レール走行玩具の連係発車装置
【課題】この発明は、交通機関を乗り継いで旅行をする体験を感得できる連係発車玩具の提供にある。
【解決手段】所要の間隔で互いに平行に離隔した複線の溝レール２、３を備えた連係発車レール盤１において、夫々の溝レール２、３内に外端側に進入作動カム部４ａ、５ａを、各進入作動カム４ａ、５ａの内端にストッパー４ｂ、５ｂを夫々備える機能部４、５を離隔して配し、そのストッパー４ｂ、５ｂの中間に進入戻しカム部６、７を配し、夫々の機能部４、５と進入戻しカム部６、７を連係するレール走行玩具の連係発車装置。
【解決手段】所要の間隔で互いに平行に離隔した複線の溝レール２、３を備えた連係発車レール盤１において、夫々の溝レール２、３内に外端側に進入作動カム部４ａ、５ａを、各進入作動カム４ａ、５ａの内端にストッパー４ｂ、５ｂを夫々備える機能部４、５を離隔して配し、そのストッパー４ｂ、５ｂの中間に進入戻しカム部６、７を配し、夫々の機能部４、５と進入戻しカム部６、７を連係するレール走行玩具の連係発車装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は、交通機関を乗り継いで旅行する体験を感得できるレール走行玩具の連係発車装置に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、旅行玩具には、例えば、垂直支軸の上端を横に曲げ、その先端に自動車、電車等を取付けて吊下げ、その垂直支軸の回転でパノラマ盤上を動くラウンド玩具がある。また、両サイドが起立した枠型のレール上を搭載する電池により走行する走行玩具がある。本特許出願人も交通機関を乗り継いで旅行する体験を感得できる連係発車走行玩具を提案している。
【特許文献１】特開２００５−５２２１４号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
前記本特許出願人が提案した連係発車走行玩具の連係発車溝レール盤は、溝レールの底面に、中央が起立する支軸に軸支され、その支軸を中心に水平回りに所要角度回動する回動底板を配備し、その回動底板上に溝レールに合わせて支軸から内側の同距離に対称形状の戻しカムを、同じく支軸から外側の同距離に、外端の進入側を作動カム部、内端の発進側をストッパー部となる作動カム兼ストッパーを対称形状に隆設してなるものであった。したがって、単線で、前後に走行玩具を発車させて連係させるものでは、発進側のストッパーで、車輪を回転する走行玩具を停車させているとき、後続の走行玩具が到着して反対の外端に進入すると、案内輪で作動カム部を溝レール内から押出して支軸を中心に回動底板を回動させ、ストッパーが溝レール内から側方に退避するので、ストッパーは解除されて前端側の走行玩具は発進する。そして、到着した後方の走行玩具は、案内輪が戻しカム部を通過するときに、これを側方に押出し、回動底板を当初の位置に復帰させるものである。このため発進側のストッパー部は、再び、溝レールを閉塞し、後続の走行玩具の案内輪をストッパー部に衝突させて、その車輪の回転を維持しつつ発進を待機させるものである。この単線の発車連係溝レール盤を、複線に利用するときには、回動底板の一側の前後端に横向きの連杆を設け、回動底板を平行に並設し、その回動底板の連杆の突出端を互いに付け合わせて関連し、一方の走行玩具の進入による一方の回動底板の回動を他方の回動底板に伝達して回動し、他方の走行玩具を連係して発進させるものである。
【０００４】
しかるに、前記本特許出願人が提案した発車連係溝レール盤において、走行玩具は、進行のために車輪を回転しているから、ストッパー部に前進力が掛り、しかも、車輪の回転により振動も発生する。また、ストッパー部が設けられる回動底板は、支軸の一個所で支承しているので、振動に弱く揺動し、バランスが崩れて回動底板の回動によりストッパー部が回動し、溝レールの閉塞が解除され、後続の走行玩具の到着を待たないで発車する欠点があった。
そこで、この発明は、かかる誤発進を防止すること、単線溝レールにおける前後および複線レールにおける並列の連係発進の確実を目的になされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
所要の間隔で互いに平行に離隔した複線の溝レールを備えた連係発車レール盤において、夫々の溝レール内に外端側に進入作動カム部を、各進入作動カムの内端にストッパーを夫々備える機能部を離隔して配し、そのストッパーの中間に進入戻しカム部を配し、夫々の機能部と進入戻しカム部を連係するレール走行玩具の連係発車装置にある。
【０００６】
