説明

リモートコントローラ及びリモートコントロールシステム

【課題】
直感的・感覚的な操作性を達成すると共に、娯楽性や装飾性をも向上させた、映像機器や音響機器等の電子機器を遠隔操作するリモートコントローラ、及び、リモートコントロールシステムを提供すること。
【解決手段】
リモートコントローラ1は、ケース部11と、電子機器を遠隔操作させる入力部12とを備え、外観形状を略三角柱状に形成する共に、入力部12が、摺接やタッチによって情報入力可能なパッド状に構成し、送信可能な情報が異なるように夫々の側面に設ける。そして、所望する入力部12略中央から、上方向、下方向、左方向、右方向に向かって摺接したり、入力部12略中央をタッチすることで情報入力されるように構成する。また、映像機器2を、リモートコントローラの情報入力動作に対応づけた遠隔操作情報Aを表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像機器や音響機器等の電子機器を遠隔操作するリモートコントローラ及びリモートコントロールシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
映像機器や音響機器等の電子機器を遠隔操作する従来のリモートコントローラは、その外観形状が略帯板状に形成されている。そして、電子機器を遠隔操作させる入力部は、所謂押し釦方式によるものや(例えば特許文献1参照)、リモートコントローラに表示画面を設け操作メニューを三次元的に表示して、タッチセンサで操作するもの(例えば特許文献2参照)などが挙げられる。
【特許文献1】特開平9−271080号公報(第2頁、図1)
【特許文献2】特開2001−282412号公報(第3頁、図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、昨今の映像機器や音響機器等の電子機器は、その各種の選択項目のほとんどをリモートコントローラによる遠隔制御を行っている。
特に、映像機器の一つであるテレビは、電源のON/OFF、地上波やCS、BS等の放送タイプの切り換え、チャンネルの切り換え、画像設定(カラー調整やコントラスト調整等)等、各種の選択項目のほとんどを、リモートコントローラによる遠隔制御を実現している。
【0004】
しかしながら、従来、これら各種の選択項目を、リモートコントローラと、各種の選択項目が表示されるテレビ画面の双方を見ながらの操作となっており、煩雑であり煩わしいという問題があった。
【0005】
特に、テレビ画面に表示される各種の選択項目の配置パターンは、リモートコントローラに配置された押し釦などの入力部の配置パターンと相違している。従って、テレビ画面に表示された各種情報を見ながら、例えば←↑→↓等のリモートコントローラの押し釦を確認しての操作となっており、すぐさま直感的・感覚的な操作ができないといった問題点も有していた。
【0006】
さらに、リモートコントローラの外観形状は、上述したように略帯板状に形成されているが、このような形状のリモートコントローラを片手で持ち、さらに押し釦等を操作するには、決して操作性に優れているとは言えず、また、外観形状が無機的なデザインになりやすく、購買意欲を高める娯楽性や装飾性に限界があった。
【0007】
そこで本発明は、直感的・感覚的な操作性を達成すると共に、娯楽性や装飾性をも向上させたリモートコントローラ、及び、リモートコントロールシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記技術課題を達成するために、本発明にかかるリモートコントローラは、下記の技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1にかかるリモートコントローラは、映像機器や音響機器等の電子機器を遠隔操作するリモートコントローラであって、外観形状が略角柱状に形成され、前記電子機器を遠隔操作させる入力部が、夫々の側面に設けられると共に摺接やタッチによって情報入力可能なパッド状に構成されていることを特徴とする。
請求項2にかかるリモートコントローラは、請求項1において、外観形状が略三角柱状に形成されていることを特徴とする。
請求項3にかかるリモートコントローラは、請求項1または2において、頂面に電源スイッチ部が配設されると共に、前記電子機器へ操作情報を送信する送信部が前記電源スイッチ部内に配設されていることを特徴とする。
請求項4にかかるリモートコントローラは、請求項1〜3の何れかにおいて、前記夫々の側面は、平面視略凹湾曲形成されていることを特徴とする。
請求項5にかかるリモートコントローラは、請求項1〜4の何れかにおいて、前記入力部は、前記入力部略中央から、上方向、下方向、左方向、右方向に向かって摺接することで情報入力されると共に、前記入力部略中央をタッチすることで情報入力されるように構成されていることを特徴とする。
請求項6にかかるリモートコントローラは、映像機器や音響機器等の電子機器を遠隔操作するリモートコントローラであって、外観形状が略角柱状に形成され、前記電子機器を遠隔操作させる入力部が、夫々の側面から突出するように全方位回動可能に支持されると共に転動や押動によって情報入力可能なボール状に構成されていることを特徴とする。
