下等真核生物中での組換えタンパク質の表面ディスプレイ
酵母及び糸状真菌などの下等真核生物の表面上に組換えタンパク質又はタンパク質ライブラリーをディスプレイするための方法が記載されている。この方法は、ライブラリー中のタンパク質のアレイから所望の特性を有する特定のタンパク質を同定するために、下等真核生物中の組換えタンパク質のライブラリーをスクリーニングするのに有用である。前記方法は、下等真核生物中に抗体ライブラリーを構築し、スクリーニングするのに特に有用である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下等真核生物宿主細胞表面上へのディスプレイ可能性に関してタンパク質を選択する方法であって、
(a)第一の結合部分に融合された細胞表面係留タンパク質を含む捕捉部分を発現する宿主細胞を準備すること;
(b)前記細胞表面係留タンパク質に融合された前記第一の結合部分と特異的に相互作用することができる第二の結合部分に融合されたタンパク質をコードする核酸で前記宿主細胞を形質転換すること(タンパク質の変異体の多様化された集団をコードする宿主細胞の複数を作製するために、突然変異誘発が使用される。);
(c)前記宿主細胞の前記表面上にディスプレイされているタンパク質へ特異的に結合し及び前記宿主細胞の前記表面上にディスプレイされていないタンパク質に結合しない検出手段と前記宿主細胞の複数を接触させること;並びに
(d)前記検出手段が結合している宿主細胞を単離すること(前記宿主細胞の前記表面上のタンパク質に結合された前記検出手段の存在は、前記タンパク質が下等真核生物細胞表面上にディスプレイ可能であることを示唆する。);
を含む、方法。
【請求項2】
第一の結合部分が第一のアダプターペプチドであり、及び第二の結合部分が第二のアダプターペプチドであり、第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用をすることができる、請求項1の方法。
【請求項3】
第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用可能なコイルドコイルペプチドである、請求項2の方法。
【請求項4】
コイルドコイルペプチドが特異的な対相互作用可能なGABAB−R1及びGABAB−2R2サブユニットである、請求項3の方法。
【請求項5】
細胞表面係留タンパク質がGPIタンパク質である、請求項1の方法。
【請求項6】
細胞表面係留タンパク質がα−アグルチニン、CWp1p、Cwp2p、Gas1p、Yap3p、Flo1p、Crh2p、Pir1p、Pir4p、Sed1p、Tip1p、Wpip、Hpwp1p、Als3p及びRbt5pからなる群から選択される、請求項6の方法。
【請求項7】
細胞表面係留タンパク質がSed1pである、請求項1の方法。
【請求項8】
下等真核生物が酵母である、請求項1の方法。
【請求項9】
酵母がピキア・パストリスである、請求項8の方法。
【請求項10】
タンパク質が抗体である、請求項1の方法。
【請求項11】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が恒常的である、請求項1の方法。
【請求項12】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が同時に誘導される、請求項1の方法。
【請求項13】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が逐次に誘導される、請求項1の方法。
【請求項14】
宿主細胞の表面上に所望のタンパク質をディスプレイする組換え下等真核生物宿主細胞を選択する方法であって、
(a)第一の結合部分に融合された細胞表面係留タンパク質を含む捕捉部分を発現する宿主細胞を準備すること;
(b)少なくとも1つの宿主細胞が細胞表面上に所望のタンパク質をディスプレイしていると考えられる宿主細胞の複数を作製するために、細胞表面係留タンパク質に融合された第一の結合部分と特異的に相互作用することができる第二の結合部分にそれぞれ融合されているタンパク質をコードする核酸によって宿主細胞を形質転換すること;
(c)細胞表面上にディスプレイされた所望のタンパク質に特異的に結合する検出手段と形質転換された宿主細胞を接触させること;並びに
(d)所望のタンパク質をディスプレイする宿主細胞を選択するために、検出手段が結合されている宿主細胞を単離すること;
を含む、方法。
【請求項15】
第一の結合部分が第一のアダプターペプチドであり、及び第二の結合部分が第二のアダプターペプチドであり、第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用をすることができる、請求項14の方法。
【請求項16】
第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用可能なコイルドコイルペプチドである、請求項15の方法。
【請求項17】
コイルドコイルペプチドが特異的な対相互作用を行うことができるGABAB−R1及びGABAB−2R2サブユニットである、請求項16の方法。
【請求項18】
細胞表面係留タンパク質がGPIタンパク質である、請求項14の方法。
【請求項19】
