健康管理支援装置、健康管理支援方法、健康管理支援用プログラム、および、健康管理支援システム
【課題】 ユーザがされる情報に飽きを感じにくい情報呈示装置を提供すること。
【解決手段】 ユーザの身体状態または精神状態を示す情報としての個人情報を記憶する第1の記憶手段(DBサーバ装置11)と、個人情報に所定の処理を施すことにより当該ユーザの健康状態に関する結果を得るための処理情報を記憶する第2の記憶手段(DBサーバ装置11)と、処理情報による処理の結果に応じたアドバイス情報を記憶する第3の記憶手段(DBサーバ装置11)と、所定のユーザに関する個人情報を第1の記憶手段から取得する取得手段(制御サーバ装置10)と、取得手段によって取得された個人情報に処理情報を適用することにより所定の結果を得る処理手段(制御サーバ装置10)と、処理手段によって得られた結果に対応するアドバイス情報を第3の記憶手段から取得してユーザに呈示する呈示手段(制御サーバ装置10)と、を有する。
【解決手段】 ユーザの身体状態または精神状態を示す情報としての個人情報を記憶する第1の記憶手段(DBサーバ装置11)と、個人情報に所定の処理を施すことにより当該ユーザの健康状態に関する結果を得るための処理情報を記憶する第2の記憶手段(DBサーバ装置11)と、処理情報による処理の結果に応じたアドバイス情報を記憶する第3の記憶手段(DBサーバ装置11)と、所定のユーザに関する個人情報を第1の記憶手段から取得する取得手段(制御サーバ装置10)と、取得手段によって取得された個人情報に処理情報を適用することにより所定の結果を得る処理手段(制御サーバ装置10)と、処理手段によって得られた結果に対応するアドバイス情報を第3の記憶手段から取得してユーザに呈示する呈示手段(制御サーバ装置10)と、を有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、健康管理支援装置、健康管理支援方法、健康管理支援用プログラム、および、健康管理支援システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、健康に対する意識が一層の高まりを見せており、それに呼応するように、健康管理に対する様々なシステムや手法が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1に記載する管理システムでは、ユーザの食事のメニューに関する情報を、社員食堂のPOS(Point of Sale)システムから収集し、一元的に管理することにより、各ユーザの健康管理を効率的に行うシステムが提案されている。
【0004】
【特許文献1】特開2002−334158号公報(特許請求の範囲、要約書)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に示す技術によって得られるアドバイスは画一的であり、個々のユーザの嗜好を反映したものとはなっていない。
【0006】
また、健康に関する知識は、日々深まりを見せており、新たな知見が毎日のように得られていることから、これらの新たな知見に対応するべく、柔軟なシステム構成が求められる。しかしながら、特許文献1に示す技術は、そのような柔軟性については考慮されていない。
【0007】
さらに、健康を維持するためには、食事のみならず、ストレスの解消、運動不足の解消等の様々な対策が考えられるが、特許文献1に示す技術では、多面的な解決方法が提示されないという問題点がある。
【0008】
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、ユーザの嗜好を考慮し、多面的なアドバイスを行うことが可能な健康管理支援装置、健康管理支援方法、健康管理支援用プログラム、および、健康管理支援システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の目的を達成するため、本発明の健康管理支援装置は、ユーザの身体状態または精神状態を示す情報としての個人情報を記憶する第1の記憶手段と、個人情報に所定の処理を施すことにより当該ユーザの健康状態に関する結果を得るための処理情報を記憶する第2の記憶手段と、処理情報による処理の結果に対応したアドバイス情報を記憶する第3の記憶手段と、所定のユーザに関する個人情報を第1の記憶手段から取得する取得手段と、取得手段によって取得された個人情報に処理情報を適用することにより所定の結果を得る処理手段と、処理手段によって得られた結果に対応するアドバイス情報を第3の記憶手段から取得してユーザに呈示する呈示手段と、を有している。
【0010】
このため、個々のユーザに応じた多面的なアドバイスを行うことが可能な健康管理支援装置を提供することが可能になる。
【0011】
また、本発明の健康管理支援装置は、上述の発明に加えて、アドバイス情報が、所定の疾病に罹患する可能性が高いことを示す情報と、それを回避するための方策を示す情報であるようにしている。このため、どのような疾病に罹患しやすいかを的確に知ることが可能になる。
【0012】
また、本発明の健康管理支援装置は、上述の発明に加えて、アドバイス情報が、所定の疾病に罹患する可能性の高低を示す情報をさらに有するようにしている。このため、ユーザがどのような疾病に罹患しやすいかをその程度とともに知ることが可能になる。
【0013】
また、本発明の健康管理支援装置は、上述の発明に加えて、アドバイス情報が、回避するための方策に関連する商品または役務に関する情報を有するようにしている。このため、疾病に罹患することを様々な方策により回避することができる。
【0014】
また、本発明の健康管理支援装置は、上述の発明に加えて、商品または役務に関する情報が、当該商品または役務に関するホームページへのリンク情報としている。このため、商品または役務に関する情報を迅速に得ることが可能になる。
【0015】
また、本発明の健康管理支援装置は、上述の発明に加えて、個人情報が、ユーザの嗜好を示す情報をさらに有し、処理手段が、嗜好を示す情報を参照して、ユーザの嗜好に適合しないアドバイス情報については呈示対象から除外するようにしている。このため、各ユーザの嗜好に応じたアドバイスを行うことが可能になる。
【0016】
また、本発明の健康管理支援装置は、上述の発明に加えて、処理情報が、個人情報から罹患する可能性がある疾病を導き出す情報としている。このため、当該処理情報を用いて、罹患する可能性がある疾病を確実に導き出すことが可能になる。
【0017】
また、本発明の健康管理支援装置は、上述の発明に加えて、処理情報が、所定の単位で変更することが可能としている。このため、新たな知見に応じて処理情報を迅速かつ適切に変更することが可能になる。
【0018】
また、本発明の健康管理支援装置は、上述の発明に加えて、個人情報のうち、所定の情報については第三者も閲覧可能とし、所定の情報については閲覧不能としている。このため、登録された個人情報をセキュリティを確保しながら有効利用することが可能になる。
【0019】
また、本発明の健康管理支援装置は、上述の発明に加えて、個人情報を入力するための入力画面を表示させる入力画面表示手段をさらに有し、入力画面を表示するためのデータが表形式のデータを有している。このため、個人情報を迅速に入力するとともに、個人情報の入力画面を容易に変更することが可能になる。
【0020】
また、本発明の健康管理支援装置は、上述の発明に加えて、処理情報が、表形式のデータを有している。このため、処理情報を必要に応じて簡易に変更することが可能になる。
【0021】
また、本発明の健康管理支援装置は、上述の発明に加えて、アドバイス情報が、表形式のデータを有している。このため、アドバイス情報を必要に応じて簡易に変更することが可能になる。
【0022】
また、本発明の健康管理支援方法は、所定のユーザの身体状態または精神状態を示す情報としての個人情報を記憶装置から取得し、個人情報に所定の処理を施すことにより当該ユーザの健康状態に関する結果を得るための処理情報を個人情報に適用して処理し、処理情報による処理の結果に対応したアドバイス情報を記憶装置から取得して呈示するようにしている。
【0023】
このため、個々のユーザに応じた多面的なアドバイスを行うことが可能な健康管理支援方法を提供することが可能になる。
【0024】
また、本発明の健康管理支援用プログラムは、ユーザの身体状態または精神状態を示す情報としての個人情報を記憶する第1の記憶手段、個人情報に所定の処理を施すことにより当該ユーザの健康状態に関する結果を得るための処理情報を記憶する第2の記憶手段、処理情報による処理の結果に対応したアドバイス情報を記憶する第3の記憶手段、所定のユーザに関する個人情報を第1の記憶手段から取得する取得手段と、取得手段によって取得された個人情報に処理情報を適用することにより所定の結果を得る処理手段、処理手段によって得られた結果に対応するアドバイス情報を第3の記憶手段から取得してユーザに呈示する呈示手段、としてコンピュータを機能させるようにしている。
【0025】
このため、個々のユーザに応じた多面的なアドバイスを行うことが可能な健康管理支援用プログラムを提供することが可能になる。
【0026】
また、本発明の健康管理支援システムは、ユーザの身体状態または精神状態を示す情報としての個人情報を記憶する第1の記憶手段と、個人情報に所定の処理を施すことにより当該ユーザの健康状態に関する結果を得るための処理情報を記憶する第2の記憶手段と、処理情報による処理の結果に対応したアドバイス情報を記憶する第3の記憶手段と、を有する第1のサーバ装置と、所定のユーザに関する個人情報を第1の記憶手段から取得する取得手段と、取得手段によって取得された個人情報に処理情報を適用することにより所定の結果を得る処理手段と、処理手段によって得られた結果に対応するアドバイス情報を第3の記憶手段から取得してユーザに呈示する呈示手段と、を有する第2のサーバ装置と、を有している。
【0027】
このため、個々のユーザに応じた多面的なアドバイスを行うことが可能な健康管理支援システムを提供することが可能になる。
【発明の効果】
【0028】
本発明は、個々のユーザに応じた多面的なアドバイスを行うことが可能な健康管理支援装置、健康管理支援方法、健康管理支援用プログラム、および、健康管理支援システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下、本発明の一実施の形態について図に基づいて説明する。
【0030】
図1は、本発明の実施の形態に係る健康管理支援システムの構成例を示す図である。この図に示すように、本発明の実施の形態に係る健康管理支援システムは、制御サーバ装置10、DB(Data Base)サーバ装置11、インターネット20、ユーザ端末装置30、管理者端末装置31、および、医療関係者端末装置32を有している。
【0031】
ここで、制御サーバ装置10は、システム全体を統御するとともにユーザ端末装置30からの要求に応じて各種演算処理を実行するための装置である。DBサーバ装置11は、制御サーバ装置10がシステム全体を統御する際に必要なデータを格納するとともに、ユーザから入力された個人情報その他を格納する。インターネット20は、様々なネットワークが地球規模で接続されて形成されたネットワークである。ユーザ端末装置30は、健康管理システムのサービスを受けようとするユーザが有する端末装置である。管理者端末装置31は、健康管理システムを管理する管理者が有する端末装置である。医療関係者端末装置32は、例えば、医師、看護師等の医療関係者が有する端末装置である。
【0032】
図2は、図1に示す制御サーバ装置10の構成例を示すブロック図である。この図に示すように、制御サーバ装置10は、CPU(Central Processing Unit)10a、ROM(Read Only Memory)10b、RAM(Random Access Memory)10c、HDD(Hard Disk Drive)10d、ビデオ回路10e、I/F(Interface)10f、バス10g、表示装置10h、および、入力装置10iを有している。
【0033】
ここで、取得手段、処理手段、呈示手段の一部、入力画面表示手段としてのCPU10aは、HDD10dに格納されているプログラムに応じて、各種演算処理を実行するとともに、装置の各部を制御する中央処理装置である。
【0034】
ROM10bは、CPU10aが実行するプログラムを格納した半導体記憶装置である。RAM10cは、CPU10aが実行するプログラムを一時的に記憶する半導体記憶装置である。
【0035】
HDD10dは、CPU10aが実行するプログラムおよびデータを格納している。具体的には、HDD10dは、制御プログラム10d1を有している。ここで、制御プログラム10d1は、後述するように、DBサーバ装置11のHDD11dに格納されているデータを参照し、ユーザからの要求に対応する処理を実行するためのプログラムである。
【0036】
ビデオ回路10eは、CPU10aから供給された描画コマンドに応じた描画処理を実行するとともに、描画処理の結果として得られた画像を映像信号に変換して表示装置10hへ出力する。
【0037】
呈示手段の一部としてのI/F10fは、入力装置10iから出力される信号の表現形式を変換して入力するとともに、インターネット20を介して他の装置との間でデータを授受する際に所定のプロトコル(例えば、TCP/IP)に基づいてデータをパケット化する処理等を実行する。バス10gは、CPU10a、ROM10b、RAM10c、HDD10d、ビデオ回路10e、および、I/F10fを相互に接続し、これらの間で情報の授受を可能とするための信号線群である。
【0038】
表示装置10hは、ビデオ回路10eから出力される映像信号を表示するための装置であり、CRT(Cathode Ray Tube)モニタ等によって構成される。入力装置10iは、例えば、キーボードまたはマウスによって構成されている。
【0039】
図3は、図1に示すDBサーバ装置11の構成例を示すブロック図である。この図に示すように、DBサーバ装置11は、CPU11a、ROM11b、RAM11c、HDD11d、ビデオ回路11e、I/F11f、バス11g、表示装置11h、および、入力装置11iを有している。なお、それぞれの構成要素は、図2の場合と同様であるが、HDD11dに格納されている情報が図2の場合とは異なっている。
【0040】
DBサーバ装置11の場合、第1の記憶手段、第2の記憶手段、第3の記憶手段としてのHDD11dには、問診項目DB11d1、回答方式DB11d2、個人情報DB11d3、処理ロジックDB11d4、および、アドバイスDB11d5が格納されている。
【0041】
ここで、問診項目DB11d1は、ユーザに対する問診の項目を格納したデータベースである。回答方式DB11d2は、問診項目DB11d1に格納されている問診項目に対する回答方式(例えば、ラジオボタンによる選択等)を指定する情報を格納したデータベースである。個人情報DB11d3は、各ユーザの個人情報(例えば、氏名、問診結果、嗜好情報等)を格納したデータベースである。処理ロジックDB11d4は、例えば、個人情報に基づいてアドバイスを行う際の処理のロジック(論理式(処理情報))に関する情報を格納したデータベースである。アドバイスDB11d5は、ユーザに対する種々のアドバイスを格納したデータベースである。
【0042】
図4は、図1に示すユーザ端末装置30、管理者端末装置31、および、医療関係者端末装置32の構成例を示すブロック図である。なお、ユーザ端末装置30、管理者端末装置31、および、医療関係者端末装置32は、同様の構成とされているので、ユーザ端末装置30を例に挙げて説明を行う。この図に示すように、ユーザ端末装置30は、CPU30a、ROM30b、RAM30c、HDD30d、ビデオ回路30e、I/F30f、バス30g、表示装置30h、および、入力装置30iを有している。
【0043】
ここで、HDD30dは、ブラウザプログラム30d1を有している。ブラウザプログラム30d1は、HTML(Hyper Text Markup Language)等によって記述された文書を閲覧する場合に使用され、ユーザが管理サーバ装置10にアクセスし、所望の情報を入力したり、取得したりする場合に使用される。なお、その他の構成は、図2の場合と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0044】
つぎに、図1に示す実施の形態の動作を説明する。
【0045】
図5は、ユーザが、ユーザ端末装置30を操作して、制御サーバ装置10にアクセスし、個人情報の登録を行う際の動作の流れを説明するフローチャートである。このフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
【0046】
ステップS10:ユーザ端末装置30のCPU30aは、ユーザが入力装置30iを操作してログインする要求を行った場合には、入力装置30iからの情報を取得し、I/F30fおよびインターネット20を介して、取得した情報を制御サーバ装置10に送信する。
【0047】
ステップS11:制御サーバ装置10のCPU10aは、ユーザのログインを受け付ける。すなわち、CPU10aは、ユーザ端末装置30から送信されてきた情報を受信し、当該情報に含まれているユーザIDおよびパスワードを取得する。
【0048】
ステップS12:CPU10aは、ステップS11において取得したユーザIDおよびパスワードを参照し、アクセスしてきたユーザが正規のユーザであるか否かを判定し、正規のユーザである場合にはステップS13に進み、それ以外の場合にはステップS10に戻って同様の処理を繰り返す。
【0049】
ステップS13:CPU10aは、I/F10fおよびインターネット20を介して、DBサーバ装置11の問診項目DB11d1から問診項目に関する情報を読み込む。
【0050】
図6は、問診項目に関する情報の一例である。この例は、「Category」、「Subject」、「Refid」、「Refstr」、「Choice」、「Validate」、および、「Message」によって構成されている。ここで、「Category」は、質問のカテゴリを示す。この例は、基本項目を入力するための問診であるので、「basic」とされている。「Subject」は、入力される情報の型を示す。例えば、文字列は「str」であり、数値は「float」である。「Refid」は、各項目を参照するためのIDであり、ユニークなシリアル番号が付与される。