請求項7にかかるリモートコントローラは、請求項6において、外観形状が略三角柱状に形成されていることを特徴とする。
請求項8にかかるリモートコントローラは、請求項6または7において、頂面に電源スイッチ部が配設されると共に、前記電子機器へ操作情報を送信する送信部が前記電源スイッチ部内に配設されていることを特徴とする。
請求項9にかかるリモートコントローラは、請求項6〜8の何れかにおいて、前記夫々の側面は、平面視略凹湾曲形成されていることを特徴とする。
請求項10にかかるリモートコントローラは、請求項6〜9の何れかにおいて、前記入力部は、上方向、下方向、左方向、右方向に向かって転動することで情報入力されると共に、前記入力部略中央を押動することで情報入力されるように構成されていることを特徴とする。
請求項11にかかるリモートコントロールシステムは、請求項5または10記載のリモートコントローラと、前記電子機器とを備えて構築されたリモートコントロールシステムであって、前記電子機器は、前記リモートコントローラから送信された遠隔操作情報を表示させると共に、その表示された遠隔操作情報を中心として、上方向、下方向、左方向、右方向に向かって前記入力部で入力可能な遠隔操作情報を表示させる仮想画面表示手段を備えていることを備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、リモートコントローラの外観形状を、略三角柱状に形成したから、従来のリモートコントローラのように略帯板状の無機的なデザインに比較して娯楽性や装飾性を向上することができる。
しかも、摺接やタッチによって情報入力可能なパッド状の入力部を夫々の側面に設けたり、あるいは、転動や押動によって情報入力可能なボール状の入力部を夫々の側面から突出するように全方位回動可能に設けたから、手元(リモートコントローラ)を見ること無く、各種の選択・決定事項が表示される画面を見ながらの、直感的・感覚的な操作性を達成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
次に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0011】
(実施の形態1)
実施の形態1にかかるリモートコントローラ1は、液晶テレビ、ブラウン管テレビ、プラズマテレビ等の映像機器2を遠隔操作するもので、ケース部11と入力部12とを備えて構成される。
【0012】
ケース部11は、図1〜図6に示すように、外観形状が略正三角柱状に形成された中空容器体であり、そのケース部11内には、映像機器2を遠隔操作するための回路基板(図示せず)と、その回路基板を動作させるバッテリ(図示せず)と、遠隔操作情報Aを送信する送信部が内装される。この送信部は、ケース部11の頂部に設けられた電源釦13(映像機器2の電源ON/OFFさせる押動釦)内に下方に配設されている。
【0013】
入力部12は、静電パッドや圧電パッド等の摺接やタッチによって情報入力可能なパッド状に構成され、夫々の側面(3面)にケース部11の側面と略面一となるように略十字状に形成されている。
【0014】
この入力部12は、例えば、映像を選択し決定する“見る” カテゴリと、映像機器2に内装されたDVDレコーダーやHDDレコーダー等の録画装置の録画予約やタイマー機能による映像装置の電源ON/OFF予約などの予約に関する項目を選択し設定する“予約”
カテゴリ、さらに、ガンマ調整やコントラスト調整、色合い設定、音質設定などの各種調整を行う“設定” カテゴリとに分別され、夫々の側面に割り当てられている。
【0015】
そして、この入力部12は、リモートコントローラ1使用者が、指(例えば親指)で特定の方向へ摺接したり、タッチすることで、その動作毎に対応付けられた遠隔操作情報Aが入力されると同時に、入力された遠隔操作情報Aが映像機器2に向かって送信部から送信するようになっている。
【0016】
入力例としては、例えば、入力部12略中央(十字状の交差部)から、上方向(前方向)、下方向(手前方向)、左方向、右方向に向かって指で摺接することで情報入力され、また、入力部12略中央を指でタッチすることで情報入力されるようになっている。
【0017】
以上のように構成された実施の形態1にかかるリモートコントローラ1は、図1〜図6に示すように、外観形状が略正三角柱状に形成されて、娯楽性や装飾性を兼ね備えた極めて好適なデザインになっており、また、リモートコントローラ1使用者が、ケース部11を軽く把持し、指(例えば、親指)で入力部12を摺接やタッチするだけで遠隔操作情報Aが送信されるので、手元のリモートコントローラ1をその都度確認することなく、直感的・感覚的な操作性を実現している。
【0018】
(実施の形態2)
次に、上述した実施の形態1にかかるリモートコントローラ1を用いたリモートコントロールシステムを説明する。
