説明

ラッピング端子用コネクタ

【課題】 専用のラッピング工具を使用しなくても、密接して配設されているラッピング端子に対して、ジャンパ線を適正に接続する。
【解決手段】 棒状のコネクタ本体2の一端部側から、ラッピング端子101を挿入する端子挿入穴21が形成され、他端部側からジャンパ線102を挿入するジャンパ線挿入穴22が形成され、コネクタ本体2内に、端子挿入穴21に挿入されたラッピング端子101と導通する端子導通体3と、端子導通体3と導通するとともにジャンパ線挿入穴22に挿入されたジャンパ線102と導通するジャンパ線導通体4とが配設され、ジャンパ線導通体4とによってジャンパ線102を挟持する押えボタン5が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、端子台に多数密接して配設されている針状のラッピング端子に、ジャンパ線を接続するためのラッピング端子用コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、IDF(中間接続盤)のラッピング端子(IDF端子)にジャンパ線を接続する場合、専用のラッピング工具を使用して、ジャンパ線をラッピング端子に巻き付ける必要がある。しかしながら、作業現場において、急きょジャンパ線の接続を要する場合があり、このような場合に、専用のラッピング工具を所持、携帯していないと、ジャンパ線の接続が行えないことになる。
【0003】
このため、専用のラッピング工具を使用しなくても、ジャンパ線を接続することができる、というコネクタが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このコネクタは、接続金具が収容されている端子挿入用の端子カバーと、ジャンパ線を収容するための保護カバーとが並設され、端子カバーの先端から、接続金具と一体的な接続端が突出している。そして、端子カバーの基端部からラッピング端子を挿入し、保護カバーの基端部からジャンパ線を挿入して、ジャンパ線の先端部を接続端のエッジ溝に挿入する。これにより、ラッピング端子とジャンパ線とが、接続金具と接続端とを介して接続されるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−238465号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記特許文献1のコネクタでは、端子カバーと保護カバーとが平行に並設されているため、ジャンパ線の接続状態において、ジャンパ線が端子台の台面(ラッピング端子の基端面)を沿ってから、ラッピング端子に沿うように折り曲げられた(立ち上がった)状態となり、広い配設スペースを要する。このため、ラッピング端子が多数密接して配設されている端子台において、このようなコネクタでジャンパ線を接続することは、スペース上困難である。
【0006】
また、端子カバーの先端から突出している接続端において、ジャンパ線の先端部が接続されているため、接続部が露出することになり、外部との接触による短絡などを生じるおそれがある。
【0007】
そこでこの発明は、専用のラッピング工具を使用しなくても、密接して配設されているラッピング端子に対して、ジャンパ線を適正に接続することができるラッピング端子用コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、針状のラッピング端子に、ジャンパ線を接続するためのラッピング端子用コネクタであって、棒状で、前記ラッピング端子を挿入する端子挿入穴が一端部側から形成され、前記ジャンパ線を挿入するジャンパ線挿入穴が他端部側から形成されたコネクタ本体と、前記コネクタ本体内に配設され、前記端子挿入穴に挿入された前記ラッピング端子と導通する端子導通体と、前記コネクタ本体内に配設され、前記端子導通体と導通し、かつ、前記ジャンパ線挿入穴に挿入された前記ジャンパ線と導通するジャンパ線導通体と、前記ジャンパ線導通体とによって前記ジャンパ線を挟持する挟持体と、を備えることを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、コネクタ本体の端子挿入穴にラッピング端子を挿入し、ジャンパ線挿入穴にジャンパ線を挿入することで、ラッピング端子が端子導通体と導通し、端子導通体と導通するジャンパ線導通体がジャンパ線と導通する。つまり、端子導通体とジャンパ線導通体とを介して、ラッピング端子とジャンパ線とが導通される。また、ジャンパ線導通体と挟持体とによってジャンパ線が挟持され、ラッピング端子とジャンパ線とが、導通状態で接続される。そして、このような接続状態では、棒状のコネクタ本体の一端部側にラッピング端子が位置し、コネクタ本体の他端部側からジャンパ線が突出した状態となる。つまり、針状のラッピング端子の略延直線上にジャンパ線が配設された状態となる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のラッピング端子用コネクタにおいて、前記ジャンパ線導通体は、前記挟持体とによって前記ジャンパ線を挟持した際に、前記ジャンパ線の表皮を剥がして心線と導通する切断接触部を有する、ことを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、表皮が剥がされていないジャンパ線をジャンパ線挿入穴に挿入し、ジャンパ線導通体と挟持体とによってジャンパ線を挟持することで、切断接触部によってジャンパ線の表皮が剥がされ、ジャンパ線の心線と切断接触部とが導通される。
