説明

三方天幕を備えた組立て形テント

【課題】テントの2本以上の隣接脚に取付けることができるテント用天幕組立体を提供する。
【解決手段】テントの2つ以上の隣接脚に着脱可能に取付けられるテント用天幕組立体を有する組立て形テント。天幕組立体は、下向き垂直位置と、上向き垂直位置と、これらの下向き垂直位置と上向き垂直位置との間の中間水平位置とに移動でき、天幕が、日陰を作りかつ掲示板ホルダとして機能することを可能にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広くは折畳み可能なコラプシブル構造体に関し、より詳しくは、上方フレームワークを備えたキャノピー(天蓋)部分と、該キャノピー部分を支持する少なくとも2本の脚とを有するテント(shelter)用天幕(awning)組立体であって、少なくとも2本の隣接脚に着脱可能に取付けられる天幕組立体に関する。
【背景技術】
【0002】
容易に運搬できかつ緊急場所に迅速に設置できる仮テントは、応急処置および収容を行うのに特に有効である。このようなテントはまた、軍用臨時郵便局、実地見学旅行等の非危険野外集会にも有効である。日陰を作りかつ掲示板(signage)用ホルダとして機能すべく種々の位置に移動できる多目的天幕を備えた改善されたコラプシブルテントを提供することが望まれている。また、既存のテントに取付けることができかつ日陰を作りかつ掲示板ホルダとして機能すべく種々の位置に移動できるモジュラ多目的天幕を提供することも望まれている。本発明は、これらの要望および他の要望を満たすものである。
【0003】
【特許文献1】米国特許第5,490,533号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
簡単かつ概略的に云えば、本発明は、テントの2本以上の隣接脚に取付けることができるテント用天幕組立体を提供する。天幕は、下向き垂直位置と上向き垂直位置との間で移動でき、かつ天幕が日陰を作りかつ掲示板ホルダとして機能できるように下向き垂直位置と上向き垂直位置との間の中間水平位置に移動できるように、着脱可能に取付けられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
従って本発明は、上方フレームワークを備えたキャノピー部分と、該キャノピー部分を支持する2本以上の隣接脚とを有し、天幕がテントの2本以上の隣接脚に着脱可能に取付けることができる構成テント用天幕組立体を提供する。本発明はまた、テントと天幕組立体との組合せを提供する。
天幕組立体は、左右の天幕支持アームを有し、各天幕支持アームは、該天幕支持アームを、テントの対応する1本の脚に枢着する近位端部分を備えた細長ロッド部分を有し、左右の天幕支持アームに着脱可能に取付けられる天幕日陰部分(awing shade portion)を更に有する。左右の天幕支持アームおよび天幕日陰部分は、下向き垂直位置と上向き垂直位置との間で移動できることが有利であり、本発明の好ましい実施形態では、下向き垂直位置と上向き垂直位置との間の中間水平位置に移動できる。
【0006】
好ましい態様では、天幕日陰部分は、左右の天幕支持アームをそれぞれ受入れるための左側スリーブおよび右側スリーブを有している。本発明の好ましい実施形態では、天幕日陰部分は対向する平側部を有し、天幕日陰部分は更に、掲示板(banner)を天幕日陰部分の1つの平側部に取付ける手段を有している。他の好ましい実施形態では、掲示板を取付ける手段は、天幕日陰部分の1つの平側部に取付けられた透明プラスチック材料のシートで形成された袋状部からなり、該袋状部は、ディスプレイすべき掲示板を受入れる開口を備えている。天幕日陰部分は、該天幕日陰部分をテントに固定できる少なくとも1つのファスナストラップを有している。
【0007】
