リガーゼ検出反応による核酸相違の適合性の高い検出
【課題】塩基の変更、挿入、欠失または転座により、多数標的ヌクレオチド配列と相違している、少数標的ヌクレオチド配列を、両配列を含むサンプル中で検出する方法の提供。
【解決手段】少数鋳型を正常鋳型の過剰の存在下に熱安定性リガーゼで識別するのに、リガーゼ検出反応を用いる方法。この方法は、変異リガーゼ、熱安定性リガーゼまたは修飾オリゴヌクレオチドプローブで実施でき、特に癌関連変異の検出に有用である。また少数鋳型の量および比率の測定を可能とする利点を有する。
【解決手段】少数鋳型を正常鋳型の過剰の存在下に熱安定性リガーゼで識別するのに、リガーゼ検出反応を用いる方法。この方法は、変異リガーゼ、熱安定性リガーゼまたは修飾オリゴヌクレオチドプローブで実施でき、特に癌関連変異の検出に有用である。また少数鋳型の量および比率の測定を可能とする利点を有する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
1以上の単一塩基の変更、挿入、欠失または転座により1以上の多数標的ヌクレオチド配列と相違している1以上の少数標的ヌクレオチド配列を、前記少数標的ヌクレオチド配列が前記多数標的ヌクレオチドに対して1:10より小さく、且つ1:1000より大きい割合で、前記少数標的ヌクレオチド配列および前記多数標的ヌクレオチド配列を含むサンプル中で、検出する方法であって、
該方法が、
1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットを準備し、各セットは、(a)少数標的ヌクレオチド配列に相補的な標的特異的部分を有する第1オリゴヌクレオチドプローブおよび(b) 少数標的ヌクレオチド配列に相補的な標的特異的部分を有する第2オリゴヌクレオチドとを特徴とし、特定セット中のオリゴヌクレオチドプローブは、対応する少数標的ヌクレオチド配列上で互いに隣接してハイブリダイズするときに一緒に連結反応するのに適するが、サンプル中に存在する他のヌクレオチド配列にハイブリダイズするときに該連結反応を阻止するミスマッチを有し、そして、1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットは標的核酸配列の相補物にハイブリダイズするオリゴヌクレオチドプローブセットを含まないものであり;
リガーゼを準備し;
サンプル、1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットおよびリガーゼを混合し、リガーゼ検出反応混合物を形成し;
リガーゼ検出反応混合物を変性処理およびハイブリダイゼーション処理を含む1以上のリガーゼ検出反応サイクルにかけ、この変性処理において、ハイブリダイズしたオリゴヌクレオチドは標的ヌクレオチド配列から分離され、このハイブリダイゼーション処理において、オリゴヌクレオチドプローブセットは隣接部位で塩基特異的に、もしサンプル中に存在していれば、その夫々の標的ヌクレオチド配列にハイブリダイズし、互いに連結して線形的な増幅を達成し、各セットがリガーゼ検出反応混合物中の他の核酸と識別し得るために、連結反応産物配列と一緒に結合した標的特異的部分を含有する連結反応産物配列を形成し、その中で、オリゴヌクレオチドプローブセットは、その夫々の標的ヌクレオチド配列以外のサンプル中のヌクレオチド配列にハイブリダイズできるが、1以上のミスマッチの存在によって一緒に連結せず、そして変性処理の際に個々に分離しているものであり;
サンプル中に存在する少数標的ヌクレオチド配列の結果として産生された連結反応産物配列の存在を検出する;
ことを含む方法であって、
多数標的ヌクレオチド配列の存在下で少数標的ヌクレオチド配列によって生成された連結反応産物配列量の、多数標的ヌクレオチド配列単独によって生成された連結反応産物配列量に対する割合という意味において測定される、3.4:1より大きく、106:1より小さいシグナル対ノイズ比率を達成する、方法。
【請求項2】
特定セット中のオリゴヌクレオチドプローブの連結反応産物配列がリガーゼ検出反応混合物中の他の核酸と識別され得るようにユニーク長を有し、該方法がさらに、
連結反応産物配列をサイズまたは電気泳動運動能によって分離し;
該検出後に、サイズの相違する連結反応産物配列を識別する;
ことを含む、請求項1の方法。
【請求項3】
各セットの第2オリゴヌクレオチドプローブがアドレス可能アレイ特異的部分を有し、該方法がさらに、
異なる特定の部位で固定された相違する捕捉オリゴヌクレオチドを有する固体支持物を準備し、ここで捕捉オリゴヌクレオチドはアドレス可能アレイ特異的部分に相補的なヌクレオチド配列を有し、
1以上のリガーゼ検出反応サイクルにリガーゼ検出反応混合物をかけた後に、該混合物を固体支持物に、連結反応産物配列を捕捉オリゴヌクレオチドに塩基特異的にハイブリダイズさすのに効果的な条件で接触せしめ、それによって相補的捕捉オリゴヌクレオチドを有する部位で固体支持物にアドレス可能アレイ特異的部分を捕捉し、該検出は、アドレス可能アレイ特異的部分を用いて捕捉され、特定部位で固体支持物に固定された連結反応産物配列の存在を示し、それによってサンプル中の1以上の標的ヌクレオチド配列の存在を示す;
ことを含む、請求項1の方法。
【請求項4】
サンプル中に未知量で存在する多数および少数ヌクレオチド配列の相対量を定量するものであり、該方法がさらに、
該混合の前に、ポリメラーゼ連鎖反応によってサンプル中の多数および少数の標的ヌクレオチド配列を多数と少数の両方の標的ヌクレオチド配列に共通するオリゴヌクレオチドプライマーでもって増幅し;
サンプル中に存在する多数標的ヌクレオチドの結果として産生した多数連結反応産物配列を検出し;
検出した多数連結反応産物配列を定量し;
検出した少数連結反応産物配列を定量する;
ことを含む、請求項1の方法。
【請求項5】
サンプル中に未知量で存在する多数および少数ヌクレオチド配列の相対量を定量するものであり、該方法がさらに、
該混合の前に、ポリメラーゼ連鎖反応によってサンプル中の多数および少数の標的ヌクレオチド配列を多数と少数の両方の標的ヌクレオチド配列に共通するオリゴヌクレオチドプライマーでもって増幅し;
既知量の1以上のマーカー標的ヌクレオチド配列を準備し;
マーカー標的ヌクレオチド配列のために特異的に設計されたプローブセットを含む1以上の配列特異的プローブセットを準備し;
マーカー標的ヌクレオチド配列およびマーカー標的ヌクレオチド配列のために特異的に設計されたプローブセットをリガーゼ検出反応混合物と混合し;
多数および少数の連結反応産物配列を定量し;
未知のサンプルから生じた多数および少数の連結反応産物配列の量を既知量のマーカー標的ヌクレオチド配列から生じた連結反応産物配列の量と比較して、サンプル中の1以上の標的ヌクレオチド配列の相対レベルについて定量的計測を提供する;
ことを含む、請求項1の方法。
【請求項6】
第2オリゴヌクレオチドプローブがアドレス可能アレイ特異的部分を有し、該方法がさらに、
異なる特定の部位で固定された相違する捕捉オリゴヌクレオチドを有する固体支持物を準備し、ここで捕捉オリゴヌクレオチドはアドレス可能アレイ特異的部分に相補的なヌクレオチド配列を有し、
1以上のリガーゼ検出反応サイクルにリガーゼ検出反応混合物をかけた後に、該混合物を固体支持物に、連結反応産物配列を捕捉オリゴヌクレオチドに塩基特異的にハイブリダイズさすのに効果的な条件で接触せしめ、それによって相補的捕捉オリゴヌクレオチドを有する部位で固体支持物にアドレス可能アレイ特異的部分を捕捉し;
アドレス可能アレイ特異的部分を用いて捕捉され、特定の部位で固体支持物に固定された連結反応産物配列を定量し;
未知のサンプルから生じた捕捉連結反応産物配列の量を既知量のマーカー標的ヌクレオチド配列から生じた捕捉連結反応産物配列の量と比較して、サンプル中の1以上の標的ヌクレオチド配列の相対レベルについて定量的計測を提供する;
ことを含む、請求項5の方法。
【請求項7】
1以上のマーカー標的ヌクレオチド配列が1以上の単一ヌクレオチド位置における標的ヌクレオチド配列と相違する、請求項5の方法。
【請求項8】
オリゴヌクレオチドプローブセットが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループは単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別できるように設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットを含有し、各グループのオリゴヌクレオチドプローブセットにおいて、検出可能なレポーター標識を有する共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、与えられた対立遺伝子またはマーカーヌクレオチド配列に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブが存在し、各第2オリゴヌクレオチドプローブは異なる長さを有し、特定セットのオリゴヌクレオチドプローブの連結反応産物配列がユニーク長の産物を産生するものであり、該方法がさらに、
連結反応産物配列をサイズまたは電気泳動運動能によって分離し;
サイズの相違する連結反応産物配列を識別する;
ことを含む、請求項5の方法。
【請求項9】
オリゴヌクレオチドプローブセットが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループは単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別できるように設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブを含有し、各グループのオリゴヌクレオチドプローブセットにおいて、共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、与えられた対立遺伝子またはマーカーヌクレオチド配列に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブが存在し、各第2オリゴヌクレオチドプローブは異なるレポーター標識を有し、特定セットのオリゴヌクレオチドプローブの連結反応産物配列がユニーク長の産物を産生するものであり、該方法がさらに、
連結反応産物配列をサイズまたは電気泳動運動能によって分離し;
サイズの相違する連結反応産物配列を識別する;
ことを含む、請求項5の方法。
【請求項10】
オリゴヌクレオチドプローブセットが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループは単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別できるように設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブを含有し、各グループのオリゴヌクレオチドプローブセットにおいて、検出可能なレポーター標識を有する共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、与えられた対立遺伝子またはマーカーヌクレオチド配列に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブが存在し、各第2オリゴヌクレオチドプローブは異なるアドレス可能アレイ特異的部分を有する、請求項6の方法。
【請求項11】
オリゴヌクレオチドプローブセットが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループは単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別できるように設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブを含有し、各グループのオリゴヌクレオチドプローブセットにおいて、アドレス可能なアレイ特異的部分を有する共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、与えられた対立遺伝子またはマーカーヌクレオチド配列に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブが存在し、各第2オリゴヌクレオチドプローブは異なる検出可能なレポーター標識を有する、請求項6の方法。
【請求項12】
単一標的ヌクレオチド配列中の2以上の近接または隣接のヌクレオチド位置における多数対立遺伝子の相違、または多数標的ヌクレオチド配列中の2以上の近接または隣接のヌクレオチド位置における多数対立遺伝子の相違を、重複し得る部分を有するオリゴヌクレオチドプローブセットで識別する、請求項1の方法。
【請求項13】
サンプルにおいて、過剰の正常配列の存在下に単一標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違、または過剰の正常配列の存在下に多重標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違を識別し、オリゴヌクレオチドプローブが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループが単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別するために設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットを含有し、グループ内の1以上のセットが共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を除く与えられた対立遺伝子に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブを分かち持ち、該検出において、連結反応産物配列の標識が検出され、それによって1以上の標的ヌクレオチド配列中の1以上のヌクレオチド位置における1以上の低存在量の対立遺伝子のサンプル中の存在が示される、請求項1の方法。
【請求項14】
サンプル中に未知量で存在する、過剰の正常配列の存在下に単一標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違、または過剰の正常配列の存在下に多重標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違を定量し、該方法がさらに、
既知量の1以上のマーカー標的ヌクレオチド配列を準備し;
1以上のマーカー特異的オリゴヌクレオチドプローブセットを準備し;
