説明

仕分け設備

【課題】 本発明は、特定の作業者の影響(作業遅れ、作業停滞)が全体の作業スピードへ影響することを防ぐことができ、仕分け効率を改善できる仕分け設備を提供することを目的とする。
【解決手段】 ゾーンZにおいて1つのブロックBにおけるピッキング作業が終了すると、ゾーンZ内の空きのブロックBが求められて、通路完了表示器21に次のブロックBのナンバーが指示される構成とする。この構成によれば、作業通路iの下流でピッキング作業を実行している前の作業者を飛び越して(追い越して)、ピッキング作業を実行することが可能となり、前の作業者の影響を最小限とすることができ、ピッキング作業の効率を改善することができ、また作業通路iのショートカットが可能となり、ピッキング作業者Hの負担を軽減できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品の仕分けを可能とした仕分け設備に関するものである。
【背景技術】
【0002】
上記仕分け設備には、ピッキング設備とアソート(類別仕分け)設備があり、これらについて特許文献1の[従来の技術]の欄にその説明がなされている。
すなわち、仕分け設備の一つであるピッキング設備は、仕分け棚(ピッキング棚)に格納されている物品を仕分け先(店舗など)別に仕分けを行う設備であり、作業者が、物品を収納した仕分け棚の各区画収納空間から物品を、各区画収納空間毎に設けられたピッキング表示器の表示(出庫数量などの情報)、あるいは携帯端末機(ターミナル)に伝送されてくる表示(出庫する区画収納空間または商品および数量などの情報)に応じて、仕分け先(ユーザーや店舗など)毎に取り出し、たとえば作業者が移動させる移動車(台車やカゴ車など)に投入することにより、仕分け先毎の物品の集品(仕分け)が行われる。またピッキング棚には複数の区画収納空間からなるブロックが設定され、ブロック毎に一人の作業者に対するピッキング表示器の表示が行われ、各ブロックで作業者は上述した仕分け作業を行っている。
【0003】
また上記仕分け設備の一つであるアソート設備は、たとえば入荷してきた物品を仕分け先(店舗など)に仕分けを行う設備であり、作業者が、入荷してきた物品が収納された容器(バケットやコンテナなど)を、たとえば移動車(台車やカゴ車など)で移動させながら、この容器から物品の仕分け棚(保管棚)の各区画収納空間に対して、この区画収納空間毎に設けられた仕分け表示器の表示(入庫数量などの情報)、あるいは携帯端末機(ターミナル)に伝送されてくる表示(入庫する区画収納空間と数量などの情報)に応じて作業者が物品を移載することにより仕分け先毎の物品の集品(仕分け)が行われる。また保管棚にも、ピッキング棚と同様に、複数の区画収納空間からなるブロックが設定され、ブロック毎に一人の作業者に対する仕分け表示器の表示が行われ、各ブロックで作業者は上述した仕分け作業を行っている。
【0004】
また作業者が容器を移動させながら上記仕分け作業を行うとき、一定方向への通路順に沿って仕分けを行っている。
【特許文献1】特開2002−347911号公報(第2頁右欄)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来のピッキング設備およびアソート設備では、1ブロック毎に、そしてブロックの順序に一方通行で仕分け作業を行い、1ブロックの作業が終了しても次のブロックで他の仕分け作業者が作業中のとき、飛び越し/追い抜きができず、作業遅滞が発生するという問題があった。また全てのブロックを通過する必要があった。
【0006】
このような不具合を解消するため、各ブロックの入口に、このブロックでの仕分け作業者の作業内容を認識するための情報、たとえば作業ナンバーを入力する入力手段を設け、各ブロックでそれぞれ別の作業ナンバーの仕分け作業を実行できるよう構成することが考えられるが、各ブロックに入る毎に、作業ナンバーを入力することが必要で、作業効率が悪いという問題が発生する。
【0007】
そこで、本発明は、飛び越し/追い抜きを可能とし、特定の作業者の影響(作業遅れ、作業停滞)が全体の作業スピードへ影響することを防ぐことができ、仕分け効率を改善できる仕分け設備を提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、物品収納用の複数の区画収納空間でブロックを形成し、複数の前記ブロックでゾーンを形成し、前記ゾーンを複数設け、ゾーン単位で物品の仕分け作業を行う仕分け設備であって、前記物品の仕分け作業者が前記ゾーンに入る入口に、前記物品の仕分け作業者を特定する情報または前記仕分け作業者が実行する仕分け作業を特定する情報からなる仕分け情報を入力する情報入力手段を設け、前記情報入力手段により前記仕分け情報が入力されると、この仕分け情報に基づいて前記仕分け作業者が実行するブロックが判断され、この判断されたブロックの情報が前記仕分け作業者へ提示され、前記ブロックにおける仕分け作業が終了すると、このブロックにおいて仕分け作業を行った仕分け作業者により次に仕分け作業を実行するブロックが、前記仕分け情報に基づいて判断され、この判断されたブロックの情報が前記仕分け作業者へ提示されることを特徴とするものである。
