッテリに関する情報を表示するために使用されてもよい。本開示の一態様では、表示回路基板110は、表示回路基板110の上面に実装されたLEDs112の配置のような一又はそれ以上の発光ダイオード(LEDs)を用いて実装されてもよい。表示回路基板110は、また、液晶ディスプレイ(LCDs)、アナログディスプレイ(例えば、アナログメータ)又は他の適切な表示の手段を用いて実装されてもよい。
【0021】
表示回路基板110は、複数電圧のバッテリを充電可能であり、電圧、総電力容量、バッテリケミストリ(battery chemistry)型及び放電率を含む異なるバッテリの電力プロファイルに自動的又は手動で適応する回路を有する主回路基板114により制御されてもよい。本開示の一態様によれば、主回路基板114は、追加のアダプタ又はアタッチメントなしで、電源出力を世界中で使用するために自動マルチ電圧スイッチング回路を含んでもよい。他の一態様によれば、主回路基板114は、アメリカ合衆国で使用される110−120V電源、又は欧州の国々で使用される220−240V電源のような特定の地域により供給される電力で動作するように構成されてもよい。ベース部160は、主回路基板114及び表示回路基板110が配置される開口550で構成されてもよい。
【0022】
ユニバーサルバッテリ充電器100の動作において、図1及び2に図示したコンタクト192を有するバッテリ190のようなバッテリは、バッテリレセプタクル領域166へ受け入れられる、ベース部106における開口162を通じて挿入されてもよい。本発明の一態様によれば、アクセススロット106は、ユーザの指への追加クリアランスを提供するために、例えば、複数のピン800との接触の位置へバッテリ190を摺動可能に挿入するために、カバー102に設けられてもよい。よって、コンタクト192は、図8、11、12及び13により示される各前面図で見られるような、複数のピン800から適切なピンを用いて主回路基板114に電気的に接続されてもよい。
【0023】
本開示の一態様によれば、複数のピン800は、フレーム120により弾性的に所定の位置に保持されてもよく、バッテリ190は、取り付け手段で(i)バッテリ190の下部に対するプラットフォーム150を押す少なくとも一つの下部バネ150、及び(ii)バッテリ190の側部に対してピストン140を押す一又はそれ以上の側部バネ152それぞれの圧縮力を通じて(i)垂直及び(ii)水平の両方へ保持されてもよい。
【0024】
フレーム120は、本開示の一態様において、ピストン140のガイド142と一致する一又はそれ以上のスロット124を含んでもよく、ガイド142は、一又はそれ以上のスロット124を摺動可能に係合するように構成される。一又はそれ以上のスロットは、また、ピストン140のガイド142を摺動可能に係合するように構成される上部カバー(図示せず)の下部表面に設けられてもよい。よって、ガイド142は、フレーム120のスロット124及び/又はカバー102の下部表面のスロットと係合して、歪み又はねじれること無く、規定された手段で水平にピストン140の動きを促進し、ピストン140が引っ掛かることを防ぐ。同様に、プラットフォーム130は、フレーム120の二つのそれぞれのスロット対126,122と一致する二対のガイド132,134を含み、引っ掛かりを起こしうる歪み又はねじれること無く、規定された手段で垂直にプラットフォーム130が動くことを促進する。本開示の他の態様では、いくつか又は全てのスロット及びガイドは、取り除かれてもよく、又は追加のスロット及びガイドは、特定の実装に応じて追加されてもよい。一般的に、大きなプラットフォーム130又はピストン140は、フレーム120において、より多くのガイド及び関連するスロットを必要とするであろう。
【0025】