細長ロッド部分の近位端は、テントの1つの脚に着脱可能に連結できる脚コネクタ部分を備えた連結ブラケットと、細長ロッド部分の近位端が枢着される調節可能な枢着部分とを有している。好ましい態様では、細長ロッド部分の近位端部分は、前記調節可能な枢着部分に枢着された円筒状枢動部材を有している。他の好ましい態様では、連結ブラケットは、第一ジャーナルアームと、第二ジャーナルアームと、第一ジャーナルアームと第二ジャーナルアームとの間で垂直に延びている中央ストラットとを有し、第一ジャーナルアームは、中央ストラットに関して一方の側の第一端部と、ストラットに関して反対側の第二端部とを備え、第二ジャーナルアームは、中央ストラットに関して第一ジャーナルアームの第一端部と同じ側の第一端部と、中央ストラットに隣接して終端している第二端部とを備え、円筒状枢動部材は第一ジャーナルアームと第二ジャーナルアームとの間に枢着されている。
【0008】
第一ジャーナルアームは、第一端部および第二端部を備えたロッキングアームを有し、第一端部は第一ジャーナルアームの第二端部に枢着されており、第二端部は第二ジャーナルアームの第二端部に着脱可能に連結できる。ロッキングアームの第二端部は、ロッキングアームの第二端部から突出した舌部材を有し、第二ジャーナルアームの第二端部は、舌部材を受入れる対応スロットを有している。舌部材は第一孔を有し、第二ジャーナルアームの第二端部は第二孔を有し、該第二孔は、舌部材が前記スロット内に受入れられたときに第一孔と整合し、これによりロッキングアームは、該ロッキングアームの第二端部を第二ジャーナルアームに連結する閉位置にロックされる。第二ジャーナルアームの第二端部の第二孔と、舌部材の第一孔とが整合されたときに、ねじ付ロッキングピンが、第一孔および第二孔を通して挿入できる。ロッキングアームはロッキングタブが形成される内面を有し、ロッキングタブは、コラプシブルテントの対応脚の所望位置に形成された対応天幕取付け孔内に受入れられることができる。
本発明の他の好ましい実施形態では、調節可能な枢着部分はハンドルを備えたクランピング機構を有し、ハンドルは、第一ジャーナルアームの孔を通って円筒状枢動部材に螺合されて該枢動部材を所望位置にクランプできる連結軸を有している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明の他の特徴および長所は、本発明の作動を例示する添付図面を参照して述べる好ましい実施形態についての以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
図1に示すように、従来技術のコラプシブルテント10のようなテントは、3つ以上の側面14を備えたキャノピー部分12と、3つ以上のコーナ16とを有している。このような従来技術のコラプシブルテント10は、一般に、4つの側面14と、4つのコーナ16とを有している。一般に、各コーナ16には、キャノピー12を支持するための脚18が設けられている。一般に周辺トラスフレームワークと中央トラスフレームワークとを備えたコラプシブルフレームワーク20は、脚18に連結されて、コラプシブルテントを安定化しかつ支持する。
【0010】
図2−図4に示すように、本発明は、3つ以上の側面34および3つ以上のコーナ36を備えたキャノピー部分32を有するコラプシブルテントのようなテント30を提供する。本発明の好ましい実施形態では、コラプシブルテントは、4つの側面34および4つのコーナ36を有している。キャノピー部分32は、軽量で容易に運搬できるように一般にナイロンファブリックで形成されたキャノピーカバー33を有しているが、キャノピー部分32は、キャンバスまたは他の種類の布ファブリックまたはプラスチック等の他の同様なシート材料で作ることができる。一般に、各コーナ36には、キャノピーを支持するための脚38が設けられている。本願に援用する上記特許文献1に開示されているように、キャノピー部分32はまた、周辺トラスフレームワークおよび中央トラスフレームワークを備えたコラプシブルフレームワーク40を有し、該フレームワーク40は脚38に連結されて、コラプシブルテント30を安定化させかつ支持する。
【0011】
