説明

充電装置

【課題】本発明は充電コネクタの端子が風雨によって汚れることを課題とする。
【解決手段】充電装置10は、充電回路50と、表示装置60と、入力装置70とを有する。また、充電回路50は、給電側制御装置80と、給電側通信装置90と、給電側充電制御装置100とを有する。給電側制御装置80は、表示装置60に表示する表示データを制御しており、入力装置70から入力された充填開始信号、又は給電側通信装置90を介して入力される車両Hから送信される車両識別信号、及び扉開閉状態検知スイッチ120からの扉閉状態検知信号に基づいて給電側充電制御装置100に充電開始信号を出力する。給電側制御装置80は、扉開閉状態検知スイッチ120からの扉閉状態検知信号に基づいて扉ロック装置110にロック制御信号を出力する。充電コネクタ160を取出すときと、充電終了後に充電コネクタ収納部22に戻すとき以外は、扉30が閉状態にロックされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は充電装置に係り、特に充電コネクタが収納される筐体を開閉する扉の開又は閉状態を監視するよう構成された充電装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電気自動車及びプラグインハイブリット自動車が普及されると共に、自動車に搭載されたバッテリ(被充電体)に充電する充電装置の開発が進められている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1のものは、天候に影響されない道路側縁に設置されることを想定している。
【0003】
従来の充電装置の充電作業手順は、次の通りである。
(手順1)充電コネクタ(又は「接続プラグ」とも言う)の収納部を筐体から露出させた状態にした後、充電コネクタを取出して車両に設けられた充電用コンセントに充電コネクタを接続(連結)する。
(手順2)カードキーあるいはクレジットをカード読取り器に読み取らせ、入力されたデータを識別し、充電可能であれば、充電コネクタへの給電を開始する。
(手順3)予め設定された電気量あるいは充電時間に達すると、充電コネクタへの給電を停止すると共に、充電完了したことを報知する。
(手順4)充電コネクタを収納部に戻して当該収納部を筐体内に収納させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平5−260671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の充電装置では、屋外に設置される場合、風雨による影響を回避するため、充電コネクタ及び電気回路などの電装部品を筐体内に収納しており、充電時のみ充電コネクタを筐体から取出している。
【0006】
しかしながら、充電中の充電装置は、筐体から収納部が露出された状態であるので、充電中に雨が降り出した場合には、収納部が風雨に晒されて充電終了後に充電コネクタを収納部に戻した際に充電コネクタの電気端子が濡れたり汚れてしまうという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した充電装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
(1)本発明は、被充電体の充電用コンセントに接続される充電コネクタと、
前記充電コネクタに接続された給電ケーブルと、
前記充電コネクタ及び前記給電ケーブルを収納する収納部を有する筐体と、
前記充電コネクタの不使用時に前記収納部を閉止し、前記充電コネクタを前記充電用コンセントに接続する際に前記収納部を開放する扉と、
前記収納部に収納された前記充電コネクタを保持するコネクタ保持部と、
前記充電コネクタへの給電制御を行う給電制御部と、
を有する充電装置において、
前記扉の開または閉状態を検知する扉開閉状態検知器と、
前記充電コネクタへの給電を開始するための充電開始スイッチと、
を備え、
前記給電制御部は、前記充電開始スイッチが操作された場合に、前記扉開閉状態検知器により前記扉の閉状態が検知されたことを条件として前記充電コネクタへの給電を開始することを特徴とする。
(2)本発明は、前記扉を閉状態にロックするロック手段と、
前記被給電体を識別するための識別情報が入力される入力手段と、
を有し、
前記給電制御部は、前記入力手段により入力された識別情報が予め登録された正規の情報である場合に、前記ロック手段による前記扉のロックを解除することを特徴とする。
(3)本発明の前記給電制御部は、前記充電コネクタが前記コネクタ保持部から取出された後、前記扉開閉状態検知器により前記扉が閉状態であることが検知された場合に、前記ロック手段により前記扉を閉状態でロックすると共に、前記充電開始スイッチの操作を可能にすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、充電開始スイッチが操作された場合に、扉開閉状態検知器により扉の閉状態が検知されたことを条件として充電コネクタへの給電を開始するため、扉を開けた状態で充電を行うことを予防できるので、扉を開けたまま充電を行うことにより生じる収納部への雨や埃の付着を低減でき、この結果、充電完了後に収納部に戻された充電コネクタの端子が収納部に溜まった水や埃により、濡れたり、汚れることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明による充電装置の一実施例の正面図である。
