説明

一回限りプログラム可能なメモリ及びそれを動作させる方法

一度限りプログラム可能(OTP)メモリ(10)は高密度化のため2ビットセルを有する。各セル(14)は2つの選択用トランジスタ(20、24)とそれらの間に直列接続されたプログラム可能トランジスタ(22)とを有する。プログラム可能トランジスタ(22)は2つの独立した記憶箇所(72)を有する。一方はゲート(48)と第1のソース/ドレイン領域(66)との間、他方はゲート(48)と第2のソース/ドレイン領域(68)との間である。記憶箇所(72)は、ソース/ドレイン(66、68)がゲート(48)と重なるゲート誘電体(60)部分であり、それらにプログラム電流(44)を選択的に流すことによって独立にプログラムされる。プログラム電流(44)はプログラムされる記憶箇所(72)のインピーダンスの大きさを3桁以上、恒久的に低減させるのに十分な大きさ及び期間を有する。プログラム電流(44)の大きさは、他の回路要素の損傷を回避するために制限され、好ましくは少なくとも部分的にプログラム用トランジスタ(22)のゲート(48)に負電圧を印加することによって誘起される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は概して半導体に関し、より具体的には情報記憶能力を有する半導体デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
半導体メモリの一形態に、一回限りプログラム可能なワン・タイム・プログラマブル(OTP)メモリがある。OTPメモリの一形態はアンチヒューズである。アンチヒューズは初期状態として非導電性にすることにより、ヒューズとは反対に機能する。プログラムされると、アンチヒューズは導電性になる。アンチヒューズをプログラムするため、例えば酸化物などの誘電体層が、それを通り抜けるトンネル電流を生成させるように高電界に晒される。トンネル電流は、ハード絶縁破壊として知られる現象を引き起こす。絶縁破壊後、誘電体を貫通する導電経路が形成され、それによりアンチヒューズは導電性になる。
【0003】
プログラムされた後に不揮発性メモリとして機能する、行と列とを有するアレイ状のアンチヒューズが当業者によって実現されてきた。この種のメモリは、プログラミングが非可逆的であるため、読み出し専用メモリ(ROM)として機能する。一般的に、アンチヒューズの誘電体材料としてキャパシタ構造が使用されている。情報記憶装置の1つのビットを実現するために、キャパシタ及び選択用トランジスタが必要とされる。選択用トランジスタは、プログラム動作又は読み出し動作の何れかのために、それに結合された特定のキャパシタを選択するために必要とされる。各ビットの境界には、ビット群を互いに分離するために分離素子が必要とされる。故に、ビット当たりの面積が非効率なものになっている。電子デバイスが進化するに連れ、ビット当たりの面積が一層小さいOTPメモリが望まれる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、ビット当たりの面積が一層小さい一回限りプログラム可能なメモリ及びそれを動作させる方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に従った2ビットメモリセルを有する一回限りプログラム可能な(OTP)メモリにおいては、2ビットメモリセルは:ビット線に結合された第1の電流電極、第1のワード線に結合された制御電極、及び第2の電流電極を有する第1の選択用トランジスタ;第1の選択用トランジスタの第2の電流電極に結合された第1の電流電極、プログラム線に結合された制御電極、及び第2の電流電極を有するプログラム可能トランジスタ;及びビット線に結合された第1の電流電極、第2のワード線に結合された制御電極、及びプログラム可能トランジスタの第2の電流電極に結合された第2の電流電極を有する第2の選択用トランジスタ;を有し、プログラム可能トランジスタは、その第1の電流電極と制御電極との間の第1のプログラム可能領域、及びその第2の電流電極と制御電極との間の第2のプログラム可能領域を有し、且つ第1のプログラム可能領域及び第2のプログラム可能領域は独立に、当初のインピーダンスから比較的低いインピーダンスに変化させられることが可能である。
【0006】
また、本発明の一態様に従った一回限りプログラム可能な(OTP)メモリを動作させる方法は:ビット線に結合された第1の電流電極、第1のワード線に結合された制御電極、及び第2の電流電極を有する第1の選択用トランジスタを設ける段階;第1の選択用トランジスタの第2の電流電極に結合された第1の電流電極、プログラム線に結合された制御電極、及び第2の電流電極を有するプログラム可能トランジスタを設ける段階;ビット線に結合された第1の電流電極、第2のワード線に結合された制御電極、及びプログラム可能トランジスタの第2の電流電極に結合された第2の電流電極を有する第2の選択用トランジスタを設ける段階であり、第1の選択用トランジスタ、プログラム可能トランジスタ及び第2の選択用トランジスタにより2ビットメモリセルが形成される段階;第1の選択用トランジスタの第1及び第2の電流電極、プログラム可能トランジスタの第1の電流電極、及びプログラム可能トランジスタの制御電極を通して第1のプログラム電流を流すことによって、第1ビットをプログラムする段階;及び第2の選択用トランジスタの第1及び第2の電流電極、プログラム可能トランジスタの第2の電流電極、及びプログラム可能トランジスタの制御電極を通して第2のプログラム電流を流すことによって、第2ビットをプログラムする段階を有する。