【0051】
「Refstr」は、各項目を参照するための文字列であり、ユニークな文字列が付与される。例えば、「name」および「sex」等の文字列が付与される。「Choice」は、選択肢を指定するための番号である。例えば、第2番目の項目は“1”とされているが、これは、後述する図7のIDが“1”である選択肢を示している。「Validate」は、変数の有効入力範囲を示している。例えば、血圧に関する最後の項目の場合、有効入力範囲が0〜200であることが指定されている。このように、有効入力範囲を設定可能とすることにより、入力ミスを防止することができる。「Message」は、表示装置に表示するメッセージであり、「氏名」および「性別」等である。
【0052】
ステップS14:CPU10aは、I/F10fおよびインターネット20を介して、DBサーバ装置11の回答方式DB11d2から問診項目の回答方式に関する情報を読み込む。
【0053】
図7は、回答方式に関する情報の一例を示す図である。この例は、「ID」、「value」、および、「message」によって構成されている。ここで、「ID」は選択肢を指定する番号であり、ユニークな番号が付与される。この例では、ID=1〜3の選択肢群があり、例えば、ID=1の選択肢は男女の別を選択する選択肢とされている。「value」は、当該選択肢が選ばれた場合に与えられる数値であり、ID=1の場合であって、「男」が選択されたときは“0”が、また、「女」が選択されたときは“1”が与えられる。「message」は、選択肢を説明するメッセージであり、ID=1の場合には、「男」および「女」がメッセージとして表示される。
【0054】
ステップS15:CPU10aは、ステップS13で取得した問診項目に関する情報と、ステップS14で取得した回答方式に関する情報とを用いて、問診画面をHTML文書として自動的に生成し、I/F10fおよびインターネット20を介してアクセスしてきたユーザ端末装置30に対して送信する。
【0055】
ステップS16:CPU30aは、ステップS13において制御サーバ装置10から送信されたHTML文書を受信し、ブラウザプログラム30d1を用いて表示装置30hに表示する。
【0056】
図8は、図6に示す問診項目に関する情報および図7に示す回答方式に関する情報によって生成されたHTML文書が、ユーザ端末装置30の表示装置30hに表示された場合の表示例である。図8の例では、枠80が表示され、枠80内の最上部にはタイトル81としての「パーソナルデータ入力」が表示されている。また、その下には、テキストボックス82〜93およびボタン94,95が表示されている。ここで、テキストボックス82は、図6に示す第1番目の項目(Refid=9800の項目)に基づいて表示され、ユーザの氏名が入力される。ラジオボタン群83は、図6に示す第2番目の項目(Refid=9850の項目)および図7に示すID=1の項目に基づいて表示され、ユーザの性別が選択される。テキストボックス84は、図6に示す第3番目の項目(Refid=9810)に基づいて表示され、ユーザの年齢が入力される。テキストボックス85は、図6に示す第4番目の項目(Refid=9820)に基づいて表示され、ユーザの住所が入力される。
【0057】
テキストボックス86には、ユーザ認証を行う際に用いられるユーザIDが入力される。テキストボックス87には、同じくユーザ認証を行う際に用いられるパスワードが入力される。テキストボックス88には、ユーザの電子メールアドレスが入力される。テキストボックス89には、ユーザの有するクレジットカードに関する情報(例えば、カード番号および有効期限等)が入力される。テキストボックス90には、ユーザの体重が入力される。テキストボックス91には、ユーザの身長が入力される。テキストボックス92には、ユーザの体脂肪率が入力される。なお、テキストボックス86〜92は、図6の第5番目〜11番目の項目(図示せず)に基づいて表示される。テキストボックス93は、図6に示す最後の項目(Refid=9900)に基づいて表示され、ユーザの血圧が入力される。ボタン94は、入力された情報をキャンセルする際に操作されるボタンである。ボタン95は、入力された情報を制御サーバ装置10に送信する場合に操作されるボタンである。
【0058】
なお、この画面において入力される情報のうち、ユーザIDは個人を特定する情報として利用され、氏名、性別、年齢、住所、パスワード、メールアドレス、クレジットカードに関する情報は、必要な場合に所定の権限を有する管理者のみに閲覧または利用可能な秘密情報として保護される。体重、身長、体脂肪率、血圧は身体の属性情報として利用される。
【0059】
図9は、図6と同様の問診項目情報に基づいて表示され、健康診断の結果を入力するための画面である。この表示例では、枠100が表示され、枠100内の最上部にはタイトル101として「パーソナルデータ入力」が表示されている。また、その下にはテキストボックス102〜111が表示され、最下部にはボタン112,113が表示されている。テキストボックス102には、血液検査の結果であるヘモグロビン濃度(赤血球一定容積中に含まれているヘモグロビンの量を濃度比であらわしたもの)が入力される。テキストボックス103には、血液の単位容積中に含まれる赤血球数が入力される。テキストボックス104には、単位容積中に含まれる総コレステロールの質量が入力される。テキストボックス105には、血液の単位容積中に含まれるHDL(High Density Lipoprotein)コレステロールの質量が入力される。テキストボックス106には、血液の単位容積中に含まれる中性脂肪の質量が入力される。テキストボックス107には、血液の単位容積中に含まれるブドウ糖の質量が入力される。テキストボックス108には、血液の単位容積中に含まれる尿酸の質量が入力される。テキストボックス109には、血液の尿素に含まれる窒素の質量が入力される。テキストボックス110には、血液中に含まれるGOT(Glutamic Oxaloacetic Transaminase)を所定の方法で測定した場合の測定値(IU)が入力される。テキストボックス111には、血液中に含まれるγ−GPT(Glutamic Pyruvic Transaminase)を所定の方法で測定した場合の測定値(IU)が入力される。ボタン112は、入力された情報をキャンセルする際に操作され、ボタン113は、入力された情報を制御サーバ装置10に送信する場合に操作される。
【0060】
図10は、図11に示す病歴を入力する画面を表示するための情報である。この例では、「Category」は「history」とされている。「Subject」は空白とされている。「Refid」は、質問番号に対応して“1”〜“9”の数値が付与されている。「Refstr」は空白とされている。「Choice」は、“2”とされており、これは、図7のID=2に対応している。「Validate」は、空白とされている。また、「Message」は、それぞれ「高血圧」、「心臓病」、・・・、「痛風」とされている。
【0061】
図11は、図10に示す情報に基づいて表示された画面の一例であり、ユーザの病歴等に関する情報が入力される。この表示例では、枠120が表示され、枠120内の最上部にはタイトル121として「パーソナルデータ入力」が表示されている。また、その下にはラジオボタン群122〜130が表示され、最下部にはボタン131,132が表示されている。ラジオボタン群122は、4つのラジオボタンを有し、高血圧に関する情報が入力される。ユーザが高血圧症に罹患していない場合は、左端のラジオボタンがチェックされ、過去に高血圧症であった場合には左端から2番目のラジオボタンがチェックされ、現在高血圧症である場合には左端から3番目のラジオボタンがチェックされ、家族に高血圧症の者がいる場合には右端のラジオボタンがチェックされる。ラジオボタン群123には、心臓病に関する情報が入力される。ラジオボタン群124には、脳卒中に関する情報が入力される。ラジオボタン群125には、肺の病気に関する情報が入力される。ラジオボタン群126には、胃腸病に関する情報が入力される。ラジオボタン群127には、肝臓病に関する情報が入力される。ラジオボタン群128には、膵臓病に関する情報が入力される。ラジオボタン群129には、糖尿病に関する情報が入力される。ラジオボタン群130には、痛風に関する情報が入力される。ボタン131は、入力された情報をキャンセルする際に操作され、ボタン132は、入力された情報を制御サーバ装置10に送信する場合に操作される。なお、ラジオボタン群122〜130は、図10に示す第1番目〜第9番目の項目に基づいてそれぞれ表示されたものである。
【0062】
図12は、図10と同様の情報に基づいて表示された画面であり、ユーザの嗜好に関する情報が入力される。この表示例では、枠150が表示され、枠150内の最上部にはタイトル151として「パーソナルデータ入力」が表示されている。また、その下にはラジオボタン群152〜160が表示され、最下部にはボタン161,162が表示されている。なお、ラジオボタン群152〜156には、食べ物に関する嗜好情報が入力され、ラジオボタン群157〜160には、運動に関する嗜好情報が入力される。ここで、ラジオボタン群152は、ニンジンが嫌いな場合には左端のラジオボタンが選択され、好きな場合には中央のラジオボタンが選択され、どちらでもない場合には右端のラジオボタンが選択される。ラジオボタン群153には、ピーマンに関する嗜好情報がニンジンの場合と同様に入力される。ラジオボタン群154には、山芋に対する嗜好情報が入力される。ラジオボタン群155には、セロリに関する嗜好情報が入力される。ラジオボタン群156には、海藻に関する嗜好情報が入力される。ラジオボタン群157には、ウォーキングに関する嗜好情報が入力される。ラジオボタン群158には、水泳に関する嗜好情報が入力される。ラジオボタン群159には、ジョギングに関する嗜好情報が入力される。ラジオボタン群160には、筋トレに関する嗜好情報が入力される。ボタン161は、入力された情報をキャンセルする際に操作され、ボタン162は、入力された情報を制御サーバ装置10に送信する場合に操作される。
【0063】
図13は、図10と同様の情報に基づいて表示された画面であり、ユーザのストレスに関する情報が入力される。この表示例では、枠180が表示され、枠180内の最上部にはタイトル181として「パーソナルデータ入力」が表示されている。また、その下にはラジオボタン群182〜190が表示され、最下部にはボタン191,192が表示されている。ここで、ラジオボタン群182は、ユーザが物事に集中できない状態である場合には、左端のラジオボタンが選択され、該当しない場合には中央のラジオボタンが選択され、どちらでもない場合には右端のラジオボタンが選択される。ラジオボタン群183には、いらいらするか否かに関する情報が入力される。ラジオボタン群184には、不安になるか否かに関する情報が入力される。ラジオボタン群185には、胃が痛むか否かに関する情報が入力される。ラジオボタン群186には、余裕がないか否かに関する情報が入力される。ラジオボタン群187には、風邪をひきやすいか否かに関する情報が入力される。ラジオボタン群188には、体がだるいか否かに関する情報が入力される。ラジオボタン群189には、憂鬱であるか否かに関する情報が入力される。ラジオボタン群190には、胸焼けがするか否かに関する情報が入力される。ボタン191は、入力された情報をキャンセルする際に操作され、ボタン192は、入力された情報を制御サーバ装置10に送信する場合に操作される。
【0064】
ステップS17:CPU30aは、図8,9,11〜13に示す画面において情報が入力され、ボタン94,113,132,162,192が操作された場合には、入力された情報を取得し、制御サーバ装置10に送信する。
【0065】
ステップS18:CPU10aは、ステップS17においてユーザ端末装置30から送信された情報を受信する。
【0066】
ステップS19:CPU10aは、ステップS18で受信した情報を、DBサーバ装置11に送信し、個人情報DB11d3に登録する。
【0067】
図14は、個人情報DB11d3に登録される個人情報の一例を示す図である。この例では、個人情報200は、個人特定用情報201、秘密情報202、身体属性情報203、検診情報204、問診情報205、生活情報206、および、嗜好情報207を有している。ここで、個人特定用情報201は、氏名、性別、年齢等の個人を特定するための情報であり、例えば、図8に示すテキストボックス82,84およびラジオボタン群83に入力された情報である。秘密情報は、氏名、性別、年齢、パスワード、メールアドレス等の情報であり、例えば、図8に示すテキストボックス85〜89に入力された情報である。なお、この情報は、システム管理者の所定の権限を有する者しか閲覧できないように保護されている。
【0068】
身体属性情報203は、身長、体重、体脂肪率、血圧等の情報であり、例えば、図8に示すテキストボックス90〜93に入力された情報である。検診情報204は、血液検査、尿検査、検便等によって得られた検診情報であり、例えば、図9に示す画面において入力された情報である。問診情報205は、病歴、生活習慣等を示す情報であり、例えば、図11および図13に示す画面において入力された情報である。また、生活情報206は、運動、食事、ストレス等に関する情報であり、所定の頻度で(例えば、毎日)入力される情報である。嗜好情報207は、ユーザの食べ物または運動等に対する嗜好(好き嫌い)に関する情報であり、例えば、図12に示す画面において入力された情報である。
【0069】
なお、身体属性情報203は、例えば、ユーザ端末装置30に接続された図示せぬヘルスメータから自動的に収集するようにしてもよい。検診情報204は、検診を行う医療機関等の担当者がユーザの代わりに入力するようにすることも可能である。生活情報206は、例えば、食事の場合には、社員食堂等においてユーザが注文した料理の栄養素等を精算の際にPOS(Point of Sale)システムからユーザ端末装置30に送信するようにしてもよい。また、運動の場合には、例えば、ユーザが通っているスポーツジムが有するパーソナルコンピュータから入力するようにしてもよい。
【0070】
ステップS20:CPU10aは、DBサーバ装置11の個人情報11d3を参照し、登録されたデータを確認するための画面を生成し、ユーザ端末装置30に送信する。
【0071】
ステップS21:CPU30aは、ステップS20において制御サーバ装置10から送信されてきた情報を受信し、表示装置30hに表示する。なお、登録データ確認画面において不備が見つかった場合には、再度ステップS13に戻って登録を繰り返すようにしてもよい。
【0072】
以上の処理により、ユーザの身体状態または精神状態を示す個人情報がDBサーバ装置11に登録され、後述するアドバイス等のサービスを受けることが可能になる。
【0073】
つぎに、個人情報の登録を行ったユーザがアドバイスを受ける場合の動作について説明する。
【0074】
図15は、個人情報の登録を行ったユーザがアドバイスを受ける場合の処理の流れの一例について説明するフローチャートである。このフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
【0075】
ステップS40:ユーザ端末装置30のCPU30aは、ユーザが入力装置30iを操作して、ブラウザプログラム30d1を起動した後、アドバイスを受ける操作を行った場合には、アドバイスを受ける操作がなされたと判定して、ステップS41に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。なお、このとき、CPU30aは、ユーザIDとパスワードを制御サーバ装置10に送信する。
【0076】
ステップS41:制御サーバ装置10のCPU10aは、ステップS40において、ユーザ端末装置30から送信されてきたユーザIDとパスワードを参照して、ユーザ認証処理を実行する。なお、図15には示していないが、正当なユーザでない場合には、ユーザIDとパスワードを再度送信するように要求する。
【0077】
ステップS42:CPU10aは、DBサーバ装置11のHDD11dに格納されている個人情報DB11d3から、アクセスしてきたユーザの個人情報200を読み込む。
【0078】
ステップS43:CPU10aは、DBサーバ装置11のHDD11dに格納されている処理ロジックDB11d4から処理ロジックを読み込む。ここで、処理ロジックとは、個人情報を参照して、ユーザの健康状態を判断する際の処理の流れおよび判断基準等を記載した処理情報である。なお、処理ロジックの詳細については後述する。
【0079】
ステップS44:CPU10aは、ステップS42で取得した個人情報に、ステップS43で取得した処理ロジックを適用することにより、個人情報を分析する。
【0080】
図16および図17は、処理情報としての処理ロジックの一例を示す図である。より詳細には、図16は、評価式とそれぞれの評価式に付与した名称を示す情報の一例であり、図17は、図16に示す評価式の出力情報の一例である。
【0081】
図16の例は、「name」および「expr」によって構成されている。ここで、「name」は、各評価式の名称である。また、「expr」は、評価式である。この例では、評価式の名称としては、痛風に罹患する可能性を示す「goutval」、痛風に罹患する危険度を示す「goutalart」、痛風に罹患する可能性がある場合のアドバイスを示す「goutadv」、および、痛風に罹患する可能性がある場合のコメントを示す「goutcom1」、「goutcom2」、「goutcom3」がある。
【0082】
一方、評価式としては、この例では、varlistL()およびvartable()がある。ここで、varlistL(x,y1,y2,・・・,yn)は、変数xの値がy1〜ynのどの範囲に属するかを数値として返す関数であり、x<y1の場合は“0”、y1≦x<y2の場合は“1”、y2≦x<y3の場合は“2”、yn<xの場合は“n”を戻り値とする。一方、vartable(‘v’,x,y,z,w)は、x,y,z,wの値に応じたコメント等を図17に示すテーブルから取得する関数である。
【0083】