【0009】
上記構成によれば、ゾーンに入るときは、仕分け作業者は誰でも入れ、このとき仕分け作業者を特定する情報または仕分け作業を特定する情報からなる仕分け情報を宣言する(情報入力手段で入力する)と、仕分け作業を実行するブロックの情報が仕分け作業者へ提示され、よって仕分け作業者は仕分け作業を実行するブロックを判断できる。また仕分け情報を宣言する(情報入力手段で入力する)だけで、各ブロックでは宣言不要となり、作業効率が改善される。またブロックにおける仕分け作業が終了すると、このブロックにおいて仕分け作業を行った仕分け作業者により次に仕分け作業を実行するブロックが、前記仕分け情報に基づいて判断され、仕分け作業者へ提示される。よって、作業通路の下流で仕分け作業を実行している前の作業者を飛び越して(追い越して)、仕分け作業を実行することが可能となり、前の作業者の仕分け作業の遅滞により仕分け作業が遅れることが回避される。また作業通路をショートカットすることが可能となり、仕分け作業者の歩行距離が短くなる。
【0010】
また請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明であって、前記各ブロックに、前記仕分け情報を表示する作業情報表示手段を設け、前記仕分け情報に基づいて仕分け作業を実行すると判断されたブロックの作業情報表示手段に、前記仕分け情報が表示され、仕分け作業を行うブロックが仕分け作業者へ提示されることを特徴とするものである。
【0011】
上記構成によれば、仕分け情報に基づいて仕分け作業を実行すると判断されたブロックの作業情報表示手段に、仕分け情報が表示されることにより、仕分け作業者は仕分け作業を実行するブロックを判断できる。
【0012】
また請求項3に記載の発明は、上記請求項2に記載の発明であって、前記各作業情報表示手段に、この手段の表示の確認を入力する確認入力手段を設け、この確認入力手段の入力により、このブロックにおける物品の仕分け情報が各区画収納空間に表示されることを特徴とするものである。
【0013】
上記構成によれば、確認入力手段の入力により仕分け作業者がブロックに到着したことが判断され、ブロックにおける物品の仕分け情報が各区画収納空間に表示される。よって、確認入力手段を入力した仕分け作業者のために物品の仕分け情報が表示されたことを、確実に確認できる。
【0014】
また請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明であって、各ブロックに、次の仕分け作業の実行が予約される前記仕分け情報を表示する予約作業情報表示手段を設け、前記仕分け情報に基いて仕分け作業の実行を予定しているブロックが作業中のとき、作業中のブロックが予約され、この予約したブロックの前記予約作業情報表示手段に前記仕分け情報が表示され、仕分け作業が予約されたブロックが仕分け作業者へ提示されることを特徴とするものである。
【0015】
上記構成によれば、仕分け作業を実行する予定のブロックが作業中のとき(他の仕分け作業者による作業が実行されているとき)、仕分け作業が予約されたブロックの予約作業情報表示手段に仕分け情報が表示され、仕分け作業が予約されたブロック(次に仕分け作業を実行するブロック)が仕分け作業者に提示される。よって、そのブロックへ前もって移動しておくことができる。また複数の仕分け作業者が待ち状態になった場合に、次に誰がこのブロックで仕分け作業を実行するのかを把握できる。
【0016】
また請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明であって、各ブロックに、前記仕分け作業者が、次に仕分け作業を実行するブロックの情報を表示する次作業情報表示手段を設け、前記ブロックにおける仕分け作業が終了すると、このブロックにおいて仕分け作業を行った仕分け作業者により次に仕分け作業を実行するブロックが、前記仕分け情報に基づいて判断され、この判断されたブロックの情報が前記次作業情報表示手段に表示され、次に仕分け作業を実行するブロックが仕分け作業者へ提示されることを特徴とするものである。
【0017】
上記構成によれば、ブロックにおける仕分け作業が終了すると、次作業情報表示手段に仕分け作業者により次に仕分け作業を実行するブロックが提示されることから、作業通路の下流で仕分け作業を実行している前の作業者を飛び越して(追い越して)、仕分け作業を実行することが可能となり、前の作業者の仕分け作業の遅滞により仕分け作業が遅れることが回避される。また作業通路をショートカットすることが可能となり、仕分け作業者の歩行距離が短くなる。
【発明の効果】
【0018】
本発明の仕分け設備は、ゾーンに入るときは、仕分け作業者は誰でも入れ、このとき仕分け作業を特定する情報を宣言する(情報入力手段で入力する)だけで、各ブロックでは宣言不要となり、作業効率を改善できる、という効果を有している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるピッキング設備(仕分け設備の一例)の概略配置図である。
【0020】
