説明

光学フィルムの製造方法

【課題】短時間で乾燥でき、その場合であっても乾燥工程におけるペレット同士の合着やペレットの欠けもしくは割れが生じ難く、乾燥されたペレットを用いて溶融押出することにより、押出機における押出変動をほとんど生じさせることなく、外観欠点が少ない光学フィルムを安定に得ることを可能とする光学フィルムの製造方法を提供する。
【解決手段】熱可塑性ノルボルネン系ポリマーを溶融押出することにより、光学フィルムを製造する方法であって、前記熱可塑性ノルボルネン系ポリマーとして、最大寸法方向の寸法平均値が1〜3mm、最小寸法方向の寸法平均値が0.5〜3mmであり、比表面積が18cm/g以上の熱可塑性ノルボルネン系ポリマーを主体とするペレットを乾燥して用いる、光学フィルムの製造方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学装置やディスプレイ装置などに用いられる光学フィルムに関し、より詳細には、熱可塑性ノルボルネン系ペレットを溶融押出することにより光学フィルムを製造する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、液晶表示装置の位相差フィルムなどに用いられる光学フィルムとして、熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマーからなるフィルムが用いられている。熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマーを押出成形することにより、光学フィルムを製造しようとすると、原料となる熱可塑性飽和ノルボルネン系ポリマーのペレット中に含まれる水分などの影響により、Tダイから溶融樹脂が吐出される際に発泡し、それによって得られたフィルムが破断したり、フィルムに穴が生じたりするという問題があった。
【0003】
また、押出成形により得られたフィルム内部に微細な欠陥が生じ、光学フィルムとして求められる外観品質が十分でなかったり、フィルムの機械的強度が低下することもあった。
【0004】
そのため、成形前に、熱可塑性ノルボルネン系ポリマーの原料ペレットを予め加熱により乾燥し、水分を除去する必要があった。
【0005】
下記の特許文献1には、ミクロボイドを有しない成形品を得るためのポリマーの乾燥方法が記載されている。特許文献1に記載の乾燥方法では、ポリマーのガラス転移温度Tg以下の高温下において、熱可塑性樹脂ペレットの内部まで十分に乾燥するには、乾燥時間を長くすればよいことが示されている。しかしながら、ペレット中に、Tgよりも低い融点の可塑剤・安定剤・滑剤・帯電防止剤などの添加剤が含有されている場合には、ペレットの内部まで十分に乾燥されるまでの間に、ペレットの表層部において添加剤成分が溶融し、ペレット同士が熱融着することがあった。このペレット同士の熱融着によりブロッキングが生じると、乾燥機からペレットを円滑に排出することができなくなる。また、ペレットの見かけ比重が上記ブロッキングにより変動し、押出機内における充満率が変動したり、溶融ゾーン長の変動が生じたりするため、押出成形条件が安定しなくなり、得られるフィルムの品質がばらつくという問題があった。
【特許文献1】特許第3183273号掲載公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述した従来技術の現状に鑑み、熱可塑性ノルボルネン系ポリマーを溶融押出することにより、光学フィルムを製造する方法であって、熱可塑性ノルボルネン系ポリマーの乾燥後の熱融着によるブロッキングが生じ難く、従って、乾燥機からペレットを円滑に取り出し、溶融押出によりフィルムを製造することができ、しかも品質の安定な光学フィルムを得ることを可能とする光学フィルムの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、熱可塑性ノルボルネン系ポリマーを溶融押出することにより、光学フィルムを製造する方法であって、前記熱可塑性ノルボルネン系ポリマーとして、最大寸法方向の寸法平均値が1〜3mm、最小寸法方向の寸法平均値が0.5〜3mmであり、比表面積が18cm/g以上の熱可塑性ノルボルネン系ポリマーを主体とするペレットを乾燥して用いることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る光学フィルムの製造方法では、上記ペレットとしては、好ましくは、比重が0.9〜1.1のペレットが用いられる。比重が0.9〜1.1の範囲のペレットを用いることにより、ペレット内部に気泡が存在し難いため、押出成形時に発泡が生じ難く、また異物の混入も生じ難いため、押出成形により得られた物性や外観がより一層高められる。
【0009】