このリモートコントロールシステムは、上述したリモートコントローラ1(あるいは後述するリモートコントローラ3、4)と、液晶テレビ、ブラウン管テレビ、プラズマテレビ等の映像機器2(DVDレコーダーやHDDレコーダー付属)とで構築される。
【0019】
この映像機器2は、上述のリモートコントローラ1から送信された遠隔操作情報Aを画面内に表示させると共に、その表示された遠隔操作情報Aを中心として、画面上方向、画面下方向、画面左方向、画面右方向に向かって、入力部12で入力可能な遠隔操作情報Aを表示させる仮想画面表示手段を備えている。その表示例を図7に示す。
【0020】
図7に示すように、仮想画面表示手段で表示される画像は、テレビ画面21左下に表示された入力部12の形状を模した十字部Bと、その十字部B内中央にリモートコントローラ1から送信された遠隔操作情報A(操作決定前)、例えば図7では、地上(波)Bグループ内の任意の放送チャンネル(図7においては自動車を図示)が表示され、その表示された任意の放送チャンネルを中心にして上下方向にチャンネル番号順に地上(波)Bグループ内の放送チャンネルが表示される。
【0021】
加えて、左右方向には、地上(波)Aグループ、BS、CS、ライブラリ(例えばDVDレコーダーやHDDレコーダーで録画されたもの)、外部入力といった映像カテゴリが帯状の背景C上に表示される。
【0022】
この仮想画面表示手段で表示される画像情報と、リモートコントローラ1の入力部12での入力操作とが、対応付けられている。
例えば、リモートコントローラ1の入力部12略中央(交差部)から上方向(前方向)あるいは下方向(手前方向)へ向かって指で入力部12(パッド面)を摺接すると、それに連動して十字部B内中央に表示される映像が順次切り替わる(選局候補の表示)。そして、所望のチャンネルが表示されたら、入力部12略中央を指でタッチすることでテレビ画面21全体が切り替わる(選局決定)。
【0023】
この操作は、夫々のカテゴリも同様であり、“予約”カテゴリの場合、リモートコントローラ1の入力部12略中央(交差部)から上方向(前方向)あるいは下方向(手前方向)へ向かって指でパッド面を摺接することで予約の種類が順次十字部B内中央に表示され、左方向あるいは右方向へ向かって指で入力部のパッド面を摺接することで予約時間が表示され、入力部12略中央を指でタッチすることで予約が完了する。
【0024】
“設定”カテゴリの場合も操作方法は同じであり、リモートコントローラ1の入力部12略中央(交差部)から上方向(前方向)あるいは下方向(手前方向)へ向かって指でパッド面を摺接することで映像等の設定項目が順次十字部B内中央に表示され、左方向あるいは右方向へ向かって指で入力部のパッド面を摺接することで設定量が表示され、入力部12略中央を指でタッチすることで設定が完了する。
【0025】
また、音量コントロールは、リモートコントローラ1の入力部12左右端のいずれかのパッド面をタッチすることで音量レベルを上げ、他方の左右端のパッド面をタッチすることで音量レベルを下げるように構成される。
【0026】
なお、ケース部11の頂部に設けられた電源釦13を押動することで映像機器2の電源がON(この電源釦13の代わりに入力部をタッチ、あるいは、特定の摺接動作によって映像機器2の電源ONにする構成でも良い。この場合、電源釦13は不要である)されてテレビ画面21に前回終了時(映像機器2の電源OFF時)の放送チャンネルの映像が表示され、さらに、入力部12をタッチ、あるいは、特定の摺接動作によって、上述の仮想画面表示手段による十字部Bを含めた画像情報が、テレビ画面21に表示される。
【0027】
また、指で入力部12にタッチする場合、2回続けてタッチすることで、他の遠隔操作情報Aに対応づけても良い。
【0028】
以上のように構成された実施の形態1にかかるリモートコントロールシステムは、親指で入力部12を摺接やタッチするだけで遠隔操作情報Aが送信されるので、上述したように、手元のリモートコントローラ1をその都度確認することなく、直感的・感覚的な操作性を実現している。
【0029】
(実施の形態3)
実施の形態3にかかるリモートコントローラ3は、実施の形態1で例示したリモートコントローラ1の外観形状と、入力部12の形状(操作含む)を変更したものが例示されている。
すなわち、ケース部31は、図8及び図9に示すように、外観形状が略正三角柱状に形成されると共に、夫々の側面のコーナー部31aに丸みを持たせ、さらに夫々の側面中央部には、平面視略凹湾曲形成された中空容器体で構成される。
【0030】
そのケース部31内には、実施の形態1のリモートコントローラ1と同様に、映像機器2を遠隔操作するための回路基板(図示せず)と、その回路基板を動作させるバッテリ(図示せず)と、遠隔操作情報Aを送信する送信部(図示せず)が内装される。
【0031】
入力部32は、静電パッドや圧電パッド等の摺接やタッチによって情報入力可能なパッド状に構成され、略凹湾曲形成された部分と、その略凹湾曲形成された部分中央の左右に夫々設けられている。(図8に示すように、○印及び△印が表面に凸状印刷されて入力部32の位置を明示している)
【0032】
