説明

丸鋸刃吊具

【課題】切断機で使用される丸鋸刃の交換を行う際に、切断機軸と丸鋸刃の軸挿入孔との鉛直方向の位置合わせを容易に行うことができ、作業の安全性及び作業の効率の向上を図ることが可能な丸鋸刃吊具を提供する。
【解決手段】本発明に係る丸鋸刃吊具1は、クレーンに吊設される吊設部24と、丸鋸刃Sを固定する丸鋸刃固定部7とを備えてなり、吊設部24と丸鋸刃固定部7との間に弾性部材26を介装し、丸鋸刃固定部7が吊設部24に対して鉛直方向に移動可能に配設されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、丸鋸刃吊具に関するものであり、特に、切断機で使用される丸鋸刃の交換を行う際に、切断機における丸鋸刃の回転軸となる切断機軸と丸鋸刃の軸挿入孔との鉛直方向の位置合わせを容易に行うことができ、作業の安全性及び作業の効率の向上を図ることが可能な丸鋸刃吊具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コールドソー、ホットソー等の切断機で使用される丸鋸刃を交換する際に丸鋸刃を吊上げる吊具として、例えば図5に記載の丸鋸刃吊り具が知られている(特許文献1参照)。
図5は特許文献1に係る丸鋸刃吊り具の斜視図である。
図5に示す丸鋸刃吊り具50は、吊り具51と、吊り具51に配設された装着金物52とを備えてなる。装着金物52は、丸鋸刃53の吊り孔(図示せず)に挿入するピン55を介して丸鋸刃53に固定される。また、装着金物52は、丸鋸刃53の中心と同心に回動自在となるように吊り具51に配設されている。
【0003】
そして、丸鋸刃吊り具50によれば、装着金物52が丸鋸刃53の中心と同心に回動自在となるように吊り具51に配設されている構成により、丸鋸刃53を交換する際に、装着金物52を回動することで丸鋸刃53の吊り孔と装着金物52のピン55との位置合わせを容易に行うことができる。
よって、丸鋸刃吊り具50によれば、丸鋸刃53を交換するに際して、作業員が丸鋸刃53を手動で回転させて吊り孔とピン55との位置合わせを行う必要がなくなり、作業の安全性及び作業の効率を向上することが可能となる。
【特許文献1】特開2000−263322号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、図5に示す丸鋸刃吊り具50による丸鋸刃53の交換に際しては、切断機の切断軸と丸鋸刃の軸挿入孔との鉛直方向の位置合わせについては、クレーンによる微調整が必要となり、作業員が丸鋸刃53を補助しながらクレーンを稼動する必要がある。
したがって、丸鋸刃吊り具50においては、丸鋸刃53の交換に際して、作業の安全性及び作業の効率が低下するという問題がある。
本発明は上記した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、切断機で使用される丸鋸刃の交換を行う際に、切断機軸と丸鋸刃の軸挿入孔との鉛直方向の位置合わせを容易に行うことができ、作業の安全性及び作業の効率の向上を図ることが可能な丸鋸刃吊具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のうち請求項1に係る丸鋸刃吊具は、クレーンに吊設される吊設部と、丸鋸刃を固定する丸鋸刃固定部とを備えてなる丸鋸刃吊具であって、
前記吊設部と前記丸鋸刃固定部との間に弾性部材を介装し、前記丸鋸刃固定部が前記吊設部に対して鉛直方向に移動可能に配設されていることを特徴とする。
また、本発明のうち請求項2に係る丸鋸刃吊具は、請求項1記載の丸鋸刃吊具において、前記丸鋸刃固定部は、縦置状態の前記丸鋸刃を、該丸鋸刃に設けられた吊り孔に挿入するピンを介して固定することを特徴とする。
ここで、縦置状態とは、丸鋸刃をその径方向を鉛直方向として設置した状態をいう。
【発明の効果】