細胞表面係留タンパク質がα−アグルチニン、CWp1p、Cwp2p、Gas1p、Yap3p、Flo1p、Crh2p、Pir1p、Pir4p、Sed1p、Tip1p、Wpip、Hpwp1p、Als3p及びRbt5pからなる群から選択される、請求項14の方法。
【請求項20】
細胞表面係留タンパク質がSed1pである、請求項14の方法。
【請求項21】
下等真核生物が酵母である、請求項14の方法。
【請求項22】
酵母がピキア・パストリスである、請求項21の方法。
【請求項23】
所望のタンパク質が抗体又はその断片である、請求項14の方法。
【請求項24】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が恒常的である、請求項14の方法。
【請求項25】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が同時に誘導される、請求項14の方法。
【請求項26】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が逐次に誘導される、請求項14の方法。
【請求項27】
抗体を産生する方法であって、
(a)第一の結合部分に融合された細胞表面係留タンパク質を含む捕捉部分を発現する宿主細胞を準備すること;
(b)抗体の前記重鎖及び軽鎖をコードする核酸で宿主細胞を形質転換すること(重鎖は前記細胞表面係留タンパク質に融合された前記第一の結合部分と特異的に相互作用することができる第二の結合部分に融合されおり、抗体の変異体の変化を受けた集団をコードする宿主細胞の複数を作製するために、突然変異誘発が使用される。);
(c)前記宿主細胞の前記表面上にディスプレイされている抗体へ特異的に結合し、及び前記宿主細胞の前記表面上にディスプレイされていない抗体に結合しない検出手段と前記宿主細胞の複数を接触させること;並びに
(d)前記検出手段が結合されている宿主細胞を単離すること(前記宿主細胞の前記表面上の抗体に結合された前記検出手段の存在は、前記宿主細胞が抗体を産生することを示唆する。);
を含む、方法。
【請求項28】
第一の結合部分が第一のアダプターペプチドであり、及び第二の結合部分が第二のアダプターペプチドであり、第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用をすることができる、請求項27の方法。
【請求項29】
第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用可能なコイルドコイルペプチドである、請求項28の方法。
【請求項30】
コイルドコイルペプチドが特異的な対相互作用をすることができるGABAB−R1及びGABAB−2R2サブユニットである、請求項29の方法。
【請求項31】
細胞表面係留タンパク質がGPIタンパク質である、請求項27の方法。
【請求項32】
細胞表面係留タンパク質がα−アグルチニン、CWp1p、Cwp2p、Gas1p、Yap3p、Flo1p、Crh2p、Pir1p、Pir4p、Sed1p、Tip1p、Wpip、Hpwp1p、Als3p及びRbt5pからなる群から選択される、請求項27の方法。
【請求項33】
細胞表面係留タンパク質がSed1pである、請求項27の方法。
【請求項34】
下等真核生物が酵母である、請求項27の方法。
【請求項35】
酵母がピキア・パストリスである、請求項37の方法。
【請求項36】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が恒常的である、請求項27の方法。
【請求項37】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が同時に誘導される、請求項27の方法。
【請求項38】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が逐次に誘導される、請求項27の方法。
【請求項39】
宿主細胞の表面上に所望の抗体をディスプレイする組換え下等真核生物宿主細胞を選択する方法であって、
(a)第一の結合部分に融合された細胞表面係留タンパク質を含む捕捉部分を発現する宿主細胞を準備すること;
(b)少なくとも1つの宿主細胞が細胞表面上に所望のタンパク質をディスプレイしていると考えられる宿主細胞の複数を作製するために、抗体の前記重鎖及び軽鎖をコードする核酸で宿主細胞を形質転換すること(重鎖は前記細胞表面係留タンパク質に融合された前記第一の結合部分と特異的に相互作用することができる第二の結合部分に融合されている。);
(c)細胞表面上にディスプレイされた所望の抗体に特異的に結合する検出手段と形質転換された宿主細胞を接触させること;並びに
(d)所望の抗体をディスプレイする宿主細胞を選択するために、検出手段が結合されている宿主細胞を単離すること;
を含む、方法。
【請求項40】
第一の結合部分が第一のアダプターペプチドであり、及び第二の結合部分が第二のアダプターペプチドであり、第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用をすることができる、請求項39の方法。
【請求項41】
第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用可能なコイルドコイルペプチドである、請求項40の方法。
【請求項42】
コイルドコイルペプチドが特異的な対相互作用をすることができるGABAB−R1及びGABAB−2R2サブユニットである、請求項41の方法。