また、本発明の光学フィルムの製造方法では、好ましくは上記熱可塑性ノルボルネン系ポリマーの引張弾性率は2000〜3000MPaの範囲とされ、それによって、押出成形により得られた光学フィルムがもろくなり難く、かつ2次加工性をより一層高めることが可能となる。
【0010】
本発明の光学フィルムの製造方法では、上記ペレットの乾燥時の雰囲気温度は、好ましくは、熱可塑性ノルボルネン系ポリマーのガラス転移温度Tgよりも低い温度で行われ、それによって、ペレットの合着を確実に防止することができる。また、上記乾燥に際しては、好ましくは、ペレットの含水率が0.1重量%以下となるように行われ、それによって、押出成形時の発泡をより一層確実に抑制でき、内部に微細な欠陥が生じ難い、品質のより一層良好かつ安定な光学フィルムを得ることができる。
【0011】
以下、本発明の詳細を説明する。
【0012】
本発明に係る製造方法は、最大寸法方向の寸法平均値が1〜3mm、最小寸法方向の寸法平均値が0.5〜3mmであり、比表面積が18cm/g以上の熱可塑性ノルボルネン系のペレットを乾燥して用いることを特徴とする。ペレットの最大寸法方向の寸法平均値及び最小寸法方向の寸法の平均値が3mmを超えると、ペレットが大きくなり過ぎ、乾燥に長時間を有し、ペレット表層における添加剤成分が溶融し、ペレット同士の乾燥に際しての熱融着が生じやすくなる。ペレットの最大寸法方向の寸法平均値が1mm未満の場合には、ペレット自体が微細化して押出機のスクリューにこびりつき、焼けが生じやすくなる。一般に、微粉末や樹脂塵が生じると、押出機のスクリューの根本にこびりつき、焼けが生じやすくなったり、得られる光学フィルム中にゲルや黒点などの外観欠点が生じることとなる。
【0013】
また、ペレットの最小寸法方向の寸法平均値が0.5mm未満の場合には、ペレットが細長い形状となり、ペレットの割れや欠けが生じ、微粉末や樹脂塵が生じやすくなる。従って、上記ペレットは、最大寸法方向の寸法平均値が1〜3mmであり、最小寸法方向の寸法平均値が0.5〜3mmの範囲であることが必要である。より好ましくは、上記最大寸法方向の寸法平均値は、2〜3mm、最小寸法方向の寸法平均値は、1.5〜3の範囲とされ、この場合、乾燥に際してのペレット同士の合着を確実に抑制でき、かつ微粉末や樹脂塵の発生が生じ難く、押出機のスクリュー等へのこびりつきや焼けをより確実に防止することができる。
【0014】
また、上記ペレットの比表面積が、18cm/g未満の場合、ペレットの乾燥時間が長くなり、ペレット表層部における添加剤成分が乾燥に際して溶融しやすくなり、ペレット同士の合着が生じやすくなる。また、ペレット比表面積は大きい程、乾燥効率を高めることができ好ましい。従って、現実のペレットの比表面積には上限は存在するが、本発明の課題を解決する上では比表面積の上限値は特に限定されるものではない。
【0015】
また、ペレットの形状は、上記寸法関係及び比表面積を満たす限り、特に限定されず、円柱や円筒などの任意の形状とし得る。
【0016】
本発明に係る製造方法では、熱可塑性ノルボルネン系ポリマーのペレットとして、上記特定の寸法範囲及び特定の比表面積範囲のペレットを乾燥して用いることにより、乾燥時間を短縮することができ、乾燥時のペレット同士の熱融着を抑制することができるとともに、微粉末や樹脂塵の発生を抑制でき、溶融押出に際しての押出機への微粉末や樹脂塵のこびりつきを抑制でき、また、外観欠点の少ない光学フィルムを得ることが可能となる。
【0017】
好ましくは、上記ペレットの比重は、0.9〜1.1の範囲とされる。比重が0.9未満の場合、ペレット内部に気泡が存在し、溶融押出に際して発泡を引き起し、得られた光学フィルムに孔が生じたり、光学フィルムの外観が悪化することがある。比重が1.1よりも大きい場合には、ペレット内部に異物が混入している可能性が高くなり、押出成形により得られた光学フィルムの物性や外観が悪化するおそれがある。
【0018】
また、上記熱可塑性ノルボルネン系ポリマーの引張弾性率は2000〜3000MPaの範囲であることが好ましい。引張弾性率が3000MPaよりも高くなると、ペレットの乾燥時の割れや欠けが生じやすくなり、また、押出成形により得られたフィルムが脆くなるおそれがある。引張弾性率が2000MPaよりも低くなると、押出成形により得られた光学フィルムの二次加工性が悪化するおそれがある。
【0019】
上記ペレットの乾燥に際しては、乾燥時の雰囲気温度は熱可塑性ノルボルネン系ポリマーのガラス転移温度Tgよりも低くされることが好ましい。Tgよりも乾燥時の雰囲気温度が高くなると、熱可塑性ノルボルネン系ポリマー同士の合着が生じやすくなる。また、乾燥時間は、60分以下であることが望ましい。60分より長くなると、ペレットの表層部において、添加剤成分が溶融しやすくなる。