図17は、関数vartable()によって参照されるコメント等を格納したテーブルであり、「TableName」、「x」、「y」、「z」、「w」、「value」によって構成されている。ここで、「TableName」は、テーブルの名称であり、関数vartable()によって参照すべき情報を特定するための名称である。「x」、「y」、「z」、「w」は、特定のテーブルのどの情報を取得するかを決定するための情報であり、数値または文字列等の情報である。「value」は、関数vartable()の戻り値となる情報(アドバイス、コメント)であり、文字列、数値等の情報である。
【0084】
図18は、痛風に関する処理の内容を詳細に説明するための図である。ここで、図18(A)は、図16に示す評価式goutvalの処理の内容を示している。この図において、「質問番号」は、それぞれの質問に付与された番号である。「判定項目」は、痛風に罹患する可能性を判断する場合の判定項目を示している。また、ポイントは各判定項目に該当する場合のポイント(各項目の重み)を示している。例えば、第1番目の判定項目は、「血液中の尿酸値が7.0mg/dl以上である。」であり、該当する場合には“6”ポイントが加算される。第2番目の判定項目は、「家族または親族に痛風の患者がいる。」であり該当する場合には“1”ポイントが加算される。第3番目の判定項目は、「肥満である(BMI(Body Mass Index)値が25以上である)。」であり該当する場合には“1”ポイントが加算される。第4番目の判定項目は、「お酒をよく飲む。」であり該当する場合には“1”ポイントが加算される。第5番目の判定項目は、「ストレスが溜まっている。」であり該当する場合には“1”ポイントが加算される。
【0085】
図18(B)は、図18(A)の判定項目による判定結果によって得られたポイントと、危険度との関係を示すテーブルである。例えば、「5ポイント未満」の場合には正常範囲であると判定される。「5または6ポイント」である場合には痛風になる危険性を示すレベルが「危険レベル1」と判定される。「7または8ポイント」である場合には痛風になる危険性を示すレベルが「危険レベル2」と判定される。「9または10ポイント」である場合には痛風になる危険性を示すレベルが「危険レベル3」と判定される。
【0086】
ここで、評価式goutvalは、varlistL(6*Q1+Q2+Q3+Q4+Q5,5,7,9,11)の値をその戻り値とする。Q1〜Q5は、それぞれの質問に該当する場合は“1”となり、それ以外の場合は“0”となる変数である。この例では、Q1には重みである“6”が乗算されており、その他は重みが乗算されていない。したがって、このような重み付けにより、図18(A)に示す各項目毎のポイントを実現する。また、varlistL()の戻り値は、「6*Q1+Q2+Q3+Q4+Q5」の計算結果が、「5,7,9,11」との比較によって決定されるので、「6*Q1+Q2+Q3+Q4+Q5」の計算結果をCとすると、C<5の場合は“0”となり、5≦C<7の場合(C=5,6の場合)は“1”となり、7≦C<9の場合(C=7,8の場合)は“2”となり、9≦C<11の場合(C=9,10の場合)は“3”となる。
【0087】
goutalart(‘goutalart’,goutval)は、goutvalの値に応じた情報を図17に示すテーブルから取得する。具体的には、前述のgotval=0の場合は、x=0である「正常範囲」が取得され、gotval=1の場合は、x=1である「痛風になる可能性があります(危険レベル1)」が取得され、gotval=2の場合は、x=2である「痛風になる可能性が高いです(危険レベル2)」が取得され、gotval=3の場合は、x=3である「痛風になる可能性がかなり高いです(危険レベル3)」が取得される。
【0088】
なお、以上は、痛風の場合の例であるが、処理ロジックDB11d4には、他の病気(例えば、糖尿病等)に関するロジックや、健康状態(例えば、肥満等)に関するロジックが格納されており、これらを利用することにより、ユーザの病気に罹患する可能性や健康状態を知ることができる。
【0089】
ステップS45:CPU10aは、ステップS44における分析結果に基づいてDBサーバ装置11のアドバイスDB11d5から該当するアドバイス情報を検索して取得する。
【0090】
例えば、図16の例では、goutadv()により、ユーザの評価結果に応じたアドバイスが取得される。すなわち、vartable(‘goutadv’,goutval)では、goutavalの値に応じたアドバイスが図17に示すテーブルから取得される。例えば、goutval=0である場合にはx=0である「痛風については特に危険性はありません。」が取得され、goutval=1である場合にはx=1,2である「尿酸値が高いです。以下のサイトを参照して尿酸地を下げてください。」が取得される。ここで、図17において、xの欄には「1,2」が格納されているが、これはx=1またはx=2のいずれの場合も該当するとして当該メッセージが取得される。したがって、goutval=2である場合にも「尿酸値が高いです。以下のサイトを参照して尿酸地を下げてください。」が取得される。goutval=3である場合にはx=3である「すぐに病院へ行って精密検査を受けて下さい。」が取得される。
【0091】
また、goutcom1()は、vartable(‘goutcom1’,goutval,Q6)の評価結果が与えられる。ここで、Q6は、図12のラジオボタン群156において入力された海藻の好き嫌いを示す質問に対応しており、好きである場合にはその値が“1”となる。図17に示すように、goutcom1は、x=1,2であり、y=1である場合、すなわち、痛風になる危険度が“1”または“2”であり、海藻が好きである場合(Q6=1の場合)にコメント「尿酸値が高い方へ沖縄特産××もずく。」がコメントとして取得される。ここで、コメントの下線部分は、図19に示す「××もずく」に対応するURL(Uniform Resource Locator)「www.mozuku.com」に対するリンクが張られている。なお、当該URLは、もずくを販売する会社のHPのURLである。
【0092】
goutcom2()は、vartable(‘goutcom2’,goutval,Q3)の評価結果が与えられる。ここで、Q3は、図18(A)の質問Q3に対応しており、BMIが25以上である場合は、その値が“1”となる。図17に示すように、goutcom2は、x=1,2であり、y=1である場合、すなわち、痛風になる危険度が“1”または“2”であり、BMI値が25以上の場合(Q3=1の場合)にコメント「運動不足解消に□□ジム。」がコメントとして取得される。ここで、コメントの下線部分は、図19に示す「□□ジム」に対応するURL「www.gym1.com」に対するリンクが張られている。なお、当該URLは、スポーツジムのHPのURLである。
【0093】
goutcom3()は、vartable(‘goutcom3’,goutval,S7)の評価結果が与えられる。ここで、S7は、○○食材サービスによるサービスに既に加入しているか否かを示し、加入していない場合はその値が“1”となる。図17に示すように、goutcom3は、x=1,2であり、y=1である場合、すなわち、痛風になる危険度が“1”または“2”であり、○○食材サービスによるサービスに加入していない場合(S7=1の場合)にコメント「尿酸値が高い方向けの○○食材サービス。」がコメントとして取得される。ここで、コメントの下線部分は、図19に示す「○○食材サービス」に対応するURL「www.syokuzai.com」に対するリンクが張られている。なお、当該URLは、食材を配達するサービスの会社のHPのURLである。
【0094】
なお、このようなアドバイス情報は、他の病気または健康状態についてもそれぞれ準備されているので、これらの情報を参照することにより、個々のユーザにとって適切なアドバイスを得ることができる。
【0095】
また、以上の例では、ユーザの嗜好に基づいてアドバイスまたはコメントを取捨選択している。詳細には、図12の画面においてユーザが「海藻」が「きらい」であると意思表示している場合には、図17のgoutcom1のコメントである「尿酸値が高い方へ沖縄特産××もずく。」は除外されることになる。ユーザのBMI値が25未満である場合には、goutcom2のコメントである「運動不足解消に□□ジム」は除外される。ユーザがすでに○○食材サービスの提供を受けている場合は、goutcom3のコメントである「尿酸値が高い方向けの○○食材サービス」は除外される。このため、個々のユーザの嗜好や状況に応じた最適なアドバイスを与えることが可能になる。
【0096】
なお、ユーザの嗜好を考慮する他の例としては、例えば、図12の画面においてユーザが「筋トレ」を「きらい」であると意思表示している場合であって、複数のスポーツジムに関するアドバイスが存在する場合には筋トレ中心でないスポーツジムをアドバイスとして提示する。また、図8に示す画面において入力されたユーザの住所を参照し、スポーツジムの施設がユーザが居住する地域に存在しない場合には除外することも可能である。さらに、図10に示す画面において入力された情報を参照してユーザのストレス状態を判定し、ストレスが溜まっていないと判断した場合には、「ストレスを解消する。」等のアドバイスは除外する。
【0097】
ステップS46:CPU10aは、ステップS45で取得したアドバイス情報をユーザ端末装置30に送信する。
【0098】
ステップS47:ユーザ端末装置30のCPU30aは、制御サーバ装置10から受信したアドバイス情報を表示装置30hに表示する。
【0099】
図20は、このとき表示装置30hに表示される情報の一例を示す図である。この例では、枠220が表示され、枠220内の最上部にはタイトル221として「判定結果」が表示されている。その下には、アドバイス情報としてのメッセージ222〜230が表示され、最下部にはボタン231,232が表示されている。
【0100】
ここで、メッセージ222〜226は、痛風に関するアドバイスである。メッセージ222としては図16に示すgoutalartにより表示された「要注意事項:尿酸値が少し高いです。痛風になる可能性が高いです(危険レベル2)」が表示され、尿酸値が高いことから、痛風になる危険レベルが“2”であることが示されている。メッセージ223としては、図16に示すgoutadvにより表示された「アドバイス:尿酸値が高いです。以下のサイトを参照して尿酸値を下げて下さい。」が表示されている。メッセージ224としては、goutcom1によって表示された「関連サイト:尿酸値が高い方へ沖縄特産××もずく」が表示されている。なお、下線部分は、図19に示すURL「www.mozoku.com」にリンクが張られているので、この部分を操作することにより、当該HPが表示装置30hに表示されることになる。
【0101】
メッセージ225としてはgoutcom2によって表示された「関連サイト:運動不足解消に□□ジム」が表示されている。なお、下線部分は、図19に示すURL「www.gym1.com」にリンクが張られているので、この部分を操作することにより、当該HPが表示装置30hに表示される。メッセージ226としてはgoutcom3によって表示された「関連サイト:尿酸値が高い方向けの○○食材サービス」が表示されている。なお、下線部分は、例えば、図19に示すURL「www.syokuzai.com」にリンクが張られているので、この部分を操作することにより、当該HPが表示装置30hに表示される。
【0102】
メッセージ227〜230は、ストレスに関するアドバイスである。メッセージ227としては「要注意事項:ストレスが溜まっています。(危険レベル1)」が表示されており、運動不足であり、その危険レベルが“1”であることが示されている。メッセージ228としては、「アドバイス:たまには外出して気分転換を図りましょう。」が表示されている。メッセージ229としては、「関連サイト:気分をリフレッシュするための○×温泉」が表示されている。なお、下線部分は、○×温泉のHPにリンクが張られており、この部分を操作することにより、当該HPが表示装置30hに表示される。メッセージ230としては、「関連サイト:ヒーリングミュージック専門△△レコード」が表示されている。なお、下線部分は、△△レコードのHPにリンクが張られており、この部分を操作することにより、当該HPが表示装置30hに表示される。
【0103】
なお、図20に示すアドバイス情報に示されるHPにユーザがアクセスし、当該HPで扱っている商品または役務について売買が成立した場合には、一定額(例えば、売り上げに応じた所定の額)のマージンを、健康管理システムの運営者が徴収するようにしてもよい。また、アドバイス情報に掲載する契約をする際に、一定額を徴収するようにすることも可能である。さらに、図15に示す画面において、リンク部分が操作された場合に、一定額を課金するようにしてもよい。
【0104】
また、危険レベルが所定のレベル以上である場合には、例えば、医療機関のHPを表示し、当該HPにおいて診察の予約ができるようにしたり、カウンセラーを紹介して個別相談が受けられるようにしたりしてもよい。そのような実施の形態によれば、早期に適切な処置等を受けることが可能になるので、疾病に罹患することを未然に防ぐことが可能になる。
【0105】
また、個人情報に変化があった場合(例えば、体重が増減した場合または検診結果が変化した場合)には、以前の判定結果と比較が可能な形式にて表示することも可能である。例えば、痛風の危険レベルがどのように時間の経過とともに変化しているかを表示するようにしてもよい。そのような実施の形態によれば、ユーザは、自己の健康状態の経時的な変化を知ることにより、主体的に健康管理を行うように促すことが可能になる。
【0106】
つぎに、処理ロジックDB11d4に格納されている情報を変更する際の動作について説明する。なお、以下において「変更」とは、内容の「追加」、「修正」、「削除」を含むものとする。
【0107】
図21は、管理者端末装置31からDBサーバ装置11に格納されている処理ロジックDB11d4の内容を変更する場合の処理の流れを説明するフローチャートである。このフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
【0108】
ステップS60:管理者端末装置31のCPU31aは、管理者として制御サーバ装置10にログインする。このとき、管理者端末装置31は、管理者権限を有することを示す情報(例えば、管理者IDおよびパスワード)を制御サーバ装置10に対して送信する。
【0109】
ステップS61:制御サーバ装置10のCPU10aは、管理者のログインを受け付ける。すなわち、CPU10aは、管理者端末装置31から送信されてきた管理者IDおよびパスワードを受信する。
【0110】
ステップS62:CPU10aは、ステップS61において受信した管理者IDとパスワードを参照し、正規の管理者であるか否かを判定し、正規の管理者である場合にはステップS63に進み、それ以外の場合にはステップS60に戻る。
【0111】
ステップS63:CPU10aは、管理者が様々な管理を行うための画面である管理用画面を生成し、管理者端末装置31に送信する。
【0112】
ステップS64:CPU31aは、制御サーバ装置10から送信されてきた管理用画面を表示装置31hに表示する。
【0113】
ステップS65:CPU31aは、ステップS64において表示された管理用画面において、処理ロジックを変更するメニュー項目が選択された場合には処理ロジックの変更を制御サーバ装置10に対して要求してステップS66に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0114】
ステップS66:CPU10aは、処理ロジックをアップロードするための画面であるアップロード画面を生成し、管理者端末装置31に対して送信する。その結果、管理者端末装置31の表示装置31hには、アップロード画面が表示される。
【0115】
ステップS67:CPU31aは、表示装置31hに表示されたアップロード画面においてアップロードファイルの指定を受ける。ここで、アップロードファイルとは、処理ロジックの一部または全てを含むファイルであり、処理ロジックの一部だけを変更したり、全てを変更したりするためのファイルである。処理ロジックの容量が大きい場合には、一部(例えば、図16に示すテーブル全体もしくはその一部)のみを独立に変更可能とすることにより、ファイルのアップロードに要する時間を短縮することができる。
【0116】
ステップS68:CPU10aは、ステップS67において指定されたアップロードファイルを受信する。
【0117】
ステップS69:CPU10aは、ステップS68において受信したアップロードファイルにより、処理ロジックDB11d4の全てまたは該当部分を更新する処理を実行する。
【0118】
ステップS70:CPU10aは、処理ロジックDB11d4の更新された内容を示す更新確認画面を生成し、管理者端末装置31に送信する。
【0119】
ステップS71:CPU31aは、制御サーバ装置10から送信されてきた更新確認画面を表示するための情報を受信し、表示装置31hに表示する。そして、処理を終了する。なお、更新が正常に行われていない場合には、ステップS67に戻って同様の処理を繰り返すようにしてもよい。
【0120】
つぎに、アドバイスDB11d5に格納されている情報を変更する際の動作について説明する。なお、以下において「変更」とは、前述の場合と同様に内容の「追加」、「修正」、「削除」を含むものとする。
【0121】
図22は、管理者端末装置31からDBサーバ装置11に格納されているアドバイスDB11d5の内容を変更する場合の処理の流れを説明するフローチャートである。このフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
【0122】
ステップS80:管理者端末装置31のCPU31aは、管理者として制御サーバ装置10にログインする。このとき、管理者端末装置31は、管理者権限を有することを示す情報(例えば、管理者IDおよびパスワード)を制御サーバ装置10に対して送信する。
【0123】
ステップS81:制御サーバ装置10のCPU10aは、管理者のログインを受け付ける。すなわち、CPU10aは、管理者端末装置31から送信されてきた管理者IDおよびパスワードを受信する。
【0124】