【0007】
また、本発明の一態様に従った、2つの選択用トランジスタの間に直列にプログラム可能トランジスタを有する一回限りプログラム可能な(OTP)メモリセルにおいては、プログラム可能トランジスタは、そのゲートとその第1のソース/ドレインとの間の第1のプログラム可能領域、及びそのゲートとその第2のソース/ドレインとの間の第2のプログラム可能領域を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明は例によって示され、添付の図面に限定されない。図面において、似通った参照符号は同様の要素を指し示している。当業者に認識されるように、図中の要素は単純化及び明瞭化のために例示されたものであり、必ずしも縮尺通りに描かれてはいない。例えば、図中の一部の要素の寸法は、本発明の実施形態のより良い理解の助けとなるよう、その他の要素に対して誇張されていることがある。
【0009】
図1には、行列状のトランジスタから成るアレイ状に配置されたメモリ10が例示されている。メモリ10は、キャパシタを有さずに、プログラム可能な2ビットを画成する3つのトランジスタを有して実現された効率的なOTPメモリである。図示されるように、メモリ10はメモリセル14、メモリセル15、メモリセル16及びメモリセル17を有している。メモリセル14は第1の選択用トランジスタ20を有しており、選択用トランジスタ20は、第1のビット線BL0に接続されたドレインを有している。第1の選択用トランジスタ20のゲートは、ワード線選択回路11によって提供されるワード線WL0に接続されている。第1の選択用トランジスタ20のソースはプログラム用トランジスタ22のドレインに接続されている。プログラム用トランジスタ22のソースは、メモリセル14の第2の選択用トランジスタ24のソースに接続されている。プログラム用トランジスタ22のゲートは、電流制限回路12によって提供されるプログラム線信号PGL0/1に接続されている。電流制限回路12はワード線選択回路11に接続されている。第2の選択用トランジスタ24のドレインは、メモリセル15の第1の選択用トランジスタ26のドレインと第1のビット線BL0とに接続されている。第2の選択用トランジスタ24のゲートは、ワード線選択回路11によって提供されるワード線WL1に接続されている。第1の選択用トランジスタ26のゲートは、ワード線選択回路11によって提供されるワード線WL2に接続されている。第1の選択用トランジスタ26のソースはプログラム用トランジスタ28のドレインに接続されている。プログラム用トランジスタ28のゲートは、電流制限回路13によって提供されるプログラム信号PGL2/3に接続されている。電流制限回路13はワード線選択回路11に接続されている。プログラム用トランジスタ28のソースは、第2の選択用トランジスタ30のソースに接続されている。第2の選択用トランジスタ30のゲートは、ワード線選択回路11によって提供されるワード線WL3に接続されている。第2の選択用トランジスタ30のドレインは、第1のビット線BL0に接続されており、また、破線によって指し示された同一列内のその他のメモリセル(図示せず)に接続されている。
【0010】
メモリセル16のトランジスタ32は、第2のビット線BL1に接続されたドレインを有している。トランジスタ32のゲートはワード線WL0に接続されている。トランジスタ32のソースはトランジスタ34のドレインに接続されている。トランジスタ34のゲートはプログラム信号PGL0/1に接続されている。トランジスタ34のソースはトランジスタ36のソースに接続されている。トランジスタ36のゲートはワード線信号WL1に接続されている。トランジスタ36のドレインは、メモリセル17内のトランジスタ38のドレインに接続されており、またビット線BL1に接続されている。トランジスタ38のゲートはワード線信号WL2に接続されている。トランジスタ38のソースはトランジスタ40のドレインに接続されている。トランジスタ40のゲートはプログラム信号PGL2/3に接続されている。トランジスタ40のソースはトランジスタ42のソースに接続されている。トランジスタ42のゲートはワード線WL3に接続されている。トランジスタ42のドレインは、ビット線BL1と、破線によって指し示されたメモリセル17の下方のその他の回路(図示せず)とに接続されている。
【0011】