【発明の効果】
【0012】
請求項1の発明によれば、コネクタ本体の端子挿入穴にラッピング端子を挿入し、ジャンパ線挿入穴にジャンパ線を挿入して、挟持体でジャンパ線を挟持するだけで、専用のラッピング工具を使用しなくても、ラッピング端子にジャンパ線を容易に接続することができる。しかも、ラッピング端子の略延直線上にジャンパ線が配設された状態となり、ジャンパ線がラッピング端子に対して略真っ直ぐに延びた状態で配設されるため、広い配設スペースを要しない。このため、ラッピング端子が多数密接して配設されている端子台においても、ジャンパ線を接続することができる。さらに、端子導通体とジャンパ線導通体とがコネクタ本体内に配設され、ラッピング端子とジャンパ線との導通、接続がコネクタ本体内で行われるため、外部との接触による短絡などが生じるおそれがない。このように、密接して配設されているラッピング端子に対して、ジャンパ線を適正に接続することができるものである。
【0013】
請求項2の発明によれば、ジャンパ線をジャンパ線挿入穴に挿入し、ジャンパ線導通体と挟持体とによってジャンパ線を挟持するだけで、ジャンパ線の表皮を剥がして、ラッピング端子とジャンパ線とを導通、接続することができる。すなわち、作業員が予めジャンパ線の皮むきを行う必要がなく、作業員の労力を軽減できるとともに、常に適正に表皮を剥がして、適正な導通、接続を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】この発明の実施の形態に係るラッピング端子用コネクタを示す断面図である。
【図2】図1のラッピング端子用コネクタを介して、ラッピング端子とジャンパ線とを接続した状態を示す断面図である。
【図3】図1のラッピング端子用コネクタのジャンパ線導通体と押えボタンとの位置関係を示す図であり、(a)は、押えボタンを押下しない状態を示し、(b)は、押えボタンを押下した状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0016】
図1は、この発明の実施の形態に係るラッピング端子用コネクタ1を示す断面図である。このラッピング端子用コネクタ1は、図2に示すような針状のラッピング端子101に、ジャンパ線102を接続するためのコネクタであり、主として、コネクタ本体2と、端子導通体3と、ジャンパ線導通体4と、押えボタン(挟持体)5とを備えている。
【0017】
コネクタ本体2は、棒状で、ラッピング端子101に装着した際に、隣接するラッピング端子101のラッピング端子用コネクタ1に接触せず、かつ抜き差し・着脱が容易なように、その幅(径)および長さが設定されている。つまり、ラッピング端子101が多数密接して配設されている端子台100に対して、各ラッピング端子101にラッピング端子用コネクタ1を容易に着脱可能なように、幅と長さとが設定されている。
【0018】
このコネクタ本体2は、電気絶縁性を有し、かつ弾性変形が容易な材料で構成され、一端面側(ラッピング端子101側)から端子挿入穴21が形成され、他端面側(ジャンパ線102側)からジャンパ線挿入穴22が形成されている。端子挿入穴21は、ラッピング端子101を挿入する穴であり、コネクタ本体2の一端面側から他端面側に向かって、湾曲状に開口が小さくなるように形成されている。また、ジャンパ線挿入穴22は、ジャンパ線102を挿入する丸穴であり、一端面側から他端面側に向かって、同じ開口で真っ直ぐに延び、端子挿入穴21と連通・結合されている。つまり、端子挿入穴21とジャンパ線挿入穴22とは、同軸上に、かつコネクタ本体2の軸心上に形成されている。このジャンパ線挿入穴22の径は、表皮・被覆を含むジャンパ線102の外径よりも、やや大きく設定されている。
【0019】
端子導通体3は、コネクタ本体2内に配設され、端子挿入穴21に挿入されたラッピング端子101と導通する導体である。すなわち、電気伝導性を有し、かつ弾性変形が容易な材料(バネ材など)で構成され、板状で、図1中端子挿入穴21の上壁面および下壁面に沿うように配設されている。そして、端子挿入穴21内にラッピング端子101を挿入すると、図2に示すように、端子導通体3および端子挿入穴21が開いて(弾性変形して)、ラッピング端子101を挟持し、ラッピング端子101と端子導通体3とが導通する。また、ラッピング端子101を抜くと、図1に示すように、端子導通体3および端子挿入穴21が閉じるようになっている。
【0020】
同様に、ジャンパ線挿入穴22から端子挿入穴21に向けてジャンパ線102を挿入すると、端子導通体3および端子挿入穴21が開いてジャンパ線102を挟持し、ジャンパ線102を抜くと、端子導通体3および端子挿入穴21が閉じるようになっている。このような端子導通体3が、コネクタ本体2の一端部からジャンパ線挿入穴22との連通部(ジャンパ線挿入穴22側に位置する押えボタン5)まで、一体的に延びるように配設されている。
