説明

ラベル印刷装置およびラベル印刷方法

【課題】過去に使用した管理データに対応する印刷イメージを利用して迅速なラベル印刷を行なうラベル印刷装置およびラベル印刷方法を提供する。
【解決手段】管理データを読み取る読取部25と、外部装置と通信を行う通信部16と、管理データに対応する印刷イメージに基づいて記録媒体上にラベル画像を印刷する印刷部21と、管理データに対応する印刷イメージが記憶領域13に存在するかどうかを判断し記憶領域中に存在していればこの印刷イメージを用いて印刷部を用いて記録媒体上にラベル画像を印刷するべく制御する制御部11をもつラベル印刷装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御情報の読取部を用いてラベル等を印刷するラベル印刷装置に関し、特に、一度使用した印刷イメージを印刷に再度利用するラベル印刷装置およびラベル印刷方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、品名、価格などの情報を逐一、キー入力することなく、ポップラベルを発行することができるラベル印刷装置が製造され使用されている。このようなラベル印刷装置は、商品名、メーカ名、特売価格などが目立つようにポップラベルを印字して発行するもので、商品販売を促進させるために、小売店の店頭等で直接的に活用される。
【0003】
このようなポップラベルを発行させるためのラベル印刷装置は、例えば、LAN(Local Area Network)等を介して、複数台のPOS端末が接続されたPOSシステムに接続されて使用される場合が多い。
【0004】
特許文献1は、品名、価格などの情報を逐一、キー入力することなく、バーコード情報を読み取るだけで、ラベルを印刷することができるラベル発行装置を提供する技術を開示している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の従来技術は、バーコード情報に基づいて、その都度、ネットワークを介してホストコンピュータから対応する印刷イメージを取得する印刷装置を開示しているが、これ以上に検索処理を早めるための工夫は特に示されていない。
【0006】
本発明は、過去に使用した管理データに対応する印刷イメージを利用して迅速なラベル印刷を行なうラベル印刷装置およびラベル印刷方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
課題を解決する一実施形態は、
管理データを読み取る読取部(25)と、
外部装置と通信を行う通信部(16)と、
前記読取部が読み取った管理データに対応する印刷イメージに基づいて、記録媒体上にラベル画像を印刷する印刷部(21)と、
前記読取部が読み取った管理データに対応する印刷イメージが記憶領域(13)に存在するかどうかを判断し、前記記憶領域中に存在していればこの印刷イメージを用いて前記印刷部を用いて記録媒体上にラベル画像を印刷するべく制御する制御部(11)と、
を具備することを特徴とするラベル印刷装置である。
【発明の効果】
【0008】
ラベル印刷装置において、スキャナ等の読取部で読み取ったバーコード等の管理データに対応する印刷イメージが過去に使用した印刷イメージとして記憶領域に存在するか否かを判断し、存在すればネットワークを介してホストコンピュータに問い合わせたり印刷イメージを取得したりするという処理を省略して、記憶領域の印刷イメージを利用した迅速なラベル印刷が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施形態に係るラベル印刷装置の一例を示すブロック図。
【図2】同じくラベル印刷装置の概観の一例を示す概観図。
【図3】同じくラベル印刷装置の履歴情報管理処理の一例を示すフローチャート。
【図4】同じくラベル印刷装置の履歴情報管理処理の一例を示すフローチャート。
【図5】同じくラベル印刷装置の履歴情報管理処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るラベル印刷装置の一例を示すブロック図、図2は、同じくラベル印刷装置の概観の一例を示す概観図である。
【0011】
本発明の一実施形態に係るラベル印刷装置1は、図1に示すように、ネットワーク等を介して外部装置の一例であるホストコンピュータ2に接続されており、全体の動作を制御し履歴情報管理部の機能を持っている制御部であるCPU11と、CPU11に接続されているFROM12と、過去の使用履歴情報である、バーコード等が示す管理データとこれに対応した印刷イメージ等を記憶する記憶領域であるRAM13を有している。