動作時、メモリセル14、15、16及び17の各々は、アンチヒューズ、又はメモリセル当たり2つの記憶ビットを有するOTPメモリとして機能する。各メモリセルは3つのトランジスタを含んでいる。メモリ10のメモリセル14の第1のビットをプログラムするには、ビット線BL0、ワード線WL0及びプログラム線PGL0/1の全てがアクティブにされる。十分に理解されるように、アクティブにされる信号の論理状態はトランジスタの導電型に依存し、故に、論理的に高い(high)信号又は論理的に低い(low)信号の何れともなり得る。BL0信号及びWL0信号は、一形態において、基板(図1には図示せず)の電圧に対して正の、同一の電圧又は相異なる電圧にされる。一形態において、基板電圧は電気的なグランドである。PGL0/1信号は基板電圧に対して負の電圧にされる。PGL信号に与えられる負のプログラミング電圧の値は、用途ごとに、実装されるゲート誘電体の厚さに依存する。例えば、−0.7Vから−5Vまでの範囲内のプログラミング電圧が使用され得る。例えば、1.3nmから5nmの範囲内の厚さを有する誘電体材料として、二酸化シリコンが使用され得る。理解されるように、選択されたプロセスパラメータに応じて、その他の負電圧がその他の誘電体の厚さ又は材料と組み合わされて使用されてもよい。好適なその他の誘電体材料には、シリコン窒化物、シリコン酸窒化物、又は高誘電率(high−k)誘電体と呼ばれることもある金属酸化物の層が含まれる。上記の電圧の結果として、ビット線BL0から第1の選択用トランジスタ20を介してプログラム用トランジスタ22まで、電流44の電流路が作り出される。プログラム用トランジスタ22において、電流44はそのゲート誘電体中を流れ、プログラム用トランジスタ22のドレイン/ゲート重なり領域で絶縁破壊を生じさせる。この重なり領域については、図2に関連して後述する。結果として、電流44はプログラム用トランジスタ22のゲートから電流制限回路12の入力に流れ続ける。電流制限回路12は破壊電流の大きさを制限する能動デバイスを有している。誘電体のインピーダンスが低下するに連れて電流は増大する。しかしながら、電流制限回路12は、プログラム線に印加されるプログラミング電圧を低下させることによって、誘電体電流の自由な増大を防止する。このことは、ソース/ドレインと基板との間の接合を破壊させる暴走効果をもたらし得る誘電体のハード破壊を防止するという利点を有する。プログラミングの終了時において、誘電体を横切るインピーダンスは有意に低くなり、それにより、プログラムされていないビットに対して少なくとも3桁から4桁高い大きさの読み出し電流が、プログラムされたビットを流れることが可能になる。
【0012】
上述のようにプログラムされたメモリセルの第1のビットを読み出すには、ワード線WL0及びビット線BL0がアクティブにされる。プログラム線PGL0/1は、基板に対してゼロ又は負の電圧の何れかである所定の一定電圧を印加することによってアクティブにされる。単なる例として、PGLプログラム線に印加すべき一定の負電圧は、用いられるプロセスパラメータに応じてゼロから−0.7Vまでの範囲にされ得る。BL0信号及びWL0信号は、一形態において、基板(図1には図示せず)の電圧に対して正の、同一の電圧又は相異なる電圧にされる。読み出しでは、ビット線信号BL0は大きさ的に、プログラミング動作においてよりも小さくされるべきである。PGL0/1がアクティブにされている場合、この信号も大きさ的に、プログラミング動作においてよりも実質的に小さくなければならない。信号WL0は読み出し動作において大きさ的に、プログラミング動作においてより小さくてもよいし、そうでなくてもよい。読み出し動作において、基板電圧は電気的なグランドのままである。PGL0/1信号がアクティブにされると、PGL0/1信号は基板電圧に対して負の電圧にされる。読み出そうとするビットが前もってプログラムされている場合、ビット線BL0から第1の選択トランジスタ20を介してプログラムトランジスタ22までの電流44が存在し、その結果、読み出し電流は第1の選択用トランジスタ20及びプログラム用トランジスタ22を介してビット線BL0からプログラム線PGL0/1まで流れる。読み出そうとするビットが前もってプログラムされていない場合、電流44は存在せず、読み出し電流は流れない。一形態において、この読み出し電流が流れているか否かを検知することは、ビット線BL0に接続された回路(図示せず)によって行われる。信号WL0及びBL0は読み出し動作において、読み出し中の不測のプログラミングを防止するために、プログラミング動作においてよりも小さくなければならない。
【0013】
図2には、図1のメモリセル14の断面図が例示されており、この図は更に、2ビットを記憶するために必要な3つのトランジスタの構造的な実施形態を例示している。例示された形態においては、半導体基板45が設けられている。半導体基板の上及び内部には、第1の選択用トランジスタ22、プログラム用トランジスタ22及び第2の選択用トランジスタ24である3つのトランジスタが形成されている。第1の選択用トランジスタ20は、ワード線信号WL0を受信するゲート46を有している。第1の選択用トランジスタ20は、ゲート酸化物58上に位置するゲート46に隣接する側壁スペーサ52を有している。また、第1の選択用トランジスタ20はドレイン64及びソース66を有している。プログラム用トランジスタ22は、プログラム信号PGL0/1を受信するゲート48を有している。