【0020】
また、上記乾燥に際しては、ペレットの含水率が0.1重量%以下となるように乾燥することが望ましい。含水率が0.1重量%よりも高い場合には、押出成形時に発泡したり、得られたフィルムの内部に微細な欠陥が生じることがある。
【0021】
上記熱可塑性ノルボルネン系ポリマーを主体とするペレットは、熱可塑性ノルボルネン系ポリマーのみから形成されていてもよいが、熱可塑性ノルボルネン系ポリマーの他に、添加剤が含有されていてもよい。このような添加剤としては、ペレットの形成や押出成形を容易にするための加工助剤的なものや、得られるフィルムの諸物性を改良するための改質剤的なものが例示され、具体的には、酸化防止剤をはじめとする各種安定剤、滑剤、可塑剤、軟化剤、帯電防止剤等が挙げられる。
【0022】
本発明に係る光学フィルムの製造方法では、上記特定の熱可塑性ノルボルネン系ポリマーを主体とするペレットを乾燥した後、溶融押出することにより光学フィルムが得られる。上記ペレットを乾燥する装置については特に限定されず、乾燥時の雰囲気温度を上記好ましい範囲に設定し得る適宜の加熱乾燥装置を用いることができる。また、溶融押出法自体は従来より公知の押出機を用いて行い得る。すなわち、押出機は特に限定されず、例えばTダイが備えられた単軸押出機、二軸押出機などを適宜用いることができる。また、押出機から押出されたフィルムは、適宜の冷却装置を用いて冷却させることが望ましい。この冷却装置についても特に限定されないが、代表的には3本ロール方式の冷却装置を用いることができる。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、熱可塑性ノルボルネン系ポリマーを主体とするペレットを乾燥した後、溶融押出することにより光学フィルムが得られているが、ペレットの寸法及び比表面積が上記特定の範囲とされているので、ペレットの成形前の乾燥時間を短縮することができ、ペレット同士の合着が生じ難く、またペレットが割れたり、欠けたりし難く、従って溶融押出機に樹脂がこびりついたり、焼きが生じたりし難い。また、ペレットが速やかにかつ均一に押出機内において溶融するので、発生する剪断応力を最小限に抑制でき、生成される架橋ゲルや焼けを抑制でき、外観欠点の少ない光学フィルムを提供することができる。
【0024】
よって、乾燥されたペレットを用いて溶融押出することより、外観欠点の少ない光学フィルムを安定に提供することができ、例えば液晶表示装置などの表示装置や光学部品に組み込まれた際に優れた品質を発現する光学フィルムを安定に提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明の具体的な実施例及び比較例を挙げることにより、本発明を明らかにする。
【0026】
(実施例1)
熱可塑性ノルボルネン系ポリマー(Ticona社製、商品名:Topas6013、ガラス転移温度Tg=140℃)に対し、滑剤としてグリセリンモノステアレートを両者の合計の0.4重量%を占めるように添加し、混練し、円柱状の熱可塑性ノルボルネン系ポリマーを主体とするペレットを作製した。作製されたペレットにおいて、円柱状の形状の高さ方向寸法及び直径を測定した。その結果、ペレットにおける円柱の高さ方向寸法の平均値は2.3mm、直径の平均値は1.7mmであった。すなわち、ペレットの最大寸法方向の寸法の平均値が2.3mm、最小寸法方向の寸法の平均値が1.7mm、比表面積は31.9cm/gであった。
【0027】
上記ペレットの比重は1.01であり、JIS K T113により測定された引張弾性率は2500MPaであった。
【0028】
また、上記ペレットの含水率をデジタル赤外水分計を用いて測定したところ、0.18重量%であった。
【0029】
次に、上記ペレットをオイルを熱媒体として用いた熱媒体循環加熱方式の温度調節機構が備えられた乾燥装置を用い、120℃の温度で30分間維持し乾燥した。乾燥後のペレットの含水率をデジタル赤外水分計を用いて測定したところ、0.05重量%であり、乾燥に際し、多数のペレットを重なり合うように配置したが、乾燥工程においてペレット同士のブロッキングすなわち合着は生じなかった。
【0030】
次に、乾燥されたペレットを、溶融押出機を用いて溶融押出し、冷却し、光学フィルムを得た。用いた押出機は、口径100mmの単軸押出機であり、有効幅1800mmのTダイを取り付けた。また、冷却装置としては、3本ロール方式の冷却装置を用いた。
【0031】
上記押出機のシリンダの平均温度を260℃、金型温度を260℃とし、吐出量80kg/時間の吐出速度で、厚さ100μm及び幅1800mmのフィルムを連続的に製造したところ、得られたフィルムにおいて発泡や微小な欠陥は認められなかった。また、押出に際し、押出機のスクリューの回転数及びモータの電流値の不安定な挙動はみられず、スクリューの電流値変動は±5%以下と少なく、押出変動は小さかった。