プラットフォーム130は、取り付け位置において下部バネ150を搭載するバネ座で構成されてもよい。例えば、図3及び4に示すように、バネ座136は、プラットフォーム130の薄肉部に形成される円筒状の穴を含んでもよく、穴は、上部プラットフォーム面138から延び、かつ下部バネ150の外側放射状直径よりもわずかに大きい又は等しい直径を有する。組み立てた場合、下部バネ150が、ベース部160の下部壁161とプラットフォーム130のプラットフォーム面138との間で圧縮されるように、下部バネ150の一端は、バネ座136に挿入されてもよい。このようにして、プラットフォーム130は、バッテリレセプタクル領域166へ向かうバネの力により、継続的に上方へ付勢される。ベース部160の下部壁161は、下部バネ150の確実な取り付けをさらに確保する、バネポスト163及び保持リング165のような追加バネ取り付け機構が形成されてもよい。よって、ガイド134との組み合わせで、バネ座136及び追加バネ取り付け機構は、プラットフォーム130の適切な位置決め及び垂直な動きを確保してもよい。本発明の他の態様によれば、プラットフォーム130は、ベース部160に形成されるリップ167と係合して、プラットフォーム130がバッテリレセプタクル領域166の上方へ動きうる範囲の上限を提供する戻り止め139を備えて構成されてもよい。
【0026】
ピストン140は、取り付けられた位置で側部バネ152を搭載するバネ座144を備えて構成されてもよい。例えば、図5に示すように、バネ座144は、側部バネ152の外側放射直径よりもわずかに大きい又は等しい直径を有し、ピストン140の側面へ延びる穴を含んでもよい。組み立てた場合、側部バネ152の一端は、側部バネ152が、ベース部160の側壁167とバネ座144の内壁145との間で圧縮されるように、バネ座144へ挿入されてもよい。このようにして、ピストン140は、バッテリレセプタクル領域166へ向かうバネの力により、継続的に内側へ付勢される。
【0027】
フレーム120、プラットフォーム130及びピストン140は、各種ガイド及びスロットによって共に接続されてもよく、かつ上述したようにそれぞれ位置決めされる下部バネ150及び側部バネ152によりユニバーサルバッテリ充電器100のベース部160へ搭載されてもよい。カバー102は、内部コンポーネント及びユニバーサルバッテリ充電器100の回路を取り付けかつ維持するために、ベース部160に取り付けられてもよい。図7及び8に示すように、例えば、プラットフォーム130及びピストン140は、バッテリレセプタクル領域166へ延び、かつ大きさが変化するバッテリを受け入れ可能である。プラットフォーム130及びピストン140は、例えば、バッテリレセプタクル領域166へのバッテリの挿入及び受け入れをさらに容易にするために、傾斜した又は面取りした前表面を含んでもよい。
【0028】
図3に示すように、コンタクト392を有する第1のバッテリ302は、ベース部160の開口162を通じて挿入されてもよく、かつバッテリのコンタクトがピン800と係合するようにバッテリレセプタクル領域166へ受け入れられてもよい。図12は、開口162へ挿入される第1のバッテリ302の断面図である。第1のバッテリ302は、プラットフォーム130により分配される下部バネ150の力の結果として、効果的にカバー102の下面とプラットフォーム130の上面とで垂直にクランプされてもよく、第1のバッテリ302の下面に対する略均一な上部への圧力を及ぼす。同様に、図6及び9に示すように、第1のバッテリ302は、ピストン140により分配される側部バネ152の力の結果として、効果的にピストン140とフレーム120又はベース部160の側壁とで水平にクランプされてもよく、第1のバッテリ302の側面に対する略均一な内側への圧力を及ぼす。二重に加えられかつ分配されたバネの力は、確実な垂直及び水平充電位置に第1のバッテリ302を同時に維持してもよい。
【0029】
図4を参照すると、第2のバッテリ402は、下部筐体160の開口162へ挿入されてもよく、第1のバッテリ302よりも小さいサイズである。上述したように、第2のバッテリ402は、第2のバッテリ402の下面に対する分配された上方への圧力を及ぼすプラットフォーム130の下部バネ150の力によるカバー102の下部に対する確実な保持により、効果的な垂直充電位置に維持されてもよい。また、図5及び10を参照すると、第2のバッテリ402が、第2のバッテリ402の側面に対する分配された内側圧力を及ぼすピストン140のバネ152の力によるフレーム120又はベース部160の側壁に対する確実な保持により、効果的な水平充電位置に維持されてもよいことが図示される。小さなバッテリの場合には、アクセススロット106は、バッテリレセプタクル領域166のバッテリの効果的な位置決めをもたらすためにユーザにアクセスを提供してもよい。本発明の他の態様において、バッテリは、開口162を通じてバッテリの末端の長手方向への直接的な押し込みにより、単にバッテリレセプタクル領域166に位置決めされてもよい。
