光ディスク、光ディスクプレーヤ及びその再生方法
補助情報がバッファに完全に読込まれるまで、ユーザは待たなければならなく、ディスク情報を視聴することができない問題を解決すること。光ディスクプレーヤは、説明装置とバッファ管理装置を含む。説明装置は、命令ドキュメントを説明するために用いられ、かつバッファ管理装置は、続いて説明された命令ドキュメントに従って光ディスクの主情報の再生と協働するために、前もって補助情報を得るために用いられる。光プレーヤの再生方法は、命令ドキュメントを説明するステップ、前記光ディスクの対応する主情報の再生と協働するために前記説明された命令ドキュメントに従って前もって補助情報を読込むステップ、及び前記補助情報が必要なときに、前もって読込まれた前記補助情報と協働して、対応する主情報を再生するステップを含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は光ディスク、光ディスクプレーヤ及びその再生方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
光ディスク及び光ディスクを再生する技術の急速な発展に伴って、光ディスクの多くのコンテンツ供給元が、光ディスクのコンテンツを作るさいに、娯楽かつ再生効果を強化するために（補助情報と呼ばれる）他の情報を提供する様になってきている。補助情報は、主情報とは別に光ディスクに格納され、またはネットワークサーバに格納される。すなわち、それは、主情報のコードストリームには多重化されない。ネットワークサーバに格納される補助情報は、適時に更新させることができるので、それは、ユーザにより多くの娯楽かつより良好な再生パフォーマンスを提供しかつディスクストレージの負担を減らす。
【０００３】
光ディスクの補助情報は、主情報の編集が終わるまで、通常得ることができない。例えば、それは、他の協力者によって提供されるかまたはその後の情報に基づいて編集される。もし、この情報が、光ディスクの主情報を編集するときにそこで編集されるならば、それは、おそらく補助情報の不完全性という結果になる。
【０００４】
図1に示されるように、光ディスク10は、主情報を主情報領域11に、かつ補助情報を補助情報領域12に格納する。このような格納方法は、便利であるのみならず、娯楽性及び再生パフォーマンスを改善する。
【０００５】
更に、光ディスクの主情報を再生する間には、それは、順番に再生させるために、一つ以上の再生リストに論理的に分けられ、かつ、補助情報は、再生と協働して特定の位置または各再生リストのタイムで挿入する必要があるかもしれない。
【０００６】
補助情報は、通常、（再生リストの数を規定する）光ディスク10の主情報に対応する再生リストID、及び再生リストの補助情報であるタイム、アドレスかつリンク等を備える。補助情報は、光ディスクの主情報と時間で同期していて、かつ、コンテンツにおいても互換性を持つ。対応するURLは、補助情報が協働するために必要な光ディスクの主情報の各位置で、対応する補助情報とリンクするように規定される。
【０００７】
上述した補助情報は、通常、JAVA（登録商標）（またはＣ言語または他のコンピュータ言語）アプリケーションプログラム、オーディオ、副題、画像、アニメーションまたはウェブページを備える。さらにまた、このような補助情報は、主情報のコードストリームに多重化されておらず、かつ再生中の主情報のコードストリームとも多重化されていない。それは、プレーヤのバッファにさえ読込まれれば良く、かつ、光ディスクの主情報と協働して再生される。通常、前述の補助情報を格納するために用いられるディスクには、例えば、ブルーレイディスク、拡張DVDなど多くの種類の光ディスクが、存在する。
【０００８】
しかしながら、光ディスクを再生する際に、プレーヤは、光ディスク上の主情報領域に格納されている主情報を常に読込む必要があるのみならず、光ディスクの補助情報領域の補助情報を読込むために、光ヘッドを移動させなければならない。光ヘッドが、非常に頻繁に移動すると、再生は、明らかに、流暢でなくなりかつ中断してしまうことさえあり、これは、ユーザの光ディスク情報の視聴に対する関心に影響を与えることにもなる。
【０００９】
加えて、補助情報がネットワークサーバからプレーヤにダウンロードされる場合、ダウンロードされた補助情報は、光ディスクから直接読み出される情報と共にある（すなわち、ダウンロードする間に、光ディスクは再生されている）。ダウンロードされた補助情報は、光ディスクから直接読み出される情報に対して遅れている可能性がある。何故ならば、ネットワークサービス品質（QoS）は、ほとんど保証することができないので、継ぎ目のない再生を実現させることが難しいからである。特に、ネットワークの速度とバンド幅が充分でない場合には、継ぎ目のない再生を実現させることはより難しくなるであろう。そして、画像とオーディオとの割込みまたは不一致のような現象は、光ディスク情報をユーザが視聴するさいの関心に影響することになる。
【００１０】
前述の問題を解決するために、光ディスクの主情報の再生と協働させる前に、補助情報をダウンロードすることが必要であり、かつ、補助情報領域の補助情報は、完全にダウンロードされるかまたはプレーヤバッファに読込まれ、そして、次いで、続いて光ディスクの主情報と協働して再生される。しかしながら、これは、他のトラブルを伴う。補助情報がバッファに完全に読込まれるまで、ユーザは待たなければならなく、ディスク情報を視聴することができない。これは、明らかに、ユーザがディスク情報を視聴することへの熱意に影響を与えるであろう。一方、空間が限定されたバッファは、このような情報全てに適応することができない。
【００１１】
従って、光ディスク、光ディスクプレーヤ及びその再生方法は、前述の欠点を解決する必要がある。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【００１２】
