ワイヤレス・スイッチング装置
【課題】信頼性があり、小型のアーキテクチャを有する、ワイヤレス・スイッチング装置の提供。
【解決手段】待機位置と作業位置との間で主軸に沿って運動可能な作動部材200と、前記作動部材による力により前記主軸と実質的に平行な方向に応力が加えられるばね205と、前記作動部材200により作動されるように配置されたプランジャと、前記プランジャに作用が生じた場合に受信器モジュールにメッセージを送信するためのアンテナ503が設けられたワイヤレス送信器モジュールと、を有するスイッチングアセンブリ50とを備えるワイヤレス・スイッチング装置であって、前記アンテナ503は、前記主軸と実質的に平行な方向に突き出して前記スイッチングアセンブリ50に配置されており、螺旋型の前記ばね205が、前記アンテナ503と同軸上に配置されている。
【解決手段】待機位置と作業位置との間で主軸に沿って運動可能な作動部材200と、前記作動部材による力により前記主軸と実質的に平行な方向に応力が加えられるばね205と、前記作動部材200により作動されるように配置されたプランジャと、前記プランジャに作用が生じた場合に受信器モジュールにメッセージを送信するためのアンテナ503が設けられたワイヤレス送信器モジュールと、を有するスイッチングアセンブリ50とを備えるワイヤレス・スイッチング装置であって、前記アンテナ503は、前記主軸と実質的に平行な方向に突き出して前記スイッチングアセンブリ50に配置されており、螺旋型の前記ばね205が、前記アンテナ503と同軸上に配置されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤレス・スイッチング装置に関し、より具体的には、例えば押しボタン型又はリミットスイッチ型のワイヤレス・スイッチング装置に関する。
【背景技術】
【0002】
押しボタンでは、スイッチングは、直接的な人の動作(action)により引き起こされるが、リミットスイッチでは、スイッチングは、原則として、例えばドアの動きやケーブルの引っ張りのような外部機械作用(external mechanical action)に起因する。
【0003】
すべての技術分野におけるワイヤレス技術の進展は、特に、産業用ボタン製造の分野やリミットスイッチの分野において、新しい制約の出現をもたらした。この種のスイッチング装置において、ワイヤレス通信モジュールは、小さくない空間を占める。理由は、ワイヤレス通信モジュールは、電子カードや、アンテナや、エネルギー源(このエネルギー源はおそらく、バッテリ、又は機械エネルギーを電気エネルギーに変換するのに適した電気エネルギー発電機である)を備えているからである。ここで特に、ユーザが、自分の現在の有線バージョンのスイッチング装置を、ワイヤレス技術により動作する新しいスイッチング装置と交換できるようにするために、小型化の要件を観察する必要がある。
【0004】
欧州特許第1625984号公報は、スイッチング装置を開示している。このスイッチング装置は、アクチュエータと、アンテナが設けられたリーダとを備えており、このアクチュエータは、リーダの範囲内に位置する中継器により送信されたコードが、記憶されているコードに一致する場合に、制御される。
【0005】
仏国特許出願公開第2826160号公報、米国特許出願公開第2002/190610号公報及び欧州特許出願公開第1607993号公報は、ワイヤレス・スイッチング装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】欧州特許第1625984号公報
【特許文献2】仏国特許出願公開第2826160号公報
【特許文献3】米国特許出願公開第2002/190610号公報
【特許文献4】欧州特許出願公開第1607993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、本発明の目的は、信頼性があり、かつ、格段に(particularly)小型のアーキテクチャを有する、ワイヤレス・スイッチング装置を提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的は、
− 待機位置(idle positon)と作業位置(working position)との間で主軸(main axis)に沿って運動可能な作動部材(actuating member)と、
− 前記作動部材による力により前記主軸と実質的に平行な方向に応力が加えられるばねと、
− 前記作動部材により作動されるように配置されたプランジャ(plunger)と、前記プランジャに作用が生じた場合に受信器モジュールにメッセージを送信するためのアンテナが設けられたワイヤレス送信器モジュールと、を有するスイッチングアセンブリと、
を備えるワイヤレス・スイッチング装置であって、
− 前記アンテナは、前記スイッチングアセンブリに、突き出して(prominently)配置されており、
− 前記作動部材は、前記アンテナが内側に収納されている中空(hollow)の軸上内部空間(axial internal space)を形成する部品(part)を備える、
ワイヤレス・スイッチング装置を用いて達成される。
【0009】
本発明の装置の特有の特徴によれば、前記ばねは、前記作動部材と同軸上(coaxially)に配置されている。
【0010】
押しボタン型スイッチング装置では、前記ばねは、前記内部空間を形成する前記作動部材の前記部品の外側に配置されている。押しボタン型のスイッチング装置は、前記作動部材が設けられている制御アセンブリと、前記制御アセンブリに締結(fasten)されており、前記スイッチングアセンブリを収容するように意図された締結ベースとを備える。前記制御アセンブリは本体を備え、前記本体内において、前記作動部材は、並進(translation)駆動され、前記ばねは、一方で前記本体を支持(bear)し、他方で前記作動部材を支持するように配置されている。
【0011】
典型的には、押しボタン型のスイッチング装置は、壁に設けられた開口を通して組み立てられ(assemble)、前記制御アセンブリと前記スイッチングアセンブリは、前記壁のいずれかの側(side)に組み立てられ、前記アンテナは、前記壁により形成された面(plane)を通過し、前記壁の一方側又はもう一方側に延在(extend)するように配置されている。
【0012】
リミットスイッチ型のスイッチング装置では、前記ばねは、前記内部空間を形成する前記作動部材の前記部品の内側に配置されている。この装置は、前記作動部材と前記スイッチングアセンブリとを取り囲む(enclose)、密閉されたハウジング(sealed housing)を備える。優先的には、前記ばねは、一方で前記スイッチングアセンブリを支持し、他方で前記作動部材を支持する。
【0013】
リミットスイッチ型のスイッチング装置では、前記ばねは、前記内部空間を形成する前記作動部材の前記部品の外側に配置することが可能である。このスイッチング装置はさらに、前記作動部材と前記スイッチングアセンブリとを取り囲む、密閉されたハウジングを備える。この構成では、前記スイッチングアセンブリは例えば、前記ハウジングと共に前記作動部材に対し相対的に滑り移動(slide)可能なように、前記ハウジング内に配置されている。
【0014】
本発明によれば、前記スイッチングアセンブリは、単一部品(single piece)からなり、ハウジングを備えている。前記ハウジングは、前記プランジャと協働(cooperate)するのに適した電気エネルギー発電機(generator of electrical energy)を取り囲んでおり、前記電気エネルギー発電機は、前記プランジャにより加えられた機械エネルギーを、前記ワイヤレス送信器モジュールに給電するための電気エネルギーに変換するために使用される。例えば、前記電気エネルギー発電機は、電磁型であり、前記電気エネルギー発電機は、固定部品(fixed part)及び移動部品(mobile part)が設けられた磁気回路と、前記磁気回路が中を通る電磁コイルとを備えている。
【0015】