【0030】
図5及び6を参照すると、ベース部160は、複数のねじを用いてカバー102を取り付ける複数のねじ穴502を含んでもよい。図13をさらに参照すると、ベース部160において一致するねじ穴502へ挿入されるねじへのねじ穴502の例が上部カバー102に示される。ねじによりベース部160へカバー102を取り付けるためのねじ穴を示したが、例えば、接着剤、溶接、熱接合、タブ及びスロット構造、並びに圧着を含む、任意の好適な取り付け手段が用いられてもよい。
【0031】
ユニバーサルバッテリ充電器100は、折り畳み壁プラグ170を備えて構成されてもよい。図1−4に示すように、壁プラグ170は、主回路基板114に電気的に接続される一対の突起174によりベース部160に組み込まれてもよい。折り畳み壁プラグ170は、一対の突起174が下部筐体160の下面164と略同一平面となる第1の位置から、一対の突起174が電源出力へ挿入される下面164から略直交して延びるように配置されてもよい第2の位置へ、折り畳み壁プラグ170を旋回するために用いられるロッド172を含んでもよい。一つの態様において、折り畳み壁プラグ170の突起174は、任意の国の電源出力との互換のために他の形状のものに交換されてもよい。
【0032】
図14は、本開示の一態様に従って構成された第2のユニバーサル充電器1400の部品の右分解斜視図であり、これは、デジタル一眼レフ(DSLR)カメラのようなデバイスのための異なるサイズの各種のバッテリで動作することが可能に構成される。通常、異なる会社により供給されるバッテリは、異なる電圧レベルを有し、サイズと同様にコンタクトレイアウトのような物理的な態様もまた異なっている。多くの場合、大きさは、バッテリがとりうる電力貯蔵量に正比例する、これは、大きさが各バッテリのセルの数に基づくためである。第2の例示的なユニバーサル充電器1400は、本明細書でさらに説明するようなカスタマイズされたバッテリインターフェースを通じて異なる会社により供給される各種バッテリで動作することができる。
【0033】
ユニバーサル充電器1400は、ベース部1460に取り付けられ、かつ任意の非導電性であり、例えば硬質プラスチック材料のような耐衝撃材料からなるカバー1402を含む。ベース部1460は、カバー1402がベース部1460に取り付けられた場合に、開口1462が、バッテリ1490a,bのようなバッテリを筐体へ受け入れかつ取り付けるための内部バッテリレセプタクル領域1466へのアクセスを提供するように、開口1462が形成されてもよい。
【0034】
カバー1402は、以下に説明するように、図1−13で説明した実施形態の表示回路基板110と同様の表示回路基板を通じて、バッテリ1490a,bの充電/放電状態を表示するために用いられてもよい窓1404が形成されてもよい。表示回路基板は、前述した実施形態の主回路基板114と同様な主回路基板114により制御されてもよく、これは、複数の電圧のバッテリを充電可能であり、かつ、電圧、総電力容量、バッテリ化学タイプ及び再充電率を含む異なるバッテリの電力プロファイルに自動的又は手動的に適合する回路を有することが可能である。主回路基板は、複数のコンタクト1800を通じてアクセスされる。
【0035】
ユニバーサル充電器1400の動作では、図15に示すコンタクト1492a,bを有するバッテリ1490a,bのようなバッテリは、バッテリレセプタクル領域1466へ受け入れられるベース部1460の開口1462を通じて挿入されてもよい。本発明の一態様によれば、アクセススロット1406は、例えば、カスタムバッテリインターフェース1414a,bの複数のコンタクト2200a,bとの接触の位置へバッテリ1490a,bを摺動可能に挿入するために、ユーザの指に追加のクリアランスを提供するために、カバー1402に設けられてもよい。よって、図16−21により各種の図を参照すると共に、本明細書でさらに説明するように、コンタクト1492a,bは、複数のコンタクト2200a,bから、適切なコンタクトを用いて充電器の主回路基板に電気的に接続されてもよい。