図1に示すように、ピッキングエリアは、第1ゾーンZ1から第nゾーンZnまでのn個(nは2以上の自然数)のゾーンZに区切られており、さらに各ゾーンZは、複数のブロックB(図では第1ブロックB1から第4ブロックB4までの4つのブロックB)に区切られている。またピッキングエリアには、ゾーンZの外方に、ピッキング作業を行うピッキング作業者Hが作業の指示を受け取る等の作業を行うピッキング指令受領部Pが設けられている。
【0021】
また前記各ブロックBにはそれぞれ、対向した一対のピッキング棚1a,1bが配置されており、これらピッキング棚1a,1bの中心に通路iが形成されている。
上記各ピッキング棚1a,1bには、それぞれ4つの間口2が設けられ、各間口2にはそれぞれ、図2に示すように、複数(図では3段3列)の物品収納部(区画収納空間の一例)3が形成されている。これら各物品収納部3に、商品(物品の一例)4のケース5が収納される。また各物品収納部3毎にそれぞれ、特有の棚番号(棚No.)が設定され、その前面に、ピッキング表示器11が設けられている。各ピッキング表示器11は、ピッキングする商品4の数量を示す3桁のディジタル表示器12と、ピッキング作業があることを表示するランプとボタンスイッチを兼ねた表示/完了ボタン13から形成される。
【0022】
また各ブロックB毎に、その入口に、通路作業表示器(作業情報表示手段の一例)15と次作業No.表示器(予約作業情報表示手段の一例)16が上下に並べて配設されている。通路作業表示器15は、このブロックBにおいてピッキング作業を実行する作業ナンバー(仕分け作業者が実行する仕分け作業を特定する情報の一例/仕分け情報の一例;詳細は後述する)を表示する5桁のディジタル表示器17と、このディジタル表示器17の表示の確認を入力する、ランプとボタンスイッチを兼ねた表示/完了ボタン(確認入力手段の一例)18から形成されている。また次作業No.表示器16は、このブロックにおいて次にピッキング作業を実行するが予約された作業ナンバーを表示する5桁のディジタル表示器19から形成されている。
【0023】
また各ブロックB毎に、その出口に、通路完了表示器(次作業情報表示手段の一例)21が設けられている。この通路完了表示器21は、このブロックBにおけるピッキング作業終了を入力する完了ボタン22と、ピッキング作業者Hが次に仕分け作業を実行するブロックBのナンバー等を表示する5桁のディジタル表示器23から形成されている。
【0024】
また各ゾーンZ毎に、その入口に、ピッキング作業を実行する、作業ナンバーを示すバーコードとピッキング作業者Hを特定する各自の名札の作業者コードを示すバーコードを入力するバーコードリーダ(情報入力手段の一例)25が設けられている。
【0025】
また上記ピッキング指令受領部Pは、図1に示すように、コンピュータ端末機27とこのコンピュータ端末機27に接続されたプリンタ28から形成されており、ピッキング作業者Hは、各自の作業者コードをコンピュータ端末機27に入力することで、プリンタ28から出力される出庫作業リスト(実行するピッキング作業リスト)を受け取る。この出庫作業リストには、作業ナンバーおよびそのナンバーを示すバーコードと、仕分け先の店舗ナンバーと、ピッキング作業を実行するゾーンZのナンバーと、作業者コードおよびそのコードを示すバーコードが印刷されており、ピッキング作業者は、この出庫作業リストにしたがってピッキング作業を実行する。
[制御構成図]
本ピッキング設備の制御構成図を図3に示す。
【0026】
図3に示すように、制御用コンピュータ30とコンピュータからなるコントローラ31が設けられ、コントローラ31に、ピッキング指令受領部Pのコンピュータ端末機27と各ゾーンZの機器が接続されている。すなわち、各ゾーンZ毎の、バーコードリーダ25および4つの各ブロックBの機器{通路作業表示器15と次作業No.表示器16と通路完了表示器21と72台(=左右の8間口×3段3列)のピッキング表示器11}が接続されている。
【0027】
制御用コンピュータ30には、予め店舗に固有のナンバーと、物品収納部3の位置データ(ゾーン−ブロック−間口−段−列により特定される物品収納部3のデータ)と商品コードが記憶されており、制御用コンピュータ30は、各店舗ナンバー毎の注文データ(商品4を特定する情報である商品コードと数量からなるデータ)が入力されると、予め記憶された物品収納部3の位置データと商品コードに基いて、図4に示すように、店舗ナンバー別の「物品収納部3の位置データ−数量」からなるピッキング情報を形成し、各店舗ナンバー別のピッキング情報に、ピッキング作業を特定する情報として上記作業ナンバー(5桁としている)を付ける。図4には、ゾーン1のみのピッキング情報を示している。
【0028】