その他の特徴及び利点は、一例として与えられ且つ添付図面により表された実施形態を参照することにより以下の詳細な説明から明らかにになる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明による押しボタン型のスイッチング装置を表す図である。
【図2】図1のスイッチング装置を表す部分断面図である。
【図3】本発明によるリミットスイッチ型のスイッチング装置を表す分解図である。
【図4】図3のスイッチング装置を表す軸方向縦断面図である。
【図5】本発明によるリミットスイッチ型のスイッチング装置を表す分解図である。
【図6】図5のスイッチング装置を表す軸方向縦断面図である。
【図7】図5のスイッチング装置を表す軸方向縦断面図である。
【図8】本発明のスイッチング装置に用いられるスイッチングアセンブリを表す図である。
【図9】図8に示すスイッチングアセンブリを表す断面図である。
【図10】図8及び図9に示すスイッチングアセンブリを表す分解図である。
【図11】本発明で採用するエネルギー発電機を表す分解図である。
【図12A】図11に示すエネルギー発電機の1つの動作位置を示す図である。
【図12B】図11に示すエネルギー発電機の1つの動作位置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明は例えば、図1及び図2に表されるような押しボタン型のスイッチング装置20、又は図3から図7に表されるようなリミットスイッチ型のスイッチング装置30、40に関する。図3から図7において、2種類のリミットスイッチは、一方が回動レバー(pivoting lever)により作動され(図3及び図4)、もう一方が軸方向動作(axial operation)を用いる(図5から図7)、ことで区別することができる。
【0018】
本発明のスイッチング装置は、ワイヤレス通信ネットワークを介してメッセージを遠隔受信器モジュール(remote receiver module)に送信できるよう、ワイヤレス通信を含む特有の特徴を有している。スイッチング装置のすべての実施形態において、スイッチング装置は、作動部材200、300、400を有し、作動部材の動作は、遠隔受信器モジュールにメッセージを送信するために設けられたスイッチングアセンブリ50を作動するため使用される。
【0019】
押しボタン型のスイッチング装置20では、作動部材を備える制御アセンブリは、例えば、スイッチングアセンブリ50から分離することができる。リミットスイッチ型のスイッチング装置では、制御アセンブリとスイッチングアセンブリ50は例えば、1つの同じ主ハウジングの内側で結合される。
【0020】
図8から図10を参照すると、装置のスイッチングアセンブリ50は、ワイヤレス送信器モジュールと、ワイヤレス送信器モジュールに給電するためのエネルギー源とが設けられた少なくとも1個の電子ユニット501を取り囲む、例えば、3部品のハウジング500を備える。このエネルギー源は、バッテリ、ボタン電池、又は、機械エネルギーを電気エネルギーに変換する電気エネルギーの発電機1でもよい。優先的には、スイッチングアセンブリ50は、このような電気エネルギーの発電機を備えるので、ワイヤレス・スイッチング装置は、完全に自立型(independent)にすることが可能である。以下の説明では、さらに具体的に、そのような電気エネルギーの発電機1が設けられたスイッチングアセンブリ50を重点的に取り扱う。
【0021】
本発明によれば、ハウジング500内に収納された電気エネルギーの発電機1は、例えば、電磁誘導型、又は、圧電型であり、したがって、電子ユニット501に給電するため機械エネルギーを電気エネルギーに変換するため使用できる。本発明の装置では、機械エネルギーは、スイッチング装置の作動部材200、300、400と協働するプランジャ502の運動により加えられる。
【0022】
電磁誘導エネルギー発電機1は、図11に表されている。発電機は、励磁コイル(excitation coil)11を通過する磁束を外部機械作用により変化させることにより励磁コイル11内に電流を発生する。
【0023】
図11を参照すると、発電機1は、特に、上記励磁コイル11と、磁界が内部を通る磁気回路とを備え、上記磁気回路は、固定部品と移動部品10とにより形成されている。
【0024】
磁気回路内の磁束は、固定部品と相対的な移動部品10の瞬時角位置(instantaneous angular position)により定義されるので、固定部品と相対的な移動部品10の運動は、コイル11を通る磁束の変化を作り出し、この磁束の変化がコイル11に電流を生じさせる。磁束の変化によりコイル11の端子に作り出された電圧は、時間に、したがって、固定部品と相対的な移動部品10の移動の速度に依存する。
【0025】
励磁コイル11は、絶縁材料で形成され、n回巻の導電性ワイヤの巻線111が巻き付けられている電機子(armature)110を備える。電機子110は、縦軸に沿って形成された中央開口を有し、この中央開口の寸法は、磁気回路がある程度の回数に亘って中を通過できるように設計される。図11では、磁気回路の固定部品は、コイル11の中央開口を2回通過して、ループを形成する。磁気回路は、したがって、1回目にコイル11の中央開口を通過し、次に、コイル11の周りを進んでループを形成し、そして、2回目にコイル11の中央開口を通過する。
【0026】
磁気回路の移動部品10は、例えば、H字形であり、このH字形は、例えば、強磁性体の2つの平行な層101a、101bの間に保持された永久磁石100と、上層101aと、下層101bとで構成される。この移動部品10は、電機子110の中央開口の縦軸に垂直である水平回転軸を中心に回転するように搭載される。ばね102は、移動部品10が作動後にこの移動部品の初期位置へ戻ることを可能にするため配置されている。
【0027】
磁気回路の固定部品は、強磁性体のような強透磁率をもつ材料で作られる。図11を参照すると、固定部品は、励磁コイル11を挟むU字形ベース120を備える。磁気回路の固定部品は、区別可能であり、分離し、かつ、同一でない第1のアーム121と第2のアーム122とをさらに備え、一方のアームは、もう一方のアームの鏡像である。第1のアーム121は、ベース120の第1の端部に連結され、第2のアーム122は、ベース120の第2の端部に連結される。これら2本のアーム121、122は、L字形であり、コイル11の中央開口の縦軸に平行である2つの面に沿って電機子110の中央開口を別々に通過する。個々のアーム121、122の第2の端部は、移動部品10の永久磁石100のいずれかの側で、かつ、移動部分10の2つの強磁性層101a、101bの間に位置合わせされる。個々のアーム121、122は、移動部品10のための当接部(abutment)を形成し、2個の対向する支持ランド部、すなわち、上支持ランド部と下支持ランド部とを画定する。移動部品10は、個々のアーム121、122により形成された当接部の間に回転自由度を有する。
【0028】
ベース120は、コイル11のいずれかの側に位置合わせされるように配置されるので、アーム121、122の中を通る磁界は、いつでも同じ方向にコイル11の中央開口を通過する。その結果、磁界は、励磁コイル11の中央開口を同じ方向に2回通過する。
【0029】
図12A及び図12Bを参照すると、移動部品10は、この移動部品の軸周りにシーソー運動を実行し、そして、当接部により画定された2個の別個の端位置を想定することができ、個々の端位置において移動部品10が磁力により維持されることが分かる。移動部品10がこの移動部品の端位置の一方から解放され、中央平衡位置を超えて動かされるとき、この移動部品は、磁気効果によりもう一方の端位置へ直ちに引き付けられる。この現象は、特に、従来の特許出願である英国特許出願公開第1312927号に記載されている。
【0030】
本発明によれば、エネルギー発電機1は、ハウジング500に収納され、作動部材により並進作動可能である移動プランジャ502を介して作動部材200、300、400と機械的に協働する。このプランジャ502は、ハウジング500に収納され、作動部材の2つの位置の間の運動を発電機1の移動部品10の2つの位置の間の運動に変換する。