【0036】
本開示の一態様では、複数のコンタクト1800は、フレーム1420により正しい位置に男性的に保持され、かつ複数の開口1802を通じて露出されてもよい。カスタムバッテリインターフェース1414a,bのようなカスタムバッテリインターフェースは、複数のコンタクト1800とバッテリ1490a,bのためのコンタクトとの間にカスタマイズされたインターフェースを提供するために用いられてもよい。例えば、カスタムバッテリインターフェース1414bは、バッテリ1490bが主回路基板に接続されうるように、コンタクト1800をコンタクト2200bに電気的にインターフェース接続するために用いられてもよい。カスタマイズされたバッテリインターフェースは、ベース部1460の開口1468を通じてインターフェースを挿入し、かつベース1420の開口1428へインターフェースを取り外すユーザにより簡易に交換されてもよい。カスタムバッテリインターフェースは、カスタムバッテリインターフェース1414a,bのスロット1412a,bのような機構に一致するカバー1402の保持レール1410によるスロット1408へのそれらの挿入により確実に保持されてもよい。挿入の後、カスタムバッテリインターフェース1414a,bは、インターフェース保持部1668に保持される。よって、異なる数のコンタクトを有するバッテリを含む各種電気コンタクト構成のバッテリは、同一の主回路基板を用いて充電されてもよい。
【0037】
図22は、本発明の特定の態様に従って構成された第2のユニバーサル充電器1400のカスタムバッテリインターフェース2214aのための複数のコンタクト2300aを示す。図示するように、カスタムバッテリインターフェース2214aは、また、スロット1412aで説明したように、カバー1402の保持レール1410と結合するスロット2212aを含む。上述したように、主回路基板は、第2のユニバーサル充電器1400に接続される各種のバッテリを充電する電圧及び電流を生成するために用いられる。全ての異なるバッテリとインターフェース接続するために、上記に示したような、異なるカスタムバッテリインターフェースが用いられてもよい。なお、任意の数のコンタクトが主回路基板をバッテリに電気的にインターフェース接続するために用いられてもよい。よって、主回路基板をバッテリにインターフェース接続するために用いられるカスタムバッテリインターフェースの複数のコンタクトにおけるコンタクトの数は、カスタマイズされてもよい。
【0038】
以下にさらに説明するように、バッテリ1490bのようなバッテリは、取り付け手段で(i)バッテリ1490bの下部に対するプラットフォーム1450を押す少なくとも一つの下部バネ1450、及び(ii)バッテリ1490bの側部に対してアーム1440のようなピストンを押す一又はそれ以上の側部バネ1452それぞれの圧縮力を通じて(i)垂直及び(ii)水平の両方へ保持されてもよい。よって、各種サイズのバッテリは、ユニバーサルバッテリ充電器1400内に確実に保持されてもよい。
【0039】
フレーム1420は、本開示の一態様において、プラットフォーム1430のガイドを保持するために用いられる一又はそれ以上のスロットを含んでもよい。例えば、プラットフォーム1430は、フレーム1420の二対それぞれのガイド1426,1422と一致する二対のガイド1432,1434を含んでもよく、引っ掛かりを起こしうる歪み又はねじれること無く、規定された手段で垂直にプラットフォーム1430が動くことを促進する。本開示の他の態様において、いくつか又は全てのスロット及びガイドは、取り除かれてもよく、又は追加のスロット及びガイドは、特定の実装に応じて追加されてもよい。一般的に、大きなプラットフォーム1430は、フレーム1420においてより多くのガイド及び関連するスロットを必要とするであろう。