所要の間隔で互いに平行に離隔した複線の溝レールを備えた連係発車レール盤において、夫々の溝レール内に外端側に進入作動カム部を、各進入作動カムの内端にストッパーを夫々備える機能部を離隔して配し、そのストッパーの中間に進入戻しカム部を配し、夫々の機能部と進入戻しカム部を連係する連係発車装置であって、前記進入作動カムとストッパーからなる機能部と進入戻しカム部を上面に備え、かつその機能部と進入戻しカム部の中間である中心に軸受け孔を開口し、その軸受け孔を中心とする所要半径の長幅歯車部を備える長幅歯車部付き回動支盤と、進入作動カムとストッパーからなる機能部と進入戻しカム部を上面に備え、かつその機能部と進入戻しカム部との中間である中心に軸受け孔を開口し、その軸受け孔を中心とし、前記長幅歯車部付き回動支盤の長幅歯車部の半径と同一半径レール走行玩具の連係発車装置の短幅歯車部を備える短幅歯車部付き回動支盤とから構成してなるレール走行玩具の連係発車装置としてもよいものである。
【０００７】
長幅歯車部付き回動支盤と短幅歯車部付き回動支盤を前記連係発車レール盤の複線の溝レールにおいて、その長幅歯車部付き回動支盤と短幅歯車部付き回動支盤が対応し噛合するように軸受け孔と軸受け孔を軸支し、かつ互いに対面する長幅歯車部付き回動支盤の長幅歯車部を固定軸に回転自在に支承される中間歯車を介して噛合してもよいものである。
【０００８】
前記連係発車レール盤は、外縁を方形で、かつ、その外縁に凹凸係合縁を形成してユニット化し、外縁が組合う同形の溝レールユニットと接続して環状のレールセットを構成してもよいものである。
【０００９】
前記環状のレールセットの溝レールを走行する走行車両は、案内輪と駆動車輪を有し、その駆動車輪は、搭載する動力源によって走行させてもよいものである。
【発明の効果】
【００１０】
この発明のレール走行玩具の連係発車装置は、以上のように、構成するから連係発車レール盤の溝レールに走行車両が進入すると、走行車両の案内輪により、機能部の進入作動カムを押し退けると、長幅歯車部付き回動支盤と短幅歯車部付き回動支盤は軸受け孔を中心に連係して円滑に回動し、他側の進入作動カムの回動と共に機能部のストッパーも退避し、その機能部のストッパーに発進を阻止されていた走行車両をスムーズに解放して発車させるものである。
【００１１】
また、機能部のストッパーは、走行車両の前進力を受けるとき、その押圧力を側方の回転力に変換して進入作動カムの作動方向と反対に回動して衝突面に衝突させ、走行車両の前進力および振動が機能部のストッパー加えられても誤作動を発生させることがないものである。
【００１２】
また、長幅歯車部付回動支盤と短幅歯車部付き回動支盤は、互いに対面する長幅歯車部と短幅歯車部を直接噛合し、互いに対面する長幅歯車部と長幅歯車部と中間歯車を介して噛合しているから、連係回動が円滑確実である。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１３】
所要の間隔で互いに平行に離隔した複線の溝レール２、３を備えた連係発車レール盤１において、夫々の溝レール２、３内に外端側に進入作動カム部４ａ、５ａを、各進入作動カム４ａ、５ａの内端にストッパー４ｂ、５ｂを夫々備える機能部４、５を離隔して配し、そのストッパー４ｂ、５ｂの中間に進入戻しカム部６、７を配し、夫々の機能部４、５と進入戻しカム部６、７を連係する連係発車装置であって、前記進入作動カム４ａとストッパー４ｂからなる機能部４と進入戻しカム部６を上面に備え、かつその機能部４と進入戻しカム部６の中間である中心に軸受け孔９ａを開口し、その軸受け孔９ａを中心とする所要半径の長幅歯車部８を備える長幅歯車部付き回動支盤９と、進入作動カム５ａとストッパーからなる機能部５と進入戻しカム部７を上面に備え、その機能部５と進入戻しカム部７との中間である中心に軸受け孔１３ａを開口し、その軸受け孔１３ａを中心とし、前記長幅歯車部付き回動支盤９の長幅歯車部８の半径と同一半径の短幅歯車部１２を備える短幅歯車部付き回動支盤１３とを設け、かつ、前記長幅歯車部付き回動支盤９と短幅歯車部付き回動支盤１３を前記連係発車レール盤１の溝レール２と溝レール３において、その長幅歯車部付き回動支盤９と短幅歯車部付き回動支盤１３が対応し噛合するように軸受け孔９ａと軸受け孔１３ａを軸支し、かつ互いに対面する長幅歯車部付き回動支盤９の長幅歯車部８を固定軸１９に回転自在に支承される中間歯車２０を介して噛合してなるレール走行玩具の連係発車装置。
【実施例】
【００１４】
