説明

リソソーム蓄積症の早期検出方法

【課題】リソソーム蓄積症を発見するための診断用薬を提供すること。
【解決手段】リソソーム蓄積症(LSD)を検知し、LSDあるいはヒトまたは動物の患者におけるの治療の効能の進行をモニタリングする方法において、前記方法は前記患者から得られる生体試料におけるLSDマーカーの水準を検定することを含み、前記LSDマーカーは前記LSDの発生,成長あるいは発症に関係する酵素,ポリペプチドまたはタンパク質であるか、それらの免疫相互作用的な同族体,類似体または誘導体であることを特徴とする方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
【数1−1】

【背景技術】
【0002】
【数1−2】

【0003】
【数2】

【0004】
【数3】

【0005】
【数4−1】

【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0006】
【数4−1−1】

【0007】
【数4−1−2】

【0008】
【数4−1−3】

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【数4−1−4】

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【数4−1−5】

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【数4−1−6】

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【数4−1−7】

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【数4−2】

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【実施例】
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【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】図1は免疫精製された(immunopurified)Lamp-1に対して産出されたポリクローナル抗血清の交差感受性をを示すグラフ図である。マイクロタイターウェルは、実施例3に記載される第1ステップ定量方法を用いて、ポリクローナル抗体が5μg/ml(白丸)または10μg/ml(白四角)の水準で被覆されている。
【図2】図2はLamp-1に対するEu3+標識化抗体の交差感受性を示すグラフ図である。10ng/ml(黒丸),20ng/ml(白四角)または40ng/ml(白丸)のいずれがを含むLamp-1の標準溶液が調製され、各サンプルへの蛍光反応は実施例3に記載される第1ステップ定量方法を用いて遅延時間(time-delayed)蛍光免疫検定法におけるEu3+標識化抗体の濃度範囲で測定される。
【図3】図3は実施例3に記載される第1ステップ定量方法を用いて測定される186人の新生児から得られる血斑中のLamp-1の水準を示すグラフ図である。x軸はLamp-1の水準(ng/血斑(blood spot))を表している。Lamp-1水準の各範囲内の個体数はy軸に表される。
【図4】図4は25種類のリソソーム蓄積症を表す320人のLSD罹患者と152人の非罹患者から得られる血漿中のLamp-1水準を示すグラフ図である。Lamp-1水準は実施例3に記載される第2ステップ定量方法において5〜10μlの試料を用いて測定される。中央の棒は各疾患におけるLamp-1水準の中央値を表し、陰影部分は百分位数の25番目と75番目を表し、上部および下部の棒は範囲の境界を表している。異常値(白丸)ならびに極度の異常値(*)も表示する。GM1=GM1ガングリオシドーシス;MLD=異染性白質ジストロフィー;MSD=複数のスルファターゼ欠損症;N-P=ニーマン・ピック病;SAS=シアル酸蓄積;TSD=テイ・サックス病。
【図5】図5は14人のLSD罹患者および4人の(正常な)非罹患者から得られる血漿試料中のLamp-2水準を示すグラフ図である。個体の状態はx軸に表される。
【図6】図6はスクロソームモデル(Sucrosome Model)からの繊維芽細胞の電子顕微鏡および免疫蛍光検査顕微鏡の写真図である。パネルA,B,CおよびDは、(A)0日;(B)1日;(C)7日;(D)28日にわたって100mMスクロースを含んだ培地における繊維芽細胞成長の電子顕微鏡写真である。パネルE,F,GおよびHは、(A)0日;(B)1日;(C)7日;(D)28日にわたって100mMスクロースを含んだ培地における繊維芽細胞成長の免疫蛍光検査顕微鏡写真である。免疫蛍光検査写真は、相対強度の比較を可能にするために同じ時間(45秒)露光させた。スケールバー(scalebar)は電子顕微鏡写真においては4μで、免疫蛍光顕微鏡写真においては20μである。
