使用料を後から徴収する料金徴収サーバ及びシステム
【課題】充電器の購入時に充電器の代金を支払う必要がなく、その結果、携帯電話の使用を促進することができ、更に、充電器の回収を促進するサーバ及びシステムを提供すること。
【解決手段】料金徴収サーバ10は、充電器60の接続を検知した携帯電話機50が送信した携帯電話機50の機器番号を受信し、受信した携帯電話機50の機器番号と、ユーザ情報DB20に記憶する携帯電話機50の機器番号とが同一であると判断することによって認証し、認証の結果を携帯電話機50に送信し、充電器60の使用料データを算出し、算出した使用料データを携帯電話機50の通話料データに加算するために、料金サーバ90に送信する。更に、充電器60を回収した情報管理端末91から充電器60のシリアル番号を受信したことに応じて、受信した充電器60のシリアル番号に対応付けられた携帯電話機50に回収データを送信する。
【解決手段】料金徴収サーバ10は、充電器60の接続を検知した携帯電話機50が送信した携帯電話機50の機器番号を受信し、受信した携帯電話機50の機器番号と、ユーザ情報DB20に記憶する携帯電話機50の機器番号とが同一であると判断することによって認証し、認証の結果を携帯電話機50に送信し、充電器60の使用料データを算出し、算出した使用料データを携帯電話機50の通話料データに加算するために、料金サーバ90に送信する。更に、充電器60を回収した情報管理端末91から充電器60のシリアル番号を受信したことに応じて、受信した充電器60のシリアル番号に対応付けられた携帯電話機50に回収データを送信する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用料を徴収するに関する。特に、充電器の使用料を購入時ではなく購入した後から徴収するに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、広告は、テレビやラジオ等を利用して行われている他に、ダイレクトメールやちらし等を利用して行われている。現在では、インターネットの普及と共にパソコンや携帯電話等を利用したバナー広告やメール広告等がある。
【0003】
このように、広告はさまざまな電子機器を利用して行われているが、電子機器を利用した広告を更に促進する方法として、例えば、特許文献1がある。
特許文献1には、充電時を利用して広告することを課題として、携帯電話機の充電時に直接、当該広告内容に関する情報を携帯電話機へ自動登録する携帯電話機用充電器が記載されている。また、メール・インターネット等により間接的にメール配信又はインターネット上の広告サイトへ接続する携帯電話機用充電器について記載されている。
【特許文献1】特開2004−201256号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、携帯電話機に充電をする場合の料金は、携帯電話機用充電器を購入した時や、携帯電話機用充電装置の使用時に支払う必要があるので、手持ちの現金が必要となり、利便性に欠ける。そこで、携帯電話機に充電を行っても、充電した料金をまとめて後から支払うシステムが望まれている。更に、充電し終わった充電器の回収を促進し、リサイクルにも貢献するシステムが望まれている。
【0005】
本発明は、充電器の購入時に充電器の代金を支払う必要がなく、その結果、携帯電話機の使用を促進することができ、更に、充電器の回収を促進するサーバ及びシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
【0007】
(1) ユーザが用いる着脱可能な充電器を利用可能な携帯電話機と、料金を管理する料金サーバと、通信可能に接続され、前記ユーザから料金を徴収する料金徴収サーバであって、前記ユーザの識別情報と前記携帯電話機の識別情報とを関連付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、前記充電器の接続を検知した前記携帯電話機が送信した前記携帯電話機の識別情報を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記携帯電話機の識別情報と、前記ユーザ情報記憶手段に記憶する前記携帯電話機の識別情報とが同一であると判断することによって認証する認証手段と、前記認証の結果を前記携帯電話機に送信する送信手段と、前記充電器の使用に応じた使用料データを算出する使用料算出手段と、前記使用料算出手段が算出した前記使用料データを前記携帯電話機の使用に応じた通話料データに加算するために、前記料金サーバに送信する使用料加算手段と、を備える料金徴収サーバ。
【0008】
(1)の構成によれば、本発明に係る料金徴収サーバは、ユーザの識別情報と携帯電話機の識別情報とを関連付けて記憶する。そして、充電器の接続を検知した携帯電話機が送信した携帯電話機の識別情報を受信し、受信した携帯電話機の識別情報と、記憶する携帯電話機の識別情報とが同一であると判断することによって認証し、認証の結果を携帯電話機に送信し、充電器の使用に応じた使用料データを算出し、算出した使用料データを携帯電話機の使用に応じた通話料データに加算するために、料金サーバに送信する。
【0009】
よって、本発明に係る料金徴収サーバは、充電器の接続を検出した携帯電話機が送信した携帯電話機の識別情報を認証し、充電器の使用に応じた使用料データを算出し、携帯電話機の使用に応じた使用料データに加算するために、料金サーバに送信するので、ユーザは、充電器の使用に応じた使用料データが加算された、料金サーバが請求する携帯電話機の通話料を支払えばよい。したがって、本発明は、充電器の購入時に充電器の代金を支払う必要がなく、その結果、携帯電話の使用を促進することができる料金徴収サーバを提供することができる。
【0010】
(2) 前記充電器の種別情報と前記使用料データとを対応付けて予め記憶する使用料記憶手段を、更に備え、前記受信手段は、前記携帯電話機の識別情報と共に前記充電器の種別情報を受信し、前記使用料算出手段は、前記使用料記憶手段に基づいて、前記受信手段が受信した前記充電器の種別情報に対応付けられた前記使用料データを算出する、(1)に記載の料金徴収サーバ。
【0011】
(2)の構成によれば、本発明に係る料金徴収サーバは、充電器の種別情報と使用料データとを対応付けて予め記憶する使用料記憶手段を、更に備え、携帯電話機の識別情報と共に充電器の種別情報を受信し、使用料記憶手段に基づいて、受信した充電器の種別情報に対応付けられた使用料データを算出する。したがって、本発明は、種別によって使用料が異なる充電器であっても、充電器の購入時に、充電器の代金を支払う必要がなく、その結果、携帯電話の使用を、更に促進することができる料金徴収サーバを提供することができる。
【0012】
(3) 前記充電器の種別情報と共に、前記充電器の識別情報を受信する識別情報受信手段と、前記認証手段の認証により、前記識別情報受信手段が受信した前記充電器の識別情報を、前記ユーザ情報記憶手段に記憶する前記携帯電話機の識別情報に対応付けて記憶する充電器データ格納手段と、前記充電器を回収した情報管理端末から前記充電器の識別情報を受信したことに応じて、受信した前記充電器の識別情報に対応付けられた前記携帯電話機に回収データを送信する回収送信手段と、を更に備える(1)又は(2)に記載の料金徴収サーバ。
【0013】
(3)の構成によれば、本発明に係る料金徴収サーバは、充電器の種別情報と共に、充電器の識別情報を受信し、認証により、受信した充電器の識別情報を、ユーザ情報記憶手段に記憶する携帯電話機の識別情報に対応付けて記憶する。そして、充電器を回収した情報管理端末から充電器の識別情報を受信したことに応じて、受信した充電器の識別情報に対応付けられた携帯電話機に回収データを送信する構成を、更に備える。
【0014】
したがって、本発明は、充電器の購入時に充電器の代金を支払う必要がなく、その結果、携帯電話の使用を促進することができるサーバを提供することができることに加えて、充電器を回収した回収データを携帯電話機に送信することができるので、充電器の回収及びリサイクルをも促進することができ、リサイクルした充電器を簡便に入手することができるようになる。その結果、携帯電話機の使用を更に促進することができる。
【0015】
(4) 前記回収送信手段は、前記携帯電話機にポイントデータを更に送信する、(3)に記載の料金徴収サーバ。
【0016】
(4)の構成によれば、本発明に係る料金徴収サーバは、携帯電話機にポイントデータを更に送信する。すなわち、料金徴収サーバは、使用後の充電器が回収されるようにしたユーザにポイントを付与する。したがって、充電器の回収及びリサイクルを更に促進することができ、リサイクルされた充電器を簡便に入手することができるようになる。その結果、携帯電話機の使用を更に促進することができる。
【0017】
(5) ユーザが用いる着脱可能な充電器と、該充電器を利用可能な携帯電話機と、料金を管理する料金サーバと、通信可能に接続され、前記ユーザから料金を徴収する料金徴収サーバとを備える料金徴収システムであって、前記料金徴収サーバは、前記ユーザの識別情報と前記携帯電話機の識別情報とを関連付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、前記充電器の接続を検知した前記携帯電話機が送信した前記携帯電話機の識別情報を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記携帯電話機の識別情報と、前記ユーザ情報記憶手段に記憶する前記携帯電話機の識別情報とが同一であると判断することによって認証する認証手段と、前記認証の結果を前記携帯電話機に送信する送信手段と、前記充電器の使用に応じた使用料データを算出する使用料算出手段と、前記使用料算出手段が算出した前記使用料データを前記携帯電話機の使用に応じた通話料データに加算するために、前記料金サーバに送信する使用料加算手段と、を備え、前記携帯電話機は、前記充電器が接続されたことを検知し、前記料金徴収サーバに前記携帯電話機の識別情報を送信し、その後、前記認証の結果として認証されたことを受信したことに応じて、電源の供給を開始する開始コマンドを前記充電器に送信し、前記充電器は、前記携帯電話機から前記開始コマンドを受信したことに応じて、前記携帯電話機へ電源の供給を開始し、前記料金サーバは、料金徴収サーバが送信した前記使用料データを、前記通話料データに加算して、前記ユーザに請求する、料金徴収システム。
【0018】
(5)の構成によれば、本発明に係る料金徴収システムにおいて、料金徴収サーバは、ユーザの識別情報と前記携帯電話機の識別情報とを関連付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、充電器の接続を検知した携帯電話機が送信した携帯電話機の識別情報を受信する受信手段と、受信手段が受信した携帯電話機の識別情報と、ユーザ情報記憶手段に記憶する携帯電話機の識別情報とが同一であると判断することによって認証する認証手段と、認証の結果を携帯電話機に送信する送信手段と、充電器の使用に応じた使用料データを算出する使用料算出手段と、使用料算出手段が算出した使用料データを携帯電話機の使用に応じた通話料データに加算するために、料金サーバに送信する使用料加算手段と、を備え、携帯電話機は、充電器が接続されたことを検知し、料金徴収サーバに携帯電話機の識別情報を送信し、その後、認証の結果として認証されたことを受信したことに応じて、電源の供給を開始する開始コマンドを充電器に送信し、充電器は、携帯電話機から開始コマンドを受信したことに応じて、携帯電話機へ電源の供給を開始し、料金サーバは、料金徴収サーバが送信した使用料データを、通話料データに加算して、ユーザに請求する。
【0019】
よって、本発明に係る料金徴収システムにおいて、料金徴収サーバは、充電器の接続を検知した携帯電話機が送信した携帯電話機の識別情報を認証し、認証されたことを受信した携帯電話機は、充電器に開始コマンドを送信する。よって、携帯電話機は充電器によって電源を供給される。そして、料金徴収サーバは、充電器の使用に応じた使用料データを算出し、携帯電話機の使用に応じた通話料データに加算するために、料金サーバに送信し、料金サーバは、使用料データを、通話料データに加算して、ユーザに請求するので、ユーザは、充電器の使用料が加算された、料金サーバが請求する携帯電話機の通話料を支払えばよい。したがって、本発明は、充電器の購入時に充電器の代金を支払う必要がなく、その結果、携帯電話の使用を促進することができる料金徴収システムを提供することができる。
【0020】
(6) 前記料金徴収サーバは、前記充電器の種別情報と使用料データとを対応付けて予め記憶する使用料記憶手段を、更に備え、前記受信手段は、前記携帯電話機の識別情報と共に前記充電器の種別情報を受信し、前記使用料算出手段は、前記使用料記憶手段に基づいて、前記受信手段が受信した前記充電器の種別情報に対応付けられた前記使用料データを算出する、(5)に記載の料金徴収システム。
【0021】
(6)の構成によれば、本発明に係る料金徴収システムにおいて、料金徴収サーバは、充電器の種別情報と使用料データとを対応付けて予め記憶する使用料記憶手段を、更に備え、携帯電話機の識別情報と共に充電器の種別情報を受信し、使用料記憶手段に基づいて、受信した充電器の種別情報に対応付けられた使用料データを算出する。したがって、本発明は、種別によって使用料が異なる充電器であっても、充電器の購入時に、充電器の代金を支払う必要がなく、その結果、携帯電話の使用を、更に促進することができる料金徴収システムを提供することができる。