側壁スペーサ54がゲート48に隣接している。ゲート48の下には、絶縁体として機能する誘電体60が位置している。一形態において、ゲート誘電体60は酸化物である。プログラム用トランジスタ22は、ソース66を形成する拡散領域を第1の選択用トランジスタ20と共有している。プログラム用トランジスタ22はまた、ドレインを形成する拡散領域68を有している。第2の選択用トランジスタ24は、ワード線信号WL1を受信するゲート50を有している。側壁スペーサ56がゲート50に隣接している。ゲート50の下にはゲート酸化物62が位置している。第2の選択用トランジスタ24は、プログラム用トランジスタ22のドレインとしても機能する拡散領域68によって形成されたソースを有している。第2の選択用トランジスタ24はまた、半導体基板45内の拡散領域によって形成されたドレイン70を有している。コンタクト74がドレイン64及びビット線BL0に接続されている。コンタクト76がドレイン70及びビット線BL0に接続されている。理解されるべきことには、例示された側壁スペーサ、ビット線BL0、並びにコンタクト74及び76との間の領域は、例えば酸化物などの絶縁材料によって電気的に分離されている。
【0014】
プログラミング動作モードにおいて、電流44はビット線に始まり、コンタクト74を通過し、そして第1の選択用トランジスタ20のチャネル領域を通過する。電流44はソース66及びゲート誘電体60を通過させられ、プログラム用トランジスタ22のゲート48に沈められる。なお、電流44が第1の選択用トランジスタ20のチャネル領域を通過するとき、この電流はゲート酸化物58に非常に近接しているが、このことは必ずしも縮尺通りに描かれていない。電流44は、図2に示された領域72内のゲート48とソース66とが重なり合う領域で、プログラム用トランジスタ22のゲート誘電体を通過する。電流44は、例えば、既知のファウラー−ノルドハイム・トンネリング機構又は直接的なトンネリング機構などの電子トンネリング機構を介して通り、また領域72に制限される。プログラム線PGL0/1上の負の電圧バイアスは、電流44を沈めること(sinking)を支援する。ゲート48におけるPGL0/1信号の負電圧は、ゲート48が接地電圧である場合と対照的に、上記の重なり領域における電界の向きを、縦方向の特徴が一層強いものにさせる傾向がある。しかしながら、この負電圧は、領域72の外側のゲート誘電体60の全体的な破壊を引き起こすほどの負電圧であってはならない。言い換えれば、ゲートのバイアス電圧は絶対値で、ゲート誘電体60の全体的な破壊と、プログラム用トランジスタ22の右側の他方のビットの不慮のプログラミングとを回避するのに十分な小ささでなければならない。結果として、ゲート誘電体は2つの物理的に区別可能な領域に分けられる。第1の区別可能な領域は領域72であり、ソース66拡散とゲート48との重なり領域内にある。第2の区別可能な領域は、領域72とは反対側のゲート48の端部での、拡散領域68とゲート48との重なり領域内にある。これら2つの物理的に区別可能な領域は、プログラム用トランジスタ22に付随する2つのビットの別々且つ個々のプログラミングを可能にする。
【0015】
読み出し動作モードにおいては、ビットが前もってプログラムされていない場合、電流44は存在しないことになる。プログラム用トランジスタ22の左側に付随するビットが前もってプログラムされていると仮定する。それによれば、読み出し動作中に電流44が存在することになる。プログラム用トランジスタ22のゲート48によって沈められた電流は、図1のプログラム線PGL0/1に沿って導かれ、従来からの回路(図示せず)によって検知される。この検知回路は、プログラム用トランジスタ22のゲートの左側にあるビットが比較的高いインピーダンス状態を有するか、それとも一層低いインピーダンス状態を有するかを検出する。
【0016】
図3には、メモリセル14の上面図が例示されている。ワード線WL0、プログラム信号PGL0/1及びワード線WL1は、平行に配置された導電体によって設けられている。理解されるべきことには、これらの導電体を実現するために、例えば金属又はポリシリコン等の如何なる導電性材料が用いられてもよい。ワード線WL0及びWL1、並びにプログラム信号PGL0/1は、半導体基板45内のアクティブ領域上に横たわっており、半導体基板45内の拡散領域を表している。コンタクト74はドレイン64に接続している。ワード線WL0の導電体とプログラム信号PGL0/1の導電体との間はソース66である。プログラム信号PGL0/1とワード線WL1との間は、プログラム用トランジスタ22のドレイン及び第2の選択用トランジスタ24のソースとして機能する拡散領域68である。コンタクト76はドレイン70に接続している。
【0017】
