説明

併用療法を用いた治療方法

対象における増殖性疾患の治療方法が本明細書中で提供され、該方法は、対象に対して、治療有効量のAC220、およびヌクレオシドアナログ、トポイソメラーゼ阻害剤もしくはアントラサイクリンまたはそれらの組み合わせを投与することを含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
哺乳動物における増殖性疾患の治療方法であって、増殖性疾患を有するかまたはその疑いのある哺乳動物に対して、治療有効量の(a)構造式(I)の化合物またはその塩、溶媒和物、エステルおよび/もしくはプロドラッグ、ならびに(b)腫瘍細胞代謝拮抗剤であるヌクレオシドアナログ;アントラサイクリンおよびトポイソメラーゼ阻害剤またはそれらの組み合わせから選択される第2の薬剤を投与することを含み、式(I)の化合物が:
【化1】

(式中、
は−O−または−S−であり;
Xは−S−、−N(R)−または−O−であり;
3つのRのうちの2つは水素であり;かつ他のRはハロ、ヒドロキシ、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルコキシ、または
【化2】

であり;
Yは−O−、−S−、−N(R14)−または−C(H)R15−であり;
Kは−O(CH−、−C(O)、−C(O)NH(CH−、−(CHO−または−(CHO(CH−であり;
pは0〜2の整数であり;
各qは独立して1〜4の整数であり;
は水素、ハロ、ニトロ、シアノ、置換されていてもよいアルキル、−OR12、−SR12、−N(R12、−S(O)13、−C(O)R12、−C(O)OR12、−C(O)N(R12、−C(O)SR12または−N(R12)S(O)13であり;
は水素、ハロ、ニトロ、シアノ、置換されていてもよいアルキル、−OR12、−SR12、−N(R12、−S(O)13、−C(O)R12、−C(O)OR12、−C(O)N(R12、−C(O)SR12または−N(R12)S(O)13であり;
は水素または置換されていてもよいアルキルであり;
各R10は水素、ハロ、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいシクロアルキルまたは置換されていてもよいアリールから独立して選択され;
各R12は水素、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニル、置換されていてもよいアルキニル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルキルアルキル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアラルキル、置換されていてもよいヘテロシクリル、置換されていてもよいヘテロシクリルアルキル、置換されていてもよいヘテロアリールおよび置換されていてもよいヘテロアラルキルからなる群から独立して選択され;
13は置換されていてもよいアルキルであり;
14は水素、置換されていてもよいアルキル、−C(O)OR12、−C(O)SR12、−C(O)NR12または−S(O)13であり;
15は水素または置換されていてもよいアルキルであり;かつ、
tは1または2である。)
である、方法。
【請求項2】
哺乳動物における増殖性疾患の治療方法であって、増殖性疾患を有するかまたはその疑いのある哺乳動物に対して、治療有効量の式A
【化3】

の化合物または医薬的に許容されるそのプロドラッグ、塩、溶媒和物もしくは水和物、ならびに治療的に許容される量のアントラサイクリンおよびトポイソメラーゼ阻害剤から選択される第2の薬剤を投与することを含む、方法。
【請求項3】
血液腫瘍性疾患の治療方法であって、それを必要とする患者に対して、治療有効量の(a)腫瘍細胞代謝拮抗剤であるヌクレオシドアナログ;および(b)構造式(I):
【化4】

の化合物またはその塩、溶媒和物、エステルおよび/もしくはプロドラックを併用投与することを含み、ここで、
は−O−または−S−であり;
Xは−S−、−N(R)−または−O−であり;
3つのRのうちの2つは水素であり;かつ他のRはハロ、ヒドロキシ、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルコキシ、または
【化5】

