説明

レプリキンペプチド及びその使用

本発明は、高速複製及び高ひと死亡率に関係するペプチドの新規なクラス、並びに新興ウイルス疾患のワクチン及び治療を含んで成る疾患の診断、予防及び治療におけるこれらの使用、並びにペプチドの新規なクラス及び関連構造を同定するための方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウイルス又は生物体中のレプリキン骨格を同定する方法であって、
(1)末端リジン及び該末端リジンに直接隣接するリジン;
(2)末端ヒスチジン及び該末端ヒスチジンに直接隣接するヒスチジン、
(3)ほかのリジンから約6〜約10個のアミノ酸残基におけるリジン;及び
(4)少なくとも6%のリジン、
を含む約16〜約30個のアミノ酸を含んで成る、一連のレプリキン骨格ペプチドを同定する工程を含む、方法。
【請求項2】
前記一連のレプリキン骨格ペプチドの個々のメンバー又は複数のメンバーを同定する工程を更に含んで成る、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
更に、エクソスケルトン骨格(Exoskeleton Scaffold)を同定することを含んで成り、ここで前記一連のレプリキン骨格ペプチドが第一系列のウイルス、ウイルス株又は生物体中で同定され、そして該第一系列のウイルス、ウイルス株又は生物体との比較として、前記エクソスケルトン骨格が後発ウイルス、ウイルス株又は生物体中で同定され、ここで該エクソスケルトン骨格が、該レプリキン骨格と約同数のアミノ酸を含有するアミノ酸配列を含んで成り、そして更に(1)末端リジン及び該末端リジンに直接隣接するリジン、(2)末端ヒスチジン及び該末端ヒスチジンに直接隣接するヒスチジンを含んで成り、そして(3)ほかのリジンから約6〜約10個のアミノ酸残基中にリジンを含まない、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
更に、請求項1に記載の第二レプリキン骨格ペプチドを同定する工程、レプリキン骨格ペプチドと第二レプリキン骨格ペプチドを比較する工程、及び該第二レプリキン骨格ペプチドが該第二レプリキン骨格ペプチドから変化しない場合、ワクチンとしていずれかのレプリキン骨格ペプチドを選択する工程を含んで成る、請求項1に記載のレプリキン骨格ペプチドを同定する方法。
【請求項5】
(1)少なくとも1つのリジン残基が末端リジン残基である第二リジン残基から6〜10個の残基に位置する少なくとも1つのリジン残基;(2)少なくとも1つのヒスチジン残基;及び(3)少なくとも6%のリジン残基を含んで成る7〜約50個のアミノ酸を含有する、単離又は合成されたインフルエンザウイルスペプチド。
【請求項6】
前記単離又は合成されたインフルエンザウイルスペプチドがインフルエンザウイルスの新興株中に存在する、請求項5に記載の単離又は合成されたインフルエンザウイルスペプチド。
【請求項7】
(1)第二リジン残基から6〜10個の残基に位置する少なくとも1つのリジン残基;(2)少なくとも1つのヒスチジン残基;(3)少なくとも6%のリジン残基を含んで成る7〜約50個のアミノ酸を含有する、単離又は合成されたインフルエンザウイルスペプチドであって、ここで該単離又は合成されたインフルエンザウイルスペプチドがインフルエンザウイルスのH5N1株中に存在する、インフルエンザウイルスペプチド。
【請求項8】
末端リジンを更に含んで成る、請求項7に記載の単離又は合成されたインフルエンザウイルスペプチド。
【請求項9】
アミノ酸配列、KKNSTYPTIKRSYNNTNQEDLLVLWGIHHを含んで成る、請求項7に記載の単離又は合成されたインフルエンザウイルスペプチド。
【請求項10】
約16〜約30個のアミノ酸、並びに
(1)末端リジン及び該末端リジンに直接隣接するリジン;
(2)末端ヒスチジン及び該末端ヒスチジンに直接隣接するヒスチジン、
(3)ほかのリジンから約6〜約10個のアミノ酸残基におけるリジン;及び
(4)少なくとも6%のリジン、
を含んで成る、請求項5に記載の単離又は合成されたインフルエンザウイルスペプチドであって、ここで該ペプチドの相同体が、複数のウイルスの異種検体、ウイルス株又は生物体に存在し、ここで該相同体が約16〜約30個のアミノ酸、並びに
(5)末端リジン及び該末端リジンに直接隣接するリジン;
(6)末端ヒスチジン及び該末端ヒスチジンに直接隣接するヒスチジン、
(7)ほかのリジンから約6〜約10個のアミノ酸残基におけるリジン;及び
(8)少なくとも6%のリジン、
を含んで成る、インフルエンザウイルスペプチド。
【請求項11】
(1)第二リジン残基から約6〜約10個の残基に位置する少なくとも1つのリジン残基;(2)少なくとも1つのヒスチジン残基;(3)少なくとも6%のリジン残基を含んで成る、インフルエンザウイルスの少なくとも1つの単離又は合成されたペプチドを含んで成る、予防的又は治療的ウイルスワクチン。
【請求項12】
前記単離又は合成されたペプチドが、インフルエンザウイルスの新興株中に存在する、請求項11に記載の予防的又は治療的ウイルスワクチン。
【請求項13】
前記単離又は合成されたペプチドが、インフルエンザウイルスのH5N1株中に存在する、請求項11に記載の予防的又は治療的ウイルスワクチン。
【請求項14】
KKNSTYPTIKRSYNNTNQEDLLVLWGIHHを含んで成るアミノ酸配列を含むペプチドを含んで成る、請求項11に記載の予防的又は治療的ウイルスワクチン。
【請求項15】