なお、メモリセル14のレイアウトは簡便且つ小型である。3つの平行な導電体は、所与のデザインルールセットの最小設計寸法以下の幅を有するように形成され利用され得る。これら平行な導電体の間、又はアクティブ領域78の例示された部分内に絶縁分離構造を設ける必要はない。メモリ構造へのコンタクトは、メモリセル14に容易に形成され得る。なお、メモリセル14のレイアウトに伴う大きな位置整合問題は存在しない。対照的に、アクティブ領域78に例えばキャパシタ等の構造を設ける必要がある場合には、アクティブ領域内に物理的な不連続性が存在することになり、例えばワード線などの導電体の上に位置しなければならない2つのセグメントを生じさせ得る。このような形態においては、下に位置する導電体の幅は、潜在的な位置不整合を補償するために大きくされなければならない。キャパシタンスのバラつきに加え、予期される位置不整合を不具にするために一層大きいセルサイズが必要となる。開示された実施形態を用いると、OTPの実現のためにキャパシタ構造を使用することに伴う位置整合の問題が回避される。
【0018】
ここまで、2つの記憶ビットを有するOTPセルを具備したメモリ構造と、半導体OTPメモリを形成する方法とが説明された。開示されたOTPメモリセルは、従来の読み出し専用メモリ(ROM)及び不揮発性メモリ(NVM)に含まれるトランジスタセル1つの大きさに近いものである。ビット当たり必要とされる回路面積は有意に削減される。何故なら、図3のレイアウトは、図の縦方向において、セル当たりのピッチを狭めているからである。開示された記憶セルはROMの置き換え、又はNVMの置き換えとして用いられてもよい。なお、開示された回路は、例えばCMOSトランジスタなどの従来からのトランジスタを用いて設けられてもよい。プログラミングは電流/電圧プログラミングによって行われるので、様々な半導体パッケージが使用されることができ、パッケージングの種類又は価格に関する制約は存在しない。ここでは、ビット線の2つのコンタクト間に3つのトランジスタが直列に接続された3トランジスタメモリセルが開示された。他の一形態においてはメモリセルの列当たり2つのビット線が設けられてもよいが、この形態は一層大きいレイアウト面積を必要とする。中央に置かれたトランジスタは、OTPメモリセル又はアンチヒューズとしての役割を果たし、ゲート/ドレイン重なり領域及びゲート/ソース重なり領域内のゲート酸化物の選択的な絶縁破壊によってプログラムされる。3トランジスタのうちの他の2つのトランジスタは選択用トランジスタとしての役割を果たす。
【0019】
以上の説明において、本発明は特定の実施形態を参照して説明された。しかしながら、当業者に認識されるように、添付の特許請求の範囲にて説明される本発明の範囲を逸脱することなく、様々な変更及び変形が為され得る。例えば、開示されたトランジスタ(すなわち、MOS、BiCMOS)を実現するために如何なる種類のトランジスタ半導体プロセスが用いられてもよい。ここで説明された回路は数多くの組込型メモリ用途で使用され得る。また、開示された電圧及び導電型は例示されたものとは逆にされてもよい。さらに、メモリ全体、メモリの部分、又は個々のビットセル若しくはトランジスタは、個々の電気的に分離されたウェル拡散領域内に配置されてもよい。ここで説明された記憶回路は、独立型のメモリ製品として実装されてもよいし、その他の回路とともに組み込まれてもよい。一形態において、アレイ内のトランジスタは全てNチャネルトランジスタとして設けられる。他の一形態においては、プログラム用トランジスタは全てNチャネル型であり、選択用トランジスタは全てPチャネル型である。他の一部の形態においては、アレイ内のトランジスタは全てPチャネルトランジスタとして設けられる。更なる他の一形態においては、プログラム用トランジスタは全てPチャネル型であり、選択用トランジスタは全てNチャネル型である。
【0020】
本発明により、2ビットメモリセルを有する一回限りプログラム可能な(OTP)メモリが提供される。2ビットメモリセルは、ビット線に結合された第1の電流電極、第1のワード線に結合された制御電極、及び第2の電流電極を有する第1の選択用トランジスタを有している。プログラム可能トランジスタは、第1の選択用トランジスタの第2の電流電極に結合された第1の電流電極、プログラム線に結合された制御電極、及び第2の電流電極を有している。第2の選択用トランジスタは、ビット線に結合された第1の電流電極、第2のワード線に結合された制御電極、及びプログラム可能トランジスタの第2の電流電極に結合された第2の電流電極を有している。プログラム可能トランジスタは、第1の電流電極と制御電極との間の第1のプログラム可能領域、及び第2の電流電極と制御電極との間の第2のプログラム可能領域を有している。第1及び第2のプログラム可能領域は独立に、当初のインピーダンスから比較的低いインピーダンスに変化させられることが可能である。一形態において、プログラム可能トランジスタの制御電極はゲートであり、プログラム可能トランジスタはゲートの下にゲート誘電体を有している。第1の電流電極の一部はゲート誘電体の第1部分と重なっており、第2の電流電極の一部はゲート誘電体の第2部分と重なっている。ゲート誘電体の第1部分は上記第1のプログラム可能領域であり、ゲート誘電体の第2部分は上記第2のプログラム可能領域である。別の一形態において、第1及び第2のプログラム可能領域は、プログラム可能トランジスタの制御電極への負電圧の印加に応答して、当初のインピーダンスから比較的低いインピーダンスに変化させられる。