【請求項43】
細胞表面係留タンパク質がGPIタンパク質である、請求項39の方法。
【請求項44】
細胞表面係留タンパク質がα−アグルチニン、Cwp1p、Cwp2p、Gas1p、Yap3p、Flo1p、Crh2p、Pir1p、Pir4p、Sed1p、Tip1p、Wpip、Hpwp1p、Als3p及びRbt5pからなる群から選択される、請求項39の方法。
【請求項45】
細胞表面係留タンパク質がSed1pである、請求項39の方法。
【請求項46】
下等真核生物が酵母である、請求項39の方法。
【請求項47】
酵母がピキア・パストリスである、請求項46の方法。
【請求項48】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が恒常的である、請求項39の方法。
【請求項49】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が同時に誘導される、請求項39の方法。
【請求項50】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が逐次に誘導される、請求項39の方法。
【請求項51】
特異的結合対の一員(該特異的結合対の一員は、抗体VHドメイン及び抗体VLドメインを含み、及び目的の抗原に対して結合特異性を有する抗原結合部位を有する抗体又は抗体断片である。)を作製する方法であって、
(a)その表面上に特異的な結合対の一員をディスプレイしている下等真核生物宿主細胞のライブラリーを準備すること、(特異的な結合対の一員は合成ヒト抗体VHドメイン及びヒト抗体VLドメインを含む抗体又は抗体断片であり、(前記ライブラリーは、
(i)第一の結合部分に融合された細胞表面係留タンパク質を含む捕捉部分を発現する下等真核生物宿主細胞を準備すること;
(ii)特異的結合対の一員の遺伝的に多様な集団をコードする核酸配列のライブラリーを準備すること(前記特異的結合対の一員の前記遺伝的に多様な集団のVHドメインは1つ又はそれ以上のVH遺伝子ファミリーに対して偏っており、及び前記特異的結合対の一員は前記細胞表面係留タンパク質に融合された第一の結合部分と特異的に相互作用することができる第二の結合部分を含む。);
(iii)前記下等真核生物宿主細胞中で核酸配列の前記ライブラリーを発現させること(各特異的結合対の一員は下等真核生物宿主細胞の前記表面にディスプレイされている。);
によって作製される。);
(b)1つ又はそれ以上の特異的結合対の一員を目的の抗原と結合させることによって、目的の抗原に対して結合特異性を有する1つ又はそれ以上の特異的結合対の一員を選択すること(このようにして選択された各特異的結合対の一員は下等真核生物宿主細胞上にディスプレイされている。);
を含む、方法。
【請求項52】
特異的結合対要素の一員が合成ヒト抗体VHドメイン及び合成ヒト抗体VLドメインを含み、並びに合成ヒト抗体VHドメイン及び合成ヒト抗体VLドメインがフレームワーク領域及び超可変ループを含み、フレームワーク領域並びにVHドメイン及びVLドメインの両方の最初の2つの超可変ループが実質的にヒト生殖系列であり、並びにVHドメイン及びVLドメインが変化されたCDR3ループを有する、請求項51の方法。
【請求項53】
変化されたCDR3ループを有することに加えて、ヒト合成抗体VH及びVLドメインが他のCDRループ中に変異を含有する、請求項52の方法。
【請求項54】
各ヒト合成抗体VHドメインCDRループが無作為配列のものである、請求項51の方法。
【請求項55】
ヒト合成抗体VHドメインCDRループが公知の標準構造のものであり、及び無作為配列要素を取り込む、請求項51の方法。
【請求項56】
ディスプレイされた特異的結合対の一員が一本鎖Fv抗体断片を含む、請求項51の方法。
【請求項57】
ディスプレイされた特異的結合対の一員が抗体を含む、請求項51の方法。
【請求項58】
第一の結合部分が第一のアダプターペプチドであり、及び第二の結合部分が第二のアダプターペプチドであり、第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用をすることができる、請求項51の方法。
【請求項59】
第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用可能なコイルドコイルペプチドである、請求項58の方法。
【請求項60】
コイルドコイルペプチドが特異的な対相互作用をすることができるGABAB−R1及びGABAB−2R2サブユニットである、請求項59の方法。
【請求項61】
細胞表面係留タンパク質がGPIタンパク質である、請求項51の方法。
【請求項62】
細胞表面係留タンパク質がα−アグルチニン、Cwp1p、Cwp2p、Gas1p、Yap3p、Flo1p、Crh2p、Pir1p、Pir4p、Sed1p、Tip1p、Wpip、Hpwp1p、Als3p及びRbt5pからなる群から選択される、請求項61の方法。
【請求項63】
細胞表面係留タンパク質がSed1pである、請求項51の方法。
【請求項64】
下等真核生物が酵母である、請求項51の方法。
【請求項65】
酵母がピキア・パストリスである、請求項64の方法。
【請求項66】
抗体VHドメイン及び抗体VLドメインを含み、並びに目的の抗原に対して結合特異性を有する抗原結合部位を有する抗体又は抗体断片を作製する方法であって、