本発明によると、前もって命令ドキュメントを説明することによって、バッファ管理装置に補助情報を入力する種類の光ディスクの再生方法とプレーヤが、提供される。命令ドキュメントは、補助情報を再生するタイムと位置、及びバッファ管理装置に読込まれるタイムを備える、XMLまたは他の言語によって編集された一種のドキュメントを参照する。
【００１３】
更に、本発明は、命令ドキュメントを有する光ディスクを提供する。
【００１４】
本発明の光ディスクを再生する方法は、命令ドキュメントを説明するステップと、光ディスクの対応している主情報の再生と協働するために説明された命令ドキュメントに従って前もって補助情報を読込むステップと、補助情報が必要なときに前もって読込まれた補助情報と協働して、対応する主情報を再生するステップとを含む。
【００１５】
本発明で記載されるプレーヤは、説明装置とバッファ管理装置とを備えている。説明装置は、命令ドキュメントを説明するために用いられ、バッファ管理装置は、説明された命令ドキュメントに従って前もって補助情報を得、続いて光ディスクの主情報の再生と協働するために使用される。
【００１６】
本発明で記載される光ディスクは、主情報と、主情報とは別に格納された補助情報とを含み、かつ、光ディスクが、主情報と協働する補助情報を再生することを命令する部分も含むことを特徴とする。
【００１７】
本発明で記載される光ディスク、光ディスクプレーヤ及びその再生方法は、光ディスクに格納される命令ドキュメントを説明し、かつ再生の間に前もってバッファ管理装置に補助情報を入力することを命令する。次いで、光ディスクの主情報と協働する補助情報を再生し、このことにより、流暢な再生プロセスが提供される。
【００１８】
本発明の他の目的と達成及び本発明の完全な理解は、添付の図面を参照して、以下の説明と請求項を参照することによってより明白かつより明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１９】
本発明が、以下に、具体例によりかつ添付された概略図を参照して詳述される。全ての図面において、同じ数字は、同じまたは対応する特徴及び機能を示す。
【００２０】
図2は、命令ドキュメント20の論理構造を示す。命令ドキュメント20は、XMLまたは他の言語によって編集され、かつ光ディスク10（図1に示される）またはネットワークサーバ（図示せず）に格納される。
【００２１】
命令ドキュメント20は、光ディスクの補助情報に関する命令ドキュメント21とネットワークに関する補助情報に関する命令ドキュメント22を備える。光ディスクに関する補助情報に関する命令ドキュメント21は、主に、光ディスクの補助情報領域12に格納される補助情報のために編集され、ネットワークに関する補助情報に関する命令ドキュメント22は、（ここでは図示されない）ネットワークサーバに格納される補助情報のために編集される。
【００２２】
光ディスクに関する補助情報に関する命令ドキュメント21は、エンティティ命令情報の一つ以上の部分、例えば、エンティティ命令情報1、エンティティ命令情報2、及びエンティティ命令情報Ｎを含む。各々のエンティティ命令情報は、例えば、アニメーション、JAVA（登録商標）適用、ゲームかつ本発明の背景技術において述べられる他の情報の様な光ディスクの主情報を再生することの調整のための補助情報を記載するために用いられる。
【００２３】
各々のエンティティ命令情報は、対応する補助情報が主情報と協働して再生されるときの再生リストのID、エンティティ命令情報によって記載される補助情報をバッファ管理装置に読込むまたはダウンロードするためのタイム、バッファ管理装置から補助情報を消去するためのタイム、補助情報のURL（ネットワークサーバに格納される情報に対応するURLまたは光ディスクの補助情報領域に格納される補助情報のURL）、実際に再生のために使用される補助情報のタイム、及び、補助情報のサイズを含む。
【００２４】
加えて、各々のエンティティコマンド情報は、また、バックアップとして使用される補助情報URL、ネットワークの速度が十分でなくまたはネットワークがブロックされると言う問題を解決するための戦略（例えば、再試行まで待つこと、中止することまたはネットワーク速度にマッチする補助情報またはバックアップ補助情報にスイッチングすること、これは、以下に詳述される）、及びプレーヤの速度が十分に速くない問題を解決するための戦略（例えば、プレーヤの速度とマッチするバックアップ補助情報にスイッチングすること、これは、以下に詳述される）を含む。
【００２５】
バッファにエンティティコマンド情報によって記載される補助情報を読み込むかまたはダウンロードすることは、補助情報を再生する前であればいつでも良く、補助情報の消去は、補助情報を再生した後であれば、いつでも良い。
【００２６】
ネットワーク上の補助情報に関する命令ドキュメント22に含まれる情報は、光ディスクに関する補助情報に関する命令ドキュメント21に含まれる情報と実質的に類似している（これは、ここでは詳述されない）。光ディスクを再生する際、もしそれがネットワークに接続されていないならば、プレーヤは、ネットワークに関する補助情報（次に記載される）に関する命令ドキュメント22を説明することを省略する点で、相違がある。
【００２７】
図3は、本発明のプレーヤの実施例の構造の図を示す。プレーヤ30は、読込み装置31、説明装置32、バッファ管理装置33、インターネット管理装置34かつプロセッサ35を備える。プロセッサ35は、プレーヤ30の他の要素の動作プロセスをサポートするために用いられる。
【００２８】
読込み装置31は、光ディスクなどに関する主情報、補助情報及び命令ドキュメント20（図2に示される）を読込むために用いられる。説明装置32は、読込み装置31によって読込まれる命令ドキュメント20を説明し、かつ説明された命令ドキュメント20に従ってバッファ管理装置32に、（光ディスクの補助情報領域から直接に読込むこと、及びネットワークサーバからダウンロードすることを含め、これは、一般に「入力」と呼ばれる）補助情報を入力する命令を送るために用いられる。命令は、通常、図2に示されるエンティティコマンド情報に含まれる情報を含む。