【図2】本発明による充電装置の一実施例の側面図である。
【図3】充電装置の回路構成を示すブロック図である。
【図4】充電装置の内部構造を示す縦断面図である。
【図5】筐体の扉を開いた状態を示す斜視図である。
【図6】充電装置から取出された充電コネクタを車両側の充電コンセントに接続した充電中の状態を示す図である。
【図7A】給電側制御装置が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図7B】図7Aの処理に続いて実行される制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図8A】タッチパネルの充電コネクタ接続・扉閉指示画面を示す平面図である。
【図8B】タッチパネルの充電開始待ち表示画面を示す平面図である。
【図8C】タッチパネルの充電中表示画面を示す平面図である。
【図8D】タッチパネルの充電終了表示画面を示す平面図である。
【図9】変形例1の制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図10A】変形例1の充電設定入力画面を示す図である。
【図10B】変形例1の充電コネクタ接続指示・扉閉指示画面を示す図である。
【図10C】変形例1の係員呼び出し指示・パスワード入力指示画面を示す図である。
【図10D】変形例1の充電コネクタ接続指示・確認表示画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
【実施例1】
【0012】
〔充電装置の構成〕
図1は本発明による充電装置の一実施例を示す正面図である。図2は本発明による充電装置の一実施例の側面図である。図1及び図2に示されるように、充電装置10は、床面に固定される固定ベース12上に起立する長方形状の箱状の筐体20と、筐体20の正面開口を開閉する扉30とを有する。
【0013】
筐体20の上面には、タッチパネル40が取り付けられている。タッチパネル40は、テンキーあるいは各種操作キーを表示した場合に入力手段となり、操作手順等を表示した場合にガイダンス手段として機能する。
【0014】
扉30は、左側のヒンジにより水平方向に回動可能に支持されており、正面には、外部から内部が見えるように半透明ガラスが嵌め込まれた窓32が設けられている。また、扉30の右側には、開閉操作を行うための取っ手34が設けられている。
【0015】
さらに、扉30の下端には、充填中に給電ケーブルが挿通される逆U字状の下部開口36が設けられている。下部開口36は、側方からみると、下方に向けて傾斜する傾斜面に開口し、且つ、内部に収納された給電ケーブルを引き出した際、ケーブル外周の絶縁被膜に損傷を与えないように横幅広形状に形成されている。
【0016】
図3は充電装置10の回路構成を示すブロック図である。図3に示されるように、充電装置10は、充電回路50と、表示装置60と、入力装置70とを有する。また、充電回路(CCID:Charging Circuit Interrupt Device)50は、給電側制御装置80と、給電側通信装置90と、給電側充電制御装置100とを有する。
【0017】
タッチパネル40は、表示装置60と入力装置70とから構成されている。すなわち、タッチパネル40に表示されるテンキーや充電開始釦が入力装置70として機能する。尚、タッチパネル40を設ける代わりに、表示装置60と入力装置70とがモニタと複数のスイッチとから構成される個別の装置として筐体20の上部に配置しても良い。
【0018】
扉30は、筐体20の正面開口を閉状態でロックされる扉ロック装置(ロック手段)110と、筐体20の正面開口を開又は閉状態であることを検知する扉開閉状態検知スイッチ(扉開閉状態検知器)120とを有する。扉ロック装置110は、例えば、電磁ソレノイドが電気信号によって励磁されると、扉30を閉状態に係止して開動作を規制するように構成されている。また、扉開閉状態検知スイッチ120は、扉30が開又は閉状態であるときに検知信号を出力する機械式スイッチ、あるいは光センサなどの非接触式スイッチなどからなる。
【0019】
給電側制御装置80は、表示装置60に表示する表示データを制御しており、入力装置70から入力された充填開始信号、又は給電側通信装置90を介して入力される車両Hから送信される車両識別信号、及び扉開閉状態検知スイッチ120からの扉閉状態検知信号に基づいて給電側充電制御装置100に充電開始信号を出力する。また、給電側制御装置80は、扉開閉状態検知スイッチ120からの扉閉状態検知信号に基づいて扉ロック装置110にロック制御信号を出力する。
【0020】
給電側充電制御装置100の出力側には、給電ケーブル150が接続され、給電ケーブル150の先端には充電コネクタ160が接続されている。また、充電コネクタ160は、その先端部に充電用端子及び通信用端子を有する。
【0021】
車両Hは、電気自動車(EV車)又はプラグインハイブリット車(PH車)であり、充電式バッテリ170と、車両側通信装置180と、車両側充電制御装置190とを有する。車両側通信装置190は、充電コネクタ160を介して充電式バッテリ170の充電方式を識別するための車両識別信号等を送受信する。また、車両側充電制御装置190は、充電コネクタ160が接続される充電コンセント200を有する。