【0022】
(7) 前記料金徴収サーバは、前記充電器の種別情報と共に、前記充電器の識別情報を受信する識別情報受信手段と、前記認証手段の認証により、前記識別情報受信手段が受信した前記充電器の識別情報を、前記ユーザ情報記憶手段に記憶する前記携帯電話機の識別情報に対応付けて記憶する充電器データ格納手段と、前記充電器を回収した情報管理端末から前記充電器の識別情報を受信したことに応じて、受信した前記充電器の識別情報に対応付けられた前記携帯電話機に回収データを送信する回収送信手段と、を更に備える(5)又は(6)に記載の料金徴収システム。
【0023】
(7)の構成によれば、本発明に係る料金徴収システムにおいて、料金徴収サーバは、充電器の種別情報と共に、充電器の識別情報を受信し、認証により、受信した充電器の識別情報を、ユーザ情報記憶手段に記憶する携帯電話機の識別情報に対応付けて記憶する。そして、充電器を回収した情報管理端末から充電器の識別情報を受信したことに応じて、受信した充電器の識別情報に対応付けられた携帯電話機に回収データを送信する。したがって、本発明は、充電器の購入時に充電器の代金を支払う必要がなく、その結果、携帯電話の使用を促進することができるシステムを提供することができることに加えて、充電器を回収した回収データを携帯電話機に送信することができるので、充電器の回収及びリサイクルをも促進することができ、リサイクルした充電器を簡便に入手することができるようになる。その結果、携帯電話機の使用を更に促進することができる。
【0024】
(8) 前記回収送信手段は、前記携帯電話機にポイントデータを更に送信する、(7)に記載の料金徴収システム。
【0025】
(8)の構成によれば、本発明に係る料金徴収システムにおいて、料金徴収サーバは、携帯電話機にポイントデータを更に送信する。すなわち、料金徴収サーバは、使用後の充電器が回収されるようにしたユーザにポイントを付与する。したがって、充電器の回収及びリサイクルを更に促進することができ、リサイクルされた充電器を簡便に入手することができるようになる。その結果、携帯電話機の使用を更に促進することができる。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、充電器の購入時に充電器の代金を支払う必要がなく、その結果、携帯電話機の使用を促進することができ、更に、充電器の回収を促進するサーバ及びシステムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。
【0028】
[実施例1]
図1は、本発明の一実施形態に係る料金徴収サーバ10の機能構成を示す図である。料金徴収サーバ10は、ユーザ情報記憶手段としてユーザ情報DB20(データベース)と、携帯電話機50の識別情報等を受信する識別情報受信部11と、認証手段として認証部12と、認証結果を送信する結果送信部13と、使用料算出手段として使用料算出部15と、使用料加算手段として使用料加算部16とを備えている。更に、使用料記憶手段として充電器使用料DB30(データベース)を、備えている。
【0029】
ユーザ情報DB20は、ユーザの識別情報と携帯電話機50の識別情報とを関連付けて記憶している。ユーザの識別情報には、ユーザIDがある。ユーザIDは、他システムにおいて生成され、ユーザの情報(例えば、氏名、携帯電話機50の電話番号、携帯電話機50の機器番号等)と対応付けて登録されている。携帯電話機50の識別情報には、携帯電話機50の機器番号がある。ユーザ情報DB20は、ユーザから料金徴収サーバ10を利用する旨の要求を受けた他のシステムから料金徴収サーバ10に送信されたユーザIDに基づいて、料金徴収サーバ10が他のシステムから携帯電話機50の機器番号、電話番号を取得することにより、作成される。
【0030】
識別情報受信部11は、携帯電話機50の識別情報を受信する。また、本実施例では、充電器60の種別により使用料データが異なる場合に、充電器60の使用に応じた使用料データを算出するために充電器使用料DB30を用いる実施例であるので、識別情報受信部11は、充電器60の種別情報も受信する。
【0031】
認証部12は、携帯電話機50を認証する。認証は、携帯電話機50から受信した携帯電話機50の識別情報と、ユーザ情報DB20に記憶する携帯電話機50の識別情報とが同一であると判断することにより行われる。すなわち、認証部12は、受信した携帯電話機50の識別情報に基づいて、ユーザ情報DB20を検索し、同一の識別情報を検索することができる場合には、携帯電話機50を認証する。
【0032】
結果送信部13は、認証の結果を携帯電話機50に送信する。すなわち、認証部12が携帯電話機50の機器番号を認証する場合には、その携帯電話機50に認証するデータを送信する。認証部12が携帯電話機50の機器番号を認証できない場合には、その携帯電話機50に認証しないデータを送信する。認証するデータを受信した携帯電話機50は、充電器60に携帯電話機50への充電を開始するコマンドを送信し、充電器60は携帯電話機50への充電を開始する(後述する図4参照)。
【0033】
充電器使用料DB30は、充電器60の種別情報と使用料データとを対応付けて予め記憶している。充電器60の種別情報は、充電器60の種別や型番等であり、充電器60の使用料データに対応付けられた情報である。充電器使用料DB30は、料金徴収サーバ10に充電器60の種別情報と使用料データとを入力することにより、予め作成される。なお、本実施例では、充電器使用料DB30を備えているが、充電器60の使用に応じた使用料データを他の方法で算出できる場合(例えば、一定料金の場合等)には、備える必要はない。
【0034】
使用料算出部15は、充電器60の種別情報に対応付けられた使用料を算出する。すなわち、使用料算出部15は、識別情報受信部11が受信した充電器60の種別情報に基づいて、充電器使用料DB30を検索し、検索した充電器60の種別に対応付けられた使用料データを取得することにより、充電器60の使用に応じた使用料データを算出する。
【0035】
使用料加算部16は、使用料算出部15が算出した充電器60の使用に応じた使用料データを料金サーバ90に送信する。すなわち、算出した使用料データを、携帯電話機50の使用に応じた通話料データに加算するために料金サーバ90に送信する。料金サーバは、携帯電話機50の使用に応じた通話料データをユーザに請求する際に、料金徴収サーバ10から送信された充電器60の使用に応じた使用料データを加算し請求する。なお、料金徴収サーバ10と、料金サーバ90との間には、充電器60の使用に応じた使用料データを、携帯電話機50の使用に応じた通話料データに加算するために、予めユーザインターフェースが設けられている。
【0036】
図2は、本発明の一実施形態に係る料金徴収サーバ10の動作環境を示す図である。本発明の一実施例である料金徴収サーバ10が、コンピュータネットワーク70(インターネット、LAN、WAN等)を介して、着脱可能な充電器60、60aを利用可能な携帯電話機50、50aと、料金サーバ90と、通信可能に接続されている例を示している。
【0037】
料金徴収サーバ10は、充電器60の接続を検知した携帯電話機50から、携帯電話機50の識別情報及び充電器60の種別情報をコンピュータネットワーク70を介して受信する。次に、料金徴収サーバ10は、受信した携帯電話機50の識別情報を認証し、認証の結果を携帯電話機50にコンピュータネットワーク70を介して送信する。そして、
料金徴収サーバ10は、受信した充電器60の種別情報に対応付けられた使用料データを算出し、算出した使用料データを携帯電話機50の使用に応じた通話料データに加算するために料金サーバ90に、コンピュータネットワーク70を介して送信する。
【0038】
図3は、本発明の一実施形態に係る料金徴収サーバ10のハードウェア構成の一例を示す図である。料金徴収サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)1010(マルチプロセッサ構成ではCPU_A1012等複数のCPUが追加されてもよい)、バスライン1005、コンピュータネットワーク用通信I/F1040、メインメモリ1050、BIOS(Basic Input Output System)1060、ハードディスク1070、通信I/F1080並びにキーボード及びマウス1100等の入力手段や表示装置1022を備える。
【0039】
ここで、CPU1010は、料金徴収サーバ10全体をコントロールし、ハードディスク1070等に記憶された各種のプログラムを読み出して実行することにより、本発明に係る各種手段を実現している。
【0040】
BIOS1060は、料金徴収サーバ10の起動時にCPU1010が実行するブートプログラムや、ハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0041】
ハードディスク1070は、料金徴収サーバ10が機能するための各種プログラム及び本発明の機能を実行するプログラムを記憶しており、更に必要に応じて各種データベースを構成可能である。例えば、ハードディスク1070は、ユーザ情報DB20、充電器使用料DB30を構成する。
【0042】
表示装置1022は、データの入力を受け付ける画面を表示したりするものであり、ブラウン管表示装置(CRT)、液晶表示装置(LCD)等のディスプレイ装置を含む。
【0043】
ここで、入力手段は、入力の受け付けを行うものであり、キーボード及びマウス1100等により構成する。
【0044】
また、コンピュータネットワーク用通信I/F1040は、料金徴収サーバ10を専用ネットワーク又は公共ネットワークを介して携帯電話機50、50a等と接続できるようにするためのネットワーク・アダプタである。通信I/F1080は、データを送受信するためのインターフェース装置である。
【0045】
図4は、本発明の一実施形態に係る携帯電話機50及び充電器60のハードウェア構成の一例を示す図である。図4に示すように、CPU(Central Processing Unit)211、メモリ212、操作部213、表示部52、通信部215、撮像部216、スピーカ217、マイク218、インターフェース部219がバスラインBUSにより接続されて携帯電話機50を構成する。充電池220は、インターフェース部219と接続されている。
【0046】
CPU211は、携帯電話機50を統括的に制御する部分であり、メモリ212に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
【0047】
メモリ212は、ROM(Read Only Memory)又は、RAM(Random Access Memory))であってよく、携帯電話機50で機能する各種プログラム及び、広告データを含む各種データを記憶する装置である。
【0048】
操作部213は、各種設定や入力操作を行う操作ボタン群、決定操作ボタン等を備えており、操作部213による入力情報はCPU211の制御下で処理される。
【0049】
表示部52は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electoro Luminescence)によって構成され、各種データを表示する。
【0050】
通信部215は、携帯電話として機能するために無線通信に必要なアンテナ及びアンテナ信号処理回路等を含んで構成される。インターフェース部219は、携帯電話機と周辺機器とを接続し、データの送受信及び電源供給を行う。充電池220は、携帯電話機50の各部に電源を供給する。充電池220は、インターフェース部219と接続され、インターフェース部219を介して、充電器60から電源が供給される。
【0051】
充電器60は、携帯電話機50と接続することで、充電池64の充電池により電源供給を行うインターフェース部61と、充電池を有する充電池64と、携帯電話機50とデータの送受信を行い、電源供給を制御する制御部62と、制御部62からの制御を受けて充電池から携帯電話機50への電源供給をON又はOFFする電源ON/OFF部63とを備える。
【0052】
充電器60のインターフェース部61は、充電池64から供給される電源を、接続される電子機器へ供給することが可能なインターフェースである。充電器60は、インターフェース部61を介して、携帯電話機50と着脱可能である。制御部62は、CPU(Central Processing Unit)であってよい。制御部62は、携帯電話機50のインターフェース部219を介してデータの送受信を行う。携帯電話機50と送受信するデータには、携帯電話機50から受信するデータとして充電器60から電源の供給を開始する開始コマンド、携帯電話機50へ送信するデータとして充電器60のシリアル番号を送信するコマンド等がある。携帯電話機50から受信したデータが、開始コマンドの場合には、制御部62は、充電池64から携帯電話機50へ電源の供給を行うために、電源ON/OFF部63を制御する。携帯電話機50から開始コマンドを受信するまでは、充電器60から携帯電話機50へ電源の供給は行われない。
【0053】