【0031】
発電機1の移動部品10の第1の位置から第2の位置までの並進は、電子ユニット501により下流で使用することができる第1の電圧の形式である第1の量のエネルギーを発生させる。電子ユニット501の中に組み込まれたエレクトロニクスに依存して、発電機1の移動部品10の第2の位置から第1の位置までの移動の直後に、第2の電圧の形式で第2の量のエネルギーを発生させることが同様に可能である。発電機1の移動部品10の往復運動中に発生された第1の量のエネルギー及び第2の量のエネルギーは、別個のメッセージを送信するため電子ユニット501により個々に用いることができる。発電機1の移動部品10が往復運動を実行するとき、発生された2つの電圧は、実際には、第1の電圧が、例えば、正であり、第2の電圧が負である反対符号を有し、これは、電子ユニットが、作動部材200、300、400が押し下げられているか、又は、解除されているかを区別し、個々の動作に対して2個の異なるメッセージを送信することを可能にする。往復運動の往路部分の間に、発電機の移動部品10は、作動部材への圧力により動かされ、復路部分の間に、移動部品10は、ばね102の作用の下でこの移動部品の初期位置へ戻る。
【0032】
作動部材200、300、400は、主軸(A)に沿って移動させられ、2個の別個の位置、すなわち、例えば、螺旋型の戻りばね205、305、405が解放される待機位置と、戻りばねが圧縮される作業位置とをとることができる。作動部材の待機位置は、例えば、エネルギー発電機1の移動部品の第1の位置に対応し、作業位置は、エネルギー発電機1の移動部品の第2の位置に対応する。
【0033】
さらに、電子ユニット501は、発電機1により発生された電気エネルギーを蓄積する装置を備え、ワイヤレス送信器モジュールは、アンテナ503を含む。ワイヤレス送信器モジュールは、例えば、無線周波数型であり、発電機1により生成された電流によりエネルギー蓄積装置を介して給電される。アンテナ503を使用して、ワイヤレス送信器モジュールは、メッセージを受信することを可能にさせる対応するアンテナを含む遠隔受信器モジュール(図示せず)へメッセージを送信することができる。ワイヤレス送信器モジュールと受信器モジュールとの間で使用される無線通信プロトコルは、例えば、ZIGBEEということになる。変形実施形態では、送信器モジュールは、赤外線型でもよい。メッセージは、複数の同一の連続フレームを備えることがあり、特に、受信器モジュールが作動された装置を識別することを可能にさせるスイッチング装置の固有識別子を備えることがある。受信器モジュールは、例えば、この受信器モジュールがペアにされたすべての装置と、これらの装置のそれぞれの状態とを一覧にするテーブルを含むことになる。
【0034】
本発明によれば、スイッチングアセンブリ50のハウジング500は、このハウジングに細長い突起(elongate prominence)504を形成する窪み(recess)を含み、この突起の中にアンテナ503が収納される。図4及び図6に表されるように、アンテナ503は、例えば、プリント回路上に電気通路(electrical track)の形で作られる。図2、図9、及び図10に表されるように、アンテナ503は、さらに、ハウジング内に設けられた窪みの中に収納されたばねの形、又は、設けられた窪みの中に収納するために適した何らかの他の形をとることがある。締結手段505は、スイッチングアセンブリ50を相補的な手段に締結するために用いられることもある。
【0035】
本発明によれば、スイッチングアセンブリのプランジャ502は、アンテナ503のベースに近接して位置合わせされ、プランジャの移動は、アンテナ503の軸(X)と平行に生じる。このプランジャ502は、スイッチングアセンブリ50内の軸方向に搭載された2個のばね506に搭載される。
【0036】
本発明によれば、スイッチング装置の作動部材200、300、400は例えば、作動部材の中空の軸上内部空間201、301、401に通じる開口面を有する(例えばほぼ円筒形状の)部品を備える。本発明によれば、スイッチングアセンブリ50は、スイッチング装置内に配置されるので、アンテナ503を収納し、スイッチングアセンブリのハウジング500に設けられた突起504は、作動部材200、300、400の中空内部空間201、301、401の中に主軸(A)に沿って挿入される。このようにして、スイッチング装置は、特に小型化される。この特有の配置は、押しボタン型又はリミットスイッチ型を問わずに本発明のすべてのスイッチング装置に共通である。
【0037】
その上、押しボタン型のスイッチング装置は、例えば、電気エンクロージャのドアのような金属壁に形成された標準径をもつ円形開口を通じて締結されることが意図されている。作動部材200とスイッチングアセンブリ50とを備える制御アセンブリは、この壁のいずれかの側に締結されることが意図されている。作動部材200に形成された内部空間201の内側のアンテナ503の配置は、アンテナ503が壁により形成された面を通過することを可能にする。この配置により、この装置は、壁の両側から、すなわち、壁が電気エンクロージャのドアである場合、エンクロージャの外側へ向かって、又は、内側へ向かって移ることができる。より具体的には、図1及び図2において、押しボタン型のスイッチング装置の制御アセンブリは、ほぼ円筒形状の本体202と、上記本体内に配置され、作動部材200と機械的に連結され、作動部材を本体202内で並進駆動する制御ボタン203とを備える。押しボタン型のスイッチング装置はさらに、ベース204(図1だけに図示される)を備え、ベース204は、一方で制御アセンブリの本体202に締結されており、かつ、スイッチングアセンブリ50がこのスイッチングアセンブリの締結手段505により収容できるようにする受容手段(reception means)を備えている。このベース204は、スイッチングアセンブリ50と同じ側の壁に置かれ、スイッチングアセンブリ50のアンテナ503が作動部材200の内部空間201まで通過できるようにする中央開口を有する。制御アセンブリはさらに、一方で制御アセンブリの本体202の内部部品を支持し、他方で作動部材200を支持することにより、作動部材の外側で、作動部材200の円筒部品に同軸上に位置合わせされた螺旋型の戻りばね205を備える。このばね205は、装置の動作のため不可欠であるので、このばねの位置合わせは、作動部材200の外側に限り可能であり、内部空間201は、アンテナ503により占められる。スイッチング装置はさらに、押しボタンが壁に締結されることを可能にする締結装置206を備える。このような締結装置は、公開された欧州特許第0889564号、又は、この欧州特許に対応する米国特許第6050528号に詳細に記載されている。他の締結解決手段が本発明のスイッチング装置のため考えられることは明らかである。スイッチングアセンブリがベースにより制御アセンブリに締結されるとき、作動部材200は、スイッチングアセンブリの内部に向かってプランジャを並進駆動するように、スイッチングアセンブリ50のプランジャ502と協働することが意図されている。
【0038】
図3から図7において、リミットスイッチ型のスイッチング装置は、このスイッチング装置の2種類の実施形態では、例えば、スイッチングアセンブリ50と作動部材300、400とを密閉封止するハウジング302、402を備える。リミットスイッチ型の装置は、エンクロージャ内に閉じ込められないので、エンクロージャは、外部攻撃(external attack)に対抗するため、良好な密閉度を有することが必要である。電源内蔵式スイッチングアセンブリ(self-powered switching assembly)の使用は、ケーブルが不要であるため、装置の密閉性が強化されることを意味する。電気エネルギー発電機の使用は、さらに、消耗したボタン電池又はバッテリの交換のような保守作業を防止すること、したがって、装置の密閉性を破る可能性があるハウジングの開口を防止することを可能にする。スイッチング装置は、作動部材300、400の円筒部品に同軸上に位置合わせされ、一方でスイッチングアセンブリ50を支持し、他方で作動部材300、400を支持する螺旋型の戻りばね305、405をさらに備える。回動レバー式リミットスイッチでは、戻りばね305は、作動部材300の円筒部品の内側に置かれる。軸方向動作式リミットスイッチでは、戻りばね405は、作動部材400の円筒部品の外側に位置合わせされる。回動レバー式リミットスイッチでは、スイッチングアセンブリ50のプランジャ502の作動は、例えば、作動部材の移動により生じ、軸方向動作式リミットスイッチでは、プランジャ502の作動は、ハウジング402の移動により生じる。
