説明

ラベリングシステム

本発明は、物体、特に、容器にラベルを貼るラベリング装置と、このラベリングシステムに関して上流に配置され、ラベリングシステムにラベルを供給する配置装置(1)と、を有するラベリングシステムに関し、この配置装置(1)は、第2ラベルシート(14)を搬送する搬送機構(5)と、ラベルロール(13)上に巻きつけられた第1ラベルシート(14a)用の、保持装置(15)に互いに隣り合うように配置された少なくとも2つのキャリア(3a)と、を有する。本発明によれば、キャリア(3a)間を第1移動方向(R1)に移動できる接続装置(8)が設けられ、接続装置(8)は、キャリア(3a)に配置された第1ラベルシート(14a)の部分を、搬送機構(5)に導かれた第2ラベルシート(14)の部分に接続する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラベリングシステムに関し、容器にラベルを貼るラベリングシステムに関して説明する。ただし、本発明に係るラベリングシステムは、他の物体にラベルを貼ることにも用いられることを指摘しておく。従来技術から様々なラベリングシステムが知られている。これらのラベリングシステムには、容器にラベルを貼るラベリング装置が設けられる。
【背景技術】
【0002】
ラベルは、例えば、容器の周りに巻きつけるためのエンドレスラベル片や粘着ラベル片などとして、様々な方法で提供される。エンドレスラベル片は、必要に応じてのみ、それぞれのマークで切断され、容器の周りに巻きつけられて接着される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開第2005/110859号パンフレット
【特許文献2】独国特許出願公開第198 18 384号明細書
【特許文献3】独国特許出願公開第101 05 748号明細書
【特許文献4】独国実用新案第202 19 876号明細書
【特許文献5】独国特許出願公開第37 02 595号明細書
【特許文献6】米国特許出願公開第2003/0121593号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
通常、エンドレスラベル片はラベルロールに巻きつけられるが、ラベリングプロセス中に使い切ってしまう。このようなラベルロールが完全に巻き解かれると、追加のラベルロールが挿入され、プロセスが継続されるが、空のラベルロールを未使用のラベルロール(full label roll)に取り替える時に遅延が起こる。従って、本発明の目的は、ラベルロールを取り替える時でも、プロセスが円滑に行われることを可能にするラベリングシステムを提供することである。この目的は、請求項1に係るラベリングシステム、請求項10に係るラベリングシステムのローディング装置、及び、請求項12に係るラベル片を接合する方法によって、本発明によって達成される。有利な実施形態及びさらなる進展が、従属請求項の構成要素を形成する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るラベリングシステムは、物体、特に、容器にラベルを貼るラベリング装置を含む。このラベリング装置の上流に配置され、ラベリング装置にラベルを供給するローディング装置も設けられる。このローディング装置は、第2ラベル片を搬送する搬送装置と、ラベルロールに巻きつけられたラベル片用の少なくとも2つのキャリアとを含み、キャリアは、保持装置上に隣り合うように配置される。本発明によれば、キャリア間を第1移動方向に移動でき、キャリアに配置された第1ラベル片の部分を、搬送装置に導かれた第2ラベル片の部分に接合する、接合部が設けられる。
【0006】
ローディング装置は、特に、複数のラベルロールが配置されたマガジンなので、ラベリング装置に、これらの個々のラベルロールのラベル片を次々と供給することができる。搬送装置は、接合部に接続され、接合部とともに移動することが好ましい。このように、搬送装置は、特に、接合部の一部を形成する。
【0007】
このように、ラベリング装置の本質的に連続的な動作を可能にすることができる。本方法では、まず、第1ラベルロールのラベル片が、搬送装置及び随意的にバッファ装置によって、ラベリング装置へ搬送される。第1ラベルロールを使い切るとすぐに、第1ラベルロールの端部が、第2キャリアに配置された第2ラベルロールの始端部に接合され、第2ラベルロールのラベル片が、搬送装置によって、ラベリング装置に搬送される。さらなるラベルロールについても、同じように手順が行われる。このように、空のラベルロールを、完全に、または、ある程度未使用のラベルロールと取り替える時間が十分ある。バッファ装置により、ラベリング装置を、接合プロセス中に停止させる必要がない。バッファ装置は、例えば、ラベル片が導かれる複数の偏向ロールを含んでもよく、偏向ロールのいくつかは、互いに相対的に移動することができる。