図5は、本発明の一実施形態に係るユーザ情報DB20を示す図である。ユーザ情報DB20には、ユーザIDと、携帯電話機の機器番号と、携帯電話機のメールアドレスとが記憶される。
【0054】
ユーザIDは、他のシステムで生成された、ユーザの識別情報である。ユーザ情報DB20は、ユーザIDに対応付けられた携帯電話機の機器番号及び携帯電話機のメールアドレスを、他のシステムから料金徴収サーバ10が取得することにより作成される。
【0055】
図6は、本発明の一実施形態に係る充電器使用料DB30を示す図である。充電器使用料DB30には、充電器60の種別及び番号からなるシリアル番号と、使用料とが予め記憶されている。
【0056】
充電器60のシリアル番号は、充電器60の識別情報である。受信した充電器60の識別情報であるシリアル番号のうち、充電器60の種別に基づいて、充電器使用料DB30を検索し、検索した充電器60の種別に対応付けられた使用料データを算出することができる。例えば、図6に示す例のように、充電器60の種別がXYZに対し、使用する番号が10000001から10999999までと、11000001から11499999までとが対応付けられ、使用料1000円が対応付けられている。なお、図6に示す例のように、種別が記憶されていない場合には、上記以外に対応付けられ、使用料データを算出する。
【0057】
図7は、本発明の一実施形態に係る料金徴収サーバ10の処理内容を示すフローチャートである。携帯電話機50から情報を受信すると処理を開始する。
【0058】
CPU1010は、充電器60の接続を検知した携帯電話機50から、携帯電話機50の機器番号及び充電器60のシリアル番号を受信し(ステップS101)、処理をステップS102に移す。
【0059】
ステップS102において、CPU1010は、ユーザ認証を行う。より具体的には、CPU1010は、受信した携帯電話機50の機器番号に基づいて、ユーザ情報DB20を検索し、同一の機器番号を検索することができた場合には、携帯電話機50の機器番号を認証し、同一の機器番号を検索することができない場合には、携帯電話機50の機器番号を認証しない。その後、CPU1010は、処理をステップS103に移す。
【0060】
ステップS103において、CPU1010は、認証の結果を携帯電話機50に送信する。より具体的には、CPU1010は、携帯電話機50の機器番号を認証する場合には、認証するデータを携帯電話機50に送信し、認証しない場合には、認証しないデータを携帯電話機50に送信する。その後、CPU1010は、処理をステップS104に移す。
【0061】
ステップS104において、CPU1010は、携帯電話機50の機器番号を認証するデータの送信をしたか否かを判断する。この判断がYESの場合は、処理をステップS105に移し、NOの場合は、処理を終了する。
【0062】
ステップS105において、CPU1010は、充電器の使用料データを算出する。より具体的には、CPU1010は、受信した充電器60のシリアル番号に含まれる充電器60の種別に基づいて、充電器使用料DB30を検索し、検索した充電器60の種別に対応付けられた番号の中に受信したシリアル番号の番号が該当することを判断する。そして、受信した充電器60の種別情報に対応付けられた使用料データを取得することにより使用料を算出する。その後、CPU1010は、処理をステップS106に移す。
【0063】
ステップS106において、CPU1010は、充電器60の使用料データを料金サーバ90へ送信する。より具体的には、CPU1010は、料金サーバ90との間で予め定められているユーザインターフェースに従い、算出した使用料データを携帯電話機50の通話料データに加算するための送信データを作成し、送信する。その後、CPU1010は、処理を終了する。
【0064】
図8は、本発明の一実施形態に係る料金徴収サーバ10が携帯電話機50の通話料データに充電器60の使用料データを加算し徴収する例を示す図である。
【0065】
図8は、料金サーバ90が携帯電話機50に通話料を請求する請求書のメールを送信し、携帯電話機50がそのメールを携帯電話機50の表示部52に表示している例を示している図である。携帯電話機50の表示部52に表示されている請求書には、携帯電話機50の通話料に充電器60の使用料が加算されている。この例では、3月29日の通話料2000円に充電器60の使用料として充電器料1000円が加算されていることが判る。
【0066】
図9は、料金徴収サーバ10と、携帯電話機50と、充電器60と、料金サーバ90との相互の関連を示すフローチャートである。
【0067】
充電器60を携帯電話機50に装着すると、携帯電話機50は充電器60を検知し、携帯電話機50の機器番号及び充電器60のシリアル番号を料金徴収サーバ10に送信する(ステップA501)。携帯電話機50から携帯電話機50の機器番号及び充電器60のシリアル番号を受信した料金徴収サーバ10は、携帯電話機50の機器番号を認証し、認証するデータを携帯電話機50に送信する(ステップA101)。料金徴収サーバ10から認証するデータを受信した携帯電話機50は、充電器60に開始コマンドを送信する(ステップA502)。携帯電話機50から開始コマンドを受信した充電器60は、携帯電話機50へ電源の供給を開始する(ステップA601)。
【0068】
一方、携帯電話機50から携帯電話機50の機器番号及び充電器60のシリアル番号を受信した料金徴収サーバ10は、シリアル番号に含まれる充電器60の種別情報に基づいて、充電器60の使用料データを算出し、算出した使用料データを料金サーバ90に送信する(ステップA103)。使用料データを受信した料金サーバ90は、携帯電話機50の通話料データに充電器60の使用料データを加算し、携帯電話機50に請求データを送信する(ステップA901)。
【0069】
実施例1によれば、料金徴収サーバ10は、充電器60の接続を検知した携帯電話機50が送信した携帯電話機50の機器番号及びシリアル番号を受信し、受信した携帯電話機50の機器番号と、ユーザ情報DB20に記憶する携帯電話機50の機器番号とが同一であると判断することによって認証し、認証の結果を携帯電話機50に送信する。認証の結果として認証するデータを受信した携帯電話機50は、充電器60に開始コマンドを送信し、開始コマンドを受信した充電器60は、携帯電話機50へ電源の供給を開始する。一方、料金徴収サーバ10は、充電器使用料DB30に基づいて、受信した充電器60のシリアル番号に含まれる種別に対応付けられた使用料を算出し、料金サーバ90に送信する。したがって、実施例1によれば、充電器60の購入時に充電器60の代金を支払う必要がなく、その結果、携帯電話機50の使用を促進することができる。
【0070】
[実施例2]
図10は、本発明の一実施形態に係る料金徴収サーバ10の機能構成を示す図である。料金徴収サーバ10は、実施例1の機能構成に加え、識別情報受信部11が受信した充電器60の識別情報を、ユーザ情報DB20に記憶する充電器データ格納手段として充電器データ格納部14を、更に備えている。また、充電器使用料DB30は、充電器60の種別情報と使用料データとに加え、ポイントデータを記憶している。ポイントデータは、例えば、ユーザに付与された場合に、ユーザに利益をもたらす。ポイントデータは、料金徴収サーバ10に、充電器60の種別情報及び使用料データと対応付けて入力することにより、予め作成される。そして、識別情報受信部11は、回収した充電器60のシリアル番号を情報管理端末91から受信する。
【0071】
識別情報受信部11は、携帯電話機50の機器番号及び充電器60のシリアル番号を受信する。
【0072】
認証部12は、実施例1と同様に携帯電話機50を認証する。
【0073】
結果送信部13は、実施例1と同様に認証の結果を携帯電話機50に送信する。
【0074】
充電器データ格納部14は、識別情報受信部11が受信した充電器60のシリアル番号を、認証部12が認証した携帯電話機50の機器番号に対応付けて、ユーザ情報DB20に記憶する。
【0075】
使用料算出部15は、実施例1と同様に充電器60の使用料データを算出する。使用料加算部16は、実施例1と同様に使用料算出部15が算出した充電器60の使用料データを料金サーバ90に送信する。
【0076】
更に、識別情報受信部11は、回収した充電器60のシリアル番号を情報管理端末91から受信する。
【0077】
結果送信部13は、携帯電話機50に回収の旨を送信する。すなわち、充電器60を回収した情報管理端末91から充電器60のシリアル番号を識別情報受信部11が受信したことに応じて、受信した充電器60のシリアル番号に基づいて、ユーザ情報DB20を検索し、検索した充電器60のシリアル番号に対応付けられた携帯電話機50に回収データを送信する。そして、受信した充電器60のシリアル番号に含まれる種別に基づいて、充電器使用料DB30を検索し、検索した充電器60の種別に対応付けられたポイントデータを取得し、取得したポイントデータを携帯電話機50に送信する。
【0078】
図11は、本発明の一実施形態に係る料金徴収サーバ10の動作環境を示す図である。図11は、実施例1の図2に、更に情報管理端末91を追加した図である。本発明の一実施例である料金徴収サーバ10が、コンピュータネットワーク70(インターネット、LAN、WAN等)を介して、着脱可能な充電器60、60aを利用可能な携帯電話機50、50aと、料金サーバ90と、情報管理端末91と、通信可能に接続されている例を示している。
【0079】
料金徴収サーバ10は、実施例1に加えて、更に、携帯電話機50から、充電器60のシリアル暗号をコンピュータネットワーク70を介して受信し、受信した充電器60のシリアル暗号を、ユーザ情報DB20に記憶する携帯電話機の機器番号に対応付けて記憶する。そして、料金徴収サーバ10は、充電器60を回収した情報管理端末91から充電器60のシリアル暗号をコンピュータネットワーク70を介して受信し、受信したことに応じて、充電器60のシリアル暗号に対応付けられた携帯電話機50に回収データ及びポイントデータをコンピュータネットワーク70を介して送信する。
【0080】
図12は、本発明の一実施形態に係るユーザ情報DB20を示す図である。ユーザ情報DB20には、実施例1に加えて、充電器60のシリアル番号が記憶される。
【0081】
充電器60のシリアル番号が記憶されていると、記憶した充電器60のシリアル番号に対応付けられた携帯電話機50に回収データ及びポイントデータが送信される。すなわち、携帯電話機50が送信し識別情報受信部11が受信した充電器60のシリアル番号を、充電器データ格納部14が、携帯電話機50の機器番号に対応付けて記憶する。そして、充電器60を回収した情報管理端末91が送信した充電器60のシリアル番号を識別情報受信部11が受信したことに応じて、結果送信部13が、受信した充電器60のシリアル番号に基づいて、ユーザ情報DB20の充電器60のシリアル番号を検索し、検索した充電器60のシリアル番号に対応付けられた携帯電話機50に結果送信部13が回収データ及びポイントデータを送信する。
【0082】
図13は、本発明の一実施形態に係る充電器使用料DB30を示す図である。充電器使用料DB30には、実施例1に加えて、ポイントデータが予め記憶されている。例えば、図13に示す例のように、充電器60の種別がXYZに対し、ポイントデータの10点が対応付けられている。
【0083】
図14は、本発明の一実施形態に係る料金徴収サーバ10の処理内容を示すフローチャートである。実施例1に加えて、充電器60のシリアル番号を記憶するステップを備えている。
【0084】
CPU1010は、携帯電話機50からデータを受信しているか否かを判断する(ステップS201)。この判断がYESの場合は、処理をステップS202に移し、NOの場合は、処理を図15のステップS211に移す。
【0085】
ステップS202において、CPU1010は、充電器60の接続を検知した携帯電話機50から、携帯電話機50の機器番号及び充電器60のシリアル番号を受信し、処理をステップS203に移す。
【0086】
ステップS203において、CPU1010は、ユーザ認証を行う。より具体的には、CPU1010は、受信した携帯電話機50の機器番号に基づいて、ユーザ情報DB20を検索し、同一の機器番号を検索することができた場合には、携帯電話機50の機器番号を認証し、同一の機器番号を検索することができない場合には、携帯電話機50の機器番号を認証しない。その後、CPU1010は、処理をステップS204に移す。
【0087】
ステップS204において、CPU1010は、認証の結果を携帯電話機50に送信する。より具体的には、CPU1010は、携帯電話機50の機器番号を認証する場合には、認証するデータを携帯電話機50に送信し、認証しない場合には、認証しないデータを携帯電話機50に送信する。その後、CPU1010は、処理をステップS205に移す。
【0088】
ステップS205において、CPU1010は、携帯電話機50の機器番号を認証するデータの送信をしたか否かを判断する。この判断がYESの場合は、処理をステップS206に移し、NOの場合は、処理を終了する。
【0089】
ステップS206において、CPU1010は、充電器60のシリアル番号を記憶する。より具体的には、CPU1010は、受信した充電器60のシリアル番号を、ユーザ情報DB20に記憶する携帯電話機50の機器番号に対応付けて記憶する。その後、CPU1010は、処理をステップS207に移す。
