説明

便座装置

【課題】 独立軸タイプと同軸タイプとで共通使用可能なダンパを備えた便座装置を提供すること。
【解決手段】
便座装置10a、10bは、便座20a、20b及び便蓋30a、30bの少なくとも何れか1つに用いられるダンパ40を備え、ダンパ40は、中空の出力軸41と、複数のダンパ40を相対回転せずに且つ出力軸41を同軸に連結する場合、複数のダンパ40の1つが連結する連結部47とを有する構成である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、便座又は便蓋用のダンパを備える便座装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の便座装置として、便座、便蓋を同軸に配置するタイプ(以下同軸タイプ)と、夫々独立した軸で配置するタイプ(以下独立軸タイプ)と、が知られている。
【0003】
図8の従来の独立軸タイプの便座装置に用いるダンパ60として、出力軸61にアダプタ62を装着することで、取り付け形状の異なる便座、便蓋にも共通使用できるものが知られている。(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、図9の従来の同軸タイプの便座装置用のダンパ70として、便座側の出力軸71が中空で、その中を中実の便蓋側の出力軸72が同軸上に配置されるものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−151306号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、図8のダンパ60では、アダプタ62を用いるだけでは便座側の出力軸と便蓋側の出力軸とを同軸構造にできないため、独立軸タイプと同軸タイプの便座装置にダンパ60を共通使用できない問題がある。
【0007】
また、図9のダンパ70では、便座用の出力軸71が中空で、その中を中実の便蓋側の出力軸72が同軸上に配置されるため、便座用の出力軸71と便蓋側の出力軸72とは同一形状ではなく、ダンパ70を独立軸タイプと同軸タイプとで共通使用することはできない問題がある。
【0008】
本発明は上記問題点に鑑みて成されたものであり、独立軸タイプと同軸タイプとで共通使用可能なダンパを備えた便座装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の課題解決手段は、便座及び便蓋の少なくとも何れか1つに用いられるダンパを備える便座装置であって、前記ダンパは、中空の出力軸と、複数の前記ダンパを相対回転せずに且つ前記出力軸を同軸に連結する場合、複数の前記ダンパの1つが連結する連結部とを有する構成である。
【0010】
また、本発明の第2の課題解決手段は、前記出力軸の中空には、前記出力軸と同軸に出力軸アダプタが挿通される構成である。
【0011】
また、本発明の第3の課題解決手段は、前記出力軸と前記出力軸アダプタとが当接する前記出力軸及び前記出力軸アダプタの少なくとも何れか一方の面は、前記出力軸と前記出力軸アダプタとの相対回転を防止する相対回転防止手段が設けられる構成である。
【0012】
また、本発明の第4の課題解決手段は、複数の前記ダンパを連結する場合、一方の前記ダンパの前記出力軸は前記便座又は前記便蓋のいずれかに取り付き、他方の前記ダンパの前記出力軸は前記出力軸アダプタを介して前記便蓋又は前記便座のいずれかに取り付く構成である。
【0013】
また、本発明の第5の課題解決手段は、複数の前記ダンパを連結する場合、一方の前記ダンパの前記出力軸と他方の前記ダンパの前記出力軸とを一体で回転する固定手段を有する構成である。
【発明の効果】
【0014】
本発明の便座装置では、ダンパは中空の出力軸と、複数のダンパを相対回転せずに且つ出力軸を同軸に連結する場合、複数のダンパの1つが連結する連結部と、を備える構成のため、独立軸タイプの便座装置では便座、便蓋の夫々にダンパを設け、同軸タイプの便座装置では複数のダンパを相対回転せずに且つ出力軸を同軸に連結し、中空を貫通する軸を別途設けることで、ダンパの共通使用が可能になる。
