説明

リフト装置

【課題】 コンベヤ部分による搬送コンベヤへの物品の受け渡しを許容し且つ載置部に載せられる物品の搬送コンベヤ側への移動を受止め規制するストッパー部材を安価に設けることができるリフト装置を提供する。
【解決手段】 載置部6に、載せられた物品Aを搬送コンベヤ3に受け渡すように載置搬送するコンベヤ部分を備え、載せられる物品Aの搬送コンベヤ3側への移動を受止め規制する受止め状態と、コンベヤ部分19による搬送コンベヤ3への物品Aの受け渡しを許容する受止め解除状態とに切り換えられるストッパー部材20を、載置部6が下降位置に下降することにより受止め状態に切り換えられ、載置部6が上昇位置に上昇することにより受止め解除状態に切り換えられるように位置固定状態で設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を載置支持する載置部が、側方に設けられた搬送コンベヤに物品を受け渡す上昇位置と、外部から搬入される物品が載せられる下降位置とに昇降自在に構成されているリフト装置に関する。
【背景技術】
【0002】
かかるリフト装置は、搬送コンベヤが床面から高い位置に設けられているために外部から搬入される物品を搬送コンベヤに直接受け渡せない場合に、下降位置に下降させた載置部に外部から搬入される物品を載せ、載置部を上昇位置に上昇させ、この上昇位置において載せられた物品を搬送コンベヤに受け渡すようにして、外部から搬入された物品を搬送コンベヤに受け渡すようにして用いられるものである。
このようなリフト装置においては、搬送コンベヤを、固定状態に設けた固定コンベヤ部分と搬送方向に沿って移動自在に設けた移動コンベヤ部分とを備えて構成し、この移動コンベヤ部分を、リフト装置から物品を受け取るリフト側位置と固定コンベヤ部分に物品を受け渡すコンベヤ側位置とに移動自在に構成して、下降位置の載置部に外部から搬入される物品を載せ、載置部を上昇位置より上方の位置まで上昇させ、移動コンベヤ部分をリフト側位置に移動させた後、載置部を下降位置に下降させることにより、その下降途中の上昇位置において物品を搬送コンベヤにおける移動コンベヤ部分に受け渡すように構成されているものであった(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】特開平10−109707号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記リフト装置であると、載置部を昇降自在に構成するとともに側方に設ける搬送コンベヤに移動コンベヤ部分を備える必要があるため、リフト装置を配設するコストが高くなってしまうものである。そこで、載せられた物品を搬送コンベヤに受け渡すように載置搬送するコンベヤ部分を載置部に備えることにより、下降位置に下降させた載置部に外部から搬入される物品を載せ、載置部を上昇位置まで上昇させて載せられた物品をコンベヤ部分にて載置搬送することにより、載せられた物品を搬送コンベヤに受け渡すことができ、載置部を昇降自在に構成するだけでよく側方に設ける搬送コンベヤに移動コンベヤ部分を備える必要がないので、リフト装置を配設するコストを低く抑えることができる。
【0005】
しかし、上記のように、載置部に備えたコンベヤ部分にて物品を載置搬送して搬送コンベヤに受け渡すように構成したリフト装置であると、コンベヤ部分の搬送面より上方に突出するようにストッパー部材を設け、載置部に載せられる物品の搬送コンベヤ側への移動をストッパー部材にて受止め規制して物品が搬送コンベヤに接当してしまうことを防止した場合に、ストッパー部材がコンベヤ部分の搬送面より上方に突出しているので、載置部に載せられた物品をコンベヤ部分にて載置搬送することができず物品を搬送コンベヤに受け渡すことができないものとなる。
そこで、載置部が下降位置に下降したことや載置部が上昇位置に上昇したことを検出する昇降センサや、このセンサの検出結果に基づいてストッパー部材を昇降移動させる駆動モータを備えさせ、載置部を下降位置に下降させた際には、下降位置の載置部におけるコンベヤ部分の搬送面より上方に突出して載せられる物品の搬送コンベヤ側への移動を受止め規制する受止め状態とし、載置部を上昇位置に上昇させた際には、上昇位置の載置部におけるコンベヤ部分の搬送面より下方に位置してコンベヤ部分による搬送コンベヤへの物品の受け渡しを許容する受止め解除状態とするように、昇降センサの検出結果に基づいて駆動モータの作動を制御するように構成することも考えられるが、このように構成すると、昇降センサや駆動モータを備えることによりストッパー装置を設けるコストが高くなってしまうものであった。
