説明

ユーザ情報通知方法、システムおよび装置

本発明はユーザ情報通知方法、システムおよび装置を開示している。移動管理エンティティ(MME)はユーザ端末(UE)の無線アクセス技術(RAT)/周波数選択(Frequency Selection)優先度情報を取得し、当該情報を進化基地局(eNodeB)に通知する。本発明に係る方法、システムおよび装置によれば、eNodeBはUEのRAT/Frequency Selection優先度情報を取得し、該情報に基づいて無線リソース管理を行って、システム性能を向上させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は移動通信技術に関し、特に、移動通信システムにおけるユーザ情報通知方法、システムおよび装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の第3世代パートナーシップ
【0003】
プロジェクト(3GPP:3rd−Generation Partnership Project)システムにおいて、無線ネットワークコントローラ(RNC:Radio Network Controller)/基地局コントローラ(BSC:Base Station Controller)は、保存されたユーザ端末(UE:User Equipment)の国際移動体加入者識別番号(IMSI:International Mobile Subscriber Identity)を分析することにより、無線リソース管理(RRM:Radio Resource Management)を行うことで、UEがどの周波数層を優先的に利用して処理を行うかを決定して、相応の無線アクセス過程を完成することができる。例えば、IMSIに基づくハンドオーバー(IMSI Based Handover)過程中に、RNC/BSCはUEのIMSIを分析することにより、UEのサブスクリプション情報を取得して、さらに該サブスクリプション情報に基づいて無線アクセスに必要なリソース又はパラメータなどを該UEに割り当てて、無線アクセス過程を完成することができる。
【0004】
従来のシステムアーキテクチャエボリューション(SAE:System Architecture Evolution)又はロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システムもUEのサブスクリプション情報に基づく無線リソース管理(RRM:Radio Resource Management)ストラテジーを支持する。例えば、E−UTRNA(Evolution−Universal Mobile Telecommunication System Terrestrial Access Network)において、進化基地局(eNodeB)はUEのサブスクリプション情報内の無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)/周波数選択(Frequency Selection)優先度情報に基づいて、UEのセル再選択の優先度を決定し、リダイレクション接続モードでのUEを異なる周波数層又は異なるRATに決定することができる。
【0005】
しかし、セキュリティを考慮して、eNodeBにユーザのIMSI情報を保存しないため、IMSIを分析することによりUEのRAT/Frequency Selection優先度情報を得ることはできない。従って、eNodeBは移動管理エンティティ(MME:Mobile Management Entity)のようなほかのエンティティによって、それにUEのRAT/Frequency Selection優先度情報を通知することしかできない。
【0006】
従来技術では、初期アタッチ(attach)過程中に、ホーム加入者サーバ(HSS:Home Subscriber Server)によりUEのRAT/Frequency Selection優先度情報をMMEに提供する。MMEは該情報を受信した後で、UEがノンローミング状態にあると確定した場合、該情報を直接に保存し、UEがローミング状態にあると確定した場合、まず、UEの現在所属の訪問ネットワークのストラテジーに基づいて該情報を修正してから、保存を行う。図1は従来の初期attachの過程を示す図である。図1に示すように、ステップ10で、HSSはMMEへUEのRAT/Frequency Selection優先度情報付きの加入者データ挿入(Insert Subscriber Data)メッセージを送信する。
【0007】
図1に示す方式によって、MMEはUEのRAT/Frequency Selection優先度情報を取得することができるが、上記の説明からわかるように、本当にこれらの情報を必要とするのはeNodeBである。しかし、MMEが自局で取得されたUEのRAT/Frequency Selection優先度情報を如何にeNodeBに通知するかについては、従来技術に記載されていない。
【0008】
同時に、事業者によってHSS内のUEサブスクリプション情報が修正された後にも、HSSからMMEへInsert Subscriber Dataメッセージを送信して、UEのRAT/Frequency Selection優先度情報が既に変化したことをMMEに通知するが、MMEは同様に該情報を保存するだけで、ほかの過程をトリガーしない。つまり、従来技術では、このような場合で、MMEが修正後のUEのRAT/Frequency Selection優先度情報を如何にeNodeBに通知するかについても、相応の解決方式を提供していない。