【0021】
ジャンパ線導通体4は、コネクタ本体2内に配設され、端子導通体3と導通し、かつジャンパ線挿入穴22に挿入されたジャンパ線102と導通する導体であり、この実施の形態では、2つ配設されている。すなわち、電気伝導性を有する材料で構成されたブロック状で、図1に示すように、一方のジャンパ線導通体4が、端子導通体3のジャンパ線挿入穴22側の端部に接続され、他方のジャンパ線導通体4が、端子導通体3の中央部(直線的に延び始める部位)に接続されている。
【0022】
また、図3に示すように、ジャンパ線導通体4には、図中上部が開口した切断接触部41が形成されている。この切断接触部41は、接触部41aと切断部41bとを備え、接触部41aは、スリット状(矩形の切欠き状)で下方に延びている。また、切断部41bは、接触部41aの垂直面とジャンパ線導通体4の上面とで形成される角部を、斜めに成形したC面状となっている。そして、後述する押えボタン5を押下しない状態では、図3(a)に示すように、押えボタン5とジャンパ線導通体4の切断部41bとの間にジャンパ線102が位置し、押えボタン5を押下すると、図3(b)に示すように、ジャンパ線102とジャンパ線導通体4とが導通するようになっている。
【0023】
すなわち、押えボタン5を押下すると、ジャンパ線102が切断接触部41側に押圧され、ジャンパ線102が切断部41bに押し込まれることで、ジャンパ線102の表皮が切断部41bによって剥がされる。さらに、表皮が剥がされて露出したジャンパ線102の心線が、接触部41aで挟持された状態となり、ジャンパ線102とジャンパ線導通体4とが導通するように、接触部41aおよび切断部41bの形状が設定されている。
【0024】
ここで、図中、端子導通体3とジャンパ線導通体4の一部がコネクタ本体2から露出しているが、これは説明、理解の便宜上であり、端子導通体3とジャンパ線導通体4とは、コネクタ本体2内に完全に収容され、露出部はない。
【0025】
押えボタン5は、ジャンパ線導通体4とによってジャンパ線102を挟持するものであり、電気絶縁性を有する材料で構成されている。この押えボタン5は、略円柱状(ピン状)で、各ジャンパ線導通体4の切断接触部41に対向し、かつ切断接触部41側に移動可能に、コネクタ本体2に配設されている。また、外力を受けていない状態では、図3(a)に示すように、押えボタン5の先端部(下端部)がジャンパ線102に接しないで、外力を受けて押下されると、図3(b)に示すように、ジャンパ線102を切断接触部41側に押圧するように、配設位置および先端部形状が設定されている。
【0026】
そして、押下された状態で、押えボタン5の先端部とジャンパ線導通体4の切断接触部41とで、ジャンパ線102を挟持するようになっている。さらに、押えボタン5の上部には、外周面からリング状に突出した突起部51が形成され、押えボタン5が押下されていない状態では、突起部51がコネクタ本体2から突出し、押えボタン5が押下された状態では、突起部51がコネクタ本体2内に食い込み、押えボタン5が引き出しにくいようになっている。これにより、押えボタン5とジャンパ線導通体4とによるジャンパ線102の挟持、保持が、強固に維持されるようになっている。
【0027】
次に、このような構成のラッピング端子用コネクタ1の使用方法、作用などについて、説明する。
【0028】
ラッピング端子101にジャンパ線102を接続するには、まず、表皮を剥がさない状態で、ジャンパ線102をラッピング端子用コネクタ1のジャンパ線挿入穴22に挿入する。このとき、図2に示すように、2つの押えボタン5を通過して、コネクタ本体2の中央部までジャンパ線102を挿入する。続いて、2つの押えボタン5を押下する。これにより、上記のように、ジャンパ線102の表皮がジャンパ線導通体4の切断接触部41によって剥がされ(被覆が破れ)、ジャンパ線102の心線がジャンパ線導通体4に導通するとともに、ジャンパ線102がジャンパ線導通体4と押えボタン5とによって挟持される。
【0029】
次に、このようにしてジャンパ線102が装着されたラッピング端子用コネクタ1を、ラッピング端子101に装着する。すなわち、ラッピング端子用コネクタ1の端子挿入穴21(端子導通体3間)に、ラッピング端子101を根元付近まで挿入する。これにより、上記のように、端子導通体3および端子挿入穴21が開いてラッピング端子101が挟持され、ラッピング端子101と端子導通体3とが導通する。
【0030】
このようにして、ラッピング端子用コネクタ1をラッピング端子101に装着した状態では、ラッピング端子101とジャンパ線102とが、端子導通体3とジャンパ線導通体4とを介して導通される。また、図2に示すように、針状に真っ直ぐ延びたラッピング端子101に対して、ジャンパ線102が同軸上に延びた状態で配設され、さらに、ラッピング端子用コネクタ1も、ラッピング端子101に対して同軸上に配設された状態となる。つまり、ラッピング端子101の延直線上に、ラッピング端子用コネクタ1とジャンパ線102とが、真っ直ぐ延びた状態となるものである。
【0031】
