一体型熱交換器及び消音器ユニット
一体型の熱交換器及び消音器ユニット(50,120,140)は第1流体と第2流体の間で熱を伝導させ、第1流体の騒音を消音するために備えられる。ユニットは第1流体のための第1吸入口(60)、第1流体のための第1排出口(62)、第2流体のための第2吸入口(64)、及び第2流体のための第2排出口(66)を含む筐体(52)を含む。ユニット(50,120,140)はさらに、前記筐体(52)内に配置され、第1流体の騒音を消音するために第1吸入口と排出口(60,62)の間に接続された共振器(76);及び、前記筐体(52)内に配置され、第1及び第2流体の間で熱を伝導するために第1及び第2吸入口及び排出口に接続された熱交換器コア(11,122)を含む。1つの実施例において、熱交換器コアは共振器を囲む。もう1つの実施例において、共振器は熱交換器コアを囲む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は2004年5月11日に出願された米国特許出願No.60/569,939「Noise Reduction Heat Exchanger」の優先権を主張する。
【0002】
本発明は一体型の熱交換器及び消音器に関し、特に、カソード空気流のために空気圧縮機の下流に配置される加圧燃料電池システムで使用される一体型の熱交換器及び消音器に関する。
【背景技術】
【0003】
酸化剤として空気を使用する加圧燃料電池システムにおいて、空気圧縮機は通常、大気圧より高い圧力で空気を供給するために適所に配置される。この圧縮処理は、圧縮機の内部の周期的な移動または回転部材による不快な騒音及び高温の空気の排気を生ずる。それゆえ、この種の装置の典型的なシステムデザインにおいて、騒音を特定の許容レベルまで消音するために空気圧縮機の後部には通常、消音サイレンサー/マフラーが配置される。そして、下流側の装備を保護するために、その後に直列に接続されたガス冷却器によって高温ガスが冷却される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は熱伝導特性の要件を満足するだけではなく、圧縮機(または、コンプレッサー)の騒音抑制特性を満たす空気圧縮機後置冷却器を設計することである。2つの機能を1つの構成要素として設計することにより、燃料電池システムは単純化され、コストが削減される。本発明の広義の目的は新規で改善した一体型熱交換器及び消音器ユニットを提供することである。
【0005】
本願にはいくつかの特定の目的が記載されているが、本発明の全ての実施例が必ずしもこれら全ての目的を達成するとは限らないことは理解されなければならない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の少なくともいくつかの目的を達成するために、圧縮空気後置冷却器は付加的な部材を必要とせずに、それ自体に空気圧縮機マフラー/サイレンサーの機能を併合する。側面棒(棒−板式)または管状壁(帯電空気冷却器式)には共振孔が掘削または形成され、また、2つ以上の共振器が必要とされる場合にはバフル板が取り付けられる。熱交換器/消音器の全体的な寸法は本来の熱交換器のデザインと同等であり、より良好な消音結果を達成するために縦軸方向に僅かに長いだけである。
【0007】
本発明の1つの特徴に従うと、一体型熱交換器及び消音器ユニットは第1流体と第2流体の間で熱を伝導させ、第1流体の騒音を消音するために備えられる。
【0008】
1つの特徴において、本発明のユニットは第1端と第2端の間で軸に沿って拡張する筐体であって、第1流体のための第1吸入口、第1流体のための第1排出口、第2流体のための第2吸入口、及び第2流体のための第2排出口を含み、第1吸入口が前記筐体の第1端に配置され、第1流体を前記軸に並行に方向付けるために構成されており、さらに、第1排出口が第2端に配置され、第1流体を前記軸に並行に方向付けるために構成されている筐体を含む。ユニットはさらに、前記筐体内に配置された膨張チャンバーであって、第1流体を膨張チャンバーと第1吸入口及び排出口のいずれか1つの間で移送するために第1吸入口及び排出口のいずれか1つに接続された膨張チャンバー;前記筐体内に配置された第1流体流路であって、第1流体を第1流体流路と前記膨張チャンバーの間で移送するために第1吸入口と排出口の間で前記軸に並行に拡張し、前記膨張チャンバーに接続された第1流体流路;前記筐体内に配置され第1流体流路に接続された共振器;及び、前記筐体内に配置され、第1流体流路と熱伝導関係で第2吸入口と排出口の間で拡張する第2流体流路を含む。
【0009】
1つの特徴として、第1及び第2流体流路は少なくとも1つの共振器を囲む。もう1つの特徴として、第2流体流路は第1流体流路を囲む。1つの特徴に従うと、筐体は外側の円筒形の壁、内側の円筒形の壁、及び半径方向に向かって内側と外側の円筒形の壁の間に配置された中間の円筒形の壁を含む。内側及び中間の円筒形の壁は第1流体流路を画定し、中間及び外側の円筒形の壁は第2流体流路を画定する。
【0010】
1つの特徴において、内側及び中間の円筒形の壁の間の第1流体流路にはフィンが配置される。1つの特徴として、内側の円筒形の壁は共振器の共振器チャンバーを画定し、第1流体流路を共振器チャンバーに接続するために内側の円筒形の壁を通って複数の共振器オリフィスが拡張する。
【0011】
1つの特徴に従うと、第1及び第2流路は間隔を開けて配置された複数の並行平面によって画定され、共振器は第1及び第2流路を囲む共振器チャンバーを含む。もう1つの特徴において、ユニットはさらに、複数の棒に差し込まれた複数の並行板を含み、前記間隔を開けて配置された複数の並行平面は該複数の並行板の表面である。もう1つの特徴において、共振器はさらに、前記複数の棒のうちの選択された棒に複数のオリフィスを含み、前記選択された棒は第1流路を囲む。
【0012】
1つの特徴として、ユニットは前記筐体に配置されたもう1つの膨張チャンバーであって、第1流体を第1流体流路と第1吸入口及び排出口の他方の間で移送するために第1流体流路と第1吸入口及び排出口の他方及び第1流体流路に接続された膨張チャンバーを含む。1つの特徴に従うと、ユニットは前記筐体内に配置され第1流体流路に接続されたもう1つの共振器を含む。
【0013】
本発明の1つの特徴に従うと、ユニットは第1流体のための第1吸入口、第1流体のための第1排出口、第2流体のための第2吸入口、及び第2流体のための第2排出口を含む筐体を含む。ユニットはさらに、前記筐体内に配置され、第1吸入口から第1流体を受容するために第1吸入口に接続された第1膨張チャンバー;前記筐体内に配置され、第1排出口に第1流体を方向付けるために第1排出口に接続された第2膨張チャンバー;前記筐体内に配置され、第1膨張チャンバーから第2膨張チャンバーまで拡張する第1流体流路;前記筐体内に配置され、第1及び第2膨張チャンバーの間で第1流体流路に接続された共振器;及び、前記筐体内に配置され、第1流体流路と熱伝導関係で第2吸入口と排出口の間で拡張する第2流体流路を含み、前記第1及び第2流体流路は前記共振器を囲む。
【0014】
1つの特徴において、ユニットは筐体内に配置され、第1及び第2膨張チャンバーの間で第1流体流路に接続された付加的な共振器;もう1つの特徴において、筐体は第1端と第2端の間で軸に沿って拡張し、各共振器は前記軸に並行に拡張する縦方向の寸法を有する共振器チャンバーを含み、前記共振器チャンバーの一方の縦方向の寸法は共振器チャンバーの他方の縦方向の寸法と等しくない。
【0015】
1つの特徴に従うと、筐体は第1端と第2端の間で軸に沿って拡張し、筐体内に配置され、第1流体流路に接続された複数の共振器であって、各々が前記軸に並行な縦方向の寸法を有する共振器チャンバーを含む共振器を含む。もう1つの特徴において、ユニットは第1流体流路に配置されたフィンであって、前記軸に並行な長さであって、少なくとも前記共振器チャンバーのいずれか1つの縦方向の寸法以上であり、全ての膨張チャンバーの結合した縦方向の寸法と等しくない長さを有するフィンを含む。
【0016】
本発明の1つの特徴に従うと、ユニットは第1流体のための第1吸入口、第1流体のための第1排出口、第2流体のための第2吸入口、及び第2流体のための第2排出口を含む筐体を含む。ユニットはさらに、前記筐体内に配置され、第1吸入口から第1流体を受容するために第1吸入口に接続された第1膨張チャンバー;前記筐体内に配置され、第1排出口に第1流体を方向付けるために第1排出口に接続された第2膨張チャンバー;前記筐体内に配置され、第1膨張チャンバーから第2膨張チャンバーまで拡張する第1流体流路;前記筐体内に配置され、第1流体流路と熱伝導関係で第2吸入口と排出口の間で拡張する第2流体流路;及び、前記筐体内に配置され、第1及び第2膨張チャンバーの間で第1流体流路に接続された共振器を含む。第1及び第2流路は間隔を開けて配置された複数の並行平面によって画定される。
【0017】
もう1つの特徴において、共振器は第1及び第2流路を囲む共振器チャンバーを含む。もう1つの特徴として、ユニットはさらに、複数の棒に差し込まれた複数の並行板を含み、前記間隔を開けて配置された複数の並行平面は該複数の並行板の表面である。1つの特徴に従うと、共振器はさらに、前記複数の棒のうちの選択された棒に複数のオリフィスを含み、前記選択された棒は第1流路を囲む。
【0018】