【0090】
ステップS207において、CPU1010は、充電器60の使用料データを算出する。より具体的には、CPU1010は、受信した充電器60のシリアル番号に含まれる充電器60の種別に基づいて、充電器使用料DB30を検索し、検索した充電器60の種別に対応付けられた番号の中に受信したシリアル番号の番号が該当することを判断する。そして、受信した充電器60の種別に対応付けられた使用料データを取得することにより使用料を算出する。その後、CPU1010は、処理をステップS208に移す。
【0091】
ステップS208において、CPU1010は、充電器60の使用料データを料金サーバ90へ送信する。より具体的には、CPU1010は、料金サーバ90との間で予め定められているユーザインターフェースに従い、算出した使用料データを携帯電話機50の通話料データに加算するための送信データを作成し、送信する。その後、CPU1010は、処理を終了する。
【0092】
図15は、図14に続く処理内容を示すフローチャートである。図15は、充電器60のシリアル番号を情報管理端末91から受信した後の処理を示す。
【0093】
ステップS211において、CPU1010は、情報管理端末91からデータを受信しているか否かを判断する。この判断がYESの場合は、処理をステップS212に移し、NOの場合は、処理を終了する。
【0094】
ステップS212において、CPU1010は、情報管理端末91から、充電器60のシリアル番号を受信し、処理をステップS213に移す。
【0095】
ステップS213において、CPU1010は、受信した充電器60のシリアル番号に対応付けられた携帯電話機50のメールアドレスを取得する。より具体的には、CPU1010は、受信した充電器60のシリアル番号に基づいて、ユーザ情報DB20を検索し、検索した充電器60のシリアル番号に対応付けられた携帯電話機50のメールアドレスを取得する。その後、CPU1010は、処理をステップS214に移す。
【0096】
ステップS214において、CPU1010は、充電器60を回収した回収データとポイントデータとを携帯電話機50に送信する。より具体的には、CPU1010は、取得した携帯電話機50のメールアドレスに、回収データと、受信したシリアル番号に含まれる充電器60の種別に対応付けられた充電器使用料DB30のポイントデータとを携帯電話機50に送信する。その後、CPU1010は、処理を終了する。
【0097】
図16は、本発明の一実施形態に係る料金徴収サーバ10が携帯電話機50にポイントデータを送信する例を示す図である。
【0098】
図16は、情報管理端末91から充電器60の回収データを受信した料金徴収サーバ10が携帯電話機50にポイントを付与するためにメールを送信し、携帯電話機50がそのメールを携帯電話機50の表示部52に表示している例を示している図である。携帯電話機50の表示部52に表示されているポイントを付与するメールには、充電器60の回収日と、充電器60のシリアル番号と、ポイント等が記載され、この例では、充電器60の回収日が4月1日、シリアル番号がXYZ10012345、ポイントが10ポイントであることが判る。
【0099】
図17は、料金徴収サーバ10と、携帯電話機50と、充電器60と、料金サーバ90と、情報管理端末91との相互の関連を示すフローチャートである。
【0100】
充電器60を携帯電話機50に装着すると、携帯電話機50は充電器60を検知し、携帯電話機50の機器番号及び充電器60のシリアル番号を料金徴収サーバ10に送信する(ステップB501)。携帯電話機50から携帯電話機50の機器番号及び充電器60のシリアル番号を受信した料金徴収サーバ10は、携帯電話機50の機器番号を認証し、認証するデータを携帯電話機50に送信する(ステップB101)。料金徴収サーバ10から認証するデータを受信した携帯電話機50は、充電器60に開始コマンドを送信する(ステップB502)。携帯電話機50から開始コマンドを受信した充電器60は、携帯電話機50へ電源の供給を開始する(ステップB601)。
【0101】
一方、携帯電話機50から携帯電話機50の機器番号及び充電器60のシリアル番号を受信した料金徴収サーバ10は、充電器60のシリアル番号をユーザ情報DB20に記憶する(ステップB102)。次に、料金徴収サーバ10は、シリアル番号に含まれる充電器60の種別情報に基づいて、充電器60の使用料データを算出し、算出した使用料データを料金サーバ90に送信する(ステップB103)。使用料データを受信した料金サーバ90は、携帯電話機50の通話料データに充電器60の使用料データを加算し、携帯電話機50に請求データを送信する(ステップB901)。
【0102】
更に、充電器60を回収した情報管理端末91は、料金徴収サーバ10に回収した充電器60のシリアル番号を送信する(ステップB911)。充電器60のシリアル番号を受信した料金徴収サーバ10は、ユーザ情報DB20に記憶したシリアル番号に対応付けられた携帯電話機50を取得する(ステップB104)。そして、料金徴収サーバ10は、取得した携帯電話機50に回収データ及びポイントデータを送信する(ステップB105)。
【0103】
実施例2によれば、実施例1の処理に加えて、更に、料金徴収サーバ10は、携帯電話機50から充電器60のシリアル番号を受信し、携帯電話機50を認証すると、受信した充電器60のシリアル番号を、ユーザ情報DB20に記憶する携帯電話機50の機器番号に対応付けて記憶する。そして、充電器60を回収した情報管理端末91から充電器60のシリアル番号を受信したことに応じて、受信した充電器60のシリアル番号に対応付けられた携帯電話機50に回収データ及びポイントデータを送信する。したがって、実施例2によれば、充電器60の購入時に充電器60の代金を支払う必要がなく、その結果、携帯電話の使用を促進することができるサーバを提供することができることに加えて、充電器60の回収データ及びポイントデータを携帯電話機50に送信することができるので、充電器60の回収及びリサイクルをも促進することができ、リサイクルした充電器を簡便に入手することができるようになる。その結果、携帯電話機50の使用を更に促進することができる。
【0104】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0105】
【図1】本発明の実施例1に係る料金徴収サーバ10の機能構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例1に係る料金徴収サーバ10の動作環境を示す図である。
【図3】本発明の実施例1に係る料金徴収サーバ10のハードウェア構成の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施例1に係る携帯電話機50及び充電器60のハードウェア構成の一例を示す図である。
【図5】本発明の実施例1に係るユーザ情報DB20を示す図である。
【図6】本発明の実施例1に係る充電器使用料DB30を示す図である。
【図7】本発明の実施例1に係る料金徴収サーバ10の処理内容を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施例1に係る料金徴収サーバ10が携帯電話機50の通話料データに充電器60の使用料データを加算し徴収する例を示す図である。
【図9】本発明の実施例1に係る料金徴収サーバ10と、携帯電話機50と、充電器60と、料金サーバ90との相互の関連を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施例2に係る料金徴収サーバ10の機能構成を示す図である。
【図11】本発明の実施例2に係る料金徴収サーバ10の動作環境を示す図である。
【図12】本発明の実施例2に係るユーザ情報DB20を示す図である
【図13】本発明の実施例2に係る充電器使用料DB30を示す図である。
【図14】本発明の実施例2に係る料金徴収サーバ10の処理内容を示すフローチャートである。
【図15】図14に続く処理内容を示すフローチャートである。
【図16】本発明の実施例2に係る料金徴収サーバ10が携帯電話機50にポイントデータを送信する例を示す図である。
【図17】本発明の実施例2に係る料金徴収サーバ10と、携帯電話機50と、充電器60と、料金サーバ90と、情報管理端末91との相互の関連を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0106】
10 料金徴収サーバ
50 携帯電話機
60 充電器
70 コンピュータネットワーク
90 料金サーバ
91 情報管理端末
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用料を徴収するに関する。特に、充電器の使用料を購入時ではなく購入した後から徴収するに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、広告は、テレビやラジオ等を利用して行われている他に、ダイレクトメールやちらし等を利用して行われている。現在では、インターネットの普及と共にパソコンや携帯電話等を利用したバナー広告やメール広告等がある。
【0003】
このように、広告はさまざまな電子機器を利用して行われているが、電子機器を利用した広告を更に促進する方法として、例えば、特許文献1がある。
特許文献1には、充電時を利用して広告することを課題として、携帯電話機の充電時に直接、当該広告内容に関する情報を携帯電話機へ自動登録する携帯電話機用充電器が記載されている。また、メール・インターネット等により間接的にメール配信又はインターネット上の広告サイトへ接続する携帯電話機用充電器について記載されている。
【特許文献1】特開2004−201256号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、携帯電話機に充電をする場合の料金は、携帯電話機用充電器を購入した時や、携帯電話機用充電装置の使用時に支払う必要があるので、手持ちの現金が必要となり、利便性に欠ける。そこで、携帯電話機に充電を行っても、充電した料金をまとめて後から支払うシステムが望まれている。更に、充電し終わった充電器の回収を促進し、リサイクルにも貢献するシステムが望まれている。
【0005】
本発明は、充電器の購入時に充電器の代金を支払う必要がなく、その結果、携帯電話機の使用を促進することができ、更に、充電器の回収を促進するサーバ及びシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
【0007】
(1) ユーザが用いる着脱可能な充電器を利用可能な携帯電話機と、料金を管理する料金サーバと、通信可能に接続され、前記ユーザから料金を徴収する料金徴収サーバであって、前記ユーザの識別情報と前記携帯電話機の識別情報とを関連付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、前記充電器の接続を検知した前記携帯電話機が送信した前記携帯電話機の識別情報を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記携帯電話機の識別情報と、前記ユーザ情報記憶手段に記憶する前記携帯電話機の識別情報とが同一であると判断することによって認証する認証手段と、前記認証の結果を前記携帯電話機に送信する送信手段と、前記充電器の使用に応じた使用料データを算出する使用料算出手段と、前記使用料算出手段が算出した前記使用料データを前記携帯電話機の使用に応じた通話料データに加算するために、前記料金サーバに送信する使用料加算手段と、を備える料金徴収サーバ。
【0008】
(1)の構成によれば、本発明に係る料金徴収サーバは、ユーザの識別情報と携帯電話機の識別情報とを関連付けて記憶する。そして、充電器の接続を検知した携帯電話機が送信した携帯電話機の識別情報を受信し、受信した携帯電話機の識別情報と、記憶する携帯電話機の識別情報とが同一であると判断することによって認証し、認証の結果を携帯電話機に送信し、充電器の使用に応じた使用料データを算出し、算出した使用料データを携帯電話機の使用に応じた通話料データに加算するために、料金サーバに送信する。
【0009】
よって、本発明に係る料金徴収サーバは、充電器の接続を検出した携帯電話機が送信した携帯電話機の識別情報を認証し、充電器の使用に応じた使用料データを算出し、携帯電話機の使用に応じた使用料データに加算するために、料金サーバに送信するので、ユーザは、充電器の使用に応じた使用料データが加算された、料金サーバが請求する携帯電話機の通話料を支払えばよい。したがって、本発明は、充電器の購入時に充電器の代金を支払う必要がなく、その結果、携帯電話の使用を促進することができる料金徴収サーバを提供することができる。
【0010】
(2) 前記充電器の種別情報と前記使用料データとを対応付けて予め記憶する使用料記憶手段を、更に備え、前記受信手段は、前記携帯電話機の識別情報と共に前記充電器の種別情報を受信し、前記使用料算出手段は、前記使用料記憶手段に基づいて、前記受信手段が受信した前記充電器の種別情報に対応付けられた前記使用料データを算出する、(1)に記載の料金徴収サーバ。
【0011】