【0009】
上記からわかるように、従来技術では、MMEからの通知メッセージを得られないため、eNodeBが必要なUEのRAT/Frequency Selection優先度情報を取得できず、該情報に基づいて無線リソース管理を行うこともできなくなって、システム性能に影響を与えてしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、eNodeBがUEのRAT/Frequency Selection優先度情報を取得できるユーザ情報通知方法を提供することを主な目的とする。
【0011】
また、本発明はeNodeBがUEのRAT/Frequency Selection優先度情報を取得できるユーザ情報通知システムを提供することを他の目的とする。
【0012】
また、本発明はeNodeBがUEのRAT/Frequency Selection優先度情報を取得できるユーザ情報通知装置を提供することを別の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記の目的を達成するために、本発明の解決方案は下記のように実現される。
【0014】
ユーザ情報通知方法であって、移動管理エンティティ(MME)が取得されたユーザ端末(UE)の無線アクセス技術(RAT)/周波数選択(Frequency Selection)優先度情報を進化基地局(eNodeB)に通知する、ことを含む。
【0015】
ユーザ情報通知システムであって、取得されたユーザ端末(UE)の無線アクセス技術(RAT)/周波数選択(Frequency Selection)優先度情報をeNodeBに通知する移動管理エンティティ(MME)と、前記MMEからのUEのRAT/Frequency Selection優先度情報を受信する進化基地局(eNodeB)と、を含む。
【0016】
ユーザ情報通知装置であって、ユーザ端末(UE)の無線アクセス技術(RAT)/周波数選択(Frequency Selection)優先度情報を取得する取得ユニットと、前記取得されたUEのRAT/Frequency Selection優先度情報を進化基地局(eNodeB)に通知する通知ユニットと、を含む。
【発明の効果】
【0017】
上記からわかるように、本発明に係る解決方案によれば、eNodeBはMMEからの通知メッセージを受信することにより、UEのRAT/Frequency Selection優先度情報を取得し、さらに該情報に基づいて無線リソース管理を行うことで、システム性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】従来の初期attach過程を示す図である。
【図2】本発明に係るユーザ情報通知方法の一実施例のフローチャートである。
【図3】本発明に係るユーザ情報通知方法の他の実施例のフローチャートである。
【図4】本発明に係るユーザ情報通知システムの実施例の構成を示す図である。
【図5】本発明に係るユーザ情報通知装置の実施例の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の目的、技術案とメリットをさらに明確にするために、以下、図面を参照して実施例を挙げながら本発明をさらに詳しく説明する。
【0020】
従来技術の問題点に対して、本発明は新たなユーザ情報通知方法を提出して、MMEにより、取得されたUEのRAT/Frequency Selection優先度情報をeNodeBに通知する。具体的な通知方法は、UEが初期attach過程、追跡エリア更新(TAU:Track Area Update)過程を実行し、またはアイドル(IDLE)状態からアクティブ(Active)状態に遷移するとき、MMEが初期コンテキスト設定要求(Initial Context Setup Request)メッセージを介して、取得されたUEのRAT/Frequency Selection優先度情報をeNodeBに通知し、UEがアクティブ状態にある場合、MMEがユーザ端末コンテキスト修正要求(UE Context Modification Request)メッセージを介して、取得されたUEのRAT/Frequency Selection優先度情報をeNodeBに通知することを含む。
【0021】
以下、具体的な実施例を介して本発明に係る方案をさらに詳しく説明する。
【0022】
図2は本発明に係るユーザ情報通知方法の一実施例のフローチャートである。図2に示すように、該方法は以下のステップを含む。
【0023】
ステップ201で、MMEはeNodeBへInitial Context Setup Requestメッセージを送信する。
【0024】
UEが初期attach過程またはTAU過程を実行するとき、MMEはHSSと情報のやり取りを行って、HSSからのInsert Subscriber Dataメッセージを受信することにより、付けられているUEのRAT/Frequency Selection優先度情報を取得する。その後、本発明の実施例に係る方法に従って、MMEはeNodeBへRAT/Frequency Selection優先度(Priority)パラメータ付きのInitial Context Setup Requestメッセージを送信して、UEのRAT/Frequency Selection優先度情報をeNodeBに通知する。
【0025】