【0040】
プラットフォーム1430は、取り付け位置において下部バネ1450を搭載するバネ座を備えて構成されてもよい。図3及び4に示すような、前述した実施形態のバネ座136の使用と同様に、組み立てた場合、下部バネ1450が、ベース部1460の下部壁とプラットフォーム1430との間で圧縮されるように、下部バネ1450の端部は、挿入されてもよい。このようにして、プラットフォーム1430は、バッテリレセプタクル領域1466へ向かうバネの力により、継続的に上方へ押し上げられる。ベース部1460の下部壁1461は、下部バネ1450の確実な取り付けをさらに確保する、バネポスト163及び保持リング165のような追加バネ取り付け機構が形成されてもよい。よって、ガイド1434との組み合わせで、バネ座及び追加バネ取り付け機構は、プラットフォーム1430の適切な位置決め及び垂直な動きを確保してもよい。本発明の他の態様によれば、プラットフォーム1430は、ベース部1460に形成されるリップと係合して、プラットフォーム1430がバッテリレセプタクル領域1466の上方へ動きうる範囲の上限を提供する戻り止めを備えて構成されてもよい。
【0041】
アーム1440は、取り付けられた位置で側部バネ1452を保持するバネ保持タブ1444を備えて構成されてもよい。例えば、アーム1440は、側部バネ1452を取り付けるためのピン(図示せず)のためのタブ1444の表面へ延びる開口1446を含んでもよい。組み立てた場合、側部バネ1452の一端は、側部バネ1452が、ベース部1460の側壁1467とアーム1440の内壁との間で圧縮されるように、アーム1440へ挿入されてもよい。このようにして、アーム1440は、バッテリレセプタクル領域1466へ向かって継続的に内側へ押される。
【0042】
フレーム1420、プラットフォーム1430及びアーム1440は、各種ガイド及びスロットによって共に接続されてもよく、かつ上述したようにそれぞれ位置決めされる下部バネ1450及び側部バネ1452によりユニバーサルバッテリ充電器1400のベース部1460へ搭載されてもよい。カバー1402は、内部コンポーネント及びユニバーサルバッテリ充電器1400の回路を取り付けかつ維持するために、ベース部1460に取り付けられてもよい。図17及び18に示すように、例えば、プラットフォーム1430及びアーム1440は、バッテリレセプタクル領域1466へ延び、かつ大きさが変化するバッテリを受け入れ可能である。プラットフォーム1430及びアーム1440は、例えば、バッテリレセプタクル領域1466へのバッテリの挿入及び受け入れをさらに容易にするために、傾斜した又は面取りした前表面を含んでもよい。
【0043】
図19に示すように、コンタクト1492bを有するバッテリ1490bは、ベース部1460の開口1462を通じて挿入されてもよく、かつバッテリレセプタクル領域1466へ受け入れられてもよく、バッテリ1490bのコンタクト1492bが、バッテリインターフェース1414bのコンタクト2200bと係合し、かつコンタクト2200bを通じてコンタクト1800と係合する。バッテリ1490bは、プラットフォーム1430により分配される下部バネ1450の力の結果として、効果的にカバー1402の下面とプラットフォーム1430の上面とで垂直にクランプされてもよく、バッテリ1490bの下面に対する略均一な上部への圧力を及ぼす。同様に、図19及び20に示すようにバッテリ1490bは、アーム1440により分配される側部バネ1452の力の結果として、効果的にアーム1440とフレーム1420又はベース部1460の側壁とで水平にクランプされてもよく、バッテリ1490bの側面に対する略均一な内側への圧力を及ぼす。二重に加えられかつ分配されたバネの力は、確実な垂直及び水平充電位置にバッテリ1490bを同時に維持してもよい。
【0044】