【0008】
1つの好ましい実施形態では、駆動部を含む搬送装置が、ラベル片を少なくとも部分的に、排他的に第2移動方向に移動させる。第1移動方向及び第2移動方向は、本質的に互いに垂直である。言い換えると、ラベルロールから巻き解かれたラベル片は、例えば、ラベルロールの接線方向に導かれる。接合部は、本質的に接線方向と垂直な方向に移動する。ただし、第1移動方向及び第2移動方向を、90度以外の角度、例えば、45度に配置することもできる。
【0009】
さらに好ましい実施形態では、各キャリアは、少なくとも第1ラベル片の端部を一時的に固定する、静止した固定装置(stationary fixing device)を割り当てられる。ここで、静止した(stationary)とは、特に、周囲に対して静止していることを意味すると理解される。固定装置は、キャリア及び/またはキャリアの保持装置を有する共通フレームに取り付けられることが好ましい。特に、固定装置は、真空吸引片であることが好ましい。この吸引片によって、搬送装置において、保持装置に配置された個々のラベルロールの端部は、ラベル片の他の各端部に接合するために、いずれの場合も、一時的に固定される。
【0010】
さらに有利な実施形態では、接合部は、ラベル片の端部を、少なくとも一時的に固定する第2固定装置を有する。ここで、第2固定装置は、特に、搬送装置を通るラベル片の端にある各第2端部を固定する働きをする。ここで述べる有利な実施形態では、この第2固定装置は、接合部とともに第1移動方向に移動することができ、固定装置は、2つの端部を互いに押圧し、例えば、接着剤/接着剤片を用いて接合するために、例えば、スタンプとして、第1移動方向と垂直な方向に、独立して移動することができる。
【0011】
このように、第2固定装置は、第1移動方向および第1移動方向と垂直な移動方向にのみ移動することができるが、第2移動方向には移動できない。第2移動方向、すなわち、ラベル片が接合部に対して移動する移動方向にも移動できる固定装置は、従来技術から知られている。第2移動方向へ移動できないようにした有利な設計によって、固定プロセスの安定性及び精度を高めることができる。
【0012】
特に有利な点は、各キャリアがサーボモータによって駆動されることである。このように、個々のキャリア及びこれらのキャリアに配置されたラベルロールは、いずれの場合も、別々のサーボモータによって駆動されるので、異なるスピードでの駆動が可能である。特に有利な点は、個々のサーボモータの駆動スピードを制御することができることである。
【0013】
さらに有利な実施形態においては、少なくとも1つのキャリアが、移動可能な保持装置に配置されている。保持装置は、特に、第2移動方向に移動可能である。移動可能なことにより、キャリアをフレームから引き出し、ラベルロールを、例えば、別のラベルロールと取り替えることができる。
【0014】
さらに有利な実施形態では、ラベルロールの残量状態(fullness state)をチェックする、少なくとも1つの残量測定装置(fullness measuring device)が設けられる。これにより、光学的に残量状態をチェックすることができる。ただし、ラベルロールの回転スピードによって、間接的に残量状態をチェックしてもよい。これについて、図面を参照してさらに詳細に説明する。
【0015】
さらに好ましい実施形態では、複数の偏向ローラがキャリアと接合装置との間に設けられ、少なくとも2つの偏向ローラは、互いに並進移動することができる。従って、これらの偏向ローラのうち1つは、ダンサローラであることが好ましい。このダンサローラの移動から、各ラベルロールの残量状態を推定することができるが、これについても図面を参照してさらに詳細に説明する。偏向ローラは、例えば、ばねによって、他の偏向ローラに対する圧縮応力を与えられることが好ましい。
【0016】
さらに好ましい実施形態では、ラベル片を切断するための切断装置が設けられる。これにより、例えば、不要な端部や残りを切断したり、ラベル片の真っ直ぐな切れ目を得ることができる。切断装置は、第1移動方向に移動可能であることが好ましい。
【0017】
本発明は、また、ラベリングシステムのローディング装置に関し、このローディング装置は、ラベル片を搬送する搬送装置と、ラベルロールに巻きつけられたラベル片用の少なくとも2つのキャリアとを含み、キャリアは、保持装置上に隣り合うように配置される。キャリアに配置されたラベル片の端部を、搬送装置に導かれたラベル片の端部に接合する接合部も設けられる。ローディング装置は、接合部に対して第2移動方向にのみラベル片を搬送する駆動装置を有する。
【0018】