この入力部32は、実施の形態1のリモートコントローラと同様に、例えば、“見る” カテゴリと、“予約” カテゴリ、“設定” カテゴリとに分別され、夫々の側面に割り当てられている。
【0033】
そして、この入力部32は、リモートコントローラ3使用者が、指(例えば親指)で特定の方向へ摺接したり、タッチすることで、その動作毎に対応付けられた遠隔操作情報Aが入力されると同時に、入力された遠隔操作情報Aが映像機器2に向かって送信部から送信するようになっている。
【0034】
入力例としては、例えば、入力部32略中央から、上方向(前方向)、下方向(手前方向)向かって指で摺接することで情報入力され、また、入力部32略中央を指でタッチしたり、入力部32略中央から左部、右部にタッチすることで情報入力されるようになっている。
【0035】
以上のように構成された実施の形態3にかかるリモートコントローラ3は、図8及び図9に示すように、外観形状が略正三角柱状に形成されて、娯楽性や装飾性を兼ね備えた極めて好適なデザインになっており、また、リモートコントローラ3使用者が、ケース部31を軽く把持し、指(例えば、親指)で入力部32を摺接やタッチするだけで遠隔操作情報Aが送信されるので、手元のリモートコントローラ3をその都度確認することなく、直感的・感覚的な操作性を実現している。
【0036】
なお、実施の形態3にかかるリモートコントローラ3は、実施の形態1で例示したリモートコントローラ1の入力部12略中央(十字状の交差部)から、左方向、右方向に向かって指で摺接するとした情報入力の方法に対して、入力部32略中央から左部、右部にタッチする方法に変更していると共に、外観形状のデザインを変更したものである。また、映像機器2への操作は、実施の形態1で例示したリモートコントローラ1と同一(左右方向への摺接操作と、左部、右部へのタッチ操作の違いのみ)であり、さらに、映像機器2を加えて構築されるリモートコンロールシステムは、実施の形態2で例示したリモートコントロールシステムと同一であるため、その詳細な説明は省略する。
【0037】
(実施の形態4)
実施の形態4にかかるリモートコントローラ4は、実施の形態1で例示したリモートコントローラ1のパッド状の入力部12に換えて、ボール状の入力部42としたものである。
すなわち、図10及び図11に示すように、ケース部41は、外観形状が略正三角柱状に形成されると共に、夫々の側面が平面視略凹湾曲形成された中空容器体で構成される。
【0038】
そのケース部41内には、実施の形態1のリモートコントローラ1と同様に、映像機器2を遠隔操作するための回路基板(図示せず)と、その回路基板を動作させるバッテリ(図示せず)と、遠隔操作情報Aを送信する送信部(図示せず)が内装される
【0039】
入力部42は、夫々の側面から突出するように全方位回動可能にケース部略中央に支持されると共に、転動や押動によって情報入力可能なボール状に構成されている。
【0040】
この入力部42は、実施の形態1のリモートコントローラ1と同様に、例えば、“見る” カテゴリと、“予約” カテゴリ、“設定” カテゴリとに分別され、夫々の側面に割り当てられている。また、1個のボール状の入力部12であることから、夫々の側面に割り当てられたカテゴリと、そのカテゴリ面でのボール操作とを対応づける(認識させる)ことが必要であるが、これは、所望するカテゴリ面からボール状の入力部42を押すことでスイッチングされ、所望するカテゴリに切り替わるようになっている。
【0041】
そして、この入力部42は、リモートコントローラ4使用者が、指(例えば親指)で特定の方向へ転動したり、押し込むことで、その動作毎に対応付けられた遠隔操作情報Aが入力されると同時に、入力された遠隔操作情報Aが映像機器2に向かって送信部から送信するようになっている。
【0042】
入力例としては、例えば、上方向(前方向)、下方向(手前方向)向かって入力部42を指で転動することで情報入力され、また、入力部42略中央を指で押すことで情報入力されるようになっている。
【0043】
以上のように構成された実施の形態4にかかるリモートコントローラ4は、図10及び図11に示すように、外観形状が略正三角柱状に形成されて、娯楽性や装飾性を兼ね備えた極めて好適なデザインになっており、また、リモートコントローラ4使用者が、ケース部41を軽く把持し、指(例えば、親指)で入力部42を転動や押動するだけで遠隔操作情報Aが送信されるので、手元のリモートコントローラ4をその都度確認することなく、直感的・感覚的な操作性を実現している。
【0044】
なお、実施の形態4にかかるリモートコントローラ4は、実施の形態1で例示したリモートコントローラ1の入力部12略中央(十字状の交差部)から、上方向、下方向、左方向、右方向に向かって指で摺接したり、入力部12略中央をタッチするとした情報入力の方法に対して、入力部42を上方向、下方向、左方向、右方向に向かって転動したり、入力部42を押動する方法に変更していると共に、外観形状のデザインを変更したものである。また、映像機器2への操作は、実施の形態1で例示したリモートコントローラ1と同一(摺接操作とタッチ操作に対し、転動操作、押動操作の違いのみ)であり、さらに、映像機器2を加えて構築されるリモートコンロールシステムは、実施の形態2で例示したリモートコントロールシステムと同一であるため、その詳細な説明は省略する。