(2)の構成によれば、本発明に係る料金徴収サーバは、充電器の種別情報と使用料データとを対応付けて予め記憶する使用料記憶手段を、更に備え、携帯電話機の識別情報と共に充電器の種別情報を受信し、使用料記憶手段に基づいて、受信した充電器の種別情報に対応付けられた使用料データを算出する。したがって、本発明は、種別によって使用料が異なる充電器であっても、充電器の購入時に、充電器の代金を支払う必要がなく、その結果、携帯電話の使用を、更に促進することができる料金徴収サーバを提供することができる。
【0012】
(3) 前記充電器の種別情報と共に、前記充電器の識別情報を受信する識別情報受信手段と、前記認証手段の認証により、前記識別情報受信手段が受信した前記充電器の識別情報を、前記ユーザ情報記憶手段に記憶する前記携帯電話機の識別情報に対応付けて記憶する充電器データ格納手段と、前記充電器を回収した情報管理端末から前記充電器の識別情報を受信したことに応じて、受信した前記充電器の識別情報に対応付けられた前記携帯電話機に回収データを送信する回収送信手段と、を更に備える(1)又は(2)に記載の料金徴収サーバ。
【0013】
(3)の構成によれば、本発明に係る料金徴収サーバは、充電器の種別情報と共に、充電器の識別情報を受信し、認証により、受信した充電器の識別情報を、ユーザ情報記憶手段に記憶する携帯電話機の識別情報に対応付けて記憶する。そして、充電器を回収した情報管理端末から充電器の識別情報を受信したことに応じて、受信した充電器の識別情報に対応付けられた携帯電話機に回収データを送信する構成を、更に備える。
【0014】
したがって、本発明は、充電器の購入時に充電器の代金を支払う必要がなく、その結果、携帯電話の使用を促進することができるサーバを提供することができることに加えて、充電器を回収した回収データを携帯電話機に送信することができるので、充電器の回収及びリサイクルをも促進することができ、リサイクルした充電器を簡便に入手することができるようになる。その結果、携帯電話機の使用を更に促進することができる。
【0015】
(4) 前記回収送信手段は、前記携帯電話機にポイントデータを更に送信する、(3)に記載の料金徴収サーバ。
【0016】
(4)の構成によれば、本発明に係る料金徴収サーバは、携帯電話機にポイントデータを更に送信する。すなわち、料金徴収サーバは、使用後の充電器が回収されるようにしたユーザにポイントを付与する。したがって、充電器の回収及びリサイクルを更に促進することができ、リサイクルされた充電器を簡便に入手することができるようになる。その結果、携帯電話機の使用を更に促進することができる。
【0017】
(5) ユーザが用いる着脱可能な充電器と、該充電器を利用可能な携帯電話機と、料金を管理する料金サーバと、通信可能に接続され、前記ユーザから料金を徴収する料金徴収サーバとを備える料金徴収システムであって、前記料金徴収サーバは、前記ユーザの識別情報と前記携帯電話機の識別情報とを関連付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、前記充電器の接続を検知した前記携帯電話機が送信した前記携帯電話機の識別情報を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記携帯電話機の識別情報と、前記ユーザ情報記憶手段に記憶する前記携帯電話機の識別情報とが同一であると判断することによって認証する認証手段と、前記認証の結果を前記携帯電話機に送信する送信手段と、前記充電器の使用に応じた使用料データを算出する使用料算出手段と、前記使用料算出手段が算出した前記使用料データを前記携帯電話機の使用に応じた通話料データに加算するために、前記料金サーバに送信する使用料加算手段と、を備え、前記携帯電話機は、前記充電器が接続されたことを検知し、前記料金徴収サーバに前記携帯電話機の識別情報を送信し、その後、前記認証の結果として認証されたことを受信したことに応じて、電源の供給を開始する開始コマンドを前記充電器に送信し、前記充電器は、前記携帯電話機から前記開始コマンドを受信したことに応じて、前記携帯電話機へ電源の供給を開始し、前記料金サーバは、料金徴収サーバが送信した前記使用料データを、前記通話料データに加算して、前記ユーザに請求する、料金徴収システム。
【0018】
(5)の構成によれば、本発明に係る料金徴収システムにおいて、料金徴収サーバは、ユーザの識別情報と前記携帯電話機の識別情報とを関連付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、充電器の接続を検知した携帯電話機が送信した携帯電話機の識別情報を受信する受信手段と、受信手段が受信した携帯電話機の識別情報と、ユーザ情報記憶手段に記憶する携帯電話機の識別情報とが同一であると判断することによって認証する認証手段と、認証の結果を携帯電話機に送信する送信手段と、充電器の使用に応じた使用料データを算出する使用料算出手段と、使用料算出手段が算出した使用料データを携帯電話機の使用に応じた通話料データに加算するために、料金サーバに送信する使用料加算手段と、を備え、携帯電話機は、充電器が接続されたことを検知し、料金徴収サーバに携帯電話機の識別情報を送信し、その後、認証の結果として認証されたことを受信したことに応じて、電源の供給を開始する開始コマンドを充電器に送信し、充電器は、携帯電話機から開始コマンドを受信したことに応じて、携帯電話機へ電源の供給を開始し、料金サーバは、料金徴収サーバが送信した使用料データを、通話料データに加算して、ユーザに請求する。
【0019】
よって、本発明に係る料金徴収システムにおいて、料金徴収サーバは、充電器の接続を検知した携帯電話機が送信した携帯電話機の識別情報を認証し、認証されたことを受信した携帯電話機は、充電器に開始コマンドを送信する。よって、携帯電話機は充電器によって電源を供給される。そして、料金徴収サーバは、充電器の使用に応じた使用料データを算出し、携帯電話機の使用に応じた通話料データに加算するために、料金サーバに送信し、料金サーバは、使用料データを、通話料データに加算して、ユーザに請求するので、ユーザは、充電器の使用料が加算された、料金サーバが請求する携帯電話機の通話料を支払えばよい。したがって、本発明は、充電器の購入時に充電器の代金を支払う必要がなく、その結果、携帯電話の使用を促進することができる料金徴収システムを提供することができる。
【0020】
(6) 前記料金徴収サーバは、前記充電器の種別情報と使用料データとを対応付けて予め記憶する使用料記憶手段を、更に備え、前記受信手段は、前記携帯電話機の識別情報と共に前記充電器の種別情報を受信し、前記使用料算出手段は、前記使用料記憶手段に基づいて、前記受信手段が受信した前記充電器の種別情報に対応付けられた前記使用料データを算出する、(5)に記載の料金徴収システム。
【0021】
(6)の構成によれば、本発明に係る料金徴収システムにおいて、料金徴収サーバは、充電器の種別情報と使用料データとを対応付けて予め記憶する使用料記憶手段を、更に備え、携帯電話機の識別情報と共に充電器の種別情報を受信し、使用料記憶手段に基づいて、受信した充電器の種別情報に対応付けられた使用料データを算出する。したがって、本発明は、種別によって使用料が異なる充電器であっても、充電器の購入時に、充電器の代金を支払う必要がなく、その結果、携帯電話の使用を、更に促進することができる料金徴収システムを提供することができる。
【0022】
(7) 前記料金徴収サーバは、前記充電器の種別情報と共に、前記充電器の識別情報を受信する識別情報受信手段と、前記認証手段の認証により、前記識別情報受信手段が受信した前記充電器の識別情報を、前記ユーザ情報記憶手段に記憶する前記携帯電話機の識別情報に対応付けて記憶する充電器データ格納手段と、前記充電器を回収した情報管理端末から前記充電器の識別情報を受信したことに応じて、受信した前記充電器の識別情報に対応付けられた前記携帯電話機に回収データを送信する回収送信手段と、を更に備える(5)又は(6)に記載の料金徴収システム。
【0023】
(7)の構成によれば、本発明に係る料金徴収システムにおいて、料金徴収サーバは、充電器の種別情報と共に、充電器の識別情報を受信し、認証により、受信した充電器の識別情報を、ユーザ情報記憶手段に記憶する携帯電話機の識別情報に対応付けて記憶する。そして、充電器を回収した情報管理端末から充電器の識別情報を受信したことに応じて、受信した充電器の識別情報に対応付けられた携帯電話機に回収データを送信する。したがって、本発明は、充電器の購入時に充電器の代金を支払う必要がなく、その結果、携帯電話の使用を促進することができるシステムを提供することができることに加えて、充電器を回収した回収データを携帯電話機に送信することができるので、充電器の回収及びリサイクルをも促進することができ、リサイクルした充電器を簡便に入手することができるようになる。その結果、携帯電話機の使用を更に促進することができる。
【0024】
(8) 前記回収送信手段は、前記携帯電話機にポイントデータを更に送信する、(7)に記載の料金徴収システム。
【0025】
(8)の構成によれば、本発明に係る料金徴収システムにおいて、料金徴収サーバは、携帯電話機にポイントデータを更に送信する。すなわち、料金徴収サーバは、使用後の充電器が回収されるようにしたユーザにポイントを付与する。したがって、充電器の回収及びリサイクルを更に促進することができ、リサイクルされた充電器を簡便に入手することができるようになる。その結果、携帯電話機の使用を更に促進することができる。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、充電器の購入時に充電器の代金を支払う必要がなく、その結果、携帯電話機の使用を促進することができ、更に、充電器の回収を促進するサーバ及びシステムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。
【0028】
[実施例1]
図1は、本発明の一実施形態に係る料金徴収サーバ10の機能構成を示す図である。料金徴収サーバ10は、ユーザ情報記憶手段としてユーザ情報DB20(データベース)と、携帯電話機50の識別情報等を受信する識別情報受信部11と、認証手段として認証部12と、認証結果を送信する結果送信部13と、使用料算出手段として使用料算出部15と、使用料加算手段として使用料加算部16とを備えている。更に、使用料記憶手段として充電器使用料DB30(データベース)を、備えている。
【0029】
ユーザ情報DB20は、ユーザの識別情報と携帯電話機50の識別情報とを関連付けて記憶している。ユーザの識別情報には、ユーザIDがある。ユーザIDは、他システムにおいて生成され、ユーザの情報(例えば、氏名、携帯電話機50の電話番号、携帯電話機50の機器番号等)と対応付けて登録されている。携帯電話機50の識別情報には、携帯電話機50の機器番号がある。ユーザ情報DB20は、ユーザから料金徴収サーバ10を利用する旨の要求を受けた他のシステムから料金徴収サーバ10に送信されたユーザIDに基づいて、料金徴収サーバ10が他のシステムから携帯電話機50の機器番号、電話番号を取得することにより、作成される。
【0030】
識別情報受信部11は、携帯電話機50の識別情報を受信する。また、本実施例では、充電器60の種別により使用料データが異なる場合に、充電器60の使用に応じた使用料データを算出するために充電器使用料DB30を用いる実施例であるので、識別情報受信部11は、充電器60の種別情報も受信する。
【0031】
認証部12は、携帯電話機50を認証する。認証は、携帯電話機50から受信した携帯電話機50の識別情報と、ユーザ情報DB20に記憶する携帯電話機50の識別情報とが同一であると判断することにより行われる。すなわち、認証部12は、受信した携帯電話機50の識別情報に基づいて、ユーザ情報DB20を検索し、同一の識別情報を検索することができる場合には、携帯電話機50を認証する。
【0032】
結果送信部13は、認証の結果を携帯電話機50に送信する。すなわち、認証部12が携帯電話機50の機器番号を認証する場合には、その携帯電話機50に認証するデータを送信する。認証部12が携帯電話機50の機器番号を認証できない場合には、その携帯電話機50に認証しないデータを送信する。認証するデータを受信した携帯電話機50は、充電器60に携帯電話機50への充電を開始するコマンドを送信し、充電器60は携帯電話機50への充電を開始する(後述する図4参照)。
【0033】
充電器使用料DB30は、充電器60の種別情報と使用料データとを対応付けて予め記憶している。充電器60の種別情報は、充電器60の種別や型番等であり、充電器60の使用料データに対応付けられた情報である。充電器使用料DB30は、料金徴収サーバ10に充電器60の種別情報と使用料データとを入力することにより、予め作成される。なお、本実施例では、充電器使用料DB30を備えているが、充電器60の使用に応じた使用料データを他の方法で算出できる場合(例えば、一定料金の場合等)には、備える必要はない。
【0034】
使用料算出部15は、充電器60の種別情報に対応付けられた使用料を算出する。すなわち、使用料算出部15は、識別情報受信部11が受信した充電器60の種別情報に基づいて、充電器使用料DB30を検索し、検索した充電器60の種別に対応付けられた使用料データを取得することにより、充電器60の使用に応じた使用料データを算出する。
【0035】