(a)合成ヒト抗体VHドメイン及びヒト抗体VLドメインを含む抗体又は抗体断片をその表面上にディスプレイする下等真核生物宿主細胞のライブラリーを準備すること(該ライブラリーは、
(i)第一の結合部分に融合された細胞表面係留タンパク質を含む捕捉部分を発現する下等真核生物宿主細胞を準備すること;
(ii)抗体又は抗体断片の遺伝的に多様な集団をコードする核酸配列のライブラリーを準備すること(前記抗体又は抗体断片の前記遺伝的に多様な集団のVHドメインは1つ又はそれ以上のVH遺伝子ファミリーに対して偏っており、及び前記抗体又は抗体断片は前記細胞表面係留タンパク質に融合された第一の結合部分と特異的に相互作用することができる第二の結合部分を含む。);
(iii)前記下等真核生物宿主細胞中で核酸配列の前記ライブラリーを発現させること(各抗体又は抗体断片は下等真核生物宿主細胞の前記表面にディスプレイされている。);
(b)1つ又はそれ以上の抗体又は抗体断片を目的の抗原と結合させることによって、目的の抗原に対して結合特異性を有する1つ又はそれ以上の抗体又は抗体断片を選択すること(このようにして選択された各抗体又は抗体断片は下等真核生物宿主細胞上にディスプレイされている。);
を含む、方法。
【請求項67】
抗体又は抗体断片が合成ヒト抗体VHドメイン及び合成ヒト抗体VLドメインを含み、並びに合成ヒト抗体VHドメイン及び合成ヒト抗体VLドメインがフレームワーク領域及び超可変ループを含み、フレームワーク領域並びにVHドメイン及びVLドメインの両方の最初の2つの超可変ループが実質的にヒト生殖系列であり、並びにVHドメイン及びVLドメインが変化されたCDR3ループを有する、請求項66の方法。
【請求項68】
変化されたCDR3ループを有することに加えて、ヒト合成抗体VH及びVLドメインが他のCDRループ中に変異を含有する、請求項67の方法。
【請求項69】
各ヒト合成抗体VHドメインCDRループが無作為配列のものである、請求項66の方法。
【請求項70】
ヒト合成抗体VHドメインCDRループが公知の標準構造のものであり、及び無作為配列要素を取り込む、請求項66の方法。
【請求項71】
第一の結合部分が第一のアダプターペプチドであり、並びに第二の結合部分が第二のアダプターペプチドであり、並びに第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用を行うことができる、請求項66の方法。
【請求項72】
第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用可能なコイルドコイルペプチドである、請求項71の方法。
【請求項73】
コイルドコイルペプチドが特異的な対相互作用をすることができるGABAB−R1及びGABAB−2R2サブユニットである、請求項72の方法。
【請求項74】
細胞表面係留タンパク質がGPIタンパク質である、請求項66の方法。
【請求項75】
細胞表面係留タンパク質がα−アグルチニン、Cwp1p、Cwp2p、Gas1p、Yap3p、Flo1p、Crh2p、Pir1p、Pir4p、Sed1p、Tip1p、Wpip、Hpwp1p、Als3p及びRbt5pからなる群から選択される、請求項74の方法。
【請求項76】
細胞表面係留タンパク質がSed1pである、請求項66の方法。
【請求項77】
下等真核生物が酵母である、請求項66の方法。
【請求項78】
酵母がピキア・パストリスである、請求項77の方法。
【請求項79】
結合部分を含むポリペプチドのN末端へ、そのC末端が融合された所望のタンパク質を含む融合タンパク質をコードする核酸(該核酸は、前記所望のタンパク質をコードするヌクレオチド配列と前記ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の間に単一の停止コドンを含む。)を含むベクター。
【請求項80】
所望のタンパク質が抗体の重鎖である、請求項79に記載のベクター。
【請求項81】
請求項27の方法によって作製された抗体。
【請求項82】
請求項39の方法によって作製された抗体。
【請求項83】
請求項51の方法によって作製された抗体。
【請求項84】
請求項66の方法によって作製された抗体。
【請求項85】
第一の結合部分に融合された細胞表面係留タンパク質を含む捕捉部分をコードする核酸並びに抗体の重鎖及び軽鎖をコードする核酸を含む下等真核生物宿主細胞(前記重鎖は、細胞表面係留タンパク質に融合された第一の結合部分と特異的に相互作用することができる第二の結合部分に融合されている。)。
【請求項1】
下等真核生物宿主細胞表面上へのディスプレイ可能性に関してタンパク質を選択する方法であって、
(a)第一の結合部分に融合された細胞表面係留タンパク質を含む捕捉部分を発現する宿主細胞を準備すること;
(b)前記細胞表面係留タンパク質に融合された前記第一の結合部分と特異的に相互作用することができる第二の結合部分に融合されたタンパク質をコードする核酸で前記宿主細胞を形質転換すること(タンパク質の変異体の多様化された集団をコードする宿主細胞の複数を作製するために、突然変異誘発が使用される。);
(c)前記宿主細胞の前記表面上にディスプレイされているタンパク質へ特異的に結合し及び前記宿主細胞の前記表面上にディスプレイされていないタンパク質に結合しない検出手段と前記宿主細胞の複数を接触させること;並びに