【0022】
給電側充電制御装置100では、元電源210(AC100V)からの電圧、電流を車両側充電制御装置190を介して当該車両Hに搭載された充電式バッテリ170に給電する。
【0023】
図4は充電装置10の内部構造を示す縦断面図である。図4に示されるように、筐体20の内部には、充電コネクタ160を収納する充電コネクタ収納部22が設けられている。また、充電コネクタ収納部22の奥側には、隔壁24によって仕切られた空間25が形成されている。隔壁24の内側に形成された空間25には、充電回路50と、漏電防止器などの各種電気機器240等が収納されている。
【0024】
充電コネクタ収納部22の隔壁24の前面には、充電コネクタ160を保持する保持部26が設けられている。保持部26は、隔壁24の内側(奥側)に向けて斜め下方に延在する凹部形状に形成されており、正面から充電コネクタ160を挿入しやすい形状に形成されている。
【0025】
また、隔壁24の前面下部には、給電ケーブル150を掛止するケーブル掛止部230が突出している。ケーブル掛止部230は、棒状の先端に大径部があり、給電ケーブル150を2重、3重に巻回した状態に掛止することができる。さらに、給電ケーブル150は、隔壁24の下端に設けられた挿通孔から隔壁24の内側に挿入されており、隔壁24の内側に配された充電回路50に接続されている。
【0026】
また、電気機器240は、電源ケーブル152と、接続ケーブル154が引き出されている。電源ケーブル152は、固定ベース12の貫通孔を挿通されて外部に設置された元電源210に接続され、接続ケーブル154はタッチパネル40に接続されている。
【0027】
図5は筐体20の扉30を開いた状態を示す斜視図である。図5に示されるように、扉30は、左側面の縁部がヒンジにより水平方向に回動可能に支持されているため、右側面の取っ手34に手をかけて容易に開閉操作を行える。
【0028】
充電コネクタ160は、隔壁24の保持部26に挿入された状態で保持されている。充電前の準備作業としては、扉30を開いて、保持部26から充電コネクタ160を取出しながら給電ケーブル150を外部に引き出す。その際、給電ケーブル150は、隔壁24の下端付近から充電回路50に接続されているため、床面に沿うように配され、扉30を閉じるときに下部開口36内に挿通されることになる。
【0029】
図6は充電装置10から取出された充電コネクタ160を車両側の充電コンセント200に接続した充電中の状態を示す図である。図6に示されるように、扉30を開いて筐体20の前側を開放することで充電コネクタ160が取出される。次に扉30が閉じられ、給電ケーブル150が扉30の下部開口36に挿通された状態となる。その後、充電コネクタ160は、車両Hの充電コンセント200に接続される。この後、タッチパネル40に表示されたテンキーなどにより予め登録された当該車両Hの識別番号(ID:識別情報)を入力し、当該識別番号が正規の登録番号である場合に、充電スタート釦(充電開始スイッチ)がタッチパネル40に表示される。そして、操作者が充電スタート釦を押圧操作することで、当該車両Hに搭載された充電式バッテリ170への充電が開始される。
〔給電側制御装置80による充電制御の制御処理〕
図7Aは給電側制御装置80が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。図7Bは図7Aの処理に続いて実行される制御処理を説明するためのフローチャートである。
【0030】
図7Aに示されるように、給電側制御装置80は、S11で表示装置60(タッチパネル40)にID入力指示を表示させる。ID入力とは、例えば、予め各車両毎に予め決められた識別番号(4桁の数字又は文字、記号の組み合わせ)を入力装置70(タッチパネル40)で入力することを意味する。
【0031】
S12では、入力装置70からID(識別番号)が入力されたか否かをチェックする。S12において、ID入力がない場合(NOの場合)、S11の処理に戻り、ID入力があった場合(YESの場合)は、S13に進み、当該ID入力に対応する車両情報を検索する。ID及び車両情報は、予め給電側制御装置80の記憶部やメモリに記憶されている。
【0032】
S14において、S13における検索結果、当該ID情報に対応する車両情報がみつからなかった場合(NOの場合)、入力されたID情報が正規のものでないため、S15に進み、事前登録指示を表示装置60(タッチパネル40)に表示する。続いて、S16では、所定時間が経過したか否かをチェックする。S16で所定時間が経過するまでは(NOの場合)、事前登録指示を表示装置60(タッチパネル40)に表示し、所定時間が経過した場合(YESの場合)は上記S11の処理に戻る。
【0033】
また、S14において、S13の検索結果により、当該ID情報に対応する車両情報がみつかった場合(YESの場合)、入力されたID情報が正規ものものであるため、S17に進み、当該ID情報に対応する車両情報をメモリから読出し、当該車両情報から充電を受ける車両Hが通信機能付き車両か否かをチェックする。S17において、当該車両Hが通信機能付き車両であることが登録されている場合(YESの場合)、S18に進み、表示装置60(タッチパネル40)に充電開始待ちであることを表示すると共に、通信機能付き車両であることを表示する。また、表示装置60(タッチパネル40)に扉30の開放を表示すると共に、変更釦を表示する。