以下、この発明のレール走行玩具の連係発車装置を実施の一例示す図面により説明すると、図１に示す通り、所要の間隔で互いに平行に離隔した溝レール２、３を備えた連係発車レール盤１において、夫々の溝レール２、３内に外端側に進入作動カム部４ａ、５ａを、各進入作動カム４ａ、５ａの内端にストッパー４ｂ、５ｂを夫々備える機能部４、５を配し、そのストッパー４ｂ、５ｂの中間に進入戻しカム部６、７を配し、夫々の機能部４、５と進入戻しカム部６、７を連係する連係発車装置であって、図１および図２に示す通り、前記進入作動カム４ａとストッパー４ｂからなる機能部４と進入戻しカム部６を上面に備え、かつその機能部４と進入戻しカム部６との中間で両者の中心に軸受け孔９ａを中心に開口し、その軸受け孔９ａを中心とする所要半径の長幅歯車部８を備える長幅歯車部付き回動支盤９は、実施例では、溝レール２に設けた開口凹陥部１０の支軸１１に支承している。同じく、進入作動カム５ａとストッパー５ｂからなる機能部５と進入戻しカム部７を上面に備え、かつその機能部５と進入戻しカム部７の中間で、両者の中心に軸受け孔１３ａを開口し、その軸受け孔１３ａを中心とし、前記長幅歯車部８の半径と同一半径の短幅歯車部１２を備える短幅歯車部付き回動支盤１３は、実施例では、溝レール２に設けた開口凹陥部１４の支軸１５に支承し、溝レール２に開口部１６、１７、１８を設けて機能部４、５および進入戻しカム部６、７を連動して出没自在に構成している。
【００１５】
前記連係発車レール盤１の溝レール３において、溝レール２と同様に、開口凹陥部１０、１４および開口部１６、１７、１８を１８０度転回した対称位置に設け、開口凹陥部１０の支軸１１に長幅歯車部付き回動支盤９の軸受け孔９ａを嵌入支承し、また、開口凹陥部１４に短幅歯車付き回動支盤１３の軸受け孔１３ａを嵌入支承し、夫々進入作動カム４ａ、５ａとストッパー４ｂ、５ｂを備える機能部４、５と進入戻しカム部６、７を回動自在に配し、互いに対向する長幅歯車部８と短幅歯車部１２を噛合すると共に、固定軸１９に軸支されて回転自在の中間歯車２０に前記互いに対向する長幅歯車部８を噛合し、溝レール２、３における機能部４、５および進入戻しカム部６、７を連係作動するように構成している。
【００１６】
前記連係発車レール盤１は、外縁を方形で、かつ、その外縁に凹凸係合縁を形成してユニット化し、外縁が組合う同形の溝レールユニットと接続して環状のレールセットを構成できる。図４は、その実施例であり、前記連係発車レール盤１の溝レール２と溝レール３の側方に単線溝レールユニット２１ａを接続して夫々複線とし、それから、溝レール２と単線レールユニット２１ａの溝レール２１ａ１の一方端に複線溝レールユニット２１ｂ、ループ溝レールユニット２１ｃを接続し、溝レール３と単線レールユニット２１ａの溝レール２１ａ１の一方端にクロス溝レールユニット２１ｄ、ループ溝レールユニット２１ｃを接続し、反対端の溝レール２と単線レールユニット２１ａの溝レール２１ａ１の他方端にクロス溝レールユニット２１ｃ、ループ溝レールユニット２１ｃを接続し、溝レール３と単線レールユニット２１ａの溝レール２１ａ１の他方端に複線溝レールユニット２１ｂ、Ｕ字形溝レールユニット２１ｅを接続している。
【００１７】
前記環状のレールセットの溝レールを走行する走行車両２２は、図５に示す通り、案内輪２３と駆動車輪２４を有し、その駆動車輪２４は、搭載する電池により作動するモーターによって走行する。前記案内輪２３は、図６に示すように、枢軸２５で支持される自在輪とすると、よりスムーズに走行する。駆動源は、図示しないが、ゼンマイ動力によってもよいものである。
【００１８】
図７は、外形を飛行機型とした走行車両２６で、前記走行車両２２と同様に案内輪２３と駆動車輪２４を有している。
【００１９】
この発明の連係発車レール盤１は、前述のように構成されるから、並列する溝レール２、３に、図４に示すように、各種の溝レールユニットを接続して複線の環状レールセットを構成すると、溝レール２において、走行車両２６の案内輪２３をストッパー５ｂに衝突させて発車待機状態にあるとき、溝レール３に走行車両２２が進入し、その案内輪２３により作動カム５ａを斜面に沿って横に押し退けて短幅歯車部付き回動支盤１３を、支軸１５を中心に回動させ、この回動は、短幅歯車部１２と対面して噛合する長幅歯車部８を備えた長幅歯車部付き回動支盤９を回動し、この長幅歯車部８と噛合する中間歯車２０を介して対面噛合する長幅歯車部８の長幅歯車部付き回動支盤９に伝達し、この回動を長幅歯車部８と対面して噛合する短幅歯車部１２を備えた短幅歯車部付き回動支盤９に伝達し、この短幅歯車部付き回動支盤１３上の機能部５を横に回動してストッパー５ｂを溝レール２より退避させ、溝レール２に待機する走行車両２６を発進させるものである。前記走行車両２２の機能部５を押し退け作用により短幅歯車部付き回動支盤１３の戻しカム部７は、図３に示すように、溝レール３内に回動しているので、走行車両２２の案内輪２３は、溝レール３より押し退けるので、長幅歯車部付き回動支盤９および短幅歯車部付き回動支盤１３上の機能部４、５は、溝レール２、３に戻るので、走行車両２２は、溝レール２内の案内輪２３をストッパー５ｂに衝突してその発進を阻止されて待機状態に維持されるものである。そして前記発進した走行車両２６が周回して連係発車レール盤１に戻り、溝レール２に進入すると、前述の要領で今度は、待機する走行車両２２が発進するものである。