各セットは、(a)マーカー標的ヌクレオチド配列に相補的な標的特異的部分を有する第1オリゴヌクレオチドプローブおよび(b) マーカー標的ヌクレオチド配列に相補的な標的特異的部分および検出可能なレポーター標識を有する第2オリゴヌクレオチドとを特徴とし、特定マーカー特異的オリゴヌクレオチドセット中のオリゴヌクレオチドプローブは、対応する標的ヌクレオチド配列上で互いに隣接してハイブリダイズするときに一緒に連結反応するのに適するが、サンプル中に存在する他のヌクレオチド配列にハイブリダイズするときに該連結反応を阻止するミスマッチを有し、該複数のオリゴヌクレオチドプローブセットおよび該複数のマーカー特異的オリゴヌクレオチドプローブセットは、マーカーヌクレオチド配列を含み、単一ヌクレオチド位置における多重対立遺伝子の相違を識別するためのオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し得、グループ内の1以上のセットが、マーカー特異的オリゴヌクレオチドプローブを含有して、共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を除く与えられた対立遺伝子に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブとを分かち持ち、リガーゼ検出反応混合物を形成するための該混合が、マーカー標的ヌクレオチド配列およびマーカー標的ヌクレオチド配列のために特異的に設計されたプローブをリガーゼ検出反応混合物に混合することを含み;
連結反応産物配列を定量し;
低存在量の未知のサンプルから生じた連結反応産物配列の量を既知量のマーカー標的ヌクレオチド配列から生じた連結反応産物配列の量と比較して、サンプル中の1以上の低存在量の標的ヌクレオチド配列のレベルについて定量的計測を提供する;
ことを含む、請求項1の方法。
【請求項15】
過剰の正常配列の存在下に単一標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違、または過剰の正常配列の存在下に多重標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違を識別し、オリゴヌクレオチドプローブが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループが単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別するために設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットを含有し、グループ内の1以上のセットが共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を除く与えられた対立遺伝子に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブを分かち持ち、グループ内の1以上のセットが共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を含む与えられた対立遺伝子に、塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブを分かち持ち、正常対立遺伝子特異的プローブが変異対立遺伝子特異的プローブよりも低い濃度でリガーゼ検出反応混合物中に存在し、それによって多数正常標的から生じた連結反応産物の量が既知の希釈の少数標的から推測される連結反応産物配列の量と類似であって、
連結反応産物配列を定量し;
低存在量の未知サンプルから生じた連結反応産物配列の量を高存在量の正常標的ヌクレオチド配列から生じた連結反応産物配列の量と比較し;
低レベルの正常連結反応産物配列形成を基にして高存在量の正常標的ヌクレオチド配列の量を測定し、サンプルにおける1以上の低存在量の標的ヌクレオチド配列の、高存在量の正常標的ヌクレオチド配列に比較した比率についての定量的計測を提供する;
ことを含む、請求項1の方法。
【請求項16】
過剰の正常配列の存在下に単一標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違、または過剰の正常配列の存在下に多重標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違を識別し、オリゴヌクレオチドプローブセットが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループが単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別するために設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットを含有し、グループ内の1以上のセットが共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を除く与えられた対立遺伝子に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブを分かち持ち、グループ内の1以上のセットが共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を含む与えられた対立遺伝子に、塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブを分かち持ち、正常対立遺伝子特異的プローブが低い濃度でリガーゼ検出反応混合物中に存在し、および/または1以上の内部ミスマッチまたは修飾を含有し、それによって多数正常標的から生じた連結反応産物の量が既知の希釈の少数標的から推測される連結反応産物配列の量と類似であって、
連結反応産物配列を定量し;
低存在量の未知サンプルから生じた連結反応産物配列の量を高存在量の正常標的ヌクレオチド配列から生じた連結反応産物配列の量と比較し;
低レベルの正常連結反応産物配列形成を基にして高存在量の正常標的ヌクレオチド配列の量を測定し、サンプルにおける1以上の低存在量の標的ヌクレオチド配列の、高存在量の正常標的ヌクレオチド配列に比較した比率についての定量的計測を提供する;
ことを含む、請求項1の方法。
【請求項17】
正常対立遺伝子特異的プローブが正常塩基を3’末端に含有する、請求項16の方法。
【請求項18】
正常対立遺伝子特異的プローブが1以上の内部ミスマッチまたは修飾を3’末端から4塩基以内に含有する、請求項17の方法。
【請求項19】
修飾が1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)イミダゾール−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−3−ニトロピロール、4−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)イミダゾール−2−カルボキサミド、2'−デオキシ−5−フルオロウリジン、2−デオキシイノシン、6−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−6H,8H−3,4−ジヒドロピリミド〔4,5−C〕〔1,2〕オキサジン−7−オン、2−アミノ−7−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−6−メトキシアミノプリン、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−5−ニトロインドール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)ピラゾール−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキサミド、3−アミノ−1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−1,2,4−トリアゾール、5−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−2−ピリミジノン、5−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−2−チオピリミジン、5−アミノ−1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)イミダゾール−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−3−ニトロピラゾール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−ヨードピラゾール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−プロピニルピラゾール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)ピロール−3−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)ピラゾン−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−ニトロイミダゾールおよび1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−ニトロピラゾールよりなる群から選ばれるヌクレオチド類似体である、請求項16の方法。
【請求項20】
修飾オリゴヌクレオチドプローブがチオホスフェート、ジチオホスフェート、2'−メトキシまたは3'−アミノ−2',3'−ジデオキシ修飾をその糖ホスフェート・バックボーンに、連結反応部から4塩基の1つまたは組合せの位置に含有する、請求項16の方法。
【請求項21】
サンプル中で少数標的ヌクレオチド配列が多数標的ヌクレオチド配列と、多数標的ヌクレオチド配列とオリゴヌクレオチドプローブの1つとの間のG:TまたはT:Gミスマッチについて相対比率1:500で、識別される、請求項1の方法。
【請求項22】
サンプル中で少数標的ヌクレオチド配列が多数標的ヌクレオチド配列と、多数標的ヌクレオチド配列とオリゴヌクレオチドプローブの1つとの間のG:TまたはT:Gミスマッチについて相対比率1:2000で、識別される、請求項1の方法。
【請求項23】
少数標的ヌクレオチド配列が多数標的ヌクレオチド配列と、多重の近接または隣接の位置での低存在量の多重対立遺伝子相違のために、多数標的ヌクレオチド配列とオリゴヌクレオチドプローブの1つとの間のすべてのミスマッチについて相対比率1:100で、識別される、請求項1の方法。
【請求項24】
少数標的ヌクレオチド配列が多数標的ヌクレオチド配列と、多重の近接または隣接の位置での低存在量の多重対立遺伝子相違のために、多数標的ヌクレオチド配列とオリゴヌクレオチドプローブの1つとの間のG:TまたはT:G以外のミスマッチについて相対比率1:500で、識別される、請求項1の方法。
【請求項25】
1以上の単一塩基の変更、挿入、欠失または転座により1以上の多数標的ヌクレオチド配列と相違している1以上の少数標的ヌクレオチド配列を、前記少数標的ヌクレオチド配列が前記多数標的ヌクレオチドに対して1:10より小さく、且つ1:1000より大きい割合で、前記少数標的ヌクレオチド配列および前記多数標的ヌクレオチド配列を含むサンプル中で、検出する方法であって、
該方法が、
1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットを準備し、各セットは、(a)標的特異的部分を有する第1オリゴヌクレオチドプローブおよび(b)標的特異的部分を有する第2オリゴヌクレオチドとを特徴とし、特定セット中のオリゴヌクレオチドプローブは、対応する標的ヌクレオチド配列上で互いに隣接してハイブリダイズするときに一緒に連結反応するのに適するが、サンプル中に存在する他のヌクレオチド配列にハイブリダイズするときに該連結反応を阻止するミスマッチを有するものであり、連結反応部に3’末端を有する第1オリゴヌクレオチドプローブは1以上の修飾を有し、その修飾は、第1および第2オリゴヌクレオチドプローブが、少数標的ヌクレオチド配列と連結反応部に3’末端を有する第1オリゴヌクレオチドプローブとの間の連結反応部で完全マッチを有するサンプル中の少数標的ヌクレオチドにハイブリダイズするときの連結反応速度を、第1および第2オリゴヌクレオチドプローブが、多数標的ヌクレオチド配列と連結反応部に3’末端を有する第1オリゴヌクレオチドプローブとの間の連結反応部でミスマッチを有するサンプル中の多数標的ヌクレオチド配列にハイブリダイズするときの連結反応速度に比べて識別的に変えるものであり、修飾第1オリゴヌクレオチドプローブを用いた前記連結反応過程が、サンプル中の少数および多数標的ヌクレオチド配列から生成される連結反応産物合計の、少数標的ヌクレオチド配列が存在しないサンプル中の同じ量の多数標的ヌクレオチド配列から生じた連結反応産物量に対する割合として定義されたシグナル対ノイズ比率を有し、この比率は修飾を欠く第1オリゴヌクレオチドプローブを用いた連結検出反応についてのシグナル対ノイズ比率よりも大きく、そして、1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットは標的核酸配列の相補物にハイブリダイズするオリゴヌクレオチドプローブセットを含まないものであり;
リガーゼを準備し;
サンプル、1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットおよびリガーゼを混合し、リガーゼ検出反応混合物を形成し;
リガーゼ検出反応混合物を変性処理およびハイブリダイゼーション処理を含む1以上のリガーゼ検出反応サイクルにかけ、この変性処理において、ハイブリダイズしたオリゴヌクレオチドは標的ヌクレオチド配列から分離され、このハイブリダイゼーション処理において、オリゴヌクレオチドプローブセットは隣接部位で塩基特異的に、もしサンプル中に存在していれば、その夫々の標的ヌクレオチド配列にハイブリダイズし、線形的な増幅を達成するためのオリゴヌクレオチドプローブの修飾なしで互いに連結して、各セットがリガーゼ検出反応混合物中の他の核酸と識別し得るために、連結反応産物配列と一緒に結合した標的特異的部分を含有する連結反応産物配列を形成し、その中で、オリゴヌクレオチドプローブセットは、その夫々の標的ヌクレオチド配列以外のサンプル中のヌクレオチド配列にハイブリダイズできるが、1以上のミスマッチの存在によって一緒に連結せず、そして変性処理の際に個々に分離しているものであり;
連結反応産物配列の存在を検出する;
ことを含む方法。
【請求項26】
1以上の修飾が連結反応部から9塩基以内のヌクレオチド類似体である、請求項25の方法。
【請求項27】
修飾がオリゴヌクレオチドプローブの3’末端から9塩基以内にある、請求項26の方法。
【請求項28】