【００２９】
バッファ管理装置33は、説明装置32によって送られる補助情報を入力する命令によって前もって対応する補助情報を得てかつ格納するために用いられるので、光ディスクの主情報の再生と協働することが必要である際には、補助情報を、説明装置31から読込むことができる。バッファ管理装置32は、説明装置32によって送られる命令の再生された補助情報を適時にクリアするためにも用いられる。もちろん、バッファ管理装置33によって得られる補助情報は、光ディスクの補助情報領域から読込まれる補助情報及びネットワーク管理装置34からダウンロードされる補助情報を含む。
【００３０】
ネットワーク管理装置34は、プレーヤ30がネットワークに接続しているか否かを検出するために用いられ、かつ、もしプレーヤがネットワークに接続されていないならば、それは、説明装置32に、（図2に示される）命令ドキュメント20のネットワークの補助情報に関する命令ドキュメント22を処理することを知らせるであろう。従って、バッファ管理装置33は、ネットワーク管理装置34が、対応する補助情報をダウンロードすることを必要としない。
【００３１】
また、ネットワーク管理装置は、ネットワークサーバに格納されている新規な命令ドキュメント20が存在するか否かを検出するために用いられ、かつもし、新規な命令ドキュメントがネットワークサーバに存在しないならば、説明装置32は光ディスク内の古い命令ドキュメント20を説明する。もし、命令ドキュメント20が更新されているならば、ネットワーク管理装置34は、更新された命令ドキュメントをダウンロードし、かつ説明モジュール33は更新された命令ドキュメント20を説明するであろう。更新された命令ドキュメント20が存在する理由は、一度、光ディスクが、販売されると、光ディスクのコンテンツ供給元またはコンテンツ供給元によって許可される他の協力者が、ユーザにより多くの娯楽またはより良好な再生効果を提供するために、多くの新規な補助情報を供給することができることにある。
【００３２】
図4は、本発明の光ディスク再生方法の実施例のフローチャートを示す。プレーヤ30は、光ディスクを再生し（ステップS400）、かつそれが、光ディスクの再生中にネットワークに接続されているか否か（ステップS410）を検出する。
【００３３】
検出の後、プレーヤ30がネットワークに接続されていないことが、発見されると、命令ドキュメント20内の光ディスクの補助情報に関する（図2に示される）命令ドキュメントが説明され（ステップS430）、説明された命令ドキュメント20の命令に従って前もってダウンロードされた補助情報または光ディスクに関する補助情報が（図3に示される）バッファ管理装置33に入力される。光ディスクが既に公表されているので、命令ドキュメント20に新規なバージョンが存在するか否かが検出され（ステップS420）、検出後、プレーヤ30がネットワークに接続されていることが、発見される場合には、光ディスクのコンテンツ供給元またはコンテンツ供給元によって許可される他の協力者は、新規な娯楽またはより良いパフォーマンスに対し情報を提供することができる。その結果、命令ドキュメント20はそのように変更される。
【００３４】
もし、新規な命令ドキュメント20がネットワークに存在しない場合には、光ディスクについての補助情報に関する命令ドキュメント21及びネットワークについての補助情報に関する命令ドキュメント22を含めて、光ディスクに格納される古い命令ドキュメント20が説明される（ステップS440）。もし、新規な命令ドキュメント20がネットワークに存在する場合には、光ディスクについての補助情報に関する命令ドキュメント21かつネットワークについての補助情報に関する命令ドキュメント22を含めて、新規な命令ドキュメント20が説明される（ステップS450）。
【００３５】
続いて、説明された命令ドキュメント20に従って、前もってダウンロードされた補助情報または光ディスクに関する補助情報が、バッファ管理装置33（図3に図示される）に入力される（ステップS460）。
【００３６】
命令ドキュメント20は、バッファ管理装置33に補助情報を入力する上記のプロセスが、どのような補助情報をどのタイムスポットに入力するかについて、命令し、かつ、対応する補助情報は、実際に、光ディスクの主情報の再生と協調する前には、これらのタイムスポットは何れのタイムにも位置する。
【００３７】
次いで、光ディスクの主情報の再生が、対応する補助情報が再生と協働する必要があるタイムスポット（または、位置）に至ったか否かが検知される（ステップS470）。もし、それが、主情報が再生と協働する補助情報を必要とするタイムスポット（または、位置）に至っていないならば、プレーヤは、光ディスクの主情報を再生し続ける（ステップS480）であろう。次で、光ディスクの主情報の再生が、主情報が再生と協働する補助情報を必要とするタイムスポット（または、位置を定める）に至っているか否か（ステップS470）が、再び検出される。もし、それが主情報が再生するために協働する補助情報を必要とするタイムスポット（または、位置を定める）に至っていないならば、プレーヤは、バッファ管理装置33に対応する補助情報入力を前もって読込むであろう。次いで、プレーヤは、光ディスクの主情報と同期して協働する補助情報を再生する（ステップS490）。
【００３８】
バッファ管理装置33で補助情報を再生し終わった後に、再生された補助情報は、命令ドキュメント20の命令に従って適時に消去される（ステップS500）であろう。
【００３９】
結局、光ディスクを再生し続けるべきか否か（ステップS510）を検出し、そしてもし、プレーヤが光ディスクを再生し続けるならば、それは、光ディスクを再生し続ける（ステップS400）ために戻りかつ以前のステップを繰り返す。もし、プレーヤが光ディスクを再生し続ける必要がないならば、それは、再生を終了する（ステップS490）であろう。
【００４０】