【0012】
さらに、ラベル印刷装置1は、上述したCPU11にそれぞれ接続される、表示制御回路14と、表示制御回路14により表示が制御され操作情報やラベル情報を表示する表示器15と、上述したホストコンピュータ2と通信を行なって管理データに対応した印刷イメージ等を取得するための通信部の一例である通信インタフェース16と、モータ制御回路17と、モータ制御回路17により動作が制御されるステッピングモータ18と、ユーザにより操作情報等が入力されるキー入力部19と、一例として店舗等で商品に添付される価格表等のラベル画像を意味するラベル等を、媒体上へ印字するためのヘッド制御回路20と、ヘッド制御回路20により動作が制御されて上述したラベル等の媒体上へ印字を行なう印刷部であるサーマルヘッド21と、各部への電源を供給する電源回路22と、電源回路22に電源を供給するバッテリ23と、スキャナ制御回路24と、スキャナ制御回路24に制御されバーコード等を読み取るための読取部であるスキャナ25を有している。
【0013】
また、図2は、ラベル印刷装置1の概観を示しており、ラベル等の操作情報を読み取る読取部であるスキャナ25が搭載されたラベル印刷装置1であって、サーマルヘッド21によりラベル印刷を行うものである。
【0014】
このような構成をもつラベル印刷装置1における印刷処理は、スキャナでバーコードや二次元コードの管理データを読み取ることから始まる。そして、読み取った管理データをホストコンピュータ2等に有線または無線で通信する。ホストコンピュータ2等は、この管理データに基づいて、印刷に必要な情報(印刷フォーマット)を生成して、ラベル印刷装置1に有線または無線で送信を行う。ラベル印刷装置1は、受信した印刷フォーマットに応じた印刷イメージを生成して、印刷を開始する。ラベル印刷が完了すると印刷したラベルを該当する対象物に対して貼り付けを行う。
【0015】
上記のようなラベル印刷装置における運用を行う場合に、スキャンをしてから印刷を行う迄の時間が高速であれば、印刷後の貼り付けまでを短縮することができ作業性を向上させることができる。
【0016】
すなわち、本発明の一実施形態に係るラベル印刷装置は、既に過去に利用した管理データ(バーコード等)とこれに対応する印刷フォーマット(対応する印刷イメージ)を履歴情報として、RAM13等に記憶しておく。そして、スキャナ25でスキャンしたバーコードが示す管理データが履歴情報の中に存在すれば、外部のホストコンピュータ2に問い合わせることなく、履歴情報である印刷フォーマット(対応する印刷イメージ)を利用することで迅速にラベル印刷を行うことができる。すなわち、本発明においては、ホストコンピュータ2側における、バーコードデータを受信し、受信したバーコードデータから印刷データを生成してプリンタに送信するという作業を省略することで、印刷までの時間を短縮することができる。
【0017】
(動作)
次に、このような構成を有するラベル印刷装置1における履歴情報管理処理を伴う印字処理をフローチャートを用いて詳細に以下に説明する。図3乃至図5は、ラベル印刷装置の履歴情報管理処理を伴う印字処理を示すフローチャートである。
【0018】
ラベル印刷装置1において、スキャナ25でスキャンするためのトリガボタンをキー入力部19として有しており、このボタンを押下することにより、CPU11は、スキャナ制御回路24およびスキャナ25により、バーコード又は二次元コードを読み取る(ステップS10)。CPU11がバーコード等の管理データを取得すれば(ステップS11)、CPU11は、現在、履歴情報管理モードが選択されているかどうかを判断する(ステップS12)。CPU11が、現在、履歴情報管理モードが選択されていると判断したら、履歴情報を使用すると判断して(ステップS13)、CPU11は、RAM13等を対象として、履歴情報をサーチする(ステップS14)。
【0019】
サーチの結果、CPU11が、RAM13内に利用可能な履歴情報が存在すると判断すると(ステップS15)、CPU11は、その履歴情報に含まれる印刷イメージが印刷可能かどうかを判断するべく、印刷イメージの有効期限をチェックする(ステップS16)。CPU11は、その履歴情報の印刷イメージの有効期限をチェックして、その印刷イメージが有効期限内であり、印刷イメージが印刷可能であると判断すると、RAM13における印刷イメージの先頭アドレスをセットする(ステップS17)。そして、CPU11は、先頭アドレスをセットした印刷イメージに基づいて、ヘッド制御回路20およびサーマルヘッド21を用いて、記録媒体であるラベル上に画像の印刷を行なう(ステップS18)。