【図7】図7はスクロソームモデル(Sucrosome Model)における相対的なLamp-1タンパク質水準を示すグラフ図である。皮膚の繊維芽細胞を100mMスクロースの存在または非存在下で28日間成長させた。細胞は所定の時点で回収され、Lamp-1はスクロースの存在下(黒四角)および非存在下(白四角)で成長した細胞内で測定される。Lamp-1の値は総蛋白含有量に対して正常化される。
【図8】図8はスクロソームモデル(Sucrosome Model)における蓄積の補正を示す電子顕微鏡の写真図である。正常な培地(パネルA)またはスクロースを含むメディア(パネルB〜H)において成長した繊維芽細胞の電子顕微鏡写真。細胞を14日間成長させ、すぐに回収(パネルAおよびB),BME培地に移しかえられ、1日(パネルC);3日(パネルE)および7日(パネルG)後に回収、あるいは、転化酵素を含むメディアに移しかえられ、1日(パネルD);3日(パネルF)および7日(パネルH)後に回収される。スケールバー(scale bar)は2μである。
【図9】図9はスクロソームモデルに関する蓄積補正後のLamp-1蛋白の相対的水準を示すグラフ図である。皮膚の繊維芽細胞は貯蔵液胞を蓄積するためにスクロースの存在下で14日間成長させた。細胞は、さらに21日目まで、スクロースを含む培地内で成長を続けるか、あるいは細胞をBME培地もしくは転化酵素を含むBME培地に移しかえることによって補正されるLamp-1は21日を経た時点で測定され、プロットされる。細胞はスクロースのみを含む培地上(黒四角)、スクロースを含む培地上で14日間、その後BME培地に配置される(黒三角)、スクロースを含む培地上で14日間、その後転化酵素を含む培地に配置される(黒丸)または期間−コースを通じてBME培地上(□)で成長させられる。
【図10】図10は抗-Lamp-1モノクローナル抗体を用いて標識化した罹患細胞系からの繊維芽細胞を示す免疫蛍光検査顕微鏡の写真図である。繊維芽細胞はポンペ(パネルA),サッラ(パネルB),MPS-II(パネルC)およびMPS-VI(パネルD)の罹患細胞系からである。写真は相対強度の比較を可能にするために同じ時間(45秒)露光させた。スケールバー(scale bar)は20μである。
【図11】図11は患者の細胞系における蓄積の補正を示す電子顕微鏡の写真図である。細胞系はポンペに罹患した細胞(パネルA);ポンペを補正した細胞(パネルB);MPS-IIに罹患した細胞(パネルC);MPS-IIを補正した細胞(パネルD);MPS-VIに罹患した細胞(パネルE);MPS-VIを補正した細胞(パネルF)からである。電子顕微鏡写真は、酵素の添加後7日以内に貯蔵液胞の大きさが劇的に縮小した(パネルB,D,F)ということから、ポンペ(パネルAおよびB),MPS-II(パネルCおよびD)およびMPS-VI(パネルEおよびF)に罹患した細胞において補正を確認した。スケールバー(scale bar)は2μである。
【図12】図12はポンペに罹患した繊維芽細胞および補正されたポンペ繊維芽細胞における相対的なLamp-1の水準を示すグラフ図である。ポンペに罹患した繊維芽細胞および正常な皮膚の繊維芽細胞は融合(confluency)まで成長させられ、さらに14日間まで正常な培地で続けられるかもしくは、細胞をα−グルコシダーゼを含む培地に移しかえることで補正される。相対的なLamp-1の水準は2度目の14日間の期間が経過した時点で測定され、プロットされる。通常の細胞は(黒三角)で、BME培地のポンペ罹患細胞は(黒四角)で、α−グルコシダーゼを含むポンペ罹患細胞は(白四角)で表される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
実施例に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2006−61161(P2006−61161A)
【公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−283143(P2005−283143)
【出願日】平成17年9月28日(2005.9.28)
【分割の表示】特願平9−541264の分割
【原出願日】平成9年5月16日(1997.5.16)
【出願人】(399031609)チルドレン・ユース・アンド・ウィメンズ・ヘルス・サービス・インコーポレイテッド (3)
【氏名又は名称原語表記】Children, Youth and Women’s Health Service Incorporated
【Fターム(参考)】