本発明の1つの特徴に従うと、ユニットは第1流体のための第1吸入口、第1流体のための第1排出口、第2流体のための第2吸入口、及び第2流体のための第2排出口を含む筐体;前記筐体内に配置され、第1流体の騒音を消音するために第1吸入口と排出口の間に接続された共振器;及び、前記共振器を囲む熱交換器コアであって、第1及び第2流体の間で熱を伝導するために第1及び第2吸入口及び排出口に接続された熱交換器コアを含む。
【0019】
1つの特徴として、ユニットはさらに、第1流体の騒音を消音するために第1吸入口及び排出口の間に接続され、前記熱交換器コアによって囲まれている少なくとも1つの付加的な共振器を含む。
【0020】
本発明の1つの特徴に従うと、ユニットは第1流体のための第1吸入口、第1流体のための第1排出口、第2流体のための第2吸入口、及び第2流体のための第2排出口を含む筐体;前記筐体内に配置され、第1及び第2流体の間で熱を伝導するために第1及び第2吸入口及び排出口に接続された熱交換器コア;及び、前記筐体内に配置された複数の共振器であって、各々が第1流体の騒音を消音するために第1吸入口及び排出口の間に接続され、各々が前記熱交換器を囲む共振器チャンバー、及び第1流体のために前記共振器チャンバーを流路に接続するための前記熱交換器コアの複数の共振器オリフィスを含む共振器を含む。
【0021】
1つの特徴として、熱交換器コアは第1及び第2流体のための流路を画定する、間隔を開けて配置された複数の平面を含む。1つの特徴に従うと、熱交換器コアは棒−板式構造である。
【0022】
本発明の他の目的、特徴、及び長所は以下の詳細な説明、付随する請求の範囲、及び図面から明白になるだろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
空気後置冷却器10の初期の概念設計において、棒−板構造の熱交換器コア11及びそれの空気及び冷却剤マニホールド12及び14はかつて、円筒形の管状筐体16及びいくつかの内部バフル板18A−18Dを使用して鑞付けされるものもあった。図1はこのデザインの1つの例としての構成を示している。このデザインの目的は製造を簡略化するために、吸入口/排出口分配タンクの熱交換器コア11の空気側及び冷却剤側の両方への溶接を省くことである。
【0024】
出願人は、このデザインは上述の溶接不要の長所に加え、熱交換器としてのデザイン性能に影響を与えることなく、何らかの騒音抑制機能を組み込む可能性を与えることができることを見出した。平面波音響理論に従うと、図2A及び2Bにそれぞれ図示されているように、2つの基本的な種類の騒音抑制機構:膨張チャンバー(または、膨張空洞)及び共振器(または、共鳴器)が存在する。膨張チャンバー式消音器20の機構は音圧を発生源に向かって反射させ、それによって波動伝播が領域変化を受けるときに伝達される騒音レベルを減少させることである。典型的な共振器式消音器22は波動伝播パイプ26を囲み、オリフィス(または、孔)28を介してパイプ26に接続されている密閉された容積24から構成される。パイプ26の圧力変動は2つの小さな接続オリフィス28を介して容積チャンバー24に分岐され、それによって伝達される騒音レベルが減少される。実際の消音器のデザインにおいて、これら2つの基本的な機構は要求される騒音抑制特性を達成するために組み合わせることもできる。
【0025】
図1を再び参照すると、吸入口/排出口拡散器(両端の管状筐体)30または32は膨張チャンバー式消音器として作用することができ、側面棒40を通して(透視図で示されている)適当な穴38が掘削された場合、中間の2つのバフル板18B及び18Cの間の密閉された空気容積は共振器34の密閉された容積36となることができる。騒音の消音の観点から付加的な共振器34が望まれる場合、熱交換器特性に影響を与えずに密閉された全容量を所望の数の共振器容量に分割するために付加的なバフル板18が配置されてもよい。例えば、図3は、図1の熱交換器のデザインに基づいた、二共振器式モデルの実施例を示している。付加的に、図4及び5は図1の熱交換器デザインに対して容易に実施可能な2つの実際的な消音器モデルを概略的に図示している。音響的に述べると、これらは順番に、第1膨張チャンバー(吸入口拡散器)30、2つまたは3つの共振器34、及び第2膨張チャンバー(排出口拡散器)32から構成されている。ここで説明を簡単にするために、本願において、これらは共振器の数に応じて二共振器モデル及び三共振器モデルと呼ばれる。
【0026】
図6及び7は図1の後置冷却器10に適当な改良を加えることによって本発明に従って作製された一体型の熱交換器及び消音器ユニット50の1つの形式を示している。ユニット50は軸54に沿って第1端56と第2端58の間に拡張する円筒形の外側壁53を含む筐体52を含む。筐体はまた、圧縮機(または、コンプレッサー)からの空気流等の、騒音を搬送する第1流体のための、端部56の吸入口60及び端部58の排出口62を含む。筐体52はまた、第1流体と熱交換関係で熱交換器コア11を通過する第2流体のための吸入口64及び排出口66を含む。図示された実施例において、第2流体は、例えば、燃料電池システムのWEG流等の、圧縮機からの空気流を冷却するための適当な冷却剤である。ユニット50はさらに、吸入口膨張チャンバー68A及び排出口膨張チャンバー68Bを含み、吸入口60及び排出口62は第1流体流を軸54に対して並行に膨張チャンバー68Aから膨張チャンバー68Bへ(または、膨張チャンバー68Bから膨張チャンバー68Aへ)方向付けるように構成されている。ユニット50はさらに、矢印72によって概略的に示されているように、筐体52内で熱交換器11を通して第1流体を方向付けるために軸54に沿って拡張している第1流体流路、及び矢印74によって概略的に示されているように、筐体52内で熱交換器11を通して第2流体を方向付けるための第2流体流路を含む。ユニット50はまた、3つの共振器、高周波共振器76A、中間周波共振器76B、及び低周波共振器76Cを含む。
【0027】
各共振器76A−76Cは熱交換器コア10の外部と円筒形の外側壁53の内側の間に画定された共振器チャンバー78A、78B、及び78C、並びに熱交換器コア11内の第1流体のために流体通路の側壁に穴を備えることによって形成された複数の共振器オリフィス80A、80B、及び80Cを含む。バフル板82A、82B、82C、82D、82E、及び82Fは筐体内に、各々が円筒形の外側壁53の内面と結合するためのリップ部及び熱交換器コア11の外面形状に一致する中央の開口を備えた円板形の板として形成されている。図6の実施例において、膨張チャンバー68Aは端部キャップ84とバフル板82Aの間に画定され、膨張チャンバー68Bは端部キャップ86とバフル板82Fの間に画定されている。各共振器チャンバー78A、78B、及び78Cは半径方向において熱交換器コア11の外面と円筒形の外側壁53の内面の間に、そして軸方向において2つのバフル板82A−82Fの間に画定されている。ユニット50はまた、第2流体のための吸入口マニホールド88A及び第2流体のための排出口マニホールド88Bを含んでおり、吸入口マニホールド88Aは半径方向において熱交換器コア11の外面と円筒形の外側壁53の内面の間に、軸方向においてバフル板82E及び82Fの間に画定されており、そして排出口マニホールド88Bは半径方向において熱交換器コア11の外面と円筒形の外側壁53の内面の間に、軸方向においてバフル板82A及び82Bの間に画定されている。
【0028】
上述したように、コア11は棒−板式であってもよいし、管を備えた帯電空気冷却器式であってもよい。図7を参照すると、図示されている実施例のコア11は棒−板式であり、棒94及び96によって間隔が開けられた複数の並行板92を含み、板92及び棒94によって密閉されている容積は流体経路72のための個々の流体通路98を画定しており、板92及び棒96によって密閉されている容積は流体経路74のための個々の流体通路99を画定している。好まれるものとして、流体通路にはフィンや攪拌器等の表面増大部材が含まれてもよく、図示された実施例においては、流体通路内に曲がりくねったフィン100が配置されている。また、図7に示されているように、筐体50の外面は音波減衰材料が被膜されてもよく、また、共振器チャンバーは適当な断熱材で充填されてもよい。
【0029】
図8A−10Bは本発明に従った一体型の熱交換器及び消音器ユニットの3つの付加的な実施例を図示しており、そこにおいて、同様な構成要素は同様な番号で示されている。詳細に述べると、図8A及び8Bは2つの共振器76及び1つの膨張チャンバー68を含むユニット102を図示しており、図9A及び9Bは2つの共振器76及び2つの膨張チャンバー68を含むユニット104を図示しており、そして図10A及び10Bは3つの共振器76及び1つの膨張チャンバー68を含むユニット106を図示している。
【0030】
図11は一体型の熱交換器及び消音器ユニット20のもう1つの実施例を図示しており、そこにおいて、同様な構成要素は同様な番号で示されている。ユニット120は、上述の実施例のような熱交換器コア11を囲む共振器76の代わりに、共振器76を囲む熱交換器コア122を有する点で上述の実施例と異なる。この実施例において、熱交換器コアは外側の円筒形の壁106、内側の円筒形の壁108、及び外側及び内側の円筒形の壁106及び108の間に配置された中間の円筒形の壁110によって画定されており、第1流体流路72は内側及び中間の円筒形の壁108及び110の間に画定されており、第2流体流路74は外側及び中間の円筒形の壁106及び110の間に画定されている。好まれるものとして、流体通路72には曲がりくねったフィン112等の表面増大部材が備えられ、流体通路74にはフィン114等の、もう1つの表面増大部材が備えられる。ユニット120はバフル板82A、82B、82C、及び82Dを含む。これらのバフル板は中央の開口を備えていない点、及び円筒形の外側壁53ではなく、内側の円筒形の壁108に結合する点で前述の実施例のバフル板82と異なる。さらに、共振器チャンバー78A−78Cは内側の円筒形の壁108の内面及び対応するバフル板82A−82Dの間に画定されており、共振器オリフィス80A−80Cは共振器チャンバー78A−78Cを流体流路72に接続するために内側の円筒形の壁108を通って拡張する。