【0039】
回動レバー式リミットスイッチでは、作動部材300は、回動制御ヘッド303に回転中に取り付けられるカムにより並進作動される。軸方向動作式リミットスイッチでは、作動部材400は固定され、スイッチングアセンブリ50に並進中に取り付けられたハウジング402は、作動部材400と相対的に並進移動可能である。後者の構成では、作動部材400は、例えば、ハウジング402の内側に位置合わせされたフレームの形をなし、ハウジングの内側にスイッチングアセンブリ50が位置合わせされる。ハウジング402は、作動部材400に対してスイッチングアセンブリ50を並進駆動する手段を備える。作動部材400に設けられた軸上開口403は、装置が作動されているとき、スイッチングアセンブリ50の突起504の通過を可能にさせる。この配置を用いると、ハウジング402は、例えば、人間工学的なハンドルの形をとることができる。
【0040】
ワイヤレスモードにおけるリミットスイッチの構成は、配線を廃止することを可能にさせ、よって、例えば、簡単なワイヤ又はケーブルを用いて装置を吊り下げることにより、何種類もの構成で装置を配置することを可能にする。
【0041】
このように、本発明のスイッチング装置は、装置の小型緊密性を損なうことなく、ワイヤレス、かつ、完全な自立型(stand alone)の解決策を提案することを可能にする。作動部材200、300、400の内側にあるアンテナの配置と、戻りばね205、305、405の配置は、特に、無線伝送の観点で、性能レベルに影響を及ぼすことなく、この小型緊密性の目的を満たすことを可能にする。
【0042】
言うまでもなく、本発明の範囲から外れることなく、詳細についての他の変形及び改良を考案することや、さらには均等な手段の使用を思い付くことは可能である。
【符号の説明】
【0043】
1:発電機、10:移動部品、11:励磁コイル、
20:押しボタン型スイッチング装置、
30、40:リミットスイッチ型スイッチング装置、
50:スイッチングアセンブリ、
100:永久磁石、101a:上層、101b:下層、102:ばね、
110:電機子、111:巻線、
120:U字形ベース、121:第1のアーム、122:第2のアーム、
200、300、400:作動部材、
201、301、401:軸上内部空間、202:本体、204:ベース、
205、305、405:戻りばね、206:締結装置、
300、400:作動部材、302、402:ハウジング、
303:回動制御ヘッド、305、405:戻りばね、403:開口、
500:ハウジング、501:電子ユニット、502:プランジャ、
503:アンテナ、504:突起、505:締結手段
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤレス・スイッチング装置に関し、より具体的には、例えば押しボタン型又はリミットスイッチ型のワイヤレス・スイッチング装置に関する。
【背景技術】
【0002】
押しボタンでは、スイッチングは、直接的な人の動作(action)により引き起こされるが、リミットスイッチでは、スイッチングは、原則として、例えばドアの動きやケーブルの引っ張りのような外部機械作用(external mechanical action)に起因する。
【0003】
すべての技術分野におけるワイヤレス技術の進展は、特に、産業用ボタン製造の分野やリミットスイッチの分野において、新しい制約の出現をもたらした。この種のスイッチング装置において、ワイヤレス通信モジュールは、小さくない空間を占める。理由は、ワイヤレス通信モジュールは、電子カードや、アンテナや、エネルギー源(このエネルギー源はおそらく、バッテリ、又は機械エネルギーを電気エネルギーに変換するのに適した電気エネルギー発電機である)を備えているからである。ここで特に、ユーザが、自分の現在の有線バージョンのスイッチング装置を、ワイヤレス技術により動作する新しいスイッチング装置と交換できるようにするために、小型化の要件を観察する必要がある。
【0004】
欧州特許第1625984号公報は、スイッチング装置を開示している。このスイッチング装置は、アクチュエータと、アンテナが設けられたリーダとを備えており、このアクチュエータは、リーダの範囲内に位置する中継器により送信されたコードが、記憶されているコードに一致する場合に、制御される。
【0005】
仏国特許出願公開第2826160号公報、米国特許出願公開第2002/190610号公報及び欧州特許出願公開第1607993号公報は、ワイヤレス・スイッチング装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】欧州特許第1625984号公報
【特許文献2】仏国特許出願公開第2826160号公報
【特許文献3】米国特許出願公開第2002/190610号公報
【特許文献4】欧州特許出願公開第1607993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、本発明の目的は、信頼性があり、かつ、格段に(particularly)小型のアーキテクチャを有する、ワイヤレス・スイッチング装置を提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的は、
− 待機位置(idle positon)と作業位置(working position)との間で主軸(main axis)に沿って運動可能な作動部材(actuating member)と、
− 前記作動部材による力により前記主軸と実質的に平行な方向に応力が加えられるばねと、
− 前記作動部材により作動されるように配置されたプランジャ(plunger)と、前記プランジャに作用が生じた場合に受信器モジュールにメッセージを送信するためのアンテナが設けられたワイヤレス送信器モジュールと、を有するスイッチングアセンブリと、
を備えるワイヤレス・スイッチング装置であって、
− 前記アンテナは、前記スイッチングアセンブリに、突き出して(prominently)配置されており、
− 前記作動部材は、前記アンテナが内側に収納されている中空(hollow)の軸上内部空間(axial internal space)を形成する部品(part)を備える、
ワイヤレス・スイッチング装置を用いて達成される。
【0009】
本発明の装置の特有の特徴によれば、前記ばねは、前記作動部材と同軸上(coaxially)に配置されている。
【0010】
押しボタン型スイッチング装置では、前記ばねは、前記内部空間を形成する前記作動部材の前記部品の外側に配置されている。押しボタン型のスイッチング装置は、前記作動部材が設けられている制御アセンブリと、前記制御アセンブリに締結(fasten)されており、前記スイッチングアセンブリを収容するように意図された締結ベースとを備える。前記制御アセンブリは本体を備え、前記本体内において、前記作動部材は、並進(translation)駆動され、前記ばねは、一方で前記本体を支持(bear)し、他方で前記作動部材を支持するように配置されている。
【0011】
典型的には、押しボタン型のスイッチング装置は、壁に設けられた開口を通して組み立てられ(assemble)、前記制御アセンブリと前記スイッチングアセンブリは、前記壁のいずれかの側(side)に組み立てられ、前記アンテナは、前記壁により形成された面(plane)を通過し、前記壁の一方側又はもう一方側に延在(extend)するように配置されている。
