説明

リモコン装置、情報提供収集システムおよび記録媒体

【課題】操作が簡単であり異なる製造メーカに対して共通に使用することができるリモコン装置1を提供すること。
【解決手段】番組情報を記憶する番組情報記憶部10と、番組情報が表示される表示部13と、番組情報を選択する操作部12と、操作部12の操作により選択された番組情報に対応する放送局の選択信号を送出する遠隔操作信号送信部17と、を有するリモコン装置1において、所定の番組情報の選択履歴によって得られる番組の視聴履歴を記憶する視聴履歴記憶部16と、視聴履歴に基づいて過去に選択された番組情報のうち現在の日時に係るものを表示部13に優先的に表示させる制御部21と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リモコン装置、情報提供収集システムおよび記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
テレビ受像機(以下では単にテレビと記す)は、放送のデジタル化に伴い多機能化が進んでいる。たとえば特許文献1によれば、サービス提供サーバから配信される様々な情報がテレビの画面に表示される。これに対し、視聴者は、テレビの画面を見ながらリモコン装置を操作することによって、これらの情報を取得する。さらには、双方向通信を利用することにより、視聴者側からサービス提供サーバ側へ情報を送信することもできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−129860号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したようなテレビの高機能化に伴いリモコン装置の操作についても複雑化が進んでいる。このような複雑化したリモコン装置の操作方法をユーザが習得することはきわめて煩わしい作業である。
【0005】
また、リモコン装置は、製造メーカごとに特有の機能が組み込まれており、ある製造メーカのテレビやチューナを、他の製造メーカのリモコン装置でも操作できるようにはなっていない。したがって、所有するテレビやチューナ等がそれぞれ異なる製造メーカのものである場合、複数のリモコン装置を操作する必要がある。このような状況は、ユーザの利便性の観点から見た場合、きわめて利便性の低い状況といえる。
【0006】
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、利便性が高いリモコン装置、情報提供収集システムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の1つの観点は、リモコン装置としての観点である。すなわち、本発明のリモコン装置は、番組情報を記憶する番組情報記憶部と、番組情報が表示される表示部と、番組情報を選択する操作部と、操作部の操作により選択された番組情報に対応する放送局の選択信号を送出する遠隔操作信号送信部と、を有するリモコン装置において、所定の番組情報の選択履歴によって得られる番組の視聴履歴を記憶する視聴履歴記憶部と、視聴履歴に基づいて過去に選択された番組情報のうち現在の日時に係るものを表示部に優先的に表示させる手段と、を有するものである。
【0008】
さらに、遠隔操作信号送信部が選択信号を送出した放送局が現在放送中の番組の終了時刻を番組情報から取得し、取得した終了時刻になると選択信号の送出先の機器の電源をOFFにする信号を送出する手段を有することができる。
【0009】
さらに、視聴履歴を所定のタイミングになると所定の宛先に送信する視聴履歴送信手段を有することができる。
【0010】
さらに、操作部の操作が所定時間以上行われないときには、その旨を示す情報を所定の宛先に送信する操作無し情報送信手段を有することができる。あるいは、操作部の操作履歴を記録すると共に、所定のタイミングになると操作履歴を所定の宛先に送信する操作履歴送信手段を有することができる。
【0011】
さらに、選択信号の送出先となる機器の製造メーカに対応する選択信号を含む遠隔操作信号の信号種別が記録されたテーブルと、表示部にテーブルに記録されている製造メーカ名の一覧を表示させる手段と、製造メーカ名を選択する操作部と、操作部の操作により選択された製造メーカ名に対応する信号種別の遠隔操作信号が遠隔操作信号送信部から送出されるように設定する手段と、を有することができる。
【0012】
さらに、番組情報またはテーブルの記録内容を更新するための更新情報を提供する情報提供装置から更新情報を取得する手段を有することができる。あるいは、番組情報またはテーブルの記録内容を更新するための更新情報を記録媒体を介して取得する手段を有することができる。
【0013】
また、遠隔操作信号送信部が当該リモコン装置の本体とは別体の遠隔操作子機として構成され、当該リモコン装置の本体と遠隔操作子機とが通信回線により接続され、当該リモコン装置の本体は、遠隔操作子機との通信手段を有し、遠隔操作子機は、当該リモコン装置の本体との通信手段を有するように構成してもよい。
【0014】
このときに、遠隔操作子機のアドレスを管理する管理手段を有し、管理手段は、リモコン装置の本体の遠隔操作子機との通信手段から送出された信号の宛先を所定の遠隔操作子機に振り分けるようにしてもよい。
【0015】
本発明の他の観点は、情報提供収集システムとしての観点である。すなわち、本発明の情報提供収集システムは、上述したリモコン装置と、当該リモコン装置に更新情報を提供する情報提供装置および/または当該リモコン装置から情報を収集する情報収集装置と、を有するものである。
【0016】
本発明のさらに他の観点は、記録媒体としての観点である。すなわち、本発明の記録媒体は、上述したリモコン装置に提供する更新情報が記録されたものである。
【0017】
本発明のさらに他の観点は、プログラムとしての観点である。すなわち、本発明のプログラムは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、番組情報を記憶する番組情報記憶部と、番組情報が表示される表示部と、番組情報を選択する操作部と、操作部の操作により選択された番組情報に対応する放送局の選択信号を送出する遠隔操作信号送信部と、を有するリモコン装置の制御部の機能を実現させるプログラムにおいて、所定の番組情報の選択履歴によって得られる番組の視聴履歴を記憶する視聴履歴記憶部の制御機能と、視聴履歴に基づいて過去に選択された番組情報のうち現在の日時に係るものを表示部に優先的に表示させる手段の制御機能と、を実現させるものである。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、利便性が高いリモコン装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係るリモコン装置のブロック構成図である。
【図2】図1の表示部における番組情報の表示例を示す図である。
【図3】図1の制御部が実行する番組選択画面生成の動作を示すフローチャートである。
【図4】図1の制御部が実行するテレビ電源OFFの動作を示すフローチャートである。
【図5】図1の制御部が実行する視聴履歴送信の動作を示すフローチャートである。
【図6】図1の制御部が実行する操作無し情報送信の動作を示すフローチャートである。
【図7】図1の制御部が実行する操作履歴送信の他の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第二の実施の形態に係るリモコン装置のブロック構成図である。
【図9】図8のテーブルに記録されている情報内容の一例を示す図である。
【図10】図8の表示部における基本メニューの表示例を示す図である。
【図11】図10の表示部におけるメーカ選択の表示例を示す図である。
【図12】本発明の第三の実施の形態に係るリモコン装置を説明するための図である。