修飾がオリゴヌクレオチドプローブの3’末端から3塩基離れた位置のヌクレオチド類似体である、請求項26の方法。
【請求項29】
修飾が1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)イミダゾール−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−3−ニトロピロール、4−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)イミダゾール−2−カルボキサミド、2'−デオキシ−5−フルオロウリジン、2−デオキシイノシン、6−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−6H,8H−3,4−ジヒドロピリミド〔4,5−C〕〔1,2〕オキサジン−7−オン、2−アミノ−7−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−6−メトキシアミノプリン、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−5−ニトロインドール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)ピラゾール−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキサミド、3−アミノ−1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−1,2,4−トリアゾール、5−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−2−ピリミジノン、5−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−2−チオピリミジン、5−アミノ−1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)イミダゾール−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−3−ニトロピラゾール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−ヨードピラゾール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−プロピニルピラゾール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)ピロール−3−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)ピラゾン−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−ニトロイミダゾールおよび1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−ニトロピラゾールよりなる群から選ばれるヌクレオチド類似体である、請求項28の方法。
【請求項30】
修飾が連結反応部から9塩基内の1つまたは組合せた位置での第1オリゴヌクレオチドプローブの糖ホスフェートバックボーンにある、請求項25の方法。
【請求項31】
修飾第1オリゴヌクレオチドプローブがチオホスフェート、ジチオホスフェート、2'−メトキシおよび3'−アミノ−2',3'−ジデオキシ修飾を含有する、請求項30の方法。
【請求項32】
特定セット中のオリゴヌクレオチドプローブの連結反応産物配列がリガーゼ検出反応混合物中の他の核酸と識別され得るようにユニーク長を有し、該方法がさらに、
連結反応産物配列をサイズまたは電気泳動運動能によって分離し;
該検出後に、サイズの相違する連結反応産物配列を識別する;
ことを含む、請求項25の方法。
【請求項33】
各セットの第2オリゴヌクレオチドプローブがアドレス可能アレイ特異的部分を有し、該方法がさらに、
異なる特定の部位で固定された相違する捕捉オリゴヌクレオチドを有する固体支持物を準備し、ここで捕捉オリゴヌクレオチドはアドレス可能アレイ特異的部分に相補的なヌクレオチド配列を有し、
1以上のリガーゼ検出反応サイクルにリガーゼ検出反応混合物をかけた後に、該混合物を固体支持物に、連結反応産物配列を捕捉オリゴヌクレオチドに塩基特異的にハイブリダイズさすのに効果的な条件で接触せしめ、それによって相補的捕捉オリゴヌクレオチドを有する部位で固体支持物にアドレス可能アレイ特異的部分を捕捉し、該捕捉はアドレス可能アレイ特異的部分を用いて捕捉され、特定部位で固体支持物に固定された連結反応産物配列を示し、それによってサンプル中の1以上の標的ヌクレオチド配列の存在を示す;
ことを含む、請求項25の方法。
【請求項34】
サンプル中に未知量で存在する多数および少数ヌクレオチド配列の相対量を定量するものであり、該方法がさらに、
該混合の前に、ポリメラーゼ連鎖反応によってサンプル中の多数および少数の標的ヌクレオチド配列を多数と少数の両方の標的ヌクレオチド配列に共通するオリゴヌクレオチドプライマーでもって増幅し;
サンプル中に存在する多数標的ヌクレオチドの結果として産生した多数連結反応産物配列を検出し;
検出した多数連結反応産物配列を定量し;
検出した少数連結反応産物配列を定量する;
ことを含む、請求項25の方法。
【請求項35】
サンプル中に未知量で存在する多数および少数ヌクレオチド配列の相対量を定量するものであり、該方法がさらに、
該混合の前に、ポリメラーゼ連鎖反応によってサンプル中の多数および少数の標的ヌクレオチド配列を多数と少数の両方の標的ヌクレオチド配列に共通するオリゴヌクレオチドプライマーでもって増幅し;
既知量の1以上のマーカー標的ヌクレオチド配列を準備し;
マーカー標的ヌクレオチド配列のために特異的に設計されたプローブを含む1以上の配列特異的プローブセットを準備し;
マーカー標的ヌクレオチド配列およびマーカー標的ヌクレオチド配列のために特異的に設計されたプローブセットをリガーゼ検出反応混合物と混合し;
多数および少数の連結反応産物配列を定量し;
未知のサンプルから生じた多数および少数の連結反応産物配列の量を既知量のマーカー標的ヌクレオチド配列から生じた連結反応産物配列の量と比較して、サンプル中の1以上の標的ヌクレオチド配列の相対レベルについて定量的計測を提供する;
ことを含む、請求項25の方法。
【請求項36】
各セットの第2オリゴヌクレオチドプローブがアドレス可能アレイ特異的部分を有し、該方法がさらに、
異なる特定の部位で固定された相違する捕捉オリゴヌクレオチドを有する固体支持物を準備し、ここで捕捉オリゴヌクレオチドはアドレス可能アレイ特異的部分に相補的なヌクレオチド配列を有し、
1以上のリガーゼ検出反応サイクルにリガーゼ検出反応混合物をかけた後に、該混合物を固体支持物に、連結反応産物配列を捕捉オリゴヌクレオチドに塩基特異的にハイブリダイズさすのに効果的な条件で接触せしめ、それによって相補的捕捉オリゴヌクレオチドを有する部位で固体支持物にアドレス可能アレイ特異的部分を捕捉し;
アドレス可能アレイ特異的部分を用いて捕捉され、特定の部位で固体支持物に固定された連結反応産物配列を定量し;
未知のサンプルから生じた捕捉連結反応産物配列の量を既知量のマーカー標的ヌクレオチド配列から生じた捕捉連結反応産物配列の量と比較して、サンプル中の1以上の標的ヌクレオチド配列の相対レベルについて定量的計測を提供する;
ことを含む、請求項35の方法。
【請求項37】
1以上のマーカー標的ヌクレオチド配列が1以上の単一ヌクレオチド位置における標的ヌクレオチド配列と相違する、請求項35の方法。
【請求項38】
オリゴヌクレオチドプローブセットが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループは単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別できるように設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブを含有し、各グループのオリゴヌクレオチドプローブセットにおいて、検出可能なレポーター標識を有する共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、与えられた対立遺伝子またはマーカーヌクレオチド配列に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブが存在し、各第2オリゴヌクレオチドプローブは異なる長さを有し、特定セットのオリゴヌクレオチドプローブの連結反応産物配列がユニーク長の産物を産生するものであり、該方法がさらに、
連結反応産物配列をサイズまたは電気泳動運動能によって分離し;
サイズの相違する連結反応産物配列を識別する;
ことを含む、請求項35の方法。
【請求項39】
オリゴヌクレオチドプローブセットが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループは単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別できるように設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブを含有し、各グループのオリゴヌクレオチドプローブセットにおいて、共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、与えられた対立遺伝子またはマーカーヌクレオチド配列に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブが存在し、各第2オリゴヌクレオチドプローブは異なるレポーター標識を有し、特定セットのオリゴヌクレオチドプローブの連結反応産物配列がユニーク長の産物を産生するものであり、該方法がさらに、
連結反応産物配列をサイズまたは電気泳動運動能によって分離し;
サイズの相違する連結反応産物配列を識別する;
ことを含む、請求項35の方法。
【請求項40】
オリゴヌクレオチドプローブセットが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループは単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別できるように設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブを含有し、各グループのオリゴヌクレオチドプローブセットにおいて、検出可能なレポーター標識を有する共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、与えられた対立遺伝子またはマーカーヌクレオチド配列に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブが存在し、各第2オリゴヌクレオチドプローブは異なるアドレス可能アレイ特異的部分を有する、請求項36の方法。
【請求項41】
オリゴヌクレオチドプローブセットが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループは単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別できるように設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブを含有し、各グループのオリゴヌクレオチドプローブセットにおいて、アドレス可能なアレイ特異的部分を有する共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、与えられた対立遺伝子またはマーカーヌクレオチド配列に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブが存在し、各第2オリゴヌクレオチドプローブは異なる検出可能なレポーター標識を有する、請求項36の方法。
【請求項42】
単一標的ヌクレオチド配列中の2以上の近接または隣接のヌクレオチド位置における多数対立遺伝子の相違および多数標的ヌクレオチド配列中の2以上の近接または隣接のヌクレオチド位置における多数対立遺伝子の相違を、重複し得る部分を有するオリゴヌクレオチドプローブセットで識別する、請求項25の方法。
【請求項43】
サンプルにおいて、過剰の正常配列の存在下に単一標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違、または過剰の正常配列の存在下に多重標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違を識別し、オリゴヌクレオチドプローブが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループが単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別するために設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットを含有し、グループ内の1以上のセットが共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を除く与えられた対立遺伝子に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブを分かち持ち、該検出において、連結反応産物配列の標識が検出され、それによって1以上の標的ヌクレオチド配列中の1以上のヌクレオチド位置における1以上の低存在量の対立遺伝子のサンプル中の存在が示される、請求項25の方法。
【請求項44】
サンプル中に未知量で存在する、過剰の正常配列の存在下に単一標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違、または過剰の正常配列の存在下に多重標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違を定量し、該方法がさらに、
既知量の1以上のマーカー標的ヌクレオチド配列を準備し;
1以上のマーカー特異的オリゴヌクレオチドプローブセットを準備し;