【0032】
(実施例2)
用意したペレットとして、円柱状であり、円柱の高さの平均値が2.8mm、直径の平均値が2.6mm、比表面積は22.3cm/gとされているものを用い、かつ以下の点を除いては、実施例1と同様にして光学フィルムを製造した。なお、ペレットの比重は1.01であり、引張弾性率は2500MPaであり、乾燥前のペレットの含水率は0.18重量%であった。乾燥条件は、温度120℃及び乾燥時間50分としたところ、乾燥後のペレットの含水率は0.05重量%以下であった。
【0033】
実施例2においても、乾燥工程におけるペレット同士の合着は生じなかった。また、押出成形に際してのフィルム内の発泡やフィルムの欠陥はみられず、押出機のスクリュー回転数及びモータの電流値の不安定な挙動も認められず、押出変動は小さかった。
【0034】
(比較例1)
以下の点を除いては、実施例1と同様にして光学フィルムを作製した。ペレットとして、円柱の高さの平均値が4mm及び直径の平均値が3.2mm、比表面積が17.3cm/gであるペレットを用いた。乾燥条件は、実施例1と同様に120℃及び30分とした。乾燥前のペレットの含水率は0.18重量%であり、乾燥後のペレットの含水率は0.12重量%であった。このペレットを用いて溶融押出したところ、樹脂がTダイから吐出される際に、気泡が発生し、得られたフィルム表面に微小な欠陥が現れ、光学フィルムとしての品質を満たすフィルムを得ることができなかった。
【0035】
(比較例2)
以下の点を除いては、比較例1と同様にして光学フィルムの作製を試みた。
【0036】
乾燥条件を、温度120℃及び120分とした。ペレットの乾燥後の含水率は0.05重量%以下であった。このペレットを用いて実施例1と同様にして押出したところ、樹脂がTダイから吐出される際に発泡は認められなかった。しかしながら、押出前の乾燥工程において、乾燥機のホッパー下部においてペレット同士の合着が生じ、ホッパーからのペレットの排出不良が生じた。また、押出機においても、スクリューの電流値変動が±12%となり、吐出圧力の変動により押出変動が生じた。
【0037】
(比較例3)
以下の点を除いては、実施例1と同様にして光学フィルムの製造を試みた。
【0038】
ペレットの円柱の高さ方向の平均値は3mm、直径の平均値は0.4mm、比表面積は106.7cm/gとした。ペレットの比重は1であり、引張弾性率は2500MPaであり、乾燥前の含水率は0.18重量%であった。120℃及び30分間の乾燥条件で上記ペレットを乾燥したところ、乾燥後の含水率は0.05重量%以下となった。この乾燥されたペレットを用いて溶融押出たところ、押出機の供給部でペレットを抜き取ると、欠けが多く発生していた。また、成形されたフィルムを観察すると、樹脂劣化物による外観欠点が多く認められた。
【0039】
上記実施例1,2及び比較例1〜3の製造条件及び評価結果を下記の表1にまとめて示す。
【0040】
【表1】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱可塑性ノルボルネン系ポリマーを溶融押出することにより、光学フィルムを製造する方法であって、
前記熱可塑性ノルボルネン系ポリマーとして、最大寸法方向の寸法平均値が1〜3mm、最小寸法方向の寸法平均値が0.5〜3mmであり、比表面積が18cm/g以上の熱可塑性ノルボルネン系ポリマーを主体とするペレットを乾燥して用いることを特徴とする、光学フィルムの製造方法。
【請求項2】
前記ペレットの比重が0.9〜1.1である請求項1に記載の光学フィルムの製造方法。
【請求項3】
前記熱可塑性ノルボルネン系ポリマーの引張弾性率が2000〜3000MPaである請求項1に記載の光学フィルムの製造方法。
【請求項4】
前記ペレットを乾燥する際の雰囲気温度が、該熱可塑性ノルボルネン系ポリマーのガラス転移温度Tgよりも低い温度である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学フィルムの製造方法。
【請求項5】
前記ペレットの含水率が0.1重量%以下となるように乾燥を行う、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光学フィルムの製造方法。

【公開番号】特開2008−24842(P2008−24842A)
【公開日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−199607(P2006−199607)
【出願日】平成18年7月21日(2006.7.21)
【出願人】(000002174)積水化学工業株式会社 (5,781)
【Fターム(参考)】