【0006】
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、コンベヤ部分による搬送コンベヤへの物品の受け渡しを許容し且つ載置部に載せられる物品の搬送コンベヤ側への移動を受止め規制するストッパー部材を安価に設けることができるリフト装置を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するために、本発明にかかるリフト装置の第1特徴構成は、物品を載置支持する載置部が、側方に設けられた搬送コンベヤに物品を受け渡す上昇位置と、外部から搬入される物品が載せられる下降位置とに昇降自在に構成されているリフト装置において、
前記載置部が、載せられた物品を前記搬送コンベヤに受け渡すように載置搬送するコンベヤ部分を備えて構成され、前記下降位置の前記載置部における前記コンベヤ部分の搬送面より上方に突出して載せられる物品の前記搬送コンベヤ側への移動を受止め規制する受止め状態と、前記上昇位置の前記載置部における前記コンベヤ部分の搬送面より下方に位置して前記コンベヤ部分による前記搬送コンベヤへの物品の受け渡しを許容する受止め解除状態とに切り換えられるストッパー部材が、前記載置部が前記下降位置に下降することにより前記受止め状態に切り換えられ、前記載置部が前記上昇位置に上昇することにより前記受止め解除状態に切り換えられるように位置固定状態で設けられている点にある。
【0008】
すなわち、載置部が下降位置に下降することにより、ストッパー部材が受止め状態に切り換えられるので、載置部に載せられる物品の搬送コンベヤ側への移動をストッパー部材にて受止め規制して物品が搬送コンベヤに接当してしまうことを防止することができ、また、載置部が上昇位置に上昇することにより、ストッパー部材が受止め解除状態に切り換えられるので、コンベヤ部分により載置搬送される物品がストッパー部材に受止め規制されることがなく物品を搬送コンベヤに受け渡すことができる。
【0009】
つまり、ストッパー部材の受止め状態と受止め解除状態とに切り換えは載置部の昇降により切り換えられるので、ストッパー部材は位置固定状態に設けるだけでよく、ストッパー部材を受止め状態や受止め解除状態に切り換える駆動モータや、載置部が上昇位置に上昇したことや下降位置に下降したことを検出する検出センサを設ける必要がなく、受止め状態や受止め解除状態に切り換えることができるストッパー部材を安価に設けることができ、もって、コンベヤ部分による搬送コンベヤへの物品の受け渡しを許容し且つ載置部に載せられる物品の搬送コンベヤ側への移動を受止め規制するストッパー部材を安価に設けることができるリフト装置を提供することができるに至った。
【0010】
本発明にかかるリフト装置の第2特徴構成は、第1特徴構成において、前記ストッパー部材が、搬送方向と交差する横幅方向に広い板状体にて構成されている点にある。
【0011】
すなわち、ストッパー部材を横幅方向に広い板状体にて構成することにより、物品を平面的に受止めることができるので、載せられる物品を受止め規制した際に物品の姿勢が崩れ難くすることができる。
【0012】
本発明にかかるリフト装置の第3特徴構成は、第1又は第2特徴構成において、前記載置部が、床面上に設置された基台に対して昇降自在に設けられ、前記ストッパー部材が、前記基台に立設されている点にある。
【0013】
すなわち、ストッパー部材を基台に立設するように構成されているため、例えば、昇降台の昇降によりストッパー部材を狭い間隔を挿抜させて受止め状態と受止め解除状態とに切り換えるように構成する場合でも、その狭い間隔に的確に挿抜されるように、ストッパー部材を載置台に対して位置合わせした状態に設け易い。
【0014】
本発明にかかるリフト装置の第4特徴構成は、第3特徴構成において、前記コンベヤ部分が、搬送方向に沿って複数のローラが並設されたローラ式に構成され、前記ストッパー部材が、前記載置部の昇降により並設された前記ローラの間を挿抜するように前記基台に立設されている点にある。
【0015】