更なる他の一形態において、第1のプログラム可能領域は、第1の選択用トランジスタの第1及び第2の電流電極、プログラム可能トランジスタの第1の電流電極、及びプログラム可能トランジスタの制御電極を通して電流を流すことによって、当初のインピーダンスから比較的低いインピーダンスに変化させられる。更なる他の一形態において、第2のプログラム可能領域は、第2の選択用トランジスタの第1及び第2の電流電極、プログラム可能トランジスタの第2の電流電極、及びプログラム可能トランジスタの制御電極を通して電流を流すことによって、当初のインピーダンスから比較的低いインピーダンスに変化させられる。更なる他の一形態において、OTPメモリは更に、第1の選択用トランジスタの制御電極に結合された第1の出力、第2の選択用トランジスタの制御電極に結合された第2の出力、及び第3の出力を有するワード線選択回路を有している。電流制限回路は、ワード線選択回路の第3の出力に結合された入力、及びプログラム可能トランジスタの制御電極に結合された出力を有している。更なる他の一形態において、OTPメモリは更に、ビット線に結合された複数の2ビットメモリセルを含んでいる。更なる他の一形態において、第1及び第2のワード線並びにプログラム線に、複数の2ビットメモリセルが結合されている。更なる他の一形態において、OTPメモリは半導体基板を含んでおり、第1の選択用トランジスタの第2の電流電極、及びプログラム可能トランジスタの第1の電流電極は、基板内のドーピングされた領域を共有している。更なる他の一形態において、当初のインピーダンスは上記の比較的低いインピーダンスより3桁以上大きい。
【0021】
また、2ビットメモリセルをプログラムする方法が提供される。ビット線に結合された第1の電流電極、第1のワード線に結合された制御電極、及び第2の電流電極を有する第1の選択用トランジスタが設けられる。第1の選択用トランジスタの第2の電流電極に結合された第1の電流電極、プログラム線に結合された制御電極、及び第2の電流電極を有するプログラム可能トランジスタが設けられる。ビット線に結合された第1の電流電極、第2のワード線に結合された制御電極、及びプログラム可能トランジスタの第2の電流電極に結合された第2の電流電極を有する第2の選択用トランジスタが設けられる。第1ビットをプログラムするため、第1の選択用トランジスタの第1及び第2の電流電極、プログラム可能トランジスタの第1の電流電極、及びプログラム可能トランジスタの制御電極に第1のプログラム電流が流される。第2ビットをプログラムするため、第2の選択用トランジスタの第1及び第2の電流電極、プログラム可能トランジスタの第2の電流電極、及びプログラム可能トランジスタの制御電極に第2のプログラム電流が流される。他の一形態において、第1ビットをプログラムすることは更に、第1のワード線に有効化(イネーブル)信号を与え、第2のワード線に無効化(ディセーブル)信号を与えることを含んでいる。更なる他の一形態において、第1ビットは、第1の選択用トランジスタを作動させ、第2の選択用トランジスタを作動させず、且つ第1の選択用トランジスタの第1の電流電極とプログラム可能トランジスタの制御電極との間に電位差を与えることによってプログラムされる。更なる他の一形態において、上記電位差は、プログラム可能トランジスタの第1の電流電極からプログラム可能トランジスタの制御電極に、第1のプログラム電流を流させる。更なる他の一形態において、上記電位差は、プログラム可能トランジスタの制御電極に印加される負電圧、及び第1の選択用トランジスタの第1の電流電極に印加される正電圧から成る。更なる他の一形態において、第1のプログラム電流は、プログラム可能トランジスタの第1の電流電極の損傷を回避するのに十分なだけ制限される。更なる他の一形態において、第1のプログラム電流は、プログラム可能トランジスタの第1の電流電極と制御電極との間に恒久的なインピーダンスの低減を生じさせるのに十分な大きさ及び期間を有する。
【0022】
また、2つの選択用トランジスタの間に直列にプログラム可能トランジスタを有する2ビットメモリセルが提供される。プログラム可能トランジスタは、ゲートと第1のソース/ドレインとの間の第1のプログラム可能領域、及びゲートと第2のソース/ドレインとの間の第2のプログラム可能領域を有している。一形態において、第1のプログラム可能領域はプログラム可能トランジスタのゲート誘電体の第1の部分であり、第2のプログラム可能領域はゲート誘電体の第2の部分であり、ゲート誘電体の第1及び第2の部分は、インピーダンスが低減された状態に恒久的にプログラムされることが可能である。他の一形態において、ゲート誘電体の第1及び第2の部分は、それを流れる電流によってインピーダンスが低減された状態に変化させられる。
【0023】
従って、この明細書及び図面は限定的な意味ではなく例示的な意味で考慮されるべきものであり、全てのこのような変更は本発明の範囲に含まれるものである。
【0024】