【0020】
このように、本発明に係るラベル印刷装置1においては、既に過去に利用したバーコード等とこれに対応する印刷フォーマット(または印刷イメージ)を履歴情報としてRAM13等に記憶し、スキャンしたバーコードが示す管理データが履歴情報に存在すれば、これに対応する印刷フォーマット(または印刷イメージ)を利用することにより、ホストコンピュータ2側で行うスキャンしたデータから印刷データを生成してプリンタに送信する作業を省略して、迅速にラベル印刷を行うことができる。
【0021】
なお、ステップS12において、CPU11が履歴情報管理モードを選択していない場合は、RAM13等に記憶している内蔵商品マスタテーブルを使用するかどうかを判断する(ステップS37)。CPU11が、RAM13等に記憶している内蔵商品マスタテーブルを使用すると判断すれば、CPU11は、バーコードの管理データに対応する商品コードをサーチする(ステップS38)。CPU11は、これに該当する商品コードが存在すると判断すれば(ステップS43のYes)、この商品コードの印刷フォーマットをリードして(ステップS44)、印刷イメージを生成する(ステップS45)。
【0022】
また、CPU11は、ステップS37で、RAM13等に記憶している内蔵商品マスタテーブルを使用しないと判断すれば、次に、ネットワークを介して商品マスタサーバ(例えばホストコンピュータ2)の参照が可能かどうかを判断する(ステップS39)。CPU11は、ネットワークを介して商品マスタサーバ(例えばホストコンピュータ2)の参照が難しいと判断すると(ステップS39のNo)、『該当データ無し』用の印刷フォーマットをRAM13から読み出して(ステップS46)、印刷イメージを生成し、ヘッド制御回路20およびサーマルヘッド21を用いて印刷処理を行なう(ステップS45、S18)。
【0023】
CPU11は、ステップS39で、ネットワークを介して商品マスタサーバ(例えばホストコンピュータ2)の参照が可能であると判断すると、サーバ問合せコマンドを生成し(ステップS40)、通信インタフェース16を介してネットワーク上の商品マスタサーバ(例えばホストコンピュータ2)に送信する(ステップS41)。この結果、CPU11は、通信インタフェース16を介して商品マスタサーバから、該当の商品コードを受信すれば(ステップS42のYes)、ステップS43に進んで、これに該当する商品コードが存在すれば(ステップS43)、この商品コードの印刷フォーマットを読み出して(ステップS44)、印刷イメージを生成する(ステップS45)。その後、CPU11は、この印刷イメージに基づく印刷処理を行なう(ステップS18)。
【0024】
なお、ステップS43で、CPU11は、該当データが無いと判断すれば(ステップS43のNo)、ステップS46に進んで該当データ無し用の印刷フォーマットを読み出すこととなる。
【0025】
また、ステップS15において、CPU11は、RAM13において該当の履歴情報がないと判断すると、RAM13等に記憶している内蔵商品マスタテーブルを使用するかどうかを判断する(ステップS29)。CPU11が、RAM13等に記憶している内蔵商品マスタテーブルを使用すると判断すれば(ステップS29のYes)、CPU11は、バーコードの管理データに対応する商品コードをサーチして(ステップS30)、これに該当する商品コードが存在すれば(ステップS31)、この商品コードの印刷フォーマットをリードして(ステップS26)、印刷イメージを生成する(ステップS27)。その後、CPU11は、この履歴情報をRAM13に登録した後に(ステップS28)、ヘッド制御回路20およびサーマルヘッド21を用いて印刷処理を行なう(ステップS18)。
【0026】
また、CPU11は、ステップS29で、RAM13等に記憶している内蔵商品マスタテーブルを使用しないと判断すれば(ステップS29のNo)、次に、ネットワークを介して商品マスタサーバ(例えばホストコンピュータ2)の参照が可能かどうかを判断する(ステップS32)。CPU11は、ネットワークを介して商品マスタサーバ(例えばホストコンピュータ2)の参照が難しいと判断すると、『該当データ無し』用の印刷フォーマットをRAM13から読み出して(ステップS36)、印刷イメージを生成し(ステップS27)、履歴情報を登録し(ステップS28)、ヘッド制御回路20およびサーマルヘッド21を用いて印刷処理を行なう(ステップS18)。