続いて、制御用コンピュータ30は、図5(a)に示すように、このピッキング情報に基づいて、各店舗(店舗ナンバー)別に、各ゾーンZのブロックB毎にピッキング作業の有無を判定して(ブロックBにおいてピッキングする商品4の数量が1つでもあればピッキング作業有りと判定して)、ゾーン作業予定情報を形成する。またピッキング情報の5桁の作業ナンバーと、店舗ナンバーと、ゾーン作業予定情報に基づくピッキング作業を実行するゾーンZのナンバーを1組として、コンピュータ端末機27へ出力する。このコンピュータ端末機27へピッキング作業者Hが作業者コードを入力すると、前記作業ナンバーの一つが割り振りされて上記出庫作業リストがプリンタ28により印刷され、ピッキング作業者Hはこの出庫作業リストに基いてピッキング作業を開始する。また作業者コードと割り振りされた作業ナンバーは対にしてコンピュータ端末機27へ記憶される。
【0029】
前記コントローラ31には、図6に示すように、4つのゾーンZ毎にゾーン制御部41が設けられ、各ゾーンZの4つのブロックB毎にブロック制御部42が設けられ、これら各ブロック制御部42に、通路作業表示器15を制御する通路作業制御部43と、次作業No.表示器16を制御する次作業制御部44と、通路完了表示器21を制御する通路完了制御部45と、72台のピッキング表示器11をそれぞれ制御するピッキング作業制御部46が接続されている。
【0030】
そして、前記各ゾーン制御部41に、制御用コンピュータ30と各ゾーンZのバーコードリーダ25が接続され、制御用コンピュータ30より、上記ピッキング情報(図4)に基いてこのゾーンZのピッキング情報が入力され、また上記ゾーン作業予定情報(図5)に基いてこのゾーンZのゾーン作業予定情報が入力される。
【0031】
ゾーン制御部41は、このゾーンのピッキング情報を入力すると、ピッキング作業メモリ47へ記憶し、またゾーン作業予定情報を入力すると、ゾーン作業予定メモリ48へ記憶する。またゾーン制御部41に接続されて、各ブロックBで実行されている上記作業情報のナンバー(店舗ナンバー)と次に予定される作業情報のナンバーが記憶されるブロック作業実行メモリ49{図5(b)}と、このゾーンへ入った作業情報のナンバー(店舗ナンバー)のピッキング作業が実行されたブロックBを記憶するゾーン店舗入りメモリ50{図5(c)}が設けられている。
【0032】
またブロック制御部42に接続されて、ピッキング情報を記憶するブロック作業メモリ51が設けられている。
またゾーン制御部41よりブロック制御部42へ、後述する作業ナンバー、次作業ナンバー、作業ナンバーに対応するピッキング情報が出力され、ブロック制御部42からゾーン制御部41へ、後述する作業完了信号が出力される。
【0033】
また前記通路作業制御部43は、通路作業表示器15に接続され、後述する作業ナンバーをブロック制御部42より入力すると、ディジタル表示器17にこの作業ナンバーを表示させ、且つ表示/完了ボタン18の表示ランプを点灯し、また表示/完了ボタン18の完了ボタンの操作信号をブロック制御部42へ出力するとともに、この操作信号によりディジタル表示器17の表示を消去し、表示ランプを消灯する。
【0034】
また前記次作業制御部44は、後述する次作業ナンバーをブロック制御部42より入力すると、ディジタル表示器19にこの次作業ナンバーを表示させる。
また前記通路完了制御部45は、後述するブロック作業終了信号をブロック制御部42より入力すると、表示/完了ボタン22の表示ランプを点灯し、表示/完了ボタン22の完了ボタンの操作信号をブロック制御部42へ出力するとともに、この操作信号により表示ランプを消灯する。さらに後述する次作業のブロックのナンバーをブロック制御部42より入力すると、ディジタル表示器23にこの次作業のブロックのナンバーを表示させる。
【0035】
また前記ピッキング作業制御部46は、後述するピッキングする商品4の数量をブロック制御部42より入力すると、ディジタル表示器12にその数量を表示させ、且つ表示/完了ボタン13の表示ランプを点灯し、また表示/完了ボタン13の完了ボタンの操作信号をブロック制御部42へ出力するとともに、この操作信号によりディジタル表示器12の表示を消去し、表示ランプを消灯する。
【0036】
上記ゾーン制御部41の動作を図7のフローチャートにしたがって説明する。
なお、ピッキング作業の開始前に、上述したように、制御用コンピュータ30よりこのゾーンのみの仕分け情報が入力されると、ピッキング作業メモリ47へ記憶し、続いてこのゾーンのみのゾーン作業予定情報が入力されると、ゾーン作業予定メモリ48へ記憶する。
【0037】
図7(a)に示すように、まず、バーコードリーダ25により出庫作業リストの作業ナンバーを示すバーコードを入力すると(ステップ−a1)、この作業ナンバーを記憶するとともに、コンピュータ端末機27を検索して作業者のコードを確認する(ステップ−a2)。続いてバーコードリーダ25により作業者の名札の作業者コードが入力されると(ステップ−a3)、確認した作業者のコードと一致しているかを判断する(ステップ−a4)。一致しないと、作業ナンバーの入力は無効とされ(ステップ−a5)、ステップ−a1へ戻る。
【0038】
作業者のコードが一致すると、作業ナンバーにより、ゾーン作業予定メモリ48{図5(a)}を検索して、この作業ナンバーに基くピッキングが実行されるブロックBを求め(ステップ−a6)、ゾーン店舗入りメモリ50に記憶する(ステップ−a7)。このとき、実行するブロックBのデータを0、実行しないブロックBのデータをXとする。
