光学ユニット、撮像ユニット、撮像本体部及びそれを備えた撮像装置
【課題】受光部の大きなサイズの撮像素子を用いることが可能な撮像本体部、及びそれを備えた撮像装置を提供する。
【解決手段】光学ユニット１を、撮影光学系３１が脱着される第１脱着部２と、光路分割手段３と、ファインダー光学系６と、第２脱着部４で構成し、撮像ユニットを、第２脱着部４に対応する第３脱着部１１と撮像素子１２，１２’で構成し、撮像本体部２０，２０’を、第２脱着部４と第３脱着部１１を介して、光学ユニット１と撮像ユニット１０，１０’が脱着されるようにした。
【解決手段】光学ユニット１を、撮影光学系３１が脱着される第１脱着部２と、光路分割手段３と、ファインダー光学系６と、第２脱着部４で構成し、撮像ユニットを、第２脱着部４に対応する第３脱着部１１と撮像素子１２，１２’で構成し、撮像本体部２０，２０’を、第２脱着部４と第３脱着部１１を介して、光学ユニット１と撮像ユニット１０，１０’が脱着されるようにした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、撮影光学系が脱着可能な光学ユニット、撮像ユニット、撮像本体部、及び撮像装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
撮影目的に応じて撮像素子をサイズの異なるものと交換できるカメラが知られている（特許文献１参照）。このカメラは、略横長の箱型のカメラ本体と、銀塩一眼レフカメラ用の撮影レンズとを備えている。カメラ本体は、銀塩一眼レフカメラ用のカメラ本体をそのまま流用している。裏蓋としては、銀塩カメラ用のものと、デジタルカメラ用のものがある。そして、デジタルカメラ用の裏蓋をカメラ本体に装着することができ、これにより、デジタルカメラとして使用可能となる。さらに、ＣＣＤ基板を交換することができるようになっている。これにより、一つのカメラ本体２で異なるデジタルカメラを構成することができる。
【特許文献１】特開２０００−５９６５５号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
上記特許文献１に記載された技術では、交換可能なＣＣＤは、それぞれ受光部のサイズが、横１６ｍｍ×縦１２ｍｍと横２４ｍｍ×縦１８ｍｍである。これは、銀塩フィルムのサイズ横３６ｍｍ×縦２４ｍｍよりも小さい。そのため、受光部の大きなサイズの撮像素子を用いることができなかった。
【０００４】
本発明は従来技術のこれらの問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、受光部のサイズが異なる撮像素子を用いることが可能な撮像本体部、及びそれを備えた撮像装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記目的を達成する本発明の光学ユニットは、撮影光学系が脱着される第１脱着部と、光路分割手段と、ファインダー光学系と、第２脱着部を有することを特徴とする。
【０００６】
また、上記目的を達成する本発明の撮像ユニットは、前記第２脱着部を介して脱着する撮像ユニットであって、前記第２脱着部に対応する第３脱着部と撮像素子を有することを特徴とする。
【０００７】
また、撮像ユニットは、更に変換光学系を有し、該変換光学系が前記第３脱着部と前記撮像素子の間に配置されていることを特徴とする。
【０００８】
また、上記目的を達成する本発明の撮像本体部は、上記の光学ユニットと、上記の撮像ユニットを備え、前記第２脱着部と前記第３脱着部を介して、前記光学ユニットと前記撮像ユニットが接続されていることを特徴とする。
【０００９】
また、本発明の撮像装置は、上記の撮像本体部と前記撮影光学系を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【００１０】
以上の本発明によると、受受光部のサイズが異なる撮像素子を用いることが可能な撮像本体部、及びそれを備えた撮像装置を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１１】
本発明の実施形態について説明する。第１の実施形態は光学ユニットである。本実施形態の光学ユニット１を図１に示す。図１において、光学ユニット１は、第１脱着部２と、光路分割手段３と、ファインダー光学系６と、第２脱着部４を有する。