(d)前記検出手段が結合している宿主細胞を単離すること(前記宿主細胞の前記表面上のタンパク質に結合された前記検出手段の存在は、前記タンパク質が下等真核生物細胞表面上にディスプレイ可能であることを示唆する。);
を含む、方法。
【請求項2】
第一の結合部分が第一のアダプターペプチドであり、及び第二の結合部分が第二のアダプターペプチドであり、第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用をすることができる、請求項1の方法。
【請求項3】
第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用可能なコイルドコイルペプチドである、請求項2の方法。
【請求項4】
コイルドコイルペプチドが特異的な対相互作用可能なGABAB−R1及びGABAB−2R2サブユニットである、請求項3の方法。
【請求項5】
細胞表面係留タンパク質がGPIタンパク質である、請求項1の方法。
【請求項6】
細胞表面係留タンパク質がα−アグルチニン、CWp1p、Cwp2p、Gas1p、Yap3p、Flo1p、Crh2p、Pir1p、Pir4p、Sed1p、Tip1p、Wpip、Hpwp1p、Als3p及びRbt5pからなる群から選択される、請求項6の方法。
【請求項7】
細胞表面係留タンパク質がSed1pである、請求項1の方法。
【請求項8】
下等真核生物が酵母である、請求項1の方法。
【請求項9】
酵母がピキア・パストリスである、請求項8の方法。
【請求項10】
タンパク質が抗体である、請求項1の方法。
【請求項11】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が恒常的である、請求項1の方法。
【請求項12】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が同時に誘導される、請求項1の方法。
【請求項13】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が逐次に誘導される、請求項1の方法。
【請求項14】
宿主細胞の表面上に所望のタンパク質をディスプレイする組換え下等真核生物宿主細胞を選択する方法であって、
(a)第一の結合部分に融合された細胞表面係留タンパク質を含む捕捉部分を発現する宿主細胞を準備すること;
(b)少なくとも1つの宿主細胞が細胞表面上に所望のタンパク質をディスプレイしていると考えられる宿主細胞の複数を作製するために、細胞表面係留タンパク質に融合された第一の結合部分と特異的に相互作用することができる第二の結合部分にそれぞれ融合されているタンパク質をコードする核酸によって宿主細胞を形質転換すること;
(c)細胞表面上にディスプレイされた所望のタンパク質に特異的に結合する検出手段と形質転換された宿主細胞を接触させること;並びに
(d)所望のタンパク質をディスプレイする宿主細胞を選択するために、検出手段が結合されている宿主細胞を単離すること;
を含む、方法。
【請求項15】
第一の結合部分が第一のアダプターペプチドであり、及び第二の結合部分が第二のアダプターペプチドであり、第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用をすることができる、請求項14の方法。
【請求項16】
第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用可能なコイルドコイルペプチドである、請求項15の方法。
【請求項17】
コイルドコイルペプチドが特異的な対相互作用を行うことができるGABAB−R1及びGABAB−2R2サブユニットである、請求項16の方法。
【請求項18】
細胞表面係留タンパク質がGPIタンパク質である、請求項14の方法。
【請求項19】
細胞表面係留タンパク質がα−アグルチニン、CWp1p、Cwp2p、Gas1p、Yap3p、Flo1p、Crh2p、Pir1p、Pir4p、Sed1p、Tip1p、Wpip、Hpwp1p、Als3p及びRbt5pからなる群から選択される、請求項14の方法。
【請求項20】
細胞表面係留タンパク質がSed1pである、請求項14の方法。
【請求項21】
下等真核生物が酵母である、請求項14の方法。
【請求項22】
酵母がピキア・パストリスである、請求項21の方法。
【請求項23】
所望のタンパク質が抗体又はその断片である、請求項14の方法。
【請求項24】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が恒常的である、請求項14の方法。
【請求項25】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が同時に誘導される、請求項14の方法。
【請求項26】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が逐次に誘導される、請求項14の方法。
【請求項27】
抗体を産生する方法であって、
(a)第一の結合部分に融合された細胞表面係留タンパク質を含む捕捉部分を発現する宿主細胞を準備すること;
(b)抗体の前記重鎖及び軽鎖をコードする核酸で宿主細胞を形質転換すること(重鎖は前記細胞表面係留タンパク質に融合された前記第一の結合部分と特異的に相互作用することができる第二の結合部分に融合されおり、抗体の変異体の変化を受けた集団をコードする宿主細胞の複数を作製するために、突然変異誘発が使用される。);