各セットは、(a)マーカー標的ヌクレオチド配列に相補的な標的特異的部分を有する第1オリゴヌクレオチドプローブおよび(b)マーカー標的ヌクレオチド配列に相補的な標的特異的部分および検出可能なレポーター標識を有する第2オリゴヌクレオチドとを特徴とし、特定セット中のオリゴヌクレオチドプローブは、対応する標的ヌクレオチド配列上で互いに隣接してハイブリダイズするときに一緒に連結反応するのに適するが、サンプル中に存在する他のヌクレオチド配列にハイブリダイズするときに該連結反応を阻止するミスマッチを有し、該複数のオリゴヌクレオチドプローブセットおよび該複数のマーカー特異的オリゴヌクレオチドプローブセットは、マーカーヌクレオチド配列を含み、単一ヌクレオチド位置における多重対立遺伝子の相違を識別するためのオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し得、グループ内の1以上のセットが、マーカー特異的オリゴヌクレオチドプローブを含有して、共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を除く与えられた対立遺伝子に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブを分かち持ち、リガーゼ検出反応混合物を形成するための該混合が、マーカー標的ヌクレオチド配列およびマーカー標的ヌクレオチド配列のために特異的に設計されたプローブをリガーゼ検出反応混合物に混合することを含み;
連結反応産物配列を定量し;
低存在量の未知のサンプルから生じた連結反応産物配列の量を既知量のマーカー標的ヌクレオチド配列から生じた連結反応産物配列の量と比較して、サンプル中の1以上の低存在量の標的ヌクレオチド配列のレベルについて定量的計測を提供する;
ことを含む、請求項25の方法。
【請求項45】
過剰の正常配列の存在下に単一標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違、または過剰の正常配列の存在下に多重標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違を識別し、オリゴヌクレオチドプローブが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループが単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別するために設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットを含有し、グループ内の1以上のセットが、共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を除く与えられた対立遺伝子に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブを分かち持ち、グループ内の1以上のセットが、マーカー特異的オリゴヌクレオチドプローブを含有して、共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を含む与えられた対立遺伝子に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブを分かち持ち、正常対立遺伝子特異的プローブが変異対立遺伝子特異的プローブよりも低い濃度でリガーゼ検出反応混合物中に存在し、それによって多数正常標的から生じた連結反応産物の量が既知の希釈の少数標的から推測される連結反応産物配列の量と類似であって、
連結反応産物配列を定量し;
低存在量の未知サンプルから生じた連結反応産物配列の量を高存在量の正常標的ヌクレオチド配列から生じた連結反応産物配列の量と比較し;
低レベルの正常連結反応産物配列形成を基にして高存在量の正常標的ヌクレオチド配列の量を測定し、サンプルにおける1以上の低存在量の標的ヌクレオチド配列の、高存在量の正常標的ヌクレオチド配列に比較した比率についての定量的計測を提供する;
ことを含む、請求項25の方法。
【請求項46】
過剰の正常配列の存在下に単一標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違、または過剰の正常配列の存在下に多重標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違を識別し、オリゴヌクレオチドプローブが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループが単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別するために設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットを含有し、グループ内の1以上のセットが、共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を除く与えられた対立遺伝子に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブを分かち持ち、グループ内の1以上のセットが、マーカー特異的オリゴヌクレオチドプローブを含有して、共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を含む与えられた対立遺伝子に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブを分かち持ち、正常対立遺伝子特異的プローブが低い濃度でリガーゼ検出反応混合物中に存在し、および/または1以上の内部ミスマッチまたは修飾を含有し、それによって多数正常標的から生じた連結反応産物の量が既知の希釈の少数標的から推測される連結反応産物配列の量と類似であって、
連結反応産物配列を定量し;
低存在量の未知サンプルから生じた連結反応産物配列の量を高存在量の正常標的ヌクレオチド配列から生じた連結反応産物配列の量と比較し;
低レベルの正常連結反応産物配列形成を基にして高存在量の正常標的ヌクレオチド配列の量を測定し、サンプルにおける1以上の低存在量の標的ヌクレオチド配列の、高存在量の正常標的ヌクレオチド配列に比較した比率についての定量的計測を提供する;
ことを含む、請求項25の方法。
【請求項47】
正常対立遺伝子特異的プローブが正常塩基を3’末端に含有する、請求項46の方法。
【請求項48】
正常対立遺伝子特異的プローブが1以上の内部ミスマッチまたは修飾を3’末端から4塩基以内に含有する、請求項47の方法。
【請求項49】
修飾が1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)イミダゾール−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−3−ニトロピロール、4−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)イミダゾール−2−カルボキサミド、2'−デオキシ−5−フルオロウリジン、2−デオキシイノシン、6−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−6H,8H−3,4−ジヒドロピリミド〔4,5−C〕〔1,2〕オキサジン−7−オン、2−アミノ−7−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−6−メトキシアミノプリン、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−5−ニトロインドール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)ピラゾール−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキサミド、3−アミノ−1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−1,2,4−トリアゾール、5−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−2−ピリミジノン、5−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−2−チオピリミジン、5−アミノ−1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)イミダゾール−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−3−ニトロピラゾール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−ヨードピラゾール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−プロピニルピラゾール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)ピロール−3−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)ピラゾン−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−ニトロイミダゾールおよび1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−ニトロピラゾールよりなる群から選ばれるヌクレオチド類似体である、請求項46の方法。
【請求項50】
修飾オリゴヌクレオチドプローブがチオホスフェート、ジチオホスフェート、2'−メトキシまたは3'−アミノ−2',3'−ジデオキシ修飾をその糖ホスフェート・バックボーンに含有する、請求項46の方法。
【請求項51】
サンプル中で少数標的ヌクレオチド配列が多数標的ヌクレオチド配列と、多数標的ヌクレオチド配列とオリゴヌクレオチドプローブの1つとの間のG:TまたはT:Gミスマッチについて相対比率1:500で、識別される、請求項25の方法。
【請求項52】
サンプル中で少数標的ヌクレオチド配列が多数標的ヌクレオチド配列と、多数標的ヌクレオチド配列とオリゴヌクレオチドプローブの1つとの間のG:TまたはT:Gミスマッチについて相対比率1:2000で、識別される、請求項25の方法。
【請求項53】
少数標的ヌクレオチド配列が多数標的ヌクレオチド配列と、多重の近接または隣接の位置での低存在量の多重対立遺伝子相違のために、多数標的ヌクレオチド配列とオリゴヌクレオチドプローブの1つとの間のすべてのミスマッチについて相対比率1:100で、識別される、請求項25の方法。
【請求項54】
少数標的ヌクレオチド配列が多数標的ヌクレオチド配列と、多重の近接または隣接の位置での低存在量の多重対立遺伝子相違のために、多数標的ヌクレオチド配列とオリゴヌクレオチドプローブの1つとの間のG:TまたはT:G以外のミスマッチについて相対比率1:500で、識別される、請求項25の方法。
【請求項55】
リガーゼ検出混合物が、ミスマッチなしで多数標的ヌクレオチド配列にハイブリダイズする、識別力のあるオリゴヌクレオチドプローブを含まない、請求項1に記載の方法。
【請求項56】
リガーゼ検出混合物が、多数標的ヌクレオチド配列に対するミスマッチなしで多数標的ヌクレオチド配列にハイブリダイズする識別力のあるオリゴヌクレオチドプローブを、少数標的ヌクレオチド配列に特異的なオリゴヌクレオチドプローブの量より少量で、且つサンプル中の少数標的ヌクレオチド配列の存在の結果として生成される連結反応産物配列の存在を検出することを妨げない、多数標的ヌクレオチド配列に相当する連結反応産物配列の量を産出するのに有効である量で、含む、請求項1に記載の方法。
【請求項57】
リガーゼ検出混合物が、サンプル中の少数標的ヌクレオチド配列の存在の結果として生成される連結反応産物配列の存在を検出することを妨げない、多数標的ヌクレオチド配列に相当する連結反応産物配列の量を産出するのに有効な形態で、多数標的ヌクレオチド配列にハイブリダイズする修飾オリゴヌクレオチドプローブを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項58】
リガーゼ検出混合物が、ミスマッチなしで多数標的ヌクレオチド配列にハイブリダイズする識別力のあるオリゴヌクレオチドプローブを含まない、請求項25に記載の方法。
【請求項59】
リガーゼ検出混合物が、多数標的ヌクレオチド配列に対するミスマッチなしで多数標的ヌクレオチド配列にハイブリダイズする識別力のあるオリゴヌクレオチドプローブを、少数標的ヌクレオチド配列に特異的なオリゴヌクレオチドプローブの量より少量で、且つサンプル中の少数標的ヌクレオチド配列の存在の結果として生成される連結反応産物配列の存在を検出することを妨げない、多数標的ヌクレオチド配列に相当する連結反応産物配列の量を産出するのに有効である量で、含む、請求項25に記載の方法。
【請求項60】
リガーゼ検出混合物が、サンプル中の少数標的ヌクレオチド配列の存在の結果として生成される連結反応産物配列の存在を検出することを妨げない、多数標的ヌクレオチド配列に相当する連結反応産物配列の量を産出するのに有効な形態で、多数標的ヌクレオチド配列にハイブリダイズする修飾オリゴヌクレオチドプローブを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項61】
第1および第2オリゴヌクレオチドプローブが連結反応部において完全マッチで標的ヌクレオチド配列にハイブリダイズされるとき、第2オリゴヌクレオチドプローブに、連結反応部で、その3’末端で連結するために好適な第1オリゴヌクレオチドプローブであって、該第1オリゴヌクレオチドプローブはヌクレオチドアナログを含み、該ヌクレオチドアナログは、第1および第2オリゴヌクレオチドプローブが多数標的ヌクレオチド配列と第1オリゴヌクレオチドプローブとの間の連結反応部でミスマッチを伴ってサンプルの多数標的ヌクレオチド配列にハイブリダイズするときのライゲーション速度に比較して、第1および第2のオリゴヌクレオチドプローブが少数標的ヌクレオチド配列と第1オリゴヌクレオチドプローブとの間において完全マッチでハイブリダイズするときのライゲーション速度を、異なるように変化させ、そして、第1オリゴヌクレオチドプローブを用いる連結が、同量の多数標的ヌクレオチド配列のみから生成される連結反応産物配列の量に対する、小数および多数標的ヌクレオチド配列から生成される連結反応産物配列の量である、シグナル対ノイズ比率を有し、それが、修飾のない第1オリゴヌクレオチドプローブを用いる連結のシグナル対ノイズ比率より大きく、該第1オリゴヌクレオチドプローブが20−28ヌクレオチド長である、第1オリゴヌクレオチドプローブ。
【請求項1】
1以上の単一塩基の変更、挿入、欠失または転座により1以上の多数標的ヌクレオチド配列と相違している1以上の少数標的ヌクレオチド配列を、前記少数標的ヌクレオチド配列が前記多数標的ヌクレオチドに対して1:10より小さく、且つ1:1000より大きい割合で、前記少数標的ヌクレオチド配列および前記多数標的ヌクレオチド配列を含むサンプル中で、検出する方法であって、
該方法が、