【0031】
図12は図11のユニット120に類似した、一体型の熱交換器及び消音器ユニット140のもう1つの実施例を図示しており、それは熱交換器コア122の両側に膨張チャンバー68A及び68Bを含む点で図11のユニット120と異なる。
【0032】
図13は図12のユニット140の代替的な実施例を示しており、そこにおいて、壁106及び108はそれらがフィン112及び114を超えて拡張するように延長されている。外側の円筒形の壁106と中間の円筒形の壁110の間のフィンを備えない領域は流体の分配に役立つ第2流体のための吸入口及び排出口マニホールドを画定している。
【0033】
図6−13の一体型の熱交換器及び消音器ユニット50、120、及び140として、図1等の熱交換器構造に対して実施された騒音抑制消音器デザインの実現性を分析するため、図4及び5に示されている2つの消音器モデルの音圧減衰特性を分析的に予想するために線形音響平面波理論を適用した。音響分析モデルを使用して、吸入口/排出口膨張チャンバー、円筒形外側筐体の直径、熱交換器コアの全長、及び共振器の密閉された全容積の間の分割比の減衰特性に対する影響を調査した。分析モデルはTair=200℃において、大気中の音速が434.5m/sであると仮定した。平面波理論を使用するために膨張チャンバーの幾何的な寸法は音声の波長に比べて小さくなければならず、そして、集中インピーダンス理論は共振器チャンバーの長さが波長の1/8未満である場合に有効になり、それは、例えば1,200Hz周波数に対して:音声の波長=λminc/f=434.5/1200=0.362[m]=14.26[in]である。
【0034】
図5に示されている三共振器モデルに対して設計パラメーター調査を実施するために分析モデルを使用し、それは以下の項目を含んだ。
・吸入口及び排出口膨張チャンバーの影響
事例研究は吸入口膨張チャンバー無い状態、排出口膨張チャンバー無い状態、及び2つの膨張チャンバーの長さの影響を含んだ。
・キャニスターの直径の影響
事例研究はキャニスター(外側の円筒形の壁)の直径の変化、及びキャニスターの直径が変化するときに3つの共振器の共振周波数を変化させないための3つのチャンバーのオリフィスの調節を含んだ。
・熱交換器の全長の影響
事例研究はキャニスターの直径の変化、及び熱交換器の全長が変化するときに3つの共振器の共振周波数を変化させないための低周波チャンバーのオリフィスの調節を含んだ。・異なる共振器の間の容積分割比の影響
事例研究は高周波チャンバーの固定、及び低及び中間周波チャンバーの間の異なった比率での、残りの容積の分割を含んだ。これらのチャンバーに対して同一の低及び中間共振周波数を維持するためにオリフィスの寸法は変更されなければならない。
【0035】
図14−18に示されている曲線において、図6−13に組み込まれた特徴とともに、後置冷却器10が消音器としての機能の実現性を示すために、理論的に予想される結果が示されている。図14は図5に基づいた三共振器デザインに対する典型的な減衰曲線を示している。図15は図5に基づいた三共振器デザインにおける第1及び第2膨張チャンバー30及び32の影響を図示している。図16は図5に基づいた三共振器デザインにおける外側の円筒形の壁の直径の影響を図示している。図17は図5に基づいた三共振器デザインにおける熱交換器コアの長さの影響を図示している。図18は図5に基づいた三共振器デザインに対する共振器の容積比の影響を図示している。
【0036】
事例研究の結果に基づいていくつかの結果が導かれた。まず、伸長器(または、膨張器)は共振器周波数設計点と低周波数減衰の間の周波数応答を広げ、長めの伸長器は減衰特性を改善する。さらに、キャニスターの直径が大きいほど、共振器周波数設計点の間の周波数応答は広くなる。さらに、このデザインは熱交換器の長さに対して比較的感受性が低いが、熱交換器のデザインが長いほど、特性が僅かに改善する。さらに、デザインを大容積低周波共振器に有利なように変化させることにより、低周波数での周波数応答を広げることができる。さらに、文献の調査によると、先細の吸入口拡散器はホーン(または、拡声器)として作用し、消音器の効果を減少させる可能性がある。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】特定の内部構造を図示するために外部構造の一部が透視的に図示されている、一体型の熱交換器及び消音器ユニットを提供するために本発明に従って改良することができる熱交換器の構造の斜視図である。
【図2】2つの基本的な種類の騒音抑制機構の概略図である。
【図3】本発明を実施している一体型の熱交換器及び消音器ユニットのモデルの部分的に分解された状態の斜視図である。
【図4】本発明を実施している一体型の熱交換器及び消音器ユニットの分析的モデルの概略図である。
【図5】本発明を実施している一体型の熱交換器及び消音器ユニットの分析的モデルの概略図である。
【図6】特定の内部構造を図示するために外部構造の一部が透視的に図示されている、本発明を実施している一体型の熱交換器及び消音器ユニットの斜視図である。
【図7】図6のユニットの付加的な詳細部を示すために図6の線7−7で切り取ったときの断面透視図である。
【図8】特定の内部構造を図示するために外部構造の一部が透視的に図示されている、本発明に従った一体型の熱交換器及び消音器ユニットのもう1つの実施例の斜視図である。
【図9】特定の内部構造を図示するために外部構造の一部が透視的に図示されている、本発明に従った一体型の熱交換器及び消音器ユニットのもう1つの実施例の斜視図である。
【図10】特定の内部構造を図示するために外部構造の一部が透視的に図示されている、本発明に従った一体型の熱交換器及び消音器ユニットのもう1つの実施例の斜視図である。
【図11】本発明に従った一体型の熱交換器及び消音器ユニットのもう1つの実施例の分解透視図である。
【図12】本発明に従った一体型の熱交換器及び消音器ユニットのもう1つの実施例の分解透視図である。
【図13】本発明に従った一体型の熱交換器及び消音器ユニットのもう1つの実施例の分解透視図である。
【図14】図5のモデルに基づいた一体型の熱交換器及び消音器ユニットに対する典型的な減衰曲線を示しているグラフである。
【図15】図5のモデルに基づいた一体型の熱交換器及び消音器ユニットの膨張チャンバーの影響を図示しているグラフである。
【図16】図5のモデルに基づいた一体型の熱交換器及び消音器ユニットの外側の円筒形の壁の直径の影響を図示しているグラフである。
【図17】図5のモデルに基づいた一体型の熱交換器及び消音器ユニットの熱交換器コアの長さの影響を図示しているグラフである。
【図18】図5のモデルに基づいた一体型の熱交換器及び消音器ユニットの共振器容量比の影響を図示しているグラフである。
【符号の説明】
【0038】
10 後置冷却器
11 熱交換器コア
12,14 冷却剤マニホールド
16 円筒形の管状筐体
18 バフル板
20 膨張チャンバー式消音器
22 共振器式消音器
24 容積チャンバー
26 パイプ
28 オリフィス
30 膨張チャンバー
34 共振器
36 密閉された容積
38 穴
40 側面棒
50 一体型の熱交換器及び消音器ユニット
52 筐体
53 円筒形の外側壁
54 軸
56 第1端
58 第2端
60 第1吸入口
62 第1排出口
64 第2吸入口
66 第2排出口
68 膨張チャンバー
72,74 流体流路
76 共振器
78 共振器チャンバー
80 共振器オリフィス
82 バフル板
84,86 端部キャップ
88,88 吸入口/排出口マニホールド
92 板
94,96 棒
100 フィン
102−106 一体型の熱交換器及び消音器ユニット
106 外側の円筒形の壁
108 内側の円筒形の壁
110 中間の円筒形の壁
112,114 フィン
120 一体型の熱交換器及び消音器ユニット
122 熱交換器コア
140 一体型の熱交換器及び消音器ユニット
【技術分野】
【0001】
本願は2004年5月11日に出願された米国特許出願No.60/569,939「Noise Reduction Heat Exchanger」の優先権を主張する。
【0002】
本発明は一体型の熱交換器及び消音器に関し、特に、カソード空気流のために空気圧縮機の下流に配置される加圧燃料電池システムで使用される一体型の熱交換器及び消音器に関する。
【背景技術】
【0003】