(c)前記宿主細胞の前記表面上にディスプレイされている抗体へ特異的に結合し、及び前記宿主細胞の前記表面上にディスプレイされていない抗体に結合しない検出手段と前記宿主細胞の複数を接触させること;並びに
(d)前記検出手段が結合されている宿主細胞を単離すること(前記宿主細胞の前記表面上の抗体に結合された前記検出手段の存在は、前記宿主細胞が抗体を産生することを示唆する。);
を含む、方法。
【請求項28】
第一の結合部分が第一のアダプターペプチドであり、及び第二の結合部分が第二のアダプターペプチドであり、第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用をすることができる、請求項27の方法。
【請求項29】
第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用可能なコイルドコイルペプチドである、請求項28の方法。
【請求項30】
コイルドコイルペプチドが特異的な対相互作用をすることができるGABAB−R1及びGABAB−2R2サブユニットである、請求項29の方法。
【請求項31】
細胞表面係留タンパク質がGPIタンパク質である、請求項27の方法。
【請求項32】
細胞表面係留タンパク質がα−アグルチニン、CWp1p、Cwp2p、Gas1p、Yap3p、Flo1p、Crh2p、Pir1p、Pir4p、Sed1p、Tip1p、Wpip、Hpwp1p、Als3p及びRbt5pからなる群から選択される、請求項27の方法。
【請求項33】
細胞表面係留タンパク質がSed1pである、請求項27の方法。
【請求項34】
下等真核生物が酵母である、請求項27の方法。
【請求項35】
酵母がピキア・パストリスである、請求項37の方法。
【請求項36】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が恒常的である、請求項27の方法。
【請求項37】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が同時に誘導される、請求項27の方法。
【請求項38】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が逐次に誘導される、請求項27の方法。
【請求項39】
宿主細胞の表面上に所望の抗体をディスプレイする組換え下等真核生物宿主細胞を選択する方法であって、
(a)第一の結合部分に融合された細胞表面係留タンパク質を含む捕捉部分を発現する宿主細胞を準備すること;
(b)少なくとも1つの宿主細胞が細胞表面上に所望のタンパク質をディスプレイしていると考えられる宿主細胞の複数を作製するために、抗体の前記重鎖及び軽鎖をコードする核酸で宿主細胞を形質転換すること(重鎖は前記細胞表面係留タンパク質に融合された前記第一の結合部分と特異的に相互作用することができる第二の結合部分に融合されている。);
(c)細胞表面上にディスプレイされた所望の抗体に特異的に結合する検出手段と形質転換された宿主細胞を接触させること;並びに
(d)所望の抗体をディスプレイする宿主細胞を選択するために、検出手段が結合されている宿主細胞を単離すること;
を含む、方法。
【請求項40】
第一の結合部分が第一のアダプターペプチドであり、及び第二の結合部分が第二のアダプターペプチドであり、第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用をすることができる、請求項39の方法。
【請求項41】
第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用可能なコイルドコイルペプチドである、請求項40の方法。
【請求項42】
コイルドコイルペプチドが特異的な対相互作用をすることができるGABAB−R1及びGABAB−2R2サブユニットである、請求項41の方法。
【請求項43】
細胞表面係留タンパク質がGPIタンパク質である、請求項39の方法。
【請求項44】
細胞表面係留タンパク質がα−アグルチニン、Cwp1p、Cwp2p、Gas1p、Yap3p、Flo1p、Crh2p、Pir1p、Pir4p、Sed1p、Tip1p、Wpip、Hpwp1p、Als3p及びRbt5pからなる群から選択される、請求項39の方法。
【請求項45】
細胞表面係留タンパク質がSed1pである、請求項39の方法。
【請求項46】
下等真核生物が酵母である、請求項39の方法。
【請求項47】
酵母がピキア・パストリスである、請求項46の方法。
【請求項48】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が恒常的である、請求項39の方法。
【請求項49】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が同時に誘導される、請求項39の方法。
【請求項50】
捕捉部分及びタンパク質の変異体をコードする核酸の発現が逐次に誘導される、請求項39の方法。
【請求項51】
特異的結合対の一員(該特異的結合対の一員は、抗体VHドメイン及び抗体VLドメインを含み、及び目的の抗原に対して結合特異性を有する抗原結合部位を有する抗体又は抗体断片である。)を作製する方法であって、