【0012】
リミットスイッチ型のスイッチング装置では、前記ばねは、前記内部空間を形成する前記作動部材の前記部品の内側に配置されている。この装置は、前記作動部材と前記スイッチングアセンブリとを取り囲む(enclose)、密閉されたハウジング(sealed housing)を備える。優先的には、前記ばねは、一方で前記スイッチングアセンブリを支持し、他方で前記作動部材を支持する。
【0013】
リミットスイッチ型のスイッチング装置では、前記ばねは、前記内部空間を形成する前記作動部材の前記部品の外側に配置することが可能である。このスイッチング装置はさらに、前記作動部材と前記スイッチングアセンブリとを取り囲む、密閉されたハウジングを備える。この構成では、前記スイッチングアセンブリは例えば、前記ハウジングと共に前記作動部材に対し相対的に滑り移動(slide)可能なように、前記ハウジング内に配置されている。
【0014】
本発明によれば、前記スイッチングアセンブリは、単一部品(single piece)からなり、ハウジングを備えている。前記ハウジングは、前記プランジャと協働(cooperate)するのに適した電気エネルギー発電機(generator of electrical energy)を取り囲んでおり、前記電気エネルギー発電機は、前記プランジャにより加えられた機械エネルギーを、前記ワイヤレス送信器モジュールに給電するための電気エネルギーに変換するために使用される。例えば、前記電気エネルギー発電機は、電磁型であり、前記電気エネルギー発電機は、固定部品(fixed part)及び移動部品(mobile part)が設けられた磁気回路と、前記磁気回路が中を通る電磁コイルとを備えている。
【0015】
その他の特徴及び利点は、一例として与えられ且つ添付図面により表された実施形態を参照することにより以下の詳細な説明から明らかにになる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明による押しボタン型のスイッチング装置を表す図である。
【図2】図1のスイッチング装置を表す部分断面図である。
【図3】本発明によるリミットスイッチ型のスイッチング装置を表す分解図である。
【図4】図3のスイッチング装置を表す軸方向縦断面図である。
【図5】本発明によるリミットスイッチ型のスイッチング装置を表す分解図である。
【図6】図5のスイッチング装置を表す軸方向縦断面図である。
【図7】図5のスイッチング装置を表す軸方向縦断面図である。
【図8】本発明のスイッチング装置に用いられるスイッチングアセンブリを表す図である。
【図9】図8に示すスイッチングアセンブリを表す断面図である。
【図10】図8及び図9に示すスイッチングアセンブリを表す分解図である。
【図11】本発明で採用するエネルギー発電機を表す分解図である。
【図12A】図11に示すエネルギー発電機の1つの動作位置を示す図である。
【図12B】図11に示すエネルギー発電機の1つの動作位置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明は例えば、図1及び図2に表されるような押しボタン型のスイッチング装置20、又は図3から図7に表されるようなリミットスイッチ型のスイッチング装置30、40に関する。図3から図7において、2種類のリミットスイッチは、一方が回動レバー(pivoting lever)により作動され(図3及び図4)、もう一方が軸方向動作(axial operation)を用いる(図5から図7)、ことで区別することができる。
【0018】
本発明のスイッチング装置は、ワイヤレス通信ネットワークを介してメッセージを遠隔受信器モジュール(remote receiver module)に送信できるよう、ワイヤレス通信を含む特有の特徴を有している。スイッチング装置のすべての実施形態において、スイッチング装置は、作動部材200、300、400を有し、作動部材の動作は、遠隔受信器モジュールにメッセージを送信するために設けられたスイッチングアセンブリ50を作動するため使用される。
【0019】
押しボタン型のスイッチング装置20では、作動部材を備える制御アセンブリは、例えば、スイッチングアセンブリ50から分離することができる。リミットスイッチ型のスイッチング装置では、制御アセンブリとスイッチングアセンブリ50は例えば、1つの同じ主ハウジングの内側で結合される。
【0020】
図8から図10を参照すると、装置のスイッチングアセンブリ50は、ワイヤレス送信器モジュールと、ワイヤレス送信器モジュールに給電するためのエネルギー源とが設けられた少なくとも1個の電子ユニット501を取り囲む、例えば、3部品のハウジング500を備える。このエネルギー源は、バッテリ、ボタン電池、又は、機械エネルギーを電気エネルギーに変換する電気エネルギーの発電機1でもよい。優先的には、スイッチングアセンブリ50は、このような電気エネルギーの発電機を備えるので、ワイヤレス・スイッチング装置は、完全に自立型(independent)にすることが可能である。以下の説明では、さらに具体的に、そのような電気エネルギーの発電機1が設けられたスイッチングアセンブリ50を重点的に取り扱う。
【0021】
本発明によれば、ハウジング500内に収納された電気エネルギーの発電機1は、例えば、電磁誘導型、又は、圧電型であり、したがって、電子ユニット501に給電するため機械エネルギーを電気エネルギーに変換するため使用できる。本発明の装置では、機械エネルギーは、スイッチング装置の作動部材200、300、400と協働するプランジャ502の運動により加えられる。
【0022】
電磁誘導エネルギー発電機1は、図11に表されている。発電機は、励磁コイル(excitation coil)11を通過する磁束を外部機械作用により変化させることにより励磁コイル11内に電流を発生する。
【0023】
図11を参照すると、発電機1は、特に、上記励磁コイル11と、磁界が内部を通る磁気回路とを備え、上記磁気回路は、固定部品と移動部品10とにより形成されている。
【0024】
磁気回路内の磁束は、固定部品と相対的な移動部品10の瞬時角位置(instantaneous angular position)により定義されるので、固定部品と相対的な移動部品10の運動は、コイル11を通る磁束の変化を作り出し、この磁束の変化がコイル11に電流を生じさせる。磁束の変化によりコイル11の端子に作り出された電圧は、時間に、したがって、固定部品と相対的な移動部品10の移動の速度に依存する。
【0025】
励磁コイル11は、絶縁材料で形成され、n回巻の導電性ワイヤの巻線111が巻き付けられている電機子(armature)110を備える。電機子110は、縦軸に沿って形成された中央開口を有し、この中央開口の寸法は、磁気回路がある程度の回数に亘って中を通過できるように設計される。図11では、磁気回路の固定部品は、コイル11の中央開口を2回通過して、ループを形成する。磁気回路は、したがって、1回目にコイル11の中央開口を通過し、次に、コイル11の周りを進んでループを形成し、そして、2回目にコイル11の中央開口を通過する。
【0026】
磁気回路の移動部品10は、例えば、H字形であり、このH字形は、例えば、強磁性体の2つの平行な層101a、101bの間に保持された永久磁石100と、上層101aと、下層101bとで構成される。この移動部品10は、電機子110の中央開口の縦軸に垂直である水平回転軸を中心に回転するように搭載される。ばね102は、移動部品10が作動後にこの移動部品の初期位置へ戻ることを可能にするため配置されている。
【0027】