【産業上の利用可能性】
【００２０】
この発明のレール走行玩具の連係発車装置は、以上のように、ユニット型の溝レール盤が基本となっているからレイアウトが自由であり、組立てを楽しむことができ、その組立てたレールに走行車両を走らせて創作を楽しむと共に、走行車両を相互に連係発車するので、走行に情景が発生し、旅行の実感または期待感が生まれるものである。よって、この種の車両のレール走行玩具の市場拡大に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【００２１】
【図１】この発明の実施例のレール走行玩具の連係発車装置の実施例である連係発車レール盤ユニットを示す平面図である。
【図２】同じく、中間歯車を中心に長幅歯車部を具えた長幅歯車部付き回動支盤と短幅歯車部を具えた短幅歯車部付き回動支盤を噛合した状態を示す平面図である。
【図３】走行車両が進入し、進入作動カム部とストッパーの機能部および進入戻しカム部が作動した状態を示す平面図である。
【図４】この発明のレール走行玩具の連係発車装置の実施例の連係発車レール盤に組立てた複線型レールセットの平面図である。
【図５】前記連係発車レール盤に組立てた複線型レールセットを走行する走行車両の一例を示す側面図である。
【図６】同じく、走行車両の前部底面に配備される案内輪の一例を示す斜視図である。
【図７】走行車両の他の例を示す側面図である。
【符号の説明】
【００２２】
１ 連係発車レール盤
２ 溝レール
３ 溝レール
４ 機能部
４ａ 進入作動カム部
４ｂ ストッパー
５ 機能部
５ａ 進入作動カム部
５ｂ ストッパー
６ 進入戻しカム部
７ 進入戻しカム部
８ 長幅歯車部
９ 長幅歯車部付き回動支盤
９ａ 軸受け孔
１０ 開口凹陥部
１１ 支軸
１２ 短幅歯車部
１３ 短幅歯車部付き回動支盤
１３ａ 軸受け孔
１４ 開口凹陥部
１５ 支軸
１６ 開口部
１７ 開口部
１８ 開口部
１９ 固定軸
２０ 中間歯車
２１ａ 単線溝レールユニット
２１ａ１ 溝レール
２１ｂ 複線溝レールユニット
２１ｃ ループ溝レールユニット
２１ｄ クロス溝レールユニット
２１ｅ Ｕ字形溝レールユニット
２２ 走行車両
２３ 案内輪
２４ 駆動車輪
２５ 枢軸
２６ 走行車両
【技術分野】
【０００１】
この発明は、交通機関を乗り継いで旅行する体験を感得できるレール走行玩具の連係発車装置に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、旅行玩具には、例えば、垂直支軸の上端を横に曲げ、その先端に自動車、電車等を取付けて吊下げ、その垂直支軸の回転でパノラマ盤上を動くラウンド玩具がある。また、両サイドが起立した枠型のレール上を搭載する電池により走行する走行玩具がある。本特許出願人も交通機関を乗り継いで旅行する体験を感得できる連係発車走行玩具を提案している。
【特許文献１】特開２００５−５２２１４号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
前記本特許出願人が提案した連係発車走行玩具の連係発車溝レール盤は、溝レールの底面に、中央が起立する支軸に軸支され、その支軸を中心に水平回りに所要角度回動する回動底板を配備し、その回動底板上に溝レールに合わせて支軸から内側の同距離に対称形状の戻しカムを、同じく支軸から外側の同距離に、外端の進入側を作動カム部、内端の発進側をストッパー部となる作動カム兼ストッパーを対称形状に隆設してなるものであった。したがって、単線で、前後に走行玩具を発車させて連係させるものでは、発進側のストッパーで、車輪を回転する走行玩具を停車させているとき、後続の走行玩具が到着して反対の外端に進入すると、案内輪で作動カム部を溝レール内から押出して支軸を中心に回動底板を回動させ、ストッパーが溝レール内から側方に退避するので、ストッパーは解除されて前端側の走行玩具は発進する。そして、到着した後方の走行玩具は、案内輪が戻しカム部を通過するときに、これを側方に押出し、回動底板を当初の位置に復帰させるものである。このため発進側のストッパー部は、再び、溝レールを閉塞し、後続の走行玩具の案内輪をストッパー部に衝突させて、その車輪の回転を維持しつつ発進を待機させるものである。この単線の発車連係溝レール盤を、複線に利用するときには、回動底板の一側の前後端に横向きの連杆を設け、回動底板を平行に並設し、その回動底板の連杆の突出端を互いに付け合わせて関連し、一方の走行玩具の進入による一方の回動底板の回動を他方の回動底板に伝達して回動し、他方の走行玩具を連係して発進させるものである。