【００１２】
光路分割手段３は、例えばミラー（クイックリターンミラー）である。このミラーは第１の駆動機構５によって、第１の位置と第２の位置に移動可能になっている。第１の位置は実線で示す位置である。この第１の位置は、第１脱着部２と第２脱着部４の間である。また、第２の位置は破線で示す位置である。この第２の位置は、第１の位置にある光路分割手段３を４５度回転させた位置で、ファインダー光学系６の近傍の位置である。
【００１３】
本実施形態の光学ユニット１では、第２脱着部４は、第１の位置を挟んで、第１脱着部２の反対側に設けられている。この位置は、撮影光学系が装着された時に、撮影光学系の光軸と交わる位置である。そして、第１脱着部２は、例えば、バヨネットリングで、第２脱着部４は、例えば、バヨネットである。この第１脱着部２を介して、撮影光学系が脱着できるようになっている。また、第２脱着部を介して、後述の撮像ユニットが脱着できるようになっている。なお、底面部７は、撮像ユニットが装着されたときに、撮像ユニットの突出部の上面と接する。
【００１４】
このように、本実施形態の光学ユニットは、第１脱着部２を備えているので、様々な種類の撮像光学系を接続することができる。また、第２脱着部を備えているので、様々な種類の撮像ユニット、例えば撮像素子のサイズの異なる撮像ユニットを接続することができる。
【００１５】
第２の実施形態について説明する。第２の実施形態は撮像ユニットである。また、本実施形態の撮像ユニット１０を図２に示す。撮像ユニット１０は、第３脱着部１１と撮像素子１２を有する。また、撮像素子１２の前方に、フィルタ１３が配置されている。第３脱着部１１は、図１に示す光学ユニット１の第２脱着部４に対応する位置に設けられている。よって、撮像ユニット１０は、第３脱着部１１及び図１に示す第２脱着部を介して、光学ユニット１に接続されることになる。ここで、撮像ユニット１０は、第３脱着部１１よりも前方に、突出部１４を有している。撮像ユニット１０が光学ユニット１に装着されたとき、突出部１４の上面１５が光学ユニット１の底面部７と接する。
【００１６】
図３は、別の撮像ユニット１０’を示している。撮像ユニット１０’は、第３脱着部１１、撮像素子１２’、及び変換光学系１６を有する。変換光学系１６は、第３脱着部１１と撮像素子１２’の間に配置されている。変換光学系１６は、前側レンズ系１６ａと後側レンズ系１６ｂで構成されている。ここで、前側レンズ系１６ａは、撮像ユニット１０’の突出部１４内に配置されている。一方、後側レンズ系１６ｂは、第３脱着部１１と撮像素子１２’の間に配置されている。
【００１７】
撮像ユニット１０’、第２の移動機構１７を備えている。この第２の移動機構１７は、前側レンズ系１６ａを移動させるためのものである。光学ユニット１に接続したとき、第１の位置（図１の実線の位置）には光路分割手段３が位置している場合がある。光路分割手段３が第１の位置にある場合、前側レンズ系１６ａが光路分割手段３に衝突することを避ける必要がある。そこで、光路分割手段３が第１の位置にある場合、前側レンズ系１６ａは突出部１４内に位置している。
【００１８】
一方、光路分割手段３が第２の位置に移動した場合、第２の移動機構１７により、前側レンズ系１６ａが第１の位置に移動してくる。前側レンズ系１６ａの位置は、第３脱着部１１の前方であって、後側レンズ系１６ｂの光軸上である。これにより、変換光学系１６を介して、撮像素子１２’上に被写体の像を形成することができる。なお、突出部１４への移動に際しては、移動機構や回転機構、あるいはその両方の機構を用いることができる。
【００１９】
撮像ユニット１０と撮像ユニット１０’は、同じ第３脱着部１１を有している。よって、撮像ユニット１０’も、第３脱着部１１及び図１に示す第２脱着部を介して、光学ユニット１に接続されることになる。すなわち、撮像ユニット１０と撮像ユニット１０’は、いずれも、光学ユニット１に接続可能になっている。
【００２０】
ここで、撮像ユニット１０と撮像ユニット１０’では、撮像素子の大きさが異なる。本実施形態では、撮像素子１２の方が撮像素子１２’よりも小さい。よって、光学ユニット１に装着する撮像ユニットを、撮像ユニット１０や撮像ユニット１０’にすることで、受光部のサイズが異なる撮像素子を用いることが可能になる。