ステップS82:CPU10aは、ステップS81において受信した管理者IDとパスワードを参照し、正規の管理者であるか否かを判定し、正規の管理者である場合にはステップS83に進み、それ以外の場合にはステップS80に戻る。
【0125】
ステップS83:CPU10aは、管理者が様々な管理を行うための画面である管理用画面を生成し、管理者端末装置31に送信する。
【0126】
ステップS84:CPU31aは、制御サーバ装置10から送信されてきた管理用画面を表示装置31hに表示する。
【0127】
ステップS85:CPU31aは、ステップS84において表示された管理用画面において、アドバイス情報を変更するメニュー項目が選択された場合にはアドバイス情報の変更を制御サーバ装置10に対して要求してステップS86に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0128】
ステップS86:CPU10aは、アドバイス情報をアップロードするための画面であるアップロード画面を生成し、管理者端末装置31に対して送信する。その結果、管理者端末装置31の表示装置31hには、アップロード画面が表示される。
【0129】
ステップS87:CPU31aは、表示装置31hに表示されたアップロード画面においてアップロードファイルの指定を受ける。ここで、アップロードファイルとは、アドバイス情報の一部または全てを含むファイルであり、アドバイス情報の一部だけを変更したり、全てを変更したりするためのファイルである。アドバイス情報の容量が大きい場合には、一部(例えば、図17に示すテーブル全体もしくはその一部)のみを独立に変更可能とすることにより、ファイルのアップロードに要する時間を短縮することができる。
【0130】
ステップS88:CPU10aは、ステップS87において指定されたアップロードファイルを受信する。
【0131】
ステップS89:CPU10aは、ステップS88において受信したアップロードファイルにより、アドバイスDB11d5の全てまたは該当部分を更新する処理を実行する。
【0132】
ステップS90:CPU10aは、アドバイスDB11d5の更新された内容を示す更新確認画面を生成し、管理者端末装置31に送信する。
【0133】
ステップS91:CPU31aは、制御サーバ装置10から送信されてきた更新確認画面を表示するための情報を受信し、表示装置31hに表示する。そして、処理を終了する。なお、更新が正常に行われていない場合には、ステップS87に戻って同様の処理を繰り返すようにしてもよい。
【0134】
つぎに、問診項目DB11d1および回答方式DB11d2に格納されている情報を変更する際の動作について説明する。なお、以下において「変更」とは、前述の場合と同様に内容の「追加」、「修正」、「削除」を含むものとする。
【0135】
図23は、管理者端末装置31からDBサーバ装置11に格納されている問診項目DB11d1および回答方式DB11d2の内容を変更する場合の処理の流れを説明するフローチャートである。このフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
【0136】
ステップS100:管理者端末装置31のCPU31aは、管理者として制御サーバ装置10にログインする。このとき、管理者端末装置31は、管理者権限を有することを示す情報(例えば、管理者IDおよびパスワード)を制御サーバ装置10に対して送信する。
【0137】
ステップS101:制御サーバ装置10のCPU10aは、管理者のログインを受け付ける。すなわち、CPU10aは、管理者端末装置31から送信されてきた管理者IDおよびパスワードを受信する。
【0138】
ステップS102:CPU10aは、ステップS101において受信した管理者IDとパスワードを参照し、正規の管理者であるか否かを判定し、正規の管理者である場合にはステップS103に進み、それ以外の場合にはステップS100に戻る。
【0139】
ステップS103:CPU10aは、管理者が様々な管理を行うための画面である管理用画面を生成し、管理者端末装置31に送信する。
【0140】
ステップS104:CPU31aは、制御サーバ装置10から送信されてきた管理用画面を表示装置31hに表示する。
【0141】
ステップS105:CPU31aは、ステップS104において表示された管理用画面において、問診項目および回答方式を変更するメニュー項目が選択された場合には問診項目および回答方式の変更を制御サーバ装置10に対して要求してステップS106に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0142】
ステップS106:CPU10aは、問診項目および回答方式をアップロードするための画面であるアップロード画面を生成し、管理者端末装置31に対して送信する。その結果、管理者端末装置31の表示装置31hには、アップロード画面が表示される。
【0143】
ステップS107:CPU31aは、表示装置31hに表示されたアップロード画面においてアップロードファイルの指定を受ける。ここで、アップロードファイルとは、問診項目および回答方式のそれぞれの一部または全てを含むファイルであり、問診項目および回答方式のそれぞれの一部だけを変更したり、全てを変更したりするためのファイルである。問診項目および回答方式に関する情報の容量が大きい場合には、一部(例えば、図6,7に示すテーブルの全部または一部)のみを独立に変更可能とすることにより、ファイルのアップロードに要する時間を短縮することができる。なお、問診項目とは、図8〜10に示す各質問のそれぞれをいい、また、回答方式とは、例えば、ラジオボタン群による選択方式か、または、テキストボックスによる入力方式かを示す。
【0144】
ステップS108:CPU10aは、ステップS107において指定されたアップロードファイルを受信する。
【0145】
ステップS109:CPU10aは、ステップS108において受信したアップロードファイルにより、問診項目DB11d1および回答方式DB11d2のそれぞれの全てまたは該当部分を更新する処理を実行する。
【0146】
ステップS110:CPU10aは、問診項目DB11d1および回答方式DB11d2のそれぞれの更新された内容を示す更新確認画面を生成し、管理者端末装置31に送信する。
【0147】
ステップS111:CPU31aは、制御サーバ装置10から送信されてきた更新確認画面を表示するための情報を受信し、表示装置31hに表示する。そして、処理を終了する。なお、更新が正常に行われていない場合には、ステップS107に戻って同様の処理を繰り返すようにしてもよい。
【0148】
図21〜23を参照して説明したように、本実施の形態では、問診項目DB11d1、回答方式DB11d2、処理ロジックDB11d4、および、アドバイスDB11d5の内容を部分的または全体として変更できるようにしたので、管理者は必要に応じてこれらのデータベースの内容を簡易に変更することが可能になる。このように、データベースの情報を変更しなければならない理由は、医学や栄養学の分野は、日々新たな発見がなされるため、その新たな発見に基づいて適切なアドバイス等を行うためである。また、部分的に変更することが可能としたので、デバッグの時間およびシステムを運用停止する時間を短縮することが可能になる。
【0149】
また、本実施の形態では、図6および図7に示す表形式のデータにより、問診画面を表示するようにしたので、問診項目を簡単に追加したり変更したりすることが可能になる。このため、高度な知識を有するプログラマでなくても問診項目を簡単に変更することができる。また、問診画面については、例えば、性別、年齢層、職業等に応じて、複数の画面を用意することが望ましいが、表形式のデータによって表現されることから、これら複数の画面を簡単に生成することが可能になる。
【0150】
また、本実施の形態では、図16および図17に示す表形式のデータにより、ユーザの個人情報を解析してアドバイスを行うようにしたので、医学または栄養学の進歩に応じて判断の基準またはアドバイスの内容を簡単に変更することが可能になる。また、前述の場合と同様に、このような表形式のデータであれば、高度な知識を有するプログラマでなくても、維持管理を行うことが可能になるので、例えば、プログラムについての知識は有していないが、栄養学または医学に関する高度な知識を有する者に管理を依頼することができるので、対象となる人材の裾野を広げ、よりよいシステム運営を行うことができる。
【0151】
なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
【0152】
例えば、以上の実施の形態では、図20に示す画面において、関連するサイトへのリンクが張られたメッセージを表示するようにしたが、例えば、関連するサイトへユーザの特定情報を送り、当該サイトからユーザへダイレクトメール(電子メールまたは郵送のメール)が届くようにすることも可能である。
【0153】
また、以上の実施の形態では、アドバイス情報に含まれる関連HPについては、管理者が追加するようにしているが、例えば、関連HPへの掲載希望者が所定の手続きを自ら行うことにより、追加できるようにしてもよい。
【0154】
また、以上の実施の形態では、制御サーバ装置10とDBサーバ装置11とを別の構成としたが、これらを1つのサーバ装置として構成することも可能であることはいうまでもない。
【0155】
また、以上の実施の形態では、制御サーバ装置10およびDBサーバ装置11により個人情報を処理して、処理結果をユーザ端末装置30に送るようにしたが、必要に応じてプログラムやデータをユーザ端末装置30に供給し、ユーザ端末装置30において処理を行って処理結果をユーザに呈示するようにしてもよい。
【0156】
また、以上の実施の形態では、個人情報は、表示装置30hに表示された情報を参照し、キーボードまたはマウス等の入力装置を操作することにより入力するようにしたが、例えば、動画および音声による説明をユーザ端末装置30から出力し、ユーザの発話から音声認識機能等を利用して必要な情報を取得することも可能である。そのような実施の形態によれば、キーボード等の操作になれていない人でも必要な情報を確実に入力することが可能になる。
【0157】
また、以上の各実施の形態では、ユーザ端末装置30をパーソナルコンピュータとして実施する場合を例に挙げて説明したが、例えば、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)として実施することも可能であることはいうまでもない。
【0158】
なお、上記の処理機能は、例えば、図1に示すようなコンピュータによって実現される。その場合、健康管理支援装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R(Recordable)/RW(Rewritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
【0159】
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
【0160】
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0161】
本発明は、ユーザの入力に応じた応答情報を呈示する情報呈示装置に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0162】
【図1】本発明の実施の形態に係る健康管理支援システムの構成例を示す図である。
【図2】図1に示す制御サーバ装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1に示すDBサーバ装置の構成例を示すブロック図である。
【図4】図1に示すユーザ端末装置の構成例を示すブロック図である。
【図5】ユーザ端末装置を操作してユーザの個人情報を登録する際の処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
【図6】問診項目に関する情報の一例を示す図である。
【図7】回答方式に関する情報の一例を示す図である。
【図8】個人情報入力画面の一例を示す図である。
【図9】個人情報入力画面の一例を示す図である。
【図10】問診項目に関する情報の一例を示す図である。
【図11】個人情報入力画面の一例を示す図である。
【図12】個人情報入力画面の一例を示す図である。
【図13】個人情報入力画面の一例を示す図である。
【図14】個人情報の一例を説明するための図である。
【図15】ユーザ端末装置を操作してユーザ個人のアドバイス情報を得る際の処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
【図16】処理ロジックに関する情報の一例を示す図である。
【図17】アドバイス情報に関する情報の一例を示す図である。
【図18】痛風に関する処理の一例を示す図である。
【図19】リンク情報とURLとの関係を示す図である。
【図20】図12に示す処理が実行された結果、ユーザ端末装置の表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
【図21】管理者端末装置からDBサーバ装置の処理ロジックDBに格納されている情報を更新する場合の処理の流れを説明するフローチャートである。
【図22】管理者端末装置からDBサーバ装置のアドバイスDBに格納されている情報を更新する場合の処理の流れを説明するフローチャートである。
【図23】管理者端末装置からDBサーバ装置の問診項目DBおよび回答方式DBに格納されている情報を更新する場合の処理の流れを説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0163】
10 制御サーバ装置(第1のサーバ装置)
10a CPU(取得手段、処理手段、呈示手段の一部、入力画面表示手段)
10f I/F(呈示手段の一部)
11 DBサーバ装置(第2のサーバ装置)
11d HDD(第1の記憶手段、第2の記憶手段、第3の記憶手段)
30 ユーザ端末装置
31 管理者端末装置
32 医療関係者端末装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、健康管理支援装置、健康管理支援方法、健康管理支援用プログラム、および、健康管理支援システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、健康に対する意識が一層の高まりを見せており、それに呼応するように、健康管理に対する様々なシステムや手法が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1に記載する管理システムでは、ユーザの食事のメニューに関する情報を、社員食堂のPOS(Point of Sale)システムから収集し、一元的に管理することにより、各ユーザの健康管理を効率的に行うシステムが提案されている。
【0004】
【特許文献1】特開2002−334158号公報(特許請求の範囲、要約書)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に示す技術によって得られるアドバイスは画一的であり、個々のユーザの嗜好を反映したものとはなっていない。
【0006】
また、健康に関する知識は、日々深まりを見せており、新たな知見が毎日のように得られていることから、これらの新たな知見に対応するべく、柔軟なシステム構成が求められる。しかしながら、特許文献1に示す技術は、そのような柔軟性については考慮されていない。
【0007】
さらに、健康を維持するためには、食事のみならず、ストレスの解消、運動不足の解消等の様々な対策が考えられるが、特許文献1に示す技術では、多面的な解決方法が提示されないという問題点がある。
【0008】
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、ユーザの嗜好を考慮し、多面的なアドバイスを行うことが可能な健康管理支援装置、健康管理支援方法、健康管理支援用プログラム、および、健康管理支援システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の目的を達成するため、本発明の健康管理支援装置は、ユーザの身体状態または精神状態を示す情報としての個人情報を記憶する第1の記憶手段と、個人情報に所定の処理を施すことにより当該ユーザの健康状態に関する結果を得るための処理情報を記憶する第2の記憶手段と、処理情報による処理の結果に対応したアドバイス情報を記憶する第3の記憶手段と、所定のユーザに関する個人情報を第1の記憶手段から取得する取得手段と、取得手段によって取得された個人情報に処理情報を適用することにより所定の結果を得る処理手段と、処理手段によって得られた結果に対応するアドバイス情報を第3の記憶手段から取得してユーザに呈示する呈示手段と、を有している。
【0010】
このため、個々のユーザに応じた多面的なアドバイスを行うことが可能な健康管理支援装置を提供することが可能になる。
【0011】
また、本発明の健康管理支援装置は、上述の発明に加えて、アドバイス情報が、所定の疾病に罹患する可能性が高いことを示す情報と、それを回避するための方策を示す情報であるようにしている。このため、どのような疾病に罹患しやすいかを的確に知ることが可能になる。
【0012】
また、本発明の健康管理支援装置は、上述の発明に加えて、アドバイス情報が、所定の疾病に罹患する可能性の高低を示す情報をさらに有するようにしている。このため、ユーザがどのような疾病に罹患しやすいかをその程度とともに知ることが可能になる。
【0013】
また、本発明の健康管理支援装置は、上述の発明に加えて、アドバイス情報が、回避するための方策に関連する商品または役務に関する情報を有するようにしている。このため、疾病に罹患することを様々な方策により回避することができる。
【0014】
また、本発明の健康管理支援装置は、上述の発明に加えて、商品または役務に関する情報が、当該商品または役務に関するホームページへのリンク情報としている。このため、商品または役務に関する情報を迅速に得ることが可能になる。
【0015】
また、本発明の健康管理支援装置は、上述の発明に加えて、個人情報が、ユーザの嗜好を示す情報をさらに有し、処理手段が、嗜好を示す情報を参照して、ユーザの嗜好に適合しないアドバイス情報については呈示対象から除外するようにしている。このため、各ユーザの嗜好に応じたアドバイスを行うことが可能になる。