【図13】本発明の第四の実施の形態に係るリモコン装置を説明するための図である。
【図14】本発明の第五の実施の形態に係るリモコン装置を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
(本発明の第一の実施の形態に係るリモコン装置1の構成について)
本発明の第一の実施の形態に係るリモコン装置1の構成について図1を参照して説明する。リモコン装置1は、テレビジョン受像器2(以下、テレビ2と称する)のリモートコントローラである。
【0021】
リモコン装置1は、たとえば情報提供装置3から取得した放送番組に関する情報に基づいて番組選択画面を生成し(後述)、リモコン装置1の表示部13に表示する。ユーザは、リモコン装置1の表示部13の番組選択画面を操作することにより、視聴する番組を選択することができる。
【0022】
リモコン装置1はまた、ユーザによる操作履歴を示す情報や視聴履歴を示す情報を、適宜、情報収集装置4に送信する。
【0023】
リモコン装置1は、この例の場合、携帯電話端末の機能を有している。すなわち換言すれば、リモコン装置1は、本願発明に係るリモコン機能を有している携帯電話端末とも言うことができる。ただし、リモコン装置1は、後述する機能を有すればよく、必ずしも携帯電話端末の機能を有している必要はない。
【0024】
情報提供装置3は、たとえば放送番組に関する情報等を、たとえばネットワーク(図示せず)を介して提供するサーバである。
【0025】
情報収集装置4は、リモコン装置1からの視聴履歴情報および/または操作履歴情報などを、たとえばネットワークを介して収集するためのサーバである。情報収集装置4は、これらの視聴履歴情報および/または操作履歴情報などを収集して視聴率調査および/またはユーザの安否確認などを行う業者に提供することができる。
【0026】
リモコン装置1は、番組情報記憶部10、通信部11、操作部12、表示部13、記録媒体収容部14、記録媒体15、視聴履歴記憶部16、遠隔操作信号送信部17、操作履歴記憶部18、スピーカ19、マイクロフォン20、および制御部21により構成される。この他に、図示は省略するがリモコン装置1は、リモコン装置1の電源としての電池を有する。この電池は、交換可能もしくは充電可能であることが好ましい。また、リモコン装置1は、携帯電話端末の有する1つの機能であると想定したが、携帯電話端末の機能に係る機能ブロックの図示は省略してある。
【0027】
番組情報記憶部10は、テレビの番組情報が記憶されるメモリであり、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリにより構成される。なお、番組情報とは、テレビ局毎の放送番組の情報が日時に対応して示されている情報であり、新聞のテレビ欄のような構成を有する情報である。番組情報は、一般的に、1週間先までの情報が配信されている。番組情報は、情報提供装置3などから通信部11を介して番組情報記憶部10に書き込まれる。または、番組情報は、記録媒体15を介して番組情報記憶部10に書き込まれるようにしてもよい。
【0028】
通信部11は、情報提供装置3から各種情報を受信したり、所定の宛先(たとえば情報収集装置4)に各種情報を送信するための通信機能を有する。なお、この例の場合、リモコン装置1が携帯電話端末または携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)の機能を有しているので、通信部11は、携帯電話の基地局または携帯情報端末用の無線ターミナルなどと通信する機能も併せて有する。
【0029】
操作部12は、たとえば表示部13に重畳されて配設されるタッチパネルおよび操作釦などから構成される。なお、操作部12に適用されるタッチパネルの形式(マトリクス・スイッチ、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式など)はどのようなものであってもよい。
【0030】
表示部13は、液晶表示装置、有機EL(Electro Luminescence)表示装置などであり、制御部21の制御によって各種の情報を表示する。また、表示部13に表示されている内容に対応する音声情報をスピーカ19を介して出力できるようにしてもよい。
【0031】
記録媒体収容部14は、記録媒体15を収容するインタフェースである。制御部21は、記録媒体収容部14に収容された記録媒体15に対し、情報を読み取ったり情報を書き込んだりすることができる。記録媒体15は、たとえばSD(Secure Digital)カードなどのメモリカードあるいはUSB(Universal Serial Bus)メモリなどの可搬型メモリデバイスである。
【0032】
視聴履歴記憶部16は、ユーザが操作部12により番組情報を選択した選択履歴に基づき得られる番組の視聴履歴を記憶するためのメモリであり、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリにより構成される。
【0033】
遠隔操作信号送信部17は、遠隔操作対象となる機器(テレビ2など)に対して遠隔操作信号を送信する送信部である。たとえば遠隔操作信号が赤外線信号である場合には、遠隔操作信号送信部17は、たとえばレーザダイオードを有する。
【0034】
操作履歴記憶部18は、操作部12の操作履歴を記憶するメモリであり、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリにより構成される。
【0035】
スピーカ19は、リモコン装置1が携帯電話端末の機能の一部である場合、携帯電話端末の受話器となる。さらに、スピーカ19をリモコン装置1の音声情報出力部として利用することができる。
【0036】
マイクロフォン20は、リモコン装置1が携帯電話端末の機能の一部である場合、携帯電話端末の送話器となる。さらに、マイクロフォン20をリモコン装置1の音声情報入力部として利用することができる。
【0037】
制御部21は、不図示のCPU(Central Processing Unit)、入出力ポート、メモリなどを有し、上述した各部の制御を行う。なお、CPUの代わりにASIC(Application Specific Integrated Circuit)、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)、DSP(Digital Signal Processor)などを用いてもよい。
【0038】
なお、請求項でいう番組情報記憶部は、単にメモリである番組情報記憶部10ではなく、制御部21と番組情報記憶部10とが協働して成り立つ。また、請求項でいう表示部は、単に表示装置としての表示部13ではなく、制御部21と表示部13とが協働して成り立つ。
【0039】
また、請求項でいう操作部は、単にタッチパネルおよび操作釦などである操作部12ではなく、制御部21と操作部12とが協働して成り立つ。また、請求項でいう遠隔操作信号送信部は、単にレーザダイオードを有する遠隔操作信号送信部17ではなく、制御部21と遠隔操作信号送信部17とが協働して成り立つ。
【0040】
また、請求項でいう視聴履歴記憶部は、単にメモリである視聴履歴記憶部16ではなく、制御部21と視聴履歴記憶部16とが協働して成り立つ。また、請求項でいう「優先的に表示させる手段」は、制御部21と視聴履歴記憶部16と表示部13とが協働して成り立つ。また、請求項でいう「送出する手段」は、制御部21と番組情報記憶部10と遠隔操作信号送信部17とが協働して成り立つ。
【0041】
また、請求項でいう「操作無し情報送信手段」は、操作部12と制御部21とが協働して成り立つ。また、請求項でいう「操作履歴送信手段」は、制御部21と操作履歴記憶部18とが協働して成り立つ。また、請求項でいう「視聴履歴送信手段」は、制御部21と視聴履歴記憶部16とが協働して成り立つ。
【0042】