【0015】
また、出力軸の中空には、出力軸と同軸に出力軸アダプタが挿通される構成のため、出力軸の取り付け形状の異なる便座、便蓋へもダンパの共通使用が可能になる。
【0016】
また、出力軸と出力軸アダプタとが当接する出力軸及び出力軸アダプタの少なくとも何れか一方の面は、出力軸と出力軸アダプタとの相対回転を防止する相対回転防止手段が設けられる構成のため、出力軸と出力軸アダプタとを一体に回転するための部品が不要で、出力軸アダプタの組み付け工数を低減できる。
【0017】
また、複数のダンパを連結した場合、一方のダンパの出力軸は便座又は便蓋のいずれかに取り付き、他方のダンパの出力軸は出力軸アダプタを介して便蓋又は便座のいずれかに取り付くため、独立軸タイプと同軸タイプの便座装置でダンパの共通使用が可能になる。
【0018】
また、複数のダンパを連結した場合、一方のダンパの出力軸と他方のダンパの出力軸とを固定手段で一体で回転させることで、ダンパを単独で使用する場合よりも大きなダンパ効果が得られ、重量の大きな便座、便蓋にもダンパを共通使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の独立軸タイプの便座装置の斜視図である。
【図2】本発明のダンパの断面図である。
【図3】本発明のダンパに取り付けアダプタを装着した断面図である。
【図4】本発明のダンパに出力軸アダプタを装着した断面図である。
【図5】本発明の同軸タイプの便座装置の斜視図である。
【図6】本発明のダンパを連結した断面図である。
【図7】本発明のダンパを連結し、出力軸を固定具で固定した断面図である。
【図8】従来の独立軸タイプの便座装置に用いるダンパの断面図である。
【図9】従来の同軸タイプの便座装置に用いるダンパの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】
図1は、独立軸タイプの便座装置10aの斜視図である。便座装置10aは、便器1に載置される。便座装置10aの背面側は、タンク2が設けられる。便座装置10aの側面には洗浄ノズルを操作する操作装置3が取り付けられている。便座装置10aの本体部11aには、樹脂製の便座20aと便蓋30aとが本体部11aと相対回転可能に設けられている。便座20aには、回転軸21aと同軸上にダンパ40が設けられる。また、便蓋30aには、回転軸31aと同軸上に他のダンパ40が設けられる。
【0022】
図2は、ダンパ40の断面図である。ダンパ40は、樹脂製の中空の出力軸41と、出力軸41を覆う樹脂製のケース42と、出力軸41とケース42との間に設けられる樹脂製のキャップ43とで構成される。出力軸41とケース42とキャップ43とで囲まれた空間はダンパ室44を形成し、ダンパ室44には図示しないシール部材によりオイル45が封入される。出力軸41は、図中左側の中空部はローレット加工部46(相対回転防止手段)で、図中右側はキャップ43より突出して便座20a又は便蓋30aに取り付く構成である。ケース42の図中左側は、他のダンパ40を相対回転せずに且つ出力軸41を同軸に連結する連結部47が形成されている。
【0023】
図3は、ダンパ40に取り付けアダプタ50を装着した場合の断面図である。取り付けアダプタ50は樹脂製で、取り付け部51が一体で形成されている。取り付けアダプタ50の内面はケース42の外形と勘合し、ダンパ40を保持する構成である。出力軸41の一部(図中左側)は取り付けアダプタ50より突出して便座20a又は便蓋30aに取り付く構成である。
【0024】
ダンパ40は、便座20aの回転軸21aと便蓋30aの回転軸31aとに本体部11aの夫々異なる位置に設けられるが、取り付け形状が異なる場合でも取り付けアダプタ50を設けることでダンパ40を共通で本体部11aへの取り付けが可能になる。異なる便座装置へダンパ40を取り付ける場合も同様である。
【0025】