また、UEがIDLE状態にあり、サービス要求(Service Request)過程を開始し、自局の状態をIDLE状態からActive状態に遷移するときも、MMEは予めHSSから取得されたUEのRAT/Frequency Selection優先度情報をeNodeBに通知してよく、即ち、eNodeBへRAT/Frequency Selection Priorityパラメータ付きのInitial Context Setup Requestメッセージを送信してよい。
【0026】
ここで言うMMEにおいて予め取得されたUEのRAT/Frequency Selection優先度情報は、事業者によってHSS内のUEサブスクリプション情報が修正された後に、HSSからInsert Subscriber Data過程を開始して、修正後のUEのRAT/Frequency Selection優先度情報をMMEへ通知したものであってよい。MMEは該情報を取得した後で、UEがIDLE状態にあると確定した場合、該情報をeNodeBに通知しなく、UEがService Request過程を開始して、自局の状態をIDLE状態からActive状態に遷移すると確定した場合、該情報を本実施例に係る方法に従ってInitial Context Setup Requestメッセージを介して、eNodeBに通知し、UEがActive状態にあると確定した場合、後続の図3に示す方法で処理する。
【0027】
ステップ202で、eNodeBはMMEへ初期コンテキスト設定応答(Initial Context Setup Response)メッセージをフィードバックする。
【0028】
eNodeBは受信されたUEのRAT/Frequency Selection優先度情報を保存し、MMEへInitial Context Setup Responseメッセージをフィードバックする。
【0029】
説明すべきことは、上記のInitial Context Setup RequestメッセージおよびInitial Context Setup Responseメッセージはいずれも従来技術に既にあるメッセージであり、本発明の実施例は従来技術と比べて、Initial Context Setup Requestメッセージに1つのRAT/Frequency Selection Priorityパラメータが付けられる点のみで異なる。
【0030】
下記の表に示すように、表1は従来プロトコルにおけるInitial Context Setup Requestメッセージの構成であり、表2は従来プロトコルにおけるInitial Context Setup Responseメッセージの構成である。表1からわかるように、従来Initial Context Setup Requestメッセージの構成にはUEのRAT/Frequency Selection優先度情報に関連する内容が定義されていない。本発明の実施例では、表1に示すInitial Context Setup Requestメッセージの構成を拡張し、IE/Group Nameに対応する欄の下に、即ち、表1に示すUE Radio Capabilityパラメータの後にUEのRAT/Frequency Selection優先度情報を付けるためのRAT/Frequency Selection Priorityパラメータを追加することができる。
【0031】
【表1】

【0032】
【表2】

【0033】
図3は本発明に係るユーザ情報通知方法の他の実施例のフローチャートである。図3に示すように、該方法は以下のステップを含む。
【0034】
ステップ301で、MMEはeNodeBへUE Context Modification Requestメッセージを送信する。
【0035】
事業者によってHSS内のUEのサブスクリプション情報が修正された後に、HSSはInsert Subscriber Data過程を開始して、修正後のUEのRAT/Frequency Selection優先度情報をMMEに通知する。すると、本発明の実施例に係る方法に従って、UEがActive状態にあると確定した場合に、MMEはユーザ端末コンテキスト修正(UE Context Modification)過程を介して、該情報をeNodeBに通知し、即ち、RAT/Frequency Selection Priorityパラメータ付きのUE Context Modification RequestメッセージをeNodeBへ送信する。
【0036】
ステップ302で、eNodeBはMMEへユーザ端末コンテキスト修正応答(UE Context Modification Response)メッセージをフィードバックする。
【0037】
eNodeBは受信されたUEのRAT/Frequency Selection優先度情報を保存し、MMEへUE Context Modification Responseメッセージをフィードバックする。
【0038】
同様に、上記のUE Context Modification RequestメッセージおよびUE Context Modification Responseメッセージはいずれも従来技術に既にあるメッセージであり、本発明の実施例は従来技術と比べて、UE Context Modification Requestメッセージに1つのRAT/Frequency Selection Priorityパラメータが付けられる点のみで異なる。
【0039】