【0034】
また、S17において、当該車両Hが通信機能付き車両であることが登録されていない場合(NOの場合)、S19に進み、表示装置60(タッチパネル40)に通信機能無し車両であることを表示する。また、表示装置60(タッチパネル40)に扉30の開放を表示すると共に、変更釦を表示する。
【0035】
次のS20では、扉ロック装置110に扉30のロック解除を指示する解除信号を出力する。これで、扉ロック装置110による扉30のロックが解除される。そのため、操作者は、扉30を開いて、保持部26に保持された充電コネクタ160を取り出し、さらに車両Hの充電コンセント200に充電コネクタ160の各端子を接続することができる。
【0036】
続いて、S21に進み、扉開閉状態検知スイッチ120より扉30が開状態であることを示す扉開検知信号が入力されたか否かをチェックする。S21において、扉開検知信号が入力されない場合(NOの場合)、S22に進み、変更釦が操作されたか否かをチェックする。S22において、入力装置70(タッチパネル40)の変更釦が操作されない場合は、上記S21の処理に戻り、変更釦が操作された場合は、S23に進み、扉ロック装置110に扉30のロックを指示するロック信号を出力するとともに、前述のS12で入力されたIDに対応する車両情報に含まれている車両Hが通信機能付きの車両であるかを示すデータを変更する。即ち、当該IDに対応する車両情報として通信機能付車両と登録されていれば通信機能なし車両に、通信機能なし車両と登録されていれば通信機能付車両に登録内容を変更して登録する。この後は、上記S11に戻り、操作者は、最初から操作をやり直す。
【0037】
また、上記S21において、扉開閉状態検知スイッチ120より扉30が開状態であることを示す扉開検知信号が入力された場合(YESの場合)、扉30が開かれた状態であるので、S24に進み、図8Aに示されるように、充電コネクタ160を車両Hの充電コンセント200に接続するように指示する画面を表示装置60に表示すると共に、扉30の閉指示を表示する充電コネクタ接続・扉閉指示画面を表示装置60(タッチパネル40)に表示する。
【0038】
続いて、S25では、扉開閉状態検知スイッチ120より扉30が開状態であることを示す扉開検知信号が入力停止されているか否かをチェックしており、扉開検知信号が入力されている場合(NOの場合)、扉30が開状態であるので、上記S24の処理に戻り、S24、S25を繰り返す。
【0039】
また、S25において、扉開閉状態検知スイッチ120より扉30が閉状態であることを示す扉開検知信号の入力が停止(オフ)された場合(YESの場合)、S26に進み、扉ロック装置110に扉30のロックを指示するロック信号を出力する。これで、扉30は、扉ロック装置110により閉状態でロックされる。
【0040】
次のS27では、扉30がロックされた状態で表示装置60(タッチパネル40)に充電スタート釦、及び充電キャンセル釦を表示する。このとき、表示装置60には、充電スタート釦と充電キャンセル釦が表示されるだけなので、図示を省略する。
【0041】
そして、S28において、入力装置70(タッチパネル40)の充電スタート釦が押圧操作されたか否かをチェックし、入力装置70(タッチパネル40)の充電スタート釦が押圧操作されない場合(NOの場合)、S29進む。
【0042】
尚、入力装置70(タッチパネル40)の充電スタート釦が押圧操作された後に、再度、扉30が扉ロック装置110により閉状態でロックされているか否かを確認しても良い。また、上記S26の処理を省略してS27で充電スタート釦が押圧操作された後、扉30を扉ロック装置110により閉状態でロックされたことを確認してから給電を開始しても良い。
【0043】
S29では、入力装置70(タッチパネル40)の充電キャンセル釦が押圧操作されたか否かをチェックし、入力装置70(タッチパネル40)の充電キャンセル釦が押圧操作されない場合(NOの場合)、上記S26に戻り、S26〜S29の処理を繰り返す。また、S29において、入力装置70(タッチパネル40)の充電キャンセル釦が押圧操作された場合(YESの場合)、S30に進み、扉ロック装置110に扉30のロック解除を指示する解除信号を出力する。
【0044】
続いて、S31に進み、充電コネクタ60を筐体20の収納部22に戻すことを指示する画面を表示装置60(タッチパネル40)に表示する。次のS32では、扉30が開けられたかをチェックしており、扉開閉状態検知スイッチ120より扉30が開状態であることを示す扉開検知信号が入力されたか否かをチェックする。S32において、扉開検知信号が入力されない場合(NOの場合)、S31に戻り、S31、S32の処理を繰り返す。
【0045】
また、S32において、扉開閉状態検知スイッチ120より扉30が開状態であることを示す扉開検知信号が入力された場合(YESの場合)、S33に進み、扉30が閉じられたかをチェックしており、扉開閉状態検知スイッチ120より扉30が開状態であることを示す扉開検知信号の入力が停止されているか否かをチェックする。
【0046】