図2−図4に示すように、本発明はまた、コラプシブルテント30の2つの隣接脚38に取付けることができる三方天幕42を提供する。三方天幕42は、ひとたびコラプシブルテントの脚に取付けられると、図2に示す下向き垂直位置44と、図4に示す上向き垂直位置46との間で移動できる。天幕42はまた、図3に示す中間水平位置48に移動することもできる。
【0012】
図5に示すように、天幕42は、一般に全体として長方形の天幕日陰部分(awning shade portion)50を有し、該天幕日陰部分50は、外側側部52および内側側部54に沿う長さと、左側側部56および右側側部58に沿う幅とを有している。内側側部54または左側側部56または右側58には、天幕日陰部分50をテントのフレームワークまたは脚に更に固定するための1つ以上のファスナストラップ59を取付けることができる。ファスナストラップはフック/ループファスナで構成するのが好ましいが、例えばスナップまたはボタン等の他の形式のファスナを備えたストラップで構成することもできる。或いは、天幕日陰部分50は、所望により、他の幾何学的形状または美術的形態にすることができる。一般に天幕日陰部分50はキャノピーカバー33の材料と同様なナイロンファブリックで作られるが、キャンバス等の1つ以上のプライからなる他の同様なシート材料で作ることもできる。一態様では、天幕日陰部分50には、文字等をディスプレイする掲示板62を、例えば袋状部(pouch)66のような、天幕日陰部分50の平側部64に取付ける手段60を設けるのが有利である。袋状部66は、一般に、ディスプレイすべき掲示板を受入れるための袋状開口部の少なくとも1つの側部68を残しておき、袋状部の少なくとも2つの側部が天幕日陰部分50の平側部64に取付けられた透明プラスチック材料のシートで形成される。天幕日陰部分50にはまた、図5、図6Aおよび図6Bに示す左側天幕支持アーム74および右側天幕支持アーム76を受入れるためのそれぞれ左側スリーブ70および右側スリーブ72を設けるのが有利である。左側天幕支持アーム74および右側天幕支持アーム76は細長ロッド部分78を有し、該ロッド部分78は、一般に保護キャップ82で覆われた遠位端部80を備えている。左右の天幕支持アーム74、76の各々の細長ロッド部分78の近位端部84は円筒状枢動部材86に取付けられ、該枢動部材86は、これらの近位端88が、それぞれ左右の連結ブラケット90、92に枢着されており、これらは図7−図11に示されている。
【0013】
左右の連結ブラケット90、92は互いに実質的に鏡像関係をなして構成されており、従って右側支持アーム76の連結ブラケット92についてのみ詳細に説明する。図7に閉形態で示す右側支持アーム76の連結ブラケット92は、第一ジャーナルアーム96と第二ジャーナルアーム98との間(これらの間に円筒状枢動部材86が枢着されている)で垂直に延びている中央ストラット94を有している。第一ジャーナルアーム96は、中央ストラット94の一方の側に第一端部100を有し、ストラット94の反対側に第二端部102を有している。第二ジャーナルアーム98は、中央ストラット94に関して第一ジャーナルアーム96の第一端部と同じ側の第一端部104と、中央ストラット94に隣接して終端する第二端部106とを有している。クランピング機構108は、全体として円形のハンドルすなわちダイヤル110と、中心軸112とを有しており、該中心軸112は、孔を通して円筒状枢動部材86に螺合されており、脚38から延びる右側支持体が下向き突出垂直位置、上向き突出垂直位置または水平中間位置のような中間位置に位置決めされるように、円筒状枢動部材86を所望位置にクランプすることができる。右側連結ブラケット92はまたロッキングアーム116を有し、該ロッキングアーム115は、第一ジャーナルアーム96の第二端部102に枢着された第一端部118と、第二ジャーナルアーム98の第二端部106に着脱可能に連結できる第二端部120とを有している。
【0014】