図4は、ダンパ40に出力軸アダプタ52aを装着した場合の断面図である。出力軸アダプタ52aは、出力軸41の中空に出力軸41と同軸に設けられる。出力軸アダプタ52aは樹脂製で、出力軸41のローレット加工部46側(図中左側)から出力軸41の中空に挿通される。出力軸アダプタ52aの一部は、出力軸41のローレット加工部46と勘合する。出力軸アダプタ52aは、出力軸41のローレット加工部46とが当接して出力軸アダプタ52と出力軸41との相対回転を防止し、出力軸41と一体で回転する。本実施例では出力軸41にローレット加工を施したが、出力軸アダプタ52aにローレット加工を施してもよい。出力軸アダプタ52aの他端(図中右側)は、出力軸41より突出して、便座20a又は便蓋30aに取り付く。
【0026】
独立軸タイプの便座装置10aのダンパ40の動作について説明する。便座20aに取り付くダンパ40は、便座20aが回動すると、出力軸41が連動してケース42と相対回転する。このときダンパ室44に封入したオイル45はダンパ室44内を移動する。オイル45がダンパ室44内を移動する際の抵抗でダンパ効果が得られる。便蓋30aに用いられるダンパ40の動作も同様である。
【0027】
ダンパ40の本体部11aへの取り付け方法について説明する。ダンパ40の便座20a、便蓋30aへの取り付けは、まず本体部11aの取り付け形状に合った取り付けアダプタ50を選択する。選択した取り付けアダプタ50にダンパ40を組み付けてから、便座20a、便蓋30aの回動軸上に取り付け部51により本体部11aに取り付ける。
【0028】
便座20a、便蓋30aへの出力軸アダプタ52aを用いた取り付け方法について説明する。便座20a、便蓋30aの取り付け形状が出力軸41の突出部の形状と異なる場合は、便座20a、便蓋30aの取り付け形状に適合する出力軸アダプタ52aを選択する。選択した出力軸アダプタ52aを出力軸41の中空に挿入し、便座20a又は便蓋30aに取り付ける。出力軸アダプタ52aの一端はローレット加工部46と勘合し当接するため、出力軸アダプタ52aと出力軸41との相対回転を防止し、出力軸41と一体で回転する。
【0029】
図5は、同軸タイプの便座装置10bの斜視図である。図1の便座装置10aとの違いは、便座装置10bは便座20b、便蓋30bを本体部11bに同軸に配置したことで、その他の構成は便座装置10aと同様である。同一の部位、構造については、同一の符号を付して説明する。
【0030】
便座装置10bは、便器1に載置される。便座装置10bの背面側は、タンク2が設けられる。便座装置10bの本体部11bには、樹脂製の便座20bと便蓋30bとが本体部11bと相対回転可能に設けられる。便座20bの回転軸21bと便蓋30bの回転軸31bとは同軸であり、ダンパ40は回転軸21b、31bと同軸上に設けられる。
【0031】
図6は、2つのダンパ40を連結部47で連結した構成の断面図である。図中右側を基本のダンパ40とし、図中左側を追加のダンパ40として説明する。
【0032】
基本のダンパ40と追加のダンパ40とは、夫々樹脂製の中空の出力軸41と、出力軸41を覆う樹脂製のケース42と、出力軸41とケース42との間に設けられる樹脂製のキャップ43とで構成される。出力軸41とケース42とキャップ43とで囲まれた空間はダンパ室44を形成し、ダンパ室44には図示しないシール部材によりオイル45が封入される。出力軸41は、中空部にはローレット加工部46と、ケース42には他のダンパ40を相対回転せずに且つ出力軸41を同軸に連結する連結部47と、が形成される。
【0033】
基本のダンパ40は、図中右側はキャップ43より突出して便座20bに取り付く構成である。基本のダンパ40のケース42に形成された連結部47には、追加のダンパ40のキャップ43が相対回転せずに且つ追加のダンパ40の出力軸41と基本のダンパ40の出力軸41とが同軸に連結し、追加のダンパ40の出力軸41の突出部が回転可能に勘入する。
【0034】
基本のダンパ40の連結部47は、追加のダンパ40のキャップ43が連結するが、追加のダンパ40のケース42と相対回転しないように連結してもよい。また、基本のダンパ40の連結部47と追加のダンパ40のキャップ43又はケース42との連結は、パッキン、平座金等を介した連結も当然に含まれる。