1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットを準備し、各セットは、(a)少数標的ヌクレオチド配列に相補的な標的特異的部分を有する第1オリゴヌクレオチドプローブおよび(b) 少数標的ヌクレオチド配列に相補的な標的特異的部分を有する第2オリゴヌクレオチドとを特徴とし、特定セット中のオリゴヌクレオチドプローブは、対応する少数標的ヌクレオチド配列上で互いに隣接してハイブリダイズするときに一緒に連結反応するのに適するが、サンプル中に存在する他のヌクレオチド配列にハイブリダイズするときに該連結反応を阻止するミスマッチを有し、そして、1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットは標的核酸配列の相補物にハイブリダイズするオリゴヌクレオチドプローブセットを含まないものであり;
リガーゼを準備し;
サンプル、1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットおよびリガーゼを混合し、リガーゼ検出反応混合物を形成し;
リガーゼ検出反応混合物を変性処理およびハイブリダイゼーション処理を含む1以上のリガーゼ検出反応サイクルにかけ、この変性処理において、ハイブリダイズしたオリゴヌクレオチドは標的ヌクレオチド配列から分離され、このハイブリダイゼーション処理において、オリゴヌクレオチドプローブセットは隣接部位で塩基特異的に、もしサンプル中に存在していれば、その夫々の標的ヌクレオチド配列にハイブリダイズし、互いに連結して線形的な増幅を達成し、各セットがリガーゼ検出反応混合物中の他の核酸と識別し得るために、連結反応産物配列と一緒に結合した標的特異的部分を含有する連結反応産物配列を形成し、その中で、オリゴヌクレオチドプローブセットは、その夫々の標的ヌクレオチド配列以外のサンプル中のヌクレオチド配列にハイブリダイズできるが、1以上のミスマッチの存在によって一緒に連結せず、そして変性処理の際に個々に分離しているものであり;
サンプル中に存在する少数標的ヌクレオチド配列の結果として産生された連結反応産物配列の存在を検出する;
ことを含む方法であって、
多数標的ヌクレオチド配列の存在下で少数標的ヌクレオチド配列によって生成された連結反応産物配列量の、多数標的ヌクレオチド配列単独によって生成された連結反応産物配列量に対する割合という意味において測定される、3.4:1より大きく、106:1より小さいシグナル対ノイズ比率を達成する、方法。
【請求項2】
特定セット中のオリゴヌクレオチドプローブの連結反応産物配列がリガーゼ検出反応混合物中の他の核酸と識別され得るようにユニーク長を有し、該方法がさらに、
連結反応産物配列をサイズまたは電気泳動運動能によって分離し;
該検出後に、サイズの相違する連結反応産物配列を識別する;
ことを含む、請求項1の方法。
【請求項3】
各セットの第2オリゴヌクレオチドプローブがアドレス可能アレイ特異的部分を有し、該方法がさらに、
異なる特定の部位で固定された相違する捕捉オリゴヌクレオチドを有する固体支持物を準備し、ここで捕捉オリゴヌクレオチドはアドレス可能アレイ特異的部分に相補的なヌクレオチド配列を有し、
1以上のリガーゼ検出反応サイクルにリガーゼ検出反応混合物をかけた後に、該混合物を固体支持物に、連結反応産物配列を捕捉オリゴヌクレオチドに塩基特異的にハイブリダイズさすのに効果的な条件で接触せしめ、それによって相補的捕捉オリゴヌクレオチドを有する部位で固体支持物にアドレス可能アレイ特異的部分を捕捉し、該検出は、アドレス可能アレイ特異的部分を用いて捕捉され、特定部位で固体支持物に固定された連結反応産物配列の存在を示し、それによってサンプル中の1以上の標的ヌクレオチド配列の存在を示す;
ことを含む、請求項1の方法。
【請求項4】
サンプル中に未知量で存在する多数および少数ヌクレオチド配列の相対量を定量するものであり、該方法がさらに、
該混合の前に、ポリメラーゼ連鎖反応によってサンプル中の多数および少数の標的ヌクレオチド配列を多数と少数の両方の標的ヌクレオチド配列に共通するオリゴヌクレオチドプライマーでもって増幅し;
サンプル中に存在する多数標的ヌクレオチドの結果として産生した多数連結反応産物配列を検出し;
検出した多数連結反応産物配列を定量し;
検出した少数連結反応産物配列を定量する;
ことを含む、請求項1の方法。
【請求項5】
サンプル中に未知量で存在する多数および少数ヌクレオチド配列の相対量を定量するものであり、該方法がさらに、
該混合の前に、ポリメラーゼ連鎖反応によってサンプル中の多数および少数の標的ヌクレオチド配列を多数と少数の両方の標的ヌクレオチド配列に共通するオリゴヌクレオチドプライマーでもって増幅し;
既知量の1以上のマーカー標的ヌクレオチド配列を準備し;
マーカー標的ヌクレオチド配列のために特異的に設計されたプローブセットを含む1以上の配列特異的プローブセットを準備し;
マーカー標的ヌクレオチド配列およびマーカー標的ヌクレオチド配列のために特異的に設計されたプローブセットをリガーゼ検出反応混合物と混合し;
多数および少数の連結反応産物配列を定量し;
未知のサンプルから生じた多数および少数の連結反応産物配列の量を既知量のマーカー標的ヌクレオチド配列から生じた連結反応産物配列の量と比較して、サンプル中の1以上の標的ヌクレオチド配列の相対レベルについて定量的計測を提供する;
ことを含む、請求項1の方法。
【請求項6】
第2オリゴヌクレオチドプローブがアドレス可能アレイ特異的部分を有し、該方法がさらに、
異なる特定の部位で固定された相違する捕捉オリゴヌクレオチドを有する固体支持物を準備し、ここで捕捉オリゴヌクレオチドはアドレス可能アレイ特異的部分に相補的なヌクレオチド配列を有し、
1以上のリガーゼ検出反応サイクルにリガーゼ検出反応混合物をかけた後に、該混合物を固体支持物に、連結反応産物配列を捕捉オリゴヌクレオチドに塩基特異的にハイブリダイズさすのに効果的な条件で接触せしめ、それによって相補的捕捉オリゴヌクレオチドを有する部位で固体支持物にアドレス可能アレイ特異的部分を捕捉し;
アドレス可能アレイ特異的部分を用いて捕捉され、特定の部位で固体支持物に固定された連結反応産物配列を定量し;
未知のサンプルから生じた捕捉連結反応産物配列の量を既知量のマーカー標的ヌクレオチド配列から生じた捕捉連結反応産物配列の量と比較して、サンプル中の1以上の標的ヌクレオチド配列の相対レベルについて定量的計測を提供する;
ことを含む、請求項5の方法。
【請求項7】
1以上のマーカー標的ヌクレオチド配列が1以上の単一ヌクレオチド位置における標的ヌクレオチド配列と相違する、請求項5の方法。
【請求項8】
オリゴヌクレオチドプローブセットが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループは単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別できるように設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットを含有し、各グループのオリゴヌクレオチドプローブセットにおいて、検出可能なレポーター標識を有する共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、与えられた対立遺伝子またはマーカーヌクレオチド配列に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブが存在し、各第2オリゴヌクレオチドプローブは異なる長さを有し、特定セットのオリゴヌクレオチドプローブの連結反応産物配列がユニーク長の産物を産生するものであり、該方法がさらに、
連結反応産物配列をサイズまたは電気泳動運動能によって分離し;
サイズの相違する連結反応産物配列を識別する;
ことを含む、請求項5の方法。
【請求項9】
オリゴヌクレオチドプローブセットが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループは単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別できるように設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブを含有し、各グループのオリゴヌクレオチドプローブセットにおいて、共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、与えられた対立遺伝子またはマーカーヌクレオチド配列に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブが存在し、各第2オリゴヌクレオチドプローブは異なるレポーター標識を有し、特定セットのオリゴヌクレオチドプローブの連結反応産物配列がユニーク長の産物を産生するものであり、該方法がさらに、
連結反応産物配列をサイズまたは電気泳動運動能によって分離し;
サイズの相違する連結反応産物配列を識別する;
ことを含む、請求項5の方法。
【請求項10】
オリゴヌクレオチドプローブセットが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループは単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別できるように設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブを含有し、各グループのオリゴヌクレオチドプローブセットにおいて、検出可能なレポーター標識を有する共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、与えられた対立遺伝子またはマーカーヌクレオチド配列に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブが存在し、各第2オリゴヌクレオチドプローブは異なるアドレス可能アレイ特異的部分を有する、請求項6の方法。
【請求項11】
オリゴヌクレオチドプローブセットが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループは単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別できるように設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブを含有し、各グループのオリゴヌクレオチドプローブセットにおいて、アドレス可能なアレイ特異的部分を有する共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、与えられた対立遺伝子またはマーカーヌクレオチド配列に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブが存在し、各第2オリゴヌクレオチドプローブは異なる検出可能なレポーター標識を有する、請求項6の方法。
【請求項12】
単一標的ヌクレオチド配列中の2以上の近接または隣接のヌクレオチド位置における多数対立遺伝子の相違、または多数標的ヌクレオチド配列中の2以上の近接または隣接のヌクレオチド位置における多数対立遺伝子の相違を、重複し得る部分を有するオリゴヌクレオチドプローブセットで識別する、請求項1の方法。
【請求項13】
サンプルにおいて、過剰の正常配列の存在下に単一標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違、または過剰の正常配列の存在下に多重標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違を識別し、オリゴヌクレオチドプローブが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループが単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別するために設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットを含有し、グループ内の1以上のセットが共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を除く与えられた対立遺伝子に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブを分かち持ち、該検出において、連結反応産物配列の標識が検出され、それによって1以上の標的ヌクレオチド配列中の1以上のヌクレオチド位置における1以上の低存在量の対立遺伝子のサンプル中の存在が示される、請求項1の方法。
【請求項14】
サンプル中に未知量で存在する、過剰の正常配列の存在下に単一標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違、または過剰の正常配列の存在下に多重標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違を定量し、該方法がさらに、
既知量の1以上のマーカー標的ヌクレオチド配列を準備し;
1以上のマーカー特異的オリゴヌクレオチドプローブセットを準備し;
各セットは、(a)マーカー標的ヌクレオチド配列に相補的な標的特異的部分を有する第1オリゴヌクレオチドプローブおよび(b) マーカー標的ヌクレオチド配列に相補的な標的特異的部分および検出可能なレポーター標識を有する第2オリゴヌクレオチドとを特徴とし、特定マーカー特異的オリゴヌクレオチドセット中のオリゴヌクレオチドプローブは、対応する標的ヌクレオチド配列上で互いに隣接してハイブリダイズするときに一緒に連結反応するのに適するが、サンプル中に存在する他のヌクレオチド配列にハイブリダイズするときに該連結反応を阻止するミスマッチを有し、該複数のオリゴヌクレオチドプローブセットおよび該複数のマーカー特異的オリゴヌクレオチドプローブセットは、マーカーヌクレオチド配列を含み、単一ヌクレオチド位置における多重対立遺伝子の相違を識別するためのオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し得、グループ内の1以上のセットが、マーカー特異的オリゴヌクレオチドプローブを含有して、共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を除く与えられた対立遺伝子に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブとを分かち持ち、リガーゼ検出反応混合物を形成するための該混合が、マーカー標的ヌクレオチド配列およびマーカー標的ヌクレオチド配列のために特異的に設計されたプローブをリガーゼ検出反応混合物に混合することを含み;
連結反応産物配列を定量し;