S33において、扉開検知信号が入力されている場合(NOの場合)、扉30が開状態であるので、待機状態となる。また、S33において、扉開検知信号の入力が停止されている場合(YESの場合)、扉30が閉状態であるので、上記S34に進み、扉ロック装置110に扉30のロックを指示するロック信号を出力する。これで、充電中の扉30は、扉ロック装置110により閉状態にロックされ、開閉操作が禁止される。この後は、上記S11に戻る。
【0047】
また、S28において、入力装置70(タッチパネル40)の充電スタート釦が押圧操作された場合(YESの場合)、図7Bに示すS35に進み、充電コネクタ160への給電を開始する。これで、車両Hに搭載された充電式バッテリ170への充電が行われる。
【0048】
次のS36では、図8Cに示されるように、「充電中です」を表示すると共に、そのときの「充電時間」「充電電力量」を有する充電中表示画面を表示装置60(タッチパネル40)に表示する。尚、「充電時間」「充電電力量」の数値は、時間の経過と共に、刻々と変化しており、リアルタイムで更新される。
【0049】
次のS37では、充電コンセント200及び充電コネクタ160を介して車両側通信装置180から当該車両Hの通信機能識別データを読み込み、充電コネクタ160が接続された当該車両Hが通信機能付き車両か否かをチェックする。S37において、当該車両Hが通信機能付き車両でないことを示す車両識別データが読み込まれたと判定された場合(NOの場合)、S38に進み、当該車両Hが通信機能無し車両と判断して通信機能無し車両用の充電制御処理を実行する。通信機能無し車両用の充電制御処理とは、当該車両Hに搭載された車両側充電制御装置190と通信せずに予め設定され充電プログラムに沿って充電制御を行うことを意味する。
【0050】
続いて、S39に進み、充電終了か否かをチェックしており、車両Hに搭載された充電式バッテリ170への充電が満充電、あるいは所定充電時間の経過、あるいは充電終了釦の操作が検知された場合に充電終了と判断する。
【0051】
また、S39において、充電式バッテリ170への充電が終了していない場合(NOの場合)、上記S38の処理に戻り、S38、S39の処理を繰り返す。また、S39において、充電式バッテリ170への充電が終了した場合、後述するS45に移行する。
【0052】
また、上記S37において、充電コンセント200及び充電コネクタ160を介して車両側通信装置180から読み込まれた当該車両Hの通信機能識別データにより当該車両Hが通信機能付き車両であると判定された場合(YESの場合)、S40に進み、図8Bに示されるように、表示装置60(タッチパネル40)に充電開始待ち表示画面を表示すると共に、当該車両Hとの通信が可能か否かをチェックしており、充電コネクタ160及び充電コンセント200を介して車両側通信装置180と通信可能かを確認する。
【0053】
また、S40において、当該車両Hとの通信が不能の場合(NOの場合)、S41に進み、所定時間(例えば、3秒)が経過したか否かをチェックする。S41において、所定時間が経過していないときは(NOの場合)、上記S40に戻り、S40、S41の処理を繰り返す。
【0054】
また、S40において、当該車両Hとの通信が可能な場合(YESの場合)、S42に進み、当該車両Hが通信機能付き車両と判断して通信機能付き車両用の充電制御処理を実行する。通信機能付き車両用の充電制御処理とは、当該車両Hに搭載された車両側充電制御装置190と通信しながら充電式バッテリ170を予め設定され充電プログラムに沿って充電制御を行うことを意味する。
【0055】
S43では、充電終了か否かをチェックしており、車両Hに搭載された充電式バッテリ170への充電が満充電、あるいは所定充電時間の経過、あるいは充電終了釦が操作が検知された場合に充電終了と判断する。S43において、充電式バッテリ170への充電が終了していない場合(NOの場合)、S44に進み、車両Hに搭載された車両側充電制御装置190から充電停止の指示があるか否かをチェックしており、充電停止の指示が無い場合(NOの場合)は、上記S42の処理に戻り、S42〜S44の処理を繰り返す。
【0056】
また、S43において、充電式バッテリ170への充電が終了した場合(YESの場合)、あるいはS44において、車両Hに搭載された車両側充電制御装置190から充電停止の指示がある場合(YESの場合)は、S45に進み、充電コネクタ160への給電を停止する。
【0057】
続いて、S46では、充電終了及びID入力指示を表示装置160(タッチパネル40)に表示する。そして、S47で入力装置170(タッチパネル40)からIDデータが入力された場合(YESの場合)は、S48に進み、扉ロック装置110に扉30のロック解除を指示する解除信号を出力する。これで、操作者は、扉ロック装置110によりロック解除された扉30を開いて、充電コネクタ160を車両Hの充電コンセント200から分離させて充電コネクタ160を保持部26に戻すことができる。
【0058】
S49では、図8Dに示されるように、充電終了及び充電コネクタ160を充電コネクタ収納部22に収納する指示する充電終了表示画面を表示装置60(タッチパネル40)に表示する。次のS50では、扉30が開けられたかをチェックしており、扉開閉状態検知スイッチ120より扉30が開状態であることを示す扉開検知信号が入力されたか否かをチェックする。S50において、扉開検知信号が入力されない場合(NOの場合)、S49に戻り、S49、S50の処理を繰り返す。