上述したことは、本発明の、単なる一実施例に過ぎず、さらに、本発明の再生方法は、次の工程で実施することも可能である。
【００４１】
(1) もし、命令ドキュメントに関連しかつバッファ管理装置33に入力する必要がある補助情報が、ハードディスクまたは他のローカル装置のようなプレーヤ30のローカルメモリ素子内に存在していたならば、補助情報は、バッファ管理装置33に入力させる必要はなく（すなわち、補助情報をバッファ管理装置33に入力するプロセスが、存在せず）、それは、直接ハードディスクまたは他の装置から読出され、かつ、光ディスクの主情報と協働して再生されるであろう。
【００４２】
(2) ネットワークの速度が、十分に速くないことが検出されると、（命令ドキュメントによって提供される戦略によって実現することができる）他の手段（例えば、再試行を待つ、中止、及びバックアップ補助情報へのスイッチング）が、採用されるであろう。
【００４３】
(3) もし、プレーヤの速度が十分に速くないならば、（命令ドキュメントによって提供される戦略によって実現することができる）他の手段が、採用されるであろう。例えば、プレーヤ30のプロセッサ速度が500MIPSを越えるときには、入力補助情報は、JAVA（登録商標）アプリケーションプログラムであるが、プロセッサ速度が500MIPS未満のときには、画像のみが入力される。
【００４４】
光ディスク、光ディスクのプレーヤかつ本発明の再生方法は、光ディスクの主情報の同期再生を調整してかつ流暢な再生を実現させるように、光ディスクの再生の間、プレーヤによって光ディスクに格納される命令ドキュメントを説明することによって、前もって補助情報をバッファ管理装置に入力することを命令する。
【００４５】
本発明が具体例を参照して説明されたが、さまざまな置換、修正及び変更が、当業者に対して明らかである。従って、本発明は、添付の請求項によって規定される趣旨及び範囲内でこのような全ての置換、修正及び変更を含む。
【図面の簡単な説明】
【００４６】
【図１】従来の光ディスクの構造の略図を示す;
【図２】本発明の実施例の光ディスクの命令ドキュメントの構造の略図を示す;
【図３】本発明の実施例のプレーヤの構造の略図を示す;
【図４】本発明の一実施例の再生フローチャートを示す。
【技術分野】
【０００１】
本発明は光ディスク、光ディスクプレーヤ及びその再生方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
光ディスク及び光ディスクを再生する技術の急速な発展に伴って、光ディスクの多くのコンテンツ供給元が、光ディスクのコンテンツを作るさいに、娯楽かつ再生効果を強化するために（補助情報と呼ばれる）他の情報を提供する様になってきている。補助情報は、主情報とは別に光ディスクに格納され、またはネットワークサーバに格納される。すなわち、それは、主情報のコードストリームには多重化されない。ネットワークサーバに格納される補助情報は、適時に更新させることができるので、それは、ユーザにより多くの娯楽かつより良好な再生パフォーマンスを提供しかつディスクストレージの負担を減らす。
【０００３】
光ディスクの補助情報は、主情報の編集が終わるまで、通常得ることができない。例えば、それは、他の協力者によって提供されるかまたはその後の情報に基づいて編集される。もし、この情報が、光ディスクの主情報を編集するときにそこで編集されるならば、それは、おそらく補助情報の不完全性という結果になる。
【０００４】
図1に示されるように、光ディスク10は、主情報を主情報領域11に、かつ補助情報を補助情報領域12に格納する。このような格納方法は、便利であるのみならず、娯楽性及び再生パフォーマンスを改善する。
【０００５】
更に、光ディスクの主情報を再生する間には、それは、順番に再生させるために、一つ以上の再生リストに論理的に分けられ、かつ、補助情報は、再生と協働して特定の位置または各再生リストのタイムで挿入する必要があるかもしれない。
【０００６】
補助情報は、通常、（再生リストの数を規定する）光ディスク10の主情報に対応する再生リストID、及び再生リストの補助情報であるタイム、アドレスかつリンク等を備える。補助情報は、光ディスクの主情報と時間で同期していて、かつ、コンテンツにおいても互換性を持つ。対応するURLは、補助情報が協働するために必要な光ディスクの主情報の各位置で、対応する補助情報とリンクするように規定される。
【０００７】
上述した補助情報は、通常、JAVA（登録商標）（またはＣ言語または他のコンピュータ言語）アプリケーションプログラム、オーディオ、副題、画像、アニメーションまたはウェブページを備える。さらにまた、このような補助情報は、主情報のコードストリームに多重化されておらず、かつ再生中の主情報のコードストリームとも多重化されていない。それは、プレーヤのバッファにさえ読込まれれば良く、かつ、光ディスクの主情報と協働して再生される。通常、前述の補助情報を格納するために用いられるディスクには、例えば、ブルーレイディスク、拡張DVDなど多くの種類の光ディスクが、存在する。
【０００８】
しかしながら、光ディスクを再生する際に、プレーヤは、光ディスク上の主情報領域に格納されている主情報を常に読込む必要があるのみならず、光ディスクの補助情報領域の補助情報を読込むために、光ヘッドを移動させなければならない。光ヘッドが、非常に頻繁に移動すると、再生は、明らかに、流暢でなくなりかつ中断してしまうことさえあり、これは、ユーザの光ディスク情報の視聴に対する関心に影響を与えることにもなる。
【０００９】
加えて、補助情報がネットワークサーバからプレーヤにダウンロードされる場合、ダウンロードされた補助情報は、光ディスクから直接読み出される情報と共にある（すなわち、ダウンロードする間に、光ディスクは再生されている）。ダウンロードされた補助情報は、光ディスクから直接読み出される情報に対して遅れている可能性がある。何故ならば、ネットワークサービス品質（QoS）は、ほとんど保証することができないので、継ぎ目のない再生を実現させることが難しいからである。特に、ネットワークの速度とバンド幅が充分でない場合には、継ぎ目のない再生を実現させることはより難しくなるであろう。そして、画像とオーディオとの割込みまたは不一致のような現象は、光ディスク情報をユーザが視聴するさいの関心に影響することになる。