すなわち、ローラ式に構成されたコンベヤ部分における並設されたローラの間に形成される隙間を利用してストッパー部材を昇降移動させるように構成しているため、載置部と搬送コンベヤとの間にストッパー部材が昇降移動する隙間が形成されるようにリフト装置を搬送コンベヤから離して設置した場合に比べて、載置部と搬送コンベヤとの間隔を狭くすることができるので、コンベヤ部分から搬送コンベヤへの物品の受け渡しを円滑に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、リフト装置1は、フォーク2を備えたハンドリフトにて外部から搬入されてきた物品Aを載置部6に載せ、その載置部6を上昇させた後に物品Aを載置部6のコンベヤ部分19にて側方に設けられた搬送コンベヤ3に受け渡すようにして用いられるものであり、リフト装置1の一側方に搬送コンベヤ3が設けられ、他側方から物品Aが乗せられるように構成されている。尚、物品Aは、パレットとそのパレットに載置支持される搬送物とで構成されている。
【0017】
次に、リフト装置1について説明するが、搬送コンベヤ3を設けた一側方を前方、物品Aが載せられる他側方を後方として前後方向を設定し、この前後方向と交差する方向を左右方向と称して説明する。
図2、3に示すように、リフト装置1は、床面Fにおける凹入形成された凹入部fに設けられており、床面Fにおける凹入部fの底面上に設置されている基台8と、この基台8に対して昇降自在に設けられた載置部6と、図外の操作ボタンからの指令に基づいて昇降台6を昇降移動させる昇降装置9とを備えて構成され、昇降装置9にて載置部6を昇降移動させるように構成されている。そして、載置部6は、昇降装置9にて昇降移動されることにより、側方に設けられた搬送コンベヤ3に物品Aを受け渡す上昇位置(図6(ハ)参照)と、外部から搬入される物品Aが載せられる下降位置(図6(イ)、(ロ)参照)とに昇降自在に構成されている。
【0018】
昇降装置9について説明を加える。図2〜4に示すように、昇降装置9には、第1リンク11aと第2リンク11bとを中央部において互いに回転自在に連結したX字状のリンク機構11が左右一対設けられている。そして、第1リンク11aの夫々は、一端側を基台8の前部に揺動自在に連結され、他端側を載置部6の後部に揺動自在で且つ水平方向にスライド移動自在に係合され、また、第2リンク11bの夫々は、一端側を載置部6の前部に揺動自在に連結され、他端側を基台8の後部近くに揺動自在で且つスライド移動自在に係合されており、左右一対のリンク機構11が同期して姿勢変更することにより、載置部6が水平姿勢を維持しながら昇降移動するように構成されている。
【0019】
図4に示すように、昇降装置9は、駆動モータ12にて減速機13を介して螺旋軸14正逆回転させるように駆動モータ12と螺旋軸14とが連動連結され、螺旋軸14には、前後方向に沿ってスライド移動自在なスライド部材15の左右中央部が螺合されている。そして、スライド部材15の左右両端部には、リンク機構11における第2リンク11bに設けた案内ローラ17に対して押し上げ作用するカム面を備えたカム部15aが備えられており、このカム部15aは、案内レール16にて前後方向に沿ってスライド移動するように案内されるとともに案内レール16の前後端部においてスライド移動が規制されている。また、かむ部15aは、スライド部材15の前後方向に沿うスライド移動によりカム面が案内ローラ17に作用して、案内ローラ17を上下方向に移動させるように構成されている。
【0020】
つまり、駆動モータ12にて螺旋軸14を正回転させると、スライド部材15が前方側にスライド移動することにより、カム部15aのカム面にて案内ローラ17が案内されながら押し上げられてリンク機構11の姿勢が第1リンク11aと第2リンク11bとの前端側同士や後端側同士の間隔が広がるように姿勢変更して、載置部6が上昇位置に上昇される。
また、駆動モータ12にて螺旋軸14を逆回転させると、スライド部材15が後方側にスライド移動することにより、カム部15aのカム面にて案内ローラ17が案内されながら載置部6の自重により押し下げられてリンク機構11の姿勢が第1リンク11aと第2リンク11bとの前端側同士や後端側同士の間隔が狭くなるように姿勢変更して、載置部6が下降位置に下降される。
【0021】