磁気回路の固定部品は、強磁性体のような強透磁率をもつ材料で作られる。図11を参照すると、固定部品は、励磁コイル11を挟むU字形ベース120を備える。磁気回路の固定部品は、区別可能であり、分離し、かつ、同一でない第1のアーム121と第2のアーム122とをさらに備え、一方のアームは、もう一方のアームの鏡像である。第1のアーム121は、ベース120の第1の端部に連結され、第2のアーム122は、ベース120の第2の端部に連結される。これら2本のアーム121、122は、L字形であり、コイル11の中央開口の縦軸に平行である2つの面に沿って電機子110の中央開口を別々に通過する。個々のアーム121、122の第2の端部は、移動部品10の永久磁石100のいずれかの側で、かつ、移動部分10の2つの強磁性層101a、101bの間に位置合わせされる。個々のアーム121、122は、移動部品10のための当接部(abutment)を形成し、2個の対向する支持ランド部、すなわち、上支持ランド部と下支持ランド部とを画定する。移動部品10は、個々のアーム121、122により形成された当接部の間に回転自由度を有する。
【0028】
ベース120は、コイル11のいずれかの側に位置合わせされるように配置されるので、アーム121、122の中を通る磁界は、いつでも同じ方向にコイル11の中央開口を通過する。その結果、磁界は、励磁コイル11の中央開口を同じ方向に2回通過する。
【0029】
図12A及び図12Bを参照すると、移動部品10は、この移動部品の軸周りにシーソー運動を実行し、そして、当接部により画定された2個の別個の端位置を想定することができ、個々の端位置において移動部品10が磁力により維持されることが分かる。移動部品10がこの移動部品の端位置の一方から解放され、中央平衡位置を超えて動かされるとき、この移動部品は、磁気効果によりもう一方の端位置へ直ちに引き付けられる。この現象は、特に、従来の特許出願である英国特許出願公開第1312927号に記載されている。
【0030】
本発明によれば、エネルギー発電機1は、ハウジング500に収納され、作動部材により並進作動可能である移動プランジャ502を介して作動部材200、300、400と機械的に協働する。このプランジャ502は、ハウジング500に収納され、作動部材の2つの位置の間の運動を発電機1の移動部品10の2つの位置の間の運動に変換する。
【0031】
発電機1の移動部品10の第1の位置から第2の位置までの並進は、電子ユニット501により下流で使用することができる第1の電圧の形式である第1の量のエネルギーを発生させる。電子ユニット501の中に組み込まれたエレクトロニクスに依存して、発電機1の移動部品10の第2の位置から第1の位置までの移動の直後に、第2の電圧の形式で第2の量のエネルギーを発生させることが同様に可能である。発電機1の移動部品10の往復運動中に発生された第1の量のエネルギー及び第2の量のエネルギーは、別個のメッセージを送信するため電子ユニット501により個々に用いることができる。発電機1の移動部品10が往復運動を実行するとき、発生された2つの電圧は、実際には、第1の電圧が、例えば、正であり、第2の電圧が負である反対符号を有し、これは、電子ユニットが、作動部材200、300、400が押し下げられているか、又は、解除されているかを区別し、個々の動作に対して2個の異なるメッセージを送信することを可能にする。往復運動の往路部分の間に、発電機の移動部品10は、作動部材への圧力により動かされ、復路部分の間に、移動部品10は、ばね102の作用の下でこの移動部品の初期位置へ戻る。
【0032】
作動部材200、300、400は、主軸(A)に沿って移動させられ、2個の別個の位置、すなわち、例えば、螺旋型の戻りばね205、305、405が解放される待機位置と、戻りばねが圧縮される作業位置とをとることができる。作動部材の待機位置は、例えば、エネルギー発電機1の移動部品の第1の位置に対応し、作業位置は、エネルギー発電機1の移動部品の第2の位置に対応する。
【0033】
さらに、電子ユニット501は、発電機1により発生された電気エネルギーを蓄積する装置を備え、ワイヤレス送信器モジュールは、アンテナ503を含む。ワイヤレス送信器モジュールは、例えば、無線周波数型であり、発電機1により生成された電流によりエネルギー蓄積装置を介して給電される。アンテナ503を使用して、ワイヤレス送信器モジュールは、メッセージを受信することを可能にさせる対応するアンテナを含む遠隔受信器モジュール(図示せず)へメッセージを送信することができる。ワイヤレス送信器モジュールと受信器モジュールとの間で使用される無線通信プロトコルは、例えば、ZIGBEEということになる。変形実施形態では、送信器モジュールは、赤外線型でもよい。メッセージは、複数の同一の連続フレームを備えることがあり、特に、受信器モジュールが作動された装置を識別することを可能にさせるスイッチング装置の固有識別子を備えることがある。受信器モジュールは、例えば、この受信器モジュールがペアにされたすべての装置と、これらの装置のそれぞれの状態とを一覧にするテーブルを含むことになる。
【0034】
本発明によれば、スイッチングアセンブリ50のハウジング500は、このハウジングに細長い突起(elongate prominence)504を形成する窪み(recess)を含み、この突起の中にアンテナ503が収納される。図4及び図6に表されるように、アンテナ503は、例えば、プリント回路上に電気通路(electrical track)の形で作られる。図2、図9、及び図10に表されるように、アンテナ503は、さらに、ハウジング内に設けられた窪みの中に収納されたばねの形、又は、設けられた窪みの中に収納するために適した何らかの他の形をとることがある。締結手段505は、スイッチングアセンブリ50を相補的な手段に締結するために用いられることもある。
【0035】
本発明によれば、スイッチングアセンブリのプランジャ502は、アンテナ503のベースに近接して位置合わせされ、プランジャの移動は、アンテナ503の軸(X)と平行に生じる。このプランジャ502は、スイッチングアセンブリ50内の軸方向に搭載された2個のばね506に搭載される。
【0036】
本発明によれば、スイッチング装置の作動部材200、300、400は例えば、作動部材の中空の軸上内部空間201、301、401に通じる開口面を有する(例えばほぼ円筒形状の)部品を備える。本発明によれば、スイッチングアセンブリ50は、スイッチング装置内に配置されるので、アンテナ503を収納し、スイッチングアセンブリのハウジング500に設けられた突起504は、作動部材200、300、400の中空内部空間201、301、401の中に主軸(A)に沿って挿入される。このようにして、スイッチング装置は、特に小型化される。この特有の配置は、押しボタン型又はリミットスイッチ型を問わずに本発明のすべてのスイッチング装置に共通である。
【0037】
その上、押しボタン型のスイッチング装置は、例えば、電気エンクロージャのドアのような金属壁に形成された標準径をもつ円形開口を通じて締結されることが意図されている。作動部材200とスイッチングアセンブリ50とを備える制御アセンブリは、この壁のいずれかの側に締結されることが意図されている。作動部材200に形成された内部空間201の内側のアンテナ503の配置は、アンテナ503が壁により形成された面を通過することを可能にする。この配置により、この装置は、壁の両側から、すなわち、壁が電気エンクロージャのドアである場合、エンクロージャの外側へ向かって、又は、内側へ向かって移ることができる。より具体的には、図1及び図2において、押しボタン型のスイッチング装置の制御アセンブリは、ほぼ円筒形状の本体202と、上記本体内に配置され、作動部材200と機械的に連結され、作動部材を本体202内で並進駆動する制御ボタン203とを備える。押しボタン型のスイッチング装置はさらに、ベース204(図1だけに図示される)を備え、ベース204は、一方で制御アセンブリの本体202に締結されており、かつ、スイッチングアセンブリ50がこのスイッチングアセンブリの締結手段505により収容できるようにする受容手段(reception means)を備えている。このベース204は、スイッチングアセンブリ50と同じ側の壁に置かれ、スイッチングアセンブリ50のアンテナ503が作動部材200の内部空間201まで通過できるようにする中央開口を有する。制御アセンブリはさらに、一方で制御アセンブリの本体202の内部部品を支持し、他方で作動部材200を支持することにより、作動部材の外側で、作動部材200の円筒部品に同軸上に位置合わせされた螺旋型の戻りばね205を備える。このばね205は、装置の動作のため不可欠であるので、このばねの位置合わせは、作動部材200の外側に限り可能であり、内部空間201は、アンテナ503により占められる。スイッチング装置はさらに、押しボタンが壁に締結されることを可能にする締結装置206を備える。このような締結装置は、公開された欧州特許第0889564号、又は、この欧州特許に対応する米国特許第6050528号に詳細に記載されている。他の締結解決手段が本発明のスイッチング装置のため考えられることは明らかである。スイッチングアセンブリがベースにより制御アセンブリに締結されるとき、作動部材200は、スイッチングアセンブリの内部に向かってプランジャを並進駆動するように、スイッチングアセンブリ50のプランジャ502と協働することが意図されている。