【００１０】
前述の問題を解決するために、光ディスクの主情報の再生と協働させる前に、補助情報をダウンロードすることが必要であり、かつ、補助情報領域の補助情報は、完全にダウンロードされるかまたはプレーヤバッファに読込まれ、そして、次いで、続いて光ディスクの主情報と協働して再生される。しかしながら、これは、他のトラブルを伴う。補助情報がバッファに完全に読込まれるまで、ユーザは待たなければならなく、ディスク情報を視聴することができない。これは、明らかに、ユーザがディスク情報を視聴することへの熱意に影響を与えるであろう。一方、空間が限定されたバッファは、このような情報全てに適応することができない。
【００１１】
従って、光ディスク、光ディスクプレーヤ及びその再生方法は、前述の欠点を解決する必要がある。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【００１２】
本発明によると、前もって命令ドキュメントを説明することによって、バッファ管理装置に補助情報を入力する種類の光ディスクの再生方法とプレーヤが、提供される。命令ドキュメントは、補助情報を再生するタイムと位置、及びバッファ管理装置に読込まれるタイムを備える、XMLまたは他の言語によって編集された一種のドキュメントを参照する。
【００１３】
更に、本発明は、命令ドキュメントを有する光ディスクを提供する。
【００１４】
本発明の光ディスクを再生する方法は、命令ドキュメントを説明するステップと、光ディスクの対応している主情報の再生と協働するために説明された命令ドキュメントに従って前もって補助情報を読込むステップと、補助情報が必要なときに前もって読込まれた補助情報と協働して、対応する主情報を再生するステップとを含む。
【００１５】
本発明で記載されるプレーヤは、説明装置とバッファ管理装置とを備えている。説明装置は、命令ドキュメントを説明するために用いられ、バッファ管理装置は、説明された命令ドキュメントに従って前もって補助情報を得、続いて光ディスクの主情報の再生と協働するために使用される。
【００１６】
本発明で記載される光ディスクは、主情報と、主情報とは別に格納された補助情報とを含み、かつ、光ディスクが、主情報と協働する補助情報を再生することを命令する部分も含むことを特徴とする。
【００１７】
本発明で記載される光ディスク、光ディスクプレーヤ及びその再生方法は、光ディスクに格納される命令ドキュメントを説明し、かつ再生の間に前もってバッファ管理装置に補助情報を入力することを命令する。次いで、光ディスクの主情報と協働する補助情報を再生し、このことにより、流暢な再生プロセスが提供される。
【００１８】
本発明の他の目的と達成及び本発明の完全な理解は、添付の図面を参照して、以下の説明と請求項を参照することによってより明白かつより明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１９】
本発明が、以下に、具体例によりかつ添付された概略図を参照して詳述される。全ての図面において、同じ数字は、同じまたは対応する特徴及び機能を示す。
【００２０】
図2は、命令ドキュメント20の論理構造を示す。命令ドキュメント20は、XMLまたは他の言語によって編集され、かつ光ディスク10（図1に示される）またはネットワークサーバ（図示せず）に格納される。
【００２１】
命令ドキュメント20は、光ディスクの補助情報に関する命令ドキュメント21とネットワークに関する補助情報に関する命令ドキュメント22を備える。光ディスクに関する補助情報に関する命令ドキュメント21は、主に、光ディスクの補助情報領域12に格納される補助情報のために編集され、ネットワークに関する補助情報に関する命令ドキュメント22は、（ここでは図示されない）ネットワークサーバに格納される補助情報のために編集される。
【００２２】
光ディスクに関する補助情報に関する命令ドキュメント21は、エンティティ命令情報の一つ以上の部分、例えば、エンティティ命令情報1、エンティティ命令情報2、及びエンティティ命令情報Ｎを含む。各々のエンティティ命令情報は、例えば、アニメーション、JAVA（登録商標）適用、ゲームかつ本発明の背景技術において述べられる他の情報の様な光ディスクの主情報を再生することの調整のための補助情報を記載するために用いられる。
【００２３】
各々のエンティティ命令情報は、対応する補助情報が主情報と協働して再生されるときの再生リストのID、エンティティ命令情報によって記載される補助情報をバッファ管理装置に読込むまたはダウンロードするためのタイム、バッファ管理装置から補助情報を消去するためのタイム、補助情報のURL（ネットワークサーバに格納される情報に対応するURLまたは光ディスクの補助情報領域に格納される補助情報のURL）、実際に再生のために使用される補助情報のタイム、及び、補助情報のサイズを含む。
【００２４】
加えて、各々のエンティティコマンド情報は、また、バックアップとして使用される補助情報URL、ネットワークの速度が十分でなくまたはネットワークがブロックされると言う問題を解決するための戦略（例えば、再試行まで待つこと、中止することまたはネットワーク速度にマッチする補助情報またはバックアップ補助情報にスイッチングすること、これは、以下に詳述される）、及びプレーヤの速度が十分に速くない問題を解決するための戦略（例えば、プレーヤの速度とマッチするバックアップ補助情報にスイッチングすること、これは、以下に詳述される）を含む。
【００２５】
バッファにエンティティコマンド情報によって記載される補助情報を読み込むかまたはダウンロードすることは、補助情報を再生する前であればいつでも良く、補助情報の消去は、補助情報を再生した後であれば、いつでも良い。