【0016】
また、本発明の健康管理支援装置は、上述の発明に加えて、処理情報が、個人情報から罹患する可能性がある疾病を導き出す情報としている。このため、当該処理情報を用いて、罹患する可能性がある疾病を確実に導き出すことが可能になる。
【0017】
また、本発明の健康管理支援装置は、上述の発明に加えて、処理情報が、所定の単位で変更することが可能としている。このため、新たな知見に応じて処理情報を迅速かつ適切に変更することが可能になる。
【0018】
また、本発明の健康管理支援装置は、上述の発明に加えて、個人情報のうち、所定の情報については第三者も閲覧可能とし、所定の情報については閲覧不能としている。このため、登録された個人情報をセキュリティを確保しながら有効利用することが可能になる。
【0019】
また、本発明の健康管理支援装置は、上述の発明に加えて、個人情報を入力するための入力画面を表示させる入力画面表示手段をさらに有し、入力画面を表示するためのデータが表形式のデータを有している。このため、個人情報を迅速に入力するとともに、個人情報の入力画面を容易に変更することが可能になる。
【0020】
また、本発明の健康管理支援装置は、上述の発明に加えて、処理情報が、表形式のデータを有している。このため、処理情報を必要に応じて簡易に変更することが可能になる。
【0021】
また、本発明の健康管理支援装置は、上述の発明に加えて、アドバイス情報が、表形式のデータを有している。このため、アドバイス情報を必要に応じて簡易に変更することが可能になる。
【0022】
また、本発明の健康管理支援方法は、所定のユーザの身体状態または精神状態を示す情報としての個人情報を記憶装置から取得し、個人情報に所定の処理を施すことにより当該ユーザの健康状態に関する結果を得るための処理情報を個人情報に適用して処理し、処理情報による処理の結果に対応したアドバイス情報を記憶装置から取得して呈示するようにしている。
【0023】
このため、個々のユーザに応じた多面的なアドバイスを行うことが可能な健康管理支援方法を提供することが可能になる。
【0024】
また、本発明の健康管理支援用プログラムは、ユーザの身体状態または精神状態を示す情報としての個人情報を記憶する第1の記憶手段、個人情報に所定の処理を施すことにより当該ユーザの健康状態に関する結果を得るための処理情報を記憶する第2の記憶手段、処理情報による処理の結果に対応したアドバイス情報を記憶する第3の記憶手段、所定のユーザに関する個人情報を第1の記憶手段から取得する取得手段と、取得手段によって取得された個人情報に処理情報を適用することにより所定の結果を得る処理手段、処理手段によって得られた結果に対応するアドバイス情報を第3の記憶手段から取得してユーザに呈示する呈示手段、としてコンピュータを機能させるようにしている。
【0025】
このため、個々のユーザに応じた多面的なアドバイスを行うことが可能な健康管理支援用プログラムを提供することが可能になる。
【0026】
また、本発明の健康管理支援システムは、ユーザの身体状態または精神状態を示す情報としての個人情報を記憶する第1の記憶手段と、個人情報に所定の処理を施すことにより当該ユーザの健康状態に関する結果を得るための処理情報を記憶する第2の記憶手段と、処理情報による処理の結果に対応したアドバイス情報を記憶する第3の記憶手段と、を有する第1のサーバ装置と、所定のユーザに関する個人情報を第1の記憶手段から取得する取得手段と、取得手段によって取得された個人情報に処理情報を適用することにより所定の結果を得る処理手段と、処理手段によって得られた結果に対応するアドバイス情報を第3の記憶手段から取得してユーザに呈示する呈示手段と、を有する第2のサーバ装置と、を有している。
【0027】
このため、個々のユーザに応じた多面的なアドバイスを行うことが可能な健康管理支援システムを提供することが可能になる。
【発明の効果】
【0028】
本発明は、個々のユーザに応じた多面的なアドバイスを行うことが可能な健康管理支援装置、健康管理支援方法、健康管理支援用プログラム、および、健康管理支援システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下、本発明の一実施の形態について図に基づいて説明する。
【0030】
図1は、本発明の実施の形態に係る健康管理支援システムの構成例を示す図である。この図に示すように、本発明の実施の形態に係る健康管理支援システムは、制御サーバ装置10、DB(Data Base)サーバ装置11、インターネット20、ユーザ端末装置30、管理者端末装置31、および、医療関係者端末装置32を有している。
【0031】
ここで、制御サーバ装置10は、システム全体を統御するとともにユーザ端末装置30からの要求に応じて各種演算処理を実行するための装置である。DBサーバ装置11は、制御サーバ装置10がシステム全体を統御する際に必要なデータを格納するとともに、ユーザから入力された個人情報その他を格納する。インターネット20は、様々なネットワークが地球規模で接続されて形成されたネットワークである。ユーザ端末装置30は、健康管理システムのサービスを受けようとするユーザが有する端末装置である。管理者端末装置31は、健康管理システムを管理する管理者が有する端末装置である。医療関係者端末装置32は、例えば、医師、看護師等の医療関係者が有する端末装置である。
【0032】
図2は、図1に示す制御サーバ装置10の構成例を示すブロック図である。この図に示すように、制御サーバ装置10は、CPU(Central Processing Unit)10a、ROM(Read Only Memory)10b、RAM(Random Access Memory)10c、HDD(Hard Disk Drive)10d、ビデオ回路10e、I/F(Interface)10f、バス10g、表示装置10h、および、入力装置10iを有している。
【0033】
ここで、取得手段、処理手段、呈示手段の一部、入力画面表示手段としてのCPU10aは、HDD10dに格納されているプログラムに応じて、各種演算処理を実行するとともに、装置の各部を制御する中央処理装置である。
【0034】
ROM10bは、CPU10aが実行するプログラムを格納した半導体記憶装置である。RAM10cは、CPU10aが実行するプログラムを一時的に記憶する半導体記憶装置である。
【0035】
HDD10dは、CPU10aが実行するプログラムおよびデータを格納している。具体的には、HDD10dは、制御プログラム10d1を有している。ここで、制御プログラム10d1は、後述するように、DBサーバ装置11のHDD11dに格納されているデータを参照し、ユーザからの要求に対応する処理を実行するためのプログラムである。
【0036】
ビデオ回路10eは、CPU10aから供給された描画コマンドに応じた描画処理を実行するとともに、描画処理の結果として得られた画像を映像信号に変換して表示装置10hへ出力する。
【0037】
呈示手段の一部としてのI/F10fは、入力装置10iから出力される信号の表現形式を変換して入力するとともに、インターネット20を介して他の装置との間でデータを授受する際に所定のプロトコル(例えば、TCP/IP)に基づいてデータをパケット化する処理等を実行する。バス10gは、CPU10a、ROM10b、RAM10c、HDD10d、ビデオ回路10e、および、I/F10fを相互に接続し、これらの間で情報の授受を可能とするための信号線群である。
【0038】
表示装置10hは、ビデオ回路10eから出力される映像信号を表示するための装置であり、CRT(Cathode Ray Tube)モニタ等によって構成される。入力装置10iは、例えば、キーボードまたはマウスによって構成されている。
【0039】
図3は、図1に示すDBサーバ装置11の構成例を示すブロック図である。この図に示すように、DBサーバ装置11は、CPU11a、ROM11b、RAM11c、HDD11d、ビデオ回路11e、I/F11f、バス11g、表示装置11h、および、入力装置11iを有している。なお、それぞれの構成要素は、図2の場合と同様であるが、HDD11dに格納されている情報が図2の場合とは異なっている。
【0040】
DBサーバ装置11の場合、第1の記憶手段、第2の記憶手段、第3の記憶手段としてのHDD11dには、問診項目DB11d1、回答方式DB11d2、個人情報DB11d3、処理ロジックDB11d4、および、アドバイスDB11d5が格納されている。
【0041】
ここで、問診項目DB11d1は、ユーザに対する問診の項目を格納したデータベースである。回答方式DB11d2は、問診項目DB11d1に格納されている問診項目に対する回答方式(例えば、ラジオボタンによる選択等)を指定する情報を格納したデータベースである。個人情報DB11d3は、各ユーザの個人情報(例えば、氏名、問診結果、嗜好情報等)を格納したデータベースである。処理ロジックDB11d4は、例えば、個人情報に基づいてアドバイスを行う際の処理のロジック(論理式(処理情報))に関する情報を格納したデータベースである。アドバイスDB11d5は、ユーザに対する種々のアドバイスを格納したデータベースである。
【0042】
図4は、図1に示すユーザ端末装置30、管理者端末装置31、および、医療関係者端末装置32の構成例を示すブロック図である。なお、ユーザ端末装置30、管理者端末装置31、および、医療関係者端末装置32は、同様の構成とされているので、ユーザ端末装置30を例に挙げて説明を行う。この図に示すように、ユーザ端末装置30は、CPU30a、ROM30b、RAM30c、HDD30d、ビデオ回路30e、I/F30f、バス30g、表示装置30h、および、入力装置30iを有している。
【0043】
ここで、HDD30dは、ブラウザプログラム30d1を有している。ブラウザプログラム30d1は、HTML(Hyper Text Markup Language)等によって記述された文書を閲覧する場合に使用され、ユーザが管理サーバ装置10にアクセスし、所望の情報を入力したり、取得したりする場合に使用される。なお、その他の構成は、図2の場合と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0044】
つぎに、図1に示す実施の形態の動作を説明する。
【0045】
図5は、ユーザが、ユーザ端末装置30を操作して、制御サーバ装置10にアクセスし、個人情報の登録を行う際の動作の流れを説明するフローチャートである。このフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
【0046】
ステップS10:ユーザ端末装置30のCPU30aは、ユーザが入力装置30iを操作してログインする要求を行った場合には、入力装置30iからの情報を取得し、I/F30fおよびインターネット20を介して、取得した情報を制御サーバ装置10に送信する。
【0047】
ステップS11:制御サーバ装置10のCPU10aは、ユーザのログインを受け付ける。すなわち、CPU10aは、ユーザ端末装置30から送信されてきた情報を受信し、当該情報に含まれているユーザIDおよびパスワードを取得する。
【0048】
ステップS12:CPU10aは、ステップS11において取得したユーザIDおよびパスワードを参照し、アクセスしてきたユーザが正規のユーザであるか否かを判定し、正規のユーザである場合にはステップS13に進み、それ以外の場合にはステップS10に戻って同様の処理を繰り返す。
【0049】
ステップS13:CPU10aは、I/F10fおよびインターネット20を介して、DBサーバ装置11の問診項目DB11d1から問診項目に関する情報を読み込む。
【0050】
図6は、問診項目に関する情報の一例である。この例は、「Category」、「Subject」、「Refid」、「Refstr」、「Choice」、「Validate」、および、「Message」によって構成されている。ここで、「Category」は、質問のカテゴリを示す。この例は、基本項目を入力するための問診であるので、「basic」とされている。「Subject」は、入力される情報の型を示す。例えば、文字列は「str」であり、数値は「float」である。「Refid」は、各項目を参照するためのIDであり、ユニークなシリアル番号が付与される。
【0051】
「Refstr」は、各項目を参照するための文字列であり、ユニークな文字列が付与される。例えば、「name」および「sex」等の文字列が付与される。「Choice」は、選択肢を指定するための番号である。例えば、第2番目の項目は“1”とされているが、これは、後述する図7のIDが“1”である選択肢を示している。「Validate」は、変数の有効入力範囲を示している。例えば、血圧に関する最後の項目の場合、有効入力範囲が0〜200であることが指定されている。このように、有効入力範囲を設定可能とすることにより、入力ミスを防止することができる。「Message」は、表示装置に表示するメッセージであり、「氏名」および「性別」等である。
【0052】
ステップS14:CPU10aは、I/F10fおよびインターネット20を介して、DBサーバ装置11の回答方式DB11d2から問診項目の回答方式に関する情報を読み込む。
【0053】
図7は、回答方式に関する情報の一例を示す図である。この例は、「ID」、「value」、および、「message」によって構成されている。ここで、「ID」は選択肢を指定する番号であり、ユニークな番号が付与される。この例では、ID=1〜3の選択肢群があり、例えば、ID=1の選択肢は男女の別を選択する選択肢とされている。「value」は、当該選択肢が選ばれた場合に与えられる数値であり、ID=1の場合であって、「男」が選択されたときは“0”が、また、「女」が選択されたときは“1”が与えられる。「message」は、選択肢を説明するメッセージであり、ID=1の場合には、「男」および「女」がメッセージとして表示される。
【0054】
ステップS15:CPU10aは、ステップS13で取得した問診項目に関する情報と、ステップS14で取得した回答方式に関する情報とを用いて、問診画面をHTML文書として自動的に生成し、I/F10fおよびインターネット20を介してアクセスしてきたユーザ端末装置30に対して送信する。
【0055】
ステップS16:CPU30aは、ステップS13において制御サーバ装置10から送信されたHTML文書を受信し、ブラウザプログラム30d1を用いて表示装置30hに表示する。
【0056】
図8は、図6に示す問診項目に関する情報および図7に示す回答方式に関する情報によって生成されたHTML文書が、ユーザ端末装置30の表示装置30hに表示された場合の表示例である。図8の例では、枠80が表示され、枠80内の最上部にはタイトル81としての「パーソナルデータ入力」が表示されている。また、その下には、テキストボックス82〜93およびボタン94,95が表示されている。ここで、テキストボックス82は、図6に示す第1番目の項目(Refid=9800の項目)に基づいて表示され、ユーザの氏名が入力される。ラジオボタン群83は、図6に示す第2番目の項目(Refid=9850の項目)および図7に示すID=1の項目に基づいて表示され、ユーザの性別が選択される。テキストボックス84は、図6に示す第3番目の項目(Refid=9810)に基づいて表示され、ユーザの年齢が入力される。テキストボックス85は、図6に示す第4番目の項目(Refid=9820)に基づいて表示され、ユーザの住所が入力される。
【0057】
テキストボックス86には、ユーザ認証を行う際に用いられるユーザIDが入力される。テキストボックス87には、同じくユーザ認証を行う際に用いられるパスワードが入力される。テキストボックス88には、ユーザの電子メールアドレスが入力される。テキストボックス89には、ユーザの有するクレジットカードに関する情報(例えば、カード番号および有効期限等)が入力される。テキストボックス90には、ユーザの体重が入力される。テキストボックス91には、ユーザの身長が入力される。テキストボックス92には、ユーザの体脂肪率が入力される。なお、テキストボックス86〜92は、図6の第5番目〜11番目の項目(図示せず)に基づいて表示される。テキストボックス93は、図6に示す最後の項目(Refid=9900)に基づいて表示され、ユーザの血圧が入力される。ボタン94は、入力された情報をキャンセルする際に操作されるボタンである。ボタン95は、入力された情報を制御サーバ装置10に送信する場合に操作されるボタンである。
【0058】
なお、この画面において入力される情報のうち、ユーザIDは個人を特定する情報として利用され、氏名、性別、年齢、住所、パスワード、メールアドレス、クレジットカードに関する情報は、必要な場合に所定の権限を有する管理者のみに閲覧または利用可能な秘密情報として保護される。体重、身長、体脂肪率、血圧は身体の属性情報として利用される。
【0059】
図9は、図6と同様の問診項目情報に基づいて表示され、健康診断の結果を入力するための画面である。この表示例では、枠100が表示され、枠100内の最上部にはタイトル101として「パーソナルデータ入力」が表示されている。また、その下にはテキストボックス102〜111が表示され、最下部にはボタン112,113が表示されている。テキストボックス102には、血液検査の結果であるヘモグロビン濃度(赤血球一定容積中に含まれているヘモグロビンの量を濃度比であらわしたもの)が入力される。テキストボックス103には、血液の単位容積中に含まれる赤血球数が入力される。テキストボックス104には、単位容積中に含まれる総コレステロールの質量が入力される。テキストボックス105には、血液の単位容積中に含まれるHDL(High Density Lipoprotein)コレステロールの質量が入力される。テキストボックス106には、血液の単位容積中に含まれる中性脂肪の質量が入力される。テキストボックス107には、血液の単位容積中に含まれるブドウ糖の質量が入力される。テキストボックス108には、血液の単位容積中に含まれる尿酸の質量が入力される。テキストボックス109には、血液の尿素に含まれる窒素の質量が入力される。テキストボックス110には、血液中に含まれるGOT(Glutamic Oxaloacetic Transaminase)を所定の方法で測定した場合の測定値(IU)が入力される。テキストボックス111には、血液中に含まれるγ−GPT(Glutamic Pyruvic Transaminase)を所定の方法で測定した場合の測定値(IU)が入力される。ボタン112は、入力された情報をキャンセルする際に操作され、ボタン113は、入力された情報を制御サーバ装置10に送信する場合に操作される。