使用料加算部16は、使用料算出部15が算出した充電器60の使用に応じた使用料データを料金サーバ90に送信する。すなわち、算出した使用料データを、携帯電話機50の使用に応じた通話料データに加算するために料金サーバ90に送信する。料金サーバは、携帯電話機50の使用に応じた通話料データをユーザに請求する際に、料金徴収サーバ10から送信された充電器60の使用に応じた使用料データを加算し請求する。なお、料金徴収サーバ10と、料金サーバ90との間には、充電器60の使用に応じた使用料データを、携帯電話機50の使用に応じた通話料データに加算するために、予めユーザインターフェースが設けられている。
【0036】
図2は、本発明の一実施形態に係る料金徴収サーバ10の動作環境を示す図である。本発明の一実施例である料金徴収サーバ10が、コンピュータネットワーク70(インターネット、LAN、WAN等)を介して、着脱可能な充電器60、60aを利用可能な携帯電話機50、50aと、料金サーバ90と、通信可能に接続されている例を示している。
【0037】
料金徴収サーバ10は、充電器60の接続を検知した携帯電話機50から、携帯電話機50の識別情報及び充電器60の種別情報をコンピュータネットワーク70を介して受信する。次に、料金徴収サーバ10は、受信した携帯電話機50の識別情報を認証し、認証の結果を携帯電話機50にコンピュータネットワーク70を介して送信する。そして、
料金徴収サーバ10は、受信した充電器60の種別情報に対応付けられた使用料データを算出し、算出した使用料データを携帯電話機50の使用に応じた通話料データに加算するために料金サーバ90に、コンピュータネットワーク70を介して送信する。
【0038】
図3は、本発明の一実施形態に係る料金徴収サーバ10のハードウェア構成の一例を示す図である。料金徴収サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)1010(マルチプロセッサ構成ではCPU_A1012等複数のCPUが追加されてもよい)、バスライン1005、コンピュータネットワーク用通信I/F1040、メインメモリ1050、BIOS(Basic Input Output System)1060、ハードディスク1070、通信I/F1080並びにキーボード及びマウス1100等の入力手段や表示装置1022を備える。
【0039】
ここで、CPU1010は、料金徴収サーバ10全体をコントロールし、ハードディスク1070等に記憶された各種のプログラムを読み出して実行することにより、本発明に係る各種手段を実現している。
【0040】
BIOS1060は、料金徴収サーバ10の起動時にCPU1010が実行するブートプログラムや、ハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0041】
ハードディスク1070は、料金徴収サーバ10が機能するための各種プログラム及び本発明の機能を実行するプログラムを記憶しており、更に必要に応じて各種データベースを構成可能である。例えば、ハードディスク1070は、ユーザ情報DB20、充電器使用料DB30を構成する。
【0042】
表示装置1022は、データの入力を受け付ける画面を表示したりするものであり、ブラウン管表示装置(CRT)、液晶表示装置(LCD)等のディスプレイ装置を含む。
【0043】
ここで、入力手段は、入力の受け付けを行うものであり、キーボード及びマウス1100等により構成する。
【0044】
また、コンピュータネットワーク用通信I/F1040は、料金徴収サーバ10を専用ネットワーク又は公共ネットワークを介して携帯電話機50、50a等と接続できるようにするためのネットワーク・アダプタである。通信I/F1080は、データを送受信するためのインターフェース装置である。
【0045】
図4は、本発明の一実施形態に係る携帯電話機50及び充電器60のハードウェア構成の一例を示す図である。図4に示すように、CPU(Central Processing Unit)211、メモリ212、操作部213、表示部52、通信部215、撮像部216、スピーカ217、マイク218、インターフェース部219がバスラインBUSにより接続されて携帯電話機50を構成する。充電池220は、インターフェース部219と接続されている。
【0046】
CPU211は、携帯電話機50を統括的に制御する部分であり、メモリ212に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
【0047】
メモリ212は、ROM(Read Only Memory)又は、RAM(Random Access Memory))であってよく、携帯電話機50で機能する各種プログラム及び、広告データを含む各種データを記憶する装置である。
【0048】
操作部213は、各種設定や入力操作を行う操作ボタン群、決定操作ボタン等を備えており、操作部213による入力情報はCPU211の制御下で処理される。
【0049】
表示部52は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electoro Luminescence)によって構成され、各種データを表示する。
【0050】
通信部215は、携帯電話として機能するために無線通信に必要なアンテナ及びアンテナ信号処理回路等を含んで構成される。インターフェース部219は、携帯電話機と周辺機器とを接続し、データの送受信及び電源供給を行う。充電池220は、携帯電話機50の各部に電源を供給する。充電池220は、インターフェース部219と接続され、インターフェース部219を介して、充電器60から電源が供給される。
【0051】
充電器60は、携帯電話機50と接続することで、充電池64の充電池により電源供給を行うインターフェース部61と、充電池を有する充電池64と、携帯電話機50とデータの送受信を行い、電源供給を制御する制御部62と、制御部62からの制御を受けて充電池から携帯電話機50への電源供給をON又はOFFする電源ON/OFF部63とを備える。
【0052】
充電器60のインターフェース部61は、充電池64から供給される電源を、接続される電子機器へ供給することが可能なインターフェースである。充電器60は、インターフェース部61を介して、携帯電話機50と着脱可能である。制御部62は、CPU(Central Processing Unit)であってよい。制御部62は、携帯電話機50のインターフェース部219を介してデータの送受信を行う。携帯電話機50と送受信するデータには、携帯電話機50から受信するデータとして充電器60から電源の供給を開始する開始コマンド、携帯電話機50へ送信するデータとして充電器60のシリアル番号を送信するコマンド等がある。携帯電話機50から受信したデータが、開始コマンドの場合には、制御部62は、充電池64から携帯電話機50へ電源の供給を行うために、電源ON/OFF部63を制御する。携帯電話機50から開始コマンドを受信するまでは、充電器60から携帯電話機50へ電源の供給は行われない。
【0053】
図5は、本発明の一実施形態に係るユーザ情報DB20を示す図である。ユーザ情報DB20には、ユーザIDと、携帯電話機の機器番号と、携帯電話機のメールアドレスとが記憶される。
【0054】
ユーザIDは、他のシステムで生成された、ユーザの識別情報である。ユーザ情報DB20は、ユーザIDに対応付けられた携帯電話機の機器番号及び携帯電話機のメールアドレスを、他のシステムから料金徴収サーバ10が取得することにより作成される。
【0055】
図6は、本発明の一実施形態に係る充電器使用料DB30を示す図である。充電器使用料DB30には、充電器60の種別及び番号からなるシリアル番号と、使用料とが予め記憶されている。
【0056】
充電器60のシリアル番号は、充電器60の識別情報である。受信した充電器60の識別情報であるシリアル番号のうち、充電器60の種別に基づいて、充電器使用料DB30を検索し、検索した充電器60の種別に対応付けられた使用料データを算出することができる。例えば、図6に示す例のように、充電器60の種別がXYZに対し、使用する番号が10000001から10999999までと、11000001から11499999までとが対応付けられ、使用料1000円が対応付けられている。なお、図6に示す例のように、種別が記憶されていない場合には、上記以外に対応付けられ、使用料データを算出する。
【0057】
図7は、本発明の一実施形態に係る料金徴収サーバ10の処理内容を示すフローチャートである。携帯電話機50から情報を受信すると処理を開始する。
【0058】
CPU1010は、充電器60の接続を検知した携帯電話機50から、携帯電話機50の機器番号及び充電器60のシリアル番号を受信し(ステップS101)、処理をステップS102に移す。
【0059】
ステップS102において、CPU1010は、ユーザ認証を行う。より具体的には、CPU1010は、受信した携帯電話機50の機器番号に基づいて、ユーザ情報DB20を検索し、同一の機器番号を検索することができた場合には、携帯電話機50の機器番号を認証し、同一の機器番号を検索することができない場合には、携帯電話機50の機器番号を認証しない。その後、CPU1010は、処理をステップS103に移す。
【0060】
ステップS103において、CPU1010は、認証の結果を携帯電話機50に送信する。より具体的には、CPU1010は、携帯電話機50の機器番号を認証する場合には、認証するデータを携帯電話機50に送信し、認証しない場合には、認証しないデータを携帯電話機50に送信する。その後、CPU1010は、処理をステップS104に移す。
【0061】
ステップS104において、CPU1010は、携帯電話機50の機器番号を認証するデータの送信をしたか否かを判断する。この判断がYESの場合は、処理をステップS105に移し、NOの場合は、処理を終了する。
【0062】
ステップS105において、CPU1010は、充電器の使用料データを算出する。より具体的には、CPU1010は、受信した充電器60のシリアル番号に含まれる充電器60の種別に基づいて、充電器使用料DB30を検索し、検索した充電器60の種別に対応付けられた番号の中に受信したシリアル番号の番号が該当することを判断する。そして、受信した充電器60の種別情報に対応付けられた使用料データを取得することにより使用料を算出する。その後、CPU1010は、処理をステップS106に移す。
【0063】
ステップS106において、CPU1010は、充電器60の使用料データを料金サーバ90へ送信する。より具体的には、CPU1010は、料金サーバ90との間で予め定められているユーザインターフェースに従い、算出した使用料データを携帯電話機50の通話料データに加算するための送信データを作成し、送信する。その後、CPU1010は、処理を終了する。
【0064】
図8は、本発明の一実施形態に係る料金徴収サーバ10が携帯電話機50の通話料データに充電器60の使用料データを加算し徴収する例を示す図である。
【0065】
図8は、料金サーバ90が携帯電話機50に通話料を請求する請求書のメールを送信し、携帯電話機50がそのメールを携帯電話機50の表示部52に表示している例を示している図である。携帯電話機50の表示部52に表示されている請求書には、携帯電話機50の通話料に充電器60の使用料が加算されている。この例では、3月29日の通話料2000円に充電器60の使用料として充電器料1000円が加算されていることが判る。
【0066】
図9は、料金徴収サーバ10と、携帯電話機50と、充電器60と、料金サーバ90との相互の関連を示すフローチャートである。
【0067】
充電器60を携帯電話機50に装着すると、携帯電話機50は充電器60を検知し、携帯電話機50の機器番号及び充電器60のシリアル番号を料金徴収サーバ10に送信する(ステップA501)。携帯電話機50から携帯電話機50の機器番号及び充電器60のシリアル番号を受信した料金徴収サーバ10は、携帯電話機50の機器番号を認証し、認証するデータを携帯電話機50に送信する(ステップA101)。料金徴収サーバ10から認証するデータを受信した携帯電話機50は、充電器60に開始コマンドを送信する(ステップA502)。携帯電話機50から開始コマンドを受信した充電器60は、携帯電話機50へ電源の供給を開始する(ステップA601)。
【0068】
一方、携帯電話機50から携帯電話機50の機器番号及び充電器60のシリアル番号を受信した料金徴収サーバ10は、シリアル番号に含まれる充電器60の種別情報に基づいて、充電器60の使用料データを算出し、算出した使用料データを料金サーバ90に送信する(ステップA103)。使用料データを受信した料金サーバ90は、携帯電話機50の通話料データに充電器60の使用料データを加算し、携帯電話機50に請求データを送信する(ステップA901)。
【0069】
実施例1によれば、料金徴収サーバ10は、充電器60の接続を検知した携帯電話機50が送信した携帯電話機50の機器番号及びシリアル番号を受信し、受信した携帯電話機50の機器番号と、ユーザ情報DB20に記憶する携帯電話機50の機器番号とが同一であると判断することによって認証し、認証の結果を携帯電話機50に送信する。認証の結果として認証するデータを受信した携帯電話機50は、充電器60に開始コマンドを送信し、開始コマンドを受信した充電器60は、携帯電話機50へ電源の供給を開始する。一方、料金徴収サーバ10は、充電器使用料DB30に基づいて、受信した充電器60のシリアル番号に含まれる種別に対応付けられた使用料を算出し、料金サーバ90に送信する。したがって、実施例1によれば、充電器60の購入時に充電器60の代金を支払う必要がなく、その結果、携帯電話機50の使用を促進することができる。