利点、その他の効果、及び問題の解決策が、具体的な実施形態に関して説明されてきた。しかしながら、利点、効果若しくは問題の解決策、又は利点、効果若しくは解決策を生じさせる或いは一層顕著にさせる如何なる要素も、何れか又は全ての請求項についての決定的な、必要な、あるいは不可欠な特徴又は要素として解されるべきではない。ここでは、用語“有する”、“有している”、又はこれらの如何なる変形も、非排他的に含有することに及ぶものであり、故に、要素リストを有するプロセス、方法、品目又は装置は、それらの要素のみを含むわけではなく、明示的に列挙されていない、あるいはそのようなプロセス、方法、品目又は装置に本来備わっているその他の要素を含み得るものである。ここでは、用語“或る”(“a”又は“an”)は1つ以上として定義される。ここでは、用語“複数”は2つ以上として定義される。ここでは、用語“他の1つ”は少なくとも2つめ、又はそれ以降として定義される。ここでは、用語“結合され”は、必ずしも直接的でなくても、また必ずしも機械的でなくても、接続されていることとして定義される。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明に従ったワン・タイム・プログラマブル(OTP)メモリアレイの一部を示す概略図である。
【図2】図1のOTPメモリアレイの典型的なメモリセルを示す断面図である。
【図3】図2の典型的なメモリセルのレイアウトを示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2ビットメモリセルを有する一回限りプログラム可能な(OTP)メモリであって、前記2ビットメモリセルは:
ビット線に結合された第1の電流電極、第1のワード線に結合された制御電極、及び第2の電流電極を有する第1の選択用トランジスタ;
前記第1の選択用トランジスタの前記第2の電流電極に結合された第1の電流電極、プログラム線に結合された制御電極、及び第2の電流電極を有するプログラム可能トランジスタ;及び
前記ビット線に結合された第1の電流電極、第2のワード線に結合された制御電極、及び前記プログラム可能トランジスタの前記第2の電流電極に結合された第2の電流電極を有する第2の選択用トランジスタ;
を有し、
前記プログラム可能トランジスタは、その前記第1の電流電極と前記制御電極との間の第1のプログラム可能領域、及びその前記第2の電流電極と前記制御電極との間の第2のプログラム可能領域を有し、且つ前記第1のプログラム可能領域及び前記第2のプログラム可能領域は独立に、当初のインピーダンスから比較的低いインピーダンスに変化させられることが可能である、
OTPメモリ。
【請求項2】
前記プログラム可能トランジスタの前記制御電極はゲートを有し、前記プログラム可能トランジスタは、前記ゲートの下にゲート誘電体を有し、前記プログラム可能トランジスタの前記第1の電流電極の一部は前記ゲート誘電体の第1部分と重なっており、前記プログラム可能トランジスタの前記第2の電流電極の一部は前記ゲート誘電体の第2部分と重なっており、前記ゲート誘電体の前記第1部分は前記第1のプログラム可能領域を有し、且つ前記ゲート誘電体の前記第2部分は前記第2のプログラム可能領域を有する、請求項1に記載のOTPメモリ。
【請求項3】
前記第1及び第2のプログラム可能領域は、前記プログラム可能トランジスタの前記制御電極への負電圧の印加に応答して、前記当初のインピーダンスから前記比較的低いインピーダンスに変化させられる、請求項1に記載のOTPメモリ。
【請求項4】
前記第1のプログラム可能領域は、前記第1の選択用トランジスタの前記第1及び第2の電流電極、前記プログラム可能トランジスタの前記第1の電流電極、及び前記プログラム可能トランジスタの前記制御電極を通して電流を流すことによって、前記当初のインピーダンスから前記比較的低いインピーダンスに変化させられる、請求項1に記載のOTPメモリ。
【請求項5】
前記第2のプログラム可能領域は、前記第2の選択用トランジスタの前記第1及び第2の電流電極、前記プログラム可能トランジスタの前記第2の電流電極、及び前記プログラム可能トランジスタの前記制御電極を通して電流を流すことによって、前記当初のインピーダンスから前記比較的低いインピーダンスに変化させられる、請求項1に記載のOTPメモリ。
【請求項6】
前記第1の選択用トランジスタの前記制御電極に結合された第1の出力、前記第2の選択用トランジスタの前記制御電極に結合された第2の出力、及び第3の出力を有するワード線選択回路;及び
前記ワード線選択回路の前記第3の出力に結合された入力、及び前記プログラム可能トランジスタの前記制御電極に結合された出力を有する電流制限回路;
を更に有する請求項1に記載のOTPメモリ。
【請求項7】
前記ビット線に結合された複数の2ビットメモリセルを更に有する請求項1に記載のOTPメモリ。
【請求項8】
前記第1及び第2のワード線と前記プログラム線とに結合された複数の2ビットメモリセルを更に有する請求項1に記載のOTPメモリ。
【請求項9】
半導体基板を更に有し、前記第1の選択用トランジスタの前記第2の電流電極、及び前記プログラム可能トランジスタの前記第1の電流電極は、前記半導体基板内のドーピングされた領域を共有している、請求項1に記載のOTPメモリ。
【請求項10】