【0060】
図10は、図11に示す病歴を入力する画面を表示するための情報である。この例では、「Category」は「history」とされている。「Subject」は空白とされている。「Refid」は、質問番号に対応して“1”〜“9”の数値が付与されている。「Refstr」は空白とされている。「Choice」は、“2”とされており、これは、図7のID=2に対応している。「Validate」は、空白とされている。また、「Message」は、それぞれ「高血圧」、「心臓病」、・・・、「痛風」とされている。
【0061】
図11は、図10に示す情報に基づいて表示された画面の一例であり、ユーザの病歴等に関する情報が入力される。この表示例では、枠120が表示され、枠120内の最上部にはタイトル121として「パーソナルデータ入力」が表示されている。また、その下にはラジオボタン群122〜130が表示され、最下部にはボタン131,132が表示されている。ラジオボタン群122は、4つのラジオボタンを有し、高血圧に関する情報が入力される。ユーザが高血圧症に罹患していない場合は、左端のラジオボタンがチェックされ、過去に高血圧症であった場合には左端から2番目のラジオボタンがチェックされ、現在高血圧症である場合には左端から3番目のラジオボタンがチェックされ、家族に高血圧症の者がいる場合には右端のラジオボタンがチェックされる。ラジオボタン群123には、心臓病に関する情報が入力される。ラジオボタン群124には、脳卒中に関する情報が入力される。ラジオボタン群125には、肺の病気に関する情報が入力される。ラジオボタン群126には、胃腸病に関する情報が入力される。ラジオボタン群127には、肝臓病に関する情報が入力される。ラジオボタン群128には、膵臓病に関する情報が入力される。ラジオボタン群129には、糖尿病に関する情報が入力される。ラジオボタン群130には、痛風に関する情報が入力される。ボタン131は、入力された情報をキャンセルする際に操作され、ボタン132は、入力された情報を制御サーバ装置10に送信する場合に操作される。なお、ラジオボタン群122〜130は、図10に示す第1番目〜第9番目の項目に基づいてそれぞれ表示されたものである。
【0062】
図12は、図10と同様の情報に基づいて表示された画面であり、ユーザの嗜好に関する情報が入力される。この表示例では、枠150が表示され、枠150内の最上部にはタイトル151として「パーソナルデータ入力」が表示されている。また、その下にはラジオボタン群152〜160が表示され、最下部にはボタン161,162が表示されている。なお、ラジオボタン群152〜156には、食べ物に関する嗜好情報が入力され、ラジオボタン群157〜160には、運動に関する嗜好情報が入力される。ここで、ラジオボタン群152は、ニンジンが嫌いな場合には左端のラジオボタンが選択され、好きな場合には中央のラジオボタンが選択され、どちらでもない場合には右端のラジオボタンが選択される。ラジオボタン群153には、ピーマンに関する嗜好情報がニンジンの場合と同様に入力される。ラジオボタン群154には、山芋に対する嗜好情報が入力される。ラジオボタン群155には、セロリに関する嗜好情報が入力される。ラジオボタン群156には、海藻に関する嗜好情報が入力される。ラジオボタン群157には、ウォーキングに関する嗜好情報が入力される。ラジオボタン群158には、水泳に関する嗜好情報が入力される。ラジオボタン群159には、ジョギングに関する嗜好情報が入力される。ラジオボタン群160には、筋トレに関する嗜好情報が入力される。ボタン161は、入力された情報をキャンセルする際に操作され、ボタン162は、入力された情報を制御サーバ装置10に送信する場合に操作される。
【0063】
図13は、図10と同様の情報に基づいて表示された画面であり、ユーザのストレスに関する情報が入力される。この表示例では、枠180が表示され、枠180内の最上部にはタイトル181として「パーソナルデータ入力」が表示されている。また、その下にはラジオボタン群182〜190が表示され、最下部にはボタン191,192が表示されている。ここで、ラジオボタン群182は、ユーザが物事に集中できない状態である場合には、左端のラジオボタンが選択され、該当しない場合には中央のラジオボタンが選択され、どちらでもない場合には右端のラジオボタンが選択される。ラジオボタン群183には、いらいらするか否かに関する情報が入力される。ラジオボタン群184には、不安になるか否かに関する情報が入力される。ラジオボタン群185には、胃が痛むか否かに関する情報が入力される。ラジオボタン群186には、余裕がないか否かに関する情報が入力される。ラジオボタン群187には、風邪をひきやすいか否かに関する情報が入力される。ラジオボタン群188には、体がだるいか否かに関する情報が入力される。ラジオボタン群189には、憂鬱であるか否かに関する情報が入力される。ラジオボタン群190には、胸焼けがするか否かに関する情報が入力される。ボタン191は、入力された情報をキャンセルする際に操作され、ボタン192は、入力された情報を制御サーバ装置10に送信する場合に操作される。
【0064】
ステップS17:CPU30aは、図8,9,11〜13に示す画面において情報が入力され、ボタン94,113,132,162,192が操作された場合には、入力された情報を取得し、制御サーバ装置10に送信する。
【0065】
ステップS18:CPU10aは、ステップS17においてユーザ端末装置30から送信された情報を受信する。
【0066】
ステップS19:CPU10aは、ステップS18で受信した情報を、DBサーバ装置11に送信し、個人情報DB11d3に登録する。
【0067】
図14は、個人情報DB11d3に登録される個人情報の一例を示す図である。この例では、個人情報200は、個人特定用情報201、秘密情報202、身体属性情報203、検診情報204、問診情報205、生活情報206、および、嗜好情報207を有している。ここで、個人特定用情報201は、氏名、性別、年齢等の個人を特定するための情報であり、例えば、図8に示すテキストボックス82,84およびラジオボタン群83に入力された情報である。秘密情報は、氏名、性別、年齢、パスワード、メールアドレス等の情報であり、例えば、図8に示すテキストボックス85〜89に入力された情報である。なお、この情報は、システム管理者の所定の権限を有する者しか閲覧できないように保護されている。
【0068】
身体属性情報203は、身長、体重、体脂肪率、血圧等の情報であり、例えば、図8に示すテキストボックス90〜93に入力された情報である。検診情報204は、血液検査、尿検査、検便等によって得られた検診情報であり、例えば、図9に示す画面において入力された情報である。問診情報205は、病歴、生活習慣等を示す情報であり、例えば、図11および図13に示す画面において入力された情報である。また、生活情報206は、運動、食事、ストレス等に関する情報であり、所定の頻度で(例えば、毎日)入力される情報である。嗜好情報207は、ユーザの食べ物または運動等に対する嗜好(好き嫌い)に関する情報であり、例えば、図12に示す画面において入力された情報である。
【0069】
なお、身体属性情報203は、例えば、ユーザ端末装置30に接続された図示せぬヘルスメータから自動的に収集するようにしてもよい。検診情報204は、検診を行う医療機関等の担当者がユーザの代わりに入力するようにすることも可能である。生活情報206は、例えば、食事の場合には、社員食堂等においてユーザが注文した料理の栄養素等を精算の際にPOS(Point of Sale)システムからユーザ端末装置30に送信するようにしてもよい。また、運動の場合には、例えば、ユーザが通っているスポーツジムが有するパーソナルコンピュータから入力するようにしてもよい。
【0070】
ステップS20:CPU10aは、DBサーバ装置11の個人情報11d3を参照し、登録されたデータを確認するための画面を生成し、ユーザ端末装置30に送信する。
【0071】
ステップS21:CPU30aは、ステップS20において制御サーバ装置10から送信されてきた情報を受信し、表示装置30hに表示する。なお、登録データ確認画面において不備が見つかった場合には、再度ステップS13に戻って登録を繰り返すようにしてもよい。
【0072】
以上の処理により、ユーザの身体状態または精神状態を示す個人情報がDBサーバ装置11に登録され、後述するアドバイス等のサービスを受けることが可能になる。
【0073】
つぎに、個人情報の登録を行ったユーザがアドバイスを受ける場合の動作について説明する。
【0074】
図15は、個人情報の登録を行ったユーザがアドバイスを受ける場合の処理の流れの一例について説明するフローチャートである。このフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
【0075】
ステップS40:ユーザ端末装置30のCPU30aは、ユーザが入力装置30iを操作して、ブラウザプログラム30d1を起動した後、アドバイスを受ける操作を行った場合には、アドバイスを受ける操作がなされたと判定して、ステップS41に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。なお、このとき、CPU30aは、ユーザIDとパスワードを制御サーバ装置10に送信する。
【0076】
ステップS41:制御サーバ装置10のCPU10aは、ステップS40において、ユーザ端末装置30から送信されてきたユーザIDとパスワードを参照して、ユーザ認証処理を実行する。なお、図15には示していないが、正当なユーザでない場合には、ユーザIDとパスワードを再度送信するように要求する。
【0077】
ステップS42:CPU10aは、DBサーバ装置11のHDD11dに格納されている個人情報DB11d3から、アクセスしてきたユーザの個人情報200を読み込む。
【0078】
ステップS43:CPU10aは、DBサーバ装置11のHDD11dに格納されている処理ロジックDB11d4から処理ロジックを読み込む。ここで、処理ロジックとは、個人情報を参照して、ユーザの健康状態を判断する際の処理の流れおよび判断基準等を記載した処理情報である。なお、処理ロジックの詳細については後述する。
【0079】
ステップS44:CPU10aは、ステップS42で取得した個人情報に、ステップS43で取得した処理ロジックを適用することにより、個人情報を分析する。
【0080】
図16および図17は、処理情報としての処理ロジックの一例を示す図である。より詳細には、図16は、評価式とそれぞれの評価式に付与した名称を示す情報の一例であり、図17は、図16に示す評価式の出力情報の一例である。
【0081】
図16の例は、「name」および「expr」によって構成されている。ここで、「name」は、各評価式の名称である。また、「expr」は、評価式である。この例では、評価式の名称としては、痛風に罹患する可能性を示す「goutval」、痛風に罹患する危険度を示す「goutalart」、痛風に罹患する可能性がある場合のアドバイスを示す「goutadv」、および、痛風に罹患する可能性がある場合のコメントを示す「goutcom1」、「goutcom2」、「goutcom3」がある。
【0082】
一方、評価式としては、この例では、varlistL()およびvartable()がある。ここで、varlistL(x,y1,y2,・・・,yn)は、変数xの値がy1〜ynのどの範囲に属するかを数値として返す関数であり、x<y1の場合は“0”、y1≦x<y2の場合は“1”、y2≦x<y3の場合は“2”、yn<xの場合は“n”を戻り値とする。一方、vartable(‘v’,x,y,z,w)は、x,y,z,wの値に応じたコメント等を図17に示すテーブルから取得する関数である。
【0083】
図17は、関数vartable()によって参照されるコメント等を格納したテーブルであり、「TableName」、「x」、「y」、「z」、「w」、「value」によって構成されている。ここで、「TableName」は、テーブルの名称であり、関数vartable()によって参照すべき情報を特定するための名称である。「x」、「y」、「z」、「w」は、特定のテーブルのどの情報を取得するかを決定するための情報であり、数値または文字列等の情報である。「value」は、関数vartable()の戻り値となる情報(アドバイス、コメント)であり、文字列、数値等の情報である。
【0084】
図18は、痛風に関する処理の内容を詳細に説明するための図である。ここで、図18(A)は、図16に示す評価式goutvalの処理の内容を示している。この図において、「質問番号」は、それぞれの質問に付与された番号である。「判定項目」は、痛風に罹患する可能性を判断する場合の判定項目を示している。また、ポイントは各判定項目に該当する場合のポイント(各項目の重み)を示している。例えば、第1番目の判定項目は、「血液中の尿酸値が7.0mg/dl以上である。」であり、該当する場合には“6”ポイントが加算される。第2番目の判定項目は、「家族または親族に痛風の患者がいる。」であり該当する場合には“1”ポイントが加算される。第3番目の判定項目は、「肥満である(BMI(Body Mass Index)値が25以上である)。」であり該当する場合には“1”ポイントが加算される。第4番目の判定項目は、「お酒をよく飲む。」であり該当する場合には“1”ポイントが加算される。第5番目の判定項目は、「ストレスが溜まっている。」であり該当する場合には“1”ポイントが加算される。
【0085】
図18(B)は、図18(A)の判定項目による判定結果によって得られたポイントと、危険度との関係を示すテーブルである。例えば、「5ポイント未満」の場合には正常範囲であると判定される。「5または6ポイント」である場合には痛風になる危険性を示すレベルが「危険レベル1」と判定される。「7または8ポイント」である場合には痛風になる危険性を示すレベルが「危険レベル2」と判定される。「9または10ポイント」である場合には痛風になる危険性を示すレベルが「危険レベル3」と判定される。
【0086】
ここで、評価式goutvalは、varlistL(6*Q1+Q2+Q3+Q4+Q5,5,7,9,11)の値をその戻り値とする。Q1〜Q5は、それぞれの質問に該当する場合は“1”となり、それ以外の場合は“0”となる変数である。この例では、Q1には重みである“6”が乗算されており、その他は重みが乗算されていない。したがって、このような重み付けにより、図18(A)に示す各項目毎のポイントを実現する。また、varlistL()の戻り値は、「6*Q1+Q2+Q3+Q4+Q5」の計算結果が、「5,7,9,11」との比較によって決定されるので、「6*Q1+Q2+Q3+Q4+Q5」の計算結果をCとすると、C<5の場合は“0”となり、5≦C<7の場合(C=5,6の場合)は“1”となり、7≦C<9の場合(C=7,8の場合)は“2”となり、9≦C<11の場合(C=9,10の場合)は“3”となる。
【0087】
goutalart(‘goutalart’,goutval)は、goutvalの値に応じた情報を図17に示すテーブルから取得する。具体的には、前述のgotval=0の場合は、x=0である「正常範囲」が取得され、gotval=1の場合は、x=1である「痛風になる可能性があります(危険レベル1)」が取得され、gotval=2の場合は、x=2である「痛風になる可能性が高いです(危険レベル2)」が取得され、gotval=3の場合は、x=3である「痛風になる可能性がかなり高いです(危険レベル3)」が取得される。
【0088】
なお、以上は、痛風の場合の例であるが、処理ロジックDB11d4には、他の病気(例えば、糖尿病等)に関するロジックや、健康状態(例えば、肥満等)に関するロジックが格納されており、これらを利用することにより、ユーザの病気に罹患する可能性や健康状態を知ることができる。
【0089】
ステップS45:CPU10aは、ステップS44における分析結果に基づいてDBサーバ装置11のアドバイスDB11d5から該当するアドバイス情報を検索して取得する。
【0090】
例えば、図16の例では、goutadv()により、ユーザの評価結果に応じたアドバイスが取得される。すなわち、vartable(‘goutadv’,goutval)では、goutavalの値に応じたアドバイスが図17に示すテーブルから取得される。例えば、goutval=0である場合にはx=0である「痛風については特に危険性はありません。」が取得され、goutval=1である場合にはx=1,2である「尿酸値が高いです。以下のサイトを参照して尿酸地を下げてください。」が取得される。ここで、図17において、xの欄には「1,2」が格納されているが、これはx=1またはx=2のいずれの場合も該当するとして当該メッセージが取得される。したがって、goutval=2である場合にも「尿酸値が高いです。以下のサイトを参照して尿酸地を下げてください。」が取得される。goutval=3である場合にはx=3である「すぐに病院へ行って精密検査を受けて下さい。」が取得される。
【0091】
また、goutcom1()は、vartable(‘goutcom1’,goutval,Q6)の評価結果が与えられる。ここで、Q6は、図12のラジオボタン群156において入力された海藻の好き嫌いを示す質問に対応しており、好きである場合にはその値が“1”となる。図17に示すように、goutcom1は、x=1,2であり、y=1である場合、すなわち、痛風になる危険度が“1”または“2”であり、海藻が好きである場合(Q6=1の場合)にコメント「尿酸値が高い方へ沖縄特産××もずく。」がコメントとして取得される。ここで、コメントの下線部分は、図19に示す「××もずく」に対応するURL(Uniform Resource Locator)「www.mozuku.com」に対するリンクが張られている。なお、当該URLは、もずくを販売する会社のHPのURLである。