図2、図3に示すように、載置部6は、載せられた物品Aを前記搬送コンベヤ3に受け渡すように載置搬送するコンベヤ部分19を備えて構成され、このコンベヤ部分19は、搬送方向、つまりは、前後方向に沿って複数のローラ19aが並設されたローラ式に構成されている。つまり、載置部6に載せられた物品Aは、載置部6を上昇位置に上昇させた状態において図外のモータにてローラ19aを回転駆動させることにより載置搬送されて搬送コンベヤ3に受け渡される。
そして、図6に示すように、載置部6を下降位置に下降させた状態では、コンベヤ部分19の搬送面の高さと床面Fの高さとが同高さ或いは略同高さとなり、また、載置部6を上昇位置に上昇させた状態では、コンベヤ部分19の搬送面の高さと搬送コンベヤ3の搬送面の高さとが同高さ或いは略同高さとなるように、載置部6の上昇位置と下降位置とが設定されている。
尚、搬送コンベヤ3もローラ式に構成されており、載置部6から受け渡された物品Aを載置搬送するように構成されている。
【0022】
リフト装置1には、載せられる物品Aの搬送コンベヤ3側への移動を受止め規制可能なストッパー部材20が設けられており、このストッパー部材20は、前記下降位置の前記載置部6における前記コンベヤ部分19の搬送面より上方に突出して載せられる物品Aの前記搬送コンベヤ3側への移動を受止め規制する受止め状態と、前記上昇位置の前記載置部6における前記コンベヤ部分19の搬送面より下方に位置して前記コンベヤ部分19による前記搬送コンベヤ3への物品Aの受け渡しを許容する受止め解除状態とに切り換えられるように構成されている。
【0023】
そして、ストッパー部材20の受止め状態と受止め解除状態の切り換えは、載置部6の昇降移動に伴って切り換えられる。
つまり、基台8に位置固定状態に設けられたストッパー部材20の高さが、床面Fの高さより高く、搬送コンベヤ3の搬送面の高さより低くなるように設定、換言すると、下降位置に位置する載置部6の搬送面の高さより高く、上昇位置に位置する載置部6の搬送面の高さより低くなるように設定されており、前記載置部6が前記下降位置に下降することにより前記受止め状態に切り換えられ、前記載置部6が前記上昇位置に上昇することにより前記受止め解除状態に切り換えられるように構成されている。
【0024】
図4、図5に示すように、ストッパー部材20は、前後方向と交差する横幅方向、つまりは、左右方向に広い板状体にて構成され、前記左右一対のリンク機構11の間に位置するように基台8の前端部のコンベヤ部分19の下方箇所に立設されている。そして、ストッパー部材20の前後方向の厚みが隣接するローラ19aの間隔よりも薄く形成されており、載置部6の昇降により隣接する前記ローラ19aの間を挿抜するように構成されている。
【0025】
従って、ハンドリフトにてフォーク装置2に支持された状態で外部から搬入する物品Aを搬送コンベヤ3に受け渡す場合は、図外の操作ボタンの操作により載置部6の下降を指令して載置部6を下降位置に下降させ、物品Aを載置部6に物品Aを載せる。このように物品Aを載置部6に載せる際は、図6(イ)(ロ)に示すように、載置部6が下降位置に下降することによりストッパー部材20が受止め状態に切り換えられているため、載せられる物品Aにおけるパレットを搬送コンベヤ3の手前でストッパー部材20にて受止め規制して、物品Aにおける搬送物が搬送コンベヤ3に接触するのを防止することができる。尚、図6において、ハンドリフトの前輪は省略されている。
そして、図外の操作ボタンの操作により載置部6の上昇を指令すると、載置部6が上昇位置に上昇した後、コンベヤ部分19並びに搬送コンベヤ3が作動して物品Aが搬送コンベヤ3に受け渡される。このように物品Aを搬送コンベヤ3に受け渡す際は、図6(ハ)に示すように、載置部6が上昇位置に上昇することによりストッパー部材20が受止め解除状態に切り換えられているため、コンベヤ部分により載置搬送される物品がストッパー部材20に受止め規制されることがなく、物品Aを搬送コンベヤ3に受け渡すことができる。
【0026】
〔別実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、外部から搬入される物品Aを載置部6に載せて搬送コンベヤ19に受け渡すようにして、物品Aを外部から搬入する際にリフト装置1を用いたが、搬出する物品Aを搬送コンベヤ3から載置部6に受け取ってフォーク装置2にて載置部6から降ろすようにして、物品Aを外部に搬出する際にもリフト装置1を用いてもよい。
【0027】