【0039】
続いて、ブロック作業実行メモリ49{図5(b)}により、実行するブロックBのうち空きのブロックを求め(ステップ−a8)、空きがあると、このブロックBを確保し(ステップ−a9)、確保したブロックBに作業ナンバーを記憶してブロック作業実行メモリ49を更新する(ステップ−a10)。そして、作業ナンバーによりピッキング情報メモリ47を検索して、確保したブロックのピッキング情報を求め(ステップ−a11)、確保したブロックBのブロック制御部42に対して、作業ナンバーとこのブロックのピッキング情報を出力して(ステップ−a12)、終了する。
【0040】
またステップ−a8において、空きがないとき、実行するブロックBのうち1つを予約し(ステップ−a13)、予約したブロックBに作業ナンバーを記憶してブロック作業実行メモリ49を更新する(ステップ−a14)。そして、この予約したブロックBのブロック制御部42に対して、作業ナンバーを次作業ナンバーとして出力して(ステップ−a15)、終了する。
【0041】
上記動作は、バーコードリーダ25よりバーコードが入力される毎に実行される。
また図7(b)に示すように、ゾーン制御部41は、ピッキング作業が完了したブロックBのブロック制御部42から、ブロックBのナンバーB1〜B4および作業ナンバーを含む作業完了信号(後述する)を入力すると(ステップ−b1)、まずブロックBのナンバーによりブロック作業実行メモリ49を検索して、実行している作業ナンバー(作業完了信号の作業ナンバー)を消去してブロックBを空きとし(ステップ−b2)、予約している作業ナンバーが有るかどうかを確認する(ステップ−b3)。
【0042】
確認すると、ブロック作業実行メモリ49においてこの作業ナンバーを実行中に更新し(ステップ−b4)、作業ナンバーから前記作業が完了したブロックのピッキング情報を求め(ステップ−b5)、このブロックBのブロック制御部42に対して、作業ナンバーとこのブロックのピッキング情報を出力する(ステップ−b6)。
【0043】
続いて、前記作業完了信号の作業ナンバーによりゾーン店舗入りメモリ50を検索して、この作業ナンバーにおいてピッキング作業が完了したブロックBを実行済み「1」に更新し(ステップ−b7)、続いてこの作業ナンバーにおいて未実行のブロックBを求める(ステップ−b8)。
【0044】
未実行のブロックBが求まると、ブロック作業実行メモリ49を検索してこの未実行のブロックBが空きかどうかを確認し(ステップ−b9)、空きがあると、このブロックBを確保し(ステップ−b10)、確保したブロックBに作業ナンバーを記憶してブロック作業実行メモリ49を更新する(ステップ−b11)。そして、作業ナンバーから確保したブロックのピッキング情報を求め(ステップ−b12)、確保したブロックBのブロック制御部42に対して、作業ナンバーとこのブロックのピッキング情報を出力する(ステップ−b13)。なお、未実行のブロックBが複数有り、これらに対応する空きブロックがあると、実行が終了したブロックBに近い未実行のブロックBを選択するようにしている。
【0045】
またステップ−b9において、空きがないとき、この実行するブロックBを予約し(ステップ−b14)、予約したブロックBに作業ナンバーをブロック作業実行メモリ49に記憶してブロック作業実行メモリ49を更新し(ステップ−b15)、この予約したブロックBのブロック制御部42に対して、作業ナンバーを次作業ナンバーとして出力する(ステップ−b16)。
【0046】
そして、確保したブロックBのナンバーまたは予約したブロックBのナンバーからなる次作業のブロックBのナンバーを、前記作業完了信号を入力したブロック制御部42へ出力して(ステップ−b17)、終了する。
【0047】
またステップ−b8において、未実行のブロックBがないとき、すなわちこのゾーンZにおけるピッキング作業が終了したとき、“end”を、前記作業完了信号を入力したブロック制御部42へ出力して(ステップ−b18)、終了する。
【0048】
上記動作は、各ブロック制御部42より作業完了信号を入力する毎に実行される。
上記ブロック制御部42の動作を図8のフローチャートにしたがって説明する。なお、ゾーン制御部41より、次作業ナンバーを入力すると、この次作業ナンバーを次作業制御部44へ出力して次作業ナンバーを表示させる。
【0049】
まず、ゾーン制御部41より、作業ナンバーとこのブロックのピッキング情報を入力すると(ステップ−c1)、ブロック情報メモリ51へ記憶し(ステップ−c2)、続いて作業ナンバーを通路作業制御部43へ出力して表示させる(ステップ−c3)。
【0050】
そして、通路作業制御部43より前記確認信号を入力すると(ステップ−c4)、ブロック情報メモリ51に記憶しているブロックのピッキング情報より、数量が1以上のピッキング作業を実行する物品収納部3を求め(ステップ−c5)、これら物品収納部3に対応するピッキング表示器11のピッキング作業制御部46に対して、ピッキングする商品4の数量を含むピッキング作業有りのデータを出力して、ピッキング表示器11に数量を表示させランプを点灯させる(ステップ−c6)。