【0027】
CPU11は、ステップS32で、ネットワークを介して商品マスタサーバ(例えばホストコンピュータ2)の参照が可能であると判断すると、サーバ問合せコマンドを生成し(ステップS33)、通信インタフェース16を介してネットワーク上の商品マスタサーバ(例えばホストコンピュータ2)に送信する(ステップS34)。この結果、CPU11は、通信インタフェース16を介して商品マスタサーバから、該当の商品コードを受信すれば(ステップS35)、ステップS31に進んで、これに該当する商品コードが存在すれば(ステップS31のYes)、この商品コードの印刷フォーマットを読み出して(ステップS26)、印刷イメージを生成する(ステップS27)。その後、CPU11は、履歴情報を登録し(ステップS28)、この印刷イメージに基づく印刷処理を行なう(ステップS18)。
【0028】
また、ステップS16において、CPU11は、印刷イメージは有効期限を経過しており印刷不可能と判断すると(ステップS16のNo)、ホストコンピュータ2への問合せコマンドを生成し(ステップS19)、通信インタフェース16を介してネットワーク上のホストコンピュータ2に送信する(ステップS20)。この結果、CPU11は、通信インタフェース16を介してホストコンピュータ2から、該当の印刷イメージを受信すれば(ステップS21)、ステップS22に進んで、これに該当する印刷イメージが存在すれば(ステップS22)、この印刷イメージの内蔵商品マスタテーブルを使用するかどうかを判断する(ステップS24)。CPU11は、使用する場合は、商品マスタレコードを更新した(ステップS25)後にステップS26に進み、使用しなければそのままステップS26に進み、以降の、印刷イメージ生成、履歴情報の登録、印刷処理を行なう(ステップS26、S27、S28、S18)。
【0029】
また、ステップS22において、CPU11は、ホストコンピュータ2から該当の印刷イメージが得られないと判断すれば(ステップS22のNo)、『該当データ無し』用の印刷フォーマットをRAM13から読み出して(ステップS23)、印刷イメージを生成し(ステップS27)、履歴情報を登録し(ステップS28)、ヘッド制御回路20およびサーマルヘッド21を用いて印刷処理を行なう(ステップS18)。
【0030】
なお、ここで、ホストコンピュータ2からの該当印刷イメージがない場合の処理として、『該当イメージなし』の印刷フォーマットを印字する方法以外にも、LCD(Liquid Crystal Display)やLED(Light Emitting Diode)等を用いた表示器15において、単にエラーメッセージを画面表示してユーザに知らせることも可能である。この場合、印刷フォーマットの印字が不要となり、資源を消費することがなくなる。
【0031】
以上、図3乃至図5のフローチャートに沿って、詳細に述べたように、本発明の一実施形態に係るラベル印刷装置1においては、スキャナのトリガボタンでスキャナと印刷を一括して行い、特に、過去の履歴情報をRAM13等に記憶し、スキャンしたバーコードが示す管理データが履歴情報に存在すれば、これに対応する印刷フォーマット(または印刷イメージ)を利用することにより、ホストコンピュータ2側で行うスキャンしたデータから印刷データを生成してプリンタに送信する作業を省略して、迅速にラベル印刷を行うことができる。
【0032】
なお、本発明の一実施形態に係るラベル印刷装置1において、具体的な運用例を上げると、『値下げラベルの発行』が上げられる。すなわち、衣料品の値下げラベルは、通常商品の値札ラベルに後から貼り付ける。商品のバーコードも同じ衣類でもサイズが異なるとバーコードも違うこともある。このような場合において、同じバーコードを連続してスキャンする可能性はほとんどなく、その都度、ホストコンピュータ2に問い合わせした場合、たとえば無線通信で行うと、通信環境の外的要因により時間を要することも考えられ、印刷までの時間がかかることで、作業者の心理的負担が増大してしまう。本発明の一実施形態に係るラベル印刷装置1によれば、一つ一つの値札ラベルに対応する値下げラベルの印字イメージを、内蔵する履歴情報を用いて迅速に印刷処理することが可能となるものである。
【0033】
また、履歴情報(管理データと印字イメージ)を参照する所定期間である有効期限の範囲は、複数選択できることが好適である。すなわち、履歴数の設定や、有効期限付き印刷を設定することで、ホストコンピュータ2側での制約/管理を反映させることができる。
【0034】