酸化剤として空気を使用する加圧燃料電池システムにおいて、空気圧縮機は通常、大気圧より高い圧力で空気を供給するために適所に配置される。この圧縮処理は、圧縮機の内部の周期的な移動または回転部材による不快な騒音及び高温の空気の排気を生ずる。それゆえ、この種の装置の典型的なシステムデザインにおいて、騒音を特定の許容レベルまで消音するために空気圧縮機の後部には通常、消音サイレンサー/マフラーが配置される。そして、下流側の装備を保護するために、その後に直列に接続されたガス冷却器によって高温ガスが冷却される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は熱伝導特性の要件を満足するだけではなく、圧縮機(または、コンプレッサー)の騒音抑制特性を満たす空気圧縮機後置冷却器を設計することである。2つの機能を1つの構成要素として設計することにより、燃料電池システムは単純化され、コストが削減される。本発明の広義の目的は新規で改善した一体型熱交換器及び消音器ユニットを提供することである。
【0005】
本願にはいくつかの特定の目的が記載されているが、本発明の全ての実施例が必ずしもこれら全ての目的を達成するとは限らないことは理解されなければならない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の少なくともいくつかの目的を達成するために、圧縮空気後置冷却器は付加的な部材を必要とせずに、それ自体に空気圧縮機マフラー/サイレンサーの機能を併合する。側面棒(棒−板式)または管状壁(帯電空気冷却器式)には共振孔が掘削または形成され、また、2つ以上の共振器が必要とされる場合にはバフル板が取り付けられる。熱交換器/消音器の全体的な寸法は本来の熱交換器のデザインと同等であり、より良好な消音結果を達成するために縦軸方向に僅かに長いだけである。
【0007】
本発明の1つの特徴に従うと、一体型熱交換器及び消音器ユニットは第1流体と第2流体の間で熱を伝導させ、第1流体の騒音を消音するために備えられる。
【0008】
1つの特徴において、本発明のユニットは第1端と第2端の間で軸に沿って拡張する筐体であって、第1流体のための第1吸入口、第1流体のための第1排出口、第2流体のための第2吸入口、及び第2流体のための第2排出口を含み、第1吸入口が前記筐体の第1端に配置され、第1流体を前記軸に並行に方向付けるために構成されており、さらに、第1排出口が第2端に配置され、第1流体を前記軸に並行に方向付けるために構成されている筐体を含む。ユニットはさらに、前記筐体内に配置された膨張チャンバーであって、第1流体を膨張チャンバーと第1吸入口及び排出口のいずれか1つの間で移送するために第1吸入口及び排出口のいずれか1つに接続された膨張チャンバー;前記筐体内に配置された第1流体流路であって、第1流体を第1流体流路と前記膨張チャンバーの間で移送するために第1吸入口と排出口の間で前記軸に並行に拡張し、前記膨張チャンバーに接続された第1流体流路;前記筐体内に配置され第1流体流路に接続された共振器;及び、前記筐体内に配置され、第1流体流路と熱伝導関係で第2吸入口と排出口の間で拡張する第2流体流路を含む。
【0009】
1つの特徴として、第1及び第2流体流路は少なくとも1つの共振器を囲む。もう1つの特徴として、第2流体流路は第1流体流路を囲む。1つの特徴に従うと、筐体は外側の円筒形の壁、内側の円筒形の壁、及び半径方向に向かって内側と外側の円筒形の壁の間に配置された中間の円筒形の壁を含む。内側及び中間の円筒形の壁は第1流体流路を画定し、中間及び外側の円筒形の壁は第2流体流路を画定する。
【0010】
1つの特徴において、内側及び中間の円筒形の壁の間の第1流体流路にはフィンが配置される。1つの特徴として、内側の円筒形の壁は共振器の共振器チャンバーを画定し、第1流体流路を共振器チャンバーに接続するために内側の円筒形の壁を通って複数の共振器オリフィスが拡張する。
【0011】
1つの特徴に従うと、第1及び第2流路は間隔を開けて配置された複数の並行平面によって画定され、共振器は第1及び第2流路を囲む共振器チャンバーを含む。もう1つの特徴において、ユニットはさらに、複数の棒に差し込まれた複数の並行板を含み、前記間隔を開けて配置された複数の並行平面は該複数の並行板の表面である。もう1つの特徴において、共振器はさらに、前記複数の棒のうちの選択された棒に複数のオリフィスを含み、前記選択された棒は第1流路を囲む。
【0012】
1つの特徴として、ユニットは前記筐体に配置されたもう1つの膨張チャンバーであって、第1流体を第1流体流路と第1吸入口及び排出口の他方の間で移送するために第1流体流路と第1吸入口及び排出口の他方及び第1流体流路に接続された膨張チャンバーを含む。1つの特徴に従うと、ユニットは前記筐体内に配置され第1流体流路に接続されたもう1つの共振器を含む。
【0013】
本発明の1つの特徴に従うと、ユニットは第1流体のための第1吸入口、第1流体のための第1排出口、第2流体のための第2吸入口、及び第2流体のための第2排出口を含む筐体を含む。ユニットはさらに、前記筐体内に配置され、第1吸入口から第1流体を受容するために第1吸入口に接続された第1膨張チャンバー;前記筐体内に配置され、第1排出口に第1流体を方向付けるために第1排出口に接続された第2膨張チャンバー;前記筐体内に配置され、第1膨張チャンバーから第2膨張チャンバーまで拡張する第1流体流路;前記筐体内に配置され、第1及び第2膨張チャンバーの間で第1流体流路に接続された共振器;及び、前記筐体内に配置され、第1流体流路と熱伝導関係で第2吸入口と排出口の間で拡張する第2流体流路を含み、前記第1及び第2流体流路は前記共振器を囲む。
【0014】
1つの特徴において、ユニットは筐体内に配置され、第1及び第2膨張チャンバーの間で第1流体流路に接続された付加的な共振器;もう1つの特徴において、筐体は第1端と第2端の間で軸に沿って拡張し、各共振器は前記軸に並行に拡張する縦方向の寸法を有する共振器チャンバーを含み、前記共振器チャンバーの一方の縦方向の寸法は共振器チャンバーの他方の縦方向の寸法と等しくない。
【0015】
1つの特徴に従うと、筐体は第1端と第2端の間で軸に沿って拡張し、筐体内に配置され、第1流体流路に接続された複数の共振器であって、各々が前記軸に並行な縦方向の寸法を有する共振器チャンバーを含む共振器を含む。もう1つの特徴において、ユニットは第1流体流路に配置されたフィンであって、前記軸に並行な長さであって、少なくとも前記共振器チャンバーのいずれか1つの縦方向の寸法以上であり、全ての膨張チャンバーの結合した縦方向の寸法と等しくない長さを有するフィンを含む。
【0016】
本発明の1つの特徴に従うと、ユニットは第1流体のための第1吸入口、第1流体のための第1排出口、第2流体のための第2吸入口、及び第2流体のための第2排出口を含む筐体を含む。ユニットはさらに、前記筐体内に配置され、第1吸入口から第1流体を受容するために第1吸入口に接続された第1膨張チャンバー;前記筐体内に配置され、第1排出口に第1流体を方向付けるために第1排出口に接続された第2膨張チャンバー;前記筐体内に配置され、第1膨張チャンバーから第2膨張チャンバーまで拡張する第1流体流路;前記筐体内に配置され、第1流体流路と熱伝導関係で第2吸入口と排出口の間で拡張する第2流体流路;及び、前記筐体内に配置され、第1及び第2膨張チャンバーの間で第1流体流路に接続された共振器を含む。第1及び第2流路は間隔を開けて配置された複数の並行平面によって画定される。
【0017】
もう1つの特徴において、共振器は第1及び第2流路を囲む共振器チャンバーを含む。もう1つの特徴として、ユニットはさらに、複数の棒に差し込まれた複数の並行板を含み、前記間隔を開けて配置された複数の並行平面は該複数の並行板の表面である。1つの特徴に従うと、共振器はさらに、前記複数の棒のうちの選択された棒に複数のオリフィスを含み、前記選択された棒は第1流路を囲む。
【0018】
本発明の1つの特徴に従うと、ユニットは第1流体のための第1吸入口、第1流体のための第1排出口、第2流体のための第2吸入口、及び第2流体のための第2排出口を含む筐体;前記筐体内に配置され、第1流体の騒音を消音するために第1吸入口と排出口の間に接続された共振器;及び、前記共振器を囲む熱交換器コアであって、第1及び第2流体の間で熱を伝導するために第1及び第2吸入口及び排出口に接続された熱交換器コアを含む。
【0019】
1つの特徴として、ユニットはさらに、第1流体の騒音を消音するために第1吸入口及び排出口の間に接続され、前記熱交換器コアによって囲まれている少なくとも1つの付加的な共振器を含む。
【0020】
本発明の1つの特徴に従うと、ユニットは第1流体のための第1吸入口、第1流体のための第1排出口、第2流体のための第2吸入口、及び第2流体のための第2排出口を含む筐体;前記筐体内に配置され、第1及び第2流体の間で熱を伝導するために第1及び第2吸入口及び排出口に接続された熱交換器コア;及び、前記筐体内に配置された複数の共振器であって、各々が第1流体の騒音を消音するために第1吸入口及び排出口の間に接続され、各々が前記熱交換器を囲む共振器チャンバー、及び第1流体のために前記共振器チャンバーを流路に接続するための前記熱交換器コアの複数の共振器オリフィスを含む共振器を含む。
【0021】
1つの特徴として、熱交換器コアは第1及び第2流体のための流路を画定する、間隔を開けて配置された複数の平面を含む。1つの特徴に従うと、熱交換器コアは棒−板式構造である。
【0022】
本発明の他の目的、特徴、及び長所は以下の詳細な説明、付随する請求の範囲、及び図面から明白になるだろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
空気後置冷却器10の初期の概念設計において、棒−板構造の熱交換器コア11及びそれの空気及び冷却剤マニホールド12及び14はかつて、円筒形の管状筐体16及びいくつかの内部バフル板18A−18Dを使用して鑞付けされるものもあった。図1はこのデザインの1つの例としての構成を示している。このデザインの目的は製造を簡略化するために、吸入口/排出口分配タンクの熱交換器コア11の空気側及び冷却剤側の両方への溶接を省くことである。