低存在量の未知のサンプルから生じた連結反応産物配列の量を既知量のマーカー標的ヌクレオチド配列から生じた連結反応産物配列の量と比較して、サンプル中の1以上の低存在量の標的ヌクレオチド配列のレベルについて定量的計測を提供する;
ことを含む、請求項1の方法。
【請求項15】
過剰の正常配列の存在下に単一標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違、または過剰の正常配列の存在下に多重標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違を識別し、オリゴヌクレオチドプローブが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループが単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別するために設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットを含有し、グループ内の1以上のセットが共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を除く与えられた対立遺伝子に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブを分かち持ち、グループ内の1以上のセットが共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を含む与えられた対立遺伝子に、塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブを分かち持ち、正常対立遺伝子特異的プローブが変異対立遺伝子特異的プローブよりも低い濃度でリガーゼ検出反応混合物中に存在し、それによって多数正常標的から生じた連結反応産物の量が既知の希釈の少数標的から推測される連結反応産物配列の量と類似であって、
連結反応産物配列を定量し;
低存在量の未知サンプルから生じた連結反応産物配列の量を高存在量の正常標的ヌクレオチド配列から生じた連結反応産物配列の量と比較し;
低レベルの正常連結反応産物配列形成を基にして高存在量の正常標的ヌクレオチド配列の量を測定し、サンプルにおける1以上の低存在量の標的ヌクレオチド配列の、高存在量の正常標的ヌクレオチド配列に比較した比率についての定量的計測を提供する;
ことを含む、請求項1の方法。
【請求項16】
過剰の正常配列の存在下に単一標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違、または過剰の正常配列の存在下に多重標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違を識別し、オリゴヌクレオチドプローブセットが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループが単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別するために設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットを含有し、グループ内の1以上のセットが共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を除く与えられた対立遺伝子に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブを分かち持ち、グループ内の1以上のセットが共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を含む与えられた対立遺伝子に、塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブを分かち持ち、正常対立遺伝子特異的プローブが低い濃度でリガーゼ検出反応混合物中に存在し、および/または1以上の内部ミスマッチまたは修飾を含有し、それによって多数正常標的から生じた連結反応産物の量が既知の希釈の少数標的から推測される連結反応産物配列の量と類似であって、
連結反応産物配列を定量し;
低存在量の未知サンプルから生じた連結反応産物配列の量を高存在量の正常標的ヌクレオチド配列から生じた連結反応産物配列の量と比較し;
低レベルの正常連結反応産物配列形成を基にして高存在量の正常標的ヌクレオチド配列の量を測定し、サンプルにおける1以上の低存在量の標的ヌクレオチド配列の、高存在量の正常標的ヌクレオチド配列に比較した比率についての定量的計測を提供する;
ことを含む、請求項1の方法。
【請求項17】
正常対立遺伝子特異的プローブが正常塩基を3’末端に含有する、請求項16の方法。
【請求項18】
正常対立遺伝子特異的プローブが1以上の内部ミスマッチまたは修飾を3’末端から4塩基以内に含有する、請求項17の方法。
【請求項19】
修飾が1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)イミダゾール−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−3−ニトロピロール、4−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)イミダゾール−2−カルボキサミド、2'−デオキシ−5−フルオロウリジン、2−デオキシイノシン、6−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−6H,8H−3,4−ジヒドロピリミド〔4,5−C〕〔1,2〕オキサジン−7−オン、2−アミノ−7−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−6−メトキシアミノプリン、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−5−ニトロインドール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)ピラゾール−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキサミド、3−アミノ−1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−1,2,4−トリアゾール、5−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−2−ピリミジノン、5−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−2−チオピリミジン、5−アミノ−1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)イミダゾール−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−3−ニトロピラゾール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−ヨードピラゾール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−プロピニルピラゾール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)ピロール−3−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)ピラゾン−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−ニトロイミダゾールおよび1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−ニトロピラゾールよりなる群から選ばれるヌクレオチド類似体である、請求項16の方法。
【請求項20】
修飾オリゴヌクレオチドプローブがチオホスフェート、ジチオホスフェート、2'−メトキシまたは3'−アミノ−2',3'−ジデオキシ修飾をその糖ホスフェート・バックボーンに、連結反応部から4塩基の1つまたは組合せの位置に含有する、請求項16の方法。
【請求項21】
サンプル中で少数標的ヌクレオチド配列が多数標的ヌクレオチド配列と、多数標的ヌクレオチド配列とオリゴヌクレオチドプローブの1つとの間のG:TまたはT:Gミスマッチについて相対比率1:500で、識別される、請求項1の方法。
【請求項22】
サンプル中で少数標的ヌクレオチド配列が多数標的ヌクレオチド配列と、多数標的ヌクレオチド配列とオリゴヌクレオチドプローブの1つとの間のG:TまたはT:Gミスマッチについて相対比率1:2000で、識別される、請求項1の方法。
【請求項23】
少数標的ヌクレオチド配列が多数標的ヌクレオチド配列と、多重の近接または隣接の位置での低存在量の多重対立遺伝子相違のために、多数標的ヌクレオチド配列とオリゴヌクレオチドプローブの1つとの間のすべてのミスマッチについて相対比率1:100で、識別される、請求項1の方法。
【請求項24】
少数標的ヌクレオチド配列が多数標的ヌクレオチド配列と、多重の近接または隣接の位置での低存在量の多重対立遺伝子相違のために、多数標的ヌクレオチド配列とオリゴヌクレオチドプローブの1つとの間のG:TまたはT:G以外のミスマッチについて相対比率1:500で、識別される、請求項1の方法。
【請求項25】
1以上の単一塩基の変更、挿入、欠失または転座により1以上の多数標的ヌクレオチド配列と相違している1以上の少数標的ヌクレオチド配列を、前記少数標的ヌクレオチド配列が前記多数標的ヌクレオチドに対して1:10より小さく、且つ1:1000より大きい割合で、前記少数標的ヌクレオチド配列および前記多数標的ヌクレオチド配列を含むサンプル中で、検出する方法であって、
該方法が、
1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットを準備し、各セットは、(a)標的特異的部分を有する第1オリゴヌクレオチドプローブおよび(b)標的特異的部分を有する第2オリゴヌクレオチドとを特徴とし、特定セット中のオリゴヌクレオチドプローブは、対応する標的ヌクレオチド配列上で互いに隣接してハイブリダイズするときに一緒に連結反応するのに適するが、サンプル中に存在する他のヌクレオチド配列にハイブリダイズするときに該連結反応を阻止するミスマッチを有するものであり、連結反応部に3’末端を有する第1オリゴヌクレオチドプローブは1以上の修飾を有し、その修飾は、第1および第2オリゴヌクレオチドプローブが、少数標的ヌクレオチド配列と連結反応部に3’末端を有する第1オリゴヌクレオチドプローブとの間の連結反応部で完全マッチを有するサンプル中の少数標的ヌクレオチドにハイブリダイズするときの連結反応速度を、第1および第2オリゴヌクレオチドプローブが、多数標的ヌクレオチド配列と連結反応部に3’末端を有する第1オリゴヌクレオチドプローブとの間の連結反応部でミスマッチを有するサンプル中の多数標的ヌクレオチド配列にハイブリダイズするときの連結反応速度に比べて識別的に変えるものであり、修飾第1オリゴヌクレオチドプローブを用いた前記連結反応過程が、サンプル中の少数および多数標的ヌクレオチド配列から生成される連結反応産物合計の、少数標的ヌクレオチド配列が存在しないサンプル中の同じ量の多数標的ヌクレオチド配列から生じた連結反応産物量に対する割合として定義されたシグナル対ノイズ比率を有し、この比率は修飾を欠く第1オリゴヌクレオチドプローブを用いた連結検出反応についてのシグナル対ノイズ比率よりも大きく、そして、1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットは標的核酸配列の相補物にハイブリダイズするオリゴヌクレオチドプローブセットを含まないものであり;
リガーゼを準備し;
サンプル、1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットおよびリガーゼを混合し、リガーゼ検出反応混合物を形成し;
リガーゼ検出反応混合物を変性処理およびハイブリダイゼーション処理を含む1以上のリガーゼ検出反応サイクルにかけ、この変性処理において、ハイブリダイズしたオリゴヌクレオチドは標的ヌクレオチド配列から分離され、このハイブリダイゼーション処理において、オリゴヌクレオチドプローブセットは隣接部位で塩基特異的に、もしサンプル中に存在していれば、その夫々の標的ヌクレオチド配列にハイブリダイズし、線形的な増幅を達成するためのオリゴヌクレオチドプローブの修飾なしで互いに連結して、各セットがリガーゼ検出反応混合物中の他の核酸と識別し得るために、連結反応産物配列と一緒に結合した標的特異的部分を含有する連結反応産物配列を形成し、その中で、オリゴヌクレオチドプローブセットは、その夫々の標的ヌクレオチド配列以外のサンプル中のヌクレオチド配列にハイブリダイズできるが、1以上のミスマッチの存在によって一緒に連結せず、そして変性処理の際に個々に分離しているものであり;
連結反応産物配列の存在を検出する;
ことを含む方法。
【請求項26】
1以上の修飾が連結反応部から9塩基以内のヌクレオチド類似体である、請求項25の方法。
【請求項27】
修飾がオリゴヌクレオチドプローブの3’末端から9塩基以内にある、請求項26の方法。
【請求項28】
修飾がオリゴヌクレオチドプローブの3’末端から3塩基離れた位置のヌクレオチド類似体である、請求項26の方法。
【請求項29】