【0070】
[実施例2]
図10は、本発明の一実施形態に係る料金徴収サーバ10の機能構成を示す図である。料金徴収サーバ10は、実施例1の機能構成に加え、識別情報受信部11が受信した充電器60の識別情報を、ユーザ情報DB20に記憶する充電器データ格納手段として充電器データ格納部14を、更に備えている。また、充電器使用料DB30は、充電器60の種別情報と使用料データとに加え、ポイントデータを記憶している。ポイントデータは、例えば、ユーザに付与された場合に、ユーザに利益をもたらす。ポイントデータは、料金徴収サーバ10に、充電器60の種別情報及び使用料データと対応付けて入力することにより、予め作成される。そして、識別情報受信部11は、回収した充電器60のシリアル番号を情報管理端末91から受信する。
【0071】
識別情報受信部11は、携帯電話機50の機器番号及び充電器60のシリアル番号を受信する。
【0072】
認証部12は、実施例1と同様に携帯電話機50を認証する。
【0073】
結果送信部13は、実施例1と同様に認証の結果を携帯電話機50に送信する。
【0074】
充電器データ格納部14は、識別情報受信部11が受信した充電器60のシリアル番号を、認証部12が認証した携帯電話機50の機器番号に対応付けて、ユーザ情報DB20に記憶する。
【0075】
使用料算出部15は、実施例1と同様に充電器60の使用料データを算出する。使用料加算部16は、実施例1と同様に使用料算出部15が算出した充電器60の使用料データを料金サーバ90に送信する。
【0076】
更に、識別情報受信部11は、回収した充電器60のシリアル番号を情報管理端末91から受信する。
【0077】
結果送信部13は、携帯電話機50に回収の旨を送信する。すなわち、充電器60を回収した情報管理端末91から充電器60のシリアル番号を識別情報受信部11が受信したことに応じて、受信した充電器60のシリアル番号に基づいて、ユーザ情報DB20を検索し、検索した充電器60のシリアル番号に対応付けられた携帯電話機50に回収データを送信する。そして、受信した充電器60のシリアル番号に含まれる種別に基づいて、充電器使用料DB30を検索し、検索した充電器60の種別に対応付けられたポイントデータを取得し、取得したポイントデータを携帯電話機50に送信する。
【0078】
図11は、本発明の一実施形態に係る料金徴収サーバ10の動作環境を示す図である。図11は、実施例1の図2に、更に情報管理端末91を追加した図である。本発明の一実施例である料金徴収サーバ10が、コンピュータネットワーク70(インターネット、LAN、WAN等)を介して、着脱可能な充電器60、60aを利用可能な携帯電話機50、50aと、料金サーバ90と、情報管理端末91と、通信可能に接続されている例を示している。
【0079】
料金徴収サーバ10は、実施例1に加えて、更に、携帯電話機50から、充電器60のシリアル暗号をコンピュータネットワーク70を介して受信し、受信した充電器60のシリアル暗号を、ユーザ情報DB20に記憶する携帯電話機の機器番号に対応付けて記憶する。そして、料金徴収サーバ10は、充電器60を回収した情報管理端末91から充電器60のシリアル暗号をコンピュータネットワーク70を介して受信し、受信したことに応じて、充電器60のシリアル暗号に対応付けられた携帯電話機50に回収データ及びポイントデータをコンピュータネットワーク70を介して送信する。
【0080】
図12は、本発明の一実施形態に係るユーザ情報DB20を示す図である。ユーザ情報DB20には、実施例1に加えて、充電器60のシリアル番号が記憶される。
【0081】
充電器60のシリアル番号が記憶されていると、記憶した充電器60のシリアル番号に対応付けられた携帯電話機50に回収データ及びポイントデータが送信される。すなわち、携帯電話機50が送信し識別情報受信部11が受信した充電器60のシリアル番号を、充電器データ格納部14が、携帯電話機50の機器番号に対応付けて記憶する。そして、充電器60を回収した情報管理端末91が送信した充電器60のシリアル番号を識別情報受信部11が受信したことに応じて、結果送信部13が、受信した充電器60のシリアル番号に基づいて、ユーザ情報DB20の充電器60のシリアル番号を検索し、検索した充電器60のシリアル番号に対応付けられた携帯電話機50に結果送信部13が回収データ及びポイントデータを送信する。
【0082】
図13は、本発明の一実施形態に係る充電器使用料DB30を示す図である。充電器使用料DB30には、実施例1に加えて、ポイントデータが予め記憶されている。例えば、図13に示す例のように、充電器60の種別がXYZに対し、ポイントデータの10点が対応付けられている。
【0083】
図14は、本発明の一実施形態に係る料金徴収サーバ10の処理内容を示すフローチャートである。実施例1に加えて、充電器60のシリアル番号を記憶するステップを備えている。
【0084】
CPU1010は、携帯電話機50からデータを受信しているか否かを判断する(ステップS201)。この判断がYESの場合は、処理をステップS202に移し、NOの場合は、処理を図15のステップS211に移す。
【0085】
ステップS202において、CPU1010は、充電器60の接続を検知した携帯電話機50から、携帯電話機50の機器番号及び充電器60のシリアル番号を受信し、処理をステップS203に移す。
【0086】
ステップS203において、CPU1010は、ユーザ認証を行う。より具体的には、CPU1010は、受信した携帯電話機50の機器番号に基づいて、ユーザ情報DB20を検索し、同一の機器番号を検索することができた場合には、携帯電話機50の機器番号を認証し、同一の機器番号を検索することができない場合には、携帯電話機50の機器番号を認証しない。その後、CPU1010は、処理をステップS204に移す。
【0087】
ステップS204において、CPU1010は、認証の結果を携帯電話機50に送信する。より具体的には、CPU1010は、携帯電話機50の機器番号を認証する場合には、認証するデータを携帯電話機50に送信し、認証しない場合には、認証しないデータを携帯電話機50に送信する。その後、CPU1010は、処理をステップS205に移す。
【0088】
ステップS205において、CPU1010は、携帯電話機50の機器番号を認証するデータの送信をしたか否かを判断する。この判断がYESの場合は、処理をステップS206に移し、NOの場合は、処理を終了する。
【0089】
ステップS206において、CPU1010は、充電器60のシリアル番号を記憶する。より具体的には、CPU1010は、受信した充電器60のシリアル番号を、ユーザ情報DB20に記憶する携帯電話機50の機器番号に対応付けて記憶する。その後、CPU1010は、処理をステップS207に移す。
【0090】
ステップS207において、CPU1010は、充電器60の使用料データを算出する。より具体的には、CPU1010は、受信した充電器60のシリアル番号に含まれる充電器60の種別に基づいて、充電器使用料DB30を検索し、検索した充電器60の種別に対応付けられた番号の中に受信したシリアル番号の番号が該当することを判断する。そして、受信した充電器60の種別に対応付けられた使用料データを取得することにより使用料を算出する。その後、CPU1010は、処理をステップS208に移す。
【0091】
ステップS208において、CPU1010は、充電器60の使用料データを料金サーバ90へ送信する。より具体的には、CPU1010は、料金サーバ90との間で予め定められているユーザインターフェースに従い、算出した使用料データを携帯電話機50の通話料データに加算するための送信データを作成し、送信する。その後、CPU1010は、処理を終了する。
【0092】
図15は、図14に続く処理内容を示すフローチャートである。図15は、充電器60のシリアル番号を情報管理端末91から受信した後の処理を示す。
【0093】
ステップS211において、CPU1010は、情報管理端末91からデータを受信しているか否かを判断する。この判断がYESの場合は、処理をステップS212に移し、NOの場合は、処理を終了する。
【0094】
ステップS212において、CPU1010は、情報管理端末91から、充電器60のシリアル番号を受信し、処理をステップS213に移す。
【0095】
ステップS213において、CPU1010は、受信した充電器60のシリアル番号に対応付けられた携帯電話機50のメールアドレスを取得する。より具体的には、CPU1010は、受信した充電器60のシリアル番号に基づいて、ユーザ情報DB20を検索し、検索した充電器60のシリアル番号に対応付けられた携帯電話機50のメールアドレスを取得する。その後、CPU1010は、処理をステップS214に移す。
【0096】
ステップS214において、CPU1010は、充電器60を回収した回収データとポイントデータとを携帯電話機50に送信する。より具体的には、CPU1010は、取得した携帯電話機50のメールアドレスに、回収データと、受信したシリアル番号に含まれる充電器60の種別に対応付けられた充電器使用料DB30のポイントデータとを携帯電話機50に送信する。その後、CPU1010は、処理を終了する。
【0097】
図16は、本発明の一実施形態に係る料金徴収サーバ10が携帯電話機50にポイントデータを送信する例を示す図である。
【0098】
図16は、情報管理端末91から充電器60の回収データを受信した料金徴収サーバ10が携帯電話機50にポイントを付与するためにメールを送信し、携帯電話機50がそのメールを携帯電話機50の表示部52に表示している例を示している図である。携帯電話機50の表示部52に表示されているポイントを付与するメールには、充電器60の回収日と、充電器60のシリアル番号と、ポイント等が記載され、この例では、充電器60の回収日が4月1日、シリアル番号がXYZ10012345、ポイントが10ポイントであることが判る。
【0099】
図17は、料金徴収サーバ10と、携帯電話機50と、充電器60と、料金サーバ90と、情報管理端末91との相互の関連を示すフローチャートである。
【0100】
充電器60を携帯電話機50に装着すると、携帯電話機50は充電器60を検知し、携帯電話機50の機器番号及び充電器60のシリアル番号を料金徴収サーバ10に送信する(ステップB501)。携帯電話機50から携帯電話機50の機器番号及び充電器60のシリアル番号を受信した料金徴収サーバ10は、携帯電話機50の機器番号を認証し、認証するデータを携帯電話機50に送信する(ステップB101)。料金徴収サーバ10から認証するデータを受信した携帯電話機50は、充電器60に開始コマンドを送信する(ステップB502)。携帯電話機50から開始コマンドを受信した充電器60は、携帯電話機50へ電源の供給を開始する(ステップB601)。
【0101】
一方、携帯電話機50から携帯電話機50の機器番号及び充電器60のシリアル番号を受信した料金徴収サーバ10は、充電器60のシリアル番号をユーザ情報DB20に記憶する(ステップB102)。次に、料金徴収サーバ10は、シリアル番号に含まれる充電器60の種別情報に基づいて、充電器60の使用料データを算出し、算出した使用料データを料金サーバ90に送信する(ステップB103)。使用料データを受信した料金サーバ90は、携帯電話機50の通話料データに充電器60の使用料データを加算し、携帯電話機50に請求データを送信する(ステップB901)。
【0102】
更に、充電器60を回収した情報管理端末91は、料金徴収サーバ10に回収した充電器60のシリアル番号を送信する(ステップB911)。充電器60のシリアル番号を受信した料金徴収サーバ10は、ユーザ情報DB20に記憶したシリアル番号に対応付けられた携帯電話機50を取得する(ステップB104)。そして、料金徴収サーバ10は、取得した携帯電話機50に回収データ及びポイントデータを送信する(ステップB105)。
【0103】
実施例2によれば、実施例1の処理に加えて、更に、料金徴収サーバ10は、携帯電話機50から充電器60のシリアル番号を受信し、携帯電話機50を認証すると、受信した充電器60のシリアル番号を、ユーザ情報DB20に記憶する携帯電話機50の機器番号に対応付けて記憶する。そして、充電器60を回収した情報管理端末91から充電器60のシリアル番号を受信したことに応じて、受信した充電器60のシリアル番号に対応付けられた携帯電話機50に回収データ及びポイントデータを送信する。したがって、実施例2によれば、充電器60の購入時に充電器60の代金を支払う必要がなく、その結果、携帯電話の使用を促進することができるサーバを提供することができることに加えて、充電器60の回収データ及びポイントデータを携帯電話機50に送信することができるので、充電器60の回収及びリサイクルをも促進することができ、リサイクルした充電器を簡便に入手することができるようになる。その結果、携帯電話機50の使用を更に促進することができる。
【0104】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0105】