【００２１】
第３の実施形態について説明する。第３の実施形態は撮像本体部である。この撮影本体部は、上記の光学ユニット１と、上記の撮像ユニット１０または撮像ユニット１０’を備えている。そして、第２脱着部と第３脱着部を介して、光学ユニット１と撮像ユニット１０または撮像ユニット１０’が接続されている。
【００２２】
図４は、撮像本体部２０の例を示している。撮像本体部２０では、図１に示した光学ユニット１に、図２に示した撮像ユニット１０が装着されている。また、図５は、撮像本体部２０’の例を示している。撮像本体部２０’では、、図１に示した光学ユニット１に、図３に示した撮像ユニット１０’が装着されている。ここで、図５（ａ）は、第１の位置に、光路分割手段３が位置している場合を示している。この場合、前側レンズ系１６ａは突出部１４内に位置している。また、図５（ｂ）は、第２の位置に、光路分割手段３が位置している場合を示している。この場合、前側レンズ系１６ａは第１の位置、すなわち、後側レンズ系１６ｂの光軸上に位置している。
【００２３】
なお、光学ユニット１には、第１脱着部２を介して撮影光学系を装着できる。ここで、この撮影光学系によって形成される像の大きさは決まっている。本実施形態では、この像の大きさは撮像素子１２の受光部のサイズと一致している。そのため、撮影光学系を変えずに撮像ユニット１０’を装着した場合、撮像素子１２’の受光部のサイズに対して像の大きさが小さくなる。そこで、撮像ユニット１０’に、変換光学系１６が配置されている。これにより、撮像素子１２’の受光部のサイズに一致した像を形成することができる。
【００２４】
第４の実施形態について説明する。第４の実施形態は撮像装置である。この撮像装置３０は、上記の撮像本体部２０または２０'と撮影光学系３１を備えている。図６に、撮像装置３０の図を示す。図６では、図４に示した撮像本体部２０に撮影光学系３１が装着された例である。なお、図５に示した撮像本体部２０’に撮影光学系３１を装着しても良い。
【００２５】
なお、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形例をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【００２６】
【図１】本発明の第１の実施形態における光学ユニットを示す図である。
【図２】本発明の第２の実施形態における撮像ユニットを示す図である。
【図３】撮像ユニットの別の例を示す図である。
【図４】本発明の第３の実施形態における撮像本体部を示す図である。
【図５】撮像本体部の別の例を示す図であって、（ａ）第１の位置に光路分割手段３が位置している場合を示す図、（ｂ）第２の位置に光路分割手段３が位置している場合を示す図である。
【図６】本発明の第４の実施形態における撮像装置を示す図である。
【符号の説明】
【００２７】
１ 光学ユニット
２ 第１脱着部
３ 光路分割手段
４ 第２脱着部
５ 第１の駆動機構
６ ファインダー光学系
７ 底面部７
１０，１０’ 撮像ユニット
１１ 第３脱着部
１２，１２’ 撮像素子
１３，１３’ フィルター
１４ 突出部
１５ 突出部の上面
１６ 変換光学系
１６ａ 前側レンズ系
１６ｂ 後側レンズ系
１７ 第２の移動機構
２０，２０’ 撮像本体部
３０ 撮像装置
３１ 撮影光学系
【技術分野】
【０００１】
本発明は、撮影光学系が脱着可能な光学ユニット、撮像ユニット、撮像本体部、及び撮像装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
撮影目的に応じて撮像素子をサイズの異なるものと交換できるカメラが知られている（特許文献１参照）。このカメラは、略横長の箱型のカメラ本体と、銀塩一眼レフカメラ用の撮影レンズとを備えている。カメラ本体は、銀塩一眼レフカメラ用のカメラ本体をそのまま流用している。裏蓋としては、銀塩カメラ用のものと、デジタルカメラ用のものがある。そして、デジタルカメラ用の裏蓋をカメラ本体に装着することができ、これにより、デジタルカメラとして使用可能となる。さらに、ＣＣＤ基板を交換することができるようになっている。これにより、一つのカメラ本体２で異なるデジタルカメラを構成することができる。