【0045】
以上、具体的な実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されず、発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】実施の形態1にかかるリモートコントローラの正面図である。
【図2】同、リモートコントローラの平面図である。
【図3】同、リモートコントローラの底面図である。
【図4】同、リモートコントローラの左側面図である。
【図5】同、リモートコントローラの右側面図である。
【図6】同、リモートコントローラの背面図である。
【図7】実施の形態2にかかるリモートコントロールシステムの概略を示した模式図である。
【図8】実施の形態3にかかるリモートコントローラの正面図である。
【図9】同、リモートコントローラの平面図である。
【図10】実施の形態3にかかるリモートコントローラの正面図である。
【図11】同、リモートコントローラの平面図である。
【符号の説明】
【0047】
1、3、4 リモートコントローラ
11、31、41 ケース部
12、32、42 入力部
13 電源釦
2 映像機器
21 テレビ画面
31a コーナー部
A 遠隔操作情報
B 十字部
C 帯状の背景

【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像機器や音響機器等の電子機器を遠隔操作するリモートコントローラであって、
外観形状が略角柱状に形成され、前記電子機器を遠隔操作させる入力部が、夫々の側面に設けられると共に摺接やタッチによって情報入力可能なパッド状に構成されていることを特徴とするリモートコントローラ。
【請求項2】
外観形状が略三角柱状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のリモートコントローラ。
【請求項3】
頂面に電源スイッチ部が配設されると共に、前記電子機器へ操作情報を送信する送信部が前記電源スイッチ部内に配設されていることを特徴とする請求項1または2記載のリモートコントローラ。
【請求項4】
前記夫々の側面は、平面視略凹湾曲形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載のリモートコントローラ。
【請求項5】
前記入力部は、前記入力部略中央から、上方向、下方向、左方向、右方向に向かって摺接することで情報入力されると共に、前記入力部略中央をタッチすることで情報入力されるように構成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載のリモートコントローラ。
【請求項6】
映像機器や音響機器等の電子機器を遠隔操作するリモートコントローラであって、
外観形状が略角柱状に形成され、前記電子機器を遠隔操作させる入力部が、夫々の側面から突出するように全方位回動可能に支持されると共に転動や押動によって情報入力可能なボール状に構成されていることを特徴とするリモートコントローラ。
【請求項7】
外観形状が略三角柱状に形成されていることを特徴とする請求項6記載のリモートコントローラ。
【請求項8】
頂面に電源スイッチ部が配設されると共に、前記電子機器へ操作情報を送信する送信部が前記電源スイッチ部内に配設されていることを特徴とする請求項6または7記載のリモートコントローラ。
【請求項9】
前記夫々の側面は、平面視略凹湾曲形成されていることを特徴とする請求項6〜8の何れか1項記載のリモートコントローラ。
【請求項10】
前記入力部は、上方向、下方向、左方向、右方向に向かって転動することで情報入力されると共に、前記入力部略中央を押動することで情報入力されるように構成されていることを特徴とする請求項6〜9の何れか1項記載のリモートコントローラ。
【請求項11】
請求項5または請求項10記載のリモートコントローラと、前記電子機器とを備えて構築されたリモートコントロールシステムであって、
前記電子機器は、前記リモートコントローラから送信された遠隔操作情報を表示させると共に、その表示された遠隔操作情報を中心として、上方向、下方向、左方向、右方向に向かって前記入力部で入力可能な遠隔操作情報を表示させる仮想画面表示手段を備えていることを備えていることを特徴とするリモートコントロールシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−211104(P2006−211104A)
【公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−18270(P2005−18270)
【出願日】平成17年1月26日(2005.1.26)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】