(番組選択画面について)
図2は、番組選択画面の表示例を示す図である。図2の例では、番組選択画面は、スクロールバー30、サムネイル画像40、テキスト情報41、音量スイッチ50、およびチャンネル切換スイッチ51の画像より構成され、タッチパネルを形成している。表示部13に表示されているこれらの画像に対応する操作部12の所定の部位をユーザが指などで触れることにより各種の操作が可能になる。
【0043】
たとえば、ユーザが指などで、あるサムネイル画像40またはテキスト情報41に触れることにより、そのサムネイル画像40またはテキスト情報41に対応する番組を選択することができる。番組が選択されたことを制御部21が認識すると選択された番組を放送している放送局を選択する選択信号が遠隔操作信号送信部17から送出される。
【0044】
サムネイル画像40またはテキスト情報41は、後述するように、たとえばユーザの視聴履歴等から決定されたユーザがよく視聴する番組に対応するものである。なお、そのサムネイル画像40またはテキスト情報41が表示される番組を、視聴候補番組と称する。
【0045】
なお、ユーザが指などをスクロールバー30に触れながら上下に動かすことにより、サムネイル画像40およびテキスト情報41を上下にスクロールさせることができる。またユーザが指などで音量スイッチ50の上向き矢印に触れるとテレビ2の音量を増加させる遠隔操作信号が遠隔操作信号送信部17から送出される。同様に、ユーザが指などで音量スイッチ50の下向き矢印に触れるとテレビ2の音量を減少させる遠隔操作信号が遠隔操作信号送信部17から送出される。
【0046】
また、ユーザが指などでチャンネル切換スイッチ51の左右いずれかの矢印に触れるとテレビ2のチャンネルを1つ所定の方向にずらす遠隔操作信号が遠隔操作信号送信部17から送出される。
【0047】
なお、リモコン装置1では、図2に示した番組選択画面を用いて番組を選択することができるとともに、通常のリモコンのようなテンキーが表示部13に表示されて(図示せず)、そのテンキーを用いて放送局のチャンネル番号を選択可能とすることもできる。
【0048】
また、リモコン装置1には、製造メーカ側で携帯電話端末をリモコン装置1として機能させるためのソフトウェアがインストール済みであることが好ましい。その他にも、携帯電話端末をリモコン装置1として機能させるために、所定のホームページなどにアクセスしてリモコン装置1のソフトウェアを携帯電話端末にダウンロードするなどの方法をとってもよい。
【0049】
(視聴候補番組の決定処理について)
リモコン装置1の制御部21は、所定のタイミングで、視聴履歴記憶部16に番組情報が記憶されている番組の視聴回数、または視聴時期に基づいてユーザが視聴する可能性の高い番組を決定し、その番組を視聴候補番組として記憶する。たとえば3月以内に視聴された番組であって、たとえば同じタイトル毎に、視聴されている回数が多い番組の上位5番組が、視聴候補番組とされ、その番組情報に、視聴候補番組である旨を示すフラグなどが記憶される。
【0050】
なお、視聴履歴は、図2に示した番組選択画面のサムネイル画像40またはテキスト情報41の操作により番組が選択された番組、またはテンキーを用いて選局された放送局がそのタイミングで放送している番組の番組情報が情報提供装置3から取得されて、その一部または全部、若しくは視聴履歴として加工された情報が視聴履歴記憶部16に記憶される。
【0051】
(番組選択画面の生成処理について)
次に、制御部21が実行する番組選択画面の生成処理について図3のフローチャートを参照して説明する。
【0052】
START:制御部21は、リモコン装置1が起動されるとステップS1の処理へ移行する。
【0053】
ステップS1:制御部21は、番組選択画面を表示または更新するタイミングであるか否かを判定する。すなわち、制御部21は、番組選択画面を表示または更新するタイミングである場合(ステップS1でYes)、ステップS2の処理へ移行する。一方、制御部21は、番組選択画面を表示または更新するタイミングでない場合(ステップS1でNo)、ステップS1の処理を繰り返し実行する。たとえば、制御部21は、リモコン装置1の電源がオンされたとき、またサムネイル画像40やテキスト情報41が表示されていた視聴候補番組の放送時刻が経過したとき、番組選択画面を表示または更新するタイミングであると判定される。番組選択画面を表示または更新するタイミングであると判定した場合、制御部21は、ステップS2への処理に進む。
【0054】
ステップS2:制御部21は、たとえば、現在時刻以降であって、その24時間以内に放送される視聴候補番組(以下、現在時刻に対応する視聴候補番組と称する)が存在するか否かを判定する。具体的には、制御部21は、現在時刻に対応する視聴候補番組の番組情報が視聴履歴記憶部16に記憶されているか否かを判定する。制御部21は、現在時刻に対応する視聴候補番組が存在すると判定した場合(ステップS2でYes)、ステップS3への処理へ移行する。一方、制御部21は、現在時刻に対応する視聴候補番組が存在しない場合(ステップS2でNo)、ステップS1の処理へ戻る。
【0055】
ステップS3:制御部21は、現在時刻に対応する視聴候補番組のサムネイル画像40およびテキスト情報41を生成するとともに、それらが表示される番組選択画面を生成し、それを表示部13に表示させる。なおサムネイル画像40およびテキスト情報41は、たとえば視聴回数が多い順など、ユーザが視聴する可能性が高い番組順に表示されるようにすることができる。
【0056】
(テレビ電源OFFの動作について)
リモコン装置1は、たとえば視聴候補番組が選択されてその番組が視聴されている場合、その番組の放送時刻が経過しているとき、自動的にテレビ2の電源をOFFにすることができる。図4は、この動作を説明するフローチャートである。
【0057】
START:制御部21は、図2に示す「番組選択」の画面から所定の番組が選択され、その番組の選択信号が遠隔操作信号送信部17から送出されるとステップS10の処理へ移行する。
【0058】
ステップS10:制御部21は、番組情報記憶部10が記憶している番組情報から選択された番組(いま視聴されている番組)の放送時間の終了時刻情報を取得してステップS11の処理へ移行する。
【0059】
ステップS11:制御部21は、現在時刻が番組の放送時間の終了時刻であるか否かを判定する。制御部21は、現在時刻が番組の放送時間の終了時刻である場合(ステップS11でYes)、ステップS12の処理へ移行する。一方、制御部21は、現在時刻が番組の放送時間の終了時刻でない場合(ステップS11でNo)、ステップS11の処理を繰り返し実行する。
【0060】
ステップS12:制御部21は、テレビ2の電源をOFFするための遠隔操作信号を遠隔操作信号送信部17から送出して処理を終了する(END)。この遠隔操作信号を受信したテレビ2は、電源をOFFにする。
【0061】
(視聴履歴送信の動作について)
リモコン装置1は、視聴履歴を示す情報を、情報収集装置4に送信することができる。このときのリモコン装置1の動作を、図5フローチャートを参照して説明する。
【0062】
START:制御部21は、リモコン装置1の電源がONになるとステップS20の処理へ移行する。
【0063】
ステップS20:制御部21は、視聴履歴の送信タイミングか否かを判断する。ここで視聴履歴の送信タイミングとは、たとえば1日に1回、1週間に1回などの決められた時刻である。制御部21は、視聴履歴の送信タイミングである場合(ステップS20でYes)、ステップS21の処理へ移行する。一方、制御部21は、視聴履歴の送信タイミングでない場合(ステップS20でNo)、ステップS20の処理を繰り返し実行する。
【0064】