【0024】
出願人は、このデザインは上述の溶接不要の長所に加え、熱交換器としてのデザイン性能に影響を与えることなく、何らかの騒音抑制機能を組み込む可能性を与えることができることを見出した。平面波音響理論に従うと、図2A及び2Bにそれぞれ図示されているように、2つの基本的な種類の騒音抑制機構:膨張チャンバー(または、膨張空洞)及び共振器(または、共鳴器)が存在する。膨張チャンバー式消音器20の機構は音圧を発生源に向かって反射させ、それによって波動伝播が領域変化を受けるときに伝達される騒音レベルを減少させることである。典型的な共振器式消音器22は波動伝播パイプ26を囲み、オリフィス(または、孔)28を介してパイプ26に接続されている密閉された容積24から構成される。パイプ26の圧力変動は2つの小さな接続オリフィス28を介して容積チャンバー24に分岐され、それによって伝達される騒音レベルが減少される。実際の消音器のデザインにおいて、これら2つの基本的な機構は要求される騒音抑制特性を達成するために組み合わせることもできる。
【0025】
図1を再び参照すると、吸入口/排出口拡散器(両端の管状筐体)30または32は膨張チャンバー式消音器として作用することができ、側面棒40を通して(透視図で示されている)適当な穴38が掘削された場合、中間の2つのバフル板18B及び18Cの間の密閉された空気容積は共振器34の密閉された容積36となることができる。騒音の消音の観点から付加的な共振器34が望まれる場合、熱交換器特性に影響を与えずに密閉された全容量を所望の数の共振器容量に分割するために付加的なバフル板18が配置されてもよい。例えば、図3は、図1の熱交換器のデザインに基づいた、二共振器式モデルの実施例を示している。付加的に、図4及び5は図1の熱交換器デザインに対して容易に実施可能な2つの実際的な消音器モデルを概略的に図示している。音響的に述べると、これらは順番に、第1膨張チャンバー(吸入口拡散器)30、2つまたは3つの共振器34、及び第2膨張チャンバー(排出口拡散器)32から構成されている。ここで説明を簡単にするために、本願において、これらは共振器の数に応じて二共振器モデル及び三共振器モデルと呼ばれる。
【0026】
図6及び7は図1の後置冷却器10に適当な改良を加えることによって本発明に従って作製された一体型の熱交換器及び消音器ユニット50の1つの形式を示している。ユニット50は軸54に沿って第1端56と第2端58の間に拡張する円筒形の外側壁53を含む筐体52を含む。筐体はまた、圧縮機(または、コンプレッサー)からの空気流等の、騒音を搬送する第1流体のための、端部56の吸入口60及び端部58の排出口62を含む。筐体52はまた、第1流体と熱交換関係で熱交換器コア11を通過する第2流体のための吸入口64及び排出口66を含む。図示された実施例において、第2流体は、例えば、燃料電池システムのWEG流等の、圧縮機からの空気流を冷却するための適当な冷却剤である。ユニット50はさらに、吸入口膨張チャンバー68A及び排出口膨張チャンバー68Bを含み、吸入口60及び排出口62は第1流体流を軸54に対して並行に膨張チャンバー68Aから膨張チャンバー68Bへ(または、膨張チャンバー68Bから膨張チャンバー68Aへ)方向付けるように構成されている。ユニット50はさらに、矢印72によって概略的に示されているように、筐体52内で熱交換器11を通して第1流体を方向付けるために軸54に沿って拡張している第1流体流路、及び矢印74によって概略的に示されているように、筐体52内で熱交換器11を通して第2流体を方向付けるための第2流体流路を含む。ユニット50はまた、3つの共振器、高周波共振器76A、中間周波共振器76B、及び低周波共振器76Cを含む。
【0027】
各共振器76A−76Cは熱交換器コア10の外部と円筒形の外側壁53の内側の間に画定された共振器チャンバー78A、78B、及び78C、並びに熱交換器コア11内の第1流体のために流体通路の側壁に穴を備えることによって形成された複数の共振器オリフィス80A、80B、及び80Cを含む。バフル板82A、82B、82C、82D、82E、及び82Fは筐体内に、各々が円筒形の外側壁53の内面と結合するためのリップ部及び熱交換器コア11の外面形状に一致する中央の開口を備えた円板形の板として形成されている。図6の実施例において、膨張チャンバー68Aは端部キャップ84とバフル板82Aの間に画定され、膨張チャンバー68Bは端部キャップ86とバフル板82Fの間に画定されている。各共振器チャンバー78A、78B、及び78Cは半径方向において熱交換器コア11の外面と円筒形の外側壁53の内面の間に、そして軸方向において2つのバフル板82A−82Fの間に画定されている。ユニット50はまた、第2流体のための吸入口マニホールド88A及び第2流体のための排出口マニホールド88Bを含んでおり、吸入口マニホールド88Aは半径方向において熱交換器コア11の外面と円筒形の外側壁53の内面の間に、軸方向においてバフル板82E及び82Fの間に画定されており、そして排出口マニホールド88Bは半径方向において熱交換器コア11の外面と円筒形の外側壁53の内面の間に、軸方向においてバフル板82A及び82Bの間に画定されている。
【0028】
上述したように、コア11は棒−板式であってもよいし、管を備えた帯電空気冷却器式であってもよい。図7を参照すると、図示されている実施例のコア11は棒−板式であり、棒94及び96によって間隔が開けられた複数の並行板92を含み、板92及び棒94によって密閉されている容積は流体経路72のための個々の流体通路98を画定しており、板92及び棒96によって密閉されている容積は流体経路74のための個々の流体通路99を画定している。好まれるものとして、流体通路にはフィンや攪拌器等の表面増大部材が含まれてもよく、図示された実施例においては、流体通路内に曲がりくねったフィン100が配置されている。また、図7に示されているように、筐体50の外面は音波減衰材料が被膜されてもよく、また、共振器チャンバーは適当な断熱材で充填されてもよい。
【0029】
図8A−10Bは本発明に従った一体型の熱交換器及び消音器ユニットの3つの付加的な実施例を図示しており、そこにおいて、同様な構成要素は同様な番号で示されている。詳細に述べると、図8A及び8Bは2つの共振器76及び1つの膨張チャンバー68を含むユニット102を図示しており、図9A及び9Bは2つの共振器76及び2つの膨張チャンバー68を含むユニット104を図示しており、そして図10A及び10Bは3つの共振器76及び1つの膨張チャンバー68を含むユニット106を図示している。
【0030】
図11は一体型の熱交換器及び消音器ユニット20のもう1つの実施例を図示しており、そこにおいて、同様な構成要素は同様な番号で示されている。ユニット120は、上述の実施例のような熱交換器コア11を囲む共振器76の代わりに、共振器76を囲む熱交換器コア122を有する点で上述の実施例と異なる。この実施例において、熱交換器コアは外側の円筒形の壁106、内側の円筒形の壁108、及び外側及び内側の円筒形の壁106及び108の間に配置された中間の円筒形の壁110によって画定されており、第1流体流路72は内側及び中間の円筒形の壁108及び110の間に画定されており、第2流体流路74は外側及び中間の円筒形の壁106及び110の間に画定されている。好まれるものとして、流体通路72には曲がりくねったフィン112等の表面増大部材が備えられ、流体通路74にはフィン114等の、もう1つの表面増大部材が備えられる。ユニット120はバフル板82A、82B、82C、及び82Dを含む。これらのバフル板は中央の開口を備えていない点、及び円筒形の外側壁53ではなく、内側の円筒形の壁108に結合する点で前述の実施例のバフル板82と異なる。さらに、共振器チャンバー78A−78Cは内側の円筒形の壁108の内面及び対応するバフル板82A−82Dの間に画定されており、共振器オリフィス80A−80Cは共振器チャンバー78A−78Cを流体流路72に接続するために内側の円筒形の壁108を通って拡張する。
【0031】
図12は図11のユニット120に類似した、一体型の熱交換器及び消音器ユニット140のもう1つの実施例を図示しており、それは熱交換器コア122の両側に膨張チャンバー68A及び68Bを含む点で図11のユニット120と異なる。
【0032】
図13は図12のユニット140の代替的な実施例を示しており、そこにおいて、壁106及び108はそれらがフィン112及び114を超えて拡張するように延長されている。外側の円筒形の壁106と中間の円筒形の壁110の間のフィンを備えない領域は流体の分配に役立つ第2流体のための吸入口及び排出口マニホールドを画定している。
【0033】
図6−13の一体型の熱交換器及び消音器ユニット50、120、及び140として、図1等の熱交換器構造に対して実施された騒音抑制消音器デザインの実現性を分析するため、図4及び5に示されている2つの消音器モデルの音圧減衰特性を分析的に予想するために線形音響平面波理論を適用した。音響分析モデルを使用して、吸入口/排出口膨張チャンバー、円筒形外側筐体の直径、熱交換器コアの全長、及び共振器の密閉された全容積の間の分割比の減衰特性に対する影響を調査した。分析モデルはTair=200℃において、大気中の音速が434.5m/sであると仮定した。平面波理論を使用するために膨張チャンバーの幾何的な寸法は音声の波長に比べて小さくなければならず、そして、集中インピーダンス理論は共振器チャンバーの長さが波長の1/8未満である場合に有効になり、それは、例えば1,200Hz周波数に対して:音声の波長=λminc/f=434.5/1200=0.362[m]=14.26[in]である。