本発明によれば、接合部は、第1移動方向にのみ移動でき、この第1移動方向は、固定的な所定の角度であり、本質的に第2移動方向と垂直であることが好ましい。
【0019】
接合部は、固定装置を有することが好ましく、固定装置は、(接合部とともに)第1移動方向及び第1及び第2移動方向と垂直な方向にのみ移動できる。この垂直な移動方向は、固定装置のスタンプ動作の方向である。
【0020】
ローディング装置は、以上のように構成されることが好ましい。
【0021】
本発明は、また、ローディング装置によってラベル片の端部を接合する方法に関し、この方法は、以下のステップを含む。第1ステップでは、第1ラベル片の第1端部が、搬送装置に配置された第2ラベル片の第2端部に接合され、接合は、接合部によって行われる。さらに、第1ラベル片が、第1ラベルロールから巻き解かれ、搬送装置によって導かれる。さらなる方法ステップでは、第1ラベル片の第2端部が、さらなる第1ラベル片の第1端部に接合される。接合は、接合部によって行われ、接合部が、第1ラベルロールと第2ラベルロールとの間を第1移動方向に移動し、ラベル片が、接合部に対して第2移動方向に移動する。
【0022】
本発明によれば、2つの端部の接合プロセス中、少なくとも1つの端部が、接合部に対して固定され、接合部が、第1移動方向と第2移動方向とに垂直な方向に排他的に移動する。この移動は、2つの端部を互いに押圧する、スタンピング、リフティング(lifting)及び/または押圧動作である。さらなる効果及び実施形態は、添付の図面から明らかになるだろう。
【発明の効果】
【0023】
本発明のラベリングシステムによれば、ラベルロールを取り替える時でも、プロセスが円滑に行われることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明に係るローディング装置の斜視図である。
【図2】図1のローディング装置の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
図1は、ローディング装置1を示す斜視図である。このローディング装置1は、複数の保持装置15を含む。ただし、図1には、1つの保持装置15のみを示す。キャリア3aがこの保持装置15に配置され、次に、このキャリア3aにラベルロール13が配置され、ラベルロール13上には、ラベル片14aが巻きつけられる。通常動作中は、このラベル片14aが、ラベルロール13から巻き解かれ、複数の偏向ローラによって、A、B及びC区間に沿って導かれる。このプロセスにおいて、キャリア3aは、(以下に詳細に説明する)サーボモータによって駆動される。また、第2ラベル片14を搬送する搬送装置5も設ける。ここでは、搬送装置5は、引取ローラ(drawing roller)5aを含む。搬送装置5は、接合部8上に配置される。ローディング装置1全体は、(図示しない)フレームに配置される。
【0026】
ラベルロール13を使い切ると、使い切ったラベル片14の端部を、さらなるラベルロール13の新しいラベル片の始端部に接合しなければならない。このため、ローディング装置1は、接合部8を含む。この接合部8は、切断/接着部として設計されてもよい。接合部8は、ここでは、駆動された線形システム26によって、示された移動方向R1に移動する。ここで、参照番号27は、接合部8の適切な線形駆動装置、または、この接合部8の搬送装置を示す。また、ローディング装置1は、複数の第1固定装置4を含む。より具体的には、8個の固定部4が図1に示される。さらに具体的に言うと、各保持装置15は、特定の固定装置4を割り当てられる。これらの固定装置4は、偏向ローラ4aと、ラベル片14aを少なくとも一時的に固定する吸引片4bとを含む。最後に、固定装置4は、各ロールの始端または各ラベル片の端部を検出する働きをする検出装置4cを含む。図1は、第2ラベル片が第1ラベル片に接合されようとしている状態を示す。
【0027】
参照番号16は、各端部を切断する働きをする切断装置を示す。この切断装置16は、方向R1に、バー11に沿って移動できる。参照番号18は、第2ラベル片14の偏向ローラを示す。
【0028】
図2は、図1に示すローディング装置1の側面図を示す。ここでも、1つのキャリア3aのみを示す。このキャリア3a及びキャリア3aに導かれたラベルロール13は、ベルト6を介してサーボモータ23によって駆動される。ただし、その代わりとして、直接駆動装置を設けてもよい。ラベル片14aは3つの偏向ローラ20、21及び22上を導かれ、これらの偏向ローラ20、21及び22がバッファストア(buffer store)を形成する。より具体的には、偏向ローラ21は、2つの偏向ローラ20及び22に対して方向R2に並進移動することができる。同時に、偏向ローラ21は、ばね24などの圧縮応力装置によって、偏向ローラ20及び22に対する圧縮応力を与えられる。偏向ローラ21上には、ラベルロール13の残量状態を検出するための検出装置17が配置される。通常の状態では、新しい、すなわち、全く使われていないラベルロール13が、キャリア3a上に取り付けられる。完全に未使用のラベルロール13は、サーボモータ23の所定のモータスピード及び搬送装置5の対応する搬送スピードと関連付けられている。従って、完全に未使用のラベルロール13が挿入されると、偏向ローラ21は、方向R2へ並進移動しない。