図10および図11に示すように、好ましい実施形態では、ロッキングアーム116の第二端部120は、該第二端部120から突出した舌部材122を有し、第二ジャーナルアーム98の第二端部106は、舌部材122を受入れる対応溝すなわちスロット124を有している。舌部材122を通って孔126が延びている。該孔126は、舌部材122がスロット124内に受入れられたときに、第二ジャーナルアーム98の第二端部106を通って延びている対応孔127と整合し、第二ジャーナルアーム98の第二端部106の孔127および舌部材122の孔126にねじ付ロッキングピン128を挿入してロッキングアーム116の第二端部120を第二ジャーナルアーム98に連結することにより、ロッキングアーム116を閉位置にロックできる。ねじ付ロッキングピン128の軸130は、その一端にヘッド132を有しかつ他端136には、第二ジャーナルアーム98の第二端部106を通る孔127の対応雌ねじに螺合するねじ134を有している。ロッキングアーム116は、コラプシブルテントの脚38の矩形形状に一致する直角部材であるのが好ましく、かつ内面140にはロッキングタブ138が設けられている。該ロッキングタブ138は、図12に示すようにコラプシブルテント30の脚38の所望位置に形成された対応する天幕取付け孔142内に受入れられる。
【0015】
かくして、連結ブラケット92は、開形態で、連結ブラケット92の中央ストラット94をコラプシブルテント30の脚38に当接するように配置し、ロッキングタブ138をコラプシブルテントの脚38の対応孔142に並置しかつ該孔142内に挿入した状態で連結ブラケット92のロッキングアーム116を閉形態に枢動させ、ロッキングアーム116の舌部材122を第二ジャーナルアーム98の対応スロット124内に配置し、かつねじ付ロッキングピン128を第二ジャーナルアーム98の孔127および舌部材122の孔126に挿通して固定することによりコラプシブルテントの脚38に取付けることができる。
【0016】
かくして、テントの三方天幕は、一般にテントの周辺フレームワークの直ぐ下に配置されるテントの隣接脚に天幕取付け孔を設けることにより、設置されたコラプシブルテント等の直立テントの脚に取付けられる。左右の天幕支持アーム74、76は、テントから外方を向いた連結ブラケット90、92のクランピング機構のダイヤル110を用いて、テントの隣接脚に取付けるのが好ましい。連結ブラケット90、92を開形態で、連結ブラケットの中央ストラット94を天幕取付け孔142とは反対側の位置で脚38に当接させて配置し、ロッキングタブ138が天幕取付け孔142内に挿入させて、ロッキングアーム116を脚38の回りで閉じる。次に、連結ブラケット90、92のロッキングピン128を連結ブラケットの対応孔126、127内に挿入し、ロッキングピン128を連結ブラケットの対応孔127内にねじ込むことによりロッキングアーム116が固定される。次に、天幕支持アーム74、76を中間水平位置まで回転させ、支持アームのクランピング機構のダイヤル110を回転して、支持アーム74、76を所定位置に固定する。次に、掲示板62の袋状部66が地面を向くようにして、支持アーム74、76上で天幕42のスリーブ70、72を滑り込ませることにより、天幕ファブリックが支持アームに取付けられる。次に、天幕42のファスナストラップ59を、テントの周辺フレームワークまたは脚の適当な部分にループ掛けして固定することにより、天幕42のファブリックをテントに更に固定できる。
【0017】
テントの三方天幕42がテントの脚に取付けられたならば、例えば天幕42を垂直下方に向けて回転し、朝日または夕日から太陽光を遮断する付加日陰を作るか、垂直上方に向けて回転し、袋状部66内に挿入された掲示板62をディスプレイすることができる。支持アーム74、76のクランピング機構は、該機構のダイヤル110を反時計回り方向に回転することにより緩められる。次に、支持アーム74、76を所定位置まで下方または上方に回転し、ダイヤル110を回転することにより支持アームのクランピング機構が緊締される。掲示板に他の表示をディスプレイしたい場合には、天幕42が中間水平位置にあるときに袋状部66内に他の掲示板または表示を挿入し、その後に天幕を上方に回転するか、天幕が上向き垂直位置にあるときに掲示板または表示を袋状部66内に挿入することもできる。