ステップS21:制御部21は、たとえば情報収集装置4に送信されていない視聴履歴が、視聴履歴記憶部16に記憶されているか否かを判断する。制御部21は、視聴履歴記憶部16に視聴履歴が記憶されていると判定した場合(ステップS21でYes)、ステップS22の処理へ移行する。一方、制御部21は、視聴履歴記憶部16に視聴履歴が記憶されていないと判定した場合(ステップS21でNo)、ステップS20の処理へ戻る。
【0065】
ステップS22:制御部21は、視聴履歴記憶部16から視聴履歴を読み出し、それを通信部11を介して情報収集装置4に送信して処理を終了する(END)。
【0066】
以上のようにして、リモコン装置1は、視聴履歴を、情報収集装置4に送信することができる。情報収集装置4は、収集した視聴履歴を、視聴率を調査する業者などに提供することができる。
【0067】
(警報通知の動作について)
リモコン装置1は、ユーザによる操作が所定時間無い旨の警報を、情報収集装置4に送信することができる。このときのリモコン装置1の動作を、図6のフローチャートを参照して説明する。
【0068】
START:制御部21は、リモコン装置1の電源がONになるとステップS30の処理へ移行する。
【0069】
ステップS30:制御部21は、操作部12に対する操作の有無を判断する。制御部21は、操作部12に対する操作が無い場合(ステップS30でYes)、ステップS31の処理へ移行する。一方、制御部21は、操作部12に対する操作が有る場合(ステップS30でNo)、ステップS30の処理を繰り返し実行する。
【0070】
ステップS31:制御部21は、所定時間が経過しているか否かを判断する。ここで所定時間とは、たとえば12時間(半日)あるいは24時間(1日)である。制御部21は、所定時間が経過している場合(ステップS31でYes)、ステップS32の処理へ移行する。一方、制御部21は、所定時間が経過していない場合(ステップS31でNo)、ステップS30の処理へ戻る。
【0071】
ステップS32:制御部21は、通信部11を介して情報収集装置4に対して警報を通知して処理を終了する(END)。
【0072】
以上のようにして、リモコン装置1は、ユーザによる操作が所定時間無い旨の警報を、情報収集装置4に送信する。情報収集装置4は、収集した警報を、ユーザの安否を確認する業者などに提供することができる。
【0073】
(操作履歴送信の動作について)
リモコン装置1は、ユーザの操作履歴を情報収集装置4に送信する。このときのリモコン装置1の動作を、図7のフローチャートを参照して説明する。
【0074】
START:制御部21は、リモコン装置1の電源がONになると、ステップS40の処理へ移行する。
【0075】
ステップS40:制御部21は、操作履歴の送信タイミングか否かを判断する。すなわち、制御部21は、操作履歴の送信タイミングである場合(ステップS40でYes)、ステップS41の処理へ移行する。一方、制御部21は、操作履歴の送信タイミングでない場合(ステップS40でNo)、ステップS40の処理を繰り返し実行する。ここで送信タイミングとは、たとえば数時間毎あるいは1日に1回の決められた時刻である。
【0076】
ステップS41:制御部21は、操作履歴記憶部18に操作履歴の記録が有るか否かを判断する。すなわち、制御部21は、操作履歴記憶部18に操作履歴が有る場合(ステップS41でYes)、ステップS42の処理へ移行する。一方、制御部21は、操作履歴記憶部18に操作履歴が無い場合(ステップS41でNo)、ステップS40の処理へ戻る。
【0077】
ステップS42:制御部21は、操作履歴記憶部18から操作履歴を読み出し、それを、通信部11を介して情報収集装置4に送信して処理を終了する(END)。
【0078】
(効果について)
次に、本発明の第一の実施の形態に係る効果について説明する。
1.以上のように、リモコン装置1では、視聴履歴に基づいて、ユーザが視聴する可能性の高い番組を視聴候補番組として決定し、視聴可能な視聴候補番組に対応する情報(この例の場合、サムネイル画像40またはテキスト情報41)が表示され、ユーザは、その表示に対して操作することにより、テレビ2を遠隔操作することができる。したがって、ユーザは、リモコン装置1に表示される視聴候補番組に対応する情報を参照するだけで、視聴をする番組を容易に見つけることができると共に、その情報の表示に対して操作するだけで、その番組の視聴が可能となる。
【0079】
2.また、以上のように、リモコン装置1は、選択信号を送出した放送局が現在放送中の番組の終了時刻を番組情報から取得し、取得した終了時刻になると選択信号の送出先の機器の電源をOFFにする信号を送出することができる。
【0080】
これによれば、ユーザが現在視聴している番組が終了すると自動的にテレビ2の電源をOFFにすることができる。このためリモコン装置1は、省エネルギー対策に寄与できる。さらに、このときに、ユーザが引き続き後続する番組を視聴したいのであれば、必然的に、リモコン装置1を操作せざるを得ない。このようにして、リモコン装置1は、積極的にユーザの操作を促す動作を行うことができる。
【0081】
3.また、以上のように、リモコン装置1は、番組選択の履歴から視聴履歴を視聴履歴記憶部16に記録し、この視聴履歴を所定のタイミングで情報収集装置4に送信することができる。たとえば、情報収集装置4を視聴率調査会社に設置する。これによれば、リモコン装置1からの視聴履歴を視聴率調査会社側で収集することができる。
【0082】
4.また、以上のように、リモコン装置1は、操作部12の操作が所定時間以上行われないときには、その旨を示す情報を所定の宛先(たとえば情報収集装置4)に送信することができる。あるいは、操作部12の操作履歴を所定の宛先に送信することができる。これによれば、ユーザがリモコン装置1を操作していない履歴あるいはユーザがリモコン装置1を操作している履歴を外部に報知できるので、たとえば独居のユーザの安否を外部から確認することができる。
【0083】
すなわち、リモコン装置1は、操作部12の操作が所定時間(たとえば12時間または24時間)無いという情報を情報収集装置4に送信することができる。あるいは、リモコン装置1は、操作部12の操作履歴を操作履歴記憶部18に記憶し、これを所定のタイミングで情報収集装置4に送信することができる。これにより、たとえばユーザが身体の具合が悪く動けないといった場合に、外部の第三者がこれを察知することができる。
【0084】
これによれば、リモコン装置1を独居老人宅に配布し、情報収集装置4を独居老人の安否を確認するためのセンタに設置すれば、独居老人がリモコン装置1を操作したか否かの情報がセンタに報知されるため、センタ側では、この操作履歴によって独居老人の安否を確認できる。
【0085】
(変形例)
1.なお、以上においては、リモコン装置1は、携帯電話端末の機能を有している場合を例として説明したが、上述した機能を有すればよく、必ずしも携帯電話端末機能を有している必要はない。
【0086】
2.本発明の実施の形態は、その要旨を逸脱しない限り様々に変更が可能である。たとえば、上述したリモコン装置1において、加速度センサ、ジャイロセンサなど、リモコン装置1の姿勢または動きを検出可能なセンサを設けてもよい。これによれば、リモコン装置1の操作履歴に加え、リモコン装置1を落としたり揺さぶったりといった履歴についても記録して情報収集装置4に送信することができる。これによれば、独居老人などのユーザの安否を確認する際に、リモコン装置1が操作されなくてもユーザがリモコン装置1を動かしたか否かによってユーザの安否を確認することができる。
【0087】
3.さらに、リモコン装置1に、GPS(Global Positioning System)などのリモコン装置1の現在位置情報を取得する機能を備えてもよい。これによれば、上述した各種履歴に加え、リモコン装置1の現在位置情報および移動情報についても記録して情報収集装置4に送信することができる。これによれば、独居老人などのユーザの安否を確認する際に、リモコン装置1が操作されなくてもユーザがリモコン装置1を移動させたか否かによってユーザの安否を確認することができる。