【0051】
そして、ピッキング作業有りのデータを出力したピッキング作業制御部46より前記作業完了信号を入力すると(ステップ−c7)、これを記憶し(ステップ−c8)、全てのピッキング作業制御部46より作業完了信号を入力すると(ステップ−c9)、ブロック作業終了信号を通路完了制御部45へ出力して表示ランプを点灯させる(ステップ−c10)。
【0052】
そして、通路完了制御部45より前記ボタン操作信号を入力すると(ステップ−c11)、ゾーン制御部41へ、ブロックBのナンバーおよび作業ナンバーを含む作業完了信号を出力し(ステップ−c12)、ブロック情報メモリ51に記憶されたブロックのピッキング情報を消去する(ステップ−c13)。
【0053】
そして、ゾーン制御部41より前記次作業のブロックBのナンバー(この作業ナンバーの次の実行ブロックのナンバー)または“end”を入力すると(ステップ−c14)、通路完了制御部45へ出力してブロックBのナンバーまたは“end”を表示させて(ステップ−c15)、終了する。
【0054】
上記構成による作用を説明する。
ピッキング作業者は、まずピッキング指令受領部Pへ出向き、各自の作業者コードをコンピュータ端末機27に入力することで、プリンタ28から出力される出庫作業リストを受け取る。ピッキング作業者は、この出庫作業リストに印刷されているピッキング作業を実行するゾーンZのナンバーを確認し、これらゾーンZの混雑具合を確認して混雑の少ないゾーンZへ、商品4を集品するカゴ車K(図2)を押しながら移動して、ゾーン入口において、出庫作業リストの作業ナンバーに相当するコードと、各自の名札の作業者コードをバーコードリーダ25により読み取らせる。なお、ピッキング作業者は、この出庫作業リストに印刷されているどのゾーンZからでもピッキング作業を開始してもよい。
【0055】
この操作により、ブロックBの通路作業表示器15または次作業No.表示器16に出庫作業リストの作業ナンバーが表示される。
「通路作業表示器15に出庫作業リストの作業ナンバーが表示されたとき」
ピッキング作業者は、ブロックBの通路作業表示器15に、出庫作業リストの作業ナンバーが表示されると、確認のために、この通路作業表示器15の表示/完了ボタン18を操作する。
【0056】
すると、このブロックBにおいてピッキング作業が実行される物品収納部3のピッキング表示器11に数量が表示され、ランプが点灯する。ピッキング作業者Hは、ピッキング表示器11の表示にしたがって商品4をピッキングしてカゴ車Kへ投入し表示/完了ボタン13を操作する。操作するとピッキング表示器11の表示は消去される。
【0057】
このブロックBの全てのピッキング作業が終了すると、通路完了表示器21の表示ランプが点灯する。ピッキング作業者Hは、この通路完了表示器21の表示/完了ボタン22を操作する。すると、このゾーンZの次にピッキング作業を実行するブロックBのナンバーが空きのブロックBの中から求められて、通路完了表示器21に表示される。また空きのブロックBがないときは、予約したブロックBのナンバーが通路完了表示器21に表示される。ピッキング作業者Hは、この表示されたブロックBに移動する。
【0058】
またこのゾーンZにおいてピッキングするゾーンZがないとき、“end”が表示され、ピッキング作業者Hはこの表示を確認すると、このゾーンZにおけるピッキング作業が終了したと判断してゾーンZを抜けて、次のゾーンZへ移動する。そして、全てのゾーンZにおけるピッキング作業が終了すると、出荷エリアへ移動してカゴ車Kから商品4を取り出して出荷作業を行う。そして、ピッキング指令受領部Pへ戻って再びピッキング作業を行う。
「次作業表示器16に出庫作業リストの作業ナンバーが表示されたとき」
ピッキング作業者Hは、次作業No.表示器16に作業ナンバーが表示されると、この次作業No.表示器16のブロック入口で待機し、通路作業表示器15に作業ナンバーが表示されるのを待つ。
【0059】
このように、ゾーンZに入るときは、ピッキング作業者Hは誰でも入れ、またピッキング作業者HはどのゾーンZからでもピッキング作業を開始でき、このとき作業ナンバーを宣言する(バーコードリーダ25で入力する)だけで、各ブロックBでは宣言不要とされる。
【0060】
また、ブロックBにおけるピッキング作業が終了すると、空きのブロックBが求められて、次のブロックBが指示されることから、図9(a)に示すように、ピッキング作業者Hは、作業通路iの下流でピッキング作業を実行している前のピッキング作業者Hを飛び越して(追い越して)、次のブロックBへ移動してピッキング作業を実行する。これにより、前の作業者のピッキング作業の遅滞によりピッキング作業が遅れることが回避される。また図9(b)に示すように、作業通路iのショートカットが発生し、ピッキング作業者Hの歩行距離が短くなる。
【0061】
またピッキング作業者は、ピッキング作業を実行しなければならないブロックBが全て他のピッキング作業者Hによるピッキング作業が実行されているとき、次作業No.表示器16に作業ナンバーが表示されることにより、次にピッキング作業を実行するブロックBを確認することができ、前もって移動しておく。