【0038】
図3から図7において、リミットスイッチ型のスイッチング装置は、このスイッチング装置の2種類の実施形態では、例えば、スイッチングアセンブリ50と作動部材300、400とを密閉封止するハウジング302、402を備える。リミットスイッチ型の装置は、エンクロージャ内に閉じ込められないので、エンクロージャは、外部攻撃(external attack)に対抗するため、良好な密閉度を有することが必要である。電源内蔵式スイッチングアセンブリ(self-powered switching assembly)の使用は、ケーブルが不要であるため、装置の密閉性が強化されることを意味する。電気エネルギー発電機の使用は、さらに、消耗したボタン電池又はバッテリの交換のような保守作業を防止すること、したがって、装置の密閉性を破る可能性があるハウジングの開口を防止することを可能にする。スイッチング装置は、作動部材300、400の円筒部品に同軸上に位置合わせされ、一方でスイッチングアセンブリ50を支持し、他方で作動部材300、400を支持する螺旋型の戻りばね305、405をさらに備える。回動レバー式リミットスイッチでは、戻りばね305は、作動部材300の円筒部品の内側に置かれる。軸方向動作式リミットスイッチでは、戻りばね405は、作動部材400の円筒部品の外側に位置合わせされる。回動レバー式リミットスイッチでは、スイッチングアセンブリ50のプランジャ502の作動は、例えば、作動部材の移動により生じ、軸方向動作式リミットスイッチでは、プランジャ502の作動は、ハウジング402の移動により生じる。
【0039】
回動レバー式リミットスイッチでは、作動部材300は、回動制御ヘッド303に回転中に取り付けられるカムにより並進作動される。軸方向動作式リミットスイッチでは、作動部材400は固定され、スイッチングアセンブリ50に並進中に取り付けられたハウジング402は、作動部材400と相対的に並進移動可能である。後者の構成では、作動部材400は、例えば、ハウジング402の内側に位置合わせされたフレームの形をなし、ハウジングの内側にスイッチングアセンブリ50が位置合わせされる。ハウジング402は、作動部材400に対してスイッチングアセンブリ50を並進駆動する手段を備える。作動部材400に設けられた軸上開口403は、装置が作動されているとき、スイッチングアセンブリ50の突起504の通過を可能にさせる。この配置を用いると、ハウジング402は、例えば、人間工学的なハンドルの形をとることができる。
【0040】
ワイヤレスモードにおけるリミットスイッチの構成は、配線を廃止することを可能にさせ、よって、例えば、簡単なワイヤ又はケーブルを用いて装置を吊り下げることにより、何種類もの構成で装置を配置することを可能にする。
【0041】
このように、本発明のスイッチング装置は、装置の小型緊密性を損なうことなく、ワイヤレス、かつ、完全な自立型(stand alone)の解決策を提案することを可能にする。作動部材200、300、400の内側にあるアンテナの配置と、戻りばね205、305、405の配置は、特に、無線伝送の観点で、性能レベルに影響を及ぼすことなく、この小型緊密性の目的を満たすことを可能にする。
【0042】
言うまでもなく、本発明の範囲から外れることなく、詳細についての他の変形及び改良を考案することや、さらには均等な手段の使用を思い付くことは可能である。
【符号の説明】
【0043】
1:発電機、10:移動部品、11:励磁コイル、
20:押しボタン型スイッチング装置、
30、40:リミットスイッチ型スイッチング装置、
50:スイッチングアセンブリ、
100:永久磁石、101a:上層、101b:下層、102:ばね、
110:電機子、111:巻線、
120:U字形ベース、121:第1のアーム、122:第2のアーム、
200、300、400:作動部材、
201、301、401:軸上内部空間、202:本体、204:ベース、
205、305、405:戻りばね、206:締結装置、
300、400:作動部材、302、402:ハウジング、
303:回動制御ヘッド、305、405:戻りばね、403:開口、
500:ハウジング、501:電子ユニット、502:プランジャ、
503:アンテナ、504:突起、505:締結手段
【特許請求の範囲】
【請求項1】
待機位置と作業位置との間で主軸(A)に沿って運動可能な作動部材(200、300、400)と、
前記作動部材による力により前記主軸と実質的に平行な方向に応力が加えられるばね(205、305、405)と、
前記作動部材(200、300、400)により作動されるように配置されたプランジャ(502)と、前記プランジャに作用が生じた場合に受信器モジュールにメッセージを送信するためのアンテナ(503)が設けられたワイヤレス送信器モジュールと、を有するスイッチングアセンブリ(50)と、
を備えるワイヤレス・スイッチング装置であって、
前記アンテナ(503)は、前記スイッチングアセンブリ(50)に、突き出して配置されており、
前記作動部材は、前記アンテナ(503)が内側に収納されている中空の軸上内部空間(201、301、401)を形成する部品を備える、
ことを特徴とするワイヤレス・スイッチング装置。
【請求項2】
前記ばね(205、305、405)は、前記作動部材(200、300、400)と同軸上に配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記ばね(205)は、前記内部空間(201)を形成する前記作動部材(200)の前記部品の外側に配置されている、ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記作動部材(200)を有する制御アセンブリと、前記制御アセンブリに固定されており、前記スイッチングアセンブリ(50)を収容するように意図された締結ベース(204)と、を備えることを特徴とする請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記制御アセンブリは、前記作動部材(200)が内部で並進駆動される本体(202)を備え、前記ばね(205)は、一方で前記本体(202)を支持し、他方で前記作動部材(200)を支持するように配置されている、ことを特徴とする請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記装置は、壁に設けられた開口を通して組み立てられ、前記制御アセンブリと前記スイッチングアセンブリは、前記壁のいずれかの側に組み立てられ、前記アンテナ(503)は、前記壁により形成された面を通過するように配置されている、ことを特徴とする請求項4又は5に記載の装置。
【請求項7】
前記ばね(305)は、前記内部空間(301)を形成する前記作動部材(300)の前記部品の内側に配置されている、ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項8】
前記作動部材(300)と前記スイッチングアセンブリ(50)とを取り囲む、密閉されたハウジング(302)を備える、ことを特徴とする請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記ばね(305)は、一方で前記スイッチングアセンブリ(50)を支持し、他方で前記作動部材(300)を支持する、ことを特徴とする請求項7又は8に記載の装置。