【0029】
完全に未使用ではないラベルロール13が挿入されると、状況は異なる。この場合も、まず、サーボモータ23が完全に未使用のラベルロール13に関連付けられた所定のスピードで回転する。しかし、完全に未使用ではないラベルロールの直径は小さいので、搬送装置5の搬送スピードが、サーボモータ23の回転による、ラベルロール13が巻き解かれる搬送スピードよりも速くなる。この結果、検出装置17は、ばね24のばね力に逆らって、図2の右側に移動する。ラベルロール13の実際の残量状態は、この移動のスピード、または、ある時間間隔で進む方向R2の距離から判定できる。
【0030】
検出装置17の距離測定は、例えば、レーザ、及び、ばね24が配置されたロッド25上のラインマーキングを用いて光学的に行われてもよい。また、検出装置17と特定の基準点との間の距離を判定する距離センサを用いてもよい。さらに、このように判定された残量状態を用いて、サーボモータ23のスピードを制御する。例えば、ある程度未使用のラベルロール13が挿入されると、サーボモータ23のスピードは、それに応じて速くなる。
【0031】
ラベルロール13のロール直径は、時間とともに小さくなるので、サーボモータ23のスピードをこの状況に適応させ、巻き解き動作が進むにつれてサーボモータ23をますます速く回転させることができる。
【0032】
図2は、接合プロセスが、ちょうどラベル片14aとラベル片14との間で行われている時点を示す。このため、ローディング装置1は、接合部8に配置された第2固定装置7を有する。この固定装置7は、同じように、ラベル片14の対応する端部を固定する吸引片でもよい。この第2固定装置7は、図2に詳細に示されていない。
【0033】
出願書類に開示されている全ての特徴は、個々に、または、組み合わせて、従来技術に対して新規性を有する限り、本発明にとって不可欠であると主張される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラベルを物体、特に、容器に貼るラベリング装置と、このラベリング装置の上流に配置され、前記ラベリング装置にラベルを供給するローディング装置(1)と、を含むラベリングシステムであって、
前記ローディング装置(1)は、第2ラベル片(14)を搬送する搬送装置(5)と、ラベルロール(13)に巻きつけられた第1ラベル片(14a)用の少なくとも2つのキャリア(3a)であって、保持装置(15)上に隣り合うように配置されたキャリア(3a)と、を含み、
前記キャリア(3a)間を第1移動方向(R1)に移動でき、前記第1ラベル片(14a)の部分を前記第2ラベル片(14)の部分に接合する接合部(8)が設けられる、
ことを特徴とするラベリングシステム。
【請求項2】
請求項1に記載のラベリングシステムにおいて、
前記第2ラベル片(14)は、前記搬送装置(5)によって、前記接合部(8)に対して少なくとも部分的に第2移動方向(R2)に移動することができ、
前記第1移動方向(R1)及び前記第2移動方向(R2)は、互いに本質的に垂直である、
ことを特徴とするラベリングシステム。
【請求項3】
請求項1または2に記載のラベリングシステムにおいて、
各キャリア(3a)には、第1ラベル片(14a)の端部を少なくとも一時的に固定する固定された第1固定装置(4)が割り当てられる、
ことを特徴とするラベリングシステム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1つに記載のラベリングシステムにおいて、
前記接合部(8)は、前記第2ラベル片(14)の端部を、少なくとも一時的に固定する第2固定装置(7)を有する、
ことを特徴とするラベリングシステム。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1つに記載のラベリングシステムにおいて、
前記第1及び/または第2固定装置(4、7)は、真空吸引片を含む、
ことを特徴とするラベリングシステム。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1つに記載のラベリングシステムにおいて、
各キャリア(3a)は、サーボモータ(23)によって駆動される、