【0088】
4.また、リモコン装置1が携帯電話端末の機能の一部として実現される場合、マイクロフォン20を有するので、このマイクロフォン20により音の情報を収集し、これを操作履歴と共に情報収集装置4に送信するようにしてもよい。このとき、リモコン装置1は、所定レベル以上の音のみを収集したり、無音時間の録音を停止させるなどとすることが好ましい。さらに、リモコン装置1は、単に音そのものの情報ではなく、音を解析した結果の情報、すなわちトイレに行った(流水音などから解析)、ご飯を食べている(食器の音などから解析)の情報を収集して情報収集装置4に送信するようにしてもよい。また、リモコン装置1は、単に音そのものの情報のみを送信し、音の情報の解析処理は、情報収集装置4側が行うようにしてもよい。
【0089】
5.また、リモコン装置1を手に持った際に、ユーザの心音を電気的に拾うような装置を備え、ユーザの心音の情報を操作履歴と共に情報収集装置4に送信するようにしてもよい。あるいは、リモコン装置1は、心音の情報を視聴履歴と共に情報収集装置4に送信するようにしてもよい。これによれば、情報収集装置4側では、ユーザが視聴している番組内容に対応する心音の情報を取得可能となる。すなわち、情報収集装置4側では、スポーツなどの番組を視聴中であれば、脈拍数が上場する傾向にあるので、この場合、脈拍数の上昇は異常ではないと判断できる。このように、リモコン装置1から送信された音の情報または心音の情報によっても独居老人などの安否確認を行うことができる。
【0090】
6.表示部13に表示される番組情報は、サムネイル画像40またはテキスト情報41でなくてもよい。たとえば表示部13に表示される番組情報として、番組のジャンル(スポーツ、ドラマ、音楽、映画、ドキュメントなど)を表す記号であってもよい。たとえばジャンルがスポーツであれば人が走っている状態を表す記号が表示され、ジャンルが音楽であれば音符を表す記号が表示され、ジャンルが映画であればカメラを表す記号が表示されるなどである。さらに、スピーカ19から表示部13に表示されている情報内容に対応する音声情報(テキスト情報41の読み上げなど)を送出するようにしてもよい。
【0091】
(本発明の第二の実施の形態に係るリモコン装置1Aについて)
本発明の第二の実施の形態に係るリモコン装置1Aの構成例を、図8を参照して説明する。このリモコン装置1Aは、製造メーカの異なる複数台のテレビを遠隔操作することができる。図1のリモコン装置1と同一の部分については、同一の符号を付しており、その説明は適宜省略する。このリモコン装置1Aには、図1のリモコン装置1に、テーブル60がさらに設けられている。
【0092】
なお、請求項でいう「一覧を表示させる手段」は、制御部21Aとテーブル60と表示部13とが協働して成り立つ。また、請求項でいう「設定する手段」は、制御部21Aとテーブル60と遠隔操作信号送信部17とが協働して成り立つ。また、請求項でいう「更新情報を取得する手段」は、制御部21Aと通信部11Aとテーブル60とが協働して成り立つ。また、請求項でいう「記録媒体を介して取得する手段」は、制御部21Aと記録媒体収容部14とテーブル60とが協働して成り立つ。
【0093】
テーブル60は、リモコン装置1が遠隔操作する機器の製造メーカおよびこの製造メーカに対応する遠隔操作信号の信号種別が記録されているメモリであり、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリにより構成される。
【0094】
情報提供装置3Aは、番組情報に加え、テーブル60の更新情報もリモコン装置1Aに対して提供する。また、通信部11Aは、情報提供装置3Aとの通信を制御する。
【0095】
図9は、テーブル60に記憶されている内容を示す図である。この例では、製造メーカ名(〇〇〇〇〇、〇△〇△〇、△△△△、□〇□〇□、□□□□□)に対応して遠隔操作信号の信号種別が記憶されている。
【0096】
テーブル60には、異なる製造メーカの機器を遠隔操作するために、製造メーカ毎の遠隔操作信号が登録される。この例では、表示部13に表示される図10に示す「基本メニュー」からメニューアイコン70としての「メーカ選択」を選択することにより、操作したい機器の製造メーカを登録することができる。
【0097】
ここで、ユーザが「基本メニュー」の中から「メーカ選択」のメニューアイコン70に対応する操作部12の所定の部位をユーザが指などで触れると図11に示すような画面が表示される。
【0098】
「メーカ選択」の表示画面は、図11に示すように、図9に示すテーブル60の記憶内容の中から単に製造メーカ名のみが表示部13に列挙して表示される。ユーザがこの中から該当するメーカ名に対応する操作部12の所定の部位を指などで触れることにより制御部21は、遠隔操作信号送信部17から送信される遠隔操作信号の種別を該当する製造メーカのものに設定する。
【0099】
これによれば、ユーザは、簡単な操作によって複数の製造メーカの機器に対応する遠隔操作信号を選択することができる。したがって、1台のリモコン装置1Aによって複数の製造メーカの機器に対応することができる。
【0100】
なお、図10に示した基本メニューは、ユーザが携帯電話端末の複数の機能の中からリモコン装置1Aを選択してこれを起動させると、初期画面として表示される。「基本メニュー」は、スクロールバー30、メニューアイコン70の画像(「メーカ選択」、「番組情報取得」、「番組選択」、「テーブル更新」など)を有して構成されている。
【0101】
表示部13に表示されているメニューアイコン70に対応する操作部12の部位をユーザが指などで触れることにより各種の機能が起動する。たとえば、図10の「番組選択」のメニューアイコン70に対応する操作部12の部位をユーザが指などで触れると、前述した図2に示すような画面が表示される。また、ユーザが指などをスクロールバー30に触れながら上下に動かすことにより、メニューアイコン70を上下にスクロールさせることができる。また、ユーザが指などを所定のメニューアイコン70に触れることにより、そのメニューアイコン70に対応する機能を選択することができる。
【0102】
(テーブル60の更新情報の取得について)
次に、リモコン装置1Aにおけるテーブル60の更新情報の取得について説明する。ユーザがリモコン装置1Aのテーブル60の記録内容の更新情報を取得したい場合、図10に示す「基本メニュー」を表示させ、「テーブル更新」のメニューアイコン70に対応する操作部12の所定の部位をユーザが指などで触れると制御部21は、通信部11Aを介して情報提供装置3Aと通信を行ない、テーブル60の記録内容を更新する。このときユーザは「テーブル更新」のメニューアイコン70を指などで触れるだけで、以降の処理は制御部21が自動的に行う。
【0103】
その他にもテーブル60の更新情報が記録された記録媒体15が記録媒体収容部14に挿入されたことを制御部21が検出すると、記録媒体15の更新情報によってテーブル60の記録内容を更新することもできる。
【0104】
(番組情報の取得について)
次に、リモコン装置1Aにおける番組情報の取得の処理について説明する。なお、番組情報の取得の処理については、リモコン装置1についても同様である。ユーザがリモコン装置1Aの番組情報を取得したい場合、図10に示す「基本メニュー」を表示させ、「番組情報取得」のメニューアイコン70に対応する操作部12の部位をユーザが指などで触れると制御部21Aは、通信部11Aを介して情報提供装置3Aと通信を行ない、番組情報記憶部10の記憶内容を更新する。このときユーザは「番組情報取得」のメニューアイコン70を指などで触れるだけで、以降の処理は制御部21Aが自動的に行う。
【0105】