【０００４】
しかるに、前記本特許出願人が提案した発車連係溝レール盤において、走行玩具は、進行のために車輪を回転しているから、ストッパー部に前進力が掛り、しかも、車輪の回転により振動も発生する。また、ストッパー部が設けられる回動底板は、支軸の一個所で支承しているので、振動に弱く揺動し、バランスが崩れて回動底板の回動によりストッパー部が回動し、溝レールの閉塞が解除され、後続の走行玩具の到着を待たないで発車する欠点があった。
そこで、この発明は、かかる誤発進を防止すること、単線溝レールにおける前後および複線レールにおける並列の連係発進の確実を目的になされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
所要の間隔で互いに平行に離隔した複線の溝レールを備えた連係発車レール盤において、夫々の溝レール内に外端側に進入作動カム部を、各進入作動カムの内端にストッパーを夫々備える機能部を離隔して配し、そのストッパーの中間に進入戻しカム部を配し、夫々の機能部と進入戻しカム部を連係するレール走行玩具の連係発車装置にある。
【０００６】
所要の間隔で互いに平行に離隔した複線の溝レールを備えた連係発車レール盤において、夫々の溝レール内に外端側に進入作動カム部を、各進入作動カムの内端にストッパーを夫々備える機能部を離隔して配し、そのストッパーの中間に進入戻しカム部を配し、夫々の機能部と進入戻しカム部を連係する連係発車装置であって、前記進入作動カムとストッパーからなる機能部と進入戻しカム部を上面に備え、かつその機能部と進入戻しカム部の中間である中心に軸受け孔を開口し、その軸受け孔を中心とする所要半径の長幅歯車部を備える長幅歯車部付き回動支盤と、進入作動カムとストッパーからなる機能部と進入戻しカム部を上面に備え、かつその機能部と進入戻しカム部との中間である中心に軸受け孔を開口し、その軸受け孔を中心とし、前記長幅歯車部付き回動支盤の長幅歯車部の半径と同一半径レール走行玩具の連係発車装置の短幅歯車部を備える短幅歯車部付き回動支盤とから構成してなるレール走行玩具の連係発車装置としてもよいものである。
【０００７】
長幅歯車部付き回動支盤と短幅歯車部付き回動支盤を前記連係発車レール盤の複線の溝レールにおいて、その長幅歯車部付き回動支盤と短幅歯車部付き回動支盤が対応し噛合するように軸受け孔と軸受け孔を軸支し、かつ互いに対面する長幅歯車部付き回動支盤の長幅歯車部を固定軸に回転自在に支承される中間歯車を介して噛合してもよいものである。
【０００８】
前記連係発車レール盤は、外縁を方形で、かつ、その外縁に凹凸係合縁を形成してユニット化し、外縁が組合う同形の溝レールユニットと接続して環状のレールセットを構成してもよいものである。
【０００９】
前記環状のレールセットの溝レールを走行する走行車両は、案内輪と駆動車輪を有し、その駆動車輪は、搭載する動力源によって走行させてもよいものである。
【発明の効果】
【００１０】
この発明のレール走行玩具の連係発車装置は、以上のように、構成するから連係発車レール盤の溝レールに走行車両が進入すると、走行車両の案内輪により、機能部の進入作動カムを押し退けると、長幅歯車部付き回動支盤と短幅歯車部付き回動支盤は軸受け孔を中心に連係して円滑に回動し、他側の進入作動カムの回動と共に機能部のストッパーも退避し、その機能部のストッパーに発進を阻止されていた走行車両をスムーズに解放して発車させるものである。
【００１１】
また、機能部のストッパーは、走行車両の前進力を受けるとき、その押圧力を側方の回転力に変換して進入作動カムの作動方向と反対に回動して衝突面に衝突させ、走行車両の前進力および振動が機能部のストッパー加えられても誤作動を発生させることがないものである。
【００１２】
また、長幅歯車部付回動支盤と短幅歯車部付き回動支盤は、互いに対面する長幅歯車部と短幅歯車部を直接噛合し、互いに対面する長幅歯車部と長幅歯車部と中間歯車を介して噛合しているから、連係回動が円滑確実である。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１３】