【0035】
本実施例では、基本のダンパ40の連結部47が追加のダンパ40と相対回転せずに且つ基本のダンパ40の出力軸41と追加のダンパ40の出力軸41を同軸に連結する機能を備えるが、基本のダンパ40の連結部47に限定されずに、例えば取り付けアダプタ50に基本のダンパ40と追加のダンパ40とが相対回転せずに且つ基本のダンパ40の出力軸41と追加のダンパ40の出力軸41とを同軸に連結する機能を設けてもよい。
【0036】
追加のダンパ40は、出力軸アダプタ52bが取り付く構成である。出力軸アダプタ52bは、追加のダンパ40の出力軸41と同軸に設けられる。出力軸アダプタ52bは樹脂製で、追加のダンパ40の出力軸41のローレット加工部46側(図中左側)から追加のダンパ40の出力軸41の中空に挿通される。出力軸アダプタ52bは、追加のダンパ40の出力軸41のローレット加工部46と当接して出力軸アダプタ52bと追加のダンパ40の出力軸41との相対回転を防止し、一体で回転する。出力軸アダプタ52bは、基本のダンパ40の出力軸41より突出して、便蓋30bに取り付く。
【0037】
基本のダンパ40の動作について説明する。便座20bに用いられる基本のダンパ40は、便座20bが回動すると、出力軸41が連動してケース42と相対回転する。このときダンパ室44に封入したオイル45はダンパ室44内を移動する。オイル45がダンパ室44内を移動する際の抵抗でダンパ効果が得られる。
【0038】
追加のダンパ40の便蓋30bに用いられる追加のダンパ40の動作について説明する。便蓋30bが回動すると、便蓋30bに取り付いた出力軸アダプタ52bが連動して回動する。このとき出力軸アダプタ52bは基本のダンパ40の出力軸41の中空を貫通しており、基本のダンパ40の出力軸41には回転は伝達されない。出力軸アダプタ52bは、追加のダンパ40の出力軸41のローレット加工部46とが当接して出力軸アダプタ52bと追加のダンパ40の出力軸41との相対回転を防止し、追加のダンパ40の出力軸41と一体で回転する。
【0039】
便座装置10bでは、中空の出力軸41と、複数のダンパ40を相対回転せずに且つ出力軸41を同軸に連結する連結部47と、を備える構成のため、独立軸タイプの便座装置10aでは便座20a、便蓋30aの夫々にダンパ40を設け、同軸タイプの便座装置10bでは複数のダンパ40の出力軸41を同軸に配置し、中空を貫通する出力軸アダプタ52bを別途設けることで、ダンパ40の共通使用が可能になる。
【0040】
また、出力軸41の中空には、出力軸41と同軸に出力軸アダプタ52a、52bが挿通される構成のため、独立軸タイプに使用する場合は勘合部形状の異なる便座20a、便蓋30aへ対応できる。また同軸タイプに使用する場合は、出力軸アダプタ52bは便座20bの出力軸として機能し、他のダンパが便蓋30bの出力軸として機能する。
【0041】
また、出力軸41と出力軸アダプタ52a、52bとが当接する出力軸41の面は、出力軸41と出力軸アダプタ52a、52bとの相対回転を防止するローレット加工部46が設けられる構成のため、出力軸41と出力軸アダプタ52a、52bとを一体に回転するための部品が不要で、組み付け工数が低減できる。
【0042】
また、複数のダンパ40の出力軸41と同軸に配列した場合は、基本のダンパの出力軸は便座20bに取り付き、追加のダンパ40の出力軸41は出力軸アダプタ52bを介して便蓋30bに取り付くため、ダンパ40の共通使用が可能になる。
【0043】
図7は、ダンパ40を同軸に組み合わせて、出力軸41を固定具53(固定手段)で連結した断面図である。図6の便座装置10b(図5)のダンパ40との違いは、基本のダンパ40の出力軸41と追加のダンパ40の出力軸41とを固定具53(固定手段)で連結し、独立軸タイプの便座装置10a(図1)に用いたことである。同一の部位、構造については、同一の符号を付して説明する。
【0044】