【0006】
本願請求項1又は2に係る丸鋸刃吊具によれば、クレーンに吊設される吊設部と、丸鋸刃を固定する丸鋸刃固定部とを備えてなる丸鋸刃吊具であって、前記吊設部と前記丸鋸刃固定部との間に弾性部材を介装し、前記丸鋸刃固定部が前記吊設部に対して鉛直方向に移動可能に配設されている構成により、切断機で使用される丸鋸刃の交換を行う際に、切断機軸と丸鋸刃の軸挿入孔との鉛直方向の位置合わせを容易に行うことができ、作業の安全性及び作業の効率の向上を図ることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態に係る丸鋸刃吊具を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係る丸鋸刃吊具の正面図である。図2は図1のA−A矢視図である。図3は図2のB−B矢視図である。
本発明に係る丸鋸刃吊具1は、コールドソー、ホットソー等の切断機で使用される大型の丸鋸刃Sの交換を行う際に、丸鋸刃Sを吊上げるために用いられる。
【0008】
ここで、丸鋸刃Sは略円盤状に形成され、丸鋸刃Sの軸心部には、丸鋸刃Sを切断機に設置して使用する際に、丸鋸刃Sに回転力を伝達する切断機軸が嵌挿される略円形の軸嵌挿孔(図示せず)が設けられている。また、丸鋸刃Sの軸嵌挿孔の周囲には、複数の吊り孔(図示せず)が設けられている。
丸鋸刃吊具1は、図1に示すように、丸鋸刃Sを固定する固定装置2と、固定装置2をクレーンに吊設する吊設装置3とを備えてなる。
【0009】
固定装置2は、吊下腕部6と、吊下腕部6の下端部に配設される固定部(丸鋸刃固定部)7とを備えてなる。
吊下腕部6は、水平方向(図1における左右方向)に延びる上側水平腕10と、上側水平腕10の一端部から鉛直方向下方に延びる鉛直腕11と、鉛直腕11の下端部から上側水平腕10と平行に延びる下側水平腕12とから、略コ字形に形成されている。上側水平腕10の他端部の上面には、バランスウェイト13が備えられている。また、上側水平腕10の略中央部には、連結孔14が設けられている。
【0010】
固定部7は、鉛直方向下方に延びる鉛直柱16と、鉛直柱16の側面に固定される装着金具17と、装着金具17に固定される装着板18とを備えてなる。
装着金具17は、円盤状に形成され、軸心部に孔部19が設けられている。そして、装着金具17は、軸の延びる方向を水平方向として配置され、その一端面が鉛直柱16の側面に固定される。
【0011】
装着板18は、薄板円盤状に形成され、軸心部に孔部20が設けられている。また、装着板18の孔部20の周囲には、丸鋸刃Sの吊り孔に挿入される吊りピン(ピン)21が複数配設されている。そして、装着板18は、装着金具17と同心状に配置され、装着金具17の他端面に固定される。
吊下腕部6と固定部7とは、吊下腕部6の下側水平腕12の端部下面に、固定部7の鉛直柱16の上端部を接続することにより固定され、固定装置2を構成する。
【0012】
吊設装置3は、図2及び図3に示すように、クレーンに吊設される吊設部24と、吊設部24と固定装置2とを連結する連結部25と、吊設部24と連結部25との間に介装されるコイルばね(弾性部材)26と、インジケータ部27とを備えてなる。
吊設部24は、水平方向に配設される平板状の吊設板29と、吊設板29を鉛直方向に挿通する2本の連結ボルト30と、吊設板29の上面に配設されるシャックル31とを備えてなる。
【0013】
吊設板29の各端部には、連結ボルト30が挿通される挿通孔33が設けられている。また、吊設板29の上面略中央部には、シャックル31が連結される吊板34が突設されている。さらに、吊設板29の上面には、挿通孔33と連通する孔部(図示せず)を有する固定部36が設けられている。固定部36の孔部の内周面には、連結ボルト30の外周面に形成された雄ねじ部に対応する雌ねじ部が形成されている。