【0092】
goutcom2()は、vartable(‘goutcom2’,goutval,Q3)の評価結果が与えられる。ここで、Q3は、図18(A)の質問Q3に対応しており、BMIが25以上である場合は、その値が“1”となる。図17に示すように、goutcom2は、x=1,2であり、y=1である場合、すなわち、痛風になる危険度が“1”または“2”であり、BMI値が25以上の場合(Q3=1の場合)にコメント「運動不足解消に□□ジム。」がコメントとして取得される。ここで、コメントの下線部分は、図19に示す「□□ジム」に対応するURL「www.gym1.com」に対するリンクが張られている。なお、当該URLは、スポーツジムのHPのURLである。
【0093】
goutcom3()は、vartable(‘goutcom3’,goutval,S7)の評価結果が与えられる。ここで、S7は、○○食材サービスによるサービスに既に加入しているか否かを示し、加入していない場合はその値が“1”となる。図17に示すように、goutcom3は、x=1,2であり、y=1である場合、すなわち、痛風になる危険度が“1”または“2”であり、○○食材サービスによるサービスに加入していない場合(S7=1の場合)にコメント「尿酸値が高い方向けの○○食材サービス。」がコメントとして取得される。ここで、コメントの下線部分は、図19に示す「○○食材サービス」に対応するURL「www.syokuzai.com」に対するリンクが張られている。なお、当該URLは、食材を配達するサービスの会社のHPのURLである。
【0094】
なお、このようなアドバイス情報は、他の病気または健康状態についてもそれぞれ準備されているので、これらの情報を参照することにより、個々のユーザにとって適切なアドバイスを得ることができる。
【0095】
また、以上の例では、ユーザの嗜好に基づいてアドバイスまたはコメントを取捨選択している。詳細には、図12の画面においてユーザが「海藻」が「きらい」であると意思表示している場合には、図17のgoutcom1のコメントである「尿酸値が高い方へ沖縄特産××もずく。」は除外されることになる。ユーザのBMI値が25未満である場合には、goutcom2のコメントである「運動不足解消に□□ジム」は除外される。ユーザがすでに○○食材サービスの提供を受けている場合は、goutcom3のコメントである「尿酸値が高い方向けの○○食材サービス」は除外される。このため、個々のユーザの嗜好や状況に応じた最適なアドバイスを与えることが可能になる。
【0096】
なお、ユーザの嗜好を考慮する他の例としては、例えば、図12の画面においてユーザが「筋トレ」を「きらい」であると意思表示している場合であって、複数のスポーツジムに関するアドバイスが存在する場合には筋トレ中心でないスポーツジムをアドバイスとして提示する。また、図8に示す画面において入力されたユーザの住所を参照し、スポーツジムの施設がユーザが居住する地域に存在しない場合には除外することも可能である。さらに、図10に示す画面において入力された情報を参照してユーザのストレス状態を判定し、ストレスが溜まっていないと判断した場合には、「ストレスを解消する。」等のアドバイスは除外する。
【0097】
ステップS46:CPU10aは、ステップS45で取得したアドバイス情報をユーザ端末装置30に送信する。
【0098】
ステップS47:ユーザ端末装置30のCPU30aは、制御サーバ装置10から受信したアドバイス情報を表示装置30hに表示する。
【0099】
図20は、このとき表示装置30hに表示される情報の一例を示す図である。この例では、枠220が表示され、枠220内の最上部にはタイトル221として「判定結果」が表示されている。その下には、アドバイス情報としてのメッセージ222〜230が表示され、最下部にはボタン231,232が表示されている。
【0100】
ここで、メッセージ222〜226は、痛風に関するアドバイスである。メッセージ222としては図16に示すgoutalartにより表示された「要注意事項:尿酸値が少し高いです。痛風になる可能性が高いです(危険レベル2)」が表示され、尿酸値が高いことから、痛風になる危険レベルが“2”であることが示されている。メッセージ223としては、図16に示すgoutadvにより表示された「アドバイス:尿酸値が高いです。以下のサイトを参照して尿酸値を下げて下さい。」が表示されている。メッセージ224としては、goutcom1によって表示された「関連サイト:尿酸値が高い方へ沖縄特産××もずく」が表示されている。なお、下線部分は、図19に示すURL「www.mozoku.com」にリンクが張られているので、この部分を操作することにより、当該HPが表示装置30hに表示されることになる。
【0101】
メッセージ225としてはgoutcom2によって表示された「関連サイト:運動不足解消に□□ジム」が表示されている。なお、下線部分は、図19に示すURL「www.gym1.com」にリンクが張られているので、この部分を操作することにより、当該HPが表示装置30hに表示される。メッセージ226としてはgoutcom3によって表示された「関連サイト:尿酸値が高い方向けの○○食材サービス」が表示されている。なお、下線部分は、例えば、図19に示すURL「www.syokuzai.com」にリンクが張られているので、この部分を操作することにより、当該HPが表示装置30hに表示される。
【0102】
メッセージ227〜230は、ストレスに関するアドバイスである。メッセージ227としては「要注意事項:ストレスが溜まっています。(危険レベル1)」が表示されており、運動不足であり、その危険レベルが“1”であることが示されている。メッセージ228としては、「アドバイス:たまには外出して気分転換を図りましょう。」が表示されている。メッセージ229としては、「関連サイト:気分をリフレッシュするための○×温泉」が表示されている。なお、下線部分は、○×温泉のHPにリンクが張られており、この部分を操作することにより、当該HPが表示装置30hに表示される。メッセージ230としては、「関連サイト:ヒーリングミュージック専門△△レコード」が表示されている。なお、下線部分は、△△レコードのHPにリンクが張られており、この部分を操作することにより、当該HPが表示装置30hに表示される。
【0103】
なお、図20に示すアドバイス情報に示されるHPにユーザがアクセスし、当該HPで扱っている商品または役務について売買が成立した場合には、一定額(例えば、売り上げに応じた所定の額)のマージンを、健康管理システムの運営者が徴収するようにしてもよい。また、アドバイス情報に掲載する契約をする際に、一定額を徴収するようにすることも可能である。さらに、図15に示す画面において、リンク部分が操作された場合に、一定額を課金するようにしてもよい。
【0104】
また、危険レベルが所定のレベル以上である場合には、例えば、医療機関のHPを表示し、当該HPにおいて診察の予約ができるようにしたり、カウンセラーを紹介して個別相談が受けられるようにしたりしてもよい。そのような実施の形態によれば、早期に適切な処置等を受けることが可能になるので、疾病に罹患することを未然に防ぐことが可能になる。
【0105】
また、個人情報に変化があった場合(例えば、体重が増減した場合または検診結果が変化した場合)には、以前の判定結果と比較が可能な形式にて表示することも可能である。例えば、痛風の危険レベルがどのように時間の経過とともに変化しているかを表示するようにしてもよい。そのような実施の形態によれば、ユーザは、自己の健康状態の経時的な変化を知ることにより、主体的に健康管理を行うように促すことが可能になる。
【0106】
つぎに、処理ロジックDB11d4に格納されている情報を変更する際の動作について説明する。なお、以下において「変更」とは、内容の「追加」、「修正」、「削除」を含むものとする。
【0107】
図21は、管理者端末装置31からDBサーバ装置11に格納されている処理ロジックDB11d4の内容を変更する場合の処理の流れを説明するフローチャートである。このフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
【0108】
ステップS60:管理者端末装置31のCPU31aは、管理者として制御サーバ装置10にログインする。このとき、管理者端末装置31は、管理者権限を有することを示す情報(例えば、管理者IDおよびパスワード)を制御サーバ装置10に対して送信する。
【0109】
ステップS61:制御サーバ装置10のCPU10aは、管理者のログインを受け付ける。すなわち、CPU10aは、管理者端末装置31から送信されてきた管理者IDおよびパスワードを受信する。
【0110】
ステップS62:CPU10aは、ステップS61において受信した管理者IDとパスワードを参照し、正規の管理者であるか否かを判定し、正規の管理者である場合にはステップS63に進み、それ以外の場合にはステップS60に戻る。
【0111】
ステップS63:CPU10aは、管理者が様々な管理を行うための画面である管理用画面を生成し、管理者端末装置31に送信する。
【0112】
ステップS64:CPU31aは、制御サーバ装置10から送信されてきた管理用画面を表示装置31hに表示する。
【0113】
ステップS65:CPU31aは、ステップS64において表示された管理用画面において、処理ロジックを変更するメニュー項目が選択された場合には処理ロジックの変更を制御サーバ装置10に対して要求してステップS66に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0114】
ステップS66:CPU10aは、処理ロジックをアップロードするための画面であるアップロード画面を生成し、管理者端末装置31に対して送信する。その結果、管理者端末装置31の表示装置31hには、アップロード画面が表示される。
【0115】
ステップS67:CPU31aは、表示装置31hに表示されたアップロード画面においてアップロードファイルの指定を受ける。ここで、アップロードファイルとは、処理ロジックの一部または全てを含むファイルであり、処理ロジックの一部だけを変更したり、全てを変更したりするためのファイルである。処理ロジックの容量が大きい場合には、一部(例えば、図16に示すテーブル全体もしくはその一部)のみを独立に変更可能とすることにより、ファイルのアップロードに要する時間を短縮することができる。
【0116】
ステップS68:CPU10aは、ステップS67において指定されたアップロードファイルを受信する。
【0117】
ステップS69:CPU10aは、ステップS68において受信したアップロードファイルにより、処理ロジックDB11d4の全てまたは該当部分を更新する処理を実行する。
【0118】
ステップS70:CPU10aは、処理ロジックDB11d4の更新された内容を示す更新確認画面を生成し、管理者端末装置31に送信する。
【0119】
ステップS71:CPU31aは、制御サーバ装置10から送信されてきた更新確認画面を表示するための情報を受信し、表示装置31hに表示する。そして、処理を終了する。なお、更新が正常に行われていない場合には、ステップS67に戻って同様の処理を繰り返すようにしてもよい。
【0120】
つぎに、アドバイスDB11d5に格納されている情報を変更する際の動作について説明する。なお、以下において「変更」とは、前述の場合と同様に内容の「追加」、「修正」、「削除」を含むものとする。
【0121】
図22は、管理者端末装置31からDBサーバ装置11に格納されているアドバイスDB11d5の内容を変更する場合の処理の流れを説明するフローチャートである。このフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
【0122】
ステップS80:管理者端末装置31のCPU31aは、管理者として制御サーバ装置10にログインする。このとき、管理者端末装置31は、管理者権限を有することを示す情報(例えば、管理者IDおよびパスワード)を制御サーバ装置10に対して送信する。
【0123】
ステップS81:制御サーバ装置10のCPU10aは、管理者のログインを受け付ける。すなわち、CPU10aは、管理者端末装置31から送信されてきた管理者IDおよびパスワードを受信する。
【0124】
ステップS82:CPU10aは、ステップS81において受信した管理者IDとパスワードを参照し、正規の管理者であるか否かを判定し、正規の管理者である場合にはステップS83に進み、それ以外の場合にはステップS80に戻る。
【0125】
ステップS83:CPU10aは、管理者が様々な管理を行うための画面である管理用画面を生成し、管理者端末装置31に送信する。
【0126】
ステップS84:CPU31aは、制御サーバ装置10から送信されてきた管理用画面を表示装置31hに表示する。
【0127】
ステップS85:CPU31aは、ステップS84において表示された管理用画面において、アドバイス情報を変更するメニュー項目が選択された場合にはアドバイス情報の変更を制御サーバ装置10に対して要求してステップS86に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0128】
ステップS86:CPU10aは、アドバイス情報をアップロードするための画面であるアップロード画面を生成し、管理者端末装置31に対して送信する。その結果、管理者端末装置31の表示装置31hには、アップロード画面が表示される。
【0129】
ステップS87:CPU31aは、表示装置31hに表示されたアップロード画面においてアップロードファイルの指定を受ける。ここで、アップロードファイルとは、アドバイス情報の一部または全てを含むファイルであり、アドバイス情報の一部だけを変更したり、全てを変更したりするためのファイルである。アドバイス情報の容量が大きい場合には、一部(例えば、図17に示すテーブル全体もしくはその一部)のみを独立に変更可能とすることにより、ファイルのアップロードに要する時間を短縮することができる。
【0130】
ステップS88:CPU10aは、ステップS87において指定されたアップロードファイルを受信する。
【0131】
ステップS89:CPU10aは、ステップS88において受信したアップロードファイルにより、アドバイスDB11d5の全てまたは該当部分を更新する処理を実行する。
【0132】
ステップS90:CPU10aは、アドバイスDB11d5の更新された内容を示す更新確認画面を生成し、管理者端末装置31に送信する。
【0133】
ステップS91:CPU31aは、制御サーバ装置10から送信されてきた更新確認画面を表示するための情報を受信し、表示装置31hに表示する。そして、処理を終了する。なお、更新が正常に行われていない場合には、ステップS87に戻って同様の処理を繰り返すようにしてもよい。
【0134】
つぎに、問診項目DB11d1および回答方式DB11d2に格納されている情報を変更する際の動作について説明する。なお、以下において「変更」とは、前述の場合と同様に内容の「追加」、「修正」、「削除」を含むものとする。
【0135】
図23は、管理者端末装置31からDBサーバ装置11に格納されている問診項目DB11d1および回答方式DB11d2の内容を変更する場合の処理の流れを説明するフローチャートである。このフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
【0136】
ステップS100:管理者端末装置31のCPU31aは、管理者として制御サーバ装置10にログインする。このとき、管理者端末装置31は、管理者権限を有することを示す情報(例えば、管理者IDおよびパスワード)を制御サーバ装置10に対して送信する。
【0137】
ステップS101:制御サーバ装置10のCPU10aは、管理者のログインを受け付ける。すなわち、CPU10aは、管理者端末装置31から送信されてきた管理者IDおよびパスワードを受信する。
【0138】
ステップS102:CPU10aは、ステップS101において受信した管理者IDとパスワードを参照し、正規の管理者であるか否かを判定し、正規の管理者である場合にはステップS103に進み、それ以外の場合にはステップS100に戻る。
【0139】
ステップS103:CPU10aは、管理者が様々な管理を行うための画面である管理用画面を生成し、管理者端末装置31に送信する。
【0140】
ステップS104:CPU31aは、制御サーバ装置10から送信されてきた管理用画面を表示装置31hに表示する。
【0141】
ステップS105:CPU31aは、ステップS104において表示された管理用画面において、問診項目および回答方式を変更するメニュー項目が選択された場合には問診項目および回答方式の変更を制御サーバ装置10に対して要求してステップS106に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0142】
ステップS106:CPU10aは、問診項目および回答方式をアップロードするための画面であるアップロード画面を生成し、管理者端末装置31に対して送信する。その結果、管理者端末装置31の表示装置31hには、アップロード画面が表示される。
【0143】
ステップS107:CPU31aは、表示装置31hに表示されたアップロード画面においてアップロードファイルの指定を受ける。ここで、アップロードファイルとは、問診項目および回答方式のそれぞれの一部または全てを含むファイルであり、問診項目および回答方式のそれぞれの一部だけを変更したり、全てを変更したりするためのファイルである。問診項目および回答方式に関する情報の容量が大きい場合には、一部(例えば、図6,7に示すテーブルの全部または一部)のみを独立に変更可能とすることにより、ファイルのアップロードに要する時間を短縮することができる。なお、問診項目とは、図8〜10に示す各質問のそれぞれをいい、また、回答方式とは、例えば、ラジオボタン群による選択方式か、または、テキストボックスによる入力方式かを示す。
【0144】
ステップS108:CPU10aは、ステップS107において指定されたアップロードファイルを受信する。
【0145】
ステップS109:CPU10aは、ステップS108において受信したアップロードファイルにより、問診項目DB11d1および回答方式DB11d2のそれぞれの全てまたは該当部分を更新する処理を実行する。