【0018】
上記から、本発明の特定形態を説明したが、本発明の精神および範囲を逸脱することなく種々の変更をなし得ることは明白であろう。従って、本発明は、特許請求の範囲の記載による制限を除き、制限を受けるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】従来技術によるコラプシブルテントを示す斜視図である。
【図2】本発明による三方天幕を備えたコラプシブルテントの斜視図であり、天幕が下向き垂直位置にあるところを示すものである。
【図3】本発明による三方天幕を備えたコラプシブルテントの斜視図であり、天幕が水平位置にあるところを示すものである。
【図4】本発明による三方天幕を備えたコラプシブルテントの斜視図であり、天幕が上向き垂直位置にあるところを示すものである。
【図5】図2の三方天幕を示す平面図である。
【図6A】図5の三方天幕の左側支持アームを示す平面図である。
【図6B】図5の三方天幕の右側支持アームを示す平面図である。
【図7】図6Aの左側支持アームの連結ブラケットが閉形態にあるところを示す平面図である。
【図8】図6Bの右側支持アームの連結ブラケットが閉形態にあるところを示す平面図である。
【図9】図6Aの左側支持アームの連結ブラケットが閉形態にあるところを示す後面図である。
【図10】図6Bの右側支持アームの連結ブラケットが閉形態にあるところを示す斜視図である。
【図11】図6Bの右側支持アームの連結ブラケットが閉形態にあるところを示す他の斜視図である。
【図12】コラプシブルテントの脚の天幕取付け孔を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0020】
30 テント
38 脚
42 三方天幕
62 掲示板
66 袋状部
74、76 天幕支持アーム
90、92 連結ブラケット
94 中央ストラット
98 第二ジャーナルアーム
110 ダイヤル(ハンドル)
116 ロッキングアーム
128 ロッキングピン
138 ロッキングタブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上方フレームワークを備えたキャノピー部分と、上方フレームワークを支持する少なくとも2本の隣接脚と、該少なくとも2本の隣接脚に着脱可能に取付けることができる天幕とを有するテント用の天幕組立体において、
左右の天幕支持アームを有し、各天幕支持アームは遠位端部分および近位端部分を備えた細長ロッド部分を有し、近位端部分は、天幕支持アームを、テントの対応する1本の脚に枢着する手段を備え、
左右の天幕支持アームに着脱可能に取付けられる天幕日陰部分を更に有し、左右の天幕支持アームおよび天幕日陰部分は、下向き垂直位置と上向き垂直位置との間で移動できることを特徴とする天幕組立体。
【請求項2】
前記左右の天幕支持アームおよび天幕日陰部分は、前記下向き垂直位置と上向き垂直位置との間の中間水平位置に移動できることを特徴とする請求項1記載の天幕組立体。
【請求項3】
前記天幕日陰部分は、左右の天幕支持アームをそれぞれ受入れるための左側スリーブおよび右側スリーブを有していることを特徴とする請求項1記載の天幕組立体。
【請求項4】
前記天幕日陰部分は対向する平側部を有し、天幕日陰部分は更に、掲示板を天幕日陰部分の1つの平側部に取付ける手段を有していることを特徴とする請求項1記載の天幕組立体。
【請求項5】
前記掲示板を取付ける手段は、天幕日陰部分の1つの平側部に取付けられた透明プラスチック材料のシートで形成された袋状部からなり、該袋状部は、ディスプレイすべき掲示板を受入れる開口を備えていることを特徴とする請求項4記載の天幕組立体。
【請求項6】