【0014】
各連結ボルト30は、円柱状に形成され、下端部にばね受部35が配設されている。また、連結ボルト30の外周面には、雄ねじ部が形成されている。そして、連結ボルト30は、吊設板29の挿通孔33に挿通され、固定部36に螺合することにより吊設板29に固定されている。この場合において、吊設板29の下方に延びる連結ボルト30の長さは、固定部36による連結ボルト30の固定位置を変更することにより調整可能となっている。
連結部25は、水平方向に配設される平板状の連結板39と、連結板39の下面から下方に延びる連結腕40とを備えてなる。
連結板39の各端部には、吊設部24の連結ボルト30が挿通される挿通孔41が設けられている。
連結腕40は、並行な2枚の板状体により形成され、各板状体の下端部には連結孔42が設けられている。
【0015】
吊設部24と連結部25とは、吊設部24の連結ボルト30を、連結部25の連結板39の挿通孔41に挿通し、連結ボルト30のばね受部35と連結部25の連結板39の下面との間にコイルばね26を圧縮した状態で介装することにより組み合わされる。かかる構成により、連結部25は、連結ボルト30に沿って吊設部24に対して鉛直方向に移動可能となるとともに、連結部25の連結板39は、コイルばね26の反力により吊設部24の吊設板29に当接する方向に付勢された状態となる。なお、コイルばね26の反力は、吊設板29の固定部36による連結ボルト30の固定位置を変更して吊設板29の下方に延びる連結ボルト30の長さを変更することにより調整可能となっている。
【0016】
そして、固定装置2と吊設装置3とは、吊設装置3の連結部25の連結腕40に設けられた両連結孔42間に、固定装置2の吊下腕部6の上側水平腕10に設けられた連結孔14を配置し、連結ピン43を嵌挿することにより、回動可能に連結される。
そして、上記構成により、丸鋸刃吊具1においては、固定部7と吊設部24とは、固定部7と吊設部24との間に介装されたコイルばね26により、固定部7が吊設部24に対して鉛直方向に移動可能となるように配設されることとなる。
【0017】
インジケータ部27は、固定部7と吊設部24との位置関係、すなわち、吊設部24に対する固定部7の移動量を指し示すためのインジケータ部である。インジケータ部27は、吊下腕部6の鉛直腕11の上端部に固定され、鉛直腕11に対する固定部から上方に延びる目盛板48と、支持部45により揺動可能に支持され、一端部が連結部25の方向に延び他端部が目盛板48の位置まで延びる揺動板46と、一端部が揺動板46の連結部側端部46aに回動可能に連結され他端部が吊設装置3の吊設部24の吊板34に回動可能に連結された連結板47とを備えてなる。
支持部45は、固定装置2の吊下腕部6の上側水平腕10に配設される。また、揺動板46の目盛側端部46bは、目盛板48の位置まで延び、目盛板48と交差するように配設されている。
【0018】
図4はインジケータ部27の動作を説明する概要図であり、(a)は吊設部24と固定部7とが最も接近した状態を、(b)は吊設部24と固定部7とが離反した状態を示す。
揺動板46と支持部45、揺動板46の一端部46aと連結板47の一端部、連結板47の他端部と吊設部24の吊板34は、それぞれ、ピンで接続されてリンク機構を構成している。したがって、吊設部24に対して固定部7が下方向に移動する(図4(a)の状態から図4(b)の状態とする)と、吊設部24は固定されたまま支持部45が下方に移動するため、リンク機構により、揺動板46が支持部45との接続点を軸として揺動し、揺動板46の目盛側端部46bが目盛板48に対して下方へ移動することとなる。
目盛板48にはその長さ方向(図4における上下方向)に沿って目盛が設置されており、揺動板46の目盛側端部46bが指し示す位置を読み取ることで、吊設部24に対する固定部7の移動量を判断することができるようにしてある。