【特許文献１】特開２０００−５９６５５号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
上記特許文献１に記載された技術では、交換可能なＣＣＤは、それぞれ受光部のサイズが、横１６ｍｍ×縦１２ｍｍと横２４ｍｍ×縦１８ｍｍである。これは、銀塩フィルムのサイズ横３６ｍｍ×縦２４ｍｍよりも小さい。そのため、受光部の大きなサイズの撮像素子を用いることができなかった。
【０００４】
本発明は従来技術のこれらの問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、受光部のサイズが異なる撮像素子を用いることが可能な撮像本体部、及びそれを備えた撮像装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記目的を達成する本発明の光学ユニットは、撮影光学系が脱着される第１脱着部と、光路分割手段と、ファインダー光学系と、第２脱着部を有することを特徴とする。
【０００６】
また、上記目的を達成する本発明の撮像ユニットは、前記第２脱着部を介して脱着する撮像ユニットであって、前記第２脱着部に対応する第３脱着部と撮像素子を有することを特徴とする。
【０００７】
また、撮像ユニットは、更に変換光学系を有し、該変換光学系が前記第３脱着部と前記撮像素子の間に配置されていることを特徴とする。
【０００８】
また、上記目的を達成する本発明の撮像本体部は、上記の光学ユニットと、上記の撮像ユニットを備え、前記第２脱着部と前記第３脱着部を介して、前記光学ユニットと前記撮像ユニットが接続されていることを特徴とする。
【０００９】
また、本発明の撮像装置は、上記の撮像本体部と前記撮影光学系を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【００１０】
以上の本発明によると、受受光部のサイズが異なる撮像素子を用いることが可能な撮像本体部、及びそれを備えた撮像装置を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１１】
本発明の実施形態について説明する。第１の実施形態は光学ユニットである。本実施形態の光学ユニット１を図１に示す。図１において、光学ユニット１は、第１脱着部２と、光路分割手段３と、ファインダー光学系６と、第２脱着部４を有する。
【００１２】
光路分割手段３は、例えばミラー（クイックリターンミラー）である。このミラーは第１の駆動機構５によって、第１の位置と第２の位置に移動可能になっている。第１の位置は実線で示す位置である。この第１の位置は、第１脱着部２と第２脱着部４の間である。また、第２の位置は破線で示す位置である。この第２の位置は、第１の位置にある光路分割手段３を４５度回転させた位置で、ファインダー光学系６の近傍の位置である。
【００１３】
本実施形態の光学ユニット１では、第２脱着部４は、第１の位置を挟んで、第１脱着部２の反対側に設けられている。この位置は、撮影光学系が装着された時に、撮影光学系の光軸と交わる位置である。そして、第１脱着部２は、例えば、バヨネットリングで、第２脱着部４は、例えば、バヨネットである。この第１脱着部２を介して、撮影光学系が脱着できるようになっている。また、第２脱着部を介して、後述の撮像ユニットが脱着できるようになっている。なお、底面部７は、撮像ユニットが装着されたときに、撮像ユニットの突出部の上面と接する。
【００１４】
このように、本実施形態の光学ユニットは、第１脱着部２を備えているので、様々な種類の撮像光学系を接続することができる。また、第２脱着部を備えているので、様々な種類の撮像ユニット、例えば撮像素子のサイズの異なる撮像ユニットを接続することができる。
【００１５】
第２の実施形態について説明する。第２の実施形態は撮像ユニットである。また、本実施形態の撮像ユニット１０を図２に示す。撮像ユニット１０は、第３脱着部１１と撮像素子１２を有する。また、撮像素子１２の前方に、フィルタ１３が配置されている。第３脱着部１１は、図１に示す光学ユニット１の第２脱着部４に対応する位置に設けられている。よって、撮像ユニット１０は、第３脱着部１１及び図１に示す第２脱着部を介して、光学ユニット１に接続されることになる。ここで、撮像ユニット１０は、第３脱着部１１よりも前方に、突出部１４を有している。撮像ユニット１０が光学ユニット１に装着されたとき、突出部１４の上面１５が光学ユニット１の底面部７と接する。
