説明

ランプの消灯・点灯制御回路

【課題】本発明は、被写体照明用の照明光を発光する放電ランプの発光時には被写体確認用の光を発光するランプを消灯させ、放電ランプの発光時以外にはランプを自動点灯させるランプの消灯・点灯制御回路を提供する。
【解決手段】本発明は、被写体照明用の照明光を発光する放電ランプ40と、被写体確認用の光を発光するランプ30とを個別に消灯又は点灯させるランプの消灯・点灯制御御回路1であって、放電ランプ40及びランプ30の点灯駆動用の電力を供給する電源回路部2と、放電ランプ40に対する発光開始信号を出力して放電ランプ40を発光させるとともに、ランプ30に対して放電ランプ40の発光時間を超える時間幅を持ったランプ消灯制御信号を出力する放電ランプ回路部3と、ランプ消灯制御信号を基にその時間幅のみランプ30を消灯させ、その時間幅以外はランプ30を点灯させるランプ回路部4と、を有するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ランプの消灯・点灯制御回路に関し、詳しくは、水中カメラのストロボユニットに適用して好適なランプの消灯・点灯制御回路に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、水中カメラを使用するダイバーは、防水カメラハウジングに水中カメラを収納し、ターゲットランプを具備するストロボユニットを支持アーム等を介して水中カメラに取り付け、ターゲットランプの点灯により被写体の確認を行ない、さらに、ストロボ発光により水中での光量不足を補完しつつ水中撮影を行う。
【0003】
すなわち、水中撮影では、支持アームの先のストロボユニットの位置と向きを調節し、発光照射の方向が被写体の方向になっているか、水中カメラのフォーカスが適切かどうか等の設定・確認が必須であり、このためにターゲットランプの点灯による被写体に対する撮影条件の設定・確認を行なっている。
【0004】
ところで、従来においては、ターゲットランプを一旦点灯して被写体に対する発光方向の設定・確認を行い、次に水中カメラのシャッタ操作によりターゲットランプをその光による反射光が写り込むことを防止すべく消灯させるとともに、ストロボユニットを発光させつつ被写体の撮影を行なった後は、ターゲットランプを自動点灯させることなく消灯したままとすることが殆どである。
【0005】
このため、被写体の撮影直後にターゲットランプの光を照射して被写体を再確認することが困難であるとともに、次回の撮影時には再びターゲットランプを点灯させる操作から始めることが必要となり、極めて煩雑であった。
【0006】
特許文献1には、水中カメラに対して光ファイバを介して水中カメラライトを接続し、水中カメラ側から光信号を水中カメラライトに送信して水中カメラライトの点灯、消灯制御を行なうように構成した水中撮影システムが開示されている。この特許文献1の場合、光ファイバを利用するものであるため、光信号と電気信号との変換のための回路要素が必要になる等、回路構成が複雑である。
【特許文献1】特開2001−033852号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする問題点は、ターゲットランプを具備するストロボユニット等に組み込まれるとともに、被写体照明用の照明光を発光する放電ランプと、被写体確認用の光を発光するランプとを消灯又は点灯させるランプの消灯・点灯制御回路であって、放電ランプの発光時にはランプを消灯させ、放電ランプの発光時以外にはランプを自動点灯させるような簡略構成のランプの消灯・点灯制御回路が存在しない点である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、被写体照明用の照明光を発光する放電ランプと、被写体確認用の光を発光するランプとを個別に消灯又は点灯させるランプの消灯・点灯制御回路であって、前記放電ランプに対する発光開始信号を出力して放電ランプを発光させるとともに、前記ランプに対して前記放電ランプの発光時間を超える時間幅を持ったランプ消灯制御信号を出力する放電ランプ回路部と、前記ランプ消灯制御信号を基にその時間幅のみ前記ランプを消灯させ、その時間幅以外は前記ランプを点灯させるランプ回路部と、を有することを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載の発明によれば、放電ランプの発光時にはランプを消灯させ、放電ランプの発光時以外にはランプを自動点灯させることができ、放電ランプ発光による被写体照明と、ランプ発光による被写体確認とを各確実に行なうことができるランプの消灯・点灯制御回路を提供することができる。