その他にも最新の番組情報が記録された記録媒体15が記録媒体収容部14に挿入されたことを制御部21Aが検出すると、記録媒体15の情報によって番組情報記憶部10の記憶内容を更新することもできる。
【0106】
(効果について)
1.たとえばユーザ宅内において製造メーカの異なる複数の機器を使用している場合に、1台のリモコン装置1Aによってこれら複数の機器を遠隔操作できる。あるいは、ユーザが外出時にリモコン装置1Aを持ち歩くことにより、外出先に設置されている様々な機器に対して遠隔操作を行うことができる。これによれば、ユーザは、不慣れな他機種のリモコン装置を用いることなく、使い慣れた自分のリモコン装置1Aを使用してあらゆる機器を遠隔操作できる。特に、遠隔操作の対象がテレビ2である場合には、頻繁に観る番組が優先的に表示部13に表示されるため、ユーザは、自宅以外の場所でもきわめて高い利便性を享受できる。
【0107】
2.記録媒体15の情報によって番組情報記憶部10の記憶内容およびテーブル60の記憶内容を更新することにより、リモコン装置1Aが情報提供装置3Aと通信することが困難な地域にあっても番組情報の記録内容およびテーブル60の記憶内容を更新することができる。
【0108】
(本発明の第三の実施の形態に係るリモコン装置1Bについて)
次に、本発明の第三の実施の形態に係るリモコン装置1Bについて図12を参照して説明する。リモコン装置1Bは、リモコン装置1とは一部が異なる。以下では、リモコン装置1と同一または同種の部材については、同一または同一系の符号を付して説明を省略または簡略化し、主に異なる部材について説明する。
【0109】
第一の実施の形態のリモコン装置1では、遠隔操作信号送信部17が内蔵されており、リモコン装置1がテレビの遠隔操作信号(たとえば、赤外線信号)を直接送信することができる。しかしながら携帯電話端末をリモコン装置1として利用する場合、携帯電話端末の種類によっては赤外線信号を送信する機能を有していないものがある(たとえば、図1に示すリモコン装置1の遠隔操作信号送信部17が存在しないものがある)。そこでこの実施の形態は、テレビ2の遠隔操作信号(たとえば、赤外線信号)を送信することができないリモコン装置1Bについての利用例を示したものである。
【0110】
この例の場合、遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nがリモコン装置1Bの本体とは別体の遠隔操作子機として構成され、遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nは、たとえば、テレビ、エアコン、照明機器等の遠隔操作される機器の遠隔操作信号受信部(たとえば、赤外線信号受信部)に装着される。遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nは、リモコン装置1Bの本体と通信回線であるネットワーク93により接続される。
【0111】
遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nは、通信部90、信号変換部91および遠隔操作信号送信器92を有する。この電池は、交換可能もしくは充電可能であることが好ましい。
【0112】
リモコン装置1Bにおいて、たとえば、ユーザが指などであるサムネイル画像40またはテキスト情報41に触れ、そのサムネイル画像40またはテキスト情報41に対応する番組が選択されると、リモコン装置1Bからは、選択された番組を放送している放送局を選択する選択信号(無線信号)が通信部11Bからネットワーク93を介して遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nに送信される。
【0113】
この場合は、テレビ2を遠隔操作するための信号であるので、遠隔操作信号送信部17A−1のみに係わる信号である。したがって、リモコン装置1Bには、遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nのアドレスが設定されており、テレビ2を遠隔操作するための信号については遠隔操作信号送信部17A−1のアドレス宛に送信されるようにする。
【0114】
あるいは、リモコン装置1Bからはテレビ、エアコンまたは照明器具に関する遠隔操作信号を全ての遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nに配信し、遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nの通信部90において自己に係わる遠隔操作信号のみをフィルタリングして受信するようにしてもよい。
【0115】
遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nの通信部90は、ネットワーク93から到来する遠隔操作情報(無線信号)を受信する。信号変換部91は、受信された遠隔操作情報の意味を解釈し、対象機器が受信可能な遠隔操作信号(たとえば、赤外線信号)に変換し、遠隔操作信号送信器92を介して、対象装置に送信する。
【0116】
たとえば遠隔操作情報が「テレビの電源をONせよ」という内容である場合、信号変換部91は、テレビの電源をONさせるための遠隔操作信号を生成して送出する。遠隔操作信号送信器92は、信号変換部91によって変換された遠隔操作信号を送出する。遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nから送出される遠隔操作信号によってテレビ、エアコンあるいは照明器具などの様々な機器を遠隔操作することができる。
【0117】
この場合、リモコン装置1Bは、ネットワーク93を介して遠隔操作情報を遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nに伝送することができる携帯電話端末あるいは携帯情報端末(PDA)である。ここでリモコン装置1Bと遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nとがネットワーク93を介して行う通信とは、たとえばTCP/IP(Transport Control Protocol/Internet Protocol)通信である。また、ネットワーク93は、たとえば無線LAN(Local Area Network)ネットワークである。
【0118】
また、遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−n側を増設することによって、リモコン装置1Bによって遠隔操作可能となる機器の種類を増やすことができる。なお、遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nは、様々な機器対応するように複数種類が設けられることが好ましい。また、遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nは、ごく小型な装置として構成され、両面テープなどによって機器の遠隔操作信号の受信部の近傍に貼り付けられるようにすることが好ましい。
【0119】
(効果について)
リモコン装置1Bによれば、リモコン装置1Bがネットワーク93と接続可能な範囲であれば、リモコン装置1Bを直接的に機器に向けたり近づけたりすることなく、リモコン装置1Bによって機器を遠隔操作することができる。たとえばネットワーク93がインターネットなどの公衆ネットワークであれば、外出先から自宅の機器を遠隔操作することも可能になる。
【0120】
また、ユーザは、自己が遠隔操作を希望する機器に対応する遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nを購入することにより、リモコン装置1B自体については1台のみ用意すればよい。このためユーザの利便性を高くすることができる。
【0121】