(a)その表面上に特異的な結合対の一員をディスプレイしている下等真核生物宿主細胞のライブラリーを準備すること、(特異的な結合対の一員は合成ヒト抗体VHドメイン及びヒト抗体VLドメインを含む抗体又は抗体断片であり、(前記ライブラリーは、
(i)第一の結合部分に融合された細胞表面係留タンパク質を含む捕捉部分を発現する下等真核生物宿主細胞を準備すること;
(ii)特異的結合対の一員の遺伝的に多様な集団をコードする核酸配列のライブラリーを準備すること(前記特異的結合対の一員の前記遺伝的に多様な集団のVHドメインは1つ又はそれ以上のVH遺伝子ファミリーに対して偏っており、及び前記特異的結合対の一員は前記細胞表面係留タンパク質に融合された第一の結合部分と特異的に相互作用することができる第二の結合部分を含む。);
(iii)前記下等真核生物宿主細胞中で核酸配列の前記ライブラリーを発現させること(各特異的結合対の一員は下等真核生物宿主細胞の前記表面にディスプレイされている。);
によって作製される。);
(b)1つ又はそれ以上の特異的結合対の一員を目的の抗原と結合させることによって、目的の抗原に対して結合特異性を有する1つ又はそれ以上の特異的結合対の一員を選択すること(このようにして選択された各特異的結合対の一員は下等真核生物宿主細胞上にディスプレイされている。);
を含む、方法。
【請求項52】
特異的結合対要素の一員が合成ヒト抗体VHドメイン及び合成ヒト抗体VLドメインを含み、並びに合成ヒト抗体VHドメイン及び合成ヒト抗体VLドメインがフレームワーク領域及び超可変ループを含み、フレームワーク領域並びにVHドメイン及びVLドメインの両方の最初の2つの超可変ループが実質的にヒト生殖系列であり、並びにVHドメイン及びVLドメインが変化されたCDR3ループを有する、請求項51の方法。
【請求項53】
変化されたCDR3ループを有することに加えて、ヒト合成抗体VH及びVLドメインが他のCDRループ中に変異を含有する、請求項52の方法。
【請求項54】
各ヒト合成抗体VHドメインCDRループが無作為配列のものである、請求項51の方法。
【請求項55】
ヒト合成抗体VHドメインCDRループが公知の標準構造のものであり、及び無作為配列要素を取り込む、請求項51の方法。
【請求項56】
ディスプレイされた特異的結合対の一員が一本鎖Fv抗体断片を含む、請求項51の方法。
【請求項57】
ディスプレイされた特異的結合対の一員が抗体を含む、請求項51の方法。
【請求項58】
第一の結合部分が第一のアダプターペプチドであり、及び第二の結合部分が第二のアダプターペプチドであり、第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用をすることができる、請求項51の方法。
【請求項59】
第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用可能なコイルドコイルペプチドである、請求項58の方法。
【請求項60】
コイルドコイルペプチドが特異的な対相互作用をすることができるGABAB−R1及びGABAB−2R2サブユニットである、請求項59の方法。
【請求項61】
細胞表面係留タンパク質がGPIタンパク質である、請求項51の方法。
【請求項62】
細胞表面係留タンパク質がα−アグルチニン、Cwp1p、Cwp2p、Gas1p、Yap3p、Flo1p、Crh2p、Pir1p、Pir4p、Sed1p、Tip1p、Wpip、Hpwp1p、Als3p及びRbt5pからなる群から選択される、請求項61の方法。
【請求項63】
細胞表面係留タンパク質がSed1pである、請求項51の方法。
【請求項64】
下等真核生物が酵母である、請求項51の方法。
【請求項65】
酵母がピキア・パストリスである、請求項64の方法。
【請求項66】
抗体VHドメイン及び抗体VLドメインを含み、並びに目的の抗原に対して結合特異性を有する抗原結合部位を有する抗体又は抗体断片を作製する方法であって、
(a)合成ヒト抗体VHドメイン及びヒト抗体VLドメインを含む抗体又は抗体断片をその表面上にディスプレイする下等真核生物宿主細胞のライブラリーを準備すること(該ライブラリーは、
(i)第一の結合部分に融合された細胞表面係留タンパク質を含む捕捉部分を発現する下等真核生物宿主細胞を準備すること;
(ii)抗体又は抗体断片の遺伝的に多様な集団をコードする核酸配列のライブラリーを準備すること(前記抗体又は抗体断片の前記遺伝的に多様な集団のVHドメインは1つ又はそれ以上のVH遺伝子ファミリーに対して偏っており、及び前記抗体又は抗体断片は前記細胞表面係留タンパク質に融合された第一の結合部分と特異的に相互作用することができる第二の結合部分を含む。);
(iii)前記下等真核生物宿主細胞中で核酸配列の前記ライブラリーを発現させること(各抗体又は抗体断片は下等真核生物宿主細胞の前記表面にディスプレイされている。);
(b)1つ又はそれ以上の抗体又は抗体断片を目的の抗原と結合させることによって、目的の抗原に対して結合特異性を有する1つ又はそれ以上の抗体又は抗体断片を選択すること(このようにして選択された各抗体又は抗体断片は下等真核生物宿主細胞上にディスプレイされている。);
を含む、方法。
【請求項67】
抗体又は抗体断片が合成ヒト抗体VHドメイン及び合成ヒト抗体VLドメインを含み、並びに合成ヒト抗体VHドメイン及び合成ヒト抗体VLドメインがフレームワーク領域及び超可変ループを含み、フレームワーク領域並びにVHドメイン及びVLドメインの両方の最初の2つの超可変ループが実質的にヒト生殖系列であり、並びにVHドメイン及びVLドメインが変化されたCDR3ループを有する、請求項66の方法。