また、CPU11とRAM13やFROM12に内蔵されるプログラムとの働きにより、上述した所定期間として、当日のみの履歴情報を使用することを設定し、昨日以降の履歴情報をCPU11により自動的に削除することも好適である。また、1週間分の履歴情報を使用し、1週間を経過した履歴情報をCPU11により自動的に削除することが好適である。これにより、古い価格情報やラベル情報が更新されることなく、現在の価格情報やラベル情報に混在するという不具合を自動的に防止することができる。
【0035】
以上記載した様々な実施形態は複数同時に実施することが可能であり、これらの記載により、当業者は本発明を実現することができるが、更にこれらの実施形態の様々な変形例を思いつくことが当業者によって容易であり、発明的な能力をもたなくとも様々な実施形態へと適用することが可能である。従って、本発明は、開示された原理と新規な特徴に矛盾しない広範な範囲に及ぶものであり、上述した実施形態に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0036】
1…ラベル印刷装置、2…ホストコンピュータ、11…CPU、12…FROM、13…RAM、14…表示制御回路、15…表示器、16…通信インタフェース、17…モータ制御回路、18…ステッピングモータ、19…キー入力部、20…ヘッド制御回路、21…サーマルヘッド、22…電源回路、23…バッテリ、24…スキャナ制御回路、25…スキャナ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0037】
【特許文献1】特開平8−143018号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
管理データを読み取る読取部と、
外部装置と通信を行う通信部と、
前記読取部が読み取った管理データに対応する印刷イメージに基づいて、記録媒体上にラベル画像を印刷する印刷部と、
前記読取部が読み取った管理データに対応する印刷イメージが記憶領域に存在するかどうかを判断し、前記記憶領域中に存在していればこの印刷イメージを用いて前記印刷部を用いて記録媒体上にラベル画像を印刷するべく制御する制御部と、
を具備することを特徴とするラベル印刷装置。
【請求項2】
前記制御部は、所定動作モードが選択されている場合、前記読取部が読み取った管理データに対応する印刷イメージが記憶領域に存在するかどうかを判断し、前記記憶領域中に存在していればこの印刷イメージを用いて前記印刷部により記録媒体上にラベル画像を印刷することを特徴とする請求項1記載のラベル印刷装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記印刷部がラベル印刷を行なった後に、印刷に使用した前記印刷イメージを前記管理データと対応付けて前記記憶領域に記憶することを特徴とする請求項1記載のラベル印刷装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記印刷部がラベル印刷を行なった後に、印刷に使用した前記印刷イメージを前記管理データと対応付けて前記記憶領域に記憶し、所定期間が経過すると前記印刷イメージと前記管理データを前記記憶領域から削除することを特徴とする請求項1記載のラベル印刷装置。
【請求項5】
管理データを読み出す読取部を備えたラベル印刷装置を用いたラベル印刷方法であって、
前記読取部を用いて管理データを読み取り、
前記読み取った管理データに対応する印刷イメージが記憶領域に存在するかどうかを判断して、前記記憶領域中に存在していればこの印刷イメージを用いて記録媒体上にラベル画像を印刷することを特徴とするラベル印刷方法。
【請求項6】
前記ラベル印刷装置の制御部において所定動作モードが選択されている場合、前記読取部が読み取った管理データに対応する印刷イメージが記憶領域に存在するかどうかを判断し、前記記憶領域中に存在していればこの印刷イメージを用いて前記記録媒体上にラベル画像を印刷することを特徴とする請求項5記載のラベル印刷方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2011−51223(P2011−51223A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−201875(P2009−201875)
【出願日】平成21年9月1日(2009.9.1)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】