修飾が1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)イミダゾール−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−3−ニトロピロール、4−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)イミダゾール−2−カルボキサミド、2'−デオキシ−5−フルオロウリジン、2−デオキシイノシン、6−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−6H,8H−3,4−ジヒドロピリミド〔4,5−C〕〔1,2〕オキサジン−7−オン、2−アミノ−7−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−6−メトキシアミノプリン、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−5−ニトロインドール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)ピラゾール−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキサミド、3−アミノ−1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−1,2,4−トリアゾール、5−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−2−ピリミジノン、5−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−2−チオピリミジン、5−アミノ−1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)イミダゾール−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−3−ニトロピラゾール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−ヨードピラゾール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−プロピニルピラゾール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)ピロール−3−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)ピラゾン−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−ニトロイミダゾールおよび1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−ニトロピラゾールよりなる群から選ばれるヌクレオチド類似体である、請求項28の方法。
【請求項30】
修飾が連結反応部から9塩基内の1つまたは組合せた位置での第1オリゴヌクレオチドプローブの糖ホスフェートバックボーンにある、請求項25の方法。
【請求項31】
修飾第1オリゴヌクレオチドプローブがチオホスフェート、ジチオホスフェート、2'−メトキシおよび3'−アミノ−2',3'−ジデオキシ修飾を含有する、請求項30の方法。
【請求項32】
特定セット中のオリゴヌクレオチドプローブの連結反応産物配列がリガーゼ検出反応混合物中の他の核酸と識別され得るようにユニーク長を有し、該方法がさらに、
連結反応産物配列をサイズまたは電気泳動運動能によって分離し;
該検出後に、サイズの相違する連結反応産物配列を識別する;
ことを含む、請求項25の方法。
【請求項33】
各セットの第2オリゴヌクレオチドプローブがアドレス可能アレイ特異的部分を有し、該方法がさらに、
異なる特定の部位で固定された相違する捕捉オリゴヌクレオチドを有する固体支持物を準備し、ここで捕捉オリゴヌクレオチドはアドレス可能アレイ特異的部分に相補的なヌクレオチド配列を有し、
1以上のリガーゼ検出反応サイクルにリガーゼ検出反応混合物をかけた後に、該混合物を固体支持物に、連結反応産物配列を捕捉オリゴヌクレオチドに塩基特異的にハイブリダイズさすのに効果的な条件で接触せしめ、それによって相補的捕捉オリゴヌクレオチドを有する部位で固体支持物にアドレス可能アレイ特異的部分を捕捉し、該捕捉はアドレス可能アレイ特異的部分を用いて捕捉され、特定部位で固体支持物に固定された連結反応産物配列を示し、それによってサンプル中の1以上の標的ヌクレオチド配列の存在を示す;
ことを含む、請求項25の方法。
【請求項34】
サンプル中に未知量で存在する多数および少数ヌクレオチド配列の相対量を定量するものであり、該方法がさらに、
該混合の前に、ポリメラーゼ連鎖反応によってサンプル中の多数および少数の標的ヌクレオチド配列を多数と少数の両方の標的ヌクレオチド配列に共通するオリゴヌクレオチドプライマーでもって増幅し;
サンプル中に存在する多数標的ヌクレオチドの結果として産生した多数連結反応産物配列を検出し;
検出した多数連結反応産物配列を定量し;
検出した少数連結反応産物配列を定量する;
ことを含む、請求項25の方法。
【請求項35】
サンプル中に未知量で存在する多数および少数ヌクレオチド配列の相対量を定量するものであり、該方法がさらに、
該混合の前に、ポリメラーゼ連鎖反応によってサンプル中の多数および少数の標的ヌクレオチド配列を多数と少数の両方の標的ヌクレオチド配列に共通するオリゴヌクレオチドプライマーでもって増幅し;
既知量の1以上のマーカー標的ヌクレオチド配列を準備し;
マーカー標的ヌクレオチド配列のために特異的に設計されたプローブを含む1以上の配列特異的プローブセットを準備し;
マーカー標的ヌクレオチド配列およびマーカー標的ヌクレオチド配列のために特異的に設計されたプローブセットをリガーゼ検出反応混合物と混合し;
多数および少数の連結反応産物配列を定量し;
未知のサンプルから生じた多数および少数の連結反応産物配列の量を既知量のマーカー標的ヌクレオチド配列から生じた連結反応産物配列の量と比較して、サンプル中の1以上の標的ヌクレオチド配列の相対レベルについて定量的計測を提供する;
ことを含む、請求項25の方法。
【請求項36】
各セットの第2オリゴヌクレオチドプローブがアドレス可能アレイ特異的部分を有し、該方法がさらに、
異なる特定の部位で固定された相違する捕捉オリゴヌクレオチドを有する固体支持物を準備し、ここで捕捉オリゴヌクレオチドはアドレス可能アレイ特異的部分に相補的なヌクレオチド配列を有し、
1以上のリガーゼ検出反応サイクルにリガーゼ検出反応混合物をかけた後に、該混合物を固体支持物に、連結反応産物配列を捕捉オリゴヌクレオチドに塩基特異的にハイブリダイズさすのに効果的な条件で接触せしめ、それによって相補的捕捉オリゴヌクレオチドを有する部位で固体支持物にアドレス可能アレイ特異的部分を捕捉し;
アドレス可能アレイ特異的部分を用いて捕捉され、特定の部位で固体支持物に固定された連結反応産物配列を定量し;
未知のサンプルから生じた捕捉連結反応産物配列の量を既知量のマーカー標的ヌクレオチド配列から生じた捕捉連結反応産物配列の量と比較して、サンプル中の1以上の標的ヌクレオチド配列の相対レベルについて定量的計測を提供する;
ことを含む、請求項35の方法。
【請求項37】
1以上のマーカー標的ヌクレオチド配列が1以上の単一ヌクレオチド位置における標的ヌクレオチド配列と相違する、請求項35の方法。
【請求項38】
オリゴヌクレオチドプローブセットが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループは単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別できるように設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブを含有し、各グループのオリゴヌクレオチドプローブセットにおいて、検出可能なレポーター標識を有する共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、与えられた対立遺伝子またはマーカーヌクレオチド配列に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブが存在し、各第2オリゴヌクレオチドプローブは異なる長さを有し、特定セットのオリゴヌクレオチドプローブの連結反応産物配列がユニーク長の産物を産生するものであり、該方法がさらに、
連結反応産物配列をサイズまたは電気泳動運動能によって分離し;
サイズの相違する連結反応産物配列を識別する;
ことを含む、請求項35の方法。
【請求項39】
オリゴヌクレオチドプローブセットが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループは単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別できるように設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブを含有し、各グループのオリゴヌクレオチドプローブセットにおいて、共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、与えられた対立遺伝子またはマーカーヌクレオチド配列に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブが存在し、各第2オリゴヌクレオチドプローブは異なるレポーター標識を有し、特定セットのオリゴヌクレオチドプローブの連結反応産物配列がユニーク長の産物を産生するものであり、該方法がさらに、
連結反応産物配列をサイズまたは電気泳動運動能によって分離し;
サイズの相違する連結反応産物配列を識別する;
ことを含む、請求項35の方法。
【請求項40】
オリゴヌクレオチドプローブセットが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループは単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別できるように設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブを含有し、各グループのオリゴヌクレオチドプローブセットにおいて、検出可能なレポーター標識を有する共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、与えられた対立遺伝子またはマーカーヌクレオチド配列に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブが存在し、各第2オリゴヌクレオチドプローブは異なるアドレス可能アレイ特異的部分を有する、請求項36の方法。
【請求項41】
オリゴヌクレオチドプローブセットが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループは単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別できるように設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブを含有し、各グループのオリゴヌクレオチドプローブセットにおいて、アドレス可能なアレイ特異的部分を有する共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、与えられた対立遺伝子またはマーカーヌクレオチド配列に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブが存在し、各第2オリゴヌクレオチドプローブは異なる検出可能なレポーター標識を有する、請求項36の方法。
【請求項42】
単一標的ヌクレオチド配列中の2以上の近接または隣接のヌクレオチド位置における多数対立遺伝子の相違および多数標的ヌクレオチド配列中の2以上の近接または隣接のヌクレオチド位置における多数対立遺伝子の相違を、重複し得る部分を有するオリゴヌクレオチドプローブセットで識別する、請求項25の方法。
【請求項43】
サンプルにおいて、過剰の正常配列の存在下に単一標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違、または過剰の正常配列の存在下に多重標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違を識別し、オリゴヌクレオチドプローブが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループが単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別するために設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットを含有し、グループ内の1以上のセットが共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を除く与えられた対立遺伝子に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブを分かち持ち、該検出において、連結反応産物配列の標識が検出され、それによって1以上の標的ヌクレオチド配列中の1以上のヌクレオチド位置における1以上の低存在量の対立遺伝子のサンプル中の存在が示される、請求項25の方法。
【請求項44】
サンプル中に未知量で存在する、過剰の正常配列の存在下に単一標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違、または過剰の正常配列の存在下に多重標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違を定量し、該方法がさらに、
既知量の1以上のマーカー標的ヌクレオチド配列を準備し;
1以上のマーカー特異的オリゴヌクレオチドプローブセットを準備し;
各セットは、(a)マーカー標的ヌクレオチド配列に相補的な標的特異的部分を有する第1オリゴヌクレオチドプローブおよび(b)マーカー標的ヌクレオチド配列に相補的な標的特異的部分および検出可能なレポーター標識を有する第2オリゴヌクレオチドとを特徴とし、特定セット中のオリゴヌクレオチドプローブは、対応する標的ヌクレオチド配列上で互いに隣接してハイブリダイズするときに一緒に連結反応するのに適するが、サンプル中に存在する他のヌクレオチド配列にハイブリダイズするときに該連結反応を阻止するミスマッチを有し、該複数のオリゴヌクレオチドプローブセットおよび該複数のマーカー特異的オリゴヌクレオチドプローブセットは、マーカーヌクレオチド配列を含み、単一ヌクレオチド位置における多重対立遺伝子の相違を識別するためのオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し得、グループ内の1以上のセットが、マーカー特異的オリゴヌクレオチドプローブを含有して、共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を除く与えられた対立遺伝子に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブを分かち持ち、リガーゼ検出反応混合物を形成するための該混合が、マーカー標的ヌクレオチド配列およびマーカー標的ヌクレオチド配列のために特異的に設計されたプローブをリガーゼ検出反応混合物に混合することを含み;
連結反応産物配列を定量し;
低存在量の未知のサンプルから生じた連結反応産物配列の量を既知量のマーカー標的ヌクレオチド配列から生じた連結反応産物配列の量と比較して、サンプル中の1以上の低存在量の標的ヌクレオチド配列のレベルについて定量的計測を提供する;
ことを含む、請求項25の方法。
【請求項45】