【0062】
以上のように本実施の形態によれば、ゾーンZに入るときは、ピッキング作業者Hは誰でも入れ、このとき作業ナンバーをバーコードリーダ25により入力すると、ピッキング作業を実行するブロックBの通路作業表示器15に作業ナンバーが表示されることにより、すなわちピッキング作業を実行するブロックBがピッキング作業者Hに提示されることにより、ピッキング作業者Hはピッキング作業を実行するブロックを判断でき、また一旦、作業ナンバーを入力すると、各ブロックBでは入力が不要となり、作業効率を改善できる。さらに、ブロックBにおけるピッキング作業が終了すると、同ゾーンZの空きのブロックBが求められて、通路完了表示器21に次のブロックBのナンバーが指示されることから、作業通路iの下流でピッキング作業を実行している前の作業者を飛び越して(追い越して)、ピッキング作業を実行することが可能となり、前の作業者の影響を最小限とすることができ、ピッキング作業の効率を改善することができ、また作業通路iのショートカットが可能となり、ピッキング作業者Hの負担を軽減できる。また次に作業するブロックBの通路作業表示器15に作業ナンバーが表示されることにより、すなわちピッキング作業を実行するブロックBがピッキング作業者Hに提示されることにより、ピッキング作業者Hはピッキング作業を実行するブロックBを確認することができる。
【0063】
また、通路作業表示器15の表示/完了ボタン18の入力によりピッキング作業者がブロックBに到着したことが判断され、ブロックBにおける商品4のピッキング情報が各物品収納部3のピッキング表示器11に表示されることにより、表示/完了ボタン18を入力したピッキング作業者Hのためのピッキング情報が表示されたことを、確実に確認できる。
【0064】
またピッキング作業を実行しなければならないブロックBが全て他のピッキング作業者Hによりピッキング作業が実行されているとき、ブロックBが予約されて次作業No.表示器16に作業ナンバーが表示されることにより、すなわちピッキング作業が予約されたブロック(次にピッキング作業を実行するブロック)がピッキング作業者Hに提示されることにより、次にピッキング作業を実行するブロックBを確認することができ、前もって移動しておくことで、作業効率を改善することができる。また複数のピッキング作業者Hが待ち状態になった場合に、次に誰がこのブロックBでピッキング作業を実行するのかを把握できる。
【0065】
なお、本実施の形態では、ピッキングするブロックBに予約が入っていると、このブロックBに対してピッキング作業を実行できないが、作業ナンバーに優先権を付すことにより、ピッキングするブロックBに予約が入っていても、これに割り込んで、ピッキング作業を優先して実行するようにすることもできる。またコンピュータ端末機27に作業ナンバーの作業開始割込みを入力して作業の順番を変えることも可能である。
【0066】
また本実施の形態では、ピッキング作業者HはブロックBにおけるピッキング作業の中断はできないようにしているが、コンピュータ端末機27を使用して「中断」を入力すること(作業ナンバーを入力することは必要)によりピッキング作業を中断するようにすることも可能である。このとき、この作業ナンバーのピッキング作業を実行しているブロックBのデータは凍結され(他のピッキング作業者の作業も実行不可能)、また作業ナンバーの予約は解除される。
【0067】
また本実施の形態では、ゾーンZに入るとき、仕分け情報として、作業ナンバーを入力しているが、作業ナンバーに作業者のコード(作業者を特定する情報の一例)を対応させておくことにより(ヒモ付けしておくことにより)、作業ナンバーの代わりに、作業者のコードを入力するようにすることもできる。
【0068】
また本実施の形態では、作業通路iに沿って移動しているが、勿論、逆送してピッキング作業を実行することも可能である。このように逆送が可能であることにより、ゾーンZおける入口をピッキング作業者Hの進入口に特定しているが、出口のほうからもピッキング作業者HがゾーンZへ進入するようにしてもよく、バーコードリーダ25をゾーンZの出口(ピッキング作業者がゾーンZに入る入口の一例)側に設けるようにしてもよい。
【0069】
また本実施の形態では、各ブロックB毎に、通路作業表示器15、次作業No.表示器16および通路完了表示器21を設けているが、カゴ車Kに無線端末機を設けて、この無線端末機に、通路作業表示器15、次作業No.表示器16および通路完了表示器21の機能を持たせるようにすることもできる。このとき、無線端末機に、ピッキング作業を実行するブロックBが提示され、またピッキング作業を予約したブロックBが提示され、次にピッキング作業を実行するブロックBが提示され、よってピッキング作業者Hはピッキング作業を実行する、あるいは予約されたブロックを判断することができ、作業通路iの下流でピッキング作業を実行している前の作業者を飛び越して(追い越して)、ピッキング作業を実行することが可能となり、また作業通路iのショートカットが可能となる。
【0070】