【００１６】
図３は、別の撮像ユニット１０’を示している。撮像ユニット１０’は、第３脱着部１１、撮像素子１２’、及び変換光学系１６を有する。変換光学系１６は、第３脱着部１１と撮像素子１２’の間に配置されている。変換光学系１６は、前側レンズ系１６ａと後側レンズ系１６ｂで構成されている。ここで、前側レンズ系１６ａは、撮像ユニット１０’の突出部１４内に配置されている。一方、後側レンズ系１６ｂは、第３脱着部１１と撮像素子１２’の間に配置されている。
【００１７】
撮像ユニット１０’、第２の移動機構１７を備えている。この第２の移動機構１７は、前側レンズ系１６ａを移動させるためのものである。光学ユニット１に接続したとき、第１の位置（図１の実線の位置）には光路分割手段３が位置している場合がある。光路分割手段３が第１の位置にある場合、前側レンズ系１６ａが光路分割手段３に衝突することを避ける必要がある。そこで、光路分割手段３が第１の位置にある場合、前側レンズ系１６ａは突出部１４内に位置している。
【００１８】
一方、光路分割手段３が第２の位置に移動した場合、第２の移動機構１７により、前側レンズ系１６ａが第１の位置に移動してくる。前側レンズ系１６ａの位置は、第３脱着部１１の前方であって、後側レンズ系１６ｂの光軸上である。これにより、変換光学系１６を介して、撮像素子１２’上に被写体の像を形成することができる。なお、突出部１４への移動に際しては、移動機構や回転機構、あるいはその両方の機構を用いることができる。
【００１９】
撮像ユニット１０と撮像ユニット１０’は、同じ第３脱着部１１を有している。よって、撮像ユニット１０’も、第３脱着部１１及び図１に示す第２脱着部を介して、光学ユニット１に接続されることになる。すなわち、撮像ユニット１０と撮像ユニット１０’は、いずれも、光学ユニット１に接続可能になっている。
【００２０】
ここで、撮像ユニット１０と撮像ユニット１０’では、撮像素子の大きさが異なる。本実施形態では、撮像素子１２の方が撮像素子１２’よりも小さい。よって、光学ユニット１に装着する撮像ユニットを、撮像ユニット１０や撮像ユニット１０’にすることで、受光部のサイズが異なる撮像素子を用いることが可能になる。
【００２１】
第３の実施形態について説明する。第３の実施形態は撮像本体部である。この撮影本体部は、上記の光学ユニット１と、上記の撮像ユニット１０または撮像ユニット１０’を備えている。そして、第２脱着部と第３脱着部を介して、光学ユニット１と撮像ユニット１０または撮像ユニット１０’が接続されている。
【００２２】
図４は、撮像本体部２０の例を示している。撮像本体部２０では、図１に示した光学ユニット１に、図２に示した撮像ユニット１０が装着されている。また、図５は、撮像本体部２０’の例を示している。撮像本体部２０’では、、図１に示した光学ユニット１に、図３に示した撮像ユニット１０’が装着されている。ここで、図５（ａ）は、第１の位置に、光路分割手段３が位置している場合を示している。この場合、前側レンズ系１６ａは突出部１４内に位置している。また、図５（ｂ）は、第２の位置に、光路分割手段３が位置している場合を示している。この場合、前側レンズ系１６ａは第１の位置、すなわち、後側レンズ系１６ｂの光軸上に位置している。
【００２３】
なお、光学ユニット１には、第１脱着部２を介して撮影光学系を装着できる。ここで、この撮影光学系によって形成される像の大きさは決まっている。本実施形態では、この像の大きさは撮像素子１２の受光部のサイズと一致している。そのため、撮影光学系を変えずに撮像ユニット１０’を装着した場合、撮像素子１２’の受光部のサイズに対して像の大きさが小さくなる。そこで、撮像ユニット１０’に、変換光学系１６が配置されている。これにより、撮像素子１２’の受光部のサイズに一致した像を形成することができる。
【００２４】
第４の実施形態について説明する。第４の実施形態は撮像装置である。この撮像装置３０は、上記の撮像本体部２０または２０'と撮影光学系３１を備えている。図６に、撮像装置３０の図を示す。図６では、図４に示した撮像本体部２０に撮影光学系３１が装着された例である。なお、図５に示した撮像本体部２０’に撮影光学系３１を装着しても良い。