以上のように、このラッピング端子用コネクタ1によれば、コネクタ本体2のジャンパ線挿入穴22にジャンパ線102を挿入して、押えボタン5を押下し、コネクタ本体2の端子挿入穴21にラッピング端子101を挿入するだけで、ラッピング端子101にジャンパ線102を容易に接続することができる。すなわち、専用のラッピング工具を使用しなくても、ラッピング端子101にジャンパ線102を容易に接続することができるため、作業現場において、急きょジャンパ線102の接続を要する場合などであっても、迅速かつ容易に対応することができる。
【0032】
しかも、ジャンパ線挿入穴22にジャンパ線102を挿入して、押えボタン5を押下するだけで、ジャンパ線102の表皮を剥がして、ラッピング端子101とジャンパ線102とを導通、接続することができる。すなわち、作業員が予めジャンパ線102の皮むきを行う必要がなく、作業員の労力を軽減できるとともに、常に適正に表皮を剥がして、適正な導通、接続を行うことができる。
【0033】
また、ラッピング端子101にジャンパ線102を接続した状態では、ラッピング端子101の延直線上に、ラッピング端子用コネクタ1とジャンパ線102とが、真っ直ぐ延びた状態となるため、広い配設スペースを要しない。このため、ラッピング端子101が多数密接して配設されている端子台100においても、複数のジャンパ線102を容易かつ確実に接続することができる。さらに、端子導通体3とジャンパ線導通体4とがコネクタ本体2内に配設され、ラッピング端子101とジャンパ線102との導通、接続がコネクタ本体2内で行われるため、外部との接触による短絡などが生じるおそれがない。
【0034】
さらに、ジャンパ線102がジャンパ線導通体4と押えボタン5とによって挟持、保持されるため、ジャンパ線102が抜けることがなく、また、ラッピング端子101も、端子導通体3のバネ力によって挟持、保持されるため、抜けることがない。このように、密接して配設されているラッピング端子101に対して、ジャンパ線102を適正かつ容易に接続することができるものである。
【0035】
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、ジャンパ線導通体4と押えボタン5とを2組設けているが、ジャンパ線102の保持力やジャンパ線102との導通性を高めるために、3組以上設けてもよい。あるいは、ジャンパ線導通体4を端子挿入穴21に沿って長く形成し、ジャンパ線102との接触面積を大きくしてもよい。また、端子挿入穴21と端子導通体3とが、湾曲状に開口が小さくなるように形成、配設されているが、同じ開口で真っ直ぐ延びるように形成、配設してもよい。
【0036】
さらに、ジャンパ線102の接続先端部の表皮を剥がした後に、ジャンパ線102をラッピング端子用コネクタ1に装着してもよく、この場合、ジャンパ線導通体4において皮むき機構が不要となり、より簡易な構成にすることが可能となる。また、上記の実施の形態では、ジャンパ線102をラッピング端子用コネクタ1に装着した後に、ラッピング端子101に装着しているが、ラッピング端子101の配設状況などに応じて、ラッピング端子101にラッピング端子用コネクタ1を装着した後に、ラッピング端子用コネクタ1にジャンパ線102を装着してもよい。
【符号の説明】
【0037】
1 ラッピング端子用コネクタ
2 コネクタ本体
21 端子挿入穴
22 ジャンパ線挿入穴
3 端子導通体
4 ジャンパ線導通体
41 切断接触部
41a 接触部
41b 切断部
5 押えボタン(挟持体)
51 突起部
100 端子台
101 ラッピング端子
102 ジャンパ線


【特許請求の範囲】
【請求項1】
針状のラッピング端子に、ジャンパ線を接続するためのラッピング端子用コネクタであって、
棒状で、前記ラッピング端子を挿入する端子挿入穴が一端部側から形成され、前記ジャンパ線を挿入するジャンパ線挿入穴が他端部側から形成されたコネクタ本体と、
前記コネクタ本体内に配設され、前記端子挿入穴に挿入された前記ラッピング端子と導通する端子導通体と、
前記コネクタ本体内に配設され、前記端子導通体と導通し、かつ、前記ジャンパ線挿入穴に挿入された前記ジャンパ線と導通するジャンパ線導通体と、
前記ジャンパ線導通体とによって前記ジャンパ線を挟持する挟持体と、
を備えることを特徴とするラッピング端子用コネクタ。
【請求項2】
前記ジャンパ線導通体は、前記挟持体とによって前記ジャンパ線を挟持した際に、前記ジャンパ線の表皮を剥がして心線と導通する切断接触部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のラッピング端子用コネクタ。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−226925(P2012−226925A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−92599(P2011−92599)
【出願日】平成23年4月19日(2011.4.19)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】