また本実施の形態では、カゴ車Kを使用して商品4を集品しているが、普通の手押し台車、あるいはピッキング作業者Hが手持ちで商品4を集品するようにしてもよい。
また本実施の形態では、各ブロックBでは、ピッキング棚1a,1bを対向させて形成し、両側の物品収納部3からピッキング作業を実行しているが、片方のピッキング棚1aまたは1bによりブロックBを形成して、片側の物品収納部3からピッキング作業を連続して実行するようにしてもよい。またピッキング棚1a,1bを固定棚としているが、必ずしも固定棚とすることはなく、流動棚や商品4を搭載したコンテナ等としてもよい。
【0071】
また本実施の形態では、仕分け設備をピッキング設備としているが、アソート設備とすることも可能である。このとき、各物品収納部3が、各店舗に対応して指定され、カゴ車Kに積載した商品4をピッキング表示器11の表示にしたがって、各物品収納部の店舗別の容器に仕分ける(投入する)。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】本発明の実施の形態におけるピッキング設備の構成図である。
【図2】同ピッキング設備の要部斜視図である。
【図3】同ピッキング設備の制御構成図である。
【図4】同ピッキング設備のピッキング情報の説明図である。
【図5】同ピッキング設備のコントローラのメモリの説明図である。
【図6】同ピッキング設備のコントローラのブロック図である。
【図7】同ピッキング設備のコントローラのゾーン制御部の動作を説明するフローチャートである。
【図8】同ピッキング設備のコントローラのブロック制御部の動作を説明するフローチャートである。
【図9】同ピッキング設備の作業動作説明図である。
【符号の説明】
【0073】
1 ピッキング棚
2 間口
3 物品収納部
4 商品
11 ピッキング表示器
15 通路作業表示器
16 次作業No.表示器
21 通路完了表示器
25 バーコードリーダ
27 コンピュータ端末機
28 プリンタ
30 制御用コンピュータ
31 コントローラ
B ブロック
K カゴ車
H ピッキング作業者
P ピッキング指令受領部
Z ゾーン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品収納用の複数の区画収納空間でブロックを形成し、複数の前記ブロックでゾーンを形成し、前記ゾーンを複数設け、ゾーン単位で物品の仕分け作業を行う仕分け設備であって、
前記物品の仕分け作業者が前記ゾーンに入る入口に、前記物品の仕分け作業者を特定する情報または前記仕分け作業者が実行する仕分け作業を特定する情報からなる仕分け情報を入力する情報入力手段を設け、
前記情報入力手段により前記仕分け情報が入力されると、この仕分け情報に基づいて前記仕分け作業者が実行するブロックが判断され、この判断されたブロックの情報が前記仕分け作業者へ提示され、前記ブロックにおける仕分け作業が終了すると、このブロックにおいて仕分け作業を行った仕分け作業者により次に仕分け作業を実行するブロックが、前記仕分け情報に基づいて判断され、この判断されたブロックの情報が前記仕分け作業者へ提示されること
を特徴とする仕分け設備。
【請求項2】
前記各ブロックに、前記仕分け情報を表示する作業情報表示手段を設け、
前記仕分け情報に基づいて仕分け作業を実行すると判断されたブロックの作業情報表示手段に、前記仕分け情報が表示され、仕分け作業を行うブロックが仕分け作業者へ提示されること
を特徴とする請求項1に記載の仕分け設備。
【請求項3】
前記各作業情報表示手段に、この手段の表示の確認を入力する確認入力手段を設け、
この確認入力手段の入力により、このブロックにおける物品の仕分け情報が各区画収納空間に表示されること
を特徴とする請求項2に記載の仕分け設備。
【請求項4】
各ブロックに、次の仕分け作業の実行が予約される前記仕分け情報を表示する予約作業情報表示手段を設け、
前記仕分け情報に基いて仕分け作業の実行を予定しているブロックが作業中のとき、作業中のブロックが予約され、この予約したブロックの前記予約作業情報表示手段に前記仕分け情報が表示され、仕分け作業が予約されたブロックが仕分け作業者へ提示されること
を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の仕分け設備。
【請求項5】
各ブロックに、前記仕分け作業者が、次に仕分け作業を実行するブロックの情報を表示する次作業情報表示手段を設け、
前記ブロックにおける仕分け作業が終了すると、このブロックにおいて仕分け作業を行った仕分け作業者により次に仕分け作業を実行するブロックが、前記仕分け情報に基づいて判断され、この判断されたブロックの情報が前記次作業情報表示手段に表示され、次に仕分け作業を実行するブロックが仕分け作業者へ提示されること
を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の仕分け設備。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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