図21を参照すると、バッテリ1490aは、下部筐体1460の開口1462へ挿入されてもよく、バッテリ1490bよりも小さいサイズである。バッテリ1490bについて上述したように、バッテリ1490aは、バッテリ1490aの下面に対する分配された上方への圧力を及ぼすプラットフォーム1430の下部バネ1450の力によるカバー1402の下部に対する確実な保持により、効果的な垂直充電位置に維持されてもよく、バッテリ1490aは、バッテリ1490aの側面に対する分配された内側圧力を及ぼすアーム1440のバネ1452の力によるフレーム1420又はベース部1460の側壁に対する確実な保持により、効果的な水平充電位置に維持されてもよい。小さなバッテリの場合には、アクセススロット1406は、バッテリレセプタクル領域1466のバッテリの効果的な位置決めをもたらすためにユーザにアクセスを提供してもよい。本発明の他の態様において、バッテリは、開口1462を通じてバッテリの末端の長手方向への直接的な押し込みにより、単にバッテリレセプタクル領域1466に位置決めされてもよい。
【0045】
ユニバーサルバッテリ充電器1400は、前述した実施形態の図1−4に示すような折り畳み壁プラグ170で構成されてもよく、壁プラグ170は、主回路基板に電気的に接続される一対の突起によりベース部160に組み込まれてもよい。折り畳み壁プラグは、一対の突起が下部筐体1460の下面と略同一平面となる第1の位置から、一対の突起が、電源出力へ挿入される下部筐体1460の下面から略直交して延びるように配置されてもよい第2の位置へ、折り畳み壁プラグを旋回してもよい。一つの態様において、折り畳み壁プラグの突起は、任意の国の電源出力との互換のために他の形状のものに交換されてもよい。
【0046】
前述の説明は、当業者が本開示の全ての範囲を十分理解することができるように提供される。本明細書に記載の各種構成の変形は、当業者にとって容易に明らかとなるであろう。具体的に定められた場合でなければ、“いくつか(some)”又は“少なくとも一つ(at least one)”の文言は、一又はそれ以上の要素を示す。当業者に知られている又は後に当業者に知られるようになるこの開示全体で説明される各種態様の要素に対する全ての構造的及び機能的な均等物は、参照により本明細書に明示的に組み込まれ、かつ各種態様に向けられうるいずれかの請求項により包含されることが意図される。また、本明細書に記載されてない事項は、このような開示がいずれかの請求項により明示的に規定されるかどうかに関わらず、公衆に公開されることが意図される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリを受け入れるように構成されるバッテリレセプタクル領域を規定する筐体と、
ピストンと、
可動式のプラットフォームであって、前記ピストン及び前記プラットフォームは、前記筐体内に配置されると同時に、前記バッテリレセプタクル領域に向かって略直交な方向に付勢される、プラットフォームと、
前記筐体から延びるように構成され、前記バッテリが前記バッテリレセプタクル領域に受け入れられ、かつ前記ピストン及び前記可動式のプラットフォームにより係合された場合に、電源を前記バッテリと電気的に接続するように構成される突起と、を含むバッテリ充電器。
【請求項2】
前記筐体は、ベース部と、前記ベース部を固定するカバーと、をさらに含む請求項1に記載のバッテリ充電器。
【請求項3】
前記ベース部は、前記バッテリ充電器の外部から前記バッテリレセプタクル領域への接続を提供する開口をさらに含む請求項2に記載のバッテリ充電器。
【請求項4】
少なくとも1つの水平スロットを有するフレーム部材をさらに含み、前記ピストンは、前記少なくとも1つの水平スロットに摺動可能に係合されて、前記ピストンの水平移動を制御する少なくとも1つのガイドを含む請求項1に記載のバッテリ充電器。
【請求項5】
前記フレーム部材は、少なくとも1つの垂直スロットをさらに含み、前記プラットフォームは、前記少なくとも1つの垂直スロットに摺動可能に係合されて、前記プラットフォームの垂直移動を制御する少なくとも1つのガイドを含む請求項4に記載のバッテリ充電器。
【請求項6】
前記ピストンに隣接する少なくとも1つのバネをさらに含み、前記少なくとも1つのバネは、前記ピストンを前記バッテリレセプタクル領域へ付勢する力を提供する請求項1に記載のバッテリ充電器。
【請求項7】