【0059】
また、S50において、扉開閉状態検知スイッチ120より扉30が開状態であることを示す扉開検知信号が入力されている場合(YESの場合)、S51に進み、扉30が閉じられたかをチェックしており、扉開閉状態検知スイッチ120より扉30が開状態であることを示す扉開検知信号の入力が停止されているか否かをチェックする。
【0060】
S51において、扉開検知信号が入力されている場合(NOの場合)、扉30が開状態であるので、待機状態となる。また、S51において、扉開検知信号の入力が停止されている場合(YESの場合)、扉30が閉状態であるので、上記S52に進み、扉ロック装置110に扉30のロックを指示するロック信号を出力する。これで、扉30は、扉ロック装置110により閉状態にロックされる。
【0061】
また、上記S41において、所定時間が経過したときは(YESの場合)、S53に進み、充電コネクタ160への給電を停止する。続いて、S54に進み、充電不能を表示装置60に表示し、S55では扉ロック装置110に扉30のロック解除を指示する解除信号を出力する。これで、操作者は、扉30を開いて、充電コネクタ160を車両Hの充電コンセント200から分離させることができ、さらに充電コネクタ160を筐体20の保持部26に戻すことができる。
【0062】
次のS56では、図8Dに示されるように、充電終了及び充電コネクタ160を充電コネクタ収納部22に収納する指示を表示装置60に表示する。そして、S57では、扉30が開けられたかをチェックしており、扉開閉状態検知スイッチ120より扉30が開状態であることを示す扉開検知信号が入力されたか否かをチェックする。S57において、扉開検知信号が入力されない場合(NOの場合)、S56に戻り、S56、S57の処理を繰り返す。
【0063】
また、S57において、扉開閉状態検知スイッチ120より扉30が開状態であることを示す扉開検知信号が入力停止された場合(YESの場合)、S58に進み、扉30が閉じられたかをチェックしており、扉開閉状態検知スイッチ120より扉30が開状態であることを示す扉開検知信号の入力が停止されているか否かをチェックする。
【0064】
S57において、扉開検知信号が入力されている場合(NOの場合)、扉30が開状態であるので、待機状態となる。また、S57において、扉開検知信号の入力が停止されている場合、扉30が閉状態であるので、上記S59に進み、扉ロック装置110に扉30のロックを指示するロック信号を出力する。これで、扉30は、扉ロック装置110により閉状態にロックされる。
【0065】
このように、充電装置10は、充電コネクタ160を充電コネクタ収納部22から取出すときと、充電終了後に充電コネクタ160を充電コネクタ収納部22に戻すとき以外は、扉30が閉状態にロックされているので、扉30を開けた状態で充電を行うことを予防できる。また、扉30を開けたまま充電を行うことにより生じる充電コネクタ収納部22への雨や埃の付着を低減でき、この結果、充電完了後に収納部に戻された充電コネクタ160の端子が充電コネクタ収納部22に溜まった水や埃により、濡れたり、汚れることを防止できる。
〔変形例1〕
給電側制御装置80による充電制御の制御処理の変形例について説明する。
【0066】
図9は給電側制御装置80が実行する制御処理を説明するためのフローチャートであり、実施例1の図7Aに示されるフローチャートに示される制御処理の変形例である。なお、図9に示される制御処理以降の処理は実施例1の図7Bに示される制御処理に移行するように制御処理がなされる。
【0067】
まず、S61では、タッチパネル40(表示装置60)にID・パスワードの入力を指示する画面を表示させる。次のS62では、タッチパネル40(入力装置70)に表示されたテンキーなどの操作によるID・パスワードの入力が行われたか否かをチェックする。
【0068】
S62において、ID・パスワードの入力が行われない場合(NOの場合)、上記S61の処理に戻り、S61,S62の処理を繰り返す。また、S62において、ID・パスワードの入力が行われた場合(YESの場合)、S63に進み、タッチパネル40により入力されたID・パスワードと予めデータベースに登録されたデータ(登録ID・パスワード)と照合して認証を行う。
【0069】
次のS64では、入力されたID・パスワードによる認証が得られたか否かをチェックしており、認証が得られない場合(NOの場合)、即ち、タッチパネル40により入力されたID・パスワードに一致するデータがデータベースに登録されていない場合は、上記S61に戻り、ID・パスワードの入力操作をやり直させる。また、S64において、認証が得られた場合(YESの場合)は、S65に進み、表示装置60(タッチパネル40)に図10Aに示す充電設定入力画面を表示する。充電設定入力画面には、各充電方法を指定する各指定釦(通常充電(搭載バッテリに規定された満充電)、1時間充電、2時間充電、3時間充電)が表示される。また、充電設定入力画面には、通信機能付き車両(CCID対応車)の充電スタート釦と、通信機能無し車両(CCID非対応車)の充電スタート釦が表示される。
【0070】