また、遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nを様々な機器対応するように構成する際には、信号変換部91のみを変更することによって対応可能である。また、遠隔操作信号送信器92を変更することによって、赤外線信号または無線信号のいずれの遠隔操作信号にも対応することができる。これにより遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nを様々な機器対応するように構成する際のコストを安価に抑えることができると共に、期間も短く構成することができる。
【0122】
また、遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nは、リモコン装置1Bの付属品として別途販売が可能になる。ユーザは、リモコン装置1Bを購入後、ユーザが使用する機器の種類に応じて遠隔操作信号送信部17A−1〜17A〜nを別途購入することができる。
【0123】
(本発明の第四の実施の形態について)
次に、本発明の第四の実施の形態に係るリモコン装置1Cについて図13を参照して説明する。本発明の第四の実施の形態では、ネットワーク93Aに管理装置94(請求項でいう管理手段)が接続されている。管理装置94は、遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nのネットワーク93Aにおけるアドレスを管理している。
【0124】
すなわち、リモコン装置1Cの通信部11Cからは、どの機器(テレビ、エアコン、照明器具など)を遠隔操作するという機器種別の情報とその遠隔操作内容(ON、OFFなど)がネットワーク93Aに対して送出される。管理装置94は、通信部11Cから送出されたこれらの情報を解析して対応する機器に装着されている遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nのいずれかのアドレスに対して遠隔操作内容を制御する信号を送出する。管理装置94から信号を受け取った遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nは、自己が装着されている機器に対して遠隔操作信号を送出する。
【0125】
(効果について)
1.リモコン装置1Cにおいては、遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nのアドレスを管理する必要がなくなる。このため、第三の実施の形態のように、リモコン装置側におけるアドレス設定、あるいは遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−n側におけるフィルタリングは不要になる。
【0126】
2.管理装置94と遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nをセット販売することができる。たとえばネットワーク93Aは、家庭内に設けられた無線LANである。ユーザは、管理装置94と遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nを購入し、自己のネットワーク93Aにこれらを接続する。このとき、遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nには、それぞれがどのような機器に装着されるべきかが表示されおり、ユーザは、この表示にしたがって自己の機器に対して遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nを装着する。
【0127】
これにより、ユーザは、リモコン装置1Cに対して遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nのアドレスを設定するなどの作業を省くことができる。すなわち、ユーザは、管理装置94と遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nを購入し、管理装置94をネットワーク93に接続すると共に、遠隔操作信号送信部17A−1〜17A−nを所定の機器に装着するだけの簡単な作業により、リモコン装置1Cによって様々な機器の遠隔操作を行うことができるようになる。
【0128】
(本発明の第五の実施の形態について)
次に、本発明の第五の実施の形態の変形例に係るリモコン装置1Dについて図14を参照して説明する。図12、図13に示すリモコン装置1B,1Cにおける通信部11B,11Cについては、リモコン装置1B,1Cの内部機能として構成される。これに対し、図14に示すように、リモコン装置1D本体は、リモコン装置1と基本的には同じ構成とし、外部接続装置(アタッチメント)として通信部11Dを用意し、この通信部11Dをリモコン装置1Dに装着することによって、通信部11Dの機能を追加するといった構成とする。
【0129】
(効果について)
これによれば、この外部接続装置としての通信部11Dを外すことによりリモコン装置1と同様に、リモコン装置本体の遠隔操作信号送信部17により直接的に機器を遠隔操作でき、通信部11Dをリモコン装置1Dに装着することによりリモコン装置1B,1Cと同様に、ネットワーク93を介しての遠隔操作が可能になる。これによりユーザは、ユーザのニーズに応じて第一の実施の形態で説明したリモコン装置1のような利用形態と第三または第四の実施の形態で説明したリモコン装置1B,1Cのような利用形態とを使い分けることができる。
【0130】
(その他の実施の形態について)
上述した実施の形態では、操作部12をタッチパネルとして説明したが、操作部12をタッチパネルに限定するものではない。たとえば、操作部12は十字キー(上下左右の4方向にカーソルを動かすキーを有するキー)またはマウスなどであり、表示部13に表示されたカーソルを十字キーまたはマウスなどで所定のメニューアイコン70の位置まで移動させ、決定キーを押下することにより所定のメニューアイコン70を選択するようにしてもよい。
【0131】
また、情報提供装置3,3Aを役所などの公的機関に配置し、災害発生などの情報をリモコン装置1,1A,1B,1C,1Dに提供し、リモコン装置1,1A,1B,1C,1Dの表示部13に表示されるといったサービスを実現することもできる。すなわち、リモコン装置1,1A,1B,1C,1Dは、一般的に、テレビ2を観るために家族が集う居間などに置かれることが多い。このため、リモコン装置1,1A,1B,1C,1Dは、緊急情報をいち早く一般家庭に伝達するために適する。
【0132】
(プログラムを用いた実施の形態について)
また、リモコン装置1,1Aの制御部21,21Aは、所定のプログラムにより動作する汎用の情報処理装置によって構成されてもよい。例えば、汎用の情報処理装置は、メモリ、CPU、入出力ポートなどを有する。汎用の情報処理装置のCPUは、メモリなどから所定のプログラムとして制御プログラムを読み込んで実行する。これにより、汎用の情報処理装置には、制御部21,21Aの機能が実現される。また、その他の機能についてもソフトウェアにより実現可能な機能については汎用の情報処理装置とプログラムとによって実現することができる。なお、上述したCPUの代わりにASIC、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)、DSPなどを用いてもよい。
【0133】