前記ピストンは、少なくとも1つのバネ座を含み、前記バネの一端は、前記ピストンに隣接する前記バネ座により確実に取り付けられる請求項6に記載のバッテリ充電器。
【請求項8】
前記バネ座は、前記ピストンの側面へ延びる円筒状の穴を含み、前記円筒状の穴は、前記バネの外側放射状直径よりもわずかに大きい又は等しい直径を有する請求項7に記載のバッテリ充電器。
【請求項9】
前記プラットフォームに隣接する少なくとも1つの下部バネをさらに含み、前記少なくとも1つの下部バネは前記プラットフォームを前記バッテリレセプタクル領域へ付勢する力を提供する請求項1に記載のバッテリ充電器。
【請求項10】
前記プラットフォームは、少なくとも1つの下部バネ座をさらに含み、前記下部バネの一端は、前記プラットフォームに隣接する前記下部バネ座により確実に取り付けられる請求項9に記載のバッテリ充電器。
【請求項11】
前記下部バネ座は、前記プラットフォームの薄肉部で形成される円筒状の穴を含み、前記円筒状の穴は、前記下部バネの外側放射状直径よりもわずかに大きい又は等しい直径を有する請求項10に記載のバッテリ充電器。
【請求項12】
前記筐体は、前記下部バネの他端を確実に取り付けるバネ固定部をさらに含む請求項10に記載のバッテリ充電器。
【請求項13】
前記筐体内に主回路基板及び表示回路基板をさらに含み、前記主回路基板は、前記バッテリの充電/放電状態を表示するように前記主回路基板を制御する請求項1に記載のバッテリ充電器。
【請求項14】
前記筐体は、窓をさらに含み、前記表示回路基板は、前記窓を通じて視認可能である請求項13に記載のバッテリ充電器。
【請求項15】
前記カバーは、前記開口を前記バッテリレセプタクル領域へ拡げるアクセススロットを含む請求項3に記載のバッテリ充電器。
【請求項16】
バッテリ充電器の一対の突起を電源に接続するステップと、
バッテリを前記バッテリ充電器のバッテリレセプタクル領域へ配置するステップであって、前記バッテリは、前記バッテリの下面に対して略均一な垂直圧力を掛けるプラットフォームにより垂直充電位置で維持され、同時に、前記バッテリの側面に対して略均一な水平圧力を掛けるピストンにより水平充電位置で維持される、ステップと、を含むバッテリを充電する方法。
【請求項17】
前記突起を、前記バッテリ充電器の下面に略平坦な位置から、前記下面から略直角に延びる位置へ解放するステップをさらに含む請求項16に記載の方法。
【請求項18】
バッテリを受け入れるバッテリレセプタクル領域を規定するように構成される筐体を設けるステップと、
前記筐体の内部にピストンを設けるステップであって、前記ピストンは、バネにより前記バッテリレセプタクル領域へ向かって付勢される、ステップと、
前記筐体の内部に可動式のプラットフォームを設けるステップであって、前記プラットフォームは、バネにより前記バッテリレセプタクル領域へ向かって付勢される、ステップと、を含み、
前記ピストンが付勢される方向は、前記プラットフォームが付勢される方向に略直交する、バッテリ充電器アセンブリを製造する方法。
【請求項19】
前記バッテリが前記バッテリレセプタクル領域に受け入れられ、かつ前記ピストン及び前記プラットフォームにより同時に係合された場合に、電流が電源から前記バッテリへ伝達されるように、一対の突起を前記アセンブリへ一体化するステップをさらに含む請求項18に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公表番号】特表2013−516957(P2013−516957A)
【公表日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−548076(P2012−548076)
【出願日】平成23年1月4日(2011.1.4)
【国際出願番号】PCT/US2011/020140
【国際公開番号】WO2011/084959
【国際公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【出願人】(512180126)ミズコ インターナショナル インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】