【００２６】
ネットワーク上の補助情報に関する命令ドキュメント22に含まれる情報は、光ディスクに関する補助情報に関する命令ドキュメント21に含まれる情報と実質的に類似している（これは、ここでは詳述されない）。光ディスクを再生する際、もしそれがネットワークに接続されていないならば、プレーヤは、ネットワークに関する補助情報（次に記載される）に関する命令ドキュメント22を説明することを省略する点で、相違がある。
【００２７】
図3は、本発明のプレーヤの実施例の構造の図を示す。プレーヤ30は、読込み装置31、説明装置32、バッファ管理装置33、インターネット管理装置34かつプロセッサ35を備える。プロセッサ35は、プレーヤ30の他の要素の動作プロセスをサポートするために用いられる。
【００２８】
読込み装置31は、光ディスクなどに関する主情報、補助情報及び命令ドキュメント20（図2に示される）を読込むために用いられる。説明装置32は、読込み装置31によって読込まれる命令ドキュメント20を説明し、かつ説明された命令ドキュメント20に従ってバッファ管理装置32に、（光ディスクの補助情報領域から直接に読込むこと、及びネットワークサーバからダウンロードすることを含め、これは、一般に「入力」と呼ばれる）補助情報を入力する命令を送るために用いられる。命令は、通常、図2に示されるエンティティコマンド情報に含まれる情報を含む。
【００２９】
バッファ管理装置33は、説明装置32によって送られる補助情報を入力する命令によって前もって対応する補助情報を得てかつ格納するために用いられるので、光ディスクの主情報の再生と協働することが必要である際には、補助情報を、説明装置31から読込むことができる。バッファ管理装置32は、説明装置32によって送られる命令の再生された補助情報を適時にクリアするためにも用いられる。もちろん、バッファ管理装置33によって得られる補助情報は、光ディスクの補助情報領域から読込まれる補助情報及びネットワーク管理装置34からダウンロードされる補助情報を含む。
【００３０】
ネットワーク管理装置34は、プレーヤ30がネットワークに接続しているか否かを検出するために用いられ、かつ、もしプレーヤがネットワークに接続されていないならば、それは、説明装置32に、（図2に示される）命令ドキュメント20のネットワークの補助情報に関する命令ドキュメント22を処理することを知らせるであろう。従って、バッファ管理装置33は、ネットワーク管理装置34が、対応する補助情報をダウンロードすることを必要としない。
【００３１】
また、ネットワーク管理装置は、ネットワークサーバに格納されている新規な命令ドキュメント20が存在するか否かを検出するために用いられ、かつもし、新規な命令ドキュメントがネットワークサーバに存在しないならば、説明装置32は光ディスク内の古い命令ドキュメント20を説明する。もし、命令ドキュメント20が更新されているならば、ネットワーク管理装置34は、更新された命令ドキュメントをダウンロードし、かつ説明モジュール33は更新された命令ドキュメント20を説明するであろう。更新された命令ドキュメント20が存在する理由は、一度、光ディスクが、販売されると、光ディスクのコンテンツ供給元またはコンテンツ供給元によって許可される他の協力者が、ユーザにより多くの娯楽またはより良好な再生効果を提供するために、多くの新規な補助情報を供給することができることにある。
【００３２】
図4は、本発明の光ディスク再生方法の実施例のフローチャートを示す。プレーヤ30は、光ディスクを再生し（ステップS400）、かつそれが、光ディスクの再生中にネットワークに接続されているか否か（ステップS410）を検出する。
【００３３】
検出の後、プレーヤ30がネットワークに接続されていないことが、発見されると、命令ドキュメント20内の光ディスクの補助情報に関する（図2に示される）命令ドキュメントが説明され（ステップS430）、説明された命令ドキュメント20の命令に従って前もってダウンロードされた補助情報または光ディスクに関する補助情報が（図3に示される）バッファ管理装置33に入力される。光ディスクが既に公表されているので、命令ドキュメント20に新規なバージョンが存在するか否かが検出され（ステップS420）、検出後、プレーヤ30がネットワークに接続されていることが、発見される場合には、光ディスクのコンテンツ供給元またはコンテンツ供給元によって許可される他の協力者は、新規な娯楽またはより良いパフォーマンスに対し情報を提供することができる。その結果、命令ドキュメント20はそのように変更される。
【００３４】
もし、新規な命令ドキュメント20がネットワークに存在しない場合には、光ディスクについての補助情報に関する命令ドキュメント21及びネットワークについての補助情報に関する命令ドキュメント22を含めて、光ディスクに格納される古い命令ドキュメント20が説明される（ステップS440）。もし、新規な命令ドキュメント20がネットワークに存在する場合には、光ディスクについての補助情報に関する命令ドキュメント21かつネットワークについての補助情報に関する命令ドキュメント22を含めて、新規な命令ドキュメント20が説明される（ステップS450）。
【００３５】
続いて、説明された命令ドキュメント20に従って、前もってダウンロードされた補助情報または光ディスクに関する補助情報が、バッファ管理装置33（図3に図示される）に入力される（ステップS460）。
【００３６】
命令ドキュメント20は、バッファ管理装置33に補助情報を入力する上記のプロセスが、どのような補助情報をどのタイムスポットに入力するかについて、命令し、かつ、対応する補助情報は、実際に、光ディスクの主情報の再生と協調する前には、これらのタイムスポットは何れのタイムにも位置する。
【００３７】