【請求項10】
前記ばね(405)は、前記内部空間(401)を形成する前記作動部材(400)の前記部品の外側に配置されている、ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項11】
前記作動部材(400)と前記スイッチングアセンブリ(50)とを取り囲む、密閉されたハウジング(402)を備える、ことを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記スイッチングアセンブリ(50)は、前記ハウジング(402)と共に前記作動部材(400)に対し相対的に滑り移動可能なように、前記ハウジング(402)内に配置されている、ことを特徴とする請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記スイッチングアセンブリ(50)は、ハウジング(500)を備え、前記ハウジング(500)は、前記プランジャ(502)と協働するのに適した電気エネルギー発電機(1)を取り囲んでおり、前記電気エネルギー発電機(1)は、前記プランジャにより加えられた機械エネルギーを、前記ワイヤレス送信器モジュールに給電するための電気エネルギーに変換するために使用される、ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の装置。
【請求項14】
前記電気エネルギー発電機(1)は、電磁型であり、前記電気エネルギー発電機(1)は、固定部品及び移動部品(10)が設けられた磁気回路と、前記磁気回路が中を通る電磁コイル(11)とを備える、ことを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項1】
待機位置と作業位置との間で主軸(A)に沿って運動可能な作動部材(200、300、400)と、
前記作動部材による力により前記主軸と実質的に平行な方向に応力が加えられるばね(205、305、405)と、
前記作動部材(200、300、400)により作動されるように配置されたプランジャ(502)と、前記プランジャに作用が生じた場合に受信器モジュールにメッセージを送信するためのアンテナ(503)が設けられたワイヤレス送信器モジュールと、を有するスイッチングアセンブリ(50)と、
を備えるワイヤレス・スイッチング装置であって、
前記アンテナ(503)は、前記スイッチングアセンブリ(50)に、突き出して配置されており、
前記作動部材は、前記アンテナ(503)が内側に収納されている中空の軸上内部空間(201、301、401)を形成する部品を備える、
ことを特徴とするワイヤレス・スイッチング装置。
【請求項2】
前記ばね(205、305、405)は、前記作動部材(200、300、400)と同軸上に配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記ばね(205)は、前記内部空間(201)を形成する前記作動部材(200)の前記部品の外側に配置されている、ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記作動部材(200)を有する制御アセンブリと、前記制御アセンブリに固定されており、前記スイッチングアセンブリ(50)を収容するように意図された締結ベース(204)と、を備えることを特徴とする請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記制御アセンブリは、前記作動部材(200)が内部で並進駆動される本体(202)を備え、前記ばね(205)は、一方で前記本体(202)を支持し、他方で前記作動部材(200)を支持するように配置されている、ことを特徴とする請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記装置は、壁に設けられた開口を通して組み立てられ、前記制御アセンブリと前記スイッチングアセンブリは、前記壁のいずれかの側に組み立てられ、前記アンテナ(503)は、前記壁により形成された面を通過するように配置されている、ことを特徴とする請求項4又は5に記載の装置。
【請求項7】
前記ばね(305)は、前記内部空間(301)を形成する前記作動部材(300)の前記部品の内側に配置されている、ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項8】
前記作動部材(300)と前記スイッチングアセンブリ(50)とを取り囲む、密閉されたハウジング(302)を備える、ことを特徴とする請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記ばね(305)は、一方で前記スイッチングアセンブリ(50)を支持し、他方で前記作動部材(300)を支持する、ことを特徴とする請求項7又は8に記載の装置。
【請求項10】
前記ばね(405)は、前記内部空間(401)を形成する前記作動部材(400)の前記部品の外側に配置されている、ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項11】
前記作動部材(400)と前記スイッチングアセンブリ(50)とを取り囲む、密閉されたハウジング(402)を備える、ことを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記スイッチングアセンブリ(50)は、前記ハウジング(402)と共に前記作動部材(400)に対し相対的に滑り移動可能なように、前記ハウジング(402)内に配置されている、ことを特徴とする請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記スイッチングアセンブリ(50)は、ハウジング(500)を備え、前記ハウジング(500)は、前記プランジャ(502)と協働するのに適した電気エネルギー発電機(1)を取り囲んでおり、前記電気エネルギー発電機(1)は、前記プランジャにより加えられた機械エネルギーを、前記ワイヤレス送信器モジュールに給電するための電気エネルギーに変換するために使用される、ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の装置。
【請求項14】
前記電気エネルギー発電機(1)は、電磁型であり、前記電気エネルギー発電機(1)は、固定部品及び移動部品(10)が設けられた磁気回路と、前記磁気回路が中を通る電磁コイル(11)とを備える、ことを特徴とする請求項13に記載の装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【公開番号】特開2012−164658(P2012−164658A)
【公開日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−23657(P2012−23657)
【出願日】平成24年2月7日(2012.2.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
【出願人】(594083128)シュネーデル、エレクトリック、インダストリーズ、エスアーエス (52)
【氏名又は名称原語表記】SCHNEIDER ELECTRIC INDUSTRIES SAS
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−23657(P2012−23657)
【出願日】平成24年2月7日(2012.2.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
【出願人】(594083128)シュネーデル、エレクトリック、インダストリーズ、エスアーエス (52)
【氏名又は名称原語表記】SCHNEIDER ELECTRIC INDUSTRIES SAS
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]