基本のダンパ40と追加のダンパ40とは、夫々樹脂製の中空の出力軸41と、出力軸41を覆う樹脂製のケース42と、出力軸41とケース42との間に設けられる樹脂製のキャップ43とで構成される。出力軸41とケース42とキャップ43とで囲まれた空間はダンパ室44を形成し、ダンパ室44には図示しないシール部材によりオイル45が封入される。出力軸41の中空部にはローレット加工部46が形成され、ケース42には連結部47が形成される。
【0045】
基本のダンパ40は、図中右側はキャップ43より突出して便座20aに取り付く構成である。基本のダンパ40のケース42に形成された連結部47には、追加のダンパ40のキャップ43が相対回転せずに且つ追加のダンパ40の出力軸41と基本のダンパ40の出力軸41とが同軸に連結し、追加のダンパ40の出力軸41の突出部が回転可能に勘入する。基本のダンパ40の出力軸41と追加のダンパ40の出力軸41との中空部には、固定具53が設けられ、基本のダンパ40の出力軸41と追加のダンパ40の出力軸41とを一体で回転する。
【0046】
基本のダンパ40と追加のダンパ40との動作について説明する。便座20aが回動すると、基本のダンパ40の出力軸41と追加のダンパ40の出力軸41とが、固定具53により一体で回転する。このとき各々のダンパ室44に封入したオイル45はダンパ室44内を移動する。オイル45がダンパ室44内を移動する際の抵抗でダンパ効果が得られる。
【0047】
基本のダンパ40の出力軸41と追加のダンパ40の出力軸41とは、固定具53で一体で回転するため、ダンパ40を単独で使用する場合の約2倍のダンパ効果が得られ、重量の大きなアルミ製の便座にもダンパ40を共通使用できる。尚、本実施例では、ダンパ40を2個連結した場合について説明したが、ダンパ40は3個以上であってもよい。また、出力軸アダプタ52bにより便座に取り付けてもよい。また、便蓋30aに適用してもよい。
【符号の説明】
【0048】
10a、10b 便座装置
11a、11b 本体部
20a、20b 便座
30a、30b 便蓋
40 ダンパ
41 出力軸
44 ダンパ室
46 ローレット加工(相対回転防止手段)
47 連結部
50 取り付けアダプタ
52a、52b 出力軸アダプタ
53 固定具(固定手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
便座及び便蓋の少なくとも何れか1つに用いられるダンパを備える便座装置であって、
前記ダンパは、
中空の出力軸と、
複数の前記ダンパを相対回転せずに且つ前記出力軸を同軸に連結する場合、複数の前記ダンパの1つが連結する連結部と
を有する便座装置。
【請求項2】
前記出力軸の中空には、前記出力軸と同軸に出力軸アダプタが挿通される、ことを特徴とする請求項1に記載の便座装置。
【請求項3】
前記出力軸と前記出力軸アダプタとが当接する前記出力軸及び前記出力軸アダプタの少なくとも何れか一方の面は、前記出力軸と前記出力軸アダプタとの相対回転を防止する相対回転防止手段が設けられる、ことを特徴とする請求項2に記載の便座装置。
【請求項4】
複数の前記ダンパを連結する場合、一方の前記ダンパの前記出力軸は前記便座又は前記便蓋のいずれかに取り付き、他方の前記ダンパの前記出力軸は前記出力軸アダプタを介して前記便蓋又は前記便座のいずれかに取り付く、ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の便座装置。
【請求項5】
複数の前記ダンパを連結する場合、一方の前記ダンパの前記出力軸と他方の前記ダンパの前記出力軸とを一体で回転する固定手段を有する、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の便座装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−196371(P2012−196371A)
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−63582(P2011−63582)
【出願日】平成23年3月23日(2011.3.23)
【出願人】(000000011)アイシン精機株式会社 (5,421)
【Fターム(参考)】