次いで、光ディスクの主情報の再生が、対応する補助情報が再生と協働する必要があるタイムスポット（または、位置）に至ったか否かが検知される（ステップS470）。もし、それが、主情報が再生と協働する補助情報を必要とするタイムスポット（または、位置）に至っていないならば、プレーヤは、光ディスクの主情報を再生し続ける（ステップS480）であろう。次で、光ディスクの主情報の再生が、主情報が再生と協働する補助情報を必要とするタイムスポット（または、位置を定める）に至っているか否か（ステップS470）が、再び検出される。もし、それが主情報が再生するために協働する補助情報を必要とするタイムスポット（または、位置を定める）に至っていないならば、プレーヤは、バッファ管理装置33に対応する補助情報入力を前もって読込むであろう。次いで、プレーヤは、光ディスクの主情報と同期して協働する補助情報を再生する（ステップS490）。
【００３８】
バッファ管理装置33で補助情報を再生し終わった後に、再生された補助情報は、命令ドキュメント20の命令に従って適時に消去される（ステップS500）であろう。
【００３９】
結局、光ディスクを再生し続けるべきか否か（ステップS510）を検出し、そしてもし、プレーヤが光ディスクを再生し続けるならば、それは、光ディスクを再生し続ける（ステップS400）ために戻りかつ以前のステップを繰り返す。もし、プレーヤが光ディスクを再生し続ける必要がないならば、それは、再生を終了する（ステップS490）であろう。
【００４０】
上述したことは、本発明の、単なる一実施例に過ぎず、さらに、本発明の再生方法は、次の工程で実施することも可能である。
【００４１】
(1) もし、命令ドキュメントに関連しかつバッファ管理装置33に入力する必要がある補助情報が、ハードディスクまたは他のローカル装置のようなプレーヤ30のローカルメモリ素子内に存在していたならば、補助情報は、バッファ管理装置33に入力させる必要はなく（すなわち、補助情報をバッファ管理装置33に入力するプロセスが、存在せず）、それは、直接ハードディスクまたは他の装置から読出され、かつ、光ディスクの主情報と協働して再生されるであろう。
【００４２】
(2) ネットワークの速度が、十分に速くないことが検出されると、（命令ドキュメントによって提供される戦略によって実現することができる）他の手段（例えば、再試行を待つ、中止、及びバックアップ補助情報へのスイッチング）が、採用されるであろう。
【００４３】
(3) もし、プレーヤの速度が十分に速くないならば、（命令ドキュメントによって提供される戦略によって実現することができる）他の手段が、採用されるであろう。例えば、プレーヤ30のプロセッサ速度が500MIPSを越えるときには、入力補助情報は、JAVA（登録商標）アプリケーションプログラムであるが、プロセッサ速度が500MIPS未満のときには、画像のみが入力される。
【００４４】
光ディスク、光ディスクのプレーヤかつ本発明の再生方法は、光ディスクの主情報の同期再生を調整してかつ流暢な再生を実現させるように、光ディスクの再生の間、プレーヤによって光ディスクに格納される命令ドキュメントを説明することによって、前もって補助情報をバッファ管理装置に入力することを命令する。
【００４５】
本発明が具体例を参照して説明されたが、さまざまな置換、修正及び変更が、当業者に対して明らかである。従って、本発明は、添付の請求項によって規定される趣旨及び範囲内でこのような全ての置換、修正及び変更を含む。
【図面の簡単な説明】
【００４６】
【図１】従来の光ディスクの構造の略図を示す;
【図２】本発明の実施例の光ディスクの命令ドキュメントの構造の略図を示す;
【図３】本発明の実施例のプレーヤの構造の略図を示す;
【図４】本発明の一実施例の再生フローチャートを示す。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
(a) 命令ドキュメントを説明するステップ、
(b) 前記説明された命令ドキュメントに従って光ディスクの対応する主情報の再生と協働するために、前もって補助情報を読込むステップ、及び
(c) 前記補助情報が必要なときに前記前もって読込まれた補助情報と協働して対応する主情報を再生するステップ
を有する光ディスクを再生する方法。
【請求項２】
前もって読込まれた補助情報が、前もってバッファ管理装置に入力されている請求項１に記載の光ディスクを再生する方法。
【請求項３】
前記前もって読込まれた情報が、ネットワークからダウンロードされた、または前記光ディスクから直接読込まれた前記補助情報の少なくとも一つを含む請求項１又は２に記載の光ディスクを再生する方法。
【請求項４】
(a) 再生と協働する前記補助情報を必要とする前記主情報の位置を取得するステップ、
(b) 前もって前記補助情報を読込むステップ、及び
(c) 前記位置で前もって読込まれた前記補助情報と協働して前記主情報を再生するステップ
を有する光ディスクを再生する方法。
【請求項５】
命令文書を説明することを更に含む請求項４に記載の光ディスクを再生する方法。
【請求項６】
ステップ(a)において、 再生と協働する前記補助情報を必要とする前記主情報の前記位置が、前記説明された命令ドキュメントに従って得られる請求項５に記載の光ディスクを再生する方法。
【請求項７】
ステップ（b）において、前記説明された命令ドキュメントに従って前もって読込まれた前記補助情報を得る請求項５に記載の光ディスクを再生する方法。
【請求項８】
前もって前記補助情報を読込むことが、前もって前記補助情報をバッファ管理装置に入力するときに実施される請求項4〜7の何れかに記載の光ディスクを再生する方法。
【請求項９】
命令ドキュメントを説明するための説明装置と、
続いて前記光ディスクの前記主情報を再生することと協働するために、前記説明された命令ドキュメントに従って前もって前記補助情報を得るためのバッファ管理装置とを、備える光ディスクプレーヤ。
【請求項１０】
前記ネットワーク上に前記更新された命令ドキュメントが存在するか否かを検出するためのネットワーク管理装置を、更に含む請求項９に記載のプレーヤ。
【請求項１１】