前記天幕日陰部分は、該天幕日陰部分をテントに固定できる少なくとも1つのファスナストラップを有していることを特徴とする請求項1記載の天幕組立体。
【請求項7】
前記細長ロッド部分の近位端は、テントの1つの脚に着脱可能に連結できる脚コネクタ部分を備えた連結ブラケットと、細長ロッド部分の近位端が枢着される調節可能な枢着部分とを有していることを特徴とする請求項1記載の天幕組立体。
【請求項8】
前記細長ロッド部分の近位端部分は、前記調節可能な枢着部分に枢着された円筒状枢動部材を有していることを特徴とする請求項7記載の天幕組立体。
【請求項9】
前記連結ブラケットは、第一ジャーナルアームと、第二ジャーナルアームと、第一ジャーナルアームと第二ジャーナルアームとの間で垂直に延びている中央ストラットとを有し、第一ジャーナルアームは、中央ストラットに関して一方の側の第一端部と、ストラットに関して反対側の第二端部とを備え、第二ジャーナルアームは、中央ストラットに関して第一ジャーナルアームの第一端部と同じ側の第一端部と、中央ストラットに隣接して終端している第二端部とを備え、円筒状枢動部材は第一ジャーナルアームと第二ジャーナルアームとの間に枢着されていることを特徴とする請求項8記載の天幕組立体。
【請求項10】
前記第一ジャーナルアームは、第一端部および第二端部を備えたロッキングアームを有し、第一端部は第一ジャーナルアームの第二端部に枢着されており、第二端部は第二ジャーナルアームの第二端部に着脱可能に連結できることを特徴とする請求項9記載の天幕組立体。
【請求項11】
前記ロッキングアームの第二端部は、ロッキングアームの第二端部から突出した舌部材を有し、第二ジャーナルアームの第二端部は、舌部材を受入れる対応スロットを有していることを特徴とする請求項10記載の天幕組立体。
【請求項12】
前記舌部材は第一孔を有し、第二ジャーナルアームの第二端部は第二孔を有し、該第二孔は、舌部材が前記スロット内に受入れられたときに第一孔と整合し、これによりロッキングアームは、該ロッキングアームの第二端部を第二ジャーナルアームに連結する閉位置にロックされることを特徴とする請求項11記載の天幕組立体。
【請求項13】
前記第二ジャーナルアームの第二端部の第二孔と、舌部材の第一孔とが整合されたときに、第一孔および第二孔を通して挿入できるねじ付ロッキングピンを更に有していることを特徴とする請求項12記載の天幕組立体。
【請求項14】
前記ロッキングアームはロッキングタブが形成される内面を有し、ロッキングタブは、コラプシブルテントの対応脚の所望位置に形成された対応天幕取付け孔内に受入れられることができることを特徴とする請求項10記載の天幕組立体。
【請求項15】
前記調節可能な枢着部分はハンドルを備えたクランピング機構を有し、ハンドルは、第一ジャーナルアームの孔を通って円筒状枢動部材に螺合されて該枢動部材を所望位置にクランプできる連結軸を有することを特徴とする請求項9記載の天幕組立体。
【請求項16】
上方フレームワークを備えたキャノピー部分および上方フレームワークを支持する少なくとも2本の隣接脚を備えたテントと、該テントの少なくとも2本の隣接脚に着脱可能に取付けられる天幕組立体との組合せにおいて、
左右の天幕支持アームを有し、各天幕支持アームは細長ロッド部分を備え、該細長ロッド部分は、遠位端部分と、天幕支持アームをテントの対応する1つの脚に枢着する手段を備えた近位端部分とを備え、
左右の天幕支持アームに着脱可能に取付けられる天幕日陰部分を更に有し、左右の天幕支持アームおよび天幕日陰部分は、下向き垂直位置と上向き垂直位置との間で移動できることを特徴とするテントと天幕組立体との組合せ。
【請求項17】
前記左右の天幕支持アームおよび天幕日陰部分は、下向き垂直位置と上向き垂直位置との間の中間水平位置に移動できることを特徴とする請求項16記載の組合せ。
【請求項18】
前記天幕日陰部分は、前記左右の天幕支持アームをそれぞれ受入れる左側スリーブおよび右側スリーブを有することを特徴とする請求項16記載の組合せ。