【0034】
図5に示されている三共振器モデルに対して設計パラメーター調査を実施するために分析モデルを使用し、それは以下の項目を含んだ。
・吸入口及び排出口膨張チャンバーの影響
事例研究は吸入口膨張チャンバー無い状態、排出口膨張チャンバー無い状態、及び2つの膨張チャンバーの長さの影響を含んだ。
・キャニスターの直径の影響
事例研究はキャニスター(外側の円筒形の壁)の直径の変化、及びキャニスターの直径が変化するときに3つの共振器の共振周波数を変化させないための3つのチャンバーのオリフィスの調節を含んだ。
・熱交換器の全長の影響
事例研究はキャニスターの直径の変化、及び熱交換器の全長が変化するときに3つの共振器の共振周波数を変化させないための低周波チャンバーのオリフィスの調節を含んだ。・異なる共振器の間の容積分割比の影響
事例研究は高周波チャンバーの固定、及び低及び中間周波チャンバーの間の異なった比率での、残りの容積の分割を含んだ。これらのチャンバーに対して同一の低及び中間共振周波数を維持するためにオリフィスの寸法は変更されなければならない。
【0035】
図14−18に示されている曲線において、図6−13に組み込まれた特徴とともに、後置冷却器10が消音器としての機能の実現性を示すために、理論的に予想される結果が示されている。図14は図5に基づいた三共振器デザインに対する典型的な減衰曲線を示している。図15は図5に基づいた三共振器デザインにおける第1及び第2膨張チャンバー30及び32の影響を図示している。図16は図5に基づいた三共振器デザインにおける外側の円筒形の壁の直径の影響を図示している。図17は図5に基づいた三共振器デザインにおける熱交換器コアの長さの影響を図示している。図18は図5に基づいた三共振器デザインに対する共振器の容積比の影響を図示している。
【0036】
事例研究の結果に基づいていくつかの結果が導かれた。まず、伸長器(または、膨張器)は共振器周波数設計点と低周波数減衰の間の周波数応答を広げ、長めの伸長器は減衰特性を改善する。さらに、キャニスターの直径が大きいほど、共振器周波数設計点の間の周波数応答は広くなる。さらに、このデザインは熱交換器の長さに対して比較的感受性が低いが、熱交換器のデザインが長いほど、特性が僅かに改善する。さらに、デザインを大容積低周波共振器に有利なように変化させることにより、低周波数での周波数応答を広げることができる。さらに、文献の調査によると、先細の吸入口拡散器はホーン(または、拡声器)として作用し、消音器の効果を減少させる可能性がある。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】特定の内部構造を図示するために外部構造の一部が透視的に図示されている、一体型の熱交換器及び消音器ユニットを提供するために本発明に従って改良することができる熱交換器の構造の斜視図である。
【図2】2つの基本的な種類の騒音抑制機構の概略図である。
【図3】本発明を実施している一体型の熱交換器及び消音器ユニットのモデルの部分的に分解された状態の斜視図である。
【図4】本発明を実施している一体型の熱交換器及び消音器ユニットの分析的モデルの概略図である。
【図5】本発明を実施している一体型の熱交換器及び消音器ユニットの分析的モデルの概略図である。
【図6】特定の内部構造を図示するために外部構造の一部が透視的に図示されている、本発明を実施している一体型の熱交換器及び消音器ユニットの斜視図である。
【図7】図6のユニットの付加的な詳細部を示すために図6の線7−7で切り取ったときの断面透視図である。
【図8】特定の内部構造を図示するために外部構造の一部が透視的に図示されている、本発明に従った一体型の熱交換器及び消音器ユニットのもう1つの実施例の斜視図である。
【図9】特定の内部構造を図示するために外部構造の一部が透視的に図示されている、本発明に従った一体型の熱交換器及び消音器ユニットのもう1つの実施例の斜視図である。
【図10】特定の内部構造を図示するために外部構造の一部が透視的に図示されている、本発明に従った一体型の熱交換器及び消音器ユニットのもう1つの実施例の斜視図である。
【図11】本発明に従った一体型の熱交換器及び消音器ユニットのもう1つの実施例の分解透視図である。
【図12】本発明に従った一体型の熱交換器及び消音器ユニットのもう1つの実施例の分解透視図である。
【図13】本発明に従った一体型の熱交換器及び消音器ユニットのもう1つの実施例の分解透視図である。
【図14】図5のモデルに基づいた一体型の熱交換器及び消音器ユニットに対する典型的な減衰曲線を示しているグラフである。
【図15】図5のモデルに基づいた一体型の熱交換器及び消音器ユニットの膨張チャンバーの影響を図示しているグラフである。
【図16】図5のモデルに基づいた一体型の熱交換器及び消音器ユニットの外側の円筒形の壁の直径の影響を図示しているグラフである。
【図17】図5のモデルに基づいた一体型の熱交換器及び消音器ユニットの熱交換器コアの長さの影響を図示しているグラフである。
【図18】図5のモデルに基づいた一体型の熱交換器及び消音器ユニットの共振器容量比の影響を図示しているグラフである。
【符号の説明】
【0038】
10 後置冷却器
11 熱交換器コア
12,14 冷却剤マニホールド
16 円筒形の管状筐体
18 バフル板
20 膨張チャンバー式消音器
22 共振器式消音器
24 容積チャンバー
26 パイプ
28 オリフィス
30 膨張チャンバー
34 共振器
36 密閉された容積
38 穴
40 側面棒
50 一体型の熱交換器及び消音器ユニット
52 筐体
53 円筒形の外側壁
54 軸
56 第1端
58 第2端
60 第1吸入口
62 第1排出口
64 第2吸入口
66 第2排出口
68 膨張チャンバー
72,74 流体流路
76 共振器
78 共振器チャンバー
80 共振器オリフィス
82 バフル板
84,86 端部キャップ
88,88 吸入口/排出口マニホールド
92 板
94,96 棒
100 フィン
102−106 一体型の熱交換器及び消音器ユニット
106 外側の円筒形の壁
108 内側の円筒形の壁
110 中間の円筒形の壁
112,114 フィン
120 一体型の熱交換器及び消音器ユニット
122 熱交換器コア
140 一体型の熱交換器及び消音器ユニット
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1流体と第2流体の間で熱を伝導させ、第1流体の騒音を消音するための一体型熱交換器及び消音器ユニットであって:
第1端と第2端の間で軸に沿って拡張する筐体であって、第1流体のための第1吸入口、第1流体のための第1排出口、第2流体のための第2吸入口、及び第2流体のための第2排出口を含み、第1吸入口が前記筐体の第1端に配置され、第1流体を前記軸に並行に方向付けるために構成されており、さらに、第1排出口が第2端に配置され、第1流体を前記軸に並行に方向付けるために構成されている筐体;
前記筐体内に配置された膨張チャンバーであって、第1流体を該膨張チャンバーと第1吸入口及び排出口のいずれか1つの間で移送するために第1吸入口及び排出口のいずれか1つに接続された膨張チャンバー;
前記筐体内に配置された第1流体流路であって、第1流体を該第1流体流路と前記膨張チャンバーの間で移送するために第1吸入口と排出口の間で前記軸に並行に拡張し、前記膨張チャンバーに接続された第1流体流路;
前記筐体内に配置され第1流体流路に接続された共振器;及び、
前記筐体内に配置され、第1流体流路と熱伝導関係で第2吸入口と排出口の間で拡張する第2流体流路を備えるユニット。
【請求項2】
前記第1及び第2流体流路が少なくとも1つの前記共振器を囲む、請求項1に記載のユニット。
【請求項3】
前記第2流体流路が第1流体流路を囲む、請求項2に記載のユニット。
【請求項4】
前記筐体がさらに:
外側の円筒形の壁;
内側の円筒形の壁;及び、
半径方向に向かって内側と外側の円筒形の壁の間に配置された中間の円筒形の壁を備え、
内側及び中間の円筒形の壁が第1流体流路を画定し、中間及び外側の円筒形の壁が第2流体流路を画定する、請求項2に記載のユニット。
【請求項5】
内側及び中間の円筒形の壁の間の第1流体流路に配置されたフィンをさらに備える、請求項4に記載のユニット。
【請求項6】
内側の円筒形の壁が共振器の共振器チャンバーを画定し、第1流体流路を共振器チャンバーに接続するために内側の円筒形の壁を通って複数の共振器オリフィスが拡張する、請求項4に記載のユニット。
【請求項7】
第1及び第2流路が間隔を開けて配置された複数の並行平面によって画定され、前記共振器が第1及び第2流路を囲む共振器チャンバーを備える、請求項1に記載のユニット。
【請求項8】
複数の棒に差し込まれた複数の並行板をさらに備え、前記間隔を開けて配置された複数の並行平面が該複数の並行板の表面である、請求項7に記載のユニット。
【請求項9】
前記共振器がさらに、前記複数の棒のうちの選択された棒に複数のオリフィスを備え、前記選択された棒が第1流路を囲む、請求項8に記載のユニット。
【請求項10】
前記筐体が円筒形の外面を有する、請求項1に記載のユニット。
【請求項11】