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、トリガー電極を有する放電ランプ及びランプを点灯駆動用の電力を供給する電源回路部と、放電ランプに対する発光開始信号及び放電ランプの発光時間を超える時間幅を持ったランプ消灯制御信号を出力するランプ制御信号出力部と、放電ランプに充電電圧を供給する主コンデンサと、発光開始信号を基にトリガー回路を介して放電ランプを発光させる発光制御部と、を具備する放電ランプ回路部と、ランプ消灯制御信号を基にその時間幅のみ前記ランプを消灯させるランプ消灯信号を出力するランプ消灯/点灯回路と、手動操作により前記ランプを点灯させるスイッチ信号を出力するランプ点灯スイッチと、ランプ消灯信号とスイッチ信号との論理和をとる論理和回路と、この論理和回路の出力信号に応じて前記ランプを消灯又は点灯させるランプ駆動回路と、を具備するランプ回路部とを有する構成で、放電ランプの発光時にはランプを消灯させ、放電ランプの発光時以外にはランプを自動点灯させることができ、放電ランプ発光による被写体照明と、ランプ発光による被写体確認とを各確実に行なうことができる簡略構成のランプの消灯・点灯制御回路を提供することができる。
【0011】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明と同様な構成で、かつ、ストロボユニットに組み込まれるとともにカメラ本体のシャッタ操作に連動するように構成して、カメラ本体を操作するカメラマンが被写体撮影時の前後においてランプからの光による被写体に対する撮影条件の設定・確認、撮影後の確認を確実に行なうことができ、また、カメラマンがランプの光による反射光等がカメラ本体に入射するという不都合がない良好な撮影環境の基で放電ランプの発光を伴った被写体の撮影を確実に行なうことが可能な簡略構成のランプの消灯・点灯制御回路を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明は、被写体照明用の照明光を発光する放電ランプと、被写体確認用の光を発光するランプとを有し、放電ランプの発光時にはランプを消灯させ、放電ランプの発光時以外にはランプを自動点灯させる簡略構成のランプの消灯・点灯制御回路を提供するという目的を、被写体照明用の照明光を発光するトリガー電極を有する放電ランプと、被写体確認用の光を発光する発光ダイオードからなるランプとを個別に消灯又は点灯させるランプの消灯・点灯制御御回路であって、前記放電ランプ及びランプの点灯駆動用の電力を供給する電源回路部と、前記放電ランプに対する発光開始信号を出力するとともに前記放電ランプの発光時間を超える時間幅を持ったランプ消灯制御信号を出力するランプ制御信号出力部と、電源回路部により充電され前記放電ランプに充電電圧を供給する主コンデンサと、前記発光開始信号を基にトリガー回路を駆動し前記放電ランプのトリガー電極をトリガーさせ前記主コンデンサの充電電圧によって放電ランプを発光させる発光制御部と、を具備する放電ランプ回路部と、前記ランプ消灯制御信号を基にその時間幅のみ前記ランプを消灯させるランプ消灯信号を出力するランプ消灯/点灯回路と、手動操作により前記ランプを点灯させるスイッチ信号を出力するランプ点灯スイッチと、ランプ消灯信号とスイッチ信号との論理和をとる論理和回路と、この論理和回路の出力信号に応じて前記ランプを消灯又は点灯させるランプ駆動回路と、を具備し、前記時間幅のみ前記ランプを消灯させ、その時間幅以外は前記ランプを点灯させるとともに、前記スイッチ信号に応じて前記ランプを点灯させるランプ回路部と、を有する構成により実現した。
【実施例】
【0013】
以下に、本発明の実施例に係るランプの消灯・点灯制御回路について図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
本実施例に係るランプの消灯・点灯制御回路1は、図1に示すように、例えば水中カメラ等のカメラ本体Cとともに用いられるストロボユニットに組み込まれるものであって、同図に示すように、電源回路部2、放電ランプ回路部3及びランプ回路部4を有している。