所要の間隔で互いに平行に離隔した複線の溝レール２、３を備えた連係発車レール盤１において、夫々の溝レール２、３内に外端側に進入作動カム部４ａ、５ａを、各進入作動カム４ａ、５ａの内端にストッパー４ｂ、５ｂを夫々備える機能部４、５を離隔して配し、そのストッパー４ｂ、５ｂの中間に進入戻しカム部６、７を配し、夫々の機能部４、５と進入戻しカム部６、７を連係する連係発車装置であって、前記進入作動カム４ａとストッパー４ｂからなる機能部４と進入戻しカム部６を上面に備え、かつその機能部４と進入戻しカム部６の中間である中心に軸受け孔９ａを開口し、その軸受け孔９ａを中心とする所要半径の長幅歯車部８を備える長幅歯車部付き回動支盤９と、進入作動カム５ａとストッパーからなる機能部５と進入戻しカム部７を上面に備え、その機能部５と進入戻しカム部７との中間である中心に軸受け孔１３ａを開口し、その軸受け孔１３ａを中心とし、前記長幅歯車部付き回動支盤９の長幅歯車部８の半径と同一半径の短幅歯車部１２を備える短幅歯車部付き回動支盤１３とを設け、かつ、前記長幅歯車部付き回動支盤９と短幅歯車部付き回動支盤１３を前記連係発車レール盤１の溝レール２と溝レール３において、その長幅歯車部付き回動支盤９と短幅歯車部付き回動支盤１３が対応し噛合するように軸受け孔９ａと軸受け孔１３ａを軸支し、かつ互いに対面する長幅歯車部付き回動支盤９の長幅歯車部８を固定軸１９に回転自在に支承される中間歯車２０を介して噛合してなるレール走行玩具の連係発車装置。
【実施例】
【００１４】
以下、この発明のレール走行玩具の連係発車装置を実施の一例示す図面により説明すると、図１に示す通り、所要の間隔で互いに平行に離隔した溝レール２、３を備えた連係発車レール盤１において、夫々の溝レール２、３内に外端側に進入作動カム部４ａ、５ａを、各進入作動カム４ａ、５ａの内端にストッパー４ｂ、５ｂを夫々備える機能部４、５を配し、そのストッパー４ｂ、５ｂの中間に進入戻しカム部６、７を配し、夫々の機能部４、５と進入戻しカム部６、７を連係する連係発車装置であって、図１および図２に示す通り、前記進入作動カム４ａとストッパー４ｂからなる機能部４と進入戻しカム部６を上面に備え、かつその機能部４と進入戻しカム部６との中間で両者の中心に軸受け孔９ａを中心に開口し、その軸受け孔９ａを中心とする所要半径の長幅歯車部８を備える長幅歯車部付き回動支盤９は、実施例では、溝レール２に設けた開口凹陥部１０の支軸１１に支承している。同じく、進入作動カム５ａとストッパー５ｂからなる機能部５と進入戻しカム部７を上面に備え、かつその機能部５と進入戻しカム部７の中間で、両者の中心に軸受け孔１３ａを開口し、その軸受け孔１３ａを中心とし、前記長幅歯車部８の半径と同一半径の短幅歯車部１２を備える短幅歯車部付き回動支盤１３は、実施例では、溝レール２に設けた開口凹陥部１４の支軸１５に支承し、溝レール２に開口部１６、１７、１８を設けて機能部４、５および進入戻しカム部６、７を連動して出没自在に構成している。
【００１５】
前記連係発車レール盤１の溝レール３において、溝レール２と同様に、開口凹陥部１０、１４および開口部１６、１７、１８を１８０度転回した対称位置に設け、開口凹陥部１０の支軸１１に長幅歯車部付き回動支盤９の軸受け孔９ａを嵌入支承し、また、開口凹陥部１４に短幅歯車付き回動支盤１３の軸受け孔１３ａを嵌入支承し、夫々進入作動カム４ａ、５ａとストッパー４ｂ、５ｂを備える機能部４、５と進入戻しカム部６、７を回動自在に配し、互いに対向する長幅歯車部８と短幅歯車部１２を噛合すると共に、固定軸１９に軸支されて回転自在の中間歯車２０に前記互いに対向する長幅歯車部８を噛合し、溝レール２、３における機能部４、５および進入戻しカム部６、７を連係作動するように構成している。
【００１６】
前記連係発車レール盤１は、外縁を方形で、かつ、その外縁に凹凸係合縁を形成してユニット化し、外縁が組合う同形の溝レールユニットと接続して環状のレールセットを構成できる。図４は、その実施例であり、前記連係発車レール盤１の溝レール２と溝レール３の側方に単線溝レールユニット２１ａを接続して夫々複線とし、それから、溝レール２と単線レールユニット２１ａの溝レール２１ａ１の一方端に複線溝レールユニット２１ｂ、ループ溝レールユニット２１ｃを接続し、溝レール３と単線レールユニット２１ａの溝レール２１ａ１の一方端にクロス溝レールユニット２１ｄ、ループ溝レールユニット２１ｃを接続し、反対端の溝レール２と単線レールユニット２１ａの溝レール２１ａ１の他方端にクロス溝レールユニット２１ｃ、ループ溝レールユニット２１ｃを接続し、溝レール３と単線レールユニット２１ａの溝レール２１ａ１の他方端に複線溝レールユニット２１ｂ、Ｕ字形溝レールユニット２１ｅを接続している。
【００１７】
前記環状のレールセットの溝レールを走行する走行車両２２は、図５に示す通り、案内輪２３と駆動車輪２４を有し、その駆動車輪２４は、搭載する電池により作動するモーターによって走行する。前記案内輪２３は、図６に示すように、枢軸２５で支持される自在輪とすると、よりスムーズに走行する。駆動源は、図示しないが、ゼンマイ動力によってもよいものである。