前記筐体に配置されたもう1つの膨張チャンバーであって、第1流体を第1流体流路と第1吸入口及び排出口の他方の間で移送するために第1流体流路と第1吸入口及び排出口の他方及び第1流体流路に接続された膨張チャンバーを備える、請求項1に記載のユニット。
【請求項12】
前記筐体内に配置され第1流体流路に接続されたもう1つの共振器を備える、請求項1に記載のユニット。
【請求項13】
第1流体と第2流体の間で熱を伝導させ、第1流体の騒音を消音するための一体型熱交換器及び消音器ユニットであって:
第1流体のための第1吸入口、第1流体のための第1排出口、第2流体のための第2吸入口、及び第2流体のための第2排出口を含む筐体:
前記筐体内に配置され、第1吸入口から第1流体を受容するために第1吸入口に接続された第1膨張チャンバー;
前記筐体内に配置され、第1排出口に第1流体を方向付けるために第1排出口に接続された第2膨張チャンバー;
前記筐体内に配置され、第1膨張チャンバーから第2膨張チャンバーまで拡張する第1流体流路;
前記筐体内に配置され、第1及び第2膨張チャンバーの間で第1流体流路に接続された共振器;及び、
前記筐体内に配置され、第1流体流路と熱伝導関係で第2吸入口と排出口の間で拡張する第2流体流路を備え、
前記第1及び第2流体流路が前記共振器を囲むユニット。
【請求項14】
前記第2流体流路が第1流体流路を囲む、請求項13に記載のユニット。
【請求項15】
前記筐体内に配置され、第1及び第2膨張チャンバーの間で第1流体流路に接続された付加的な共振器をさらに備える、請求項13に記載のユニット。
【請求項16】
前記筐体が第1端と第2端の間で軸に沿って拡張し、各共振器が前記軸に並行に拡張する縦方向の寸法を有する共振器チャンバーを備え、前記共振器チャンバーの一方の縦方向の寸法は共振器チャンバーの他方の縦方向の寸法と等しくない、請求項15に記載のユニット。
【請求項17】
前記筐体がさらに:
外側の円筒形の壁;
内側の円筒形の壁;及び、
半径方向に向かって内側と外側の円筒形の壁の間に配置された中間の円筒形の壁を備え、
内側及び中間の円筒形の壁が第1流体流路を画定し、中間及び外側の円筒形の壁が第2流体流路を画定する、請求項13に記載のユニット。
【請求項18】
内側及び中間の円筒形の壁の間の第1流体流路に配置されたフィンをさらに備える、請求項17に記載のユニット。
【請求項19】
内側の円筒形の壁が共振器の共振器チャンバーを画定し、第1流体流路を共振器チャンバーに接続するために内側の円筒形の壁を通って複数の共振器オリフィスが拡張する、請求項17に記載のユニット。
【請求項20】
前記筐体が第1端と第2端の間で軸に沿って拡張し、前記筐体内に配置され、第1流体流路に接続された複数の共振器であって、各々が前記軸に並行な縦方向の寸法を有する共振器チャンバーを含む共振器を備える、請求項13に記載のユニット。
【請求項21】
第1流体流路に配置されたフィンをさらに備える、請求項20に記載のユニット。
【請求項22】
前記フィンが前記軸に並行な長さであって、少なくとも前記共振器チャンバーのいずれか1つの縦方向の寸法以上であり、全ての膨張チャンバーの結合した縦方向の寸法と等しくない長さを有する、請求項21に記載のユニット。
【請求項23】
第1流体と第2流体の間で熱を伝導させ、第1流体の騒音を消音するための一体型熱交換器及び消音器ユニットであって:
第1流体のための第1吸入口、第1流体のための第1排出口、第2流体のための第2吸入口、及び第2流体のための第2排出口を含む筐体:
前記筐体内に配置され、第1吸入口から第1流体を受容するために第1吸入口に接続された第1膨張チャンバー;
前記筐体内に配置され、第1排出口に第1流体を方向付けるために第1排出口に接続された第2膨張チャンバー;
前記筐体内に配置され、第1膨張チャンバーから第2膨張チャンバーまで拡張する第1流体流路;
前記筐体内に配置され、第1流体流路と熱伝導関係で第2吸入口と排出口の間で拡張する第2流体流路であって、前記第1及び第2流体流路が前記共振器を囲んでおり;さらに、
前記筐体内に配置され、第1及び第2膨張チャンバーの間で第1流体流路に接続された共振器を備えるユニット。
【請求項24】
前記共振器が第1及び第2流路を囲む共振器チャンバーを備えている、請求項23に記載のユニット。
【請求項25】
複数の棒に差し込まれた複数の並行板をさらに備え、前記間隔を開けて配置された複数の並行平面が該複数の並行板の表面である、請求項24に記載のユニット。
【請求項26】
前記共振器がさらに、前記複数の棒のうちの選択された棒に複数のオリフィスを備え、前記選択された棒が第1流路を囲む、請求項25に記載のユニット。
【請求項27】
前記筐体が円筒形の外面を有する、請求項23に記載のユニット。
【請求項28】
前記筐体内に配置され第1流体流路に接続されたもう1つの共振器を備える、請求項23に記載のユニット。
【請求項29】
第1流体と第2流体の間で熱を伝導させ、第1流体の騒音を消音するための一体型熱交換器及び消音器ユニットであって:
第1流体のための第1吸入口、第1流体のための第1排出口、第2流体のための第2吸入口、及び第2流体のための第2排出口を含む筐体;
前記筐体内に配置され、第1流体の騒音を消音するために第1吸入口と排出口の間に接続された共振器;及び、
前記筐体内に配置され、前記共振器を囲む熱交換器コアであって、第1及び第2流体の間で熱を伝導するために第1及び第2吸入口及び排出口に接続された熱交換器コアを備えるユニット。
【請求項30】
第1流体の騒音を消音するために第1吸入口及び排出口の間に接続され、前記熱交換器コアによって囲まれている少なくとも1つの付加的な共振器をさらに備える、請求項29に記載のユニット。
【請求項31】
前記筐体がさらに:
外側の円筒形の壁;
内側の円筒形の壁;及び、
半径方向に向かって内側と外側の円筒形の壁の間に配置された中間の円筒形の壁を備え、
前記円筒形の壁が熱交換器のための流路を画定する請求項29に記載のユニット。
【請求項32】
内側の円筒形の壁が共振器の共振器チャンバーを画定し、第1流体流路を共振器チャンバーに接続するために内側の円筒形の壁を通って複数の共振器オリフィスが拡張する、請求項31に記載のユニット。
【請求項33】
第1流体と第2流体の間で熱を伝導させ、第1流体の騒音を消音するための一体型熱交換器及び消音器ユニットであって:
第1流体のための第1吸入口、第1流体のための第1排出口、第2流体のための第2吸入口、及び第2流体のための第2排出口を含む筐体;
前記筐体内に配置され、第1及び第2流体の間で熱を伝導するために第1及び第2吸入口及び排出口に接続された熱交換器コア;及び、
前記筐体内に配置された複数の共振器であって、各々が第1流体の騒音を消音するために第1吸入口及び排出口の間に接続され、各々が前記熱交換器を囲む共振器チャンバー、及び第1流体のために前記共振器チャンバーを流路に接続するための前記熱交換器コアの複数の共振器オリフィスを含む共振器を備えるユニット。
【請求項34】
前記熱交換器コアが第1及び第2流体のための流路を画定する、間隔を開けて配置された複数の平面を備える、請求項33に記載のユニット。
【請求項35】
前記熱交換器コアが棒−板式構造である、請求項33に記載のユニット。
【請求項1】
第1流体と第2流体の間で熱を伝導させ、第1流体の騒音を消音するための一体型熱交換器及び消音器ユニットであって:
第1端と第2端の間で軸に沿って拡張する筐体であって、第1流体のための第1吸入口、第1流体のための第1排出口、第2流体のための第2吸入口、及び第2流体のための第2排出口を含み、第1吸入口が前記筐体の第1端に配置され、第1流体を前記軸に並行に方向付けるために構成されており、さらに、第1排出口が第2端に配置され、第1流体を前記軸に並行に方向付けるために構成されている筐体;
前記筐体内に配置された膨張チャンバーであって、第1流体を該膨張チャンバーと第1吸入口及び排出口のいずれか1つの間で移送するために第1吸入口及び排出口のいずれか1つに接続された膨張チャンバー;
前記筐体内に配置された第1流体流路であって、第1流体を該第1流体流路と前記膨張チャンバーの間で移送するために第1吸入口と排出口の間で前記軸に並行に拡張し、前記膨張チャンバーに接続された第1流体流路;
前記筐体内に配置され第1流体流路に接続された共振器;及び、
前記筐体内に配置され、第1流体流路と熱伝導関係で第2吸入口と排出口の間で拡張する第2流体流路を備えるユニット。
【請求項2】
前記第1及び第2流体流路が少なくとも1つの前記共振器を囲む、請求項1に記載のユニット。
【請求項3】
前記第2流体流路が第1流体流路を囲む、請求項2に記載のユニット。
【請求項4】
前記筐体がさらに:
外側の円筒形の壁;
内側の円筒形の壁;及び、
半径方向に向かって内側と外側の円筒形の壁の間に配置された中間の円筒形の壁を備え、
内側及び中間の円筒形の壁が第1流体流路を画定し、中間及び外側の円筒形の壁が第2流体流路を画定する、請求項2に記載のユニット。
【請求項5】
内側及び中間の円筒形の壁の間の第1流体流路に配置されたフィンをさらに備える、請求項4に記載のユニット。
【請求項6】
内側の円筒形の壁が共振器の共振器チャンバーを画定し、第1流体流路を共振器チャンバーに接続するために内側の円筒形の壁を通って複数の共振器オリフィスが拡張する、請求項4に記載のユニット。
【請求項7】
第1及び第2流路が間隔を開けて配置された複数の並行平面によって画定され、前記共振器が第1及び第2流路を囲む共振器チャンバーを備える、請求項1に記載のユニット。
【請求項8】