【請求項19】
前記天幕日陰部分は対向する平側部を有し、天幕日陰部分は、掲示板を天幕日陰部分の平側部の1つに取付ける手段を有していることを特徴とする請求項16記載の組合せ。
【請求項20】
前記掲示板取付け手段は、天幕日陰部分の平側部の1つに取付けられる透明プラスチック材料のシートで形成された袋状部からなることを特徴とする請求項19記載の組合せ。
【請求項21】
前記天幕日陰部分は、天幕日陰部分をテントに固定できる少なくとも1つのファスナストラップを有していることを特徴とする請求項16記載の組合せ。
【請求項22】
前記細長ロッド部分の近位端部分は、テントの1つの脚に着脱可能に連結される脚コネクタ部分を備えた連結ブラケットと、細長ロッド部分の近位端が枢着される調節可能な枢着部分とを有することを特徴とする請求項16記載の組合せ。
【請求項23】
前記細長ロッド部分の近位端部分は、調節可能な枢着部分に枢着された円筒状枢動部材を有することを特徴とする請求項22記載の組合せ。
【請求項24】
前記連結ブラケットは、第一ジャーナルアームと、第二ジャーナルアームと、第一ジャーナルアームと第二ジャーナルアームとの間で垂直に延びている中央ストラットとを有し、第一ジャーナルアームは、中央ストラットに関して一方の側の第一端部と、ストラットに関して反対側の第二端部とを備え、第二ジャーナルアームは、中央ストラットに関して第一ジャーナルアームの第一端部と同じ側の第一端部と、中央ストラットに隣接して終端している第二端部とを備え、円筒状枢動部材は第一ジャーナルアームと第二ジャーナルアームとの間に枢着されていることを特徴とする請求項23記載の組合せ。
【請求項25】
前記第一ジャーナルアームは、第一端部および第二端部を備えたロッキングアームを有し、第一端部は第一ジャーナルアームの第二端部に枢着されており、第二端部は第二ジャーナルアームの第二端部に着脱可能に連結できることを特徴とする請求項24記載の組合せ。
【請求項26】
前記ロッキングアームの第二端部は、ロッキングアームの第二端部から突出した舌部材を有し、第二ジャーナルアームの第二端部は、舌部材を受入れる対応スロットを有していることを特徴とする請求項25記載の組合せ。
【請求項27】
前記舌部材は第一孔を有し、第二ジャーナルアームの第二端部は第二孔を有し、該第二孔は、舌部材が前記スロット内に受入れられたときに第一孔と整合し、これによりロッキングアームは、該ロッキングアームの第二端部を第二ジャーナルアームに連結する閉位置にロックされることを特徴とする請求項26記載の組合せ。
【請求項28】
前記第二ジャーナルアームの第二端部の第二孔と、舌部材の第一孔とが整合されたときに、第一孔および第二孔を通して挿入できるねじ付ロッキングピンを更に有していることを特徴とする請求項27記載の組合せ。
【請求項29】
前記ロッキングアームはロッキングタブが形成される内面を有し、ロッキングタブは、コラプシブルテントの対応脚の所望位置に形成された対応天幕取付け孔内に受入れられることができることを特徴とする請求項25記載の組合せ。
【請求項30】
前記調節可能な枢着部分はハンドルを備えたクランピング機構を有し、ハンドルは、第一ジャーナルアームの孔を通って円筒状枢動部材に螺合されて該枢動部材を所望位置にクランプできる連結軸を有することを特徴とする請求項24記載の組合せ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2008−520872(P2008−520872A)
【公表日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−543333(P2007−543333)
【出願日】平成17年11月18日(2005.11.18)
【国際出願番号】PCT/US2005/042092
【国際公開番号】WO2006/055889
【国際公開日】平成18年5月26日(2006.5.26)
【出願人】(501054791)
【Fターム(参考)】