【００１８】
図７は、外形を飛行機型とした走行車両２６で、前記走行車両２２と同様に案内輪２３と駆動車輪２４を有している。
【００１９】
この発明の連係発車レール盤１は、前述のように構成されるから、並列する溝レール２、３に、図４に示すように、各種の溝レールユニットを接続して複線の環状レールセットを構成すると、溝レール２において、走行車両２６の案内輪２３をストッパー５ｂに衝突させて発車待機状態にあるとき、溝レール３に走行車両２２が進入し、その案内輪２３により作動カム５ａを斜面に沿って横に押し退けて短幅歯車部付き回動支盤１３を、支軸１５を中心に回動させ、この回動は、短幅歯車部１２と対面して噛合する長幅歯車部８を備えた長幅歯車部付き回動支盤９を回動し、この長幅歯車部８と噛合する中間歯車２０を介して対面噛合する長幅歯車部８の長幅歯車部付き回動支盤９に伝達し、この回動を長幅歯車部８と対面して噛合する短幅歯車部１２を備えた短幅歯車部付き回動支盤９に伝達し、この短幅歯車部付き回動支盤１３上の機能部５を横に回動してストッパー５ｂを溝レール２より退避させ、溝レール２に待機する走行車両２６を発進させるものである。前記走行車両２２の機能部５を押し退け作用により短幅歯車部付き回動支盤１３の戻しカム部７は、図３に示すように、溝レール３内に回動しているので、走行車両２２の案内輪２３は、溝レール３より押し退けるので、長幅歯車部付き回動支盤９および短幅歯車部付き回動支盤１３上の機能部４、５は、溝レール２、３に戻るので、走行車両２２は、溝レール２内の案内輪２３をストッパー５ｂに衝突してその発進を阻止されて待機状態に維持されるものである。そして前記発進した走行車両２６が周回して連係発車レール盤１に戻り、溝レール２に進入すると、前述の要領で今度は、待機する走行車両２２が発進するものである。
【産業上の利用可能性】
【００２０】
この発明のレール走行玩具の連係発車装置は、以上のように、ユニット型の溝レール盤が基本となっているからレイアウトが自由であり、組立てを楽しむことができ、その組立てたレールに走行車両を走らせて創作を楽しむと共に、走行車両を相互に連係発車するので、走行に情景が発生し、旅行の実感または期待感が生まれるものである。よって、この種の車両のレール走行玩具の市場拡大に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【００２１】
【図１】この発明の実施例のレール走行玩具の連係発車装置の実施例である連係発車レール盤ユニットを示す平面図である。
【図２】同じく、中間歯車を中心に長幅歯車部を具えた長幅歯車部付き回動支盤と短幅歯車部を具えた短幅歯車部付き回動支盤を噛合した状態を示す平面図である。
【図３】走行車両が進入し、進入作動カム部とストッパーの機能部および進入戻しカム部が作動した状態を示す平面図である。
【図４】この発明のレール走行玩具の連係発車装置の実施例の連係発車レール盤に組立てた複線型レールセットの平面図である。
【図５】前記連係発車レール盤に組立てた複線型レールセットを走行する走行車両の一例を示す側面図である。
【図６】同じく、走行車両の前部底面に配備される案内輪の一例を示す斜視図である。
【図７】走行車両の他の例を示す側面図である。
【符号の説明】
【００２２】
１ 連係発車レール盤
２ 溝レール
３ 溝レール
４ 機能部
４ａ 進入作動カム部
４ｂ ストッパー
５ 機能部
５ａ 進入作動カム部
５ｂ ストッパー
６ 進入戻しカム部
７ 進入戻しカム部
８ 長幅歯車部
９ 長幅歯車部付き回動支盤
９ａ 軸受け孔
１０ 開口凹陥部
１１ 支軸
１２ 短幅歯車部
１３ 短幅歯車部付き回動支盤
１３ａ 軸受け孔
１４ 開口凹陥部
１５ 支軸
１６ 開口部
１７ 開口部
１８ 開口部
１９ 固定軸
２０ 中間歯車
２１ａ 単線溝レールユニット
２１ａ１ 溝レール
２１ｂ 複線溝レールユニット
２１ｃ ループ溝レールユニット
２１ｄ クロス溝レールユニット
２１ｅ Ｕ字形溝レールユニット
２２ 走行車両
２３ 案内輪
２４ 駆動車輪
２５ 枢軸
２６ 走行車両
【特許請求の範囲】
【請求項１】
所要の間隔で互いに平行に離隔した複線の溝レール２、３を備えた連係発車レール盤１において、夫々の溝レール２、３内に外端側に進入作動カム部４ａ、５ａを、各進入作動カム４ａ、５ａの内端にストッパー４ｂ、５ｂを夫々備える機能部４、５を離隔して配し、そのストッパー４ｂ、５ｂの中間に進入戻しカム部６、７を配し、夫々の機能部４、５と進入戻しカム部６、７を連係するレール走行玩具の連係発車装置。
【請求項２】