前記電源回路部2は、所定の直流電圧、例えば6V乃至9Vの直流電圧を供給する電池11と、この電池11からの直流電圧を所定の交流電圧(例えば320V)に昇圧する昇圧回路12と、この昇圧回路12からの交流電圧を整流して直流電圧とする整流回路13と、図示しないが電源回路部2をオン状態とする電源スイッチと、を有している。
【0015】
前記放電ランプ回路部3は、カメラ本体CのカメラX端子C1に接続され、カメラ本体Cのシャッタ操作に応じてキセノンランプ等からなる被写体を照明するための放電ランプ40用の発光開始信号又は発光停止信号、及びランプ消灯制御信号であるカメラX端子信号を出力するランプ制御信号出力部として機能するカメラインターフェース14と、前記放電ランプ40の調光機能を備えるとともに、放電ランプ40用の発光停止信号を出力する調光回路15と、前記整流回路13からの直流電圧により充電される主コンデンサ16と、放電ランプ40のトリガー電極に接続したトリガー回路17と、前記カメラインターフェース14からの前記放電ランプ40用の発光開始信号又は発光停止信号、前記調光回路15からの発光停止信号を入力して、前記発光開始信号に応じてトリガー回路17を介して前記放電ランプ40を点灯駆動するとともに、発光停止信号に応じてトリガー回路17を介して前記放電ランプ40を消灯駆動するIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)を用いた発光制御部18と、を有している。
【0016】
すなわち、前記発光制御部18は、前記発光開始信号が入力されたとき、トリガー回路17を駆動し、このトリガー回路17から前記放電ランプ40のトリガー電極にトリガー信号を供給させて前記主コンデンサ16の充電電圧により放電ランプ40を瞬時(例えば10/1000秒等)発光させる制御を行なう。
【0017】
前記発光開始信号は、カメラ本体Cに設けられているシャッタが操作されたときみ瞬時的に出力され、また、前記ランプ消灯制御信号であるカメラX端子信号は、放電ランプ40の発光時間を超える時間幅を持った信号、すなわち、カメラ本体Cに設けられているシャッタが開いている間はローレベル、それ以外はハイレベルの信号となっている。
前記ランプ回路部4は、例えば赤色発光の発光ダイオードを用いた被写体確認用の光を発光するランプ30を消灯又は点灯駆動するように構成している。前記ランプ30は、ターゲットランプ又はフォーカスランプと称されるものである。
【0018】
前記ランプ回路部4は、前記ストロボユニットに設けられ前記ランプ30を手動操作にて点灯させるスイッチ信号を出力するランプ点灯スイッチ21と、前記カメラインターフェース14からのカメラX端子信号を入力して、このカメラX端子信号に対応するランプ消灯信号を出力するランプ消灯/点灯回路22と、ランプ点灯スイッチ21からのスイッチ信号と、前記ランプ消灯/点灯回路22の出力信号との論理和をとり、ランプ駆動回路を駆動して前記ランプ30を消灯又は点灯させる論理和回路(OR回路)23と、を有している。
【0019】
前記ランプ駆動回路は、エミッタを前記電池11の陽極に接続したトランジスタTRと、このトランジスタTRのベースと前記論理和回路23の出力端子との間に接続したベース抵抗R1と、トランジスタTRのコレクタとランプ30のアノードとの間に接続したコレクタ抵抗R2とを具備し、前記論理和回路23からの出力信号に応じたトランジスタTRのオフ、オン動作によって前記ランプ30を消灯又は点灯させるようになっている。
【0020】
次に、本実施例に係るランプの消灯・点灯制御回路1の動作について図2をも参照して説明する。
【0021】
このランプ30の消灯・点灯制御回路1を含むストロボユニットをカメラインターフェース14を介してカメラ本体Cに接続した状態において、図示しない電源スイッチにより電源回路部2をオン状態とする。これにより、電池11からの直流電圧が昇圧回路12に供給され昇圧された後整流回路13により直流電圧に変換され、この直流電圧により主コンデンサ16が充電される。
【0022】
また、前記放電ランプ回路部3のカメラインターフェース14は、ランプ消灯制御信号であるハイレベルのカメラX端子信号を前記ランプ回路部4のランプ消灯/点灯回路22に出力する。これにより、ランプ消灯/点灯回路22から前記カメラX端子信号に対応するハイレベルのランプ消灯信号が論理和回路23に出力され、論理和回路23はハイレベルの出力信号を出力しランプ駆動回路のトランジスタTRをオンにして前記ランプ30を自動点灯させる。