であり;
Yは−O−、−S−、−N(R14)−または−C(H)R15−であり;
Kは−O(CH−、−C(O)、−C(O)NH(CH−、−(CHO−または−(CHO(CH−であり;
pは0〜2の整数であり;
各qは独立して1〜4の整数であり;
は水素、ハロ、ニトロ、シアノ、置換されていてもよいアルキル、−OR12、−SR12、−N(R12、−S(O)13、−C(O)R12、−C(O)OR12、−C(O)N(R12、−C(O)SR12または−N(R12)S(O)13であり;
は水素、ハロ、ニトロ、シアノ、置換されていてもよいアルキル、−OR12、−SR12、−N(R12、−S(O)13、−C(O)R12、−C(O)OR12、−C(O)N(R12、−C(O)SR12または−N(R12)S(O)13であり;
は水素または置換されていてもよいアルキルであり;
各R10は水素、ハロ、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいシクロアルキルまたは置換されていてもよいアリールから独立して選択され;
各R12は水素、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニル、置換されていてもよいアルキニル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルキルアルキル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアラルキル、置換されていてもよいヘテロシクリル、置換されていてもよいヘテロシクリルアルキル、置換されていてもよいヘテロアリールおよび置換されていてもよいヘテロアラルキルからなる群から独立して選択され;
13は置換されていてもよいアルキルであり;
14は水素、置換されていてもよいアルキル、−C(O)OR12、−C(O)SR12、−C(O)NR12または−S(O)13であり;
15は水素または置換されていてもよいアルキルであり;かつ、
tは1または2である、
方法。
【請求項4】
該化合物が式A
【化6】