下記の表に示すように、表3は従来プロトコルにおけるUE Context Modification Requestメッセージの構成であり、表4は従来プロトコルにおけるUE Context Modification Responseメッセージの構成である。表3からわかるように、従来UE Context Modification Requestメッセージの構成にはUEのRAT/Frequency Selection優先度情報に関連する内容が定義されていない。本発明の実施例では、表3に示すInitial Context Setup Requestメッセージの構成を拡張し、IE/Group Name欄の下に、即ち、表3に示すSecurity Informationパラメータの後にUEのRAT/Frequency Selection優先度情報を付けるためのRAT/Frequency Selection Priorityパラメータを追加することができる。
【0040】
【表3】

【0041】
【表4】

【0042】
上記の実施例に係る方法を採用することで、本発明のeNodeBはどんな場合にあるにもかかわらず、UEのRAT/ Frequency Selection優先度情報を取得することができる。
【0043】
上記の方法に基づき、図4は本発明に係るユーザ情報通知システムの実施例の構成を示す図である。図4に示すように、該システムは、取得されたUEのRAT/Frequency Selection優先度情報をeNodeB402に通知するMME401と、MME401からのUEのRAT/Frequency Selection優先度情報を受信するeNodeB402と、を含む。
【0044】
ここで、MME401は、UEのRAT/Frequency Selection優先度情報を取得する取得ユニット4011と、取得されたUEのRAT/Frequency Selection優先度情報をeNodeB402に通知する通知ユニット4012と、を含む。UEが初期attach過程、TAU過程を実行し、又はIDLE状態からActive状態に遷移するとき、通知ユニット4012は取得されたRAT/Frequency Selection優先度情報をInitial Context Setup Requestメッセージを介してeNodeB402に通知し、UEがActive状態にあるとき、通知ユニット4012は取得されたRAT/Frequency Selection優先度情報をUE Context Modification Requestメッセージを介してeNodeB402に通知する。
【0045】
図5は本発明に係るユーザ情報通知装置の実施例の構成を示す図である。図5に示すように、該装置は、UEのRAT/Frequency Selection優先度情報を取得する取得ユニット4011と、取得されたUEのRAT/Frequency Selection優先度情報をeNodeB402に通知する通知ユニット4012と、を含む。
【0046】
ここで、通知ユニット4012は具体的に、UEが初期attach過程、TAU過程を実行し、又はIDLE状態からActive状態に遷移するとき、Initial Context Setup Requestメッセージを介して、取得されたRAT/Frequency Selection優先度情報をeNodeB402に通知する第1通知サブユニット40121と、UEがActive状態にあるとき、UE Context Modification Requestメッセージを介して、取得されたRAT/Frequency Selection優先度情報をeNodeB402に通知する第2通知サブユニット40122と、含む。
【0047】
図4および図5に示すシステムと装置の実施例の具体的な動作フローは、方法実施例における相応の説明を参照し、ここでは説明を省略する。
【0048】
要するに、本発明に係る技術案によれば、eNodeBはMMEからの通知メッセージを受信することにより、UEのRAT/Frequency Selection優先度情報を取得し、さらに該情報に基づいて無線リソース管理を行うことで、システム性能を向上させることができる。
【0049】
上記は、本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明の保護範囲を限定するものではない。本発明の精神と原則内で行われる種々の修正、均等置換え、改善などは全て本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0050】
401 MME
402 eNodeB
4011 取得ユニット
4012 通知ユニット
40121 第1通知サブユニット
40122 第2通知サブユニット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ情報通知方法であって、
移動管理エンティティ(MME)が取得されたユーザ端末(UE)の無線アクセス技術(RAT)/周波数選択(Frequency Selection)優先度情報を進化基地局(eNodeB)に通知するステップ、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記MMEで取得されたRAT/Frequency Selection優先度情報は、ホーム加入者サーバ(HSS)から受信されたRAT/Frequency Selection優先度情報である、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記MMEが取得されたUEのRAT/Frequency Selection優先度情報をeNodeBに通知するステップは、
前記UEが初期アタッチ(attach)過程、追跡エリア更新(TAU)過程を実行し、またはアイドル(IDLE)状態からアクティブ(Active)状態に遷移するとき、前記MMEが初期コンテキスト設定要求(Initial Context Setup Request)メッセージを介して、前記取得されたRAT/Frequency Selection優先度情報を前記eNodeBに通知し、