【0023】
この結果、カメラ本体Cを操作するカメラマンは、前記ランプ30からの光による被写体に対する撮影条件の設定・確認を行なうことができる。
【0024】
尚、前記ランプ点灯スイッチ21を操作したときも、スイッチ信号によって論理和回路23はハイレベルの出力信号を出力し、ランプ駆動回路を駆動して前記ランプ30を点灯させる。
【0025】
次に、カメラ本体Cを操作するカメラマンが、被写体に対する撮影条件の設定・確認を行なった後、シャッタを操作すると、カメラ本体Cからシャッタ操作に応じてカメラインターフェース14から発光開始信号が前記発光制御部18に送られるとともに、ランプ消灯制御信号であるローレベルのカメラX端子信号を前記ランプ回路部4のランプ消灯/点灯回路22に出力する。
【0026】
これにより、ランプ消灯/点灯回路22から前記カメラX端子信号に対応するローレベルのランプ消灯信号が論理和回路23に出力され、論理和回路23はローレベルの出力信号を出力しランプ駆動回路のトランジスタTRをオフにして前記ランプ30を自動消灯させる。このランプ30の自動消灯時間は、放電ランプ40の発光時間を超える時間、すなわち、よりも長い時間である。
【0027】
同時に、前記発光制御部18は、発光開始信号が入力されたとき、トリガー回路17を駆動し、このトリガー回路17から前記放電ランプ40のトリガー電極にトリガー信号を供給させて前記主コンデンサ16の充電電圧により放電ランプ40を瞬時(例えば10/1000秒等)発光させる。
【0028】
これにより、カメラ本体Cを操作するカメラマンは、放電ランプ40の発光を伴った被写体の撮影を行なうことができ、かつ、カメラ本体Cに設けられているシャッタが開いている時間の間は前記ランプ30が消灯しているので、ランプ30の光による反射光等がカメラ本体Cに入射することは皆無となって良好な撮影を実行できる。
【0029】
次に、カメラ本体Cのシャッタが閉じ、カメラインターフェース14からのカメラX端子信号は、再びハイレベルに転じ、これにより、ランプ消灯/点灯回路22から前記カメラX端子信号に対応するハイレベルのランプ消灯信号が再び論理和回路23に出力され、論理和回路23はハイレベルの出力信号を出力しランプ駆動回路のトランジスタTRをオンにして前記ランプ30を自動的に再点灯させる。
【0030】
本実施例に係るランプの消灯・点灯制御回路1によれば、簡略な回路構成で放電ランプ40の発光時にはランプ30を消灯させ、放電ランプ40の発光時以外にはランプ30を自動点灯させることができ、これにより、カメラ本体Cを操作するカメラマンは、被写体撮影時の前後において前記ランプ30からの光による被写体に対する撮影条件の設定・確認、撮影後の確認を確実に行なうことができる。
【0031】
また、カメラマンはランプ30の光による反射光等がカメラ本体Cに入射するという不都合がない良好な撮影環境の基で放電ランプ40の発光を伴った被写体の撮影を確実に行なうことができる。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明のランプの消灯・点灯制御回路は、上述したような水中カメラとともに用いるストロボユニットに適用する場合の他、屋外又は屋内で撮影を行なうカメラとともに用いるストロボユニットにも広範に適用できる。また、カメラの種類もスチールカメラ、ディジタルカメラ、ディジタルビデオカメラ等、特に限定されるものではなく、これら各種のカメラとともに用いるストロボユニット、さらには、カメラ自体に組み込まれたストロボに関しても広範に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の実施例に係るランプの消灯・点灯制御回路の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例に係るランプの消灯・点灯制御回路における各部の信号パターン及び放電ランプ、ランプの点灯、消灯パターンを示す波形図である。
【符号の説明】
【0034】
1 ランプの消灯・点灯制御回路
2 電源回路部
3 放電ランプ回路部
4 ランプ回路部
11 電池
12 昇圧回路
13 整流回路
14 カメラインターフェース
15 調光回路
16 主コンデンサ