【図1】本発明の実施例1に係る料金徴収サーバ10の機能構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例1に係る料金徴収サーバ10の動作環境を示す図である。
【図3】本発明の実施例1に係る料金徴収サーバ10のハードウェア構成の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施例1に係る携帯電話機50及び充電器60のハードウェア構成の一例を示す図である。
【図5】本発明の実施例1に係るユーザ情報DB20を示す図である。
【図6】本発明の実施例1に係る充電器使用料DB30を示す図である。
【図7】本発明の実施例1に係る料金徴収サーバ10の処理内容を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施例1に係る料金徴収サーバ10が携帯電話機50の通話料データに充電器60の使用料データを加算し徴収する例を示す図である。
【図9】本発明の実施例1に係る料金徴収サーバ10と、携帯電話機50と、充電器60と、料金サーバ90との相互の関連を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施例2に係る料金徴収サーバ10の機能構成を示す図である。
【図11】本発明の実施例2に係る料金徴収サーバ10の動作環境を示す図である。
【図12】本発明の実施例2に係るユーザ情報DB20を示す図である
【図13】本発明の実施例2に係る充電器使用料DB30を示す図である。
【図14】本発明の実施例2に係る料金徴収サーバ10の処理内容を示すフローチャートである。
【図15】図14に続く処理内容を示すフローチャートである。
【図16】本発明の実施例2に係る料金徴収サーバ10が携帯電話機50にポイントデータを送信する例を示す図である。
【図17】本発明の実施例2に係る料金徴収サーバ10と、携帯電話機50と、充電器60と、料金サーバ90と、情報管理端末91との相互の関連を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0106】
10 料金徴収サーバ
50 携帯電話機
60 充電器
70 コンピュータネットワーク
90 料金サーバ
91 情報管理端末
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが用いる着脱可能な充電器を利用可能な携帯電話機と、料金を管理する料金サーバと、通信可能に接続され、前記ユーザから料金を徴収する料金徴収サーバであって、
前記ユーザの識別情報と前記携帯電話機の識別情報とを関連付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、
前記充電器の接続を検知した前記携帯電話機が送信した前記携帯電話機の識別情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記携帯電話機の識別情報と、前記ユーザ情報記憶手段に記憶する前記携帯電話機の識別情報とが同一であると判断することによって認証する認証手段と、
前記認証の結果を前記携帯電話機に送信する送信手段と、
前記充電器の使用に応じた使用料データを算出する使用料算出手段と、
前記使用料算出手段が算出した前記使用料データを前記携帯電話機の使用に応じた通話料データに加算するために、前記料金サーバに送信する使用料加算手段と、
を備える料金徴収サーバ。
【請求項2】
前記充電器の種別情報と前記使用料データとを対応付けて予め記憶する使用料記憶手段を、更に備え、
前記受信手段は、前記携帯電話機の識別情報と共に前記充電器の種別情報を受信し、
前記使用料算出手段は、前記使用料記憶手段に基づいて、前記受信手段が受信した前記充電器の種別情報に対応付けられた前記使用料データを算出する、請求項1に記載の料金徴収サーバ。
【請求項3】
前記充電器の種別情報と共に、前記充電器の識別情報を受信する識別情報受信手段と、
前記認証手段の認証により、前記識別情報受信手段が受信した前記充電器の識別情報を、前記ユーザ情報記憶手段に記憶する前記携帯電話機の識別情報に対応付けて記憶する充電器データ格納手段と、
前記充電器を回収した情報管理端末から前記充電器の識別情報を受信したことに応じて、受信した前記充電器の識別情報に対応付けられた前記携帯電話機に回収データを送信する回収送信手段と、
を更に備える請求項1又は2に記載の料金徴収サーバ。
【請求項4】
前記回収送信手段は、前記携帯電話機にポイントデータを更に送信する、請求項3に記載の料金徴収サーバ。
【請求項5】
ユーザが用いる着脱可能な充電器と、該充電器を利用可能な携帯電話機と、料金を管理する料金サーバと、通信可能に接続され、前記ユーザから料金を徴収する料金徴収サーバとを備える料金徴収システムであって、
前記料金徴収サーバは、
前記ユーザの識別情報と前記携帯電話機の識別情報とを関連付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、
前記充電器の接続を検知した前記携帯電話機が送信した前記携帯電話機の識別情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記携帯電話機の識別情報と、前記ユーザ情報記憶手段に記憶する前記携帯電話機の識別情報とが同一であると判断することによって認証する認証手段と、
前記認証の結果を前記携帯電話機に送信する送信手段と、
前記充電器の使用に応じた使用料データを算出する使用料算出手段と、
前記使用料算出手段が算出した前記使用料データを前記携帯電話機の使用に応じた通話料データに加算するために、前記料金サーバに送信する使用料加算手段と、を備え、
前記携帯電話機は、前記充電器が接続されたことを検知し、前記料金徴収サーバに前記携帯電話機の識別情報を送信し、その後、前記認証の結果として認証されたことを受信したことに応じて、電源の供給を開始する開始コマンドを前記充電器に送信し、
前記充電器は、前記携帯電話機から前記開始コマンドを受信したことに応じて、前記携帯電話機へ電源の供給を開始し、
前記料金サーバは、料金徴収サーバが送信した前記使用料データを、前記通話料データに加算して、前記ユーザに請求する、
料金徴収システム。
【請求項6】
前記料金徴収サーバは、
前記充電器の種別情報と使用料データとを対応付けて予め記憶する使用料記憶手段を、更に備え、
前記受信手段は、前記携帯電話機の識別情報と共に前記充電器の種別情報を受信し、
前記使用料算出手段は、前記使用料記憶手段に基づいて、前記受信手段が受信した前記充電器の種別情報に対応付けられた前記使用料データを算出する、請求項5に記載の料金徴収システム。
【請求項7】
前記料金徴収サーバは、
前記充電器の種別情報と共に、前記充電器の識別情報を受信する識別情報受信手段と、
前記認証手段の認証により、前記識別情報受信手段が受信した前記充電器の識別情報を、前記ユーザ情報記憶手段に記憶する前記携帯電話機の識別情報に対応付けて記憶する充電器データ格納手段と、
前記充電器を回収した情報管理端末から前記充電器の識別情報を受信したことに応じて、受信した前記充電器の識別情報に対応付けられた前記携帯電話機に回収データを送信する回収送信手段と、を更に備える請求項5又は6に記載の料金徴収システム。
【請求項8】
前記回収送信手段は、前記携帯電話機にポイントデータを更に送信する、請求項7に記載の料金徴収システム。
【請求項1】
ユーザが用いる着脱可能な充電器を利用可能な携帯電話機と、料金を管理する料金サーバと、通信可能に接続され、前記ユーザから料金を徴収する料金徴収サーバであって、
前記ユーザの識別情報と前記携帯電話機の識別情報とを関連付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、
前記充電器の接続を検知した前記携帯電話機が送信した前記携帯電話機の識別情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記携帯電話機の識別情報と、前記ユーザ情報記憶手段に記憶する前記携帯電話機の識別情報とが同一であると判断することによって認証する認証手段と、
前記認証の結果を前記携帯電話機に送信する送信手段と、
前記充電器の使用に応じた使用料データを算出する使用料算出手段と、
前記使用料算出手段が算出した前記使用料データを前記携帯電話機の使用に応じた通話料データに加算するために、前記料金サーバに送信する使用料加算手段と、
を備える料金徴収サーバ。
【請求項2】
前記充電器の種別情報と前記使用料データとを対応付けて予め記憶する使用料記憶手段を、更に備え、
前記受信手段は、前記携帯電話機の識別情報と共に前記充電器の種別情報を受信し、
前記使用料算出手段は、前記使用料記憶手段に基づいて、前記受信手段が受信した前記充電器の種別情報に対応付けられた前記使用料データを算出する、請求項1に記載の料金徴収サーバ。
【請求項3】
前記充電器の種別情報と共に、前記充電器の識別情報を受信する識別情報受信手段と、
前記認証手段の認証により、前記識別情報受信手段が受信した前記充電器の識別情報を、前記ユーザ情報記憶手段に記憶する前記携帯電話機の識別情報に対応付けて記憶する充電器データ格納手段と、
前記充電器を回収した情報管理端末から前記充電器の識別情報を受信したことに応じて、受信した前記充電器の識別情報に対応付けられた前記携帯電話機に回収データを送信する回収送信手段と、
を更に備える請求項1又は2に記載の料金徴収サーバ。
【請求項4】
前記回収送信手段は、前記携帯電話機にポイントデータを更に送信する、請求項3に記載の料金徴収サーバ。
【請求項5】
ユーザが用いる着脱可能な充電器と、該充電器を利用可能な携帯電話機と、料金を管理する料金サーバと、通信可能に接続され、前記ユーザから料金を徴収する料金徴収サーバとを備える料金徴収システムであって、
前記料金徴収サーバは、
前記ユーザの識別情報と前記携帯電話機の識別情報とを関連付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、
前記充電器の接続を検知した前記携帯電話機が送信した前記携帯電話機の識別情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記携帯電話機の識別情報と、前記ユーザ情報記憶手段に記憶する前記携帯電話機の識別情報とが同一であると判断することによって認証する認証手段と、
前記認証の結果を前記携帯電話機に送信する送信手段と、
前記充電器の使用に応じた使用料データを算出する使用料算出手段と、
前記使用料算出手段が算出した前記使用料データを前記携帯電話機の使用に応じた通話料データに加算するために、前記料金サーバに送信する使用料加算手段と、を備え、
前記携帯電話機は、前記充電器が接続されたことを検知し、前記料金徴収サーバに前記携帯電話機の識別情報を送信し、その後、前記認証の結果として認証されたことを受信したことに応じて、電源の供給を開始する開始コマンドを前記充電器に送信し、
前記充電器は、前記携帯電話機から前記開始コマンドを受信したことに応じて、前記携帯電話機へ電源の供給を開始し、
前記料金サーバは、料金徴収サーバが送信した前記使用料データを、前記通話料データに加算して、前記ユーザに請求する、
料金徴収システム。
【請求項6】
前記料金徴収サーバは、
前記充電器の種別情報と使用料データとを対応付けて予め記憶する使用料記憶手段を、更に備え、
前記受信手段は、前記携帯電話機の識別情報と共に前記充電器の種別情報を受信し、
前記使用料算出手段は、前記使用料記憶手段に基づいて、前記受信手段が受信した前記充電器の種別情報に対応付けられた前記使用料データを算出する、請求項5に記載の料金徴収システム。
【請求項7】
前記料金徴収サーバは、
前記充電器の種別情報と共に、前記充電器の識別情報を受信する識別情報受信手段と、
前記認証手段の認証により、前記識別情報受信手段が受信した前記充電器の識別情報を、前記ユーザ情報記憶手段に記憶する前記携帯電話機の識別情報に対応付けて記憶する充電器データ格納手段と、
前記充電器を回収した情報管理端末から前記充電器の識別情報を受信したことに応じて、受信した前記充電器の識別情報に対応付けられた前記携帯電話機に回収データを送信する回収送信手段と、を更に備える請求項5又は6に記載の料金徴収システム。
【請求項8】
前記回収送信手段は、前記携帯電話機にポイントデータを更に送信する、請求項7に記載の料金徴収システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公開番号】特開2009−251718(P2009−251718A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−95970(P2008−95970)
【出願日】平成20年4月2日(2008.4.2)
【出願人】(500257300)ヤフー株式会社 (1,128)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年4月2日(2008.4.2)
【出願人】(500257300)ヤフー株式会社 (1,128)
【Fターム(参考)】
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