【0146】
ステップS110:CPU10aは、問診項目DB11d1および回答方式DB11d2のそれぞれの更新された内容を示す更新確認画面を生成し、管理者端末装置31に送信する。
【0147】
ステップS111:CPU31aは、制御サーバ装置10から送信されてきた更新確認画面を表示するための情報を受信し、表示装置31hに表示する。そして、処理を終了する。なお、更新が正常に行われていない場合には、ステップS107に戻って同様の処理を繰り返すようにしてもよい。
【0148】
図21〜23を参照して説明したように、本実施の形態では、問診項目DB11d1、回答方式DB11d2、処理ロジックDB11d4、および、アドバイスDB11d5の内容を部分的または全体として変更できるようにしたので、管理者は必要に応じてこれらのデータベースの内容を簡易に変更することが可能になる。このように、データベースの情報を変更しなければならない理由は、医学や栄養学の分野は、日々新たな発見がなされるため、その新たな発見に基づいて適切なアドバイス等を行うためである。また、部分的に変更することが可能としたので、デバッグの時間およびシステムを運用停止する時間を短縮することが可能になる。
【0149】
また、本実施の形態では、図6および図7に示す表形式のデータにより、問診画面を表示するようにしたので、問診項目を簡単に追加したり変更したりすることが可能になる。このため、高度な知識を有するプログラマでなくても問診項目を簡単に変更することができる。また、問診画面については、例えば、性別、年齢層、職業等に応じて、複数の画面を用意することが望ましいが、表形式のデータによって表現されることから、これら複数の画面を簡単に生成することが可能になる。
【0150】
また、本実施の形態では、図16および図17に示す表形式のデータにより、ユーザの個人情報を解析してアドバイスを行うようにしたので、医学または栄養学の進歩に応じて判断の基準またはアドバイスの内容を簡単に変更することが可能になる。また、前述の場合と同様に、このような表形式のデータであれば、高度な知識を有するプログラマでなくても、維持管理を行うことが可能になるので、例えば、プログラムについての知識は有していないが、栄養学または医学に関する高度な知識を有する者に管理を依頼することができるので、対象となる人材の裾野を広げ、よりよいシステム運営を行うことができる。
【0151】
なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
【0152】
例えば、以上の実施の形態では、図20に示す画面において、関連するサイトへのリンクが張られたメッセージを表示するようにしたが、例えば、関連するサイトへユーザの特定情報を送り、当該サイトからユーザへダイレクトメール(電子メールまたは郵送のメール)が届くようにすることも可能である。
【0153】
また、以上の実施の形態では、アドバイス情報に含まれる関連HPについては、管理者が追加するようにしているが、例えば、関連HPへの掲載希望者が所定の手続きを自ら行うことにより、追加できるようにしてもよい。
【0154】
また、以上の実施の形態では、制御サーバ装置10とDBサーバ装置11とを別の構成としたが、これらを1つのサーバ装置として構成することも可能であることはいうまでもない。
【0155】
また、以上の実施の形態では、制御サーバ装置10およびDBサーバ装置11により個人情報を処理して、処理結果をユーザ端末装置30に送るようにしたが、必要に応じてプログラムやデータをユーザ端末装置30に供給し、ユーザ端末装置30において処理を行って処理結果をユーザに呈示するようにしてもよい。
【0156】
また、以上の実施の形態では、個人情報は、表示装置30hに表示された情報を参照し、キーボードまたはマウス等の入力装置を操作することにより入力するようにしたが、例えば、動画および音声による説明をユーザ端末装置30から出力し、ユーザの発話から音声認識機能等を利用して必要な情報を取得することも可能である。そのような実施の形態によれば、キーボード等の操作になれていない人でも必要な情報を確実に入力することが可能になる。
【0157】
また、以上の各実施の形態では、ユーザ端末装置30をパーソナルコンピュータとして実施する場合を例に挙げて説明したが、例えば、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)として実施することも可能であることはいうまでもない。
【0158】
なお、上記の処理機能は、例えば、図1に示すようなコンピュータによって実現される。その場合、健康管理支援装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R(Recordable)/RW(Rewritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
【0159】
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
【0160】
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0161】
本発明は、ユーザの入力に応じた応答情報を呈示する情報呈示装置に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0162】
【図1】本発明の実施の形態に係る健康管理支援システムの構成例を示す図である。
【図2】図1に示す制御サーバ装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1に示すDBサーバ装置の構成例を示すブロック図である。
【図4】図1に示すユーザ端末装置の構成例を示すブロック図である。
【図5】ユーザ端末装置を操作してユーザの個人情報を登録する際の処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
【図6】問診項目に関する情報の一例を示す図である。
【図7】回答方式に関する情報の一例を示す図である。
【図8】個人情報入力画面の一例を示す図である。
【図9】個人情報入力画面の一例を示す図である。
【図10】問診項目に関する情報の一例を示す図である。
【図11】個人情報入力画面の一例を示す図である。
【図12】個人情報入力画面の一例を示す図である。
【図13】個人情報入力画面の一例を示す図である。
【図14】個人情報の一例を説明するための図である。
【図15】ユーザ端末装置を操作してユーザ個人のアドバイス情報を得る際の処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
【図16】処理ロジックに関する情報の一例を示す図である。
【図17】アドバイス情報に関する情報の一例を示す図である。
【図18】痛風に関する処理の一例を示す図である。
【図19】リンク情報とURLとの関係を示す図である。
【図20】図12に示す処理が実行された結果、ユーザ端末装置の表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
【図21】管理者端末装置からDBサーバ装置の処理ロジックDBに格納されている情報を更新する場合の処理の流れを説明するフローチャートである。
【図22】管理者端末装置からDBサーバ装置のアドバイスDBに格納されている情報を更新する場合の処理の流れを説明するフローチャートである。
【図23】管理者端末装置からDBサーバ装置の問診項目DBおよび回答方式DBに格納されている情報を更新する場合の処理の流れを説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0163】
10 制御サーバ装置(第1のサーバ装置)
10a CPU(取得手段、処理手段、呈示手段の一部、入力画面表示手段)
10f I/F(呈示手段の一部)
11 DBサーバ装置(第2のサーバ装置)
11d HDD(第1の記憶手段、第2の記憶手段、第3の記憶手段)
30 ユーザ端末装置
31 管理者端末装置
32 医療関係者端末装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの身体状態または精神状態を示す情報としての個人情報を記憶する第1の記憶手段と、
上記個人情報に所定の処理を施すことにより当該ユーザの健康状態に関する結果を得るための処理情報を記憶する第2の記憶手段と、
上記処理情報による処理の結果に対応したアドバイス情報を記憶する第3の記憶手段と、
所定のユーザに関する個人情報を上記第1の記憶手段から取得する取得手段と、
上記取得手段によって取得された個人情報に上記処理情報を適用することにより所定の結果を得る処理手段と、
上記処理手段によって得られた結果に対応するアドバイス情報を上記第3の記憶手段から取得してユーザに呈示する呈示手段と、
を有することを特徴とする健康管理支援装置。
【請求項2】
前記アドバイス情報は、所定の疾病に罹患する可能性が高いことを示す情報と、それを回避するための方策を示す情報であることを特徴とする請求項1記載の健康管理支援装置。
【請求項3】
前記アドバイス情報は、所定の疾病に罹患する可能性の高低を示す情報をさらに有することを特徴とする請求項2記載の健康管理支援装置。
【請求項4】
前記アドバイス情報は、前記回避するための方策に関連する商品または役務に関する情報を有していることを特徴とする請求項2記載の健康管理支援装置。
【請求項5】
前記商品または役務に関する情報は、当該商品または役務に関するホームページへのリンク情報であることを特徴とする請求項4記載の健康管理支援装置。
【請求項6】
前記個人情報は、ユーザの嗜好を示す情報をさらに有し、
前記処理手段は、上記嗜好を示す情報を参照して、ユーザの嗜好に適合しないアドバイス情報については呈示対象から除外することを特徴とする請求項1記載の健康管理支援装置。
【請求項7】
前記処理情報は、前記個人情報から罹患する可能性がある疾病を導き出す情報であることを特徴とする請求項1記載の健康管理支援装置。
【請求項8】
前記処理情報は、所定の単位で変更することが可能であることを特徴とする請求項7記載の健康管理支援装置。
【請求項9】
前記個人情報のうち、所定の情報については第三者も閲覧可能とし、所定の情報については閲覧不能としていることを特徴とする請求項1記載の健康管理支援装置。
【請求項10】
前記個人情報を入力するための入力画面を表示させる入力画面表示手段をさらに有し、
前記入力画面を表示するためのデータは表形式のデータを有していることを特徴とする請求項1記載の健康管理支援装置。
【請求項11】
前記処理情報は、表形式のデータを有していることを特徴とする請求項1記載の健康管理支援装置。
【請求項12】
前記アドバイス情報は、表形式のデータを有していることを特徴とする請求項1記載の健康管理支援装置。
【請求項13】
所定のユーザの身体状態または精神状態を示す情報としての個人情報を記憶装置から取得し、
上記個人情報に所定の処理を施すことにより当該ユーザの健康状態に関する結果を得るための処理情報を上記個人情報に適用して処理し、
上記処理情報による処理の結果に対応したアドバイス情報を記憶装置から取得して呈示する、
ことを特徴とする健康管理支援方法。
【請求項14】
ユーザの身体状態または精神状態を示す情報としての個人情報を記憶する第1の記憶手段、
上記個人情報に所定の処理を施すことにより当該ユーザの健康状態に関する結果を得るための処理情報を記憶する第2の記憶手段、
上記処理情報による処理の結果に対応したアドバイス情報を記憶する第3の記憶手段、
所定のユーザに関する個人情報を上記第1の記憶手段から取得する取得手段と、
上記取得手段によって取得された個人情報に上記処理情報を適用することにより所定の結果を得る処理手段、
上記処理手段によって得られた結果に対応するアドバイス情報を上記第3の記憶手段から取得してユーザに呈示する呈示手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な健康管理支援用プログラム。
【請求項15】
ユーザの身体状態または精神状態を示す情報としての個人情報を記憶する第1の記憶手段と、
上記個人情報に所定の処理を施すことにより当該ユーザの健康状態に関する結果を得るための処理情報を記憶する第2の記憶手段と、
上記処理情報による処理の結果に対応したアドバイス情報を記憶する第3の記憶手段と、を有する第1のサーバ装置と、
所定のユーザに関する個人情報を上記第1の記憶手段から取得する取得手段と、
上記取得手段によって取得された個人情報に上記処理情報を適用することにより所定の結果を得る処理手段と、
上記処理手段によって得られた結果に対応するアドバイス情報を上記第3の記憶手段から取得してユーザに呈示する呈示手段と、を有する第2のサーバ装置と、
を有することを特徴とする健康管理支援システム。
【請求項1】
ユーザの身体状態または精神状態を示す情報としての個人情報を記憶する第1の記憶手段と、
上記個人情報に所定の処理を施すことにより当該ユーザの健康状態に関する結果を得るための処理情報を記憶する第2の記憶手段と、
上記処理情報による処理の結果に対応したアドバイス情報を記憶する第3の記憶手段と、
所定のユーザに関する個人情報を上記第1の記憶手段から取得する取得手段と、
上記取得手段によって取得された個人情報に上記処理情報を適用することにより所定の結果を得る処理手段と、
上記処理手段によって得られた結果に対応するアドバイス情報を上記第3の記憶手段から取得してユーザに呈示する呈示手段と、
を有することを特徴とする健康管理支援装置。
【請求項2】
前記アドバイス情報は、所定の疾病に罹患する可能性が高いことを示す情報と、それを回避するための方策を示す情報であることを特徴とする請求項1記載の健康管理支援装置。
【請求項3】
前記アドバイス情報は、所定の疾病に罹患する可能性の高低を示す情報をさらに有することを特徴とする請求項2記載の健康管理支援装置。
【請求項4】
前記アドバイス情報は、前記回避するための方策に関連する商品または役務に関する情報を有していることを特徴とする請求項2記載の健康管理支援装置。
【請求項5】
前記商品または役務に関する情報は、当該商品または役務に関するホームページへのリンク情報であることを特徴とする請求項4記載の健康管理支援装置。
【請求項6】
前記個人情報は、ユーザの嗜好を示す情報をさらに有し、
前記処理手段は、上記嗜好を示す情報を参照して、ユーザの嗜好に適合しないアドバイス情報については呈示対象から除外することを特徴とする請求項1記載の健康管理支援装置。
【請求項7】
前記処理情報は、前記個人情報から罹患する可能性がある疾病を導き出す情報であることを特徴とする請求項1記載の健康管理支援装置。
【請求項8】
前記処理情報は、所定の単位で変更することが可能であることを特徴とする請求項7記載の健康管理支援装置。
【請求項9】
前記個人情報のうち、所定の情報については第三者も閲覧可能とし、所定の情報については閲覧不能としていることを特徴とする請求項1記載の健康管理支援装置。
【請求項10】
前記個人情報を入力するための入力画面を表示させる入力画面表示手段をさらに有し、
前記入力画面を表示するためのデータは表形式のデータを有していることを特徴とする請求項1記載の健康管理支援装置。
【請求項11】
前記処理情報は、表形式のデータを有していることを特徴とする請求項1記載の健康管理支援装置。
【請求項12】
前記アドバイス情報は、表形式のデータを有していることを特徴とする請求項1記載の健康管理支援装置。
【請求項13】
所定のユーザの身体状態または精神状態を示す情報としての個人情報を記憶装置から取得し、
上記個人情報に所定の処理を施すことにより当該ユーザの健康状態に関する結果を得るための処理情報を上記個人情報に適用して処理し、
上記処理情報による処理の結果に対応したアドバイス情報を記憶装置から取得して呈示する、
ことを特徴とする健康管理支援方法。
【請求項14】
ユーザの身体状態または精神状態を示す情報としての個人情報を記憶する第1の記憶手段、
上記個人情報に所定の処理を施すことにより当該ユーザの健康状態に関する結果を得るための処理情報を記憶する第2の記憶手段、
上記処理情報による処理の結果に対応したアドバイス情報を記憶する第3の記憶手段、
所定のユーザに関する個人情報を上記第1の記憶手段から取得する取得手段と、
上記取得手段によって取得された個人情報に上記処理情報を適用することにより所定の結果を得る処理手段、
上記処理手段によって得られた結果に対応するアドバイス情報を上記第3の記憶手段から取得してユーザに呈示する呈示手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な健康管理支援用プログラム。
【請求項15】
ユーザの身体状態または精神状態を示す情報としての個人情報を記憶する第1の記憶手段と、
上記個人情報に所定の処理を施すことにより当該ユーザの健康状態に関する結果を得るための処理情報を記憶する第2の記憶手段と、
上記処理情報による処理の結果に対応したアドバイス情報を記憶する第3の記憶手段と、を有する第1のサーバ装置と、
所定のユーザに関する個人情報を上記第1の記憶手段から取得する取得手段と、
上記取得手段によって取得された個人情報に上記処理情報を適用することにより所定の結果を得る処理手段と、
上記処理手段によって得られた結果に対応するアドバイス情報を上記第3の記憶手段から取得してユーザに呈示する呈示手段と、を有する第2のサーバ装置と、
を有することを特徴とする健康管理支援システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【公開番号】特開2006−11494(P2006−11494A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−183159(P2004−183159)
【出願日】平成16年6月22日(2004.6.22)
【出願人】(502206164)株式会社シナジーズ・ジェーピー (1)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年6月22日(2004.6.22)
【出願人】(502206164)株式会社シナジーズ・ジェーピー (1)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]