前記当初のインピーダンスは前記比較的低いインピーダンスより3桁以上大きい、請求項1に記載のOTPメモリ。
【請求項11】
一回限りプログラム可能な(OTP)メモリを動作させる方法であって:
ビット線に結合された第1の電流電極、第1のワード線に結合された制御電極、及び第2の電流電極を有する第1の選択用トランジスタを設ける段階;
前記第1の選択用トランジスタの前記第2の電流電極に結合された第1の電流電極、プログラム線に結合された制御電極、及び第2の電流電極を有するプログラム可能トランジスタを設ける段階;
前記ビット線に結合された第1の電流電極、第2のワード線に結合された制御電極、及び前記プログラム可能トランジスタの前記第2の電流電極に結合された第2の電流電極を有する第2の選択用トランジスタを設ける段階であり、前記第1の選択用トランジスタ、前記プログラム可能トランジスタ及び前記第2の選択用トランジスタにより2ビットメモリセルが形成される段階;
前記第1の選択用トランジスタの前記第1及び第2の電流電極、前記プログラム可能トランジスタの前記第1の電流電極、及び前記プログラム可能トランジスタの前記制御電極を通して第1のプログラム電流を流すことによって、第1ビットをプログラムする段階;及び
前記第2の選択用トランジスタの前記第1及び第2の電流電極、前記プログラム可能トランジスタの前記第2の電流電極、及び前記プログラム可能トランジスタの前記制御電極を通して第2のプログラム電流を流すことによって、第2ビットをプログラムする段階;
を有する方法。
【請求項12】
前記第1ビットをプログラムする段階は更に、前記第1のワード線に有効化信号を与え、前記第2のワード線に無効化信号を与えることを有する、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第1ビットをプログラムする段階は更に、前記第1の選択用トランジスタを作動させること、前記第2の選択用トランジスタを作動させないこと、及び前記第1の選択用トランジスタの前記第1の電流電極と前記プログラム可能トランジスタの前記制御電極との間に電位差を与えることを有する、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記電位差は、前記プログラム可能トランジスタの前記第1の電流電極から前記プログラム可能トランジスタの前記制御電極に、前記第1のプログラム電流を流させる、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記電位差は、前記プログラム可能トランジスタの前記制御電極に印加される負電圧、及び前記第1の選択用トランジスタの前記第1の電流電極に印加される正電圧から成る、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記プログラム可能トランジスタの前記第1の電流電極の損傷を回避するのに十分なだけ前記第1のプログラム電流を制限すること、
を更に有する請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第1のプログラム電流は、前記プログラム可能トランジスタの前記第1の電流電極と前記制御電極との間に恒久的なインピーダンス低減を生じさせるのに十分な大きさ及び期間を有する、請求項11に記載の方法。
【請求項18】
2つの選択用トランジスタの間に直列にプログラム可能トランジスタを有する一回限りプログラム可能な(OTP)メモリセルであって、前記プログラム可能トランジスタは、そのゲートとその第1のソース/ドレインとの間の第1のプログラム可能領域、及び前記ゲートとその第2のソース/ドレインとの間の第2のプログラム可能領域を有する、OTPメモリセル。
【請求項19】
前記第1のプログラム可能領域は前記プログラム可能トランジスタのゲート誘電体の第1の部分であり、前記第2のプログラム可能領域は前記ゲート誘電体の第2の部分であり、前記ゲート誘電体の前記第1及び第2の部分は、インピーダンスが低減された状態に恒久的にプログラムされることが可能である、請求項18に記載のOTPメモリセル。
【請求項20】
前記ゲート誘電体の前記第1及び第2の部分は、それを流れる電流によって前記インピーダンスが低減された状態に変化させられる、請求項19に記載のOTPメモリセル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2009−503901(P2009−503901A)
【公表日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−525077(P2008−525077)
【出願日】平成18年7月28日(2006.7.28)
【国際出願番号】PCT/US2006/029704
【国際公開番号】WO2007/019109
【国際公開日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【出願人】(504199127)フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド (806)
【Fターム(参考)】