次のS66では、充電設定入力画面の操作により通信機能付き車両が指定されたか否かをチェックしており、通信機能付き車両(CCID対応車)の充電スタート釦が押圧操作されなかった場合(NOの場合)、S67に進み、通信機能無し車両(CCID非対応車)の充電スタート釦が押圧操作されたか否かをチェックする。S67において、通信機能無し車両(CCID非対応車)の充電スタート釦が押圧操作されなかった場合(NOの場合)、S66に戻り、S66、S67の処理を繰り返す。
【0071】
また、S66において、通信機能付き車両(CCID対応車)の充電スタート釦が押圧操作された場合(YESの場合)、S68に進み、扉ロック装置110に扉30のロック解除を指示する解除信号を出力する。これで、扉ロック装置110による扉30のロックが解除される。
【0072】
次のS69では、図10Bに示す充電コネクタ接続指示・扉閉指示画面を表示装置60(タッチパネル40)に表示する。充電コネクタ接続指示・扉閉指示画面には、「扉を開けて充電コネクタを車へ接続してください」といったメッセージが表示されると共に、「接続したら、扉を閉じてください」といったメッセージが表示される。
【0073】
操作者は、充電コネクタ接続指示・扉閉指示画面に表示された指示に従い、扉30を開いて、保持部26に保持された充電コネクタ160を取り出し、充電コネクタ160を車両Hの充電コンセント200に接続し、扉30を閉じる。次のS70では、扉開閉状態検知スイッチ120より扉30が開状態であることを示す扉開検知信号の入力が停止されているか否か(扉30が閉じられているか否か)をチェックする。
【0074】
S70において、扉開検知信号が入力されている場合(NOの場合)、扉30が開状態であるので、S69に戻り、待機状態となる。また、S70において、扉開検知信号の入力が停止されている場合(YESの場合)、扉30が閉状態であるので、S71に進み、扉ロック装置110に扉30のロックを指示するロック信号を出力する。これで、扉30は、扉ロック装置110により閉状態にロックされ、扉30の開閉操作が禁止される。この後は、実施例1において説明した図7Bに示す上記S35以降の処理を行う。
【0075】
尚、上記S66の充電設定入力画面の操作により通信機能付き車両が指定されたか否か、S67の通信機能無し車両(CCID非対応車)の充電スタート釦が押圧操作されたか否かをチェックする処理は、扉30が扉ロック装置110により閉状態にロックされた後に行うようにしても良い。
【0076】
また、上記S67において、通信機能無し車両(CCID非対応車)の充電スタート釦が押圧操作された場合(YESの場合)、S72に進み、図10Cに示す係員呼び出し指示・パスワード入力指示画面を表示装置60(タッチパネル40)に表示する。係員呼び出し指示・パスワード入力指示画面には、「係員を呼んで操作を依頼して下さい」といったメッセージが表示される。また、係員呼び出し指示・パスワード入力指示画面には、係員毎に登録されたパスワードを入力指示するメッセージも表示される。そのため、通信機能無しの車両の場合、当該操作者は、自分で操作せずに係員を呼び出し、係員に充電操作を依頼することになる。
【0077】
次のS73では、パスワードが入力されたか否かをチェックしており、パスワードが入力されない場合(NOの場合)、上記S72に戻り、待機状態となる。また、S73において、パスワードが入力された場合(YESの場合)、次のS74に進み、入力されたパスワードが予め登録されたパスワードと一致するか否かをチェックする。S74において、パスワードが一致しない場合(NOの場合)、S72に戻り、パスワードの再入力を指示する。
【0078】
また、上記S74において、パスワードが一致した場合(YESの場合)、S75に進み、扉ロック装置110に扉30のロック解除を指示する解除信号を出力する。これで、扉ロック装置110による扉30のロックが解除される。
【0079】
次のS76では、図10Dに示す充電コネクタ接続指示・確認指示画面を表示装置60(タッチパネル40)に表示する。充電コネクタ接続指示・確認指示画面には、「充電コネクタの接続を確認し、確認を押してください」といったメッセージが表示される。これにより、係員は、扉30を開いて、保持部26に保持された充電コネクタ160を取り出し、さらに車両Hの充電コンセント200に充電コネクタ160を接続する。
【0080】
続いて、S77に進み、確認釦が押圧操作されたか否かをチェックし、充電コネクタ接続指示・確認指示画面の確認釦が押圧操作されない場合(NOの場合)、上記S76に戻る。また、S77において、充電コネクタ接続指示・確認指示画面の確認釦が押圧操作された場合(YESの場合)、S78に進み、扉開閉状態検知スイッチ120より扉30が開状態であることを示す扉開検知信号の入力が停止されているか否かをチェックすることにより、扉30が閉じられているか否かをチェックする。
【0081】
S78において、扉開検知信号が入力されている場合(NOの場合)、扉30が開状態であるので、S76に戻る。また、S78において、扉開検知信号の入力が停止されている場合(YESの場合)、扉30が閉状態であるので、上記S71に進み、扉ロック装置110に扉30のロックを指示するロック信号を出力する。これで、扉30は扉ロック装置110により閉状態にロックされる。この後は、前述した図7Bに示す上記S35以降の処理を行う。