(2) 上記実施の形態では、ストッパー部材20を、板状体にて構成したが、板状体20の形状は適宜変更可能であり、例えば、ストッパー部材20を、横幅方向に並べた複数の棒状体にて構成してもよい。
【0028】
(3) 上記実施の形態では、ストッパー部材20を基台8に位置固定状態に設けたが、ストッパー部材20を床面Fや床面Fにおける凹入部fの底面や側面に位置固定状態に設けてもよく、また、図7に示すように、ストッパー部材20を搬送コンベヤ3に位置固定状態に設けてもよい。
【0029】
(4) 上記実施の形態では、物品Aより横幅の大きな載置部6にて物品Aの下面全体を載置支持するように構成したが、図7に示すように、物品Aの横幅より小さな載置部6を一対備えて、この一対の載置部6にて物品Aの左右の両側部分を載置支持するように構成してもよい。
また、上記実施の形態では、コンベヤ部分19を搬送方向に沿って複数のローラ19aを並設したローラ式に構成したが、図7に示すように、駆動スプロケット21と従動スプロケット22とにチェーン23を巻き掛けたチェーン式に構成してもよい。
【0030】
(5) 上記実施の形態では、載置部6の昇降によりストッパー部材20がコンベヤ部分19における並設されたローラ19aの間を挿抜されるようにストッパー部材20を位置固定状態に設けたが、載置部6の昇降によりストッパー部材20が搬送コンベヤ3と載置部6との間を挿抜するようにストッパー部材20を位置固定状態に設けてもよく、また、上記別実施の形態(4)に示したように、載置部6を左右一対備えた場合は、図7に示すように、載置部6の昇降によりストッパー部材20が一対の載置部6の間を挿抜するようにストッパー部材20を位置固定状態に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】リフト装置を示す斜視図
【図2】リフト装置の側面図
【図3】リフト装置の側面図
【図4】リフト装置の断面平面図
【図5】物品の受け渡しを示す作用図
【図6】リフト装置の平面図
【図7】別実施の形態のリフト装置を示す図
【符号の説明】
【0032】
3 搬送コンベヤ
6 載置部
8 基台
9 昇降装置
19 コンベヤ部分
19a ローラ
20 ストッパー部材
A 物品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品を載置支持する載置部が、側方に設けられた搬送コンベヤに物品を受け渡す上昇位置と、外部から搬入される物品が載せられる下降位置とに昇降自在に構成されているリフト装置であって、
前記載置部が、載せられた物品を前記搬送コンベヤに受け渡すように載置搬送するコンベヤ部分を備えて構成され、
前記下降位置の前記載置部における前記コンベヤ部分の搬送面より上方に突出して載せられる物品の前記搬送コンベヤ側への移動を受止め規制する受止め状態と、前記上昇位置の前記載置部における前記コンベヤ部分の搬送面より下方に位置して前記コンベヤ部分による前記搬送コンベヤへの物品の受け渡しを許容する受止め解除状態とに切り換えられるストッパー部材が、前記載置部が前記下降位置に下降することにより前記受止め状態に切り換えられ、前記載置部が前記上昇位置に上昇することにより前記受止め解除状態に切り換えられるように位置固定状態で設けられているリフト装置。
【請求項2】
前記ストッパー部材が、搬送方向と交差する横幅方向に広い板状体にて構成されている請求項1記載のリフト装置。
【請求項3】
前記載置部が、床面上に設置された基台に対して昇降装置により昇降自在に設けられ、
前記ストッパー部材が、前記基台に立設されている請求項1又は2記載のリフト装置。
【請求項4】
前記コンベヤ部分が、搬送方向に沿って複数のローラが並設されたローラ式に構成され、
前記ストッパー部材が、前記載置部の昇降により並設された前記ローラの間を挿抜するように前記基台に立設されている請求項3記載のリフト装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−264845(P2006−264845A)
【公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−83748(P2005−83748)
【出願日】平成17年3月23日(2005.3.23)
【出願人】(000003643)株式会社ダイフク (1,209)
【Fターム(参考)】