そして、丸鋸刃吊具1は、吊設装置3の吊設部24のシャックル31にクレーンのフックを引掛けることによりクレーンに吊設される。
【0019】
次に、丸鋸刃吊具1の作用について説明する。
コールドソー、ホットソー等の切断機に使用されている丸鋸刃Sの交換の際には、まず、クレーンを操作し、クレーンに吊設された丸鋸刃吊具1を切断機に設置されている丸鋸刃Sの側方に配置する。
ここで、丸鋸刃Sを吊設していない初期状態の丸鋸刃吊具1においては、連結部25の連結板39は、コイルばね26の反力により吊設部24の吊設板29に当接した状態となっている。
そして、丸鋸刃Sの側方への丸鋸刃吊具1の配置の際は、丸鋸刃吊具1の固定部7の装着板18が切断機に設置されている丸鋸刃Sに対して多少上方に位置するようクレーンを操作する。
次に、切断機と丸鋸刃Sとの係止を解除するとともに、丸鋸刃吊具1の固定装置2と丸鋸刃Sとの固定を行う。
【0020】
丸鋸刃吊具1の固定装置2と丸鋸刃Sとの固定は、固定部7の装着板18に設けられた吊りピン21を、丸鋸刃Sの吊り孔に挿入することにより行う。
ここで、丸鋸刃吊具1は、固定部7が吊設部24に対して鉛直方向に移動可能に配設されている。したがって、固定部7の装着板18に設けられた吊りピン21と丸鋸刃Sの吊り孔との鉛直方向の位置合わせは、切断機に設置されている丸鋸刃Sに対して多少上方に位置するように配置された丸鋸刃吊具1の固定部7を手動により下方に移動することにより、クレーンを停止した状態で容易に行うことが可能となる。
【0021】
この場合において、丸鋸刃吊具1の固定部7を手動により下方に移動すると、コイルばね26が圧縮され、連結部25が吊設部24に対して下方に移動し、吊設部24の吊設板29と連結部25の連結板39との間に隙間が形成される。
固定装置2と丸鋸刃Sとの固定を完了後、丸鋸刃Sを切断機の切断機軸から取り外し、丸鋸刃Sを丸鋸刃吊具1に吊設する。
【0022】
ここで、丸鋸刃Sを丸鋸刃吊具1に吊設した状態では、図1及び図4(b)に示すように、丸鋸刃Sの重量によりコイルばね26が圧縮され、連結部25が吊設部24に対して下方に移動し、吊設部24の吊設板29と連結部25の連結板39との間に隙間Hが形成される。また、連結部25が吊設部24に対して下方に移動することにより、前述の通り、インジケータ部27の揺動板46の目盛側端部46bは、目盛板48に交差した状態で下方へ移動することとなる。
そのため、作業者は揺動板46の目盛側端部46bが指し示す目盛板48上の位置を読み取ることで、吊設部24に対する固定部7の下降量を把握することができる。
【0023】
丸鋸刃Sの丸鋸刃吊具1への固定を完了後、丸鋸刃Sを切断機から取り外すのであるが、吊設部24に対して固定部7が大きく下降した状態では、コイルばね26には大きな圧縮力が加わっているため、この状態で丸鋸刃Sを切断機から不用意に取り外すと、固定部7が丸鋸刃Sとともにはね上がり危険が伴う。本実施形態では、作業者はインジケータ部27の揺動板46が指し示す目盛位置を読み取りながら、コイルばね26に負荷されている圧縮力を判断できるので、作業の安全を確認しながら作業を行うことができる。丸鋸刃Sの丸鋸刃吊具1への固定を完了後、インジケータ部27の揺動板46が指し示す目盛位置を見ながら、丸鋸刃吊具1をクレーンにより下降させ、コイルばね26に負荷される圧縮力を弱めてから、切断機から丸鋸刃Sを取り外すようにしてもよい。
【0024】
そして、丸鋸刃Sを切断機から取り外した後は、クレーンにより丸鋸刃吊具1を丸鋸刃置場まで移動させ、ここでクレーンを下降させて丸鋸刃吊具1から丸鋸刃Sを取り外す。
次に、予め縦置状態で設置されている交換用の丸鋸刃Sを丸鋸刃吊具1に固定する。
この場合においても、クレーンを操作し、丸鋸刃吊具1を、丸鋸刃吊具1の固定部7の装着板18が縦置状態で設置されている交換用の丸鋸刃Sに対して多少上方に位置するように配置する。