17 トリガー回路
18 発光制御部
21 ランプ点灯スイッチ
22 ランプ消灯/点灯回路
23 論理和回路
30 ランプ
40 放電ランプ
C カメラ本体
C1 カメラX端子
R1 ベース抵抗
R2 コレクタ抵抗
TR トランジスタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体照明用の照明光を発光する放電ランプと、被写体確認用の光を発光するランプとを個別に消灯又は点灯させるランプの消灯・点灯制御回路であって、
前記放電ランプに対する発光開始信号を出力して放電ランプを発光させるとともに、前記ランプに対して前記放電ランプの発光時間を超える時間幅を持ったランプ消灯制御信号を出力する放電ランプ回路部と、
前記ランプ消灯制御信号を基にその時間幅のみ前記ランプを消灯させ、その時間幅以外は前記ランプを点灯させるランプ回路部と、
を有することを特徴とするランプの消灯・点灯制御回路。
【請求項2】
被写体照明用の照明光を発光するトリガー電極を有する放電ランプと、被写体確認用の光を発光する発光ダイオードからなるランプとを個別に消灯又は点灯させるランプの消灯・点灯制御御回路であって、
前記放電ランプ及びランプの点灯駆動用の電力を供給する電源回路部と、
前記放電ランプに対する発光開始信号を出力するとともに前記放電ランプの発光時間を超える時間幅を持ったランプ消灯制御信号を出力するランプ制御信号出力部と、電源回路部により充電され前記放電ランプに充電電圧を供給する主コンデンサと、前記発光開始信号を基にトリガー回路を駆動し前記放電ランプのトリガー電極をトリガーさせ前記主コンデンサの充電電圧によって放電ランプを発光させる発光制御部と、を具備する放電ランプ回路部と、
前記ランプ消灯制御信号を基にその時間幅のみ前記ランプを消灯させるランプ消灯信号を出力するランプ消灯/点灯回路と、手動操作により前記ランプを点灯させるスイッチ信号を出力するランプ点灯スイッチと、ランプ消灯信号とスイッチ信号との論理和をとる論理和回路と、この論理和回路の出力信号に応じて前記ランプを消灯又は点灯させるランプ駆動回路と、を具備し、前記時間幅のみ前記ランプを消灯させ、その時間幅以外は前記ランプを点灯させるとともに、前記スイッチ信号に応じて前記ランプを点灯させるランプ回路部と、
を有することを特徴とするランプの消灯・点灯制御回路。
【請求項3】
ストロボユニットに組み込まれるとともにカメラのシャッタ操作に連動するように構成され、被写体照明用の照明光を発光するトリガー電極を有する放電ランプと、被写体確認用の光を発光する発光ダイオードからなるランプとを個別に消灯又は点灯させるランプの消灯・点灯制御回路であって、
前記放電ランプ及びランプ点灯駆動用の電力を供給する電源回路部と、
カメラのシャッタ操作に応じて前記放電ランプに対する発光開始信号を出力するとともに前記放電ランプの発光時間を超える時間幅を持ったランプ消灯制御信号を出力するランプ制御信号出力部と、電源回路部により充電され前記放電ランプに充電電圧を供給する主コンデンサと、前記発光開始信号を基にトリガー回路を駆動し前記放電ランプのトリガー電極をトリガーさせ前記主コンデンサの充電電圧によって放電ランプを発光させる発光制御部と、を具備する放電ランプ回路部と、
前記ランプ消灯制御信号を基にその時間幅のみ前記ランプを消灯させるランプ消灯信号を出力するランプ消灯/点灯回路と、手動操作により前記ランプを点灯させるスイッチ信号を出力するランプ点灯スイッチと、ランプ消灯信号とスイッチ信号との論理和をとる論理和回路と、この論理和回路の出力信号に応じて前記ランプを消灯又は点灯させるランプ駆動回路と、を具備し、前記時間幅のみ前記ランプを消灯させ、その時間幅以外は前記ランプを点灯させるとともに、前記スイッチ信号に応じて前記ランプを点灯させるランプ回路部と、
を有することを特徴とするランプの消灯・点灯制御回路。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2008−203335(P2008−203335A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−36578(P2007−36578)
【出願日】平成19年2月16日(2007.2.16)
【出願人】(507022606)シーアンドシー・サンパック株式会社 (71)
【Fターム(参考)】