主情報及び前記主情報とは別に格納される補助情報を含む光ディスクにおいて、前記光ディスクが、前記補助情報と協働して主情報を再生することを命令する部分を含む光ディスク。
【請求項１２】
前記部分が、命令ドキュメントを含む請求項11に記載の光ディスク。
【請求項１３】
前記補助情報と協働してディスクの前記主情報を再生するときに、前記命令ドキュメントが、再生しているリストに対応するIDと、物理コマンド情報によって記載されている前記補助情報を入力するタイムスポットと、前記バッファから前記補助情報をクリアするタイムスポットとを、含む請求項11または12に記載の光ディスク。
【請求項１４】
前記命令ドキュメントが、バックアップとして使用される前記URLと、前記物理コマンド情報に含まれる前記情報のサイズが小さ過ぎかつネットの前記速度が十分に速くない問題を解決するための戦略と、プレーヤの状態とマッチさせるための戦略と、前記物理命令ドキュメントが入力される必要がある前記目的バッファゾーンとを、含む請求項13に記載の光ディスク。
【請求項１】
(a) 命令ドキュメントを説明するステップ、
(b) 前記説明された命令ドキュメントに従って光ディスクの対応する主情報の再生と協働するために、前もって補助情報を読込むステップ、及び
(c) 前記補助情報が必要なときに前記前もって読込まれた補助情報と協働して対応する主情報を再生するステップ
を有する光ディスクを再生する方法。
【請求項２】
前もって読込まれた補助情報が、前もってバッファ管理装置に入力されている請求項１に記載の光ディスクを再生する方法。
【請求項３】
前記前もって読込まれた情報が、ネットワークからダウンロードされた、または前記光ディスクから直接読込まれた前記補助情報の少なくとも一つを含む請求項１又は２に記載の光ディスクを再生する方法。
【請求項４】
(a) 再生と協働する前記補助情報を必要とする前記主情報の位置を取得するステップ、
(b) 前もって前記補助情報を読込むステップ、及び
(c) 前記位置で前もって読込まれた前記補助情報と協働して前記主情報を再生するステップ
を有する光ディスクを再生する方法。
【請求項５】
命令文書を説明することを更に含む請求項４に記載の光ディスクを再生する方法。
【請求項６】
ステップ(a)において、 再生と協働する前記補助情報を必要とする前記主情報の前記位置が、前記説明された命令ドキュメントに従って得られる請求項５に記載の光ディスクを再生する方法。
【請求項７】
ステップ（b）において、前記説明された命令ドキュメントに従って前もって読込まれた前記補助情報を得る請求項５に記載の光ディスクを再生する方法。
【請求項８】
前もって前記補助情報を読込むことが、前もって前記補助情報をバッファ管理装置に入力するときに実施される請求項4〜7の何れかに記載の光ディスクを再生する方法。
【請求項９】
命令ドキュメントを説明するための説明装置と、
続いて前記光ディスクの前記主情報を再生することと協働するために、前記説明された命令ドキュメントに従って前もって前記補助情報を得るためのバッファ管理装置とを、備える光ディスクプレーヤ。
【請求項１０】
前記ネットワーク上に前記更新された命令ドキュメントが存在するか否かを検出するためのネットワーク管理装置を、更に含む請求項９に記載のプレーヤ。
【請求項１１】
主情報及び前記主情報とは別に格納される補助情報を含む光ディスクにおいて、前記光ディスクが、前記補助情報と協働して主情報を再生することを命令する部分を含む光ディスク。
【請求項１２】
前記部分が、命令ドキュメントを含む請求項11に記載の光ディスク。
【請求項１３】
前記補助情報と協働してディスクの前記主情報を再生するときに、前記命令ドキュメントが、再生しているリストに対応するIDと、物理コマンド情報によって記載されている前記補助情報を入力するタイムスポットと、前記バッファから前記補助情報をクリアするタイムスポットとを、含む請求項11または12に記載の光ディスク。
【請求項１４】
前記命令ドキュメントが、バックアップとして使用される前記URLと、前記物理コマンド情報に含まれる前記情報のサイズが小さ過ぎかつネットの前記速度が十分に速くない問題を解決するための戦略と、プレーヤの状態とマッチさせるための戦略と、前記物理命令ドキュメントが入力される必要がある前記目的バッファゾーンとを、含む請求項13に記載の光ディスク。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公表番号】特表２００７−５１１８６１（Ｐ２００７−５１１８６１Ａ）
【公表日】平成１９年５月１０日（２００７．５．１０）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−５３９０３９（Ｐ２００６−５３９０３９）
【出願日】平成１６年１１月７日（２００４．１１．７）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＩＢ２００４／０５２３２５
【国際公開番号】ＷＯ２００５／０４５８４４
【国際公開日】平成１７年５月１９日（２００５．５．１９）
【出願人】（５９００００２４８）コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Ｆターム（参考）】
【公表日】平成１９年５月１０日（２００７．５．１０）
【国際特許分類】
【出願日】平成１６年１１月７日（２００４．１１．７）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＩＢ２００４／０５２３２５
【国際公開番号】ＷＯ２００５／０４５８４４
【国際公開日】平成１７年５月１９日（２００５．５．１９）
【出願人】（５９００００２４８）コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Ｆターム（参考）】
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