【0025】
そして、交換用の丸鋸刃Sに対して多少上方に位置するように配置された丸鋸刃吊具1の固定部7を、クレーンを停止した状態で手動により下方に移動することにより、固定部7の装着板18と丸鋸刃Sとの鉛直方向の位置合わせを行い、固定装置2と交換用の丸鋸刃Sとの固定を行う。
交換用の丸鋸刃Sと固定装置2との固定を完了後、丸鋸刃Sを固定した丸鋸刃吊具1をクレーンにより上昇し、丸鋸刃吊具1に吊設されている交換用の丸鋸刃Sを切断機の側方に配置する。
【0026】
この場合において、丸鋸刃吊具1に吊設されている交換用の丸鋸刃Sの軸嵌挿孔が切断機の切断機軸に対して多少上方に位置するようクレーンを操作する。
そして、丸鋸刃Sの切断機の側方への配置を完了後、丸鋸刃Sの軸嵌挿孔に切断機の切断機軸を嵌挿する。
ここで、切断機の切断機軸と交換用丸鋸刃Sの軸挿入孔との鉛直方向の位置合わせは、吊設されている交換用の丸鋸刃Sの軸嵌挿孔が切断機の切断機軸に対して多少上方に位置するよう配置された丸鋸刃吊具1の固定部7を手動により下方に移動することにより、クレーンを停止した状態で容易に行うことが可能となる。
【0027】
丸鋸刃Sの軸嵌挿孔への切断機の切断機軸の嵌挿を完了後、切断機と丸鋸刃Sとを係止するとともに、丸鋸刃吊具1から丸鋸刃Sを取り外すことにより、切断機への丸鋸刃Sの設置を完了する。
このように、丸鋸刃吊具1によれば、クレーンを停止した状態で手動により鉛直方向の位置合わせを行うことができるため、丸鋸刃Sの交換における作業の安全性及び作業の効率の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の実施形態に係る丸鋸刃吊具の正面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】図2のB−B矢視図である。
【図4】インジケータ部の動作を説明する図である。
【図5】特許文献1に係る丸鋸刃吊り具の斜視図である。
【符号の説明】
【0029】
S 丸鋸刃
1 丸鋸刃吊具
2 固定装置
3 吊設装置
6 吊下腕部
7 固定部
10 上側水平腕
11 鉛直腕
12 下側水平腕
13 バランスウェイト
14 連結孔
16 鉛直柱
17 装着金具
18 装着板
19 孔部
20 孔部
21 吊りピン
24 吊設部
25 連結部
26 コイルばね
27 インジケータ部
29 吊設板
30 連結ボルト
31 シャックル
33 挿通孔
34 吊板
35 ばね受部
36 ナット
39 連結板
40 連結腕
41 挿通孔
42 連結孔
45 支持部
46 揺動板
47 連結板
48 目盛板
50 丸鋸刃吊り具
51 吊り具
52 装着金物
53 丸鋸刃
55 ピン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クレーンに吊設される吊設部と、丸鋸刃を固定する丸鋸刃固定部とを備えてなる丸鋸刃吊具であって、
前記吊設部と前記丸鋸刃固定部との間に弾性部材を介装し、前記丸鋸刃固定部が前記吊設部に対して鉛直方向に移動可能に配設されていることを特徴とする丸鋸刃吊具。
【請求項2】
前記丸鋸刃固定部は、縦置状態の前記丸鋸刃を、該丸鋸刃に設けられた吊り孔に挿入するピンを介して固定することを特徴とする請求項1記載の丸鋸刃吊具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−155322(P2008−155322A)
【公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−347309(P2006−347309)
【出願日】平成18年12月25日(2006.12.25)
【出願人】(000001258)JFEスチール株式会社 (8,589)
【Fターム(参考)】