複数の棒に差し込まれた複数の並行板をさらに備え、前記間隔を開けて配置された複数の並行平面が該複数の並行板の表面である、請求項7に記載のユニット。
【請求項9】
前記共振器がさらに、前記複数の棒のうちの選択された棒に複数のオリフィスを備え、前記選択された棒が第1流路を囲む、請求項8に記載のユニット。
【請求項10】
前記筐体が円筒形の外面を有する、請求項1に記載のユニット。
【請求項11】
前記筐体に配置されたもう1つの膨張チャンバーであって、第1流体を第1流体流路と第1吸入口及び排出口の他方の間で移送するために第1流体流路と第1吸入口及び排出口の他方及び第1流体流路に接続された膨張チャンバーを備える、請求項1に記載のユニット。
【請求項12】
前記筐体内に配置され第1流体流路に接続されたもう1つの共振器を備える、請求項1に記載のユニット。
【請求項13】
第1流体と第2流体の間で熱を伝導させ、第1流体の騒音を消音するための一体型熱交換器及び消音器ユニットであって:
第1流体のための第1吸入口、第1流体のための第1排出口、第2流体のための第2吸入口、及び第2流体のための第2排出口を含む筐体:
前記筐体内に配置され、第1吸入口から第1流体を受容するために第1吸入口に接続された第1膨張チャンバー;
前記筐体内に配置され、第1排出口に第1流体を方向付けるために第1排出口に接続された第2膨張チャンバー;
前記筐体内に配置され、第1膨張チャンバーから第2膨張チャンバーまで拡張する第1流体流路;
前記筐体内に配置され、第1及び第2膨張チャンバーの間で第1流体流路に接続された共振器;及び、
前記筐体内に配置され、第1流体流路と熱伝導関係で第2吸入口と排出口の間で拡張する第2流体流路を備え、
前記第1及び第2流体流路が前記共振器を囲むユニット。
【請求項14】
前記第2流体流路が第1流体流路を囲む、請求項13に記載のユニット。
【請求項15】
前記筐体内に配置され、第1及び第2膨張チャンバーの間で第1流体流路に接続された付加的な共振器をさらに備える、請求項13に記載のユニット。
【請求項16】
前記筐体が第1端と第2端の間で軸に沿って拡張し、各共振器が前記軸に並行に拡張する縦方向の寸法を有する共振器チャンバーを備え、前記共振器チャンバーの一方の縦方向の寸法は共振器チャンバーの他方の縦方向の寸法と等しくない、請求項15に記載のユニット。
【請求項17】
前記筐体がさらに:
外側の円筒形の壁;
内側の円筒形の壁;及び、
半径方向に向かって内側と外側の円筒形の壁の間に配置された中間の円筒形の壁を備え、
内側及び中間の円筒形の壁が第1流体流路を画定し、中間及び外側の円筒形の壁が第2流体流路を画定する、請求項13に記載のユニット。
【請求項18】
内側及び中間の円筒形の壁の間の第1流体流路に配置されたフィンをさらに備える、請求項17に記載のユニット。
【請求項19】
内側の円筒形の壁が共振器の共振器チャンバーを画定し、第1流体流路を共振器チャンバーに接続するために内側の円筒形の壁を通って複数の共振器オリフィスが拡張する、請求項17に記載のユニット。
【請求項20】
前記筐体が第1端と第2端の間で軸に沿って拡張し、前記筐体内に配置され、第1流体流路に接続された複数の共振器であって、各々が前記軸に並行な縦方向の寸法を有する共振器チャンバーを含む共振器を備える、請求項13に記載のユニット。
【請求項21】
第1流体流路に配置されたフィンをさらに備える、請求項20に記載のユニット。
【請求項22】
前記フィンが前記軸に並行な長さであって、少なくとも前記共振器チャンバーのいずれか1つの縦方向の寸法以上であり、全ての膨張チャンバーの結合した縦方向の寸法と等しくない長さを有する、請求項21に記載のユニット。
【請求項23】
第1流体と第2流体の間で熱を伝導させ、第1流体の騒音を消音するための一体型熱交換器及び消音器ユニットであって:
第1流体のための第1吸入口、第1流体のための第1排出口、第2流体のための第2吸入口、及び第2流体のための第2排出口を含む筐体:
前記筐体内に配置され、第1吸入口から第1流体を受容するために第1吸入口に接続された第1膨張チャンバー;
前記筐体内に配置され、第1排出口に第1流体を方向付けるために第1排出口に接続された第2膨張チャンバー;
前記筐体内に配置され、第1膨張チャンバーから第2膨張チャンバーまで拡張する第1流体流路;
前記筐体内に配置され、第1流体流路と熱伝導関係で第2吸入口と排出口の間で拡張する第2流体流路であって、前記第1及び第2流体流路が前記共振器を囲んでおり;さらに、
前記筐体内に配置され、第1及び第2膨張チャンバーの間で第1流体流路に接続された共振器を備えるユニット。
【請求項24】
前記共振器が第1及び第2流路を囲む共振器チャンバーを備えている、請求項23に記載のユニット。
【請求項25】
複数の棒に差し込まれた複数の並行板をさらに備え、前記間隔を開けて配置された複数の並行平面が該複数の並行板の表面である、請求項24に記載のユニット。
【請求項26】
前記共振器がさらに、前記複数の棒のうちの選択された棒に複数のオリフィスを備え、前記選択された棒が第1流路を囲む、請求項25に記載のユニット。
【請求項27】
前記筐体が円筒形の外面を有する、請求項23に記載のユニット。
【請求項28】
前記筐体内に配置され第1流体流路に接続されたもう1つの共振器を備える、請求項23に記載のユニット。
【請求項29】
第1流体と第2流体の間で熱を伝導させ、第1流体の騒音を消音するための一体型熱交換器及び消音器ユニットであって:
第1流体のための第1吸入口、第1流体のための第1排出口、第2流体のための第2吸入口、及び第2流体のための第2排出口を含む筐体;
前記筐体内に配置され、第1流体の騒音を消音するために第1吸入口と排出口の間に接続された共振器;及び、
前記筐体内に配置され、前記共振器を囲む熱交換器コアであって、第1及び第2流体の間で熱を伝導するために第1及び第2吸入口及び排出口に接続された熱交換器コアを備えるユニット。
【請求項30】
第1流体の騒音を消音するために第1吸入口及び排出口の間に接続され、前記熱交換器コアによって囲まれている少なくとも1つの付加的な共振器をさらに備える、請求項29に記載のユニット。
【請求項31】
前記筐体がさらに:
外側の円筒形の壁;
内側の円筒形の壁;及び、
半径方向に向かって内側と外側の円筒形の壁の間に配置された中間の円筒形の壁を備え、
前記円筒形の壁が熱交換器のための流路を画定する請求項29に記載のユニット。
【請求項32】
内側の円筒形の壁が共振器の共振器チャンバーを画定し、第1流体流路を共振器チャンバーに接続するために内側の円筒形の壁を通って複数の共振器オリフィスが拡張する、請求項31に記載のユニット。
【請求項33】
第1流体と第2流体の間で熱を伝導させ、第1流体の騒音を消音するための一体型熱交換器及び消音器ユニットであって:
第1流体のための第1吸入口、第1流体のための第1排出口、第2流体のための第2吸入口、及び第2流体のための第2排出口を含む筐体;
前記筐体内に配置され、第1及び第2流体の間で熱を伝導するために第1及び第2吸入口及び排出口に接続された熱交換器コア;及び、
前記筐体内に配置された複数の共振器であって、各々が第1流体の騒音を消音するために第1吸入口及び排出口の間に接続され、各々が前記熱交換器を囲む共振器チャンバー、及び第1流体のために前記共振器チャンバーを流路に接続するための前記熱交換器コアの複数の共振器オリフィスを含む共振器を備えるユニット。
【請求項34】
前記熱交換器コアが第1及び第2流体のための流路を画定する、間隔を開けて配置された複数の平面を備える、請求項33に記載のユニット。
【請求項35】
前記熱交換器コアが棒−板式構造である、請求項33に記載のユニット。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図9A】
【図9B】
【図10A】
【図10B】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図9A】
【図9B】
【図10A】
【図10B】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公表番号】特表2007−537418(P2007−537418A)
【公表日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−513309(P2007−513309)
【出願日】平成17年5月11日(2005.5.11)
【国際出願番号】PCT/US2005/016466
【国際公開番号】WO2005/111390
【国際公開日】平成17年11月24日(2005.11.24)
【出願人】(592079675)モーディーン・マニュファクチャリング・カンパニー (60)
【氏名又は名称原語表記】MODINE MANUFACTURING COMPANY
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年5月11日(2005.5.11)
【国際出願番号】PCT/US2005/016466
【国際公開番号】WO2005/111390
【国際公開日】平成17年11月24日(2005.11.24)
【出願人】(592079675)モーディーン・マニュファクチャリング・カンパニー (60)
【氏名又は名称原語表記】MODINE MANUFACTURING COMPANY
【Fターム(参考)】
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