【００２５】
なお、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形例をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【００２６】
【図１】本発明の第１の実施形態における光学ユニットを示す図である。
【図２】本発明の第２の実施形態における撮像ユニットを示す図である。
【図３】撮像ユニットの別の例を示す図である。
【図４】本発明の第３の実施形態における撮像本体部を示す図である。
【図５】撮像本体部の別の例を示す図であって、（ａ）第１の位置に光路分割手段３が位置している場合を示す図、（ｂ）第２の位置に光路分割手段３が位置している場合を示す図である。
【図６】本発明の第４の実施形態における撮像装置を示す図である。
【符号の説明】
【００２７】
１ 光学ユニット
２ 第１脱着部
３ 光路分割手段
４ 第２脱着部
５ 第１の駆動機構
６ ファインダー光学系
７ 底面部７
１０，１０’ 撮像ユニット
１１ 第３脱着部
１２，１２’ 撮像素子
１３，１３’ フィルター
１４ 突出部
１５ 突出部の上面
１６ 変換光学系
１６ａ 前側レンズ系
１６ｂ 後側レンズ系
１７ 第２の移動機構
２０，２０’ 撮像本体部
３０ 撮像装置
３１ 撮影光学系
【特許請求の範囲】
【請求項１】
撮影光学系が脱着される第１脱着部と、
光路分割手段と、
ファインダー光学系と、
第２脱着部を有することを特徴とする光学ユニット。
【請求項２】
前記第２脱着部を介して脱着する撮像ユニットであって、
前記第２脱着部に対応する第３脱着部と
撮像素子を有する撮像ユニット。
【請求項３】
更に変換光学系を有し、
該変換光学系が前記第３脱着部と前記撮像素子の間に配置されていることを特徴とする請求項２に記載の撮像ユニット。
【請求項４】
請求項１に記載の光学ユニットと、
請求項２または請求項３に記載の撮像ユニットを備え、
前記第２脱着部と前記第３脱着部を介して、前記光学ユニットと前記撮像ユニットが接続されていることを特徴とする撮像本体部。
【請求項５】
請求項４に記載の撮像本体部と前記撮影光学系を備えたことを特徴とする撮像装置。
【請求項１】
撮影光学系が脱着される第１脱着部と、
光路分割手段と、
ファインダー光学系と、
第２脱着部を有することを特徴とする光学ユニット。
【請求項２】
前記第２脱着部を介して脱着する撮像ユニットであって、
前記第２脱着部に対応する第３脱着部と
撮像素子を有する撮像ユニット。
【請求項３】
更に変換光学系を有し、
該変換光学系が前記第３脱着部と前記撮像素子の間に配置されていることを特徴とする請求項２に記載の撮像ユニット。
【請求項４】
請求項１に記載の光学ユニットと、
請求項２または請求項３に記載の撮像ユニットを備え、
前記第２脱着部と前記第３脱着部を介して、前記光学ユニットと前記撮像ユニットが接続されていることを特徴とする撮像本体部。
【請求項５】
請求項４に記載の撮像本体部と前記撮影光学系を備えたことを特徴とする撮像装置。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【公開番号】特開２００９−１７５６０９（Ｐ２００９−１７５６０９Ａ）
【公開日】平成２１年８月６日（２００９．８．６）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００８−１６３３７（Ｐ２００８−１６３３７）
【出願日】平成２０年１月２８日（２００８．１．２８）
【出願人】（００００００３７６）オリンパス株式会社 (11,466)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２１年８月６日（２００９．８．６）
【国際特許分類】
【出願日】平成２０年１月２８日（２００８．１．２８）
【出願人】（００００００３７６）オリンパス株式会社 (11,466)
【Ｆターム（参考）】
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