過剰の正常配列の存在下に単一標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違、または過剰の正常配列の存在下に多重標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違を識別し、オリゴヌクレオチドプローブが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループが単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別するために設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットを含有し、グループ内の1以上のセットが、共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を除く与えられた対立遺伝子に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブを分かち持ち、グループ内の1以上のセットが、マーカー特異的オリゴヌクレオチドプローブを含有して、共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を含む与えられた対立遺伝子に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブを分かち持ち、正常対立遺伝子特異的プローブが変異対立遺伝子特異的プローブよりも低い濃度でリガーゼ検出反応混合物中に存在し、それによって多数正常標的から生じた連結反応産物の量が既知の希釈の少数標的から推測される連結反応産物配列の量と類似であって、
連結反応産物配列を定量し;
低存在量の未知サンプルから生じた連結反応産物配列の量を高存在量の正常標的ヌクレオチド配列から生じた連結反応産物配列の量と比較し;
低レベルの正常連結反応産物配列形成を基にして高存在量の正常標的ヌクレオチド配列の量を測定し、サンプルにおける1以上の低存在量の標的ヌクレオチド配列の、高存在量の正常標的ヌクレオチド配列に比較した比率についての定量的計測を提供する;
ことを含む、請求項25の方法。
【請求項46】
過剰の正常配列の存在下に単一標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違、または過剰の正常配列の存在下に多重標的ヌクレオチド配列中の多重の近接または隣接の位置における低存在量の多重対立遺伝子相違を識別し、オリゴヌクレオチドプローブが複数のオリゴヌクレオチドプローブグループを形成し、各グループが単一ヌクレオチド位置で多重対立遺伝子の相違を識別するために設計された1以上のオリゴヌクレオチドプローブセットを含有し、グループ内の1以上のセットが、共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を除く与えられた対立遺伝子に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブを分かち持ち、グループ内の1以上のセットが、マーカー特異的オリゴヌクレオチドプローブを含有して、共通の第1オリゴヌクレオチドプローブと、正常対立遺伝子を含む与えられた対立遺伝子に塩基特異的にハイブリダイズする第2オリゴヌクレオチドプローブを分かち持ち、正常対立遺伝子特異的プローブが低い濃度でリガーゼ検出反応混合物中に存在し、および/または1以上の内部ミスマッチまたは修飾を含有し、それによって多数正常標的から生じた連結反応産物の量が既知の希釈の少数標的から推測される連結反応産物配列の量と類似であって、
連結反応産物配列を定量し;
低存在量の未知サンプルから生じた連結反応産物配列の量を高存在量の正常標的ヌクレオチド配列から生じた連結反応産物配列の量と比較し;
低レベルの正常連結反応産物配列形成を基にして高存在量の正常標的ヌクレオチド配列の量を測定し、サンプルにおける1以上の低存在量の標的ヌクレオチド配列の、高存在量の正常標的ヌクレオチド配列に比較した比率についての定量的計測を提供する;
ことを含む、請求項25の方法。
【請求項47】
正常対立遺伝子特異的プローブが正常塩基を3’末端に含有する、請求項46の方法。
【請求項48】
正常対立遺伝子特異的プローブが1以上の内部ミスマッチまたは修飾を3’末端から4塩基以内に含有する、請求項47の方法。
【請求項49】
修飾が1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)イミダゾール−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−3−ニトロピロール、4−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)イミダゾール−2−カルボキサミド、2'−デオキシ−5−フルオロウリジン、2−デオキシイノシン、6−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−6H,8H−3,4−ジヒドロピリミド〔4,5−C〕〔1,2〕オキサジン−7−オン、2−アミノ−7−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−6−メトキシアミノプリン、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−5−ニトロインドール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)ピラゾール−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキサミド、3−アミノ−1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−1,2,4−トリアゾール、5−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−2−ピリミジノン、5−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−2−チオピリミジン、5−アミノ−1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)イミダゾール−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−3−ニトロピラゾール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−ヨードピラゾール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−プロピニルピラゾール、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)ピロール−3−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)ピラゾン−4−カルボキサミド、1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−ニトロイミダゾールおよび1−(2'−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−4−ニトロピラゾールよりなる群から選ばれるヌクレオチド類似体である、請求項46の方法。
【請求項50】
修飾オリゴヌクレオチドプローブがチオホスフェート、ジチオホスフェート、2'−メトキシまたは3'−アミノ−2',3'−ジデオキシ修飾をその糖ホスフェート・バックボーンに含有する、請求項46の方法。
【請求項51】
サンプル中で少数標的ヌクレオチド配列が多数標的ヌクレオチド配列と、多数標的ヌクレオチド配列とオリゴヌクレオチドプローブの1つとの間のG:TまたはT:Gミスマッチについて相対比率1:500で、識別される、請求項25の方法。
【請求項52】
サンプル中で少数標的ヌクレオチド配列が多数標的ヌクレオチド配列と、多数標的ヌクレオチド配列とオリゴヌクレオチドプローブの1つとの間のG:TまたはT:Gミスマッチについて相対比率1:2000で、識別される、請求項25の方法。
【請求項53】
少数標的ヌクレオチド配列が多数標的ヌクレオチド配列と、多重の近接または隣接の位置での低存在量の多重対立遺伝子相違のために、多数標的ヌクレオチド配列とオリゴヌクレオチドプローブの1つとの間のすべてのミスマッチについて相対比率1:100で、識別される、請求項25の方法。
【請求項54】
少数標的ヌクレオチド配列が多数標的ヌクレオチド配列と、多重の近接または隣接の位置での低存在量の多重対立遺伝子相違のために、多数標的ヌクレオチド配列とオリゴヌクレオチドプローブの1つとの間のG:TまたはT:G以外のミスマッチについて相対比率1:500で、識別される、請求項25の方法。
【請求項55】
リガーゼ検出混合物が、ミスマッチなしで多数標的ヌクレオチド配列にハイブリダイズする、識別力のあるオリゴヌクレオチドプローブを含まない、請求項1に記載の方法。
【請求項56】
リガーゼ検出混合物が、多数標的ヌクレオチド配列に対するミスマッチなしで多数標的ヌクレオチド配列にハイブリダイズする識別力のあるオリゴヌクレオチドプローブを、少数標的ヌクレオチド配列に特異的なオリゴヌクレオチドプローブの量より少量で、且つサンプル中の少数標的ヌクレオチド配列の存在の結果として生成される連結反応産物配列の存在を検出することを妨げない、多数標的ヌクレオチド配列に相当する連結反応産物配列の量を産出するのに有効である量で、含む、請求項1に記載の方法。
【請求項57】
リガーゼ検出混合物が、サンプル中の少数標的ヌクレオチド配列の存在の結果として生成される連結反応産物配列の存在を検出することを妨げない、多数標的ヌクレオチド配列に相当する連結反応産物配列の量を産出するのに有効な形態で、多数標的ヌクレオチド配列にハイブリダイズする修飾オリゴヌクレオチドプローブを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項58】
リガーゼ検出混合物が、ミスマッチなしで多数標的ヌクレオチド配列にハイブリダイズする識別力のあるオリゴヌクレオチドプローブを含まない、請求項25に記載の方法。
【請求項59】
リガーゼ検出混合物が、多数標的ヌクレオチド配列に対するミスマッチなしで多数標的ヌクレオチド配列にハイブリダイズする識別力のあるオリゴヌクレオチドプローブを、少数標的ヌクレオチド配列に特異的なオリゴヌクレオチドプローブの量より少量で、且つサンプル中の少数標的ヌクレオチド配列の存在の結果として生成される連結反応産物配列の存在を検出することを妨げない、多数標的ヌクレオチド配列に相当する連結反応産物配列の量を産出するのに有効である量で、含む、請求項25に記載の方法。
【請求項60】
リガーゼ検出混合物が、サンプル中の少数標的ヌクレオチド配列の存在の結果として生成される連結反応産物配列の存在を検出することを妨げない、多数標的ヌクレオチド配列に相当する連結反応産物配列の量を産出するのに有効な形態で、多数標的ヌクレオチド配列にハイブリダイズする修飾オリゴヌクレオチドプローブを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項61】
第1および第2オリゴヌクレオチドプローブが連結反応部において完全マッチで標的ヌクレオチド配列にハイブリダイズされるとき、第2オリゴヌクレオチドプローブに、連結反応部で、その3’末端で連結するために好適な第1オリゴヌクレオチドプローブであって、該第1オリゴヌクレオチドプローブはヌクレオチドアナログを含み、該ヌクレオチドアナログは、第1および第2オリゴヌクレオチドプローブが多数標的ヌクレオチド配列と第1オリゴヌクレオチドプローブとの間の連結反応部でミスマッチを伴ってサンプルの多数標的ヌクレオチド配列にハイブリダイズするときのライゲーション速度に比較して、第1および第2のオリゴヌクレオチドプローブが少数標的ヌクレオチド配列と第1オリゴヌクレオチドプローブとの間において完全マッチでハイブリダイズするときのライゲーション速度を、異なるように変化させ、そして、第1オリゴヌクレオチドプローブを用いる連結が、同量の多数標的ヌクレオチド配列のみから生成される連結反応産物配列の量に対する、小数および多数標的ヌクレオチド配列から生成される連結反応産物配列の量である、シグナル対ノイズ比率を有し、それが、修飾のない第1オリゴヌクレオチドプローブを用いる連結のシグナル対ノイズ比率より大きく、該第1オリゴヌクレオチドプローブが20−28ヌクレオチド長である、第1オリゴヌクレオチドプローブ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31A】
【図31B】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
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【図45】
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【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【公開番号】特開2009−123(P2009−123A)
【公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−203343(P2008−203343)
【出願日】平成20年8月6日(2008.8.6)
【分割の表示】特願平10−507016の分割
【原出願日】平成9年7月15日(1997.7.15)
【出願人】(592035453)コーネル・リサーチ・ファンデーション・インコーポレイテッド (39)
【氏名又は名称原語表記】CORNELL RESEARCH FOUNDATION, INCORPORATED
【出願人】(399026502)パーデュー・リサーチ・ファウンデイション (2)
【氏名又は名称原語表記】PURDUE RESEARCH FOUNDATION
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年8月6日(2008.8.6)
【分割の表示】特願平10−507016の分割
【原出願日】平成9年7月15日(1997.7.15)
【出願人】(592035453)コーネル・リサーチ・ファンデーション・インコーポレイテッド (39)
【氏名又は名称原語表記】CORNELL RESEARCH FOUNDATION, INCORPORATED
【出願人】(399026502)パーデュー・リサーチ・ファウンデイション (2)
【氏名又は名称原語表記】PURDUE RESEARCH FOUNDATION
【Fターム(参考)】
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