なお、汎用の情報処理装置が実行する制御プログラムは、リモコン装置1,1Aの出荷前に、汎用の情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであっても、リモコン装置1,1Aの出荷後に、汎用の情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであってもよい。また、制御プログラムの一部が、リモコン装置1,1Aの出荷後に、汎用の情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであってもよい。リモコン装置1,1Aの出荷後に、汎用の情報処理装置のメモリなどに記憶される制御プログラムは、例えば、CD−ROMなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に記憶されているものをインストールしたものであっても、インターネットなどの伝送媒体を介してダウンロードしたものをインストールしたものであってもよい。
【0134】
また、制御プログラムは、汎用の情報処理装置によって直接実行可能なものだけでなく、ハードディスクなどにインストールすることによって実行可能となるものも含む。また、圧縮されたり、暗号化されたりしたものも含む。
【0135】
このように、汎用の情報処理装置とプログラムによってリモコン装置1,1Aの機能を実現することにより、大量生産や仕様変更(または設計変更)に対して柔軟に対応可能となる。
【符号の説明】
【0136】
1,1A,1B,1C,1D…リモコン装置、2…テレビ、3,3A…情報提供装置、4…情報収集装置、10…番組情報記憶部(取得する手段の一部)、11,11A…通信部(取得する手段の一部、操作履歴送信手段の一部)、11B,11C,11D…通信部(遠隔操作子機との通信手段)、12…操作部(操作無し情報送信手段の一部)、13…表示部(優先的に表示させる手段の一部、一覧を表示させる手段の一部)、14…記録媒体収容部、15…記録媒体、16…視聴履歴記憶部(優先的に表示させる手段の一部、視聴履歴送信手段の一部)、17,17A−1〜17A−n…遠隔操作信号送信部(送出する手段の一部)、18…操作履歴記憶部(操作履歴送信手段の一部)、21,21A…制御部(優先的に表示させる手段の一部、一覧を表示させる手段の一部、設定する手段の一部、送出する手段の一部、取得する手段の一部、操作無し情報送信手段の一部、操作履歴送信手段の一部、視聴履歴送信手段の一部)、60…テーブル(設定する手段の一部)、90…通信部(リモコン装置本体との通信手段)、91…信号変換部、92…遠隔操作信号送信器、93,93A…ネットワーク(通信回線)、94…管理装置(管理手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
番組情報を記憶する番組情報記憶部と、
上記番組情報が表示される表示部と、
上記番組情報を選択する操作部と、
上記操作部の操作により選択された上記番組情報に対応する放送局の選択信号を送出する遠隔操作信号送信部と、
を有するリモコン装置において、
所定の上記番組情報の選択履歴によって得られる番組の視聴履歴を記憶する視聴履歴記憶部と、
上記視聴履歴に基づいて過去に選択された上記番組情報のうち現在の日時に係るものを上記表示部に優先的に表示させる手段と、
を有する、
ことを特徴とするリモコン装置。
【請求項2】
請求項1記載のリモコン装置であって、
前記遠隔操作信号送信部が前記選択信号を送出した放送局が現在放送中の番組の終了時刻を前記番組情報から取得し、取得した終了時刻になると前記選択信号の送出先の機器の電源をOFFにする信号を送出する手段を有する、
ことを特徴とするリモコン装置。
【請求項3】
請求項1または2記載のリモコン装置であって、
前記視聴履歴を所定のタイミングになると所定の宛先に送信する視聴履歴送信手段を有する、
ことを特徴とするリモコン装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項記載のリモコン装置であって、
前記操作部の操作が所定時間以上行われないときには、その旨を示す情報を所定の宛先に送信する操作無し情報送信手段を有する、
ことを特徴とするリモコン装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項記載のリモコン装置であって、
前記操作部の操作履歴を記録すると共に、所定のタイミングになると上記操作履歴を所定の宛先に送信する操作履歴送信手段を有する、
ことを特徴とするリモコン装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項記載のリモコン装置であって、
前記選択信号の送出先となる機器の製造メーカに対応する前記選択信号を含む遠隔操作信号の信号種別が記録されたテーブルと、
前記表示部に上記テーブルに記録されている製造メーカ名の一覧を表示させる手段と、
上記製造メーカ名を選択する操作部と、
上記操作部の操作により選択された上記製造メーカ名に対応する信号種別の前記遠隔操作信号が前記遠隔操作信号送信部から送出されるように設定する手段と、
を有する、
ことを特徴とするリモコン装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項記載のリモコン装置であって、
前記番組情報または前記テーブルの記録内容を更新するための更新情報を提供する情報提供装置から上記更新情報を取得する手段を有する、
ことを特徴とするリモコン装置。
【請求項8】
請求項1から6のいずれか1項記載のリモコン装置であって、
前記番組情報または前記テーブルの記録内容を更新するための更新情報を記録媒体を介して取得する手段を有する、
ことを特徴とするリモコン装置。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1項記載のリモコン装置であって、
前記遠隔操作信号送信部が当該リモコン装置の本体とは別体の遠隔操作子機として構成され、
当該リモコン装置の本体と上記遠隔操作子機とが通信回線により接続され、
当該リモコン装置の本体は、上記遠隔操作子機との通信手段を有し、
上記遠隔操作子機は、当該リモコン装置の本体との通信手段を有する、
ことを特徴とするリモコン装置。
【請求項10】
請求項9記載のリモコン装置であって、
前記遠隔操作子機のアドレスを管理する管理手段を有し、
上記管理手段は、前記リモコン装置の本体の前記遠隔操作子機との通信手段から送出された信号の宛先を所定の前記遠隔操作子機に振り分ける、
ことを特徴とするリモコン装置。
【請求項11】
請求項1から10のいずれか1項記載のリモコン装置と、当該リモコン装置に前記更新情報を提供する情報提供装置および/または当該リモコン装置から情報を収集する情報収集装置と、を有する、ことを特徴とする情報提供収集システム。
【請求項12】
請求項8記載のリモコン装置に提供する更新情報が記録されたことを特徴とする記録媒体。
【請求項13】
情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
番組情報を記憶する番組情報記憶部と、
上記番組情報が表示される表示部と、
上記番組情報を選択する操作部と、
上記操作部の操作により選択された上記番組情報に対応する放送局の選択信号を送出する遠隔操作信号送信部と、
を有するリモコン装置の制御部の機能を実現させるプログラムにおいて、
所定の上記番組情報の選択履歴によって得られる番組の視聴履歴を記憶する視聴履歴記憶部の制御機能と、
上記視聴履歴に基づいて過去に選択された上記番組情報のうち現在の日時に係るものを上記表示部に優先的に表示させる手段の制御機能と、
を実現させる、
ことを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2011−176753(P2011−176753A)
【公開日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−40803(P2010−40803)
【出願日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 
【出願人】(504040678)財団法人電磁応用研究所 (6)
【Fターム(参考)】