【請求項68】
変化されたCDR3ループを有することに加えて、ヒト合成抗体VH及びVLドメインが他のCDRループ中に変異を含有する、請求項67の方法。
【請求項69】
各ヒト合成抗体VHドメインCDRループが無作為配列のものである、請求項66の方法。
【請求項70】
ヒト合成抗体VHドメインCDRループが公知の標準構造のものであり、及び無作為配列要素を取り込む、請求項66の方法。
【請求項71】
第一の結合部分が第一のアダプターペプチドであり、並びに第二の結合部分が第二のアダプターペプチドであり、並びに第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用を行うことができる、請求項66の方法。
【請求項72】
第一及び第二のアダプターペプチドが特異的な対相互作用可能なコイルドコイルペプチドである、請求項71の方法。
【請求項73】
コイルドコイルペプチドが特異的な対相互作用をすることができるGABAB−R1及びGABAB−2R2サブユニットである、請求項72の方法。
【請求項74】
細胞表面係留タンパク質がGPIタンパク質である、請求項66の方法。
【請求項75】
細胞表面係留タンパク質がα−アグルチニン、Cwp1p、Cwp2p、Gas1p、Yap3p、Flo1p、Crh2p、Pir1p、Pir4p、Sed1p、Tip1p、Wpip、Hpwp1p、Als3p及びRbt5pからなる群から選択される、請求項74の方法。
【請求項76】
細胞表面係留タンパク質がSed1pである、請求項66の方法。
【請求項77】
下等真核生物が酵母である、請求項66の方法。
【請求項78】
酵母がピキア・パストリスである、請求項77の方法。
【請求項79】
結合部分を含むポリペプチドのN末端へ、そのC末端が融合された所望のタンパク質を含む融合タンパク質をコードする核酸(該核酸は、前記所望のタンパク質をコードするヌクレオチド配列と前記ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の間に単一の停止コドンを含む。)を含むベクター。
【請求項80】
所望のタンパク質が抗体の重鎖である、請求項79に記載のベクター。
【請求項81】
請求項27の方法によって作製された抗体。
【請求項82】
請求項39の方法によって作製された抗体。
【請求項83】
請求項51の方法によって作製された抗体。
【請求項84】
請求項66の方法によって作製された抗体。
【請求項85】
第一の結合部分に融合された細胞表面係留タンパク質を含む捕捉部分をコードする核酸並びに抗体の重鎖及び軽鎖をコードする核酸を含む下等真核生物宿主細胞(前記重鎖は、細胞表面係留タンパク質に融合された第一の結合部分と特異的に相互作用することができる第二の結合部分に融合されている。)。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図8D】
【図8E】
【図8F】
【図8G】
【図8H】
【図8I】
【図8J】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図14D】
【図14E】
【図14F】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図15D】
【図16】
【図17A】
【図17B】
【図18】
【図19A】
【図19B】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図8D】
【図8E】
【図8F】
【図8G】
【図8H】
【図8I】
【図8J】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図14D】
【図14E】
【図14F】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図15D】
【図16】
【図17A】
【図17B】
【図18】
【図19A】
【図19B】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【公表番号】特表2011−514807(P2011−514807A)
【公表日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−549709(P2010−549709)
【出願日】平成21年2月20日(2009.2.20)
【国際出願番号】PCT/US2009/034631
【国際公開番号】WO2009/111183
【国際公開日】平成21年9月11日(2009.9.11)
【出願人】(503007287)グライコフィ, インコーポレイテッド (37)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年2月20日(2009.2.20)
【国際出願番号】PCT/US2009/034631
【国際公開番号】WO2009/111183
【国際公開日】平成21年9月11日(2009.9.11)
【出願人】(503007287)グライコフィ, インコーポレイテッド (37)
【Fターム(参考)】
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