ことを特徴とするラベリングシステム。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1つに記載のラベリングシステムにおいて、
少なくとも1つのキャリア(3a)が移動可能な保持装置(15)に配置されている、
ことを特徴とするラベリングシステム。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか1つに記載のラベリングシステムにおいて、
少なくとも1つのラベルロール(13)の残量状態をチェックする、少なくとも1つの残量測定装置(17)が設けられる、
ことを特徴とするラベリングシステム。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1つに記載のラベリングシステムにおいて、
複数の偏向ローラ(20、21、22)が、前記キャリア(3a)と前記結合部(8)との間に設けられ、少なくとも2つの偏向ローラが、互いに並進移動することができる、
ことを特徴とするラベリングシステム。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか1つに記載のラベリングシステムにおいて、
前記ラベル片を切断するための切断装置(16)が設けられる、
ことを特徴とするラベリングシステム。
【請求項11】
請求項1から10のいずれか1つに記載のラベリングシステムにおいて、
すでに前記ラベルロール(13)から巻き解かれたが、まだ前記ラベリング装置に供給されていないラベルを格納する片格納部が、前記ローディング装置(1)の下流に配置される、
ことを特徴とするラベリングシステム。
【請求項12】
請求項1から11のいずれか1つに記載のラベリングシステムにおいて、
前記ラベリング装置は、前記ラベリング装置においてのみ、所望の長さに切断されたエンドレスラベル片を処理するように設計される、
ことを特徴とするラベリングシステム。
【請求項13】
ラベリングシステムのローディング装置(1)において、
ラベル片(14)を搬送する搬送装置(5)と、
ラベルロールに巻きつけられた第1ラベル片(14a)用の少なくとも2つのキャリア(3a)であって、保持装置(15)上に互いに隣り合うように配置されたキャリア(3a)と、
前記キャリア(3a)に配置された前記第1ラベル片(14a)の部分を、搬送装置(5)に導かれた前記第2ラベル片の部分に接合する接合部(8)と、を含み、
前記ラベル片は、前記接合部(8)に対して第2移動方向(R2)にのみ搬送され、
前記接合部(8)は、第1移動方向(R1)にのみ移動でき、この第1移動方向は、前記第2移動方向(R2)と本質的に垂直である、
ことを特徴とするローディング装置(1)。
【請求項14】
請求項13に記載のローディング装置において、
前記ローディング装置(1)は、請求項3乃至12のうち少なくとも1つに記載されるように構成される、
ことを特徴とするローディング装置。
【請求項15】
ローディング装置(1)によって、ラベル片の端部を互いに接合する方法において、
第1ラベル片(14a)の第1端部を、搬送装置(5)に搬送された第2ラベル片(14)の第2端部に接合するステップであって、前記接合は、接合部(8)によって行われるステップと、
第1ラベルロール(13)から前記第1ラベル片(14a)を巻き解き、前記搬送装置(5)によって前記ラベル片(14a)を導くステップと、
前記第1ラベル片(14a)の第2端部を、さらなる第1ラベル片の第1端部に接合するステップであって、前記接合は前記接合部(8)によって行われ、前記接合部(8)は、前記第1ラベルロール(13)と第2ラベルロールとの間を第1移動方向(R1)に移動し、前記ラベル片(14a)は、前記接合部(8)に対して、第2移動方向(R2)に移動するステップと、を含み、
2つの端部を接合するプロセスの間、1つの端部は、前記接合部(8)に対して固定され、前記接合部(8)は、前記第1移動方向(R1)と前記第2移動方向(R2)とに垂直な方向に排他的に移動する、方法。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2010−502531(P2010−502531A)
【公表日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−527726(P2009−527726)
【出願日】平成19年9月5日(2007.9.5)
【国際出願番号】PCT/EP2007/007737
【国際公開番号】WO2008/031521
【国際公開日】平成20年3月20日(2008.3.20)
【出願人】(508120916)クロネス アーゲー (65)
【Fターム(参考)】