【0082】
なお、図9のフローチャートには示されていないが、上記図10A〜図10Dに示す各画面には、キャンセル釦が表示されており、操作者が操作を間違えた場合、あるいは充電操作を中止する場合にキャンセル釦が押圧操作されると、給電側制御装置80は、それまで入力されたデータを消去して初期画面に戻る。
【0083】
このように、変形例1の場合も、充電コネクタ160を充電コネクタ収納部22から取出すときと、充電終了後に充電コネクタ160を充電コネクタ収納部22に戻すとき以外は、扉30が閉状態にロックされており、扉30が閉じていないと充電が開始されないようになっているので、扉30を開けた状態のまま放置されることを予防できる。また、扉30を開けたまま充電を行うことにより生じる充電コネクタ収納部22への雨や埃の付着を低減でき、この結果、充電完了後に収納部に戻された充電コネクタ160の端子が充電コネクタ収納部22に溜まった水や埃により、濡れたり、汚れることを防止できる。
〔変形例2〕
変形例2として、上記充電装置10の構成に、さらに保持部26の近傍に充電コネクタ160の存在を検知する検知スイッチを設ける構成としても良い。
【0084】
この検知スイッチの検知信号の有無により、給電側制御装置80は、充電コネクタ160が保持部26に保持されているのか、あるいは保持部26から取出されたかを確認できるので、当該検知信号の有無及び扉開閉状態検知スイッチ120の検知信号に応じて扉ロック装置110及び給電制御をより正確に行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0085】
上記実施例では、車両に搭載された充電式バッテリに充電する場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、車両以外の充電式バッテリを充電する場合にも本発明を適用することができるのは勿論である。
【符号の説明】
【0086】
10 充電装置
20 筐体
22 充電コネクタ収納部
24 隔壁
25 空間
26 保持部
30 扉
40 タッチパネル
50 充電回路
60 表示装置
70 入力装置
80 給電側制御装置
90 給電側通信装置
100 給電側充電制御装置
110 扉ロック装置
120 扉開閉状態検知スイッチ
150 給電ケーブル
160 充電コネクタ
170 充電式バッテリ
180 車両側通信装置
190 車両側充電制御装置
200 充電コンセント
210 元電源
230 ケーブル掛止部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被充電体の充電用コンセントに接続される充電コネクタと、
前記充電コネクタに接続された給電ケーブルと、
前記充電コネクタ及び前記給電ケーブルを収納する収納部を有する筐体と、
前記充電コネクタの不使用時に前記収納部を閉止し、前記充電コネクタを前記充電用コンセントに接続する際に前記収納部を開放する扉と、
前記収納部に収納された前記充電コネクタを保持するコネクタ保持部と、
前記充電コネクタへの給電制御を行う給電制御部と、
を有する充電装置において、
前記扉の開または閉状態を検知する扉開閉状態検知器と、
前記充電コネクタへの給電を開始するための充電開始スイッチと、
を備え、
前記給電制御部は、前記充電開始スイッチが操作された場合に、前記扉開閉状態検知器により前記扉の閉状態が検知されたことを条件として前記充電コネクタへの給電を開始することを特徴とする充電装置。
【請求項2】
前記扉を閉状態にロックするロック手段と、
前記被給電体を識別するための識別情報が入力される入力手段と、
を有し、
前記給電制御部は、前記入力手段により入力された識別情報が予め登録された正規の情報である場合に、前記ロック手段による前記扉のロックを解除することを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
【請求項3】
前記給電制御部は、前記充電コネクタが前記コネクタ保持部から取出された後、前記扉開閉状態検知器により前記扉が閉状態であることが検知された場合に、前記ロック手段により前記扉を閉状態でロックすると共に、前記充電開始スイッチの操作を可能にすることを特徴とする請求項2に記載の充電装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7A】
image rotate

【図7B】
image rotate

【図8A】
image rotate

【図8B】
image rotate

【図8C】
image rotate

【図8D】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10A】
image rotate

【図10B】
image rotate

【図10C】
image rotate

【図10D】
image rotate


【公開番号】特開2012−244709(P2012−244709A)
【公開日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−110797(P2011−110797)
【出願日】平成23年5月17日(2011.5.17)
【出願人】(000110099)トキコテクノ株式会社 (264)
【Fターム(参考)】