前記UEがActive状態にあるとき、前記MMEがユーザ端末コンテキスト修正要求(UE Context Modification Request)メッセージを介して、前記取得されたRAT/Frequency Selection優先度情報を前記eNodeBに通知するステップ、
を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記MMEがInitial Context Setup Requestメッセージを介して、前記取得されたRAT/Frequency Selection優先度情報を前記eNodeBに通知するステップは、
前記MMEが前記eNodeBへRAT/周波数選択優先度(Frequency Selection Priority)パラメータ付きのInitial Context Setup Requestメッセージを送信することを含み、
前記MMEがUE Context Modification Requestメッセージを介して、前記取得されたRAT/Frequency Selection優先度情報を前記eNodeBに通知するステップは、
前記MMEが前記eNodeBへRAT/Frequency Selection Priorityパラメータ付きのUE Context Modification Requestメッセージを送信するステップ、
を含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記eNodeBは受信されたUEのRAT/Frequency Selection優先度情報を保存するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
ユーザ情報通知システムであって、
取得されたユーザ端末(UE)の無線アクセス技術(RAT)/周波数選択(Frequency Selection)優先度情報をeNodeBに通知する移動管理エンティティ(MME)と、
前記MMEからのUEのRAT/Frequency Selection優先度情報を受信する進化基地局(eNodeB)と、
を含むことを特徴とするシステム。
【請求項7】
前記MMEは、
UEのRAT/Frequency Selection優先度情報を取得する取得ユニットと、
前記取得されたUEのRAT/Frequency Selection優先度情報を前記eNodeBに通知し、ここで、前記UEが初期アタッチ(attach)過程、追跡エリア更新(TAU)過程を実行し、またはアイドル(IDLE)状態からアクティブ(Active)状態に遷移するとき、初期コンテキスト設定要求(Initial Context Setup Request)メッセージを介して、前記取得されたRAT/Frequency Selection優先度情報を前記eNodeBに通知し、前記UEがActive状態にあるとき、ユーザ端末コンテキスト修正要求(UE Context Modification Request)メッセージを介して、前記取得されたRAT/Frequency Selection優先度情報を前記eNodeBに通知する通知ユニットと、
を含むことを特徴とする請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
ユーザ情報通知装置であって、
ユーザ端末(UE)の無線アクセス技術(RAT)/周波数選択(Frequency Selection)優先度情報を取得する取得ユニットと、
前記取得されたUEのRAT/Frequency Selection優先度情報を進化基地局(eNodeB)に通知する通知ユニットと、
を含むことを特徴とする装置。
【請求項9】
前記通知ユニットは、
前記UEが初期アタッチ(attach)過程、追跡エリア更新(TAU)過程を実行し、またはアイドル(IDLE)状態からアクティブ(Active)状態に遷移するとき、初期コンテキスト設定要求(Initial Context Setup Request)メッセージを介して、前記取得されたRAT/Frequency Selection優先度情報を前記eNodeBに通知する第1通知サブユニットと、
前記UEがActive状態にあるとき、ユーザ端末コンテキスト修正要求(UE Context Modification Request)メッセージを介して、前記取得されたRAT/Frequency Selection優先度情報を前記eNodeBに通知する第2通知サブユニットと、
を含むことを特徴とする請求項8に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2011−520364(P2011−520364A)
【公表日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−507779(P2011−507779)
【出願日】平成21年5月4日(2009.5.4)
【国際出願番号】PCT/CN2009/071625
【国際公開番号】WO2009/135431
【国際公開日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【出願人】(510065207)大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司 (9)
【Fターム(参考)】