配列番号732、配列番号733、配列番号734、配列番号735、配列番号736、配列番号737、配列番号738、配列番号739、配列番号740、配列番号741、配列番号742のいずれかを更に含んで成る、請求項11に記載の予防的又は治療的ウイルスワクチン。
【請求項16】
更に、配列番号732を含んで成る、請求項14に記載の予防的又は治療的ウイルスワクチン。
【請求項17】
更に、医薬的に許容される担体及び/又はアジュバントを含んで成る、請求項11に記載の予防的又は治療的ウイルスワクチン。
【請求項18】
更に、ワクチンV120304U2を含んで成る、請求項14に記載の予防的又は治療的ウイルスワクチン。
【請求項19】
インフルエンザウイルスに対する抗体を産生するために対象の免疫系を刺激する方法であって、(1)第二リジン残基から6〜10個の残基中に位置する少なくとも1つのリジン残基;(2)少なくとも1つのヒスチジン残基、及び(3)少なくとも6%のリジン残基を含んで成る7〜約50個のアミノ酸を含んで成る、少なくとも1つの単離又は合成したインフルエンザウイルスレプリキンペプチドの有効量を投与する工程を含んで成る方法。
【請求項20】
更に、医薬的に許容される担体及び/又はアジュバントを含んで成り、そして更にインフルエンザ感染を予防又は治療する工程を含んで成る、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記単離又は合成されたインフルエンザウイルスペプチドが新興ウイルス中に存在する、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
前記単離又は合成されたインフルエンザウイルスペプチドがインフルエンザウイルスのH5N1株中に存在する、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
前記単離又は合成されたインフルエンザウイルスペプチドが、KKNSTYPTIKRSYNNTNQEDLLVLWGIHHを含むアミノ酸配列を含んで成る、請求項19に記載の方法。
【請求項24】
予防的又は治療的ウイルスワクチンを製造する方法であって、約16〜約30個のアミノ酸を含んで成る複数のレプリキン骨格ペプチドを含んで成るレプリキン骨格を同定する工程、及び予防又は治療的ウイルスワクチンとして少なくとも1つの該レプリキン骨格ペプチドを単離又は合成する工程を含んで成り、ここで該レプリキン骨格ペプチドが:
(1)末端リジン及び該末端リジンに直接隣接するリジン;
(2)末端ヒスチジン及び該末端ヒスチジンに直接隣接するヒスチジン、
(3)ほかのリジンから約6〜約10個のアミノ酸残基におけるリジン;及び
(4)少なくとも6%のリジン、
を含んで成る、方法。
【請求項25】
前記レプリキン骨格ペプチドがインフルエンザウイルス中に存在する、請求項24
に記載の方法。
【請求項26】
複数の基準をタンパク質配列を表すデータに対して適用する工程;
該基準に基づき、該タンパク質配列中の任意のサブシーケンスを同定する工程;及び
該同定したサブシーケンスをデータファイルに出力する工程を含んで成る方法であって、
該基準が:
該サブシーケンス中に含まれるアミノ酸のセット{a};
該サブシーケンスから除外されるアミノ酸のセット{b};及び
セット{a}及び{b}のメンバー間の最小及び最大許容ギャップ、
を含んで成る、方法。
【請求項27】
前記タンパク質配列がネットワークを介して得られる、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
請求項26に記載の方法を実行するための、コンピュータ実行可能命令を記憶する機械可読媒体。
【請求項29】
複数の基準をタンパク質配列を表すデータに対して適用する工程;
該基準に基づき、該タンパク質配列中のサブシーケンスを同定する工程、ここで該同定されたサブシーケンスは、そのリジンアミノ酸間の距離の所定の許容範囲、及びそのヒスチジンアミノ酸と最も遠いリジンの間の距離の所定の許容範囲を有し;そして
該同定したサブシーケンスをデータファイルに出力する工程、
を含んで成る方法。
【請求項30】
前記タンパク質配列がネットワークを介して得られる、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
請求項29に記載の方法を実行するための、コンピュータ実行可能命令を記憶する機械可読媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図4D】
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【図4E】
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【図4F】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公表番号】特表2008−539164(P2008−539164A)
【公表日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−555371(P2007−555371)
【出願日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際出願番号】PCT/US2006/005343
【国際公開番号】WO2006/088962
【国際公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【出願人】(501141781)
【出願人】(501141792)
【出願人】(507273792)
【出願人】(507273806)
【Fターム(参考)】