前記進入作動カム４ａとストッパー４ｂからなる機能部４と進入戻しカム部６を上面に備え、かつその機能部４と進入戻しカム部６の中間である中心に軸受け孔９ａを開口し、その軸受け孔９ａを中心とする所要半径の長幅歯車部８を備える長幅歯車部付き回動支盤９と、進入作動カム５ａとストッパーからなる機能部５と進入戻しカム部７を上面に備え、その機能部５と進入戻しカム部７との中間である中心に軸受け孔１３ａを開口し、その軸受け孔１３ａを中心とし、前記長幅歯車部付き回動支盤９の長幅歯車部８の半径と同一半径の短幅歯車部１２を備える短幅歯車部付き回動支盤１３とから構成してなる請求項１のレール走行玩具の連係発車装置。
【請求項３】
長幅歯車部付き回動支盤９と短幅歯車部付き回動支盤１３を前記連係発車レール盤１の溝レール２と溝レール３において、その長幅歯車部付き回動支盤９と短幅歯車部付き回動支盤１３が対応し噛合するように軸受け孔９ａと軸受け孔１３ａを軸支し、かつ互いに対面する長幅歯車部付き回動支盤９の長幅歯車部８を固定軸１９に回転自在に支承される中間歯車２０を介して噛合してなる請求項２のレール走行玩具の連係発車装置。
【請求項４】
前記連係発車レール盤１は、外縁を方形で、かつ、その外縁に凹凸係合縁を形成してユニット化し、外縁が組合う同形の溝レールユニットと接続して環状のレールセットを構成してなる請求項１、請求項２または請求項３のレール走行玩具の連係発車装置。
【請求項５】
前記環状のレールセットの溝レールを走行する走行車両は、案内輪２３と駆動車輪２４を有し、その駆動車輪２４は、搭載する動力源によって走行する請求項１、請求項２、請求項３または請求項４のレール走行玩具の連係発車装置。
【請求項１】
所要の間隔で互いに平行に離隔した複線の溝レール２、３を備えた連係発車レール盤１において、夫々の溝レール２、３内に外端側に進入作動カム部４ａ、５ａを、各進入作動カム４ａ、５ａの内端にストッパー４ｂ、５ｂを夫々備える機能部４、５を離隔して配し、そのストッパー４ｂ、５ｂの中間に進入戻しカム部６、７を配し、夫々の機能部４、５と進入戻しカム部６、７を連係するレール走行玩具の連係発車装置。
【請求項２】
前記進入作動カム４ａとストッパー４ｂからなる機能部４と進入戻しカム部６を上面に備え、かつその機能部４と進入戻しカム部６の中間である中心に軸受け孔９ａを開口し、その軸受け孔９ａを中心とする所要半径の長幅歯車部８を備える長幅歯車部付き回動支盤９と、進入作動カム５ａとストッパーからなる機能部５と進入戻しカム部７を上面に備え、その機能部５と進入戻しカム部７との中間である中心に軸受け孔１３ａを開口し、その軸受け孔１３ａを中心とし、前記長幅歯車部付き回動支盤９の長幅歯車部８の半径と同一半径の短幅歯車部１２を備える短幅歯車部付き回動支盤１３とから構成してなる請求項１のレール走行玩具の連係発車装置。
【請求項３】
長幅歯車部付き回動支盤９と短幅歯車部付き回動支盤１３を前記連係発車レール盤１の溝レール２と溝レール３において、その長幅歯車部付き回動支盤９と短幅歯車部付き回動支盤１３が対応し噛合するように軸受け孔９ａと軸受け孔１３ａを軸支し、かつ互いに対面する長幅歯車部付き回動支盤９の長幅歯車部８を固定軸１９に回転自在に支承される中間歯車２０を介して噛合してなる請求項２のレール走行玩具の連係発車装置。
【請求項４】
前記連係発車レール盤１は、外縁を方形で、かつ、その外縁に凹凸係合縁を形成してユニット化し、外縁が組合う同形の溝レールユニットと接続して環状のレールセットを構成してなる請求項１、請求項２または請求項３のレール走行玩具の連係発車装置。
【請求項５】
前記環状のレールセットの溝レールを走行する走行車両は、案内輪２３と駆動車輪２４を有し、その駆動車輪２４は、搭載する動力源によって走行する請求項１、請求項２、請求項３または請求項４のレール走行玩具の連係発車装置。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【公開番号】特開２００７−１９００５１（Ｐ２００７−１９００５１Ａ）
【公開日】平成１９年８月２日（２００７．８．２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−８２５０（Ｐ２００６−８２５０）
【出願日】平成１８年１月１７日（２００６．１．１７）
【出願人】（３９１０１０９９８）株式会社丸彰 (8)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年８月２日（２００７．８．２）
【国際特許分類】
【出願日】平成１８年１月１７日（２００６．１．１７）
【出願人】（３９１０１０９９８）株式会社丸彰 (8)
【Ｆターム（参考）】
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