の化合物または医薬的に許容されるそのプロドラッグ、塩、溶媒和物もしくは水和物である、請求項1または3に記載の方法。
【請求項5】
式Aの化合物または医薬的に許容されるそのプロドラッグ、塩、溶媒和物もしくは水和物が、1日あたり少なくとも12mgの用量で投与される、請求項2または4に記載の方法。
【請求項6】
式Aの化合物または医薬的に許容されるそのプロドラッグ、塩、溶媒和物もしくは水和物が、1日あたり約27〜1000mgの用量で投与される、請求項4〜5のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
式Aの化合物または医薬的に許容されるそのプロドラッグ、塩、溶媒和物もしくは水和物が、1日あたり約40〜450mgの用量で投与される、請求項4〜6のいずれかに記載の方法。
【請求項8】
式Aの化合物または医薬的に許容されるそのプロドラッグ、塩、溶媒和物もしくは水和物が、1日あたり、約12mg、約18mg、約27mg、約40mg、約60mg、約90mg、約135mg、約200mgまたは約450mgの用量で投与される、請求項2または4〜5のいずれかに記載の方法。
【請求項9】
式Aの化合物または医薬的に許容されるそのプロドラッグ、塩、溶媒和物もしくは水和物が、1週間、2週間または3週間、1日1回投与される、請求項2、4または6〜8のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
式Aの化合物または医薬的に許容されるそのプロドラッグ、塩、溶媒和物もしくは水和物が、14日間、1日1回投与される、請求項2、4または6〜8のいずれかに記載の方法。
【請求項11】
第2の薬剤がヌクレオシドアナログである、請求項1または4〜10のいずれかに記載の方法。
【請求項12】
ヌクレオシドアナログがリン酸部分を含む、請求項1、3または11のいずれかに記載の方法。
【請求項13】
ヌクレオシドアナログがリン酸フルダラビンである、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
ヌクレオシドアナログがリン酸部分を含まない、請求項1、3または11のいずれかに記載の方法。
【請求項15】
ヌクレオシドアナログがデシタビン、アザシチジン、クロファラビン、シタラビン、クラドリビンおよびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
ヌクレオシドアナログがDNAメチル化阻害剤である、請求項1、3または11のいずれかに記載の方法。
【請求項17】
ヌクレオシドアナログがデシタビン、アザシチジンまたはそれらの組み合わせである、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
第2の薬剤がエトポシド、シタラビン、クロファラビン、イダルビシンおよびダウノルビシンまたはそれらの組み合わせから選択される、請求項1または4に記載の方法。
【請求項19】
シタラビンがおよそ、100mg/m/日、200mg/m/日、750mg/m/日、1g/m/日または3g/m/日の用量で投与される、請求項15または18に記載の方法。
【請求項20】
アントラサイクリンを併用投与することを更に含む、請求項11〜17または19のいずれかに記載の方法。
【請求項21】
アントラサイクリンが、ドキソルビシン、ダウノルビシン、バルルビシン、イダルビシン、エピルビシンおよびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1、4または20に記載の方法。
【請求項22】
ダウノルビシンがおよそ、25、30、45または60mg/m/日の用量で投与される、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
エトポシドが約10mg/m/日〜約150mg/m/日の用量で投与される、請求項18に記載の方法。
【請求項24】
エトポシドの用量がおよそ、35、50、100または150mg/m/日である、請求項18に記載の方法。
【請求項25】
式Aの化合物または医薬的に許容されるそのプロドラッグ、塩、溶媒和物もしくは水和物が、1週間、2週間、3週間、4週間または5週間、1日1回投与され、エトポシドが5日間、1日1回投与される、請求項23または24に記載の方法。
【請求項26】
式Aの化合物または医薬的に許容されるそのプロドラッグ、塩、溶媒和物もしくは水和物が、1週間、2週間、3週間、4週間または5週間、1日1回投与され、エトポシドが1日目、3日目および5日目に1日1回投与される、請求項23または24に記載の方法。
【請求項27】
式Aの化合物または医薬的に許容されるそのプロドラッグ、塩、溶媒和物もしくは水和物が、1週間、2週間、3週間、4週間または5週間、1日1回投与され、シタラビンが7日間、1日1回投与される、請求項18または19に記載の方法。
【請求項28】
式Aの化合物または医薬的に許容されるそのプロドラッグ、塩、溶媒和物もしくは水和物が、1週間、2週間、3週間、4週間または5週間、1日1回投与され、シタラビンが1日目、3日目および5日目に1日1回投与される、請求項18または19に記載の方法。
【請求項29】
式Aの化合物または医薬的に許容されるそのプロドラッグ、塩、溶媒和物もしくは水和物が、1週間、2週間、3週間、4週間または5週間、1日1回投与され、ダウノルビシンが1日目、2日目および3日目に1日1回投与される、請求項2、4または27に記載の方法。
【請求項30】
式Aの化合物または医薬的に許容されるそのプロドラッグ、塩、溶媒和物もしくは水和物が、1週間、2週間、3週間、4週間または5週間、1日1回投与され、シタラビンが7日間、1日1回投与され、ダウノルビシンが1日目、2日目および3日目に1日1回投与される、請求項2、4または21に記載の方法。
【請求項31】
増殖性疾患が癌である、請求項1〜30のいずれかに記載の方法。
【請求項32】
癌が白血病である、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
白血病が急性白血病である、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
白血病が急性骨髄性白血病である、請求項32に記載の方法。
【請求項35】
白血病が前骨髄球性白血病である、請求項32に記載の方法。
【請求項36】
白血病が急性リンパ芽球性白血病である、請求項32に記載の方法。
【請求項37】
白血病がFLT3−ITD変異について陽性である、請求項32に記載の方法。
【請求項38】
白血病が再発性または難治性である、請求項32に記載の方法。
【請求項39】
白血病が薬物抵抗性白血病である、請求項32に記載の方法。
【請求項40】
薬物抵抗性白血病が に対して抵抗性である、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
癌が固形腫瘍である、請求項31に記載の方法。
【請求項42】
癌が膀胱癌、乳癌、子宮頸癌、CNS癌、結腸癌、食道癌、頭頸部癌、肝癌、肺癌、鼻咽頭癌、神経内分泌癌、卵巣癌、膵臓癌、前立腺癌、腎癌、唾液腺癌、小細胞肺癌、皮膚癌、胃癌、精巣癌、甲状腺癌、子宮癌または血液悪性腫瘍である、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
式Aの化合物または医薬的に許容されるそのプロドラッグ、塩、溶媒和物もしくは水和物が経口投与される、請求項1〜42のいずれかに記載の方法。
【請求項44】
式Aの化合物または医薬的に許容されるそのプロドラッグ、塩、溶媒和物もしくは水和物が、非経口的に投与される、請求項1〜42のいずれかに記載の方法。
【請求項45】
式Aの化合物または医薬的に許容されるそのプロドラッグ、塩、溶媒和物もしくは水和物が、静脈内に投与される、請求項1〜42のいずれかに記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図7】
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【公表番号】特表2012−521435(P2012−521435A)
【公表日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−502141(P2012−502141)
【出願日】平成22年3月22日(2010.3.22)
【国際出願番号】PCT/US2010/028129
【国際公開番号】WO2010/111172
【国際公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(508278239)
【Fターム(参考)】